JP3797625B2 - 両面粘着テープ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、両面粘着テープに関するものであり、詳しくは該両面粘着テープの一方の面にセパレータを配設して、コアに巻き取られている両面粘着テープの巻物に関するものであり、さらには、該両面粘着テープを厚手の被着体面に設けてコアに巻き取られているか、又は巾広のシート状材料として折り畳まれている、たとえばパッキング材、シール材、敷居スベリ等の巻物や折畳みシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
両面粘着テープには、支持体を有するものと有しないものがあり、いずれもシリコーン等の剥離剤が塗布されているセパレータシートと貼り合わせた状態で、コアに巻き取られている巻物として製造されている。
両面粘着テープが支持体を有する場合には、通常、支持体として紙、不織布、二軸延伸されたポリプロピレンフィルム、二軸延伸されたポリエステルフィルム(PET等)等からなる非伸縮性のフィルムが使用されており、また、セパレータとしては紙やプラスチックフィルム、たとえば二軸延伸されているポリプロピレンやポリエステル(PET等)等からなる非伸縮性のフィルムが使用されてい
る。
【0003】
しかし、支持体を有する両面粘着テープであってそれにセパレータを設けた両面粘着テープを厚手の被着体に貼着したものをコアに巻き付けて巻物を製造すると、該粘着剤層を内側にして巻き取った場合に、内側の非伸縮性である粘着剤層支持体やセパレータに働く収縮力を該粘着剤層支持体やセパレータが吸収することができないため、該粘着剤層の支持体やセパレータにひずみが生じ、そのまま巻き取り作業を続けると該ひずみ部分が圧縮されてしわが形成された巻物が製造されることがある。そして、このようにしわが発生した巻物の場合、使用時に被着体を巻き出すと、粘着剤層又はセパレータ層にしわが形成されていて外観が劣るし、しかも、被着体を平面状に伸ばすと、しわの部分が引張力に抗しきれずに千切れ、粘着剤層が露出するトラブルが発生することがあった。
同じようなトラブルは、両面粘着テープを厚手のシート状被着体に貼着し、折畳んだものからシート類を引出して使用する場合にも生起していた。
【0004】
たとえば、敷居スベリの場合、通常、厚手のポリエチレンフィルムからなる基材面にセパレータを有する両面粘着テープを貼布し、該粘着テープ側を内側にしてコアへ巻き取った巻物として製造されている。このような巻き取り方法が採られているのは、敷居スベリに使用されている厚手のポリエチレン被着体は比較的に剛性であり、したがって、該被着体層を内側にして巻物を製造すると、使用に当って巻き出して敷居に接着しようとした際に被着体の両端が上方に反り返って接着作業がし難いことによる。
【0005】
しかし、上記のような敷居スベリのように両面粘着テープを内側にして巻物を製造すると、内側の粘着テープに加わる収縮力を該両面粘着テープの非伸縮性の支持体やセパレータが吸収できずに長手方向に圧縮され、部分的に層剥離を起こしてしわを形成することがある。そして、しわが発生している敷居スベリの巻物は、巻き出した際のセパレータ層にしわが形成されているため外観が悪く、商品価値が低いものとなる。
【0006】
同じことは厚手の被着体としてゴム基材を用いたシール材やパッキング材の場合にも生起する。シール材がパッキング材の場合、折畳まれている巾広のシート材から引き出して使用したり、巻物から巻き出して短冊状に切断したものを平面状に載置して伸張させて使用することが多いが、その際セパレータにしわが生じていると、該しわの部分が加わる伸張力に抗しきれずに千切れたり、逆にゴム基材がたわんでセパレータから浮き上がって粘着剤層が露出し、該露出粘着剤層がほこりの付着や空気劣化によって粘着力を失ない、シール材やパッキング材としての使用に当って支障をきたすこととなる弊害も生じる。
【0007】
非伸縮性の支持体やセパレータに基因するひずみやしわの発生を避けるために、厚手の被着体、たとえば敷居スベリのポリエチレン基材等の貼合わせに使用する両面粘着テープとして支持体を持たない、いわゆるベースレステープを使用することも考えられる。しかし、敷居スベリのような厚手の被着体に必要な厚さのベースレステープを被着体に貼布しながら巻き取りを行うと、ベースレステープを構成している粘着剤層の側端部分が被着体側縁よりはみ出して巻取用のガイドロールに付着し、剥ぎ取られてガイドロールにダンゴ状に付着するため作業を度々中断しなければならないのみならず、当然のことながら、巻物自体も商品価値の全くないものとなることが多い。
【0008】
逆に、ベースレステープの厚さを薄くすると、敷居スベリ等の厚手の被着体を目的の箇所に接着固定するために必要な接着力が不足する。それ故、支持体を持たないベースレステープの形の両面粘着テープは厚手の被着体への両面粘着テープとしては不向きである。
【0009】
また、厚手の被着体へセパレータを有する両面粘着テープを貼布し、該両面粘着テープ側を外側にして巻物や折畳み積層物を製造することがある。この場合には巻物や積層物の製造工程では特に問題は起らないが、例えば、厚手のゴムシートへ両面粘着テープを貼布して製造されているパッキング材やシール材を例にとると、巻物や積層物から、使用目的に応じて適宜の長さに切出した短冊状のシートを平面状に載置しておくと、セパレータシートのみならず、支持体層自体もその中央部付近や折線部で浮き上がり、粘着剤層と被着体面間、又は粘着剤層とセパレータ間で層間剥離が生起し、該粘着剤層の剥離面からほこりの付着や空気劣化を起して接着力を失なう事態が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記のような、非伸縮性の支持体やセパレータを使用した両面粘着テープにおける問題点を解決することを課題とするものであり、特に巻物や折畳積層物として製造される厚手の被着体の粘着剤層として使用するのに適した両面粘着テープを提供することを目的とするものである。本発明はさらに、巻物や折畳積層物として製造した際に、粘着剤層やセパレータ層にしわの発生がなく、また、巻物や積層物から引き出した被着体が、両面粘着テープ側で層間剥離を起すことのない、たとえば、パッキング材、シール材、敷居スベリ等のような厚手の被着体の一面に該両面粘着テープを設けたものの巻物や折畳積層物を提供することを目的とするものである。
【0011】
上記課題を解決するための本発明は、(1)0.5kg/mm2の引張力に対して0.5〜2.0%の伸びを示す伸縮可能な支持体フィルムの両面に粘着剤層を形成した両面粘着フィルムの一方の面に、支持体フィルムと同様に伸縮可能なフィルム状セパレータを設けてなる、巻物又は折畳積層物に加工される厚手の粘着性被着体の粘着剤層用の両面粘着テープに関する。
また、本発明は、(2)上記伸縮可能な支持体フィルム及び上記伸縮可能なフィルム状セパレータが、互いに同一であるか異なって、ポリ塩化ビニルフィルム、無延伸のポリプロピレンフィルム及び無延伸のポリエステルフィルムから選ばれたいずれか1種であることを特徴とする、上記(1)記載の巻物又は折畳積層物に加工される厚手の粘着性被着体の粘着剤層用の両面粘着テープに関する。
さらに、本発明は、上記(1)又は(2)に記載の両面粘着テープを粘着剤層として有する、厚手の粘着性被着体の巻物又は折畳積層物に関する。
【0012】
本発明者らは、非伸縮性の材料からなる支持体やセパレータを使用した両面粘着テープにおける問題点について鋭意研究した結果、特に厚手の被着体の粘着剤層として適用して巻物や折畳積層物を形成した場合に生起するセパレータ等におけるしわの発生や、該巻物や積層物から引き出した際に生起する被着体と粘着剤層との間及び/又はセパレータと粘着剤層との間の層間剥離の問題は、全て、粘着剤層に使用されているフィルムやセパレータが巻物や折畳積層物の製造時にかかる長手方向の収縮力や引張力を吸収することができない、非伸縮性材料で形成されていることに起因することを見い出し、該粘着層支持体及びセパレータに伸縮性材料を使用することによって該問題を解決し得たものである。
【0013】
本発明において使用される両面粘着テープ用支持体は伸縮可能なフィルム状支持体である。ここで「伸縮可能」とは、一定の引張力及び収縮力に対して弾性的に変形可能なことを意味している。
通常、0.5kg/mm2 の引張力に対して0.5〜2.0%程度、好ましくは0.6〜1.0%程度の伸び率を示し、引張力から開放されたときには、ほぼ100%の回復率を示すものが使用される。
このような性質を示す支持体としては、無延伸のポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、無延伸のポリエステルフィルム等が使用される。しかし、上記弾性特性を有し、かつ、使用される粘着剤又は接着剤に対して安定なものであれば、他の材質のフィルムも使用することができる。支持体の厚さは使用目的によって、両面粘着テープに求められる層厚及び粘着剤層の層厚等に応じて決定されるから、通常、5〜150μm、特に25〜100μmの範囲である。
【0014】
本発明において使用されるセパレータは、伸縮可能なフィルム状セパレータであり、通常は伸縮可能なプラスチックフィルムにシリコーン等の剥離剤を塗布したものである。
セパレータとしては、支持体と同様に、無延伸のポリプロピレンフィルム、無延伸のポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が使用される。しかし、前記弾性特性を有する他のフィルムであって、使用される粘着剤、たとえばアクリル系粘着剤等に対して安定な材質のものも使用することができる。
セパレータの厚さは、通常25〜200μm、好ましくは60〜150μmである。25μm以下では、使用時に剥離し難いし、また、200μmを超えると所期の伸縮性が得られない。
セパレータは、その存在を簡単に認識できるようにして、剥離時にその端部を簡単に識別できるようにする意味から、被着体及び粘着剤層とは別の色に着色されているものが好ましい。しかし、透明なものも使用することができる。
【0015】
本発明において、両面粘着テープは、伸縮可能な支持体フィルムの両面に粘着剤又は接着剤が所定厚さで塗布されているものである。
両面粘着テープは、通常、木材やプラスチック体である施用対象体への貼着面を構成する粘着剤として、該対象体への接着力にすぐれた粘着剤を有している。通常は、アクリル系粘着剤が使用されるが、目的に応じて他の接着剤、たとえばゴム系接着剤等を使用することもできる。
該粘着剤層の厚さが、通常5〜80μm程度であり、好ましくは20〜60μm程度である。5μm以下では粘着力が不足するし、80μm以上になると、粘着剤層の塗布作業が困難となるばかりでなく、より以上の効果の向上も望めず、コストアップとなる。
【0016】
両面粘着テープは、一面が被着体を構成する、たとえば厚手のポリエチレンフィルム基材やゴム基材に貼着され、他面にセパレータが設けられた状態で、コアに巻き取られている巻物や折畳積層されているシート類の積層物の製造に使用される。
厚手の被着体側の面を構成する粘着剤又は接着剤は、被着体との接着性を考慮して選択される。被着体がゴム基材の場合には、通常、ゴム系の接着剤が使用される。
【0017】
本発明において、厚手の被着体は、たとえば敷居スベリの場合、通常0.8mm前後の厚さのポリエチレン基材であり、パッキング材又はシール材の場合、2.0〜5.0mm程度のゴム基材である。それらは、その厚さ故に、巻物や折畳積層物とした場合に、前述した粘着剤層やセパレータ層に無視できない伸張力や収縮力を与える内外径差を有している。
【0018】
厚手の被着体は、一面に両面粘着テープを貼設しながら、通常は、該両面粘着テープ側を内側にしてコアに巻き取られる。
巻き取り作業は、両面粘着テープに軽度の引張力を加えるか又は加えずに、両面粘着テープを被着体に貼布しながら行われる。引張力を加えた場合には、両面粘着テープは所定の割合いで伸張された状態で被着体面に貼着された後、巻き取られることとなるため、巻き取り時に、厚手の被着体の内外径差に由来して両面粘着テープに加わる収縮力を吸収することができ、したがって、巻き取り時にしわが発生することがない。
また、引張力を付与しない場合でも支持体は、巻き取り時に加わる収縮力に追随して収縮するから、しわは生じないし、また、巻き出された場合にも、収縮力から解放されて元の状態に膨張復帰するから、被着体との間の層間剥離を起すことはない。
【0019】
両面粘着テープを伸縮可能としたことの効果は、両面粘着テープ側を外側とした巻物についても同様に達成される。巻き取り作業は、両面粘着テープに軽度の引張力を加えた状態で該テープを被着体に貼布しながら行われる。両面粘着テープは所定の割合いで伸張された状態で被着体外面に貼設され、巻き取られる。使用に際して、巻物から被着体を巻き出すと、両面粘着テープには厚手の被着体の内外周差に由来する収縮力が働くが、伸張状態にある両面粘着テープは、該収縮力を吸収して元の状態まで収縮するため、非伸縮性両面粘着テープの場合のように、被着体と粘着剤層の間で層間剥離を生じることはない。
【0020】
【実施例】
以下に、伸縮性両面粘着テープを使用した実施例によって本発明をより詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0021】
実施例1
支持体として80μmの厚さのポリ塩化ビニルフィルムを使用し、また、セパレータとして厚さ60μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを使用して両面粘着テープを形成し、両面粘着テープに引張力を加えずに厚さ1.0mm、幅20mmのポリエチレン基材に貼設して敷居スベリの巻物を製造した。
セパレータ側(2面)の粘着剤層は60μmの厚さのアクリル系粘着剤とし、敷居スベリ(ポリエチレン基材)側の接着剤は厚さ30μmのゴム系接着剤で構成した。
【0022】
製造した巻物を巻き出して、その両面粘着テープ面(セパレータ面)を観察したところ、両面粘着テープ面を内側にした巻物のセパレータ面にしわの発生は見られず良好な外観を呈していた。また、巻き出した敷居スベリを直線状に引き伸ばしても、セパレータ等から千切れることはなかったし、層剥離も生じなかった。
一方、両面粘着テープ面を外側にした巻物については、巻き出した敷居スベリを直線状に引伸ばしても、両面粘着剤層及びセパレータ層のいずれにも浮き上がり(層間剥離)は生じなかった。
【0023】
実施例2
支持体として厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを、また、セパレータとして厚さ150μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを使用し、1面及び2面共に50μmの厚さにゴム系接着剤を設けて両面粘着テープを形成し、実施例1と同様にして敷居スベリの巻物を製造した。結果は表1に示すとおり、良好であった。
【0024】
比較例1
支持体として14g/m2の不織布を使用し、また、セパレータとしては70g/m2のグラシン紙を使用した以外、実施例2と同様にして敷居スベリの巻物を製造した。
両面粘着テープを内側にして製造した巻物を巻き出して、そのセパレータ面を見るとセパレータ面には間隔を置いてしわが発生していた。このしわのある敷居スベリを直線状に強く引伸ばしたところ、しわの一部において切れが生じ、粘着剤層の露出面が観察された。また、他のしわの部分では、セパレータが粘着剤層から僅かに浮き上がって層間剥離が生じたことが観察された。
【0025】
一方、両面粘着テープを外側にした巻物については、巻物自体の外観上は特に問題はなかったが、巻き出して引伸ばした敷居スベリは、セパレータが接着剤層から浮き上がって層間剥離が生じたことが観察され、一部では、僅かながら、ポリエチレン層と接着剤層との層間剥離が生じたことも観察された。
【0026】
実施例3〜4及び比較例2
実施例1〜2及び比較例と同様の実験を、被着体として厚さ5.0mm、幅1mの天然ゴム系基材を用いてシール材の巻物を製造することによって行った。結果は、表2に示すとおり、伸縮可能な支持体及びセパレータを用いた実施例2及び3の巻物は、巻き出した際の状態が良好なものであったのに対して、非伸縮性の支持体及びセパレータを用いた比較例2のものは、巻き出した状態が不良なものであった。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
*印 シワの発生は、無いが巻戻して直線状にしたときにセパレータに浮きが
発生した。
【0029】
実施例5及び比較例3
実施例4及び比較例2とそれぞれ同様の材料を使用して製造したシート状シール材を、長さ50cmで折り返えし(九+九折)、畳んで積層物とした。実施例4と同様の材料を使用した実施例5のものは、折り返し部の内側折線に沿ったセパレータの浮き上がりやしわの発生は見られなかった。しかし、比較例2と同じ材料で製造した比較例3のものは内側折線に沿ってセパレータが浮き上がり、積層物上面から荷重を掛けた状態で保管した後には、折線部で浮き上がったセパレータが折重ってしわが形成されていた。
また、外側折線に沿ってセパレータに破断部が観察された。
【0030】
【発明の効果】
以上、詳述したとおり、支持体及びセパレータに伸縮可能なフィルムを使用した本発明の両面粘着テープは特に、巻物や折畳積層物として製造される厚手の被着体用の両面粘着テープとして使用することにより、従来品では達成できなかったすぐれた作用効果を奏することができるものである。
【産業上の利用分野】
本発明は、両面粘着テープに関するものであり、詳しくは該両面粘着テープの一方の面にセパレータを配設して、コアに巻き取られている両面粘着テープの巻物に関するものであり、さらには、該両面粘着テープを厚手の被着体面に設けてコアに巻き取られているか、又は巾広のシート状材料として折り畳まれている、たとえばパッキング材、シール材、敷居スベリ等の巻物や折畳みシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
両面粘着テープには、支持体を有するものと有しないものがあり、いずれもシリコーン等の剥離剤が塗布されているセパレータシートと貼り合わせた状態で、コアに巻き取られている巻物として製造されている。
両面粘着テープが支持体を有する場合には、通常、支持体として紙、不織布、二軸延伸されたポリプロピレンフィルム、二軸延伸されたポリエステルフィルム(PET等)等からなる非伸縮性のフィルムが使用されており、また、セパレータとしては紙やプラスチックフィルム、たとえば二軸延伸されているポリプロピレンやポリエステル(PET等)等からなる非伸縮性のフィルムが使用されてい
る。
【0003】
しかし、支持体を有する両面粘着テープであってそれにセパレータを設けた両面粘着テープを厚手の被着体に貼着したものをコアに巻き付けて巻物を製造すると、該粘着剤層を内側にして巻き取った場合に、内側の非伸縮性である粘着剤層支持体やセパレータに働く収縮力を該粘着剤層支持体やセパレータが吸収することができないため、該粘着剤層の支持体やセパレータにひずみが生じ、そのまま巻き取り作業を続けると該ひずみ部分が圧縮されてしわが形成された巻物が製造されることがある。そして、このようにしわが発生した巻物の場合、使用時に被着体を巻き出すと、粘着剤層又はセパレータ層にしわが形成されていて外観が劣るし、しかも、被着体を平面状に伸ばすと、しわの部分が引張力に抗しきれずに千切れ、粘着剤層が露出するトラブルが発生することがあった。
同じようなトラブルは、両面粘着テープを厚手のシート状被着体に貼着し、折畳んだものからシート類を引出して使用する場合にも生起していた。
【0004】
たとえば、敷居スベリの場合、通常、厚手のポリエチレンフィルムからなる基材面にセパレータを有する両面粘着テープを貼布し、該粘着テープ側を内側にしてコアへ巻き取った巻物として製造されている。このような巻き取り方法が採られているのは、敷居スベリに使用されている厚手のポリエチレン被着体は比較的に剛性であり、したがって、該被着体層を内側にして巻物を製造すると、使用に当って巻き出して敷居に接着しようとした際に被着体の両端が上方に反り返って接着作業がし難いことによる。
【0005】
しかし、上記のような敷居スベリのように両面粘着テープを内側にして巻物を製造すると、内側の粘着テープに加わる収縮力を該両面粘着テープの非伸縮性の支持体やセパレータが吸収できずに長手方向に圧縮され、部分的に層剥離を起こしてしわを形成することがある。そして、しわが発生している敷居スベリの巻物は、巻き出した際のセパレータ層にしわが形成されているため外観が悪く、商品価値が低いものとなる。
【0006】
同じことは厚手の被着体としてゴム基材を用いたシール材やパッキング材の場合にも生起する。シール材がパッキング材の場合、折畳まれている巾広のシート材から引き出して使用したり、巻物から巻き出して短冊状に切断したものを平面状に載置して伸張させて使用することが多いが、その際セパレータにしわが生じていると、該しわの部分が加わる伸張力に抗しきれずに千切れたり、逆にゴム基材がたわんでセパレータから浮き上がって粘着剤層が露出し、該露出粘着剤層がほこりの付着や空気劣化によって粘着力を失ない、シール材やパッキング材としての使用に当って支障をきたすこととなる弊害も生じる。
【0007】
非伸縮性の支持体やセパレータに基因するひずみやしわの発生を避けるために、厚手の被着体、たとえば敷居スベリのポリエチレン基材等の貼合わせに使用する両面粘着テープとして支持体を持たない、いわゆるベースレステープを使用することも考えられる。しかし、敷居スベリのような厚手の被着体に必要な厚さのベースレステープを被着体に貼布しながら巻き取りを行うと、ベースレステープを構成している粘着剤層の側端部分が被着体側縁よりはみ出して巻取用のガイドロールに付着し、剥ぎ取られてガイドロールにダンゴ状に付着するため作業を度々中断しなければならないのみならず、当然のことながら、巻物自体も商品価値の全くないものとなることが多い。
【0008】
逆に、ベースレステープの厚さを薄くすると、敷居スベリ等の厚手の被着体を目的の箇所に接着固定するために必要な接着力が不足する。それ故、支持体を持たないベースレステープの形の両面粘着テープは厚手の被着体への両面粘着テープとしては不向きである。
【0009】
また、厚手の被着体へセパレータを有する両面粘着テープを貼布し、該両面粘着テープ側を外側にして巻物や折畳み積層物を製造することがある。この場合には巻物や積層物の製造工程では特に問題は起らないが、例えば、厚手のゴムシートへ両面粘着テープを貼布して製造されているパッキング材やシール材を例にとると、巻物や積層物から、使用目的に応じて適宜の長さに切出した短冊状のシートを平面状に載置しておくと、セパレータシートのみならず、支持体層自体もその中央部付近や折線部で浮き上がり、粘着剤層と被着体面間、又は粘着剤層とセパレータ間で層間剥離が生起し、該粘着剤層の剥離面からほこりの付着や空気劣化を起して接着力を失なう事態が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記のような、非伸縮性の支持体やセパレータを使用した両面粘着テープにおける問題点を解決することを課題とするものであり、特に巻物や折畳積層物として製造される厚手の被着体の粘着剤層として使用するのに適した両面粘着テープを提供することを目的とするものである。本発明はさらに、巻物や折畳積層物として製造した際に、粘着剤層やセパレータ層にしわの発生がなく、また、巻物や積層物から引き出した被着体が、両面粘着テープ側で層間剥離を起すことのない、たとえば、パッキング材、シール材、敷居スベリ等のような厚手の被着体の一面に該両面粘着テープを設けたものの巻物や折畳積層物を提供することを目的とするものである。
【0011】
上記課題を解決するための本発明は、(1)0.5kg/mm2の引張力に対して0.5〜2.0%の伸びを示す伸縮可能な支持体フィルムの両面に粘着剤層を形成した両面粘着フィルムの一方の面に、支持体フィルムと同様に伸縮可能なフィルム状セパレータを設けてなる、巻物又は折畳積層物に加工される厚手の粘着性被着体の粘着剤層用の両面粘着テープに関する。
また、本発明は、(2)上記伸縮可能な支持体フィルム及び上記伸縮可能なフィルム状セパレータが、互いに同一であるか異なって、ポリ塩化ビニルフィルム、無延伸のポリプロピレンフィルム及び無延伸のポリエステルフィルムから選ばれたいずれか1種であることを特徴とする、上記(1)記載の巻物又は折畳積層物に加工される厚手の粘着性被着体の粘着剤層用の両面粘着テープに関する。
さらに、本発明は、上記(1)又は(2)に記載の両面粘着テープを粘着剤層として有する、厚手の粘着性被着体の巻物又は折畳積層物に関する。
【0012】
本発明者らは、非伸縮性の材料からなる支持体やセパレータを使用した両面粘着テープにおける問題点について鋭意研究した結果、特に厚手の被着体の粘着剤層として適用して巻物や折畳積層物を形成した場合に生起するセパレータ等におけるしわの発生や、該巻物や積層物から引き出した際に生起する被着体と粘着剤層との間及び/又はセパレータと粘着剤層との間の層間剥離の問題は、全て、粘着剤層に使用されているフィルムやセパレータが巻物や折畳積層物の製造時にかかる長手方向の収縮力や引張力を吸収することができない、非伸縮性材料で形成されていることに起因することを見い出し、該粘着層支持体及びセパレータに伸縮性材料を使用することによって該問題を解決し得たものである。
【0013】
本発明において使用される両面粘着テープ用支持体は伸縮可能なフィルム状支持体である。ここで「伸縮可能」とは、一定の引張力及び収縮力に対して弾性的に変形可能なことを意味している。
通常、0.5kg/mm2 の引張力に対して0.5〜2.0%程度、好ましくは0.6〜1.0%程度の伸び率を示し、引張力から開放されたときには、ほぼ100%の回復率を示すものが使用される。
このような性質を示す支持体としては、無延伸のポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、無延伸のポリエステルフィルム等が使用される。しかし、上記弾性特性を有し、かつ、使用される粘着剤又は接着剤に対して安定なものであれば、他の材質のフィルムも使用することができる。支持体の厚さは使用目的によって、両面粘着テープに求められる層厚及び粘着剤層の層厚等に応じて決定されるから、通常、5〜150μm、特に25〜100μmの範囲である。
【0014】
本発明において使用されるセパレータは、伸縮可能なフィルム状セパレータであり、通常は伸縮可能なプラスチックフィルムにシリコーン等の剥離剤を塗布したものである。
セパレータとしては、支持体と同様に、無延伸のポリプロピレンフィルム、無延伸のポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が使用される。しかし、前記弾性特性を有する他のフィルムであって、使用される粘着剤、たとえばアクリル系粘着剤等に対して安定な材質のものも使用することができる。
セパレータの厚さは、通常25〜200μm、好ましくは60〜150μmである。25μm以下では、使用時に剥離し難いし、また、200μmを超えると所期の伸縮性が得られない。
セパレータは、その存在を簡単に認識できるようにして、剥離時にその端部を簡単に識別できるようにする意味から、被着体及び粘着剤層とは別の色に着色されているものが好ましい。しかし、透明なものも使用することができる。
【0015】
本発明において、両面粘着テープは、伸縮可能な支持体フィルムの両面に粘着剤又は接着剤が所定厚さで塗布されているものである。
両面粘着テープは、通常、木材やプラスチック体である施用対象体への貼着面を構成する粘着剤として、該対象体への接着力にすぐれた粘着剤を有している。通常は、アクリル系粘着剤が使用されるが、目的に応じて他の接着剤、たとえばゴム系接着剤等を使用することもできる。
該粘着剤層の厚さが、通常5〜80μm程度であり、好ましくは20〜60μm程度である。5μm以下では粘着力が不足するし、80μm以上になると、粘着剤層の塗布作業が困難となるばかりでなく、より以上の効果の向上も望めず、コストアップとなる。
【0016】
両面粘着テープは、一面が被着体を構成する、たとえば厚手のポリエチレンフィルム基材やゴム基材に貼着され、他面にセパレータが設けられた状態で、コアに巻き取られている巻物や折畳積層されているシート類の積層物の製造に使用される。
厚手の被着体側の面を構成する粘着剤又は接着剤は、被着体との接着性を考慮して選択される。被着体がゴム基材の場合には、通常、ゴム系の接着剤が使用される。
【0017】
本発明において、厚手の被着体は、たとえば敷居スベリの場合、通常0.8mm前後の厚さのポリエチレン基材であり、パッキング材又はシール材の場合、2.0〜5.0mm程度のゴム基材である。それらは、その厚さ故に、巻物や折畳積層物とした場合に、前述した粘着剤層やセパレータ層に無視できない伸張力や収縮力を与える内外径差を有している。
【0018】
厚手の被着体は、一面に両面粘着テープを貼設しながら、通常は、該両面粘着テープ側を内側にしてコアに巻き取られる。
巻き取り作業は、両面粘着テープに軽度の引張力を加えるか又は加えずに、両面粘着テープを被着体に貼布しながら行われる。引張力を加えた場合には、両面粘着テープは所定の割合いで伸張された状態で被着体面に貼着された後、巻き取られることとなるため、巻き取り時に、厚手の被着体の内外径差に由来して両面粘着テープに加わる収縮力を吸収することができ、したがって、巻き取り時にしわが発生することがない。
また、引張力を付与しない場合でも支持体は、巻き取り時に加わる収縮力に追随して収縮するから、しわは生じないし、また、巻き出された場合にも、収縮力から解放されて元の状態に膨張復帰するから、被着体との間の層間剥離を起すことはない。
【0019】
両面粘着テープを伸縮可能としたことの効果は、両面粘着テープ側を外側とした巻物についても同様に達成される。巻き取り作業は、両面粘着テープに軽度の引張力を加えた状態で該テープを被着体に貼布しながら行われる。両面粘着テープは所定の割合いで伸張された状態で被着体外面に貼設され、巻き取られる。使用に際して、巻物から被着体を巻き出すと、両面粘着テープには厚手の被着体の内外周差に由来する収縮力が働くが、伸張状態にある両面粘着テープは、該収縮力を吸収して元の状態まで収縮するため、非伸縮性両面粘着テープの場合のように、被着体と粘着剤層の間で層間剥離を生じることはない。
【0020】
【実施例】
以下に、伸縮性両面粘着テープを使用した実施例によって本発明をより詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0021】
実施例1
支持体として80μmの厚さのポリ塩化ビニルフィルムを使用し、また、セパレータとして厚さ60μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを使用して両面粘着テープを形成し、両面粘着テープに引張力を加えずに厚さ1.0mm、幅20mmのポリエチレン基材に貼設して敷居スベリの巻物を製造した。
セパレータ側(2面)の粘着剤層は60μmの厚さのアクリル系粘着剤とし、敷居スベリ(ポリエチレン基材)側の接着剤は厚さ30μmのゴム系接着剤で構成した。
【0022】
製造した巻物を巻き出して、その両面粘着テープ面(セパレータ面)を観察したところ、両面粘着テープ面を内側にした巻物のセパレータ面にしわの発生は見られず良好な外観を呈していた。また、巻き出した敷居スベリを直線状に引き伸ばしても、セパレータ等から千切れることはなかったし、層剥離も生じなかった。
一方、両面粘着テープ面を外側にした巻物については、巻き出した敷居スベリを直線状に引伸ばしても、両面粘着剤層及びセパレータ層のいずれにも浮き上がり(層間剥離)は生じなかった。
【0023】
実施例2
支持体として厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを、また、セパレータとして厚さ150μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを使用し、1面及び2面共に50μmの厚さにゴム系接着剤を設けて両面粘着テープを形成し、実施例1と同様にして敷居スベリの巻物を製造した。結果は表1に示すとおり、良好であった。
【0024】
比較例1
支持体として14g/m2の不織布を使用し、また、セパレータとしては70g/m2のグラシン紙を使用した以外、実施例2と同様にして敷居スベリの巻物を製造した。
両面粘着テープを内側にして製造した巻物を巻き出して、そのセパレータ面を見るとセパレータ面には間隔を置いてしわが発生していた。このしわのある敷居スベリを直線状に強く引伸ばしたところ、しわの一部において切れが生じ、粘着剤層の露出面が観察された。また、他のしわの部分では、セパレータが粘着剤層から僅かに浮き上がって層間剥離が生じたことが観察された。
【0025】
一方、両面粘着テープを外側にした巻物については、巻物自体の外観上は特に問題はなかったが、巻き出して引伸ばした敷居スベリは、セパレータが接着剤層から浮き上がって層間剥離が生じたことが観察され、一部では、僅かながら、ポリエチレン層と接着剤層との層間剥離が生じたことも観察された。
【0026】
実施例3〜4及び比較例2
実施例1〜2及び比較例と同様の実験を、被着体として厚さ5.0mm、幅1mの天然ゴム系基材を用いてシール材の巻物を製造することによって行った。結果は、表2に示すとおり、伸縮可能な支持体及びセパレータを用いた実施例2及び3の巻物は、巻き出した際の状態が良好なものであったのに対して、非伸縮性の支持体及びセパレータを用いた比較例2のものは、巻き出した状態が不良なものであった。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
*印 シワの発生は、無いが巻戻して直線状にしたときにセパレータに浮きが
発生した。
【0029】
実施例5及び比較例3
実施例4及び比較例2とそれぞれ同様の材料を使用して製造したシート状シール材を、長さ50cmで折り返えし(九+九折)、畳んで積層物とした。実施例4と同様の材料を使用した実施例5のものは、折り返し部の内側折線に沿ったセパレータの浮き上がりやしわの発生は見られなかった。しかし、比較例2と同じ材料で製造した比較例3のものは内側折線に沿ってセパレータが浮き上がり、積層物上面から荷重を掛けた状態で保管した後には、折線部で浮き上がったセパレータが折重ってしわが形成されていた。
また、外側折線に沿ってセパレータに破断部が観察された。
【0030】
【発明の効果】
以上、詳述したとおり、支持体及びセパレータに伸縮可能なフィルムを使用した本発明の両面粘着テープは特に、巻物や折畳積層物として製造される厚手の被着体用の両面粘着テープとして使用することにより、従来品では達成できなかったすぐれた作用効果を奏することができるものである。
Claims (4)
- 0.5kg/mm2の引張力に対して0.5〜2.0%の伸びを示す伸縮可能な支持体フィルムの両面に粘着剤層を形成した両面粘着フィルムの一方の面に、支持体フィルムと同様に伸縮可能なフィルム状セパレータを設けてなる、巻物又は折畳積層物に加工される厚手の粘着性被着体の粘着剤層用の両面粘着テープ。
- 前記伸縮可能な支持体フィルム及び前記伸縮可能なフィルム状セパレータが、互いに同一であるか異なって、ポリ塩化ビニルフィルム、無延伸のポリプロピレンフィルム及び無延伸のポリエステルフィルムから選ばれたいずれか1種であることを特徴とする、請求項1記載の巻物又は折畳積層物に加工される厚手の粘着性被着体の粘着剤層用の両面粘着テープ。」
- 請求項1又は請求項2に記載の両面粘着テープを粘着剤層として有する、厚手の粘着性被着体の巻物。
- 請求項1又は請求項2に記載の両面粘着テープを粘着剤層として有する、厚手の粘着性被着体の折畳積層物。
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