JP7082417B2 - 食品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末と特定の金属酸化物粉末及び/又は特定の金属塩とを含む食品組成物に関する。
特許文献1には、水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末が開示されている。
特開2013-212498号公報
特許文献1に開示されている金属酸化物含有粉末は、水と接触して水素(H)を発生する金属の粉末が部分酸化された金属酸化物を含有する粉末であり、当該金属酸化物含有粉末を体内で水に接触させると気泡径の小さい水素が発生し、体内に存在する活性酸素(スーパーオキシドアニオン(O )、一重項酸素()、過酸化水素(H)、ヒドロキシルラジカル(・OH)))のうち、特に、ヒドロキシルラジカルを失活させる一助となりうる。
本発明は、遷移金属等の存在下でスーパーオキシドアニオンを迅速に失活させるスーパーオキシドアニオン消去酵素(superoxide dismutase(SOD))の機能に着目し、水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末(成分A)に、さらに遷移金属等酸化物又は遷移金属等塩(成分B)を併用し、これら2成分が体内で水に接触できるような食品組成物を提供することを課題とした。
本発明は、
水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末(成分A)と金属酸化物粉末及び/又は金属塩(成分B)とを含む食品組成物であって、
前記成分Aは、Cuよりも標準電極電位が小さい少なくとも2種の金属の酸化物を含み、
前記成分Bにおける金属酸化物は遷移金属及び第12族元素からなる群から選ばれる1種以上の金属の酸化物であり、
前記成分Bにおける金属塩は遷移金属及び第12族元素からなる群から選ばれる1種以上の金属の塩である食品組成物である。
以下、遷移金属及び第12族元素からなる群から選ばれる1種以上の金属を「遷移金属等」という。
本発明によれば、水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末(成分A)にさらに遷移金属等酸化物及び/又は遷移金属等塩(成分B)を併用し、これら2成分が体内で水に接触できるような食品組成物を提供することができる。
試験サンプルAのO (スーパーオキシドアニオン)の残存率である。 試験サンプルA/BのO (スーパーオキシドアニオン)の残存率である。 試験サンプルAのOHラジカルの残存率である。 試験サンプルA/BのOHラジカルの残存率である。 試験サンプルAの過酸化脂質生成率である。 試験サンプルA/Bの過酸化脂質生成率である。
〔成分A〕
本発明における成分Aは、水と接触して水素を発生する金属酸化物粉末であって、Cuよりも標準電極電位が小さい少なくとも2種の金属の酸化物を含む。
成分Aは、水と接触して水素を発生する金属Xの粉末を酸化することで得ることができる。
但し、金属Xの粉末を完全に酸化させてしまうと水素が発生し難いので、完全には酸化しないことが好ましい(以下、完全には酸化しないことを部分酸化という)。
好適な製造方法を以下に例示する。
(1)金属X
成分AにおけるCuの標準電極電位(以下「VCu」ともいう)よりも標準電極電位が小さい少なくとも2種の金属Xとしては、成分Aの水との接触による水素の発生性(以下「水素発生性」という)の観点から、VCuよりも標準電極電位が小さい好ましくは3種以上、より好ましくは4種以上、更に好ましくは5種以上、更に好ましくは7種以上、更に好ましくは10種以上、更に好ましくは12種以上の金属であることであり、更に好ましくはこれらの金属にCuを組合わせることである。
成分Aにおける金属Xとしては、水素発生性の観点から、さらに、
標準電極電位が-2.000以下の金属から選ばれる1種以上の金属X
標準電極電位が-2.000超0.600以下から選ばれる1種以上の金属X
標準電極電位が-0.600超VCu未満の1種以上の金属Xのそれぞれから選ばれた金属の組合せであること(例えば、2種の場合は金属X及びXの組合せ、金属X及びXの組合せ又は金属X及びXの組合せ、3種の場合は金属X、X及びXの組合せ)が好ましく、これらの組合せにさらにCuを組合わせることがより好ましい。
水素発生性の観点から、金属X、X及びXを組合わせる場合、一の標準電極電位の金属X(i=1又は2)100重量部に対して、金属Xの次に標準電極電位の大きい金属Xは好ましくは10~25重量部、より好ましくは15~20重量部である。
金属X及び金属Xを使用する場合、金属X100重量部に対して、
金属Xは好ましくは10~25重量部、より好ましくは15~20重量部である。
金属X、金属X及び金属Xを全て使用する場合、
金属X100重量部に対して、
金属Xは好ましくは10~25重量部、より好ましくは15~20重量部、
金属Xは好ましくは1~6.25重量部、より好ましくは1.5~5重量部である。
金属Xとしては、体内でミネラルとして含まれている金属を選ぶことが好ましく、
K、Ca、Na、Mg、Mn、Cr、Zn、Fe、Mo及びCoからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種以上、より好ましくは4種以上の金属であることがより好ましく、これらの組合せにさらにCuを組合わせることが更に好ましい。
金属Xとしては、水素発生性とミネラル含有の観点から、
Mg、Zn及びFeからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種の金属であることが好ましく、
K、Mg、Zn及びFeからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種以上、より好ましくは4種の金属であることがより好ましく、
K、Ca、Na、Mg、Al、Zn及びFeからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種以上、より好ましくは4種以上の金属であることが更に好ましく、
少なくともMg及びZnを含むことが更に好ましく、
これらの組合せにCuを組合わせることが更に好ましい。
なお、金属Xの対象となる金属の標準電極電位の基礎となる半反応と標準電極電位は下表の数値で表される。
Figure 0007082417000001
成分Aの製造において、金属X(又は好ましくはさらにCuの組合せ)の粉末を部分酸化する際に、水素発生性を安定させることとミネラル含有の観点から、
金属X(又はさらにCuの組合せ)に、さらに、V、Se及びPからなる群から選ばれる1種以上、好ましくは2種以上、更に好ましくは3種の元素を組合わせて部分酸化することが好ましい。
金属Xは、市販の純金属を使用してもよく、金属Xを含有する天然鉱物由来のものでもよい。
金属Xを含有する天然鉱物としては、後述する成分Bの好適原料である水又は有機酸と接触すると多量のミネラルが溶出する火成岩及び/又は接触変成岩を挙げることができる。
(2)金属X粉末製造工程
金属Xの粉末は、アトマイズ法、遠心力アトマイズ法、プラズマ・アトマイズ法、回転電極法、機械的プロセス法、化学的プロセス法等を用いて、所望のメッシュに相当する寸法で製造できる。
金属Xの粉末は、天然鉱物をボールミルで粉砕した所望のメッシュに相当する寸法で製造してもよい。
ここで「メッシュ」とは金属線で編まれた網目で構成される篩の1インチ上の網目の数をいい、網目を通過する最大球径の目安と以下の関係にある。
Figure 0007082417000002
xメッシュの篩を通過する粉末の寸法を「xメッシュ」といい、
xメッシュ以上の篩を通過する粉末の寸法を「xメッシュ以上」という。
金属Xの粉末を部分酸化するに際して、水素発生性の観点から、金属Xは、
好ましくは80メッシュ以上、より好ましくは100メッシュ以上、更に好ましくは500メッシュ以上、更に好ましくは1000メッシュ以上の粉末であり、
長時間の水素発生性の観点から、
好ましくは100~3000メッシュの混合粉末であり、
より好ましくは100~500メッシュの混合粉末と1000~3000メッシュの混合粉末の混合粉末であり、
更に好ましくは100~200メッシュの混合粉末と1000~2000メッシュの混合粉末の混合粉末である。
100~500メッシュの混合粉末と1000~3000メッシュの混合粉末の混合粉末の組合せ又は100~200メッシュの混合粉末と1000~2000メッシュの混合粉末の混合粉末の組合せの場合、
100~500メッシュの混合粉末又は100~200メッシュの混合粉末を構成する金属Xに含まれる金属100重量部に対して、
1000~3000メッシュの混合粉末又は1000~2000メッシュの混合粉末50を構成する金属Xに含まれる金属は、好ましくは50±15重量部、より好ましくは50±10重量部、更に好ましくは50±5重量部である。
上記の100~3000メッシュの混合粉末又は100~200メッシュの混合粉末は、Mg、Zn及びFeからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種の金属であることが好ましく、
K、Mg、Zn及びFeからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種以上、より好ましくは4種の金属であることがより好ましく、
K、Ca、Na、Mg、Al、Zn及びFeからなる群から選ばれる少なくとも2種以上、好ましくは3種以上、より好ましくは4種以上の金属であることが更に好ましく、
少なくともMg及びZnを含むことが更に好ましく、
1000~3000メッシュの混合粉末の混合粉末又は2000~3000メッシュの 混合粉末にはCuが組み合わされていることが更に好ましい。
(3)金属X粉末の部分酸化工程
上記した金属Xの粉末を、例えば、強電解酸性水(強酸性電解水ともいう)中に、
好ましくは10~50℃で10~240分、
より好ましくは15~40℃で15~120分、
更に好ましくは20~30℃で30~90分浸漬して部分酸化する。
強電解酸性水とは、次亜塩素酸(HClO)を主成分とした水溶液であり、水に塩化ナトリウムを電解質として加え、イオン交換膜を介して電気分解したとき、陽極側に生成する強酸性を示す電解水で、pH=2~3の強酸性であり、かつ酸化還元電位が1000mV以上の酸化力の強い液体である。
強電解酸性水は、例えば、JIS B 8701次亜塩素酸水生成装置で製造することができる。
金属X粉末の部分酸化は、強電解酸性水以外にも、酸化力を有する液体を使用することができ、過塩素酸;過酸化水素水溶液;硝酸;フッ化塩素、三フッ化臭素、五フッ化臭素等のハロゲン化合物等を使用できるが、食品用途における安全性の観点と殺菌作用を有する観点とから強電解酸性水が好ましい。
部分酸化された金属X粉末を、電気乾燥器内で、
好ましくは80~200℃、より好ましくは90~180℃、更に好ましくは110~150℃で、好ましくは1~36時間、より好ましくは3~24時間、更に好ましくは6~12時間静置して乾燥した金属Xが部分酸化された金属酸化物含有粉末(以下「金属酸化物含有粉末1」ともいう)を得る。
(4)金属酸化物含有粉末の合金板状化工程
食品組成物として大気環境下で水素発生性を長時間安定して維持する(以下「安定性」という)の観点から、金属酸化物含有粉末1に以下のような加工を施すことが好ましい。
金属酸化物含有粉末1の100重量部に、
好ましくは50~99重量部、より好ましく70~95重量部、更に好ましくは80~90重量部の有機キレート化合物と、
好ましくは1~50重量部、より好ましくは5~30重量部、更に好ましくは10~20重量部の電解質とを加えて攪拌混合して金属酸化物含有粉末2を得る。
有機キレート化合物としては、食品用途における安全性の観点から、
好ましくは、クエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、マロン酸、EDTAからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の有機酸を含み、
より好ましくはクエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、マロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の有機酸を含み、、
更に好ましくはクエン酸及び/又はアスコルビン酸を含むことである。
電解質としては、食品用途における安全性の観点から、
好ましくは、例えばNaClのように、水に溶解してNa、K、Ca2+、Mg2+、Cl、PO 3-、HCO からなる群から選ばれる少なくとも1種以上のイオンを解離する無機・有機塩電解質である。
電解質は、合成品である工業グレードのものを使用できるが、天然塩のような天然由来のものを使用することもできる。
上下面が開放された型枠1と型枠1の下面を閉鎖できる程度のプレート1とを用意し、プレート1上に型枠1を載せて上面が大気中に開放されたプレート1と型枠1とで構成される型枠Aを得る。
プレート1及び後述するプレート2並びに型枠1及び後述する型枠2の材質は、
後述する金属酸化物含有粉末4を得るまでの過程の金属酸化物含有粉末2及び3と有機キレート化合物、電解質及び水との反応に対する耐久性の観点から、
好ましくは貴金属、ステンレス鋼、アルミ合金、チタン合金及びニッケル合金からなる群から選ばれる1種以上の金属であり、経済性の観点を考慮すると、より好ましくはステンレス鋼、アルミ合金、チタン合金及びニッケル合金からなる群から選ばれる1種以上の金属であり、更に好ましくはステンレスである。
型枠1及び2の大きさは、後述するプレス工程での加圧の均一性の観点から、
幅が、好ましくは20~500mm、より好ましくは30~300mm、更に好ましくは50~150mm、
長さが、好ましくは100~1000mm、より好ましくは200~700mm、更に好ましくは300~500mm、
深さが好ましくは1~20mm、より好ましくは2~15mm、更に好ましくは3~10mmで、型枠2の深さが型枠1の深さの好ましくは30~100%、より好ましくは50~90%、更に好ましくは60~80%である。
プレート1及び2の寸法は、型枠1及び2の下面を閉鎖できる程度に幅と長さが、型枠1及び2の幅と長さよりも5~10%大きく、厚みは1~3mm程度である。
型枠Aは、プレート1の表面に霧吹き等の散布機で水を散布してから型枠1を載せて構成する。
散布される水は、水道水を活性炭等を用いた浄水器を通した程度の浄水であることが好ましく(以下で使用する水も同様である)、プレート1が上記好適寸法の場合で、好ましくは1~10g、より好ましくは2~8g、更に好ましくは3~6gである。
金属酸化物含有粉末2を型枠Aに、摺り切り程度に充填する。
当該型枠の開放面に露出する金属酸化物含有粉末2の表面に霧吹き等の散布機で水を散布する。
散布される水は、プレート1が上記好適寸法の場合で、好ましくは1~10g、より好ましくは2~8g、更にに好ましくは3~6gである。
型枠Aの金属酸化物含有粉末2露出面に水を散布した後、当該型枠Aを、室内環境(温度が好ましくは25±4℃、より好ましくは25±2℃、更に好ましくは25±1℃、相対湿度が好ましくは65±5%、より好ましくは65±3%、更に好ましくは65±1%)に、好ましくは6~48時間、より好ましくは12~36時間、より好ましくは18~30時間、静置して膨潤した金属酸化物含有粉末3を得る。
金属酸化物含有粉末2が上記熟成により、クエン酸と塩が水分を吸収して、金属粉末と反応し、熱と水素ガスを発しながら金属粉末が溶解して全体が合金板状となった金属酸化物含有粉末3を得る。金属酸化物含有粉末3は、熱と水素ガスの発生により内部には気泡が生じて膨張するため、型枠1よりも大きいサイズの型枠2に入れ替える。
型枠Aの上面に露出する金属酸化物含有粉末2の表面に水を散布することに代えて、型枠Aを、恒温恒湿室内で、
温度が、好ましくは25±4℃、より好ましくは25±2℃、更に好ましくは25±1℃で、
相対湿度が、好ましくは80~100%、より好ましくは90~100%、更に好ましくはで95~100%で、
好ましくは7~30日間、より好ましくは10~20日間、更に好ましくは14~16日間静置して膨潤した金属酸化物含有粉末3を得る。
型枠1を外して、型枠1と深さが同程度で面積の大きい型枠2に置き換えて、プレート1と型枠2とで構成され、金属酸化物含有粉末3が型枠2の開放面よりも上部に露出した状態で挿入された型枠Bを得る。
恒温恒湿室内で、型枠Bから露出した金属酸化物含有粉末3の上にプレート2を載せ、室内環境で、
プレート1側とプレート2側の両側から加熱プレスしたまま、
好ましくは50~200℃で15分~6時間、より好ましくは60~150℃で30分~4時間、更に好ましくは70~100℃で1~2時間静置した後、
加熱をせずにプレスをしたまま、
好ましくは25±4℃、より好ましくは25±2℃、更に好ましくは25±1℃で、
好ましくは12~36時間、より好ましくは16~32時間、更に好ましくは20~28時間静置して、合金板状の金属酸化物含有粉末4を得る。
上記加熱プレス工程で、金属酸化物含有粉末3中の水素ガスが除去され、金属酸化物含有粉末3内でさらに複雑な酸化還元反応が進行して合金板状の金属酸化物含有粉末4となる。
加熱プレスは、例えば、神藤金属工業所製のNF型単動圧縮成形機を使用できる。
(5)合金板状化した金属酸化物含有粉末の再粉砕工程
型枠Bを脱型して取り出した合金板状の金属酸化物含有粉末4を、乾燥室内で、
温度が好ましくは25±4℃、より好ましくは25±2℃、更に好ましくは25±1℃、
相対湿度が好ましくは30~70%、より好ましくは35~65%、更に好ましくは40~55%で、
好ましくは1~12時間、より好ましくは2~6時間、更に好ましくは3~5時間静置した後、
合金板状の金属酸化物含有粉末4を、平面視で、好ましくは1~30mm、より好ましくは3~20mm、更に好ましくは5~15mm四方に切断してタイル状にして、
室内環境で、更に、好ましくは3時間~20日間、より好ましくは1~10日間、更に好ましくは2~5日間静置して(切断面が黒ずむまで静置することが更に好ましい)、タイル状の金属酸化物含有粉末5を得る。
タイル状の金属酸化物含有粉末5を室内環境でボールミル等で粉砕及び篩掛けして所望の寸法の金属酸化物含有粉末(成分A)を得る。
金属酸化物含有粉末(成分A)の寸法は段階的であることが好ましく、
好ましくは100±50メッシュ、より好ましくは100±30メッシュ、より好ましくは100±10メッシュの粉末1、
好ましくは300±100メッシュ、より好ましくは300±50メッシュ、より好ましくは300±30メッシュの粉末2、
好ましくは700±300メッシュ、より好ましくは700±250メッシュ、より好ましくは700±200メッシュの粉末3、
好ましくは2000±1000メッシュ、より好ましくは2000±500メッシュ、より好ましくは2000±200メッシュの粉末4を、
重量比(粉末1/粉末2/粉末3/粉末4)が、
好ましくは2~20/20~40/20~40/20~40、より好ましくは5~15/25~35/25~35/25~35となるように混合する。
金属酸化物含有粉末(成分A)は、さらに、室内環境で好ましくは1~24時間、より好ましくは2~12時間、更に好ましくは3~6時間静置して、所望の形態で包装する。
〔成分B〕
成分Bは、体内でスーパーオキシドアニオンを迅速に失活させるSODに必要とされる遷移金属等を供給できる遷移金属等酸化物又は遷移金属等塩である。
成分Bは、水と接触して水素を発生する態様の金属酸化物ではない。
成分Bにおける遷移金属等酸化物及び/又は遷移金属等塩は、体内で作用することから、
好ましくは、体内でミネラルとして存在する遷移金属等の酸化物及び/又は塩であり、
より好ましくは、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe,Co、Ni、Cu及びZnからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の遷移金属等の酸化物及び/又は塩であり、
更に好ましくは、Mn、Fe、Cu及びZnからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の遷移金属等の酸化物及び/又は塩である。
遷移金属等塩としては、珪酸塩及び/又は炭酸塩が好ましい。
成分Bは以下のようにして得ることができる。
(成分Bの形態B1)
遷移金属等酸化物は、水又は有機酸と接触すると多種類のミネラルを溶出する火成岩及び/又は接触変成岩に多く含まれており、これらの火成岩及び/又は接触変成岩を粉砕して微粉末化することで遷移金属等酸化物及び/又は遷移金属等塩の粉末(形態B1)である成分Bとすることができる。
(成分Bの形態B2)
遷移金属等元素含有溶液を塩基性溶液と接触させて得た遷移金属等酸化物及び/又は遷移金属等塩含有スラリーから液分を分離乾燥して、得られた遷移金属等水酸化物等からなる乾燥物を焼成して製造した遷移金属等酸化物を粉砕して粉末状(形態B2)の成分Bを得ることができる。
(成分Bの形態B3)
遷移金属等元素含有溶液を塩基性溶液と接触させて得た遷移金属等及び/又は遷移金属等塩含有スラリー(形態B3)をそのまま成分Bとして使用できる。
(形態B1の製造方法)
形態B1は、具体的には、火成岩及び/又は接触変成岩を含む原土又は岩石を掘削して、掘削した原土又は岩石を、例えば粉砕等し、篩別して、又は分級等を行い、火成岩及び/又は接触変成岩を選別し、選別された火成岩及び/又は接触変成岩を粉砕し、JIS Z 8801-1に基づく公称目開きで、好ましくは38~850μmの篩を通過する程度、より好ましくは38~500μmの篩を通過する程度、更に好ましくは38~250μmの篩を通過する程度、更に好ましくは38~125μmの篩を通過する程度、更に好ましくは38~63μmの篩を通過する程度、更に好ましくは38~53μmの篩を通過する程度まで粉末化する。
成分Bの原料として使用できる接触変成岩は、マグマなどの熱と圧力によって既存の岩石が変成したものであり、
石灰岩が接触変成作用を受けて変化してできた、大理石を代表とする結晶質石灰岩、
マグマが石灰岩に接触し、マグマの成分(ケイ素,鉄,アルミニウムなど)が石灰岩の成分(カルシウム)と反応してできた,カルシウムやケイ素などを主成分とするスカルン、
石灰岩以外の岩石が接触変成作用を受けて変化したホルンフェルス等を使用できる。
後述する有機酸によって溶出される人体に有用と考えられるミネラルの種類の多さと低溶出ウラン量(安全性)の観点から、接触変成岩の中ではホルンフェルスが好ましい。
ホルンフェルスは、以下の化学組成を有する接触変成岩である:
(1)SiOが、好ましくは55~85質量%、より好ましくは60~75質量%、更に好ましくは65~75質量%;
(2)Alが、好ましくは5~25質量%、より好ましくは10~20質量%;
(3)Feが、好ましくは1~10質量%、より好ましくは1~5質量%;
(4)TiOが、好ましくは0.1~2質量%、より好ましくは0.1~1質量%;
(5)CaOが、好ましくは1~10質量%、より好ましくは1~5質量%;
(6)MgOが、好ましくは1~10質量%、より好ましくは1~5質量%;
(7)NaOが、好ましくは1~10質量%、より好ましくは2~6質量%;
(8)KOが、好ましくは1~10質量%、より好ましくは1~5質量%;
(9)MnOが、好ましくは0.01~1質量%、より好ましくは0.01~0.1質量%;
(10)強熱減量(Ig.Loss)が、好ましくは1~5質量%、より好ましくは1~3質量%。
ホルンフェルスとしては、泥岩が接触変性した泥質ホルンフェルス、チャートが接触変性したケイ質ホルンフェルス、砂岩が接触変性した砂岩ホルンフェルス等が挙げられるが、
後述する有機酸によって溶出される人体に有用と考えられるミネラルの種類の多さの観点と低溶出ウラン量(安全性)から、好ましくは砂岩ホルンフェルスが、より好ましくは我が国の四万十帯地層を構成する海洋底堆積岩由来の砂岩ホルンフェルス、更に好ましくは大分県又は南九州(好ましくは鹿児島県又は宮崎県)、より好ましくは大分県又は宮崎県で採取される砂岩ホルンフェルスである。
例えば、大分県と宮崎県の県境で採取される砂岩ホルンフェルスは、人体に有用なミネラルのうち、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化第二鉄、酸化カリウム等の主要ミネラル元素含有化合物の他に、他の岩石では採取の困難なバナジウム、ルビジウム、チタン、ジルコニウム等の微量金属元素及びウラン、トリウム、ランタン、ルテチウム、エルビニウム等の放射性の希土類元素を含有する。
例えば、大分県産業科学技術センターによる分析結果によると、大分県と宮崎県の県境で採取した砂岩ホルンフェルスは表3のような組成(酸化物換算)となる。
Figure 0007082417000003
(形態B2及びB3の製造方法)
形態B1の製造方法で製造した火成岩及び/又は接触変成岩の粉末をそのまま粉末を、食品添加物として使用できる有機酸又はその水溶液に浸漬して溶出したミネラルを含む溶出水溶液混合物(以下「成分B含有水溶液」ともいう)を形態B2として、さらにその濃縮乾燥物を粉砕した粉末を形態B3とすることができる。
溶出工程で使用する有機酸は酢酸のような食品又は食品添加物として使用できるものが好ましい。
食品添加物として使用できる有機酸は、例えば、日本国の食品添加物の安全性を管理する官庁が使用を認めた食品添加物としての有機酸である。
2015年12月1日現在の厚生労働省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html)によれば、厚生労働省は「指定添加物」、「既存添加物」、「天然香料」及び「一般飲食物添加物」(約100品目)を食品添加物として使用を認めている。
食品添加物として使用を認められた有機酸として、例えば、
厚生労働省が定める指定添加物リスト(規則別表第1)(平成27年9月18日改正)には、
アジピン酸、L-アスコルビン酸(別名ビタミンC)、安息香酸、エリソルビン酸(別名イソアスコルビン酸)、クエン酸、グルコン酸、L-グルタミン酸、コハク酸、脂肪酸類、シュウ酸、DL-酒石酸(別名dl-酒石酸)、L-酒石酸(別名d-酒石酸)、ソルビン酸、ニコチン酸(別名ナイアシン)、乳酸、氷酢酸、フマル酸、プロピオン酸、へキサン酸(別名カプロン酸)、葉酸、酪酸、DL-リンゴ酸(別名dl-リンゴ酸)等が挙げられ、
既存添加物名簿には、L-アスパラギン酸、5’-アデニル酸、アルギン酸、イソアルファー苦味酸、イタコン酸、オリゴガラクチュロン酸、高級脂肪酸、5’-シチジル酸、ヒアルロン酸、フィチン酸、フェルラ酸、没食子酸、メバロン酸等が挙げられている。
有機酸は、これらの食品添加物として使用を認められた有機酸が好ましく使用できるが、溶出効率及び飲料水組成物の味の観点から、
好ましくはクエン酸、L-酒石酸、フマル酸、DL-リンゴ酸、コハク酸、乳酸、酢酸、グルコン酸及びL-アスコルビン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、
より好ましくはクエン酸、酢酸及びL-アスコルビン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、
更に好ましくはクエン酸である。
なお、水への溶解容易性の観点から、クエン酸はクエン酸水和物(好ましくは一水和物)を使用することが好ましい。
溶出工程では、上述の火成岩及び/又は接触変成岩の粉末を、溶剤として上述の有機酸又はその水溶液を使用して溶出して溶出水溶液混合物を得る。
溶剤のpHは、溶出効率の観点から、好ましくは1~4、より好ましくは1~3、更に好ましくは1~2である。
有機酸は液状であればそのものを使用できるが、溶出効率及びpH管理の容易性の観点から、有機酸の水溶液を使用することが好ましい。
有機酸水溶液のpHは、水による希釈の程度により調整したり、別途、有機酸を添加して調整したりすることができる。
有機酸の水溶液を使用する際の希釈水は、水道水、蒸留水、イオン交換水等が使用できるが、溶出効率及び水質管理の容易性の観点から、水道水の硬度は、好ましくは0~120mg/L、より好ましくは1~110mg/L、更に好ましくは10~100mg/L、更に好ましくは20~90mg/L、更に好ましくは30~80mg/Lである。
有機酸の水溶液を使用する際の希釈水は、溶出効率及び水質管理の容易性の観点から蒸留水及び/又はイオン交換水を使用することが好ましい。
溶剤の温度は、溶出効率の観点から、好ましくは10~90℃、より好ましくは20~90℃、更に好ましくは40~90℃、更に好ましくは60~90℃、更に好ましくは70~90℃である。
溶出時間は、十分な量のミネラルを溶出する観点から、好ましくは0.5~24時間、より好ましくは1~18時間、更に好ましくは2~10時間、更に好ましくは2~6時間であり、溶剤の温度が高いほど溶出時間を低減できる。接触変成岩の粉末と溶剤とを含む溶出系の好適溶出時間は前記の範囲が好ましい。
溶出時間は、火成岩の粉末と溶剤とを含む溶出系では、十分な量のミネラルを溶出する観点から、好ましくは0.5~24時間、より好ましくは5~24時間、更に好ましくは10~24時間、更に好ましくは15~24時間であり、溶剤の温度が高いほど溶出時間を低減できる。
火成岩及び/又は接触変成岩の粉末と溶剤とを含む溶出系において、溶剤の量は、火成岩及び/又は接触変成岩の粉末100質量部に対して、好ましくは100~10000質量部、より好ましくは200~5000質量部、更に好ましくは300~3000質量部、更に好ましくは300~1500質量部、更に好ましくは500~1500質量部、更に好ましくは500~1000質量部である。
溶出系は、溶出効率の観点から、撹拌されていることが好ましく、例えば、撹拌翼を回転して撹拌させる場合、好ましくは1~100rpm、より好ましくは5~60rpm、更に好ましくは10~30rpmである。
〔本発明の食品組成物〕
本発明は、成分Aと成分Bとを含む食品組成物であり、味、香り、色等の五感特性、保存安定性、pH、粘度、比重、表面張力、硬度等の水溶液特性等を調整するための食品添加物を添加剤として加えることができる。
本発明は、成分A及び成分Bの形態に応じて以下のような実施態様が挙げられる。
《実施態様例1》
成分Aが粉末(キット成分A)であり、成分Bが粉末又は溶液(キット成分B)であり、キット成分A及びキット成分Bを含むキットである食品組成物。
例えば、粉末状の成分Aを充填した容器Aと形態B1、B2又はB3の成分Bを充填した容器Bを含む食品組成物キットである。
容器A及び容器Bは、紙の折り畳み包装でも、紙、木、プラスチック又はガラス等のセラミックス製の容器でもよいが、成分A及び成分Bが大気と接触し難いように使用時以外は密封されていることが好ましい。
体内への摂取方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる:
(1)容器A及び容器Bから成分A及び成分Bをそれぞれ適量分取してそのまま体内に摂取する;又は、
(2)必要に応じて、水又は食品添加物として使用できる有機酸若しくはその水溶液とともに体内に流し込んで食する。
《実施態様例2》
粉末状の成分Aを充填した水溶性カプセルAと粉末状の成分Bを充填した水溶性カプセルBを含む食品組成物キット。
体内への摂取方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる:
水溶性カプセルA適量数と水溶性カプセルB適量数を、水又は食品添加物として使用できる有機酸若しくはその水溶液とともに体内に流し込んで食する。
《実施態様例3》
粉末状の成分Aと粉末状(好ましくは形態1又は3)の成分Bの重量比(A/B)が好ましくは20/80~80/20、より好ましくは30/70~40/60、更に好ましくは35/65~45/55の成分Aと成分Bの混合粉末を水溶性カプセルに封入してなる食品組成物。
体内への摂取方法としては、水溶性カプセルを適量の水分とともに体内に流し込んで食する。
本発明の食品組成物は、水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末(成分A)にさらに遷移金属等酸化物及び/又は遷移金属等塩(成分B)を併用し、これら2成分が体内で水に接触できるような食品組成物であるため、
成分Aが体内で水に接触して気泡径の小さい水素が発生し、体内に存在する活性酸素(スーパーオキシドアニオン(O )、一重項酸素()、過酸化水素(H)、ヒドロキシルラジカル(・OH)))のうち、特に、ヒドロキシルラジカルを失活させる一助となり、
成分Bが水に接触して遷移金属等が水中に流出して、遷移金属等の存在下でスーパーオキシドアニオンを迅速に失活させるスーパーオキシドアニオン消去酵素(superoxide dismutase(SOD))の機能がより活性化されることが期待できる。
従って、本発明の食品組成物は、体内での活性酸素の発生が制御し難くなる状況(例えば、老化、発ガン、生活習慣病)に対して、体内で発生しうる活性酸素のうち、非常に強力な2種類の活性酸素が失活し易い体内環境を提供できるので、これらの状況を緩和したり、これらの状況によるQOLの低下を抑制する体内環境を提供しうる。
例えば、本発明の食品組成物は、白血球の生成に関わる酵素に必要な微量ミネラルの供給に寄与することから、抗がん剤の服用で多量に発生し、がん細胞の攻撃作用だけでなく、白血球数減少の副作用の原因ともなる過剰な活性酸素の失活を適切に促進して、従前以上に白血球数の回復を促進してがん患者のQOLを向上することが期待できる。
同様に、本発明の食品組成物は、老化及び/若しくは生活習慣病による、又は、飲酒等の老化及び/又は生活習慣病の原因となりうる食品摂取による体調不良を抑制することが期待される。
《実施例》
成分Aが粉末(キット成分A)であり、成分Bが粉末又は溶液(キット成分B)であり、キット成分A及びキット成分Bを含むキットである食品組成物が体内に摂取後に溶液状態になった態様を想定して、本発明の食品組成物の効果を検証した。
A.試験原料
(1)成分A
(1-1)金属粉末
100メッシュのカリウム、銅、カルシウムをそれぞれ2g;
100メッシュのモリブデン・バナジウム・ニッケル・マンガン・セレニウム・ナトリウム・コバルト・リチウム・リン・クロムの粉体をそれぞれ1g
の計13種類の金属粉体をボウルロール粉砕機にかけ、1000~3000メッシュに粉砕して金属粉末を得る。
(1-2)酸化
100メッシュのマグネシウム70g、亜鉛12g及び鉄2g並びに上記金属粉末をブレンダーで混合した後、超酸化水で殺菌を兼ねて酸化し、その後、水分を除去する。なお、本実施例で用いた超酸性水は、pH2.8、ORPが1000mV以上(vs.Ag/AgCl)であり、株式会社工進製の強酸性水生成器(製品名:サントロン)を用いて生成した。
(1-3)イオン化混合体
クエン酸85gと天然塩7.5gをブレンダーで混合し、そこに、上記(1-3)で殺菌・酸化した金属粉を加え、更にブレンダーで混合してイオン化混合体とする。
その塩はカルシウム、ビタミン等をキレート結合することが知られている。
(1-4)型枠とステンレス板
ステンレス製の型枠1(縦×横×高さ=100mm×400mm×7mm)1枚、
型枠2(110mm×420mm×5mm)1枚、
ステンレス板3(130mm×440mm×1~3mm)2枚を準備する。
(1-5)合金板
ステンレス板3の表面に霧吹き等で水を散布し、その上に型枠1を載せる。その状態で、イオン化混合体を型枠1に入れ、該イオン化混合体の表面に霧吹き等で水を散布し、そのまま24時間放置する。これにより、イオン化混合体に含まれるクエン酸と塩が水分を吸収することでマグネシウム粉が反応し、該マグネシウム粉が溶解する。このとき、熱と水素ガスを発しながら溶解マグネシウムは他の15種類の金属粉を包み込むように接合し、合金板となる。なお、熱と水素ガスの発生により合金板の内部には気泡が生じ、膨張するため、型枠1よりも大きいサイズの型枠2に差し替える。
(1-6)酸化還元反応
合金板の上にもう一枚のステンレス板3を載せ、100℃~200℃程度の熱を合金板及びステンレス板3の上下から加えながら約1時間ほどプレスする。これにより、合金板内の気泡がほとんど無くなった状態となる。この後、加熱を止め、プレスしたまま24時間ほど放置すると、水素ガスの発生と共に合金板内の各金属粉の間で電子のやり取り、すなわち酸化還元反応が起こる。
(1-7)乾燥
水素ガスの発生が終わる頃には水分もほとんど無くなった状態となり、比較的軟らかい合金板が得られる。これを乾燥室に入れて3~4時間程度乾燥させる。
(1-8)酸化反応
乾燥室から取り出した合金板を10mm角程度にカットし、更に3日間ほど放置して酸化反応を進める。
(1-9)混合粉体
3日間程放置した10mm角の合金板を粉砕機で細かく粉砕し、100メッシュ程度の粉にする。これを篩にかけて、全体の10%程度の100メッシュの粉を取り出し、残りの粉を更に粉砕し、300メッシュ程度の粉にする。これを篩にかけて全体の30%程度の300メッシュの粉を取り出し、残りの粉を更に粉砕し、900メッシュ程度の粉にする。これを篩に掛けて全体の30%程度の900メッシュの粉を取り出し、残りの粉をボウルロール粉砕機で1000~3000メッシュにする。その後、これら大きさの異なる粉体をブレンダーで混ぜ合わせ、混合粉体を得る。
(1-10)化合物A
得られた混合粉体を引き続き放置して酸化を進め、成分Aとする
(2)成分A原液と試験サンプルA
純水(和光純薬社製、CAS No.7732-18-5)100mlにクエン酸(キシダ化学社製、食品添加物)5gを溶かし、これに成分Aを3g溶かす。
30分後に透明液になったのち、容器の底に残る黒い沈殿はそのままで上澄み液を成分A溶液原液とする。
成分A溶液原液とその純水による希釈液を試験サンプルAとした。
(3)成分B原液
(3-1)原材料
(3-1-1)接触変成岩:表3記載の化学組成を有する砂岩ホルンフェルス粉末(オンリー社製、公称目開き45μm(325メッシュ)篩通過品)
(3-1-2)有機酸:くえん酸一水和物(キシダ化学社製、食品添加物級)
(3-1-3)水:純水
(3-1-4)有機酸水溶液:有機酸50gに水500gを加えて9.1質量%、pH=1.7の有機酸水溶液を調製した。
(3-2)溶出条件
1000mlビーカー内に有機酸水溶液(500ml)を充填し、砂岩ホルンフェルス粉末100gを加え、80℃まで昇温させ、撹拌棒を使用して10~20rpmで撹拌しながら、大気圧下で24時間、80℃の条件で溶出して得た溶液を成分B溶液原液とした。
(4)成分A/B混合溶液と試験サンプルA/B
成分A溶液原液と成分B原液原液を重量比1:1の割合で混合して成分A/B混合溶液原液とする。
成分A水溶液原液とその純水による希釈液を試験サンプルA/Bとした。
B.試験条件
(1)SOD様活性作用
スーパーオキシドアニオン(O2-)消去能をスーパーオキシドディスムターゼ(Superoxide dismutase,SOD)様活性として測定する。
2-消去能の測定はSOD Assay Kit-WST(Cat No. S311, Dojindo,Japan)を用いた。
(1-1)96ウェルプレート(Lot. 9107, Corning, USA)に20μLの被験品または対照、200μLのWSTworking solution、および20μLのEnzyme working solutionを加えた。また、ブランクにはEnzymeworking solutionの代替としてDilution bufferを用いた。1つの処理群に対し、3ウェルを使用した。
(1-2)プレートシール(Cat No.62-0891-48, WATSON, Japan)により96ウェルプレートを密封し、270rpmで10秒間振とうし、37℃で20分間インキュベートした。
(1-3)20分後、マイクロプレートリーダー(SPARK(登録商標)10M, TECAN, Switzerland)を用いて450nmの吸光度(OD450)を測定した。
(1-4)被験品、対照のOD450から被験品のO 残存率およびO 消去率を次式により算出し、O 消去率を被験品のSOD様活性率とした。
残存率(%)=(S-SB)/(C-CB)×100
消去率(%)={(C-CB)-(S-SB)}/(C-CB)×100=SOD様活性率(%)
C :対照のOD450
CB :対照のブランクOD450
S :被験品のOD450
SB :被験品のブランクOD450
(2)OHラジカル消去作用
過酸化水素から生成する・OHに対する被験品のラジカル消去作用を測定する。
(2-1)1.5mLチューブに50μLの被験物質または対照、50μLの1.5mM過酸化水素(H, CAS No.7722-84-1, Wako, Japan)を加えた。また、ブランクには1.5mM Hの代替として精製水を用いた。
(2-2)ボルテックスミキサーを用いて溶液を混合し、37℃で20分間インキュベートした。
(2-3)20分後、1.49mLの100mmol/L DA-64(CAS No. 115871-19-7, Wako, Japan)および0.5%Triton X-100(CAS No. 9002-93-1, Sigma, USA) 含有0.1mol/L PIPES (CAS No. 5625-37-6,Dojindo, Japan) 緩衝液を加えた5mLチューブに、インキュベートした溶液を10μL加え、ボルテックスミキサーを用いて溶液を混合し、37℃で5分間インキュベートした。
(2-4)5分後に、96ウェルプレートにインキュベートした溶液を200μL加え、マイクロプレートリーダーを用いて727nmの吸光度(OD727)を測定した。
(2-5)被験品、対照のOD727から被験品のOHラジカル残存率およびOHラジカル消去率を次式により算出した。
OHラジカル残存率(%)=(S-SB)/(C-CB)×100
OHラジカル消去率(%)={(C-CB)-(S-SB)}/(C-CB)×100
C :対照のOD727
CB :対照のブランクOD727
S :被験品のOD727
SB :被験品のブランクOD727
(3)過酸化脂質生成抑制作用
不飽和脂肪酸の1つであるリノール酸が酸化して生成される共役ジエンを測定する。
(3-1)1.5mLチューブ(Cat No. 0030125150, Eppendorf, Germany)に1200μLの0.26mMリノール酸(CAS No. 60-33-3, Wako, Japan)含有10mM Sodium Dodecyl Sulfate(SDS, CAS No. 151-21-3,Sigma, USA)溶液、15μLの被験品および対照を加え、ソニケーションにより溶液を混合した。また、ブランクにはPBSを用いた。
(3-2)1.5mLチューブに6μLの0.2% 2,2'-Azobis(2-methylpropionamidine) Dihydrochloride(AAPH,CAS No. 2997-92-4, Wako, Japan)溶液を加え、ソニケーションとボルテックスミキサーにより溶液を混合した。
(3-3)紫外線透過型96ウェルプレート(Cat No. 8404, Thermo Fisher, USA)に200μL分取し、マイクロプレートリーダーを用いて、233nm(OD233)の吸光度を測定した。
(3-4)プレートシールにより紫外線透過型96ウェルプレートを密封し、50℃で90分間インキュベートした。
(3-5)90分後、紫外線透過型96ウェルプレートを270rpmで30秒間振とうした後、マイクロプレートリーダーを用いてOD233を測定した。
(3-6)被験品、対照のOD233から被験品の過酸化脂質生成率および過酸化脂質生成抑制率を次式により算出した。
過酸化脂質生成率(%)=(S-SB)/(C-CB)×100
過酸化脂質生成抑制率(%)={(C-CB)-(S-SB)}/(C-CB)×100
C :対照のOD233
CB :対照のブランクOD233
S :被験品のOD233
SB :被験品のブランクOD233
(4)有意差検定
試験ごとに、対照と被験品添加群を対応のあるt検定で有意差検定を実施した。検定はいずれも両側で有意水準を5%未満とした(P<0.05, P<0.01, P<0.001)。
C.結果
(1)試験サンプルA
成分A溶液原液を純水で0.1%、0.2%、1%、10%、20%、100%(成分A溶液原液)に希釈したものを試験サンプルAとした。
Figure 0007082417000004
Figure 0007082417000005
Figure 0007082417000006
(2)試験サンプルA/B
成分A/B溶液原液を純水で0.1%、0.2%、1%、10%、20%、100%(成分A溶液原液)に希釈したものを試験サンプルA/Bとした。
Figure 0007082417000007
Figure 0007082417000008
Figure 0007082417000009
D.発明の効果
(1)表4~9に示される結果を図1~6において比較した。
図1は、試験サンプルAのO (スーパーオキシドアニオン)の残存率、
図2は、試験サンプルA/BのO (スーパーオキシドアニオン)の残存率、
図3は、試験サンプルAのOHラジカルの残存率、
図4は、試験サンプルA/BのOHラジカルの残存率、
図5は、試験サンプルAの過酸化脂質生成率、
図6は、試験サンプルA/Bの過酸化脂質生成率である。
(2)O (スーパーオキシドアニオン)の残存率
成分Aの水溶液である試験サンプルAは、O (スーパーオキシドアニオン)の消去能(残存率の小ささ)を原液10%、20%、100%の濃度で有意に発現しているが、
本発明(成分A及びBを含む食品組成物)の水溶液である試験サンプルA/Bは、原液0.1%、0.2%.1%、2%、10%、20%、100%の濃度で、O (スーパーオキシドアニオン)の消去能を有意に発現し、
当該消去能は上記濃度で、試験サンプルAに比べて各段に向上している。
(3)OHラジカルの残存率
成分Aの水溶液である試験サンプルAは、
原液0.1~20%の濃度で一定のOHラジカルの消去能(残存率の小ささ)を有意に発現し、原液100%で特に良好なOHラジカルの消去能を発現するが、
本発明(成分A及びBを含む食品組成物)の水溶液である試験サンプルA/Bは、
原液0.1%、0.2%.1%、2%、10%、20%、100%の濃度でOHラジカルの消去能(残存率の小ささ)を有意に発現し、
当該消去能は各原液の上記濃度で、格段に向上している。
(4)過酸化脂質生成率
成分Aの水溶液である試験サンプルAは、
原液0.2~2%の濃度で一定の過酸化脂質抑制能(生成率の小ささ)を有意に発現し、原液10~100%で特に良好な過酸化脂質抑制能を発現するが、
本発明(成分A及びBを含む食品組成物)の水溶液である試験サンプルA/Bは、
原液0.1%、0.2%.1%、2%、10%、20%の濃度で過酸化脂質抑制能を有意に発現し、
当該抑制能は各原液の上記濃度で、格段に向上している。
本発明の良好なO (スーパーオキシドアニオン)及びOHラジカルの消去能は、成分A及び成分Bの相乗作用と考えられる。
本発明の良好な過酸化脂質生成抑制能は、コレステロールや中性脂肪などが活性酸素により酸化されて悪玉の過酸化脂質になるのを、成分Aでは水素濃度に比例して過酸化脂質生成率が低下することから、生体内で最も強力な活性酸素であるヒドロキシルラジカルが,次の反応:
・OH+H=HO+・H
において、成分Aにより水に還元されるため、過酸化脂質の生成が抑制されると考えられる。
これに対し成分Bではこれとは全く異なるメカニズムで過酸化脂質の生成抑制が起こっていると推測される。A+B成分系ではこの全く異なる未知のメカニズムによる過酸化脂質の生成抑制が支配的になっていると考えられる。
以上から、本発明は、人体の炎症や代謝などで生成される、O-(スーパーオキシドアニオン)や、反応性が極めて高いOHラジカル(ヒドロキシルラジカル)の消去能のどちらも高く、さらに過酸化脂質抑制能にも優れるため、SOD活性、OHラジカル(ヒドロキシルラジカル)の消去、過酸化脂質の抑制により、ガンをはじめとする生活習慣病及び老化の抑制に寄与することが期待される。

Claims (5)

  1. 水と接触して水素を発生する金属酸化物含有粉末(成分A)と金属酸化物粉末及び/又は金属塩(成分B)(但し、水と接触して水素を発生する金属酸化物粉及びは金属塩は除く)とを含む食品組成物であって、
    前記成分Aは、Cuよりも標準電極電位が小さい少なくとも2種の金属の酸化物を含み、
    前記成分Bにおける金属酸化物は遷移金属及び第12族元素からなる群から選ばれる1種以上の金属の酸化物であり、
    前記成分Bにおける金属塩は遷移金属及び第12族元素からなる群から選ばれる1種以上の金属の塩であり、
    前記成分Bは、
    火成岩及び/又は接触変成岩の粉末、
    前記火成岩及び/又は接触変成岩の粉末を、食品添加物として使用できる有機酸又はその水溶液に浸漬して得られた遷移金属酸化物及び/又は遷移金属塩含有スラリー、又は、
    前記スラリーの乾燥物を焼成して得られた粉末である食品組成物。
  2. 前記成分Aが、水と接触して水素を発生する金属の粉末を酸化して得られる請求項1記載の食品組成物。
  3. 前記成分Aが粉末(キット成分A)であり、前記成分Bが粉末又は溶液(キット成分B)であり、前記キット成分A及び前記キット成分Bを含むキットである請求項1又は2記載の食品組成物。
  4. 前記成分Bが粉末である請求項1又は2記載の食品組成物。
  5. 前記成分Aと前記成分Bの重量比A/Bが20/80~80/20の前記成分Aと前記成分Bの混合粉末を水溶性カプセルに封入してなる請求項4記載の食品組成物。
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