JP2863029B2 - 粘着片の貼着方法 - Google Patents
粘着片の貼着方法Info
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- JP2863029B2 JP2863029B2 JP24044991A JP24044991A JP2863029B2 JP 2863029 B2 JP2863029 B2 JP 2863029B2 JP 24044991 A JP24044991 A JP 24044991A JP 24044991 A JP24044991 A JP 24044991A JP 2863029 B2 JP2863029 B2 JP 2863029B2
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- Japan
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- adhesive
- piece
- adhered
- cutting
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- Labeling Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品に粘着片を貼着する
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品に粘着片を貼着する場合、粘着片の
連設体であってその境界に切断用線を設けた粘着テ−プ
を巻回しておき、この巻回体を巻戻して粘着片を引出
し、この粘着片を切断用線において切断して物品に貼着
することが知られている。
連設体であってその境界に切断用線を設けた粘着テ−プ
を巻回しておき、この巻回体を巻戻して粘着片を引出
し、この粘着片を切断用線において切断して物品に貼着
することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘着片
の寸法が大きい場合、この方法では粘着片を物品に粘着
する際に空気を抱き込み易く、また粘着片にかかる張力
が不均一となって、しわ等が往々にして発生し、見栄え
が悪く、文字を表示した粘着片の場合その文字を読み取
り難いといった不具合もある。
の寸法が大きい場合、この方法では粘着片を物品に粘着
する際に空気を抱き込み易く、また粘着片にかかる張力
が不均一となって、しわ等が往々にして発生し、見栄え
が悪く、文字を表示した粘着片の場合その文字を読み取
り難いといった不具合もある。
【0004】本発明の目的は、粘着片の連設体であって
その境界に切断用線を設けた粘着テ−プの巻回体を使用
して粘着片を物品に貼着する場合、粘着片を空気の抱き
込み、しわ等の発生なく外観良好に容易に貼着できる方
法を提供することにある。
その境界に切断用線を設けた粘着テ−プの巻回体を使用
して粘着片を物品に貼着する場合、粘着片を空気の抱き
込み、しわ等の発生なく外観良好に容易に貼着できる方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着片の貼着方
法は所定間隔ごとに切断用低強度箇所を設け、この切断
用低強度箇所によって区画された部分を貼着一単位の粘
着片とする粘着テ−プを粘着層を外側にして巻回し、こ
の巻回体を被着面に接して回転させ、最後尾の粘着片を
その手前の粘着片との間の切断用低強度箇所を含めて被
着面に粘着させ、而るのち、逆回転させてこの切断用低
強度箇所を切断させることを特徴とする構成である。
法は所定間隔ごとに切断用低強度箇所を設け、この切断
用低強度箇所によって区画された部分を貼着一単位の粘
着片とする粘着テ−プを粘着層を外側にして巻回し、こ
の巻回体を被着面に接して回転させ、最後尾の粘着片を
その手前の粘着片との間の切断用低強度箇所を含めて被
着面に粘着させ、而るのち、逆回転させてこの切断用低
強度箇所を切断させることを特徴とする構成である。
【0006】
【作用】最後尾の粘着片を被着面に粘着させる際、テ−
プ繰り出し基点における巻層間の粘着力に抗して発生す
る壁開力は粘着片と被着面との間の粘着界面の粘着力で
支持されるから、粘着片に張力が作用することがない。
プ繰り出し基点における巻層間の粘着力に抗して発生す
る壁開力は粘着片と被着面との間の粘着界面の粘着力で
支持されるから、粘着片に張力が作用することがない。
【0007】巻回体を逆回転させる際、被着面とテ−プ
との粘着界面が剥離されようとし、その剥離反力がテ−
ブに張力として作用し、切断用低強度箇所が切断され、
粘着片が被着面に移着される。
との粘着界面が剥離されようとし、その剥離反力がテ−
ブに張力として作用し、切断用低強度箇所が切断され、
粘着片が被着面に移着される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1の(イ)は本発明において使用する粘着テ−プ
の断面図を、図1の(ロ)は同粘着テ−プの平面図をそ
れぞれ示し、支持体1(例えば、紙、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレ−トフィルム等)の片
面に粘着剤層2を設け、他面に所定の間隔を隔てて一定
の表示を印刷し、その印刷面3上に剥離剤、例えばシリ
コ−ン系剥離剤4を塗布し、上記一の表示を貼着一単位
とするように切断用低強度箇所5により区画してあり、
切断用低強度箇所5は、図に示すように数箇所のブリッ
ジ51(幅は1〜5mmとすることが適当である)を有
する打ち抜きにより形成することができる。
る。図1の(イ)は本発明において使用する粘着テ−プ
の断面図を、図1の(ロ)は同粘着テ−プの平面図をそ
れぞれ示し、支持体1(例えば、紙、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレ−トフィルム等)の片
面に粘着剤層2を設け、他面に所定の間隔を隔てて一定
の表示を印刷し、その印刷面3上に剥離剤、例えばシリ
コ−ン系剥離剤4を塗布し、上記一の表示を貼着一単位
とするように切断用低強度箇所5により区画してあり、
切断用低強度箇所5は、図に示すように数箇所のブリッ
ジ51(幅は1〜5mmとすることが適当である)を有
する打ち抜きにより形成することができる。
【0009】図2において、Aは本発明において使用す
る粘着テ−プ巻回体を示し、ハンドル6を有するロ−ル
7上に上記の粘着テ−ブTを粘着剤層2を外側に向けて
巻回してある。
る粘着テ−プ巻回体を示し、ハンドル6を有するロ−ル
7上に上記の粘着テ−ブTを粘着剤層2を外側に向けて
巻回してある。
【0010】本発明によって粘着片を物品(被着面)に
貼着するには、図2に示すように、粘着テ−プ巻回体A
を被着面8に接して回転させ、最後尾の粘着片aを被着
面8に粘着させていく。
貼着するには、図2に示すように、粘着テ−プ巻回体A
を被着面8に接して回転させ、最後尾の粘着片aを被着
面8に粘着させていく。
【0011】この場合、粘着片aの繰り出し基点pにお
いて粘着剤層2の粘着力に抗し壁開力τ1が作用し、こ
の作用力τ1に対する反力τ2が粘着片aと被着面8との
粘着界面に作用する。而るに、粘着片aの繰り出し基点
pの粘着界面は剥離処理面4と粘着剤層2との接着面で
あり、この界面での接着力よりも、粘着片aと被着面8
との粘着界面の接着力の方が強いから、上記粘着片aの
繰り出し基点pに粘着剤層2の粘着力に抗して作用する
壁開力τ1は粘着片aと被着面8との粘着界面で安定に
支持され、粘着片aに引張応力が発生することがない。
いて粘着剤層2の粘着力に抗し壁開力τ1が作用し、こ
の作用力τ1に対する反力τ2が粘着片aと被着面8との
粘着界面に作用する。而るに、粘着片aの繰り出し基点
pの粘着界面は剥離処理面4と粘着剤層2との接着面で
あり、この界面での接着力よりも、粘着片aと被着面8
との粘着界面の接着力の方が強いから、上記粘着片aの
繰り出し基点pに粘着剤層2の粘着力に抗して作用する
壁開力τ1は粘着片aと被着面8との粘着界面で安定に
支持され、粘着片aに引張応力が発生することがない。
【0012】従って、引っ張り応力の不均一が原因のし
わの発生を防止できる。また、粘着片aが粘着テ−プ巻
回体Aの回転に伴い漸次に一端側から他端側に向けて被
着体8に粘着されていくから、空気の抱込みも排除でき
る。
わの発生を防止できる。また、粘着片aが粘着テ−プ巻
回体Aの回転に伴い漸次に一端側から他端側に向けて被
着体8に粘着されていくから、空気の抱込みも排除でき
る。
【0013】上記粘着テ−プ巻回体Aの回転により、最
後尾の粘着片aとその手前の粘着片a’との間の切断用
低強度箇所5’とを被着面に粘着させる。
後尾の粘着片aとその手前の粘着片a’との間の切断用
低強度箇所5’とを被着面に粘着させる。
【0014】而るのちは、粘着テ−プ巻回体Aを逆方向
に回転させる。この逆回転に伴い既に被着面8に粘着さ
れた粘着テ−プ部分の一方の縁端eが被着面8から粘着
界面(粘着テ−プと被着面との粘着界面)の粘着力に抗
して剥離され、その反力として粘着テ−プに引張力fが
作用する。
に回転させる。この逆回転に伴い既に被着面8に粘着さ
れた粘着テ−プ部分の一方の縁端eが被着面8から粘着
界面(粘着テ−プと被着面との粘着界面)の粘着力に抗
して剥離され、その反力として粘着テ−プに引張力fが
作用する。
【0016】而るに、粘着テ−プと被着面との粘着界面
の粘着力は、粘着テ−プ巻回層間の剥離処理面を介して
の粘着界面の粘着力よりも強力であり、粘着テ−プに作
用する引張り応力が大となるから、既に被着面に粘着さ
れた最後尾粘着片aの手前の切断用低強度箇所箇所5’
が切断され、最後尾粘着片が被着面に移着され、これに
て一枚の粘着片の物品への貼着を終了する。
の粘着力は、粘着テ−プ巻回層間の剥離処理面を介して
の粘着界面の粘着力よりも強力であり、粘着テ−プに作
用する引張り応力が大となるから、既に被着面に粘着さ
れた最後尾粘着片aの手前の切断用低強度箇所箇所5’
が切断され、最後尾粘着片が被着面に移着され、これに
て一枚の粘着片の物品への貼着を終了する。
【0017】本発明において粘着テ−プ巻回体を逆転さ
せる際に粘着テ−プに作用する引っ張応力fは、粘着テ
−プTと被着面8との粘着界面の粘着力に比例し、被着
面8が難粘着性の場合、当該界面の粘着力が小となり、
粘着テ−プに作用する引っ張応力fも相対的に小とな
る。従って、上記切断用低強度箇所5の強度は粘着テ−
プと被着面との粘着界面の粘着力に応じて定められる。
せる際に粘着テ−プに作用する引っ張応力fは、粘着テ
−プTと被着面8との粘着界面の粘着力に比例し、被着
面8が難粘着性の場合、当該界面の粘着力が小となり、
粘着テ−プに作用する引っ張応力fも相対的に小とな
る。従って、上記切断用低強度箇所5の強度は粘着テ−
プと被着面との粘着界面の粘着力に応じて定められる。
【0018】この切断用低強度箇所5の構造としては、
前記した打ち抜きのほか、当該切断用低強度箇所の強度
に応じて、ミシン目、切れ目、Vカット等の切り込みを
使用することができる。
前記した打ち抜きのほか、当該切断用低強度箇所の強度
に応じて、ミシン目、切れ目、Vカット等の切り込みを
使用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の粘着片の貼着方法によれば、上
述した通り、粘着片に引っ張力を作用させることなく、
その粘着片を物品に貼着できるから、粘着片をしわの発
生なく物品に貼着できる。また、粘着片を一端から他端
へと漸次に物品の表面に移着できるから、空気の抱込み
を排除できる。更に、粘着テ−プ巻回体を逆回転させる
ことにより貼着中の最後尾の粘着片を次ぎの粘着片から
切断でき、作業者の手に粘着剤が付着することがなく、
作業性に優れている。
述した通り、粘着片に引っ張力を作用させることなく、
その粘着片を物品に貼着できるから、粘着片をしわの発
生なく物品に貼着できる。また、粘着片を一端から他端
へと漸次に物品の表面に移着できるから、空気の抱込み
を排除できる。更に、粘着テ−プ巻回体を逆回転させる
ことにより貼着中の最後尾の粘着片を次ぎの粘着片から
切断でき、作業者の手に粘着剤が付着することがなく、
作業性に優れている。
【0020】従って、本発明によれば、粘着片、例えば
一定の表示を印刷した粘着シ−トを整然と良好な外観で
容易に物品に貼着することができる。
一定の表示を印刷した粘着シ−トを整然と良好な外観で
容易に物品に貼着することができる。
【図1】図1の(イ)は本発明において使用する粘着テ
−プの断面図、図1の(ロ)は同粘着テ−プを示す平面
図である。
−プの断面図、図1の(ロ)は同粘着テ−プを示す平面
図である。
【図2】本発明を示す説明図である。
A 粘着テ−プ巻回体 a 粘着片 2 粘着剤層 5 切断用低強度箇所 8 被着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 35/07 B65C 9/18
Claims (1)
- 【請求項1】所定間隔ごとに切断用低強度箇所を設け、
この切断用低強度箇所によって区画された部分を貼着一
単位の粘着片とする粘着テ−プを粘着層を外側にして巻
回し、この巻回体を被着面に接して回転させ、最後尾の
粘着片をその手前の粘着片との間の切断用低強度箇所を
含めて被着面に粘着させ、而るのち、逆回転させてこの
切断用低強度箇所を切断させることを特徴とする粘着片
の貼着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24044991A JP2863029B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 粘着片の貼着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24044991A JP2863029B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 粘着片の貼着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551163A JPH0551163A (ja) | 1993-03-02 |
JP2863029B2 true JP2863029B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17059669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24044991A Expired - Fee Related JP2863029B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 粘着片の貼着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863029B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4519288B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2010-08-04 | 株式会社イノアックコーポレーション | 熱伝導性シート貼付装置及び熱伝導性粘着シート貼付方法 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP24044991A patent/JP2863029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0551163A (ja) | 1993-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |