JP2019170223A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ローリング駆動部を適切に制御することができる作業車両を提供する。【解決手段】 作業車両は、旋回経路を走行する前に予め、走行設定部が設定した旋回経路の旋回半径と、特定した車速とに基づいて、旋回経路を走行する際に受ける遠心力を演算する遠心力演算部と、傾斜角度検出部が検出した傾斜角度と遠心力演算部が演算した遠心力とに基づいて、傾斜角度を補正する傾斜角度補正部と、傾斜角度補正部が傾斜角度を補正した場合に、補正後の傾斜角度に基づいて、ローリング駆動部を制御する駆動制御部と、を備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、例えば、作業車両は、走行する車体と、車体にローリング可能に接続される作業装置とを備え、車体は、作業装置をローリングさせるローリング駆動部を備えている。そして、車体は、水平方向に対する自身の傾斜角度を検出する傾斜角度検出部を備え、ローリング駆動部は、傾斜角度検出部が検出した傾斜角度に基づいて、制御されている。
ところで、傾斜角度検出部は、遠心力により正確な値を検出できない。そこで、旋回走行している際に、車輪の舵角と車速センサによる車速とに基づいて、遠心力が演算され、傾斜角度検出部で検出される傾斜角度は、演算された遠心力によって、補正されていた(例えば、特許文献1)。しかしながら、傾斜角度が、実際に旋回走行している時にしか、補正できないため、当該補正が遅れることによって、作業装置を適正にローリングできない場合があった。
特開2005−224164号公報
そこで、課題は、ローリング駆動部を適切に制御することができる作業車両を提供することである。
作業車両は、走行する車体と、前記車体にローリング可能に接続される作業装置と、前記車体及び前記作業装置を制御する制御部と、を備え、前記車体は、前記作業装置をローリングさせるローリング駆動部を備え、前記車体又は前記作業装置は、水平方向に対する自身の傾斜角度を検出する傾斜角度検出部を備え、前記制御部は、走行する前に予め、直進経路と旋回経路とを含む走行経路を設定する走行設定部と、前記走行設定部が設定した走行経路に基づいて、前記車体を走行させる走行制御部と、前記傾斜角度検出部が検出した傾斜角度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御するローリング制御部と、を備え、前記ローリング制御部は、旋回経路を走行する前に予め、前記走行設定部が設定した旋回経路の旋回半径と、特定した車速とに基づいて、旋回経路を走行する際に受ける遠心力を演算する遠心力演算部と、前記傾斜角度検出部が検出した傾斜角度と前記遠心力演算部が演算した遠心力とに基づいて、傾斜角度を補正する傾斜角度補正部と、前記傾斜角度補正部が傾斜角度を補正した場合に、補正後の傾斜角度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御する駆動制御部と、を備える。
また、作業車両においては、前記走行設定部は、走行経路だけでなく、車速も設定し、前記走行制御部は、前記走行設定部が設定した走行経路及び車速に基づいて、前記車体を走行させ、前記制御部は、測位観測システムを経由して、前記作業車両の位置を取得する位置取得部と、前記位置取得部が取得した位置に基づいて、車速を演算する車速演算部と、を備え、前記車速演算部は、旋回経路を走行する直前の車速である旋回直前車速を演算し、前記遠心力演算部は、前記車速演算部が演算した旋回直前車速と前記走行設定部が設定した車速とが異なる場合に、前記車速演算部が演算した旋回直前車速に基づいて、遠心力を演算して更新する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記車速演算部は、旋回経路を走行中の車速である旋回中車速を演算し、前記遠心力演算部は、前記車速演算部が演算した旋回中車速と前記走行設定部が設定した車速とが異なる場合に、前記車速演算部が演算した旋回中車速に基づいて、遠心力を演算して更新する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記制御部は、測位観測システムを経由して、前記作業車両の位置を取得する位置取得部と、前記位置取得部が取得した位置に基づいて、旋回経路を走行中の旋回半径を演算する旋回半径演算部と、を備え、前記遠心力演算部は、前記旋回半径演算部が演算した旋回半径と前記走行設定部が設定した旋回半径とが異なる場合に、前記旋回半径演算部が演算した旋回半径に基づいて、遠心力を演算して更新する、という構成でもよい。
また、作業車両は、前記車体又は前記作業装置は、自身のローリング角速度を検出するローリング角速度検出部を備え、前記駆動制御部は、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度にも基づいて、前記ローリング駆動部を制御する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記ローリング制御部は、旋回経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度を補正するローリング角速度補正部を備え、前記駆動制御部は、前記ローリング角速度補正部がローリング角速度を補正した場合に、補正後のローリング角速度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記ローリング角速度補正部は、旋回経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度をゼロに補正する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記ローリング制御部は、旋回経路の後に直進経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度を補正するローリング角速度補正部を備え、前記駆動制御部は、前記ローリング角速度補正部がローリング角速度を補正した場合に、補正後のローリング角速度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記ローリング角速度補正部は、旋回経路の後に直進経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度をゼロに補正する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記車体は、自身のヨーイング角速度を検出するヨーイング角速度検出部を備え、前記傾斜角度補正部は、前記ヨーイング角速度検出部が検出したヨーイング角速度にも基づいて、傾斜角度を補正する、という構成でもよい。
また、作業車両においては、前記傾斜角度補正部は、前記ヨーイング角速度検出部が検出したヨーイング角速度が閾値未満である場合に、ヨーイング角速度をゼロとして、傾斜角度を補正する、という構成でもよい。
図1は、一実施形態に係る作業車両を含む自動走行システムの全体概要図である。 図2は、同実施形態に係る作業車両の全体図である。 図3は、同実施形態に係る作業車両の要部拡大図である。 図4は、同実施形態に係る作業車両の制御ブロック図である。 図5は、同実施形態に係る作業車両の制御フロー図である。 図6は、走行経路設定工程のフロー図である。 図7は、走行経路設定工程を説明する概念図である。 図8は、走行経路設定工程を説明する概念図である。 図9は、完全自動走行工程のフロー図である。 図10は、ローリング制御工程のフロー図である。 図11は、第1傾斜角度補正工程のフロー図である。 図12は、旋回直前補正工程のフロー図である。 図13は、旋回中補正工程のフロー図である。 図14は、第2傾斜角度補正工程のフロー図である。 図15は、ローリング角速度補正工程のフロー図である。 図16は、車速手動走行工程のフロー図である。 図17は、旋回直前補正工程のフロー図である。 図18は、旋回中補正工程のフロー図である。
以下、作業車両における一実施形態について、図1〜図18を参照しながら説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係る作業車両1は、自動走行システム10に用いられている。そして、自動走行システム10は、作業車両1と通信可能な入力装置11を備えている。本実施形態においては、自動走行システム10は、作業車両1の位置情報を取得するための測位観測システム(例えば、GPS)12を構成する基準局13を備えている。
入力装置11は、入力部を備えており、作業車両1に対して各種の情報(例えば、指示情報)を入力可能である。また、入力装置11は、表示部を備えており、作業車両1の各種の情報を表示可能である。例えば、入力装置11は、タッチパネルを有するタブレット型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成され、タッチパネルを操作することで、各種の情報を入力可能であり、各種情報をタッチパネルに表示可能である。
作業車両1、入力装置11及び基準局13は、互いに無線通信可能に構成されている。また、作業車両1及び基準局13は、測位観測システム12を構成する測位衛星14からの信号を受信するように構成されており、これにより、作業車両1の位置を特定することが可能となっている。
例えば、測位観測システム12を用いた測位方法として、予め定められた基準点に設置された基準局13からの補正情報により作業車両1(移動局)の衛星測位情報を補正して、作業車両1の現在位置を求める測位方法を適用可能としている。なお、測位観測システム12は、基準局13を備えない単独測位としてもよい。
図2に示すように、作業車両1は、走行する車体2と、車体2にローリング可能に接続される作業装置3とを備えている。そして、作業車両1は、作業する際に、前方に向けて走行する。本実施形態においては、作業装置3は、ロータリー耕耘装置としているが、斯かる構成に限られない。例えば、作業装置3は、代掻きハロー装置や、播種装置でもよい。
図2(図3も同様)において、第1方向D1は、前後方向D1であって、第2方向D2は、左右方向D2であって、第3方向D3は、上下方向D3である。第1方向D1のうち、矢印方向は、前方向であって、その反対方向は、後方向であり、第2方向D2のうち、矢印方向は、左方向であって、その反対方向は、右方向であり、そして、第3方向D3のうち、矢印方向は、上方向であって、その反対方向は、下方向である。
車体2は、ボディ2aと、ボディ2aの内部に搭載されるエンジン2bと、操向輪である一対の前輪2cと、一対の後輪2dと、座席2eと、一対の前輪2cと連係される操舵部(例えば、ハンドル)2fと、駆動輪(前輪2c及び後輪2d)と連結される操速部(例えば、アクセルペダル)2gと、走行を駆動させる走行駆動部(図4参照)2hとを備えている。走行駆動部2h、ギヤ、クラッチ、リンク等の伝達機構で構成され、前輪2c及び後輪2dを回転させたり、前輪2cに舵角を与えたりする。
車体2は、作業装置3と接続される接続部2iと、作業装置3を昇降させる昇降駆動部2jと、作業装置3をローリングさせるローリング駆動部2kとを備えている。図3に示すように、接続部2iは、上方に配置される上部リンク2mと、左右に配置される一対の下部リンク2n,2pとを備えている。即ち、接続部2iは、三点支持機構である。そして、昇降駆動部2jは、往復動する油圧式のシリンダを備えており、また、ローリング駆動部2kは、往復動する油圧式のシリンダを備えている。
これにより、昇降駆動部2jのシリンダが往復動することによって、作業装置3は、車体2に対して昇降する。また、ローリング駆動部2kのシリンダが往復動することによって、作業装置3は、車体2に対してローリングする。なお、ローリングするとは、前後方向D1回りに揺動(回動)することをいう。図3においては、第4の方向(以下、「ローリング方向」ともいう)D4に揺動することをいう。
車体2は、水平方向に対する車体2の傾斜角度θ1を検出する傾斜角度検出部4と、車体2のローリング角速度ω1を検出するローリング角速度検出部5とを備えている。なお、傾斜角度θ1とは、ローリング方向D4における水平方向(例えば、左右方向D2)との交差角度であり、ローリング角速度ω1とは、ローリング方向D4の角速度ω1である。また、車体2における、傾斜角度検出部4及びローリング角速度検出部5の位置は、特に限定されない。
傾斜角度検出部4は、特に限定されないが、傾斜センサとすることができる。傾斜センサは、例えば、錘の触れ角を電気的に検出したり、封入された液体の液面変位を電気的に検出したりすることで、傾斜角度θ1を検出することができる。これにより、傾斜角度検出部4においては、検出精度が高い、即ち、絶対傾斜角度が検出できる。一方で、検出速度(反応速度)が遅く(例えば、0.5秒)、また、検出値に、慣性力による外乱値(例えば、作業車両1が旋回走行する際に発生する遠心力の影響による外乱値)が含まれる。
ローリング角速度検出部5は、特に限定されないが、ジャイロセンサとすることができる。これにより、ローリング角速度検出部5においては、検出速度(反応速度)が速く(例えば、0.01秒)、また、検出値に、慣性力による外乱値が含まれ難い。
また、車体2は、車体2のヨーイング角速度ω2を検出するヨーイング角速度検出部6を備えている。なお、ヨーイング角速度ω2とは、図3における第5の方向(以下、「ヨーイング方向」ともいう)D5の角速度ω2であり、ヨーイング方向D5とは、上下方向D3回りの方向である。そして、ヨーイングするとは、ヨーイング方向D5に揺動することをいう。
ヨーイング角速度検出部6は、特に限定されないが、ジャイロセンサとすることができる。これにより、ヨーイング角速度検出部6においては、検出速度(反応速度)が速く(例えば、0.01秒)、また、検出値に、慣性力による外乱値が含まれ難い。なお、車体2における、ヨーイング角速度検出部6の位置は、特に限定されない。
図4に示すように、車体2は、作業車両1の車速を検出する車速検出部2qと、前輪2cの舵角を検出する舵角を検出する舵角検出部2rとを備えている。また、作業車両1は、入力装置11で入力された情報や各検出部2q,2r,4〜6で検出された情報に基づいて、車体2及び作業装置3を制御する制御部7を備えている。
車速検出部2qは、特に限定されないが、例えば、走行駆動部2hのギヤの回転速度を検出したり、前輪2cの回転速度を検出したりしてもよい。舵角検出部2rは、特に限定されないが、例えば、走行駆動部2hのリンクの操作量を検出したり、前輪2cの舵角を検出したりしてもよい。
制御部7は、各種情報を記憶する記憶部7aを備えている。また、制御部7は、走行する前に予め、直進経路及び旋回経路を含む走行経路と車速とを設定する走行設定部7bと、走行設定部7bが設定した走行経路及び車速に基づいて、車体2を走行させるために、走行駆動部2hを制御する走行制御部7cとを備えている。
制御部7は、測位観測システム12を経由して、作業車両1(例えば、車体2)の位置を取得する位置取得部7dを備えている。また、制御部7は、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、作業車両1の車速を演算する車速演算部7eと、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、旋回経路を走行中の旋回半径を演算する旋回半径演算部7fとを備えている。特に、車速演算部7eは、旋回経路を走行する直前の車速である旋回直前車速と、旋回経路を走行中の車速である旋回中車速を演算する。
制御部7は、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1、ローリング角速度検出部4が検出したローリング角速度ω1、及びヨーイング角速度検出部6が検出したヨーイング角速度ω2に基づいて、ローリング駆動部2kを制御するローリング制御部8を備えている。なお、制御部7は、例えば、CPU等を備え、車体2の内部に搭載されている。
ローリング制御部8は、旋回経路を走行する際に受ける遠心力を演算する遠心力演算部8aを備えている。また、ローリング制御部8は、傾斜角度検出部4で検出された傾斜角度θ1を補正する傾斜角度補正部8bと、ローリング角速度検出部5で検出されたローリング角速度ω1を補正するローリング角速度補正部8cと、ローリング駆動部2kを制御する駆動制御部8dとを備えている。
遠心力演算部8aは、作業車両1が旋回経路を走行する前に予め、走行設定部7bが設定した旋回経路の旋回半径と車速とに基づいて、旋回経路を走行する際に受ける遠心力を演算する。なお、当該遠心力は、車速の2乗を旋回半径で除することで、算出することができる。
ところで、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、車速演算部7eは、作業車両1の車速を演算している。特に、車速演算部7eは、旋回走行直前の旋回直前車速と、旋回走行中の旋回中車速を演算している。そして、例えば、作業車両1がスリップ等することによって、設定された車速で走行できない場合もあるため、車速演算部7eで演算された車速は、走行設定部7bで設定された車速よりも正確である。
そこで、車速演算部7eが演算した旋回直前車速と走行設定部7bが設定した車速とが、異なる場合に、遠心力演算部8aは、車速演算部7eが演算した旋回直前車速に基づいて、遠心力を演算して更新する。同様に、車速演算部7eが演算した旋回中車速と走行設定部7bが設定した車速とが、異なる場合に、遠心力演算部8aは、車速演算部7eが演算した旋回中車速に基づいて、遠心力を演算して更新する。
また、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、旋回半径演算部7fは、旋回経路を走行中の旋回半径を演算している。そして、旋回半径演算部7fで演算された旋回半径が、走行設定部7bで設定された旋回半径よりも正確である。そこで、旋回半径演算部7fが演算した旋回半径と走行設定部7bが設定した旋回半径とが、異なる場合に、遠心力演算部8aは、旋回半径演算部7fが演算した旋回半径に基づいて、遠心力を演算して更新する。
また、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1は、慣性力による外乱値を含んでいる。したがって、検出した傾斜角度θ1から外乱値を除くことで、正確な傾斜角度θ1が取得できる。そこで、旋回走行により生じる遠心力の外乱値を除くために、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1と遠心力演算部8aが演算した遠心力とに基づいて、傾斜角度補正部8bは、傾斜角度θ1を補正する。
旋回走行時の傾斜角度θ1の補正の方法は、特に限定されない。例えば、傾斜角度補正部8bは、旋回による遠心力による慣性力から、傾斜角度検出部4に与える外乱値を演算して、傾斜角度θ1を補正してもよい。また、例えば、ローリング制御における、傾斜角度θ1の寄与度を補正してもよく、また、例えば、ローリング制御における、傾斜角度θ1の不感帯を補正してもよい。
また、車体2がヨーイングした場合にも、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1に、慣性力による外乱値を含んでいる場合がある。そこで、当該値を除くために、ヨーイング角速度検出部6が検出したヨーイング角速度ω2にも基づいて、傾斜角度補正部8bは、傾斜角度θ1を補正する。
車体2がヨーイングした場合の傾斜角度θ1の補正の方法は、特に限定されない。例えば、傾斜角度補正部8bは、ヨーイングによる慣性力から、傾斜角度検出部4に与える外乱値を演算して、傾斜角度θ1を補正してもよい。また、例えば、ローリング制御における、傾斜角度θ1の寄与度を補正してもよく、また、例えば、ローリング制御における、傾斜角度θ1の不感帯を補正してもよい。
なお、ヨーイング角速度検出部6が検出したヨーイング角速度ω2が、閾値未満である場合には、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1に、ヨーイングすることによる外乱値が殆ど含まれていない。したがって、ヨーイング角速度検出部6が検出したヨーイング角速度ω2が閾値未満である場合に、傾斜角度補正部8bは、ヨーイング角速度ω2をゼロとして、傾斜角度θ1を補正している。
ところで、旋回経路を走行する初期、即ち、直進経路から旋回経路に移行した直後に、遠心力が車体2に急にかかるため、車体2が瞬間的に傾いて戻る場合がある。斯かる場合に、ローリング角速度検出部5の検出値に基づいて、ローリング駆動部2kが駆動すると、作業装置3が過剰に動作して、作業装置3の動作が不安定になる。
同様に、直進経路を走行する初期、即ち、旋回経路から直進経路に移行した直後に、遠心力が車体2に急にかかるため、車体2が瞬間的に傾いて戻る場合がある。斯かる場合に、ローリング角速度検出部5の検出値に基づいて、ローリング駆動部2kが駆動すると、作業装置3が過剰に動作して、作業装置3の動作が不安定になる。
そこで、ローリング角速度補正部8cは、旋回経路を走行する初期と直進経路を走行する初期とに、ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1を補正する。なお、ローリング角速度ω1の補正の方法は、特に限定されない。本実施形態においては、ローリング角速度補正部8cは、ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1をゼロに補正している。
また、旋回経路を走行する初期及び直進経路を走行する初期以外にも、ローリング角速度補正部8cは、ローリング角速度ω1を補正してもよい。例えば、ローリング角速度検出部5が振動をローリング角速度ω1として検出する場合に、ローリング制御における、ローリング角速度ω1の寄与度を補正してもよく、また、例えば、ローリング制御における、ローリング角速度ω1の不感帯を補正してもよい。
駆動制御部8dは、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1とローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1とに基づいて、ローリング駆動部2kを制御している。そして、傾斜角度補正部8bが傾斜角度θ1を補正した場合に、駆動制御部8dは、補正後の傾斜角度θ1に基づいて、ローリング駆動部2kを制御する。また、ローリング角速度補正部8cがローリング角速度ω1を補正した場合に、駆動制御部8dは、補正後のローリング角速度ω1に基づいて、ローリング駆動部2kを制御する。
本実施形態に係る作業車両1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る作業車両1の制御フローについて、図5〜図18を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る作業車両1は、手動運転モードと、自動運転モードとを備えている。そして、自動運転モードは、走行経路及び車速が事前に設定されて完全に自動で走行する完全自動走行モードと、走行経路が事前に設定されて操速部2gで車速を操縦する車速手動走行モードとを備えている。なお、手動運転モードは、操舵部2fで走行経路を操縦し、操速部2gで車速を操縦するモードである。
図5に示すように、入力装置11で自動運転モードが選択された場合に(S1の「Y」)、走行設定部7bが走行経路を設定する(走行経路設定工程S2)。そして、入力装置11で車速自動モード(完全自動走行モード)が選択された場合に(S3の「Y」)、走行設定部7bが車速を設定し(車速設定工程S4)、完全自動走行工程(S5)が行われる。反対に、入力装置11で車速手動モード(車速手動走行モード)が選択された場合に(S3の「N」)、車速手動走行工程(S6)が行われる。
<走行経路設定工程S2>
まず、走行経路設定工程(図5のS2)の詳細について、図6〜図8を参照しながら説明する。
図6及び図7に示すように、圃場S1が入力される(S2a)。図7(図8も同様)は、例えば、入力装置11に表示される画面を示している。例えば、作業車両1が圃場S1の外縁に沿って走行することで、圃場S1が入力されてもよい。そして、例えば、入力装置11が操作されることで、作業を行う作業領域S2が入力される(S2b)。
その後、例えば、入力装置11が操作されることで、車両情報(例えば、車長、車幅、作業幅等)の情報が入力され(S2c)、そして、作業条件(例えば、作業装置3の種類、作業領域S2の状況(凹凸が多い、スリップし易い、過去の作業履歴)等)の情報が入力される(S2d)。なお、斯かる作業条件の情報に基づいて、補正係数等が設定されていたり演算されたりすることで、当該補正係数が、後述するさまざまな演算や制御に用いられてもよい。
そして、入力装置11が操作されることで、作業を開始する開始位置P1が入力される(S2e)。このように、必要な情報が全て入力されると、走行設定部7bは、図8に示すように、直進経路L1と旋回経路L2とを含む走行経路を演算し設定する(S2f)。なお、入力装置11が操作されることで、走行設定部7bで設定された走行経路が変更されてもよい。
図8において、点P2は、作業を終了する終了位置P2である。経路L1aは、旋回経路L2を走行する直前の旋回直前部L1aであり、例えば、旋回経路L2の開始位置から手前2メートルまでの範囲の部分である。経路L2aは、旋回経路L2を走行する初期の旋回初期部L2aであり、例えば、旋回経路L2の開始位置から奥2メートルまでの範囲の部分である。
経路L2bは、旋回経路L2を走行する終期の旋回終期部L2bであり、例えば、旋回経路L2の終了位置から手前2メートルまでの範囲の部分である。経路L1bは、旋回経路L2の後に直進経路L1を走行する初期の直進初期部L1bであり、例えば、直進経路L1の開始位置から奥2メートルまでの範囲の部分である。
なお、入力装置11で車速自動モード(完全自動走行モード)が選択された場合には(図5のS3の「Y」)、走行設定部7bは、それぞれの直進経路L1及び旋回経路L2ごとに、車速を設定する(図5のS4)。なお、入力装置11が操作されることで、走行設定部7bで設定された車速が変更されてもよい。
<完全自動走行工程S5>
完全自動走行工程(図5のS5)の詳細について、図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、作業車両1は、設定された走行経路及び車速に基づいて、走行する(走行制御工程S11〜S13)。具体的には、車速検出部2qが車速を検出し(S11)、舵角検出部2rが舵角を検出し(S12)、走行制御部7cが、設定された走行経路及び車速と検出された車速及び舵角とに基づいて、エンジン2b及び走行駆動部2hを制御する(S13)。具体的には、走行制御部7cは、設定された車速及び走行経路の通りに走行するように、車速及び舵角を制御している。
そして、作業車両1が走行する際に、ローリング制御部8は、ローリング駆動部2kを制御することによって、作業装置3を水平に維持する(ローリング制御工程S14)。これらの走行制御工程(S11〜S13)とローリング制御工程(S14)とは、フィードバック制御されるように、作業車両1の走行が終了するまで繰り返される(S15の「N」)。なお、当該フィードバック制御は、走行が完了することで、終了される(S15の「Y」)。
<ローリング制御工程S14>
ローリング制御工程(図9のS14)の詳細について、図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、旋回走行時に受ける遠心力がまだ演算されていない場合には(S21の「N」)、遠心力演算部8aは、設定された旋回経路L2の旋回半径と車速とに基づいて、事前に遠心力を演算する(S22)。なお、事前の遠心力の演算(S22)は、作業車両1の走行が開始される前に行われてもよく、遅くとも旋回直前部L1aを走行する前までに行われる。
そして、傾斜角度検出部4が、傾斜角度θ1を検出する(S23)。その後、傾斜角度補正部8bは、旋回走行時の遠心力に基づいて、傾斜角度θ1を補正すると共に(第1傾斜角度補正工程S24)、ヨーイング角速度検出部6が検出するヨーイング角速度ω2に基づいて、傾斜角度θ1を補正する(第2傾斜角度補正工程S25)。これにより、慣性力による外乱値が含まれた傾斜角度θ1を検出した場合には、慣性力による外乱値を除いた傾斜角度θ1が取得できる。
そして、ローリング角速度検出部5がローリング角速度ω1を検出し(S26)、ローリング角速度補正部8cは、旋回初期部L2a及び旋回終期部L2bの走行時に、ローリング角速度ω1を補正する(ローリング角速度補正工程S27)。これにより、慣性力による外乱値が含まれたローリング角速度ω1を検出した場合には、慣性力による外乱値を除いたローリング角速度ω1が取得できる。
そして、駆動制御部8dが、検出された又は補正後の傾斜角度θ1と、検出された又は補正後のローリング角速度ω1とに基づいて、ローリング駆動部2kを制御している(S28)。このように、検出精度が高い傾斜角度θ1と検出速度が速いローリング角速度ω1との両方が、制御に用いられているため、作業装置3を水平に維持することができる。
<第1傾斜角度補正工程S24>
第1傾斜角度補正工程(図10のS24)の詳細について、図11〜図13を参照しながら説明する。
図11に示すように、作業車両1が旋回直前部L1aを走行する際に(S31の「Y」)、旋回直前補正工程(S32)が行われ、作業車両1が旋回経路L2を走行している際に(S33の「Y」)、旋回中補正工程(S34)が行われる。なお、それ以外の際(S31の「N」及びS33の「N」)、例えば、作業車両1が、旋回直前部L1a以外の直線経路L1を走行する際には、傾斜角度θ1は、補正されない(S35)。
図12に示すように、旋回直前補正工程(S32)においては、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、車速演算部7eは、車速を演算する(S32a)。そして、演算された車速が、設定された車速(図5のS4参照)と同じ場合には(S32bの「Y」)、傾斜角度補正部8bは、事前に演算された遠心力(図10のS22参照)に基づいて、旋回初期部L2a走行時の傾斜角度θ1を補正する(S32d)。
反対に、演算された車速が、設定された車速と異なる場合には(S32bの「N」)、遠心力演算部8aは、演算された車速と設定された旋回半径(図5のS2参照)とに基づいて、遠心力を演算して更新する(S32c)。斯かる場合には、傾斜角度補正部8bは、更新された遠心力に基づいて、旋回初期部L2a走行時の傾斜角度θ1を補正する(S32d)。
また、図13に示すように、旋回中補正工程(S34)においては、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、車速演算部7eは、車速を演算する(S34a)。そして、演算された車速が、設定された車速(図5のS4参照)と同じ場合には(S34bの「Y」)、事前に演算された遠心力(図10のS22参照)が維持され、反対に、演算された車速が、設定された車速と異なる場合には(S34bの「N」)、遠心力演算部8aは、演算された車速と設定された旋回半径(図5のS2参照)とに基づいて、遠心力を演算して更新する(S34c)。
そして、当該遠心力が第1遠心力として記憶された後、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、旋回半径演算部7fは、旋回半径を演算する(S34d)。そして、演算された旋回半径が、設定された旋回半径と同じ場合には(S34eの「Y」)、記憶された第1遠心力が維持され、反対に、演算された旋回半径が、設定された旋回半径と異なる場合には(S34eの「N」)、遠心力演算部8aは、演算された旋回半径に基づいて、遠心力を演算して更新する(S34f)。
そして、当該遠心力が第2遠心力として記憶された後、傾斜角度補正部8bは、記憶された第2遠心力に基づいて、旋回走行時の傾斜角度θ1を補正する(S34g)。このようにして、旋回走行時の遠心力による外乱値が含まれた傾斜角度θ1から、遠心力による外乱値を除いた傾斜角度θ1が取得できる。
<第2傾斜角度補正工程S25>
第2傾斜角度補正工程(図10のS25)の詳細について、図14を参照しながら説明する。
図14に示すように、ヨーイング角速度検出部6が、ヨーイング角速度ω2を検出する(S25a)。そして、ヨーイング角速度ω2が閾値以上である場合には(S25bの「Y」)、慣性力による外乱値が傾斜角度θ1に含まれているため、傾斜角度補正部8bは、ヨーイング角速度ω2に基づいて、傾斜角度θ1を補正する(S25c)。
このようにして、ヨーイング時の慣性力による外乱値が含まれた傾斜角度θ1から、慣性力による外乱値を除いた傾斜角度θ1が取得できる。なお、反対に、ヨーイング角速度ω2が閾値未満である場合には(S25bの「N」)、慣性力による外乱値が傾斜角度θ1に殆んど含まれていないため、傾斜角度θ1は、補正されない(S25d)。
<ローリング角速度補正工程S27>
ローリング角速度補正工程(図10のS27)の詳細について、図15を参照しながら説明する。
図15に示すように、作業車両1が旋回初期部L2aを走行する際に(S27aの「Y」)、及び、作業車両1が直進初期部L1bを走行する際に(S27bの「Y」)、ローリング角速度補正部8cは、ローリング角速度ω1を補正する(S27c)。具体的には、ローリング角速度補正部8cは、ローリング角速度ω1をゼロに補正する。
これにより、制御不要な車体2のローリング動作を、無視することができる。なお、作業車両1が旋回初期部L2a及び直進初期部L1b以外を走行する際に(S27aの「N」且つS27bの「N」)、例えば、作業車両1が、旋回経路L2のうち、旋回初期部L2aよりも後の部分や、直進経路L1のうち、直進初期部L1bよりも後の部分を走行する際に、ローリング角速度ω1は、補正されない(S27d)。
<車速手動走行工程S6>
次に、車速手動走行工程(図5のS6)について説明する。車速手動走行工程(S6)は、上述の完全自動走行工程(S5)に対して、車速が事前に設定されていない点で相違している。そこで、車速手動走行工程(S6)のうち、完全自動走行工程(S5)と異なる制御についてのみ説明し、その他の同じ制御は、説明を繰り返さない。
図16に示すように、車速手動走行工程(S6)は、完全自動走行工程(S5)に対して、走行制御工程(図9のS11〜S13参照)で異なっている。以下に、車速手動走行工程(S6)の走行制御工程(S11〜S13z)について説明する。
走行制御工程(S11〜S13z)においては、車速検出部2qが車速を検出し(S11)、舵角検出部2rが舵角を検出し(S12)、走行制御部7cは、設定された走行経路と検出された車速及び舵角に基づいて、エンジン2b及び走行駆動部2hを制御する(S13z)。
このとき、車速が操速部2gで制御されるため、走行制御部7cは、検出された車速及び舵角に基づいて、走行経路上の現在位置を演算し、設定された走行経路の通りに走行するように、舵角を制御している。なお、現在位置は、位置取得部7dが演算した位置を用いてもよい。
また、車速手動走行工程(S6)は、完全自動走行工程(S5)に対して、ローリング制御工程(図9及び図10のS14参照)で異なっている。具体的には、第1傾斜角度補正工程(図10及び図11のS24参照)の、旋回直前補正工程(図11及び図12のS32参照)と旋回中補正工程(図11及び図13のS34参照)とが異なっている。以下に、車速手動走行工程(S6)の旋回直前補正工程(S32z)と旋回中補正工程(S34z)とについて説明する。
図17に示すように、旋回直前補正工程(S32z)においては、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、車速演算部7eは、車速を演算し(S32a)、その後、遠心力演算部8aは、演算された車速と設定された旋回半径(図5のS2参照)とに基づいて、遠心力を演算する(S32c)。そして、傾斜角度補正部8bは、演算された遠心力に基づいて、旋回初期部L2a走行時の傾斜角度θ1を補正する(S32d)。
また、図18に示すように、旋回中補正工程(S34z)においては、位置取得部7dが取得した位置に基づいて、車速演算部7eは、車速を演算し(S34a)、その後、遠心力演算部8aは、演算された車速と設定された旋回半径(図5のS2参照)に基づいて、遠心力を演算する(S34c)。そして、当該遠心力が第1遠心力として記憶された後、完全自動走行工程(S5)と同様の制御(S34d〜S34g)が行われる。
なお、図9〜図18を参照して説明した各工程の順番は、特に限定されない。例えば、走行制御工程(S11〜S13,S13z)とローリング制御工程(S14,S14z)の順番が反対でもよい。また、例えば、第1傾斜角度補正工程(S24)、第2傾斜角度補正工程(S25)、ローリング角度補正工程(S27)の順番は、上述した順番と異なっていてもよい。また、複数の工程が、一つの工程とされてもよい。例えば、第1傾斜角度補正工程(S24)と第2傾斜角度補正工程(S25)とは、一つの工程とされてもよい。
以上より、本実施形態に係る作業車両1は、走行する車体2と、前記車体2にローリング可能に接続される作業装置3と、前記車体2及び前記作業装置3を制御する制御部7と、を備え、前記車体2は、前記作業装置3をローリングさせるローリング駆動部2kを備え、前記車体2又は前記作業装置3(本実施形態においては、車体2)は、水平方向に対する自身の傾斜角度θ1を検出する傾斜角度検出部4を備え、前記制御部7は、走行する前に予め、直進経路L1と旋回経路L2とを含む走行経路を設定する走行設定部7bと、前記走行設定部7bが設定した走行経路に基づいて、前記車体2を走行させる走行制御部7cと、前記傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1に基づいて、前記ローリング駆動部2kを制御するローリング制御部8と、を備え、前記ローリング制御部8は、旋回経路L2を走行する前に予め、前記走行設定部7bが設定した旋回経路L2の旋回半径と、特定した車速とに基づいて、旋回経路L2を走行する際に受ける遠心力を演算する遠心力演算部8aと、前記傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1と前記遠心力演算部8aが演算した遠心力とに基づいて、傾斜角度θ1を補正する傾斜角度補正部8bと、前記傾斜角度補正部8bが傾斜角度θ1を補正した場合に、補正後の傾斜角度θ1に基づいて、前記ローリング駆動部2kを制御する駆動制御部8dと、を備える。
斯かる構成によれば、走行設定部7bは、走行する前に予め、直進経路L1と旋回経路L2とを含む走行経路を設定している。これにより、旋回経路L2を走行する前に、旋回半径が特定できる。そこで、遠心力演算部8aは、旋回経路L2を走行する前に予め、旋回経路L2の旋回半径と、特定した車速とに基づいて、旋回経路L2を走行する際に受ける遠心力を演算する。
そして、傾斜角度補正部8bは、演算した遠心力に基づいて、傾斜角度θ1を補正し、駆動制御部8dは、補正後の傾斜角度θ1に基づいて、ローリング駆動部2kを制御する。これにより、傾斜角度θ1を遅れることなく適切なタイミングで補正することができるため、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記走行設定部7bは、走行経路だけでなく、車速も設定し、前記走行制御部7cは、前記走行設定部7bが設定した走行経路及び車速に基づいて、前記車体2を走行させ、前記制御部7は、測位観測システム12を経由して、前記作業車両1の位置を取得する位置取得部7dと、前記位置取得部7dが取得した位置に基づいて、車速を演算する車速演算部7eと、を備え、前記車速演算部7eは、旋回経路L2を走行する直前の車速である旋回直前車速を演算し、前記遠心力演算部8aは、前記車速演算部7eが演算した旋回直前車速と前記走行設定部7bが設定した車速とが異なる場合に、前記車速演算部7eが演算した旋回直前車速に基づいて、遠心力を演算して更新する、という構成である。
斯かる構成によれば、車速演算部7eが演算した旋回直前車速と、走行設定部7bが設定した車速とが異なる場合に、演算した旋回直前車速が採用されて、遠心力が演算されて更新されることになる。これにより、遠心力が正確に演算されるため、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記車速演算部7eは、旋回経路L2を走行中の車速である旋回中車速を演算し、前記遠心力演算部8aは、前記車速演算部7eが演算した旋回中車速と前記走行設定部7bが設定した車速とが異なる場合に、前記車速演算部7eが演算した旋回中車速に基づいて、遠心力を演算して更新する、という構成である。
斯かる構成によれば、車速演算部7eが演算した旋回中車速と、走行設定部7bが設定した車速とが異なる場合に、演算した旋回中車速が採用されて、遠心力が演算されて更新されることになる。これにより、遠心力が正確に演算されるため、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記制御部7は、測位観測システム12を経由して、前記作業車両1の位置を取得する位置取得部7dと、前記位置取得部7dが取得した位置に基づいて、旋回経路L2を走行中の旋回半径を演算する旋回半径演算部7fと、を備え、前記遠心力演算部8aは、前記旋回半径演算部7fが演算した旋回半径と前記走行設定部7bが設定した旋回半径とが異なる場合に、前記旋回半径演算部7fが演算した旋回半径に基づいて、遠心力を演算して更新する、という構成である。
斯かる構成によれば、旋回半径演算部7fが演算した旋回半径と、走行設定部7bが設定した旋回半径とが異なる場合に、演算した旋回半径が採用されて、遠心力が演算されて更新されることになる。これにより、遠心力が正確に演算されるため、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1は、前記車体2又は前記作業装置3(本実施形態においては、車体2)は、自身のローリング角速度ω1を検出するローリング角速度検出部5を備え、前記駆動制御部8dは、前記ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1にも基づいて、前記ローリング駆動部2kを制御する、という構成である。
斯かる構成によれば、検出精度が高い傾斜角度検出部4だけでなく、検出速度が速いローリング角速度検出部5を用いて、ローリング駆動部2kが制御されている。これにより、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記ローリング制御部8は、旋回経路L2を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1を補正するローリング角速度補正部8cを備え、前記駆動制御部8dは、前記ローリング角速度補正部8cがローリング角速度ω1を補正した場合に、補正後のローリング角速度ω1に基づいて、前記ローリング駆動部2kを制御する、という構成である。
斯かる構成によれば、旋回経路L2を走行する初期に、ローリング角速度検出部5が、正確な値を検出できない場合があることに対して、ローリング角速度補正部8cは、旋回経路L2を走行する初期に、ローリング角速度ω1を補正する。これにより、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記ローリング角速度補正部8cは、旋回経路L2を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1をゼロに補正する、という構成である。
斯かる構成によれば、ローリング角速度ω1の補正を容易な制御にすることができる。これにより、制御を簡素化できる一方で、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記ローリング制御部8は、旋回経路L2の後に直進経路L1を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1を補正するローリング角速度補正部8cを備え、前記駆動制御部8dは、前記ローリング角速度補正部8cがローリング角速度ω1を補正した場合に、補正後のローリング角速度ω1に基づいて、前記ローリング駆動部2kを制御する、という構成である。
斯かる構成によれば、旋回経路L2の後に直進経路L1を走行する初期に、ローリング角速度検出部5が、正確な値を検出できない場合があることに対して、ローリング角速度補正部8cは、旋回経路L2の後に直進経路L1を走行する初期に、ローリング角速度ω1を補正する。これにより、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記ローリング角速度補正部8cは、旋回経路L2の後に直進経路L1を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部5が検出したローリング角速度ω1をゼロに補正する、という構成である。
斯かる構成によれば、ローリング角速度ω1の補正を容易な制御にすることができる。これにより、制御を簡素化できる一方で、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記車体2は、自身のヨーイング角速度ω2を検出するヨーイング角速度検出部6を備え、前記傾斜角度補正部8bは、前記ヨーイング角速度検出部6が検出したヨーイング角速度ω2にも基づいて、傾斜角度θ1を補正する、という構成である。
斯かる構成によれば、ヨーイング角速度ω2が発生した場合に、傾斜角度検出部4が正確な値を検出できない場合があるため、傾斜角度補正部8bは、ヨーイング角速度ω2にも基づいて、傾斜角度θ1を補正している。これにより、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る作業車両1においては、前記傾斜角度補正部8bは、前記ヨーイング角速度検出部6が検出したヨーイング角速度ω2が閾値未満である場合に、ヨーイング角速度ω2をゼロとして、傾斜角度θ1を補正する、という構成である。
斯かる構成によれば、ヨーイング角速度ω2が閾値未満である場合に、傾斜角度検出部4の検出精度に殆ど影響がないため、傾斜角度補正部8bは、ヨーイング角速度ω2をゼロとして、傾斜角度θ1を補正している。これにより、制御を簡素化できる一方で、ローリング駆動部2kを適切に制御することができる。
なお、作業車両1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、作業車両1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係る作業車両1においては、傾斜角度検出部4は、車体2に備えられている、という構成である。しかしながら、作業車両1は、斯かる構成に限られない。例えば、傾斜角度検出部4は、作業装置3に備えられている、という構成でもよい。
(2)また、上記実施形態に係る作業車両1においては、ローリング角速度検出部5は、車体2に備えられている、という構成である。しかしながら、作業車両1は、斯かる構成に限られない。例えば、ローリング角速度検出部5は、作業装置3に備えられている、という構成でもよい。
(3)また、作業車両1は、上記実施形態に係る全ての工程を含んでいなくてもよい。具体的には、作業車両1は、少なくとも以下のa)〜c)の工程を含んでいればよい。
a)遠心力演算部8aが、旋回経路L2を走行する前に予め、前記走行設定部7bが設定した旋回経路L2の旋回半径と特定した車速とに基づいて、旋回経路L2を走行する際に受ける遠心力を演算する工程
b)傾斜角度補正部8bが、傾斜角度検出部4が検出した傾斜角度θ1と遠心力演算部8aが演算した遠心力とに基づいて、傾斜角度θ1を補正する工程
c)駆動制御部8dが、傾斜角度補正部8bが傾斜角度θ1を補正した場合に、補正後の傾斜角度θ1に基づいて、ローリング駆動部2kを制御する工程
1…作業車両、2…車体、2a…ボディ、2b…エンジン、2c…前輪、2d…後輪、2e…座席、2f…操舵部、2g…操速部、2h…走行駆動部、2i…接続部、2j…昇降駆動部、2k…ローリング駆動部、2m…上部リンク、2n…下部リンク、2p…下部リンク、2q…車速検出部、2r…舵角検出部、3…作業装置、4…傾斜角度検出部、5…ローリング角速度検出部、6…ヨーイング角速度検出部、7…制御部、7a…記憶部、7b…走行設定部、7c…走行制御部、7d…位置取得部、7e…車速演算部、7f…旋回半径演算部、8…ローリング制御部、8a…遠心力演算部、8b…傾斜角度補正部、8c…ローリング角速度補正部、8d…駆動制御部、10…自動走行システム、11…入力装置、12…測位観測システム、13…基準局、14…測位衛星、D1…前後方向、D2…左右方向、D3…上下方向、D4…ローリング方向、D5…ヨーイング方向、L1…直進経路、L1a…旋回直前部、L1b…直進初期部、L2…旋回経路、L2a…旋回初期部、L2b…旋回終期部、P1…開始位置、P2…終了位置、S1…圃場、S2…作業領域、θ1…傾斜角度、ω1…ローリング角速度、ω2…ヨーイング角速度

Claims (11)

  1. 走行する車体と、
    前記車体にローリング可能に接続される作業装置と、
    前記車体及び前記作業装置を制御する制御部と、を備え、
    前記車体は、前記作業装置をローリングさせるローリング駆動部を備え、
    前記車体又は前記作業装置は、水平方向に対する自身の傾斜角度を検出する傾斜角度検出部を備え、
    前記制御部は、
    走行する前に予め、直進経路と旋回経路とを含む走行経路を設定する走行設定部と、
    前記走行設定部が設定した走行経路に基づいて、前記車体を走行させる走行制御部と、
    前記傾斜角度検出部が検出した傾斜角度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御するローリング制御部と、を備え、
    前記ローリング制御部は、
    旋回経路を走行する前に予め、前記走行設定部が設定した旋回経路の旋回半径と、特定した車速とに基づいて、旋回経路を走行する際に受ける遠心力を演算する遠心力演算部と、
    前記傾斜角度検出部が検出した傾斜角度と前記遠心力演算部が演算した遠心力とに基づいて、傾斜角度を補正する傾斜角度補正部と、
    前記傾斜角度補正部が傾斜角度を補正した場合に、補正後の傾斜角度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御する駆動制御部と、を備える、作業車両。
  2. 前記走行設定部は、走行経路だけでなく、車速も設定し、
    前記走行制御部は、前記走行設定部が設定した走行経路及び車速に基づいて、前記車体を走行させ、
    前記制御部は、
    測位観測システムを経由して、前記作業車両の位置を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部が取得した位置に基づいて、車速を演算する車速演算部と、を備え、
    前記車速演算部は、旋回経路を走行する直前の車速である旋回直前車速を演算し、
    前記遠心力演算部は、前記車速演算部が演算した旋回直前車速と前記走行設定部が設定した車速とが異なる場合に、前記車速演算部が演算した旋回直前車速に基づいて、遠心力を演算して更新する、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記車速演算部は、旋回経路を走行中の車速である旋回中車速を演算し、
    前記遠心力演算部は、前記車速演算部が演算した旋回中車速と前記走行設定部が設定した車速とが異なる場合に、前記車速演算部が演算した旋回中車速に基づいて、遠心力を演算して更新する、請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記制御部は、
    測位観測システムを経由して、前記作業車両の位置を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部が取得した位置に基づいて、旋回経路を走行中の旋回半径を演算する旋回半径演算部と、を備え、
    前記遠心力演算部は、前記旋回半径演算部が演算した旋回半径と前記走行設定部が設定した旋回半径とが異なる場合に、前記旋回半径演算部が演算した旋回半径に基づいて、遠心力を演算して更新する、請求項1〜3の何れか1項に記載の作業車両。
  5. 前記車体又は前記作業装置は、自身のローリング角速度を検出するローリング角速度検出部を備え、
    前記駆動制御部は、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度にも基づいて、前記ローリング駆動部を制御する、請求項1〜4の何れか1項に記載の作業車両。
  6. 前記ローリング制御部は、旋回経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度を補正するローリング角速度補正部を備え、
    前記駆動制御部は、前記ローリング角速度補正部がローリング角速度を補正した場合に、補正後のローリング角速度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御する、請求項5に記載の作業車両。
  7. 前記ローリング角速度補正部は、旋回経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度をゼロに補正する、請求項6に記載の作業車両。
  8. 前記ローリング制御部は、旋回経路の後に直進経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度を補正するローリング角速度補正部を備え、
    前記駆動制御部は、前記ローリング角速度補正部がローリング角速度を補正した場合に、補正後のローリング角速度に基づいて、前記ローリング駆動部を制御する、請求項5〜7の何れか1項に記載の作業車両。
  9. 前記ローリング角速度補正部は、旋回経路の後に直進経路を走行する初期に、前記ローリング角速度検出部が検出したローリング角速度をゼロに補正する、請求項8に記載の作業車両。
  10. 前記車体は、自身のヨーイング角速度を検出するヨーイング角速度検出部を備え、
    前記傾斜角度補正部は、前記ヨーイング角速度検出部が検出したヨーイング角速度にも基づいて、傾斜角度を補正する、請求項1〜9の何れか1項に記載の作業車両。
  11. 前記傾斜角度補正部は、前記ヨーイング角速度検出部が検出したヨーイング角速度が閾値未満である場合に、ヨーイング角速度をゼロとして、傾斜角度を補正する、請求項10に記載の作業車両。
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