JP5382008B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
この構成によれば、使用予定のインク量が比較的低い場合にはインクの使用量を低減せず、使用予定のインク量が比較的高い場合にインクの使用量を低減することができる。
この構成によれば、使用予定のインク量に関係なく固定の目標値を設定する場合と比較して、使用予定のインク量に応じた適切な目標値を設定することができるため、ブロックデータに含まれるドットデータのサイズ情報を適切に変更することができる。なお、「単調に変化する」とは、減少方向の変化を含まずに増加方向に変化すること、又は、増加方向の変化を含まずに減少方向に変化することを意味し、例えば、線形の変化でもよく、ステップ状の変化でもよい。
この構成によれば、第1のサイズ情報のドットデータを、第2のサイズ情報のドットデータに比べて、優先的に減らすことができる。
この構成によれば、単位印刷領域の端部の印刷に使用されるインクの使用量を、ドットの数を減らすことなく低減することができる。
この構成によれば、複数ライン分を調整する場合と比較して、迅速に調整を実行することができる。
この構成によれば、ドットデータのサイズ情報を変更することによる色の見栄えの変化(色味の変化)を生じにくくすることができる。
顔料インクは、染料インクに比べて用紙内部に浸透しにくく、単位印刷領域のつなぎ目に筋目が発生するという問題が生じにくい。したがって、顔料インクが使用されるドットデータのサイズ情報は変更しないようにすることで、印刷品質を高めることができる。
顔料インクについては使用予定のインク量を小さくしないことから、インク量全体としては目標値まで低減しないが、顔料インクは単位印刷領域のつなぎ目に筋目が発生するという問題が生じにくいため、筋目を低減することができる。
この構成によれば、顔料インクについて使用予定のインク量を小さくしない分、染料インクについての使用予定のインク量を小さくすることで、インク量全体として目標値まで低減するようにしているため、顔料インクが使用されるドットデータのサイズ情報を維持しつつ、筋目を低減することができる。
この構成によれば、筋目が特に発生しやすい1パス印刷において、筋目を低減することができる。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1は、第1実施形態の印刷システムの概略構成を表すブロック図である。この印刷システムは、パーソナルコンピュータ1とプリンタ2とがデータ通信可能に構成されたものである。
次に、第1実施形態の印刷システムで実行される処理の概要について説明する。パーソナルコンピュータ1では、実行中のアプリケーションプログラム122において印刷開始操作が行われることによりプリンタドライバ123が起動する。プリンタドライバ123が起動すると、パーソナルコンピュータ1の制御部11は、印刷対象の画像をプリンタ2に印刷させるための画像処理として、次の(A)〜(C)の処理を実行する。
次に、パーソナルコンピュータ1の制御部11(具体的にはCPU111)が、プリンタドライバ123の機能として実行する処理の具体的処理手順について、図3のフローチャートを用いて説明する。
ここで、S24で実行されるインク量調整処理の概要について説明する。図5に示すように、後端ラスタに対応するライン画像データは、複数画素(本実施形態では20画素)を1つのブロックとした複数のブロックデータに区分される。なお、ブロックデータは、印刷時に、筋目が視認されやすい0.5〜2mm程度の長さになることが好ましい。ちなみに、本実施形態のように1つのブロックが20画素で構成される場合には、1つのブロックデータを600dpiの印刷解像度で印刷すると、約0.84mmとなる。
次に、インク量調整処理の具体的処理手順について説明する。図8は、図4のS24で実行されるインク量調整処理のフローチャートである。
目標削減量=(CMY各色の使用予定のインク量)×(1−掛け率)
以上説明したように、第1実施形態によれば、ハーフトーン処理後の印刷データにおけるバンドの後端ラスタに対応するライン画像データを複数に区分したブロックデータごとに、使用予定のインク量が比較的高い場合に、使用予定のインク量が小さくなるように、そのブロックデータに含まれる複数のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータのサイズ情報が変更される。具体的には、ブロックデータごとに、インク量指標値(平均インク量)がインク量規制値となるように、ドットデータのサイズ情報が変更される。
[2−1.第1実施形態の印刷システムとの相違点]
第2実施形態の印刷システムは、第1実施形態の印刷システムと同様であるが、インク量調整処理における目標インク量の求め方が相違する。すなわち、第1実施形態では、CMYK合計インク量を画素数20で割ったインク量指標値に基づきインク量規制値を設定し、インク量規制値をインク量指標値で割ることにより算出される掛け率を、CMY各色の使用予定のインク量に乗じた値を、CMY各色の目標インク量とする。つまり、K(ブラック)も含まれた値に基づき算出した掛け率で、CMYのインク量を削減する。これに対し、第2実施形態では、K(ブラック)を除外した値に基づきCMY掛け率を算出し、このCMY掛け率をCMY各色の使用予定のインク量に乗じた値を、CMY各色の目標インク量とする点で、相違する。なお、以下では、第1実施形態との共通点については説明を省略する。
第2実施形態のインク量調整処理の手順について、図6(b)を参照しつつ、具体的な数値を用いて説明する。なお、図6(b)は、図6(a)と同様に、3つの表を示している。
インク量調整処理の具体的処理手順は、第1実施形態(図8)と同様であるが、S35の内容が異なる。すなわち、制御部11は、S35で、インク量規制値に画素数20を乗ずることでCMYK合計規制値を算出し、このCMYK合計規制値からK(ブラック)の使用予定のインク量を差し引くことで、CMY合計規制値を算出する。そして、このCMY合計規制値を、CMYの使用予定のインク量の合計値であるCMY合計インク量で割ることにより算出されるCMY掛け率を用いて、次式からCMY各色のインク量の目標削減量を算出する。
目標削減量=(CMY各色の使用予定のインク量)×(1−CMY掛け率)
以上説明したように、第2実施形態によれば、ブロックデータごとに、CMYインク(染料インク)についての使用予定のインク量であるCMY合計インク量を、CMYK合計規制値からKインク(顔料インク)についての使用予定のインク量が差し引かれたCMY合計規制値とするためのCMY掛け率が算出される。そして、CMYインクについての使用予定のインク量がそのCMY掛け率で小さくなるように、そのブロックデータに含まれるCMYインクで形成されるドットに対応するドットデータのうちの少なくとも一部のサイズ情報が変更される。換言すると、ブロックデータごとに、使用予定のインク量のうち染料インク分の使用予定量に関する染料指標値を、規制目標とするインク量から顔料インク分の使用予定量を差し引いたインク量に関する指標値である染料目標指標値とするための比率を求め、染料インクについての使用予定のインク量がその比率で小さくなるように、そのブロックデータに含まれる染料インクで形成されるドットに対応するドットデータのうちの少なくとも一部のサイズ情報を変更する。このように、Kインク(顔料インク)について使用予定のインク量を維持する分を見込んでCMYインク(染料インク)についての使用予定のインク量を削減することで、インク量指標値がインク量規制値に近い値まで低減されるため、Kインクのインク量を維持しつつ筋目を低減することができる。
[3−1.第1実施形態の印刷システムとの相違点]
第3実施形態の印刷システムも、第1実施形態の印刷システムと同様であるが、インク量調整処理において、K(ブラック)のインク量を削減する点で相違する。すなわち、第1実施形態では、インク量規制値をインク量指標値で割ることにより算出される掛け率を、CMY各色の使用予定のインク量に乗じた値を、CMY各色の目標インク量とし、Kのインク量は削減しない。これに対し、第3実施形態では、インク量規制値をインク量指標値で割ることにより算出される掛け率を、CMYK各色の使用予定のインク量に乗じた値を、CMYK各色の目標インク量とする(Kのインク量も削減する)点で、相違する。なお、以下では、第1実施形態との共通点については説明を省略する。
第3実施形態のインク量調整処理の手順について、図6(c)を参照しつつ、具体的な数値を用いて説明する。なお、図6(c)は、図6(a)と同様に、3つの表を示している。
インク量調整処理の具体的処理手順は、第1実施形態(図8)と同様であるが、S35,S36の内容が異なる。すなわち、制御部11は、S35で、インク量規制値をインク量指標値で割ることにより算出される掛け率を用いて、次式からCMYK各色のインク量の目標削減量を算出する。
目標削減量=(CMYK各色の使用予定のインク量)×(1−掛け率)
以上説明したように、第3実施形態によれば、ブロックデータごとに、インク量指標値をインク量規制値とするための掛け率が算出され、CMYKインクについての使用予定のインク量がその掛け率で小さくなるように、そのブロックデータに含まれるCMYKインクで形成されるドットに対応するドットデータのうちの少なくとも一部のサイズ情報が変更される。つまり、Kインクについても使用予定のインク量を小さくするため、色の見栄えの変化を生じにくくしつつ、筋目を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記各実施形態では、大ドットを中ドットに変更し、中ドットを小ドットに変更し、小ドットをドット無しに変更するようにしているが、これに限定されるものではなく、ドット無しへの変更は行わないようにしてもよい。例えば、図8のS40,S41の処理(小ドットからドット無しへの変更)を行わないようにすることで実現できる。このようにすれば、印刷媒体に形成されるドットの数が減らないようにすることができ、細線などが消えないようにすることができる。また、大ドットを小ドットに変更するといったように、サイズ情報を2段階以上変更するようにしてもよい。
(2)上記各実施形態では、図7(a)に示すように、インク量規制値がインク量指標値の増加に応じて増加するように、インク量指標値とインク量規制値との対応関係を規定している。しかしながら、これに代えて、例えば図7(b)に示すように、インク量規制値がインク量指標値の増加に応じて減少するように、インク量指標値とインク量規制値との対応関係を規定してもよい。例えば、互いに隣接する2つのバンドのうち、一方のバンドを印刷してから他方のバンドを印刷するまでの時間が長いほど、そのつなぎ目となる位置において先に印刷したバンドのインク滴がにじんで広がる範囲が大きくなることから、このような対応関係が有効となり得る。また、インク量規制値は、インク量指標値の変化に応じて、単調に変化すればよく、例えばステップ状に変化してもよい。
(3)上記各実施形態では、筋目が特に発生しやすい1パス印刷を前提に説明したが、これに代えて、印刷ヘッド27の1回の主走査(1パス)につき用紙をノズル幅よりも短く搬送し、所定領域の画像の印刷を複数回の主走査(マルチパス)で完了するマルチパス印刷の場合にもインク量調整処理を行うことは有効である。例えば、図9(a)に示すように、2パス印刷を行った場合にも、互いに隣接する2つのバンドのつなぎ目に筋目が発生する場合がある。また、図9(a)は、副走査方向の用紙搬送量が均等な場合の例であるが、図9(b)に示すように、副走査方向の用紙搬送量が不均等な場合であっても同様に、筋目が発生し得る。なお、これらの図に示す例では印刷方向を交互に異ならせているが、印刷方向が同じであっても同様である。ちなみに、これらの図においては、パスの違いを分かりやすくするためにバンド領域を左右にずらした状態で示しているが、実際の左右位置は同じである。
(4)上記各実施形態では、バンドの後端ラスタの印刷に使用されるインク量を減らすインク量調整処理を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、バンドの後端ラスタに代えて又は後端ラスタとともに、バンドの前端ラスタ(当該バンドよりも前に印刷されたバンドに隣接する側の端部のラスタ)の印刷に使用されるインクの総量を減らすようにしてもよい。また例えば、1ライン分の画像データに限定されるものではなく、複数ライン分の画像データに対してインク量調整処理を行うようにしてもよい。ただし、上記実施形態のように、1ライン分の画像データのみに対してインク量調整処理を行えば、複数ライン分の画像データに対してインク量調整処理を行う場合と比較して、調整を迅速に実行できるという利点がある。
(5)上記各実施形態では、4階調を表現可能なプリンタ2を例示したが、これに代えて、例えば3階調あるいは5階調以上を表現可能なプリンタであってもよい。
(6)上記各実施形態では、インク量調整処理がパーソナルコンピュータ1側で実行される構成を例示したが、これに限定されるものではなく、プリンタ2側で実行されてもよい。この場合、印刷データ供給処理(S15)は、プリンタ2で生成した調整済印刷データを印刷実行部26に供給する処理となり、この処理が本発明の供給部としての処理に相当する。
Claims (11)
- 印刷のための画像処理装置であって、
原画像データに対してハーフトーン処理を含む画像処理を実行し、ドットの形成態様であって、複数種類のサイズのドットのうちのいずれかの形成又はドットの非形成を示す、前記ドットの形成態様を示す印刷データを生成する処理部と、
前記印刷データに対して修正処理を施し、修正済印刷データを生成する修正部と、
前記修正済印刷データを、印刷ヘッドを含む印刷実行部に供給する供給部と、
を備え、
前記修正部は、
前記印刷ヘッドの1回の主走査で印刷される単位印刷領域に対応する前記印刷データ内の部分画像データのうち、前記単位印刷領域内の主走査方向に沿って延びる端部に対応する端部画像データを、複数のブロックデータに区分する区分部であって、前記各ブロックデータは、印刷媒体上で前記主走査方向に沿って並ぶ複数個のドットに対応する複数のドットデータを含み、前記各ドットデータは、ドットのサイズに関するサイズ情報を示す、区分部と、
前記ブロックデータごとに、そのブロックデータに含まれる前記複数のドットデータを用いて、使用予定のインク量に関する指標値を求める指標値決定部と、
前記ブロックデータごとに、前記指標値に基づいて、使用予定のインク量が小さくなるように、そのブロックデータに含まれる前記複数のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータのサイズ情報を変更するための変更部と、
を備え、
前記変更部は、
前記ブロックデータごとに、前記指標値に基づいて、前記使用予定のインク量の目標削減量を設定し、
前記ブロックデータごとに、前記目標削減量を超えないように、前記ブロックデータに含まれる第1のサイズ情報を有する2以上のドットデータのうちのできるだけ多くのドットデータのサイズ情報を、前記第1のサイズ情報から、前記第1のサイズ情報よりも小さな第2のサイズ情報に変更した後に、
前記ブロックデータごとに、前記目標削減量を超えないように、前記ブロックデータに含まれる前記第2のサイズ情報を有する2以上のドットデータであって、既にサイズ情報を変更したドットデータを除外した前記第2のサイズ情報を有する前記2以上のドットデータのうちのできるだけ多くのドットデータのサイズ情報を、前記第2のサイズ情報から、前記第2のサイズ情報よりも小さな第3のサイズ情報に変更することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記変更部は、
前記指標値が使用予定のインク量が比較的低いことを示す第1の場合に、前記ブロックデータに含まれる前記複数のドットデータのサイズ情報を変更せず、
前記指標値が使用予定のインク量が比較的高いことを示す第2の場合に、前記ブロックデータに含まれる前記複数のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータのサイズ情報を変更する、画像処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、
前記変更部は、前記ブロックデータごとに、前記指標値が目標値となるように、そのブロックデータに含まれる前記複数のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータのサイズ情報を変更し、
前記目標値は、前記指標値の変化に応じて単調に変化する値である、画像処理装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記変更部は、前記ブロックデータに含まれる最小のサイズを示す2以上のドットデータについては、該ドットデータのサイズ情報は変更せず、最小のサイズよりも大きなサイズを示す2以上のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータについては、該ドットデータのサイズ情報を、より小さなサイズ情報であって、最小のドットサイズ以上のサイズ情報に変更する、画像処理装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記端部画像データは、前記単位印刷領域内の前記主走査方向に沿って延びる端部の1ライン分に対応するライン画像データである、画像処理装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記処理部は、印刷に使用される複数のインク色のそれぞれについてのドットの形成態様を示す印刷データを生成し、
前記変更部は、前記複数のインク色のそれぞれについての使用予定のインク量が同等の比率で小さくなるように、そのブロックデータに含まれる前記複数のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータのサイズ情報を変更する、画像処理装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記処理部は、印刷に使用される複数のインク色のそれぞれについてのドットの形成態様を示す印刷データを生成し、
前記変更部は、前記複数のインク色のそれぞれについての使用予定のインク量のうち、顔料インクのインク量は維持され、染料インクのインク量が小さくなるように、そのブロックデータに含まれる染料インクで形成される2以上のドットに対応する2以上のドットデータのうちの少なくとも一部のサイズ情報を変更する、画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置であって、
前記変更部は、前記ブロックデータごとに、使用予定のインク量に関する指標値を、目標値とするための比率を求め、染料インクについての使用予定のインク量が前記比率で小さくなるように、そのブロックデータに含まれる染料インクで形成される2以上のドットに対応する2以上のドットデータのうちの少なくとも一部のサイズ情報を変更する、画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置であって、
前記変更部は、前記ブロックデータごとに、使用予定の染料インク量に関する染料指標値を、使用予定の顔料インク量に関する顔料指標値が差し引かれた目標値とするための比率を求め、染料インクについての使用予定のインク量が前記比率で小さくなるように、そのブロックデータに含まれる2以上の染料インクで形成されるドットに対応する2以上のドットデータのうちの少なくとも一部のサイズ情報を変更する、画像処理装置。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記部分画像データは、前記印刷ヘッドの1回の主走査につき、前記印刷ヘッドに対する印刷媒体の相対位置を副走査方向に前記単位印刷領域の幅分移動させ、前記印刷媒体における前記単位印刷領域分の画像の印刷を1回の主走査で完了するためのデータである、画像処理装置。 - 印刷のための画像処理装置としてコンピュータを機能させるための画像処理プログラムであって、
原画像データに対してハーフトーン処理を含む画像処理を実行し、ドットの形成態様であって、複数種類のサイズのドットのうちのいずれかの形成又はドットの非形成を示す、前記ドットの形成態様を示す印刷データを生成する処理部、
前記印刷データに対して修正処理を施し、修正済印刷データを生成する修正部、及び、
前記修正済印刷データを、印刷ヘッドを含む印刷実行部に供給する供給部
としてコンピュータを機能させ、
前記修正部は、
前記印刷ヘッドの1回の主走査で印刷される単位印刷領域に対応する、印刷データ内の部分画像データのうち、前記単位印刷領域内の主走査方向に沿って延びる端部に対応する端部画像データを、複数のブロックデータに区分する区分部であって、前記各ブロックデータは、印刷媒体上で前記主走査方向に沿って並ぶ複数個のドットに対応する複数のドットデータを含み、前記各ドットデータは、ドットのサイズに関するサイズ情報を示す、区分部と、
前記ブロックデータごとに、そのブロックデータに含まれる前記複数のドットデータを用いて、使用予定のインク量に関する指標値を求める指標値決定部と、
前記ブロックデータごとに、前記指標値に基づいて、使用予定のインク量が小さくなるように、そのブロックデータに含まれる前記複数のドットデータのうちの少なくとも一部のドットデータのサイズ情報を変更するための変更部と、
を備え、
前記変更部は、
前記ブロックデータごとに、前記指標値に基づいて、前記使用予定のインク量の目標削減量を設定し、
前記ブロックデータごとに、前記目標削減量を超えないように、前記ブロックデータに含まれる第1のサイズ情報を有する2以上のドットデータのうちのできるだけ多くのドットデータのサイズ情報を、前記第1のサイズ情報から、前記第1のサイズ情報よりも小さな第2のサイズ情報に変更した後に、
前記ブロックデータごとに、前記目標削減量を超えないように、前記ブロックデータに含まれる前記第2のサイズ情報を有する2以上のドットデータであって、既にサイズ情報を変更したドットデータを除外した前記第2のサイズ情報を有する前記2以上のドットデータのうちのできるだけ多くのドットデータのサイズ情報を、前記第2のサイズ情報から、前記第2のサイズ情報よりも小さな第3のサイズ情報に変更することを特徴とする画像処理プログラム。
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