JP5724765B2 - 両面粘着テープ巻の製造方法 - Google Patents
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Description
また、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さは12μmであり、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに印加される張力は、100N/m以上であることが望ましい。
更に、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに印加される張力は、200N/m以下であることが望ましい。
これに対して、ポリエチレンテレフタレートフィルムと剥離紙の長さの差が、5m当たり0.35mm以上になると、ポリエチレンテレフタレートフィルムが伸長し過ぎてしまい、剥離紙がたるみ剥離紙と第1粘着層が走行中に剥がれてしまう可能性がある。
先ず、本実施形態に係る両面粘着テープの構成について図1に基づき説明する。
図1において、本実施形態に係る両面粘着テープ1は、基本的に、基材フィルムとなるポリエチレンテレフタレートフィルム2、ポリエチレンテレフタレートフィルム2の一面(図1中下面)に塗布形成される第1粘着剤層3、第1粘着剤層3に貼付された剥離紙4、及び、ポリエチレンテレフタレートフィルム1の他面(図1中上面)に塗布形成された第2粘着剤層5から構成されている。
第1粘着剤層3及び第2粘着剤層5は、溶剤型アクリル系粘着剤(固形分50%、粘度約5000cps)と希釈剤として酢酸エチルとを混合したものを、後述するようにポリエチレンテレフタレートフィルム1の両面に塗布して形成される。溶剤型アクリル系粘着剤は粘着剤100重量部に対して1.0重量部混合され、また、酢酸エチルは粘着剤100重量部に対して20重量部混合される。
剥離紙4は、両面にシリコン加工された55μm厚を有するグラシン紙から構成されている。
図2において、製造装置10は、ポリエチレンテレフタレートフィルム2が巻回されたフィルム供給ロール11を有しており、ポリエチレンテレフタレートフィルム2は、フィルム供給ロール11から供給される。
尚、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に対して複数段階で張力を印加するについては、各種の方法を採用することができる。
ここに、第2粘着剤層5の塗布形成は、前記製造装置10を使用して形成することが可能である。例えば、フィルム供給ロール11に代えて剥離紙付テープが巻回された巻取りロール20を、剥離紙付テープにおける第1粘着剤層3と反対側の面が塗工ヘッド12に対向するようにセットし、塗工ヘッド12を介して第1粘着剤層3と反対側の面に粘着剤を乾燥後に20μmとなるように塗布形成するとともに、供給ローラ13、14により乾燥炉15に供給して粘着剤を乾燥することにより第2粘着剤層5を形成した後、供給ローラ16、17、各ラミネートローラ18、18により別に用意した巻取りロールに巻取るようにする。これにより、ポリエチレンテレフタレートフィルム2の一面に第1粘着剤層3を介して剥離紙4がラミネートされ、他面に第2粘着剤層5が形成された両面粘着テープ1を製造することができる。
かかる原反は、テープ幅36〜6mmで切断され、巻芯に巻長さ1000m程度巻回された中間サイズとなる両面粘着テープの中巻が形成される。
更に、両面粘着テープの中巻から、テープ幅36〜6mm(中巻と同一テープ幅)で外径12mmの巻芯に9m程度巻回された両面テープ小巻が形成される。
このように形成される両面粘着テープ小巻は、後述するテープ印字装置に使用されるテープカセットに内蔵されて使用される。
尚、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に印加される張力が200N/m以下である場合には、ポリエチレンテレフタレートフィルム2が伸長される程度が良好な範囲に保持され、ポリエチレンテレフタレートフィルム2の外周長さと外側に存在する剥離紙4の外周長さとの差が殆ど無くなるので、両面粘着テープの使用部分でポリエチレンテレフタレートフィルム2にシワが発生することを防止できる。これに対して、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に印加される張力が200N/mを超えると、ポリエチレンテレフタレートフィルム2が伸長し過ぎてしまい、両面粘着テープ1を長期保存するとポリエチレンテレフタレートフィルム2のスプリングバックが発生し結果的に剥離紙4がたるみ剥離紙4と第1粘着剤層3が走行中に剥がれてしまう。
テープ片Bは、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に91.4N/mの張力が印加されて形成された小巻Bから取得されたものであり、そのカール外径はテープ片Aよりも小さい。
テープ片Cは、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に99.7N/mの張力が印加されて形成された小巻Cから取得されたものであり、そのカール外径はテープ片Bよりも小さい。
テープ片Dは、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に116.3N/mの張力が印加されて形成された小巻Dから取得されたものであり、そのカール外径はテープ片Cよりも小さい。
テープ片Eは、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に132.9N/mの張力が印加されて形成された小巻Eから取得されたものであり、そのカール外径はテープ片Dよりも小さい。
テープ片Fは、ポリエチレンテレフタレートフィルム2に149.5N/mの張力が印加されて形成された小巻Fから取得されたものであり、そのカール外径はテープ片Eよりも小さい。
以上より明らかなように、原反の製造時にポリエチレンテレフタレートフィルム2と剥離紙4とをラミネートする際にポリエチレンテレフタレートフィルム2に印加される張力が大きくなるに従って、各テープ片のカール外径は小さくなっていく。
尚、カール外径が50mm以上である場合には、両面粘着テープの曲率が良好な状態に保持され、ポリエチレンテレフタレートフィルム2の外周長さと外側に存在する剥離紙4の外周長さとの差が殆ど無くなるので、ポリエチレンテレフタレートフィルム2の使用部分にシワが発生することを防止できる。これに対して、カール外径が50mm以下になると、両面粘着テープ1の曲率が大きくなり過ぎポリエチレンテレフタレートフィルム2が伸長し過ぎてしまい、両面粘着テープ1を長期保存するとポリエチレンテレフタレートフィルム2のスプリングバックが発生し結果的に剥離紙4がたるみ剥離紙4と第1粘着剤層3が走行中に剥がれてしまう。
尚、ポリエチレンテレフタレートフィルム2と剥離紙4の長さの差が、0.35mm以下である場合には、両者の長さの差が良好な範囲に保持され、ポリエチレンテレフタレートフィルム2の外周長さと外側に存在する剥離紙4の外周長さとの差が殆ど無くなるので、両面粘着テープ1の使用部分でポリエチレンテレフタレートフィルム2にシワが発生することを防止できる。これに対して、ポリエチレンテレフタレートフィルム2と剥離紙4の長さの差が0.35mm以上になると、ポリエチレンテレフタレートフィルム2が伸長し過ぎてしまい、両面粘着テープ1を長期保存するとポリエチレンテレフタレートフィルム2のスプリングバックが発生し結果的に剥離紙4がたるみ剥離紙4と第1粘着剤層3が走行中に剥がれてしまう。
ここで、両面粘着テープ1の小巻が使用されるテープカセットについて図7に基づき説明する。
2 ポリエチレンテレフタレートフィルム
3 第1粘着剤層
4 剥離紙
5 第2粘着剤層
Claims (4)
- ポリエチレンテレフタレートフィルムの一面に形成された第1粘着剤層を介して剥離紙が貼付されるとともに、ポリエチレンテレフタレートフィルムの他面に第2粘着剤層が形成された両面粘着テープが巻芯に巻回される両面粘着テープ巻の製造方法において、
前記第1粘着剤層と前記第2粘着剤層との厚さはほぼ同一の厚さであり、
前記第1粘着剤層と前記ポリエチレンテレフタレートフィルムと前記第2粘着剤層との厚さの合計は、前記剥離紙の厚さとほぼ同一であり、
前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの一面に形成された第1粘着剤層に剥離紙を貼付する際に、剥離紙はポリエチレンテレフタレートフィルムに張力が印加された状態で第1粘着剤層に貼付され、
前記巻芯から両面粘着テープを巻き戻すとともに5mの長さでカットした後ポリエチレンテレフタレートフィルムと剥離紙とを相互に剥がし、ポリエチレンテレフタレートフィルムと剥離紙のそれぞれの一端を固定するとともに他端に10gの重りを一定時間吊るして測定したポリエチレンテレフタレートフィルムの長さと剥離紙の長さとの差を0.21mm以上にすることを特徴とする両面粘着テープ巻の製造方法。 - 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムと剥離紙の長さの差は、5m当たり0.35mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の両面粘着テープ巻の製造方法。
- 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さは12μmであり、
前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに印加される張力は、100N/m以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の両面粘着テープ巻の製造方法。 - 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに印加される張力は、200N/m以下であることを特徴とする請求項3に記載の両面粘着テープ巻の製造方法。
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