JP5330382B2 - 船舶のラダーホーン支持型二重反転推進装置 - Google Patents

船舶のラダーホーン支持型二重反転推進装置 Download PDF

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Description

本発明は、船舶のラダーホーン支持型二重反転推進装置に関する。
推進装置は、水上船舶又は潜水艦などを特定の速度で運航するとき、その対象を前進させる推進力を発生する装置である。
一般に、従来の推進装置は、船舶の特性及び使用目的に応じて多様な形態で用いられており、最も基本的かつ一般的に用いられる形態としては、スクリュープロペラシステムが挙げられる。
代表的なスクリュープロペラシステムには固定ピッチプロペラシステムがある。
図1を参照すると、固定ピッチプロペラシステム1は、その回転シャフトと連結されるハブ部分にブレードが一体的に固定されており、エンジンに連結された前記回転シャフトが回転する場合、前記ハブとブレードが同時に回転することが示されている。
このとき、回転するブレードの周囲の流れにより、ブレードの表面で圧力の変化が生じて船舶の前進方向に推力が発生する。その船舶の速度は、プロペラの回転数(1分間当たりの回転数)を調節して連続的に変化させることができる。
しかし、従来の固定ピッチプロペラシステム1は、螺旋状の流線を発生させ、プロペラ後流4aが収縮する形状をなし、これによるプロペラの効率低下が結局、船舶の推力の低下として現れる。
具体的には、従来の固定ピッチプロペラシステム1は、推力2の方向に対して垂直な方向に渦巻状の渦流のようなスワール流動3aを発生させるため、エネルギーの損失をもたらし、推力効率をいくらか低下させてしまうという短所を有する。
一方、スクリュープロペラには前述の短所を改善し効率改善のために考案された二重反転プロペラシステムがある。
図2を参照すると、従来の二重反転プロペラシステム5は、同一軸上にて互いに反対方向に回転する2つのプロペラを装着する形態であって、二重構造のプロペラシャフトを有する複雑な構造の動力伝達システム6を用いている。
例えば、プロペラシャフトは、中空軸部材と、該中空軸部材の内部に挿入された中実軸部材とからなる。大型の前方プロペラは中空軸部材のハブに取り付けられて外側で正回転するのに対し、内側に位置する小型の後方プロペラは中実軸部材のハブに取り付けられて逆回転する。
このような前方プロペラと逆回転する後方プロペラの流体力学的な作用は、スワール流動を最小限にしてエネルギーを回収するので、推力2をエネルギーの回収量3bの分増加させる効果をもたらす。
従来の二重反転プロペラシステムは、プロペラが互いに反対方向に回転してトルクバランスを取れるため、直進性が要求される魚雷の推進装置として広く用いられ、また一般の商船でも推力効率の向上が確認されている。
しかし、前述したように、従来の二重反転プロペラシステムは、二重構造のプロペラシャフト、関連する動力伝達システム、及び一般の商船に用いるには経済的ではない非常に高価な特殊な逆回転装置を必要とするため、このようなシステムの複雑さ及び過度の製造費用のために従来の二重反転プロペラシステムを使用するには多くの制限がある。
更に、従来の二重反転プロペラは、依然としてプロペラ後流4bが収縮する形状を維持し、これによるプロペラの効率低下及び船舶の推力効率の低下という問題点を有している。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、船舶のラダーホーンを遊星ギアセットの支持基盤として用いて、前方プロペラと後方プロペラを互いに反対方向に同時に回転させることができるシンプルな動力伝達構造を提供することができる船舶のラダーホーンに支持される二重反転プロペラシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、楕円形状のラダーホーンを用いることによる流体力学的な作用を利用してプロペラ後流の収縮を防止して船舶の推力効率を向上させることができる船舶のラダーホーンに支持される二重反転プロペラシステムを提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の一態様によれば、船舶のラダーホーンとエンジン出力側のシャフト支持部との間に設置された二重反転プロペラシステムであって、前記ラダーホーン及び前記シャフト支持部のそれぞれによって回転可能に支持されたプロペラシャフトと、前記プロペラシャフトに固定された前方プロペラと、前記ラダーホーンに取り付けられ、前記プロペラシャフトに連結された反転ギアセットと、前記反転ギアセットに連結され、前記ラダーホーンと前記前方プロペラとの間に配置された後方プロペラとを含むことを特徴とする船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムが提供される。
本発明に係る船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムによれば、プロペラの反転によってスワール流動を最小限にしてエネルギーを回収するという有利な効果を奏すると共に、遊星ギアセットをラダーホーンに設置してそれぞれのプロペラへの動力伝達構造を簡素化し、更に楕円形状のラダーホーンを用いることによる流体力学的な作用を利用してプロペラ後流の収縮を防止して更に船舶の推力効率を向上させるという効果を奏する。
従来の固定ピッチプロペラシステムの概略図である。 従来の二重反転プロペラシステムの概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムの側面図である。 図3に示す円Aの拡大断面図である。 図4に示す遊星ギアセットのC−C線に沿った断面の概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムの側面図である。 図6に示すベベルギアセットのD−D線に沿った断面の概略図である。
以下、添付の図3〜図7を参照して本発明の好適な実施形態による船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の一実施形態に係る船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムの側面図であり、図4は、図3に示す円Aの拡大断面図であり、図5は、図4に示す遊星ギアセットのC−C線に沿った断面の概略図である。
図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係る二重反転プロペラシステム100は、船舶のラダーホーンに支持されており、反転ギアセットとして遊星ギアセットを採用することによって、高価な特殊な逆回転ギア及び同一軸上にてプロペラのような複数の推進装置を同時に回転させるための長軸の中空軸部材の取り付けなどの問題を解消又は防止するように設計されている。
第1の実施形態に係る二重反転プロペラシステム100のラダー11は、船体10の船尾側の船底面から垂直に下方へ突出した構造物であって、船体10に固定された翼型の本体内部のラダーストックに回動可能に連結された方向舵11aと、前記翼型の本体の前縁の中間部位で楕円形状を有するラダーホーン11bとを有する。
第1の実施形態に係る二重反転プロペラシステム100は、反転ギアセットとして正回転の入力に応じて逆回転の出力を発生させる遊星ギアセット110がラダーホーン11bに取り付けられており、前方プロペラ20と後方プロペラ30とが互いに逆回転、即ち、反転するように構成する。
このとき、第1の実施形態に係る二重反転プロペラシステム100は、プロペラ20、30の反転によってスワール流動を最小限にしてエネルギーを回収する効果を発揮すると共に、それぞれのプロペラ20、30への動力伝達構造を簡素化させ、更に、楕円形状のラダーホーン11bを用いることによる流体力学的な作用を利用してプロペラ後流の収縮を防止して更に船舶の推力効率を向上させるようになっている。
遊星ギアセット110は、少数のギア要素及び狭い設置空間のみを必要とするので、逆回転を安定して提供するために遊星ギアセット110を小型のラダーホーン11b内に設置することもできる。
一方、船体10の船尾側の船底面においてラダー11の前方側には、船舶のエンジンから延在する1つのプロペラシャフト40がシャフト支持部41によって支持されており、このとき、シャフト支持部41は船体10の船底面から延在する補強フレーム42によって支持される。
プロペラシャフト40は、ラダーホーン11bの遊星ギアセット110に連結される。
この場合、第1の実施形態に係る二重反転プロペラシステム100の後方プロペラ30は、プロペラシャフト40に連結されている必要がなく、遊星ギアセット110を介してラダーホーン11bに回転可能に支持されるので、後方プロペラ30は、このような簡素化した動力伝達構造を通じて逆回転に必要な動力の伝達を受けることができる。
更に、半楕円形状のラダーホーン11bによる流体力学的な作用を利用するために、前方プロペラ20のハブ21と後方プロペラ30のハブ31は、ラダーホーン11bの半楕円形状に相当する流線形のもう1つの半楕円形状を有することが好ましい。
1つの楕円形状に関して、ラダーホーン11bが第1の半楕円形状を形成し、前方プロペラ20のハブ21及び後方プロペラ30のハブ31は順に前記1つの楕円形状の残りの半分である第2の半楕円形状を2分割してそれぞれ形成することが好ましい。
この場合、領域Lにおけるプロペラ後流は、ラダーホーン11bの周囲に広がるため、プロペラ後流の収縮を防止して船舶の推力効率を向上させることができる。
以下、第1の実施形態に係る二重反転プロペラシステム100の動力伝達構造の構成について具体的且つ詳細に説明する。
図4及び図5に示すように、プロペラシャフト40は、従来の船舶用エンジンに連結されて回転される要素であって、そのエンジン出力側においてシャフト支持部41を介して遊星ギアセット110に連結され、更にシャフトベアリング50まで延在している。
前方プロペラ20のハブ21は、シャフト支持部41の出口の外側に配置されたプロペラシャフト40に固定されてプロペラシャフト40と同時に回転することができる。
プロペラシャフト40は、前方プロペラ20のハブ21から突出するよう延在し、後方プロペラ30の中心軸線に沿って後方プロペラ30のハブ31を貫通した後、遊星ギアセット110の太陽ギア112に軸結合される。
更に、太陽ギア112を通過したプロペラシャフト40は、ラダーホーン11bのギアハウジング111を貫通して、ギアハウジング111の外側に配列された複数のシャフトベアリング50に連結されて回転可能に支持される。
遊星ギアセット110は、ラダーホーン11bに搭載されたギアハウジング111と、前記ギアハウジング111内部の中心に回転可能に配置された入力側の太陽ギア112と、太陽ギア112の周囲且つそれぞれのピニオンシャフト115の周囲に配置され、太陽ギア112とギア結合された複数の第1遊星ギア113と、それぞれのピニオンシャフト115と回転可能に係合することにより太陽ギア112と第1遊星ギア113との間の係合を維持し、少なくとも第1遊星ギア113をギアハウジング111の内部でそれぞれ回転可能に拘束する遊星ギアキャリア114と、第1遊星ギア113から遊星ギアキャリア114を通過するように延在するそれぞれのピニオンシャフト115の端部に固定された複数の第2遊星ギア116と、第2遊星ギア116とギア結合された出力側のリングギア117とを含む。
本発明の第1の実施形態では、リングギア117は、後方プロペラ30のハブ31の一側に設置されることが好ましい。
更に、遊星ギアキャリア114は、第1遊星ギア113と第2遊星ギア116との間のピニオンシャフト115を複数のピニオンベアリングで回転可能に拘束することが好ましく、また遊星ギアキャリア114は、固定ピン又はボルトなどを用いてギアハウジング111の内部に固定されていることが好ましい。
後方プロペラ30のハブ31のもう一方の側(他側)の内周面にはシールを形成するように第1シーリングユニット120が備えられていることが好ましい。第1シーリングユニット120は、周知の要素であり得る。
リングギア117の周囲における後方プロペラ30のハブ31の一側の外周面とギアハウジングの開口部の内周面との間には複数列のハブベアリング121及び第2シーリングユニット122が取り付けられることが好ましい。
プロペラシャフト40と遊星ギアセット110の太陽ギア112は、スプライン43に互いにスプライン係合することが好ましい。
プロペラシャフト40により太陽ギア112が正回転する場合、遊星ギアセットの逆回転メカニズムなどにより全ての第1及び第2遊星ギア113、116は逆回転させられる。
即ち、第1及び第2遊星ギア113、116は、固定された遊星ギアキャリア114に回転可能に拘束された状態であるため、第1及び第2遊星ギア113、116は公転せずに、各々の軸線を中心に逆回転方向にそれぞれその場所で回転、即ち、自転する。
その後、第1及び第2遊星ギア113、116が逆回転方向に自転することにより、逆回転力を後方プロペラ30のハブ31のリングギア117に伝達する。
後方プロペラ30は、前方プロペラ20が正回転するのと同時に逆回転し、船舶で発生する前方プロペラ20の回転損失を回収して推力効率を向上させる。
(実施形態2)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係る二重反転プロペラシステム200は、反転ギアセットとして本発明の第1の実施形態の二重反転プロペラシステム100の遊星ギアセット110の代りに、ベベルギアセット210を用いたことを除いて、前記第1の実施形態と類似しているので、前記第1の実施形態と類似する部分についての説明は省略し、また前記第1の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を用いる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る船舶のラダーホーン支持型二重反転プロペラシステムの側面図であり、図7は、図6に示すベベルギアセットのD−D線に沿った断面の概略図である。
本発明の第2の実施形態に係る二重反転プロペラシステム200では、ベベルギアセット210の直径は、本発明の第1の実施形態に係る遊星ギアセット110の直径よりも小さくすることができるが、これは、第1及び第2ベベルギア212、216の直径を、本発明の第1の実施形態に係るリングギア117の直径よりも小さく構成することができるからである。
図6に示すように、ベベルギアセット210は、ギアハウジング211と、プロペラシャフト40の先端部にて第1ベベルギアの歯が船舶のシャフト支持部41に面するように配置された第1ベベルギア212と、第1ベベルギア212とギア結合するように第1ベベルギア212の周囲に配置され、ギアハウジング211にベアリングにより回転可能に支持されたアイドルギア213と、アイドルギア213とギア結合され、後方プロペラ30のハブ31の端部に配置された第2ベベルギア216とを含む。
以下、本発明の第2の実施形態に係る二重反転プロペラシステム200の動力伝達構造の構成について詳細に説明する。
図6に示すように、第1ベベルギア212と第2ベベルギア216は、アイドルギア213を間に挟んで互いに向かい合いながら噛合されている。第1ベベルギア212に向かい合っている第2ベベルギア216は、第1ベベルギア212に対して180°回転して配置されているので、第1ベベルギア212が正回転すれば、第2ベベルギア216はアイドルギア213を介して逆方向に回転する。
後方プロペラ30のハブ31の船舶のエンジン出力側の内周面にはシールを形成するように第3シーリングユニット220が備えられていることが好ましい。
更に、第1及び第2ベベルギア212、216のそれぞれの外周面とギアハウジング211の開口部の内周面との間に第4及び第5シーリングユニット224、222が備えられていることが好ましい。更に、後方プロペラ30の安定した回転のために、後方プロペラ30のハブ31の内周面の中心部に複数列のハブベアリング221が取り付けられていることが好ましい。
本発明の実施形態に係る二重反転プロペラシステムは、入力側の正回転が出力側において逆回転され得る簡素な逆回転ギア構造を有する構造物に適用できることに留意されたい。
本発明の第1及び第2の実施形態に係る二重反転プロペラシステムでは、楕円形状のラダーホーン11bを用いることによってプロペラ後流が広がる流体力学的な特徴により推力効率を増加させると共に、二重反転プロペラシステムにより更に推力効率を向上させることができる。効率の増加によって直径の小さなプロペラの使用が可能であり、プロペラと船体10との間隔Gを比較的大きくすることができ、それによりプロペラのキャビテーションによって発生する圧力の変化が船体10に与える影響を減少させて船体10の振動を低減できる。
本発明は前記実施形態に限定されず、以下の特許請求の範囲で請求する通り、本発明の範囲から逸脱することなく、多様な変更及び変形を実施することができることは当業者であれば理解できるであろう。

Claims (3)

  1. 船舶のラダーホーンとエンジン出力側のシャフト支持部との間に取り付けられた二重反転プロペラシステムであって、
    前記ラダーホーン及び前記シャフト支持部のそれぞれによって回転可能に支持されたプロペラシャフトと、
    前記プロペラシャフトに固定された前方プロペラと、
    前記ラダーホーンに取り付けられ、前記プロペラシャフトに連結された反転ギアセットと、
    前記反転ギアセットに連結され、前記ラダーホーンと前記前方プロペラとの間に配置された後方プロペラであって、前記後方プロペラのハブは、軸線方向に突出した縮径部である突出部をラダーホーン側の端部として有する、該後方プロペラとを含み、
    前記反転ギアセットは遊星ギアセットを含み、
    前記遊星ギアセットが、
    前記ラダーホーンに搭載されたギアハウジングであって、前記後方プロペラの前記ハブの突出部を収容する開口部を有する、該ギアハウジングと、
    前記プロペラシャフトに固定され、前記ギアハウジング内側の中心部に回転可能に配置された太陽ギアと、
    前記太陽ギアとギア結合するように前記太陽ギアの周囲に配置された、それぞれ中心部にピニオンシャフトを有する複数の第1遊星ギアと、
    前記太陽ギアと前記第1遊星ギアとの間の係合を維持するように前記各ピニオンシャフトと回転可能に連結された遊星ギアキャリアと、
    前記遊星ギアキャリアを通過して延在する前記各ピニオンシャフトの端部にそれぞれ固定された複数の第2遊星ギアと、
    前記第2遊星ギアとギア結合され、前記後方プロペラの前記ハブの前記突出部の内周面に取り付けられたリングギアとを含み、
    前記遊星ギアキャリアは前記ギアハウジングに固定されており、
    前記ラダーホーン、前記後方プロペラの前記ハブ、及び前記前方プロペラのハブのそれぞれは、これら全体として楕円体を形成する形状を有し、
    前記リングギアの周囲における前記後方プロペラの前記ハブの前記突出部の外周面と前記ギアハウジングの前記開口部の内周面との間には複数列のハブベアリング及び外側シーリングユニットが更に取り付けられていることを特徴とする二重反転プロペラシステム。
  2. 前記後方プロペラのハブの前記突出部の反対側の端部の内周面には内側シーリングユニットが更に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の二重反転プロペラシステム。
  3. 前記ラダーホーンは前記楕円体の第1の半楕円形状を形成し、前記後方プロペラのハブと前記前方プロペラのハブは順に前記楕円体の残り半分である第2の半楕円形状を2分割してそれぞれ形成することを特徴とする請求項1に記載の二重反転プロペラシステム。
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