JP6171433B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6171433B2
JP6171433B2 JP2013054341A JP2013054341A JP6171433B2 JP 6171433 B2 JP6171433 B2 JP 6171433B2 JP 2013054341 A JP2013054341 A JP 2013054341A JP 2013054341 A JP2013054341 A JP 2013054341A JP 6171433 B2 JP6171433 B2 JP 6171433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control data
image forming
forming apparatus
register
reboot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013054341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014177106A (ja
Inventor
及川 雅彦
雅彦 及川
前田 雄久
雄久 前田
神崎 芳夫
芳夫 神崎
泰裕 阿部
泰裕 阿部
雅史 鈴木
雅史 鈴木
裕章 仁科
裕章 仁科
祐樹 本田
祐樹 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013054341A priority Critical patent/JP6171433B2/ja
Publication of JP2014177106A publication Critical patent/JP2014177106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171433B2 publication Critical patent/JP6171433B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光ビーム走査装置を備えた電子写真方式の画像形成装置に関する。
光ビーム走査装置を備えた電子写真方式の画像形成装置では、光ビームの光源であるレーザダイオード(以下、LD)を画像データに基づいて点灯させて感光体を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像を用紙などの記録体に転写して記録体上に画像を形成する。
このような画像形成装置として、光ビーム走査装置に設けた不揮発性メモリに、ビーム位置補正値、倍率補正値、ビームパワー補正値などの、光ビーム走査装置固有の制御データを予め記憶しておき、電源オン時や画像形成時に、画像形成装置のプリンタ制御部(本体制御部)が制御データを読み出し、LDの点灯制御に用いるものがある(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、プリンタ制御部が多量の制御データを読み出すため、読出にかかる時間(以下、読出時間)が長くなり、かつプリンタ制御部内のCPUの負荷が大きいという問題がある。
他方、このようなCPUの負荷を低減する技術として、不揮発性メモリに記憶されているシェーディング補正情報や画素欠陥情報などの制御データを、ハードウェア構成のメモリ読出制御回路により、電源オン時に自動的(ハード的)に読み出してレジスタに設定することが知られている(特許文献2)。従って、この技術を上述した画像形成装置に適用すれば、読出時間の短縮及びCPUの負荷を低減できると考えられる。
しかしながら、上述した画像形成装置において、制御データの読出及びレジスタ設定を行う手段を、ソフトウェア制御を行うCPUからハードウェア構成のメモリ読出制御回路に代えるだけでは、下記の問題を解決することは出来ない。
光ビーム走査装置内の不揮発性メモリに記憶されている制御データの中には、光量ゲイン調整値などのようなLDの点灯開始毎に使用する光量制御データ以外に、電源オン時のみ使用する各色の書込位置のずれを補正するための書込ユニット用調整値や、書込ユニット交換時のみ使用する組付け工程用のLD電流値が格納されている。
また、電源オンに伴って、画像形成装置内のレジスタに制御データが設定された後も光量制御データの再設定が必要な場合がある。即ち、前ドアが開いたことでLDを消灯するために光ビーム走査装置の電源がオフになった時、リセットボタンが押下されて光ビーム走査装置内のレジスタ内の光量制御データがリセットされた時、印刷条件(カラー/モノクロなど)の変更により参照する光量制御データの変更が必要になった時である。
そして、このような場合にも、上述した電源オン時と同様に不揮発性メモリに記憶されている制御データをレジスタに再設定すると、光量制御に不要な制御データを再設定するために時間がかかり、システムの立ち上げ完了までの時間が長くなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、光ビーム走査装置を備え、不揮発性メモリに記憶されている、光量制御データを含む該光ビーム走査装置固有の制御データをレジスタに設定して、該光ビーム走査装置の光源の点灯制御に用いる画像形成装置において、前記光源の光量制御に不要な制御データの再設定を防止して、システムの立ち上げ完了までの時間を短縮することである。
本発明は、光ビーム走査装置を備え、不揮発性メモリに記憶されている、光量制御データを含む該光ビーム走査装置固有の制御データをレジスタに設定して、該光ビーム走査装置の光源の点灯制御に用いる画像形成装置であって、前記画像形成装置の電源がオンになったとき、ブート命令レジスタに値が設定されることにより前記不揮発性メモリに記憶されている前記制御データを読み出して前記レジスタに設定するブート手段と、前記画像形成装置の電源がオンの状態で前記レジスタに設定された光量制御データの再設定が必要な事態が発生したとき、リブート命令レジスタに値が設定されることにより前記不揮発性メモリのリブート領域から前記光量制御データを読み出して前記レジスタに設定するリブート手段と、を有する画像形成装置である。
本発明によれば、光ビーム走査装置を備え、不揮発性メモリに記憶されている、光量制御データを含む該光ビーム走査装置固有の制御データをレジスタに設定して、該光ビーム走査装置の光源の点灯制御に用いる画像形成装置において、前記光源の光量制御に不要な制御データの再設定を防止して、システムの立ち上げ完了までの時間を短縮することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1における光ビーム走査装置の制御系の構成を説明するための図である。 図2における光源制御部及び不揮発性メモリの内部構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に電源オン時及び省エネ復帰時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるリカバリ処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈画像形成装置の構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
この画像形成装置は、中間転写ベルトに沿って各色の画像形成部が並べられた構成を備えるものであり、所謂、タンデムタイプといわれるものである。即ち、中間転写ベルト25に沿って、この中間転写ベルト25の回転移動方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)6Y、6M、6C、6BKが配列されている。
これら複数の画像形成部6Y、6M、6C、6BKは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部6Yはイエローのトナー画像を、画像形成部6Mはマゼンタのトナー画像を、画像形成部6Cはシアンのトナー画像を、画像形成部6BKはブラックのトナー画像をそれぞれ形成する。よって、以下の説明では、画像形成部6Yについて具体的に説明し、他の画像形成部6M、6C、6BKの各構成要素については、画像形成装置6Yの各構成要素に付したYに替えて、M、C、BKによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
中間転写ベルト25は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。この駆動ローラ7は、駆動モータ(図示せず)により回転駆動され、この駆動モータと、駆動ローラ7と、従動ローラ8とが中間転写ベルト25を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成部6Yは、感光体ドラム9Y、この感光体ドラム9Yの周囲に配置された帯電器10Y、光ビーム走査装置11、現像器12Y、感光体クリーナ(図示せず)、除電器13Y等から構成されている。光ビーム走査装置11は、各画像形成部6Y、6M、6C、6BKが形成するトナー画像の色に対応する露光光であるレーザ光14Y、14M、14C、14BKを照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム9Yの外周面は、暗中にて帯電器10Yにより一様に帯電された後、光ビーム走査装置11からのイエロー画像に対応したレーザ光14Yにより露光され、静電潜像が形成される。現像器12Yは、この静電潜像をイエローのトナーにより可視像化(現像)し、このことにより感光体ドラム9Y上にイエローのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム9Yと中間転写ベルト25とが接する位置(1次転写位置)で、転写器15Yの働きにより中間転写ベルト25上に転写される。
トナー画像の転写が終了した感光体ドラム9Yは、外周面に残留した不要なトナーが感光体クリーナにより払拭された後、除電器13Yにより除電され、次の画像形成のために待機する。
イエローのトナー画像が転写された中間転写ベルト25の部位は次の画像形成部6Mへ移動する。画像形成部6Mでは、画像形成部6Yでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が中間転写ベルト25上に形成されたイエローの画像に重畳されて転写される。
イエローのトナー画像及びマゼンタのトナー画像が転写された中間転写ベルト25の部位は、さらに画像形成部6C、6BKに順次移動し、同様の動作により、感光体ドラム9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム9BK上に形成された黒のトナー画像とが、重畳されて転写される。こうして、中間転写ベルト25上にフルカラーの画像が形成される。なお、ここでは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に作像しているが、作成する順序はこれに限られない。
一方、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、中間転写ベルト25上に搬送され、中間転写ベルト25と用紙4とが接する位置(2次転写位置)にて、フルカラーのトナー画像が転写される。このフルカラーのトナー画像が形成された用紙4は、中間転写ベルト25から剥離されて定着器16にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
〈光ビーム走査装置の制御系〉
図2は、図1における光ビーム走査装置11の制御系の構成を説明するための図である。
この光ビーム走査装置11の制御系は、画像処理部102と、画像データ出力部103と、光源制御部104と、同期検知検出部108と、不揮発性メモリ109とを備えている。画像データ出力部103は、データ選択部103aと、画像出力制御部103bを備えている。
プリンタ制御部(本体制御部)101は、この画像形成装置の全体を制御する。また、プリンタ制御部101は、図示しない画像形成装置のドアの開閉センサや、リセットボタンなど、画像形成装置の各種センサや操作パネルの状態を把握している。また、プリンタ制御部101では、内蔵するCPUが不揮発性メモリ109、画像データ出力部103、及び光源制御部104との間でシリアル通信によるデータ伝送が可能である。
画像処理部102は、ブラック、シアン、イエロー、マゼンタの4色の画像データをデータ選択部103aへ送出する。データ選択部103aでは、作像順に合わせて各色のデータ信号が画像出力制御部103bからのLD点灯信号に基づき出力される。
光源制御部104は、光源105からポリゴンミラー106に出射する光ビームを制御するために、それぞれデータ選択部103a、画像出力制御部103bから送られてくるデータ信号、LD点灯制御信号に基づいて、光源105に対し変調信号を出力し、光源105がこれを基に各光ビームを出射する。
光源105としては、単独の光源素子で1つの発光点をもつ半導体レーザだけではなく、複数の発光点を有する半導体レーザダイオードアレイや、二次元に発光点を配置した面発光型半導体レーザを使用することもできる。
光源105から出射された光ビームは、ポリゴンミラー106のミラー面に入射する。ポリゴンミラー106の回転により、光ビームは主走査方向へ偏向され、図示しない走査レンズとミラーとを介して各感光体ドラム9BK、9C、9M、9C(以下、感光体ドラム9)を走査しながら感光体ドラム9に露光することで、所望の静電潜像を形成する。
ポリゴンミラー106の回転により走査される光ビームの走査先端位置には、受光素子を有する同期検知部107が配置されており、ポリゴンミラー106の回転位置を光ビームの主走査の書き出し位置を示す同期検知信号として検出する。
不揮発性メモリ109には、光ビーム走査装置11固有の各種制御データ(詳細については図3を用いて後述する)が記憶されている。この画像形成装置の電源をオンすると、光源制御部104は制御データを読み出す。そして、読み出された制御データの内の光量制御データを内部のレジスタに設定し、光源105の光量制御に用いる。
また、光源制御部104は、読み出された制御データの内の光量制御データ以外の制御データをプリンタ制御部101へ転送する。プリンタ制御部101は、転送されてきた制御データを内部のレジスタに設定し、画像データ出力部103における画像データ出力タイミングの調整などに用いる。
〈光源制御部及び不揮発性メモリの内部構成〉
図3は、図2における光源制御部104及び不揮発性メモリ109の内部構成の一例を示す図である。
図示のように、光源制御部104は、それぞれがハードウェア構成の読出命令レジスタ121、メモリ読出制御部122、光量制御データレジスタ123、制御データレジスタ書込制御部124、及び制御データ転送部125を備えている。プリンタ制御部101はシリアル通信により、読出命令レジスタ121にブート命令(詳細については後述)を設定する。
ブート/リブート出力手段としての読出命令レジスタ121には、ブート命令レジスタ121aと、リブート命令レジスタ121bとがある。ブート命令レジスタ121aには、画像形成装置の電源がオンになった時、プリンタ制御部101により“1”が設定される。リブート命令レジスタ121bには、画像形成装置の電源がオンの状態で光量制御データレジスタ123に設定された光量制御データの再設定が必要な事態が発生したとき(以下、リブート時)、プリンタ制御部101により“1”が設定される。ここで、リブート時としては、画像形成装置の前ドアが開閉された(開いてから閉じた)時、リセットボタンが押下された時、印刷設定(カラー/モノクロなど)が変更された時などがある。ブート命令レジスタ121a及びリブート命令レジスタ121bはメモリ読出制御部122に接続されているので、これらのレジスタの設定値はメモリ読出制御部122へ出力(伝達)される。
不揮発性メモリ109には、光ビーム走査装置11固有の制御データの記憶領域として、非リブート領域111と、リブート領域112がある。非リブート領域111には、光量制御データ以外のデータとして、工程調整用LD電流値、色ずれ補正値、倍率補正値、ビームピッチ調整値、及び倍率誤差偏差値が記憶される。また、リブート領域112には光量制御データとして、シェーディング補正値及び光量ゲイン調整値が記憶される。ここで、非リブート領域111、リブート領域112の各々は、アドレスが連続した領域とすることが好適であるが、例えばデータの先頭にデータの種類(光量制御データ/光量制御データ以外の制御データ)を示すヘッダを付加することで、アドレスが連続しない領域とすることもできる。
画像形成装置の電源がオンになり、プリンタ制御部101によりブート命令レジスタ121aに“1”が設定されると、この設定値がメモリ読出制御部122に入力される。メモリ読出制御部122は、この設定値の入力に応じて、非リブート領域111及びリブート領域112の双方から制御データを読み出す。そして、リブート領域112から読み出した制御データ(光量制御データ)を制御データレジスタ書込制御部124へ送り、非リブート領域111から読み出した制御データ(光量制御データ以外の制御データ)を制御データ転送部125へ送る。
制御データレジスタ書込制御部124は、受け取った光量制御データを制御データレジスタ123に書き込むことで設定する。制御データ転送部125は、光量制御データ以外の制御データ(以下、「その他の制御データ」)をプリンタ制御部101へ転送し、プリンタ制御部101は「その他の制御データ」を内部のレジスタに書き込むことで設定する。
また、リブート時にプリンタ制御部101によりリブート命令レジスタ121bに“1”が設定されると、この設定値がメモリ読出制御部122へ出力される。メモリ読出制御部122は、この設定値の入力に応じて、リブート領域112から制御データ(光量制御データ)を読み出す。読み出された光量制御データは、制御データレジスタ書込制御部124へ送られ、光量制御データレジスタ123に再設定される。
ここで、光量制御データレジスタ123に設定される光量制御データであるシェーディング補正値、光量ゲイン調整値を用いる光量制御について説明する。
画像形成装置の光ビーム走査装置では、ラスタ書込方式で書込を行うため、光学系の特性により感光体に到達する光量が主走査位置により異なる。一般的には光学系に垂直に入社する主走査方向の画像中心部は光学系の透過率が高く、画像の主走査端部に近づくにつれて透過率が低くなる傾向にある。そのためLDの出射光量を主走査位置に応じて変化させることで、感光体上の光量を一定に保つ。この光学系の特性を補正することをシェーディング補正と呼んでいる。
シェーディング補正は一般的に光ビーム走査装置を組み立てる際に光学系の特性を計測しておき、本体又は光ビーム走査装置に搭載される不揮発性メモリ(本実施形態では後者)にその情報を記憶しておき、LDドライバ(本実施形態では光源制御部104)でその情報に基づき光量を補正している。この補正は光学系の熱膨張による形状や透過率の変化が発生した場合に行うことで画像に対する濃度ムラを防止するため、適宜補正を実施する必要がある。
また、光量ゲイン調整値は所謂APC(Auto
Power Control:自動光量制御)用のパラメータである。このパラメータは不揮発性メモリ109から読み出され、初期値として光量制御データレジスタ123に設定された後、LDのフロント側の出射光量に比例したバック出射光量を内蔵するフォトダイオードで受けて生成したモニタ電流を基に一定の目標出射光量が得られるように更新される。つまり、光量ゲイン調整はLDの点灯を開始する毎に実施する必要がある。
従って、シェーディング補正や光量ゲイン調整を行うには不揮発性メモリ109に格納されているシェーディング補正や光量ゲイン調整値を読み出し、光量制御データレジスタ123に設定する必要がある。不揮発性メモリ109に格納されている制御データは膨大な量であるため、プリンタ制御部101内のCPUがシリアル通信で読み出したのでは時間がかかると共にCPUの負荷が増大する。また電源オフや省エネ移行の度に、光源制御部104の電源がオフされるため、光量制御データレジスタ123の設定データがクリアされてしまい、その都度、再設定が必要であり、そのためのCPUの負荷も大きい。
そこで、本実施形態では、光ビーム走査装置11の電源がオンとなると同時に、不揮発性メモリ109内の制御データを自動でブートするブート手段として、ブート命令レジスタ121a、メモリ読出制御部122、制御データレジスタ書込制御部124、及び制御データ転送部125を設けることで、電源オン時のプリンタ制御部101内のCPUの負荷低減を可能とした。
その一方で、不揮発性メモリ109には「その他の制御データ」として各色の書込位置のずれを補正するための書込ユニット用調整値や工程用のLD電流値が格納されている。書込ユニット用調整値や工程用のLD電流値は電源オン時やユニット交換時のみ必要であり、光量制御には不要である。
このため、リブート時も電源オン時と同様に、不揮発性メモリ109内の制御データを全て読み出してしまうと、光量制御に不要なこれらのデータも読み出されてしまう。また、一般的に不揮発性メモリはSRAM等と比べてデータの読出にある程度の時間を有するため、リブート時には無駄な読出時間が長くなる。
そこで、本実施形態では、リブート時には、メモリ読出制御部122は光量制御データのみをリブート領域112から読み出し、非リブート領域111に記憶されている制御データを読み出さないことで、不要な制御データの読出を防止して読出時間の短縮を実現している。
書込ユニット用調整値や工程用のLD電流値は補正の精度を上げるのに比例して調整用のデータが増大し、それに伴い読出期間が長くなってしまう恐れがある。そこで上記のような構成をとることで、リブート時の光量調整にかかる時間を必要最低限にすることが出来る。即ち、リブート手段としての、リブート命令レジスタ121b、メモリ読出制御部122、及び制御データレジスタ書込制御部124により、光量制御に不要な制御データの再設定に伴う無駄な時間を無くし、システムの立ち上げ完了までの時間を短縮している。
〈電源オン時及び省エネ復帰時の動作〉
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置に電源オン時及び省エネ復帰時の動作を示すフローチャートである。この図のフローは、画像形成装置の電源がオンされた時、若しくは省エネ状態から復帰した時にスタートする。
最初に初期設定を行う(ステップS1:初期設定工程)。この工程では、画像形成装置のシステム構成情報(LDの数、後処理装置などの接続機器情報など)を設定する処理であり、画像形成装置の動作状態によらず実行する。
また、この工程では、プリンタ制御部101により、光源制御部104内のリブート命令レジスタ121bに“1”が設定されることで、不揮発性メモリ109の非リブート領域111及びリブート領域112の双方に記憶されている制御データがメモリ読出制御部122により読み出される。そして、リブート領域112から読み出された制御データは光量制御データレジスタ123に設定され、非リブート領域111から読み出された制御データはプリンタ制御部101内のレジスタに設定される。
次に印刷準備を行う(ステップS2:印刷準備工程)。この工程では、感光体ドラム9への露光や同期検知信号を生成する基となるポリゴンモータの駆動を行う。次にLD点灯準備を行う(ステップS3:LD点灯準備工程)。この工程では、同期検知信号の検出準備や光量調整(APC)を行う。この工程が完了しないと次の印刷設定の工程に進むことが出来ないため、装置本体の操作部やPC(パーソナルコンピュータ)から送信される印刷ジョブを受け付けることが出来ない。
次に印刷設定を行う(ステップS4:印刷設定工程)。この工程では、用紙4に形成する画像データのサイズ等の印刷条件に基づいた設定を行う。印刷設定の後、印刷を実行する(ステップS5:印刷実行工程)。印刷実行の後、印刷後設定を行う(ステップS6:印刷後設定工程)。この工程では、不要な露光が発生しないための光源105の消灯やポリゴンモータの停止などを行う。
用紙ジャムなどの異常状態を解消させるために画像形成装置のドアを開閉した時やユーザがリセットボタンを押下した時などには、リカバリ処理の後にLD点灯準備から再度設定を実施する。図5は、このリカバリ処理の内容を示すフローチャートである。
リカバリ処理が始まると、プリンタ制御部101により、光源制御部104内のリブート命令レジスタ121bに“1”が設定される(ステップS11)。このリブート命令レジスタ121bの設定値“1”はメモリ読出制御部122へ送られる(ステップS12)。
メモリ読出制御部122は、リブート命令レジスタ121bの設定値“1”を受け取ると、不揮発性メモリ109のリブート領域112に記憶されている光量制御データを読み出す(ステップS13)。この光量制御データは、制御データレジスタ書込制御部124に送られ、光量制御データレジスタ123に再設定される(ステップS14)。このリカバリ処理の後、LD点灯準備工程(ステップS3)に進み、光量制御データレジスタ123に再設定された光量制御データを用いて光量調整を行う。
このように、本実施形態に係る画像形成装置では、不揮発性メモリ109内を非リブート領域111とリブート領域112に分ける構成をとることで、不要なメモリアクセスを無くせるため、リブート時の光量調整時間を短縮することが出来る。これにより、異常処理復帰からの印刷ジョブを受け付けるタイミングを早めることが出来るため、結果としてシステム全体の立ち上げ時間を短縮することが出来、印刷ジョブ要求の待ち時間を減らすことができる。
4…用紙、11…光ビーム走査装置、9,9BK,9C,9M,9Y…感光体ドラム、10BK,10C,10M,10Y…帯電器、12BK,12C,12M,12Y…現像器、13BK,13C,13M,13Y…除電器、15BK,15C,15M,15Y…転写器、25…中間転写ベルト、121a…ブート命令レジスタ、121b…リブート命令レジスタ、122…メモリ読出制御部、123…光量制御データレジスタ、124…制御データレジスタ書込制御部、125…制御データ転送部。
特開2006−68927号公報 特開2010−278560号公報

Claims (5)

  1. 光ビーム走査装置を備え、不揮発性メモリに記憶されている、光量制御データを含む該光ビーム走査装置固有の制御データをレジスタに設定して、該光ビーム走査装置の光源の点灯制御に用いる画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の電源がオンになったとき、ブート命令レジスタに値が設定されることにより前記不揮発性メモリに記憶されている前記制御データを読み出して前記レジスタに設定するブート手段と、
    前記画像形成装置の電源がオンの状態で前記レジスタに設定された光量制御データの再設定が必要な事態が発生したとき、リブート命令レジスタに値が設定されることにより前記不揮発性メモリのリブート領域から前記光量制御データを読み出して前記レジスタに設定するリブート手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記光量制御データの再設定が必要な事態は、画像形成装置の前ドアの開閉、リセットボタンの押下、印刷設定の変更の少なくとも1つである、画像形成装置。
  3. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記光ビーム走査装置は、前記ブート手段、前記リブート手段、及び前記光量制御データが設定される光量制御データレジスタを内蔵する、画像形成装置。
  4. 請求項3に記載された画像形成装置において、
    前記ブート手段及びリブート手段は、前記不揮発性メモリから前記制御データを読み出すメモリ読出制御部と、該メモリ読出制御部により読み出された制御データを前記光量制御データレジスタに設定するレジスタ書込制御部と、前記画像形成装置の電源がオンになったこと、前記光量制御データの再設定が必要な事態が発生したことを、前記メモリ読出制御部へ出力するブート/リブート出力手段とを有する画像形成装置。
  5. 請求項4に記載された画像形成装置において、
    前記ブート/リブート出力手段は、画像形成装置の本体制御部により、前記電源オンに基づくブート命令及び前記光量制御データの再設定が必要な事態の発生に基づくリブート命令が設定されるレジスタである画像形成装置。
JP2013054341A 2013-03-15 2013-03-15 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6171433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054341A JP6171433B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054341A JP6171433B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014177106A JP2014177106A (ja) 2014-09-25
JP6171433B2 true JP6171433B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=51697534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013054341A Expired - Fee Related JP6171433B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171433B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068927A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査装置、画像形成装置、光ビーム走査装置の制御方法及び可搬型の記憶媒体
JP4776644B2 (ja) * 2008-03-05 2011-09-21 シャープ株式会社 画像形成装置
JP5317865B2 (ja) * 2009-07-07 2013-10-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2013007793A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014177106A (ja) 2014-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4981265B2 (ja) 画像形成装置
US8107833B2 (en) Image forming apparatus and method of correcting color misregistration in image forming apparatus
JP5531447B2 (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
US20050190407A1 (en) Image forming apparatus and control method
JP5103349B2 (ja) 画像形成装置
JP2013240994A (ja) レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置
JP6277800B2 (ja) 画像書込装置及び画像形成装置と画像書込方法
US10067440B2 (en) Write control apparatus, image forming apparatus, write control method and recording medium
JP2005275378A (ja) 画像形成装置
US9354574B2 (en) Method of controlling performance of auto color registration and image forming apparatus using the same
JP7051345B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP4844594B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法
JP6428084B2 (ja) 書込み制御装置、画像形成装置、書込み制御方法及びプログラム
JP6171433B2 (ja) 画像形成装置
JP2007062207A (ja) パッチ画像の生成方法、画像形成装置、その制御方法
US9001175B2 (en) Optical scanning device and method for operating the same and image forming apparatus
JP2002172833A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP6486430B2 (ja) レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置
US20230400804A1 (en) Image forming apparatus that forms image on sheet using tone correction condition corresponding to process speed
JP2011154217A (ja) 画像形成装置
JP6127478B2 (ja) 画像形成装置及び搬送制御方法
JP2006267591A (ja) 印刷装置、濃度調整方法及びコンピュータプログラム
JP6368120B2 (ja) 画像形成装置
JP3124540B2 (ja) 画像形成装置
JP2018141859A (ja) 書き込み制御装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6171433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees