JP5451147B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
また、従来から、予め印字が施されたプレプリント紙を合紙として挿入させる合紙モードや表紙として挿入させるモードを有する画像形成装置が提案されている。このプレプリント紙を合紙として挿入する場合も、タブ付きシートを挿入する場合と同様、複数枚で1セットとなるようなプレプリント紙を用いられることがある。例えば、章番号を予め印字しておいたプレプリント紙は、1セットが複数枚のシートからなる。
そこで、本発明ではこのような課題を解決するために、複数枚を1セットとする第2のシートが正しく出力されているかどうかを、そのジョブの給紙の後で、且つ、そのジョブの完了前であっても、確認要求を行うことでユーザが容易に知ることができるようにし、その確認要求の後に出力される第2のシートを正しく出力する仕組みを提供することを目的とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成装置を含む印刷システムの一例を示すシステム構成図である。本例は、POD(Print On Demand)システムの場合を示す。また、本実施形態に示す画像形成装置は、第1の給紙部から給紙されて画像形成された後、第1の排紙部に排紙される第1の用紙との間に第2の給紙部から給送される第2の用紙を挿入する。具体的には、第1の給紙部から給紙される複数枚のシートに第2の給紙部から給紙する用紙を挿入する処理を行う。以下、印刷システム1000を含むPODシステム10000について説明する。
また、紙折り機107、断裁機109、中綴じ製本機110、くるみ製本機108、スキャナ102等も備える。それらはネットワーク101を介して互いに通信可能である。
印刷システム1000は、構成要素として、印刷装置100及びシート処理装置200を備える。なお、本実施形態では、印刷システム1000における画像形成装置の例として、複数の機能を備えるMFP(Multi Function Peripheral)を用いて説明するが、これに限らない。例えば、単機能型のSFP(Single Function Peripheral:単一機能周辺機器)であってもよい。ここで、SFPの好例は、プリンタ装置が挙げられる。
PC103及びPC104は、アプリケーションソフトなどを用いて画像データを作成し、作成した画像データに印刷設定を加え、印刷システム1000にネットワーク101を介して送信する。
紙折り機107は、印刷装置100で印刷されたシートの折処理を実行する。くるみ製本機108は、印刷装置100で印刷されたシートのくるみ製本処理を実行する。断裁機109は、印刷装置100で印刷されたシートの断裁処理を実行する。中綴じ製本機110は、印刷装置100で印刷されたシートの中綴じ製本処理を実行する。これらのシート処理装置で各種シート処理を実行させるには、印刷装置100で実行されたジョブの印刷物を該印刷装置100の排紙部からオペレータが取出し、取出した印刷物をシート処理装置にセットする作業が必要である。
図2において、印刷装置100は、スキャナ部201、外部I/F部202、プリンタ部203、操作部204、制御部205、ROM207、RAM208、HDD209、圧縮伸張部210を有する。また、シート処理装置200は、印刷装置100に着脱可能に接続されている。
スキャナ部201は、原稿画像を読み取り、読み取られた画像データを画像処理する。外部I/F部202は、ファクシミリ、ネットワーク接続機器、外部専用装置と画像データなどを送受する。
印刷システム1000にて提供するユーザインタフェース部の別の例としては、例えば、PC103、PC104に対応する外部の情報処理装置の表示部及びキーボードやマウス等がある。
制御部205は、本印刷システム1000が有する各種ユニットの処理や動作等を統括的に制御する。ROM207は、読み出し専用のメモリで、後述するフローチャートの各種処理を実行するためのプログラムを含む各種の制御プログラムを記憶する。
HDD209は各種ジョブの印刷データや制御に用いるための変数を記憶する大容量の記憶装置である。制御部205は、スキャナ部201や外部I/F部202等の各種入力ユニットを介して入力されたジョブの印刷データを、該HDD209に記憶する。また、制御部205は、HDD209に記憶されたプリンタ部203で印刷するように制御する。また、制御部205は、HDD209に記憶された印刷データを外部I/F202を介して外部装置へ送信するように制御する。
なお、本実施形態の印刷装置100は、カラープリント可能な印刷装置でも、モノクロプリント可能な印刷装置でもよい。
シート処理装置200は、プリンタ部203によって印刷されたシートに対して後処理を実行する。このシート処理装置200は、制御部205からの指示に従って動作する。
尚、上述したように、印刷システム1000は、複数台のインラインタイプのシート処理装置を接続することができる。
図3において、シート処理装置200は、印刷装置100に近い方から順に、大容量スタッカ200a、糊付け製本機200b、中綴じ製本機200cと示している。
回転多面鏡(ポリゴンミラー等)303は、画像データに応じて変調された、例えばレーザ光などの光線を入射させ、反射ミラーを介して反射走査光として感光ドラム304に照射する。
感光ドラム304上に前記レーザ光によって形成された潜像はトナーによって現像され、転写ドラム305上に貼り付けられたシートに対してトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することによりフルカラー画像が形成される。
定着器308は、ローラやベルトの組合せによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。排紙フラッパ309は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、シートの搬送方向を規定する。
排紙フラッパ309が図中時計回りの方向に揺動しているときには、シートは真直ぐに搬送され、排紙ローラ310によって機外へ排出される。
一方、シートの両面に画像を形成する際には、排紙フラッパ309が図中反時計回りの方向に揺動し、シートは下方向に進路を変更され両面搬送部へと送り込まれる。両面搬送部は、反転フラッパ311、反転ローラ312、反転ガイド313および両面トレイ314を有する。
そして、シート後端が反転ローラ312に狭持された状態で反転ローラ312を一旦停止させ、引き続き反転フラッパ311が図中時計回りの方向に揺動させる。且つ、反転ローラ312を逆方向に回転させる。
これにより、該シートをスイッチバックして搬送させ、シートの後端と先端が入れ替わった状態で、該シートを両面トレイ314へと導くよう制御する。
給紙搬送部は、印刷処理に要するシートを収納する給紙ユニットとしての給紙カセット317、318(例えば、夫々500枚のシートを収容可能)、ペーパーデッキ319(例えば、5000枚のシートを収納可能)、手差しトレイ320等がある。
例えば、ピックアップローラによって積載されたシートが順次繰り出され、給紙ローラ321に対向して設けられる分離ローラによって重送が防止されてシートは1枚ずつ搬送ガイドへと送り出される。
その後、画像形成部において感光ドラム304上に形成されるトナー像のタイミングに合わせて、レジストローラ316は回転を開始してシートを搬送する。レジストローラ316により送られたシートは、吸着ローラ322によって転写ドラム305表面に静電気的に吸着される。定着器308から排出されたシートは、排出ローラ310を介して、シート処理装置200内部のシート搬送路へ導入される。制御部205は、以上のような印刷動作を実行する。
印刷装置100で印刷され、排紙ローラ310を介して排紙されるシートは、シート搬送路を通して大容量スタッカ200a、または糊付け製本機200b、または中綴じ製本機200cに搬送される。
大容量スタッカ200aは、印刷装置100で印刷されたシートを、シート搬送路を介して受け取り、受け取ったシートを大容量スタッカ200aが備える台車の上に大量に積載する。尚、大容量スタッカ200aの詳しい構成については後述する。
図4において、操作部204は、ハードキーで構成されるキー入力部402と、ソフトキー(表示キー)で構成されるタッチパネル部401を有する。操作部204は、キー入力部402もしくはタッチパネル部401によって、ユーザからの指示を受付けることができる。
キー入力部402は、電源キー501や、ストップキー502、スタートキー503等を有する。電源キー501は、操作部204の電源のONとOFFを切替えるためのキーである。
次に、図4に示すタッチパネル部401について説明する。タッチパネル部401はLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)とその上に貼られた透明電極からなる。オペレータは、タッチパネル部401に表示されるユーザインタフェースを用いて、ジョブに対する各種設定を行うことができる。
オペレータは、図4に示すコピー用の操作画面に表示された両面キーや、倍率キー、後処理の設定を行うためのシート処理設定キー609によってジョブに対する各種設定を行うことができる。
ボックスタブがユーザにより押下された場合、制御部205は、印刷装置100が有するボックス機能の操作画面をタッチパネル部401に表示させる。
また、外部I/F部202を介してPC103から受付けたジョブのデータも、当該PC103のユーザインタフェース部によって選択されたボックスに記憶できるようにする。
また、制御部205は、ボックスに記憶されたジョブのデータを、操作部204からのユーザ指示に従い、ユーザが所望する印刷形態でプリンタ部203により印刷させたり、PC103のような外部の情報処理装置に送信したりすることができる。
シート処理設定キー609が押されると、シート処理装置200にシート処理を行わせるためのシート処理設定を行うための画面が表示される。
図5に示す画面は、印刷システム1000が有するシート処理装置200を用いて実行可能なシート処理の種類をユーザが選択できるように構成された設定画面である。
制御部205は、この図5の画面を介して、処理対象となるジョブにて実行すべきシート処理の設定をユーザから受付け、その設定に従ったシート処理をシート処理装置200で実行させる制御を行う。
パンチキー702によって、パンチ(穴あけ)を行うように設定された場合、制御部205は、印刷したシートに対して、中綴じ製本機200cによってパンチを行うよう制御する。また、断裁キー703によって、断裁を行うように設定された場合、制御部205は、印刷したシートに対して、中綴じ製本機200cのカッタによって断裁を行うよう制御する。さらに、シフトキー704によって、シフト排紙を行うように設定された場合、制御部205は、印刷装置100によって印刷したシートに対して、中綴じ製本機200cによって排紙される用紙の位置を移動させる。それによって、直前に排紙されている用紙の配置位置をシフトするよう制御する。
さらに、折りキー706によって、折りを行うように設定された場合、制御部205は、印刷装置100によって印刷したシートに対して、中綴じ製本機200cによって折りを行うよう制御する。
糊付け製本1キー707によって、くるみ製本を行うように設定された場合、印刷装置100によって印刷したシートに対して、中綴じ製本機200bによってくるみ製本処理を行うよう制御する。
大量積載処理のための大量積載処理キー709によって大量積載処理を行うように設定された場合、制御部205は、大容量スタッカ200aによって大量積載処理を行うように制御する。他のキーについても同様に、制御部205は、ユーザによって設定されたキーに対応する処理を印刷システム1000にて実行するように制御する。710はキャンセルー、711はOKキーである。
図6は、図3に示した大容量スタッカ200aの構成を説明する図である。
図6に示すように大容量スタッカ200a内部は、印刷装置100からのシートの搬送経路として、3つのシート搬送路をもつ。
ストレートパスPS1は、大量積載処理をするように設定されておらず、大容量スタッカのスタックトレイに排紙しないシートを、後続のシート処理装置へ渡すためのシート搬送路である。
エスケープパスPS3は、例えば、後続のシート処理装置が接続されていない場合や、出力物の確認作業(プルーフプリント)を行う場合に、シートをエスケープトレイに出力するためのシート搬送路である。
スタックパスSP2は、スタックトレイにシートを排紙するためのシート搬送路である。
大容量スタッカ200aは、制御部205が例えば図5の大量積載処理のキー709によって、大容量スタッカ200aにおける大量積載処理を行うように設定されている場合に、次のように制御する。制御部205は、プリンタ部203によって印刷されたシートをスタックトレイに排紙するよう制御する。
図6のスタックトレイは、伸縮可能なステイなどの上に載置される積載ユニットである。このスタックトレイとの結合部には、ショックアブソーバが付けられている。制御部205は、このスタックトレイを用いて、処理対象となるジョブの印刷済みシートの積載処理を該大容量スタッカによる実行させるよう制御する。伸縮可能なステイの下は台車となっており、不図示の取っ手を付けると台車として、上に載せたスタック出力を別のオフラインフィニッシャなどに運べるようになっている。
大容量スタッカは不図示の前ドアを有し、当該前ドアが閉まっている場合、制御部205は、伸縮可能なステイはスタック出力が積載されやすい上の位置に上昇させる。また前ドアがオペレータにより開けられた場合、制御部205は、スタックトレイを下降させる仕組みになっている。
図7は、図3に示した糊付け製本機200bの構成を説明する図である。
図7に示すように糊付け製本機200bは、印刷装置100からのシートの搬送経路として、ストレートパスSP11、本身パスSP12、表紙パスSP13を有する。そして、シート搬送路にはシートの搬送状況やジャムを検知するのに要する複数のシート検知センサが設けられており、シート検知センサによって検知された情報を制御部205に通知する。
ストレートパス(スルーパス)SP11は、糊付け製本機200bによる、シートの糊付け製本処理行わないジョブのシートを後続の装置へ渡すための機能を果たすシート搬送路である。
また、この本身を表紙用の1枚のシートでくるむ処理を、くるみ製本処理にて実行する。この表紙としてのシートを、表紙パスを介して搬送する。他方、「本身」となる、プリンタ部203でプリントしたシートは、本身パスSP12へ搬送するよう制御部205が各種シートの搬送制御を実行する。
例えば、制御部205は、プリンタ部203で印刷されたシートを、図7の本身パスを介して、順次スタック部に蓄える。そして、制御部205は、1冊分のシートにて要する本身に該当するシートを、全ページ、スタック部に蓄えたうえで、表紙パスを介して本身をくるむための表紙用のシートを搬送させる。
あるいは、表紙用のシートとして、印刷装置100によって表紙用の画像が印刷されたシートを利用することもできるようにしている。このように、糊付け製本機200bでは、表紙用のシートとして、インサータトレイITからシートを挿入するか、印刷装置100からシートを搬送するかを選択することができる。
断裁後は、再度幅寄せ部で奥まで押しやって、出来上がった表紙にくるまれた本身をバスケット部に入れる。
バスケット部で十分に糊を乾かした後、出来上がったくるみ製本の束を取り出すことができる。
図8は、図3に示した中綴じ製本機200cの構成を説明する図である。
図8に示すように中綴じ製本機200cは、印刷装置100からのシートに対してステイプル処理、断裁処理、パンチ処理、折り処理を実行する。
なお、この中綴じ製本機200c内部のシート搬送路にはシートの搬送状況やジャムを検知するために複数のシート検知センサが設けられている。
なお、中綴じ製本機200cと印刷装置100の間に別のシート処理装置200が存在する場合には、そのシート処理装置200が有する信号線を介して、この大容量スタッカのセンサの情報を制御部205に通知する。
ステイプル処理を実行する場合、中綴じ製本機200cは、糊付け製本機200bから送られてきたシートを、アウトプットトレイOTに搬送するよう制御する。
そして、シートがアウトプットトレイOTに排紙される前に、シートを中綴じ製本機の内部の処理トレイに順次蓄えておき、当該処理トレイ上でステープラSPによってバインドする。その後、バインドされたシートをスタックトレイに排紙する。
その他、中綴じ製本機には、シートをZ字状に折るためのZ折り機や、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャがあり、印刷設定に応じてそれぞれの処理を行う。処理されたシートは中綴じ製本機内を通して搬送し、アウトプットトレイOTまたはサンプルトレイST等の排紙トレイに排紙される。
また、インサータIはインサータトレイITにセットされたシートを、アウトプットトレイOTまたはサンプルトレイSPまたはサドルステッチャ部SSに送るためのものである。
これによって、印刷装置100から中綴じ製本機200cに送り込まれるシート間にインサータIにセットされたシートを挿入することができる。
なお、本実施形態において、インサータIは、第2の給紙部として機能し、制御部205による後述する制御で挿入紙を第2の排紙部に排紙する制御が実行される。ここで、第2の排紙部は、サンプルトレイSTを用いる場合を示す。
なお、PC104の表示部にも同様の画面を表示して、印刷設定を行うことができるようにしてもよい。
図9に示すページ設定を行うための表示画面で、ユーザによって、仕上げキー1701がマウス操作により選択されたとする。その場合、PC103は、印刷設定画面を、図10に示す仕上げ設定画面に切り替える。
PC103は、図10の仕上げ設定画面を介して、印刷システム1000が有するインラインタイプのシート処理装置200により実行させる処理の種類をユーザにより選択可能に制御する。
PC103から送信されたジョブを、印刷システム1000は、外部I/F部202を介して受信し、印刷設定に基づいて印刷動作を実行する。
例えば、ユーザは、タブ付きシートを給紙カセット317にセットし、図11に示す画面を操作部204のタッチパネル部401に表示させる。そして、図11に示す画面から、給紙カセット317にセットした用紙の種類を選択し、ボタン1303を押す。ボタン1303が押されると、制御部205は、選択された用紙の種類を給紙カセット317にセットされた用紙の種類を示す情報としてHDD209に格納する。
このセット数入力画面では、1組あたりのプレプリント紙の枚数を入力可能にする。セット数はボタン1401及びボタン1402で変更することができる。ユーザの操作により閉じるボタン1403が押されると、制御部205は、セット数入力画面を閉じて用紙の種類選択画面に戻り、ボタン1303が押されると、設定されたセット数をHDD209に保持させる。
次に、本実施形態における印刷システム1000が実行する特徴的な制御のシーケンス例について以下に説明する。
図15,図16は、図4に示したタッチパネル部401に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
しかし、本発明はスキャナ部201で読み取った画像データの印刷時の動作に限るものではなく、PC103あるいはPC104から送信された画像データの印刷時の動作においても同様である。
S101において、制御部205は、操作部204に基本画面(図4)を表示し、S102においてユーザから印刷設定を受付ける。ここで、オペレータが複数枚で1組となるようなプレプリント紙のセットを挿入して、前述のくるみ製本を出力するとする。まず、ユーザは、糊付け製本機200bが有するインサータのインサータトレイITにプレプリント紙をセットする。
そして、S104では、印刷開始要求を受付けた時点で、複数枚で一組となるような挿入紙を使用するように設定されているかどうかを制御部205が判断する。挿入紙を使用するように設定されていると制御部205が判断した場合はS105に進み、挿入紙が設定されていないと制御部205が判断した場合は、S107に進む。なお、ユーザは、図11,図12に示すユーザインタフェースを用いて、挿入紙をどの給紙段とするかを示す情報を設定して、その情報がHDD209に保持されている。また、ユーザはS102で、複数枚で1組となる挿入紙のうち、1部の印刷物を得るために必要な挿入紙の枚数を入力することができる。この際、部の印刷物の何ページ目に挿入紙を挿入するかを入力する。ここでは、ユーザが挿入紙を挿入する枚数、挿入位置を入力する例について説明したがこれに限らない。ジョブに含まれる挿入紙の情報に基づいて制御部205が挿入紙の枚数をカウントするようにしてもよい。
次に、S106で、制御部205は、挿入紙確認ボタンを表示するための処理を行う(図15の1502参照)。S107で、制御部205は、図15に示すような印刷状況画面を操作部204のタッチパネル部401に表示する。
これによって、現在の複数枚で一組であるような挿入紙の使用状況が分かるため、印刷物を出力中のままであっても、オペレータがインサータIにある挿入紙を目視する事によって、挿入紙がずれてしまっているか否かを容易に確認できる。
そして、S110で、印刷完了しているかどうかを制御部205が判断する。ここで、制御部205は印刷が完了していると判断した場合は、S111に進み、図15に示した印刷状況画面を消去し、画面表示を標準画面に切り換え、S101へ戻る。
そして、S201で、制御部205は、ジョブの1部目の印刷が完了したか否かを判定し、ジョブの1部目の印刷が完了していないと制御部205が判断した場合、図13のS109に処理を進め、完了したと判断した場合は、S202に処理を進める。
そして、S202で、ジョブの1部の印刷を実行した際に、挿入紙を使用したかどうかを制御部205が判断する。ここで、挿入紙を使用していないと制御部205が判断した場合は、図17に示すS401に進み、挿入紙を使用したと制御部205が判断した場合は、S203に進む。
そして、S204で、給紙トレイに設定された挿入紙の種類がプレプリント紙であるかどうかを制御部205が判断する。ここで、プレプリント紙でない、例えばタブ耳付きのインデックス紙であると制御部205が判断した場合は、S207に進み、プレプリント紙である場合は、S205に進む。なお、プレプリント紙とは、画像やページ番号が予め印刷された用紙のことである。ユーザは、図11の画面を介して、給紙カセットに対してプレプリント紙を設定しておく。それによって、制御部205は、給紙トレイに設定された挿入紙の種類がプレプリント紙であると判断することができる。
一方、図16に示す表示画面において、ユーザの操作によりキャンセルボタン1602が押下されたと制御部205が判断した場合は、S111に進んで印刷処理を中止する。
S207で余剰挿入紙に関わる処理が終了した後、図17に示すS401に進む。
そして、S401で、制御部205は、図15に示すユーザが挿入紙確認ボタン1502を操作して、挿入紙を確認するための要求(出力確認要求)の有無を判断する。ここで、挿入紙確認ボタン1502が押下されていないと制御部205が判断した場合は、S110に戻り、挿入紙確認ボタン1502が押下されていると制御部205が判断した場合は、S402に進む。なお、挿入紙確認ボタン1502は図15の画面に含まれ、当該画面が表示されているときであれば、ユーザは当該挿入紙確認ボタン1502を押下することができる。挿入紙確認ボタン1502が押下された場合、制御部205は、その情報を記憶しておき、S401では、その情報に基づいて、挿入紙を確認するための要求の有無を判断すればよい。
ここで、図18に示す操作画面上で、ユーザの操作に従い挿入紙の出力を確認するためのボタン1801が押下されたと制御部205が判断した場合は、S404に進む。そして、S404で、制御部205は、印刷処理中に使われた、複数枚で一組となるような挿入紙を、該当する給紙トレイから1組分だけ排紙させる制御を行う。このとき、制御部205は、使用中の排紙先以外の出力先にオペレータ確認用として排紙するよう制御する。これによって、ユーザは挿入紙にずれが発生していないかを知ることができる。
そして、S405で、制御部205は、排紙した挿入紙の消費状況を操作部204上に表示して、本処理を終了する。なお、既に図15に示す画面において、挿入紙消費状況にても表示されているが、S405で改めて別画面で表示させてもよい。
こうすることで、複数枚で一組となる挿入紙が目視不可能な給紙トレイに設定されていても、現在出力中の該当する挿入紙の出力状況が容易に確認できる。
一方、S403で、挿入紙出力確認ボタン1801が押下されていないと制御部205が判断した場合は、S406へ進む。そして、S406で、図18の挿入紙の確認方法を選択する操作画面の中で、ユーザが印刷を一時停止するボタン1802を押下しているかどうかを判断する。ここで、ユーザが印刷を一時停止するボタン1802を押下していると制御部205が判断した場合は、S407に進み、制御部205は、挿入紙の給紙処理を停止する。
ここで、制御部205が該当する挿入紙以外の給紙動作、及び印刷処理は停止することなく継続させる事で、高生産性を保つ事が可能となる。
そして、S408で、制御部205は、図19に示すような挿入紙の確認終了を選択させるための操作画面を操作部204のタッチパネル部401に表示する。更に、制御部205は、使用した挿入紙の給紙トレイ情報も表示する。そして、ユーザが表示された給紙トレイから用紙を取り除き、該当する給紙トレイに残っている挿入紙の順番と表示されている消費状況とが合致しているかを確認できるようにする。
そして、S410で、図19に示す画面が表示された後、ユーザの操作に従いジョブをキャンセルするためのボタン1901が選択されているかどうかを制御部205が判断する。つまり、挿入紙の順序を確認した結果、異常が見られた場合は、ユーザは、ジョブをキャンセルするためのボタン1901を押下するため、S410の判断がYESとなり、制御部205は、S111に処理を進める。
一方、S409で、確認終了するボタン1902が押下されたと制御部205が判断した場合は、制御部205は処理をS110に戻す。
そして、S411で、ユーザが挿入紙の確認を中止するため、ボタン1803を押下しているかどうかを制御部205が判断する。ここで、ユーザがボタン1803を押下していると制御部205が判断した場合は本処理を終了し、ボタン1803を押下していないと判断した場合は、S403へ戻る。
これにより、他のユーザが給紙トレイに設定したプレプリント紙を誤って使ってしまう事もなくなり、印刷指示を行ったユーザも所望の印刷物が間違いなく出力可能となる。また、この処理を一部目の終了時のみに行う事でユーザの手間を最小限に抑える事が可能となっている。
このような印刷環境を構築する事で、複数枚で一組となるような挿入紙を用いた場合も、高生産性を維持したまま、途中で順序がずれていないかどうかの確認が容易にできる。
なお、上記で余剰となっているとは、既に使用された用紙の枚数が、挿入紙の一束分の枚数として設定された枚数に合致しない場合は、その差分を排紙することを意味する。ただし、単純に合致しないときの差分というだけではなく、設定された枚数がカウント枚数よりも少ない場合は、(設定された枚数)×(N:整数)とカウント枚数との差分を出す。例えば、インデックス紙が枚束として給紙段に設定されており、部の印刷に使用したインデックス紙が枚であった場合、(設定された枚数:)×(N:2)−(カウント枚数:)=というように排紙する枚数を計算する。
本実施形態によれば、1組あたりの挿入紙の枚数が大量にある場合は、他の印刷処理を留めることがなく高生産性を保つことができる。また、1組あたりの挿入紙の枚数が少ない場合や多数の給紙トレイの確認が必要な場合は先に挙げた挿入紙排紙処理を選択する事により、印刷処理を殆ど止めることなく、高生産性を保つ事ができる。
以上が、本発明の特徴的な制御例を示した説明だが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種種の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、本実施形態では、印刷装置100内部の制御部205が上記各種制御の主体となっていたが、印刷装置100と別筐体の外付けコントローラ等によって、上記各種制御の一部または全部を実行可能に構成してもよい。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
205 制御部
207 ROM
208 RAM
209 HDD
Claims (15)
- 第1の給紙部から給紙され、画像形成された複数枚の第1のシートに、第2の給紙部から給紙される複数枚を1セットとする第2のシートを挿入するためのジョブを実行可能な画像形成装置であって、
前記第2のシートの1セットに含まれるシートの枚数を設定する設定手段と、
前記ジョブを実行することにより行われる前記第1の給紙部からの前記第1のシートの給紙または前記ジョブを実行することにより行われる前記第2の給紙部からの前記第2のシートの給紙の後に、前記複数枚を1セットとする第2のシートの挿入順のずれを確認するための確認要求をユーザから受け付ける受付手段と、
前記受付手段が前記確認要求を受け付けた後であって前記ジョブが完了する前に、前記第2の給紙部から給紙される前記設定手段で設定された枚数の前記第2のシートを、前記シート積載部とは異なる他のシート積載部に出力するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 画像を形成する画像形成手段をさらに備え、
前記画像形成手段は、前記ジョブを実行することによって前記第1の給紙部から給紙される前記第1のシートに画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2の給紙部から給紙された第2のシートの枚数を計数する計数手段と、前記第1のシートに複数の部数の画像形成を実行する場合に、前記計数手段によって計数された第2のシートの枚数と、前記設定手段により設定された第2のシートの枚数とが、前記複数の部数のうちの1部分の画像が形成された後に一致するかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段が一致しないと判断した場合、第2のシートの確認をユーザに要求するための表示を行う表示手段と、
をさらに備える請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記判断手段が一致しないと判断した場合、次の部以降の画像形成を中断する中断手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記確認要求を前記シート出力装置の操作部を介して受け付けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第2のシートは、複数枚の前記第1のシートに挿入されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに1項に記載の画像形成装置。
- 前記第2のシートは、プレプリント用紙、及びインデックス用紙、及びタブ付き用紙、及び表紙のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 第1の給紙部から給紙され、画像形成された複数枚の第1のシートに、第2の給紙部から給紙される複数枚を1セットとする第2のシートを挿入するためのジョブを実行可能な画像形成装置の制御方法であって、
前記第2のシートの1セットに含まれるシートの枚数を設定する設定工程と、前記ジョブを実行することにより行われる前記第1の給紙部からの前記第1のシートの給紙または前記ジョブを実行することにより行われる前記第2の給紙部からの前記第2のシートの給紙の後に、前記複数枚を1セットとする第2のシートの挿入順のずれを確認するための確認要求をユーザから受け付ける受付工程と、前記受付工程で前記確認要求を受け付けた後であって前記ジョブが完了する前に、前記第2の給紙部から給紙される前記設定工程で設定された枚数の前記第2のシートを、前記シート積載部とは異なる他のシート積載部に出力するよう制御する制御工程とを備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記ジョブを実行することによって前記第1の給紙部から給紙される前記第1のシートに画像を形成する画像形成工程をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記第2の給紙部から給紙された第2のシートの枚数を計数する計数工程と、前記第1のシートに複数の部数の画像形成を実行する場合に、前記計数工程で計数された第2のシートの枚数と、前記設定工程で設定された第2のシートの枚数とが、前記複数の部数の1部分の画像が形成された後に一致するかどうかを判断する判断工程と、前記判断工程で一致しないと判断された場合、第2のシートの確認をユーザに要求するための表示を行う表示工程と、
をさらに備える請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記判断工程で一致しないと判断された場合、次の部以降の画像形成を中断する中断工程をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記受付工程では、前記確認要求を前記シート出力装置の操作部を介して受け付けることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記第2のシートは、複数枚の前記第1のシートに挿入されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに1項に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記第2のシートは、プレプリント用紙、及びインデックス用紙、及びタブ付き用紙、及び表紙のいずれかを含むことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
- 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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