JP5380085B2 - 圧電トランス駆動装置、冷陰極管インバータ、冷陰極管駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

圧電トランス駆動装置、冷陰極管インバータ、冷陰極管駆動装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧電トランスを駆動する圧電トランス駆動装置と、この圧電トランス駆動装置を用いて冷陰極管を駆動する冷陰極管インバータ及び冷陰極管駆動装置と、これらの圧電トランス駆動装置、冷陰極管インバータ及び冷陰極管駆動装置を用いた電子写真等の画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真式の画像形成装置に用いられる電源装置としては、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、圧電振動子の共振現象を利用して低電圧入力で高電圧を発生させることができる圧電トランスを、電圧制御発振器(以下「VCO」という。)により構成される圧電トランス駆動装置の出力信号により制御して高電圧を出力させる装置が知られている。
特開2006−91757号公報
しかしながら、従来の圧電トランス駆動装置等では、次の(a)〜(c)のような課題があった。
(a) 従来の圧電トランス駆動装置等では、VCO等のアナログ回路により構成されており、部品点数が多くなる。
(b) 圧電トランスのばらつき等による特性のばらつきを抑えるのが困難である。
(c) デジタル回路により構成しようとした場合には、圧電トランスの駆動に必要な周波数分解能を得ようとしたときに、数百MHz〜GHzの発振器が必要となってしまい、圧電トランス駆動装置等を実現することが困難である。
請求項に係る発明の圧電トランス駆動装置は、クロックを発生する発振器と、前記クロックを分周してパルスを出力する分周手段と、前記パルスにより駆動され、圧電トランスの1次側に断続的に電圧を印加して前記圧電トランスの2次側から交流の高電圧を出力させるスイッチング素子と、前記クロックの分周比を指示する分周比指示値を出力する分周比指示手段と、前記クロックの分周比を2値化する2値化手段と、を備え、前記分周比指示値は、整数部と小数部を持つ実数値をとり、前記2値化手段により、前記実数値をα又はβ(但し、α、βは正数、α+1=β)に2値化することにより、α分周とβ分周のパルスを生成し、複数の前記α分周と前記β分周のパルスの組合せにより、平均分周比の単位時間当たりの平均値の前記小数部が前記分周比指示手段の前記実数値の単位時間当たりの平均値の前記小数部と等しくなる圧電トランス駆動装置であって、前記2値化手段は、前記2値化の際に、M番目(但し、M;正の整数)のパルス生成時の2値化における誤差値をM+1番目のみに配分することを特徴とする。
請求項に係る発明の画像形成装置は、請求項記載の圧電トランス駆動装置を用いて画像形成用の高電圧を発生する画像形成用電源装置を有することを特徴とする。
請求項に係る発明の冷陰極管インバータは、請求項記載の圧電トランス駆動装置を用いて冷陰極管を発光させる冷陰極管発光用電源装置を有することを特徴とする。
請求項に係る発明の画像形成装置は、請求項記載の冷陰極管インバータを用いて冷陰極管発光用の高電圧を発生する冷陰極管発光用電源装置を有することを特徴とする。
請求項に係る発明の冷陰極管駆動装置は、請求項記載の冷陰極管インバータと、前記冷陰極管に流れる管電流を検出して検出電圧を出力する管電流検出手段と、前記検出電圧を整流して直流電圧を出力する整流手段と、目標電圧を指示するために出力する目標電圧指示手段と、前記整流手段の出力電圧と前記目標電圧指示手段の出力電圧とを比較して比較結果を出力する電圧比較手段とを有し、前記比較結果が矩形波となるように前記分周比指示手段の前記分周比を制御することを特徴とする。
請求項6、7に係る発明の画像形成装置は、請求項記載の画像形成用電源装置と、請求項記載の冷陰極管発光用電源装置又は請求項記載の冷陰極管駆動装置を有する画像読取装置とを備え、前記画像形成用電源装置における前記圧電トランスを駆動するための前記パルスと、前記冷陰極管発光用電源装置又は前記冷陰極管駆動装置における前記圧電トランスを駆動するための前記パルスと、を共用した1つの集積回路から出力する構成にしたことを特徴とする。
請求項1、2に係る発明によれば、クロックを2つの分周比に2値化する2値化手段により、分周比指示値が、パルス生成時(M,M+1,・・・番目)毎に変更可能となるように構成したので、短周期での分散が可能になり、どの時点で分周比指示値を変更しても分周比の移動平均値が維持される。これにより、安定した圧電トランスの駆動が可能となり、デジタル化によりアナログ回路に対してばらつきの影響を軽減し、且つ、低いクロック周波数にて実現可能となる。
請求項3〜7に係る発明によれば、冷陰極管も、従来のアナログ制御でなくデジタル制御が可能となり、画像形成装置(例えば、マルチファンクションプリンタ)における画像形成用電源側と冷陰極管発光用電源側とで、共用した1つのパルス発生用の集積回路を用いることが可能となる。更に、デジタル制御でも安定した点灯が可能となる。
図1は、本発明の実施例1における圧電トランス駆動装置を備えた転写高圧電源の概略を示すブロック図である。 図2は図1の転写高圧電源90における詳細な構成例を示す回路図である。 図3は本発明の実施例1における電源装置を用いた画像形成装置を示す構成図である。 図4は図3の画像形成装置1における制御回路の構成を示すブロック図である。 図5は図2中の圧電トランス85における出力電圧/周波数の特性図である。 図6は図2中の高圧制御部60を示す構成図である。 図7は図2の転写高圧電源90における動作波形図である。 図8は図6中の誤差保持レジスタ72の値、19bitレジスタ67の下位10bitの値、及び比較器63−2の出力信号の関係を示す図である。 図9は本発明の実施例2における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図である。 図10は図9中の演算器71Aの動作を説明する表を示す図である。 図11は本発明の実施例3における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図である。 図12は本発明の実施例4における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図である。 図13は図12中の6bit疑似乱数発生器76aを示す回路図である。 図14は本発明の実施例5における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図である。 図15は本発明の実施例6における電源装置を用いた画像形成装置を示す構成図である。 図16は図15の画像形成装置110における制御回路の構成を示すブロック図である。 図17は本発明の実施例6における圧電トランス駆動装置を備えた冷陰極管駆動部の概略を示すブロック図である。 図18は図17の冷陰極管駆動部90Eにおける詳細な構成例を示す回路図である。 図19は図18の陰極管駆動部90Eにおける動作波形図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範図を限定するものではない。
(画像形成装置の構成)
図3は、本発明の実施例1における電源装置を用いた画像形成装置を示す構成図である。
この画像形成装置1は、例えば,電子写真式のカラー画像形成装置であり、ブラック現像器2K、イエロー現像器2Y、マゼンタ現像器2M、シアン現像器2Cが着脱可能に挿着されている。各現像器2K,2Y,2M,2Cは、各色の感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cにそれぞれ接した各色の帯電ローラ36K,36Y,36M,36Cによってそれぞれ一様に帯電される。帯電された各色の感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cは、ブラック発光素子(以下「LED」という。)ヘッド3K、イエローLEDヘッド3Y、マゼンタLEDヘッド3M、シアンLEDヘッド3Cの発光によってそれぞれ潜像を形成される。
各現像器2K,2Y,2M,2C内の各色の供給ローラ33K,33Y,33M,33Cが、各現像ローラ34K,34Y,34M,34Cにトナーを供給し、各色の現像ブレード35K,35Y,35M,35Cにより、各現像ローラ34K,34Y,34M,34C表面に一様にトナー層が形成され、各感光体ドラム32K,32Y,32M,32C上にトナー像が現像される。各色の現像器2K,2Y,2M,2C内の各クリーニングブレード37K,37Y,37M,37Cは、転写後の残トナーをクリーニングする。
ブラックトナーカートリッジ4K、イエロートナーカートリッジ4Y、マゼンタトナーカートリッジ4M、及びシアントナーカートリッジ4Cは、各現像器2K,2Y,2M,2Cに着脱可能に取り付けられ、内部のトナーを各現像器2K,2Y,2M,2Cに供給可能な構造になっている。ブラック転写ローラ5K、イエロー転写ローラ5Y、マゼンタ転写ローラ5M、及びシアン転写ローラ5Cは、転写ベルト8の裏面から転写ニップにバイアスが印加可能に配置されている。転写ベルト駆動ローラ6、及び転写ベルト従動ローラ7は、転写ベルト8を張架しローラの駆動によって用紙15を搬送可能な構造になっている。
転写ベルトクリーニングブレード11は、転写ベルト8上のトナーを掻き落とせるようになっていて、掻き落とされたトナーが転写ベルトクリーナ容器12に収容される。用紙カセット13は、画像形成装置1に着脱可能に取り付けられ、転写媒体である用紙15が積載される。ホッピングローラ14は、用紙15を用紙カセット13から搬送する。レジストローラ16及び17は、用紙15を転写ベルト8に所定のタイミングで搬送する。定着器18は、用紙15のトナー像を熱と加圧によって定着する。用紙ガイド19は、用紙15を排紙トレー20にフェースダウンで排出する。
図4は、図3の画像形成装置1における制御回路の構成を示すブロック図である。
この制御回路は、ホストインタフェース部50を有し、このホストインタフェース部50がコマンド/画像処理部51に対してデータを送受信する。コマンド画像処理部51は、LEDヘッドインタフェース部52に対して画像データを出力する。LEDへツドインタフエース部52は、プリンタエンジン制御部53によってヘッド駆動パルス等が制御され、LEDヘッド3K,3Y,3M,3Cを発光させる。
プリンタエンジン制御部53は、用紙検出センサ40からの検出信号等を受信し、高圧制御部60に対して帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアス等の制御値を送る。高圧制御部60は、帯電バイアス発生部91と、現像バイアス発生部92と、転写バイアス発生部93とに信号を送る。帯電バイアス発生部91、及び現像バイアス発生部92は、ブラック現像器2K、イエロー現像器2Y、マゼンタ現像器2M、及びシアン現像器2Cの各帯電ローラ36K,36Y,36M,36C及び各現像ローラ34K,34Y,34M,34Cに対してバイアスを印加する。高圧制御部60及び転写バイアス発生部93により、本発明の実施例1の転写高圧電源が構成されている。
プリンタエンジン制御部53は、ホッピングモータ54、レジストモータ55、ベルトモータ56、定着器ヒータモータ57、及び各色のドラムモータ58K,58Y,58M,58Cを所定のタイミングで駆動する。定着器ヒータ59は、サーミスタ65の検出値に応じてプリンタエンジン制御部53によって温度制御される。
(転写高圧電源の構成)
図1は、本発明の実施例1における圧電トランス駆動装置を備えた画像形成用電源装置(例えば、転写高圧電源)の概略を示すブロック図である。
この転写高圧電源90は、図4中の高圧制御部60及び転写バイアス発生部93により構成され、各色の転写ローラ5(=5K,5Y,5M,5C)毎に設けられている。各色の転写高圧電源90は、同一の回路構成であるので、以下、1回路のみ説明する。
転写高圧電源90は、プリンタエンジン制御部53の出力ポートOUT2から供給されるオン/オフ(以下「ON/OFF」という。)信号と、出力ポートOUT3から供給されるリセット信号RESETとを入力すると共に、プリンタエンジン制御部53内に設けられた目標電圧指示手段である可変電圧出力回路(例えば、10ビット(bit)の分解能を持つデジタル/アナログ変換器(以下「DAC」という。))53aから例えば3.3Vのレンジで出力される目標電圧V53aを入力し、直流(以下「DC」という。)の高圧電圧を生成して転写ローラ5である負荷ZLへ供給する装置である。
転写高圧電源90は、本実施例1の圧電トランス駆動装置80、圧電トランス85、整流回路86、出力電圧変換手段87、及び出力電圧比較手段88等により構成されている。
圧電トランス駆動装置80は、圧電トランス85を駆動する装置であり、発振器81、高圧制御部60、DC電源83、及び圧電トランス駆動回路84を有している。発振器81は、一定周波数(例えば、33.33MHz)の基準クロック(以下単に「クロック」という。)CLKを発生する回路であり、この出力側に高圧制御部60が接続されている。
高圧制御部60は、例えば、発振器81から供給されるクロックCLKに同期して動作し、プリンタエンジン制御部53により制御されて圧電トランス駆動パルス(以下単に「駆動パルス」という。)S60を出力する回路であり、クロックCLKを入力するクロック入力ポートCLK_IN、比較結果S88を入力する入力ポートIN1、プリンタエンジン制御部53の出力ポートOUT2から出力されるON/OFF信号を入力する入力ポートIN2、プリンタエンジン制御部53の出力ポートOUT3から出力されるリセット信号RESETを入力するリセット入力ポートIN3、及び駆動パルスS60を出力する出力ポートOUT1を有している。高圧制御部60において、入力されるON/OFF信号により、出力ポートOUT1からの駆動パルスS60における出力のON/OFFが制御され、入力されるリセット信号RESETにより、出力ポートOUT1に対する出力設定が初期化される。
なお、入力ポートIN2において、ON/OFF信号の入力に代えて、オン・リセットという組合せの信号を入力することにより、リセット入力ポートIN3へのリセット信号RESETの入力を省略することも可能である。
高圧制御部60は、例えば、特定の用途向けに複数機能の回路を1つにまとめた集積回路であるエーシック(Application Specific Integrated Circuit、以下「ASIC」という。)、中央処理装置(以下「CPU」という。)を内蔵したマイクロプロセッサ、あるいは、ユーザが独自の論理回路を書き込みことができるゲートアレイの一種であるフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array、以下「FPGA」という。)等により構成されている。
高圧制御部60の出力ポートOUT1と、DC24Vを出力するDC電源83とには、圧電トランス駆動回路84が接続されている。圧電トランス駆動回路84は、スイッチング素子を用いて駆動電圧を出力する回路であり、この出力側に圧電トランス85が接続されている。圧電トランス85は、セラミック等の圧電振動子の共振現象を利用して駆動電圧の昇圧を行い交流(以下「AC」という。)の高圧電圧を出力するトランスであり、この出力側に整流手段(例えば、整流回路)86が接続されている。整流回路86は、圧電トランス85から出力されたACの高圧電圧をDCの高圧電圧に変換して負荷ZLへ供給する回路であり、この出力側に出力電圧変換手段87が接続されている。
出力電圧変換手段87は、DCの高圧電圧を低電圧に変換する回路であり、この出力側に、電圧比較手段である出力電圧比較手段88が接続されている。出力電圧比較手段88は、出力電圧変換手段87から出力されたDCの低電圧と、プリンタエンジン制御部53内のDAC53aから出力された目標電圧V53aとを比較して、この比較結果S88を高圧制御部60の入力ポートIN1へ入力するものである。
なお、図1の転写高圧電源90は、各色の転写ローラ5(=5K,5Y,5M,5C)毎、即ち、チャンネル毎に並置されるが、これらの複数のチャンネルに対して一部を共用する構成にしても良い。例えば、圧電トランス85及び整流回路86等は、複数のチャンネル分必要となるが、発振器81及び高圧制御部60は、1組で共用できる。この場合、高圧制御部60はチャンネル数分の入出力ポートを備えることになる。又、高圧制御部60は、転写高圧電源90内に設けられているが、プリンタエンジン制御部53内の大規模集積回路(以下「LSI」という。)中に設けても良い。
図2は、図1の転写高圧電源90における詳細な構成例を示す回路図である。図5は、図2中の圧電トランス85における出力電圧/周波数の特性図である。
発振器81は、電源81aから供給されるDC3.3Vにより動作して発振周波数33.33MHzのクロックCLKを発生する回路であり、DC3.3Vが印加される電源端子VDD、DC3.3Vが印加される出力イネーブル端子OE、クロックCLKを出力するクロック出力端子CLK_OUT、及びグランド端子GNDを有している。クロック出力端子CLK_OUTは、抵抗81bを介して、高圧制御部60のクロック入力ポートCLK_INに接続されている。
クロックCLKに同期して動作する高圧制御部60において、駆動パルスS60を出力する出力ポートOUT1には、抵抗60aを介して、圧電トランス駆動回路84が接続され、この圧電トランス駆動回路84にDC電源83が接続されている。DC電源83は、例えば、図示しない低圧電源装置から商用電源であるAC1OOVを変圧整流することにより供給されるDC24Vの電源である。
圧電トランス駆動回路84は、抵抗84aと、ゲートドライブ回路を構成するNPNトランジスタ84b及びPNPトランジスタ84cと、入力抵抗84dと、共振回路を構成するインダクタ(コイル)84e及びコンデンサ84gと、スイッチング素子であるパワートランジスタ(例えば、NチャネルパワーMOSFET(以下「NMOS」という。))84fとを有している。抵抗84a、NPNトランジスタ84b及びPNPトランジスタ84cは、DC電源83とグランドGNDとの間に直列に接続され、そのNPNトランジスタ84b及びPNPトランジスタ84cのベースが、抵抗60aに共通に接続されている。インダクタ84e及びNMOS84fは、DC電源83とグランドGNDとの間に直列に接続され、そのNMOS84fのゲートが、入力抵抗84dを介してNPNトランジスタ84bのコレクタ及びPNPトランジスタ84cのエミッタに接続されている。コンデンサ84gは、NMOS84fに対して並列に、このNMOS84fのドレイン及びソース間に接続されている。
この圧電トランス駆動回路84では、高圧制御部60から出力される駆動パルスS60が、抵抗60aを介して、ゲートドライブ回路のNPNトランジスタ84b及びPNPトランジスタ84cのベースに入力されると、その駆動パルスS60がNPNトランジスタ84b及びPNPトランジスタ84dにより駆動されてNMOS84fのゲートに入力される。すると、NMOS84fにより、DC電源83のDC24Vがスイッチングされ、これが共振回路のインダクタ84e及びコンデンサ84gにより共振されて、ピークがAC数十V程度の正弦波(サイン波)の駆動電圧が出力される。
共振回路の出力側には、圧電トランス85の1次側の入力端子85aが接続され、この2次側の出力端子85bから、NMOS84fのスイッチング周波数に応じて0〜数KVのAC高電圧が出力される構成になっている。2次側の出力端子85bの出力電圧特性は、図5に示すように、周波数によって異なり、NMOS84fのスイッチング周波数により昇圧比が決定される。
圧電トランス85は、図5に示すように、周波数fxで最大昇圧比を得、周波数fy付近で昇圧比が最小となる。本実施例1では、開始周波数fstartから共振周波数fxより高い周波数fendの範囲にて、周波数を制御する構成になっている。
圧電トランス85のおける2次側の出力端子85bには、AC/DC変換用の整流回路86が接続されている。整流回路86は、圧電トランス85の2次側の出力端子85bから出力されたAC高電圧をDC高電圧に変換して出力する回路であり、ダイオード86a,86b及びコンデンサ86cにより構成されている。整流回路86の出力側には、抵抗86dを介して負荷ZLである転写ローラ5が接続されると共に、出力電圧変換手段87が接続されている。
出力電圧変換手段87は、整流回路86のDC高電圧を分圧して低電圧(例えば、DC3.3V以下の低い電圧)に変換する分圧抵抗87a,87bと、その低電圧を保護抵抗87cを介して入力する演算増幅器(以下「オペアンプ」という。)87dからなるボルテージフォロア回路とにより構成されている。例えば、分圧抵抗87aの抵抗値は200MΩ、分圧抵抗87bの抵抗値は100KΩであり、整流回路86から出力されたDC高電圧を1/2001に分圧している。オペアンプ87dには、DC電源83から24Vが印加され、このオペアンプ87dからなるボルテージフォロア回路の出力側に、出力電圧比較手段88が接続されている。
出力電圧比較手段88は、DC電源83から24Vが印加される電圧比較器であるコンパレータ88aと、このコンパレータ88aの出力端子をプルアップするDC3.3V電源88b及びプルアップ抵抗88cとにより構成されている。コンパレータ88aは、ボルテージフォロア回路の出力電圧を入力する「−」入力端子と、プリンタエンジン制御部53内のDAC53aから出力された目標電圧V53aを入力する「+」入力端子とを有し、その「−」入力端子の電圧と「+」入力端子の電圧とを比較し、比較結果S88を出力端子から出力して高圧制御部60の入力ポートIN1へ与える回路である。コンパレータ88aの出力端子は、プルアップ抵抗88cを介してDC3.3V電源88bに接続されている。
プリンタエンジン制御部53内に設けられた10bitの分解能を持つDAC53aから、例えば、3.3Vのレンジの目標電圧V53aが出力されて、コンパレータ88aの「+」入力端子に入力されると、このコンパレータ88aでは、出力電圧変換手段87の出力電圧と目標電圧V53aとを比較する。
(目標電圧V53a)>(出力電圧変換手段87の出力電圧)
の間は、コンパレータ88aの出力端子が、DC3.3V電源88b及び抵抗88cによりプルアップされてDC3.3V(=高レベル、以下「“H”」という。)となり、この“H”が高圧制御部60の入力ポートIN1に入力される。これに対し、
(目標電圧V53a)<(出力電圧変換手段87の出力電圧)
になると、コンパレータ88aの出力端子が低レベル(以下「“L”」という。)となり、この“L”が高圧制御部60の入力ポートIN1に入力される。
(転写高圧電源内の高圧制御部の構成)
図6は、図2中の高圧制御部60を示す構成図である。
高圧制御部60は、例えば、ASICにより構成されており、ハードウェア記述言語等により記述されてASIC化されている。これに入力されるクロックCLK及びリセット信号RESETのうち、クロックCLKは同期回路を構成する後述する各回路ブロックに供給され、リセット信号RESETは初期化のために各回路ブロックに供給される。
高圧制御部60は、入力ポートIN1に接続されたアップカウンタ61を有している。アップカウンタ61は、コンパレータ88aから出力される比較結果S88であるパルス幅変調信号PWMの“H”をイネーブル信号として動作を開始し、クロックCLKの立ち上がりパルスによりカウントアップする9bitのカウンタであり、比較結果S88が“L”の間はカウントアップせず、“H”の時のみカウントアップする。アップカウンタ61は、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち上がりエッジにより0にリセットされ、同様に、プリンタエンジン制御部53から与えられるリセット信号RESETの“L”入力によっても0にクリアされ、そのリセット信号RESETの“L”が保持されている期間はカウントを停止する。このアップカウンタ61の9bit出力値は、次段のデータラッチ(以下「Dラッチ」という。)62に出力される。
Dラッチ62は、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち上がりエッジの入力でアップカウンタ61の9bit出力値を保持し、この保持した9bit値を第1の比較器63−1に出力し、入力されるリセット信号RESETの“L”により9bit値が0にクリアされる。第1の比較器63−1は、Dラッチ62の9bit値と、19bitレジスタ67の上位9bit値の1/2値に相当するbit18−0のうちbit18−11の8bit値とが、
Dラッチ62の9bit値>
19bitレジスタ67のbit18−0のうちbit18−11の8bit値
の時は、分周比指示手段(例えば、分周比指示値である周波数指示値を保持する19bitレジスタ)67に“H”を出力し、そうでない時は“L”を出力する。即ち、比較器63−1は、出力コンパレータ73から出力される駆動パルスS60のパルス期間だけ、比較結果S88の“H”の状態をカウントし、そのパルス期間の50%より“H”期間が長ければ、19bitレジスタ67に“H”を出力し、そうでない場合には“L”を出力するものである。比較の際は、Dラッチ9bit出力値と19bitレジスタ8bitの上位1bitに0を追加した9bit値とで比較を行う。
19bitレジスタ67は、分周比を保持するレジスタであり、この入力端子側に、カウンタ上限値レジスタ64、カウンタ下限値レジスタ65、及びタイマ(分周器)66が接続され、出力端子側に、2値化手段(例えば、減算器(−1)68及び分周セレクタ69)が接続され、更に、入出力端子側に、第2の比較器63−2及び演算器71が接続されている。カウンタ上限値レジスタ64は、分周比の上限値が設定される9bitのレジスタである。カウンタ下限値レジスタ65は、分周比の下限値が設定される9bitのレジスタである。又、タイマ(分周器)66は、クロックCLKをカウントして所定周期でパルスを19bitレジスタ67に出力するものである。
19bitレジスタ67において、上位9bitが分周比の整数部に相当し、下位10bitが小数部に相当する。下位10bit値は、(10bit値)/1024に相当し、実数値として、
(上位9bit値)+(下位10bit値)/1024
の実数値をとる。19bitレジスタ67は、リセット信号RESETの“L”入力時に下位10bitが0にクリアされ、上位9bitにカウンタ下限値レジスタ65の9bit値がセットされ、この上位9bitが演算器(−1)68及び分周セレクタ69に出力され、下位10bitが比較器63−2及び演算器71に出力される。19bitレジスタ67の値は、タイマ(分周器)66から入力されるパルスの立ち上がりエッジで更新される。更新は、比較器63−1の出力信号が“H”の時にレジスタ値をカウントアップし、“L”の時にカウントダウンする。カウントダウン時において、上位9bitがカウンタ下限値より小さくなった場合には、上位9bitの値をカウンタ下限値レジスタ65の出力値にし、カウントアップ時において、上位9bitがカウンタ上限値より大きくなった場合には、上位9bitをカウンタ上限値レジスタ64の出力値にする。
減算器(−1)68は、19bitレジスタ67から出力される分周比整数部9bit値から1を引いた値を9bitで分周セレクタ69に出力するものであり、この分周セレクタ69の出力端子側が、分周手段(例えば、分周器)70を介して出力セレクタ73に接続されている。比較器63−2の入出力端子側には、演算器71が接続され、更に、比較器63−2の入力端子側に、誤差保持レジスタ72及び出力セレクタ73が接続されている。誤差保持レジスタ72は、11bitのレジスタであり、最上位bitが符号を現す符号付き値となる。
比較器63−2は、出力セレクタ73から出力されるパルスの立ち上がりエッジで、誤差保持レジスタ72と19bitレジスタ67の下位10bitとを比較し、
(19bitレジスタ下位10bit)=0
もしくは、
(誤差保持レジスタ11bit)<0
の時に、分周セレクタ69に選択信号selectの“L”を出力し、
(19bitレジスタ下位10bit)≠0
で、
(誤差保持レジスタ11bit)≧0
の時に、分周セレクタ69に選択信号selectの“H”を出力するものである。
分周セレクタ69は、比較器63−2から出力される選択信号selectが“L”の時に、減算器(−1)68の9bit値を分周器70に出力し、比較器63−2から出力される選択信号selectが“H”の時に、19bitレジスタ67の上位9bit値を分周器70に出力する回路である。演算器71は、19bitレジスタ67の下位10bit、誤差保持レジスタ72の11bitと比較器63−2の出力信号1bitの入力から演算した結果、10bitで誤差保持レジスタ72を更新する機能を有している。更新は、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち下がりエッジにて行う。演算器71の演算は、下記のように行われる。
比較器63−2の出力信号が“H”の時には、
(19bitレジスタ下位10bit値)+(誤差保持レジスタ11bit値)−1024
比較器63−2の出力信号が“L”の時には、
(19bitレジスタ下位10bit値)+(誤差保持レジスタ11bit値)
の演算結果にて、誤差保持レジスタ72を更新する。
分周器70は、分周セレクタ69から出力される9bit値の分周比で、クロックCLKを分周した周期のパルスをONでデューティ30%にて出力セレクタ73に出力する機能を有している。出力セレクタ73は、ON/OFF信号を選択信号selectとして入力し、そのON/OFF信号が“L”の時は、常に駆動パルスS69の“L”を出力し、ON/OFF信号が“H”の時には、分周器70から出力されるパルスを駆動パルスS60として圧電トランス駆動回路84に出力する機能を有している。
なお、図6の高圧制御部60は、ASICにより構成されているが、FPGAやマイクロプロセッサのモジュール等として構成しても良い。
(画像形成装置の全体の動作)
図3及び図4において、画像形成装置1は、図示しない外部機器からホストインタフェース部50を介してPDL(Page Description Language、ページ記述言語)等で記述された印刷データが入力されると、この印刷データは、コマンド/画像処理部51によってビットマップデータ(画像データ)に変換され、LEDヘッドインタフェース部52及びプリンタエンジン制御部53へ送られる。プリンタエンジン制御部53により、サーミスタ65の検知値に応じて定着器18内のヒータ59が制御され、定着器18内の熱定着ローラが所定の温度になり、印字動作が開始される。
給紙カセット13にセットされた用紙15は、ホッピングローラ14で給紙される。以降説明する画像形成動作に同期したタイミングで、レジストローラ16,17によって用紙15が転写ベルト8上に搬送される。各色の現像器2K,2Y,2M,2Cにおいて、電子写真プロセスにより、各感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cにトナー像が形成される。この時、前記ビットマップデータに応じて各LEDヘッド3K,3M、3Y,3Cが点灯される。各色の現像器2K,2Y,2M,2Cによって現像されたトナー像は、転写高圧電源90から各転写ローラ5K,5Y,5M,5Cに印加された高電圧のDCバイアスにより、転写ベルト8上を搬送される用紙15に転写される。用紙15に4色のトナー像が転写された後、定着器18によって定着されて排紙される。
(転写高圧電源の動作)
先ず、図1の転写高圧電源90における概略の動作を説明する。
カラー画像装置において転写は4出力となるが、4回路とも同じ構成となるので、本実施例1では、1出力の転写高圧電源90について動作を説明する。
プリンタエンジン制御部53内に設けられた10bitのDAC53aは、目標電圧V53aを転写高圧電源90内の出力電圧比較手段88に出力し、転写高圧電源90から出力されるDC高電圧を設定する。例えば、DC高電圧が5KVなら目標電圧V53aは2.5Vである。即ち、10bitのDAC53aなので16進数に変換して307Hの値を設定して、DAC53aから2.5Vの目標電圧V53aを出力電圧比較手段88に出力する。この時、プリンタエンジン制御部53は、出力ポートOUT2から高圧制御部60へ出力するON/OFF信号をOFF(=“L”)にすると共に、出力ポートOUT3から高圧制御部60へリセット信号RESETを出力して、高圧制御部60をリセットする。
高圧制御部60は、プリンタエンジン制御部53からのON/OFF信号に従って、発振器81から出力されるクロックCLKを分周した駆動パルスS60を圧電トランス駆動回路84に出力する。プリンタエンジン制御部53は、出力電圧比較手段88から入力される比較結果S88の状態によって分周比を変化させる。圧電トランス駆動回路84は、DC電源83から供給されるDC24Vを、駆動パルスS60によりスイッチングして駆動電圧を生成し、圧電トランス85の1次側に与える。これにより、圧電トランス85の1次側が駆動されて2次側からAC高電圧が出力され、これが整流回路86により整流されてDC高電圧が転写ローラ5である負荷ZLへ供給される。
出力電圧変換手段87は、整流回路86から出力されたDC高電圧を例えば1/2001の電圧に変換し、出力電圧比較手段88に与える。出力電圧比較手段88は、DAC53aからの目標電圧V53aと、出力電圧変換手段87の出力電圧とを比較し、この比較結果S88を高圧制御部60に与える。目標電圧V53aより出力電圧変換手段87の出力電圧が低い場合には、出力電圧比較手段88からTTLレベルで“H”の信号が出力され、出力電圧変換手段87の出力電圧が目標電圧V53aより高くなると、出力電圧比較手段88から“L”の信号が出力される。
出力電圧変換手段87の出力電圧がほぼ目標電圧V53aになった場合、出力電圧変換手段87の出力電圧は、圧電トランス85の2次側AC高電圧を整流回路86により整流してもAC成分であるリップルが残り、DAC53aから出力される目標電圧V53aがほぼ安定したDC電圧であるので、圧電トランス駆動回路84に入力される駆動パルスS60とほぼ同期した矩形波が出力電圧比較手段88から出力される。
図7は、図2の転写高圧電源90における動作波形図である。
この図7を参照しつつ、図2の転写高圧電源90における詳細な動作を説明する。
プリンタエンジン制御部53は、出力ポートOUT3から出力するリセット信号RESETを“L”にして、高圧制御部60における出力ポートOUT1の種々の設定をリセットする。このリセット信号は“L”trueの信号である。このリセット動作により、出力ポートOUT1出力の分周比等の値が初期値となる。
プリンタエンジン制御部53内のDAC53aは、高電圧の出力電圧(以下単に「高圧出力」という。)の目標電圧値に対する指示電圧である目標電圧V53aを出力する。例えば、高圧出力が5KVの場合には2.5Vを出力する。この場合、3.3V、10bitのDAC53aであるので、内部の所定のレジスタに307Hを設定する。DAC53aから目標電圧V53aを出力した後、所定のタイミングでリセット信号RESETを“H”に切り替える。高圧制御部60はリセットが解除されると、初期値にてクロック入力ポートCLK_INから入力されるクロックCLKを初期値の分周比、ONデューティ30%で分周する。但し、プリンタエンジン制御部53の出力ポートOUT2から出力されるON/OFF信号が“L”の間は、出力ポートOUT1からは分周された駆動パルスS60が出力されず、出力ポートOUTlの出力は“L”に保持される。
高圧制御部60のクロック入力ポートCLK_INには、抵抗81bを介して発振器81が接続されている。発振器81は、電源81aから電源端子VDDとアウトプットイネーブル端子OEにDC3.3Vが供給され、電源没入直後から発振周波数33.33MHz、周期30nsecのクロックCLKをCLK端子から出力する。
出力ポートOUT1が“L”に保持されている間は、圧電トランス駆動回路84内のNPNトランジスタ84bがOFFしているので、NMOS84fもOFFし、圧電トランス85の1次側入力端子85aには、DC電源83から供給されるDC24Vがそのまま印加される。この状態では、DC24Vの電流値はほぼ0であり、圧電トランス85も振動していないので、圧電トランス85の2次側出力端子85bも0Vであり、出力電圧変換手段87内のオペアンプ87dの出力電圧は“L”である。
出力電圧比較手段88内のコンパレータ88aは、前記状態では「+」入力端子に2.5V、「−」入力端子にはオペアンプ87dの“L”が入力されている。そのため、コンパレータ88aの出力端子は、電源88bでプルアップされたDC3.3Vとなっており、高圧制御部60の入力ポートIN1には“H”が入力される。
次に、プリンタエンジン制御部53は、所定のタイミングで出力ポートOUT2から出力するON/OFF信号を“H”にし、高圧出力をON状態にする。高圧制御部60は、ON/OFF信号が入力される入力ポートIN2が“H”になると、初期値にて分周した駆動パルスS60を出力ポートOUT1から出力する。出力ポートOUT1から出力された駆動パルスS60により、圧電トランス駆動回路84内のNPNトランジスタ84b及びPNPトランジスタ84dからなるゲートドライブ回路を介してNMOS84fがスイッチングされ、インダクタ84cとコンデンサ84g及び圧電トランス85により、この圧電トランス85の1次側入力端子85aには、図7に示すような数十Vの半波サイン波が印加される。
これにより、圧電トランス85が振動して、2次側出力端子85bから昇圧されたAC高電圧が発生する。2次側出力端子85bのAC高電圧は、整流回路86により整流されてDC電圧になり、これが抵抗86dを介して負荷ZLへ供給されると共に、出力電圧変換手段87内の200MΩの抵抗87a及び100KΩの抵抗87bにより分圧される。分圧されたDC電圧は、保護抵抗87c及びオペアンプ87dを通して出力電圧比較手段88内におけるコンパレータ88aの「−」入力端子に入力される。
コンパレータ88aは、DAC53aから「+」端子に入力された目標電圧V53aと、出力電圧変換手段87から「−」端子に入力されたDC電圧とを比較し、
DAC53aの目標電圧V53a>出力電圧変換手段87のDC電圧
の時には、電源88bによりプルアップされたDC3.3V(=“H”)を出力し、
DAC53aの目標電圧V53a<出力電圧変換手段87のDC電圧
の時には、“L”を出力し、高圧制御部60の入力ポートIN1に入力する。
DAC53aの目標電圧V53a=出力電圧変換手段87のDC電圧
の時には、整流回路86のDC出力電圧にAC成分のリップルが残るので、コンパレータ88aから、図7に示されるような矩形波の比較結果S88が出力される。
高圧制御部60は、出力ポートOUT1におけるパルス出力周期にて、入力ポートIN1における入力レベルの“H”時間をカウントし、“H”レベルの期間が50%となるように、出力ポートOUT1から出力される駆動パルスS60の分周比を制御する。
(転写高圧電源内の高圧制御部の動作)
図8は、図6中の誤差保持レジスタ72の値、19bitレジスタ67の下位10bitの値、及び比較器63−2の出力信号の関係を示す図である。
図6の高圧制御部60において、入力ポートIN3にリセット信号RESETの“L”が入力されると、内部の各カウンタ値、アップカウンタ61、Dラッチ62、19bitレジスタ67、及び誤差保持レジスタ72が初期化される。
リセット信号RESETが解除され“H”となった時点で、入力ポートIN2に入力されるON/OFF信号が“L”でディセーブル(Disable)状態を保持されている。高圧出力がオフの状態では、DAC53aが目標電圧V53aの2.5Vを出力しているので、コンパレータ88aから出力される比較結果S88が“H”となり、アップカウンタ61がカウントアップされる。Dラッチ62は、出力セレクタ73からのパルス出力がないので、リセット時の0クリア状態を保持する。比較器63−1は、19bitレジスタ67に設定された初期値の分周比整数部の1/2値である8bit値とDラッチ62の出力値とを比較する。Dラッチ62の出力値が0であるので、19bitレジスタ67へ“L”が出力される。
カウンタ上限値レジスタ64は、9bitのレジスタであり、分周比整数部のリミット値302dec(12Ehex)を保持する。本実施例1では固定値9bitであるが、書き換え可能な値であっても構わない。又、外部から設定される値であっても構わない。カウンタ上限値レジスタ64の保持値は、常に19bitレジスタ67へ出力される。
カウンタ下限値レジスタ65は、9bitのレジスタであり、分周比整数部の初期値、即ち開始分周比である290dec(122hex)が設定される。本実施例1では固定値9bitであるが、書き換え可能な値であっても構わない。又、外部から設定される値であっても構わない。カウンタ下限値レジスタ65の保持値は、常に19bitレジスタ67へ出力される。
19bitレジスタ67は、リセット時に小数部である下位10bitが0クリアされ、整数部である上位9bitがカウンタ下限値レジスタ65の値が設定される。19bitレジスタ67において、上位9bitの1/2値に相当する上位8bitであるbit18〜10は、比較器63−1に出力され、更に、上位9bitの整数部が、分周セレクタ69と減算器(−1)68に出力される。又、19bitレジスタ67の小数部である下位10bitは、比較器63−2及び演算器71に出力される。
19bitレジスタ67は、タイマ(分周器)66から入力されるパルスの立ち上がりで比較器63−1が“L”を出力しているので、この19bitレジスタ67において減算が行われる。19bitレジスタ67は、初期状態で48800hexに設定されているので、1減算して487Ffhexとなる。19bitレジスタ67において、減算された値は減算時、カウンタ下限値レジスタ65の9bit値と上位9bitが比較され、上位9bitがカウンタ下限値122hexに対して121hexとなるので、19bitレジスタ67には、上位9bitにカウンタ下限値レジスタ65の値、下位10bitが0クリアされ、結果として値は初期値のままとなる。
タイマ(分周器)66は、所定の周期でパルスを19bitレジスタ67に出力する。周期は、予め設定されたカウンタ値にてクロックCLKをカウントすることにより設定され、その周期は、例えば、数十μsec〜数百μsecである。周期は、目標電圧V53aに応じて異なる値を設定しても良いし、あるいは、外部から任意に設定可能な構成にしても良い。
比較器63−2は、19bitレジスタ67の下位10bit出力が0なので、分周セレクタ69に“L”を出力する。演算器71の11bit出力及び誤差保持レジスタ72の11bit出力は、リセット時の0を維持する。減算器(−1)68は、19bitレジスタ67の上位9bit値である290dec(122hex)を1減算して、289dec(121hex)の9bit値を分周セレクタ69に出力する。
分周セレクタ69は、比較器63−2からの選択信号selectの入力が“L”なので、減算器(−1)68からの9bit入力である289dec(121hex)の9bit値を、分周器70に出力する。分周器70は、クロックCLKをカウントし、分周セレクタ69から出力される9bit値である289周期、即ち289×30/1000=8.67μsec周期のパルスを、出力セレクタ73に出力する。前記パルスは、約30%のONンデューティとなるよう、1/4値、1/32値、1/64値の和(121hex)を2bit右シフトした048hex、5bit右シフトした008hex、6bit右シフトした004hexの和054hex(84dec)、即ち84×30/1000=2.52μsecのON時間を取る。
出力セレクタ73は、ON/OFF信号が“L”の間は駆動パルスS60の“L”を出力ポートUOT1に出力し、この出力ポートOUT1を“L”に保持する。
以上述べたように、リセット解除後はON/OFF信号が“L”の状態では、出力ポートOUT1が“L”に保持されるが、内部の分周器70は初期値の分周比のパルスを生成し続ける。
プリンタエンジン制御部53からのON/OFF信号が“H”に切り替えられると、出力セレクタ73は、分周器70から出力されるパルスを選択して駆動パルスS60を出力ポートOUT1に出力する。この結果、図2で示す圧電トランス駆動回路84により圧電トランス85が駆動され、この2次側出力端子85bからAC高圧出力を得る。AC高圧出力は、整流回路86によりDC高電圧に変換され、出力電圧変換手段87によりDC低電圧に変換された後、出力電圧比較手段88内のコンパレータ88aに入力される。
初期設定の分周比での駆動では、高圧出力は目標電圧V53aより十分低いので、コンパレータ88aから出力される比較結果S88は、電源88bによりプルアップされた“H”のままである。
アップカウンタ61は、出力セレクタ73から出力されるパルスの立ち上がりエッジによりリセット(RESET)され、クロックCLKの立ち上がり時に、コンパレータ88aから出力される比較結果S88が“H”であった場合に、カウントアップを行う。初期状態では、出力セレクタ73から出力される289分周のパルス周期全て“H”であるので、0〜289dec(121hex)まで、カウントアップが行われる毎にリセットされる。リセットと同時にDラッチ62にデータがラッチされるので、このDラッチ62は121hexの9bit値を保持することとなる。比較器63−1には、Dラッチ62の9bit値と19bitレジスタ67の上位8bit値91hexが入力されて比較される。
Dラッチ62の9bit値(121hex)>
19bitレジスタ67の上位8bit値(91hex)
なので、比較器63−1は、19bitレジスタ67に対して“H”を出力する。
19bitレジスタ67は、比較器63−1からの入力が“H”なので、タイマ(分周器)66から入力される信号の立ち上がり毎にカウントアップを行う。19bitレジスタ67のカウントアップ時は、カウントアップした結果の上位9bitをカウンタ上限値レジスタ64の9bit値と比較し、カウンタ上限値レジスタ64の9bit値より大きい場合には、上位9bitをカウンタ上限値レジスタ64の9bit値、下位10bitを3Ffhexに設定する。
以上説明したように、目標電圧V53aより高圧出力が低い条件にて、コンパレータ88aから出力される比較結果S88が“H”の状態、もしくは“H”の状態が出力セレクタ73のパルス周期の50%以上の状態で、分周比を設定する19bitレジスタ67の値を増加させていく。19bitレジスタ67のカウントアップが1024回で、分周比は1アップする。
比較器63−2は、19bitレジスタ67の小数部である下位10bit値と、誤差保持レジスタ72の符号付き11bit値とを比較して、分周セレクタ69にN分周もしくは(N−1)分周を選択する選択信号selectを出力する。19bitレジスタ67の下位10bitが0の場合、比較器63−2は分周セレクタ69に“L”を出力する。例えば、19bitレジスタ67の上位9bitが295dec(127hex)の場合、下位10bitが0であれば、294分周のパルスが比較器63−2から出力される。演算器71はこの時、誤差保持レジスタ72の値が0、19bitレジスタ67の下位10bitが0、比較器63−2の出力信号が“L”なので、誤差保持レジスタ72を0に更新する。
又、例えば、19bitレジスタ67の値が49D2Chexの場合、上位9bitの整数部は295dec(127hex)、下位300dec(12Chex)であるので、図8に示すように、19bitレジスタ67の下位10bit値が0でない場合には、誤差保持レジスタ72の出力信号の正負で、比較器63−2の出力信号が決定される。誤差保持レジスタ72の値が0である1行目では、比較器63−2の出力信号が1(“H”)となり、295分周のパルスが出力され、次のパルスは誤差保持レジスタ72が2行目に示すように比較器63−2の出力信号が1であったので、−1024と19bitレジスタ67の値300を加算した値である−724(52Chex/11bit)に更新される。次のパルスでは、誤差保持レジスタ72が負の値であるので、比較器63−2の出力信号が0(“L”)となり、294分周のパルスが出力される。誤差保持レジスタ72は、分周比小数部の値に対して、実際の分周比との誤差を常に保持することとなる。よって、所定時間での平均分周比はほぼ下記の値となる。
(19bitレジスタ上位9bit値)+(19bitレジスタ下位10bit値)/1024
19bitレジスタ67が更新されても、誤差保持レジスタ72の値はそれまでの誤差値が保持されるので、新たに更新された19bitレジスタ下位10bitと誤差保持レジスタ72の符号付き11bit値を比較して、分周セレクタ69で分周比が選択される。
高圧出力が目標電圧V53aを越えると、比較器63−1の出力信号が反転し、19bitレジスタ67がカウントダウンされる。最終的に目標電圧V53aになると、比較器63−1の出力信号が“H”/“L”反転を繰り返す。19bitレジスタ値は下位bitがアップダウンを繰り返すが、分解能は平均で30/1024nsecであるので、ほぼ安定した定電圧の高圧出力となる。
なお、本実施例1では、クロックCLKの33.33MHzのN分周とN−1分周を切り替えて出力する構成としたが、例えば、66.66MHzの2N分周と2N−2分周を切り替えて出力する構成にしても、同様の動作となる。又、本実施例1では、クロックKCLKを33.33MHzとしたが、更に低い周波数(例えば、20MHz)でも、異なる分周比を選択すれば同様に実現可能である。
高圧出力は、プリンタエンジン制御部53からのON/OFF信号が“L”になると、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の出力が停止して、圧電トランス85からの出力電圧も直ちに減衰する。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、圧電トランス85の駆動周波数を2つの分周比に2値化する減算器(−1)68及び分周セレクタ69により、分散周期が長く、且つ分周比指示値である周波数指示値を、パルス生成時毎に変更可能にして2値化時の誤差を常に最小となるようにしたので、短周期での分散が可能になり、どの時点で周波数指示値を変更しても分周比の移動平均値が維持される。これにより、安定した圧電トランス85の駆動が可能となり、デジタル化によりアナログ回路に対してばらつきの影響を軽減し、且つ、低いクロック周波数にて実現可能となる。
(実施例2の構成)
本発明の実施例2では、図3の画像形成装置1、図4の制御回路、図1の転写高圧電源90、及び図2の圧電トランス駆動装置80の構成が実施例1と同様であり、圧電トランス駆動装置80内の高圧制御部の構成が実施例1と異なっている。
図9は、本発明の実施例2における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図であり、実施例1を示す図6中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の圧電制御部60Aでは、実施例1の高圧制御部60内の演算器71に代えて、これとは構成あるいは機能の異なる演算器71A及び3bitシフトレジスタ74が設けられている。
演算器71Aは、比較器63−2、19bitレジスタ67、誤差保持レジスタ72、及び3bitシフトレジスタ74等に接続され、19bitレジスタ67の下位10bitと誤差保持レジスタ72の11bitと3bitシフトレジスタ74及び比較器63−2の選択信号selectの値から、出力セレクタ73から出力される駆動パルスs60の立ち下がりエッジ毎に演算を行い、誤差保持レジスタ72の値を更新する機能を有している。3bitシフトレジスタ74は、比較器63−2から分周セレクタ69へ出力される選択信号selectを入力し、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち下がりエッジ毎に値をシフトして保持するレジスタである。
(実施例2の動作)
本実施例2において、画像形成装置1の全体の動作は実施例1と同様であるので、実施例1とは異なる図9の高圧制御部60A内の動作を説明する。
高圧制御部60Aにおいて、3bitシフトレジスタ74は、リセット信号RESETの“L”入力時に内部3bit値を000bに初期化する。以降、3bitシフトレジスタ74は、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち下がりエッジ毎に上位bitから値を更新し、全bitを右シフトする。例えば、駆動パルスS60の出力毎に比較器63−2の出力信号が“H”、“L”、“H”、“L”だった場合に、最初の駆動パルス出力時に比較器63−2の出力信号が“H”なので、3bitシフトレジスタ74は、bit2がbitlに、bitlがbit0にシフトされ、最上位bit2に1が入れられる。この時bit0に入っていた値は、右シフトにより捨てられ、その結果、100bとなる。次の駆動パルス出力で同様に処理されて010bとなり、更に、次で101b、010bと値が変化する。この動作により、3周期前までの分周セレクタ選択結果が3bitシフトレジスタ74に保持されることとなる。
図10は、図9中の演算器71Aの動作を説明する表を示す図である。
誤差保持レジスタ72は、下記の式に示す値を保持し、誤差保持レジスタ72の値が0以上か又は負かで、比較器63−2の出力信号が決定される。比較器63−2の出力信号に対する他の回路動作については、実施例1と同様である。
誤差保持レジスタ値=
(19bitレジスタ下位10bit値)−(448×比較器63−2出力)−
20×3bitシフトレジスタbit2)−(192×3bitシフトレジスタbitl)
−(64×3bitシフトレジスタbit0)+(誤差保持レジスタ値)
誤差保持レジスタ72は、上記式のように値を更新する。各項の値448、320、192、64は、誤差を4周期に拡散しているための係数であり、総計1024、比7:5:3:1となっている。
なお、本実施例2では、4周期に前記値に分散しているが、分散周期数、分散比とも一例であって、この値に限らない。
以上説明したように、本実施例2は、実施例1に対して、2値化時の誤差分の処理アルゴリズムが異なるのみで、他の回路部分の動作については実施例1と同様である。
(実施例2の効果)
本実施例2の高圧制御部60Aによれば、2値化時の誤差を複数サイクルに分散することにより誤差が拡散され、周波数指示値の小数部の値の変化による平均周波数収斂までのサイクル数ばらつきが少なくなり、負荷変動等による周波数制御指示値が変化しても、安定した出力を得ることが可能となる。
(実施例3の構成)
本発明の実施例3では、図3の画像形成装置1、図4の制御回路、図1の転写高圧電源90、及び図2の圧電トランス駆動装置80の構成が実施例1と同様であり、圧電トランス駆動装置80内の高圧制御部の構成が実施例1と異なっている。
図11は、本発明の実施例3における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図であり、実施例1を示す図6中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3の圧電制御部60Bでは、実施例1の高圧制御部60内の比較器63−2、演算器71及び誤差保持レジスタ72に代えて、これらとは構成あるいは機能の異なる比較器63−2B及び10bit数列発生器75が設けられている。
比較器63−2Bは、10bitレジスタ67、分周セレクタ69、及び10bit数列発生器75に接続され、19bitレジスタ67から小数部である下位10bitと、10bit数列発生器75から10bitの値とを入力してこれらを比較し、この比較結果に応じて分周セレクタ69に1bitの選択信号selectを出力する。この時、それぞれの10bit値を符号無し整数として扱い、
(19bitレジスタ下位10bit値)>(10bit数列発生器出力値)
の時に、選択信号selectの“H”を分周セレクタ69に出力する。その結果、分周セレクタ69は、19bitレジスタ67の上位9bit値を分周器70に出力する。又、比較器63−2Bは、
(19bitレジスタ下位10bit値)≦(10bit数列発生器出力値)
の時(即ち、前記条件以外の場合)に、選択信号selectの“L”を分周セレクタ69に出力する。その結果、分周セレクタ69は、減算器(−1)68の9bit値を分周器70に出力する構成になっている。
10bit数列発生器75は、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち上がりエッジをカウントするカウンタを内部に持ち、このカウンタのbit0〜bit9値を上下反転して比較器63−2Bに出力する。即ち、出力上位から下位bit9〜bit0の出力をbit9_0〜bit0_0とし、カウンタビットの上位から下位bit9〜bit0をbit9_C〜bit0_Cとした場合に下記関係を持つ。
bit9_0=bit0_C、bit8_0=bitl_C、bit7_0=bit2_C、
bit6_0=bit3_C、bit5_0=bit4_C、bit4_0=bit5_C、
bit3_0=bit6_C、bit2_0=bit7_C、bitl_0=bit8_C、
bit0_0=bit9_C
その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例3の動作)
本実施例3において、画像形成装置1の全体の動作は実施例1と同様であるので、実施例1とは異なる図11の高圧制御部60B内の動作を説明する。
高圧制御部60Aにおいて、19bitレジスタ67に設定された値の下位10bitが比較器63−2Bに出力され、10bit数列発生器75から出力される10bit値と比較器63−2Bにて比較される。比較器63−2Bは、19bitレジスタ67の下位10bit値が10bit数列発生器75の出力10bitより大きい場合に、選択信号selectの“H”を分周セレクタ69に出力する。この場合、10bit値の比較は、符号無し整数として扱われる。
例えば、19bitレジスタ上位9bitが295dec、下位10bitが512dec、10_0000_0000bであった場合に、10bit数列発生器75の内部カウンタが下記値を取ったとすると、
0、1、2、3、4:
00_0000_0000、00_0000_0001、
00_0000_0010、00_0000_0011、
00_0000_0100
前記10bit値が上位下位ビット反転されるので、10bit数列発生器75の出力値は、
0、512、256、768、128:
00_0000_0000、10_0000_0000、
01_0000_0000、11_0000_0000、
00_1000_0000
となる。前述したように、比較器63−2Bで比較された結果、この比較器63−2Bから出力値1、0、1、0、1が出力される。その結果、分周セレクタ69から出力値295、294、295、294、295が出力され、10bit数列発生器75の内部カウンタが0〜1023となるまでに、295分周と294分周がそれぞれ512回ずつ発生する。その結果、平均分周比は294.5分周となり、分周比指示手段である19bitレジスタ67の値、整数部295、小数部512(即ち、512/1024=0.5の小数部)は等しくなる。
(実施例3の変形例)
本実施例3は、例えば、次の(a)、(b)のように変更しても良い。
(a) 本実施例3においては、10bitで且つカウンタのbit並べ替えで実現しているが、分解能が低い5bit程度であれば、カウンタ値をそのまま用いても良いし、あるいは、カウンタではなくテーブル値を用いても良い。
(b) 目標電圧V53aに対して閾値を用いて周波数を2値化し、2値化された分周比の複数パルスの平均により設定された実数値の分周比となるように制御する。又、実施例3中では、19bitレジスタ67の値は変化させない状態で説明しているが、比較器63−1の出力値に応じて変化しても、単位時間当たりの19bitレジスタ平均値から1を引いた値と単位時間当たりの平均分周比とが等しくなることは言うまでもない。
(実施例3の効果)
本実施例3によれば、閾値マトリクスを用いて分周比を2値化する構成にしたので、数十MHzと低いクロック周波数においても、高圧出力電圧分解能が十分に得られるようになり、部品ばらつきに影響されないデジタル回路による制御が容易になる。
(実施例4の構成)
本発明の実施例4では、図3の画像形成装置1、図4の制御回路、図1の転写高圧電源90、及び図2の圧電トランス駆動装置80の構成が実施例3と同様であり、圧電トランス駆動装置80内の高圧制御部の構成が実施例3と異なっている。
図12は、本発明の実施例4における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図であり、実施例3を示す図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4の圧電制御部60Cでは、実施例3の高圧制御部60B内の10bit数列発生器75に代えて、これとは構成の異なる10bit疑似乱数発生器76が設けられている。
10bit擬似乱数発生器76は、比較器63−2B及び出力セレクタ73に接続され、6bit疑似乱数発生器76aと4bitカウンタ76bとを有し、出力セレクタ73から出力される駆動パルスS60の立ち上がり信号によってそれぞれシフト又はカウントアップが行われる構成になっている。
6bit疑似乱数発生器76aの6bit出力値は、10bit疑似乱数発生器76の下位6bitとなり、4bitカウンタ76bの4bitの上位下位bitを反転させた出力値が、10bit疑似乱数発生器76の上位4bitとなる。即ち、4bitカウンタ76bのbit3が10bit疑似乱数発生器76のbit9、4bitカウンタ76bのbit2が10bit疑似乱数発生器76のbit8、4bitカウンタ76bのbitlが10bit疑似乱数発生器76のbit8、4bitカウンタ76bのbit0が10bit疑似乱数発生器76のbit7となる。
図13は、図12中の6bit疑似乱数発生器76aを示す回路図である。
この6bit疑似乱数発生器76aは、リセット信号RESETを反転するインバータ101と、このインバータ101の出力信号とクロックCLKとの論理積(以下「AND」という。)を求める2入力ANDゲート102と、このANDゲート102の出力信号と駆動パルスS60との論理和(以下「OR」という。)を求めるORゲート103と、インバータ101の出力側に接続された2入力ORゲート104と、このORゲート104の入力側に接続された2入力の排他的論理和ゲート(以下「XOR」という。)105と、ORゲート103,104の出力側に縦続接続された複数段(例えば、6段)のフリップフロップ回路(以下「FF」という。)106−1〜106−6とを用いた線形帰還シフトレジスタ(Linear Feedback Shift Register、以下「LFSR」という。)により構成されている。LFSRは、入力ビットが直前の状態の線形写像になっているシフトレジスタである。
(実施例4の動作)
本実施例4において、画像形成装置1の全体の動作は実施例3と同様であるので、実施例3とは異なる図12の高圧制御部60C内の動作を説明する。
高圧制御部60Cにおいて、10bit擬似乱数発生器76は、上位4bitがカウンタ76bのbit反転により構成され、下位6bitが疑似乱数発生器76aにより構成されている。そのため、比較器63−2Bにより、10bit疑似乱数発生器76と19bitレジスタ67の下位10bitとが比較され、この比較器63−2Bから選択信号selectが分周セレクタ69に出力され、このセレクタ69により分周比が切り替えられる。比較器63−2Bに入力される値に乱数を用いることを除けば、動作は実施例3と同様である。
(実施例4の変形例)
本実施例4は、例えば、次の(a)、(b)のように変更しても良い。
(a) 本実施例4では、4bitカウンタ76bとLFSRからなる6bit疑似乱数発生器76aとを組み合わせて、10bit疑似乱数発生器76を構成しているが、分周比指示手段である19bitレジスタ67の小数部を6bitとして、6bitのLFSRのみで擬似乱数発生器76を構成しても良い。
(b) LFSR以外の乱数発生手段や、テーブルによる閾値マトリクスに乱数を利用する等、他の実現方法でも構わない。
(実施例4の効果)
本実施例4によれば、2値化時の閾値マトリクスに乱数を用いたので、19bitレジスタ67の分周比指示値の変化による個々の分周比ばらつきの偏りが軽減し、分周比指示値が変化してもリップル変化の少ない高圧出力が得られ、デジタル制御による安定した高圧出力が可能となる。
(実施例5の構成)
本発明の実施例5では、図3の画像形成装置1、図4の制御回路、図1の転写高圧電源90、及び図2の圧電トランス駆動装置80の構成が実施例3と同様であり、圧電トランス駆動装置80内の高圧制御部の構成が実施例3と異なっている。
図14は、本発明の実施例5における圧電トランス駆動装置内の高圧制御部を示す構成図であり、実施例3を示す図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例5の圧電制御部60Dでは、実施例3の高圧制御部60B内のアップカウンタ61、Dラッチ62、比較器63−1、カウンタ上限値レジスタ64、カウンタ下限値レジスタ65、タイマ(分周器)66、19bitレジスタ67、減算器(−1)68、分周セレクタ69、及び分周器70に代えて、これとは機能あるいは構成の異なるアップカウンタ61D、Dラッチ62D、比較器63−1D,63−3,63−2B、カウンタ上限値レジスタ64D、カウンタ下限値レジスタ65D、タイマ(分周器)66D、21bitレジスタ67D、減算器(−1)68−1、減算器(−2)68−2、分周セレクタ69−1,69−2、分周器70D及びANDゲート77が設けられている。
本実施例5の圧電制御部60Dに供給されるクロックCLKは、実施例3のクロックCLK(周波数33.33MHz)とは異なり、周波数が2倍の66.66MHzで、周期は15nsecである。アップカウンタ61Dは、10bitのアップカウンタであり、クロックCLKの周波数が2倍になったのに対応し、実施例3に対して2倍の値を保持できるように1bit増設され、それ以外の構成については実施例3と同様である。Dラッチ62Dは、10bitのラッチであり、10bitであることを除けば実施例3のDラッチ62と同様の構成である。
比較器63−1Dは、Dラッチ62Dと21bitレジスタ67Dの上位10bit値を比較してその21bitレジスタ67Dに結果を出力するものであり、ビット数が10bitとなった点を除けば実施例3の比較器63−1と同様の構成である。カウンタ上限値レジスタ64Dは、10bitのレジスタであり、実施例3に対して2倍の値である604dec(25Chex)の値を保持する。カウンタ下限値レジスタ65Dは、10bitのレジスタであり、実施例3に対して2倍の値である580dec(244hex)の値を保持する。
21bitレジスタ67Dは、分周比指示値(即ち、周波数指示値)を保持するレジスタであり、上位10bitが整数部を表し、下位11bitが小数部を表す。下位11bitは(11bit値)/2048の値に等しい小数を意味する。21bitレジスタ67Dは、整数部、小数部のbit数がそれぞれ1bitずつ増えた点を除けば、実施例3の19bitレジスタ67と同様であり、比較器63−1Dに対しては上位10bitを出力し、比較器63−2Bに対しては下位11bitのうちの10bit(即ち、下位11bitのbitl0〜bit0のうちbitl0〜bitlの10bit)を比較器63−2Bに出力する。更に、21bitレジスタ67Dは、分周セレクタ69−1、減算器(−1)68−1及び減算器(−2)68−2にそれぞれ上位10bitを出力すると共に、ANDゲート77に最下位bit0を出力する。カウンタ上限値レジスタ64Dとカウンタ下限値レジスタ65Dの入力に対しての処理は、bit数が9ビットから10ビットとなったことを除けば、実施例3と同様の構成である。
減算器(−1)68−1は、21bitレジスタ67Dの上位10bit(bit20〜11)を入力し、その値から1減算した値を分周セレクタ69−2に出力する機能を有している。減算器(−2)68−2は、21bitレジスタ67Dの上位10bit(bit20〜11)を入力し、その値から2減算した値を分周セレクタ69−2に出力する機能を有している。
分周セレクタ69−1は、21bitレジスタ67Dの上位10bitと分周セレクタ69−2の出力10bitを、比較器63−2Bから出力される選択信号selectに応じて選択し、分周器70Dに出力する機能を有している。この分周セレクタ69−1は、例えば、比較器63−2Bから出力される選択信号selectが“L”の場合に、分周セレクタ69−2の出力信号を選択し、選択信号selectが“H”の場合に、21bitレジスタ67Dのbit20〜11の10bitを選択する。
分周セレクタ69−2は、ANDゲート77から出力される選択信号selectが“H”の場合に、減算器(−1)68−1の出力信号を選択して分周セレクタ69−1に出力し、選択信号selectが“L”の場合に、減算器(−2)68−2の出力信号を選択して分周セレクタ69−1に出力する機能を有している。これらの減算器(−1)68−1、減算器(−2)68−2、及び分周セレクタ69−1,69−2により、多値化手段が構成されている。
ANDゲート77は、21bitレジスタ67Dの最下位1bitであるbit0と比較器63−3の比較結果とのANDを取って、選択信号selectを分周セレクタ69−2に出力する論理回路である。比較器63−3は、10bit数列発生器75からの10bit入力値と21bitレジスタ67Dのbit10〜bitlの10bit入力値とを比較し、両者が等しい場合に1(=“H”)をANDゲート77に出力し、それ以外の場合に0(=“L”)を出力する機能を有している。タイマ(分周器)66Dは、実施例3と同じ周期にて21bitレジスタ67Dに対してパルスを出力する。周期が等しいので分周比は倍の値が設定される。分周器70Dは、bit数が10bitとなることを除けば、実施例3の分周器70と同様の構成である。
(実施例5の動作)
本実施例5において、画像形成装置1の全体の動作は実施例3と同様であるので、実施例3とは異なる図14の高圧制御部60D内の動作を説明する。
高圧制御部60Dにおいて、アップカウンタ61D、Dラッチ62D、比較器63−1D、カウンタ上限値レジスタ64D、及びカウンタ下限値レジスタ65Dは、bit数が1bit増加し、値が倍となっている点を除けば、実施例3と同様の動作である。
21bitレジスタ67Dは、上位10bit値を分周セレクタ69−1、減算器(−1)68−1、及び減算器(−2)68−2にそれぞれ出力し、例えば、上位10bitに590decが設定された場合に、分周セレクタ69−2に589decが入力され、分周セレクタ69−1に590decが入力される。
比較器63−2Bは、実施例3と同様に動作するので、ANDゲート77の出力信号が“L”の場合に、減算器(−2)68−2の出力588decが分周セレクタ69−2を介して分周セレクタ69−1に入力される。分周セレクタ69−1に入力される21bitレジスタ上位10bitの590decのいずれかが分周器70Dに入力され、この分周器70Dからパルスが出力される。よって、21bitレジスタ67Dの最下位ビットが0の場合の動作は、クロックCLRの周波数が倍であることを除けば、実施例3と同様となる。
21bitレジスタ67Dの最下位bitが1の場合に、比較器63−3の比較結果が、21bitレジスタ67Dのbit10〜1と10bit数列発生器75の出力値とが等しい場合のみ、ANDゲート77の出力信号が“H”となり、分周セレクタ69−2が減算器(−1)68−1の出力側に切り替わる。比較器63−3の比較結果が“H”の場合は、実施例3にて説明したように、比較器63−2Bの比較結果が“L”となるので、分周セレクタ69−1も減算器(−1)68−1側に切り替わり、この減算器(−1)68−1の値が出力される。
例えば、10bit数列発生器75の内部カウンタが0、1、2、3、4となった場合に、10bit数列発生器75の出力値は0、512、256、768、128となる。21bitレジスタ67Dの上位10bitが例えば590decで、21bitレジスタ67Dの下位11bitが000_0000_0000bの場合には、分周比は588、588、588、588、588となり、下位11bitが000_0000_0001bの場合には、589、588、588、588、588となり、下位11bitが000_0000_0010bの場合には、590、588、588、588、588分周となる。
以上説明したように、本実施例5では、実施例3に対して整数部、小数部共に1bit増加させ、各パルスを3値化することにより周波数分解能を2倍にしている。その他の回路部分の動作は、実施例3と同様である。
なお、本実施例5ではパルスを3値化しているが、これは多値化処理の一例を示しただけであって4値化等、N値化時のNは整数であれば値は問わない。
(実施例5の効果)
本実施例5によれば、21bitレジスタ67Dの周波数指示値を3値化しているので、周波数分解能が高くなり、高圧出力電圧の分解能が向上し、圧電トランス85の共振周波数付近における低負荷時でも安定した出力電圧が得られるようになり、デジタル回路での制御性が向上する。
(画像形成装置の構成)
図15は、本発明の実施例6における電源装置を用いた画像形成装置を示す構成図であり、実施例1を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例6の画像形成装置は、マルチファンクションプリンタであり、実施例1を示す図3の画像形成装置1と同様の画像形成装置本体120を備え、この画像形成装置本体120上に、画像読取装置(例えば、スキャナユニット)130が搭載されている。
スキャナユニット130は、原稿を載置するための原稿台131を有し、この原稿台131が画像形成装置本体120上に装着されている。原稿台131の下には、冷陰極管支持体132が取り付けら、この支持体132により、冷陰極管133と、この冷陰極管133からの光を原稿側に反射させるリフレクタ134と、ミラー135とが保持されている。原稿台131の下には、更に、ミラー支持体136と、レンズ137と、撮像素子(例えば、電荷結合素子(以下「CCD」という。))138とが設けられている。ミラー支持体136は、2枚のミラーで構成され、リフレクタ134からの反射光をレンズ137側へ投光する部材である。レンズ137は、ミラー支持体136からの光をCCD138へ集束するレンズである。CCD138は、受光した光を電気信号に変換する素子である。
図16は、図15の画像形成装置110における制御回路の構成を示すブロック図であり、実施例1を示す図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例6の制御回路では、実施例1の制御回路に対して、冷陰極管駆動部90E、冷陰極管133、CCD138、画像読取制御部140及びミラー駆動モータ141が追加されている。冷陰極管駆動部90Eは、高圧制御部60に接続され、冷陰極管133を駆動するものである。画像読取制御部140は、コマンド/画像処理部51及び高圧制御部60に接続され、ミラー駆動モータ141及びCCD138等を駆動制御するものである。
(冷陰極管駆動部の構成)
図17は、本発明の実施例6における圧電トランス駆動装置を備えた冷陰極管発光用電源装置である冷陰極管駆動装置(例えば、冷陰極管駆動部)の概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この冷陰極管駆動部90Eでは、実施例1を示す図1の転写高圧電源90中の高圧制御部60及び発振器81を共用している。高圧制御部60は、例えば、実施例1の図6の回路で構成され、この出力側及び入力側には、実施例1と同様のDC電源83、冷陰極管インバータ(例えば、圧電トランス駆動回路)84、圧電トランス85、及び電圧比較手段である出力電圧比較手段88と、実施例1とは異なる冷陰極管133、管電流検出手段(例えば、管電流変換手段)141、及び整流手段(例えば、整流回路)142とが接続されている。
DC電源83、圧電トランス駆動回路84、圧電トランス85、及び出力電圧比較手段88は、実施例1と同様の回路構成であるので、同一の符号を付しているが、これらは実施例1とは別個に冷陰極管駆動部90E内に設けられている。高圧制御部60、発振器81、DC電源83及び圧電トランス駆動回路84により、本実施例6の圧電トランス駆動装置80Eが構成されている。圧電トランス駆動回路84の出力側には、圧電トランス85が接続されている。更に、圧電トランス85の出力側には、冷陰極管133、管電流変換手段141、整流回路142及び出力電圧比較手段88が縦続接続され、この出力電圧比較手段88が、画像読取制御部140内のDAC140aの出力側と高圧制御部60の入力ポートIN1とに接続されている。
冷陰極管133は、圧電トランス85の高圧出力により発光する装置である。管電流変換手段141は、冷陰極管133に流れる管電流を検出して検出電圧を出力するものであり、この検出電圧を整流回路142によりDC電圧に整流するようになっている。出力電圧比較手段88は、整流回路142から出力されたDC電圧と、画像読取制御部140内の目標電圧指示手段(例えば、DAC)140aから出力された目標電圧V140aとを比較して、この比較結果S88を高圧制御部60の入力ポートIN1へ入力するものである。画像読取制御部140は、ON/OFF信号を高圧制御部60の入力ポートIN2へ出力する出力ポートOUT2と、リセット信号RESETを高圧制御部60の入力ポートIN3へ出力する出力ポートOUT3と、所定レンジ(例えば、3.3V)の目標電圧V140aを出力電圧比較手段88へ出力する目標電圧設定手段である可変電圧出力回路(例えば、10bitの分解能を持つDAC)140a等とを有している。
図18は、図17の冷陰極管駆動部90Eにおける詳細な構成例を示す回路図であり、実施例1を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
管電流検出手段141は、冷陰極管133とグランドGNDとの間に接続された抵抗141aにより構成されている。この管電流変換手段141の出力側に接続された整流回路142は、ダイオード142a,142b、コンデンサ142c、及び抵抗142dにより構成されている。その他の構成は、実施例1を示す図2の転写高圧電源90とほぼ同様である。
(画像形成装置の全体の動作)
図15のマルチファンクションプリンタからなる画像形成装置110において、画像形成装置本体120は、実施例1を示す図3の画像形成装置1と同様の動作を行う。
スキャナユニット120において、原稿台131内の冷陰極管支持体132及びミラー支持体136は、初期化処理により、モータで駆動されて初期位置に移動する。ユーザオペレーション等によって原稿台131に被スキャン画像等の原稿が載置された後、図示しない操作パネル等によりコピー指示が行われると、冷陰極管133が点灯し、所定のタイミングで、冷陰極管支持体132及びミラー支持体136が駆動され、原稿が照射される。原稿からの反射光は、ミラー135及びミラー支持体136を介してレンズ137を通し、CCD138にて受光される。
CCD138の受光結果は、図16の画像読取制御部140により、デジタルデータに変換され、コマンド/画像処理部51に送信され、このコマンド/画像処理部51によって画像が形成される。原稿のスキャンが終了すると、冷陰極管駆動部90Eにより冷陰極管133が消灯される。
(冷陰極管駆動部の動作)
図19は、図18の陰極管駆動部90Eにおける動作波形図である。
実施例1の転写高圧電源90と同様にして、開始分周比にて圧電トランス85の駆動が開始される。冷陰極管133は点灯前は管電流が殆ど流れないので、管電流変換手段141の出力電圧、及び整流回路142の出力電圧は0Vに近い低い値となる。出力電圧比較手段88には、点灯時の管電流に相当した目標電圧V140aがDAC140aから入力されるので、高圧制御部60の入力ポートINlには比較結果S88の“H”が入力される。実施例1と同様に、管電流が所定のレベルに到達するまで、圧電トランス駆動回路84に入力される駆動パルスS60の周波数が下げられる。冷陰極管133が点灯し、管電流が所定のレベルになった時に、図19に示すように、出力電圧比較手段88の比較結果S88が“H”、“L”交互に変化し、駆動周波数及び管電流共に安定する。
次に、図6を参照しつつ、高圧制御部60における内部回路の動作について説明する。内部回路の全体の動作は、実施例1とほぼ同様であるので、異なる動作のみを説明する。
カウンタ下限値レジスタ65には320decが保持され、カウンタ上限値レジスタ64には330decが保持される。実施例1の転写高圧電源90の場合の負荷電流と比較して、冷陰極管133の負荷電流が大きいことによって、異なる設定値となる。19bitレジスタ67は、上位9bitの値がカウントアップ時にカウンタ上限値を越えた場合に、上位9bitにカウンタ下限値レジスタ65の値を入力し、下位10bitを0クリアする。実施例1では、上限を超えないように制御されるが、本実施例6では、上限に達したら開始周波数に戻すように制御される。他の回路部分については、実施例1と同様の動作が行われる。そして、画像読取制御部140から供給されるON/OFF信号の入力により、冷陰極管133の点灯/消灯が制御される。
なお、本実施例6では、DAC140aを用いて目標電流に相当した目標電圧V140aを設定しているが、定電圧源ツェナーダイオード等を用いて設定しても良い。
(実施例6の効果)
本実施例6によれば、冷陰極管133も、従来のアナログ制御でなくデジタル制御が可能となり、マルチファンクションプリンタにおける画像形成用電源装置側と冷陰極管発光用電源装置側とで、共用した1つの集積回路からなる高圧制御部60を用いることが可能となる。
(実施例7の構成)
本発明の実施例7における画像形成装置は、実施例6に示す図15の画像形成装置110に、実施例2に示す図9の高圧制御部60Aを組み合わせた構成である。
(実施例7の動作)
本実施例7の画像形成装置において、実施例2と異なる部分の動作を説明する。
図9の高圧制御部60Aにおいて、カウンタ下限値レジスタ65には320decが保持され、カウンタ上限値レジスタ64には330decが保持される。実施例2の転写高圧電源90の場合の負荷電流と比較して、本実施例7における冷陰極管133の負荷電流が大きいことによって、異なる設定値となる。
19bitレジスタ67は、上位9bitの値がカウントアップ時にカウンタ上限値を越えた場合に、上位9bitにカウンタ下限値レジスタ65の値が入力され、下位10bitが0クリアされる。実施例2では、上限を超えないように制御されるが、本実施例7では、上限に達したら開始周波数に戻すように制御される。他の回路部分については、実施例2と同様に動作する。そして、高圧制御部60AへのON/OFF信号の入力により、冷陰極管133の点灯/消灯が制御される。
(実施例7の効果)
本実施例7によれば、冷陰極管133の駆動時における駆動パルスS60の分周比の誤差分散を複数パルスに拡散するようにしたので、デジタル制御で安定した点灯が可能となる。
(実施例8の構成)
本発明の実施例8における画像形成装置は、実施例6に示す図15の画像形成装置110に、実施例3に示す図11の高圧制御部60Bを組み合わせた構成である。
(実施例8の動作)
本実施例8の画像形成装置において、実施例3と異なる部分の動作を説明する。
図11の高圧制御部60Bにおいて、カウンタ下限値レジスタ65には320decが保持され、カウンタ上限値レジスタ64には330decが保持される。実施例3の転写高圧電源90の場合の負荷電流と比較して、本実施例8の冷陰極管133における負荷電流が大きいことによって、異なる設定値となる。19bitレジスタ67は、上位9bitの値がカウントアップ時にカウンタ上限値を越えた場合に、上位9bitにカウンタ下限値レジスタ65の値が入力され、下位10bitが0クリアされる。実施例3では、上限を超えないように制御されるが、本実施例8では、上限に達したら開始周波数に戻すように制御が行われる。他の回路部分については、実施例3と同様に動作する。そして、高圧制御部60BへのON/OFF信号の入力により、冷陰極管133の点灯/消灯が制御される。
(実施例8の効果)
本実施例8によれば、デジタル制御でも安定した点灯が可能となる。
(実施例9の構成)
本発明の実施例9における画像形成装置は、実施例6に示す図15の画像形成装置110に、実施例4に示す図12の高圧制御部60Cを組み合わせた構成である。
(実施例9の動作)
本実施例9の画像形成装置において、実施例4と異なる部分の動作を説明する。
図12の高圧制御部60Cにおいて、カウンタ下限値レジスタ65には320decが保持され、カウンタ上限値レジスタ64には330decが保持される。実施例4の転写高圧電源90の場合の負荷電流と比較して、本実施例9の冷陰極管133における負荷電流が大きいことによって、異なる設定値となる。19bitレジスタ67は、上位9bitの値がカウントアップ時にカウンタ上限値を越えた場合に、上位9bitにカウンタ下限値レジスタ65の値が入力され、下位10bitが0クリアされる。実施例4では、上限を超えないように制御されるが、本実施例9では、上限に達したら開始周波数に戻すように制御が行われる。他の回路部分については、実施例4と同様に動作する。そして、高圧制御部60CへのON/OFF信号の入力により、冷陰極管133の点灯/消灯が制御される。
(実施例9の効果)
本実施例9によれば、デジタル制御でも安定した点灯が可能となる。
(実施例10の構成)
本発明の実施例10における画像形成装置は、実施例6に示す図15の画像形成装置110に、実施例5に示す図14の高圧制御部60Dを組み合わせた構成である。
(実施例10の動作)
本実施例10の画像形成装置において、実施例5と異なる部分の動作を説明する。
図14の高圧制御部60Dにおいて、カウンタ下限値レジスタ65Dには640decが保持され、カウンタ上限値レジスタ64Dには660decが保持される。実施例5の転写高圧電源90の場合の負荷電流と比較して、本実施例10の冷陰極管133における負荷電流が大きいことによって、異なる設定値となる。21bitレジスタ67Dは、上位10bitの値がカウントアップ時にカウンタ上限値を越えた場合に、上位10bitにカウンタ下限値レジスタ65Dの値が入力され、下位11bitが0クリアされる。実施例5では、上限を超えないように制御されるが、本実施例10では、上限に達したら開始周波数に戻すように制御が行われる。他の回路部分については、実施例5と同様である。そして、高圧制御部60DへのON/OFF信号の入力により、冷陰極管133の点灯/消灯が制御される。
(実施例の効果)
本実施例10によれば、デジタル制御でも安定した点灯が可能となる。
(実施例1〜10の他の変形例)
実施例1〜5では、カラータンデム方式の画像形成装置1における転写高圧電源90について説明したが、本発明は、帯電等の他の高圧電源にも適用可能である。又、カラーに限らずモノクロ等の画像形成装置や、複合機等の他の画像形成装置にも適用可能である。同様に、実施例6〜10では、マルチファンクションプリンタからなる画像形成装置110の冷陰極管駆動部90Eにおける画像読取部分について説明したが、本発明は、液晶バックライト等の他の用途にも利用可能である。
1,110 画像形成装置
53 プリンタエンジン制御部
53a,140a DAC
60,60A,60B,60C,60D 高圧制御部
67 19bitレジスタ
67D 21bitレジスタ
68,68−1 減算器(−1)
68−2 減算器(−2)
69,69−1,69−2 分周セレクタ
70,70D 分周器
76 10bit疑似乱数発生器
80 圧電トランス駆動装置
81 発振器
60 高圧制御部
84,84E 圧電トランス駆動回路
84f NMOS
85 圧電トランス
86,142 整流回路
87 出力電圧変換手段
88 出力電圧比較手段
90 転写高圧電源
90E 冷陰極管駆動部
93 転写バイアス発生部
120 画像形成装置本体
130 スキャナユニット
133 冷陰極管
140 画像読取制御部
141 管電流変換手段

Claims (7)

  1. クロックを発生する発振器と、
    前記クロックを分周してパルスを出力する分周手段と、
    前記パルスにより駆動され、圧電トランスの1次側に断続的に電圧を印加して前記圧電トランスの2次側から交流の高電圧を出力させるスイッチング素子と、
    前記クロックの分周比を指示する分周比指示値を出力する分周比指示手段と、
    前記クロックの分周比を2値化する2値化手段と、を備え、
    前記分周比指示値は、整数部と小数部を持つ実数値をとり、
    前記2値化手段により、前記実数値をα又はβ(但し、α、βは正数、α+1=β)に2値化することにより、α分周とβ分周のパルスを生成し、複数の前記α分周と前記β分周のパルスの組合せにより、平均分周比の単位時間当たりの平均値の前記小数部が前記分周比指示手段の前記実数値の単位時間当たりの平均値の前記小数部と等しくなる圧電トランス駆動装置であって、
    前記2値化手段は、前記2値化の際に、M番目(但し、M;正の整数)のパルス生成時の2値化における誤差値をM+1番目のみに配分することを特徴とする圧電トランス駆動装置
  2. 請求項1記載の圧電トランス駆動装置を用いて画像形成用の高電圧を発生する画像形成用電源装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の圧電トランス駆動装置を用いて冷陰極管を発光させる冷陰極管発光用電源装置を有することを特徴とする冷陰極管インバータ。
  4. 請求項3記載の冷陰極管インバータを用いて冷陰極管発光用の高電圧を発生する冷陰極管発光用電源装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3記載の冷陰極管インバータと、
    前記冷陰極管に流れる管電流を検出して検出電圧を出力する管電流検出手段と、
    前記検出電圧を整流して直流電圧を出力する整流手段と、
    目標電圧を指示するために出力する目標電圧指示手段と、
    前記整流手段の出力電圧と前記目標電圧指示手段の出力電圧とを比較して比較結果を出力する電圧比較手段と、を有し、
    前記比較結果が矩形波となるように前記分周比指示手段の前記分周比を制御することを特徴とする冷陰極管駆動装置。
  6. 請求項2記載の画像形成用電源装置と、
    請求項3記載の冷陰極管発光用電源装置又は請求項5記載の冷陰極管駆動装置を有する画像読取装置と、を備え、
    前記画像形成用電源装置における前記圧電トランスを駆動するための前記パルスと、前記冷陰極管発光用電源装置又は前記冷陰極管駆動装置における前記圧電トランスを駆動するための前記パルスと、を共用した1つの集積回路から出力する構成にしたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置は、マルチファンクションプリンタであることを特徴とする画像形成装置。
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