JP5358030B2 - 還元パウダー及びその製造方法 - Google Patents

還元パウダー及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5358030B2
JP5358030B2 JP2013041976A JP2013041976A JP5358030B2 JP 5358030 B2 JP5358030 B2 JP 5358030B2 JP 2013041976 A JP2013041976 A JP 2013041976A JP 2013041976 A JP2013041976 A JP 2013041976A JP 5358030 B2 JP5358030 B2 JP 5358030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
reduced
water
mesh
ionized mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013041976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013212498A (ja
Inventor
立比古 小川
昌治 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013041976A priority Critical patent/JP5358030B2/ja
Publication of JP2013212498A publication Critical patent/JP2013212498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5358030B2 publication Critical patent/JP5358030B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

本発明は、酸化物質や酸化体から水素を発生させて還元状態にする還元パウダー及びその製造方法に関する。
物質の電子の放出しやすさ、あるいは受け取りやすさを定量的に評価する指標の一つに酸化還元電位(ORP)がある。ORPが高い物質ほど他の物質を酸化しやすく、ORPが低い物質ほど他の物質を還元しやすい。+200mVがORPの中間値とされ、この中間値よりもORPが低い水は還元水と呼ばれ、本来還元状態にある生体に対する負担が少ない健康飲料水として飲用されている。
一般的な水道水は、地域や季節にもよるが、ORPが+500〜+700mVと比較的高い。そのため、水道水から還元水(水素還元水)を作る方法が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特許第 2761370号公報 特許第 4326577号公報
ところが、特許文献1や特許文献2では、水素還元水をつくるのにMg、Zn、Mn、Cu等の金属板及び合金触媒を利用した装置が必要である。その上、 Mgの酸化を防ぐための工夫が必要であり、さらに水素還元水をつくるのにある一定の時間が必要である。例えば、1tの水を処理するには、それなりの大きさの装置と時間が必要である。また、これらは水を処理する機能しかなく、他の酸化物質の処理はできない。また、特許文献2に記載の装置や、他の市販されている水処理装置では、電気エネルギー等が必要である。
また、特許文献1及び特許文献2の方法に用いられる装置は携帯するには不便であり、水素還元水を飲みたい時にすぐに飲めないという不便さがある。さらに、電気のないところでは水素水の製造は困難である。しかも、出来上がった水素還元水は、長時間、水素を水中に溶存させることが不可能な為、2〜3時間後にはORPが上昇してプラスの電位を示してしまう。その為に、出来上がれば、すぐに飲むか、酸化しないような容器に保存しなければならない。また、冬期など、還元された冷たい水を温めて湯にしようとすると、水素の蒸発で還元水の効力がなくなってしまう。
本発明の目的は、様々な酸化物質を簡便に、且つ、どのような場所であっても素早く還元状態にすることができる還元パウダー及びその製造方法を提供することである。
本発明の還元パウダーは酸化でもって酸化を制するという考えに基づいて発想したものである。
具体的には、本発明に係る還元パウダーは、
鉄・亜鉛・マグネシウム・銅・カリウムの中から選択される1種ないし5種の金属を主体とし、該主体金属と、カルシウム・モリブデン・バナジウム・ニッケル・マンガン・セレニウム・ナトリウム・コバルト・リチウム・リン・クロムから成る金属を、それぞれ100メッシュ程度の金属粉にし、
該金属粉と酸性物質と塩を混合してイオン化混合体を作り、それを型枠に入れて放置した後、前記型枠を取り外すことにより得られるやわらかい固体の表面を削って、細かさを100〜3000メッシュの範囲で且つ該細かさを段階的に異ならせた酸化粉体から成ることを特徴とする。
この場合、前記主体金属は、2種類の金属粉の組み合わせである(1)鉄と亜鉛、(2)亜鉛とマグネシウム、(3)鉄とマグネシウム、のいずれかを少なくとも含むことが好ましく、特に主体金属は、鉄・亜鉛・マグネシウム・銅・カリウムの5種の金属を含むことが好ましい。
また、本発明に係る還元パウダーの製造方法は、
a)100メッシュに粉砕した銅、カリウム、カルシウム、モリブデン、バナジウム、ニッケル、マンガン、セレニウム、ナトリウム、コバルト、リチウム、リン、クロムを混合した後、これらを1000〜3000メッシュの微粉体にし、
b)前記微粉体と、100メッシュに粉砕した鉄、亜鉛、マグネシウムを混合して混合粉体とし、
c)前記混合粉体を、pHが2〜3、酸化還元電位が1000mV以上の強酸化水で酸化した後、水分を除去して酸化混合粉体とし、
d)キレート作用を有する酸化物質と塩を混合し、これらに、前記酸化混合粉体を混合してイオン化混合体を作製し、
e)前記イオン化混合体をステンレス製の型枠に入れ、該イオン化混合体の表面に水を噴霧した後、24時間放置し、
f)放置後の前記イオン化混合体に100〜200℃の熱を加えながら該イオン化混合体を1〜2時間プレスし、
その後、加熱を停止し、且つ、プレスした状態で放置して固形状のイオン化混合体を作製し、
g)前記固体状のイオン化混合体を粉砕して、細かさが100〜3000メッシュの範囲で且つ、該細かさが段階的に異なる粉体にすることを特徴とする。
さらに、本発明に係る還元パウダーの製造方法は、
a)100メッシュに粉砕した銅、カリウム、カルシウム、モリブデン、バナジウム、ニッケル、マンガン、セレニウム、ナトリウム、コバルト、リチウム、リン、クロムを混合した後、これらを1000〜3000メッシュの微粉体にし、
b)前記微粉体と、100メッシュに粉砕した鉄、亜鉛、マグネシウムを混合して混合粉体とし、
c)前記混合粉体を、pHが2〜3、酸化還元電位が1000mV以上の強酸化水で酸化した後、水分を除去して酸化混合粉体とし、
d)キレート作用を有する酸化物質と塩を混合し、これらに、前記酸化混合粉体を混合してイオン化混合体を作製し、
e)前記イオン化混合体をステンレス製の型枠に入れて2〜3週間加湿し、
f)加湿後の前記イオン化混合体に100〜200℃の熱を加えながら該イオン化混合体を1〜2時間プレスし、
その後、加熱を停止し、且つ、プレスした状態で放置して固形状のイオン化混合体を作製し、
g)前記固体状のイオン化混合体を粉砕して、細かさが100〜3000メッシュの範囲で且つ、該細かさが段階的に異なる粉体にすることを特徴とする。
なお、pHが2〜3、酸化還元電位が1000mV以上の強酸化水は、「超酸化水」とも呼ばれている。従って、本明細書では、超酸化水は、「pHが2〜3、酸化還元電位が1000mV以上の強酸化水」と同義である。
本発明に係る還元パウダーは、生体に必要な16元素の中で、比較的水素を発生しやすい金属 (Zn、Fe、Mg、Cu、K)を中心にカルシウム、ナトリウム、モリブデン、バナジウム、ニッケル、マンガン、セレン、コバルト、リチウム、リン、クロムの金属を用いて作られる。これら16種の金属を100メッシュ以下の微粉末にし、 ORP1000mV (vs.Ag/AgCl)以上、pH2〜3の強酸化水に浸して、殺菌を兼ねて酸化させる。その後、水分を除去した後、それらの金属粉と塩、及びアスコルビン酸やクエン酸などのキレート作用を有する酸化物質を混合し、イオン化混合体を作る。それを型枠に入れ、該イオン化混合体の表面に水を噴霧した後、約24時間放置すると、或いは該イオン化混合体を高湿度下で2〜3週間ほど放置すると、その内部では各金属粉の間で電子のやり取りが行われ、酸化還元反応が起る。金属粉単体では酸化促進が小さいため、あえて混合体とする。その表面では空気中の酸素で酸化が進む。 放置後、型枠を外すと、イオン化混合体の比較的やわらかい固体が出来上がる。その表面を1ミリ程度に削ったり、粉砕したりして、100〜3000メッシュの混合粉体にする。このとき、細かさが段階的に異なる粉体の混合物となるよう、粉砕の程度を加減する。さらにこの混合粉体を放置すると、さらに酸化が進んで表面積が大きくなり、還元パウダーが出来上がる。
また、本発明に係る還元パウダーをカプセルに入れて直接口にすると、体内の水分と反応し、体内で活性水素が発生する。このため、体内が還元され、活性酸素除去機能が得られる。また、この還元パウダーを水や水分を含む食品に混ぜたり、振りかけたりすると、酸化が進んだ状態にある還元パウダーから電子が放出され、活性水素が発生する。このため、即時に水や食品が還元される。還元状態の物質は生体に負担が少ないため、体内に摂取すると生体に良い影響・効果が得られる。また、本発明の還元パウダーは、複数の細かさのものから構成されているため、順次、水素発生と還元反応が起こり、長時間 (約24時間後)、有効的な還元状態が持続する。
本発明の還元パウダーは、携帯可能であるため、いつでも、どこでも還元物質をつくることができる。
本発明の還元パウダーを用いれば、短時間で酸化物質を還元物質に変化させることができる。
例えば、1gの還元パウダーを、ORPが+500mV(vs.Ag/AgCl)のコップ一杯の水道水(250cc)に溶かした場合、10〜20秒後にORPが−500〜−550mV(vs.Ag/AgCl)の水素還元水ができる。また、2Lの水道水を水素還元水にする場合は加える還元パウダーの量を多くすれば20〜30秒で水素還元水が得られる。
従来の方法では、コップ一杯の水素還元水を得るために20〜30分かかり、2Lの水素還元水を得るためには2〜3時間かかる。このことから、本発明の還元パウダーを用いれば短時間で酸化物質を還元物質に変化させることができることが分かる。
本発明の還元パウダーを用いて水素還元水を生成すれば、その水素還元水は長時間、マイナス電位を保持する。例えば、ORPが−500〜−550mV(vs.Ag/AgCl)のコップ一杯(250mL)の水の場合、2時間経過後でもORPは−500〜−550mVを維持する。また、1Lの水素還元水の場合、3時間経過後でもORPは−500〜−550mVを維持し、15〜16時間経過後のORPは−260〜−270mV(vs.Ag/AgCl)程度、24時間後のORPは−150mV(vs.Ag/AgCl)程度であり、還元状態を示した。また、ORPが−500mV(vs.Ag/AgCl)の10Lの水素還元水の場合、24時間後では−250mV(vs.Ag/AgCl)程度であった。このことから、量の多い水素還元水の方が酸化しにくいことが分かる。
また、本発明の還元パウダーは、含まれる金属粉の大きさが段階的になっている。即ち、異なる大きさの金属粉から構成されている。そのため、水と接触したときに小粒の金属粉から順次溶解して活性水素を発生し、還元状態を持続できる。例えば、ORPが−500mVの水素還元水は、24時間経過しても−300mVであり、還元状態を保持できる。
従来の方法で生成された水素還元水は、本発明の還元パウダーを用いて得られる水素還元水と性質は類似するが、ORPが−500mVの水素還元水は3時間後にはORPがマイナス電位では無くなる。このため、できあがった水素還元水をすぐに摂取するか酸化を防ぐ容器に入れておく必要があった。しかし、本発明の還元パウダーを用いて得られた水素還元水は長時間還元状態を保持できるため、そのような必要は無い。
本発明の還元パウダーは、加える量を調整することにより、任意の還元度、水素発生量、ミネラル量の還元物質を作ることができる。
本発明の還元パウダーは水以外の様々な酸化物質を還元物質に変えることができる。例えば還元パウダーを直接摂取したり、食品の鮮度保持や安全性を高めたり、健康的な食品に変化させたりすることができる。また、医薬品や医薬部外品に加えたり、洗顔剤や入浴剤として使用したりできる。さらに、動物や魚類の餌、植物の水や肥料、土壌改良材に添加しても良い。さらに、空気の浄化、建築材料等の改善にも役立つ。
本発明の還元パウダーはミネラルも含むため、ミネラル不足が原因の病気に有効である。
本発明の還元パウダーは、摂取しても副作用が少なく、安全である。
従来の方法で得られた水素還元水は温めるとすぐにORPが上昇してしまうが、本発明の還元パウダーは、湯に溶かすことにより温かい水素還元水を作ることができる。
本発明の還元パウダーは、人間を含む動物の生体に直接利用できる。水や飲み物と一緒に摂取しなくても良く、例えば還元パウダーをそのまま、或いはカプセルに入れて摂取しても良い。
本発明の還元パウダーは浸透性が強いため、物質の養分を簡単に引き出すことができる。例えば、250ccの水出し緑茶、水出しコーヒー等は、10〜20秒で出来上がり、ORPが低く、まろやかな美味しいものに変化する。漢方薬は乾燥した薬草やきのこ類を煎じて、その成分を抽出するが、本発明の還元パウダーを加えることにより、短時間で抽出が可能であり、材料の量が少なくて済み、飲みやすくなる。
本発明の還元パウダーは、殺菌力が強い。一般的に使用されている殺菌水は、電気分解でORPが+800〜+1000mV(vs.Ag/AgCl)の強酸性水を作るが、塩素臭が強く、食品などにはとても使用できない。また、呼吸により、吸い込めば、身体に悪影響を与える。しかし、本発明では、ORPが−800mV(vs.Ag/AgCl)のアルカリ水が出来上がり、還元分解により殺菌できるので、上記のような問題は起こらない。また、都合の良いことに、選択性殺菌であるので、身体の中の大腸菌、ビフィズス菌などの有用菌には影響を及ぼさない。
本発明の還元パウダーは、殺菌作用、消臭作用を有する。このため、養豚場や養殖場、池、湖沼等の環境改善や、ごみ処理、下水処理等にも利用できる。
本発明の還元パウダーは、化学物質を除去できる。例えば、野菜に付着する農薬や加工食品に含まれる酸化防止剤等は、活性酸素発生の原因となり、体内に悪い影響を与えるが、これらの化学物質が除去できる。この粉体を水に溶かし、そこに野菜を漬けるだけで、数分でそれらのものが水に溶解し、安全な食品が得られる。
本発明の実施例1の還元パウダーを1Lの浄水に添加したときの還元パウダーの濃度とORPの関係を示すグラフ。 還元パウダーを1Lの浄水に添加したときの還元パウダーの濃度と水素発生量の関係を示すグラフ。 1リットルの浄水及び水道水に対して1gの還元パウダーを使用したときの水素発生量の時間的変化を示す表。 1リットルの浄水及び水道水に対して1gの還元パウダーを使用したときの水素発生量の時間的変化を示すグラフ。
まずは、本発明の還元パウダーの様々な利用法について説明する。
本発明の還元パウダーは、水道水を短時間で安全かつ、健康的な水にすることが出来る。水道水には消毒用に塩素が添加されているため、ORPが+500〜+700mV(vs.Ag/AgCl)の高い酸化状態にある。従来、ORPがマイナスの水素還元水にするために種々の製水器を使用してきた。本発明の還元パウダーを用いれば、このような高価な装置を使用することが無く、容易にORPの低い還元水を造ることが出来る。
水素は極めて水に溶け難い気体であり、水に溶解しても容易に揮散してしまう。また、特許文献1の水処理装置では、コップ一杯の水(250cc)を還元するのに、20〜30分ほど掛かった。しかし、本発明の還元パウダーによれば、添加する量を変えることにより、そのORPを0〜−800mV(vs.Ag/AgCl)くらいまで、自在に変えることが出来る。しかも、その還元力が持続する。例えば、還元パウダーの添加によりコップ一杯の水(250cc)が10〜20秒後にORPが−800〜−700mV(vs.Ag/AgCl)の還元水が出来上がり、ミネラル類が加わり、健康的な水に変化する。
本発明の還元パウダーは食品の鮮度保持にも利用できる。従来の食品の鮮度保持は、酸化防止剤の添加や冷凍によることが多いが、本発明は、還元力に基づく殺菌力が強く、ミネラル添加による電子のやり取りにより、酸化還元反応がその食品内部で繰り返され、酸化防止により長時間腐敗を防ぐ。体に良くない化学物質の量を減らすことができ、ORPの低い還元性の食品を口にすることができる。例えば、加工食品や鮮度保持が必要な食品などに利用できる。
本発明の還元パウダーを用いれば硬質のコンクリートを作ることができる。通常の水でコンクリートを練る場合、酸素量が多い為、コンクリートが固まっても、その酸素量により、気泡が出来やすく、コンクリートの酸化速度が早い。本発明の還元パウダーを用いて作られた水は水素量が多いため、この水を用いてコンクリートを練ると、酸素量の少ない状態になるため、気泡が少なくなり、緻密で硬質のコンクリートになる。また、本発明の還元パウダーにはミネラルが含まれる為、ミネラル同士の電子のやり取りによって、コンクリートの酸化を緩和することができる。また、鉄筋コンクリートの場合、鉄の酸化を遅らすこともできる。
本発明の還元パウダーを用いることにより、酸化食品を還元食品にすることができる。わさび、納豆は還元食品であるが、多くの食品はORPが高い酸化食品であり、酸化防止剤等の化学物質を含む食品のORPはさらに高く、酸化状態にある。一方、人間の生体は還元状態にある(唾液:−100mV、胃:−200mV、腸:−300mV、肝臓、腎臓:−400mV、女性の膣:−500mV (vs.Ag/AgCl))。人間の臓器は、酸化食品を還元状態にしてから吸収する。従って、ORPが高い食品を摂取すると、各臓器に負担をかけ、体内で活性酸素も発生する。これに対して、還元食品を摂取すると、消化吸収のエネルギー負担が軽減される。本発明の還元パウダーを水やジュース、酒類などの液体食品に混ぜれば、簡単に還元食品にすることができる。また、サラダや固体食品には振りかければ良く、加工食品であれば、その材料に混入すれば良い。本発明の還元パウダーを加減して米と一緒に炊飯しても良い。
活性酸素は、病気や老化現象の原因として知られている。例えば原子力発電所の事故の際に発生した放射性元素から放射されるγ線は体内の水に作用し、ラジカル解離を起こし、強力な活性酸素であるヒドロキシルラジカル(・OH)を生成する。ヒドロキシラジカルは正常細胞や遺伝子のDNAを傷つけて、癌などの病気の原因になる。このような場合でも、本発明の還元パウダーを溶解した水を飲んだり、添加した還元食品を口にすることで、体内の活性酸素量を減らすことができ、癌その他の病気予防やアンチエイジング効果が得られる。水素還元水は、強い酸化力を持った、ヒドロキシルラジカルを除去できることは、定説となっている。さらに、本発明の還元パウダーに含まれる亜鉛などのミネラルは、活性酸素のスーパーオキサイドアニオン(・O )の分解酵素(SOD酵素)に不可欠なミネラルである。ミネラル無しでは、SOD酵素を初めとする種々の酵素の活性が出来ない。細胞内のミトコンドリアは、酸素を利用し栄養分を燃焼させて、人間活動のエネルギーを作る工場である。その結果、活性酸素が発生するが、水素還元水の水素により、活性酸素量が軽減され、そのエネルギー生産量(ATP)も増す。
特許文献1に記載の装置で作った水素還元水で既に臨床実験が行われているように、水素還元水は抗癌剤投与による副作用を緩和することができる。抗がん剤は強力な毒物であり、投与すると生体は生命を維持しようと、大量の活性酸素を発生する。この大量に発生した活性酸素で、癌細胞を叩き、癌細胞を縮小化するものである。しかし実際には、癌細胞以外の正常細胞まで叩いてしまう為、髪の毛が抜ける、吐き気やむかつき感、倦怠感等の副作用が出てくる。更に、白血球の数が極端に減少する。通常、現代の医学では、25日程度で白血球数を戻すことができるが、本発明の還元パウダーから得た水素還元水や還元食品を摂取すると、3〜4日で白血球数が元の数に戻り、副作用による症状はほとんど出ない。特許文献1の装置では水素還元水を作るのに時間を要し、面倒であったが、本発明の還元パウダーでは素早く、且つ簡単に水素還元水を作ることができる。
本発明の還元パウダーは、ガン・テロメラーゼ消去療法に容易に利用できる。最近のがん治療のひとつに「ガン・テロメラーゼ消去療法」という治療法がある。正常細胞の遺伝子には、テロメアという細胞分裂を促進する酵素があるが、癌細胞のテロメラーゼが正常細胞のテロメアを破壊して、癌細胞の増殖する力を促進する。しかし、本発明により出来上がった還元水は、この癌細胞を増殖させるテロメラーゼを消去する働きがあることが明らかになり、新しい癌治療の一つとして注目されている。なお、−300mV(vs.Ag/AgCl)以下の還元物質が望ましいとされている。
本発明の還元パウダーは、医薬品との併用も効果的である。本発明の還元パウダーから得た水素還元水と薬を一緒に飲んだり、本発明の還元パウダーと薬を一緒に飲んだり、薬に混ぜたりすると、薬の効果以外に、1)活性酸素を除去する、2)浸透性が強い為、吸収性や代謝も良くなる、3)多種類の還元ミネラル補給も同時にできる、4)飲み難さが軽減される、5)細胞活性にもつながる、6)SOD酵素の生産増加等、薬品の効果向上とその相乗効果が期待できる。
本発明の還元パウダーは入浴剤として使用することができる。人間の肌は還元状態にできている。人間の肌は果物の表皮部分と同様に外気(酸素)に直接に触れる部分であるから、酸素によって酸化を防ぐために、常に還元状態を保つようになっている。しかし、一般的には、水道水は(ORPプラス500〜700mV(vs.Ag/AgCl))の酸化水であり、塩素などの化学物質が添加されていて肌に悪影響を与える。しかし、本発明の還元パウダーを浴槽の湯に溶かすだけで、塩素を除去し、ミネラル類が溶解し、短時間でORPの低い還元湯が出来上がる。即ち、この発明の特性である、殺菌性、浸透性、還元性、肌に発生した活性酸素除去、湯の腐敗防止、消臭効果、カビ抑制効果等により、より肌にやさしい湯治効果が得られ、アトピー性皮膚炎などの症状や肌荒れに効果的で、肌のアンチエイジング効果も期待できる。
化粧品類や洗顔、石鹸などの日用品、医薬部外品に本発明の還元パウダーを利用することができる。
一般的な化粧品や液体石鹸は、その腐敗を防ぐため、酸化防止剤(パラベンなど)を利用するので、ORPは高い酸化を示す。人間の肌のORP(還元状態)の条件とは反対のものである。本発明品を加えることにより、酸化防止剤が必要でなく、肌にやさしい商品となる。その他、石鹸や歯磨き粉や軟膏等の日用品や医薬部外品にも利用できる。
本発明の還元パウダーにより酒類を還元することができる。飲酒するとアルコール類は肝臓での分解により、活性酸素が発生し、頭痛、悪酔い、二日酔い等の症状を引き起こすことが多い。酒類に本発明の還元パウダーを加えると、その心配もなく、とても美味しい酒に変化する。瓶詰めの赤ワイン等は、ポリフェノール等の抗酸化物質が含まれ、良い点もあるが、酸化防止剤の量が多い為、体内での活性酸素発生量も多い。ワインに本発明品を加えると、水素の発生とともに、その化学物質が分散され、安全性が高く、二日酔いなどの症状も緩和される。酒を飲むことによる健康への悪影響が緩和される。
本発明の還元パウダーを野菜栽培に利用することもできる。植物は人間よりも多くの活性酸素を発生させる。その為、生体内に抗酸化物質を作り、自己防衛をする為、生体内のORPは還元状態になっている。その生体内に合わせたORPの低い水を与えると、その成長が速くなり、かつ元気に育つ。更には、土壌改良にもなり、野菜などはミネラルたっぷりの野菜が収穫できる。茶葉などのカテキン(抗酸化物質)の多い物も収穫できる。植物の表面に本発明品を振りかけておくと虫が付きにくくなり、農薬を減らすことができる。
その他、下記のような利用も可能である。
口内の殺菌やうがい。
本発明品の還元パウダーは殺菌効果や消臭効果がある為、虫歯予防、口臭予防、風邪予防、口内炎に効果がある。体臭のある人にも効果的である。
池、湖沼とプールへの利用。
還元パウダーを池やプールに散布するだけで、短時間で池水を還元でき殺菌力や消臭力があるため水質保持や浄化に貢献できる。面積の広い池や沼については、特許(第2761370号)の装置を併用することで解決できる。
家畜の餌と環境への利用。
飼料の還元と養畜産施設の環境改善。
魚類の餌と環境への利用。
飼料と生育水質の還元(特に鰻は、還元電位の低い水とミネラルが必要である)。
空気の洗浄と消臭効果。
家庭内に於いては、水素還元水をスプレーするだけで済み、マイナスイオンの発生と還元作用で空気の浄化や悪臭の除去が可能である。
農薬除去と防腐剤除去。
野菜に付着した農薬や加工食品の酸化防止剤は、有害物であり、体内で多量の活性酸素を発生させる。それらを出来上がった還元水に漬けて置くと、化学物質が除去される(マイナス700mV(vs.Ag/AgCl)くらいの還元水が望ましい)。
以上のように、還元する対象が液体の場合は、その液体の量に合わせて還元パウダーを入れて、攪拌する。加工食品や、加工飼料は、加工する前の材料に混ぜる。その他の食品や飼料は、その上に振りかける。固形の物は固体にする前に混ぜて加工する。植物や野菜の場合は、還元パウダーを溶解した水を与えるか、その土壌に散布する。池や貯水池などは、散布するだけ、空気の浄化は還元パウダーを溶解した水を散布する。野菜に付着する農薬や加工食品に含まれる酸化防止剤の除去には、還元パウダーを溶かした水につけるだけで良い。コンクリートの場合は、出来上がった水素還元水を使うか、コンクリートの粉末に還元パウダーを混ぜる。
以下、本発明の還元パウダーの具体的な実施例について説明する。
<製造方法>
1.100メッシュ程度のマグネシウム70g、亜鉛12g、鉄2gを準備する。
2.100メッシュ程度のカリウム、銅、カルシウムをそれぞれ2gずつ、100メッシュ程度のモリブデン・バナジウム・ニッケル・マンガン・セレニウム・ナトリウム・コバルト・リチウム・リン・クロムの粉体をそれぞれ1gずつ準備し、これら計13種類の粉体をボウルロール粉砕機にかけ、1000〜3000メッシュに粉砕する。
3.上記「1」の3種の金属と、「2」の13種の金属粉をブレンダーで混合した後、超酸化水で殺菌を兼ねて酸化し、その後、水分を除去する。なお、本実施例で用いた超酸性水は、pH2.8、ORPが1000mV以上(vs.Ag/AgCl)であり、株式会社工進製の強酸性水生成器(製品名:サントロン)を用いて生成した。
4.クエン酸85gと天然塩15gをブレンダーで混合し、そこに、上記「3」で殺菌・酸化した金属粉を加え、更にブレンダーで混合してイオン化混合体とする。
なお、ここでは酸化物質としてクエン酸を用いたが、クエン酸以外の酸化物質を用いても良い。ただし、クエン酸はキレート作用を有し、その塩(えん)はカルシウム、ビタミン等をキレート結合することが知られている。従って、イオン化混合体の形成に適している。また、クエン酸は食品添加物や各種のサプリメントに多用されている点でも還元パウダーの製造に用いる酸化物質として好ましい。
5.以下のサイズ(縦×横×高さ)のステンレス製の型枠1、型枠2
型枠1:100mm×400mm×7mm
型枠2:110mm×420mm×5mm
と、以下のサイズ(幅×長さ×厚み)のステンレス板3を2枚準備する。
ステンレス板3:130mm×440mm×1〜3mm
6.次に、ステンレス板3の表面に霧吹き等で水を散布し、その上に型枠1を載せる。その状態で、イオン化混合体を型枠1に入れ、該イオン化混合体の表面に霧吹き等で水を散布し、そのまま24時間放置する。これにより、イオン化混合体に含まれるクエン酸と塩が水分を吸収することでマグネシウム粉が反応し、該マグネシウム粉が溶解する。このとき、熱と水素ガスを発しながら溶解マグネシウムは他の15種類の金属粉を包み込むように接合し、合金板となる。なお、熱と水素ガスの発生により合金板の内部には気泡が生じ、膨張するため、型枠1よりも大きいサイズの型枠2に差し替える。
7.続いて、合金板の上にもう一枚のステンレス板3を載せ、100℃〜200℃程度の熱を合金板及びステンレス板3の上下から加えながら約1時間ほどプレスする。これにより、合金板内の気泡がほとんど無くなった状態となる。この後、加熱を止め、プレスしたまま24時間ほど放置すると、水素ガスの発生と共に合金板内の各金属粉の間で電子のやり取り、すなわち酸化還元反応が起こる。
8.水素ガスの発生が終わる頃には水分もほとんど無くなった状態となり、比較的軟らかい合金板が得られる。これを乾燥室に入れて3〜4時間程度乾燥させる。
9.乾燥室から取り出した合金板を10mm角程度にカットし、更に3日間ほど放置して酸化反応を進める。
10.3日間程放置した10mm角の合金板を粉砕機で細かく粉砕し、100メッシュ程度の粉にする。これを篩にかけて、全体の10%程度の100メッシュの粉を取り出し、残りの粉を更に粉砕し、300メッシュ程度の粉にする。これを篩にかけて全体の30%程度の300メッシュの粉を取り出し、残りの粉を更に粉砕し、900メッシュ程度の粉にする。これを篩に掛けて全体の30%程度の900メッシュの粉を取り出し、残りの粉をボウルロール粉砕機で1000〜3000メッシュにする。その後、これら大きさの異なる粉体をブレンダーで混ぜ合わせ、混合粉体を得る。
11.得られた混合粉体を引き続き放置して酸化を進め、還元パウダーとする
このようにして得られた還元パウダーは、超酸化したマグネシウムを主体とする16種類の金属粉と酸と塩とで構成されている。これを水に加えると、超酸化した16種の金属粉は酸と塩によって水に溶け出す。超酸化金属粉は水とのORPの差が大きく、水素発生量が多いため、水に溶け込み易い。このため、一般的な還元水よりも更に還元作用の優れた「超還元水」を得ることができる。また、本実施例の還元パウダーには種々の大きさの粒子が含まれており、これら大きさの異なる粒子によって順次水素が発生するため、長時間、還元状態を維持することができる。
本実施例で得られた還元パウダーを、浄水した1Lの水(温度 13℃)に対して、1g・2g・3g・5g加え、そのときのORP及び水素発生量を測定した。その結果を図1及び図2に示す。図1及び図2に示す二つのグラフは、還元パウダー濃度とORPと水素発生量の関係を示すものである。これら図1及び図2に示すように、還元パウダーの量に従い、ORPが低くなり、水素発生量が増加した。また、還元パウダーの添加から時間が経過するにつれてORPが上昇し、水素発生量が低下したが、測定時間(8時間)内に元の値にまで戻ることはなかった。
図3及び図4は、還元パウダーを浄水及び水道水に添加したときの水素発生量を比較した表及びグラフである。浄水した水と水道水とでは、若干、水道水の方が水素発生量が少ないが、水道水であってもあまり変化が少ないことが分かる。このように、本実施例の還元パウダーは、塩素などの化学物質が含まれている水道水であっても十分効果があることが分かる。なお、浄水の場合に0.5時間後から1時間後の間に水素発生量が少し低下するが、これは、各金属粉の中粒から大粒への還元の移行が行われたためと思われる。そのため2時間後には更なる還元が促進され、水素発生量が増加している。
なお、図1〜図4では、1Lの水に対して1g〜5gの還元パウダーを使用したが、実際に使う場合は、目的とするORPや水素発生量に応じて適宜の量の還元パウダーを添加すれば良い。従来の技術では、一定のORPや水素発生量の還元水素水しか得ることができなかったが、本実施例の還元パウダーでは、添加量を加減することで還元水素水のORPや水素発生量を調整できる点でも優れている。
上記の製造方法では、比較的短時間で合金板を作ることができる反面、ステンレス板の表面やイオン化混合体の上に噴霧する水の加減が難しく、噴霧量が多すぎると合金板が軟らかすぎ、噴霧量が少なすぎると固まらない(合金板を形作らない)。これに対して、以下の実施例2は、合金板の作製に時間がかかるが、噴霧量の調整が比較的簡単である。以下、実施例2の製造方法について説明する。なお、1〜5及び7、8の手順は実施例1と同じであるため、詳しい説明を省略する。
6.型枠1にイオン化混合体を入れて加湿室で2〜3週間放置する。これにより、イオン化混合体は徐々に水分を吸収し、実施例1と同様の反応が起きて、合金体ができる。
7.続いて、実施例1の7の手順、8の手順を経て得られた合金板を10mm角にカットする。また、実施例1と同様の方法で、合金体に熱を加えながらプレスし、合金板内の気泡を取り除く。この後、加熱を止め、プレスしたまま24時間ほど放置すると、水素ガスの発生と共に合金板内の各金属粉の間で電子のやり取り、すなわち酸化還元反応が起こる。
なお、上記の実施例では、還元パウダーを製造するに当たって鉄・亜鉛・マグネシウム・銅・カリウムの5種全てを主体金属として用いたが、鉄・亜鉛・マグネシウム・銅・カリウムの中から選択される1種ないし4種の金属を用いても良い。また、上記下16種の金属以外の成分を含んでいても良い。
さらに、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、以下のような種々の変更が可能である。
還元パウダーを構成する各金属粉や酸化物質の量や種類は、用途に応じて変えると良い。また、上記した以外の物質を還元パウダーに加えても良い。例えば、化粧水や洗顔料等、肌に触れるものに用いる場合には、酸化物質としてアスコルビン酸を加えて弱酸性にする。飲料水や洗濯用洗剤に用いる場合には、炭酸水素ナトリウムを加えて弱アルカリ性にする。骨粗鬆症等の骨の障害に用いる場合にはカルシウムを多くする。貧血に用いる場合には鉄を多くする。
本発明の還元パウダーは、酸化物質や酸化体を瞬時にミネラル成分を含む還元状態にさせるものであり、生体、生体に必要な水を含む食品、及び生体の生活環境の改善を図るものである。

Claims (2)

  1. 100メッシュに粉砕した銅、カリウム、カルシウムを2gずつと、100メッシュに粉砕したモリブデン、バナジウム、ニッケル、マンガン、セレニウム、ナトリウム、コバルト、リチウム、リン、クロムを1gずつとを混合した後、これらを1000〜3000メッシュの微粉体にし、
    前記微粉体と、100メッシュに粉砕した鉄2g、亜鉛12g、マグネシウム70gを混合して混合粉体とし、
    前記混合粉体を、pHが2〜3、酸化還元電位が1000mV以上の強酸化水で酸化した後、水分を除去して酸化混合粉体とし、
    クエン酸85gと、塩15gを混合し、これらに、前記酸化混合粉体を混合してイオン化混合体を作製し、
    前記イオン化混合体をステンレス製の型枠に入れ、該イオン化混合体の表面に水を噴霧した後、24時間放置し、
    放置後の前記イオン化混合体に100〜200℃の熱を加えながら該イオン化混合体を1〜2時間プレスし、
    その後、加熱を停止し、且つ、プレスした状態で放置して固体状のイオン化混合体を作製し、
    前記固体状のイオン化混合体を粉砕して、細かさが100〜3000メッシュの範囲で且つ、該細かさが段階的に異なる粉体にすることにより得られる還元パウダー。
  2. a)100メッシュに粉砕した銅、カリウム、カルシウムを2gずつと100メッシュに粉砕したモリブデン、バナジウム、ニッケル、マンガン、セレニウム、ナトリウム、コバルト、リチウム、リン、クロムを1gずつとを混合した後、これらを1000〜3000メッシュの微粉体にし、
    b)前記微粉体と、100メッシュに粉砕した鉄2g、亜鉛12g、マグネシウム70gを混合して混合粉体とし、
    c)前記混合粉体を、pHが2〜3、酸化還元電位が1000mV以上の強酸化水で酸化した後、水分を除去して酸化混合粉体とし、
    d)クエン酸85g15gを混合し、これらに、前記酸化混合粉体を混合してイオン化混合体を作製し、
    e)前記イオン化混合体をステンレス製の型枠に入れ、該イオン化混合体の表面に水を噴霧した後、24時間放置し、
    f)放置後の前記イオン化混合体に100〜200℃の熱を加えながら該イオン化混合体を1〜2時間プレスし、
    その後、加熱を停止し、且つ、プレスした状態で放置して固体状のイオン化混合体を作製し、
    g)前記固体状のイオン化混合体を粉砕して、細かさが100〜3000メッシュの範囲で且つ、該細かさが段階的に異なる粉体にすることにより還元パウダーを得ることを特徴とする還元パウダーの製造方法。
JP2013041976A 2012-03-07 2013-03-04 還元パウダー及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5358030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013041976A JP5358030B2 (ja) 2012-03-07 2013-03-04 還元パウダー及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072380 2012-03-07
JP2012072380 2012-03-07
JP2013041976A JP5358030B2 (ja) 2012-03-07 2013-03-04 還元パウダー及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013212498A JP2013212498A (ja) 2013-10-17
JP5358030B2 true JP5358030B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=49586275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013041976A Expired - Fee Related JP5358030B2 (ja) 2012-03-07 2013-03-04 還元パウダー及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5358030B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6296579B2 (ja) * 2014-09-25 2018-03-20 瑛子 木下 界面活性剤組成物及び化粧品並びに界面活性剤組成物の製造方法
EP3248943A4 (en) 2015-05-12 2018-08-15 Jinghuan Particle Energy Technology Development Co., Ltd. Composite material, method and device for preparing particle-energy multifunctional active water
JP2018085971A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 広瀬 幸雄 水素含有氷の製造方法及び魚介類の鮮度保持方法
JP6455689B2 (ja) * 2017-06-22 2019-01-23 株式会社オリーブ技研 還元性溶液の製造方法及びその製造方法により生成される還元性溶液
JP6434117B1 (ja) * 2017-12-26 2018-12-05 武治 甕 高濃度水素液燃焼方法
JP6489629B1 (ja) * 2018-08-02 2019-03-27 奥長良川名水株式会社 水素発生剤及び水素発生剤の製造方法
JP7082417B2 (ja) * 2018-11-10 2022-06-08 株式会社ウォーターデザイン研究所 食品組成物
CN113896312B (zh) * 2021-10-26 2022-09-16 一澄环境科技(武汉)有限公司 一种污水处理用除磷材料的加工工艺

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0948658A (ja) * 1995-08-03 1997-02-18 Tohoku Bankin Toso Kogyo Kk 水の酸化還元電位を下げ還元水を造るセラミツクの製造法
JP2761370B2 (ja) * 1995-11-24 1998-06-04 立比古 小川 水処理方法および装置
JPH1043773A (ja) * 1996-08-02 1998-02-17 Oguchi Toshihiro ミネラルバランス還元イオン水の製造方法
JP4390125B2 (ja) * 2001-05-25 2009-12-24 昌治 久保田 還元水を用いた化粧水または化粧品
JP2003010865A (ja) * 2001-07-02 2003-01-14 Hikari Berukomu:Kk 酸性還元水製造装置
JP4058072B2 (ja) * 2003-02-20 2008-03-05 アプト株式会社 スーパーオキサイドアニオン分解剤
JP2004330028A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 San Waaku:Kk 活性水素含有水の製法
JP2005162655A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Shoji Kubota カリウム系アルカリ性還元水を原料水とする化粧水または化粧品
JP2005232015A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Shoji Kubota 酸性の還元水を用いた化粧水または化粧品
JP4404657B2 (ja) * 2004-03-03 2010-01-27 株式会社創造的生物工学研究所 食べるマイナス水素イオンの製造方法
WO2006008997A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Nagata, Shoji 天然鉱石を使用した還元水の製造方法
JP2006069974A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Shoji Kubota 弱酸性のミネラル濃縮液を原料水とする化粧水または化粧品
JP2006334522A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Sunfu:Kk 水改質触媒、水改質装置及び水改質方法並びに機能性水
JP2006348010A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Hiroshima Kasei Ltd 遊離基消去性機能水及びその製造方法
JP2008119681A (ja) * 2006-10-18 2008-05-29 Shosuke Nagata 天然鉱石素材と機能性動植物をパウダー又は粒状に混合又はボール状に加工して作成する強力持続性型酸化還元水。
JP2008115143A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Toyohide Tazawa ビタミンd化合物含有活性水素水
CN101422729A (zh) * 2007-11-01 2009-05-06 安全有限公司 还原水生成用催化剂和还原水生成容器
JP2009126736A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Hiromaito Co Ltd 水素発生剤及びその用途
JP4524715B2 (ja) * 2008-07-14 2010-08-18 広島化成株式会社 ミネラル含有加水素水およびその製造方法
JP2010201410A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Shimada Tadashi 還元性溶液の製造方法及びその製造方法により生成される還元性溶液
JP2010253402A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Takashi Sato 活性剤
JP5388215B2 (ja) * 2010-03-26 2014-01-15 独立行政法人物質・材料研究機構 還元水素水生成剤
JP5664952B2 (ja) * 2010-06-11 2015-02-04 株式会社長野セラミックス 還元水生成剤
JP4881472B1 (ja) * 2010-12-29 2012-02-22 中村 隆春 ペットボトルに充填可能な飲用水素水の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013212498A (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5358030B2 (ja) 還元パウダー及びその製造方法
JP5733781B2 (ja) コーヒー粕あるいは茶殻を原料とするフェントン反応触媒
CN101642652B (zh) 一种富硒纳米银活性炭滤芯及其制备方法
JP2021178320A (ja) 配合物及びその製造方法、並びに水素供給方法
JP7462868B2 (ja) 乳酸菌生産物質含有組成物、エクオール生成方法および乳酸菌生産物質含有組成物の製造方法
KR101539508B1 (ko) 기능성 소금 및 그 제조방법
KR102487728B1 (ko) 패각 추출물의 제조방법, 상기 방법에 의해 제조되는 패각 용매 추출물 및 상기 패각 용매 추출물을 이용한 천연 미네랄 이온수의 제조 방법
CN103880511A (zh) 绿色农业元素复合肥
KR101967565B1 (ko) 환원 처리제, 환원 화장품, 및 환원 식품, 및 환원 처리제의 제조 방법
KR101839706B1 (ko) 제독유황이 함유된 천연 액체비료의 제조방법
CN105748358B (zh) 一种沉香精华赋活水及其制备方法
JP6057227B2 (ja) 還元性有機物を原料とするフェントン反応触媒
JP6202770B2 (ja) 還元性有機物を原料とするフェントン反応触媒
JP6179957B2 (ja) 還元性有機物を原料とするフェントン反応触媒
JP3723892B2 (ja) 還元型抗酸化物質及びその製造方法
CN107473359A (zh) 一种功能性矿物质水及其制备方法
CN104413526B (zh) 一种可护肤的石榴营养饮料及其制作方法
KR100344003B1 (ko) 은과 숯을 이용한 항균세제의 제조방법
CN201537431U (zh) 一种富硒纳米银活性炭滤芯
CN101085370A (zh) 一种新型抗菌除臭粉
CN104336692A (zh) 黑木耳饮料及其生产工艺
KR20050080501A (ko) 고혈압, 비만, 당뇨병환자를 위한 건강보조식품의 제조방법
JP5472752B2 (ja) 殺菌用水溶液の製造方法、アルコール殺菌液及びその製造方法
JP2006257062A (ja) クマザサエキスの製造方法
CN102652719A (zh) 一种皮肤生物护理液的制备方法与应用

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5358030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350