JP5338968B2 - 操舵制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、操舵制御装置に関する。
従来、操舵制御装置として、特開2006−264512号公報に示されるように、ステアリングを回転させる通常の操作に加え、このステアリングを車両前後方向にスライド操作可能な操舵装置が知られている。この装置では、車両前後方向のスライド操作が行われると、ステアリングの中立位置からの変位量をセンサにより検出し、検出した変位量に基づいてステアリングモータを駆動し前輪を転舵させるようにしている。
上記の装置において、例えばバッテリーの劣化等によりセンサへの電源が供給されなくなった場合、その後再度電源を供給しても、センサに記憶された中立位置は実際の中立位置に対してずれていたり、センサに記憶されていた中立位置が消えたりするおそれがある。しかしながら、上記の装置では、中立位置等の基準点の調整については明らかにされていない。そのため、回転・スライドといった複数の動作で操舵操作可能なステアリングにおいて各動作の基準点を精度良く調整することは難しかった。
そこで本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部において各動作の基準点を精度良く調整することができる操舵制御装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明に係る操舵制御装置は、異なる複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部と、複数の動作のそれぞれにより入力される入力値に基づいて、複数の動作に対応する複数の操作系で車両の操舵制御を行う制御部と、を備え、制御部は、複数の操作系のうち少なくとも1つの操作系において動作の基準点を調整するにあたり、基準点が調整される操作系以外の操作系のうち少なくとも1つの操作系における操作量の絶対値が所定値未満であることを条件としてその基準点を調整する。
本発明に係る操舵制御装置では、制御部によって、基準点が調整される操作系以外の操作系における操作量の絶対値が所定値未満であることを条件として基準点が調整されるため、基準点の調整中に、調整対象の操作系以外の操作系が車両の操舵に及ぼす影響を抑えることができる。よって、調整対象の操作系における基準点を精度良く調整することができる。そして、このような調整を各操作系で行うことにより、複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部においても、各動作の基準点を精度良く調整することができる。ここで、操作量とは、操舵操作部により入力される入力値の中立点からの変位量である。
また本発明に係る操舵制御装置は、異なる複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部と、複数の動作のそれぞれにより入力される入力値に基づいて、複数の動作に対応する複数の操作系で車両の操舵制御を行う制御部と、を備え、制御部は、複数の操作系のうち少なくとも1つの操作系において動作の基準点を調整する際、基準点が調整される操作系以外の操作系のうち少なくとも1つの操作系における制御量を低減する。
本発明に係る操舵制御装置では、制御部によって基準点が調整される際、基準点が調整される操作系以外の操作系における制御量が低減されるため、調整対象の操作系以外の操作系が車両の操舵に及ぼす影響を低減することができる。よって、調整対象の操作系における基準点を精度良く調整することができる。そして、このような調整を各操作系で行うことにより、複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部においても、各動作の基準点を精度良く調整することができる。
ここで、制御部は、複数の操作系に含まれる一の操作系における動作の基準点を調整している間、一の操作系とは別の他の操作系における動作の基準点は調整しないことが好ましい。
この発明によれば、複数の操作系のうち一の操作系と他の操作系とにおいて、基準点が同時に調整されることはないため、各操作系における基準点の誤差が概ね一定となり、操作系ごとの精度のばらつきを低減できる。
また、制御部は、複数の操作系における動作の基準点を予め決められた順番で調整することが好ましい。
この発明によれば、複数の操作系における動作の基準点が予め決められた順番で調整されるため、異なる操作系で基準点が同時に調整されることはなく、各操作系における基準点の誤差が概ね一定となり、操作系ごとの精度のばらつきを低減できる。
また、操舵操作部における複数の動作は、ステアリングハンドルをこのステアリングハンドルに連結されたステアリングシャフトの軸線回りに回転させる回転動作を含み、制御部は、回転動作に対応する操作系における基準点の調整を最初に行うことが好ましい。
この発明によれば、操舵操作部における複数の動作のうち、ステアリングハンドルの回転動作の基準点が最初に調整される。よって、回転動作以外の動作の基準点が誤差をもって調整されても、回転動作の基準点は既に調整されているため、その誤差が回転動作の基準点に影響を及ぼすことを防止できる。
また、制御部は、基準走行状態に対する車両の走行状態の差分値を演算し、演算した差分値の絶対値が一定時間連続して所定の閾値未満である場合に、車両は基準走行状態にあると判断する走行状態判断ユニットと、走行状態判断ユニットによって車両は基準走行状態にあると判断された場合に、調整対象の各操作系における基準点調整時の差分値を合計した値の絶対値が一定値未満となるように基準点を調整する基準点調整ユニットと、を有することが好ましい。
この発明によれば、基準点調整ユニットによって、調整対象の各操作系における基準点調整時の差分値を合計した値の絶対値が一定値未満となるように基準点が調整されるため、各操作系における基準点の誤差の平均を小さくすることができる。よって、各動作の基準点を高精度な状態に保つことができる。
また、操舵操作部における複数の動作は、主動作と、この主動作以外の副動作とを含んでおり、制御部は、副動作に対応する副操作系において動作の基準点を調整する際、主動作に対応する主操作系における制御量の低減は行わないことが好ましい。
この発明によれば、副動作に対応する副操作系において動作の基準点を調整する際、主動作に対応する主操作系における制御量の低減は行わないため、主動作による車両の操作を支障なく行うことができる。
本発明によれば、複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部において各動作の基準点を精度良く調整することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る操舵制御装置を搭載した車両の内部構成を示す図、図2は、図1中の操舵制御装置を示すブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態の操舵制御装置1は、車両Mに搭載されて、車両Mの操舵制御を行うためのものである。この操舵制御装置1による操舵制御は、車輪の転舵制御をはじめとして、前後輪の荷重配分制御や車両Mの姿勢制御等といった車両Mの運動制御を含むものとする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る操舵制御装置を搭載した車両の内部構成を示す図、図2は、図1中の操舵制御装置を示すブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態の操舵制御装置1は、車両Mに搭載されて、車両Mの操舵制御を行うためのものである。この操舵制御装置1による操舵制御は、車輪の転舵制御をはじめとして、前後輪の荷重配分制御や車両Mの姿勢制御等といった車両Mの運動制御を含むものとする。
図1及び図2に示すように、操舵制御装置1は、ドライバにより操作される操作部18と、操作部18の操作により入力される入力値に基づいて車両Mの操舵制御を行う制御部10と、制御部10により制御されて車両Mの操舵を行う車両操舵機構21とを備えている。
操作部18は、その下端部が車両操舵機構21に接続されたステアリングシャフト19と、ステアリングシャフト19の上端部に接続されたステアリングハンドル20とを備えている。ステアリングハンドル20は、例えばユニバーサルジョイント等を介してステアリングシャフト19により支持されており、ステアリングシャフト19による支持点を中心として、以下に示す複数の方向に回動可能となっている。すなわち、ステアリングハンドル20は、異なる複数の動作で操舵操作可能とされており、各動作に応じて複数の入力を行うことができる。
具体的には、ステアリングハンドル20は、ステアリングシャフト19の軸線LS回りに回転することができる。以下の説明では、この動作をステアリングハンドル20の回転と称する。すなわち、ステアリングハンドル20は、回転により回転方向m1に操作可能となっている。回転操作は、車両Mの車輪を転舵させるための操作であり、操舵制御装置1における主操作に相当する。
また、ステアリングハンドル20は、ステアリングシャフト19の軸線LSに対して上下方向に直交する軸線LR回りに回動することができる。以下の説明では、この動作をステアリングハンドル20の揺動と称する。また、ステアリングハンドル20は、ステアリングシャフト19の軸線LSの延在方向に進退させることができる。以下の説明では、この動作をステアリングハンドル20の押し引きと称する。また、ステアリングハンドル20は、ステアリングシャフト19の軸線LSに対して車幅方向に直交する軸線LD回りに回動することができる。以下の説明では、この動作をステアリングハンドル20の傾きと称する。
すなわち、ステアリングハンドル20は、揺動により揺動方向m2に操作可能であり、押し引きにより押し引き方向m3に操作可能であり、傾きにより傾き方向m4に操作可能となっている。これらの揺動操作、押し引き操作、及び傾き操作は、車輪の転舵とは別に車両Mの運動を制御するための操作であり、操舵制御装置1における副操作に相当する。なお、揺動操作、押し引き操作、及び傾き操作により、車両Mの車輪を転舵させるようにすることもできる。以下の説明では、副操作については、揺動操作及び押し引き操作を主にして説明する。また、本実施形態では、左右の向き、又は前後の向きのみが異なる動作は、一つの動作に含まれるものとする。例えば、ステアリングハンドル20を右回転させる動作と左回転させる動作とは、一つの動作に含まれる。
車両操舵機構21は、車両Mの車輪等に連結されると共に制御部10に接続されたいわゆるステアバイワイヤによる操舵機構であり、ステアリングハンドル20からの複数の入力に基づく制御部10の操舵制御によって、車両Mの操舵を行うことができる。車両Mの操舵の具体例としては、車輪の転舵をはじめとして、サスペンションやブレーキの制御による前後輪の荷重配分制御、車両Mの姿勢制御等が挙げられる。すなわち、車両操舵機構21は、制御部10により制御されていわゆるアクティブ操舵を行う。
また、操舵制御装置1は、ステアリングハンドル20に連結されステアリングハンドル20の操作に対して反力を付与する反力アクチュエータ22と、車両Mの車室内に設置されてドライバに対し車両Mの運転に関する情報を表示するディスプレイ23とを備えている。反力アクチュエータ22は、例えばモータや油圧装置等を備えており、ステアリングハンドル20に対してトルクを付与するものである。ディスプレイ23は、例えばナビゲーションシステム等と共用される車載ディスプレイもしくはメータのディスプレイである。反力アクチュエータ22及びディスプレイ23は制御部10に接続されており、ステアリングハンドル20からの複数の入力に基づく制御部10の制御によって、反力の付与及び情報の表示をそれぞれ行うことができる。
更に、操舵制御装置1は、複数のセンサを有している。具体的には、操舵制御装置1は、車両Mの車輪付近に取り付けられて車速を検出する車速センサ2と、車両Mの一部に取り付けられて車両Mのヨーレートを検出するヨーレートセンサ3と、同じく車両Mの一部に取り付けられて車両Mの横Gを検出する横Gセンサ4とを有している。
また、操舵制御装置1は、ステアリングシャフト19付近に取り付けられて回転操作のステアリング角を検出する舵角センサ5と、ステアリングハンドル20付近に取り付けられて揺動操作の揺動角を検出する揺動角センサ6と、ステアリングシャフト19付近に取り付けられて押し引き操作のストロークを検出するストロークセンサ7とを有している。
これらの各センサ2〜7は、制御部10に接続されており、各検出値を示す情報を制御部10に出力する。以下、車速センサ2、ヨーレートセンサ3、及び横Gセンサ4から出力される情報を総称して走行情報という。また、舵角センサ5、揺動角センサ6、及びストロークセンサ7から出力される情報を総称して操作情報という。
続いて、制御部10の構成について説明する。制御部10は、操舵制御装置1全体の制御を行う電子制御ユニットであり、例えばCPUを主体として構成され、ROM、RAM、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などを備えている。なお、図1では、制御部10に接続される配線の図示は、省略されている。
制御部10は、各センサ2〜7から出力される走行情報及び操作情報に基づいて車両Mの操舵制御を行うと共に、この操作情報に示される各検出値の中立点(基準点)を調整する機能を有している。具体的には、制御部10は、ステアリングハンドル20による回転、揺動、及び押し引きの各動作の中立点を調整する。ここで、中立点の調整は、例えば工場出荷時等に中立点を初期設定(初期化)することや、工場出荷後の車両Mの使用中に中立点を設定(リセット)、若しくは更新することを含む。以下、中立点を「N点」ともいい、このN点の調整を「学習」ともいう。なお、N点は、いわゆる「0点(ゼロ点)」と同じ意である。
図2に示すように、制御部10は、情報取得部11、操舵制御部12、学習制御部13、直進状態判断部(走行状態判断ユニット)14、及びN点学習部(基準点調整ユニット)15を備えている。これらは、操舵制御装置1により実行されるプログラムとして構成してもよいし、個別に設けられるユニットとして構成してもよい。
情報取得部11は、各センサ2〜7から出力される走行情報及び操作情報を取得する機能を有している。具体的には、情報取得部11は、車速センサ2、ヨーレートセンサ3、及び横Gセンサ4から出力される走行情報を取得し、取得した走行情報に示される各検出値をこれらの検出時刻と共に記憶する。また、情報取得部11は、舵角センサ5、揺動角センサ6、及びストロークセンサ7から出力される操作情報を取得し、取得した操作情報に示される各検出値をこれらの検出時刻と共に記憶する。情報取得部11は、記憶した各検出値及びその検出時刻を、学習制御部13、直進状態判断部14、又はN点学習部15における処理のために出力する。
ここで、情報取得部11が取得する走行情報及び操作情報に含まれる各検出値は、制御部10に入力される入力値に相当する。すなわち、舵角情報、揺動角情報、及びストローク情報に示される舵角、揺動角、及びストロークは、ステアリングハンドル20の回転、揺動、及び押し引きの各動作により入力される入力値に相当する。なお、走行情報に含まれるヨーレート及び横Gの検出値は、例えば右方向が正、左方向が負とされている。
操舵制御部12は、ステアリングハンドル20における各動作により入力される入力値を情報取得部11から取得し、取得した入力値に基づいて、各動作に対応する複数の操作系で車両Mの操舵制御を行う機能を有している。すなわち、操舵制御部12は、ステアリングハンドル20の回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系における操作量に基づいて制御量を演算し、演算した制御量に従って車両操舵機構21によるアクティブ操舵を制御する。
ここでいう操作量とは、舵角、揺動角、ストロークの各入力値のN点からの変位量である。操舵制御部12は、N点学習部15における学習(詳しくは後述)により更新されたN点をN点学習部15から取得し、N点学習部15から取得するN点と情報取得部11から取得する入力値とに基づいて各操作量を演算する。操舵制御部12は、演算した各操作量を、学習制御部13、直進状態判断部14、又はN点学習部15における処理のために出力する。なお、操舵制御部12により演算される各操作量は、例えば舵角や揺動角の場合には、N点を基準として右方向が正、左方向が負とされている。また、ストロークの場合には、操作量は、N点を基準として押し方向(ドライバから離間する方向)が正、引き方向(ドライバに接近する方向)が負とされている。
学習制御部13は、制御部10におけるN点学習を制御する機能を有している。学習制御部13は、回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系のうち、N点学習の対象となる操作系(以下、「ターゲット」ともいう)を選定する。また、学習制御部13は、回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系のうち、ターゲット以外の操作系における操作量の絶対値が、予め決められた所定の操作量閾値未満であるか否かを判断する。更にまた、学習制御部13は、N点学習部15等によるN点学習が終了したか否かを判断する。
ここで、学習制御部13は、回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系のうち少なくとも1つの操作系をターゲットとして選定する。すなわち、ターゲットは1つでもよいし、複数でもよい。
直進状態判断部14は、車両Mが直進状態(基準走行状態)にあるか否かを判断する機能を有している。直進状態判断部14は、情報取得部11により取得された車両Mの車速が、予め決められた所定の車速閾値よりも大きいか否かを判断する。また、直進状態判断部14は、情報取得部11により取得された走行情報に示される各検出値の絶対値が、一定時間連続して所定の閾値未満であるか否かを判断する。より具体的には、直進状態判断部14は、情報取得部11から出力された車両Mのヨーレートの絶対値が、一定時間連続してヨーレート閾値未満であるか否かを判断する。直進状態判断部14は、情報取得部11から出力された車両Mの横Gの絶対値が、一定時間連続して横G閾値未満であるか否かを判断する。
そして、直進状態判断部14は、ヨーレートの絶対値及び横Gの絶対値のいずれもが一定時間連続して閾値未満である場合に、車両Mは直進状態にあると判断する。なお、ここでは直進状態(ヨーレートが0であり、且つ、横Gが0である状態)を基準走行状態としているが、所定のヨーレートや横Gを有する状態(例えば一定曲率のカーブ路を一定速度で走行している状態)を基準走行状態としてもよい。この場合、直進状態判断部14は、基準ヨーレートや基準横Gに対する実際のヨーレート、横Gの差分値を演算し、演算した差分値の絶対値が一定時間連続して所定の閾値未満であるか否かを判断する。このように、直進状態判断部14は、基準走行状態に対する前記車両の走行状態の差分値を演算し、演算した差分値の絶対値が一定時間連続して所定の閾値未満である場合に、前記車両は基準走行状態にあると判断する。
N点学習部15は、直進状態判断部14によって車両Mは直進状態にあると判断された場合に、ターゲットにおけるN点学習を行う機能を有している。具体的には、N点学習部15は、車両Mが直進状態にあると判断された時点(上記一定時間が経過した時点)におけるターゲットの操作量を操舵制御部12から取得し、その操作量をN点として記憶(更新)する。すなわち、N点学習部15は、N点学習前に記憶していた直前のN点に上書きして、新たに取得した操作量をN点として記憶する。また、N点学習部15は、車両Mが直進状態にあると判断された時点におけるヨーレート及び横Gを情報取得部11から取得する。そして、N点学習部15は、操舵制御部12における車両Mの操舵制御のために更新したN点を出力する。
続いて、以上の構成を有する操舵制御装置1の動作について説明する。以下の説明では、制御部10による複数の操作系におけるN点学習について、主に説明する。図3は、操舵制御装置1における処理手順を示すフローチャート、図4は、図3中のN点学習処理の処理手順を示すフローチャートである。図3における処理は、制御部10によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、学習制御部13によって、ターゲットの操作系が選定される(S1)。学習制御部13は、主操作である回転操作のみをターゲットとして選定してもよいし、回転操作と共に副操作である揺動操作や押し引き操作をターゲットとして選定してもよい。
次に、ターゲットの操作系におけるN点学習が行われる(S4)。このN点学習における処理は、図4に示す処理手順に従って実行される。ここで、ターゲットが複数ある場合、一のターゲットにおけるN点学習が行われる間、他のターゲットにおけるN点学習は実行されない。すなわち、所定の順番にて、操作系ごとに図4に示すN点学習処理が行われる。本実施形態の制御部10では、回転操作におけるN点学習を最初に行うことが望ましい。
まず、情報取得部11によって、各センサ2〜7から出力される走行情報及び操作情報が取得される(図4のステップS41)。ここでは、情報取得部11によって、各検出値及びその検出時刻が記憶されると共に、各検出値及びその検出時刻が出力される。また、操舵制御部12によって、各操作系における操作量及び制御量が演算される。これらの取得処理や演算処理は、図3に示した全体の処理が実行される周期よりも短い周期で繰り返し実行される。
次に、学習制御部13によって、ターゲット以外の操作系のうち少なくとも1つの操作系における操作量の絶対値|θj|は、予め決められた所定の操作量閾値θt未満であるか否かが判断される(S42)。このステップS42で操作量θjの絶対値が操作量閾値θt以上である(|θj|≧θt)と判断された場合、同様の処理が繰り返される。なお、このステップS42で用いられる操作量閾値θtは、略0とされてもよい。操作量閾値θtを略0とすることで、ターゲット以外の操作系における入力値が略0のときを判断することができる。すなわち、ターゲット以外の操作系におけるステアリングハンドル20の動作位置が略基準位置(中立位置)にあることを判断できる。また、操作量の絶対値|θj|が操作量閾値θt未満であるか否かの判断がなされる操作系は、ターゲット以外の操作系のうち複数の操作系であってもよいし、1つの操作系であってもよい。
ステップS42で操作量θjの絶対値が操作量閾値θt未満である(|θj|<θt)と判断された場合、直進状態判断部14によって、車両Mの車速Vは予め決められた所定の車速閾値Vtよりも大きいか否かが判断される(S43)。すなわち、このステップS43の処理により、車両Mが所定の速度に達しているか否かが判断される。ステップS43で車両Mの車速Vが車速閾値Vt以下である(V≦Vt)と判断された場合、同様の処理が繰り返される。
ステップS43で車両Mの車速Vが車速閾値Vtよりも大きい(V>Vt)と判断された場合、直進状態判断部14によって、車両Mのヨーレートの絶対値|YR|が一定時間T0連続してヨーレート閾値YRt未満であり、且つ、横Gの絶対値|LA|が一定時間T0連続して横G閾値LAt未満であるか否かが判断される(S44)。すなわち、このステップS44の処理により、車両Mは直進状態にあるか否かが判断される。ここで、一定時間T0内において、ヨーレートの絶対値|YR|がヨーレート閾値YRt以上(|YR|≧YRt)となることがあったり、横Gの絶対値|LA|が横G閾値LAt以上(|LA|≧LAt)となることがあったりした場合、同様の処理が繰り返される。
ステップS44で、車両Mのヨーレートの絶対値|YR|が一定時間T0連続してヨーレート閾値YRt未満であり、且つ、横Gの絶対値|LA|が一定時間T0連続して横G閾値LAt未満であると判断された場合、N点学習部15によって、その一定時間T0が経過した時点でのターゲットの操作量θi0と、同じ時点でのヨーレートΔYRi及び横GΔLAiとが取得される(S45)。すなわち、このステップS45の処理により、N点学習が行われる。ここで、ヨーレートΔYRi及び横GΔLAiは、N点取得時(基準点調整時)の誤差を意味している。そして、N点学習部15によって、N点の更新が行われると共に、更新されたN点が操舵制御部12に出力される。なお、操舵制御部12では、N点学習部15から出力されたN点を用いて車両Mの操舵制御を行う。
このようなステップS42〜S44の処理により、N点学習部15は、ターゲットの操作系におけるN点を学習するにあたり、ターゲット以外の操作系のうち少なくとも1つの操作系における操作量θjが操作量閾値θtであることを条件としてN点学習を行う。
次に、学習制御部13によって、ステップS4におけるN点学習がすべてのターゲットにおいて終了したか否かが判断される(図3のステップS5)。このステップS5でN点学習が終了していないと判断された場合、ステップS1の処理に戻る。また、ステップS5でN点学習が終了したと判断された場合、制御部10による処理は終了する。
図5は、N点学習処理(図4のステップS41〜S45)におけるN点学習の説明図である。図5(a)及び図5(b)に示す例では、一定時間T0秒連続して、車両Mのヨーレートの絶対値|YR|はヨーレート閾値YRt未満となっており、且つ、横Gの絶対値|LA|は横G閾値LAt未満となっている。よって、図5(c)に示すように、この一定時間T0が経過した時点での操作量θi0が、新たに更新されるN点となる。
以上の一連の処理によって、制御部10によるターゲットのN点学習が行われる。
従来、複数の動作で操舵操作可能なステアリングを有する車両において、各操作系のN点学習をそれぞれ単独で行っていた。この場合、各操作系におけるN点の誤差が蓄積され、操作系をN点に戻しているにも関わらず車両偏向が生じる等、違和感が発生することがあった。また、N点学習の都度その精度が変動し、安定して性格な操舵制御を行えない場合があった。
上述した本実施形態の操舵制御装置1によれば、制御部10によって、ターゲット以外の操作系における操作量θjが所定値θt未満(又は略0)であることを条件としてN点学習が行われるため、N点学習中に、ターゲット以外の操作系が車両Mの操舵に及ぼす影響を抑えることができる。よって、ターゲットの操作系におけるN点を精度良く学習することができる。そして、このようなN点学習を各ターゲットで行うことにより、複数の動作で操舵操作可能な操作部18(図1参照)においても、各動作のN点を精度良く学習することができる。
また、複数の操作系のうち一の操作系と他の操作系とにおいて、N点学習が同時に行われることはないため、各操作系におけるN点の誤差が概ね一定となり、操作系ごとの学習精度のばらつきを低減できる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る操舵制御装置を示すブロック構成図である。図6に示す本実施形態の操舵制御装置1Aの制御部10Aが図2に示した制御部10と違う点は、操舵制御部12に代えて、ターゲット以外の副操作系における制御量を低減する操舵制御部12Aを備えた点と、学習制御部13に代えて、ターゲットの順番を予め記憶している学習制御部13Aを備えた点である。
図6は、第2実施形態に係る操舵制御装置を示すブロック構成図である。図6に示す本実施形態の操舵制御装置1Aの制御部10Aが図2に示した制御部10と違う点は、操舵制御部12に代えて、ターゲット以外の副操作系における制御量を低減する操舵制御部12Aを備えた点と、学習制御部13に代えて、ターゲットの順番を予め記憶している学習制御部13Aを備えた点である。
操舵制御部12Aは、操舵制御部12と同様、ステアリングハンドル20の回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系における操作量に基づいて制御量を演算し、演算した制御量に従って車両Mの操舵制御を行う機能を有している。更に、本実施形態の操舵制御部12Aは、ターゲットのN点学習が行われる際、そのターゲット以外の操作系における制御量(ゲイン)を低減する。
ここで、操舵制御部12Aによる制御量の低減は、例えば1未満の所定の低減係数を乗じることで行われてもよいし、制御量を0としてもよい。制御量を0にすれば、ドライバがターゲット以外の操作系を操作してもその操作に対応した操舵制御は行われないこととなる。また、ターゲット以外の操作系に対応する動作ができないように、操舵制御部12Aによって反力アクチュエータ22を制御してステアリングハンドル20を固定し入力がなされないようにしてもよい。以下、上記したような制御量の低減を総称して、「操作制限」ともいう。
また、操舵制御部12Aは、学習制御部13AによるN点学習が終了すると、ターゲット以外の操作系における操作制限を解除する。すなわち、操舵制御部12Aは、学習制御部13AによるN点学習が終了すると、ステアリングハンドル20の回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系における操作量に基づいて制御量を演算し、演算した制御量に従って車両Mの操舵制御を行う。
学習制御部13Aは、制御部10AにおけるN点学習を制御する機能を有している。更に、本実施形態の学習制御部13Aは、ターゲットとなる操作系を記憶すると共に、ターゲットの操作系についてN点学習が行われる順番を記憶している。ここで、学習制御部13Aは、主操作である回転操作のみをターゲットとしてもよいし、回転操作に続いて副操作である揺動操作や押し引き操作をターゲットとしてもよい。例えば、図8のステップS11に示すように、学習制御部13Aは、最初のターゲットを回転操作系とし、2番目のターゲットを揺動操作系としている。これにより、制御部10Aにおける各操作系のN点調整は、予め決められた順番で行われる。なお、学習制御部13Aに記憶されるターゲットの順番は、主操作である回転操作が最初とされる。また、学習制御部13Aは、車両Mの操舵制御において誤差に対する影響が大きい操作系ほど上位の順番(早い順番)とする。言い換えれば、学習制御部13Aは、誤差に対するドライバの感度が高い操作系ほど上位の順番とする。
また、学習制御部13Aは、操舵制御部12Aによる上記した操作制限が行われている間、ディスプレイ23にウォーニングメッセージが表示されるよう、ディスプレイ23を制御する。学習制御部13Aにより表示制御されるウォーニングメッセージとしては、例えば「揺動操作(又は押し引き操作)制限中」や、「揺動操作(又は押し引き操作)は、現在無効です」等が該当する。また、学習制御部13Aは、操舵制御部12Aにより操作制限が解除されると、ウォーニングメッセージの表示を終了するようにディスプレイ23を制御する。
続いて、上記構成を有する操舵制御装置1Aの動作について説明する。図7は、操舵制御装置1Aにおける処理手順を示すフローチャート、図8は、図7中のターゲット選定処理の処理手順を示すフローチャート、図9は、図7中のN点学習処理の処理手順を示すフローチャートである。図7における処理は、制御部10Aによって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、学習制御部13Aによって、ターゲットの操作系が選定される(S1A)。ここでは、図8に示すように、学習制御部13Aに予め記憶されたターゲットの順番に従ってターゲットの操作系が選定される。ここでは、主操作である回転操作におけるN点学習が最初に行われる。
次に、操舵制御部12Aによって、ターゲット以外の操作系における操作制限が行われる(S2)。ステップS2で操作制限が行われる操作系は、N点学習が行われているターゲット以外の1つの操作系であってもよいし、複数の操作系であってもよい。例えば、回転操作系におけるN点学習が行われている間、その次にN点学習が行われる揺動操作系(次のターゲット)や、N点学習は行われない(ターゲットではない)操作系において操作制限を行うことができる。
次に、学習制御部13Aによって、ディスプレイ23にウォーニングメッセージが表示されるように制御が行われる(S3)。
次に、ターゲットの操作系におけるN点学習が順次行われる(S4A)。このN点学習における処理は、図9に示す処理手順に従って実行される。図9に示すN点学習処理が図4に示したN点学習処理と違う点は、ターゲット以外の操作系における操作量の絶対値|θj|が所定の操作量閾値θt未満であるか否かを判断するステップ42を含まない点である。
次に、学習制御部13Aによって、ステップS4AにおけるN点学習がすべてのターゲットにおいて終了したか否かが判断される(図7のステップS5)。このステップS5でN点学習が終了していないと判断された場合、ステップS1Aの処理に戻る。
ステップS5でN点学習が終了したと判断された場合、操舵制御部12Aによって、操作制限が解除される(S6)。そして、学習制御部13Aによって、ウォーニングメッセージの表示が終了するようにディスプレイ23が制御される(S7)。以上の一連の処理によって、制御部10AによるターゲットのN点学習が行われる。
本実施形態の操舵制御装置1Aによれば、制御部10AによってN点学習が行われる際、N点学習が行われるターゲット以外の操作系における制御量が低減されるため、N点学習が行われるターゲット以外の操作系が車両Mの操舵に及ぼす影響を低減することができる。よって、ターゲットの操作系におけるN点を精度良く学習することができる。そして、このようなN点学習を各ターゲットで行うことにより、複数の動作で操舵操作可能な操作部18(図1参照)においても、各動作のN点を精度良く学習することができる。
また、複数の操作系における動作のN点学習が予め決められた順番で行われるため、異なる操作系でN点学習が同時に行われることはなく、各操作系におけるN点の誤差が概ね一定となり、操作系ごとの精度のばらつきを低減できる。
また、操作部18における複数の動作のうち、ステアリングハンドルの回転動作のN点が最初に調整される。よって、回転動作以外の動作(揺動や押し引き)のN点が誤差をもって調整されても、回転動作のN点は既に調整されているため、その誤差が回転動作のN点に影響を及ぼすことを防止できる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態に係る操舵制御装置を示すブロック構成図である。図10に示す本実施形態の操舵制御装置1Bの制御部10Bが図6に示した第2実施形態の制御部10Aと違う点は、N点学習部15に代えて、ターゲットの各操作系におけるN点取得時の走行状態の誤差分布を均等にするN点学習部(基準点調整ユニット)15Bを備えた点である。
図10は、第3実施形態に係る操舵制御装置を示すブロック構成図である。図10に示す本実施形態の操舵制御装置1Bの制御部10Bが図6に示した第2実施形態の制御部10Aと違う点は、N点学習部15に代えて、ターゲットの各操作系におけるN点取得時の走行状態の誤差分布を均等にするN点学習部(基準点調整ユニット)15Bを備えた点である。
N点学習部15Bは、N点学習部15と同様、直進状態判断部14によって車両Mは直進状態にあると判断された場合に、ターゲットにおけるN点を学習する機能を有している。更に、本実施形態のN点学習部15Bは、ターゲットである各操作系におけるN点取得時の誤差を合計した値(以下、「N点誤差合計値」という)の絶対値が一定値未満となるようにN点学習を行う。より具体的には、N点学習部15Bは、各操作系におけるN点取得時のヨーレートΔYRi及び横GΔLAiの正負を判断する。これにより、ヨーレートを横軸とし、横Gを縦軸とした座標系での各操作系における誤差が位置する象限(第1象限〜第4象限;図12参照)が判断される。以下、このような判断を、N点誤差の領域判断という。また、N点学習部15Bは、各操作系における誤差が各象限に均等に配置されるようにN点学習を行う。以下、このような処理を、象限限定という。
続いて、上記構成を有する操舵制御装置1Bの動作について説明する。図11は、操舵制御装置1Bにおける処理手順を示すフローチャートである。図11における処理は、制御部10Bによって所定の周期で繰り返し実行される。
図11に示す制御部10Bによる処理が図7に示した制御部10Aによる処理と違う点は、ステップS4のN点学習に続き、N点誤差の領域判断を行うステップS20を含む点と、このステップS20に続き、象限限定を行うステップS30を含む点である。
ステップS20では、N点学習部15Bによって、ターゲットの各操作系におけるN点取得時のヨーレートΔYRi及び横GΔLAiの正負が判断される。例えば、ヨーレートΔYRi及び横GΔLAiがいずれも正の場合、図12の例における点P1のように、その操作系における誤差は第1象限Q1に位置していると判断される。また、ヨーレートΔYRiが負で横GΔLAiが正の場合、図12の例における点P4のように、その操作系における誤差は第4象限Q4に位置していると判断される。なお、図12中の象限Q1〜Q4は、ヨーレート閾値YRt及び横G閾値LAtにより規定される領域である。
次に、ステップS30では、N点学習部15Bによって、各操作系における誤差が各象限に均等に配置されるよう、N点学習が行われる。すなわち、図12に示す例のように、副操作系が4つある場合において、副操作系誤差P1,P2,P3,P4は、第1象限Q1,第3象限Q3,第2象限Q2,第4象限Q4にそれぞれ位置するよう、N点学習が行われる。ここで、図12に示す座標系の原点Xは、車両Mの走行状態のN点X(すなわち直進状態)に相当する。
言い換えれば、ステップS30では、N点誤差合計値の絶対値が一定値未満となるようにN点学習が行われる。なお、この一定値は、略0とすることができる。すなわち、以下の式(1)及び(2)が成り立つように、N点学習を行ってもよい。
ΣΔYRi≒0・・・(1)
ΣΔLAi≒0・・・(2)
ΣΔYRi≒0・・・(1)
ΣΔLAi≒0・・・(2)
本実施形態の操舵制御装置1Bによれば、N点学習部15Bによって、ターゲットの各操作系におけるN点誤差合計値の絶対値が一定値未満(又は略0)となるようにN点学習が行われるため、各操作系におけるN点の誤差の平均を小さくすることができる。よって、各動作のN点を高精度な状態に保つことができる。
なお、ステップS20,S30の処理において、図13に示す例のように、回転操作における誤差である主操作系誤差Nを中心として、その周りに副操作系の誤差である副操作系誤差P1〜P4を配置するようにN点学習を制御してもよい。言い換えれば、N点誤差合計値が主操作系誤差Nと略等しくなるようにN点学習を行ってもよい。すなわち、以下の式(3)及び(4)が成り立つように、N点学習を行ってもよい。
ΣΔ(YRiーYR0)≒0・・・(3)
ΣΔ(LAiーLA0)≒0・・・(4)
ΣΔ(YRiーYR0)≒0・・・(3)
ΣΔ(LAiーLA0)≒0・・・(4)
ここで、上記式(3)及び(4)において、
YR0:主操作系のヨーレート誤差
LA0:主操作系の横G誤差
である。また、図13中の象限R1〜R4は、主操作系を基準としたヨーレート閾値YR0t及び横G閾値LA0tにより規定される領域である。
YR0:主操作系のヨーレート誤差
LA0:主操作系の横G誤差
である。また、図13中の象限R1〜R4は、主操作系を基準としたヨーレート閾値YR0t及び横G閾値LA0tにより規定される領域である。
なお、上記のような主操作系誤差Nを中心とした象限限定は、まず主操作系のN点学習を行った後に、副操作系の誤差がその周りに配置されるようN点学習行うことにより実行される。或いは、まず副操作系のN点学習を行った後に、副操作系の誤差範囲の中心に主操作系の誤差が配置されるようN点学習を行うことにより実行されてもよい。このようなN点学習処理によれば、各操作系における誤差のばらつきをより一層低減できる。
また、図12及び図13に示した例では、理解を容易にするため、各操作系において、ヨーレート閾値YRt及び横G閾値LAt、或いは主操作系を基準としたヨーレート閾値YR0t及び横G閾値LA0tが等しいものとしたが、操作系毎に異なる閾値を設定してもよい。
(第4実施形態)
図14は、第4実施形態に係る操舵制御装置を示すブロック構成図である。図14に示す本実施形態の操舵制御装置1Cの制御部10Cが図6に示した第2実施形態の制御部10Aと違う点は、操舵制御部12Aに代えて、主操作系の操作制限を行わない操舵制御部12Cを備えた点と、学習制御部13Aに代えて、主操作系のN点学習を最初に完了させ、次いでターゲットの副操作系を選定する学習制御部13Cを備えた点である。
図14は、第4実施形態に係る操舵制御装置を示すブロック構成図である。図14に示す本実施形態の操舵制御装置1Cの制御部10Cが図6に示した第2実施形態の制御部10Aと違う点は、操舵制御部12Aに代えて、主操作系の操作制限を行わない操舵制御部12Cを備えた点と、学習制御部13Aに代えて、主操作系のN点学習を最初に完了させ、次いでターゲットの副操作系を選定する学習制御部13Cを備えた点である。
操舵制御部12Cは、操舵制御部12Aと同様、ステアリングハンドル20の回転操作、揺動操作、及び押し引き操作の各操作系における操作量に基づいて制御量を演算し、演算した制御量に従って車両Mの操舵制御を行う機能を有している。更に、本実施形態の操舵制御部12Cは、ターゲットの副操作系におけるN点学習が行われる間、そのターゲット以外の副操作系における制御量を低減する一方で、主操作系の操作制限は行わない。また、操舵制御部12Cは、学習制御部13CによるN点学習が終了すると、ターゲット以外の副操作系における操作制限を解除する。
学習制御部13Cは、学習制御部13Aと同様、操舵制御部12Cによる副操作系の操作制限が行われている間のウォーニングメッセージ表示制御や、このウォーニングメッセージの表示終了制御を行う機能を有している。更に、本実施形態の学習制御部13Cは、まず主操作系のN点学習が行われ、主操作系のN点学習が完了するようにN点学習部15を制御する。その後、学習制御部13Cは、ターゲットの副操作系を選定すると共に、選定した副操作系のN点学習が行われるようにN点学習部15を制御する。
続いて、上記構成を有する操舵制御装置1Cの動作について説明する。図15は、操舵制御装置1Cにおける処理手順を示すフローチャートである。図15における処理は、制御部10Cによって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、学習制御部13Cによって、最初に主操作系のN点学習が行われ、主操作系のN点学習が完了するようにN点学習部15が制御される(S50)。次に、学習制御部13Cによって、ターゲットの副操作系が選定されると共に、選定された副操作系のN点学習が行われるようにN点学習部15が制御される(S51)。
次に、操舵制御部12Cによって、ターゲットの副操作系におけるN点学習が行われる間、そのターゲット以外の副操作系における制御量が低減される(S52)。ステップS52で操作制限が行われる副操作系は、N点学習が行われているターゲット以外の1つの副操作系であってもよいし、複数の副操作系であってもよい。
本実施形態の操舵制御装置1Cによれば、副操作系において動作のN点学習を行う際、主操作系における操作制限は行わないため、主動作による車両Mの操作を支障なく行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、いわゆるステアバイワイヤによる車両操舵機構21を用いた場合について説明したが、本発明は、ステアリングハンドル20と車両操舵機構21とが機構的に連結された操舵機構にも適用できる。また、上記実施形態では、N点学習を行う場合について説明したが、本発明は、ゲインやオフセットも含めた全般的な基準点の調整(初期化)に適用することもできる。また、各操作系のN点学習において、副操作系のN点学習頻度に比して主操作系のN点学習頻度を高くするなど、ターゲットは適宜選定することができる。
また、上記実施形態では、基準点は、操舵操作部により入力される入力値の中立点である場合について説明したが、中立点である場合に限られず、中立点とは異なる所定の点であってもよい。
また、上記実施形態では、学習制御部13は、ターゲット以外の操作系における操作量の絶対値が所定の操作量閾値未満である場合にN点学習を行うように制御する場合について説明したが、ターゲット以外の操作系における操作量の絶対値が所定の操作量閾値未満であっても、その操作量の変化速度(例えば操作角速度)が所定値を越えている場合にはN点学習を行わないように制御することもできる。更に、学習制御部13は、ターゲット以外の操作系における操作量の絶対値が一定時間連続して所定の操作量閾値未満であることを条件としてN点学習を行うように制御してもよい。
更にまた、上記実施形態では、N点学習部15は、車両Mが直進状態にあると判断された時点(一定時間T0が経過した時点)におけるターゲットの操作量θi0をN点とし、同じ時点でのヨーレートΔYRi及び横GΔLAiをN点取得時の誤差とする場合について説明したが、N点やN点取得時の誤差の値は、一定時間T0が経過した時点における値に限られない。例えば、N点学習部15は、一定時間T0内におけるターゲットの操作量θiの平均値を演算してこの平均値をN点としてもよく、また、一定時間T0内におけるヨーレートYR及び横GLAiの平均値を演算してこれらの平均値をN点取得時の誤差としてもよい。
本発明によれば、複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部において各動作の基準点を精度良く調整することができる。
1,1A〜1C…操舵制御装置、10,10A〜10C…制御部、14…直進状態判断部(走行状態判断手段)、15,15B…N点学習部(基準点調整ユニット)、19…ステアリングシャフト、20…ステアリングハンドル、LS…軸線、M…車両、θi,θj…操作量、θt…操作量閾値(所定値)、LAt…横G閾値(一定値)、ΔLAi…横G誤差(差分値)、YRt…ヨーレート閾値(一定値)、ΔYRi…ヨーレート誤差(差分値)。
Claims (9)
- 異なる複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部と、
前記複数の動作のそれぞれにより入力される入力値に基づいて、前記複数の動作に対応する複数の操作系で車両の操舵制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の操作系のうち少なくとも1つの操作系において動作の基準点を調整するにあたり、前記基準点が調整される操作系以外の操作系のうち少なくとも1つの操作系における操作量の絶対値が所定値未満であることを条件として前記基準点を調整する、
操舵制御装置。 - 異なる複数の動作で操舵操作可能な操舵操作部と、
前記複数の動作のそれぞれにより入力される入力値に基づいて、前記複数の動作に対応する複数の操作系で車両の操舵制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の操作系のうち少なくとも1つの操作系において動作の基準点を調整する際、基準点が調整される操作系以外の操作系のうち少なくとも1つの操作系における制御量を低減する、
操舵制御装置。 - 前記制御部は、前記複数の操作系に含まれる一の操作系における動作の基準点を調整している間、前記一の操作系とは別の他の操作系における動作の基準点は調整しない、
請求項1又は2記載の操舵制御装置。 - 前記制御部は、前記複数の操作系における動作の基準点を予め決められた順番で調整する、
請求項1〜3のいずれか一項記載の操舵制御装置。 - 前記操舵操作部における前記複数の動作は、ステアリングハンドルを前記ステアリングハンドルに連結されたステアリングシャフトの軸線回りに回転させる回転動作を含み、
前記制御部は、前記回転動作に対応する操作系における基準点の調整を最初に行う、
請求項4記載の操舵制御装置。 - 前記制御部は、
基準走行状態に対する前記車両の走行状態の差分値を演算し、演算した差分値の絶対値が一定時間連続して所定の閾値未満である場合に、前記車両は基準走行状態にあると判断する走行状態判断ユニットと、
前記走行状態判断ユニットによって前記車両は基準走行状態にあると判断された場合に、調整対象の各操作系における基準点調整時の前記差分値を合計した値の絶対値が一定値未満となるように基準点を調整する基準点調整ユニットと、を有する、
請求項1〜5のいずれか一項記載の操舵制御装置。 - 前記操舵操作部における前記複数の動作は、主動作と、前記主動作以外の副動作とを含んでおり、
前記制御部は、前記副動作に対応する副操作系において動作の基準点を調整する際、前記主動作に対応する主操作系における制御量の低減は行わない、
請求項1〜6のいずれか一項記載の操舵制御装置。 - 前記制御部は、前記車両の速度が所定の速度よりも大きい場合に、前記複数の操作系のうち少なくとも1つの操作系において動作の基準点を調整する、
請求項1〜7のいずれか一項記載の操舵制御装置。 - 前記制御部は、前記車両のヨーレートおよび横Gの少なくとも一方に基づいて、前記複数の操作系のうち少なくとも1つの操作系において動作の基準点を調整する、
請求項1〜8のいずれか一項記載の操舵制御装置。
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