JP5298735B2 - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents
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Description
また、第2の露光光源の発光を停止させない場合と比較して第2の露光光源の発光により生じる画像欠陥を減少させることができる。
また、感光体の回転を制御しない場合と比較して、第2の露光光源の発光により生じる画像欠陥を減少させることができる。
図1に示す画像形成システム1は、通信網10、画像形成装置100、並びに端末装置191及び192で構成される。本実施例において、画像形成装置100は、2個の端末装置191及び192に通信網10を介して接続されるとして説明するが、これに限定される訳ではない。例えば、画像形成装置100は、単一の又は3個以上の端末装置に直接的に接続する実施例を採用できる。
また、画像形成装置100は、予め定めた色のトナーを吸着する感光体(以下単に、第1の感光体という)を露光する露光光源(以下単に、第1の露光光源という)と、他の色のトナーを吸着する感光体(以下単に、第2の感光体という)を露光する露光光源(以下単に、第2の露光光源という)との画像形成処理の実行により生じる温度差を縮小させる温度差縮小処理を実行する。尚、本実施例において、予め定めた色は、黒色をいうとして説明するが、これに限定される訳ではない。予め定めた色のトナーは、例えば、赤色(Red)又はコーポレートカラーのトナー、又は不可視トナーである構成を採用できる。
画像形成装置100は、通信部110、入力部120、表示部130、形成部140、検出部150、記憶部160、及び制御部170で構成される。
通信部110は、例えば、LANカード等のネットワーク・アダプタで構成される。通信部110は、通信網10及び制御部170に接続する。通信部110は、通信処理を実行することで、通信網10を介して接続する端末装置191又は192との間で下記各種の情報を通信する。具体的には、通信部110は、端末装置191又は192が送信した画像情報を受信すると共に、受信した画像情報を制御部170へ出力する。
形成部140は、駆動部141及びエンジン145で構成される。
駆動部141は、ハードウェア回路で構成される。駆動部141は、制御部170及びエンジン145に接続する。駆動部141は、制御部170に制御されて、エンジン145を駆動させる。
図4に示すエンジン145は、転写ベルト142、Kエンジン145K、Cエンジン145C、Mエンジン145M、及びYエンジン145Yで構成される。転写ベルト142については後述する。Kエンジン145KからYエンジン145Yは、露光光源146Kから146Y、帯電器147Kから147Y、感光体148Kから148Y、及び現像器149Kから149Yで構成される。
帯電器147Kは、図示を省略するが制御部170に接続している。帯電器147Kは、制御部170に制御されて、例えば、コロトロン方式又は帯電ロール方式を用いて、感光体148Kをほぼ一様に帯電させる。
尚、露光光源146Cから146Y、帯電器147Cから147Y、感光体148Cから148Y、及び現像器149Cから149Yの構成は、露光光源146K、帯電器147K、感光体148K、及び現像器149Kの構成と同様であるので説明を省略する。但し、現像器149C、現像器149M、及び現像器149Yは、それぞれシアン、マゼンダ、及びイエローの色のトナーを感光体148C、148M、及び148Yに吸着させる。
転写ベルト142は、感光体148Kから148Yが吸着した各色のトナーを転写される。次に、転写ベルト142は、転写された各色のトナーを印刷媒体に転写する。尚、その後、エンジン145は、印刷媒体に対して熱と圧力を加えて転写したトナーを印刷媒体に定着する。
図5に示す露光光源146Yは、展開部146aY、発光信号発生器146bY、駆動信号発生器146cY、及びLEDアレイ146dYで構成される。
展開部146aYは、ハードウェア回路で構成される。展開部146aYは、駆動部141及び発光信号発生器146bYに接続する。展開部146aYは、駆動部141が出力する画像情報(画像データ)を展開する。次に、駆動部141が送信する画像同期信号(Lsync)に従って、展開した画像情報が表す画像の1行分の画像情報を発光信号発生器146bYへ出力する。尚、画像同期信号は、各エンジン145Kから145Yが同期を取って画像を形成するために用いる信号をいう。
駆動信号発生器146cYは、駆動部141とLEDアレイ146dYに接続する。駆動信号発生器146cYは、駆動部141が出力する信号及び情報に基づいて、LEDアレイ146dYを駆動させる信号を出力する。
図6に示す駆動信号発生器146cYは、発生部146eY及び温度差制御部146hYで構成される。
発生部146eYは、駆動部141及びLEDアレイ146dYに接続する。発生部146eYは、駆動部141から画像同期信号(Lsync)を受信すると、LEDアレイ146dYを点灯可能な状態にする転送信号CK1及びCK2をLEDアレイ146dYへ送信する。
LEDアレイ146dYは、発光信号発生器146bY及び駆動信号発生器146cYに接続する。LEDアレイ146dYは、例えば、図5(b)に示すように、感光体148Yの軸線と略並行となる線状にLEDチップCHIP1から60を配置して構成される。LEDチップCHIP1から60は、例えば、サイリスタ等のスイッチ素子及びLED等の発光素子で構成される。
サイリスタは、駆動信号発生器146cYが送信する転送信号CK1及びCK2に従って、発光素子の発光順序を制御する。
発光素子は、サイリスタに制御された順序で、発光信号発生器146bYが送信する点灯信号φIに従って点灯して感光体148Yを露光する光を発光する。
ここで例えば、黒色のトナーを用いて画像を形成すると、黒色のトナーを吸着する感光体148Kを露光する露光光源146Kが発熱する。一方で、他の露光光源146Cから146Yが感光体148Cから148Yへ光を発光しない場合には、露光光源146Kと他の露光光源146Cから146Yとの温度差が増加する。ここで、温度差が増加すると、露光光源146Kの発熱による感光体148Kの露光位置の変化量と、他の露光光源146Cから146Yの発熱による感光体148Cから148Yの露光位置の変化量との差が増加する。よって、この感光体148Kから148Yが露光される露光位置の差が、感光体148Kから148Yの吸着するトナーを転写して形成される画像に、例えば、レジズレ等の欠陥を生じさせる一因となる。
検出部150は、例えば、電気式温度計等の温度センサで構成される。検出部150は、露光光源146Kから146Yの発光により上昇する画像形成装置100内部の温度を露光光源の温度として検出する。また、検出部150は検出した検出値を制御部170へ出力する。
図7(a)に示す表は、SNRフィールド、Kフィールド、Cフィールド、Mフィールド、及びYフィールドを有する。SNRフィールドは、予め検出部150を用いて測定した検出値を保存する。Kフィールドは、計測した検出値が同一行のSNRフィールドの保存する値である場合に測定したKエンジン145Kを構成する露光光源146Kの温度を保存する。同様に、Cフィールド、Mフィールド、及びYフィールドは、計測したCエンジン145C、Mエンジン145M、及びYエンジン145Yを構成する露光光源146C、146M、及び146Yの温度を保存する。
図7(b)の表は、図7(a)に示す表の同一行に保存された検出値と関連付けた基準エンジン145Kを構成する露光光源146Kの温度と、他のエンジン145Cから145Yを構成する露光光源146Cから146Yの温度との差を保存する。具体的には、図7(b)の表が有するK−Cフィールド、K−Mフィールド、及びK−Yフィールドは、基準エンジンであるKエンジン145Kの露光光源146KとCエンジン145Cの露光光源146C、Mエンジン145Mの露光光源146M、及びYエンジン145Yの露光光源146Yとの温度差を表す温度差情報を保存する。
制御部170は、通信部110、入力部120、表示部130、形成部140、検出部150、及び記憶部160に接続する。制御部170は、画像形成装置100がソフトウェア処理である制御処理を実行することで実現される。制御部170は、通信部110及び入力部120が入力する上記命令に従って、制御部170に接続する各部を制御する。
制御部170は、駆動制御部171、取得部172、及び算出部173で構成される。駆動制御部171は、実行部101が駆動制御処理を実行することで実現される。駆動制御部171は、通信部110及び駆動部141に接続する。駆動制御部171は、通信部110から取得した画像情報が表す画像を形成するよう形成部140を構成する駆動部141の駆動を制御する。
算出部173は、実行部101が算出処理を実行することで実現される。算出部173は、取得部172から取得した温度情報が表す温度に基づいて、予め定めた色のトナーを吸着する感光体148Kへ光を発する露光光源146Kと、他の露光光源146Cから146Yとの温度差を算出する。具体的には、算出部173は、検出値を表す温度情報に関連付けて記憶部160が記憶したKエンジン145K、Cエンジン145C、Mエンジン145M、及びYエンジン145Yの温度を検索する。次に、算出部173は、検索したKエンジン145K(基準エンジン)を構成する露光光源146Kの温度と、検索したCエンジン145C、Mエンジン145M、及びYエンジン145Yを構成する露光光源146C、146M、及び146Yとの温度との差を算出する。その後、算出部173は、算出した温度差を表す温度差情報を駆動部141へ出力する。
図10(a)は、画像形成装置100が検索して取得したKエンジン145K、Cエンジン145C、Mエンジン145M、及びYエンジン145Yの温度の遷移を表す図である。
また、図10(b)は、画像形成装置100が取得した温度に基づいて算出した基準エンジンであるKエンジン145KとCエンジン145Cとの温度差(K−Cと図示する)、Kエンジン145KとMエンジン145Mとの温度差(K−Mと図示する)、及びKエンジン145KとYエンジン145Yとの温度差(K−Yと図示する)を表す図である。
ここで、画像形成装置100は、Kエンジン145KとYエンジン145Yとの温度差が予め定めた閾値Aを超えるT1からT2の時間区間において、第2制御処理を実行することで、Yエンジン145Yの露光光源146Yを発光により発熱するよう制御する。
その後、時刻T2以降の時間区間において、Kエンジン145Kと発熱したYエンジン145Yとの温度差は、予め定めた閾値を下回る。よって、画像形成装置100は、第1制御処理を実行することで、Yエンジン145Yの露光光源146Yの発光を停止するよう制御する。
画像形成装置100は、検出部150から露光光源の温度を取得する(ステップS01)。次に、画像形成装置100は、取得した温度に基づいて、Kエンジン145Kの露光光源146Kと、他のエンジン145Cから145Yの露光光源146Cから146Yとの温度差を算出する(ステップS02)。その後、画像形成装置100は、算出した温度差が閾値A以上であるか否かを判断する(ステップS03)。画像形成装置100は、温度差が閾値A以上であると判断する場合にはステップS04の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS01に戻り上記処理を繰り返す。
端末装置191及び192は、例えば、パーソナルコンピュータで構成される。端末装置191及び192は、通信網10に接続する。端末装置191及び192は、端末装置191及び192の使用者(ユーザ)に操作されて、上記各種の命令、指示、及び画像情報を含む情報を、通信網10を介して接続する画像形成装置100へ送信する。
第2の実施例においては、Cエンジン、Mエンジン、Yエンジン、及びKエンジンのそれぞれの温度を検出する検出部を備える画像形成装置の実施形態について説明する。
本実施例に係る画像形成システムは、実施例1と同様に、不図示の通信網20、画像形成装置200、端末装置291及び292で構成される。
画像形成装置200は、実施例1と異なり、不図示の通信部210、入力部220、表示部230、形成部240、記憶部260、及び制御部270で構成され、検出部150に相当する部は形成部240を構成する。また、記憶部260及び制御部270は、実施例1と同様に、実行部201から入出力回路205を用いたソフトウェア処理等により実現される。
形成部240は、実施例1と同様に、後述する図12の駆動部241及びエンジン245で構成される。
図12に示すエンジン245は、実施例1と同様に、Kエンジン245K、Cエンジン245C、Mエンジン245M、及びYエンジン245Yで構成される。Kエンジン245K、Cエンジン245C、Mエンジン245M、及びYエンジン245Yは、実施例1と異なり、露光光源246Kから246Y、帯電器247Kから247K、感光体248Kから248Y、及び現像器249Kから249Yのみならず、検出部250Kから250Yで構成される。
先ず、画像形成装置200は、検出部250Kから250Yから、Kエンジン245K、Cエンジン245C、Mエンジン245M、及びYエンジン245Yを構成する露光光源246Cから246Yの温度を取得する(ステップS11)。次に、画像形成装置200は、取得した温度に基づいてKエンジン245Kと他のエンジン245Cから245Yとの温度差を算出する(ステップS12)。その後、画像形成装置200は、ステップS13からS15の処理を実行する(ステップS13からS15)。ステップS13からS15の処理は、実施例1におけるステップS03からS05の処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS15を実行した後に、画像形成装置200は、検出部250Kないし250Yから、点灯させた露光光源246Kから246Yの温度を取得する(ステップS16)。その後、画像形成装置200は、ステップS12に戻り上記処理を繰り返す。
第3の実施例においては、露光光源が発光した光量に基づいて、予め定めた色のトナーを吸着する感光体へ光を発する露光光源と、他の露光光源との温度差を算出する画像形成装置の実施形態について説明する。
画像形成装置300は、実施例1と異なり、通信部310、入力部320、表示部330、形成部340、記憶部360、及び制御部370で構成され、検出部150に相当する部を有しない。また、記憶部360及び制御部370は、実施例1と同様に、実行部301から入出力回路305を用いたソフトウェア処理等により実現される。
エンジン345は、実施例1と同様に、不図示のKエンジン345KからYエンジン345Yで構成される。Kエンジン345KからYエンジン345Yは、実施例1と同様に、不図示の露光光源346Kから346Y及び感光体348Kから348Y等で構成される。
露光光源346Yは、実施例1と同様に、駆動部341によって駆動させられる。露光光源346Kから346Yは駆動により発光すると、一例として、発光したことを表す発光信号を駆動部341へ出力する。尚、露光光源346Kから346Yは、実施例1と同様に、不図示の展開部346aY、発光信号発生器346bY、駆動信号発生器346cY、及びLEDアレイ346dYで構成される。駆動信号発生器346cKから346cYも、実施例1と同様に、不図示の発生部346eKから346eY、第1制御部346fKから346fY、第2制御部346gKから346gY、温度差制御部346hKから346hYで構成される。
駆動部341は、実施例1と同様に、エンジン345の駆動を制御する。駆動部341は、一例として、制御したエンジン345を構成する露光光源346Kないし346Yから取得する発光信号を制御部370へ出力する。
更に、記憶部360は、発光光量と、露光光源346Kから346Yの発光光量に基づいて定まる露光光源346Kから346Yの温度とを関連付けて記憶する。具体例としては、記憶部360は、発光時間と、露光光源346Kから346Yがその発光時間に渡って発光した場合に検出された露光光源346Kから346Yの温度とを関連付けて保存する。
図14(a)に示す表は、時間フィールド、Kフィールド、Cフィールド、Mフィールド、及びYフィールドを有する。時間フィールドは、露光光源346Kから346Yの発光時間を保存する。KフィールドからYフィールドは、露光光源346Kから346Yの発光時間が同一行の時間フィールドに保存する値である場合に測定したKエンジン145KからYフィールドを構成する露光光源346Yの予め計測した温度又は論理等により予測される温度を保存する。
尚、図14(b)に示すように、記憶部360は、発光時間と、基準エンジンを構成する露光光源346Kとの温度差を記憶する構成を採用できる。尚、図14(b)の表は、図7(b)に示す表と同様であるため詳細な説明を省略する。
駆動制御部371は、実施例1と同様に、通信部310から取得した画像情報が表す画像を形成するよう形成部340を駆動する。また、駆動制御部371は、一例として、制御した駆動部341から発光信号を取得すると共に、取得した発光信号に基づいて駆動させた露光光源346Kから346Yの発光光量を算出する。その後、駆動制御部371は、算出した発光光量を記憶部360に保存する。
先ず、画像形成装置300は、記憶部360から、Kエンジン345K、Cエンジン345C、Mエンジン345M、及びYエンジン345Yを構成する露光光源346Cから346Yの発光光量を取得する(ステップS21)。次に、画像形成装置300は、取得した光量に基づいてKエンジン345KからYエンジン345Yの温度を算出する(ステップS22)。その後、画像形成装置300は、ステップS23からS26の処理を実行する(ステップS23からS26)。ステップS23からS26の処理は、実施例2におけるステップS12からS15の処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS26を実行した後に、画像形成装置300は、点灯した露光光源346Kから346Yの発光光量を算出すると共に、記憶部360へ保存する(ステップS27)。次に、画像形成装置300は、発光光量に基づいて点灯させた露光光源346Kから346Yの温度を算出する(ステップS28)。その後、画像形成装置300は、ステップS23に戻り上記処理を繰り返す。
第4の実施例においては、予め定めた色とは異なる色のトナーを吸着する感光体へ光を発する露光光源が微弱点灯して発光した時間に基づいて、微弱点灯する露光光源が露光する感光体を回転させる画像形成装置の実施形態について説明する。
本実施例に係る画像形成システムは、実施例1と同様に、不図示の通信網40、画像形成装置400、端末装置491及び492で構成される。
画像形成装置400は、実施例1と異なり、通信部410、入力部420、表示部430、形成部440、記憶部460、及び制御部470で構成され、検出部150に相当する部を有しない。また、記憶部460及び制御部470は、実施例1と同様に、実行部401から入出力回路405を用いたソフトウェア処理等により実現される。
エンジン445は、実施例1と同様に、不図示のKエンジン445KからYエンジン445Yで構成される。Kエンジン445KからYエンジン445Yは、実施例1と同様に、不図示の露光光源446Kから446Y及び感光体448Kから448Y等で構成される。
感光体448Kから448Yの回転は、制御部470によって制御される。
露光光源446Kから446Yは、実施例1と同様に、不図示の展開部446aKから446aY、発光信号発生器446bKから446bY、駆動信号発生器446cKから446cY、及びLEDアレイ446dKから446dYで構成される。ここで、駆動信号発生器446cKから446cYは、実施例1と異なり、不図示の発生部446eKから446eYで構成され、第1制御部146fKから146fY及び第2制御部146gKから146gYに相当する部を有しない。
駆動部441は、実施例1と同様に、制御部470に制御されてエンジン445の駆動を制御する。駆動部441は、エンジン445を構成するK,C、M、及びYエンジン445K、445C、445M、及び445Yを構成する感光体448K、448C、448M、及び448Yを駆動させて回転させる。
ここで図16を参照して、制御部470の構成について説明する。図16は、実施例4における制御部470の一構成例を表す図である。
図16に示す制御部470は、実施例1と異なり、駆動制御部471及び算出部473で構成され、取得部172に相当する部を有さず、更に第1制御部475及び第2制御部476を有する。
駆動制御部471は、実施例1と同様に、通信部410から取得した画像情報が表す画像を形成するよう形成部440を駆動する。また、駆動制御部471は、一例として、白黒モードで画像を形成するよう形成部440を制御すると共に、形成部440が白黒モードで画像を形成した時間を、露光光源446Kが発光した時間として記憶部460に保存する。
尚、第2制御部476は、他の露光光源446Cから446Yが露光していた位置とは異なる位置を露光するように、感光体448Cから448Yの回転を制御する。また、感光体448Cから448Yの回転の好適な回転量は、感光体448Cから448Yの回転による製品寿命の短縮を勘案した上で、実験により当業者が定めることができる。つまり、より好適な値は、設計された露光光源及び感光体毎に異なる。よって、設計された露光光源及び感光体と露光光源が備えられた画像形成装置とを用いた実験により好適な値を定めることが望ましい。
先ず、画像形成装置400は、C、M、及びYエンジン445C、445M、及び445Yを構成する露光光源446C、446M、及び446Yの累積発光時間を表す変数に値「0」を代入してリセットする(ステップS31)。次に、画像形成装置400は、白黒モードで、例えば、印刷等の画像形成を行うか否かを判断する(ステップS32)。具体的には、画像形成装置400は、通信網40を介して取得した端末装置491又は492の指示、又は入力部420が入力した命令に基づいて白黒モードであるか否かを判断する。画像形成装置400は、白黒モードであると判断する場合にはステップS33の処理を、そうでない場合にはステップS32に戻り上記処理を繰り返す。
第5の実施例においては、予め定めた色を用いて画像を形成した回数に基づいて、微弱点灯する露光光源が露光する感光体を回転させる画像形成装置の実施形態について説明する。
本実施例に係る画像形成システムは、実施例4と同様に、不図示の通信網50、画像形成装置500、端末装置591及び592で構成される。
画像形成装置500は、実施例4と同様に、不図示の通信部510、入力部520、表示部530、形成部540、記憶部560、及び制御部570で構成される。また、記憶部560及び制御部570は、実施例4と同様に、不図示の実行部501から入出力回路505を用いたソフトウェア処理等により実現される。
形成部540は、実施例4と同様に、不図示の駆動部541及びエンジン545で構成される。
エンジン545は、実施例4と同様に、不図示のKエンジン545KからYエンジン545Yで構成される。Kエンジン545KからYエンジン545Yは、実施例4と同様に、不図示の露光光源546Kから546Y及び感光体548Kから548Y等で構成される。
駆動制御部571は、実施例4と同様に、通信部510から取得した画像情報が表す画像を形成するよう形成部540を駆動する。また、駆動制御部571は、一例として、白黒モードで画像を形成するよう形成部540を制御すると共に、形成部540が白黒モードで画像を形成した回数を記憶部560に保存する。
算出部573は、記憶部560が記憶した白黒モードで画像を形成した回数を取得すると共に、取得した回数の累積値(以下単に、累積回数という)を算出する。次に、算出部573は、算出した累積回数を第2制御部576へ出力する。
尚、第2制御部576は、実施例4と同様に、他の露光光源546Cから546Yが露光していた位置とは異なる位置を露光するように、感光体548Cから548Yの回転を制御する。また、感光体448Cから448Yの回転の好適な回転量は、感光体448Cから448Yの回転による製品寿命の短縮を勘案した上で、実験により当業者が定めることができる。つまり、より好適な値は、設計された露光光源及び感光体毎に異なる。よって、設計された露光光源及び感光体と露光光源が備えられた画像形成装置とを用いた実験により好適な値を定めることが望ましい。
先ず、画像形成装置500は、白黒モードで画像を形成した回数を表す変数(以下、PVカウンタという)に値「0」を代入してリセットする(ステップS41)。次に、画像形成装置500は、ステップS42及びS43の処理を実行する(ステップS42及びS43)。ステップS42及びS43の処理は、実施例4のステップS32及びS33の処理と同様であるので説明を省略する。
また、画像形成装置100から500が実行するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
更に、画像形成装置100から500がソフトウェア処理を実行することで実現する機能の一部又は全部は、ハードウェア回路を用いて実現できる。逆に、画像形成装置100から500がハードウェア回路を用いて実現する機能の一部又は全部は、ソフトウェア処理を実行することで実現できる。
更にまた、例えば、パーソナルコンピュータで構成され、画像形成装置100から500に対して通信網10から50を介して接続する制御装置が画像形成装置100から500の実行するソフトウェア処理の一部又は全部を実行することで、画像形成装置100から500を構成する第1の露光光源の温度と第2の露光光源の温度との差に基づいて第2の露光光源の発光を制御する構成を採用できる。
100…画像形成装置 101…実行部(PCU)
102…読出専用記憶装置 103…読書可能記憶装置
104…外部記憶装置 105…入出力回路
110…通信部 120…入力部
130…表示部 140…形成部
141…駆動部 142…転写ベルト
145…エンジン 145K…Kエンジン
146K…露光光源(第1の露光光源)(LPH)
146C,146M,146Y…露光光源(第2の露光光源)(LPH)
147K,147C,147M,147Y…帯電器
148K…感光体(第1の感光体)
148C,148M,148Y…感光体(第2の感光体)
149K,149C,149M,149Y…現像器
145C…Cエンジン 145M…Mエンジン
145Y…Yエンジン 146aY…展開部
146bY…発光信号発生器 146cY…駆動信号発生器
146dY…LEDアレイ 146eY…発生部
146fY…第1制御部(第1制御手段)
146gY…第2制御部(第2制御手段)
146hY…温度差制御部(制御手段)
150…検出部 160…記憶部(記憶手段)
170…制御部 171…駆動制御部
172…取得部 173…算出部(算出手段)
191…端末装置 192…端末装置
200…画像形成装置 241…駆動部
242a…転写ベルト 245…エンジン
245K…Kエンジン
246K…露光光源(第1の露光光源)(LPH)
246C,246M,246Y…露光光源(第2の露光光源)(LPH)
247K,247C,247M,247K…帯電器
248K…感光体(第1の感光体)
248C,248M,248Y…感光体(第2の感光体)
249K,249C,249M,249Y…現像器
245C…Cエンジン 245M…Mエンジン
245Y…Yエンジン
246fK…第1制御部(第1制御手段)
246gK…第2制御部(第2制御手段)
250K,250C,250M,250Y…検出部
270…制御部
272…取得部 273…算出部(算出手段)
300…画像形成装置
346fY…第1制御部(第1制御手段)
346gY…第2制御部(第2制御手段)
373…算出部(算出手段)
400…画像形成装置 410…通信部
441…駆動部 460…記憶部
470…制御部(制御手段) 471…駆動制御部
473…算出部
475…第1制御部(第1制御手段)
476…第2制御部(第2制御手段)
500…画像形成装置
575…第1制御部(第1制御手段)
576…第2制御部(第2制御手段)
CHIP1〜60…発光素子等
Claims (10)
- 第1および第2の感光体と、
複数の発光素子で構成され、前記第1の感光体を露光する第1の露光光源と、
複数の発光素子で構成され、前記第2の感光体を露光する第2の露光光源と、
前記露光光源の温度を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した温度に基づいて、前記第1の露光光源と前記第2の露光光源との温度差を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した温度差に基づいて、前記算出手段が算出した温度差を減少させるように前記第1または第2の露光光源の発光を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第1の感光体および前記第1の露光光源を用いて画像を形成すると共に、前記第2の感光体および前記第2の露光光源を用いないで画像を形成するときに、前記算出手段が算出した温度差に基づいて前記第2の露光光源の発光を停止するよう制御する第1制御手段と、前記第1制御手段が前記第2の露光光源の発光を停止した後に、前記算出手段が温度差が広がったと算出した場合には、温度差を減少させるように前記第2の露光光源の発光を開始するように前記第2の露光光源を制御する第2制御手段とを備え、
前記第1制御手段は、前記算出手段の算出した温度差が閾値を下回る場合に、発光を停止するよう前記第2の露光光源を制御し、
前記第2制御手段は、前記第2の感光体と前記第2の露光光源とを用いないで画像を形成する場合でも、前記算出手段の算出した温度差が閾値を上回る場合には、発光を開始するよう前記第2の露光光源を制御し、更に、回転するように前記第2の感光体を制御すること特徴とする画像形成装置。 - 前記検出手段は、前記第1及び第2の露光光源が発光した光量を記憶する記憶手段を備え、
前記算出手段は、前記記憶手段が記憶した光量に基づいて、前記第1の露光光源と前記第2の露光光源との温度差を算出し、
前記制御手段は、前記算出手段が算出した温度差に基づいて、前記算出手段が算出した温度差を減少させるように前記第1または第2の露光光源の発光を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記検出手段は、前記第2露光光源が発光した発光時間を記憶する記憶手段を備え、
前記第2制御手段は、前記第2の露光光源が発光した光を照射される前記第2の感光体の回転を、前記記憶手段が記憶する発光時間に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2制御手段は、前記第2の露光光源が露光していた位置とは異なる位置を露光するように、前記第2の感光体の回転を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記検出手段は、前記画像を形成した回数を記憶する記憶手段を備え、
前記第2制御手段は、前記第2の露光光源が発光した光を照射される前記第2の感光体の回転を、前記記憶手段が記憶する回数に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - コンピュータを、
複数の発光素子で構成され、第1の感光体を露光する第1の露光光源の温度と、複数の発光素子で構成され、第2の感光体を露光する第2の露光光源の温度とを検出する検出装置から、前記露光光源の温度を表す情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した情報が表す温度に基づいて、前記第1の露光光源と前記第2の露光光源との温度差を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した温度差を減少させるように前記第1または第2の露光光源の発光を制御する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、さらに、前記第1の感光体および前記第1の露光光源を用いて画像を形成すると共に、前記第2の感光体および前記第2の露光光源を用いないで画像を形成するときに、前記算出手段が算出した温度差に基づいて前記第2の露光光源の発光を停止するよう制御する第1制御手段と、前記第1制御手段が前記第2の露光光源の発光を停止した後に、前記算出手段が温度差が広がったと算出した場合には、温度差を減少させるように前記第2の露光光源の発光を開始するように前記第2の露光光源を制御する第2制御手段として機能し、
前記第1制御手段は、前記算出手段の算出した温度差が閾値を下回る場合に、発光を停止するよう前記第2の露光光源を制御し、
前記第2制御手段は、前記第2の感光体と前記第2の露光光源とを用いないで画像を形成する場合でも、前記算出手段の算出した温度差が閾値を上回る場合には、発光を開始するよう前記第2の露光光源を制御し、更に、回転するように前記第2の感光体を制御することを特徴とする画像形成プログラム。 - 前記算出手段は、前記第1及び第2の露光光源が発光した光量を記憶する記憶手段の記憶する光量に基づいて、前記第1の露光光源と前記第2の露光光源との温度差を算出し、
前記第2制御手段は、前記算出手段が算出した温度差に基づいて、前記算出手段が算出した温度差を減少させるように、前記第1または第2の露光光源の発光を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成プログラム。 - 前記第2制御手段は、前記第2露光光源が発光した発光時間を記憶する記憶手段を参照して、前記第2の露光光源が発光した光を照射される前記第2の感光体の回転を、前記記憶手段が記憶する発光時間に基づいて制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成プログラム。
- 前記第2制御手段は、前記第2の露光光源が露光していた位置とは異なる位置を露光するように、前記第2の感光体の回転を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成プログラム。
- 前記第2制御手段は、前記画像を形成した回数を記憶する記憶手段を参照して、前記第2の露光光源が発光した光を照射される前記第2の感光体の回転を、前記記憶手段が記憶する回数に基づいて制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成プログラム。
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