JP5309955B2 - ブレーキ・ローター防錆方法及びロール状集合体 - Google Patents

ブレーキ・ローター防錆方法及びロール状集合体 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等のディスク・ブレーキの防錆に供されるブレーキ・ローター防錆方法及びロール状集合体に関する。
従来のこの種の防錆方法等として、特許文献1に記載の自動車のディスク・ブレーキの防錆方法及び防錆カバーがある。
このディスク・ブレーキの防錆方法では、遮水フィルムなどの防錆カバーを予め100枚程度積層された積層体が用いられている。
作業時にはこの積層体から防錆カバーを1枚1枚剥がしてタイヤ組立体の側面に接着剤層により貼着し、ホイールの開口を覆うようにしている。このように開口を覆うことによりディスク・ブレーキのブレーキ・ローター等を雨水や塩分を含んだ外気などから保護し、防錆を図っている。
しかし、防錆カバーを積層体から1枚1枚剥がす作業であると、積層体の防錆カバー枚数の残数により作業性の難易が変化するという問題がある。
例えば、積層体の防錆カバー枚数の残数が多いときは積層体の剛性が確保されて積層体からの防錆カバー引き剥がし作業もさほど困難ではないが、積層体の防錆カバー枚数の残数が少なくなるに連れて積層体の剛性が小さく柔軟になり、積層体から防錆カバーを1枚ずつ剥がす作業の困難性が増すことになる。
また、自動車の車輪数は、一般の乗用車において片側2輪であり、片側2輪の防錆カバー貼り付け作業に際し、2枚1組で防錆カバーを取り出すようにすることで、作業性を向上させることができる。
しかし、積層体であるが故に防錆カバーを1枚1枚剥がす作業となり、例えば2枚1組で取り出すことができず、作業の自由度が阻害されるという問題がある。
特開2003−267001号公報
解決しようとする問題点は、積層体の防錆カバー枚数の残数により作業性の難易が変化し、また積層体であるが故に防錆カバーを1枚1枚剥がす作業となり、作業の自由度が阻害される点である。
本発明は、膜状カバー部材の残数による作業性の難易の変化が抑制され、また膜状カバー部材の取り出し枚数を容易に増減可能とし、作業の自由度を拡げることを可能とするため、ホイール及びタイヤからなるタイヤ・アッセンブリを車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリに膜状カバー部材を剥離可能に貼り付けて前記ホイールの開口を覆うブレーキ・ローター防錆方法であって、前記膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体とし、前記ロール状集合体を端部から巻き出すことで前記膜状カバー部材を適数枚順次取り出し、該取り出した膜状カバー部材を前記タイヤ・アッセンブリに貼り付けるブレーキ・ローター防錆方法に用いられるロール状集合体であって、前記貼り付けのための接着部を備えた膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回し、前記各膜状カバー部材間は、切り離し用のミシン目を介して結合され、前記膜状カバー部材を2枚1組として各組内のミシン目の切り離し強度を各組間のミシン目の切り離し強度よりも強くしたことを特徴とする。
また、本発明は、ホイール及びタイヤからなるタイヤ・アッセンブリを車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリに膜状カバー部材を剥離可能に貼り付けて前記ホイールの開口を覆うブレーキ・ローター防錆方法であって、前記膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体とし、前記ロール状集合体を端部から巻き出すことで前記膜状カバー部材を適数枚順次取り出し、該取り出した膜状カバー部材を前記タイヤ・アッセンブリに貼り付けるブレーキ・ローター防錆方法に用いられるロール状集合体であって、前記貼り付けのための接着部を備えた膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回し、前記膜状カバー部材を予め複数枚直列させたものを2列に並列配置して渦巻き状に巻き回し、前記各膜状カバー部材間は、切り離し用のミシン目を介して結合され、前記膜状カバー部材を並列方向2枚1組として取り出し可能としたことを特徴とする。
本発明は、ホイール及びタイヤからなるタイヤ・アッセンブリを車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリに膜状カバー部材を剥離可能に貼り付けて前記ホイールの開口を覆うブレーキ・ローター防錆方法であって、前記膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体とし、前記ロール状集合体を端部から巻き出すことで前記膜状カバー部材を適数枚順次取り出し、該取り出した膜状カバー部材を前記タイヤ・アッセンブリに貼り付けるブレーキ・ローター防錆方法に用いられるロール状集合体であって、前記貼り付けのための接着部を備えた膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回し、前記各膜状カバー部材間は、切り離し用のミシン目を介して結合され、前記膜状カバー部材を2枚1組として各組内のミシン目の切り離し強度を各組間のミシン目の切り離し強度よりも強くした
このため、ロール状集合体を端部から巻き出すことで膜状カバー部材を適数枚順次取り出すことができる。この取り出しにより、積層体のように残数により剛性が変化することもなく、安定した取り出し環境により作業性の難易の変化を抑制することができる。
また、ロール状集合体からの巻き出し長さの調整により膜状カバー部材の取り出し枚数を容易に増減させることができ、例えば2枚1組の取り出しも容易とする。
したがって、例えば片側2輪の膜状カバー部材貼り付け作業に際し、作業性を向上させるなど、作業の自由度を拡げることができる。
このため、このロール状集合体を用いることにより、安定した取り出し環境により作業性の難易の変化を抑制することができ、作業の自由度を拡げることができる。
また、ロール状集合体を立てて保管することで、例えば組み立てラインサイドの保管スペースを小さくすることができる。
膜状カバー部材の残数による作業性の難易の変化が抑制され、また膜状カバー部材の取り出し枚数を容易に増減可能とし、作業の自由度を拡げることを可能にするという目的を、膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体により実現した。
[ブレーキ・ローター防錆構造]
図1は、タイヤ・アッセンブリの側面図、図2は、図1のII−II線矢視概略断面図である。
図1、図2のように、タイヤ・アッセンブリ1は、ホイールとしてのアルミ・ホイール3にタイヤ5を組み付けたものである。このタイヤ・アッセンブリ1は、車軸のハブ(図示せず)に取り付けられる。
アルミ・ホイール3のディスク3aには、円周方向に所定間隔で開口3bが備えられている。この開口3bは、アルミ・ホイール3の意匠を形成するものであり、またアルミ・ホイール3よりも車幅方向の内側に配置されているディスク・ブレーキの熱を外部へ逃がす働きもする。
この開口3bは、外部へ露出構造である。このため、工場、港湾、販売店等での出荷時、あるいはトラック、船舶による移送時、開口3bからディスク・ブレーキ側へ雨水、塩分を含んだ外気等が浸入する恐れがある。
このような雨水当の浸入があると、顧客への引き渡し前にディスク・ブレーキに錆が発生することがあり、品質感を損なう恐れがある。
したがって、タイヤ・アッセンブリ1を車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリ1に膜状カバー部材である防水フィルム7を剥離可能に貼り付けて前記アルミ・ホイール3の開口3bを覆うようにする。
この防水フィルム7は、予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体とされたものから取り出す。
[ロール状集合体]
図3は、ロール状集合体の概略斜視図である。なお、図3では、理解を容易にするため、フィルム7が一部めくれた状態を示している。また、図3のフィルム7は、一点鎖線で示す剥離紙9を備えないが、剥離紙9を備えてもよいため、後述のために同図に併記している。
図3のように、ロール状集合体11は、剥離紙9を備えない防水フィルム7を予め複数枚直列的に配列結合して粘着テープ状に巻き回したものである。粘着テープ状とは、一般事務用の粘着テープのように剥離紙を備えずに巻き回された状態をいう。
防水フィルム7は、前記アルミ・ホイール3の外側面外周径に対応した外周径を有する円形を有し、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニール、アルミ箔等で形成されている。この防水フィルム7は、薄膜状で自由に変形できる材質ではあるが、単体である程度の形状保持ができる剛性を備えるとアルミ・ホイール3への貼り付け作業を容易にすることが可能となる。
ロール状集合体11は、防水フィルム7の一側面(表面)が剥離面7aとなり、他側面(裏面)が接着部7bとなる。
剥離面7aは、ロール状集合体11において接着部7bを剥離可能に貼着させ、ロール形状を維持させる。
接着部7bは、ロール状集合体11から取り出した防水フィルム7をアルミ・ホイール3へ剥離可能に貼着させるためのものであり、本実施例では、防水フィルム7の他側面全体の接着剤層により接着部7bが形成されている。
但し、接着部7bは、アルミ・ホイール3の外側面外周側面に貼付するように防水フィルム7の外周縁部に周回形状に形成することもできる。
なお、防水フィルム7は、その外縁の大きさを、前記アルミ・ホイール3の外側面外周径よりも大きく形成し、その外周縁部を接着部によりタイヤ5側面に貼り付ける構成にすることもできる。
この場合、接着剤層は、タイヤ5の劣化を防止でき且つ剥離可能とするものとなる。この接着剤層は、例えば水性感圧接着剤(アクリル系樹脂とイオン交換水とを主成分とし、これに界面活性剤と顔料とを添加したもの)で構成される。水性感圧接着剤は、一般のゴム用の接着剤と比べて接着力が弱く、また、長期間の接着によるタイヤ5の劣化を防止し、タイヤ5への接着剤の転写を防止できるよう成分の配合比が決定される。
なお、接着部を予め設けず、タイヤ・アッセンブリ1への貼り付けの際、防水フィルム7の接着面に接着剤を塗布して前記貼り付けを行わせることもできる。
各防水フィルム7間は、連結部11aにより連結されている。この連結部11aには、切り離し用のミシン目が設けられている。なお、連結部11aにミシン目を設けなくとも、カッターなどにより切り離すこともできる。
本実施例では、接着部7bに剥離紙を備えないが、一点鎖線図示のように接着部7bに、予め貼着された剥離紙9を備えてもよい。この場合、図では剥離紙9がロール状集合体11の内側面に配されるように現れているが、剥離紙9が外側面となるようにこの剥離紙9と共に防水フィルム7が巻き回され、ロール状集合体11として構成されとよい。
剥離紙9は、連結部11aにおいても連続形成されている。この剥離紙9を備えた場合、連結部11aにおいて剥離紙9にまでミシン目を設けるが、ミシン目を防水フィルム7側にのみ形成してもよい。
ロール状集合体11の剥離紙9が外側面となる場合は、防水フィルム7をその使用時まで保護することができる。
[ブレーキ・ローター防錆方法]
図4〜図8は、ブレーキ・ローター防錆方法を示し、防水フィルムの装着手順を示す説明図である。
図4〜図8で示すブレーキ・ローター防錆方法は、剥離紙9を備えた例で説明する。図3で示す前記ロール状集合体11を端部から巻き出すことで前記剥離紙9を備えた防水フィルム7を適数枚、本実施例では1枚を順次取り出し、該取り出した防水フィルム7をタイヤ・アッセンブリ1に貼り付ける。
図3のロール状集合体11は、例えば組み立てラインに供給され、このロール状集合体11から剥離紙9付きの防水フィルム7が連結部11aのミシン目で切り離され、図4のように用意される。
次いで、図5のように、防水フィルム7を剥離紙9から半部だけめくる。 次いで、めくった防水フィルム7の半分の接着部7bを図6のようにアルミ・ホイール3に貼着する。
次いで、図7のように、剥離紙9をアルミ・ホイール3に沿って引くように移動させ、防水フィルム7の残りの半分をスライドさせながらアルミ・ホイール3に貼り付ける。
こうして防水フィルム7をアルミ・ホイール3に貼着した後、防水フィルム7をアルミ・ホイール3に手で圧着させ、図8のように防水フィルム7の貼り付けが完了する。
剥離紙9を備えない防水フィルム7の場合は、剥離紙9の引き剥がし動作をせずにアルミ・ホイール3に貼着する。
この場合、ロール状集合体11を作業者が片手で持てる巻き径とし、ロール状集合体11から防水フィルム7を1枚分だけ巻き出し、ロール状集合体11を片手で持ちながら巻き出した防止フィルム7をアルミ・ホイール3に貼り付け、この貼り付けた防水フィルム7からロール状集合体11を連結部11aのミシン目により切り離す形態の作業もできる。
このような防水フィルム7の貼り付けによりアルミ・ホイール3の前記開口3bが閉じられる。
したがって、工場、港湾、販売店等での出荷時、あるいはトラック、船舶による移送時、開口3bからディスク・ブレーキ側へ雨水、塩分を含んだ外気等が浸入するのを防止することができる。
[2枚取り]
自動車の車輪数は、一般の乗用車では片側2輪であり、片側2輪の防水フィルム7貼り付け作業に際し、2枚1組で防水フィルム7を取り出し、作業性を向上させることができる。
このため、剥離紙9を有さない防水フィルム7或いは剥離紙9付きの防水フィルム7を2枚1組とし、各組内のミシン目の切り離し強度を各組間のミシン目の切り離し強度よりも強く形成する。
図9は、ミシン目の切り離し強度の態様を示し、(a)は、切り離し強度が相対的に強い場合の概略図、(b)は、切り離し強度が相対的に弱い場合の概略図である。
図9(a)の場合は、ミシン目11aaを小さく形成し、図9(b)の場合は、ミシン目11abを大きく形成して、ミシン目11aaの切り離し強度をミシン目11abの切り離し強度よりも強くした。
したがって、ミシン目11aaを2枚1組とした各組内(1枚目と2枚目との間)のミシン目とし、ミシン目11abを各組間(2枚目と3枚目との間)のミシン目とした。
このようなミシン目とすることで、前記ロール状集合体11から2枚1組を強度が相対的に弱いミシン目11abで順次、容易に切り離すことができる。
貼り付けの作業手順は、図10のフローチャートに示す。
ステップS1の手順では、「フィルム2枚をまとめて取出」の動作を実行する。この動作では、前記のようにロール状集合体11から2枚1組を前記ミシン目11abで順次切り離す。
ステップS2の手順では、「1枚目をホイールに貼り付け、2枚目を切り取る」の動作を実行する。この動作では、1枚目の防水フィルム7をアルミ・ホイール3に貼り付け、2枚目をミシン目11aaで切り離す。
この2枚1組の取り出しでは、次のような作業を行わせることもできる。
すなわち、2枚1組のうち2枚目の防水フィルム7を持ち、1枚目の防水フィルム7が下になるように吊り下げ、この1枚目の防水フィルム7を最初のアルミ・ホイール3に貼り付ける。
次いで、2枚目の防水フィルム7を1枚目の防水フィルム7から切り離す。
防水フィルム7が剥離紙9付きの場合は、1枚目の防水フィルム7の剥離紙9のみを先に剥がし、2枚目の防水フィルム7(剥離紙9付)を持ち、1枚目の防水フィルム7が下になるように吊り下げ、この1枚目の防水フィルム7を最初のアルミ・ホイール3に貼り付ける。
次いで、2枚目の防水フィルム7(剥離紙9付)を1枚目の防水フィルム7から切り離す。
ステップS3の手順では、「2枚目を次のホイールに貼り付け」の動作を実行する。この動作では、単体となった2枚目の防水フィルム7を次のアルミ・ホイール3に貼り付ける。
こうして、片側2輪の防水フィルム7貼り付け作業を手際よく行わせることができる。
[実施例の効果]
本発明実施例は、アルミ・ホイール3及びタイヤ5からなるタイヤ・アッセンブリ1を車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリ1に防水フィルム7を剥離可能な接着により貼り付けて前記アルミ・ホイール3の開口3aを覆うブレーキ・ローター防錆方法であって、前記防水フィルム7を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体11とし、前記ロール状集合体11を端部から巻き出すことで前記防水フィルム7を適数枚順次取り出し、該取り出した防水フィルム7を前記タイヤ・アッセンブリ1のアルミ・ホイール3に貼り付ける。
この防水フィルム7の貼り付けによりアルミ・ホイール3の開口3aを閉じることができる。
そして、ロール状集合体11を端部から巻き出すことで防水フィルム7を適数枚順次露出させることができ、防水フィルム7を取り出す際に積層体のように残数により剛性が変化することもなく、安定した取り出し環境により作業性の難易の変化を抑制することができる。
また、ロール状集合体11からの巻き出し長さの調整により防水フィルム7の取り出し枚数を容易に増減させることができ、例えば2枚1組の取り出しも容易とする。
したがって、片側2輪の防水フィルム7貼り付け作業などに際し、作業性を向上させるなど、作業の自由度を拡げることができる。
前記ブレーキ・ローター防錆方法に用いられるロール状集合体11であって、前記接着のための接着部7bを備えた防水フィルム7を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回した。
このため、このロール状集合体11を用いることにより、安定した取り出し環境により作業性の難易の変化を抑制することができ、作業の自由度を拡げることができる。
前記防水フィルム7は、アルミ・ホイール3の外側面外周径に対応した円形の外周径を有する。
このため、この防水フィルム7によりアルミ・ホイール3の開口3aを確実に閉じながら、アルミ・ホイール3の外側面の劣化も防止し、高い品質を維持させることができる。
前記各防水フィルム7の接着部7bに剥離紙を備えず粘着テープ状に巻き回された。
このため、剥離紙を備えずにロール状集合体11としてストックすることができる。
前記各防水フィルム7の接着部7bに予め貼着された剥離紙9を備え、該剥離紙9と共に巻き回された。
このため、ロール状集合体11での各防水フィルム7の保護を確実に行わせ、剥離紙9を備えた防水フィルム7単体での取り扱いも容易となる。
前記剥離紙9は、前記防水フィルム7と同一形状である。
このため、剥離紙9の使用量を減らしながら防水フィルム7の接着部7bの保護ができ、アルミ・ホイール3への貼り付けを確実に行わせることができる。
また、剥離紙9の使用量を減らしながら防水フィルム7の直径とほぼ同長のロール状集合体11を形成することができ、ロール状集合体11を立てて保存するなど、その保存を容易に行わせることができる。
前記各防水フィルム7間は、切り離し用のミシン目11aa,11abを介して結合され、前記防水フィルム7を2枚1組として各組内(1枚目と2枚目との間)のミシン目11aaの切り離し強度を各組間(2枚目と3枚目との間)のミシン目11abの切り離し強度よりも強くした。
このため、防水フィルム7の2枚1組としての切り離しを容易とし、片側2輪への防水フィルム7の貼り付けを容易に行わせることができる。
図11は、本発明の実施例2に係り、ロール状集合体の斜視図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
本実施例のロール状集合体11Aは、各防水フィルム7の周囲に防水フィルムと同材質の枠部11Abを備え、防水フィルム7を含めロール紙形状として粘着テープ状に巻き回された。枠部11Abも、防水フィルム7と同様に、一側面(表面)が剥離面となり、他側面(裏面)が接着部となる。
防水フィルム7及び枠部11Ab間には、切れ目11Acが設けられ、防水フィルム7を1枚ずつ、或いは2枚一組等適数枚での取り出しを容易としている。
2枚1組の切り離しを可能とする場合は、前記同様なミシン目11aa,11Aabを設けるとよい。
なお、防水フィルム7及び枠部11Abと同じ大きさのロール紙形状の剥離紙を設けることもできる。
したがって、本実施例においても、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
また、本実施例では、ロール状集合体11Aを立てて保管する場合でも、枠部11Abの存在により防水フィルム7の縁部を傷めることもなく、品質を維持させることができる。
図12は、本発明の実施例3に係り、ロール状集合体の斜視図である。なお、基本的な構成は実施例2と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号のAをBに代えて付し、重複した説明は省略する。
本実施例のロール状集合体11Bは、防水フィルム7を予め複数枚直列させたものを2列に並列配置して渦巻き状に巻き回したものである。
前記各防水フィルム7間の連結部11Baには、切り離し用のミシン目が設けられている。
なお、防水フィルム7及び枠部11Bbと同じ大きさのロール紙形状の剥離紙を設けることもできる。
したがって、本実施例では、ミシン目で切り離すことで、2枚1組の取り出しを、並列方向で簡単に行わせることができる。
本実施例でも、実施例2と同様な作用効果を奏することができる。
[その他]
防水フィルム7を、タイヤ5の側面に貼り付けるときは、ホイールとしてスチール・ホイールを適用することも可能である。
タイヤ・アッセンブリを自動車の車軸のハブに取り付けた状態の側面図である。(実施例1) 図1のII−II線矢視概略断面図である。(実施例1) ロール状集合体の概略斜視図である。(実施例1) 防水フィルムの装着手順を示す説明図である。(実施例1) 防水フィルムの装着手順を示す説明図である。(実施例1) 防水フィルムの装着手順を示す説明図である。(実施例1) 防水フィルムの装着手順を示す説明図である。(実施例1) 防水フィルムの装着手順を示す説明図である。(実施例1) ミシン目の切り離し強度の態様を示し、(a)は、切り離し強度が相対的に強い場合の概略図、(b)は、切り離し強度が相対的に弱い場合の概略図である。(実施例1) 作業手順を示すフローチャートである。(実施例1) ロール状集合体の概略斜視図である。(実施例2) ロール状集合体の概略斜視図である。(実施例3)
符号の説明
1 タイヤ・アッセンブリ
3 アルミ・ホイール(ホイール)
3a 開口
5 タイヤ
7 防水フィルム
9Aa,9Ba 枠部
11,11A,11B ロール状集合体
11Ab,11Bb 枠部
11aa,11ab ミシン目

Claims (6)

  1. ホイール及びタイヤからなるタイヤ・アッセンブリを車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリに膜状カバー部材を剥離可能に貼り付けて前記ホイールの開口を覆うブレーキ・ローター防錆方法であって、
    前記膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体とし、
    前記ロール状集合体を端部から巻き出すことで前記膜状カバー部材を適数枚順次取り出し、
    該取り出した膜状カバー部材を前記タイヤ・アッセンブリに貼り付けるブレーキ・ローター防錆方法に用いられるロール状集合体であって、
    前記貼り付けのための接着部を備えた膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回し、
    前記各膜状カバー部材間は、切り離し用のミシン目を介して結合され、
    前記膜状カバー部材を2枚1組として各組内のミシン目の切り離し強度を各組間のミシン目の切り離し強度よりも強くした、
    ことを特徴とするロール状集合体。
  2. ホイール及びタイヤからなるタイヤ・アッセンブリを車軸のハブに取り付けた後、前記タイヤ・アッセンブリに膜状カバー部材を剥離可能に貼り付けて前記ホイールの開口を覆うブレーキ・ローター防錆方法であって、
    前記膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回されたロール状集合体とし、
    前記ロール状集合体を端部から巻き出すことで前記膜状カバー部材を適数枚順次取り出し、
    該取り出した膜状カバー部材を前記タイヤ・アッセンブリに貼り付けるブレーキ・ローター防錆方法に用いられるロール状集合体であって、
    前記貼り付けのための接着部を備えた膜状カバー部材を予め複数枚直列的に配列して渦巻き状に巻き回し、
    前記膜状カバー部材を予め複数枚直列させたものを2列に並列配置して渦巻き状に巻き回し、
    前記各膜状カバー部材間は、切り離し用のミシン目を介して結合され、
    前記膜状カバー部材を並列方向2枚1組として取り出し可能とした、
    ことを特徴とするロール状集合体。
  3. 請求項1又は2記載のロール状集合体であって、
    前記膜状カバー部材は、アルミ・ホイールの外側面外周径に対応した円形の外周径を有する防水フィルムである、
    ことを特徴とするロール状集合体。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のロール状集合体であって、
    前記各膜状カバー部材の接着部に剥離紙を備えず粘着テープ状に巻き回された、
    ことを特徴とするロール状集合体。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載のロール状集合体であって、
    前記各膜状カバー部材の接着部に予め貼着された剥離紙を備え、
    該剥離紙と共に巻き回された、
    ことを特徴とするロール状集合体。
  6. 請求項1〜5記載のロール状集合体であって、
    前記各膜状カバー部材の周囲に枠部を備えロール紙形状として巻き回された、
    ことを特徴とするロール状集合体。
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