JP3026326B2 - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JP3026326B2
JP3026326B2 JP8115015A JP11501596A JP3026326B2 JP 3026326 B2 JP3026326 B2 JP 3026326B2 JP 8115015 A JP8115015 A JP 8115015A JP 11501596 A JP11501596 A JP 11501596A JP 3026326 B2 JP3026326 B2 JP 3026326B2
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啓司 関口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に包装用資
材、ラベル、ゴミ吸着材、園芸用資材或いは補強材とし
てほぼ一定の寸法にカットした状態で利用する捲り口付
きの粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】粘着テープには極めて広い用途があるた
め、基布としてはクラフト紙、プラスチック、フィル
ム、織物など多様であるが、所望の長さにカットする際
には一般的にハサミなどの刃物や刃が付いたジグ等が用
いられる。中にはクラフト紙のように刃物を必要としな
いもの、或いは実開昭57−145700号公報や実開
昭60−113344号公報や実開平5−22534号
公報に開示されたもののように切れ目を設けて手切れ性
を良くしたものが存在する。
【0003】しかしながら、前記従来のものでは手切れ
性は向上したものの、一々カットしなければならない煩
雑さは解消されていない。しかも、捲り勝手が悪く切断
部位の見栄えも悪い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みて成されたものであり、切込によりテープが予め所定
長に切断され且つ捲りやすい粘着テープの提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による粘着テープは、第1に、円筒状
の巻心に少なくとも片面に粘着剤を塗布したテープを剥
離自在に捲着積層して成る粘着テープにおいて、テープ
の幅全体に亘り且つテープの最外郭から巻心の表面に至
るU又はV字状の切込を捲着方向に適宜設けたことを特
徴とする。第2に、一方向に彎曲させた曲板状を呈する
台材の凸面に、少なくとも片面に粘着剤を塗布したテー
プ片を剥離自在に積層したことを特徴とする。前記両手
段のいずれにあっても各テープ片における少なくとも一
辺の端縁に粘着剤が塗布されていない非粘着部を設ける
場合がある。
【0006】
【作用】テープの最外郭から巻心の表面に至るU又はV
字状の切込をテープの幅全体に亘って設けたことによっ
て切断の手間がなくなるのみならず、いったん彎曲状態
で貼着されたテープの平面状に復元しようとする力が切
断部において累積し切込に面した端縁が反り上がり捲り
やすくなる。又、一方向に彎曲させた曲板状を呈する台
材の凸面に、少なくとも片面に粘着剤が塗布されたテー
プ片を剥離自在に積層したことによって携帯性も向上す
る。更に、各テープ片における少なくとも一辺の端縁に
粘着剤が塗布されていない非粘着部を設けたことにより
捲りやすさが向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明による粘着テープの実
施例を図面に基づき詳細に説明する。本発明による粘着
テープは、基布の裏面に粘着剤を塗布して成る粘着シー
トを紙製円筒状の巻心1に剥離自在に捲着積層し、テー
プの幅(巻心1の幅)を適宜定めて切断分離したもので
ある。テープの裏面には、粘着部7と非粘着部5がテー
プの捲着方向に連続する境界の左右に隣り合って形成さ
れ、非粘着部5は捲り口としての機能上、指先でつまみ
易い幅に設定されている。その幅の具体的数値はテープ
全体の幅や用途によって各々異なるが一般的には約5m
m〜30mm程度が実用範囲であり、捲り口としての機
能と体裁の良さを兼ね備える上で10mm±3mm程度
が最も好ましい。
【0008】更にこの粘着テープには、テープの幅全体
に亘り且つテープの最外郭から巻心1の表面に至る切込
3が、例えば図1〜図4の如く捲着方向に等間隔で設け
てある。切込3の断面形状には、U字状(図1)或いは
V字状(図2〜図4)のものなどが考えられる。U字状
の切込3を形成するとテープの最外郭から巻心1の表面
に至る断面形状の幅が上下にほぼ均一となるため、その
切込3で切断されたテープ片4のカット長に、巻心1に
近い層のものほど短くなるといった不均一が生じる。
又、切込3で切断された各テープ片4の端部が揃った状
態で重なり合うために、捲着されたテープが彎曲状態か
ら平坦な状態に戻ろうとする力が累積し、各テープ片4
の端部に比較的大きな反り上がりが生じる。
【0009】一方V字状の切込を形成すると、外郭と内
郭とのテープ片4のカット長の差が減少し、切込3で切
断された各テープ片4の端部がすこしずつずれて重なり
合う状態となるので、各テープが彎曲状態から平坦な状
態に戻ろうとする力の累積が少なく、各テープ片4の端
部に生じる反り上がりはU字状の切込3を形成した場合
と比較して小さなものとなる。
【0010】図5及び図6に示す粘着テープは、例え
ば、先に記した環状の粘着テープを切込3の部分で巻心
1ともに切断分離することによって形成されたもので、
円弧状に彎曲した曲板状を呈する台材6の凸面に、裏面
に粘着剤を塗布したテープ片4を剥離自在に積層した状
態にあるものである。この実施例においても先の実施例
と同様に、その裏面に粘着部7と非粘着部5が形成さ
れ、各テープ片4の端部に反り上がりが生じる。又、図
7及び図8も先に記した粘着テープと同様に円弧状の台
材6の凸面にテープ片4が積層された例の一つである
が、該台材6における周方向の端面が小さい間隙10を
介して向合するために、定常状態における外観は、従来
の粘着テープに近い円筒状を呈することとなる。
【0011】粘着テープの巻心1のサイズは特に限定す
るものではなく、適性なカット長やテープの幅は使用目
的に応じて異なる。しかしながら、作業上使い勝手の良
いサイズであることを前提とし、更に各テープ片4のカ
ット長を外郭から内郭にかけてほぼ一定にする上で好ま
しい範囲をあえて特定するとすれば、巻心1の直径にあ
っては50mm〜200mm程度の比較的大口径にする
ことが望ましく、スリットされたテープの幅にあっては
10mm〜500mm程度が実用的である。
【0012】粘着テープの用途としては、例えば、仮止
め作業用、補強用、園芸用、棒材等結束用、警告表示
用、宣伝広告用など多様であるが、用途に応じて巻心1
の直径やテープのスリット幅を定めると共に、最適な基
布を選択する。その他、粘着テープには周知のごとく剥
離紙付きの両面粘着テープも存在するが、本発明による
粘着テープはそのような両面粘着テープにも適用でき
る。その構成も前記テープの表面に剥離紙を貼着してあ
る点が異なるのみである。
【0013】本発明による種々の粘着テープには、剥離
抵抗の大きいものから、剥離紙付き或いは粘着背面(粘
着剤を塗布した面に対する裏面)にシリコン加工が施さ
れているような剥離抵抗の小さいものまでいろいろ有
り、剥離抵抗が小さい粘着テープについては特に捲り口
として非粘着部を設けなくともそれなりの捲り易さは得
ることができるが、剥離抵抗の大きい粘着テープについ
ては、テープ片の少なくとも一辺の端縁に非粘着部を設
けた粘着テープを用いた方が作業性は向上する。上記実
施例では、非粘着部5はテープ片4の捲着方向に沿った
端縁に設けてあるが、切込3に沿った端縁に設けても良
く、又それは片方の端縁に設けてあっても良いし、捲着
方向に沿って端縁であるか切込3に沿った端縁であるか
にかかわらず複数の端縁に設けてあっても良い。更に、
該非粘着部を他の部分と異なる色にしておけば、捲り口
が識別しやすく好都合である。その具体的な手段として
は、例えば織物を基布とする粘着テープの場合には、例
えば非粘着部の経糸に異なる色の糸を用いるなどすれば
良い。
【0014】
【発明の効果】以上のごとく本発明による粘着テープを
使用すれば、テープの幅やカット長がほぼ一定となった
粘着テープをハサミや刃物を使用せずに捲り口から適宜
剥がして使用することができるので、包装、結束、表示
或いはゴミやホコリの吸着などのいずれの作業において
も極めて能率が良い。また、テープ片を一枚だけ捲る際
或いは貼り付けた後不要となって再び剥がす際も捲り口
から容易に剥がし取ることができるし、例えば補強材と
して使用する場合には一度に複数枚重ねて剥がし貼着す
ることも可能となる。そして、請求項3や4の如く円弧
状に形成すればサイズが小さくなり携帯に便利となる。
しかも、請求項3及び4記載の粘着テープは、円筒状の
巻心へテープを連続して捲着する工程を経ることができ
るので、平面状の台材にテープ片を積層するものに比べ
て能率的で低コストとなる。
【0015】尚、予め所望の長さにカットすることで汎
用性を損なうという見方もあるが、作業性の高さを必要
とする環境(例えば企業の梱包現場など)における粘着
テープの用途はほぼ決まっていることがほとんどであ
り、その様な環境で汎用性を求めても効果が無い。従っ
て、その用途に最も適したカット長の粘着テープを使用
すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明による粘着テープの一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 巻心 3 切込 4 テープ片 5 非粘着部 6 台材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の巻心(1)に少なくとも片面に
    粘着剤を塗布したテープを剥離自在に捲着積層して成る
    粘着テープにおいて、テープの幅全体に亘り且つテープ
    の最外郭から巻心(1)の表面に至るU又はV字状の切
    込(3)を捲着方向に適宜設けたことを特徴とする粘着
    テープ。
  2. 【請求項2】 前記切込(3)で所定長に切断された各
    テープ片(4)における少なくとも一辺の端縁に粘着剤
    が塗布されていない非粘着部(5)を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の粘着テープ。
  3. 【請求項3】 一方向に彎曲させた曲板状を呈する台材
    (6)の凸面に、少なくとも片面に粘着剤を塗布したテ
    ープ片(4)を剥離自在に積層したことを特徴とする粘
    着テープ。
  4. 【請求項4】 各テープ片(4)における少なくとも一
    辺の端縁に粘着剤が塗布されていない非粘着部(5)を
    設けたことを特徴とする請求項3記載の粘着テープ。
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