JP5324030B2 - 遊技機 - Google Patents
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羽根物タイプのパチンコ機は、一般に、遊技盤の中央部にソレノイドなどによって作動する特別電動役物を備えたものであり、抽選始動口への遊技球の入賞を契機としてその特別電動役物の羽根部材が1〜2回程度開閉動作し、その開閉動作によって遊技球がその特別電動役物内のVゾーンなどと称される所定の領域へ入賞すると、その特別電動役物の羽根部材がさらに所定時間・所定回数開放することで大量の遊技球を入賞させ、それに応じた賞球を短時間で一気に払い出すようになっている。
例えば、ある複合機は、1つの遊技盤にハネ物からなる特別電動役物と7セグメントディスプレイからなる図柄表示器とその図柄表示器の表示内容に応じて開閉する大入賞口を備え、始動口への遊技球の入賞を契機としてその特別電動役物の羽根部材が1〜2回程度開閉動作し、その開閉動作によって遊技球が特別電動役物内のVゾーンへ入賞すると、その入賞を契機として大当りの抽選が行われ、その抽選結果をその図柄表示器上に数字の組み合わせとして表示し、その数字の組み合わせ結果に応じて大入賞口を所定時間・所定回数開閉動作することで大量の賞球を一気に払い出すようにするものである。
一方、「大当り」が終了したときのみ時短機能を作動させるようにした場合では、「小当り」を経由した「大当り」に対する期待感がなくなってしまう傾向にある。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その主な目的は、遊技中における退屈感を解消すると共に期待感を持続させることができる新規な遊技機を提供するものである。
抽選始動口への遊技球の入賞を契機として特賞の抽選を行う特賞抽選手段と、当該特賞抽選手段による抽選結果に基づいて唯一の大入賞口を開閉する特別電動役物を短時間の開閉パターンで開閉動作する第1開閉手段と、当該第1開閉手段による特別電動役物の開閉動作に伴って当該大入賞口へ入賞した遊技球が特定の領域を通過したときに当該特別電動役物をさらに所定のパターンで開閉動作する第2開閉手段とを備え、
前記特賞抽選手段による抽選結果は、複数種類の特賞を有している遊技機において、
遊技球が通過または入賞する普通図柄始動ゲートと、
当該普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過または入賞を契機として普通図柄を所定時間変動表示する普通図柄表示手段と、
当該普通図柄表示手段による普通図柄の変動表示が停止したときに作動して前記抽選始動口への入賞確率を上昇させる普通電動役物と、をさらに備え、
前記特賞抽選手段による抽選結果が所定の特賞に当選したときにのみ、前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動表示停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮するとともに、前記第1開閉手段が前記短時間の開閉パターンで前記特別電動役物を開閉動作させるものの前記遊技球が前記特定の領域を通過したとしても前記第2開閉手段による当該特別電動役物の開閉動作を行わせないようになっていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の遊技機において、
前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮している間に、他のいずれかの特賞に当選したときは、その特賞に対応する所定の開閉動作終了後に、前記普通図柄の変動表示停止時間を予め定められた所定回数だけ所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とするものである。
請求項1又は2に記載の遊技機において、前記特賞抽選手段による特賞の抽選結果に対応する演出図柄を変動表示する演出図柄表示手段をさらに備え、前記普通図柄表示手段は、当該演出図柄表示手段に表示される演出図柄に応じて前記普通図柄の変動表示停止時間を所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とするものである。
また、請求項4の遊技機は、
請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機において、前記抽選始動口への遊技球の入賞保留数を記憶保持する入賞保留数記憶手段をさらに備え、前記特賞抽選手段は、当該入賞保留数記憶手段で記憶保持された入賞保留数に応じて抽選を行うようになっていることを特徴とするものである。
特に、複数種類の特賞のうち、所定の特賞に当選したときにのみ時短機能を発動させるようになっているため、出玉の少ない大当り当選時に時短機能を発動させるようにすれば、出玉率をいたずらに上げることなく時短機能の発動契機を増やすことが可能となる。
また、出玉のない大当りとある小当りの羽根開閉動作と演出を同一としておくことによって、小当りに当選した際にその小当りを経由する大当りに突入できなかった場合でも時短機能の発動への期待感を同時に抱くことができるため、遊技者は退屈することなく遊技を楽しむことができる。
また、請求項3の発明によれば、要するに小当りに当選した場合だけでなく、直接大当りに当選した場合でもそれに対応する演出図柄の種類に応じて時短機能を発動させるようにしたため、大当り当選による賞球と時短機能の獲得といった2重の利得を同時に得ることも可能となり、より遊技性を向上させることができる。
また、請求項4の発明によれば、抽選始動口へ短時間で連続して入賞があったときはその入賞数を保留数として記憶保持し、その入賞保留数に応じて抽選を行うようになっているため、時短機能作動中の抽選始動口への入賞を無駄にすることがない。
図1および図2は、本発明に係る遊技機100の実施の一形態を示した正面図である。
図示するようにこの遊技機100は、縦長矩形状をした外枠10に対して同じく縦長矩形状をした内枠14がヒンジ機構12により蝶着されると共に、その内枠14の正面上部には、開閉自在なガラス枠ユニット16で覆われた遊技盤18が設けられた構造となっている。
そして、後述するようにこのVゾーン40およびハズレゾーン42には、それぞれ図3などに示すようにVゾーン入賞検出器254および他入賞検出器255が設けられており、それぞれのゾーンへの遊技球の入賞を検知して後述する主制御基板100側に入力するようになっている。
この普通電動役物46は、この遊技盤18の中断左右に設けられた一対の普通図柄始動ゲート48、48への遊技球の通過(入賞)を契機として作動する、いわゆる電動チューリップと称されるものから構成されており、その遊技盤18の左下側に設けられた普通図柄表示器50に表示される普通図柄に応じて所定時間作動(チューリップ開放)してその抽選始動口34口への遊技球の入賞確率を飛躍的に上昇させることができるようになっている。
また、図1に示すようにこのガラス枠ユニット16の周囲には、電球やLEDなどからなる様々な色彩の表示ランプ(表示灯)62が設けられており、遊技中の演出や機器の状態(例えば、機器のエラーやガラス枠ユニット16などの開閉状態)などとリンクして点灯または点滅するようになっている。
また、この遊技盤18の下方に設けられた受皿ユニット28は、遊技者側に突出しており、図示しない貸玉装置から供給された遊技球や払い出された賞球を一時的に保留すると共に、保留した遊技球を発射装置22に順次供給するようになっている。
また、図1中66は、図示しない貸玉装置から遊技球を供給するための操作ボタン(玉貸ボタンおよびカード返却ボタン)、68は、ガラス枠ユニット16や内枠14を開閉するための鍵穴である。
図示するように本発明の遊技機100の制御系の構成は、遊技球の入賞の検出や特賞の抽選などといったメインの制御を行う主制御基板200と、この主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に演出などに関する制御を複合的に実施する複合サブ制御基板300と、大入賞口30を開閉するための特別電動役物32を作動する特別電動役ソレノイド400と、遊技盤18中央の抽選始動口34を兼用した普通電動役物46を作動する普通電動役物ソレノイド500と、同じく主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に賞球の払い出しに関する制御を実施する賞球払出制御基板600と、普通図柄表示器50を制御する普通図柄表示基板700と、特別図柄表示器56を制御する特別図柄制御基板800などから主に構成されている。
他方、賞球払出制御基板600は、遊技球の発射や貸出し、賞球の払出しなどに関する制御を行うようになっており、前述した発射装置22や入賞口の種類に応じた賞球(例えば、始動口34、34、34や一般入賞口60であれば10個、大入賞口30であれば15個など)を払い出すための払出装置610を制御するようになっている。
すなわち、先ず特賞抽選部(特賞抽選手段)201は、例えばCPU210内部で4ミリ秒ごとに割り込み更新される乱数値に基づいて、前述した抽選始動口34、34、34への遊技球の入賞を契機として複数存在する特賞の抽選を行う機能を提供するようになっている。そして、本実施の形態にあっては、この特徴抽選部201の抽選結果は、図5に示すように例えば「399/400」の確率で当選する「特賞」と、「1/400」の確率で当選する「ハズレ」との2種類が存在すると共に、さらに、この「特賞」は、さらに2種類の大当り(「大当りA」、「大当りB」)と、同じく2種類の小当り(「小当りA」、「小当りB」)との4種類の「特賞」からなっている。なお、これら4種類の「特賞」の各当選確率は、図5に示すように、「小当りA」が「368/400」と最も高く、次いで「小当りB」(20/400)、「大当りA」(10/400)と続き、「大当りB」が最も低くなっている(1/400)。
図示するようにこの第1開閉部202は、前述した抽選始動口入賞検出器252からの入力信号の有無およびその入賞保留の有無を常に監視しており、最初のステップS100においてその抽選始動口入賞信号または入賞保留がないと判断したとき(No)は、いずれかのあるまでそのまま待機することになるが、いずれかがあったと判断したとき(Yes)は、次のステップS102に移行してそれを契機として前記特賞抽選部201で行われる特賞の抽選結果を判断し、特賞に当選したか否かを判断する。そして、その抽選の結果、特賞に当選しなかったと判断したとき(No)は最初のステップS100に戻って同様の処理を繰り返すことになるが、特賞に当選したと判断したとき(Yes)はさらに次のステップS104に移行してその特賞が4種類存在する特賞のうち、「大当りB」か否かを判断し、「大当りB」であるときは(Yes)は、最初のステップS100に戻って同様の処理を繰り返すことになるが、「大当りB」でないときは(No)は、次のステップS106に移行して所定の「小当り動作」を行ってから最初のステップS100に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
図示するようにこの第2開閉部203は、前述した特賞抽選部201による特賞の抽選結果を常に監視しており、最初のステップS200においてその特賞に当選した否かを判断し、特賞に当選しなかった(つまり「ハズレ」)と判断したとき(No)は、そのまま待機して次の抽選結果を待つことになるが、特賞に当選したと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行してさらにその特賞が「大当りB」であるか否かを判断する。この結果、「大当りB」であると判断したとき(Yes)は、いわゆる「直接大当り」であるとみなしてステップS208までジャンプすることになるが、「大当りB」でないと判断したとき(No)は、次のステップS204に移行して図7に示したような第1開閉部202による「小当り動作」があったか否かを判断し、「小当り動作」がないと判断したとき(No)は最初のステップS200に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、「小当り動作」がないと判断したとき(Yes)はそのまま次のステップS206に移行する。そしてこのステップS206では、Vゾーン入賞検出器254からの入力信号に基づいてさらにその「小当り動作」開始から所定時間内、例えば「5.0秒間」以内にその大入賞口30のVゾーン40へ遊技球の入賞があったか否かを判断し、Vゾーン40への遊技球の入賞がなかったと判断したとき(No)は、最初のステップS200に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、Vゾーン40へ遊技球が入賞したと判断したとき(Yes)は、次のステップS208に移行して所定の「大当り動作」を行ってから最初のステップS200に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
そして普通電動役物32は、この普通図柄表示部204によって制御されるようになっており、通常時における1回あたりの開放時間は例えば「0.5秒間」であるのに対し、時短機能が開始されたときの1回あたりの開放時間は例えば「5.0秒間」と大幅に長くなるようになっている。
図示するようにこの普通図柄表示部204は、前述した普通図柄ゲート入賞検出器251からの入力信号の有無およびその入賞保留の有無を常に監視しており、最初のステップS300においてその普通図柄ゲート入賞信号または入賞保留がないと判断したとき(No)は、いずれかがあるまでそのまま待機することになるが、いずれかがあったと判断したとき(Yes)は、次のステップS302に移行してそれを契機として行われる普通電動役物32の開放抽選の抽選結果を判断し、その抽選に当選したか否かを判断する。なお、この当選確率は例えば通常時は「30/100」程度であるのに対し、時短機能発動中は「90/100」と極めて高い確率となっている。そして、その抽選の結果、当選しなかったとき(No)は最初のステップS300に戻って同様の処理を繰り返すことになるが、当選したとき(Yes)はさらに次のステップS304に移行してそのときの状態に応じた開放パターンで普通電動役物32を作動させてから最初のステップS300に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
図示するように先ずこの入賞保留数記憶部205は、最初のステップS400において入賞保留があるか否かを判断し、入賞保留がないと判断したとき(No)は、ステップS404側に移行するが、入賞保留があると判断したとき(Yes)は、次のステップS402に移行し、その時点で演出図柄表示器54において演出図柄が変動表示中であるか否かを判断する。
なお、この入賞保留数記憶部205は、特賞抽選部201による特賞抽選用の入賞保留数のみならず、普通図柄表示部204による普通図柄抽選用の入賞保留数も同様な処理の流れに従って記憶保持するようになっている。
演出図柄表示部(演出図柄表示手段)206は、前記演出図柄表示基板330を制御して前記特賞抽選部201による特賞の抽選結果に対応する所定の演出図柄を演出図柄表示器50上に変動表示する機能を提供するようになっている。
そして、入賞検出あるいはその入賞保留のいずれもない(No)と判断したときは、次の入賞検出があるまでそのまま待機することになるが、入賞検出があったとき、あるいはその入賞保留があると判断したとき(Yes)は、次のステップS402に移行して、その入賞に対する特賞の抽選を行い、次のステップS404においてその特賞の抽選の結果「大当り」または「小当り」に当選したか否かを判断する。
一方、ステップS410では、同じくその「大当り」が「大当りA」か否かを判断し、「大当りA」であると判断したとき(Yes)はステップS416側に移行し、「大当りA」でないと判断したとき(No)はその抽選結果が「大当りB」とみなしてステップS418側に移行する。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「小当りA」に当選したことを認識でき、この「小当りA」を経由するいわゆる「間接大当り」に対する期待感を抱くことができる。
すなわち、このステップS422において「Chance1」なる演出図柄を数秒間表示したならば、次のステップS424に移行して図2に示す特別電動役物32を作動し、大入賞口30を「0.5秒×1回」のパターンで開放してから次のステップS436に移行する。
すなわち、このルートは「小当りA」を経由した、いわゆる第1の「間接大当り」であり、これによって遊技者は、大量の賞球を獲得することができる。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「小当りA」や「大当りB」以外の特賞に当選したことを認識できるが、この「Chance2」なる演出図柄は、図6の破線で括った部分に示すように特賞の抽選の結果が「大当りA」の場合も表示されることから、遊技者はその抽選結果が「小当りB」を経由する「間接大当り」であるか、あるいは「大当りA」であるかが判別できないため、この時点では両方の特賞に対する期待感を抱くことができる。
その後、このステップS426において「Chance2」なる演出図柄を数秒間表示したならば、次のステップS428に移行して図2に示す特別電動役物32を作動し、大入賞口30を「0.5秒×2回」(「小当りA」よりも1回多い)のパターンで開放動作してから次のステップS436に移行する。
その後、同様にして次のステップS444、S446などを経由してから最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、前記と同様に「朝一」にこの「小当りB」を経由した第2の「間接大当り」に突入した場合も、ステップS446のような時短更新処理は行われないことはいうまでもない。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「小当りA」や「大当りB」以外の特賞に当選したことを認識できるが、前述したようにこの「Chance2」なる演出図柄は、特賞の抽選の結果が「小当りB」の場合も表示されることから、遊技者はこの時点では「小当りB」を経由する「間接大当り」か「大当りA」が判別できないため、両方の特賞に対する期待感を抱くことができる。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「大当りB」に当選したことを認識でき、その後、直ちにステップS442に移行して特別電動役物32が「29秒×8回」のパターンで大開放が開始されることを予測することができる。すなわち、このルートはいわゆる「直接大当り」であり、これによって遊技者はいきなり大開放状態に突入して大量の賞球を獲得することができる。
他方、ステップS420に示すように前述した特賞の抽選の結果、「ハズレ」に当選した場合(特賞に当選しなかった場合)は、次のステップS434に移行して演出図柄表示器54上に図11(5)に示すような「ハズレ」あるいは不揃いな数字の組み合わせなどからなる演出図柄を数秒間表示する。
このように本発明の遊技機100は、抽選用始動口34への遊技球の入賞を契機として行われる抽選結果に応じて時短機能を発動させるようになっているため、出玉率をいたずらに上げることなく、時短機能の発動契機を増やすことが可能となる。
また、「小当り」当選時に時短機能を発動させるようにすれば、「小当り」に当選した際にその「小当り」を経由する「間接大当り」に突入できなかった場合でも時短機能の発動への期待感を同時に抱くことができるため、遊技者は退屈することなく遊技を楽しむことができる。
また、抽選始動口34へ短時間で連続して入賞があったときはその入賞数を保留数として記憶保持し、その入賞保留数に応じて抽選を行うようになっているため、時短機能中における抽選始動口34への入賞を無駄にすることがない。
また、本実施の形態では、ステップS442の「大当り」動作が終了した後に時短機能が作動中であるときは、その時短回数を更新するようにしたが、このような更新処理を行わずにそのまま残りの時短回数を消化するようにしても良い。
200…主制御基板
201…特賞抽選部(特賞抽選手段)
202…第1開閉部(第1開閉手段)
203…第2開閉部(第2開閉手段)
204…普通図柄表示部(普通図柄表示手段)
205…入賞保留数記憶部(入賞保留数記憶手段)
206…演出図柄表示部(演出図柄表示手段)
300…複合サブ制御基板
30…大入賞口
32…特別電動役物
34…抽選始動口
40…特定の遊技球通過領域(Vゾーン)
46…普通電動役物(電動チューリップ)
48…普通図柄始動ゲート
50…普通図柄表示器
54…演出図柄表示器
56…特別図柄表示器
Claims (4)
- 抽選始動口への遊技球の入賞を契機として特賞の抽選を行う特賞抽選手段と、当該特賞抽選手段による抽選結果に基づいて唯一の大入賞口を開閉する特別電動役物を短時間の開閉パターンで開閉動作する第1開閉手段と、当該第1開閉手段による特別電動役物の開閉動作に伴って当該大入賞口へ入賞した遊技球が特定の領域を通過したときに当該特別電動役物をさらに所定のパターンで開閉動作する第2開閉手段とを備え、
前記特賞抽選手段による抽選結果は、複数種類の特賞を有している遊技機において、
遊技球が通過または入賞する普通図柄始動ゲートと、
当該普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過または入賞を契機として普通図柄を所定時間変動表示する普通図柄表示手段と、
当該普通図柄表示手段による普通図柄の変動表示が停止したときに作動して前記抽選始動口への入賞確率を上昇させる普通電動役物と、をさらに備え、
前記特賞抽選手段による抽選結果が所定の特賞に当選したときにのみ、前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動表示停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮するとともに、前記第1開閉手段が前記短時間の開閉パターンで前記特別電動役物を開閉動作させるものの前記遊技球が前記特定の領域を通過したとしても前記第2開閉手段による当該特別電動役物の開閉動作を行わせないようになっていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮している間に、他のいずれかの特賞に当選したときは、その特賞に対応する所定の開閉動作終了後に、前記普通図柄の変動表示停止時間を予め定められた所定回数だけ所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記特賞抽選手段による特賞の抽選結果に対応する演出図柄を変動表示する演出図柄表示手段をさらに備え、
前記普通図柄表示手段は、当該演出図柄表示手段に表示される演出図柄に応じて前記普通図柄の変動表示停止時間を所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、
前記抽選始動口への遊技球の入賞保留数を記憶保持する入賞保留数記憶手段をさらに備え、前記特賞抽選手段は、当該入賞保留数記憶手段で記憶保持された入賞保留数に応じて特賞の抽選を行うようになっていることを特徴とする遊技機。
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