JP6276671B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6276671B2
JP6276671B2 JP2014193971A JP2014193971A JP6276671B2 JP 6276671 B2 JP6276671 B2 JP 6276671B2 JP 2014193971 A JP2014193971 A JP 2014193971A JP 2014193971 A JP2014193971 A JP 2014193971A JP 6276671 B2 JP6276671 B2 JP 6276671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
special symbol
special
game
display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014193971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016063922A (ja
Inventor
良太 加藤
良太 加藤
Original Assignee
株式会社ニューギン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニューギン filed Critical 株式会社ニューギン
Priority to JP2014193971A priority Critical patent/JP6276671B2/ja
Publication of JP2016063922A publication Critical patent/JP2016063922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6276671B2 publication Critical patent/JP6276671B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、始動入賞口へ遊技球が入賞したことを契機に取得される特別図柄判定用乱数を用いた抽選の結果に応じた図柄変動ゲームを実行する遊技機に関するものである。
従来より、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に大当り判定用の乱数を取得し、当該乱数の値と予め決定されている大当り判定値とが一致するか否かの判定により、大当りか否かの抽選を行う遊技機が知られている。この種の遊技機においては、特別図柄表示器において抽選結果に対応する特別図柄変動ゲームを実行すると共に、液晶表示装置やドラム回転装置などを用いて特別図柄変動ゲームに対応する飾り図柄変動演出を実行し、飾り図柄変動演出の最終停止図柄により、遊技者に大当たりを知らせることにより、興趣を高める工夫がなされている。
また、今日では、大当たりの場合に、第2の乱数によって振り分けられる当たり種別に応じて特別遊技の内容を異ならせた遊技機も多く知られている。この種の遊技機においては、液晶表示装置に飾り図柄以外の特殊図柄を点滅表示し、特殊図柄の点滅停止時の色によって特別遊技の振り分け結果を報知する様にした遊技機もある(特許文献1)。
特開2005−192818号公報
こうした特殊図柄は、飾り図柄変動演出による停止図柄が確定するまでは点滅を繰り返し、飾り図柄が一旦停止したり消滅した後、発展演出等が行われる場合は、停止図柄が確定するまで当該点滅を続行することにより、遊技者に対して停止図柄が確定していないことを報知する役割も担っている。
しかしながら、特許文献1の技術では、特殊図柄を液晶表示装置に表示するため、可動体役物の動作によって隠れたり、背景画像の色が同一色となったりした場合には、点滅表示を認識できず、発展演出による飾り図柄の再変動が行われたときなどに違和感を与えてしまう。このため、従来の遊技機では、可動体役物の動作範囲、背景画像の色などを設計するに当たり、液晶表示装置内の特殊図柄の表示位置や表示色等との干渉が生じない様にする必要があり、遊技機設計における自由度が制約されるという問題があった。
そこで、本発明は、遊技機設計の自由度を制約することのない特殊図柄表示を実行できる様にすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、特別図柄抽選契機が与えられたときに所定の特別図柄当選確率に基づいて特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、所定の始動条件を満たすことにより、前記特別図柄抽選の結果に対応する特別図柄変動ゲームの表示を実行する特別図柄変動ゲーム実行手段と、前記特別図柄抽選に当選したことを条件に特別入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた飾り図柄変動ゲームの表示を実行する飾り図柄変動ゲーム実行手段と、前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた特殊図柄の表示を所定の表示態様にて実行する特殊図柄表示実行手段とを備え、前記特殊図柄表示実行手段は、前記特別図柄変動ゲーム実行手段が前記特別図柄変動ゲームにおいて停止図柄を確定するまでの間、前記特殊図柄の表示を実行させ続ける手段として構成された遊技機において、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記特殊図柄表示実行手段によって特殊図柄を表示するための表示手段として、前記特別図柄変動ゲーム実行手段が特別図柄を表示する特別図柄表示手段及び前記飾り図柄変動ゲーム実行手段が飾り図柄を表示する飾り図柄表示手段とは別個に、第3の表示手段を備えていること。
(1B)前記第3の表示手段は、複数個のLEDを用いた表示手段として構成されると共に、左側遊技領域に設置された一番下側の風車の左下、かつ、前記左側遊技領域の下側領域に設置された普通入賞口より上流側において、前記風車で弾かれて落下してくる遊技球を前記普通入賞口の上方に設置された釘列へと誘導し得る誘導壁を形成する様に、内側誘導レールの内側に設置され、遊技者に対して打球の発射方向を示唆するための発射方向示唆用LEDをも備えていること。
ここで、本発明の遊技機は、「(1C)前記風車は、前記左側遊技領域には1個だけ設置されていること。」としてもよい。この場合、当該1個だけ設置された風車が、(1B)にいうところの「左側遊技領域に設置された一番下側の風車」となる。
また、本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(1D)前記第3の表示手段は、前記誘導壁を形成する様に右下がりに構成された上部壁面と、前記内側誘導レールの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部と、を有するユニット部品によって構成され、前記レール側端部が前記内側誘導レールに接する様に遊技盤に設置されていること。
本発明の遊技機によれば、第3の表示装置を、特別図柄表示装置や飾り図柄表示装置とは別に、LEDを用いた表示装置として構成しているから、飾り図柄表示装置(例えば、液晶表示装置)に表示する背景画像等の設計において特殊図柄の表示色との干渉を考慮する必要がない。また、第3の表示装置は、待機位置にある可動体によって前方を遮られることがなく、かつ、当該可動体が動作しても前方を通過されることのない位置に設置されているから、特別図柄変動ゲームの実行中、常に、その表示を視認することができる。なお、より具体的には、「センター役物の外側の遊技領域内に設置」すればよい。センター役物や裏ユニットなどに取り付けられる可動体は、飾り図柄表示装置の前面で出没や回動等を行うから、センター役物よりも外側であれば、これらによって視認を妨げられることがない。また、機枠の上部などに大当たり報知時に開く様な可動体が備えられている遊技機であっても、これらは遊技領域を隠す様な動作をしないから、「センター役物よりも外側の遊技領域」は、機枠に備えられた可動体によっても視認を妨げられることがない。
本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(2)前記第3の表示装置は、前記飾り図柄表示装置を取り囲むセンター役物とは別体で、当該センター役物から離れた位置に別個に遊技盤に対して取り付けられ得るユニット部品として構成されていること。
かかる構成を備えることにより、第3の表示装置をセンター役物に組み込む必要もなく、センター役物に関する設計の自由度を抑制しない上に、汎用性のある部品として種々の遊技機に対して同じユニット部品を使用することが可能になる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)前記特別図柄抽選契機を与える手段として、第1の検知スイッチと第2の検知スイッチとを備え、前記第3の表示装置が、前記第1の検知スイッチによる特別図柄抽選契機によって得られた特殊図柄を表示するための第1のLEDと、前記第2の検知スイッチによる特別図柄抽選契機によって得られた特殊図柄を表示するための第2のLEDとを別個に備えていること。
(3)の構成を備える遊技機によれば、特殊図柄表示用の情報表示装置において、第1のLEDで特殊図柄表示が実行されているときは第1の検知スイッチによる特別図柄抽選契機に対応する特別図柄変動ゲーム実行中であることを、第2のLEDで特殊図柄表示が実行されているときは第2の検知スイッチによる特別図柄抽選契機に対応する特別図柄変動ゲームの実行中であることを、遊技者に知らせることができる。ここで、特別図柄抽選契機を与える検知スイッチを複数個備え、いずれの検知スイッチによって抽選契機が与えられたかに応じて、大当たり種別の振り分け確率を異なる設定としている遊技機も多くある。この様な遊技機においては、実行中の特別図柄変動ゲームがどの検知スイッチで抽選契機を与えられた特別図柄抽選の結果に対応しているかは、遊技者にとって大いに興味を惹かれるものである。例えば、第1の検知スイッチによる特別図柄抽選契機によって大当たりとなったとき(特図1大当たり)よりも、第2の検知スイッチによる特別図柄抽選契機によって大当たり(特図2大当たり)となったときの方が、特別遊技の内容がより有利なものへと振り分けられ易く構成されているならば、第2のLEDによって特殊図柄表示が実行されているならば、飾り図柄変動ゲームだけでは判別できない「特図2大当たり」の可能性を遊技者に期待させ、興趣を向上させることができる。
また、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の(A)〜(C)の内の少なくとも一つ以上の構成をも備えるとよい。
(A)前記特別図柄抽選手段による特別図柄抽選の結果を所定個数を限度として保留記憶し得る特別図柄保留記憶手段を備え、前記第3の表示装置は、前記特別図柄保留記憶手段に記憶されている保留記憶個数を所定の表示態様にて表示するための保留表示用LEDをも備えていること。
(B)前記特別図柄抽選契機を与える手段として、第1の検知スイッチと第2の検知スイッチとを備え、前記特別図柄保留記憶手段が、前記第1,第2の検知スイッチのいずれによって前記特別図柄抽選契機が与えられたことによる特別図柄抽選の結果かに応じてそれぞれ所定個数を限度として保留記憶することができる手段として構成され、前記第3の表示装置は、前記保留表示用LEDとして、前記第1,第2の検知スイッチによる特別図柄抽選の結果の保留であるかを区別し得る様に複数個のLEDを備えていること。
(C)前記保留表示用LEDが、前記第1,第2の検知スイッチによる特別図柄抽選の結果の保留記憶のそれぞれに対して2個ずつ備えられ、点灯表示と点滅表示との組み合わせにより、前記第1,第2の検知スイッチによる特別図柄抽選の結果の保留記憶のそれぞれに対して最大4個の保留個数を表示し分ける様に構成されていること。
特殊図柄表示は特別図柄抽選結果に対応するものであり、特別図柄抽選結果は所定個数を限度として保留記憶されるものであるから、大当たりの可能性のある特別図柄抽選の結果が何個保留記憶されているかは、第3の表示装置に注目している遊技者の興味を惹くものである。(A)の構成をも備えることにより、この保留記憶個数を、第3の表示装置内において保留表示用LEDで表示することができ、今回はずれであっても、まだ大当たりの可能性を秘めた特別図柄抽選結果が何個残っているかを知ることができ、遊技者の興趣を高めることができる。また、第3の表示装置に注目しながらも保留記憶の個数を知ることにより、発射装置による狙いを調整するなどの工夫をする切っ掛けを与えることもできる。
上述の様に、「特図1大当たり」と「特図2大当たり」で大当たり種別の振り分け確率等を異なる設定としている遊技機では、(B)の構成をも備えるならば、特図1,特図2のどちらにどれだけ保留記憶が存在するかを第3の表示装置に注目している遊技者が把握することができ、より一層、興趣を向上させることができる。
この場合、特に(C)の構成をも備えることにより、特殊図柄表示だけでなく保留記憶個数の表示をも実行し得る第3の表示装置を小型化することができ、小型になっても必要な情報を十分に表示することができる。この結果、遊技機設計の自由度を損なうことなく、汎用性の高い部品として第3の表示装置を提供することができる。
また、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)普通図柄抽選契機が与えられたときに所定の普通図柄当選確率に基づいて普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、前記普通図柄抽選に当選したことを条件に所定の開閉パターンで動作する普通電動役物とを備え、前記第3の表示装置が、前記普通図柄抽選手段による普通図柄抽選の結果を所定の表示態様にて表示するための普通図柄表示用LEDをも備えていること。
普通図柄抽選の結果も、当たりの場合の普通電動役物の動作を示唆するものとなり、遊技者の興趣を高めるものとなる。従って、第3の表示装置に普通図柄表示用LEDをも備えさせることで、遊技者に対して複数の情報を見易く知らせることができる。この場合、「(D)前記普通図柄抽選手段による普通図柄抽選の結果を所定個数を限度として保留記憶し得る普通図柄保留記憶手段を備え、前記第3の表示装置は、前記普通図柄保留記憶手段に記憶されている保留記憶個数を所定の表示態様にて表示するための普通図柄保留表示用LEDをも備えていること。」、「(E)前記普通図柄保留表示用LEDが2個備えられ、点灯表示と点滅表示との組み合わせにより、前記普通図柄抽選の結果の最大4個の保留個数を表示し分ける様に構成されていること。」という個性をも備えれば、普通図柄についての保留個数をも遊技者に知らせることができる。
また、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(5)前記第3の表示装置は、遊技者に対して打球の発射方向を示唆するための発射方向示唆用LEDをも備えていること。
機種により、通常状態では「左打ち」で遊技し、大当たり中や大当たり終了後の時短状態では「右打ち」で遊技し、時短状態終了後は再び「左打ち」に戻す様に設計されているものがある。この様な機種において、液晶表示装置にナビゲーションメッセージが表示されるものもあるが、第3の表示装置のLEDでこうした情報を示唆することにより、遊技者が、いつ「右打ち」を開始したらよいかや、いつ「左打ち」に戻したらよいかといった情報をより的確に伝達することができる。なお、この発射方向示唆用LEDは点灯しているか消灯しているかによって発射方向を示唆する様に1個だけで構成することもでき、その場合、第3の表示装置によって多くの情報を表示しつつ小型化を図る上で有効となる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(6)前記第3の表示装置は、遊技盤に植設されている釘に対して遊技球の流下方向上流側に設置され、前記釘と連携して遊技球の誘導路を形成し得る上部壁面を有するユニット部品として構成されていること。
遊技領域には多数の釘が植設されて、遊技球の流下方向に変化を与えたり、所定の方向へ誘導したりする様に構成されている。こうした釘に対して遊技球の流下方向上流側において、釘と連携して遊技球の誘導路を形成する上部壁面を備えるユニット部品とされた第3の表示装置を設置することにより、第3の表示装置を、単に特殊図柄表示を行うだけでなく、釘と共に遊技球誘導路を形成する部品としても機能させることができる。特に、「遊技領域の左下の位置」において、釘と連携して遊技球の誘導路を形成し得る様に第3の表示装置を設置すれば、当該位置は、通常、遊技球が始動入賞装置へと向かって転がっていくか否かの分岐点にもなっており、遊技者の注目を集めやすい場所である。従って、第3の表示装置の表示にも自ずと注目することとなり、特別図柄変動ゲームの実行状況を遊技者に的確に伝達する設置方法となる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(7)前記第3の表示装置は、遊技盤に植設された風車の下方に設置されたユニット部品によって構成され、前記風車によって下方へと流路を変化させられた遊技球を右下がりに形成された上部壁面で受け止め得る位置に設置されていること。
風車は、これに絡んだ遊技球の進路を始動入賞口へ向かう方向へ変化させたり、その逆に、下方に向かう方向へ変化させたりする。従って、風車の設置位置は遊技者が注目する位置となっている。従って、風車の下方に設置された第3の表示装置の表示にも自ずと注目することとなり、特別図柄変動ゲームの実行状況を遊技者に的確に伝達する設置方法ということができる。
そして、(7)だけでなく(6)の構成をも備えさせるならば、風車によって下方に流路変更された遊技球は第3の表示装置の上部壁面に受け止められた後、釘と連携してスムーズに転がっていく結果、遊技球の動きが第3の表示装置に注目する遊技者にとって邪魔な動きとならない。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(11)前記第3の表示装置は、発射装置から発射された遊技球を誘導する誘導レールの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部を有するユニット部品によって構成され、前記レール側端部が前記誘導レールに接する様に前記遊技盤に設置されていること。
誘導レールは、遊技領域の左下から左上部にかけて円弧を描く様に設置される。従って、第3の表示装置を、可動体によって視認を妨げられることのない遊技領域の左下方の領域に設置するに当たり、上述の構成とすることで、遊技領域における遊技球の転動可能領域を制限することなく遊技盤に設置することができる。これにより、風車や障害釘、道釘などの設置位置に対する設計の自由度を抑制することもない。
なお、この場合、特に、(6),(7)の構成をも備える様にすれば、注目され易い位置に設置することができ、さらに、(3)〜(5)の構成をも備える様にすれば、コンパクトでかつ多彩な情報を遊技者に対して的確に伝達することができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(12)前記第3の表示装置は、発射装置から発射された遊技球を誘導する誘導レールの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部と、該レール側端部の上端から右下方に傾斜する上端部と、該上端部から前記レール側端部の下端に向かって形成された右側端部とを有する正面板と、該正面板の上端部から後方に向かって伸びる上端壁と、前記正面板の右側端部から後方に向かって伸びる右側壁とを備え、前記上端壁及び右側壁の後端から外へ伸びる平板部とを備えるカバー体と、前記正面板の後方に設置されるLED基板とからなり、前記LED基板の表面に配設されたLEDが前記正面板と重なり、当該正面板を介して前記LEDの表示態様を視認可能なユニット部品として構成されていること。
ここで、LED基板は、正面板の直後に設置されてもよいし、正面板から後方へ離して、例えば裏ユニットの前面に設置されていてもよい。LED基板の表面に配設されたLEDが正面板と重なり、正面板を介してLEDの点灯・点滅といった表示態様が視認可能であれば構わない。「前記カバー体は、前記レール側端部にも後方に伸びる壁面を備えていること」という構成を採用してもよいが、「前記レール側端部は後方に伸びる壁面を備えず開放されていること」という構成にしておけば、LED基板をカバー体内に収納する場合に組み付け作業を容易化することができる。また、「前記カバー体を透明合成樹脂による成形体で構成すること」としておけば、窓を設けなくても正面板を介してLEDの点灯及び点滅の状態を視認可能なものとすることができる。そして、「上端壁から外へ伸びる平板部と右側壁から外へ伸びる平板部をネジ止めによって遊技盤に固定」すれば、遊技球の衝突に対して強固な設置が可能となる。
本発明によれば、遊技機設計の自由度を制約することのない特殊図柄表示を実行することができる。
実施例1のパチンコ機を示し、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は分解斜視図である。 実施例1の遊技盤を示し、(A)は正面図、(B)は要部拡大正面図である。 実施例1の第3の表示装置を示し、(A)は分解斜視図、(B)は正面図、(C)はa−a断面である。 実施例1の第3の表示装置による表示態様を示し、(A)は本図における凡例、(B)は特図1変動ゲーム対応動作、(C)は特図1保留個数表示動作、(D)は特図2変動ゲーム対応動作、(E)は特図2保留個数表示動作のそれぞれについての説明図である。 実施例1の第3の表示装置による表示態様を示し、(A)は本図における凡例、(B)は右打ち・左打ち示唆動作、(C)は普図変動ゲーム対応動作、(D)は普図保留個数表示動作のそれぞれについての説明図である。 実施例1の遊技機の制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例1の遊技機のサブ制御基板の記憶部の主要な構成を示し、(A)は演出データ記憶手段の説明図、(B)は保留先読み記憶部の説明図である。 実施例1の遊技機における賞球払出処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1の遊技機における特図入力処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1の遊技機における特図開始処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1の遊技機における変動演出処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1の遊技機における普通図柄入力・判定処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は普通図柄入力処理のフローチャート、(C)は普通図柄判定処理のフローチャートである。 実施例2の第3の表示装置を示し、(A)は分解斜視図、(B)はa−a断面である。 実施例3の第3の表示装置を示し、(A)は分解斜視図、(B)はLED基板の取り付け方法を示す正面図、(C)はa−a断面である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1.1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機Pは、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F及び打球発射装置Gを備えている。外枠Aはパチンコ機Pの外郭を構成する縦長方形の枠である。中枠Bは、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の枠であって、外枠Aの前面側に開閉可能かつ着脱可能に組み付けられる。遊技盤1は、中枠Bの開口部に取り付けられる。前枠Dは遊技盤1の透視保護窓であって、施錠装置Hの操作によって開閉可能な様に中枠Bの前面側に組み付けられる。上の球受け皿Eは、貸し球や賞球の受け皿で、本実施例においては前枠Dの下部と一体に構成されている。従って、前枠Dを中枠Bに対して開閉するときに上の球受け皿Eも共に開閉される。下の球受け皿Fは、上の球受け皿Eが一杯になったときに排出される遊技球や打ち損じの遊技球等を受ける受け皿であって、中枠Bの下部に固定されている。打球発射装置Gは、上の球受け皿Eから発射レールに送り込まれた遊技球をハンドル操作に対応する強さで打ち出すための装置であって、中枠Bの右下部に装備される。
中枠Bは、上縁をなす上枠部材B1と、下縁をなし打球発射装置G等が設置された下枠部材B2と、左側縁をなす左枠部材B3と、右側縁をなす右枠部材B4とから構成されて、これら上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に開口する開口部分が、遊技盤1を設置する遊技盤保持部B5として機能する。ここで、中枠Bは、外枠Aの左上端部及び左下端部に設けられた支軸を介して枢支され、左側端部を中心として中枠Bを回転させることで外枠Aに対して中枠Bを開閉し得るようになっている。
遊技盤1は、ベニヤ板、透明合成樹脂板などによって形成される板部材1aの中央開口に裏面側から臨む様に液晶表示装置LCDが取り付けられ、この液晶表示装置LCDを取り囲む様に、板部材1aの前面側からセンター役物30が取り付けられている。液晶表示装置LCDは、遊技盤1の裏側に取り付けられる裏ユニット3に対して、可動体役物や電飾装置などと共に組み付けられ、板部材1aの背面側から組み付けられる。なお、センター役物30と液晶表示装置LCDの間には、こうした可動体役物が液晶表示装置LCDの前面へ出没するためのスペースを確保する様に、液晶表示装置LCDは、板部材1aの背面よりも後方に控えた状態の前後方向位置に組み付けられる。
遊技盤1は、図2(A)に示す様に、障害釘11や風車12が植設された遊技領域10の中央にセンター役物30が取り付けられ、センター役物30の中央直下に始動入賞装置7が備えられる。また、センター役物30の右斜め下方に大入賞口15が設置され、センター役物30の右側には大入賞口15の開放時に右側から遊技球を入賞させるための右打ち通路20が備えられた構成となっている。遊技盤1には、この他、外側誘導レール17a、内側誘導レール17b、普通入賞口18、アウト口19等も設置されている。
センター役物30は、大型装飾体31、ステージ32、ワープ通路33を備えるリング状を呈している。また、センター役物30の上部から右側にかけて右打ち通路20が形成されると共に、右打ち通路20の出口付近にゲート37が設置され、さらに下方に第2始動入賞装置27が設置されている。右打ち通路20は、例えば、流路の幅は、遊技球1個分より広く、2個分以下である様な障害釘が植設されていない細い通路として構成されている。障害釘11はゲート37の上部に植設され、右側通路20を経由して右側遊技領域に打ち込まれた遊技球の流下経路を変化させる。ゲート37は遊技球の通過によって普通図柄抽選の契機を与え、第2始動入賞装置27は、当該普通図柄抽選結果が「当たり」となって片開き式の普通電動役物を開放したときだけ遊技球が入賞可能となる普通電動役物付き始動入賞装置として構成されている。
また、センター役物30にはソレノイド駆動によって液晶表示装置LCDの前面で落下動作を実行するロゴ可動体100と、モータ駆動によって液晶表示装置LCDの前面で回動動作を実行する振り子可動体200も備えられている。
さらに、大入賞口15の下方に設置された装飾体51には特別図柄表示装置50が備えられると共に、風車12の下方には、第3の表示装置60も設置されている。
第3の表示装置60は、図2(B)に示す様に、内側誘導レール17bの遊技領域側湾曲面に接する様に遊技盤に固定され、風車12で弾かれて落下してくる遊技球PBを、障害釘列11aへと誘導する誘導壁60aを形成する機能も発揮する様に取り付けられる。
ここで、本実施例のパチンコ機Pは、始動入賞口7への遊技球の入賞を契機として特図1判定用乱数を取得し、第2始動入賞口27への遊技球の入賞を契機として特図2判定用乱数を取得し、特図1,特図2のそれぞれについての特図保留情報として最大4個ずつ合計8個の特図保留情報を保留記憶することができる様に構成されている。そして、所定の条件(特図保留情報の記憶が存在し、特別図柄変動ゲームが実行されておらず、特別遊技も実行されていない)を満足したとき、所定の読み出し順番に従って特図保留情報を読み出して特別図柄判定を実行する。特別図柄判定では、読み出した特図保留情報と大当たり判定値との一致・不一致判定を行い、「大当たりか否か」を判定する。
そして、特別図柄判定の結果に応じた特別図柄変動ゲームにおける変動時間及び停止図柄を決定し、特別図柄表示装置50を用いて、この変動時間にわたり特別図柄を変動させた後に停止図柄を確定させる特別図柄変動ゲームを実行する。特別図柄判定の結果が「大当たり」の場合には、特別図柄変動ゲームによって大当たりに対応する停止図柄を確定させた後、大入賞口15の開放を伴う特別遊技を実行する。
また、特別図柄判定が実行されるとき、特別図柄判定の結果に応じた飾り図柄変動ゲームを実行するための飾り図柄の変動パターン及び停止図柄(第1図柄〜第3図柄)も決定され、液晶表示装置LCDを用いた飾り図柄変動ゲームが実行される。液晶表示装置LCDでは、飾り図柄を変動表示させ、第1図柄〜第3図柄の停止をもって、特別図柄判定の結果に対応した第1図柄〜第3図柄の確定表示を実行する。このとき、これら第1図柄〜第3図柄の他に、特図1については第4図柄を、特図2については第5図柄を特殊図柄として決定し、第3の表示装置60を用いた特殊図柄変動表示をも実行する。これら特別図柄変動ゲーム、飾り図柄変動ゲーム及び特殊図柄変動表示は、変動開始及び停止図柄確定のタイミングが互いに同期したものとなる様に所定の表示態様を続行する形で進行した後、特殊図柄の確定表示を行う。
なお、特別図柄判定に用いる大当たり判定値は、大当たり確率が所定値となる様に、予め定められている。大当たり確率は、特図1、特図2共に同じ値となる様に設定されるが、その後の特別遊技におけるラウンド数の付与等に関する振り分け条件は、特図1と特図2で異なる設定となっている。本実施例においては、特図2によって大当たりとなった場合の方が、特図1で大当たりとなった場合よりも遊技者にとって有利な態様となる様に設定してある。
本実施例のパチンコ機Pは、ゲート37に対する遊技球の通過を契機として普通図柄判定用乱数を取得し、普通図柄保留情報として最大4個を保留記憶することもできる様に構成されている。そして、所定の条件(普通図柄保留情報の記憶が存在し、普通図柄変動ゲームが実行されていない)を満足したとき、記憶順に従って普通図柄保留情報を読み出して普通図柄判定を実行する。普通図柄判定では、読み出した普通図柄保留情報と当たり判定値との一致・不一致判定を行い、「当たりか否か」を判定する。そして、普通図柄判定の結果に応じた普通図柄変動時間及び普通図柄における停止図柄を決定し、特別図柄表示装置50を用いて、決定した普通図柄変動時間にわたり普通図柄を変動させた後に普通図柄における停止図柄を確定させる普通図柄変動ゲームを実行する。普通図柄判定の結果が「大当たり」の場合には、普通図柄変動ゲームによって当たり図柄を確定させた後、第2始動入賞口27の片開き普通電動役物を所定の普電開閉パターンで開閉動作させる。このときの普電開閉パターンは、1種類だけではなく複数種類用意されていて、普通図柄判定によって当たりの場合に、所定の確率でいずれかのパターンへと振り分けが実行される様にも構成されている。
普通図柄判定のための当たり判定値は、通常状態では当たり確率が「ほぼ0」となる設定としている。従って、通常状態では、遊技者は右打ち遊技を実行しても第2始動入賞装置27による特図2判定用乱数を取得できる可能性は「ほぼ0」となる。その一方、大当たり振り分けにより、大当たり終了後の所定回数にわたって時短が付与された場合、及び確変が付与された場合は、普通図柄判定における当たり確率が「ほぼ1」に変更される設定としている。従って、この様な「時短又は確変が付与されている状態(以後、「右打ち有利状態」という)」においては、遊技者は右打ち遊技を実行して遊技球にゲート37を通過させることで、普通電動役物の開閉により、第2始動入賞口27への入賞が容易な状態を形成し、特図2判定用乱数を次々と取得するチャンスが与えられる。上述の普通図柄開閉パターンは、通常状態で当たりとなった場合よりも、右打ち有利状態で当たりとなった場合の方が、開閉回数が多くなり、1回の開放時間が長くなり、さらには普通図柄変動時間が短くなるといった設定とすることで、通常状態において右打ちをした場合よりも相当に有利な条件で遊技を行うことができる設定となっている。
本実施例においては、第3の表示装置60は、特殊図柄変動表示を実行するだけでなく、特図保留情報、普通図柄変動ゲーム、普通図柄保留情報、及び、遊技者に対する右打ち・左打ちの示唆に関する表示も実行する様に、特図1変動表示部60b、特図1保留表示部60c、特図2変動表示部60d、特図2保留表示部60e、普通図柄変動表示部60f、普通図柄保留表示部60g、及び、右打ち・左打ち示唆表示部60hを備えている。
[2 第3の表示装置]
この様な用い方をされる第3の表示装置60は、図3(A)に示す様に、シール61と、カバー体62と、内側ケース63と、LED基板64とから構成されている。
シール61は、光透過性を有しない非透明領域61aの中に10個の光透過性を有する丸窓61b〜61kを備えている。非透明領域61aは、LEDの発光状態を際立たせる観点から、黒あるいはダークグレーを基調とするとよい。
カバー体62は、透明合成樹脂成形体によって構成され、図3(B)に示す様に、内側誘導レール17bの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部62aと、レール側端部62aの上端から右下方に傾斜する上端部62bと、上端部62bからレール側端部62aの下端に向かって形成された右側端部62cとを有する正面板62dを備えると共に、図3(A)に示す様に、この正面板62dの上端部62bから後方に向かって伸びる上端壁62eと、正面板62aの右側端部62cから後方に向かって伸びる右側壁62fと、これら上端壁62e及び右側壁62fを取り囲む様に外へ伸びる平板部62gとを備えている。
内側ケース63は、非透明合成樹脂成形体によって構成され、カバー体51の内側に収まる本体の上面63aに、10個の窓孔63b〜63kを備えている。これら10個の窓孔63b〜63kは、組み立てたときに、シール61の丸窓61b〜61kと一致する位置に形成されている。
LED基板64は、基板本体64aの上面に、10個のLED64b〜64kが設置されたものとなっている。LED基板64は、内側ケース63の中に収納される様にして取り付けられ、10個のLED64b〜64kは、内側ケース63の10個の窓孔63b〜63kの直下に位置する様に配置されている。
この結果、第3の表示装置60においては、シール61の丸窓61b〜61k、内側ケース63の窓孔63b〜63k、及び、LED基板64のLED64b〜64kは、図3(A)〜(C)に示す様に、遊技盤に組み付けたとき、対応するもの同士が互いに前後方向に重なり、窓孔63b〜63k及び丸窓61b〜61kを介して、各LED64b〜64kの点灯、点滅等の表示態様を視認することができる構成となっている。また、内側ケース63の窓孔同士の間には、各LEDの光が他のLEDに対応する丸窓から視認されてしまわない様に構成するための仕切部63mがマス目状に形成されている。本実施例では、仕切部63mを、基板本体64aの上面近くまで伸ばして上記作用をより確実なものとすると共に、LED基板64の高さ方向位置決め部材としても機能させている。
第3の表示装置60は、図3(B),(C)に示す様に、遊技盤1を構成する板部材1aの前面に平板部62gの裏面を当接させると共に、内側誘導レール17bの遊技領域側の湾曲面に天板62dのレール側端部62aを当接させる様にして位置決めし、ネジ止め固定される。図2(B)に示した様に、カバー体62の上端壁62eは、風車12で弾かれて落下してくる遊技球PBを、障害釘列11aへと誘導する誘導壁60aとして機能する。
LED基板64の裏面側から伸びるワイヤハーネス64wは、板部材1aに形成された貫通孔1bを介して裏側に伸ばされ、裏ユニット3の貫通孔3bを介して取り回された制御信号用ワイヤハーネス320wと接続される。
本実施例においては、第3の表示装置60は、制御信号を受けて、図4,図5に示す様に動作する。なお、図4,図5は、各図(A)の凡例に示す様に、白色で「消灯」を、縦ハッチングで「点滅」を、黒色で「点灯」を、それぞれ表現している。
第3の表示装置60は、図4(B)に示す様に、始動入賞装置7への遊技球の入賞を契機として取得された特図1判定用乱数の特別図柄判定に伴って実行される特別図柄変動ゲーム(特図1変動ゲーム)に対応し、LED64bの消灯、点滅、点灯を実行する。この結果、丸窓61bを介して、[変動中]は「点滅」、[大当たり図柄確定時]は「点灯」、[はずれ図柄確定時]は「消灯」が視認されることとなる。なお、特図1変動ゲームが実行されていないときも「消灯」となる。
第3の表示装置60は、図4(C)に示す様に、始動入賞装置7への遊技球の入賞を契機として取得された特図1判定用乱数の保留個数に応じて、LED64c,64dの消灯、点滅、点灯を実行する。[保留1個]のときはLED64cだけを「点灯」させ、[保留2個]のときはLED64c,64dを共に「点灯」させ、[保留3個]のときはLED64cを「点滅」,LED64dを「点灯」させ、[保留4個]のときはLED64c,64dを共に「点滅」させる。これらの表示状態は、丸窓61c,61dを介して視認される。なお、これら特図1保留個数を示す2個のLED64c,64dは、保留記憶がないとき(特図1変動ゲーム中を含む)においては、いずれもが「消灯」となる。
第3の表示装置60は、図4(D)に示す様に、第2始動入賞装置27への遊技球の入賞を契機として取得された特図2判定用乱数の特別図柄判定に伴って実行される特別図柄変動ゲーム(特図2変動ゲーム)に対応し、LED64eの消灯、点滅、点灯を実行する。[変動中]は「点滅」、[大当たり図柄確定時]は「点灯」、[はずれ図柄確定時]は「消灯」となる。なお、特図2変動ゲームが実行されていないときも「消灯」となる。これらの表示状態は、丸窓61eを介して視認される。
第3の表示装置60は、図4(E)に示す様に、第2始動入賞装置27への遊技球の入賞を契機として取得された特図2判定用乱数の保留個数に応じて、LED64f,64gの消灯、点滅、点灯を実行する。[保留1個]のときはLED64fだけを「点灯」させ、[保留2個]のときはLED64f,64gを共に「点灯」させ、[保留3個]のときはLED64fを「点滅」,LED64gを「点灯」させ、[保留4個]のときはLED64f,64gを共に「点滅」させる。これらの表示状態は、丸窓61f,61gを介して視認される。これら特図2保留個数を示す2個のLED64f,64gは、保留記憶がないとき(特図2変動ゲーム中を含む)においては、いずれもが「消灯」となる。
本実施例の遊技機は、上述の様に、通常状態では普通図柄判定における当たり確率は「ほぼ0」であるから、右打ち遊技をしても遊技者は有利にならない。その一方、「右打ち有利状態」となっている間は、右打ち遊技が遊技者にとって有利となる。そこで、図5(B)に示す様に、第3の表示装置60のLED64hの消灯、点灯を実行することで、右打ち・左打ちの示唆を実行する。[左打ち]を示唆する条件にあるときはLED64hを「消灯」、[右打ち]を示唆する条件にあるときはLED64hを「点灯」に制御する。これらの表示状態は、丸窓61hを介して視認される。
第3の表示装置60は、図5(C)に示す様に、ゲート37に対する遊技球の通過を契機として取得された普通図柄判定用乱数の普通図柄判定に伴って実行される普通図柄変動ゲームに対応し、LED64iの消灯、点滅、点灯を実行する。[変動中]は「点滅」、[当たり図柄確定時]は「点灯」、[はずれ図柄確定時]は「消灯」となる。なお、普通図柄変動ゲームが実行されていないときも「消灯」となる。これらの表示状態は、丸窓61iを介して視認される。
第3の表示装置60は、図5(D)に示す様に、ゲート37に対する遊技球の通過を契機として取得された普通図柄判定用乱数の保留個数に応じて、LED64j,64kの消灯、点滅、点灯を実行する。[保留1個]のときはLED64jだけを「点灯」させ、[保留2個]のときはLED64j,64kを共に「点灯」させ、[保留3個]のときはLED64jを「点滅」,LED64kを「点灯」させ、[保留4個]のときはLED64j,64kを共に「点滅」させる。これらの表示状態は、丸窓61j,61kを介して視認される。これら普通図柄保留個数を示す2個のLED64j,64kは、保留記憶がないとき(普通図柄変動ゲーム中を含む)においては、いずれもが「消灯」となる。
[3 制御装置の構成]
次に、本実施例のパチンコ機Pのゲーム性等について説明する。まず、制御系統について図6に基づいて説明する。CPU,ROM,RAM,クロック等を備えた主制御基板310に対して、始動入賞装置7に備えられている特図1スイッチSW1、第2始動入賞装置27に備えられている特図2スイッチSW2、ゲート37に備えられている普通図柄スイッチSW4、大入賞口15に備えられた入賞検知スイッチSW7、普通入賞装置18に備えられた入賞検知スイッチSW11〜SW14からの検知信号が入力される様になっている。主制御基板310は、特図1スイッチSW1からの検知信号の入力を契機として取得した特図1判定用乱数を最大4個、特図2スイッチSW2の検知信号入力を契機として取得した特図2判定用乱数を最大4個、及び普通図柄スイッチSW4の検知信号入力を契機として取得した普通図柄判定用乱数を最大4個、それぞれ保留記憶しておくために、特図1保留記憶部311、特図2保留記憶部312、及び普通図柄保留記憶部313を備えている。
また、主制御基板310からは、サブ制御基板320、払出制御基板330、発射制御基板340、特別図柄表示装置50、大入賞口15の開閉用ソレノイドSOL7、第2始動入賞装置27の普通電動役物開閉用ソレノイドSOL27へとコマンドが出力される様になっている。インタフェース基板350は、払出制御基板330との間でコマンドのやり取りを行う構成となっている。なお、電源基板360は、電源中継基板380を介して主制御基板310への電源供給を行う構成となっている。そして、サブ制御基板320は、演出表示制御基板370及び第3の表示装置60へとコマンドを出力する構成となっている。また、貸し玉ボタンQ、カード取り出しボタンRからの押下信号は、球貸し操作基板390へと入力され、この球貸し操作基板390からインタフェース基板350を経由して払出制御基板330へと入力される構成となっている。インタフェース基板350はまた、カードユニット500との間でもコマンドをやり取りする構成となっている。また、演出操作ボタンSからの押下信号は、サブ制御基板320へと入力される構成となっている。
サブ制御基板320は、主制御基板310からの指令信号に基づいて、発光装置LED、スピーカーSP,SP、モータMT、ソレノイドSOLに対して制御信号を出力して発光演出、音声演出、可動体演出を実行すると共に、演出表示制御基板370へと演出表示のためのコマンドを出力し、さらに、第3の表示装置60に対しても、図4,図5で示した様な表示動作を実行させるための制御指令を出力している。演出表示制御基板370は、サブ制御基板320からの演出表示のための指令信号に基づいて、液晶表示装置LCDに対して制御信号を出力し、表示演出を実行する。第3の表示装置60は、図4,図5に示した様な表示態様に従い、特殊図柄や保留個数等に対応する表示を実行する。
サブ制御基板320には、音声演出、表示演出、発光演出、可動体演出のための演出データ記憶手段325が備えられている。この演出データ記憶手段325には、図7(A)に示す様に、主制御基板310による特別図柄表示装置50を用いた変動ゲーム中に実行する変動ゲーム中演出データDH、大当たり遊技中に実行する大当たり中演出データDV、デモ中に実行するデモ中演出データDMと、変動パターンに応じた飾り図柄変動演出データDKZ及び特殊図柄表示データDTKとが記憶されている。
飾り図柄変動演出データ以外の各演出データは、音声演出用(DH11,DH21,…、DV11,DV21,…、DM11,DM21,…)、表示演出用(DH12,DH22,…、DV12,DV22,…、DM12,DM22,…)、発光演出用(DH13,DH23,…、DV13,DV23,…、DM13,DM23,…)、及び可動体演出用(DH14,DH24,…、DV14,DV24,…、DM14,DM24,…)から構成されている。なお、例えば、「変動1」では可動体演出は実行しないという場合には、DH14は「ブランク」となっているなど、各演出パターンに対して必ずしも4種類のデータが実質的なデータとして備わっている訳ではない。
ここで、表示演出用のデータは、液晶表示装置LCDにおいて変動パターンに対応して実行される飾り図柄変動演出の背景としての表示演出用データである。
飾り図柄変動演出データDKZは、ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど、主制御基板310による抽選の結果に基づいて指令される変動パターンに対応したデータとして記憶されている。演出表示制御基板370は、サブ制御基板310から指令される背景画面用の表示データDH12,DH22,…に対して変動パターンに対応する飾り図柄変動演出データDKZ1,DKZ2,…を重ね合わせる様にして変動デーム中の表示演出を実行する。
特殊図柄表示データDTKは、主制御基板310による抽選の結果に基づいて指令される変動パターンに対応して第3の表示装置60にて特殊図柄変動表示及び確定表示を実行するためのデータである。このデータは、特別図柄の変動時間に対応する変動時間の間、点滅表示を行い、変動時間終了時に点灯又は消灯の確定表示を実行するためのデータが変動パターンに対応して記憶されたものとなっている。なお、本実施例では、図4(B),(D)に示した様に、「はずれ」の場合は「点滅→消灯」、「当たり」の場合は「点滅→点灯」の表示を行うためのデータが記憶されている。
また、本実施例においては、サブ制御基板320に、図6に示した様に保留先読み記憶部327も備わっている。この保留先読み記憶部327は、図7(B)に示す様に、特図1,特図2のそれぞれについて主制御基板310が保留記憶した情報と同じ内容の保留記憶情報を記憶することができる構成となっている。
[4.1 制御処理(賞球払出)]
主制御基板310は、図8(A)に示す制御系統により、特図スイッチSW1,SW2、入賞検知センサSW7,SW11〜SW14からの入賞検知信号が入力されると、各スイッチに対応する賞球払出個数に対応する賞球払出コマンドを払出制御基板330に対して出力する賞球払出処理を実行している。これを受けて、払出制御基板330は、遊技球の入賞口に対応して予め定められた個数の賞球の払出動作を実行する。
この賞球払出制御は、図8(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、スイッチSW1等からの検知信号が入力されたか否かを判断し(S10)、「YES」と判定されたら、払出制御基板330に対してセンサを特定した賞球払出信号を出力する(S20)。
[4.2 制御処理(特図入力)]
また、主制御基板310は、図9(A)に示す制御系統により、特図スイッチSW1,SW2のいずれかから検知信号が入力されると、特別図柄を決定するための乱数を取得し、その結果を特図保留情報としてRAMに記憶する特図入力処理を実行している。
本実施例においては、特図保留情報として特図1スイッチSW1による検知信号に基づく特図保留情報(以下、「特図1保留情報」という。)を最大4個、特図2スイッチSW2による検知信号に基づく特図保留情報(以下、「特図2保留情報」という。)を最大4個記憶することができる構成となっている。
この処理において取得される乱数は、「大当たり判定用乱数」、「特図振分判定用乱数」、「演出実行判定用乱数」、「変動パターン振分用乱数)から構成される。大当たり判定用乱数(以下、「乱数1」という。)は、特別図柄変動ゲームの当たりかはずれかを決定するための乱数である。特図振分判定用乱数(以下、「乱数2」という。)は、当たり種別(ラウンド数、確率変動の有無など)といった「特別遊技の態様」を振り分けるための乱数である。演出実行判定用乱数(以下、「乱数3」という。)は、リーチ演出を行うか否かを決定するための乱数である。リーチ演出は、「当たり」の場合だけでなく、「はずれ」においても所定の割合で実行する構成となっている。変動パターン振分用乱数(以下、「乱数4」という。)は、変動パターンを振り分けるための乱数である。
乱数1で「当たり」となる場合においても、例えば、「2R通常」「2R確変」「15R通常」「15R確変」など、単に当たりというだけでなく、遊技者に対する有利さの異なる複数種類の当たり種別のいずれかに振り分けられる。この当たり種別の振り分けは、乱数2によって決まる。なお、「2R」「15R」とは、特別遊技のラウンド数を意味し、「確変」とは、特別遊技終了後の特別図柄抽選に伴う大当たりの確率が高い遊技状態(「確率変動」ともいう)となる場合を意味する。「通常」は、特別遊技終了後に「確変」にならない場合を意味する。また、「2R」の場合、短時間だけ大入賞口を開閉する動作となっていて実質的な出玉は期待できない遊技状態となっている。
この他、乱数2による振り分けは、「当たり」の場合のラウンド数が15回であっても、(1)30秒間に渡って大入賞口15を開放する「長時間開放動作」を1ラウンドとして15回実行する特別遊技の態様、(2)途中のラウンド(例えば、7ラウンド)までを「長時間開放動作」のラウンドで構成し、残りラウンドは大入賞口15を短時間(例えば、数秒あるいは1秒以下)だけ開閉する「短時間開放動作」で構成した特別遊技の態様、(3)さらに別の当たり種別となったときは15ラウンドの全てを上述の「短時間開放動作」で構成した特別遊技の態様、へと振り分ける構成とすることもできる。
あるいは、規定回数の確変を付与する「STタイプ」としたり、全ての当たり図柄に確変を付与する一方で転落条件に当選した場合に「高確率」から「通常確率」へと切り替わる「転落抽選タイプ」とすることもできる。この種の特別遊技において、さらに、特別遊技終了後の「時短ゲーム」における電チューサポート回数を20回、40回、60回、80回、100回と複数種類設定し、これらの中のいずれかへ振り分けるための「当たり種別判定」を行う構成にすることもできる。
乱数2によって振り分けられ得る大当たりの種類(時短回数を含む)は、第1,第2の特図スイッチSW1,SW2のそれぞれについて任意に設定することができ、さらに、どの種類の大当たりへ振り分けられるかを定める「当たり種別の振り分け確率」を、特図1スイッチSW1と特図2スイッチSW2とで異ならせておくこともできる。
本実施例においては、特図2スイッチSW2の検知信号を契機に取得された乱数1が「当たり」となった場合の方が、特図1スイッチSW1の検知信号を契機に取得された乱数1が「当たり」となった場合よりも、確変の付与回数、時短の付与回数、ラウンド中の開放態様などがより有利となる様に振り分け確率が設定されている。なお、乱数2は、乱数1が「はずれ」の場合には、実質的には意味のないものとなる。
乱数3は、乱数1が「はずれ」の場合に、後述の特図開始処理において「はずれリーチ」の有無を決定するのに用いられる。乱数1が「当たり」の場合は、リーチ演出が実行されることとなっているので、この乱数3は、実質的には意味のないものとなる。
乱数4によって振り分けられる「変動パターン」は、「変動時間の長さ」を決定するものとなる。なお、乱数4に基づく演出においては、乱数1が「当たり」の場合と、乱数1が「はずれ」の場合で異なる振り分け率となる様に、後述の特図開始処理が実行される。
本実施例における特図入力処理は、図8(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、まず、特図1スイッチSW1からの検知信号が入力されたか否かを判定する(S110)。特図1スイッチSW1からの検知信号が入力された場合は(S110:YES)、特図1保留情報の記憶数N1(以下、「特図1保留数N1」という。)が4未満か否かを判定する(S120)。N1<4ならば(S120:YES)、特図1保留数N1をインクリメントし(S130)、上述の乱数1〜乱数4を取得し、RAMの特図1保留記憶部311へと記憶する(S140)。
S110が「NO」の場合は、特図2スイッチSW2からの検知信号が入力されたか否かを判定する(S150)。「YES」となった場合は、特図2保留情報の記憶数N2(以下、「特図2保留数N2」という。)が4未満か否かを判定する(S160)。N2<4ならば(S160:YES)、特図2保留数N2をインクリメントし(S170)、上述の乱数1〜乱数4を取得し、RAMの特図2保留記憶部312へと記憶する(S180)。これらS140又はS180が実行されたときは、インクリメントされたN1,N2に基づいて特別図柄表示装置50に備えられた特図保留情報表示部にて保留個数を表示すると共に(S190)、新たに取得された特図保留情報をサブ制御基板320へと出力する(S195)。サブ制御基板320側においては、S195で出力された特図保留情報を保留先読み記憶部327に記憶する。S120,S150で「NO」と判定された場合は、特図保留情報の更新等は行われず、結果的に、スイッチSW1,SW2による入賞検知時に発生させた乱数は取得されないことになる。
[4.3 制御処理(特図開始)]
次に、特図開始処理について説明する。主制御基板310は、図10(A)に示す制御系統により、RAM内に記憶された特図保留情報を読み出し、「当たり/はずれ」に応じた特別図柄変動ゲームを特別図柄表示装置50に実行させると共に、サブ制御基板320を介して音声演出、発光演出、表示演出、可動体演出等を実行させる。また、サブ制御基板320を介して第3の表示装置60による特殊図柄表示も実行させる。
主制御基板310は、図10(B)のフローチャートに示す様な特図開始処理を、所定の周期(実施例では4ms)毎に実行している。この処理においては、まず、遊技演出(図柄変動または特別遊技)の実行中であるか否かを判定し(S210)、遊技演出実行中であるときは(S210:YES)、今回の処理を終了する。一方、遊技演出実行中でないときは(S210:NO)、RAM内の所定の記憶領域に特図保留情報が記憶されているか否かを判定する(S220)。特図保留情報が記憶されていない場合は(S220:NO)、デモ演出実行中か否かを判定し(S230)、デモ演出実行中であるならば処理を終了し(S230:YES)、デモ演出実行中でない場合は(S230:NO)、デモ演出開始をサブ制御基板320に対して指令する(S240)。
特図保留情報の記憶がある場合は(S220:YES)、特図2保留情報であるか否かを判定する(S250)。特図2保留情報である場合は(S250:YES)、特図2記憶数N2をデクリメントし(S260)、記憶順の一番早い特図保留情報(乱数1〜乱数4)を読み出す(S270)。これにより、RAM内の記憶領域における特図2用の特図保留情報の記憶順が更新され、特別図柄表示装置50、第3の表示装置60、液晶ディスプレイLCDを介して実施されている保留表示も更新される。
こうして読み出した特図2保留情報中の乱数1が、主制御基板310のROMに記憶されている大当り判定値と一致するか否かを判定する(S310)。この大当り判定(当り抽選)は、非確変の時(低確率の時)に大当り判定の判定結果が肯定となる確率(すなわち大当り確率)は、164/65536に設定され、確変状態の時(高確率の時)に判定結果が肯定となる確率(大当り確率)は、1518/65536に設定されている。
大当り判定の判定結果が肯定の場合には(S310:YES)、大当りの変動であることを示す大当りフラグに「1」が設定される(S320)。そして、主制御基板310は、乱数2の値に基づき、特別図柄表示装置50に確定停止表示させる「大当り図柄」を決定する(S330)。ここで、乱数2の値には、特図2保留情報に対する当たり種別の振り分け率に対応して大当り図柄が対応付けられている。従って、主制御基板310は、S330の処理においては、読み出した乱数2の値に対応付けられた大当り図柄を決定することになる。大当り図柄(特図)が決定されると、乱数4の値に基づいて「大当り演出用の変動パターン」の中から1つの変動パターンを決定する(S340)。
一方、S310の大当り判定の判定結果が否定の場合には(大当りでない場合には)、主制御基板310は、S270で読み出した特図2保留情報中の乱数3に基づいてリーチ演出を実行させるか否かを判定する(S350)。本実施例では、主制御基板310は、乱数3の値が、ROMに記憶してあるリーチ演出実行判定値と一致するか否かによりS350の判定を行う。S350の判定結果が肯定の場合には(リーチ演出を行う場合には)、主制御基板310は、特別図柄表示装置50に確定停止表示させる「はずれ図柄」を決定し(S335)、乱数4の値に基づいて「はずれリーチ演出用の変動パターン」の中から1つの変動パターンを決定する(S345)。
また、S350におけるリーチ判定の判定結果が否定の場合には(リーチ演出を行わない場合には)、主制御基板310は、特別図柄表示装置50に確定停止表示させる「はずれ図柄」を決定する(S338)。次に、主制御基板310は、乱数4の値に基づいて「はずれ演出用の変動パターン」の中から1つの変動パターンを決定する(S348)。
こうして変動パターンおよび最終停止図柄を決定した主制御基板310は、サブ制御基板310に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する(S360)。具体的には、主制御基板310は、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを出力すると共に、変動パターンで特定された演出時間の計測を開始する。これと同時に、主制御基板310は、特図変動表示を開始させるように特別図柄表示装置50を制御する。また、主制御基板310は、最終停止図柄となる特別図柄を指示するための特図指定コマンドを出力する。こうして、主制御基板310は、特図開始処理を終了する。その後、特図開始処理とは別の処理において、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特別図柄表示装置50の表示内容を制御する。また、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、サブ制御基板320に対して飾り図柄及び特殊図柄の変動停止を指示し、飾り図柄及び特殊図柄を確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。これらの指令を受け、サブ制御基板320は、液晶表示装置LCDに表示する第1図柄〜第3図柄(飾り図柄)と第3の表示装置60のLED64eで表示する第5図柄(特殊図柄)について、特別図柄の変動開始に同期させて変動表示を開始し、特別図柄の停止に同期させて確定停止表示を実行する。第3の表示装置60は、変動開始から変動停止までの間、LED64eは、図4(B)に示した点滅表示を続行し続ける。
これに対し、特図保留情報が特図2保留情報でない場合は(S250:NO)、特図1保留情報であるか否かを判定する(S255)。特図1保留情報である場合は(S255:YES)、特図1記憶数N1をデクリメントし(S265)、記憶順の一番早い特図保留情報を読み出す(S275)。その後は、特図1変動表示用処理(S400)を実行する。この特図1変動表示用処理は、S310〜S360と同様に構成されている。なお、S330に対応するステップでの乱数2に基づく当たり種別の振り分け確率は、上述の様に特図2保留情報の方が、「長時間開放動作」となる大当たりパターンへの振り分け確率を高めたり、あるいは確率変動状態への突入割合を高めるなど、遊技者に有利となる様な設定となっている。特図1保留情報に基づくS400の処理に対応して、主制御基板310から指令を受けたサブ制御基板320は、液晶表示装置LCDに表示する第1図柄〜第3図柄(飾り図柄)と第3の表示装置60のLED64bで表示する第4図柄(特殊図柄)とを、特別図柄の変動開始に同期させて変動表示を開始し、特別図柄の停止に同期させて確定停止表示を実行する。この場合においても、第3の表示装置60は、変動開始から変動停止までの間、LED64eは、図4(B)に示した点滅表示を続行し続ける。
本実施例では、大当たり前の遊技はいわゆる「左打ち」によって始動入賞口7を狙って遊技し、大当たりになったときはいわゆる「右打ち」によって大入賞口15を狙って遊技するタイプとなっている。このため、大当たりとなったときは、液晶表示画面LCDへの「右を狙って下さい。」等のナビゲーションが表示される。そして、大当たり終了後所定回数又は次回大当たりまでの間も、右打ちによって第2始動入賞装置27を狙って遊技するタイプとなっている。第2始動入賞装置27への入賞を可能な状態とする普通電動役物開閉動作は、ゲート37を遊技球が通過することによって実行される「普通図柄抽選」に当選することが条件となる。「普通図柄抽選の当たり確率」は、通常状態では極めて低く設定されているが、大当たり終了後に変動ゲームが所定回数実行されるまで(時短状態)あるいは次回大当たりまで(確変状態)の間は(「大当たり終了後所定状態」という)、当選確率が高い状態へと変更される。この結果、「大当たり終了後所定状態」においては、ゲート37を通過させることにより、第2始動入賞装置27における普通電動役物の開閉動作が行われ易く、「特図2保留情報」が順次蓄積され易い状態となる結果、遊技者は、「右打ち」することにより、入賞率が向上した状態(入賞率向上状態)で遊技することが可能となる。また、本実施例では、特別図柄抽選における大当たり種別に関する振り分け確率を、特図2の方が特図1よりも有利となる設定を採用している。このため、特図開始処理においては、特図全体の保留順ではなく、特図2の方を優先して消化していく処理を採用している。
第2始動入賞装置27の普通電動役物の開放動作の実行頻度を高めたり開放時間を長くして入賞率向上状態とするための設定としては、以下の様なものがある。
(1)普通図柄の変動時間を短縮する。例えば、「通常状態(特別図柄当選確率が低確率で、かつ時短なしの状態)」では30秒とし、「大当たり終了後所定状態」は1秒に短縮する。これにより時間当たりの抽選回数が向上するので、大当たり終了後に「右打ち遊技」を行えば、無駄玉が少なくなり、入賞率向上状態で遊技することが可能となる。
(2)普通図柄の当選確率を高確率とする。例えば、「通常状態」においては「当選確率≒0」としておき、「大当たり終了後所定状態」においては「当選確率≒1/1」とするなどの設定をする。これにより、大当たり終了後に「右打ち遊技」を行えば、普通図柄当選確率が高くなり、入賞率向上状態で遊技することが可能となる。
(3)電チューの開放態様(開放時間)を変更する。例えば、「通常状態」においては0.1秒開放として実質的に入球不可な状態に設定する一方、「大当たり終了後所定状態」においては2秒開放として十分に入球可能な開放態様に変更する。これにより、大当たり終了後に「右打ち遊技」を行えば、普通図柄当選時に第2始動入賞装置に入賞し易くなり、入賞率向上状態で遊技することが可能となる。
(4)電チューの開放回数の変更をする。例えば、「通常状態」においては「0.5秒開放1回」とし、「大当たり終了後所定状態」においては「1秒開放3回」とする。これにより、大当たり終了後に「右打ち遊技」を行えば、普通図柄当選時に第2始動入賞装置に入賞し易くなり、入賞率向上状態で遊技することが可能となる。
これら(1)〜(4)の組み合わせでもよく、いずれにしろ、「通常状態」よりも「大当たり終了後所定状態」においては電チューが開放されて特図スイッチSW3による入賞検知が行われ易い状態とすることにより、「右打ち遊技」に意味を持たせる設計となっている。
[4.4 制御処理(変動演出)]
次に、サブ制御基板320が実行する変動演出について説明する。サブ制御基板320による変動演出は、図11(A)に示す制御系統により、主制御基板310からの変動コマンドを受信することによって実行される。
変動演出処理は、図11(B)のフローチャートに示す様に、特別遊技中でなく、デモ表示状態でもない状態のときに実行される(S410:NO,S420:NO)。
変動コマンドを受信したら(S430:YES)、当該変動コマンドに従って変動ゲーム中演出データDH、飾り図柄変動演出用データDKZ、及び特殊図柄表示データDTKを読み出す(S510)。そして、スピーカSPによる音声演出、液晶表示装置LCDによる表示演出、発光装置LEDによる発光演出、モータMT及びソレノイドSOLを介して可動体を動作させる可動体演出を実行すると共に(S520)、第3の表示装置60による特殊図柄表示を実行する(S525)。なお、変動ゲーム中演出データDHには、可動体演出データがブランクとなっている場合等も含まれており、その場合は可動体演出は実行されない。この変動ゲーム中演出データDHによる音声,表示,発光,可動体を用いた演出は、飾り図柄変動演出及び特殊図柄表示における確定図柄の停止をもって演出終了と判定される(S530:YES)。確定図柄の停止は、主制御基板310による特別図柄表示装置50への特別図柄確定のタイミングと同期している。
なお、特別遊技中であるときは(S410:YES)、第3の表示装置60のLED64hを点灯して、第3の表示装置60を用いた「右打ち」を示唆する表示を実行すると共に(S415)、大当たり中演出データDVを読み出して(S540)、大当たり中演出処理を実行する(S550)。また、デモ表示タイミングであるときは(S420:YES)、デモ中演出データDMを読み出し(S560)、デモ中演出処理を実行する(S570)。なお、第3の表示装置60のLED64hは、大当たり終了後に対して時短あるいは確変が付与されている場合には、そのまま点灯され続けて「右打ち」の示唆を継続する。
[4.5 制御処理(普通図柄入力・判定)]
本実施例においては、大当たりによって実行される特別遊技は、いわゆる右打ちで遊技する構成となっている。特別遊技中は、大入賞口15が当選ラウンド数の開放動作を行い、遊技者は多くの賞球を獲得することができる状態となる。この特別遊技が終了したとき、確変状態においては次の大当たりになるまで、確変状態でない場合は、所定回数の図柄変動ゲームが行われるまで右打ち遊技による第2始動入賞装置27への入賞が容易な状態が続行され、ゲート37を遊技球が通過したときに普通図柄抽選が実行される構成となっている。この普通図柄抽選は、上述の様に、特別遊技終了後に「当たり」となる確率を高めたもので、「当たり」の場合には、第2始動入賞装置27の普通電動役物が所定の開閉動作を実行し、特図2スイッチSW2により入賞検知がなされ易い状態が形成される。
主制御基板310は、図12(A)に示す制御系統により、普通図柄スイッチSW4からの検知信号が入力されると普通図柄入力処理を実行し、普通図柄判定処理を経て第2始動入賞装置27のソレノイドSOL27に対して開閉指令を実行する。普通図柄も4個を限度に保留記憶可能に構成されている。
普通図柄入力処理は、図12(B)のフローチャートに示す様に、普通図柄スイッチSW4からの検知信号が入力されると起動され(S1010)、普通図柄保留情報の記憶数N4(以下、「普通図柄保留記憶数N4」という。)が4未満か否かを判定する(S1020)。N4<4ならば(S1020:YES)、普通図柄保留憶数N4をインクリメントし(S1030)、「NO」の場合は普通図柄判定用の乱数取得に進むことなく処理を終了する。乱数取得に進むと、「当たり/はずれ」を判定するための乱数5を取得し(S1040)、RAMの普通図柄保留記憶部313に記憶する(S1050)。そして、普通図柄保留個数N4に基づいて普通図柄保留個数を特別図柄表示装置50に備えられた普通図柄保留個数表示部にて表示すると共に(S1060)、普通図柄保留個数N4をサブ制御基板320へと出力する(S1065)。サブ制御基板320側においては、S1065で出力された普通図柄保留個数N4に基づいて、第3の表示装置60のLED64j,64kを用いて、図5(D)に示した様に、普通図柄保留個数の表示を実行する。
普通図柄判定処理は、図12(C)のフローチャートに示す様に、RAM内に普通図柄保留情報(乱数5)の記憶があるか否かを判定し(S1110)、普通図柄保留情報があるときは当該記憶内容を記憶順の早いものから一つ読み出すと共に(S1120)、普通図柄保留記憶及び保留個数表示の更新を行う(S1122)。また、更新後の保留個数N4はサブ制御基板320へと出力される(S1124)。これらの処理により、特別図柄表示装置50に備えた普通図柄保留個数表示部の表示内容が更新されると共に、サブ制御基板320側の制御処理により、第3の表示装置60のLED64j,64kを用いた普通図柄保留個数の表示内容も更新される。
続いて、普通図柄変動の開始を指令する(S1130)。この処理により、特別図柄表示装置50に備えた普通図柄変動表示部において変動表示が開始されると共に、サブ制御基板320側の制御処理により、第3の表示装置60のLED64iを用いた普通図柄変動表示(「点滅」)も開始される。
また、「当たり/はずれ」の判定も実行される(S1140)。ここで、既に述べた様に、普通図柄抽選は、「通常状態」か「大当たり終了後所定状態」かにより、当選確率が異なっており、さらに、当選時の普通電動役物の開閉パターンについても異なる設定となっている。「当たり」と判定されると(S1140:YES)、当たり図柄抽選を行い(S1142)、当たり図柄と、これに対応する開閉パターンとを決定する。その後、変動時間が経過するのを待って(S1144:YES)、S1142で決定した当たり図柄の確定を指令すると共に当該当たり図柄を出力する(S1146)。そして、S1142で決定した開閉パターンに対応するソレノイド駆動信号を出力する(S1148)。
ここで、変動時間、当たり図柄と開閉パターンとの関係は、既に述べた様に、「通常状態」又は「大当たり終了後所定状態」のどちらであるかによって異なる設定となっている。
また、S1140の判定が「NO」の場合は、変動時間が経過するのを待って(S1154:YES)、はずれ図柄の確定を指令すると共に当該はずれ図柄を出力する(S1156)。
以上の普通図柄判定処理により、主制御基板310側の処理としての特別図柄表示装置50の普通図柄変動表示部における変動表示と確定表示だけでなく、サブ制御基板320側の処理として、第3の表示装置60のLED64iを用いた普通図柄変動表示及び普通図柄確定表示も実行される。
実施例2は、第3の表示装置60として、実施例1とは若干異なる構造のものを採用した例であって、図13に示す様に、内側ケース65として、シール61に形成された10個の丸窓が収まる上部開放部65aを備えるものを採用すると共に、天井部に10個の窓孔66b〜66kを備え、裏面側にマス目状の仕切部66mを備えた基板カバー66を、LED基板64の基板本体64aの上から取り付けた構造となっている。なお、カバー体62及びLED基板64は実施例1と同じものを採用している。なお、内側ケース65及び基板カバー66は、非透明合成樹脂成形体によって構成されている。
実施例2の第3の表示装置60は、基板カバー66の10個の窓孔66b〜66kは、それぞれ、シール61の10個の丸窓及びLED基板の10個のLEDと対応しており、図13(B)に示す様に、遊技盤に組み付けたとき、対応するもの同士が互いに前後方向に重なり、仕切部66mは、各LEDの光が他のLEDに対応する丸窓から視認されてしまわない様に機能し、図4,図5に示したのと同様の表示態様により、特殊図柄表示、特図保留個数表示、右打ち・左打ち示唆、普通図柄表示、及び普通図柄保留個数表示を行うことができる。
実施例4は、第3の表示装置60として、実施例1,2とは若干異なる構造のものを採用した例であって、図14(A)に示す様に、耳付き基板本体67aの上面に10個のLED67b〜67kを備えると共に、2箇所の耳部67m,67mにネジ止め孔67n,67nを形成したLED基板67を用いて、図14(B)に示す様に、裏ユニット3の基板取付用ボス3c,3cに対してLED基板67をネジ止め固定する構造を採用している。なお、LED基板67には、実施例2と同様の窓孔66b〜66k及び仕切部66mを備えた基板カバー66を取り付ける。
実施例3の第3の表示装置60においても基板カバー66の10個の窓孔66b〜66kは、それぞれ、シール61の10個の丸窓及びLED基板67の10個のLED67b〜67kと対応しており、図14(C)に示す様に、遊技盤に組み付けたとき、対応するもの同士が互いに前後方向に重なり、仕切部66mは、各LEDの光が他のLEDに対応する丸窓から視認されてしまわない様に機能し、図4,図5に示したのと同様の表示態様により、特殊図柄表示、特図保留個数表示、右打ち・左打ち示唆、普通図柄表示、及び普通図柄保留個数表示を行うことができる。
[実施例の作用・効果]
以上説明した各実施例によれば、第3の表示装置60を、特別図柄表示装置50や飾り図柄表示装置(液晶表示装置LCD)とは別に、LEDを用いた表示装置として構成しているから、液晶表示装置LCDに表示する背景画像等の設計において特殊図柄の表示色との干渉を考慮する必要がない。また、第3の表示装置60は、待機位置にある可動体100,200によって前方を遮られることがなく、かつ、これらの可動体100,200が動作しても前方を通過されることのない位置に設置されているから、特別図柄変動ゲームの実行中、常に、特殊図柄表示を視認することができる。
特に、各実施例は、第3の表示装置60を、センター役物30の外側の遊技領域内に設置しているから、センター役物や裏ユニットなどに取り付けられる可動体100,200だけでなく、機枠の上部などに大当たり報知時に開く様な可動体が備えられたとしても、これらは遊技領域を隠す様な動作をしないから、機枠に備えられた可動体によっても視認を妨げられることがない。
また、各実施例は、第3の表示装置60を、センター役物30とは別体で、センター役物30から離れた位置に別個に遊技盤1に対して取り付けられ得るユニット部品としている。従って、センター役物30に関する設計の自由度を抑制しない上に、汎用性のある部品として種々の遊技機に対して同じユニット部品を使用することが可能である。
さらに、各実施例は、10個のLEDを用いて、図4,図5に示した様に、特図1,特図2の変動及び確定に加えて、特図保留個数、右打ち・左打ちの示唆、普通図柄の変動及び確定と保留個数をも的確に表示することができる。
そして、各実施例は、第3の表示装置60を、風車12の下方において、遊技盤1に植設されている釘11に対して遊技球PBの流下方向上流側に設置し、釘11と連携して遊技球の誘導壁60aを形成し得る上部壁面62eを有するユニット部品として構成したから、遊技者の注目を集めやすく、第3の表示装置60の表示にも自ずと注目することとなり、特別図柄変動ゲームの実行状況を遊技者に的確に伝達することができる。そして、風車12によって下方に流路変更された遊技球PBは第3の表示装置60の上部壁面62eに受け止められた後、釘11と連携してスムーズに転がっていく結果、遊技球PBの動きが第3の表示装置60に注目する遊技者にとって邪魔な動きとならない。
加えて、各実施例は、第3の表示装置60を、内側誘導レール17bの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部62aを有するユニット部品によって構成し、レール側端部62が内側誘導レール17bに接する様に遊技盤1に設置したから、可動体100,200によって視認を妨げられることのない遊技領域の左下方の領域に設置するに当たり、遊技領域10における遊技球PBの転動可能領域を制限することなく遊技盤1に設置することができる。これにより、風車や障害釘、道釘などの設置位置に対する設計の自由度を抑制することもない上に、コンパクトでかつ多彩な情報を遊技者に対して的確に伝達することができる。
また、各実施例は、第3の表示装置60を、内側誘導レール17bの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部62aと、レール側端部62aの上端から右下方に傾斜する上端部62bと、上端部62bからレール側端部62aの下端に向かって形成された右側端部62cとを有する正面板62dと、正面板62dの上端部62bから後方に向かって伸びる上端壁62eと、正面板62dの右側端部62cから後方に向かって伸びる右側壁62fとを備え、上端壁62e及び右側壁62fの後端から外へ伸びる平板部62gとを備えるカバー体62と、正面板62dの後方に設置されるLED基板64,67とからなり、LED基板64,67の表面に配設されたLED64b〜64k,67b〜67kが正面板62dと重なり、正面板62dを介してLEDの表示態様を視認可能なユニット部品として構成している。
そして、実施例1,2は、カバー体62の内側にLED基板64をも収納した構成であるにも拘わらず、内側誘導レール17bに接する側が開放されていて、ユニット部品の組み立て作業が容易であり、実施例3は裏ユニット3側にLED基板67を組み付けることで、遊技球PBがカバー体62に衝突したときの衝撃がLEDに伝わらないという利点がある。なお、実施例1,2においても、カバー体62のレール側端部62aを内側誘導レール17bの遊技領域側湾曲面に当接させているから、遊技球PBの衝突に対して強いものとなっている。
そして、何よりも、各実施例によれば、遊技機設計の自由度を制約することのない特殊図柄表示を実行することができる。
[実施例から抽出されるその他の発明]
以上説明した各実施例によれば、以下の技術思想を抽出することもできる。
[付記1]
特別図柄抽選契機が与えられたときに所定の特別図柄当選確率に基づいて特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
所定の始動条件を満たすことにより、前記特別図柄抽選の結果に対応する特別図柄変動ゲームの表示を実行する特別図柄変動ゲーム実行手段と、
前記特別図柄抽選に当選したことを条件に特別入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた飾り図柄変動ゲームの表示を実行する飾り図柄変動ゲーム実行手段と、
普通図柄抽選契機が与えられたときに所定の普通図柄当選確率に基づいて普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、
前記普通図柄抽選に当選したことを条件に所定の開閉パターンで動作する普通電動役物とを備え、前記普通図柄抽選手段による普通図柄抽選の結果を所定の表示態様にて表示するための普通図柄表示実行手段とを備える遊技機において、
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
(21A)前記普通図柄表示実行手段によって普通図柄を表示するための表示装置として、前記特別図柄変動ゲーム実行手段が特別図柄を表示する特別図柄表示装置及び前記飾り図柄変動ゲーム実行手段が飾り図柄を表示する飾り図柄表示装置とは別個に、第3の表示装置を備えていること。
(21B)前記第3の表示装置は、LEDを用いた表示装置として構成されると共に、待機位置にある可動体によって前方を遮られることがなく、かつ、当該可動体が動作しても前方を通過されることのない位置に設置されていること。
[付記2]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記1に記載の遊技機。
(22)前記普通図柄抽選手段による普通図柄抽選の結果を所定個数を限度として保留記憶し得る普通図柄保留記憶手段を備え、前記第3の表示装置は、前記普通図柄保留記憶手段に記憶されている保留記憶個数を所定の表示態様にて表示するための普通図柄保留表示用LEDをも備えていること。
[付記3]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記2に記載の遊技機。
(23)前記普通図柄保留表示用LEDが2個備えられ、点灯表示と点滅表示との組み合わせにより、前記普通図柄抽選の結果の最大4個の保留個数を表示し分ける様に構成されていること。
これら付記1〜付記3の各発明によれば、可動体によって視認を妨げられることなく普通図柄表示を実行することができる。特に、付記2,3の発明は普通図柄保留表示をも的確に実行できる。
[付記4]
特別図柄抽選契機が与えられたときに所定の特別図柄当選確率に基づいて特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
所定の始動条件を満たすことにより、前記特別図柄抽選の結果に対応する特別図柄変動ゲームの表示を実行する特別図柄変動ゲーム実行手段と、
前記特別図柄抽選に当選したことを条件に特別入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた飾り図柄変動ゲームの表示を実行する飾り図柄変動ゲーム実行手段と、
普通図柄抽選契機が与えられたときに所定の普通図柄当選確率に基づいて普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、
前記普通図柄抽選に当選したことを条件に所定の開閉パターンで動作する普通電動役物とを備え、
前記特別入賞口を右側遊技領域へと遊技球を打ち込むことで入賞容易な位置に設置すると共に、所定の条件を満足したときに前記普通図柄抽選における当選確率を、通常状態である低確率から高確率へと変更する右打ち有利状態を備える遊技機において、
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
(24A)前記特別遊技実行手段が作動している間、及び前記右打ち有利状態が成立している間は右打ちを、前記通常状態においては左打ちを遊技者に対して示唆するための発射方向示唆表示を行うための表示装置として、前記特別図柄変動ゲーム実行手段が特別図柄を表示する特別図柄表示装置及び前記飾り図柄変動ゲーム実行手段が飾り図柄を表示する飾り図柄表示装置とは別個に、第3の表示装置を備えていること。
(24B)前記第3の表示装置は、LEDを用いた表示装置として構成されると共に、待機位置にある可動体によって前方を遮られることがなく、かつ、当該可動体が動作しても前方を通過されることのない位置に設置されていること。
付記4の発明によれば、可動体によって視認を妨げられることなく発射方向の示唆表示を実行することができる。
[付記5]
特別図柄抽選契機が与えられたときに所定の特別図柄当選確率に基づいて特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
所定の始動条件を満たすことにより、前記特別図柄抽選の結果に対応する特別図柄変動ゲームの表示を実行する特別図柄変動ゲーム実行手段と、
前記特別図柄抽選に当選したことを条件に特別入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた飾り図柄変動ゲームの表示を実行する飾り図柄変動ゲーム実行手段と、
前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた特殊図柄の表示を所定の表示態様にて実行する特殊図柄表示実行手段と、
普通図柄抽選契機が与えられたときに所定の普通図柄当選確率に基づいて普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、
前記普通図柄抽選に当選したことを条件に所定の開閉パターンで動作する普通電動役物と、
前記普通図柄抽選手段による普通図柄抽選の結果を所定の表示態様にて表示するための普通図柄表示実行手段とを備え、
前記特別入賞口を右側遊技領域へと遊技球を打ち込むことで入賞容易な位置に設置すると共に、所定の条件を満足したときに前記普通図柄抽選における当選確率を、通常状態である低確率から高確率へと変更する右打ち有利状態を備え、前記特別遊技実行手段が作動している間、及び前記右打ち有利状態が成立している間は右打ちを、前記通常状態においては左打ちを遊技者に対して示唆するための発射方向示唆表示を行うための発射方向示唆表示実行手段とを備える遊技機において、
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
(25A)前記特別図柄変動ゲーム実行手段が特別図柄を表示する特別図柄表示装置及び前記飾り図柄変動ゲーム実行手段が飾り図柄を表示する飾り図柄表示装置とは別個に、複数個のLEDを用いた情報の表示を実行可能な第3の表示装置を、前記飾り図柄表示装置を取り囲むセンター役物とは別体で、当該センター役物から離れた位置に別個に遊技盤に対して取り付けたこと。
(25B)前記特殊図柄表示実行手段、前記普通図柄表示実行手段、又は前記発射方向示唆表示実行手段の少なくとも一つに表示実行手段が、前記第3の表示装置の複数個のLEDの内の一部を用いることにより、当該表示実行手段による情報の表示を実行する様に構成したこと。
付記5の発明によれば、可動体によって視認を妨げられることなく各種表示を実行することができる。
[付記6]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記1〜付記5のいずれかに記載の遊技機。
(26)前記第3の表示装置は、遊技盤に植設されている釘に対して遊技球の流下方向上流側に設置され、前記釘と連携して遊技球の誘導路を形成し得る上部壁面を有するユニット部品として構成されていること。
[付記7]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記6に記載の遊技機。
(27)前記第3の表示装置は、遊技領域の左下の位置に設置されていること。
[付記8]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記1〜付記7のいずれかに記載の遊技機。
(28)前記第3の表示装置は、遊技盤に植設された風車の下方に設置されたユニット部品によって構成され、前記風車によって下方へと流路を変化させられた遊技球を右下がりに形成された上部壁面で受け止め得る位置に設置されていること。
[付記9]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記1〜付記8のいずれかに記載の遊技機。
(29)前記第3の表示装置は、発射装置から発射された遊技球を誘導する誘導レールの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部を有するユニット部品によって構成され、前記レール側端部が前記誘導レールに接する様に前記遊技盤に設置されていること。
[付記10]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記1〜付記9のいずれかに記載の遊技機。
(30)前記第3の表示装置は、発射装置から発射された遊技球を誘導する誘導レールの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部と、該レール側端部の上端から右下方に傾斜する上端部と、該上端部から前記レール側端部の下端に向かって形成された右側端部とを有する正面板と、該正面板の上端部から後方に向かって伸びる上端壁と、前記正面板の右側端部から後方に向かって伸びる右側壁とを備え、前記上端壁及び右側壁の後端から外へ伸びる平板部とを備えるカバー体と、前記正面板の後方に設置されるLED基板とからなり、前記LED基板の表面に配設されたLEDが前記正面板と重なり、当該正面板を介して前記LEDの表示態様を視認可能なユニット部品として構成されていること。
[付記11]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記10に記載の遊技機。
(31)前記カバー体は、前記レール側端部は後方に伸びる壁面を備えず開放されていること。
[付記12]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記10又は付記11に記載の遊技機。
(32)前記カバー体を透明合成樹脂による成形体で構成すること。
[付記13]
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする付記10〜付記12のいずれかに記載の遊技機。
(33)上端壁から外へ伸びる平板部と右側壁から外へ伸びる平板部をネジ止めによって遊技盤に固定可能に構成したこと。
これら付記6〜付記13の各発明によれば遊技者の注目し易い位置で視認を妨げられることなく各種表示を実行することができる。特に、付記7〜付記13の各発明によれば、第3の表示装置を、可動体によって視認を妨げられることのない遊技領域の左下方の領域に設置するに当たり、上述の構成とすることで、遊技領域における遊技球の転動可能領域を制限することなく遊技盤に設置することができ、風車や障害釘、道釘などの設置位置に対する設計の自由度を抑制することもない。また、付記9〜付記13の各発明によれば、LED基板は、正面板の直後に設置されてもよいし、正面板から後方へ離して、例えば裏ユニットの前面に設置されていてもよい。さらに、付記11の発明によれば、LED基板をカバー体内に収納する場合に組み付け作業を容易化することができる。加えて、付記12の発明によれば、窓を設けなくても正面板を介してLEDの点灯及び点滅の状態を視認可能なものとすることができる。また、付記13の発明によれば、遊技球の衝突に対して強固な設置が可能となる。
以上、発明を実施するための実施例を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、大当たりとはずれで異なる色になる様にLED64b,64e(67b,67e)を点灯させることで確定図柄を表示する様にしてもよいし、保留個数の変化も点灯と点滅に限らず、点灯した色や輝度の相違によって知らせる様にしてもよい。さらに、「点滅のインターバル」や「点滅のパターン」を、「当たり」の場合と「はずれ」の場合とで異ならせてもよいし、「当たり」に対応する点灯についても、「当たりの種類」に応じて点灯色を異ならせたり、輝度を異ならせたりしてもよい。また、少なくとも特殊図柄の表示ができれば十分であり、保留個数や右打ち・左打ち示唆、普通図柄表示等は行わないものであっても構わない。逆に、特図1しか判定しない遊技機に対して実施例の様に10個のLEDを備えた第3の表示装置60を用いる様にしても構わない。この場合、LED64e,67eを輝度の低い点灯状態として、遊技者に対して特図2を持っていないことを報知する様にしてもよい。加えて、10個以上のLEDを備える様にしてもよい。
また、実施例においては、第3の表示装置60のシール61に「右打ち」の文字を印刷しているが、当該文字の印刷はなくても構わない。また、右打ちを示唆するためのLEDと左打ちを示唆するためのLEDとを備え、どちらかを点灯することで発射方向を示唆する様にしてもよい。また、実施例では特別図柄表示装置50を遊技領域右下の装飾体51に備える例を説明したが、遊技領域の外側のコーナー飾りに取り付ける様にしてもよい。この場合、遊技領域を有効に利用することができるという効果が発揮される。その場合、特に、左下側のコーナー飾りに取り付け、風車の下方に取り付けた第3の表示装置60を見るときに自然に特別図柄表示装置50をも見ることができるという効果が発揮される。
本発明はパチンコ機において利用することができる。
1・・・遊技盤、1a・・・板部材、1b・・・貫通孔、3・・・裏ユニット、3b・・・貫通孔、3c・・・基板取付用ボス、7・・・始動入賞装置、10・・・遊技領域、11・・・障害釘、11a・・・障害釘列、12・・・風車、15・・・大入賞口、17a・・・外側誘導レール、17b・・・内側誘導レール、18・・・普通入賞口、19・・・アウト口、20・・・右打ち通路、30・・・センター役物、27・・・第2始動入賞装置、31・・・大型装飾体、32・・・ステージ、33・・・ワープ通路、35・・・右側トンネル、37・・・ゲート、50・・・特別図柄表示装置、51・・・装飾体、60・・・第3の表示装置、60a・・・誘導壁、61・・・シール、61a・・・非透明領域、61b〜61k・・・丸窓、62・・・カバー体、62a・・・レール側端部、62b・・・上端部、62c・・・右側端部、62d・・・正面板、62e・・・上端壁、62f・・・右側壁、62g・・・平板部、63・・・内側ケース、63a・・・上面、63b〜63k・・・窓孔、63m・・・仕切部、64・・・LED基板、64a・・・基板本体、64b〜64k・・・LED、64w・・・ワイヤハーネス、65・・・内側ケース、65a・・・上部開放部、66・・・基板カバー、66b〜66k・・・窓孔、66m・・・仕切部、67・・・LED基板、67a・・・基板本体、67b〜67k・・・LED、67m・・・耳部、67n・・・ネジ止め孔、100・・・ロゴ可動体、200・・・振り子可動体、310・・・主制御基板、311・・・特図1保留記憶部、312・・・特図2保留記憶部、313・・・普通図柄保留記憶部、320・・・サブ制御基板、320w・・・制御信号用ワイヤハーネス、325・・・演出データ記憶手段、327・・・保留先読み記憶部、330・・・払出制御基板、335・・・BCユニット、340・・・発射制御基板、350・・・インタフェース基板、360・・・電源基板、370・・・演出表示制御基板、380・・・電源中継基板、390・・・球貸し操作基板、400・・・ホールコンピュータ、500・・・カードユニット、DH・・・変動ゲーム中演出データ、DV・・・大当たり中演出データ、DM・・・デモ中演出データ、DKZ・・・飾り図柄変動演出データ、DTK・・・特殊図柄表示データ、LCD・・・液晶表示装置、PB・・・遊技球、SW1・・・特図1スイッチ、SW2・・・特図2スイッチ、SW4・・・普通図柄スイッチ、SW7,SW11〜SW14・・・入賞検知スイッチ。

Claims (3)

  1. 特別図柄抽選契機が与えられたときに所定の特別図柄当選確率に基づいて特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
    所定の始動条件を満たすことにより、前記特別図柄抽選の結果に対応する特別図柄変動ゲームの表示を実行する特別図柄変動ゲーム実行手段と、
    前記特別図柄抽選に当選したことを条件に特別入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた飾り図柄変動ゲームの表示を実行する飾り図柄変動ゲーム実行手段と、
    前記特別図柄変動ゲーム実行手段による特別図柄変動ゲームと同期して、当該特別図柄変動ゲームが対応する特別図柄抽選の結果に応じた特殊図柄の表示を所定の表示態様にて実行する特殊図柄表示実行手段とを備え、
    前記特殊図柄表示実行手段は、前記特別図柄変動ゲーム実行手段が前記特別図柄変動ゲームにおいて停止図柄を確定するまでの間、前記特殊図柄の表示を実行させ続ける手段として構成された遊技機において、
    さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
    (1A)前記特殊図柄表示実行手段によって特殊図柄を表示するための表示手段として、前記特別図柄変動ゲーム実行手段が特別図柄を表示する特別図柄表示手段及び前記飾り図柄変動ゲーム実行手段が飾り図柄を表示する飾り図柄表示手段とは別個に、第3の表示手段を備えていること。
    (1B)前記第3の表示手段は、複数個のLEDを用いた表示手段として構成されると共に、左側遊技領域に設置された一番下側の風車の左下、かつ、前記左側遊技領域の下側領域に設置された普通入賞口より上流側において、前記風車で弾かれて落下してくる遊技球を前記普通入賞口の上方に設置された釘列へと誘導し得る誘導壁を形成する様に、内側誘導レールの内側に設置され、遊技者に対して打球の発射方向を示唆するための発射方向示唆用LEDをも備えていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
    (1C)前記風車は、前記左側遊技領域には1個だけ設置されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
    (1D)前記第3の表示手段は、前記誘導壁を形成する様に右下がりに構成された上部壁面と、前記内側誘導レールの遊技領域側湾曲面に対応する形状のレール側端部と、を有するユニット部品によって構成され、前記レール側端部が前記内側誘導レールに接する様に遊技盤に設置されていること。
JP2014193971A 2014-09-24 2014-09-24 遊技機 Active JP6276671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193971A JP6276671B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193971A JP6276671B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003239A Division JP6534753B2 (ja) 2018-01-12 2018-01-12 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016063922A JP2016063922A (ja) 2016-04-28
JP6276671B2 true JP6276671B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=55804520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193971A Active JP6276671B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6276671B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051385A (ja) * 2018-01-12 2018-04-05 株式会社ニューギン 遊技機

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6135809B1 (ja) * 2016-06-17 2017-05-31 サミー株式会社 弾球遊技機の遊技盤
JP2018038537A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018038532A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 京楽産業.株式会社 遊技機
JP6375344B2 (ja) * 2016-09-06 2018-08-15 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018171147A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018171146A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018171145A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019147051A (ja) * 2019-06-17 2019-09-05 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019147050A (ja) * 2019-06-17 2019-09-05 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019147049A (ja) * 2019-06-17 2019-09-05 京楽産業.株式会社 遊技機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006006474A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Heiwa Corp パチンコ機の遊技盤
JP2011206104A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Namco Bandai Games Inc 遊技機
JP5256392B2 (ja) * 2011-05-12 2013-08-07 株式会社藤商事 弾球遊技機
JP6095313B2 (ja) * 2012-09-28 2017-03-15 株式会社三共 遊技機
JP5990690B2 (ja) * 2012-10-23 2016-09-14 株式会社ソフイア 遊技機
JP5946429B2 (ja) * 2013-06-14 2016-07-06 京楽産業.株式会社 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051385A (ja) * 2018-01-12 2018-04-05 株式会社ニューギン 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016063922A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6276671B2 (ja) 遊技機
JP6534753B2 (ja) 遊技機
JP4787599B2 (ja) 遊技機
JP5528051B2 (ja) 遊技機
JP5530640B2 (ja) 遊技機
JP5290711B2 (ja) 遊技機
JP5491129B2 (ja) 遊技機
JP5635826B2 (ja) 遊技機
JP5102183B2 (ja) 遊技機
JP5487036B2 (ja) 遊技機
JP2015019984A (ja) 遊技機
JP2010188088A (ja) 遊技機
JP2010069110A (ja) 遊技機
JP5491128B2 (ja) 遊技機
JP5550840B2 (ja) 遊技機
JP5755678B2 (ja) 遊技機
JP2014045969A (ja) 遊技機
JP5657939B2 (ja) 遊技機
JP5491127B2 (ja) 遊技機
JP5337669B2 (ja) 遊技機
JP5596212B2 (ja) 遊技機
JP7357329B2 (ja) 遊技機
JP4776676B2 (ja) 遊技機
JP6242950B2 (ja) 遊技機
JP5957550B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6276671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250