JP5310560B2 - 高圧放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントプロジェクタ等に用いられる高圧放電ランプを点灯させるための点灯装置に関する。
フロントプロジェクタ等に用いられる高圧放電ランプを点灯させるための点灯装置として特許文献1が開示されている。
特許文献1の装置について、図1を用いて説明する。ランプ5は例えば150W、75Vのメタルハライドランプである。直流電源1はランプがブレークダウンする前に必要な放電維持電圧より高い出力開放電圧(OCV)が必要である。この出力開放電圧としては200〜400Vが適切である。
直流電源1の電圧は降圧チョッパ回路2に供給される。降圧チョッパ回路2はスイッチング素子11、ダイオード12、インダクタ13で構成され、典型的なスイッチング電源の降圧式チョッパ回路を形成している。インダクタ13のインダクタンスは例えば0.39mHである。
降圧チョッパ回路2の出力には出力電圧を検出する電圧検出回路7と出力電流を検出する電流検出回路6があり、検出されたそれぞれ電圧と電流は演算回路8に入力されパルス幅変調回路9を介して、スイッチング素子11にフィードバックされる。
降圧チョッパ回路2は高周波(数十kHz〜数百kHz)でスイッチングする。 パルス幅変調回路9は、検出した出力電圧と出力電流を基に、ランプ安定点灯後に一定の電力を供給するように降圧チョッパ回路2のスイッチング素子11のパルス幅を制御する。
降圧チョッパ回路2から供給される電力はアーク放電後の電力制御が主であるが、グロー放電段階においても適切なエネルギーを供給できるように、パルス幅変調回路9は降圧チョッパ回路2を制御する。例えば数百mAのグロー電流を供給する。
スイッチ回路16は、アーク放電前は平滑用コンデンサ14を降圧チョッパ回路出力から遮断してランプ点灯性を良好に保ち、アーク放電後は降圧チョッパ回路2に接続してリップルを除去して音響共鳴のない安定な動作を行わせる。
タイマー20は、例えば3秒程度に設定されていて、イグナイタ4の動作開始からタイマー20の設定時間の間はスイッチ回路16を遮断して、ランプの速やかなアーク放電への移行を達成させる。
降圧チョッパ回路2とイグナイタ4はそれぞれ独立して制御されているため、ランプ点灯時に放電ランプ5がブレークダウンし、瞬間的に負荷短絡状態になった際、放電ランプ5に瞬時的に流れる突入電流に対して降圧チョッパ回路2の制御応答速度が追いつかないという事態が生じる。すなわち、スイッチ回路16によって大容量コンデンサ14が回路的に遮断されているため、放電ランプ5には小容量のコンデンサ15にチャージされたエネルギーしか供給されず、突入電流は抑制されるが、図2に示すように、波高値の高い突入電流が数パルス続くような現象が生じる。
ブレークダウン時に放電ランプに流れる突入電流は、放電ランプの寿命に影響を及ぼすため、その波高値や印加時間を抑えることが肝要である。
特開2000−123989号公報
しかしながら、特許文献1に開示された高圧放電ランプの点灯装置では、グロー放電からアーク放電へのスムーズな移行及びアーク放電移行後の定常点灯での安定的な動作を実現するために、小容量のコンデンサ15と、大容量のコンデンサ14を用い、大容量のコンデンサ14を接続するか否かをスイッチ回路16で切り換えるように構成されていて、コスト高となり、部品搭載スペースも大きくなるといった問題があった。
また、小容量のコンデンサを用いるとはいえ、放電ランプのブレークダウン時に、制御回路の応答速度に対してブレークダウン速度が速過ぎると制御が追い付かず、スイッチング素子11のオンデューティを抑えることで、コンデンサ15から放電ランプに供給されるエネルギーを減らすといった制御ができないため、小容量のコンデンサにはある程度の容量が必要である。そのため、必ずしも突入電流を最小限に抑えているとは言い難かった。
本発明は、コンデンサ等の受動素子を追加することなく、点灯時のグロー放電からアーク放電への移行時及びアーク放電移行後の定常点灯になるまでを安定的に動作させる高圧放電ランプ点灯装置を提供するものである。
請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置は、
第1の値の直流電圧が供給される直流電圧入力端子と、
前記第1の値の直流電圧を、第2の値の直流電圧に変換するDC−DCコンバータ回路と、
前記DC−DCコンバータ回路の出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、
前記DC−DCコンバータ回路から出力される直流電圧を交流電圧に変換するDC−ACインバータ回路と、
高圧放電ランプに流れるランプ電流を検出するランプ電流検出回路と、
前記高圧放電ランプの点灯開始時に動作し、前記高圧放電ランプに高電圧を印加するイグナイタ回路と、
前記DC−DCコンバータ回路及び前記DC−ACインバータ回路を制御する制御回路とを有し、
前記イグナイタ回路、前記DC−DCコンバータ回路、及び前記DC−ACインバータ回路は半導体スイッチ素子を含み、
前記制御回路は、前記DC−DCコンバータ回路のスイッチング周波数を固定してPWM制御し、前記出力電圧検出回路によって検出された出力電圧の値と、前記ランプ電流検出回路によって検出されたランプ電流の値に応じて、前記DC−DCコンバータ回路及び前記DC−ACインバータ回路の半導体スイッチ素子のオン/オフをそれぞれ制御するものであって、前記高圧放電ランプの点灯開始時において、前記DC−DCコンバータ回路のスイッチング周波数が前記イグナイタ回路のスイッチング周波数の2以上の整数倍の関係で、前記DC−DCコンバータ回路の半導体スイッチ素子のオン/オフのタイミングと、前記イグナイタ回路の半導体スイッチ素子のオン/オフのタイミングとを同調させ、前記DC−DCコンバータ回路の半導体スイッチ素子がオンした後、予め決められた一定時間後に前記イグナイタ回路の半導体スイッチ素子をオンさせ、前記出力電圧検出回路の電圧値の変化を検出し、所定時間内に所定値以上の電圧降下が生じた場合に、前記DC−DCコンバータ回路の半導体スイッチ素子に対して一度オンパルスを出さない周期を挟むように制御することを特徴とする。
請求項2に記載の高圧放電ランプ点灯装置は、前記DC−DCコンバータ回路が降圧チョッパ型DC−DCコンバータ回路であることを特徴とする。
請求項3に記載の高圧放電ランプ点灯装置は、前記DC−ACインバータ回路がフルブリッジ型インバータ回路であることを特徴とする。
請求項4に記載の高圧放電ランプ点灯装置は、前記制御回路にDSPを用いたことを特徴とする。
請求項に記載の高圧放電ランプ点灯装置は、前記高圧放電ランプが点灯した後、前記DSPは前記DC−DCコンバータ回路を定電流制御モードに切り換え、前記DC−DCコンバータ回路の前記半導体スイッチ素子に対するPWMパルスを内部で生成する際に、前記制御回路が行う、前記DC−DCコンバータ回路の出力電流の変動に対する、当該DC−DCコンバータ回路の出力電流の安定化のための負帰還制御のゲインを制御することを特徴とする。
上記発明によって、コンデンサやスイッチ回路等の受動素子を追加することなく、点灯時のグロー放電からアーク放電への移行時の動作、及びアーク放電移行後の定常点灯での安定的な動作を実現することができる。
さらに、放電ランプのブレークダウン時に流れる突入電流を最小限に抑えることができ、放電ランプの寿命を延ばすことができる。
特許文献1の高圧放電ランプ点灯装置の回路ブロック図である。 特許文献1の高圧放電ランプ点灯装置における、降圧チョッパ回路2の出力電圧と、負荷として接続される放電ランプ5に流れるランプ電流と、スイッチング素子11の制御端子電圧と、イグナイタ4の制御端子電圧の波形図である。 本発明の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の回路ブロック図である。 本発明の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置における、降圧チョッパ回路22の出力電圧と、負荷として接続される高圧放電ランプに流れるランプ電流と、スイッチング素子Q21の制御端子電圧と、双方向2端子サイリスタS21の制御端子電圧の波形図である。
符号の説明
CN21、CN22、CN23:コネクタ
C21〜C24:コンデンサ
D21、12:ダイオード
L21〜L23、13:インダクタ
Q21〜Q25、11:スイッチング素子
R21〜R23:抵抗
S21:双方向2端子サイリスタ
T12:トランス
AC:交流電源
1:直流電源
2、22:降圧チョッパ回路
4、25:イグナイタ
5:放電ランプ
14:大容量コンデンサ(平滑コンデンサ)
15:小容量のコンデンサ
16:スイッチ回路
20:タイマー
21:3端子レギュレータ
23:極性反転回路
24:ドライバ
26:ディジタル制御回路
以下、本発明の実施の形態を、図3を参照して説明する。
図3において、直流電圧入力端子であるコネクタCN21から直流電圧が入力される。インダクタL21とコンデンサC21からなるローパス・フィルタによってコネクタCN21から入力される直流電圧の安定化、ノイズの除去等を行っている。その後段にDC−DCコンバータ回路として降圧チョッパ回路22が接続されている。本実施例では、入力電圧が高い場合を想定しているため、降圧チョッパ回路としているが、入力電圧が低い場合などは昇圧チョッパ回路にすることや、状況に応じて昇降圧チョッパ回路にすることが可能であることは言うまでもない。
降圧チョッパ回路22はFET等の半導体スイッチ素子からなるスイッチング素子Q21、ダイオードD21、インダクタL22、コンデンサC22から構成される。降圧チョッパ回路22は入力される直流電圧を所望の電圧値に降圧するための回路であって、ディジタル制御回路26によってスイッチング素子Q21のオン/オフが制御され、所望の出力電圧を得る仕組みとなっている。
降圧チョッパ回路22から出力される出力電圧は、出力電圧検出回路である抵抗R22及びR23によって分圧され、その分圧された電圧がディジタル制御回路26に入力される。これによってディジタル制御回路26は降圧チョッパ回路22の出力電圧をモニタすることが可能となり、一定の出力電圧を得るための制御が可能となる。
なお、降圧チョッパ回路22の前段にある3端子レギュレータ21は、ディジタル制御回路26の電源電圧を生成するためのものであり、3端子レギュレータ21から出力される電圧が、ディジタル制御回路26の電源電圧として使用される。
降圧チョッパ回路22の出力は、スイッチング素子Q21のオン期間中にコンデンサC22にエネルギーをチャージし、スイッチング素子Q21のオフ期間中はコンデンサC22及び後段の極性反転回路23にエネルギーが供給される。
極性反転回路23は4つのスイッチング素子Q22〜Q25、インダクタL23、コンデンサC24、スイッチング素子Q22〜Q25を駆動するためのドライバ24から構成される、所謂フルブリッジ型インバータ回路を構成している。本実施例では極性反転回路23にフルブリッジ回路を用いているが、状況に応じて、ハーフブリッジ回路、プッシュプル回路等を用いることが可能であることは言うまでもない。
ドライバ24は、ディジタル制御回路26からの指令信号によって、スイッチング素子Q22とQ25、Q23とQ24の組合せで、それらを相補的にオン/オフさせ、直流電圧を交流電圧に変換するDC−ACインバータ回路として動作している。ここで生成された交流電圧は、コネクタCN23に接続される高圧放電ランプ(図示なし)に供給される。
また、コネクタCN23までの交流電圧の出力ライン上には、双方向2端子サイリスタS21と、トランスT21からなるイグナイタ回路25が形成されている。高圧放電ランプは一般的に点灯時にかなりの高電圧を印加しないと点灯しないという性質を持ち、一度点灯してしまえば比較的低電圧で点灯し続けるという特性を持つことから、点灯開始時にディジタル制御回路26からの指令信号によって、双方向性2端子サイリスタS21を一定期間オン/オフさせることで定常動作時よりも高い電圧を発生させ、高圧放電ランプに瞬時的に高電圧を印加する仕組みとなっている。
また、負荷に相当する高圧放電ランプに流れるランプ電流は、定常点灯時において等価的にランプ電流と一致するインダクタL22に流れる電流を、降圧チョッパ回路22内に設けられたランプ電流検出回路として作用する抵抗R21によって検出し、ディジタル制御回路26にてモニタされる。
ディジタル制御回路26に接続されているコネクタCN22は、フロントプロジェクタ等の機器側のマイクロコンピュータ等と接続するためのものであり、このコネクタを通して高圧放電ランプ点灯装置の動作状況や、出力電圧や出力電流の指令信号等のやり取りを通信できるようになっている。
ディジタル制御回路26は、抵抗R22及びR23によって検出される降圧チョッパ回路22の出力電圧値と、抵抗R21によって検出されるインダクタL22に流れる電流値と、コネクタCN22によって行われる機器側からの指令等に応じて、降圧チョッパ回路22のスイッチング素子Q21に対するオン/オフ指令、極性反転回路のスイッチ素子Q22〜Q25のオン/オフを制御するためのドライバ24に対する指令、及び点灯時のイグナイタ回路25への指令等を一元的に管理している。
ここで、降圧チョッパ回路22のスイッチング素子Q21は、ディジタル制御回路26から出力されるオン/オフの指令信号によって、PWM制御される。スイッチング素子Q21をPWM制御すれば、スイッチング周波数は固定となるため、スイッチング素子Q21のスイッチング周波数を、イグナイタ回路25の双方向2端子サイリスタS21の整数倍に設定することで、必然的にスイッチング素子Q21のスイッチングタイミングと、双方向2端子サイリスタS21のスイッチングタイミングの同期をとることができる。但し、PAM制御等のスイッチング周波数固定の他の制御方法を用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。
ここで、降圧チョッパ回路22の出力電圧波形と、負荷として接続される高圧放電ランプに流れるランプ電流と、降圧チョッパ回路22のスイッチング素子Q21と、イグナイタ回路25の双方向2端子サイリスタS21のタイミングチャートを図4に示す。
高圧放電ランプが不点灯状態にある時間t1において、降圧チョッパ回路22のスイッチング素子Q21がオンする。スイッチング素子Q21は固定のスイッチング周波数でオン/オフされており、所定の出力電圧V1を安定して出力している。時間t1から予め決められた一定時間をおいた時間t2において、高圧放電ランプを点灯させるべく、イグナイタ回路25の双方向2端子サイリスタS21がオンされる。双方向2端子サイリスタS21がオンすると、トランスT21には高電圧が印加され、負荷である高圧放電ランプにも高電圧が印加される。その結果、高圧放電ランプはブレークダウン(絶縁破壊)し、瞬間的に負荷短絡状態となる。これによって抵抗R22及びR23によって検出される降圧チョッパ回路22の出力電圧は急激に降下し、同時にランプ電流は急激に増大する。
ディジタル制御回路26は、与えられるクロック周波数に基づいて定期的に降圧チョッパ回路22の出力電圧をサンプリングして検出し、監視している。所定のサンプリング周期の間に、降圧チョッパ回路22の出力電圧が一定値以上下がる(V2→V3)と、ディジタル制御回路26は高圧放電ランプがブレークダウンを開始したと判断して、降圧チョッパ回路22が必要以上のエネルギーをコンデンサC22にチャージしないように、スイッチング素子Q21のオンタイミングが来てもオンパルスを出さないように制御している。すなわち定電流制御モードに切り換える。こうすることにより、コンデンサC22にそれ以上エネルギーがチャージされないため、高圧放電ランプの点灯時に瞬時的に流れるランプの突入電流を最小限に抑えることができる。
以上の制御動作の後、高圧放電ランプのグロー放電からアーク放電への移行区間が存在するが、この間、降圧チョッパ回路22の出力電圧V4はほぼ一定に制御される。この時、一度オンパルスを出さない周期を挟んで再びスイッチング素子Q21に対するPWM制御が復帰するため、復帰直後の制御ゲイン(ディジタル制御回路26が行う、降圧チョッパ回路22の出力電流の変動に対する、その出力電流の安定化のための負帰還制御のゲイン)は高めに設定される。これはランプの突入電流を抑えるために、一時的に降圧チョッパ回路の動作を止めたため、コンデンサC22にはエネルギーが残っていない。よって制御ゲインが低いままだと、PWM制御復帰直後のオンデューティが狭くなってしまい、コンデンサC22へのエネルギーチャージが足りなくなって、高圧放電ランプがアーク放電を維持できず、そのまま消灯してしまう恐れがあるからである。
上述のような制御を経て、高圧放電ランプは定常点灯モードに移行する。
ここで、ディジタル制御回路26としてはDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を用いることが望ましい。他のディジタル制御回路としてはマイクロコンピュータ等が考えられるが、処理速度の速さという点において、DSPが有効である。

Claims (5)

  1. 高圧放電ランプ点灯装置であって、
    第1の値の直流電圧が供給される直流電圧入力端子と、
    前記第1の値の直流電圧を、第2の値の直流電圧に変換するDC−DCコンバータ回路と、
    前記DC−DCコンバータ回路の出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、
    前記DC−DCコンバータ回路から出力される直流電圧を交流電圧に変換するDC−ACインバータ回路と、
    高圧放電ランプに流れるランプ電流を検出するランプ電流検出回路と、
    前記高圧放電ランプの点灯開始時に動作し、前記高圧放電ランプに高電圧を印加するイグナイタ回路と、
    前記DC−DCコンバータ回路及び前記DC−ACインバータ回路を制御する制御回路とを有し、
    前記イグナイタ回路、前記DC−DCコンバータ回路、及び前記DC−ACインバータ回路は半導体スイッチ素子を含み、
    前記制御回路は、前記DC−DCコンバータ回路のスイッチング周波数を固定してPWM制御し、前記出力電圧検出回路によって検出された出力電圧の値と、前記ランプ電流検出回路によって検出されたランプ電流の値に応じて、前記DC−DCコンバータ回路及び前記DC−ACインバータ回路の半導体スイッチ素子のオン/オフをそれぞれ制御するものであって、前記高圧放電ランプの点灯開始時において、前記DC−DCコンバータ回路のスイッチング周波数が前記イグナイタ回路のスイッチング周波数の2以上の整数倍の関係で、前記DC−DCコンバータ回路の半導体スイッチ素子のオン/オフのタイミングと、前記イグナイタ回路の半導体スイッチ素子のオン/オフのタイミングとを同調させ、前記DC−DCコンバータ回路の半導体スイッチ素子がオンした後、予め決められた一定時間後に前記イグナイタ回路の半導体スイッチ素子をオンさせ、前記出力電圧検出回路の電圧値の変化を検出し、所定時間内に所定値以上の電圧降下が生じた場合に、前記DC−DCコンバータ回路の半導体スイッチ素子に対して一度オンパルスを出さない周期を挟むように制御することを特徴とする高圧放電ランプ点灯装置。
  2. 前記DC−DCコンバータ回路は、降圧チョッパ型DC−DCコンバータ回路である、請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  3. 前記DC−ACインバータ回路は、フルブリッジ型インバータ回路である、請求項1または2に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  4. 前記制御回路はDSPを備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  5. 前記高圧放電ランプが点灯した後、前記DSPは前記DC−DCコンバータ回路を定電流制御モードに切り換え、前記DC−DCコンバータ回路の前記半導体スイッチ素子に対するPWM制御する際に、前記制御回路が行う、前記DC−DCコンバータ回路の出力電流の変動に対する、当該DC−DCコンバータ回路の出力電流の安定化のための負帰還制御のゲインを制御する、請求項1〜4のいずれかに記載の高圧放電ランプ点灯装置。
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