JP2008078285A - 基板処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】副生成物付着防止効果を向上させる。
【解決手段】ボートローディング時に処理室26を気密封止するシールキャップ35と、処理ガス供給ライン51、56と、パージガス供給ライン66と、クリーニングガス供給ライン61と、処理室26を排気する排気ライン30と、ボートアンローディング時に処理室26を閉塞するシャッタ81と、シャッタ81に内外二重に敷設されて処理室26を気密封止する第一Oリング82と第二Oリング83と、第一Oリング82と第二Oリング83との間を真空引きする排気ライン85とを備えた反応炉において、第一Oリング82と第二Oリング83との間を真空引きした状態で、パージガス供給ライン66により窒素ガスパージし、クリーニングガス供給ライン61によりクリーニングする。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板処理装置および半導体装置の製造方法に関し、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)が作り込まれる基板としての半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に絶縁膜や金属膜および半導体膜を形成するCVD装置や酸化膜形成装置や拡散装置およびアニール装置等に利用して有効なものに関する。
ICの製造方法において、縦型熱CVD装置により、ジクロロシラン(SiH2 Cl2 )とアンモニア(NH3 )とを用いて、複数枚のウエハ上に窒化シリコン(Si3 4 )膜を形成するプロセスを行う場合、ターゲット膜である窒化シリコン膜以外にも副生成物として塩化アンモン(NH4 Cl)等が生成され、反応炉(furnace )の下部の炉口部内の壁面等の低温部に付着する。
この付着物がパーティクル等の原因になることがあり、問題となる。
この対策法としては、反応炉下部の炉口部等の低温部を副生成物が付着しない程度の温度に加熱する加熱法がある。例えば、特許文献1参照。
特開平8−64532号公報
しかしながら、微細化および高集積化するICにおいては、金属汚染の防止、腐食の防止、成膜パーティクルの防止のさらなる向上すなわち副生成物付着防止効果のさらなる向上が要求されている。
本発明の目的は、副生成物付着防止効果をさらに向上することができる基板処理装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)基板を処理する反応容器と、
基板を支持する支持具と、
前記反応容器内に前記支持具を搬入した状態で前記反応容器を気密にシールするシールキャップと、
前記反応容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給ラインと、
前記反応容器内にパージガスを供給するパージガス供給ラインと、
前記反応容器内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給ラインと、
前記反応容器内を排気する排気ラインと、
前記反応容器内から前記支持具を搬出した状態で前記反応容器を閉塞するシャッタと、 前記反応容器と前記シャッタとの間に設けられ前記反応容器と前記シャッタとの間を気密にシールする第一シール部材と、
前記反応容器と前記シャッタとの間であって前記第一シール部材よりも内側または外側に設けられ前記反応容器と前記シャッタとの間を気密にシールする第二シール部材と、
前記反応容器と前記シャッタと前記第一シール部材と前記第二シール部材とで囲まれる空間を真空引きする真空ポンプと、
前記反応容器を前記シャッタにより閉塞するとともに、前記反応容器と前記シャッタと前記第一シール部材と前記第二シール部材とによって囲まれる空間を真空引きした状態で、前記反応容器内にパージガスまたはクリーニングガスを供給して前記反応容器をパージまたはクリーニングするように制御するコントローラと、
を有することを特徴とする基板処理装置。
(2)基板を支持具に装填するステップと、
基板を装填した前記支持具を反応容器内に搬入してシールキャップにより前記反応容器を気密にシールするステップと、
前記反応容器内に処理ガスを供給して基板を処理するステップと、
前記シールキャップによる前記反応容器のシールを解除して処理後の基板を装填した前記支持具を前記反応容器内から搬出するステップと、
前記反応容器内から前記支持具を搬出した状態で、前記反応容器を第一シール部材と、その内側または外側に設けられた第二シール部材とを介してシャッタにより閉塞するステップと、
前記反応容器と前記シャッタと前記第一シール部材と前記第二シール部材とで囲まれる空間を真空引きした状態で、前記反応容器内にパージガスまたはクリーニングガスを供給して前記反応容器をパージまたはクリーニングするステップと、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(3)前記(1)において、好ましくは前記反応容器を前記シャッタにより閉塞した状態で、前記シャッタと前記反応容器をクランプするクランプ機構を有する基板処理装置。
(4)前記(2)において、好ましくは前記反応容器を前記シャッタにより閉塞するステップでは、前記シャッタと前記反応容器をクランプ機構によりクランプする半導体装置の製造方法。
(5)前記(1)において、前記コントローラは、前記反応容器のパージまたはクリーニングを、前記反応容器内から前記支持具を搬出した後の基板冷却、基板搬送(処理済基板の前記支持具からの回収、次に処理する基板の前記支持具への搬送)と並行して行うように制御する基板処理装置。
(6)前記(2)において、前記反応容器をパージまたはクリーニングするステップは、前記反応容器内から前記支持具を搬出した後の基板冷却、基板搬送(処理済基板の前記支持具からの回収、次に処理する基板の前記支持具への搬送)と並行して行う半導体装置の製造方法。
前記(1)(2)によれば、反応容器とシャッタと第一シール部材と第二シール部材とで囲まれる空間を真空引きした状態で、反応容器内にパージガスまたはクリーニングガスを供給して反応容器内をパージまたはクリーニングするので、シャッタにより反応容器をしっかりとシールした状態で(シール力を高めた状態で)、反応容器内を真空下でパージまたはクリーニングすることができ、効率よく副生成物付着を防止したり、付着した副生成物を除去したりすることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
本実施の形態において、本発明に係る基板処理装置は、ICの製造方法における成膜工程を実施するCVD装置(バッチ式縦型ホットウオール型減圧CVD装置)として構成されている。
図1は本発明の一実施の形態であるCVD装置において、反応容器内から支持具を搬出した状態で反応容器をシャッタで閉塞した状態を示す縦断面図であり、図2はその状態における炉口部の詳細構造を示す縦断面図であり、図3は反応容器内に基板を装填した支持具を搬入した状態で反応容器をシールキャップで閉塞した状態すなわち成膜ステップ時を示す縦断面図である。
図1に示されているように、本実施の形態に係るCVD装置10は直方体の箱形状に構築された筐体11を備えており、筐体11の上には支持板としてのヒータベース12を介して処理炉21が設置されている。
処理炉21は加熱機構(加熱手段)としてのヒータ22を有する。ヒータ22は円筒形状であり、支持板としてのヒータベース12に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ22の内側には反応管としてのプロセスチューブ23が、ヒータ22と同心円状に配設されている。プロセスチューブ23は外部反応管としてのアウタチューブ24と、その内側に設けられた内部反応管としてのインナチューブ25とから構成されている。
アウタチューブ24は、例えば石英(SiO2 )または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、内径がインナチューブ25の外径よりも大きく上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されており、インナチューブ25と同心円状に設けられている。
インナチューブ25は、例えば石英または炭化シリコン等の耐熱性材料からなり、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。インナチューブ25の筒中空部には処理室26が形成されており、基板としてのウエハ1を後述するボートによって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
アウタチューブ24の下方にはマニホールド27が、アウタチューブ24と同心円状に配設されている。マニホールド27は例えばステンレス等からなり、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。
マニホールド27はインナチューブ25とアウタチューブ24とに係合しており、これらを支持するように設けられている。マニホールド27がヒータベース12に支持されることにより、プロセスチューブ23は垂直に据え付けられた状態となっている。
プロセスチューブ23とマニホールド27により反応容器が形成される。
なお、マニホールド27とアウタチューブ24との間には、シール部材としてのOリング28(図3参照)が設けられている。
マニホールド27には処理室26内の雰囲気を排気するラインとしての排気管30が設けられている。排気管30は、インナチューブ25とアウタチューブ24との隙間によって形成される筒状空間29の下端部に配置されており、筒状空間29に連通している。
排気管30のマニホールド27との接続側と反対側である下流側には、圧力検出器としての圧力センサ31および圧力調整装置(可変コンダクタンスバルブ)32を介して真空ポンプ等の真空排気装置33が接続されており、処理室26内の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。
圧力調整装置32および圧力センサ31には圧力制御部34が、電気配線Bによって電気的に接続されている。
圧力制御部34は圧力センサ31により検出された圧力に基づいて圧力調整装置32により処理室26内の圧力が所望の圧力とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
マニホールド27の下方には、マニホールド27の下端開口を気密に閉塞する炉口蓋体としてのシールキャップ35が設けられている。図3に示されているように、シールキャップ35はマニホールド27の下端に垂直方向下側から当接されるようになっている。
シールキャップ35は例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ35の上面には、マニホールド27の下端と当接するシール部材としてのOリング36(図3参照)が設けられている。
シールキャップ35はプロセスチューブ23の外部に垂直に設備された昇降機構としてのボートエレベータ13によって垂直方向に昇降されるように構成されており、これにより、後述するボートを処理室26に対し搬入搬出することが可能となっている。
シールキャップ35の処理室26と反対側には、ボートを回転させる回転機構37が設置されている。回転機構37の回転軸38はシールキャップ35を貫通して、後述するボート40に接続されており、ボート40を回転させることでウエハ1を回転させるように構成されている。
回転機構37およびボートエレベータ13には、駆動制御部39が電気配線Aによって電気的に接続されており、所望の動作をするよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
基板保持具としてのボート40は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる上下の端板41、42や複数本の保持柱43が使用されて、全体的にみると長い円筒形状になるように構築されており、保持柱43には多数条のスロット(保持溝)44(図2参照)が長手方向(垂直方向)に等間隔に配列されている。
ウエハ1の周縁部が同一段の複数個のスロット44に同時に挿入されることにより、ボート40は複数枚のウエハ1を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持するように構成されている。
なお、ボート40の下方には、ボート40と同様な形状の断熱板ホルダ45がボート40を支持するように設けられ、この断熱板ホルダ45により、断熱部材としての断熱板45aが水平姿勢で多段に複数枚支持されている。断熱板45aは例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料が使用されて、円板形状に形成されており、ヒータ22からの熱がマニホールド27側に伝わり難くなるよう構成されている。
プロセスチューブ23内には温度検出器としての温度センサ46が設置されている。
ヒータ22と温度センサ46とには温度制御部47が、それぞれ電気配線Dによって電気的に接続されている。
温度制御部47は温度センサ46により検出された温度情報に基づきヒータ22への通電具合を調整することにより、処理室26内の温度を所望の温度分布とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
マニホールド27には第一処理ガス供給ライン51の下流側端部が処理室26内に連通するように接続されており、第一処理ガス供給ライン51の上流側端には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)52およびバルブ53を介して第一処理ガス供給源54が接続されている。
第一処理ガス供給源54は第一処理ガスとしてのクロル系シランガスを供給するように構成されている。
クロル系シランガスとしては、ジクロロシラン(SiH2 Cl2 、略称DCS)、トリクロロシラン(SiHCl3 、略称TCS)、ヘキサクロロジシラン(Si2 Cl6 、略称HCD)等がある。
MFC52にはガス流量制御部55が電気配線Cによって電気的に接続されている。
ガス流量制御部55は供給するガスの流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC52を制御するように構成されている。
マニホールド27には第二処理ガス供給ライン56の下流側端部が処理室26内に連通するように接続されており、第二処理ガス供給ライン56の上流側端には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)57およびバルブ58を介して第二処理ガス供給源59が接続されている。
第二処理ガス供給源59は第二処理ガスとしてアンモニア(NH3 )ガスを供給するように構成されている。
MFC57にはガス流量制御部55が電気配線Cによって電気的に接続されている。
ガス流量制御部55は供給するガスの流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC57を制御するように構成されている。
マニホールド27にはクリーニングガス供給ライン61の下流側端部が処理室26内に連通するように接続されており、クリーニングガス供給ライン61の上流側端には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)62およびバルブ63を介してクリーニングガス供給源64が接続されている。
クリーニングガス供給源64はクリーニングガスを供給するように構成されている。
クリーニングガスとしては弗素(F2 )、弗化窒素(NF3 )、弗化塩素(ClF3 )弗化硫黄(SF6 )、塩素(Cl)等のハロゲン化ガスがある。
MFC62にはガス流量制御部55が電気配線Cによって電気的に接続されている。
ガス流量制御部55は供給するガスの流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC62を制御するように構成されている。
第一処理ガス供給ライン51の途中にはパージガス供給ライン66の下流側端が、第一処理ガス供給ライン51を経由して処理室26内に連通するように接続されており、パージガス供給ライン66の上流側端には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)67およびバルブ68を介してパージガス供給源69が接続されている。
パージガス供給源69はパージガスとしての窒素(N2 )ガスを供給するように構成されている。
MFC67にはガス流量制御部55が電気配線Cによって電気的に接続されている。
ガス流量制御部55は供給するガスの流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC67を制御するように構成されている。
なお、図1および図3においては便宜上、第一処理ガス供給ライン51、第二処理ガス供給ライン56およびクリーニングガス供給ライン61が上下方向にずらされて図示されているが、実際上は周方向にずらして配管してもよい。
図1に示されているように、筐体11内には処理室26内からボート40を搬出した状態でマニホールド27の下端開口を閉塞するシャッタ装置70が設置されている。
図2に示されているように、シャッタ装置70はロータリーアクチュエータ71を備えており、ロータリーアクチュエータ71は筐体11の天井壁に垂直方向下向きに設置されている。ロータリーアクチュエータ71の回転軸72にはアーム73が水平面内において回転するように固定されており、アーム73の自由端部にはベース74が一体的に回動するように水平に支持されている。
ベース74の周辺部にはクランプ機構を構成するシリンダ装置75が径方向外向きに設置されており、シリンダ装置75のピストンロッド76の先端には傾斜面部77が形成されている。傾斜面部77はマニホールド27に固定された固定側部材78の傾斜面部79に対向するようになっている。
ベース74の上にはシャッタ81が水平に配置されて、スプリング80によってフローティング支持(独立懸架)されている。
そして、シリンダ装置75のピストンロッド76が径方向外向きに伸長すると、傾斜面部77が固定側部材78の傾斜面部79を摺動することにより、ベース74が相対的に上昇する状態になるために、ベース74はスプリング80を介してシャッタ81をマニホールド27の下面に押接させてクランプする。
なお、図示は省略するが、シリンダ装置75や傾斜面部77、79からの発塵によるボート40やウエハ1等の汚染を防止するために、シャッタ装置70にはシリンダ装置75や固定側部材78を被覆するカバーが設置されている。
図2示されているように、シャッタ81の上面における縁辺部には、反応容器(マニホールド27)とシャッタ81との間を気密にシールする第一シール部材としての第一Oリング82が敷設されており、第一Oリング82の内側には第二シール部材としての第二Oリング83が敷設されている。
図示は省略するが、シャッタ81の上面における第二Oリング83の内側には、弗化ニッケル(NiF)コーティング処理による耐腐食表面処理が施されている。
第一Oリング82と第二Oリング83とで囲まれる部位が対向するマニホールド27の下面の部位には、環状溝84が没設されており、マニホールド27の下側フランジ部には、第一Oリング82と第二Oリング83とで囲まれる空間を真空引きする排気ライン85の一端が環状溝84内に連通するように接続されている。
なお、環状溝84はシャッタ81の上面の第一Oリング82と第二Oリング83とで囲まれる部位に設けるようにしてもよい。
図1に示されているように、排気ライン85の他端には圧力検出器としての圧力センサ86および圧力調整装置(可変コンダクタンスバルブ)87を介して真空ポンプ等の真空排気装置88が接続されており、環状溝84内、すなわち反応容器(マニホールド27)と、シャッタ81と、第一Oリング82と、第二Oリング83とで囲まれる空間の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。
圧力調整装置87および圧力センサ86には圧力制御部89が、電気配線Eによって電気的に接続されている。
圧力制御部89は圧力センサ86により検出された圧力に基づいて圧力調整装置87により環状溝84内の圧力が所望の圧力とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
圧力制御部34、駆動制御部39、温度制御部47、ガス流量制御部55および圧力制御部89は、操作部および入出力部をも構成しており、CVD装置全体を制御する主制御部90に電気的に接続されている。
圧力制御部34、駆動制御部39、温度制御部47、ガス流量制御部55、圧力制御部89および主制御部90はコントローラ91として構成されている。
次に、以上の構成に係る処理炉21を用いて、半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程としてCVD法によりウエハ1の上に薄膜を形成する工程について説明する。
なお、以下の説明において、CVD装置を構成する各部の動作はコントローラ91により制御される。
複数枚のウエハ1がボート40に装填(ウエハチャージ)されると、図3に示されているように、複数枚のウエハ1を保持したボート40は、ボートエレベータ13によって持ち上げられて処理室26に搬入(ボートローディング)される。
この状態で、シールキャップ35はOリング36を介してマニホールド27の下端をシールした状態となる。
処理室26内が所望の圧力(真空度)となるように真空排気装置33によって真空排気される。この際、処理室26内の圧力は圧力センサ31で測定され、この測定された圧力に基づき、圧力調整装置32がフィードバック制御される。
また、処理室26内が所望の温度となるようにヒータ22によって加熱される。
この際、処理室26内が所望の温度分布となるように温度センサ46が検出した温度情報に基づきヒータ22への通電具合がフィードバック制御される。
続いて、回転機構37によってボート40が回転されることにより、ウエハ1が回転される。
次いで、処理ガスが処理室26内に供給される。具体的には、例えば、第二処理ガス供給源59からアンモニアガスが供給され、第一処理ガス供給源54からクロル系シランガスが供給される。
供給されたガスは処理室26内を上昇し、インナチューブ25の上端開口から筒状空間29に流出して排気管30から排気される。
ガスは処理室26内を通過する際にウエハ1の表面と接触し、この際に熱CVD反応によってウエハ1の表面上にSi3 4 膜等の薄膜が堆積(デポジション)される。
なお、薄膜の堆積ステップでの処理条件としては、例えば、処理温度は350〜900℃、処理圧力は10〜10000Paが例示される。
予め設定された処理時間が経過すると、パージガス供給源69から窒素ガスが供給され、処理室26内が窒素ガスに置換されるとともに、処理室26内の圧力が常圧(大気圧)に復帰される。
その後、ボートエレベータ13によりシールキャップ35が下降されて、マニホールド27の下端が開口されるとともに、処理済ウエハ1がボート40に保持された状態でマニホールド27の下端からプロセスチューブ13の外部に搬出(ボートアンローディング)される。
その後、処理済ウエハ1は冷却された後(ウエハ冷却ステップ)、ボート40より取り出される(ウエハディスチャージステップ)。
ところで、処理ガスを供給する成膜ステップにおいて、クロル系シランガス(第一処理ガス供給ライン51を使用)とアンモニアガス(第二処理ガス供給ライン56を使用)とを供給すると、減圧下ではいかなる部分においても原子レベルでの副生成物(塩化アンモン(NH4 Cl))が一時的であるにせよ発生する。
その際に、副生成物はガスの流れの無い部分や低温部分に生成される。その副生成物は再揮発したり蒸発することにより、パーティクルの原因となることが判明している。
そこで、本実施の形態に係るICの製造方法においては、成膜ステップの完了の都度、図2に示されているように、シャッタ装置70によってマニホールド27の下端開口を気密に封止した状態で、処理室26内すなわち反応容器内の副生成物をパージ(追放)することにより、副生成物がパーティクルの原因になるのを未然に防止するものとした。
以下に、処理室26内すなわち反応容器内をシャッタ装置70によって気密に封止した状態で、副生成物を窒素ガスによってパージするステップ(以下、シャッタパージステップという。)について説明する。
第一処理ガス供給ライン51を使用したクロル系シランガスと第二処理ガス供給ライン56を使用したアンモニアガスとによる成膜ステップが完了し、処理済ウエハ1がボートアンローディングされると、図2に示されているように、マニホールド27の下端開口がシャッタ装置70によって気密に封止される。
すなわち、まず、ロータリーアクチュエータ71の回転軸72によってアーム73が水平面内において回動されることにより、アーム73にベース74を介して支持されたシャッタ81がマニホールド27の下端開口に当接される。
次いで、シリンダ装置75のピストンロッド76が径方向外向きに伸長されると、傾斜面部77が固定側部材78の傾斜面部79を摺動することにより、ベース74が相対的に上昇した状態になるために、ベース74はスプリング80を介してシャッタ81をマニホールド27の下面に押接させてクランプする。
シャッタ81がマニホールド27をクランプした状態で、排気ライン85が真空引き(図2の矢印92参照)されると、第一Oリング82と第二Oリング83とで囲まれる部位が真空吸引されるために、シャッタ81はマニホールド27の下面に密着することにより、マニホールド27の下端開口すなわち炉口を完全に気密に封止した状態になる。
この際に、圧力制御部89は圧力センサ86により検出された圧力に基づいて、圧力調整装置87により環状溝84内の圧力を所望の圧力とさせるべく所望のタイミングにて制御する。
シャッタ81がマニホールド27の下端開口すなわち炉口を完全に気密に封止した状態で、処理室26内すなわち反応容器内を排気管30によって真空引き(図2の矢印93参照)しながら、パージガスとしての窒素ガス(図2の破線矢印94参照)が第一処理ガス供給ライン51の途中に接続されたパージガス供給ライン66によって供給される。
この際に、ガス流量制御部55は供給する窒素ガス94の流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC67を制御する。
この真空引き(図2の矢印93参照)しながらの窒素ガス94の供給によって、処理室26内のガスの流れの無い部分や低温部分に生成された副生成物は確実にパージ(追放)されるために、副生成物が処理室26内に残留することはない。
したがって、処理室26内に残留した副生成物が再揮発したり蒸発することにより、パーティクルの原因となる現象は未然に防止されることになる。
なお、真空引きしながら窒素ガスを供給するパージの代わりに、真空引きと不活性ガスの供給を複数回繰り返すサイクルパージを行うようにしてもよい。サイクルパージの場合、反応容器内の圧力を急激に変動させることができ、より高いパージ効果が得られる。
以上のシャッタパージステップはウエハ1が処理室26内から外部に出た状況下で、すなわち、ボートアンローディングステップ後のウエハ冷却ステップやウエハディスチャージステップと同時進行的に実施されるために、成膜工程全体としての総時間を延長することはない。すなわち、CVD装置10のスループットを低下させることはない。
なお、シャッタパージステップのパージ処理条件としては、次の例を挙げることができる。
処理温度は350℃〜900℃、処理圧力は13.33Pa〜100000Pa、窒素ガスの流量は0.1slm〜20slm。
図4はシャッタによる気密封止でのシャッタのシール圧力値と反応容器内圧力との関係を示すグラフである。
図4において、縦軸には反応容器内圧力すなわち排気管30の圧力センサ31が指示する圧力値(kPa)が取られており、横軸にはパージガス供給源69やパージガス供給ライン66から反応容器内に供給する窒素ガスの流量(slm)が取られている。また、図中、曲線H、I、J、Kの圧力値はシャッタシール時のシャッタのシール圧力値すなわち排気ライン85の圧力センサ86により検出された圧力値を示している。
図4によれば、シャッタのシール圧力値と反応容器内の圧力値とが同等になった時に、シール外れが生じることが判る。
一般に、反応容器内圧力は60kPa未満に抑えられるので、シャッタ81のシール圧力値を50kPa以上に設定することにより、シール外れを防止することができる。
図5、図6および図7は、DCSとNH3 とを用いたSi3 4 膜の成膜後に、シャッタパージステップを実施しない従来の場合と、シャッタパージステップを毎回実施した場合と、2回毎(1回置き)に実施した場合とのパーティクル数を比較した各グラフをそれぞれ示している。
なお、シャッタパージステップではサイクルパージを実施した。
図5、図6および図7において、左側の縦軸にはパーティクルの個数が取られており、右側の縦軸は累積膜厚(μm)が取られており、横軸にはバッチ処理(成膜工程)の回数(RUN)が取られている。
折れ線グラフは累積膜厚の変化を表しており、●はボートの上端部(トップ)のウエハに付着したパーティクルの個数、▲はボートの中央部(センタ)のウエハに付着したパーティクルの個数、*はボートの下端部(ボトム)のウエハに付着したパーティクルの個数をそれぞれ表している。
図5によれば、バッチ処理回数の初期において、累積膜厚が急激に増加し、また、パーティクルの個数は全体的に多くなっていることが判る。
図5と図6と図7との比較によれば、シャッタパージステップを2回に1回実施すれば、従来よりもパーティクルを低減することができ、シャッタパージステップを毎回実施すれば、2回に1回実施する場合よりもパーティクルを低減することができ、従来と比較すると大幅にパーティクルを低減することができるのが判る。
図8は本発明の他の実施の形態であるICの製造工程の一工程に含まれるクリーニングステップ時を示す図2に相当する主要部の正面断面図である。
本実施の形態が前記実施の形態と異なる点は、成膜ステップの終了後に、シャッタ装置70によってマニホールド27の下端開口を気密に封止した状態で、処理室26内すなわち反応容器内にクリーニングガスを供給することにより、反応容器内に堆積した副生成物を除去するものとした点である。
以下に、処理室26内すなわち反応容器内をシャッタ装置70によって気密に封止した状態で、クリーニングガスによってクリーニングするステップ(以下、シャッタクリーニングステップという。)について説明する。
第一処理ガス供給ライン51を使用したクロル系シランガスと第二処理ガス供給ライン56を使用したアンモニアガスとによる成膜ステップが完了し、処理済ウエハ1がボートアンローディングされると、図8に示されているように、マニホールド27の下端開口がシャッタ装置70によって気密に封止される。
前記実施の形態と同様な動作により、シャッタ81がマニホールド27をクランプした状態で、排気ライン85が真空引き(図8の矢印92参照)されると、第一Oリング82と第二Oリング83とで囲まれる部位が真空吸引されるために、シャッタ81はマニホールド27の下面に密着することにより、マニホールド27の下端開口すなわち炉口を完全に気密に封止した状態になる。
シャッタ81がマニホールド27の下端開口すなわち炉口を完全に気密に封止した状態で、処理室26内すなわち反応容器内を排気管30によって真空引き(図8の矢印93参照)しながら、クリーニングガスとして例えば弗素(F2 )ガス(図8の実線矢印95参照)がクリーニングガス供給ライン61によって供給される。
この際に、ガス流量制御部55は供給するクリーニングガス95の流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC62を制御する。
この真空引き(図8の矢印93参照)しながらのクリーニングガス95の供給によって、処理室26内壁に堆積した薄膜や処理室26内のガスの流れの無い部分や低温部分等に堆積した副生成物は確実にクリーニングされる。
したがって、処理室26内に堆積した副生成物が再揮発したり蒸発することにより、パーティクルの原因となる現象は未然に防止されることになる。
以上のシャッタクリーニングステップはウエハ1が処理室26内から外部に出た状況下すなわちボートアンローディングステップ後のウエハ冷却ステップやウエハディスチャージステップ等と同時進行的に実施されるために、成膜工程全体としての総時間を延長することはない。すなわち、CVD装置10のスループットを低下させることはない。
なお、シャッタクリーニングステップのクリーニング処理条件としては、次の例を挙げることができる。
処理温度は200℃〜800℃、処理圧力は13.33Pa〜90000Pa、弗素ガスの流量は1slm〜10slm。
図9および図10はDCSとNH3 とを用いたSi3 4 膜の成膜において、シャッタクリーニングステップを膜厚1μm毎に実施した場合と、シャッタクリーニングステップを毎回実施した場合とを比較した各グラフをそれぞれ示している。
図9および図10において、左側の縦軸にはパーティクルの個数が取られており、右側の縦軸は累積膜厚(Å)が取られており、横軸にはバッチ処理(成膜工程)の回数(RUN)が取られている。
図9および図10において、折れ線グラフは累積膜厚の変化を表している。
図9において、○はボートの上端部(トップ)のウエハに付着したパーティクルの個数、×はボートの中央部(センタ)の上端部のウエハに付着したパーティクルの個数、△はボートの中央部(センタ)の中央のウエハに付着したパーティクルの個数、◇はボートの中央部(センタ)の下端部のウエハに付着したパーティクルの個数、□はボートの下端部(ボトム)のウエハに付着したパーティクルの個数をそれぞれ表している。
なお、図9の場合のパーティクルの平均個数は、19.5個であった。
図10において、○はボートの上端部(トップ)のウエハに付着したパーティクルの個数、△はボートの中央部(センタ)のウエハに付着したパーティクルの個数、□はボートの下端部(ボトム)のウエハに付着したパーティクルの個数をそれぞれ表している。
なお、図10の場合のパーティクルの平均個数は、7.1個であった。
図9と図10との比較によれば、シャッタクリーニングステップを膜厚1nm毎に実施してもパーティクルの発生を低減できるが、シャッタクリーニングステップを毎回実施することにより、累積膜厚の増加およびパーティクルの発生をより低減することができるのが判る。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、シャッタパージステップおよびシャッタクリーニングステップは、いずれか一方を実施するに限らず、両方を実施してもよい。
また、シャッタパージステップおよびシャッタクリーニングステップは、定期的に実施するに限らず、不定期的に実施してもよい。
成膜処理はシリコン窒化膜を形成する処理に限らず、ヒドラジン系ガスを使用した窒化シリコン膜や、TEOS(テトラ エトキシ シラン、Si(OC2 5 4 )を使用したシリコン酸化膜や、他の窒化膜や酸化膜、さらには、金属膜および半導体膜(例えば、ポリシリコン膜)等の他のCVD膜を形成する処理であってもよい。
CVD装置はバッチ式縦型ホットウオール型減圧CVD装置に限らず、横型ホットウオール型減圧CVD装置等の他のCVD装置であってもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法はCVD装置を使用する場合に限らず、酸化膜形成装置や拡散装置およびアニール装置等を使用する場合にも適用することができる。
前記実施の形態ではウエハに処理が施される場合について説明したが、処理対象はホトマスクやプリント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスクおよび磁気ディスク等であってもよい。
本発明の一実施の形態であるCVD装置を示す正面断面図である。 その主要部を示す縦断面図である。 成膜ステップ時を示す主要部の正面断面図である。 シャッタによる気密封止でのシャッタのシール圧力値と反応容器内圧力との関係を示すグラフである。 シャッタパージステップを実施しない従来の場合の累積膜厚の変化およびパーティクルの個数の変化を示すグラフである。 シャッタパージステップを毎回実施した場合の累積膜厚の変化およびパーティクルの個数の変化を示すグラフである。 シャッタパージステップを2回毎(1回置き)に実施した場合の累積膜厚の変化およびパーティクルの個数の変化を示すグラフである。 本発明の他の実施の形態であるクリーニング時を示す図2に相当する正面断面図である。 シャッタクリーニングステップを膜厚1μm毎に実施した場合の累積膜厚の変化およびパーティクルの個数の変化を示すグラフである。 シャッタクリーニングステップを毎回実施した場合の累積膜厚の変化およびパーティクルの個数の変化を示すグラフである。
符号の説明
1…ウエハ(基板)、10…CVD装置(基板処理装置)、11…筐体、12…ヒータベース、13…ボートエレベータ、21…処理炉、22…ヒータ(加熱機構)、23…プロセスチューブ(反応管)、24…アウタチューブ(外部反応管)、25…インナチューブ(内部反応管)、26…処理室、27…マニホールド、28…Oリング(シール部材)、29…筒状空間、30…排気管、31…圧力センサ(圧力検出器)、32…圧力調整装置、33…真空排気装置、34…圧力制御部、35…シールキャップ(炉口蓋体)、36…Oリング(シール部材)、37…回転機構、38…回転軸、39…駆動制御部、40…ボート(基板保持具)、41、42…端板、43…保持柱、44…スロット(保持溝)、45…断熱板ホルダ、45a…断熱板(断熱部材)、46…温度センサ(温度検出器)、47…温度制御部、51…第一処理ガス供給ライン、52…MFC(ガス流量制御器)、53…バルブ、54…第一処理ガス供給源、55…ガス流量制御部、56…第二処理ガス供給ライン、57…MFC(ガス流量制御器)、58…バルブ、59…第二処理ガス供給源、61…クリーニングガス供給ライン、62…MFC(ガス流量制御器)、63…バルブ、64…クリーニングガス供給源、66…パージガス供給ライン、67…MFC(ガス流量制御器)、68…バルブ、69…パージガス供給源、70…シャッタ装置、71…ロータリーアクチュエータ、72…回転軸、73…アーム、74…ベース、75…シリンダ装置、76…ピストンロッド、77…傾斜面部、78…固定側部材、79…傾斜面部、80…スプリング、81…シャッタ、82…第一Oリング(第一シール部材)、83…第二Oリング(第二シール部材)、84…環状溝、85…排気ライン、86…圧力センサ、87…圧力調整装置(可変コンダクタンスバルブ)、88…真空排気装置(真空ポンプ)、89…圧力制御部、90…主制御部、91…コントローラ、92…シール用排気ラインの真空引き、93…処理室用排気ラインの真空引き、94…窒素ガス、95…クリーニングガス。

Claims (2)

  1. 基板を処理する反応容器と、
    基板を支持する支持具と、
    前記反応容器内に前記支持具を搬入した状態で前記反応容器を気密にシールするシールキャップと、
    前記反応容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給ラインと、
    前記反応容器内にパージガスを供給するパージガス供給ラインと、
    前記反応容器内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給ラインと、
    前記反応容器内を排気する排気ラインと、
    前記反応容器内から前記支持具を搬出した状態で前記反応容器を閉塞するシャッタと、 前記反応容器と前記シャッタとの間に設けられ前記反応容器と前記シャッタとの間を気密にシールする第一シール部材と、
    前記反応容器と前記シャッタとの間であって前記第一シール部材よりも内側または外側に設けられ前記反応容器と前記シャッタとの間を気密にシールする第二シール部材と、
    前記反応容器と前記シャッタと前記第一シール部材と前記第二シール部材とで囲まれる空間を真空引きする真空ポンプと、
    前記反応容器を前記シャッタにより閉塞するとともに、前記反応容器と前記シャッタと前記第一シール部材と前記第二シール部材とによって囲まれる空間を真空引きした状態で、前記反応容器内にパージガスまたはクリーニングガスを供給して前記反応容器をパージまたはクリーニングするように制御するコントローラと、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板を支持具に装填するステップと、
    基板を装填した前記支持具を反応容器内に搬入してシールキャップにより前記反応容器を気密にシールするステップと、
    前記反応容器内に処理ガスを供給して基板を処理するステップと、
    前記シールキャップによる前記反応容器のシールを解除して処理後の基板を装填した前記支持具を前記反応容器内から搬出するステップと、
    前記反応容器内から前記支持具を搬出した状態で、前記反応容器を第一シール部材と、その内側または外側に設けられた第二シール部材とを介してシャッタにより閉塞するステップと、
    前記反応容器と前記シャッタと前記第一シール部材と前記第二シール部材とで囲まれる空間を真空引きした状態で、前記反応容器内にパージガスまたはクリーニングガスを供給して前記反応容器をパージまたはクリーニングするステップと、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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