図1〜図3に示すように、遊技機1(パチンコ機1)は、遊技ホールの島構造に取付けられた外枠2に開閉自在に装着される開閉枠3(内枠3)と、開閉枠3に開閉自在に装着された開閉扉4と、開閉枠3に取付けられた遊技盤5と、遊技盤5に液晶ベース6aを介して取付けられた液晶ユニット6、及び主基板ユニット30とを備えている。尚、図2に示す開閉扉4は、その一部の構造を省略している。
外枠2の左端部に開閉枠3の左端部が、また、開閉枠3の左端部に開閉扉4の左端部が夫々鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉4の右下部に、外枠2に対して開閉枠3を閉状態にして解錠可能に施錠することが可能で、開閉枠3に対して開閉扉4を閉状態にして解錠可能に施錠することが可能なキーシリンダ4aが装着されている。
開閉枠3には、遊技盤5を固定するクランプ3a、遊技球を上皿7a又は下皿7bに払出す払出装置3b、島構造の球供給系から遊技球を払出装置3bに供給する供給通路3c、上皿7aから導入された遊技球を遊技領域10へ発射する発射装置3d、遊技領域10から排出された遊技球を島構造の球回収系に回収する回収通路3eが装備されている。
開閉扉4には窓4bが形成され、その窓4bに透明板4cが装着されている。遊技盤5とその前側の透明板4cとの間において、遊技盤5のガイドレール9aを含む周壁9cで囲まれた領域に、遊技球が流下可能な遊技領域10の主要部分が形成され、この遊技領域10が開閉扉4(透明板4c)により開閉される。
開閉扉4には、窓4bの下側に皿ユニット7が装着され、その皿ユニット7に、遊技球を貯留する上皿7aと下皿7b、遊技者が操作可能な発射ハンドル7c、及び演出ボタン8aと十字キー8bとエンターボタン8cとを有する演出操作装置8が設けられている。
発射ハンドル7cが初期位置から回動操作されると、発射装置3dが作動して、上皿7aから導入された遊技球を発射し、上皿7aに複数の遊技球が貯留されている場合、複数の遊技球を約0.6 秒間隔で連続的に発射する。発射された遊技球は、ガイドレール9a,9bで案内され遊技領域10の左上部に導入される。
図1、図2、図4に示すように、遊技領域10には、多数の障害釘11の他、第1始動口12、開閉式の第2始動口13aを有する始動口装置13、ゲート14、開閉式の大入賞口15aを有する大入賞口装置15、複数の一般入賞口16が、夫々遊技球が入賞(入球・通過)可能に図示の配置で設けられている。
第1始動口12、ゲート14、複数の一般入賞口16には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW12a、ゲートSW14a、複数の一般入賞口SW16aが付設されている。
始動口装置13は、第2始動口13a、第2始動口13aを開閉する開閉部材13b、第2始動口13aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する第2始動口SOL13d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、第2始動口13aは、開閉部材13b及び第2始動口SOL13dによって、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態(図1では開状態を示す)とに作動し得る。
大入賞口装置15は、大入賞口15a、大入賞口15aを開閉する開閉部材15b、大入賞口15aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW15c、開閉部材15bを開閉駆動する大入賞口SOL15dを有し、大入賞口15aは、開閉部材15b及び大入賞口SOL15dによって、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態(図1では開状態を示す)とに作動し得る。
遊技領域10を流下する遊技球が入賞口12,13a,15a,16の何れかに入賞すると、その遊技球1個の入賞につき入賞口12,13a,15a,16毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として上皿7aに払出され、上皿7aが遊技球で満杯の状態では下皿7bに払出される。
遊技球が始動口12,13aの何れかに入賞すると特別遊技抽選が行われ、その抽選で当選すると、大入賞口15aを開放する特別遊技が発生し、遊技球がゲート14を通過すると補助遊技抽選が行われ、その抽選で当選すると、第2始動口13aを開放する補助遊技が発生する。
入賞口12,13a,15a,16の何れかに入賞した遊技球は、そこから遊技領域10外へ排出され、入賞口12,13a,14a,15の何れにも入賞しなかった遊技球は、最終的に遊技盤5の下部に形成された排出口17から遊技領域10外へ排出され、遊技領域10外へ排出された遊技球が回収通路3eを通って島構造の球回収系に回収される。
図1、図2に示すように、遊技盤5には、センタ役物20が装着され、そのセンタ役物20に第1,第2可動役物装置21A,21Bが設けられている。センタ役物20は枠状に形成されて、遊技盤5に形成されたセンタ開口(図示略)に嵌合状に取付けられ、そのセンタ役物20の下部には遊技球が転動するステージ20aが形成されている。
センタ役物20には、遊技領域10のうちセンタ役物20の左側領域を流下する遊技球を導入してステージ20aへ誘導することが可能なワープ通路20bが設けられ、遊技球がステージ20aを転動して、ステージ20aの中央の落下誘導部20cから落下すると、ステージ20aの落下誘導部20c以外から落下する遊技球、及びステージ20aを転動しない遊技球よりも第1始動口12に入賞する可能性が高くなる。
ここで、遊技者は、発射ハンドル7cの操作によって、発射装置3dによる遊技球の発射強度を調整することができ、その発射強度を比較的弱くすると、遊技領域10のうちセンタ役物20の左側領域を遊技球が流下する所謂「左打ち」を行うことができ、その発射強度を比較的強くすると、遊技領域10のうちセンタ役物20の右側領域を遊技球が流下する所謂「右打ち」を行うことができる。
そして、図1に示す第1始動口12、第2始動口13a、ゲート14、大入賞口15aの配置により、「左打ち」を行うと、第1始動口12、第2始動口13aを狙うことができる一方、ゲート14、大入賞口15aを狙うことができなくなり、逆に、「右打ち」を行うと、第2始動口13a、ゲート14、大入賞口15aを狙うことができる一方、第1始動口12を狙うことができなくなる。
図2、図3に示すように、液晶ベース6aは、矩形枠状の周壁6bと、周壁6bの後端に繋がる後壁6cとを有し、前方が開放するケース状に形成され、周壁6bの前端部が、遊技盤5の外周近傍における後面部に当接状に取付けられている。
図1、図3に示すように、液晶ユニット6は、液晶ベース6aの後壁6cに取付けられ、液晶表示装置25(画像表示装置25)と、その後側をカバーする背面カバー26とを有し、液晶表示装置25は、その前方へ向く画面が後壁6cに形成された開口(図示略)に臨み、遊技機1の前側から後壁6cの開口、液晶ベース6aの周壁6a、及びセンタ役物20の内側を通して視認可能に配置されている。
図3に示すように、主基板ユニット30は、液晶ユニット6の下側において、液晶ベース6aの後壁6cに取付けられている。尚、液晶ユニット6に、基板ユニット取付部を設け、その取付部に主基板ユニット30が取付けられてもよい。
主基板ユニット30は、遊技の進行を制御する遊技制御基板31(遊技制御手段)と、この遊技制御基板31が収容状に装着された透明な基板カバー40とを備え、遊技制御基板31は、基板の後面に、ROM、RAM、ICチップ、コンデンサ、抵抗、コネクタ等の複数の電子部品(図示略)を実装するとともに、基板の前後両面に、これら複数の電子部品を接続して所定回路とする配線(図示略)を印刷して構成されている。
液晶ベース6aの周壁6bの内側に配置されることになる前記のSW12a,13c,14a,15c,16a、SOL13d,15d、後述の第1遊技表示装置50から延びる複数の電気コード18a、及び可動役物装置21A,21B、後述の第2遊技表示装置70から延びる複数の電気コード18bが、周壁6bの右壁6b1の前部に形成された切欠穴(図示略)を通って、周壁6b外へ導かれ、同周壁右壁6b1に形成された配線用凹部6d内に配線されて、液晶ベース6aの後側へ導かれる。
液晶ベース6aの後側へ導かれる複数の電気コード18a、及び複数の電気コード18bは、液晶ベース6aの後壁6cの後面に取付けられた中継基板19a,19bに夫々接続されている。中継基板19aには、主基板ユニット30の基板に実装された幾つかのコネクタに接続された複数の電気コード(図示略)が接続され、複数の電気コード18aからの信号が、中継基板19aを介して遊技制御基板31に供給される。
第1遊技表示装置50(遊技表示手段)、第2遊技表示装置70(第2A遊技表示装置70A、第2B遊技表示装置70B、第2C遊技表示装置70C)について説明する。
図1に示すように、第1遊技表示装置50は遊技領域10外(遊技領域10の周壁10cよりも外側)に、また、第2遊技表示装置70は遊技領域10内(遊技領域10の周壁10cよりも内側)に、夫々遊技機1の前方から視認可能に配置されている。
具体的に、第1遊技表示装置50は、ガイドレール9bの左下側において、遊技盤5に対して固定され、また、第2A遊技表示装置70Aはセンタ役物20の左下部に、第2B遊技表示装置70Bはセンタ役物20の右下部に、第2C遊技表示装置70Cはセンタ役物20の右上部に夫々固定されている。
第1,第2遊技表示装置50,70は、何れも、遊技の進行に関する(換言すれば、遊技制御基板31による制御に関する)遊技情報を表示するものである。
[第1遊技表示装置50の表示]
第1遊技表示装置50の表示について詳しく説明する。
図5に示すように、第1遊技表示装置50は、複数(32個)の発光部50-1(夫々の形状が円形)を傾斜状に2列に配列して、複数の遊技情報を表示する複数の表示器として、第1特別図柄表示器50a、第1特別図柄保留表示器50b、第2特別図柄表示器50c、第2特別図柄保留表示器50d、ラウンド表示器50e、普通図柄表示器50f、普通図柄保留表示器50g、遊技状態表示器50h、右打ち表示器50iを、夫々、図示の個数と配置の発光部50-1を含むように構成している。
第1特別図柄保留表示器50bには第1特別図柄保留数(第1特別図柄の変動を保留する保留数)が表示され、その第1特別図柄保留数は、4未満の場合に遊技球が第1始動口12に入賞する毎に1加算され、第2特別図柄保留表示器50dには第2特別図柄保留数(第2特別図柄の変動を保留する保留数)が表示され、その第2特別図柄保留数は、4未満の場合に遊技球が第2始動口13aに入賞する毎に1加算され、普通図柄保留表示器50gには普通図柄保留数(普通図柄の変動を保留する保留数)が表示され、その普通図柄保留数は、4未満の場合に遊技球がゲート14を通過する毎に1加算される。
具体的に、第1,第2特別図柄保留数、普通図柄保留数について、第1,第2特別図柄保留表示器50b,50d、普通図柄保留表示器50gの夫々の2個の発光部50-1の両方が消灯して保留数が0であることが、その一方だけが点灯して保留数が1であることが、その他方だけが点灯して保留数が2であることが、その両方が点灯して保留数が3であることが、その両方が点滅して保留数が4であることが夫々表示される。
第1特別図柄表示器50aには第1特別図柄が、第2特別図柄表示器50cには第2特別図柄が夫々変動可能に表示され、第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特別図柄保留数が1以上の場合、第2特別図柄保留数が0の場合には、第1特別図柄保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で特別遊技抽選の結果が表示され、第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特別図柄保留数が1以上の場合、第1特別図柄保留数に関わらず、第2特別図柄保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で特別遊技抽選の結果が表示される。
具体的に、第1,第2特別図柄について、第1,第2特別図柄表示器50a,50cの夫々6個の発光部50-1が規則的な点滅パターンで点滅する(例えば、6個の発光部50-1が1個ずつ順番に微小時間毎に行う点滅を繰返す)ことで、特別図柄が変動され、その後、その6個の発光部50-1のうちの少なくとも1個が後述の大当り図柄A〜C,a,b、ハズレ図柄の何れかを示す点灯パターンで点灯することで、特別図柄が特別遊技抽選の結果を示す停止図柄で変動停止される。
特別図柄が大当り図柄A〜E,a,bの何れかで停止表示されると、大入賞口15aが開放する特別遊技が発生するが、ラウンド表示器50eには、大当りとなる特別遊技中、その大入賞口15aの開放パターン(大当りラウンド数)が表示される。具体的に、ラウンド表示器50eの8個の発光部50-1のうちの少なくとも1個が後述の16R(ラウンド)長期開放、8R長期開放、2R長期開放の何れかを示す点灯パターンで点灯する。
普通図柄表示器50fには普通図柄が変動可能に表示され、普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合、普通図柄保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で補助遊技抽選の結果が表示される。
具体的に、普通図柄について、普通図柄表示器50fの3個の発光部50-1が規則的な点滅パターンで点滅する(例えば、3個の発光部50-1が1個ずつ順番に微小時間毎に行う点滅を繰り返す)ことで、普通図柄が変動され、その後、その3個の発光部50-1のうちの少なくとも1個が当り図柄、ハズレ図柄の何れかを示す点灯パターンで点灯することで、普通図柄が補助遊技抽選の結果を示す停止図柄で変動停止される。
遊技状態表示器50hには、現在の遊技状態(後述の「通常遊技状態」「時短遊技状態」「確変遊技状態」の何れか)が表示される。具体的に、遊技状態表示器50hの2個の発光部50-1の両方が消灯して「通常遊技状態」であることが、その一方だけが点灯して「時短遊技状態」であることが、その他方だけが点灯して「確変遊技状態」であることが夫々表示される。
右打ち表示器50iには、「右打ち」が推奨されている状態であるか否かが表示される。具体的に、遊技状態が「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」である、或いは特別遊技が行われているとき、つまり「右打ち」が推奨されている状態であるときには、右打ち表示器50iの1個の発光部50-1が点灯し、遊技状態が「通常遊技状態」であるとき、つまり「右打ち」が推奨されていない(「左打ち」が推奨されている)状態であるときには、その1個の発光部50-1が消灯する。
[第2遊技表示装置70の表示]
第2遊技表示装置70の表示について詳しく説明する。
図1、図6に示すように、第2遊技表示装置70は、複数(10個)の発光部70-1(夫々の発光形状が円形)を、3つの第2A,第2B,第2C遊技表示装置70A,70B,70Cに分けて配備し、第1遊技表示装置50により表示される複数の遊技情報に含まれる複数の遊技情報を、3つの第2A,第2B,第2C遊技表示装置70A,70B,70Cに分けて表示する。
複数の遊技情報を表示する複数の表示器として、図6(1)に示すように、第2A遊技表示装置70Aは、第1特別図柄表示器70a、第1特別図柄保留表示器70bを、図6(2)に示すように、第2B遊技表示装置70Bは、第2特別図柄表示器70c、第2特別図柄保留表示器70dを、図6(3)に示すように、第2C遊技表示装置70Cは、普通図柄表示器70e、普通図柄保留表示器70f、右打ち表示器70gを、夫々、図示の個数と配置の発光部70-1を含むように構成している。
第1特別図柄保留表示器70bには第1特別図柄保留数が表示され、第2特別図柄保留表示器70dには第2特別図柄保留数が表示され、普通図柄保留表示器70fには普通図柄保留数が表示される。具体的に、第1遊技表示装置50と同様に、第1,第2特別図柄保留数、普通図柄保留数について、第1,第2特別図柄保留表示器70b,70d、普通図柄保留表示器70fの夫々の2個の発光部70-1の両方が消灯して保留数が0であることが、その一方だけが点灯して保留数が1であることが、その他方だけが点灯して保留数が2であることが、その両方が点灯して保留数が3であること、その両方が点滅して保留数が4であることが夫々表示される。
第1特別図柄表示器70aには第1遊技表示装置50で第1特別図柄が変動中であるか否かが、第2特別図柄表示器70cには第1遊技表示装置50で第2特別図柄が変動中であるか否かが、普通図柄表示器70eには第1遊技表示装置50で普通図柄が変動中であるか否かが夫々表示される。具体的に、第1,第2特別図柄表示器70a,70c、普通図柄表示器70eの夫々の1個の発光部70-1が点滅して、変動中であることが表示され、その1個の発光部70-1が消灯して、変動中でないことが表示される。
右打ち表示器70gには、「右打ち」が推奨されている状態であるか否かが表示され、具体的には、第1遊技表示装置50と同様に、遊技状態が「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」である、或いは特別遊技が行われているとき、つまり「右打ち」が推奨されている状態であるときには、右打ち表示器70gの1個の発光部70-1が点灯し、遊技状態が「通常遊技状態」であるとき、つまり「右打ち」が推奨されていない状態であるときには、その1個の発光部70-1が消灯する。ここで、右打ち表示器70gの近く(右側)には「右打ち」の表記があり、右打ち表示器70gの発光部70-1が点灯したときには、「右打ち」が推奨されている状態であることが明瞭に示される。
このように、第1,第2遊技表示装置50,70は、相互に、それらの配置(第1遊技表示装置50は遊技領域10外の配置、第2遊技表示装置70は遊技領域10内の配置)だけでなく、発光部50-1,70-1の個数、配列を異ならせて、また、全体的に表示態様を異ならせて、具体的には複数の発光部50-1と複数の発光部70-1の点灯パターンを異ならせて、複数の遊技情報を夫々表示する。
そして、第1遊技表示装置50が表示可能な複数の遊技情報と、第2遊技表示装置70が表示可能な複数の遊技情報には、共通の複数の遊技情報があり、その共通の遊技情報は、第1,第2特別図柄、普通図柄が変動中であるか否かを示す情報、第1,第2特別図柄保留数、普通図柄保留数を示す情報、「右打ち」が推奨されているか否かを示す情報、を含んでいる。
このうち、第1特別図柄が変動中であることを示す情報(第1特別図柄表示器50a,70aでの表示)と、第2特別図柄が変動中であることを示す情報(第2特別図柄表示器50b,70bでの表示)と、普通図柄が変動中であることを示す情報(普通図柄表示器50f,70eでの表示)が、夫々、第1,第2遊技表示装置50,70で表示態様(発光部50-1,70-1の点灯パターン)を異ならせたものになる。
また、第1遊技表示装置50が表示可能な複数の遊技情報の中には、第2遊技表示装置70では表示されない非共通の情報があり、その非共通の情報として、第1,第2特別図柄、普通図柄が変動停止して、特別遊技抽選、補助遊技抽選の結果を示す停止図柄を示す情報、特別遊技中の大入賞口15aの開放パターンを示す情報(ラウンド表示器50eで表示)、現在の遊技状態を示す情報(遊技状態表示器50hで表示)がある。
第2A,第2B,第2C遊技表示装置70A,70B,70Cは、夫々、第1遊技表示装置50よりも液晶表示装置25(画面)に近い位置に配置され、依って、主に液晶表示装置25の表示を見ながら遊技を行う遊技者にとって、第1遊技表示装置50の表示による遊技情報よりも、第2遊技表示装置70の表示による遊技情報の方が認識し易くなる。
ここで、「左打ち」が推奨されている(「通常遊技状態」である)とき、その推奨された「左打ち」を行っている遊技者が、遊技領域10の左側領域を流下する遊技球と第2A遊技表示装置70Aの何れか一方を見ている状態から他方を見るために、視線を大きく動かさずに済むように、第2A遊技表示装置70Aは、センタ役物20の左部に取付けられて、遊技領域10の左側領域に比較的近い(第2B,第2C遊技表示装置70B,70Cよりも近い)位置に配置されている。
一方、「右打ち」が推奨されている(遊技状態が「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」である、或いは特別遊技が行われている)とき、その推奨された「右打ち」を行っている遊技者が、遊技領域10の右側領域を流下する遊技球と第2B又は第2C遊技表示装置70B又は70Cの何れか一方を見ている状態から他方を見るために、視線を大きく動かさずに済むように、第2B,第2C遊技表示装置70B,70Cは、センタ役物20の右部に取付けられて、遊技領域10の右側領域に比較的近い(第2A遊技表示装置70Aよりも近い)位置に配置されている。
[第1遊技表示装置50の構造]
次に、第1遊技表示装置50の構造について、図7〜図14に基づいて詳しく説明する。尚、図7〜図14に示す第1遊技表示装置50に関する構成は、その姿勢を遊技機1に実際に装備される傾斜姿勢から水平姿勢に変えたものであり、以下、図7に矢印で示す前方・上方・左方を、前方・上方・左方として説明する。
図7〜図14に示すように、第1遊技表示装置50は、基板52と複数(32個)のLED53と雌型コネクタ54(以下、コネクタ54という)と基板カバー55(カバー)とを有する発光ユニット51と、発光ユニット51(基板カバー55)がビス(図示略)等の締結具により着脱可能に取付けられた外面カバー60(カバー)と、外面カバー部材60に取付けられた外面シート材65とを有する。
図7〜図10、図12に示すように、発光ユニット51において、基板52は、左右方向に長い矩形板状に形成されて、その面を前後に向けた鉛直姿勢に配置され、基板52の前面に、複数のLED53が上下2列で(上の列では19個のLEE53が、下の列では13個のLED53が)左右方向に適当間隔(等間隔)おきに並べて配列されて表面実装され、基板52の後面に、コネクタ54が表面実装されている。
複数のLED53は、図5に示す第1遊技表示装置50の複数(32個)の発光部50-1に夫々対応しており、各LED53は、正面視にて非常に小型(例えば、一片が1〜2mm程度)の略四角形状をなし、前方へ向けて光を発するように配置されている。
コネクタ54(雌型コネクタ54)は、雄型コネクタ59(図8(2)参照)を後側から接続・分離できる姿勢で、その前端が基板52の後面のうち左上部に配置の複数(例えば、3又は4個)のLED53の後側を含む部位に実装されている。つまり、コネクタ54は、基板52に取付けられた複数(32個)のLED53の一部の所定数(3又は4個)のLED53と基板52を介して前後に重なるように配置されている。
基板52の前面と後面の少なくとも一方の面に、複数のLED53及びコネクタ54を接続して所定回路とする配線(図示略)を印刷されている。コネクタ54(雌型コネクタ54)に雄型コネクタ59が接続され、この雄型コネクタ59に複数の信号ライン(図3に示す複数の電気コード18aの幾つかを含む)を介して接続された遊技制御基板31が、複数のLED53を夫々制御して消灯・点灯・点滅させる。
コネクタ54が基板カバー55よりも後方へ突出しているため、更に、基板カバー55が外面カバー60に取付けられた状態で、コネクタ54が外面カバー60よりも後方へ突出するようして、雄型コネクタ59のコネクタ54への接続、コネクタ54からの分離の作業を容易に行うことができる。
図7〜図9、図11、図12に示すように、発光ユニット51において、基板カバー55は、基板52の前面側を含む外側に配置され、基板52の前面と上下左右の側端面、及び基板52の前面に実装された複数のLED53を覆って保護する。
基板カバー55は、光を透過させない合成樹脂製のカバーからなり、基板カバー55の後端部分に基板52の取付凹部56が形成され、基板カバー55の取付凹部56の前側部分に、複数のLED53に夫々対応する複数(32個)の導光孔57を有し、これら複数の導光孔57を前後に貫通状に形成する厚肉の導光孔形成部58を有する。
基板52は、基板カバー55の取付凹部56に内嵌(収容)され、その前面を導光孔形成部58の後端面に当接(又は近接)させた状態で、基板カバー55に接着、溶着、係合(所謂ハメ殺しの係合)等により取外し困難に取付けられて、基板カバー55(基板支持部材)に支持され、そして、基板カバー55から無理に取外されると、基板52又は基板カバー55が破断(損傷)し、その取外しの痕跡を残す。
尚、基板カバー55に取付凹部56を形成しないで、基板52が基板カバー55の後端面に当接状に取外し困難に取付けられてもよい。この場合、基板52と基板カバー55の後端面とを同形状にして、これらの外周同士を合わせて、基板52の基板カバー55への取付け位置を決めることができる。
複数の導光孔57は、複数のLED53と同様、上下2列で左右方向に適当間隔(等間隔)おきに並べて配列され、夫々前後方向に延び、個々のLED53よりも少し大きな断面円形に形成されている。基板52が基板カバー55の取付凹部56に取付けられた状態で、複数のLED53は、夫々複数の導光孔57の後端内に(つまり複数の導光孔57に臨むように)配置されている。
複数の導光孔57は、複数のLED53が発する光を夫々前方へ導く。ここで、導光孔57の前後長(例えば、4〜12mm程度)は、導光孔57の内径(例えば、3〜5mm程度)よりも長く、好ましくは、導光孔57の内径の約2倍(例えば、6〜10mm程度)以上の長さを有し、導光孔57は、LED53が発する光の光路を絞って、その光を導光孔57の前端外へ導くレンズ相当の機能を有する。
図7、図8、図12に示すように、外面カバー60は、合成樹脂製のカバーからなり、前面壁60aと上下左右の側面壁60bとを有し、基板52の前面側を含む外側、及び基板カバー55(発光ユニット51)の前面側を含む外側に配置され、基板52の前面と上下左右の側端面、及び基板52の前面に実装された複数のLED53と共に、基板カバー55(発光ユニット51)の前面と上下左右の側面を覆って保護する。
尚、外面カバー60には、ガイドレール9bの少なくとも一部が取付けられてもよい。また、外面カバー60は、遊技領域10の一部を形成する構造にしたり、排出口17の少なくとも一部を形成する構造にすることもできる。
外面カバー60において、少なくとも前面壁60aのうち基板カバー55の前側に位置する部分は、複数のLED53が発する光を透過可能に透明(又は半透明)になっている。外面カバー60には、基板カバー55(発光ユニット51)と外面シート材65とが個別に取付けられ、この外面カバー60が、基板カバー55と外面シート材65とを取付けた状態で、遊技盤5に対して固定されている。
そのため、外面カバー60には、基板カバー55の取付け位置を決める基板カバー位置決め部61(第1位置決め部)と、外面シート材65の取付け位置を決める外面シート材位置決め部62(位置決め部、第3位置決め部)と、基板カバー位置決め部61を介して基板カバー55が取付けられ且つ外面シート材位置決め部62を介して外面シート材65が取付けられた外面カバー60を遊技盤5に対して固定する位置を決める外面カバー位置決め部63(第2位置決め部)とが設けられている。
図7、図8、図12〜図14に示すように、外面シート材65は、基板カバー55(発光ユニット51)の前側、及び外面カバー65の前面側に配置され、外面カバー65に外面シート材位置決め部62を介して取付けられている。
外面シート材65は、基板カバー55(複数のLED53)に対応する形状(基板カバー55の前面よりも大きな左右に長い長方形状)に形成され、複数のLED53の発光態様を基板カバー55の複数の導光孔57を通して認識可能なシート材となっている。
この外面シート材65は、遮光部66と、遮光部66に囲われて遮光部66よりも遮光率が低く且つ複数の導光孔57に夫々対応する複数(32個)の円形の発光部67(前記の複数の発光部50-1(図5)に相当)とを有する。
遮光部66は、複数のLED53が発する光を遮光し、また、基板カバー55を隠蔽するために、例えば、光を透過しない、或いは透過し難い色(黒色等)で着色されたシート部分により形成され、一方、発光部67は、複数のLED53が発する光を前方へ透過させるために、透明の(又は半透明の(例えば、グレー系に着色された))シート部分により形成されている。
外面シート材65は、発光部67の直径(例えば、2〜5mm程度)を導光孔57の内径(例えば、3〜5mm程度)以下にして、また、複数の発光部67の中心同士の位置関係と複数の導光孔57の中心同士の位置関係とを同じにして、正面視にて発光部67が当該発光部67と対応する導光孔57の外周よりも外側へはみ出さないように構成されている。
例えば、図14(1)に示すように、発光部67の直径を導光孔57の内径よりも小さくして、発光部67が導光孔57の外周外側へはみ出さないように構成することができる。但し、図14(2)に示すように、発光部67の直径を導光孔57の内径と同じにして、発光部67が導光孔57の外周外側へはみ出さないように構成することもできる。
また、外面シート材65には、遮光部66(発光部67以外の部位)に、複数の遊技情報を夫々表示する1又は複数のLED53を区分けする、つまり1又は複数の発光部67を区分けする表示として複数の区分表示部68が設けられている。
具体的に、図13に示すように、第1特別図柄表示器50aの6個の発光部67、第1特別図柄保留表示器50bの2つの発光部67、第2特別図柄表示器50cの6個の発光部67、第2特別図柄保留表示器50dの2つの発光部67、ラウンド表示器50eの8個の発光部67、普通図柄表示器50fの3個の発光部67、普通図柄保留表示器50gの2個の発光部67、遊技状態表示器50hの2個の発光部67、右打ち表示器50iの1個の発光部67を、夫々、他の発光部67と識別可能に区分けする9個の区分表示部68が設けられている。
尚、外面シート材65に、9個の区分表示部68を全て設けることは必須ではなく、そのうちの幾つかの区分表示部68を省略してもよい。また、外面シート材65には、発光部67以外の部位(遮光部66)に、遊技機1に関連する種々の表記を設けてもよい。
例えば、その表記として、ラウンド表示器50eで表示される大当りラウンド数が複数ある場合、それら複数の大当りラウンド数に夫々対応する複数の発光部67の点灯態様を記し、大当りとなった場合、遊技者が、その表記と、複数の発光部67の点灯態様とから、大当りラウンド数を認識し易いようにしてもよい。また、その表記として、遊技機1の機種名、大当り確率(低確率)、確変割合、賞球数のうちの少なくとも1つを記したり、その少なくとも1つの情報をコード化した2次元バーコードを記してもよい。
また、外面シート材65の発光部67以外の部位(遮光部66)には、区分表示部68の表記の邪魔にならないように、また、遊技機1の機種名等を記す場合は、その表記の邪魔にもならないように、種々の装飾(例えば、遊技盤5やセンタ役物20に施された装飾と関連する装飾)を記してもよい。
ここで、図7、図8、図12に示すように、基板カバー位置決め部61は、外面カバー60の前面壁60aに後方突出状に一体形成された複数(例えば、4個)の係合片61aを有し、これら複数の係合片61aは、基板カバー55の外面カバー60への取付け、及び外面カバー60からの取外しを許容するものであるとともに、基板カバー55は、その側面(例えば、そのうちの4つの角部分)を複数の係合片61aに係合させ、外面カバー60に対して位置決めされている。
そして、基板カバー55は、その前面を外面カバー60の前面壁60aの後面に当接(又は近接)させた状態で、図示略の固定具(例えば、複数のビス)により外面カバー60に着脱可能に取付けられている。
また、外面シート材位置決め部62は、外面カバー60の前面壁60aに前側から少し凹むように形成され、正面視にて外面シート材65よりも少し大きな(又は外面シート材65と同じ)形状の凹部62aを有し、外面シート材65は、その上下左右の端縁を凹部62aの上下左右の端縁に合わせて、凹部62aに嵌め込まれ、外面カバー60に対して位置決めされている。
そして、外面シート材65は、その後面を透明な接着剤により凹部62aに接着させて、外面カバー60に取付けられている。特に、図14(1)に示すように、発光部67の直径を導光孔57の内径よりも小さくすることで、外面シート材65の外面カバー60(凹部62a)への取付け位置が多少ずれても、発光部67が導光孔57の外周外側へはみ出さないように構成することができる。
尚、外面シート材位置決め部62は、外面シート材65の全体を嵌め得る凹部62aの代わりに、外面カバー60の前面壁60aに形成された1又は複数の直線状段部を有し、外面シート材65は、その1又は複数の端縁を1又は複数の直線状段部に合わせて、外面カバー60に対して位置決めされるようにしてもよい。
また、外面カバー位置決め部63は、外面カバー60の側面壁60bに外方突出状に一体形成された複数(例えば、2個)の被係合部63aを有し、これら複数の被係合部63aは、外面カバー60の遊技盤5への取付け、及び遊技盤5からの取外しを許容するものであるとともに、外面カバー60は、その複数の被係合部63aを遊技盤5に形成された複数の係合部5aに係合させ、遊技盤5に対して位置決めされている。
尚、外面カバー60は、その複数の被係合部63aを遊技盤5に固定される図示略の遊技盤側部材に形成された複数の係合部に係合させ、遊技盤5に対して位置決めされていてもよい。そして、外面カバー60は、図示略の固定具(例えば、複数のビス)により遊技盤5(又は遊技盤側部材)に着脱可能に取付けられている。
この第1遊技表示装置50によれば、基板52の前面に複数のLED53が表面実装されているため、また、基板52の後面にコネクタ54が表面実装されているため、また、コネクタ54は、複数のLED53の一部と基板52を介して前後に重なるように配置されているため、第1遊技表示装置50の主要部である発光ユニット51を小型にすることができる。依って、発光ユニット51をコンパクト化し、発光ユニット51の製造費を安価にし、外面カバー60への取付け作業も簡単化できる。
しかも、基板52は基板カバー55に取外し困難に取付けられて、その基板カバー55によって、基板52の前面、及び基板の52の前面に実装された複数のLED53が覆われ保護されているため、また、基板カバー55が外面カバー60に取付けられ、その外面カバー60によって、更に発光ユニット51(基板52、複数のLED53)が覆われ保護されているため、第1遊技表示装置50の主要部である発光ユニット51への不正を確実に防止することができる。
また、基板カバー55に取外し困難に取付けられた基板52が基板カバー55から無理に取外されると、基板52又は基板カバー55が破断(損傷)し、その取外しの痕跡を残すため、基板52が基板カバー55から無理に取外されたこと、つまり発光ユニット51に不正が行われた可能性があることを容易に知ることができる。
しかも、外面カバー60に設けられた基板カバー位置決め部61、外面シート材位置決め部62によって、基板カバー55の複数の導光孔57と外面シート材65の複数の発光部67とが夫々前後に重なる位置となるように、外面カバー60に、基板カバー55と外面シート材65とを容易、且つ確実に取付けることが可能になる。
そして、LED53が発する光の光路を絞って、その光を導光孔57の前端外へ導く導光孔57のレンズ相当の機能によって、また、外面シート材65の遮光部66及び複数の発光部67によって、複数のLED53の発光態様を、つまりは第1遊技表示装置50による表示を明瞭にすることができる。
更に、外面カバー60に設けられた外面カバー位置決め部63によって、発光ユニット51及び外面シート材65が取付けられた外面カバー60を遊技盤5に対して固定する位置を容易、且つ確実に決めることができ、依って、第1遊技表示装置50とともに、その第1遊技表示装置50の発光ユニット51(LED53等)を、遊技機1の所期位置に容易、且つ確実に組付けて搭載することが可能になる。
次に、遊技機1の制御系について説明する。
図4に示すように、遊技機1の制御装置70は、遊技制御基板31、払出制御基板71、演出制御基板72、画像制御基板73、ランプ制御基板74を備え、これら制御基板31,71〜74が夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを構成し、演出制御基板72は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板31は、第1始動口SW12a、第2始動口SW13c、ゲートSW14a、大入賞口SW15c、複数の一般入賞口SW16aからの信号、払出制御基板71からの制御情報を受けて、第2始動口SOL13d、大入賞口SOL15d、第1遊技表示装置50を制御し、払出制御基板71、演出制御基板72に制御情報(コマンド)を出力する。
払出制御基板71は、遊技制御基板31からの制御情報、払出球検出SW75b、球有り検出SW75c、満タン検出SW75dからの信号を受けて、払出モータ75aを制御し、遊技制御基板31に制御情報を出力する。演出制御基板72は、遊技制御基板31、画像制御基板73、ランプ制御基板74からの制御情報、演出操作装置8(演出ボタン8a、十字キー8b、エンターボタン8cの各SW)からの信号を受けて、第2遊技表示装置60〜62を制御し、画像制御基板73、ランプ制御基板74に制御情報を出力する。
画像制御基板73は、演出制御基板72からの制御情報を受けて、液晶表示装置25、スピーカ76を制御し、演出制御基板72に制御情報を出力する。ランプ制御基板74は、演出制御基板72からの制御情報、第1,第2可動役物装置21A,21B(原点SW)からの信号を受けて、第1,第2可動役物装置21A,21B(電動モータ)、枠ランプ77a、盤ランプ77bを制御し、演出制御基板72に制御情報を出力する。
次に、図15に示すように、遊技制御基板31により構成される図示の各手段100〜106,112〜115,120,121について説明する。
乱数更新手段100は、特別遊技を行うか否かを判定する為の大当り乱数、特別遊技を行う場合に大当り図柄を判定する為の大当り図柄乱数、特別遊技を行わない場合に「リーチ」にするか否かを判定する為のリーチ乱数、及び特別図柄の変動パターン(変動時間)を判定する為の変動パターン乱数を夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
図柄情報取得手段101は、遊技球が第1始動口12に入賞したときに第1特別図柄保留数が4未満の場合に特別図柄情報の取得条件が成立し、この取得条件の成立毎に、乱数更新手段100により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第1特別図柄情報として取得し、遊技球が第2始動口13aに入賞したときに第2特別図柄保留数が4未満の場合に特別図柄情報の取得条件が成立し、この取得条件の成立毎に、乱数更新手段100により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第2特別図柄情報として取得する。
図柄情報取得手段101により取得された特別図柄情報が特別図柄情報記憶手段102に記憶される。特別図柄情報記憶手段102は、第1,第2特別図柄情報を夫々最大4つまで記憶可能であり、特別図柄情報記憶手段102に記憶されている第1特別図柄情報の数が第1特別図柄保留数となり、特別図柄情報記憶手段102に記憶されている第2特別図柄情報の数が第2特別図柄保留数となる。
第1,第2特別図柄が共に変動停止状態で、第1,第2特別図柄保留数の少なくとも一方が1以上の場合、且つ「特別遊技状態」でないときに、特別図柄の始動条件が成立して、特別図柄情報記憶手段102に記憶されている1の当該特別図柄情報が、特別図柄情報判定手段103による当該判定に供されて、特別図柄情報記憶手段102から消去される。つまり、特別図柄情報記憶手段102は、特別図柄情報判定手段103による当該判定の権利として特別図柄情報を記憶する。
特別図柄情報記憶手段102に複数の特別図柄情報が記憶されている場合、それら複数の特別図柄情報は、特別図柄の始動条件の成立毎に、順次1ずつ図柄情報取得手段101により取得された順番で、但し、特別図柄情報記憶手段102に第1,第2特別図柄情報の両方が記憶されている場合には、第2特別図柄情報が第1特別図柄情報よりも優先して、特別図柄情報判定手段103による当該判定に供されて、特別図柄情報記憶手段102から消去される。
特別図柄情報判定手段103は、特別図柄の始動条件の成立毎に、特別図柄情報記憶手段102から消去される当該特別図柄情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行うか否か、つまり「特別遊技状態」にするか否かの当該判定を行う。
具体的に、大当り判定手段103aが、当該特別図柄情報の大当り乱数と、図16に示す大当り判定テーブルに基づいて、大当り確率として、「通常遊技状態」「時短遊技状態」では1/200 の低確率で、「確変遊技状態」では10/200の高確率で、夫々当該特別図柄情報の大当り乱数が大当り特定値と一致すると、特別遊技を行うと判定する。
図柄判定手段103bは、大当り判定手段103aにより特別遊技を行うと判定された場合、当該特別図柄情報の大当り図柄乱数に基づいて、複数の大当り図柄(図17に示す大当り図柄A〜C,a,b)の何れかを判定図柄として決定し、大当り判定手段103aにより特別遊技を行わないと判定された場合、ハズレ図柄を判定図柄として決定する。大当り図柄については、当該特別図柄情報が第1特別図柄情報である場合、図17に示す第1図柄選択テーブルで規定される選択率で、また、当該特別図柄情報が第2特別図柄情報である場合、図17に示す第2図柄選択テーブルで規定される選択率で、夫々図柄選択が行われる。
リーチ判定手段103cは、大当り判定手段103aにより特別遊技を行うと判定された場合、基本的に特別遊技が行われることを期待させる「リーチ」にするが、大当り判定手段103aにより特別遊技を行わないと判定された場合、当該特別図柄情報のリーチ乱数に基づいて、「リーチ」にするか否かを判定する。
変動パターン判定手段103dは、当該特別図柄情報(大当り判定手段103a、図柄判定手段103bによる判定結果(決定された判定図柄;大当り図柄A〜C,a,b、ハズレ図柄の何れか)、リーチ判定手段103cによる判定結果(「リーチ」にするか否か)、変動パターン乱数)に基づいて、更に、遊技状態、及び特別図柄保留数等に基づいて、特別図柄を変動表示させる変動パターン(変動時間)を決定する。
特別図柄表示制御手段104は、第1遊技表示装置50において、特別図柄の始動条件の成立毎に、第1特別図柄情報が消化(特別図柄情報記憶手段102から消去)された場合に第1特別図柄の変動表示を開始させ、第2特別図柄情報が消化された場合に第2特別図柄の変動表示を開始させ、その消化された当該特別図柄情報に共づいて行われた特別図柄情報判定手段103による当該判定の結果に基づいて、変動パターン判定手段103dにより決定された変動パターンで特別図柄を変動表示させた後に、当該判定の結果として、大当り判定手段103a、図柄判定手段103bにより決定された判定図柄(大当り図柄A〜C,a,b、ハズレ図柄の何れか)を停止表示させる。
特別遊技実行手段105は、大当り判定手段103aにより特別遊技を行うと判定された場合、特別図柄表示制御手段104により当該判定の結果として図柄判定手段103bで決定された大当り図柄A〜C,a,bの何れかが停止表示された後、「特別遊技状態」として、その大当り図柄に応じた開放パターンで大入賞口15aを開放する特別遊技を行う。
図18に示すように、大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されると所謂「確変大当り」となり、大当り図柄a,bの何れかが停止表示されると所謂「通常大当り」となり、特別遊技における大入賞口15aの開放パターンとして、図示のように、大当り図柄(大当り図柄A〜C,a,b)の種類に応じて、「16R開放」「8R開放」「2R開放」(「R」はラウンドを意味する)の何れが行われる。
「16R開放」では、大入賞口15aが1〜16Rに亙って開閉され、「8R開放」では、大入賞口15aが1〜8Rに亙って開閉され、「2R開放」では、大入賞口15aが1〜2Rに亙って開閉され、これら開放の各Rのラウンド遊技は、大入賞口15aを開放して開始後、大入賞口15aに遊技球が例えば10個入賞する、又は例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口15aを閉塞して終了する。遊技者は、「右打ち」を行うことにより、「16R開放」では約2000個の遊技球を獲得でき、「8R開放」では約1000個の遊技球を獲得でき、「2R開放」では約250 個の遊技球を獲得できる。
事前判定手段106は、事前判定条件(所定条件)が成立したとき、特別図柄情報記憶手段102に記憶される、或いは記憶されている特別図柄情報に対して、特別図柄情報判定手段103による当該判定が行われる前に、遊技者に有利な特別遊技を行うか否か、つまり「特別遊技状態」にするか否かの事前判定を行う。
具体的に、事前判定条件は、特別図柄情報が図柄情報取得手段101により取得されたとき、又は特別図柄情報記憶手段102に記憶されたときに成立し、事前判定条件の成立毎に、取得・記憶される特別図柄情報に基づいて、その特別図柄情報に対して、特別図柄情報判定手段103が当該特別図柄情報に基づいて行う当該判定と同等の判定を事前に行い、つまり、特別図柄の変動停止時の判定図柄(大当り図柄A〜C,a,b、ハズレ図柄の何れか)、特別図柄の変動パターンの判定を事前に行うことができる。
一方、乱数更新手段100は、補助遊技を行うか否かを判定する為の当り乱数、及び補助遊技を行う場合に当り図柄を判定(決定)する為の当り図柄乱数を夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。図柄情報取得手段101は、遊技球がゲート14を通過したときに普通図柄保留数が4未満の場合に普通図柄情報の取得条件が成立し、この取得条件の成立毎に、乱数更新手段100により更新された普通図柄情報(当り乱数)を取得する。
図柄情報取得手段101により取得された普通図柄情報が普通図柄情報記憶手段112に記憶される。普通図柄情報記憶手段112は、普通図柄情報を最大4つまで記憶可能であり、普通図柄情報記憶手段112に記憶されている普通図柄情報の数が普通図柄保留数となる。
普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合、普通図柄の始動条件が成立して、普通図柄情報記憶手段112に記憶されている1の普通図柄情報が、普通図柄情報判定手段113による判定に供されて、普通図柄情報記憶手段112から消去される。普通図柄情報記憶手段112に複数の普通図柄情報が記憶されている場合、それら複数の普通図柄情報は、普通図柄の始動条件の成立毎に、順次1ずつ図柄情報取得手段101により取得された順番で、普通図柄情報記憶手段112から消去される。
普通図柄情報判定手段113は、普通図柄の始動条件の成立毎に、普通図柄情報記憶手段112から消去される普通図柄情報に基づいて、補助遊技を行うか否かの判定を行う。具体的に、図19に示すように、普通図柄情報に基づいて、当り確率として、「通常遊技状態」(「低作動モード」)では1/10の低確率で、「時短遊技状態」「確変遊技状態」(「高作動モード」)では10/10 の高確率で、補助遊技を行うと判定する。
普通図柄表示制御手段114は、第1遊技表示装置50において、普通図柄の始動条件の成立毎に、普通図柄の変動表示を開始させ、「通常遊技状態」では12秒間、「時短遊技状態」「確変遊技状態」では0.5 秒間、普通図柄を変動表示させた後、普通図柄情報判定手段53により補助遊技を行うと判定された場合は当り図柄を停止表示させ、補助遊技を行わないと判定された場合はハズレ図柄を停止表示させる。
補助遊技実行手段115は、普通図柄情報判定手段113により補助遊技を行うと判定された場合、普通図柄表示制御手段114により当り図柄が停止表示された後、第2始動口13aを開放する補助遊技を行う。具体的に、図19に示すように、「通常遊技状態」では0.1 秒×1回、「時短遊技状態」「確変遊技状態」では2.0 秒×3回となる開放パターンで、第2始動口13aを開放する補助遊技を行う。
遊技状態制御手段120は、複数の遊技状態(図20に示す「通常遊技状態」「時短遊技状態」「確変遊技状態」、及び「特別遊技状態」)の何れかを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時にRAMクリア処理が実行された場合には「通常遊技状態」を設定する。
図20に示すように、大当り確率が、「通常遊技状態」「時短遊技状態」では低確率(図16に示す1/200 )に設定され、「確変遊技状態」では高確率(図16に示す10/200)に設定され、また、第2始動口作動モードが、「通常遊技状態」では低作動モードに設定され、「時短遊技状態」「確変遊技状態」では高作動モードに設定される。
遊技状態制御手段120は、「特別遊技状態」として、特別遊技実行手段45により特別遊技が行われた場合、その特別遊技終了後の遊技状態を図18に示すように移行させる。つまり、「確変大当り」の終了後に「確変遊技状態」へ移行させ、「確変大当り」の終了時から特別遊技が行われることなく特別図柄が変動した回数;特別図柄変動回数が10000 回を超えると、「通常遊技状態」へ移行させる。また、「通常大当り」の終了後に「時短遊技状態」へ移行させ、「通常大当り」の終了時から特別遊技が行われることなく特別図柄変動回数が100 回を超えると、「通常遊技状態」へ移行させる。
遊技情報出力手段121は、遊技の進行に伴う演出を行わせるために必要な複数の情報(制御情報)を、夫々コマンドにより所定のタイミングで演出制御基板72に出力する。具体的に、図21(1)に示すように、第1又は第2特別図柄情報の取得・記憶時に、事前判定手段106により行われた事前判定の結果(特別図柄の判定図柄、及び変動パターン)の情報を含む第1又は第2特別図柄保留増加コマンドを出力する。
また、図21(2)に示すように、第1又は第2特別図柄の変動開始時に、特別図柄情報判定手段103により行われた当該判定の結果(特別図柄の判定図柄、及び変動パターン)の情報を含む第1又は第2特別図柄変動開始コマンドを出力し、特別図柄の変動停止時に、特別図柄変動停止コマンドを出力する。
また、図21(3)に示すように、特別遊技の開始時に、その特別遊技の種類(大当り図柄の種類)の情報を含むオープニングコマンドを出力し、各Rのラウンド遊技の開始時に、そのラウンド遊技のR数の情報を含むラウンド開始コマンドを出力し、最終Rのラウンド遊技の終了時に、特別遊技の終了後に移行させる遊技状態(「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」)の情報を含むエンディングコマンドを出力する。
尚、図示省略するが、普通図柄情報の取得・記憶時には、普通図柄保留増加コマンドを出力し、普通図柄の変動開始時には、普通図柄変動開始コマンドを出力し、普通図柄の変動停止時には、普通図柄変動停止コマンドを出力する。
次に、図15に示すように、演出制御基板72、画像制御基板73、ランプ制御基板74が、遊技制御基板31(遊技情報出力手段121)から受けた各種コマンドに基づいて、液晶表示装置25を含む演出手段140(可動役物装置21A,21B、液晶表示装置25、スピーカ37、ランプ38a,38b、第2遊技表示装置70)を用いて所定の演出を実行可能であり、これら基板72〜74により構成される図示の各手段130〜133について説明する。
変動演出制御手段130は、特別図柄が変動表示されているとき、その特別図柄の変動開始時に受けた特別図柄変動開始コマンドから得られる当該判定の結果(特別図柄の判定図柄、及び変動パターン)に基づいて、当該判定の結果を示唆する変動演出であって、当該判定で決定された特別図柄の変動パターンに対応する変動演出を実行する。
変動演出制御手段130は、液晶表示装置25に、複数の演出図柄を変動させてから、当該判定の結果を示す組合せ図柄態様で停止させるように表示する。基本的に、図22に示すように、(1)3組の演出図柄列25aが変動開始した後、(2)左演出図柄「X」が変動停止し、次に、(3)右演出図柄「Y」が変動停止し、最後に、(4)中演出図柄「Z」が変動停止するように表示され、これら3つの演出図柄「XZY」が当該判定の結果(特別図柄の判定図柄)を示す組合せ図柄態様として確定表示される。
図23に示すように、具体的な変動演出では、(1)3組の演出図柄列25aが変動開始した後、(2)左演出図柄「7」が変動停止して、(3)右演出図柄「1」が変動停止すると、「リーチ」が成立しないで、その後、(4)中演出図柄「6」が変動停止して、「761」となるハズレ組合せ図柄が仮停止状態(多少揺れている状態)から確定表示されると、一連の「ハズレ変動演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定の結果が報知される。
また、(1)(2)の後、(5)右演出図柄「7」が変動停止して、これら左右の演出図柄「7」「7」が揃う「リーチ」が成立して、その後、「発展演出」に移行しないで、(6)中演出図柄「6」が変動停止して、「767」となるハズレ組合せ図柄が仮停止状態から確定表示されると、一連の「第1リーチハズレ変動演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定結果が報知される。
また、(1)(2)(5)の後、(7)左右の演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動し縮小表示され、(8)「発展演出」が相当期間行われる。この「発展演出」は、例えば、味方キャクタが敵キャクタと戦って最終的に勝利又は敗北となるバトル演出、又は、主キャクタが何らかのミッションを遂行して最終的に成功又は失敗となるミッション演出の動画を液晶表示装置25に表示して行われ、当該判定の結果に基づいて、特別遊技が行われる期待度;大当り期待度が異なる複数の演出態様の何れかで行われる。
その後、「発展演出」の終盤において、例えば 味方キャクタがバトルで敗北し、又は、主キャクタがミッションを失敗し、(9)中演出図柄「6」が変動停止して、「767」となるハズレ組合せ図柄が仮停止状態から確定表示されると、一連の「第2リーチハズレ変動演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定結果が報知され、一方、例えば 味方キャクタがバトルで勝利し、又は、主キャクタがミッションを成功し、(10)中演出図柄「7」が変動停止して、「777」となる大当り組合せ図柄が仮停止状態から確定表示されると、一連の「大当り変動演出」が行われたことになって、「大当り」となる当該判定結果が報知される。
特別遊技演出制御手段131は、特別遊技が行われているときに、その特別遊技の開始時に受けたオープニングコマンドに基づいて、オープニング演出を含む特別遊技演出を実行し、この特別遊技演出において、ラウンド開始時に受けたラウンド開始コマンドに基づいて、ラウンド遊技演出を実行するとともに、最終Rのラウンド遊技の終了時に受けたエンディングコマンドに基づいて、この特別遊技の終了後に移行させる遊技状態を示唆するエンディング演出を実行する。
保留/当該図柄演出制御手段132は、第1又は第2特別図柄保留増加コマンド、第1又は第2特別図柄変動開始コマンド、特別図柄変動停止コマンド(事前判定情報記憶手段71に記憶されている情報)に基づいて、液晶表示装置25に、特別図柄情報記憶手段42に特別図柄情報が記憶されているときに、その特別図柄情報記憶手段42に記憶された特別図柄情報に応じた保留図柄を表示する。
また、第1又は第2特別図柄変動開始コマンド、特別図柄変動停止コマンドに基づいて、特別図柄情報記憶手段102に記憶された特別図柄情報、即ち特別図柄情報判定手段103による当該判定の権利に対して当該判定が行われた場合、当該判定に基づいて特別図柄が変動表示されているときに、当該判定に応じた当該図柄を表示する。
第4図柄表示制御手段133は、図22、図23に示すように、液晶表示装置25の隅近く(左下)に、演出図柄とは別に、また、演出図柄よりは目立たないように(小さいサイズで)、第4図柄25bを表示させ、この第4図柄25bによって、特別図柄(演出図柄)が変動表示されているか否かが表示され、更には特別図柄保留数が表示され得る。例えば、第4図柄25bは、その少なくとも一部が点灯状態と点滅状態とに切り換わり得る比較的小さな図柄(ドッド状の図柄等)からなり、点灯状態で特別図柄が変動表示されていないことを表示し、点滅状態で特別図柄が変動表示されていることを表示する。
液晶表示装置25には、第4図柄25bが常時表示され、依って、特別図柄が変動表示されているとき、発展演出において全ての演出図柄が全て表示消去されるようにしても、更に保留図柄が表示消去されるようにしても、第4図柄25bから、特別図柄が変動表示されていることを表示し、更に特別図柄保留数を表示することができる。尚、第4図柄25bは、前記複数の演出図柄と同種の複数の演出図柄を変動/停止させ得るようにして、特別図柄(演出図柄)が変動表示されているか否かに加え、変動停止した前記複数の演出図柄の組合せが判るようにすることもできる。
次に、実施例1の第1遊技表示装置50を部分的に変更した実施例2〜8について説明する。但し、実施例1〜8のうちの任意の何れか1の実施例の第1遊技表示装置の一部構成と、他の任意の何れか1又は複数の実施例の第1遊技表示装置の一部構成とを組合せて、第1遊技表示装置を構成してもよい。尚、実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して適宜説明を省略する。