JP5304491B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
電磁波(例えば紫外線(UV))の照射によって硬化する液体(例えばUVインク)を用いて印刷を行なう液体噴射装置が知られている。このような液体噴射装置では、ヘッドのノズルから媒体(紙、フィルムなど)に液体を噴射した後、媒体に形成されたドットに電磁波を照射する。こうすることにより、ドットが硬化して媒体に定着するので、液体を吸収しにくい媒体に対しても良好な印刷を行うことができる(例えば特許文献1参照)。
特開2000-158793号公報
上述したような液体噴射装置において、2段階のUV照射を行なうものがある。まずドットの形成後にドットの表面部分を硬化させて、インク間の滲みやドットの広がりを抑制しておき(仮硬化)、その後、完全にインクを硬化する(本硬化)。こうすることで、本硬化のタイミングにかかわらず画質が劣化しないようにできる。しかし、この場合、本硬化までの間に媒体の印字面(ドットの形成面)にゴミやミストが付着するおそれがある。
本発明は、ゴミやミストの付着を防止することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、電磁波が照射されることによって硬化する液体を媒体に噴射する第1ヘッドと、電磁波が照射されることによって硬化する加工液を前記液体上に噴射する第2ヘッドと、前記液体によって前記媒体に形成されたドットに、前記ドットが完全に固化するには至らず前記ドットの広がりを抑制する程度の第1照射量の電磁波を照射する第1照射部と、前記加工液および前記第1照射量の電磁波が照射された前記ドットに前記第1照射量よりも多い照射量の電磁波を照射する第2照射部と、を備え、前記第1ヘッド、前記第2ヘッド、前記第1照射部、前記第2照射部は、前記媒体の搬送方向に前記第1ヘッド、前記第1照射部、前記第2ヘッド、前記第2照射部の順に配置され、前記第2照射部が電磁波を照射する際に、前記第2照射部と対向する位置において、前記媒体は重力方向に対して傾斜しており、且つ、前記媒体の前記ドットの形成面が重力方向の下方を向いており、前記加工液に前記第2照射部による電磁波の照射がなされる前に、前記加工液に前記第1照射量以上の電磁波が照射されていないことを特徴とする液体噴射装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンター1の全体構成のブロック図である。 印刷領域周辺の概略図である。 各ヘッドのノズル配置の説明図である 図4A〜図4Cは、仮硬化におけるUVの照射のタイミングとUVインク(ドット)の形状との関係の説明図である。 本実施形態のプリンター1による印刷処理のフロー図である。 第2実施形態の印刷領域周辺の概略図である。 第2実施形態における本硬化時の紙Sの状態を示す概略図である。 第3実施形態の印刷領域周辺の概略図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
電磁波が照射されることによって硬化する液体を媒体に噴射するヘッドと、前記液体によって前記媒体に形成されたドットに第1電磁波を照射する仮硬化用照射部と、前記第1電磁波が照射されたドットに前記第1電磁波よりも照射強度の強い第2電磁波を照射する本硬化用照射部と、を備え、前記本硬化用照射部が前記第2電磁波を照射する際に、前記媒体のドットの形成面が重力方向の下方を向いていることを特徴とする液体噴射装置が明らかとなる。
このような液体噴射装置によれば、ゴミやミストの付着を防止することができる。
かかる液体噴射装置であって、電磁波が照射されることによって硬化する加工液を噴射する加工液用ヘッドをさらに有し、前記第1電磁波が照射された後の前記媒体に前記加工液用ヘッドから前記加工液を噴射することによって、加工用ドットを形成し、前記第1電磁波が照射されたドット及び前記加工用ドットに前記本硬化用照射部の前記第2電磁波を照射することが望ましい。
このような液体噴射装置によれば光沢を高めることができる。
かかる液体噴射装置であって、前記本硬化用照射部が前記第2電磁波を照射する際に、前記媒体が重力方向に傾斜していることが望ましい。
このような液体噴射装置によれば、加工用ドットの形成面を平滑にすることができ、光沢をより高めることができる。
前記媒体を周面で搬送する円筒形状の搬送部材を有し、前記ヘッド及び前記仮硬化用照射部は、前記搬送部材の周面と対向するように設けられ、前記本硬化用照射部は、前記媒体の搬送経路が前記搬送部材の周面から離間した位置に設けられていることが望ましい。
このような液体噴射装置によれば媒体のカールを防止することができる。
かかる液体噴射装置であって、前記搬送部材から離れた後の前記媒体のドットの形成面と接して前記媒体を搬送する搬送ローラーを有し、前記本硬化用照射部は、前記搬送ローラーよりも手前に設けられていることが望ましい。
このような液体噴射装置によれば、搬送ローラーに液体が付着しないようにすることができる。
以下の実施形態では、液体噴射装置としてプリンター(プリンター1)を例に挙げて説明する。
===第1実施形態===
<プリンターの構成について>
図1は、プリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2は、印刷領域周辺の概略図である。
プリンター1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置であり、外部装置であるコンピューター110と通信可能に接続されている。
コンピューター110にはプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、表示装置(不図示)にユーザーインターフェイスを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。このプリンタードライバーは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピューター読み取り可能な記録媒体)に記録されている。または、このプリンタードライバーは、インターネットを介してコンピューター110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
そして、コンピューター110は、プリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンター1に出力する。
本実施形態のプリンター1は、液体の一例として、紫外線(以下、UV)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインク)を噴射することにより、媒体に画像を印刷する装置である。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、UVの照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。なお、本実施形態のプリンター1は、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のUVインク(カラーインク)を用いて画像を印刷する。
プリンター1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40)を制御して、印刷データに従って媒体に画像を印刷する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、媒体に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、上流側搬送ローラー21A、下流側搬送ローラー21B、及び、搬送ドラム22を有する。
上流側搬送ローラー21Aは、搬送ドラム22の図中左下の位置に設けられている。また、下流側搬送ローラー21Bは、搬送ドラム22よりも重力方向の下方向に、搬送ドラム22から離れて設けられている。上流側搬送ローラー21A及び下流側搬送ローラー21Bが回転することによって、媒体が搬送されるとともに搬送ドラム22が回転する。
搬送ドラム22は、円筒形状の搬送部材であり、ロール状に巻かれた長尺の紙Sを周面にて搬送する。なお、紙Sは上流側の給紙ロール(不図示)から供給され、下流側の巻き取りローラー(不図示)によって巻き取られる。また、紙Sは所定の張力で搬送ドラム22に密着するように搬送される。
ヘッドユニット30は、媒体にUVインクを噴射するためのものである。ヘッドユニット30は、搬送中の媒体に対して各ヘッドからインクを噴射することによって、媒体にドットを形成し、画像を媒体に印刷する。なお、本実施形態のプリンター1のヘッドユニット30の各ヘッドは媒体幅分のドットを一度に形成することができる。また、本実施形態では、UVインクとして、画像を形成するための4色のカラーインクを用いる。図2に示すように、搬送方向の上流側から順に、ブラックのUVインクを噴射するブラックインクヘッドK、シアンのUVインクを噴射するシアンインクヘッドC、マゼンダのUVインクを噴射するマゼンダインクヘッドM、イエローのUVインクを噴射するイエローインクヘッドYの各ヘッドが、搬送ドラム22の周面と対向するように設けられている。以下、カラーインク(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)を噴射する各ヘッドのことをカラーインク用ヘッドともいう。また、カラーインク用ヘッドによって形成されたドットのことをカラードットともいう。
なお、ヘッドユニット30の構成の詳細については、後で説明する。
照射ユニット40は、媒体に着弾したUVインクに向けてUVを照射するものである。媒体上に形成されたドットは、照射ユニット40からのUVの照射を受けることにより、硬化する。本実施形態の照射ユニット40は、仮硬化用照射部42a〜42e、及び本硬化用照射部44を備えている。
仮硬化用照射部42a〜42eは、媒体に形成されたドットを仮硬化させるためのUVを照射する。仮硬化用照射部42aは、ブラックインクヘッドKの搬送方向下流側に設けられており、仮硬化用照射部42bは、シアンインクヘッドCの搬送方向下流側に設けられている。また、仮硬化用照射部42cは、マゼンダインクヘッドMの搬送方向下流側に設けられており、仮硬化用照射部42dは、イエローインクヘッドYの搬送方向下流側に設けられている。また、仮硬化用照射部42eは、クリアインクヘッドCLの搬送方向下流側に設けられている。
これらの仮硬化用照射部42a〜42eの媒体幅方向の長さは媒体幅以上であり、各ヘッドによって媒体に形成されたドットに仮硬化のためのUV光を照射することができる。本実施形態において、仮硬化とは、インク間の滲みやドットの広がりを抑制するために行う硬化のことである。
本実施形態の仮硬化用照射部42a〜42eは、UV照射の光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備えている。LEDは入力電流の大きさを制御することによって、照射強度を容易に変更することが可能である。
なお、仮硬化の詳細については後述する。
本硬化用照射部44は、各ヘッドによって媒体に形成されたドットを本硬化させるためのUVを照射するものであり、搬送ドラム22と下流側搬送ローラー21Bとの間に設けられている。なお、本硬化用照射部44をこの位置に配置している理由については後述する。本硬化用照射部44の媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。本実施形態において、本硬化とは、ドットを完全に固化させるために行なう硬化のことである。
本実施形態の本硬化用照射部44は、UV照射の光源として、ランプ(メタルハライドランプ、水銀ランプなど)を備えている。
図に示すように、本実施形態の本硬化用照射部44は、搬送ドラム22と下流側搬送ローラー21Bの間の紙Sの印刷面に向けて、本硬化のためのUVを照射する。
なお、本硬化の詳細については後述する。
検出器群50には、ロータリー式エンコーダ(不図示)、紙検出センサ(不図示)などが含まれる。ロータリー式エンコーダは、上流側搬送ローラー21Aや下流側搬送ローラー21Bの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダの検出結果に基づいて、媒体の搬送量を検出することができる。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
<ヘッドの構成について>
本実施形態のプリンター1は、前述したように4つのカラーインク用ヘッド(ブラックインクヘッドK、シアンインクヘッドC、マゼンダインクヘッドM、イエローインクヘッドY)を備えている。これらの各ヘッドは、画像を印刷するためのUVインク(カラーインク)をインク色毎に噴射する。
図3は、各ヘッドのノズル配置の一例の説明図である。
図に示すように各ヘッドは、図に示すように「A列」「B列」の2個のノズル列を備える。
各列のノズルは、搬送方向と交差する方向(ノズル列方向)に沿って、1/180インチの間隔(ノズルピッチ)で並んでいる。また、A列のノズルのノズル列方向の位置と、B列のノズルのノズル列方向の位置は、半ノズルピッチ分(1/360インチ)だけずれている。これにより、1/360インチの解像度でカラードットを形成可能になっている。
なお、これらの各ノズル列のノズル列方向(紙幅方向)の長さは、媒体幅分の長さ以上であり、これにより媒体幅分のドットを一度に形成することができる。
<仮硬化及び本硬化について>
本実施形態のプリンター1では、照射ユニット40として、仮硬化用照射部42a〜42dと本硬化用照射部44とを備えており、ドットの形成後に仮硬化と本硬化の2段階の硬化を行なっている。以下、各硬化の機能について説明する。
仮硬化は、ドットの表面を硬化させることにより、インク間の滲みやドットの広がりを抑制するための硬化である。この仮硬化の際にドットに照射されるUVの照射量は少なく、仮硬化の後においてもUVインク(ドット)は完全に固化していない。なお照射量(mJ/cm)とは、照射強度(mW/cm)と照射時間(sec)との積のことである。本実施形態では媒体の搬送速度が一定(各照射部による照射時間が一定)であるので、照射量は照射強度に依存する。
図4A〜図4Cは、仮硬化におけるUVの照射のタイミングとUVインク(ドット)の形状との関係の説明図である。なお、図4A、図4B、図4Cの順でUVの照射タイミングが遅くなっている。
UVの照射タイミングが早い場合、例えば図4Aのようになる。この場合、インク間の滲みやドットの広がりを抑制することができるが、ドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなるため光沢が悪化する。
一方、UVの照射タイミングが遅い場合、例えば図4Cのようになる。この場合、光沢は良好になる。但し、他のインクとの間で滲みが生じやすくなる。
本硬化は、インクを完全に固化させるための硬化である。本硬化におけるUVの照射量は、仮硬化のUVの照射量よりも多い。
このようにドット形成後に仮硬化を行うことで、インク間の滲みやドットの広がりを抑制でき、本硬化を行うタイミングにかかわらず画質の劣化を防止できる。本実施形態では、各色のヘッドの搬送方向下流側にそれぞれ仮硬化用照射部が設けられており、各色のドット形成直後に仮硬化を行っている。
前述したように本実施形態では、本硬化用照射部44の光源にはランプ(例えばメタルハライドランプ)が使用されている。これは、仮硬化用照射部42a〜42dの光源のLEDと比べて発熱が大きい。よって、もし仮に、本硬化を搬送ドラム22の周面上で行うと、本硬化のUV照射によって搬送ドラム22が加熱されることになる。また、搬送ドラムの周面に沿ってインクが固まるので、紙Sがカールするおそれがある。
よって、搬送ドラム22の加熱を防止するため、また、紙Sのカールを防止するため、本硬化は搬送ドラム22上ではなく、搬送ドラム22から離れた平らな場所で行うのが望ましい。しかし、この場合、ドット形成(及び仮硬化)から本硬化までの間に、媒体にゴミやミストが付着する可能性が高くなる。なお、ミストとは、ヘッドのノズルからインク滴を噴射するときに、伴って発生する微小なインク滴のことであり、空気中に浮遊してヘッドや媒体などに付着して汚染の原因になる。
そこで、本実施形態では、媒体にゴミやミストが付着するのを防止するようにしている。具体的には、図2に示すように、搬送ドラム22上から紙Sを引き離す位置(点P)を、搬送ドラム22の中心Cよりも重力方向の下側にしている。また、点Pよりも図中左側(点Pにおける搬送方向側)で、且つ、重力方向の下側に下流側搬送ローラー21Bを配置し、搬送ドラム22から離れた紙Sの印刷面が、下流側搬送ローラー21Bに接するようにしている。こうして、本硬化の際に紙Sの印刷面が重力方向の下方を向くようにしている。これにより、ドット形成後(及び仮硬化後)の紙Sにゴミやミストが付着しにくくなる。特に、搬送ドラム22の周面における鉛直方向最上部(図2におけるマゼンダインクヘッドMが配置されている位置)より搬送方向下流側にヘッドが配置されている場合には、このヘッドで発生したミストは重力によって、ドット形成される位置から本硬化用照射部44へ搬送される間の紙Sに付着しやすい状態となるが、搬送ドラム22上から紙Sを引き離す位置(点P)を、搬送ドラム22の中心Cよりも重力方向の下側にし、さらに、紙Sの搬送経路が搬送ドラム22の周面から離間した位置に本硬化用照射部44が設けられていることで、より確実にドット形成後(及び仮硬化後)の紙Sにゴミやミストが付着することを防止することが可能となる。なお、紙Sの印刷面を重力方向の下方に向けるのはカラードットの仮硬化を行った後なので、重力の影響による画質の劣化(ドット形状の変化や滲みなど)は起こりにくい。
<印刷処理について>
プリンター1が印刷を開始する際には、予め紙Sが搬送ドラム22の周面に沿わされた状態で、上流側搬送ローラー21A、下流側搬送ローラー21Bにて支持されている。
プリンター1がコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー60は、不図示の搬送モーターを一定速度で回転させる。これにより、上流側搬送ローラー21A及び下流側搬送ローラー21Bが図の矢印方向に一定速度で回転する。また、この回転によって、搬送ドラム22が矢印方向(搬送方向)に回転する。搬送ドラム22の周面に沿わされて上流側搬送ローラー21A及び下流側搬送ローラー21Bにて支持された紙Sは、搬送ドラム22の回転に応じて搬送方向に搬送される。なお、搬送中の紙Sは、搬送ドラム22に静電吸着又はバキューム吸着されている。
コントローラー60は、紙Sが搬送ドラム22の周面上で搬送されている間に、印刷データに基づき、ヘッドユニット30の各ヘッドのノズルからインクを断続的に噴射させることによって媒体にドットを形成するとともに、照射ユニット40の各照射部からUVを照射させる。
図5は、本実施形態のプリンター1による印刷処理のフロー図である。
まず、紙SがブラックインクヘッドKの下を通る際に、ブラックインクヘッドKからブラックインクを噴射させてブラックを印刷する(S101)。そして、ブラックの印刷後、仮硬化用照射部42aからUVを照射させてブラックインクで形成されたドットの仮硬化を行う(S102)。
次に、コントローラー60は、紙SがシアンインクヘッドCの下を通る際に、シアンインクヘッドCからシアンインクを噴射させてシアンを印刷する(S103)。そして、その印刷後、仮硬化用照射部42bからUVを照射させてシアンインクで形成されたドットの仮硬化を行う(S104)。
同様に、コントローラー60は、マゼンダインクヘッドMからマゼンダインクを噴射させてマゼンダを印刷し(S105)、仮硬化用照射部42cからUVを照射させてマゼンダインクで形成されたドットの仮硬化を行う(S106)。また、イエローインクヘッドYからイエローインクを噴射させてイエローを印刷し(S107)、仮硬化用部照射部42dからUVを照射させ、イエローインクで形成されたドットの仮硬化を行う(S108)。
最後に、コントローラー60は、本硬化用照射部44からUVを照射させて紙S上の各ドットの本硬化を行う(S109)。このとき、図2に示すように、紙Sは搬送ドラム22から離れた位置にあり、重力方向に所定角度で傾斜している。また、このとき紙Sの印刷面は重力方向の下方を向いている。そして、その印刷面に向けて本硬化用照射部44からUVが照射される。これにより、紙S上の各ドットが完全に固化される。
このように、本実施形態では、本硬化の際に紙Sの印刷面が重力方向の下方を向くようにしているので、紙Sの印刷面にゴミやミストを付着しにくくすることができる。
また、本実施形態では、搬送ドラム22と下流側搬送ローラー21Bとの間(つまり搬送ドラム22から離れた場所)で本硬化を行っているので、本硬化のUV照射を行う際に、搬送ドラム22を加熱しないようにすることができる。
また、本実施形態では、紙Sを搬送ドラム22の周面から引き離して、紙Sが真っ直ぐな状態で本硬化を行っている。これにより、紙Sのカールを防止することができる。
なお、本硬化後の紙Sは、下流側搬送ローラー21Bを介して、搬送方向下流側(図の右側)に搬送される。このとき、紙Sの印刷面が下流側搬送ローラー21Bと接することになるが、本実施形態では、下流側搬送ローラー21Bの手前で本硬化を行っているので、下流側搬送ローラー21Bにインクが付着しないようにすることができる。
===第2実施形態===
図6は、第2実施形態の印刷領域周辺の概略図である。なお、図6において、図2と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。第1実施形態(図2)と比べると、クリアインクヘッドCLが設けられている点が異なる。
クリアインクヘッドCL(加工液用ヘッドに相当する)は、UVが照射されることによって硬化する無色透明のクリアインク(加工液の一種)を噴射するものであり、仮硬化用照射部42dよりも搬送方向下流側に、搬送ドラム22と対向するように設けられている。
この第2実施形態では、画像印刷後(すなわちカラードットの形成及び仮硬化)後、クリアインクヘッドCLからクリアインクを噴射して、紙S上にクリアインクを塗布する。このように、画像の印刷後にクリアインクを塗布すると、媒体表面の光沢を高めることができる。
そして、クリアインクを塗布した後、本硬化用照射部44から紙Sの印刷面にUVを照射して本硬化を行う。
なお、紙Sにクリアインク塗布を塗布した後には仮硬化を行っていない。これは、カラーインクの場合ではインク同士が混ざると滲みが生じるが、クリアインクは無色透明のインクなので、インク同士が混じってもカラーインクの場合のような滲みが生じないからである。なお、クリアインクを塗布するときには、カラーインク(カラードット)はすでに仮硬化されているので、クリアインクとカラーインクとの間で滲みは生じない。
このように、クリアインク塗布後に仮硬化を行わないことによって、クリアインク(クリアドット)の広がりが大きくなるので、紙Sの表面を平滑にすることができ、これによって、光沢をより高めることができる。なお、クリアインク塗布後に、仮硬化用照射部42a〜42dの照射強度よりも弱い照射強度でUV照射を行うようにしてもよい。
<本硬化時の状態について>
図7は、第2実施形態における本硬化時の紙Sの状態を示す概略図である。
本実施形態では、カラードット形成後の紙Sにクリアイクを塗布した後、クリアインク(クリアドット)の仮硬化を行なっていない。よって、クリアドットは、広がりやすい状態になっている。ここで、本硬化時には図のように、紙Sの印刷面は重力方向の下方を向いており、且つ、紙S(紙Sの搬送方向)は重力方向に斜めに傾斜している。このため、媒体に形成されたドットに働く重力は、媒体の斜面に平行な分力(a1)と、斜面に垂直な方向の分力(a2)に分けられる。また、紙Sが搬送方向に搬送されることにより、クリアドットは搬送方向と逆向きの空気抵抗(b)を受ける。これらの各力に応じて、クリアドットの広がりが促される。例えば、空気抵抗bは搬送速度が速いほど大きくなり、搬送速度が遅いほど小さくなる。また、紙Sの重力方向への傾斜が大きいと分力a1が大きくなり、分力a2が小さくなる。一方、重力方向への傾斜が小さいと分力a2が大きくなり、分力a1が小さくなる。よって、搬送速度を速くし、紙Sの重力方向の傾きを大きくすると、図のようにカラードットによる段差がある場合でも、その上に塗布されたクリアインク(クリアドット)の段差を低減することができる。つまり、表面がより平らになり、光沢を高めることができる。
この第2実施形態では、カラードットの形成後にクリアインクを塗布し、クリアインク塗布後、紙Sの印刷面が重力方向の下方を向くようにしているので、紙Sのクリアインク(クリアドット)上にゴミやミストを付着しにくくすることができる。また、クリアインクによって光沢を高めることができる。
また、前述の実施形態と同様に、搬送ドラム22から離れた位置で本硬化を行っているので、本硬化のUV照射によって搬送ドラム22を加熱しないようにすることができ、また、紙Sのカールを防止することができる。
さらに、下流側搬送ローラー21Bよりも手前で本硬化しているので、紙Sの印刷面が下流側搬送ローラー21Bと接しても、下流側搬送ローラー21Bにインクが付着しないようにすることができる。
===第3実施形態===
図8は第3実施形態の印刷領域周辺の概略図である。
第1実施形態と比べると、搬送ユニット20の構成が異なる。
第3実施形態の搬送ユニット20は、搬送ローラー23A〜23Dと、ベルト24を有する。
搬送ローラー23A〜23Dは、長尺の媒体(紙S)を搬送するために配置されたローラーであり、不図示の搬送モーターが回転することによって、それぞれ矢印方向に回転する。なお、搬送ローラー23A〜23Dは、この順でそれぞれ紙Sを搬送する。搬送ローラー23Aは最も上流側に設けられており、紙Sを搬送ローラー23Bに搬送する。搬送ローラー23Bは、搬送ローラー23Aよりも重力方向の上方向側に設けられている。搬送ローラー23Cは、搬送ローラー23Bよりも搬送方向の下流側に設けられている。なお、搬送ローラー23Bと搬送ローラー23Cの重力方向の位置はほぼ同じである。搬送ローラー23Dは、搬送ローラー23Cよりも図中左側(すなわち、搬送ローラー23B〜23C間の搬送方向と逆方向側)で、且つ、搬送ローラー23Cよりも重力方向の下方向側に設けられている。こうして、搬送ローラー23Cと搬送ローラー23Dとの間において、紙Sの印刷面は重力方向の下方を向くようにしている。
ベルト24は、搬送ローラー23Bと搬送ローラー23Cとに架け渡されている。そして、搬送ローラー23Bと搬送ローラー23Cが一定方向に回転すると、ベルト24も同一方向に回転し、当該ベルト24上の紙Sを搬送する。
なお、前述の実施形態では、カラーインク用の各ヘッド(KCMY)と各ヘッドに対応する各仮硬化用照射部(42a〜42d)が、搬送ドラム22の周面に対向するように交互に配置されていた。これに対して、第3実施形態では、各ヘッド(KCMY)と各仮硬化用照射部(42a〜42d)が、ベルト24上に直線状に並んで交互に配置されている。すなわち、各ヘッド(KCMY)と各仮硬化用照射部(42a〜42d)の重力方向の位置はほぼ同じになっている。
また、第3実施形態では、本硬化用照射部44は、搬送ローラー23Cと搬送ローラー23Dの間に設けられている。図に示すように、ここでは、紙Sは重力方向に傾斜しているとともに印刷面が重力方向の下方を向いている。そして、紙S上のドットを本硬化させる際には、本硬化用照射部44から、紙Sの印刷面に向けて(斜め上向きに)本硬化用のUVが照射される。このように、本硬化を行う際に、紙Sの印刷面が重力方向の下方を向いているので、前述の実施形態と同様に、紙Sの印刷面へのゴミやミストの付着を防止することができる。
さらに、本実施形態では、紙Sが搬送ローラー23Dに到達する手前で本硬化を行っている。これにより、紙Sの印刷面が搬送ローラー23Dと接しても、搬送ローラー23Dにインクが付着いないようにすることができる。
<印刷処理について>
プリンター1が印刷を開始する際には、予め紙Sが上流側の給紙ロール(不図示)から供給されており、搬送ローラー23A〜23Dを介して下流側の巻き取りローラー(不図示)へと渡されている。
プリンター1がコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー60は、搬送モーター(不図示)を一定速度で回転させる。この搬送モーターが回転することに基づいて、搬送ローラー23A〜搬送ローラー23Dがそれぞれ図の矢印方向に回転する。また、搬送ローラー23B及び23Cが回転することによってベルト24が回転する。この搬送ローラー23A〜23D及びベルト24の回転に基づいて紙Sが搬送される。また、ベルト24が紙Sを搬送することによって、紙Sがヘッドユニット30に対して搬送方向に移動する。搬送中の紙Sは、ベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
コントローラー60は、紙Sがベルト24上で搬送されている間に、印刷データに基づき、各ヘッドからインクを噴射させて画像の印刷を行う。また、コントローラー60は、各ヘッドによってドットを形成直後に、対応する仮硬化用照射部から仮硬化用のUV照射を行わせる。なお、カラードットの形成と仮硬化の順序については、前述の実施形態と同じであるので説明を省略する。
最後に、コントローラー60は、搬送ローラー23Cを通過して印刷面が重力方向の下方を向いた紙Sに向けて、本硬化用照射部44から本硬化のためのUVを照射させる。これにより、各ドットが完全に固化される。
前述の実施形態と同様に、第3実施形態においても、本硬化の際に、紙Sの印刷面が重力方向の下方を向くようにしているので、紙Sの印刷面にゴミやミストが付着するのを防止することができる。また、搬送ローラー23Dの手前で本硬化しているので、紙Sの印刷面が搬送ローラー23Dに接しても、搬送ローラー23Dにインクが付着しないようにすることができる。
なお、第2実施形態と同様に、仮硬化用照射部42dの搬送方向下流側にクリアインクヘッドCLを設けて、紙Sにクリアインクを塗布するようにしてもよい。この場合も、本硬化の際に紙Sが重力方向に傾斜するようにしているので、クリアインクによって形成されるドットの凹凸が小さくなる。よって紙Sの表面が平滑になり光沢をより高めることができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の印刷装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
<インクについて>
前述の実施形態は、紫外線(UV)の照射を受けることによって硬化するインク(UVインク)をノズルから噴射していた。しかし、ノズルから噴射する液体は、このようなインクに限られるものではなく、UV以外の他の電磁波(例えば可視光線など)の照射を受けることによって硬化する液体をノズルから噴射しても良い。この場合、仮硬化用照射部及び本硬化用照射部から、その液体を硬化させるための電磁波(可視光線など)を照射するようにすればよい。
<クリアインクについて>
第2実施形態では、画像以外のドットを形成するのに無色透明のクリアインクを用いていたが、クリアインクに限られない。例えば、媒体の表面に光沢性をもたせる半透明な加工液であっても良い。また、加工するのは光沢でなくても良い。媒体の表面の質感を調整するような加工液であっても良い。
1 プリンター、
20 搬送ユニット、21A 上流側搬送ローラー、21B 下流側搬送ローラー、
22 搬送ドラム、23A〜23D 搬送ローラー、24 ベルト、
30 ヘッドユニット、40 照射ユニット、
42a〜42d 仮硬化用照射部、44 本硬化用照射部、
50 検出器群、60 コントローラー、61 インターフェイス部、62 CPU、
63 メモリー、64 ユニット制御回路、
110 コンピューター
K ブラックインクヘッド、C シアンインクヘッド、
M マゼンダインクヘッド、Y イエローインクヘッド、
CL クリアインクヘッド

Claims (4)

  1. 電磁波が照射されることによって硬化する液体を媒体に噴射する第1ヘッドと、
    電磁波が照射されることによって硬化する加工液を前記液体上に噴射する第2ヘッドと、
    前記液体によって前記媒体に形成されたドットに、前記ドットが完全に固化するには至らず前記ドットの広がりを抑制する程度の第1照射量の電磁波を照射する第1照射部と、
    前記加工液および前記第1照射量の電磁波が照射された前記ドットに前記第1照射量よりも多い照射量の電磁波を照射する第2照射部と、
    を備え、
    前記第1ヘッド、前記第2ヘッド、前記第1照射部、前記第2照射部は、前記媒体の搬送方向に前記第1ヘッド、前記第1照射部、前記第2ヘッド、前記第2照射部の順に配置され、
    前記第2照射部が電磁波を照射する際に、前記第2照射部と対向する位置において、前記媒体は重力方向に対して傾斜しており、且つ、前記媒体の前記ドットの形成面が重力方向の下方を向いており、
    前記加工液に前記第2照射部による電磁波の照射がなされる前に、前記加工液に前記第1照射量以上の電磁波が照射されていないことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
    前記第2照射部と対向する位置における前記媒体の重力方向に対する傾斜角度は、前記第2照射部と対向する位置において前記ドットに働く重力の、前記媒体の前記ドット形成面に平行な第1分力よりも前記媒体の前記ドット形成面に垂直な第2分力の方が小さいことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項2に記載の液体噴射装置であって、
    前記媒体と接して前記媒体を搬送する搬送部材を有し、
    前記第2照射部は、前記媒体が前記搬送部材から離間した位置に設けられている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項に記載の液体噴射装置であって、
    前記搬送部材から離れた後の前記媒体の前記ドットの形成面と接して前記媒体を搬送する搬送ローラーを有し、
    前記第2照射部は、前記搬送方向において前記搬送ローラーよりも手前に設けられている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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