JP5426892B2 - 基板加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理物を載置して加熱する基板加熱装置に関する。
化学気相堆積(CVD)やドライエッチング等の工程を行なう半導体製造装置等では、被処理物である基板を載置して加熱する基板加熱装置が用いられる。基板加熱装置は、加熱部として抵抗発熱体を備える。抵抗発熱体は、セラミックス等の絶縁体の基体表面に略平行な配置面に埋め込まれる。通常、コイル状発熱線や、メッシュ、スクリーン印刷体、及び箔等を用いた平面状発熱線は、抵抗発熱体として適用される(特許文献1参照)。
例えば、抵抗発熱体としてコイル状発熱線を用いる場合について述べる。コイル状発熱線は、一定の曲率を有する複数の曲がり角部を有する。そのため、コイル状発熱線を絶縁体の基体表面に略平行な配置面に隙間なく配置することは困難である。その結果、基体の表面にコイル状発熱線のコイルの形状(配線パターンという)に対応した温度分布が発生する。発生した温度分布により、基板に堆積させる膜の厚みや、エッチング深さが変化するため、歩留まりが劣化する。
基体の表面に発生したコイル状発熱線の配線パターンに対応した温度分布を解消する方法として2つのコイル状発熱線を互いにずらして配置することが提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、コイル状発熱線は、局所的に、数℃程度の温度分布が生じることが開示されている。すなわち、配線パターンに対応した温度分布を完全に解消することはできなかった。
また、抵抗発熱体として、メッシュ(細い金属線を金網状に編みこんで形成したシート)、スクリーン印刷体、箔等の平面状発熱線を用いる場合では、平面状発熱線の配線パターンを工夫することにより、基体の表面において、直接加熱されない部分を減少させることができる。しかしながら、平面状発熱線を同一の平面に複数配置する場合、発熱線間の絶縁距離を確保する必要があるため、絶縁距離として確保された領域は、直接加熱されない。すなわち、配線パターンに対応した温度分布を完全に解消することはできなかった。
また、複数のセラミックスグリーンシートのそれぞれの上面に発熱体が形成されたシートを、各発熱体の配線パターンが基板を載置する表面の上方からの平面視において、発熱体同士が互いに重ならないように積層させることが提案されている。(特許文献3参照)。しかし、実際には、同一平面において、各発熱体の配線パターンが重ならない部分が存在するため、基体の表面の温度を均一にすることは困難であった。
特開平11−204238号公報 特表2006−500789号公報 特開2002−373862号公報
本発明の目的は、局所的な温度分布を低減することが可能な基板加熱装置を提供することにある。
本発明の態様によれば、被加熱物が載置される上面を有する基体と、前記基体の前記上面を含む上部に埋め込まれ、前記上面に略平行な平面形状を有する第1発熱体と、前記基体の前記上部に結合される下部に埋め込まれ、前記上面に直交する方向において、前記上面に対して前記第1発熱体よりも下方に配設される平面型の第2発熱体とを備え、前記第1発熱体を前記基体の前記上面に投影した第1投影パターンと、前記第2発熱体を前記基体の前記上面に投影した第2投影パターンとが互いに部分的に重なる重複部を有し、前記上面の面積に対する前記第1投影パターンと前記第2投影パターンの面積の合計の占有率が85%以上であり、前記上面における前記第2投影パターンの面積に対する前記重複部の面積の割合が5%以上である基板加熱装置が提供される。
本発明によれば、基板加熱装置において、基板を載置する上面における局所的な温度分布を低減することができる。
本発明の実施の形態に係る基板加熱装置の一例を示す平面図である。 図1に示した基板保持体のII−II断面を示す概略図である。 本発明の実施の形態の説明に用いる第1投影パターンの一例を示す図である。 本発明の実施の形態の説明に用いる第2投影パターンの一例を示す図である。 図3及び図4に示した投影パターンの重ね合わせを示す図である。 図2に示す断面図の一部を拡大した拡大図である。 図5に示す平面図の一部を拡大した拡大図である。 本発明の実施の形態に係る基板保持体の製造方法の一例を示す断面図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る基板保持体の製造方法の一例を示す断面図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る基板保持体の製造方法の一例を示す断面図(その3)である。 本発明の実施の形態に係る基板保持体の製造方法の一例を示す断面図(その4)である。 本発明の実施の形態に係る基板加熱装置の温度分布の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の説明に用いる基板加熱装置の上面の区域の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基板加熱装置の上面の面積に対する第1投影パターンの面積と第2投影パターンの面積の合計の占有率と、基板加熱装置の局所温度の差の最大値とを対応付けて示す表である。 本発明の実施の形態に係る基板加熱装置の上面の面積に対する第1投影パターンと第2投影パターンの面積の合計の占有率と、基板加熱装置の局所温度の差の最大値との関係の一例を示す図である。 比較例による基板加熱装置の発熱体の変形の一例を示す図である。 比較例による基板加熱装置の温度分布の一例を示す図である。
以下図面を参照して、本発明の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本発明の実施の形態に係る基板加熱装置は、図1及び図2に示すように、基体12、埋め込み電極(14、16)、シャフト18等を備える。基体12は、上部121と下部122とを有する。埋め込み電極(14、16)は、平面型の第1及び第2発熱体14、16を含む。第1発熱体14は、基体12の上部121に埋め込まれる。上部121は、基板が載置される基板加熱装置の上面12aを有する。上面12aは、内周部121aと外周部121bとを有する。
下部122は、上面12aの反対面に接合される。第2発熱体16は、上面12aの直交方向において、上面12aに対して第1発熱体14よりも離れた位置に配設される。
下部122は、上部121との接合面の反対側に下面12bを有する。円筒状のシャフト18は、基体12の下面12bに接合される。
基板加熱装置は、CVD装置やプラズマエッチング装置の処理室にシャフト18により固定される。例えば、被処理物である基板が円形の半導体基板であれば、基板加熱装置は円板形状である。基板は、基板加熱装置の上面12aに載置され、埋め込み電極(14、16)により加熱される。埋め込み電極(14、16)には、それぞれ電極端子(図示省略)が接続される。なお、基板加熱装置は、円板形状に限定されず、例えば、多角形状であってもよい。また、基板を載置する上面12aには、平坦形状、ポケット形状、エンボス形状、あるいは溝形状等が適宜用いられる。
例えば、基体12は、直径Dsが約330mm〜約340mmで、厚さHが約20mm〜約30mmである。埋め込み電極(14、16)は、直径Dhが約320mm〜約335mmである。第1発熱体14は、基体12の上部側に埋め込まれる。第2発熱体16は、基体12の内部において第1発熱体14の下方に配設される。
基体12及びシャフト18として、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al2O3)、窒化シリコン(Si3N4)、炭化シリコン(SiC)、窒化ボロン(BN)等のセラミックス材料が用いられる。また、基体12として、アルミニウム(Al),アルミニウム合金、ステンレス鋼等の金属材料を用いてもよい。金属材料を用いる場合、セラミックスコートにより絶縁した埋め込み電極が用いられる。
第1及び第2発熱体14、16として、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)等の高融点金属、又は炭化タングステン(WC)等の高融点金属炭化物等の導電材料のメッシュが用いられる。なお、第1及び第2発熱体14、16として、上記の導電材料のスクリーン印刷体、あるいは箔等を用いてもよい。
図3に、第1発熱体14を基体12の上面12aに投影した第1投影パターン24を示す。図4に、第2発熱体16を基体12の上面12aに投影した第2投影パターン26を示す。図5に示すように、第2投影パターン26は、第1投影パターン24の隙間に位置する。
図6は、図2に示す断面図の領域Aを拡大した拡大図である。図7は、図5に示す平面図の領域Bを拡大した拡大図である。
図6に示すように、第2発熱体16の基板12の径方向の長さは、Waである。基体12の上面12aに直交する方向において、第1発熱体14の端部と第2発熱体16の端部とは部分的に重複する。第1発熱体14と第2発熱体16とは、少なくとも一方の端部において重複する。重複する部分の長さは、Wbである。
図7に示すように、第2発熱体16を基体12の上面12aに投影した第2投影パターン26の基板12の径方向の長さは、Waである。第1発熱体14を基体12の上面12aに投影した第1投影パターン24と、第2発熱体16を基体12の上面12aに投影した第2投影パターン26とは重複する。重複する部分の長さは、Wbである。
後述する図13に示す1つの区域40において、第2発熱体16の径方向の長さWaに対する第1発熱体14と第2発熱体16との重複する部分の長さWbの割合を重複率とする。この重複率のすべての区域40における平均値を、第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率と定義する。平均重複率は、5%以上が望ましい。
図6及び図7に示すように、第2発熱体16の径方向の長さWaは、第2投影パターン26の長さWaに相当する。また、第1発熱体14と第2発熱体16との重複する部分の長さWbは、第1投影パターン24と第2投影パターン26との重複する部分の長さWbに相当する。従って、上述した第1発熱体14と第2発熱体16との重複率及び平均重複率と、第1投影パターン24と第2投影パターン26との重複率及び平均重複率とは同一である。
望ましい平均重複率が上述のように5%以上であるとする理由は、平均重複率が5%より小さいと、上面12aにおいて、第1投影パターン24と第2投影パターン26とが重複する領域と、重複しない領域との温度差が増大するためである。
一般に、物体内では、熱は、熱源である発熱体から放射状に伝導する。そのため、発熱体からの距離が離れた点ほど、その点を含む物体の断面における温度の均一性は良くなる。すなわち、上面12aと発熱体との距離を大きくすることにより、上面12aの温度を均一にすることができる。しかし、基体12を厚くすると、高コスト化を招く。また、基体12を厚くすると、基体12を焼成する際、基体12の品質を均一に保持することが困難である。
そこで、基体12の厚さは、約20mm〜約30mmが実用的である。基体12の上面12aから第1発熱体14までの距離は、約5mm〜約10mmが望ましい。
次に、図1及び図2に示した基板加熱装置の製造方法を、図8〜図11を用いて説明する。図8〜図10は、基体12の一部を形成する部材(後述のセラミックス焼結体12A及び12B)の断面図である。
(a)まず、表面に溝が形成されたセラミックス焼結体12Aを準備する。図8に示すように、タングステン(W)等の導電性材料で形成されたメッシュからなる平面型の第1発熱体14が、セラミックス焼結体12Aの溝にはめ込まれる。
(b)同様に、表面に溝が形成されたセラミックス焼結体12Bを準備する。図9に示すように、タングステン(W)等の導電性材料で形成されたメッシュからなる平面型の第2発熱体16が、セラミックス焼結体12Bの溝にはめ込まれる。
(c)次に、セラミックス焼結体12Aとセラミックス焼結体12Bとを重ね合わせる。これにより、上面12aに直交する方向からの平面視において、第1発熱体14の端部と第2発熱体16の端部とは重複する。セラミックス焼結体12Aとセラミックス焼結体12Bとを重ね合わせた状態で、プレス成形及び焼結を行う。図10に示すように、第1発熱体14及び第2発熱体16が埋め込まれた基体12が作製される。
(d)図11に示すように、別途焼結して準備した円筒状セラミックス焼結体のシャフト18が基体12の一方の表面に接合される。その後、シャフト18が接合された表面と反対の表面を研削する。研削された表面は、基体12の上面12aを構成する。すなわち、シャフト18は、基体12の下面12bに接合される。このようにして、図1及び図2に示した基板加熱装置が製造される。
基体12の上面12aの面積に対する第1投影パターン24及び第2投影パターン26の面積の比が異なる基板加熱装置を用意した。上面12aの径方向rにおける温度分布を赤外線カメラ等の温度測定器により測定した。測定結果が図12に示されている。上面12aに直交する方向からの平面視において、第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は、約5%である。
図12に示すように、上面12aの面積に対する第1投影パターン24及び第2投影パターン26の面積の比が73%から94%まで増加するのに伴って、上面12aの径方向rにおける温度分布は均一に近くなっている。図13に示すように、上面12aを約25mm四角の複数の区域40に区分する。区域40毎の温度を測定し、上面12aの面内における区域40毎の温度(局所温度という)の差の最大値を測定した。
図14の表には、上面12aの面積に対する第1投影パターン24及び第2投影パターン26の面積の占有率(投影面積占有率という)の異なる基板加熱装置の局所温度の差の最大値を比較した結果が示されている。
図14に示すように、試料1における投影面積占有率は94%であり、局所温度の差の最大値は0.65℃であった。試料2における投影面積占有率は85%であり、局所温度の差の最大値は、1℃であった。試料3における投影面積占有率は83%であり、局所温度の差の最大値は、1.75℃であった。試料4における投影面積占有率は79%であり、局所温度の差の最大値は、2.2℃であった。試料5における投影面積占有率は73%であり、局所温度の差の最大値は、2.55℃であった。このように、試料1及び試料2の局所温度の差の最大値は、試料3,4,5の局所温度の差の最大値よりも小さかった。
図15は、上面12aの面積に対する第1投影パターン24の及び第2投影パターン26の投影面積占有率と、基板加熱装置の局所温度の差の最大値との関係を表した図である。図15に示すように、基板加熱装置において、投影面積占有率が約85%以上であると、上面12aの局所温度の差の最大値は約1℃以下である。投影面積占有率が約85%よりも小さいと、上面12aの局所温度の差の最大値が大きくなる。
図14に示すように、試料6における投影面積占有率は94%であり、局所温度の差の最大値は0.45℃であった。試料7における投影面積占有率は90%であり、局所温度の差の最大値は、0.56℃であった。試料8における投影面積占有率は86%であり、局所温度の差の最大値は、0.75℃であった。
試料6,7,8では、上面12aの内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率と、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率とが異なる。
具体的に、内周部121aにおける平均重複率は約20%であった。外周部121bにおける平均重複率は約30%であった。すなわち、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率よりも大きい。ここで、外周部121bは、上面12aの半径の長さより約30%短い半径を有する同心円の外周と、上面12aの外縁との間の領域である。
図14及び図15に示すように、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率を増加させることにより、局所温度の差が低減する。これにより、上面12aにおいて、均一な温度分布が実現できる。外周部121bにおいては、放熱量を増加させると共に、発熱量を増加させることが望ましい。そのため、上面12aの直交方向からの平面視において、第1発熱体14と第2発熱体16との重複する部分の長さWbを大きくすることによって、発熱量を増加させている。
内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は、5%〜20%とすることが好ましい。また、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は、5%〜30%とすることが好ましい。内周部121aにおける平均重複率及び外周部121bにおける平均重複率が5%未満では、第1投影パターン24と第2投影パターン26とが重複しない領域が形成されるため、局所温度の差が生じやすい。
試料11における投影面積占有率は86%であり、局所温度の差の最大値は1.95℃であった。試料11では、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は2%であり、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は3%であった。
また、試料12における投影面積占有率は82%であり、局所温度の差の最大値は2.25℃であった。試料12では、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は1.5%であり、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は3.5%であった。
試料11及び試料12では、投影面積占有率が85%に近いにも関わらず、局所温度の差の最大値は約2℃程度であった。これは、第1投影パターン24と第2投影パターン26とが互いに重複しない領域が広くなることにより、局所温度の差が大きくなったものと考えられる。
試料13における投影面積占有率は89%であり、局所温度の差の最大値は1.1℃であった。試料14における投影面積占有率は85%であり、局所温度の差の最大値は1.35℃であった。試料13及び試料14では、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は30%であり、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率は40%であった。
内周部121aは、外周部121bに比べて放熱量が少ないため、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率が30%になると、内周部121aにおいて、局所的に加熱され過ぎた領域(ホットスポット)が生じ易い。その結果、ホットスポットからの熱伝導により、外周部121bにおいても、加熱と放熱とのバランスが悪化し、局所温度の差が大きくなると考えられる。試料13、14は、投影面積占有率が約85%〜約89%であるにも関わらず、局所温度の差が約1℃以上であった。
以上説明したように、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率と外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率とが何れも5%、且つ投影面積占有率が85%のとき、発熱と放熱とのバランスが適切となり、上面12aにおける局所温度の差の最大値が約1℃以内になることを見出した。
また、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率が20%、外周部121bにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率が30%、及び投影面積占有率が85%のとき、発熱と放熱とのバランスが適切となり、上面12aにおける局所温度の差の最大値が約1℃以内になることを見出した。
なお、試料15は、比較例として特開2002−373862号公報に記載された構造に準じて作製した基板加熱装置である。図8及び図9に示したセラミックス焼結体12A、12Bに代えてセラミックスグリーンシートが用いられる。投影面積占有率は67%である。測定された温度分布から求められる局所温度の差の最大値は、約3.4℃であった。
試料15である基板加熱装置における埋め込み電極の変形量をX線撮影により測定した。図16は、試料15の基板加熱装置の上面の最外周の発熱体の変形量を示す。上面の最外周の約150°〜約210°の領域には、発熱体がない。上面の最外周の約210°〜約300°の領域では、発熱体が変形して外周側に膨らんでいることが判る。これは、基板加熱装置を焼成する際に、セラミックスグリーンシートと発熱体との熱膨張係数の相違によって発熱体が変形したものと考えられる。
図17は、基板加熱装置の上面の温度分布の一例を示す図である。図17に示すように、試料15では、上面にホットスポット52やクールスポット50が認められる。ホットスポット52は、発熱体が変形して膨らんだ位置に対応する。クールスポット50は、発熱体がない位置に対応する。ホットスポット52とクールスポット50との温度差は、3℃以上である。試料15では、投影面積占有率が小さく、発熱体の変形も生じやすい。従って、基板を載置する上面の温度を一定にすることは困難である。
このように、本発明の実施の形態に係る基板加熱装置では、第1投影パターン24と第2投影パターン26との投影面積占有率が85%以上、及び第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率(第1投影パターン24と第2投影パターン26との平均重複率)が5%となるように、基体12内部に第1発熱体14と第2発熱体16とを配設する。その結果、上面12aの温度を均一にできる。
更に、上面12aの半径の長さより約30%短い半径を有する同心円の外周と、上面12aの外縁との間の領域である外周部121bにおいて、第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率が30%以下であり、内周部121aにおける第1発熱体14と第2発熱体16との平均重複率が20%以下であることにより、上面12aの温度を均一にできる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者にはさまざまな代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。本発明はここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ定められるものである。
12…基体、 12A…セラミックス焼結体、 12B…セラミックス焼結体、 12a…上面、 12b…下面、 14…第1発熱体、 16…第2発熱体、 18…シャフト、 24…第1投影パターン、 26…第2投影パターン、 40…区域、 50…クールスポット、 52…ホットスポット、 121…上部、 121a…内周部、 121b…外周部、 122…下部、 A…領域、 B…領域、 r…径方向

Claims (5)

  1. 被加熱物が載置される上面を有する基体と、
    前記基体の前記上面を含む上部に埋め込まれ、前記上面に略平行な平面形状を有する第1発熱体と、
    前記基体の前記上部に結合される下部に埋め込まれ、前記上面に直交する方向において、前記上面に対して前記第1発熱体よりも下方に配設される平面型の第2発熱体とを備え、
    前記第1発熱体を前記基体の前記上面に投影した第1投影パターンと、前記第2発熱体を前記基体の前記上面に投影した第2投影パターンとが互いに部分的に重なる重複部を有し、
    前記上面の面積に対する前記第1投影パターンと前記第2投影パターンの面積の合計の占有率が85%以上であり、
    前記上面における前記第2投影パターンの面積に対する前記重複部の面積の割合が5%以上であり、
    前記上面は、内周部と外周部とを有し、
    前記外周部は、前記上面の半径の長さより約30%短い半径を有する同心円の外周と前記上面の外縁との間の領域であり、
    前記外周部における前記重複率が20%以上30%以下であり、
    前記内周部における前記重複率が5%以上20%以下である基板加熱装置。
  2. 前記基体の材質が窒化アルミニウム、酸化アルミニウムのいずれかである請求項1に記載の基板加熱装置。
  3. 前記第1及び第2発熱体がモリブデン、ニオブ、タングステン、炭化タングステンのいずれかである請求項1に記載の基板加熱装置。
  4. 前記第1及び第2発熱体がメッシュ、スクリーン印刷体、箔を用いた発熱体である請求項1に記載の基板加熱装置。
  5. 円形状のシャフトを備え、
    前記シャフトは、前記基体の下面に接合される請求項1に記載の基板加熱装置。
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