JP5446139B2 - 駐車支援装置及び駐車支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を所定の目標駐車位置に駐車させるために運転者に車両操作の支援となる情報を提示する駐車支援装置及び駐車支援方法に関する。
従来より、自車両に取り付けられたカメラ装置の映像をあたかも自車両の真上に取り付けられたカメラ装置によって撮像したような俯瞰映像に視点変換し、その俯瞰映像上に自車両後退時であれば外輪差が生じる部分の予想進路を重畳表示することにより、自車両を所定の駐車領域に位置させるために運転者に車両操作の支援となる情報を提示する駐車支援装置が知られいる(特許文献1参照)。
特開2004−252837号公報
従来の駐車支援装置によれば、俯瞰映像上に自車両の外輪差が生じる部分の予想進路を重畳表示することから、運転者が、他車両との接触の可能性については判断することができるものの、目標とする駐車位置に向かってどのように操舵すれば接触することなく駐車位置に辿り着けるのかを把握することができない。
本発明は上述した実情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、障害物との接触の危険性があるような狭い駐車場であっても、目標とする駐車位置に向かってどのように操舵すれば接触することなく駐車位置に辿り着けるのかを適切に提示することができる駐車支援装置及び駐車支援方法を提供することにある。
本発明に係る駐車支援装置及び駐車支援方法は、自車両周囲に存在する障害物を検出し、自車両の後退を開始する後退開始位置から所定の目標駐車位置に至る誘導経路が検出された障害物に接触するものと判定した場合、障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定し、設定した新たな目標駐車位置を含む誘導経路を表示する。
本発明に係る駐車支援装置及び駐車支援方法によれば、障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定することから、障害物との接触の危険性があるような狭い駐車場であっても、目標駐車位置に向かってどのように操舵すれば接触することなく目標駐車位置に辿り着けるのかを適切に提示することができる。
以下、本発明の好適な実施形態としての駐車支援装置について具体的に説明する。
〔駐車支援装置の構成〕
本発明の実施形態となる駐車支援装置は、図1に示すように、自車両周囲の映像を撮像する複数のカメラ装置11,12,13,14と、自車両周囲に存在する障害物を検出する障害物検出装置15と、カメラ装置11,12,13,14によって撮像された自車両周囲の映像の処理を含む各種処理を行う画像処理制御部21と、この画像処理制御部21によって処理された映像を表示するディスプレイ22とを備える。
カメラ装置11,12,13,14は、例えば小型で高画質の映像を撮像可能とされるCCD(Charge Coupled Devices)等を撮像素子として用いて構成され、自車両周囲360度の範囲を全て撮像できるように自車両に複数設けられる。具体的には、カメラ装置11,12,13,14は、例えば図2に示すように、自車両前方、自車両左右側方、及び自車両後方の4箇所に1台ずつ設けられ、自車両の前方、左右側方、及び後方の風景を撮像する。なお、カメラ装置11,12,13,14は、実際には非常に小型形状とされ、自車両の車体からはみ出ることなく、自車両内に複数設置又は車体等に組み込まれるようにして複数設置される。これらカメラ装置11,12,13,14によって撮像された映像は、電気信号として画像処理制御部21に供給される。また、駐車支援装置は、自車両周囲360度の範囲を全て撮像できるのであれば、4台以上のカメラ装置を設けるようにしてもよい。
障害物検出装置15は、例えば超音波ソナーやレーダ装置等を用いて構成され、自車両周囲に存在する障害物と自車両との距離及び方角を検出する。なお、障害物検出装置15としては、カメラ装置11,12,13,14によって撮像された映像を画像認識することにより、障害物を検出するものであってもよい。この障害物検出装置15は、検出した障害物の距離及び方角を示す障害物情報を画像処理制御部21に供給する。
画像処理制御部21は、複数のカメラ装置11,12,13,14によって撮像された映像情報に基づいて、あたかも自車両の真上に取り付けられた1台の仮想的なカメラ装置によって撮像したような映像に視点変換した俯瞰映像を作成する。このような機能を実現する画像処理制御部21は、画像処理のコアとなるDSP(Digital Signal Processor)を搭載し、特定用途向け集積回路であるASIC(Applicant Specific Integrated Circuit)として設計したり、FPGA(Field Programmable Gate Array)によって実現することができる。なお、画像処理制御部21は、自車両についてはカメラ装置11,12,13,14によって撮像することができないため、作成した俯瞰映像にCG(Computer Graphics)や写真等を重畳描画することによって自車両を表現する。また、画像処理制御部21は、作成した俯瞰映像の一部を拡大した俯瞰映像を作成することもできる。さらに、画像処理制御部21は、運転者の操作のもとに手動で設定された又は障害物検出装置15の検出結果に基づいて自動的に設定された所定の目標駐車位置に駐車を行う際に、目標駐車位置に自車両を誘導するための誘導経路を算出し、作成した俯瞰映像上に、駐車を行う際の後退開始位置、目標駐車位置、途中で切り返すための駐車途中位置、ステアリング操舵に連動した線である操舵連動線、及び目標駐車位置に至る理想的な進路予想線(以下、理想進路予想線という。)等を重畳描画する。このとき、画像処理制御部21は、障害物検出装置15によって検出された障害物情報に基づいて、自車両周囲に存在する障害物を回避した適切な誘導経路を算出する。このような画像処理制御部21は、作成した映像をディスプレイ22に表示させる。
ディスプレイ22は、例えば自車両のダッシュボード付近に取り付けられた車載用の液晶ディスプレイ等から構成される。なお、このディスプレイ22は、自車両のナビゲーションを行う際に地図情報等を表示するものと共用することができる。ディスプレイ22は、画像処理制御部21から供給された俯瞰映像を含む映像を表示画面に表示することにより、目標駐車位置に対する駐車を支援する情報を運転者に提示する。
〔駐車支援装置の動作〕
このような各部を備える駐車支援装置は、自車両周囲に存在する障害物を回避した適切な誘導経路を算出し、作成した俯瞰映像上に、駐車を行う際の後退開始位置、目標駐車位置、駐車途中位置、操舵連動線、及び理想進路予想線等を重畳描画し、目標駐車位置に対する駐車を支援する情報を運転者に提示する。以下、図3に示すように、自車両C1が駐車車両C2と駐車車両C3との間にあるスペースに目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に向かって並列駐車を行う場合を例にとり、駐車支援装置の処理について説明する。なお、この状況において、目標駐車位置の反対側には、2台の駐車車両C4,C5が駐車しているものとする。
このような状況において並列駐車を行うに際には、図4に示すように、第1のステップとして、ステアリングを操舵して、駐車開始位置31に位置する自車両C1を後退開始位置32に前進移動させる。このとき、自車両C1は、障害物検出装置15によって駐車車両C2,C3,C4,C5を検出する。具体的には、障害物検出装置15は、図4中直線LA,LB,LCとして障害物の存在を検出する。ここで、直線LAによって画定される点であって誘導経路の駐車軌道内側に存在する駐車車両C2の右前角の座標を座標点Aとし、誘導経路の駐車軌道外側に存在し且つ目標駐車位置とは反対側に位置する駐車車両C4の前端縁と駐車車両C5の前端縁とを結ぶ直線を直線LBとし、誘導経路の駐車軌道外側に存在し且つ目標駐車位置の側に位置する駐車車両C3の左側面を表す直線を直線LCとする。
そして、自車両C1を後退開始位置32に移動させた後、第2のステップとして、ある一定量ステアリングを回転操舵して、後退開始位置32に位置する自車両C1の左側に半径Rの距離だけ離れた位置にある回転中心41を中心とし、目標駐車位置33に自車両C1を後退移動させる。これにより、自車両C1は、並列駐車を完了させることができる。
ただし、このような車両の位置関係では、これら第1のステップ及び第2のステップにて算出される誘導経路にしたがって自車両C1を移動させると、最初に自車両C1の右前隅部が直線LBと接触し、次に自車両C1の左後輪が座標点Aと接触し、さらに自車両C1の後部が直線LCと接触する危険性がある。
そこで、駐車支援装置は、これら直線LB、座標点A、及び直線LCのそれぞれに自車両C1が接触する危険性がある場合に、新たな目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に誘導するような誘導経路を算出する。具体的には、駐車支援装置は、図5に示すような一連の手順にしたがって、障害物を回避した自車両C1の誘導を行う。
まず、駐車支援装置は、図5に示すように、ステップS1において、画像処理制御部21の制御のもとに、直線LBに接触しない第1の目標駐車位置を設定する。具体的には、画像処理制御部21は、以下のようにして、直線LBに接触する可能性がある場合に設定される新たな目標駐車位置と誘導経路とを算出する。すなわち、画像処理制御部21は、図6に示すように、後退開始位置32に位置する自車両C1の後輪延長上の回転中心であり、その回転中心と自車両C1の右前角とを結ぶ線分を半径R1とする円弧が、直線LBと交差しないような新たな第1の回転中心51を算出する。続いて、画像処理制御部21は、算出した第1の回転中心51を中心として自車両C1が移動する際に、元の回転中心41も同時に移動させ、この元の回転中心41がある位置に到達した場合に、その位置を中心として自車両C1を回転移動させても自車両C1の右前角が直線LBに接触しないような回転中心を、新たな第2の回転中心52として算出する。そして、画像処理制御部21は、新たな第1の回転中心51を中心として自車両C1を移動させた際に、元の回転中心41が新たな第2の回転中心52に到達したときの自車両C1の位置を、新たな第1の目標駐車位置34として設定するとともに、新たな第2の回転中心52を中心として自車両C1を移動させた際に、自車両C1が元の目標駐車位置33と平行になる位置を、新たな第2の目標駐車位置35として設定し、これら新たな第1の目標駐車位置34と新たな第2の目標駐車位置35とに向かって自車両C1を移動させるような誘導経路P1を算出する。運転者は、このようにして算出された誘導経路P1にしたがって自車両C1を操舵することにより、自車両C1を直線LBに接触させることなく、元の目標駐車位置33に近い位置に自車両C1を移動させることができる。
続いて、駐車支援装置は、図5に示すように、ステップS2において、画像処理制御部21の制御のもとに、座標点Aに接触しない第2の目標駐車位置を設定する。具体的には、画像処理制御部21は、以下のようにして、座標点Aに接触する可能性がある場合に設定される新たな目標駐車位置と誘導経路とを算出する。すなわち、画像処理制御部21は、図7に示すように、後退開始位置32に位置する自車両C1の後輪延長上の回転中心であり、その回転中心と座標点Aとを結ぶ線分よりもその回転中心と自車両C1の左後輪とを結ぶ線分が所定値以上大きくなる回転中心を、新たな第2の回転中心61として算出する。続いて、画像処理制御部21は、算出した第2の回転中心61を中心として自車両C1が移動する際に、元の回転中心41も同時に移動させ、この元の回転中心41がある位置に到達した場合に、その位置を中心として自車両C1を回転移動させても自車両C1の左後輪が座標点Aに接触しないような回転中心を、新たな第3の回転中心62として算出する。そして、画像処理制御部21は、新たな第2の回転中心61を中心として自車両C1を移動させた際に、元の回転中心41が新たな第3の回転中心62に到達したときの自車両C1の位置を、新たな第2の目標駐車位置36として設定するとともに、新たな第3の回転中心62を中心として自車両C1を移動させた際に、自車両C1が元の目標駐車位置33と平行になる位置を、新たな第3の目標駐車位置37として設定し、これら新たな第2の目標駐車位置36と新たな第3の目標駐車位置37とに向かって自車両C1を移動させるような誘導経路P2を算出する。運転者は、このようにして算出された誘導経路P2にしたがって自車両C1を操舵することにより、自車両C1を座標点Aに接触させることなく、元の目標駐車位置33に近い位置に自車両C1を移動させることができる。
なお、図6及び図7において説明した新たな第2の目標駐車位置35及び第3の目標駐車位置37の設定には、直線LCの検出結果を用いていない。そこで、駐車支援装置は、図5に示すように、ステップS3において、画像処理制御部21の制御のもとに、直線LCに接触しない第3の目標駐車位置を設定する。なお、ここでは、座標点Aを回避する誘導経路を例にとり、直線LCに接触しないような新たな目標駐車位置を設定する場合について説明する。この場合、画像処理制御部21は、以下のようにして、直線LCに接触する可能性がある場合に設定される新たな目標駐車位置と誘導経路とを算出する。すなわち、画像処理制御部21は、図8に示すように、新たな第3の回転中心62を決定した後、この新たな第3の回転中心62と新たな第2の目標駐車位置36の左後方の角とを結ぶ線分を半径とする円弧を考える。この円弧と直線LCとが交点を有する場合には、直線LCと自車両C1とが接触する可能性があることになる。そこで、画像処理制御部21は、その円弧が直線LCと交差する点よりも所定値以上手前の位置に、新たな第4の目標駐車位置38を設定し、新たな第2の目標駐車位置36と新たな第4の目標駐車位置38とに向かって自車両C1を移動させるような誘導経路P3を算出する。運転者は、このようにして算出された誘導経路P3にしたがって自車両C1を操舵することにより、自車両C1を直線LCに接触させることなく、元の目標駐車位置33に近い位置に自車両C1を移動させることができる。
このように、駐車支援装置においては、図3に示したような頻繁に見かけるタイプの駐車場の状況の場合には、画像処理制御部21の制御のもとに、
(1)直線LBの判定に基づいて、新たな第1の回転中心51と新たな第2の回転中心54とを設定するとともに、新たな第1の目標駐車位置34と新たな第2の目標駐車位置35とを設定し、
(2)新たな第2の回転中心52を中心として座標点Aの判定を行い、新たな第2の回転中心61と新たな第3の回転中心62とを設定するとともに、新たな第2の目標駐車位置36と新たな第3の目標駐車位置37とを設定し、
(3)新たな第3の回転中心62を中心として直線LCの判定を行い、新たな第4の目標駐車位置38を設定する
という順序で処理を行うことにより、自車両C1を最も簡便に元の目標駐車位置33に近い位置に誘導することができる。
駐車支援装置は、このようにして新たな目標駐車位置を設定すると、図5に示すように、ステップS4において、画像処理制御部21の制御のもとに、新たな目標駐車位置が元の目標駐車位置33と平行であるか否かを判定する。すなわち、画像処理制御部21は、ステップS3にて設定した新たな第4の目標駐車位置38が元の目標駐車位置33と平行であるか否かを判定する。
ここで、駐車支援装置は、新たな第4の目標駐車位置38が元の目標駐車位置33と平行であるものと判定した場合には、ステップS6へと処理を移行する。一方、駐車支援装置は、図8に示したように、新たな第4の目標駐車位置38が元の目標駐車位置33と平行でなく、元の目標駐車位置33に対して斜めに駐車してしまったものと判定した場合には、ステップS5へと処理を移行し、画像処理制御部21の制御のもとに、切り返しを行うための新たな目標駐車位置の設定を行う。すなわち、画像処理制御部21は、ステップS5へと処理を移行すると、図9に示すように、第4の目標駐車位置38からある距離だけ自車両C1を前進させた際に、ある一定舵角(例えば末切り)の操舵によって元の目標駐車位置33に停止できるような新たな第4の回転中心71を算出し、新たな第5の目標駐車位置39と新たな第6の目標駐車位置40とを設定する。なお、図9においては、新たな第6の目標駐車位置40が元の目標駐車位置33と重複している様子を示しているが、画像処理制御部21は、元の目標駐車位置33と平行な第6の目標駐車位置40を設定すればよい。これにより、運転者は、自車両C1を元の目標駐車位置33と平行であって近い位置に自車両C1を移動させることができる。
なお、ここでは、第4の目標駐車位置38から直進させて切り返しを行う場合について説明したが、駐車支援装置においては、舵切りをともなう切り返しを行うように、新たな第5の目標駐車位置39と新たな第6の目標駐車位置40とを設定するようにしてもよい。また、駐車支援装置においては、新たな第5の目標駐車位置39に何らかの障害物が存在する場合には、その障害物を回避するように新たな第5の目標駐車位置39を設定すればよい。この場合、駐車支援装置においては、元の目標駐車位置33と平行な新たな第6の目標駐車位置40が得られるまで同様の動作を繰り返す。
そして、駐車支援装置は、新たな第4の目標駐車位置38が元の目標駐車位置33と平行であるものと判定した場合には、図5に示すように、ステップS6において、画像処理制御部21の制御のもとに、新たな第6の目標駐車位置40が元の目標駐車位置33と一致したか否かを判定する。
ここで、駐車支援装置は、新たな第6の目標駐車位置40が元の目標駐車位置33と一致していないものと判定した場合には、ステップS7へと処理を移行し、画像処理制御部21の制御のもとに、幅寄せを行うための新たな目標駐車位置の設定を行う。このような状況は、新たな第6の目標駐車位置40が先に図6又は図7に示した新たな第2の目標駐車位置35又は第3の目標駐車位置37のように、新たな第6の目標駐車位置40が元の目標駐車位置33と平行であるが一致していない場合である。この場合、画像処理制御部21は、図10(A)に示すように、自車両C1を一旦前進させ、後退開始位置81から目標駐車位置33へと後退させながら幅寄せを行うような誘導経路を算出するか、図10(B)に示すように、自車両C1を一旦後退させ、前進開始位置91から目標駐車位置33へと前進させながら幅寄せを行うような誘導経路を算出する。
まず、図10(A)に示すように、自車両C1を一旦前進させ、後退開始位置81から目標駐車位置33へと後退させながら幅寄せを行う場合について考える。この場合、画像処理制御部21は、新たな第5の回転中心82と新たな第6の回転中心83とを算出し、新たな第5の回転中心82を中心として後退開始位置81から新たな第7の目標駐車位置84へと自車両C1を移動させ、その後に、新たな第6の回転中心83を中心として新たな第8の目標駐車位置85へと自車両C1を移動させるように、新たな第7の目標駐車位置84及び第8の目標駐車位置85を設定する。ただし、この場合には、図10(A)から明らかなように、隣接する駐車車両C3に自車両C1が接触する可能性が生じる。
そこで、画像処理制御部21は、図10(B)に示すように、自車両C1を一旦後退させ、前進開始位置91から目標駐車位置33へと前進させながら幅寄せを行うような誘導経路を算出する。この場合、画像処理制御部21は、新たな第5の回転中心92と新たな第6の回転中心93とを算出し、新たな第5の回転中心92を中心として前進開始位置91から新たな第7の目標駐車位置94へと自車両C1を移動させ、その後に、新たな第6の回転中心93を中心として新たな第8の目標駐車位置95へと自車両C1を移動させるように、新たな第7の目標駐車位置94及び第8の目標駐車位置95を設定する。これにより、運転者は、隣接する駐車車両C3に自車両C1を接触させることなく幅寄せを行い、自車両C1を元の目標駐車位置33に移動させることができる。すなわち、駐車支援装置においては、並列駐車の幅寄せを行う場合には、自車両C1を前進させながら幅寄せを行うように、新たな第7の目標駐車位置94及び第8の目標駐車位置95を設定して誘導を行うのが望ましい。ただし、駐車支援装置においては、隣接する駐車車両C3との接触の可能性を判定し、自車両C1を後退させながら幅寄せを行った場合であっても、接触の可能性がないものと判定した場合には、図10(A)及び図10(B)に示すいずれの誘導経路を算出するようにしてもよい。
駐車支援装置は、このようにして新たな目標駐車位置が元の目標駐車位置33と一致した場合には、一連の処理を終了する。
駐車支援装置は、このような一連の手順にしたがって、ある程度狭い駐車場であっても、様々なパターンに対応して障害物を回避した適切な自車両C1の誘導を行うことができる。
なお、以上では、並列駐車を行う場合における処理について説明したが、駐車支援装置は、縦列駐車を行う場合にも、同様の処理を行うことによって障害物を回避した自車両C1の誘導を行うことができる。これを具体的に説明するために、図11に示すように、自車両C1が駐車車両C2と駐車車両C3との間にあるスペースに目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に向かって縦列駐車を行う場合を考える。
このような状況において縦列駐車を行う際には、目標駐車位置の前方に存在する駐車車両C2に接触しないような誘導経路を算出すればよい。なお、縦列駐車を行う場合においても、目標駐車位置の反対側に壁等の障害物が存在する場合もあるが、この場合には、駐車支援装置は、上述した並列駐車を行う場合に直線LBを回避する方法と同様の処理を行えばよい。
駐車支援装置は、駐車車両C2を回避するために、図12に示すように、画像処理制御部21の制御のもとに、目標駐車位置101に自車両C1が位置するとしたときの自車両C1の後輪延長上において最小回転半径RMだけ離れた位置にある回転中心102を算出し、この回転中心102を中心として自車両C1が移動する際に目標駐車位置101の左前角を通る軌跡が、駐車車両C2の右後角に接触するか否かを判定する。ここで、画像処理制御部21は、接触の可能性があるものと判定した場合には、元の目標駐車位置101から駐車車両C3側に所定量離れた位置に、新たな目標駐車位置103を設定する。このとき、画像処理制御部21は、新たな目標駐車位置103に自車両C1が位置するとしたときの自車両C1の後輪延長上において最小回転半径RMだけ離れた位置にある回転中心104を算出し、この新たな回転中心104を中心として自車両C1が移動する際に目標駐車位置101の左前角を通る軌跡が、駐車車両C2に接触しないように、新たな目標駐車位置103を設定する。
駐車支援装置においては、このようにして新たな目標駐車位置103を設定することにより、自車両C1を駐車車両C2に接触させることなく、縦列駐車を行うことができる。なお、ここでは、新たな目標駐車位置103を元の目標駐車位置101に対して後方に設定したが、駐車支援装置においては、自車両C1の左前角が駐車車両C2に接触しないように、元の目標駐車位置101に対して右側に新たな目標駐車位置103を設定したり、斜めに新たな目標駐車位置103を設定したりしてもよい。
また、駐車支援装置は、新たな目標駐車位置103が元の目標駐車位置101と一致していない場合には、画像処理制御部21の制御のもとに、幅寄せを行うための新たな目標駐車位置の設定を行うこともできる。この場合、画像処理制御部21は、図13(A)に示すように、目標駐車位置103から自車両C1を前進させながら、新たな第1の目標駐車位置111を経由して新たな第2の目標駐車位置112に向かい、元の目標駐車位置101に幅寄せを行うような誘導経路を算出するか、図13(B)に示すように、目標駐車位置103から自車両C1を後退させながら、新たな第1の目標駐車位置121を経由して新たな第2の目標駐車位置122に向かい、元の目標駐車位置101に幅寄せを行うような誘導経路を算出する。
まず、図13(A)に示すように、新たな第1の目標駐車位置111を経由して新たな第2の目標駐車位置112に向かい、元の目標駐車位置101に幅寄せを行う場合について考える。この場合、画像処理制御部21は、新たな第1の回転中心113と新たな第2の回転中心114とを算出し、新たな第1の回転中心113を中心として目標駐車位置(前進開始位置)103から新たな第1の目標駐車位置111へと自車両C1を移動させ、その後に、新たな第2の回転中心114を中心として新たな第2の目標駐車位置112へと自車両C1を移動させるように、新たな第1の目標駐車位置111及び第2の目標駐車位置112を設定する。ただし、この場合には、図13(A)から明らかなように、自車両C1が左側に膨らむ軌跡で移動することから、その左側に壁や縁石等の障害物が存在する場合には、その障害物に自車両C1が接触する可能性が生じる。
そこで、画像処理制御部21は、図13(B)に示すように、目標駐車位置103から自車両C1を後退させながら、新たな第1の目標駐車位置121を経由して新たな第2の目標駐車位置122に向かい、元の目標駐車位置101に幅寄せを行うような誘導経路を算出する。この場合、画像処理制御部21は、新たな第1の回転中心123と新たな第2の回転中心124とを算出し、新たな第1の回転中心123を中心として目標駐車位置(後退開始位置)103から新たな第1の目標駐車位置121へと自車両C1を移動させ、その後に、新たな第2の回転中心124を中心として新たな第2の目標駐車位置122へと自車両C1を移動させるように、新たな第1の目標駐車位置121及び第2の目標駐車位置122を設定する。これにより、運転者は、自車両C1の左側に存在する障害物に自車両C1を接触させることなく幅寄せを行うことができる。すなわち、駐車支援装置においては、縦列駐車の幅寄せを行う場合には、自車両C1を後退させながら幅寄せを行うように、新たな第1の目標駐車位置121及び第2の目標駐車位置122を設定して誘導を行うのが望ましい。ただし、駐車支援装置においては、自車両C1の左側に存在する障害物との接触の可能性を判定し、自車両C1を前進させながら幅寄せを行った場合であっても、接触の可能性がないものと判定した場合には、図13(A)及び図13(B)に示すいずれの誘導経路を算出するようにしてもよい。
駐車支援装置は、このようにして縦列駐車を行う場合にも、障害物を回避した適切な自車両C1の誘導を行うことができる。
なお、以上では、並列駐車の場合も縦列駐車の場合も、自車両C1の左側に目標駐車位置を設定して駐車を行う場合について説明した。ただし、現実の駐車状況においては、並列駐車及び縦列駐車のいずれの場合にも、自車両C1の右側に駐車を行うこともあり得る。駐車支援装置においては、このような場合にも上述した処理を左右対称に考慮して適用することにより、同様の方法で周囲の障害物を回避しながら駐車の誘導を行うことが可能である。
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態として示した駐車支援装置においては、自車両C1の周囲に存在する障害物を障害物検出装置15によって検出し、画像処理制御部21の制御のもとに、自車両C1の後退を開始する後退開始位置32から所定の目標駐車位置33に至る誘導経路が、障害物検出装置15によって検出された障害物に接触するものと判定した場合に、障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定し、設定した新たな目標駐車位置を含む誘導経路をディスプレイ22に表示する。これによりこの駐車支援装置においては、目標駐車位置33に向かってどのように操舵すれば接触することなく目標駐車位置33に辿り着けるのかを適切に提示することができ、障害物との接触の危険性があるような狭い駐車場であっても、運転者に安心して駐車を行わせることができる。
またこの駐車支援装置においては、並列駐車を行う場合には、画像処理制御部21の制御のもとに、障害物検出装置15によって検出された障害物のうち、誘導経路の駐車軌道内側に存在する障害物の隅部の座標点A、誘導経路の駐車軌道外側に存在し且つ目標駐車位置33とは反対側に位置する障害物の端縁を表す第1の直線LB、又は、誘導経路の駐車軌道外側に存在し且つ目標駐車位置33の側に位置する障害物の側面を表す第2の直線LCの少なくとも1つを用いて、障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定する。これにより、この駐車支援装置においては、障害物との接触の危険性があるような狭い駐車場であっても、自車両C1を元の目標駐車位置33に近い位置に誘導することができ、運転者に安心して並列駐車を行わせることができる。
このとき、この駐車支援装置においては、画像処理制御部21の制御のもとに、第1の直線LBによって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定した後、座標点Aによって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定し、その後、第2の直線LCによって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定することにより、目標駐車位置33に向けた自車両C1の最適な誘導を行うことができ、自車両C1を最も簡便に元の目標駐車位置33に近い位置に誘導することができる。
さらにこの駐車支援装置においては、画像処理制御部21の制御のもとに、座標点Aによって表される障害物に接触しない誘導経路となるように設定した新たな目標駐車位置若しくは第1の直線LBによって表される障害物に接触しない誘導経路となるように設定した新たな目標駐車位置が、目標駐車位置33と平行にならなかった場合、又は、第2の直線LCによって表される障害物に接触しない誘導経路となるように設定した新たな目標駐車位置が目標駐車位置33に至らなかった場合には、切り返して駐車を行うための新たな目標駐車位置を設定することにより、切り返しが必要な状況であっても、目標駐車位置33に向けた自車両C1の誘導を適切に行うことができる。
さらにまた、この駐車支援装置においては、画像処理制御部21の制御のもとに、設定した新たな目標駐車位置が目標駐車位置33と平行であり且つ一致していない場合には、幅寄せして駐車を行うための新たな目標駐車位置を設定することから、幅寄せが必要な状況であっても、目標駐車位置33に向けた自車両C1の誘導を適切に行うことができる。
またこの駐車支援装置においては、並列駐車の幅寄せを行う場合には、画像処理制御部21の制御のもとに、自車両C1を前進させながら幅寄せを行うように新たな目標駐車位置を設定することにより、障害物として隣接する駐車車両への影響を小さくすることができ、運転者に安心して駐車を行わせることができる。
さらにこの駐車支援装置においては、縦列駐車を行う場合には、画像処理制御部21の制御のもとに、自車両C1の軌跡が、障害物検出装置15によって検出された障害物のうち目標駐車位置101の前方に存在する障害物に接触する可能性があるものと判定した場合には、障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定する。これにより、この駐車支援装置においては、障害物との接触の危険性があるような狭い駐車場であっても、自車両C1を元の目標駐車位置101に近い位置に誘導することができ、運転者に安心して縦列駐車を行わせることができる。
このとき、この駐車支援装置においては、画像処理制御部21の制御のもとに、自車両C1の軌跡が目標駐車位置101の前方に存在する障害物に接触する可能性があるものと判定した場合には、目標駐車位置101の後方に新たな目標駐車位置を設定することにより、斜めに駐車してしまうものの、最も深く駐車位置に自車両C1を進入させることができる。
またこの駐車支援装置においては、画像処理制御部21の制御のもとに、設定した新たな目標駐車位置が目標駐車位置101と平行であり且つ一致していない場合には、幅寄せして駐車を行うための新たな目標駐車位置を設定することから、幅寄せが必要な状況であっても、目標駐車位置101に向けた自車両C1の誘導を適切に行うことができる。
さらにこの駐車支援装置においては、縦列駐車の幅寄せを行う場合には、画像処理制御部21の制御のもとに、自車両C1を後退させながら幅寄せを行うように新たな目標駐車位置を設定することにより、障害物として隣接する駐車車両への影響を小さくすることができ、運転者に安心して駐車を行わせることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
本発明の実施形態として示す駐車支援装置の構成について示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置におけるカメラ装置の自車両に対する取り付け例を示す図である。 自車両左側に位置する目標駐車位置に向かって並列駐車を行う状況の例を示す図である。 図3に示す状況において、本発明の実施形態として示す駐車支援装置が算出する誘導経路の例を示す図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、障害物を回避した自車両の誘導を行う際の一連の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、図3に示す誘導経路の駐車軌道外側に存在し且つ目標駐車位置とは反対側に位置する駐車車両の前端縁を結ぶ直線に接触しない第1の目標駐車位置を設定する際に算出する誘導経路の例を示す図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、図3に示す誘導経路の駐車軌道内側に存在する駐車車両の右前角の座標点に接触しない第2の目標駐車位置を設定する際に算出する誘導経路の例を示す図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、図3に示す誘導経路の駐車軌道外側に存在し且つ目標駐車位置の側に位置する駐車車両の左側面を表す直線に接触しない第3の目標駐車位置を設定する際に算出する誘導経路の例を示す図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、図3に示す並列駐車の際に新たに設定した目標駐車位置が元の目標駐車位置と平行とならなかった場合に、切り返しを行うための新たな目標駐車位置を設定する際に算出する誘導経路の例を示す図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、図3に示す並列駐車の際に新たに設定した目標駐車位置が元の目標駐車位置と一致しなかった場合に、自車両を(A)後退及び(B)前進させながら幅寄せを行う際に算出する誘導経路の例を示す図である。 自車両左側に位置する目標駐車位置に向かって縦列駐車を行う状況の例を示す図である。 図11に示す状況において、本発明の実施形態として示す駐車支援装置が算出する誘導経路の例を示す図である。 本発明の実施形態として示す駐車支援装置において、図11に示す縦列駐車の際に新たに設定した目標駐車位置が元の目標駐車位置と一致しなかった場合に、自車両を(A)前進及び(B)後退させながら幅寄せを行う際に算出する誘導経路の例を示す図である。
符号の説明
11,12,13,14 カメラ装置
15 障害物検出装置
21 画像処理制御部
22 ディスプレイ
31 駐車開始位置
32,81 後退開始位置
33,101,103 目標駐車位置
34,111,121 第1の目標駐車位置
35,36,112,122 第2の目標駐車位置
37 第3の目標駐車位置
38 第4の目標駐車位置
39 第5の目標駐車位置
40 第6の目標駐車位置
41,102,104 回転中心
51,113,123 第1の回転中心
52,61,114,124 第2の回転中心
62 第3の回転中心
71 第4の回転中心
82,92 第5の回転中心
83,93 第6の回転中心
84,94 第7の目標駐車位置
85,95 第8の目標駐車位置
91 前進開始位置
A 座標点
C1 自車両
C2,C3,C4,C5 駐車車両
LA,LB,LC 直線
P1,P2,P3 誘導経路
R,R1 半径
RM 最小回転半径

Claims (9)

  1. 自車両を所定の目標駐車位置に駐車させるために運転者に車両操作の支援となる情報を提示する駐車支援装置において、
    前記自車両周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段と、
    前記自車両の後退を開始する後退開始位置から所定の目標駐車位置に至る誘導経路が、前記障害物検出手段によって検出された障害物に接触するものと判定した場合に、当該障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定する処理手段と、
    前記処理手段によって設定された新たな目標駐車位置を含む誘導経路を表示する表示手段とを備え、
    前記処理手段は、並列駐車を行う場合には、前記障害物検出手段によって検出された障害物のうち、誘導経路の駐車軌道内側に存在する障害物の隅部の座標点、当該誘導経路の駐車軌道外側に存在し、且つ、前記所定の目標駐車位置とは反対側に位置する障害物の端縁を表す第1の直線、又は、当該誘導経路の駐車軌道外側に存在し、且つ、前記所定の目標駐車位置の側に位置する障害物の側面を表す第2の直線の少なくとも1つを用いて、当該障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定し、
    前記処理手段は、前記第1の直線によって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな第1の目標駐車位置を設定した後、前記座標点によって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな第2の目標駐車位置を設定し、その後、前記第2の直線によって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな第3の目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行い、
    前記処理手段は、前記後退開始位置に位置する自車両の後輪延長上の回転中心であって、前記回転中心と自車両の右前角とを結ぶ線分を半径とする円弧が、前記第1の直線と交差しないような回転中心を第1の回転中心として算出し、当該第1の回転中心を中心として自車両が移動することで自車両の右前角が前記第1の直線に接触しなくなる自車両の位置を前記新たな第1の目標駐車位置として設定し、
    前記処理手段は、前記新たな第1の目標駐車位置に位置する自車両の後輪延長上の回転中心であって、前記座標点とを結ぶ線分よりも前記回転中心と自車両の内側後輪とを結ぶ線分が所定値以上大きくなる第2の回転中心を設定し、当該第2の回転中心を中心として自車両を移動させた場合、前記第2の回転中心と自車両の内側後輪とを結ぶ線分が前記座標点と重なる時の自車両の位置を前記新たな第2の目標駐車位置として設定し、
    前記新たな第2の目標駐車位置に位置する自車両の後輪延長上の回転中心であって、前記第2の回転中心よりも自車両に近い第3の回転中心を設定し、当該第3の回転中心と新たな第2の目標駐車位置の後方外側の角とを結ぶ線分を半径とする円弧が前記第2の直線と交差する点よりも所定値手前の位置に、前記新たな第3の目標駐車位置を設定する
    ことを特徴とする駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、前記新たな第3の目標駐車位置が、前記所定の目標駐車位置と平行にならなかった場合には、切り返して駐車を行うための新たな第4の目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行うことを特徴とする駐車支援装置。
  3. 請求項2に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、前記新たな第4の目標駐車位置が前記所定の目標駐車位置と平行であり、且つ、一致していない場合には、幅寄せして駐車を行うための新たな第5の目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行うことを特徴とする駐車支援装置。
  4. 請求項3に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、並列駐車の幅寄せを行う場合には、前記自車両を前進させながら幅寄せを行うように新たな第5の目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行うことを特徴とする駐車支援装置。
  5. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、縦列駐車を行う場合には、前記自車両の軌跡が、前記障害物検出手段によって検出された障害物のうち、前記所定の目標駐車位置の前方に存在する障害物に接触する可能性があるものと判定した場合には、当該障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定することを特徴とする駐車支援装置。
  6. 請求項5に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、前記自車両の軌跡が前記所定の目標駐車位置の前方に存在する障害物に接触する可能性があるものと判定した場合には、前記所定の目標駐車位置の後方に新たな目標駐車位置を設定することを特徴とする駐車支援装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、設定した新たな目標駐車位置が前記所定の目標駐車位置と平行であり、且つ、一致していない場合には、幅寄せして駐車を行うための新たな目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行うことを特徴とする駐車支援装置。
  8. 請求項7に記載の駐車支援装置において、
    前記処理手段は、縦列駐車の幅寄せを行う場合には、前記自車両を後退させながら幅寄せを行うように新たな目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行うことを特徴とする駐車支援装置。
  9. 自車両を所定の目標駐車位置に駐車させるために運転者に車両操作の支援となる情報を提示する駐車支援方法において、
    前記自車両周囲に存在する障害物を検出する障害物検出工程と、
    前記自車両の後退を開始する後退開始位置から所定の目標駐車位置に至る誘導経路が、前記障害物検出工程にて検出された障害物に接触するものと判定した場合に、当該障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定する処理工程と、
    前記処理工程にて設定された新たな目標駐車位置を含む誘導経路を所定の表示手段に表示する表示工程とを有し、
    前記処理工程において、並列駐車を行う場合には、前記障害物検出工程によって検出された障害物のうち、誘導経路の駐車軌道内側に存在する障害物の隅部の座標点、当該誘導経路の駐車軌道外側に存在し、且つ、前記所定の目標駐車位置とは反対側に位置する障害物の端縁を表す第1の直線、又は、当該誘導経路の駐車軌道外側に存在し、且つ、前記所定の目標駐車位置の側に位置する障害物の側面を表す第2の直線の少なくとも1つを用いて、当該障害物に接触しない誘導経路となるように新たな目標駐車位置を設定し、
    前記処理工程において、前記第1の直線によって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな第1の目標駐車位置を設定した後、前記座標点によって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな第2の目標駐車位置を設定し、その後、前記第2の直線によって表される障害物に接触しない誘導経路となるように新たな第3の目標駐車位置を設定し、前記所定の目標駐車位置に向けた前記自車両の誘導を行い、
    前記処理工程において、前記後退開始位置に位置する自車両の後輪延長上の回転中心であって、前記回転中心と自車両の右前角とを結ぶ線分を半径とする円弧が、前記第1の直線と交差しないような回転中心を第1の回転中心として算出し、当該第1の回転中心を中心として自車両が移動することで自車両の右前角が前記第1の直線に接触しなくなる自車両の位置を前記新たな第1の目標駐車位置として設定し、
    前記処理工程において、前記新たな第1の目標駐車位置に位置する自車両の後輪延長上の回転中心であって、前記座標点とを結ぶ線分よりも前記回転中心と自車両の内側後輪とを結ぶ線分が所定値以上大きくなる第2の回転中心を設定し、第2の回転中心を中心として自車両を移動させた場合、前記第2の回転中心と自車両の内側後輪とを結ぶ線分が前記座標点と重なる時の自車両の位置を前記新たな第2の目標駐車位置として設定し、
    前記新たな第2の目標駐車位置に位置する自車両の後輪延長上の回転中心であって、前記第2の回転中心よりも自車両に近い第3の回転中心を設定し、当該第3の回転中心と新たな第2の目標駐車位置の後方外側の角とを結ぶ線分を半径とする円弧が前記第2の直線と交差する点よりも所定値手前の位置に、前記新たな第3の目標駐車位置を設定する
    ことを特徴とする駐車支援方法。
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