JP4780934B2 - 感圧性接着テープ - Google Patents

感圧性接着テープ Download PDF

Info

Publication number
JP4780934B2
JP4780934B2 JP2004163000A JP2004163000A JP4780934B2 JP 4780934 B2 JP4780934 B2 JP 4780934B2 JP 2004163000 A JP2004163000 A JP 2004163000A JP 2004163000 A JP2004163000 A JP 2004163000A JP 4780934 B2 JP4780934 B2 JP 4780934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
adhesive tape
pressure
sensitive adhesive
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004163000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004331980A (ja
JP2004331980A5 (ja
Inventor
和仁 後藤
博隆 佐藤
正信 米田
好則 福田
Original Assignee
日東電工Csシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日東電工Csシステム株式会社 filed Critical 日東電工Csシステム株式会社
Priority to JP2004163000A priority Critical patent/JP4780934B2/ja
Publication of JP2004331980A publication Critical patent/JP2004331980A/ja
Publication of JP2004331980A5 publication Critical patent/JP2004331980A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4780934B2 publication Critical patent/JP4780934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は、感圧性接着テープに関し、特に、缶シールに用いられる感圧性接着テープに関するものである。
紙製やプラスチック製の箱、容器や、金属製の缶等の容器の蓋部の隙間に封をして密閉するためのシーリング材として、軟質塩化ビニルフィルムやポリオレフィン系樹脂フィルム等の基材の片面に、ゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤等を塗布した感圧性接着テープ(本発明においては「粘着テープ」ともいう)が広く用いられている。容器や缶等のシール作業は手作業により行うこともできるが、シールする対象物の量(物量)が多い場合には、いわゆる「缶シーラー」と称される自動貼付装置による機械貼りが採用されることが多い。
シール作業を機械貼りで行う場合には、シール用の粘着テープ(感圧性接着テープ)を巻回したロールの切り替え作業を効率よく行うために、「オートチェンジャー」と称される粘着テープロールの自動切り替え装置が使用される。オートチェンジャーは、「ステージ」と称されるターンテーブルの上に設置された複数個の粘着テープロールを、ターンテーブルの回転に伴い回転させて、ロールの切り替えを行う。
以下に、図を用いて、オートチェンジャーの作動原理の一例を説明する。
図1は、オートチェンジャーにおけるシール作業中の状態(定常状態)を示す模式的断面図であり、図2はステージが回転して粘着テープ(B)が巻回されているロールに切り替わる状態を示す断面図である。
図1において、粘着テープ(A)のロール1、及び粘着テープ(B)のロール2がターンテーブル(ステージ)4上に設置されている。粘着テープ(A)のロール1が現時点で作動中のロールであり、粘着テープ(A)5がオートチェンジャーのテープ繰り出し口6から缶シーラーの方向へ引き出されて供給されている。粘着テープ(B)のロール2は、待機中のテープロールであり、粘着テープ(A)の残量が所定量より少なくなると、図2に示すように、ステージが反時計回りに回転し始め、粘着テープ(B)のロール2の外周縁7が粘着テープ(A)の部分拡大断面図における粘着剤層5’と接触する位置まで回転する。
図2において、粘着テープ(B)のロール2の外周縁7が粘着テープ(A)の粘着剤層5’と接触すると、押さえロール8が粘着テープ(B)のロール2の外周縁7に近づくように移動し、粘着テープ(A)5をロール2に押しつける。
粘着テープ(A)が缶シーラーの方向へ繰り出されると、これに連動して粘着テープ(B)のロール2が時計回りに回転する。この回転により、ロール2の外周縁まで巻回されている粘着テープ(B)の繰り出し先端部9が粘着テープ(A)の粘着剤層5’と接触し、粘着テープ(A)の繰り出しに伴い粘着テープ(B)10が引き出される。
粘着テープ(B)が引き出された後は、粘着テープ(A)のみがカッター11により、例えば、押さえロール8の上方の位置で切断される。粘着テープ(A)の切断後、押さえロール8が粘着テープ(B)から離れるように移動して、元の位置に戻り、図1のような定常状態に戻る。この状態でテープの切り替え作業が完了し、今度は粘着テープ(B)のロール2から粘着テープ(B)が繰り出されて、缶シール作業を続行することができる。
以上がオートチェンジャーの作動原理の一例である。
オートチェンジャーに適用される缶シール用の粘着テープには、通常、その繰り出し先端部に粘着力を0の状態(非粘着状態)にした部分が形成されている。このように設計されていれば粘着テープの切り替えの際に、待機中の粘着テープの繰り出し先端部を使用中の粘着テープの粘着面に伴って繰り出すことができる。粘着面を非粘着化させる具体的態様としては、粘着テープの繰り出し先端部(通常は、粘着テープの端末から20〜30mm程度)の粘着面にプラスチックフィルム、紙、金属箔等の非粘着性基材(リードテープ)を貼り合わせることで粘着力を消失させる。
しかしながら、繰り出し先端部にプラスチックフィルム等のリードテープが仮貼着されていると、繰り出し先端部にカールが生じることがある。このように繰り出し先端部にカールが生じると、オートチェンジャーによる粘着テープの切り替えがスムーズに行われず、シール作業が中断するという、不具合な状況が発生する。
すなわち、図1に示すように、従来の粘着テープ(B)ではリードテープ12(図3参照)が貼付されている繰り出し先端部9が外側にカールしていることがあるので、この場合にはステージが回転して粘着テープ(A)の粘着剤層と接触する場合に、粘着テープ(B)の繰り出し先端部がカールしたままの状態で接触することになる。この時の接触部分の状態を図3(a)に拡大して示す。図3(a)の部分拡大図から明らかなように、このまま粘着テープ(A)5が缶シーラーの方向へ引っ張られると、粘着テープ(B)10の繰り出し先端部9は折れ曲がり、この部分で剥離力が生じることになる。すなわち、粘着テープ(A)と粘着テープ(B)とが接着することなく剥がれてしまい、粘着テープ(B)の繰り出し及び切り替え作業がスムーズに行われず、シール作業が中断することがあった。
本発明者らは、従来の粘着テープを使用した場合に発生する上記問題点を解決すべく鋭意検討した結果、粘着テープの繰り出し先端部の粘着力を完全に消失させるのではなく、繰り出し先端部の粘着力を、繰り出し先端部が外側にカールすることがない程度に粘着力を維持させることにより、換言すれば、繰り出し先端部が粘着テープの自背面に、オートチェンジャーを使用した自動繰り出し時に繰り出し操作を阻害しない程度の弱い粘着力で接着させることが可能な構成とすることで、上記問題点を解決できることを見出し本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の感圧性接着テープは、基材の一方の面に粘着剤層を形成しロール状に巻回した感圧性接着テープにおいて、粘着剤層の一端部に粘着力を低減させた領域を有することを特徴とする。
ここで、前記粘着力を低減させた領域は、非粘着部と粘着部とからなることができる。
また、前記粘着力を低減させた領域は、強粘着部と弱粘着部とからなることができる。
また、前記粘着力を低減させた領域は、貫通孔を有する非粘着性基材が貼着されていて、該貫通孔から前記粘着剤層の一部が表出していてもよい。
また、前記粘着力を低減させた領域は、端部領域に貫通孔が形成されたテープの該貫通孔から粘着剤層の一部が露出するように該端部が折り曲げられており、一端部の粘着剤層同士が重ね合わされていることができる。
また、前記粘着力を低減させた領域は、貫通孔を有する弱粘着性基材が貼着されていて、該貫通孔から前記粘着剤層の一部が表出していてもよい。
また、前記粘着力を低減させた領域は、弱粘着性基材を貼着して形成されていることができる。
また、前記非粘着性基材または弱粘着性基材は、センサーに応答する機能を有することができる。
また、前記非粘着性基材または弱粘着性基材は、金属性材料から形成されていてもよい。
また、前記金属材料はアルミニウム箔であってもよい。
また、前記感圧性接着テープは、オートチェンジャーを具備した自動貼付装置で用いられることができる。
本発明の感圧性接着テープの製造方法は、広幅基材の一方の面に粘着剤層を形成し、ロール状に巻回した後、巻回端の粘着剤層に粘着力を低減させた領域を形成し、所定幅に切断することにより感圧性接着テープを形成することを特徴とする。
ここで、前記粘着力を低減させた領域は、貫通孔を有する非粘着性基材又は貫通孔を有する弱粘着性基材を貼着させることにより形成することができる。
本発明の感圧性接着テープは、粘着テープの繰り出し先端部が、オートチェンジャーによる自動切替を阻害することなく、自背面に対し接着するように、その粘着力が調整されているので、繰り出し先端部にカールが生じない。したがって、次に繰り出し使用する粘着テープは、繰り出し先端部が外周に沿った形態で待機し、しかも、先端部の粘着力が弱くなっているので、オートチェンジャーによる自動切り替え時の繰り出し動作がスムーズにかつ確実に達成される。
以上、詳しく説明したように、本発明の感圧性接着テープを用いれば、自動貼付装置を用いてシール作業を行っても、粘着テープの自動切り替えがスムーズに実行され、作業が中断されることなく効率的に作業を実施することができる。
発明を実施するための形態
本発明の感圧性接着テープは、繰り出し先端部の粘着剤層部分の粘着力を低減された構造となっている。
繰り出し先端部の粘着力は、先端部以外の粘着剤層の粘着力の約70%以下であることが好ましく、特に5〜40%程度であることが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。繰り出し先端部の粘着力の低減量が70%以下であれば、オートチェンジャーによる粘着テープの切り替えがスムーズに行われる。なお、5%未満の場合には、繰り出し先端部の自背面への接着維持が十分でなく、カールが発生し易くなる傾向がある。
本発明の感圧性接着テープの繰り出し先端部の態様を以下に図を用いて具体的に説明する。
図4(a)、(b)に示すように、貫通孔を1つ以上有する非粘着性基材13を、感圧性接着テープの一端である繰り出し先端部9の粘着剤層14’上に貼着することにより、粘着力を低減することができる。この場合、貫通孔の数は図4(a)に示すように1つでもよいし、図4(b)に示すように複数であってもよく、特に限定されるものではない。また、孔の形状や大きさも特に限定されるものではないが、例えば、円形、楕円形や、三角形、四角形等の多角形等、適宜、選択することができるが、例えば、孔の総面積を繰り出し先端部の面積の2〜50%程度にすることが、カール防止及び繰り出し時の剥離容易性の観点から好ましい。
また、繰り出し先端部9の粘着剤層14’を全て被覆しないような面積の非粘着性基材13を貼り合わせることもできる。かかる場合にも、貼着する非粘着性基材の形状や大きさは特に限定されるものではなく、適宜選択されるものとする。例えば、図4(c)に示すように、細長い非粘着性基材13を複数個、平行に粘着テープの長手方向に、または図4(d)に示すように、粘着テープの長手方向と垂直な方向に貼着してもよい。あるいは、図4(e)に示すように、例えば円形等の適当な形状、大きさの非粘性基材を適当な数だけ貼着することにより、繰り出し先端部の粘着力を低減させることができる。かかる場合においても、非粘着性基材の形状、大きさ、個数等は適宜選択されるものとする。さらに、図4(f)に示すように、コの字形状の非粘着性基材を繰り出し先端部の3端部が非粘着部となるように貼着してもよい。
用いられる非粘着性基材としては、各種プラスチックフィルム、紙、金属箔、不織布、金属ラミプラスチックフィルム等が挙げられる。特に、非粘着性基材を図4に示すような形態に打ち抜き加工する場合には、金属ラミプラスチックフィルムが打ち抜き加工性の点から好ましい。
非粘着性基材の替わりに、粘着剤層の粘着力より弱い粘着力を有する弱粘着性
基材を繰り出し先端部に貼着することにより、粘着力を低減させてもよい。
例えば、図5(a)に示すように、粘着テープ14の繰り出し先端部9の粘着剤層14’全面を覆うように、弱粘着性基材15を貼着してもよい。かかる場合には、弱い粘着力を有する粘着剤層が外側となるように弱粘着性基材を貼り合わせ、また、該弱い粘着力を粘着テープの先端がカールせず、かつテープ切り替え時には、容易に剥離出来る程度の粘着力とする。かかる構成では、粘着テープの繰り出し先端部の全域で粘着力を有することになるので、カールをより確実に防止することができる。
図5(b)に示すように、貫通孔を有する弱粘着性基材を繰り出し先端部に貼着してもよいし、図5(c)に示すように、コの字形状の弱粘着性基材を繰り出し先端部の3端部が弱粘着部となるように貼着してもよい。後者の形態でも、3端部で粘着テープを仮止めすることができるので、効果的にカール防止を達成することができる。
本発明においては、図4(a)〜(f)の態様を弱粘着性基材を用いた態様に適用することができる。ただし、図4(a)〜(f)において、非粘着性基材13の替わりに弱粘着性基材15を用いる場合には、貫通孔の大きさや個数、基材の形状や個数等を調節する必要がある。
用いられる弱粘着性基材としては、各種プラスチックフィルム、紙、金属箔、不織布等の基材の片面に弱い粘着力を有する粘着剤層を形成したものが挙げられる。また、弱粘着性の粘着剤を粘着テープの粘着剤層上に直接塗布して弱粘着性基材としてもよい。
本発明においては、感圧性接着テープの繰り出し先端部9が、例えば図6(a)又は図6(b)のように、貫通孔が形成されたテープの貫通孔から粘着剤層の一部が露出(表出)するように折り曲げられた構造であってもよい。図6(a)は、例えば、テープの端部領域に適当な形状を打ち抜いた貫通孔を形成した後、粘着剤層同士が接するように、貫通孔が形成されている端部領域を折り曲げて接着することにより形成される。この場合、打ち抜いた貫通孔から粘着剤層14’の一部がテープ表面(基材14”面)に露出していて、一端部に粘着力を低減させた領域が形成されている。なお、かかる貫通孔の形状や大きさは一端部の粘着力が既述した適当な範囲内となるように、適宜決定することができる。また、貫通孔を形成する端部領域は折り曲げたときに一端部を形成することを考慮して適宜決定することができる。
図6(b)は、例えば、打ち抜き形状の一部に切れ目(20)を入れ、この切れ目を入れずに残しておいた部分(21)で打ち抜き形状の切片(22)を内側に折り曲げ、この折り曲げた切片(22)を粘着剤層の間に挟み込んで接着することにより形成される。この態様においても、貫通孔から粘着剤層14’の一部が基材14”面に露出(表出)し、一端部に粘着力を低減させた領域が形成されている。
非粘着性基材や弱粘着性基材は、それ自身が光センサーや金属センサー等のセンサーに応答する機能を有することが好ましい。すなわち、通常、缶シーラーにおいて、粘着テープの切り替え時には、現時点で繰り出し中の粘着テープの最終部分と、待機中の粘着テープの繰り出し先端部分とが重ね合わされた状態でオートチェンジャーから送り込まれてくるので、重ね合わされた部分を除去する必要がある。この時、繰り出し先端部に貼付されている非粘着性基材や弱粘着性基材がセンサーに応答する機能を有していれば、缶シーラーに光センサーや金属センサー等の各種センサーを取り付けておくことにより、重ね合わせ部分を自動的に検出し、除去することができる。
ここで、「センサーに応答する機能を有する」とは、繰り出し先端部に貼付される基材が光センサーや金属センサー等の各種センサーにより感知されることを意味し、センサーに感知するものであれば、その具体的な態様については特に制限されるものではない。センサーの種類に応じて、適宜、具体的態様を決定することができる。例えば、粘着テープを透過する透過光によって粘着テープの存在を感知する光センサーの場合には、透過光を遮光する機能を有する材料の基材を使用すればよい。かかる材料としては、例えば、アルミニウム箔、ステンレス箔等の金属素材からなるシート状やフィルム状の材料、あるいは金属とフィルムをラミネートしたもの等が挙げられる。
本発明の感圧性接着テープは、粘着剤層と基材とからなる。用いられる基材の材料としては、特に制限されるものではなく、各種プラスチックフィルム、紙、金属箔等の従来から感圧性接着テープの基材として使用されてきたものを適宜選択して使用することができる。また、本発明に用いられる粘着剤としても特に制限されるものではなく、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の公知の粘着剤を適宜、選択して使用することができる。
本発明の感圧性接着テープは、基材の片面に粘着剤を塗布し、乾燥させた後、巻芯に巻き付け、ロール状に巻回して広幅原反の感圧性接着テープ(図7参照)を作成する。次いで、図7における繰り出し先端部9に非粘着性基材又は弱粘着性基材(リードテープ)17を貼付した後、回転刃等により、任意の所定幅18に切断して粘着テープを形成する。切断前のロール状に巻回した状態を図7に示す。図7において、19は切断線であり、かかる線に沿って回転刃があてられ、切断される。
本発明の感圧性接着テープは、オートチェンジャーを使用した缶シールのシーリング材として特に好適に使用することができるが、これに限定されるものではなく、汎用の感圧性接着テープとしても使用することができる。
以下に、実施例を用いて、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
支持体(基材)として幅18mmのポリ塩化ビニルフィルムを用い、該支持体の片面に天然ゴム系粘着剤を塗布して感圧性接着テープを作製した。感圧性接着テープはボール芯(75φ)にロール状に巻回した(長さ50m)。次いで、その繰り出し先端部(先端から20mmの長さ)に、非粘着性基材として、直径6mmの貫通孔を中央部に有するポリエチレンテレフタレートフィルム(長さ20mm、幅18mm、厚み50μm)を貼付して、本発明の感圧性接着テープを作製した。
得られた感圧性接着テープを、オートチェンジャー付き自動缶シール機(日東精機(株)製、「CS−200」)を用いて、自動テープ切り替えテストを行ったところ、現繰り出しテープから待機テープへの自動繰り出しは100%成功した。
実施例2
実施例1において、非粘着性基材を直径6mmの貫通孔を中央部に有するアルミニウム箔(長さ20mm、幅18mm、厚み20μm)に替えた以外は実施例1と同様にして、粘着力を低減させた領域を有する感圧性接着テープを作製した。
得られた感圧性接着テープを用いて、実施例1と同様に自動テープ切り替えテストを行ったところ、待機テープへの自動切り替えは100%成功した。
また、アルミニウム箔の存在が光センサーに検知されて、切り替え前のテープ(現繰り出しテープ)の切断も自動的に行うことができた。
実施例3
支持体(基材)として幅18mmのポリプロピレンフィルムを用い、該支持体の片面にアクリル系粘着剤を塗布して感圧性接着テープを作製した。感圧性接着テープはボール芯(75φ)にロール状に巻回した(長さ50m)。次いで、その繰り出し先端部(先端から20mmの長さ)に、非粘着性基材として、直径6mmの貫通孔を中央部に有するアルミニウム箔(長さ20mm、幅18mm、厚み50μm)を貼付して、粘着力を低減させた領域を有する感圧性接着テープ作製した。
得られた感圧性接着テープを、オートチェンジャー付き自動缶シール機(日東精機(株)製、「CS−4500」)を用いて、自動テープ切り替えテストを行ったところ、現繰り出しテープから待機テープへの自動切り替えは100%成功した。
また、アルミニウム箔の存在が光センサーに検知されて、切り替え前のテープ(現繰り出しテープ)の切断も自動的に行うことができた。
比較例1
実施例1において、非粘着性基材の替わりに、穴の開いてないポリエチレンテレフタレートフィルム(長さ20mm、幅18mm、厚み50μm)を貼付して感圧性接着テープを非粘着性の繰り出し先端部を有する感圧性接着テープを作製した。
次いで、得られた感圧性接着テープを用いて、実施例1と同様にして、自動テープ切り替えテストを行ったところ、待機テープの自動切り替えの成功率は60%であった。
比較例2
実施例3において、非粘着性基材の替わりに、穴の開いてないアルミニウム箔(長さ20mm、幅18mm、厚み20μm)を貼付して非粘着性の繰り出し先端部を有する感圧性接着テープを作製した。
次いで、得られた感圧性接着テープを用いて、実施例1と同様にして、自動テープ切り替えテストを行ったところ、待機テープの自動切り替えの成功率は10%であった。
実施例4
実施例1において、非粘着性基材に替えて、ポリエチレンテレフタレートフィルム(長さ20mm、幅18mm、厚み50μm)の片面に、感圧性接着テープの粘着剤層の粘着力の約30%の粘着力を有する天然ゴム系粘着剤を塗布した弱粘着性基材を、その弱粘着剤層面を外側にして感圧性接着テープの繰り出し先端部に貼付した以外は、実施例1と同様にして本発明の感圧性接着テープを作製した。
得られた感圧性接着テープをオートチェンジャー付き自動缶シール機(日東精機(株)製、「CS−200」)を用いて、自動テープ切り替えテストを行ったところ、現繰り出しテープから待機テープへの自動繰り出しは100%成功した。
実施例5
実施例1と同様にして感圧性接着テープを作製した。得られた感圧性接着テープの先端から10mmの長さの部分に、そこを中心とする直径6mmの貫通孔を形成した後、先端から20mmの長さのところで粘着剤同士が重なるように感圧性接着テープを折り曲げ、接着させて先端部(先端から20mmの長さ)に粘着力を低減させた領域を形成し、本発明の感圧性接着テープを得た。得られた感圧性接着テープを用いて実施例1と同様に自動テープ切り替えテストを行ったところ、現繰り出しテープから待機テープへの自動切り替えは100%成功した。
オートチェンジャーにおけるシール作業中の状態(定常状態)を示す模式的断面図である。 オートチェンジャーにおけるシール作業において、ステージが回転して次の粘着テープが作業に入る状態を示す模式的断面図である。 粘着テープ(B)の繰り出し先端部が、粘着テープ(A)の粘着剤層と接した状態を示す拡大断面図であり、(a)は粘着テープ(B)の繰り出し先端部に折れ曲がりが生じた状態の断面図であり、(b)は粘着テープ(B)の繰り出し先端部が正常な状態で繰り出された状態の断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の感圧性接着テープの繰り出し先端部の一態様を示す部分斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の感圧性接着テープの繰り出し先端部の一態様を示す部分斜視図である。 (a)〜(b)は、本発明の感圧性接着テープの繰り出し先端部の一態様を示す部分斜視図である。 広幅原反の感圧性接着テープを示す斜視図である。
符号の説明
1 粘着テープ(A)のロール
2 粘着テープ(B)のロール
4 ターンテーブル(ステージ)
5 粘着テープ(A)
5’ 粘着剤層
6 オートチェンジャーのテープ繰り出し口
7 ロール1の外周縁
8 押さえロール
9 繰り出し先端部
10 粘着テープ(B)
11 カッター
12 リードテープ
13 非粘着性基材
14 粘着テープ
14’ 粘着剤層
14” 基材
15 弱粘着性基材
16 広幅原反の感圧性接着テープ
17 リードテープ
18 所定幅
19 切断線
20 切れ目
21 切れ目を入れずに残しておいた部分
22 切片

Claims (7)

  1. 基材の一方の面に粘着剤層を形成しロール状に巻回し、オートチェンジャーを具備した自動貼付装置で用いられる感圧性接着テープにおいて、粘着剤層の一端部に粘着力を低減させた領域を有し、該粘着力を低減させた領域の粘着力が、前記粘着剤層の粘着力の5%以上、70%以下の粘着力であることを特徴とする感圧性接着テープ。
  2. 前記粘着力を低減させた領域が、非粘着部と粘着部とからなることを特徴とする請求項1に記載の感圧性接着テープ。
  3. 前記粘着力を低減させた領域が、強粘着部と弱粘着部とからなることを特徴とする請求項1に記載の感圧性接着テープ。
  4. 前記粘着力を低減させた領域が、弱粘着性基材を貼着して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の感圧性接着テープ。
  5. 前記弱粘着性基材が、センサーに応答する機能を有することを特徴とする請求項4に記載の感圧性接着テープ。
  6. 前記弱粘着性基材が、金属性材料から形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の感圧性接着テープ。
  7. 前記金属材料がアルミニウム箔であることを特徴とする請求項6に記載の感圧性接着テープ。
JP2004163000A 2000-01-28 2004-06-01 感圧性接着テープ Expired - Fee Related JP4780934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004163000A JP4780934B2 (ja) 2000-01-28 2004-06-01 感圧性接着テープ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000024812 2000-01-28
JP2000024812 2000-01-28
JP2004163000A JP4780934B2 (ja) 2000-01-28 2004-06-01 感圧性接着テープ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001013478A Division JP3573717B2 (ja) 2000-01-28 2001-01-22 感圧性接着テープ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004331980A JP2004331980A (ja) 2004-11-25
JP2004331980A5 JP2004331980A5 (ja) 2007-07-19
JP4780934B2 true JP4780934B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=33512780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004163000A Expired - Fee Related JP4780934B2 (ja) 2000-01-28 2004-06-01 感圧性接着テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4780934B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59109747U (ja) * 1983-01-11 1984-07-24 積水化学工業株式会社 粘着テ−プまたはシ−ト
JPH0497824U (ja) * 1991-01-10 1992-08-25

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004331980A (ja) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4903353B2 (ja) フライングスプライス用のテープ、使用方法および製造方法
US8080300B2 (en) Tape roll tab application method and article
US20070014956A1 (en) Adhesive tape device
EP1384575B1 (en) Laminate sheet and producing methods therefor
US6756101B2 (en) Tape for use with high-speed webs and method of use thereof
JPH0618383Y2 (ja) 半導体製造工程用粘着ラベルシート
US20080041524A1 (en) Adhesive tape device
JPH05238609A (ja) 前準備式紙継ぎパターン
JP3573717B2 (ja) 感圧性接着テープ
JP4780934B2 (ja) 感圧性接着テープ
CN101754712B (zh) 清扫用具
JP2000006959A (ja) フィルムロールおよびフィルムロールの製造方法
CA2714169C (en) Device for applying a protruding tab to double-sided adhesive tape, and method of using
JPH0673140U (ja) ロール状粘着テープ
JP5271533B2 (ja) 粘着フィルムドレッシング
JP4736154B2 (ja) 両面接着テープ
JP3122309U (ja) 継目部を有する粘着テープ
JP2008150613A (ja) 積層シートおよびその製造方法
JP2000221888A (ja) 半導体ウエハ用粘着ラベルシート
JP2002129115A (ja) 両面接着テープ及び両面接着テープ貼付器
JP2863029B2 (ja) 粘着片の貼着方法
JP2006168983A (ja) 粘着テープカッター
JP3026326B2 (ja) 粘着テープ
JP2001164208A (ja) 接着剤付き可撓片
JPH11124110A (ja) 巻取紙紙継ぎ用テープ及び巻取紙

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4780934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees