JP5324030B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機などの遊技機に係り、いわゆる羽根物タイプのパチンコ機とデジパチ式のパチンコ機とを融合させたタイプの遊技機に関するものである。
現在、多くの遊技場に設置されているパチンコ機を機種別に分けると、いわゆる羽根物タイプの機種と、デジパチなどと称されるタイプの機種に大別される。
羽根物タイプのパチンコ機は、一般に、遊技盤の中央部にソレノイドなどによって作動する特別電動役物を備えたものであり、抽選始動口への遊技球の入賞を契機としてその特別電動役物の羽根部材が1〜2回程度開閉動作し、その開閉動作によって遊技球がその特別電動役物内のVゾーンなどと称される所定の領域へ入賞すると、その特別電動役物の羽根部材がさらに所定時間・所定回数開放することで大量の遊技球を入賞させ、それに応じた賞球を短時間で一気に払い出すようになっている。
一方、デジパチなどと称されるタイプのパチンコ機は、一般に遊技盤の中央にデジタルなどと称される図柄表示器を備えたものであり、抽選始動口への遊技球の入賞を契機として内部的に大当りの抽選が行われ、その抽選結果をその図柄表示器に数字などの図柄の組み合わせとして表示するようになっている。そして、抽選に当選すると、その図柄表示器に同じ図柄が2つまたは3つ揃って大当りになったことを告知すると共に、通常閉じた状態の大入賞口を所定時間・所定回数開放することで大量の遊技球を入賞させ、それに応じた賞球を短時間で一気に払い出すようになっている。
また、このようなデジパチなどと称される従来のパチンコ機の多くには、演出図柄の変動時間を通常よりも短縮して「大当り(特賞)」の抽選機会を増やした、いわゆる「時短機能」や、次回の「大当り」の確率を通常の「大当り」の確率に比べて大幅に高めた、いわゆる「確変機能」などが搭載されており、最初の「大当り」が終了した後にこれらの機能を発動させることで連続して次の「大当り」を誘発させ易くしているものもある。
そして、さらにこの「時短機能」や「確変機能」を搭載したパチンコ機では、これら「時短機能」や「確変機能」による効果を最大限発揮するために、大当り抽選の契機となる(演出図柄の)抽選始動口を電動チューリップなどと称される普通電動役物で構成してその抽選始動口への入賞確率を高めると共に、「時短機能」の作動中(時短中)や「確変機能」の作動中(確変中)における持ち玉の減少を回避するようにしている。
例えば、以下の特許文献1などに示すようなパチンコ機では、電動チューリップからなる大当り抽選用の始動口と、その始動口への遊技球の入賞を契機として行われる「大当り」の抽選結果を変動表示する演出図柄表示器とが設けられた遊技盤に、さらに通過ゲートと普通図柄表示器とを設け、その通過ゲートへの遊技球の通過を契機としてその普通図柄表示器を変動表示させ、その普通図柄表示器が所定の普通図柄で停止したときに前記電動チューリップを所定時間作動(開放)してその始動口への遊技球の入賞確率を高めると共に、その始動口への遊技球の入賞数に応じた賞球(例えば、5個前後)を払い出すことで、前述した「時短中」や「確変中」における持ち玉数を現状維持、あるいはその減少率を通常よりも低く抑えるようにしている。
また、このようなデジパチ式のパチンコ機と前述したような羽根物タイプのパチンコ機とを融合させた新しいタイプのパチンコ機(以下、これを適宜「複合機」という)が提案されている。
例えば、ある複合機は、1つの遊技盤にハネ物からなる特別電動役物と7セグメントディスプレイからなる図柄表示器とその図柄表示器の表示内容に応じて開閉する大入賞口を備え、始動口への遊技球の入賞を契機としてその特別電動役物の羽根部材が1〜2回程度開閉動作し、その開閉動作によって遊技球が特別電動役物内のVゾーンへ入賞すると、その入賞を契機として大当りの抽選が行われ、その抽選結果をその図柄表示器上に数字の組み合わせとして表示し、その数字の組み合わせ結果に応じて大入賞口を所定時間・所定回数開閉動作することで大量の賞球を一気に払い出すようにするものである。
また、以下の特許文献2などに開示されているような複合機では、さらに前述したような時短機能を備え、大当り終了後は必ず一定回数時短機能が発動するようにしたり、また、「大当り」と「小当り」といった2種類の「当り」を搭載し、「大当り」の場合は、直ぐにその特別電動役物が大開放するように作動し、「小当り」の場合は、その特別電動役物が1〜2回程度作動し、その際にVゾーンに遊技球が入賞したときにその特別電動役物が大開放するように作動するようにしたり、さらにこのような2種類以上の「当り」と前述した「時短機能」とを組み合わせるなど、様々なバリエーションのものが提案されている。
特開平8−38702号公報 特開2003−190560号公報
ところで、前記特許文献2などに開示された複合機のように全ての大当り終了後に時短機能作動させてしまうと出玉率が甘くなってしまうため、大当りの当選確率を下げざるを得なくなっていわゆるハマリ状態が長くなり、遊技者が退屈感を感じやすいといった傾向がある。
一方、「大当り」が終了したときのみ時短機能を作動させるようにした場合では、「小当り」を経由した「大当り」に対する期待感がなくなってしまう傾向にある。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その主な目的は、遊技中における退屈感を解消すると共に期待感を持続させることができる新規な遊技機を提供するものである。
前記課題を解決するために請求項1の遊技機は、
抽選始動口への遊技球の入賞を契機として特賞の抽選を行う特賞抽選手段と、当該特賞抽選手段による抽選結果に基づいて唯一の大入賞口を開閉する特別電動役物を短時間の開閉パターンで開閉動作する第1開閉手段と、当該第1開閉手段による特別電動役物の開閉動作に伴って当該大入賞口へ入賞した遊技球が特定の領域を通過したときに当該特別電動役物をさらに所定のパターンで開閉動作する第2開閉手段とを備え、
前記特賞抽選手段による抽選結果は、複数種類の特賞を有している遊技機において、
遊技球が通過または入賞する普通図柄始動ゲートと、
当該普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過または入賞を契機として普通図柄を所定時間変動表示する普通図柄表示手段と、
当該普通図柄表示手段による普通図柄の変動表示が停止したときに作動して前記抽選始動口への入賞確率を上昇させる普通電動役物と、をさらに備え、
前記特賞抽選手段による抽選結果が所定の特賞に当選したときにのみ、前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動表示停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮するとともに、前記第1開閉手段前記短時間の開閉パターンで前記特別電動役物を開閉動作させるものの前記遊技球が前記特定の領域を通過したとしても前記第2開閉手段による当該特別電動役物の開閉動作を行わせないようになっていることを特徴とするものである。
また、請求項2の遊技機は、
請求項1に記載の遊技機において、
前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮している間に、他のいずれかの特賞に当選したときは、その特賞に対応する所定の開閉動作終了後に、前記普通図柄の変動表示停止時間を予め定められた所定回数だけ所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とするものである。
また、請求項の遊技機は、
請求項1又は2に記載の遊技機において、前記特賞抽選手段による特賞の抽選結果に対応する演出図柄を変動表示する演出図柄表示手段をさらに備え、前記普通図柄表示手段は、当該演出図柄表示手段に表示される演出図柄に応じて前記普通図柄の変動表示停止時間を所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とするものである。
また、請求項の遊技機は、
請求項1〜のいずれかに記載の遊技機において、前記抽選始動口への遊技球の入賞保留数を記憶保持する入賞保留数記憶手段をさらに備え、前記特賞抽選手段は、当該入賞保留数記憶手段で記憶保持された入賞保留数に応じて抽選を行うようになっていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、要するに抽選用始動口への遊技球の入賞を契機として行われる抽選結果に応じて時短機能を発動させるようになっているため、出玉率をいたずらに上げることなく時短機能の発動契機を増やすことが可能となり、大当りに当選しない間の退屈感を解消することができる。
特に、複数種類の特賞のうち、所定の特賞に当選したときにのみ時短機能を発動させるようになっているため、出玉の少ない大当り当選時に時短機能を発動させるようにすれば、出玉率をいたずらに上げることなく時短機能の発動契機を増やすことが可能となる。
また、出玉のない大当りとある小当りの羽根開閉動作と演出を同一としておくことによって、小当りに当選した際にその小当りを経由する大当りに突入できなかった場合でも時短機能の発動への期待感を同時に抱くことができるため、遊技者は退屈することなく遊技を楽しむことができる。
また、請求項の発明によれば、時短機能発動中に大当りなどに当選した場合、その大当たり動作終了後にその時短回数が更新されるなどして最初の時短回数よりも増える結果となり、連続して大当りに当選する可能性が高くなる。このため、短時間で大量の出玉を獲得することが可能となる。
また、請求項の発明によれば、要するに小当りに当選した場合だけでなく、直接大当りに当選した場合でもそれに対応する演出図柄の種類に応じて時短機能を発動させるようにしたため、大当り当選による賞球と時短機能の獲得といった2重の利得を同時に得ることも可能となり、より遊技性を向上させることができる。
また、請求項の発明によれば、抽選始動口へ短時間で連続して入賞があったときはその入賞数を保留数として記憶保持し、その入賞保留数に応じて抽選を行うようになっているため、時短機能作動中の抽選始動口への入賞を無駄にすることがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1および図2は、本発明に係る遊技機100の実施の一形態を示した正面図である。
図示するようにこの遊技機100は、縦長矩形状をした外枠10に対して同じく縦長矩形状をした内枠14がヒンジ機構12により蝶着されると共に、その内枠14の正面上部には、開閉自在なガラス枠ユニット16で覆われた遊技盤18が設けられた構造となっている。
そして、この遊技盤18とガラス枠ユニット16の間には、円形状の空間である遊技領域20が形成されており、発射装置(発射ハンドル)22から案内レール24を介して遊技領域20内上部に打ち込まれた遊技球がその自重によって遊技領域20内を落下し、その一部が遊技盤18底部に設けられたアウト口26から遊技領域20外(遊技盤18後方)へ排出されると共に、他の一部がその遊技盤18に形成された各種入賞口に入賞することでその入賞数に応じた数の賞球(例えば1個〜15個)が遊技領域20の下部に設けられた受皿ユニット28側へ次々と払い出されるようになっている。
また、図2に示すように、この遊技盤18の中央部には、大入賞口30を兼用した特別電動役物32が設けられており、その左右下部に設けられた2つの抽選始動口34、34への遊技球の入賞を契機として上部左右一対の羽根部材36、36がその下端の軸38、38を軸としてそれぞれ図示矢印方向に揺動するように所定回数動作することで遊技盤18を落下する遊技球のうち、中央方向へ流れる遊技球の一部を捕捉して大入賞口30内に引き込むようになっている。
また、この大入賞口30内には、いわゆる「Vゾーン」と称される特定の遊技球通過領域40(以下、適宜「Vゾーン40」と称す)と、いわゆる「ハズレゾーン」と称されるその他の遊技球通過領域42が形成されており、前記羽根部材36、36によって大入賞口30内に引き込まれた遊技球がクルーンなどと称される振り分け機構44を介してこれらVゾーン40あるいはハズレゾーン42のいずれかを通過して遊技盤18後方に流れるようになっている。
そして、後述するようにこのVゾーン40およびハズレゾーン42には、それぞれ図3などに示すようにVゾーン入賞検出器254および他入賞検出器255が設けられており、それぞれのゾーンへの遊技球の入賞を検知して後述する主制御基板100側に入力するようになっている。
また、図2に示すように、この遊技盤18の下部であってアウト口26の上方には、3つ目の抽選始動口34を兼用した普通電動役物46が形成されている。
この普通電動役物46は、この遊技盤18の中断左右に設けられた一対の普通図柄始動ゲート48、48への遊技球の通過(入賞)を契機として作動する、いわゆる電動チューリップと称されるものから構成されており、その遊技盤18の左下側に設けられた普通図柄表示器50に表示される普通図柄に応じて所定時間作動(チューリップ開放)してその抽選始動口34口への遊技球の入賞確率を飛躍的に上昇させることができるようになっている。
すなわち、この普通図柄表示器50は、普通図柄始動ゲート48、48への入賞があったときは普通図柄の抽選を行い、その抽選の結果当選したときはその抽選結果を所定の変動表示時間(例えば、5秒〜60秒)経過後に確定表示すると共に、その普通電動役物46を所定時間(例えば、0.5秒〜5.0秒)開放動作するようになっている。なお、この普通図柄表示器50には、さらに4つのLEDなどからなる保留数表示器52が設けられており、普通図柄始動ゲート48への入賞保留数を最大4個まで記憶すると共にそのLEDの点灯によってその入賞保留数を表示するようになっている。
また、この遊技盤18の上部であって前記特別電動役物32の上方には、液晶ディスプレイや7セグメントディスプレイ、あるいはLEDドットマトリクスディスプレイなどからなる演出図柄表示器54が設けられており、前述した抽選始動口34、34、34や大入賞口30のVゾーン40などへの遊技球の入賞を契機として数字や文字などの所定の演出図柄を所定の変動パターンで変動表示したり、後述する「大当り」状態や「小当り」状態中における所定の演出などを可変表示するようになっている。
また、さらにこの遊技盤18の右下側には、7セグメントディスプレイなどからなる特別図柄表示器56が設けられており、この演出図柄表示器50と連動してその抽選結果を文字や数字などの組み合わせを用いて変動表示するようになっている。なお、この特別図柄表示器56の下部にも4つのLEDなどからなる入賞保留数表示器58が設けられており、演出図柄表示器50(特別図柄表示器56)の変動表示中や大入賞口30の開閉動作中などにさらに前記3つの抽選始動口34、34、34へ遊技球の入賞があったときに、その入賞数を最大4個まで記憶してその入賞数に応じたLEDを点灯して表示するようになっている。
また、この遊技盤18には、これらの主要な入賞口30、34、34、34に加えてさらに2つの一般入賞口60、60が設けられており、遊技領域20を落下する遊技球の一部を適宜入賞させ、その入賞数に応じた賞球を払い出すようになっている。
また、図1に示すようにこのガラス枠ユニット16の周囲には、電球やLEDなどからなる様々な色彩の表示ランプ(表示灯)62が設けられており、遊技中の演出や機器の状態(例えば、機器のエラーやガラス枠ユニット16などの開閉状態)などとリンクして点灯または点滅するようになっている。
さらに、このガラス枠ユニット16の左上角部および右上角部や受皿ユニット28の下部左右には、それぞれスピーカ64、64、64、64が設けられており、遊技中の効果音やエラー音などを高音質で発するようになっている。
また、この遊技盤18の下方に設けられた受皿ユニット28は、遊技者側に突出しており、図示しない貸玉装置から供給された遊技球や払い出された賞球を一時的に保留すると共に、保留した遊技球を発射装置22に順次供給するようになっている。
また、図1中66は、図示しない貸玉装置から遊技球を供給するための操作ボタン(玉貸ボタンおよびカード返却ボタン)、68は、ガラス枠ユニット16や内枠14を開閉するための鍵穴である。
次に、図3はこのような外部構成をした本発明の遊技機100のうち、特にその内部の制御系の構成を示したものである。
図示するように本発明の遊技機100の制御系の構成は、遊技球の入賞の検出や特賞の抽選などといったメインの制御を行う主制御基板200と、この主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に演出などに関する制御を複合的に実施する複合サブ制御基板300と、大入賞口30を開閉するための特別電動役物32を作動する特別電動役ソレノイド400と、遊技盤18中央の抽選始動口34を兼用した普通電動役物46を作動する普通電動役物ソレノイド500と、同じく主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に賞球の払い出しに関する制御を実施する賞球払出制御基板600と、普通図柄表示器50を制御する普通図柄表示基板700と、特別図柄表示器56を制御する特別図柄制御基板800などから主に構成されている。
先ずこの主制御基板200は、CPU(中央演算処理装置)210、RAM(主記憶装置)220、ROM(読出用記憶装置)230、タイマ240、入力ポート250、出力ポート260などをバス270で接続してなる8ビットマイクロコンピュータから構成されており、CPU210がROM220に書き込まれた主制御用プログラムと入力ポート250から入力される各種情報に基づいて所定の処理を実施し、その処理結果に応じた制御信号を司令用の制御コマンドや制御信号を介して出力ポート260から複合サブ基板300や特別電動役物ソレノイド400などの各種デバイスへ出力するようになっている。
そして、この入力ポート250には、前述した普通図柄始動ゲート48への遊技球の通過を検出する普通図柄ゲート入賞検出器(検出スイッチ)251と、前述した抽選始動口34、34、34への遊技球の入賞を検出する抽選始動口入賞検出器(検出スイッチ)252と、前述した大入賞口30への遊技球の入賞を検出する大入賞口入賞検出器(検出スイッチ)253と、この大入賞口30内のVゾーン40への入賞を検出するVゾーン入賞検出器(検出スイッチ)254と、前述した一般入賞口60、60やハズレゾーン42などへの遊技球の入賞を検出する一般入賞口検出器(検出スイッチ)255などが接続されており、これら各検出器251、252、253、254、255で検出された信号がこの入力ポート250を介して主制御基板200側に適宜入力されるようになっている。
次に、複合サブ制御基板300には、さらに前述した電飾用ランプ62などを制御するための電飾制御基板310と、音声出力用のスピーカ64などを制御する音声制御基板320と、演出図柄表示器54を制御するための演出図柄表示基板330などが接続されており、主制御基板200から送信される制御コマンドに従ってこれら電飾制御基板310、音声制御基板320、演出図柄表示基板330に対してそれぞれの制御コマンドを送信することで主に演出に関する制御を複合的に制御するようになっている。
次に、特別電動役物ソレノイド400は、前述したように大入賞口30を開閉する特別電動役物32の羽根部材36、36をそれぞれ同時に開閉動作させる機能を提供するものであり、その開放時間および開放回数は、後述するように抽選始動口34、34、34への遊技球の入賞を契機として行われる特賞の抽選結果に応じて変化するようになっている。
一方、普通電動役物ソレノイド500は、前述したように遊技盤18中央の抽選始動口34を兼用する普通電動役物46を開閉動作させる機能を提供するものであり、その作動や作動時間などは、後述するように時短機能の発動の有無などに応じて変化するようになっている。
他方、賞球払出制御基板600は、遊技球の発射や貸出し、賞球の払出しなどに関する制御を行うようになっており、前述した発射装置22や入賞口の種類に応じた賞球(例えば、始動口34、34、34や一般入賞口60であれば10個、大入賞口30であれば15個など)を払い出すための払出装置610を制御するようになっている。
なお、この複合サブ制御基板300や賞球払出基板600などの各種基板は、前述した主制御基板200と同様に、図示しないCPUやRAM、ROM、タイマ、入出力用ポートなどからなるマイクロコンピュータから構成されており、ROMに書き込まれた各専用の制御プログラムと主制御基板200から送信される各種制御コマンドに応じてそれぞれの制御を行うようになっている。
そして、図4はこれら各種デバイスを制御するための主基板200および複合サブ基板300のCPU210などによって実現される各機能のうち、特に本発明に関連する主な機能を示したものであり、図示するように、特徴抽選部(特賞抽選手段)201と、第1開閉部(第1開閉手段)202と、第2開閉部(第2開閉手段)203と、普通図柄表示部(普通図柄表示手段)204と、入賞保留数記憶部(入賞保留数記憶手段)205と、演出図柄表示部(演出図柄表示手段)206とのそれぞれに対応する機能を発揮するようになっている。
以下、これら各機能について詳述する。
すなわち、先ず特賞抽選部(特賞抽選手段)201は、例えばCPU210内部で4ミリ秒ごとに割り込み更新される乱数値に基づいて、前述した抽選始動口34、34、34への遊技球の入賞を契機として複数存在する特賞の抽選を行う機能を提供するようになっている。そして、本実施の形態にあっては、この特徴抽選部201の抽選結果は、図5に示すように例えば「399/400」の確率で当選する「特賞」と、「1/400」の確率で当選する「ハズレ」との2種類が存在すると共に、さらに、この「特賞」は、さらに2種類の大当り(「大当りA」、「大当りB」)と、同じく2種類の小当り(「小当りA」、「小当りB」)との4種類の「特賞」からなっている。なお、これら4種類の「特賞」の各当選確率は、図5に示すように、「小当りA」が「368/400」と最も高く、次いで「小当りB」(20/400)、「大当りA」(10/400)と続き、「大当りB」が最も低くなっている(1/400)。
次に、第1開閉部(第1開閉手段)202は、この特賞抽選部201による抽選結果に基づいて大入賞口30を開閉する特別電動役物32を所定のパターンで開閉動作する機能を提供するようになっている。具体的には、この特賞抽選部201による抽選結果が「ハズレ」および「大当りB」以外の特賞に当選したとき、すなわち「小当りA」、「小当りB」および「大当りA」といった3種類の「特賞」に当選したときにのみ、前記特別電動役物32を「0.5秒×1〜2回」の開閉パターンで動作して大入賞口30を短時間だけ開放するようになっている。
図7は、この第1開閉部202による特別電動役物32の開閉動作の処理の流れの一例を示したものである。
図示するようにこの第1開閉部202は、前述した抽選始動口入賞検出器252からの入力信号の有無およびその入賞保留の有無を常に監視しており、最初のステップS100においてその抽選始動口入賞信号または入賞保留がないと判断したとき(No)は、いずれかのあるまでそのまま待機することになるが、いずれかがあったと判断したとき(Yes)は、次のステップS102に移行してそれを契機として前記特賞抽選部201で行われる特賞の抽選結果を判断し、特賞に当選したか否かを判断する。そして、その抽選の結果、特賞に当選しなかったと判断したとき(No)は最初のステップS100に戻って同様の処理を繰り返すことになるが、特賞に当選したと判断したとき(Yes)はさらに次のステップS104に移行してその特賞が4種類存在する特賞のうち、「大当りB」か否かを判断し、「大当りB」であるときは(Yes)は、最初のステップS100に戻って同様の処理を繰り返すことになるが、「大当りB」でないときは(No)は、次のステップS106に移行して所定の「小当り動作」を行ってから最初のステップS100に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
次に、第2開閉部(第2開閉手段)203は、この第1開閉部202による特別電動役物32の開閉動作に伴ってその大入賞口30へ入賞した遊技球が特定の領域であるVゾーン40を通過したとき、および「大当りB」に当選したときに、この特別電動役物32をさらに所定のパターンで開閉動作する機能を提供するようになっている。具体的には、これらのケースのときは、いわゆる通常の「大当り」とみなして、従来の遊技機と同様に前記特別電動役物32を例えば「29秒×8回」の開閉パターンで動作して大入賞口30を長時間に亘って開放(以下、これを適宜「大開放」という)するようになっている。
図8は、この第2開閉部203による特別電動役物32の開閉動作の処理の流れの一例を示したものである。
図示するようにこの第2開閉部203は、前述した特賞抽選部201による特賞の抽選結果を常に監視しており、最初のステップS200においてその特賞に当選した否かを判断し、特賞に当選しなかった(つまり「ハズレ」)と判断したとき(No)は、そのまま待機して次の抽選結果を待つことになるが、特賞に当選したと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行してさらにその特賞が「大当りB」であるか否かを判断する。この結果、「大当りB」であると判断したとき(Yes)は、いわゆる「直接大当り」であるとみなしてステップS208までジャンプすることになるが、「大当りB」でないと判断したとき(No)は、次のステップS204に移行して図7に示したような第1開閉部202による「小当り動作」があったか否かを判断し、「小当り動作」がないと判断したとき(No)は最初のステップS200に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、「小当り動作」がないと判断したとき(Yes)はそのまま次のステップS206に移行する。そしてこのステップS206では、Vゾーン入賞検出器254からの入力信号に基づいてさらにその「小当り動作」開始から所定時間内、例えば「5.0秒間」以内にその大入賞口30のVゾーン40へ遊技球の入賞があったか否かを判断し、Vゾーン40への遊技球の入賞がなかったと判断したとき(No)は、最初のステップS200に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、Vゾーン40へ遊技球が入賞したと判断したとき(Yes)は、次のステップS208に移行して所定の「大当り動作」を行ってから最初のステップS200に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
次に、普通図柄表示部(普通図柄表示手段)204は、前述した一対の普通図柄始動ゲート48、48への遊技球の通過または入賞を契機として普通図柄表示器50で普通図柄を所定時間変動表示すると共に、後述するように所定の条件が満たされたときに時短機能を開始して普通図柄の変動表示停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮する機能を提供するようになっている。具体的には、通常時における1回あたりの普通図柄の変動表示時間は例えば「60秒間」であるのに対し、時短機能が開始されたときの1回あたりの普通図柄の変動表示時間は例えば「5秒間」と大幅に短縮するようになっている。
そして普通電動役物32は、この普通図柄表示部204によって制御されるようになっており、通常時における1回あたりの開放時間は例えば「0.5秒間」であるのに対し、時短機能が開始されたときの1回あたりの開放時間は例えば「5.0秒間」と大幅に長くなるようになっている。
図9は、この普通図柄表示部204による普通電動役物32の作動処理の流れの一例を示したものである。
図示するようにこの普通図柄表示部204は、前述した普通図柄ゲート入賞検出器251からの入力信号の有無およびその入賞保留の有無を常に監視しており、最初のステップS300においてその普通図柄ゲート入賞信号または入賞保留がないと判断したとき(No)は、いずれかがあるまでそのまま待機することになるが、いずれかがあったと判断したとき(Yes)は、次のステップS302に移行してそれを契機として行われる普通電動役物32の開放抽選の抽選結果を判断し、その抽選に当選したか否かを判断する。なお、この当選確率は例えば通常時は「30/100」程度であるのに対し、時短機能発動中は「90/100」と極めて高い確率となっている。そして、その抽選の結果、当選しなかったとき(No)は最初のステップS300に戻って同様の処理を繰り返すことになるが、当選したとき(Yes)はさらに次のステップS304に移行してそのときの状態に応じた開放パターンで普通電動役物32を作動させてから最初のステップS300に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
次に、入賞保留数記憶部(入賞保留数記憶手段)205は、前記抽選始動口検出器252からの入力信号に基づいて前記3つの抽選始動口34、34、34への遊技球の入賞保留数を記憶保持する機能を提供するものであり、前記特賞抽選部201は、この入賞保留数記憶部205で記憶保持された入賞保留数に応じて順に特賞の抽選を行うようになっている。
図10は、この入賞保留数記憶部205による入賞保留処理の流れの一例を示したものである。
図示するように先ずこの入賞保留数記憶部205は、最初のステップS400において入賞保留があるか否かを判断し、入賞保留がないと判断したとき(No)は、ステップS404側に移行するが、入賞保留があると判断したとき(Yes)は、次のステップS402に移行し、その時点で演出図柄表示器54において演出図柄が変動表示中であるか否かを判断する。
この結果、変動表示中でないと判断したとき(No)は、ステップS412までジャンプすることになるが、変動表示中であると判断したとき(Yes)は、次のステップS406に移行してその変動表示中に新たな入賞検出(抽選始動口34への入賞)があるか否かを判断し、新たな入賞検出がないと判断したとき(No)はステップS410までジャンプすることになるが、新たな入賞検出があると判断したとき(Yes)は次のステップS408に移行してその保留数を「+1」にして次のステップS410に移行する。
ステップS410では、先のステップS402で判断した変動表示が終了したか否かを判断し、終了していないと判断したとき(No)はステップS406まで戻ることになるが、終了したと判断したとき(No)は次のステップS412に移行して次の始動権利に対する特賞の抽選を行った後、次のステップS414に移行してその抽選に対する始動権利を保留数から「−1」加算(減算)して次のステップS116に移行する。
ステップS416では、先のステップS412に行った特賞の抽選結果、特賞に当選したか否かを判断し、特賞に当選しなかった(ハズレ)であると判断したとき(No)は、そのまま最初のステップS400まで戻ることになるが、特賞に当選したと判断したとき(Yes)は、次のステップS416に移行してその後における抽選始動口34への入賞検出があるか否かを判断し、入賞検出がないと判断したとき(No)は、ステップS420までジャンプすることになるが、入賞検出があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS418に移行して現在の保留数が最大(4個)であるか否かを判断する。
この結果、保留数が最大(4個)であると判断したとき(Yes)は、ステップS420までジャンプすることになるが、保留数が最大でないと判断したとき(No)は、次のステップS420に移行してその保留数を「+1」にしてから最後のステップS422に移行し、その特賞の動作が終了するまで同様の処理を繰り返すことになる。
なお、この入賞保留数記憶部205は、特賞抽選部201による特賞抽選用の入賞保留数のみならず、普通図柄表示部204による普通図柄抽選用の入賞保留数も同様な処理の流れに従って記憶保持するようになっている。
演出図柄表示部(演出図柄表示手段)206は、前記演出図柄表示基板330を制御して前記特賞抽選部201による特賞の抽選結果に対応する所定の演出図柄を演出図柄表示器50上に変動表示する機能を提供するようになっている。
図11(1)〜(5)は、この演出図柄表示部206によって演出図柄表示器50上に変動表示される演出図柄の例を示したものであり、各演出図柄は前記特賞抽選部201による特賞の抽選結果に対応したものとなっている。例えば、図11(1)の「Chance1」なる演出図柄は、図6に示すように少なくとも5種類存在する特賞のうち、「小当りA」に当選した際に表示される演出図柄であり、また、図11(2)の「Chance2」なる演出図柄は、同じく「小当りB」および「大当りA」に当選した際に表示される演出図柄であり、図11(3)の「777」や図11(4)の「333」なる演出図柄は、同じく「大当りB」当選した際に表示される演出図柄であり、図11(5)の「ハズレ」なる演出図柄は、同じく「ハズレ」に当選した際に表示される演出図柄となっている。
次に、このような構成および機能を有する本発明の遊技機100の作用および効果を、主に図5および図6のフローチャート図を参照しながら説明する。なお、本実施の形態で特に説明しない動作については従来公知のハネ物タイプのパチンコ遊技機やデジパチ式のパチンコ遊技機で用いられているものと同様である(例えば、特賞の抽選方法や賞球払出制御、図柄表示制御など)。
先ず、主制御基板200のCPU210は、稼働中は抽選始動口入賞検出器252からの信号および入賞保留数の有無を常時監視しており、図5のフローに示す最初のステップS400において、図2に示すように遊技領域20に弾かれた遊技球の一部が始動口34、34、34のいずれかに入賞したか、あるいはその入賞保留があるか否かを判断する。
そして、入賞検出あるいはその入賞保留のいずれもない(No)と判断したときは、次の入賞検出があるまでそのまま待機することになるが、入賞検出があったとき、あるいはその入賞保留があると判断したとき(Yes)は、次のステップS402に移行して、その入賞に対する特賞の抽選を行い、次のステップS404においてその特賞の抽選の結果「大当り」または「小当り」に当選したか否かを判断する。
この結果、「大当り」または「小当り」のいずれにも当選していないと判断したとき(No)は、ステップS420側に移行することになるが、当選したと判断したとき(Yes)は、ステップS406に移行してさらにその当選は「大当り」であるか否かを判断し、「大当り」でないと判断したとき(No)はステップS408側に移行し、「大当り」であると判断したとき(Yes)はステップS410側に移行する。
ステップS408では、その当選の結果が「小当り」であるとみなすと共にさらにその「小当り」が「小当りA」か否かを判断し、「小当りA」であると判断したとき(Yes)はステップS412側に移行し、「小当りA」でないと判断したとき(No)はその抽選結果が「小当りB」とみなしてステップS414側に移行する。
一方、ステップS410では、同じくその「大当り」が「大当りA」か否かを判断し、「大当りA」であると判断したとき(Yes)はステップS416側に移行し、「大当りA」でないと判断したとき(No)はその抽選結果が「大当りB」とみなしてステップS418側に移行する。
そして、図6のフローに示すように、先ず「小当りA」に当選した場合は、次のステップS422に移行して演出図柄表示器54上に例えば図11(1)に示すような「Chance1」なる演出図柄を数秒間表示する。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「小当りA」に当選したことを認識でき、この「小当りA」を経由するいわゆる「間接大当り」に対する期待感を抱くことができる。
すなわち、このステップS422において「Chance1」なる演出図柄を数秒間表示したならば、次のステップS424に移行して図2に示す特別電動役物32を作動し、大入賞口30を「0.5秒×1回」のパターンで開放してから次のステップS436に移行する。
ステップS436では、その特別電動役物32の作動に際してその大入賞口30に遊技球の入賞があったか否かを判断し、入賞がなかったと判断したとき(No)は最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、入賞があったと判断したとき(Yes)は次のステップS438に移行してその大入賞口30内に入賞した遊技球がさらにそのVゾーン40を通過したか否かを前記Vゾーン入賞検出器254からの信号に基づいて判断する。なお、不正や誤作動を防止するためにこの判断処理はステップS424の特別電動役物32の作動後、数秒以内(例えば「5.0秒」以内)に行うことが望ましい。
この結果、Vゾーン40を通過していると判断したとき(Yes)は、次のステップS442に移行して特別電動役物32を「大当り」時の作動パターンである「29秒×8回」のパターンで作動させる(大入賞口作動)。
すなわち、このルートは「小当りA」を経由した、いわゆる第1の「間接大当り」であり、これによって遊技者は、大量の賞球を獲得することができる。
そして、このような「間接大当り」時の大入賞口作動が終了したならば、次のステップS444に移行してその終了時点で時短機能が作動しているか否か、すなわち、「小当りA」に当選したときに時短機能が作動していたか否かを判断し、時短機能が作動していないと判断したとき(No)は、そのまま最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、時短機能が作動していると判断したとき(Yes)は次のステップS446に移行してその時短回数を更新してから最初のステップS446に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
なお、このステップS446における更新処理としては例えば、初期の時短回数が「50回」であってその時短回数が残り「20回」の時点でこのような「間接大当り」に突入した場合は、再度その時短回数が初期値である「50回」となり、これによって遊技者は大量の賞球と共に最大の時短回数を同時に獲得することになる。また、いわゆる「朝一」などと称されるパチンコホールの開店直後(電源投入直後)は、時短機能が作動していないのが通常であることからステップS446のような処理は行われないことはいうまでもない。
次に、前述した特賞の抽選の結果、「小当りB」に当選した場合(ステップS414)は、次のステップS426に移行して演出図柄表示器54上に例えば図11(2)に示すような「Chance2」なる演出図柄を数秒間表示する。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「小当りA」や「大当りB」以外の特賞に当選したことを認識できるが、この「Chance2」なる演出図柄は、図6の破線で括った部分に示すように特賞の抽選の結果が「大当りA」の場合も表示されることから、遊技者はその抽選結果が「小当りB」を経由する「間接大当り」であるか、あるいは「大当りA」であるかが判別できないため、この時点では両方の特賞に対する期待感を抱くことができる。
その後、このステップS426において「Chance2」なる演出図柄を数秒間表示したならば、次のステップS428に移行して図2に示す特別電動役物32を作動し、大入賞口30を「0.5秒×2回」(「小当りA」よりも1回多い)のパターンで開放動作してから次のステップS436に移行する。
そして、ステップS436では、前記同様にその特別電動役物32の作動に際してその大入賞口30に遊技球の入賞があったか否かを判断し、入賞がなかったと判断したとき(No)は最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、入賞があったと判断したとき(Yes)は次のステップS438に移行してその大入賞口30内に入賞した遊技球がさらにそのVゾーン40を通過したか否かを前記Vゾーン入賞検出器254からの信号に基づいて判断する。その結果、Vゾーン40を通過していると判断したとき(Yes)は、次のステップS442に移行して特別電動役物32を第1「間接大当り」と同様に「29秒×8回」のパターンで作動させる(大入賞口作動)。
すなわち、このルートは「小当りB」を経由した、いわゆる第2「間接大当り」であり、これによって遊技者は大量の賞球を獲得することができる。また、ステップS428に示すように、特別電動役物32の作動回数も「小当りA」の場合よりも1回多いため、「間接大当り」の可能性がより高くなっている
その後、同様にして次のステップS444、S446などを経由してから最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、前記と同様に「朝一」にこの「小当りB」を経由した第2の「間接大当り」に突入した場合も、ステップS446のような時短更新処理は行われないことはいうまでもない。
次に、前述した特賞の抽選の結果、「大当りA」に当選した場合(ステップS416)は、次のステップS430に移行して演出図柄表示器54上に「小当りB」と同じ演出図柄(「Chance2」)を数秒間表示する。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「小当りA」や「大当りB」以外の特賞に当選したことを認識できるが、前述したようにこの「Chance2」なる演出図柄は、特賞の抽選の結果が「小当りB」の場合も表示されることから、遊技者はこの時点では「小当りB」を経由する「間接大当り」か「大当りA」が判別できないため、両方の特賞に対する期待感を抱くことができる。
その後、このステップS430において「Chance2」なる演出図柄を数秒間表示したならば、次のステップS432に移行して大入賞口30を同じく「0.5秒×2回」パターンで開放してから次のステップS440に移行して時短機能が発動し、時短が開始することになる。従って、遊技者はこの時点になってその特賞の抽選の結果、「大当りA」に当選したことを把握することができる。
なお、この「大当りA」は、時短機能が発動するための契機であって、ステップS442のような大入賞口30の大開放といった動作は行われないが、前述したように普通図柄の変動表示時間の短縮および普通電動役物46の開放時間の延長による抽選始動口34への効率的な入賞という極めて遊技者に有利な状態が得られるため、(考え方にもよるが)通常時に「小当りA」や「小当りB」を経由した「間接大当り」に当選するよりも有利な状態ということがいえる。特に、この「時短機能」を一旦獲得するとその後短時間で連続して「間接大当り」に突入する可能性が高くなるため、特に遊技を開始したばかりの遊技者にとっては遊技当初の最大目標であるということがいえる。
一方、前述した特賞の抽選の結果、「大当りB」に当選した場合(ステップS418)は、次のステップS432に移行して演出図柄表示器54上に図11(3)および(4)に示すような「777」あるいは「333」なる演出図柄を数秒間表示する。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「大当りB」に当選したことを認識でき、その後、直ちにステップS442に移行して特別電動役物32が「29秒×8回」のパターンで大開放が開始されることを予測することができる。すなわち、このルートはいわゆる「直接大当り」であり、これによって遊技者はいきなり大開放状態に突入して大量の賞球を獲得することができる。
そして、この「直接大当り」動作終了後は、同様にして次のステップS444、S446などを経由してから最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、前記と同様に「朝一」などにこの「大当りB」による「直接大当り」に突入した場合もステップS446のような時短更新処理は行われないことはいうまでもない。
他方、ステップS420に示すように前述した特賞の抽選の結果、「ハズレ」に当選した場合(特賞に当選しなかった場合)は、次のステップS434に移行して演出図柄表示器54上に図11(5)に示すような「ハズレ」あるいは不揃いな数字の組み合わせなどからなる演出図柄を数秒間表示する。
これによって遊技者はその特賞の抽選の結果が「ハズレ」であることを認識することができ、その後、最初のステップS400に戻って同様な処理を繰り返すことになる。
このように本発明の遊技機100は、抽選用始動口34への遊技球の入賞を契機として行われる抽選結果に応じて時短機能を発動させるようになっているため、出玉率をいたずらに上げることなく、時短機能の発動契機を増やすことが可能となる。
また、複数種類の特賞のうち、所定の特賞に当選したときにのみ時短機能を発動させるようになっているため、出玉率をいたずらに上げることなく時短機能の発動契機を増やすことが可能となる。
また、「小当り」当選時に時短機能を発動させるようにすれば、「小当り」に当選した際にその「小当り」を経由する「間接大当り」に突入できなかった場合でも時短機能の発動への期待感を同時に抱くことができるため、遊技者は退屈することなく遊技を楽しむことができる。
また、「小当り」に当選した場合だけでなく、「直接大当り」に当選した場合でもそれに対応する演出図柄の種類に応じて時短機能を発動させるようにしたため、「大当り」当選による賞球と時短機能の獲得といった2重の利得を同時に得ることも可能となり、より遊技性を向上させることができる。
また、抽選始動口34へ短時間で連続して入賞があったときはその入賞数を保留数として記憶保持し、その入賞保留数に応じて抽選を行うようになっているため、時短機能中における抽選始動口34への入賞を無駄にすることがない。
なお、本実施の形態では、「大当りB」に当選したときに時短機能が発動していなければ、そのまま通常の状態が継続されることになるが、「大当りB」当選時に選択される演出図柄の種類によっては、それを契機として時短機能を発動させるようにしても良い。例えば、図12のステップS448に示すように、「大当りB」に当選した結果、選択された演出図柄が「777」でなく「333」であるとき(No)は、そのまま通常の状態を継続することになるが、選択された演出図柄が「777」であるとき(Yes)は、次のステップS450に移行してその直後に時短機能が発動することになる。
また、本実施の形態では、ステップS442の「大当り」動作が終了した後に時短機能が作動中であるときは、その時短回数を更新するようにしたが、このような更新処理を行わずにそのまま残りの時短回数を消化するようにしても良い。
本発明に係る遊技機100の表面部の実施の一形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機100の遊技盤の実施の一形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機100の制御系の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る遊技機100の機能の一例を示す機能ブロック図である。 本発明に係る遊技機100の処理の前半の流れの一例を示すフローチャート図である。 本発明に係る遊技機100の処理の後半の流れの一例を示すフローチャート図である。 第1開閉部202による大入賞口30(特別電動役物32)の開閉処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 第2開閉部203による大入賞口30(特別電動役物32)の開閉処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 普通図柄表示部204による普通電動役物46の作動処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 入賞保留数機億部205による入賞保留処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 演出図柄表示部206による演出図柄表示器54に表示される演出図柄の例を示す図である。 本発明に係る遊技機100の処理の後半の流れの他の例を示すフローチャート図である。
符号の説明
100…遊技機
200…主制御基板
201…特賞抽選部(特賞抽選手段)
202…第1開閉部(第1開閉手段)
203…第2開閉部(第2開閉手段)
204…普通図柄表示部(普通図柄表示手段)
205…入賞保留数記憶部(入賞保留数記憶手段)
206…演出図柄表示部(演出図柄表示手段)
300…複合サブ制御基板
30…大入賞口
32…特別電動役物
34…抽選始動口
40…特定の遊技球通過領域(Vゾーン)
46…普通電動役物(電動チューリップ)
48…普通図柄始動ゲート
50…普通図柄表示器
54…演出図柄表示器
56…特別図柄表示器

Claims (4)

  1. 抽選始動口への遊技球の入賞を契機として特賞の抽選を行う特賞抽選手段と、当該特賞抽選手段による抽選結果に基づいて唯一の大入賞口を開閉する特別電動役物を短時間の開閉パターンで開閉動作する第1開閉手段と、当該第1開閉手段による特別電動役物の開閉動作に伴って当該大入賞口へ入賞した遊技球が特定の領域を通過したときに当該特別電動役物をさらに所定のパターンで開閉動作する第2開閉手段とを備え、
    前記特賞抽選手段による抽選結果は、複数種類の特賞を有している遊技機において、
    遊技球が通過または入賞する普通図柄始動ゲートと、
    当該普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過または入賞を契機として普通図柄を所定時間変動表示する普通図柄表示手段と、
    当該普通図柄表示手段による普通図柄の変動表示が停止したときに作動して前記抽選始動口への入賞確率を上昇させる普通電動役物と、をさらに備え、
    前記特賞抽選手段による抽選結果が所定の特賞に当選したときにのみ、前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動表示停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮するとともに、前記第1開閉手段前記短時間の開閉パターンで前記特別電動役物を開閉動作させるものの前記遊技球が前記特定の領域を通過したとしても前記第2開閉手段による当該特別電動役物の開閉動作を行わせないようになっていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項に記載の遊技機において、
    前記普通図柄表示手段は、前記普通図柄の変動停止時間を所定回数だけ前記所定時間よりも短縮している間に、他のいずれかの特賞に当選したときは、その特賞に対応する所定の開閉動作終了後に、前記普通図柄の変動表示停止時間を予め定められた所定回数だけ所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機において、
    前記特賞抽選手段による特賞の抽選結果に対応する演出図柄を変動表示する演出図柄表示手段をさらに備え、
    前記普通図柄表示手段は、当該演出図柄表示手段に表示される演出図柄に応じて前記普通図柄の変動表示停止時間を所定時間よりも短縮するようになっていることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記抽選始動口への遊技球の入賞保留数を記憶保持する入賞保留数記憶手段をさらに備え、前記特賞抽選手段は、当該入賞保留数記憶手段で記憶保持された入賞保留数に応じて特賞の抽選を行うようになっていることを特徴とする遊技機。
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