JP5287323B2 - 液体吐出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出方法に関する。
電磁波(例えば紫外線(UV))の照射によって硬化する液体(例えばUVインク)を用いて印刷を行なう印刷装置が知られている。このような印刷装置では、ノズルから媒体(紙、フィルムなど)に液体を吐出した後、媒体に形成されたドットに電磁波を照射する。こうすることにより、ドットが硬化して媒体に定着するので、液体を吸収しにくい媒体に対しても良好な印刷を行うことができる(例えば特許文献1参照)。
特開2000-158793号公報
媒体に高い密度でドットを形成する際に、電磁波を照射する前に隣接ドットが接触してしまうと、滲みが生じるおそれがある。
本発明は、高い密度でドットを形成する場合であっても、滲みを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体の搬送方向と交差する方向である前記媒体の幅方向に第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第1ノズル列を備えた第1ヘッドと、前記第1ヘッドよりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第2ノズル列を備えた第2ヘッドと、を備えた第1ヘッド群と、
前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第3ノズル列を備えた第3ヘッドと、前記第3ヘッドよりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第4ノズル列を備えた第4ヘッドと、を備えた第2ヘッド群と、を有し、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは、前記媒体の幅方向において一部が重複しており、前記第3ノズル列と前記第4ノズル列とは、前記媒体の幅方向において一部が重複しており、
電磁波を照射すると硬化する第1液体を前記第1ヘッド群から前記媒体に吐出することによって、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で第1ドットを前記媒体に形成する第1工程と、
前記媒体に形成された前記第1ドットに電磁波を照射する第2工程と、
前記第1液体を前記第2ヘッド群から前記媒体に吐出することによって、前記電磁波が照射された前記第1ドットの間に位置するように前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で第2ドットを前記媒体に形成する第3工程と、
前記媒体に形成された前記第2ドットに電磁波を照射する第4工程と
を有し、
前記第1工程の際に、前記媒体の第1領域に前記第1ノズル列を用いて前記第1ドットの一部が形成された後に、前記第1領域とは異なる第2領域に前記第2ノズル列を用いて前記第1ドットの一部が形成され、
前記第3工程の際に、前記媒体の前記第2領域に前記第3ノズル列を用いて前記第2ドットの一部が形成された後に、前記第4ノズル列を用いて前記第1領域に前記第2ドットの一部が形成される、
ことを特徴とする液体吐出方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの全体構成のブロック図である。 図2Aは印刷領域周辺の概略構成図であり、図2Bは、図2Aを横から見た図である。 図3A〜図3Cは、各ヘッドのノズル配置とドット形成について説明するための図である。 図4A〜図4Cは、媒体上に着弾したUVインク(ドット)の形状と、UVの照射タイミングの説明図である。 図5A〜図5Hは、第1実施形態のドット形成の様子の説明図である。 比較例の印刷領域周辺の概略構成図である。 図7A〜図7Cは、比較例のドット形成の様子の説明図である。 第1実施形態の第1変形例の印刷領域周辺の概略構成図である。 第1実施形態の第2変形例のドット配置を示す図である。 第2実施形態の印刷領域周辺の概略構成図である。 第3実施形態のプリンターの斜視図である。 第3実施形態のヘッドの構成の説明図である。 図13A及び図13Bは第3実施形態におけるドット形成動作の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
電磁波を照射すると硬化する液体を媒体に吐出することによって、所定の方向に第1の間隔でドットを前記媒体に形成する第1工程と、前記媒体に形成された前記ドットに電磁波を照射する第2工程と、前記電磁波が照射された前記ドットの間に位置するように前記所定の方向に前記第1の間隔でドットを形成することによって、前記所定の方向に前記第1の間隔よりも短い第2の間隔でドットを前記媒体に形成する第3工程と、前記媒体に形成された前記ドットに電磁波を照射する第4工程と、を有する液体吐出方法が明らかとなる。
このような液体吐出方法によれば、高い密度でドットを形成する場合であっても、滲みを抑制することができる。
かかる液体吐出方法であって、搬送方向に搬送される前記媒体に対して、前記所定の方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第1ノズル列を用いて前記第1工程が行われ、前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列であって、前記所定の方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第2ノズル列を用いて前記第3工程が行われてもよい。
このような液体吐出方法によれば、媒体を搬送方向に搬送させつつ第1ノズル列及び第2ノズル列から液体を吐出することで高い密度でドットを形成する場合に、滲みを抑制することができる。
かかる液体吐出方法であって、前記第1工程の際に、前記媒体の第1領域に前記ドットが形成された後に、前記第1領域とは異なる第2領域に前記ドットが形成され、前記第3工程の際に、前記媒体の前記第2領域に前記ドットが形成された後に、前記第1領域に前記ドットが形成されることが望ましい。
このような液体吐出方法によれば、第1領域と第2領域の画質をより均一にすることができる。
かかる液体吐出方法であって、前記第1工程の際に、第1色の前記ドットが前記媒体の第1領域に形成された後であって、且つ、前記第1領域とは異なる第2領域に前記第1色の前記ドットが形成された後に、前記第1色とは異なる第2色の前記ドットが前記第1領域及び前記第2領域に形成されることが望ましい。
このような液体吐出方法によれば、各色のドットの大きさを均一にでき、画質を向上させることができる。
かかる液体吐出方法であって、前記所定の方向に並ぶ複数のノズルを有するノズル列を移動方向に移動させつつ前記ノズルから前記液体を吐出することによって前記第1工程が行われ、前記第1工程及び前記第2工程後に、前記ノズル列を移動方向に移動させつつ前記ノズルから前記液体を吐出することによって前記第3工程が行われてもよい。
このような液体吐出方法によれば、ドット形成の動作と媒体の搬送を繰り返し行うことで高い密度でドットを形成する場合に、滲みを抑制することができる。
かかる液体吐出方法であって、前記第1工程と前記第3工程の際に形成されるドットは、有色の液体を吐出することによって形成されるものであり、前記第4工程の後、前記電磁波を照射すると硬化する無色の液体を前記媒体に吐出することによって、前記所定の方向に前記第1の間隔よりも短い間隔でドットを前記媒体に形成する工程と、前記媒体に形成された前記ドットに電磁波を照射する工程と、を更に有することが望ましい。
このような液体吐出方法によれば、画像の光沢を向上させることができる。
かかる液体吐出方法であって、前記第2工程における電磁波の照射量よりも、前記第4工程における電磁波の照射量の方が大きいことが望ましい。
このような液体吐出方法によれば、インクの滲みを抑制しつつ、ドットの広がりを制御することができる。
かかる液体吐出方法であって、前記第4工程の後に、更に電磁波の照射を行ない前記媒体に形成された前記ドットを仮硬化させ、その後、更に電磁波の照射を行ない前記媒体に形成された前記ドットを本硬化させることが望ましい。
このような液体吐出方法によれば、仮硬化と本硬化によって、画質を調整することができる。
===第1実施形態===
第1実施形態では、液体吐出装置としてラインプリンター(プリンター1)を例に挙げて説明する。
<プリンターの構成について>
図1は、プリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2Aは、印刷領域周辺の概略構成図であり、図2Bは、図2Aを横から見た図である。
プリンター1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置であり、外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信して、印刷データに従って媒体に画像を印刷する。
本実施形態のプリンター1は、液体の一例として、紫外線(以下、UV)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインク)を吐出することにより、媒体に画像を印刷する装置である。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、UVの照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。なお、本実施形態のプリンター1は、CMYKの4色のUVインク(カラーインク)と、無色透明のUVインク(クリアインク)を用いて画像を印刷する。
本実施形態のプリンター1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー60が各ユニット(搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40)を制御して媒体に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙など)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bと、ベルト24とを有する。不図示の搬送モータが回転すると、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bが回転し、ベルト24が回転する。給紙ローラ(不図示)によって給紙された媒体は、ベルト24によって、印刷可能な領域(ヘッドと対向する領域)まで搬送される。ベルト24が媒体を搬送することによって、媒体がヘッドユニット30に対して搬送方向に移動する。印刷可能な領域を通過した媒体は、ベルト24によって外部へ排紙される。なお、搬送中の媒体は、ベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
ヘッドユニット30は、媒体にUVインクを吐出するためのものである。なお、本実施形態では、UVインクとして、画像を形成するための有色のカラーインクと、無色透明のクリアインクとが用いられる。ヘッドユニット30は、搬送中の媒体に対して各インクを吐出することによって、媒体にドットを形成し、画像を媒体に印刷する。
本実施形態のヘッドユニット30は、搬送方向の上流側から順に、上流側カラーヘッド群31a、下流側カラーヘッド群31b、クリアインク用ヘッド群33を備えている。
なお、ヘッドユニット30の各ヘッド群の構成の詳細ついては後述する。
照射ユニット40は、媒体に着弾したUVインク(ドット)にUVを照射するためのものである。媒体上に形成されたドットは、照射ユニット40からのUVの照射を受けることにより硬化する。本実施形態の照射ユニット40は、第1仮硬化用照射部41、第2仮硬化用照射部42、本硬化用照射部44を備えている。
第1仮硬化用照射部41は、ドットの表面を硬化させて、ドット同士間のインクの滲みを防止する。なお、第1仮硬化用照射部41の照射量は少なく、第1仮硬化の後においてもドットは広がり続けている。本実施形態では、第1仮硬化用照射部41として、第1照射部41a、第2照射部41b、第3照射部41cを有している。本実施形態では、各照射部のUV照射の光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられている。LEDは入力電流の大きさを制御することによって、照射エネルギーを容易に変更することが可能である。
第1照射部41aは、上流側カラーヘッド群31aと下流側カラーヘッド群31bの間に設けられており、第2照射部41bは、下流側カラーヘッド群31bの搬送方向下流側に設けられている。また、第3照射部41cは、クリアインク用ヘッド群33の搬送方向下流側に設けられている。
第2仮硬化用照射部42は、ドットの表面をより硬化させることでドットの広がりを止める。本実施形態では第2仮硬化用照射部42のUV照射の光源にも、LEDが用いられている。
また、第2仮硬化用照射部42は、第1仮硬化用照射部41の第2照射部41bとクリアインク用ヘッド群33との間に設けられている。
本硬化用照射部44は、ドットを完全に固化させる。本実施形態の本硬化用照射部44は、UV照射の光源として、ランプ(メタルハライドランプ、水銀ランプなど)を備えている。
また、本硬化用照射部44は、第1仮硬化用照射部41の第3照射部41cよりも搬送方向下流側に設けられている。
なお、仮硬化と本硬化の詳細については後述する。
検出器群50には、ロータリー式エンコーダ(不図示)、紙検出センサ(不図示)などが含まれる。ロータリー式エンコーダは、上流側搬送ローラ23Aや下流側搬送ローラ23Bの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダの検出結果に基づいて、媒体の搬送量を検出することができる。紙検出センサは、給紙中の媒体の先端の位置を検出する。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
<印刷動作について>
媒体が搬送方向に搬送されながら、上流側カラーヘッド群31aからUVインクを吐出することによって、紙幅方向に1/360インチ間隔でドットが媒体に形成され、そのドットは第1照射部41aからのUV照射を受けて第1仮硬化される。さらに、媒体が搬送されながら、下流側カラーヘッド群31bからUVインクを吐出することによって、上流側カラーヘッド群31aによって形成された紙幅方向のドット間に、1/360インチ間隔でドットが形成される。つまり、紙幅方向に1/720インチ間隔でドットが形成される。そのドットは第2照射部41bからのUV照射を受けて第1仮硬化される。さらに、媒体上に形成された各ドットは第2仮硬化用照射部42からのUV照射を受けて第2仮硬化される。その後、クリアインク用ヘッド群33によって各ドットの上にクリアインクが塗布され、塗布されたクリアインクは、第3照射部41cからのUV照射を受けて第1仮硬化される。そして、媒体上の各ドットは本硬化用照射部44からのUV照射を受けて本硬化される。このようにして媒体に画像が印刷される。
<ヘッドユニットについて>
次に図2A、2B示すヘッドユニット30の構成について説明する。
本実施形態のヘッドユニット30は、前述したように、上流側カラーヘッド群31aと、下流側カラーヘッド群31bと、クリアインク用ヘッド群33を備えている。
上流側カラーヘッド群31aは、画像を印刷するための有色のカラーインクを吐出する。本実施形態の上流側カラーヘッド群31aは、紙幅方向に360dpiでドットを形成する。なお、ドット形成の様子は後述する。
上流側カラーヘッド群31aは、第1カラーヘッド311と第2カラーヘッド312を有している。本実施形態では、説明の簡略化のため上流側カラーヘッド群31aのヘッド数を2個にしているが、もっと多くてもよい。各カラーヘッドは8個のノズル列を有している。つまり、4色(CMYK)の色毎に2個のノズル列を有している。なお、ノズル配置については後述する。
第1カラーヘッド311は、図2A中の下側に位置し、第2カラーヘッド312は、図2A中の上側に位置している。つまり、第1カラーヘッド311と第2カラーヘッド312は媒体の異なる領域にドットを形成する。また、第1カラーヘッド311と、第2カラーヘッド312の紙幅方向の位置は一部重複(オーバーラップ)している。
なお、第1カラーヘッド311と第2カラーヘッド312のノズル配置は後述する。
下流側カラーヘッド群31bも、画像を印刷するための有色のカラーインクを吐出する。本実施形態の下流側カラーヘッド群31bは、紙幅方向に360dpiでドットを形成する。なお、下流側カラーヘッド群31bは、上流側カラーヘッド群31aが形成したドットの間(紙幅方向のドット間)に位置するようにドットを形成する。なお、ドット形成の様子は後述する。
下流側カラーヘッド群31bは、上流側カラーヘッド群31aとほぼ同様の構成であり、第3カラーヘッド313と第4カラーヘッド314を有している。下流側カラーヘッド群31bでは、第3カラーヘッド313が図2A中の下側に位置し、第4カラーヘッド314が図2A中の上側に位置している。但し、下流側カラーヘッド群31bは、上流側カラーヘッド群31aに対して紙幅方向に1/720インチずれている。
クリアインク用ヘッド群33は、光沢均一化のため無色透明のクリアインクを吐出する。本実施形態のクリアインク用ヘッド群33は、紙幅方向に720dpiでドットを形成する。
クリアインク用ヘッド群33は、第1クリアヘッド331、第2クリアヘッド332、第3クリアヘッド333、第4クリアヘッド334の4個のヘッドを有している。第1クリアヘッド331と第3クリアヘッド333は、図2A中の下側に位置しており、第2クリアヘッド332と、第4クリアヘッド334は図2A中の上側に位置している。例えば、第1クリアヘッド331は第1カラーヘッド311と紙幅方向の位置が同じであり、第2クリアヘッド332は第2カラーヘッド312と紙幅方向の位置が同じである。
<各ヘッドのノズル配置とドット形成について>
図3A〜図3Cは、各ヘッドのノズル配置とドット形成について説明するための図である。
図3Aは、第1カラーヘッド311のブラックの2個のノズル列のノズル配置の説明図である。なお、第1カラーヘッド311のブラックの2個のノズル列について説明するが、他のカラーヘッドのブラックの2個のノズル列も同様であり、また、他の色のノズル列のブラックと同様になっている。さらに、各クリアヘッド(第1クリアヘッド331〜第4クリアヘッド334)のノズル列も図3Aと同様になっている。
各ヘッドにおいて、ブラックは、「A列」と「B列」の2個のノズル列を備えている。各ノズル列は、180個のノズルを有する。その各ノズルについて、図中の上から#1、#2、#3・・・と番号を付している。なお、A列のノズルの各ノズル番号には「A」の添え字を付し、B列のノズルの各ノズル番号には「B」の添え字を付している。
各列のノズルは、搬送方向と交差する方向(ノズル列方向)に沿って1/180インチの間隔(ノズルピッチ)で並んでいる。また、図3Aに示すように、A列のノズルのノズル列方向の位置と、B列のノズル列方向の位置は半ノズルピッチ(1/360インチ)だけずれている。例えば、ノズル列方向(紙幅方向)に関して、A列のノズル#1とノズル#2の間に、B列のノズル#1が位置する。これにより、各カラーヘッドにおいて、ブラックのノズルは、ノズル列方向(紙幅方向)に1/360インチのノズルピッチで配列されている。よって、1/360インチ(360dpi)の解像度でカラードットを形成可能である。各ヘッドの他の色についても同様である。
図3Bの左側は、上流側カラーヘッド群31aの2個のカラーヘッド(第1カラーヘッド311と第2カラーヘッド312)のブラックのノズルの位置関係を示している。なお、上流側カラーヘッド群31aのブラックのノズルの位置関係について説明するが、下流側カラーヘッド群31bの2個のカラーヘッド(第3カラーヘッド313、第4カラーヘッド314)のブラックも同様である。また、他の色についてもブラックと同様であり、第1クリアヘッド331と第2クリアヘッド332の位置関係、及び、第3クリアヘッド333と第4クリアヘッド334の位置関係も同様である。
図に示すように、第1カラーヘッド311と第2カラーヘッド312は、ノズル列方向(紙幅方向)の位置が一部重複している。
例えば、第1カラーヘッド311のA列の図中上側の2個のノズル(#1A、#2A)と、第2カラーヘッド312のA列の図中下側の2個のノズル(#179A、#180A)とがノズル列方向(紙幅方向)に関して、同じ位置(重複する位置)にある。また、第1カラーヘッド311のB列の図中上側の2個のノズル(#1B、#2B)と、第2カラーヘッド312のB列の図中下側の2個のノズル(#179B、#180B)とがノズル列方向(紙幅方向)に関して、同じ位置(重複する位置)にある。このようにノズル列方向に関して重複する位置にあるノズルのことを重複ノズルともいう。また、重複ノズル以外のノズルのことを通常ノズルともいう。
図3Bの右側は、上流側カラーヘッド群31a(図3Bの左側の各ヘッド)によるブラックのドット形成を示している。図中の白丸は、第1カラーヘッド311のノズルによって形成されたドットを示し、図中の黒丸は、第2カラーヘッド312のノズルによって形成されたドットを示している。
(重複していないノズルのドット形成について)
通常ノズル(重複ノズル以外のノズル)は、媒体が1/720インチ搬送される毎にインクを吐出する。これにより、搬送方向に1/720インチ間隔でドットが形成される。また、各ヘッドの位置が重複していない部分では、1個のドット列(搬送方向に並ぶドットの列)を1個のノズルで形成する。例えば、図3Bに示す最上段のドット列は、第2カラーヘッド312のノズル#177Aで形成されており、最下段のドット列は第1カラーヘッド311のノズル#4Bで形成されている。これにより、ノズル列方向(紙幅方向)に1/360インチ間隔で各ドット列が並ぶことになる。
(重複ノズルのドット形成について)
重複ノズルは、通常ノズルと比べて半分のドットを形成する。例えば、図3Bに示すように、第1カラーヘッド311のノズル#1Aによって、搬送方向に1ドットおき(1/360インチ間隔)にドットを形成する。
また、一方の重複ノズルで形成したドットの間(搬送方向の間)に他方の重複ノズルでドットを形成する。例えば、第2カラーヘッド312のノズル#179Aは、第1カラーヘッド311のノズル#1Aによって搬送方向に1ドットおき(1/360インチ間隔)に形成されたドットの間にドットを形成する。このように、重複する2個のノズルによって、1個のドット列が形成される。言い換えると、重複ノズル2個で、通常の1個のノズルと同じ機能を果たす。
このように、1つのヘッド群によって、紙幅方向に1/360インチ間隔でドットが形成される。
図3Cの左側は、上流側カラーヘッド群31aと下流側カラーヘッド群31bのブラックのノズルの位置関係を示している。なお、ここでは第2カラーヘッド312と第4カラーヘッド314のブラックのノズルの位置関係について説明するが、第1カラーヘッド311と第3カラーヘッド313のブラックも同様である。また、他の色についても同様であり、第2クリアヘッド332と第4クリアヘッド334との位置関係、及び、第1クリアヘッドと第3クリアヘッドの位置関係も同様である。
図に示すように、第2カラーヘッド312(上流側カラーヘッド群31a)のブラックのノズルのノズル列方向の位置と、第4カラーヘッド314(下流側カラーヘッド群31b)のブラックノズルのノズル列方向の位置は、1/4ノズルピッチ分(1/720インチ)だけずれている。
図3Cの右側は、第2カラーヘッド312と第4カラーヘッド314のブラックのドット形成について示している。
図中の白丸は、第2カラーヘッド312のブラックのノズルによって形成されたドットを示している。なお、白丸のドット形成は、図3Bの右側の通りである。
また、図中の黒丸は、第4カラーヘッド314のブラックのノズルによって形成されたドットを示している。図に示すように、第4カラーヘッド314のノズルは、第2カラーヘッド312のノズルによって紙幅方向に1/360インチ間隔で形成されたドットの間にドットを形成する。例えば、第4カラーヘッド314のノズル#1Aは、第2カラーヘッド312のノズル#1Aとノズル#1Bによって形成された2個のドット列の間に、ドット列を形成する。これにより、1/720インチの解像度(720dpi)でブラックのドットを形成可能である。
<仮硬化及び本硬化について>
図4A〜図4Cは、媒体上に着弾したUVインク(ドット)の形状と、UVの照射タイミングの説明図である。なお、図4A、図4B、図4Cの順で照射タイミングが遅くなっている。
ドット形成直後にドットの広がりを止めるようにUVを照射した場合、例えば図4Aのようになる。この場合、滲みを抑制することができるが、ドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなるため光沢が悪化する。
一方、ドットが十分に広がってから初めてUVを照射した場合、例えば図4Cのようになる。この場合、光沢は良好になる。但し、他のインクとの間で滲みが生じやすくなる。
次に、第1実施形態の3段階の硬化(第1仮硬化、第2仮硬化、本硬化)について説明する。
第1仮硬化は、ドット間の滲みを防止するための硬化である。但し、第1仮硬化におけるUVの照射量は少なく、第1仮硬化後もドットは広がり続けている。本実施形態のプリンター1では、第1照射41aによって、上流側カラーヘッド群31aにより形成されたドットを第1仮硬化する。また、第2照射部41bによって、下流側カラーヘッド群31bにより形成されたドットを第1仮硬化する。
第2仮硬化は、インク(ドット)の広がりを止めるための硬化である。本実施形態のプリンター1では、第2仮硬化用照射部42によって、上流側カラーヘッド群31a及び下流側カラーヘッド群31bにより形成されたドット(既に第1仮硬化されたドット)を第2仮硬化する。なお、第2仮硬化時のUVの照射量は、第1仮硬化時のUVの照射量よりも多い。ここで照射量とは、照射量(mJ/cm)とは、照射強度(mW/cm)と照射時間(sec)との積のことである。
なお、照射量を多くするには、照射強度を強くするか照射時間を長くすれば良い。また、照射時間を長くするには、本実施形態の場合、媒体搬送速度は一定とするため、照射部の搬送方向の照射領域の長さを長くすれば良い。また、照射強度を強くするには、照射部からのUVの出力を強くする方法の他にも、照射部と媒体との距離を近くすることでも可能である。
本実施形態では、第1仮硬化後に時間をおいて第2仮硬化を行なうことができるので、ドット間の滲みを抑制しつつ、良好な光沢を得ることができる。
本硬化は、ドットを完全に固化させるための硬化である。本硬化は、各ヘッド及び各照射部よりも搬送方向下流側に設けられている本硬化用照射部44によって行なわれる。なお、本硬化時のUVの照射量は、第2仮硬化時のUVの照射量よりも多い。すなわち、
第1仮硬化の照射量<第2仮硬化の照射量<本硬化の照射量
となっている。
<第1実施形態の印刷動作について>
図5A〜図5Hは、第1実施形態のドット形成の様子の説明図である。
媒体が搬送方向に搬送されることにより、媒体は、まず上流側カラーヘッド群31aの下を通る。このときコントローラー60は上流側カラーヘッド群31aからインクを吐出させる。これにより、図5Aに示すように媒体には、紙幅方向に1/360インチ間隔でドットが形成される。
上流側カラーヘッド群31aによってドットの形成された媒体は、次に第1照射部41aの下を通る。コントローラー60は、図5Bに示すように第1照射部41aからUVを照射させて、上流側カラーヘッド群31aによって形成されたドットを第1仮硬化させる。なお、第1仮硬化によってドット間の滲みは抑制されるが、インクは広がり続けている。
さらに、媒体が搬送方向に搬送され、下流側カラーヘッド群31bの下を通る。コントローラー60は、下流側ヘッド群31bの各ノズルからインクを吐出させる。なお、図5C(及び図3C)に示すように、下流側カラーヘッド群31bは、上流側ヘッド群31aで形成されたドット(ドット列)間に1/360インチ間隔でドット(ドット列)を形成する。よって媒体には、紙幅方向に1/720インチ間隔でドットが形成されることになる。なお、既に第1仮硬化されたドットの間にドットが形成される。よって、図のように隣接するドット同士が接触しても滲みが生じない。
下流側カラーヘッド群31bによってドットの形成された媒体は、次に第2照射部41bの下を通る。コントローラー60は、図5Dに示すように第2照射部41bからUVを照射させて、下流側カラーヘッド群31bによって形成されたドットを第1仮硬化させる。なお、第1仮硬化によってドット間の滲みは抑制されるが、インク(ドット)は広がり続けている。
その後、媒体は第2仮硬化用照射部42の下を通る。コントローラー60は、図5Eに示すように、第2仮硬化用照射部42からUVを照射させて、媒体上のドットを第2仮硬化させる。この第2仮硬化によって、ドットの広がりが止まる。
次に媒体は、クリアインク用ヘッド群33の下を通る。コントローラー60は、図5Fに示すように、クリアインク用ヘッド群33の4つのヘッド(第1クリアヘッド331〜第4クリアヘッド334)からクリアインクを吐出させてカラードット上にクリアドットを形成(クリアインクを塗布)する。
なお、クリアインクは無色透明なので、クリアインク同士が滲んでも画質に影響はない。だからこそ、1度に1/720インチ間隔の解像度でドット形成することができる。また、すでに硬化(第1仮硬化及び第2仮硬化)されたカラードットの上にクリアインクを塗布しているのでカラーインクとクリアインクとの間で滲みは生じない。さらに、硬化されたカラーインクが楔(くさび)のように機能し、クリアインクの凝集が生じにくい。これにより、クリアインクを均一に塗布することができる。また、クリアインクの塗布によって、表面の高低差が小さくなる。よって光沢を良好にすることができる。
そして、クリアインクの塗布された媒体が第3照射部41cの下を通るときに、コントローラー60は、図5Gに示すように、第3照射部41cからUVを照射させる。これにより、カラードット上に塗布されたクリアインクが第1仮硬化される。最後に、図5Hに示すように、媒体が本硬化用照射部44の下を通る際に、コントローラー60は、本硬化用照射部44から本硬化のためのUVを照射させる。これにより、媒体に形成された各ドットは完全に固化される。
<比較例>
図6は比較例の印刷領域周辺の概略構成図である。本実施形態(図2B)と比べると、第1照射部41aが設けられていない。また、図7A〜図7Cは、比較例のドット形成の様子の説明図である。
図7Aでは、第1実施形態(図5)と同様に上流側カラーヘッド群31aによって、紙幅方向に1/360インチ間隔でドットが形成される。
そして、比較例では、図7Bに示すように、図7Aのドット(上流側カラーヘッド群31aにより形成されたドット)を仮硬化させる前に、下流側カラーヘッド群31bによって、ドット間にドットを形成している。このため、インクの滲みが生じることになる。(図中の左右方向に隣接するドット同士でインクの滲みが生じる)
その後、図7Cに示すように、第2照射部41bによって、媒体に形成されたドットの仮硬化(第1仮硬化)を行なう。しかし、既にインクの滲みが生じているので、本実施形態と比べて、画質は向上しない。第1仮硬化以降は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
<第1実施形態の第1変形例>
ドットを形成してから仮硬化までの時間が長いほど、ドットの径が広がる。例えば図2Aの構成では、第1カラーヘッド311により形成されたドットは、第2カラーヘッド312で形成されたドットよりも大きくなる。また、第3カラーヘッド313により形成されたドットは第4カラーヘッド314により形成されたドットよりも大きくなる。この結果、図2Aにおいて、媒体の下側に形成されるドットは、媒体の上側に形成されるドットよりも大きくなる。このため、媒体の下側と上側とで画質が異なってしまう。
図8は、第1実施形態の第1変形例の印刷領域周辺の概略構成図である。図2Aと比べると、第3カラーヘッド313と第4カラーヘッド314の搬送方向の上流下流の位置関係が異なる。
図8の構成では、第1カラーヘッド311により形成されたドットは第2カラーヘッド312により形成されたドットよりも大きくなる。但し、第3カラーヘッド313により形成されたドットは第4カラーヘッド314により形成されたドットよりも小さくなる。これにより、媒体の上側と下側での画質が均質になる。
<第1実施形態の第2変形例>
図3B及び図3Cでは、搬送方向に1/720インチのドット間隔でドットを形成している。このため、紙幅方向に隣接するドット同士のインクの滲みは抑制できても、搬送方向に隣接するドット同士のインクの滲みは抑制できていない。
この第2変形例では、ヘッドの構成やノズルの配置は変更せず、ドットの配置を変更している。
図9は、第1実施形態の第2変形例のドット配置を示す図である。図中の白丸は、上流側カラーヘッド群31aのノズルにより形成されたドットを示し、図中の黒丸は、下流側カラーヘッド群31bのノズルにより形成されたドットを示している。この第2変形例では、搬送方向のドット間隔を1/360にする。こうすることにより、搬送方向に隣接するドット同士のインクの滲みを抑制できる。
また、第2変形例では、図9に示すように、上流側カラーヘッド群31aのノズルにより形成されたドット(白丸)に対し、下流側カラーヘッド群31bのノズルにより形成されたドット(黒丸)の搬送方向の位置を1/720インチずらす。これにより、搬送方向にドット間隔を広げたことによる隙間を目立たなくすることができる。
また、第2実施形態では、印刷時の搬送速度を速くすれば、各ドットが搬送方向に長くなり、搬送方向にドット間隔を広げたことによる隙間を目立たなくすることができる。
===第2実施形態===
第1実施形態では、各カラーヘッドにCMYKの4色のノズル列が設けられている。このため、上流側カラーヘッド群31aによるドット形成では、先ず第1カラーヘッド311によって媒体の下側(図2Aの下側)にCMYKの各色の360dpiの画像が形成された後、第2カラーヘッド312によって媒体の上側にCMYKの各色の360dpiの画像が形成される。例えば、ブラックに注目すると、第1カラーヘッド311によって媒体の下側にドットが形成されてから、第2カラーヘッド312によって媒体の上側にドットが形成されるまでに時間差が生じる。なぜなら、第1カラーヘッド311によって媒体の下側にドットが形成されてから、第2カラーヘッド312によって媒体の上側にドットが形成されるまでの間に、他の色のドットが形成されるからである。この時間差の影響で、媒体の下側と上側のドットの大きさが異なってしまい、これにより媒体の下側と上側で画質が異なってしまう。なお、この問題は、ドット形成後もドットが広がり続けるUVインク特有の問題である。
そこで、第2実施形態では、上流側ヘッド群によるドット形成の際に、ブラックの第1ヘッドが媒体の下側にドットを形成した後に、他の色のドットを形成する前に、ブラックの第2ヘッドが媒体の上側にドットを形成する。
図10は、第2実施形態の印刷領域周辺の概略構成図である。なお、図10において、図2Aと同一構成の部分には同一符号を付し、説明を省略する。第2実施形態のヘッドユニット30は、上流側カラーヘッド群31a´と下流側カラーヘッド群31b´を有している。
上流側カラーヘッド群31a´は、画像印刷のためカラーインクをする。また、上流側カラーヘッド群31a´は、紙幅方向に360dpiでドットを形成する。
上流側カラーヘッド群31a´には、カラーインクの4色(CMYK)の各色のヘッド群が設けられている。
例えばブラックのヘッド群であるブラックヘッド群として、第1ヘッドK1と第2ヘッドK2の2つのヘッドを有している。この第1ヘッドK1と第2ヘッドK2の位置関係は、図3Bと同様である。他の色のヘッド群についても同様の構成である。
また、ブラック(K)のヘッド群の搬送方向下流側に、C、M、Yの各ヘッド群が順に並んでいる。
下流側カラーヘッド群31b´も、上流側カラーヘッド群31a´とほぼ同様の構成である。但し、下流側カラーヘッド群31b´は、上流側カラーヘッド群に対して1/720インチずれている(図3Cと同様の関係である)。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、既に仮硬化されたドット(上流側カラーヘッド群31a´で形成されたドット)の間に、下流側カラーヘッド群31b´がドットを形成する。よって、紙幅方向に隣接するドット同士においてインクが滲みにくい。
また、第2実施形態では、第1実施形態と比較して、第1カラーヘッド311によって媒体の下側にドットが形成されてから、第2カラーヘッド312によって媒体の上側にドットが形成されるまでの時間差を縮小できる。これより、媒体の上側と下側とにおいて各色のドットの大きさを均一にでき、画質を向上させることができる。
===第3実施形態===
前述した実施形態では、液体吐出装置としてラインプリンターが用いられていたが、第3実施形態では、媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、ヘッドを搬送方向と交差する方向に移動させつつインクを吐出してドットを形成するドット形成動作を繰り返し行なうことにより媒体に画像を印刷するプリンター(いわゆるシリアルプリンター)を用いている。
図11は、第3実施形態のプリンター(シリアルプリンター)の斜視図である。
キャリッジ11は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモータ(不図示)によって駆動される。また、キャリッジ11は、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッド35は、UVインクを吐出する複数のノズルを有しており、キャリッジ11に設けられている。このため、キャリッジ11が移動方向に移動すると、ヘッド35も移動方向に移動する。そして、ヘッド35が移動方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が媒体に形成される。
仮硬化用照射部46a、46bは、媒体に形成されたドットを硬化させるものであり、ヘッド35を挟むようにして、キャリッジ11の移動方向の両端側にそれぞれ設けられている。よって、キャリッジ11が移動方向に移動すると、仮硬化用照射部46a、46bも移動方向に移動し、媒体に向けてUVを照射する。
図12は、第3実施形態のヘッド35の構成の一例の説明図である。ヘッド35の下面には、図12に示すように、カラーインク用のノズル列(ブラックインクノズル群K、シアンインクノズル列C、マゼンダインクノズル列M、イエローインクノズル列Y)が形成されている。各ノズル列は、各色のUVインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(図12では180個)備えている。各ノズル列のノズルは、1/720インチの間隔で搬送方向に並んでいる。
各ノズル列のノズルには、搬送方向下流側のノズルほど若い番号が付されている。各ノズルには、各ノズルからUVインクを吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。このピエゾ素子を駆動信号によって駆動させることにより、前記各ノズルから滴状のUVインクが吐出される。吐出されたUVインクは、媒体に着弾してドットを形成する。
<第3実施形態の印刷動作について>
第3実施形態のプリンターでは、移動方向に移動中のヘッド35のノズルからUVインクを吐出してドットを形成するドット形成動作と、媒体を搬送方向に搬送する搬送動作とを繰り返しを交互に繰り返し、複数のドットから構成される画像を紙に印刷する。なお、以下、ドット形成動作のことを「パス」と呼ぶ。また、n回目のパスのことをパスnと呼ぶ。
図13A及び図13Bは第3実施形態におけるドット形成動作の説明図である。
図13Aは、最初のドット形成動作(パス1)の説明図である。すなわち往路のパスを示している。なお、同図では説明の簡略化のためヘッド35の4つのノズル列のうちの一つ(例えばブラックインクノズル群K)を示している。また、説明の簡略化のため、ノズル数を8個にしている。
図中の白丸で示されたノズルは、インク吐出不可のノズルであり、図中の黒丸で示されたノズルは、インク吐出可能なノズルである。
パス1では、図13Aで示すように、1/720インチ間隔のノズルのうち、奇数番号のノズルだけを使用する(1個おきに使用する)ことによって、1/360インチ間隔のドット列を形成する。また、ドット形成動作時に、キャリッジ11の横に取り付けられた仮硬化用照射部46aによって、仮硬化を行なう。
また、図13Bは、次のドット形成動作(パス2)の説明図である。すなわち復路のドット形成動作を示している。本実施形態では、媒体を搬送せずに次(復路)のドット形成動作を行う。
パス2では、偶数番号のノズルだけを使用することによって1/360インチ間隔のドット列を形成する。このように、往路と復路において、使用するノズルを変更している。これにより、パス1で形成された1/360インチ間隔のドット列の間に、ドット列を形成する。この第3実施形態においても、既に仮硬化されたドットの間にドットが形成される。これにより、搬送方向に隣接するドット間でインクが滲みにくい。また、パス2では、パス1と移動方向が逆になるので、パス1とは別の仮硬化用照射部46bによって仮硬化を行なう。
その後、媒体を搬送方向に搬送する。
以下、媒体の搬送と、図13A(往路)及び図13B(復路)のドット形成動作とを繰り返す。
このように、第3実施形態では、往路のパスでドット形成及び仮硬化されたドットの間に、復路のパスでドットが形成されている。よって、ドット間のインクの滲みを抑制できる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、液体吐出装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
<UVインクについて>
前述の実施形態は、紫外線(UV)の照射を受けることによって硬化するインク(UVインク)をノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、UV光で硬化するインクには限られず、可視光によって硬化するインクでも良い。この場合、各照射部は、インクが硬化する波長の可視光(電磁波)を照射する。
<クリアインクについて1>
前述した実施形態では、画像以外のドットを形成するのに無色透明のクリアインクを用いていたが、クリアインクに限られない。例えば、媒体の表面に光沢性をもたせる半透明な加工液であっても良い。また、加工するのは光沢でなくても良い。媒体の表面の質感を調整するような加工液であっても良い。
<クリアインクについて2>
前述した実施形態では、カラードット形成後にクリアインクを塗布しているが、クリアインクを塗布しなくても良い。この場合、第3照射部41Cによる照射もしなくても良い。
<クリアインクについて3>
クリアインクの代わりに、白インク(ホワイトインク)のように、画像の背景を形成するための背景用インクを吐出してもよい。この場合、カラーインクによって画像が形成される領域以外に白インクでドットを形成する。
白インクも、クリアインクと同様に、白インク同士で滲んでも画質に影響はない。白インクを用いる場合、白インクのノズルの配置は、前述のクリアインクと同じ配置でよい。
なお、背景用インクは理路インクには限られない。例えば、媒体がクリーム色であれば、媒体と同じクリーム色のインクを背景用インクとしても良い。
<ノズルについて>
前述の実施形態では、各ヘッドの各色に対して2個のノズル列(A列、B列)が設けられており、この2個のノズル列によって紙幅方向に1/360インチ間隔で複数のノズルが並ぶノズル列が構成されている。言い換えると、ノズルが千鳥列状に配置されることによって、紙幅方向に1/360インチ間隔で複数のノズルが並ぶノズル列が構成されている。但し、ノズル列の構成はこれに限られるものではない。
例えば、単に一直線上にノズルが配置されることによって、ノズル列が構成されていても良い。
<第2仮硬化について>
前述した実施形態では、第2仮硬化用照射部42による第2仮硬化を行なっていたが、第2仮硬化用照射部42による第2仮硬化を行なわなくても良い。
また、その場合に、第1仮硬化用照射部41の第2照射部41bの照射量を、第1照射部41aの照射量よりも多くして、第1仮硬化用照射部41の第2照射部41bで第2仮硬化(インクの滲み防止、ドットの広がりを止める)と同レベルの硬化まで硬化させても良い。その場合、上流側カラーヘッド群31aによってドット形成されたドットは、第1仮硬化用照射部41の第2照射部41bの照射によって第2仮硬化させて第2仮硬化と同レベルの硬化まで硬化させ、一方、下流側カラーヘッド群31bによってドット形成されたドットは、第1仮硬化用照射部41の第2照射部41bの1回の照射によって、第2仮硬化と同レベルの硬化まで硬化させると良い。この場合、上流側カラーヘッド群31aによってドット形成されたドットと、下流側カラーヘッド群31bによってドット形成されたドットは、ドットが形成されてから第2仮硬化と同レベルの硬化まで硬化されるまでの時間が異なるため、媒体上のドット面積の大きさが異なることとなる。
つまり、上流側カラーヘッド群31aによってドット形成されたドット面積のより大きなドットの間を、下流側カラーヘッド群31bによってドット形成されたドット面積のより小さなドットで埋めていくことになる。しかし、実際のドット1個の大きさは微小なものである為、媒体上の画像として見た場合、上流側カラーヘッド群31aによってドット形成されたドットと、下流側カラーヘッド群31bによってドット形成されたドットの大きさの違いが目立つことは無く、媒体上をお互いに接触すること無くドットで埋めることが可能である。
さらに、第1仮硬化用照射部41の第2照射部41bの照射量を、第1照射部41aの照射量より多くする場合に、第2仮硬化用照射部42による照射も行ない、第2仮硬化用照射部42の照射によって、第2仮硬化と同レベルの硬化まで硬化させても良い。
1 プリンター、11 キャリッジ
20 搬送ユニット、23A 上流側搬送ローラ、23B 下流側搬送ローラ、24 ベルト、30 ヘッドユニット、31a 上流側カラーヘッド群、31b 下流側カラーヘッド群、33 クリアインク用ヘッド群、40 照射ユニット、41 第1仮硬化用照射部、41a 第1照射部、41b 第2照射部、41c 第3照射部、42 第2仮硬化用照射部、44 本硬化用照射部、50 検出器群、60 コントローラー、61 インターフェイス部、62 CPU、63 メモリー、64 ユニット制御回路、110 コンピューター、311 第1カラーヘッド、312 第2カラーヘッド、313 第3カラーヘッド、314 第4カラーヘッド、331 第1クリアヘッド、332 第2クリアヘッド、333 第3クリアヘッド、334 第4クリアヘッド

Claims (4)

  1. 媒体の搬送方向と交差する方向である前記媒体の幅方向に第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第1ノズル列を備えた第1ヘッドと、前記第1ヘッドよりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第2ノズル列を備えた第2ヘッドと、を備えた第1ヘッド群と、
    前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第3ノズル列を備えた第3ヘッドと、前記第3ヘッドよりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で並ぶ複数のノズルを有する第4ノズル列を備えた第4ヘッドと、を備えた第2ヘッド群と、を有し、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは、前記媒体の幅方向において一部が重複しており、前記第3ノズル列と前記第4ノズル列とは、前記媒体の幅方向において一部が重複しており、
    電磁波を照射すると硬化する第1液体を前記第1ヘッド群から前記媒体に吐出することによって、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で第1ドットを前記媒体に形成する第1工程と、
    前記媒体に形成された前記第1ドットに電磁波を照射する第2工程と、
    前記第1液体を前記第2ヘッド群から前記媒体に吐出することによって、前記電磁波が照射された前記第1ドットの間に位置するように前記媒体の幅方向に前記第1の間隔で第2ドットを前記媒体に形成する第3工程と、
    前記媒体に形成された前記第2ドットに電磁波を照射する第4工程と
    を有し、
    前記第1工程の際に、前記媒体の第1領域に前記第1ノズル列を用いて前記第1ドットの一部が形成された後に、前記第1領域とは異なる第2領域に前記第2ノズル列を用いて前記第1ドットの一部が形成され、
    前記第3工程の際に、前記媒体の前記第2領域に前記第3ノズル列を用いて前記第2ドットの一部が形成された後に、前記第4ノズル列を用いて前記第1領域に前記第2ドットの一部が形成される、
    ことを特徴とする液体吐出方法。
  2. 請求項に記載の液体吐出方法であって、
    前記第1液体は有色の液体であり
    前記第4工程の後、
    前記電磁波を照射すると硬化する無色の第2液体を前記媒体に吐出することによって、前記媒体の幅方向に前記第1の間隔よりも短い第2の間隔で第3ドットを前記媒体に形成する工程と、
    前記媒体に形成された前記第3ドットに電磁波を照射する工程と、
    を更に有する、液体吐出方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体吐出方法であって、
    前記第2工程における電磁波の照射量よりも、前記第4工程における電磁波の照射量の方が大きい、液体吐出方法。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出方法であって、
    前記第4工程の後に、更に電磁波の照射を行ない前記媒体に形成された前記第1ドット及び前記第2ドットを仮硬化させ、その後、更に電磁波の照射を行ない前記媒体に形成された前記第1ドット及び前記第2ドットを本硬化させる、液体吐出方法。
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