JP3111261B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3111261B2
JP3111261B2 JP03274124A JP27412491A JP3111261B2 JP 3111261 B2 JP3111261 B2 JP 3111261B2 JP 03274124 A JP03274124 A JP 03274124A JP 27412491 A JP27412491 A JP 27412491A JP 3111261 B2 JP3111261 B2 JP 3111261B2
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真和 福地
静雄 森田
哲 羽根田
久夫 佐藤
忠義 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式により感
光体上にトナー像を形成し、転写材上に転写した後転写
像を定着して画像を得るようにしたカラー画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を用いてカラー画像を得るに
は多くの方法・装置が提案されている。例えば特開昭61
-100770号公報に開示されているように、感光体ドラム上
に原稿像の分解色数に応じた潜像形成と現像を行い、現
像の都度転写ドラム上に転写して転写ドラム上に多色像
を形成したのち、転写材である転写紙上に転写してカラ
ーコピーを得る方法がある。
【0003】また例えば特開昭61-149972号公報に開示
されているように、感光体ドラム上に原稿像の分解色数
に応じた潜像形成と現像を行い、現像の都度転写紙上に
転写して多色のカラーコピーを得る方法がある。
【0004】また感光体ドラム上に原稿像の分解色数に
応じた潜像形成と、カラートナーによる現像を繰り返
し、感光体ドラム上でカラートナー像を重ねたのち転写
してカラー画像を得る方法がある。この多色画像形成の
基本プロセスは本出願人による特開昭60-75850号、同60
-76766号、同60-95456号、同60-95458号、同60-158475
号公報等によって開示されている。
【0005】このような重ね合せによってカラー画像を
得るようにした多色画像形成装置にあっては、感光体ド
ラムの周縁に色の異ったカラートナーを収納した複数の
現像器が配置してあり、一般には感光体ドラムを複数回
回転させ、感光体ドラム上の潜像を現像してカラー画像
を得るようにしている。
【0006】また像形成体については、上記に説明した
ようにドラム周面に光導電体を塗布あるいは蒸着した感
光体ドラムとともに、光導電体を可撓性のベルト上に塗
布あるいは蒸着したベルト状像形成体も提案されてい
る。ベルト状像形成体(以後感光体ベルトともいう)は
駆動ローラを含む回動ローラ間に張架することで形状が
決まるので、空間を有効に利用してコンパクトの形状と
したカラー画像形成装置を構成する場合には有効であ
る。また感光体ベルトは小さな曲率に沿って走行するこ
とができるので、小径の回動ローラを用いこの曲率部分
を利用して転写紙の分離を行うことで転写紙の分離不良
等を防止することもできる。
【0007】この様な感光体ベルトによる画像形成は通
常図1に示す様な構成によって画像形成が行われる。図
1は本発明のカラー画像形成装置の構成概要図である
が、感光体ベルトが画像を形成する構成については従来
のものと同じで、後述の実施例では詳述するがここでは
概略の説明を行なう。
【0008】感光体ベルト1は回動ローラ2および3の
間に張架されていて、回動ローラ2の矢印方向の駆動に
より感光体ベルト1は時計方向に搬送される。そして右
側のクリーニング装置13と、左側の転写器12の間の感光
体ベルト1の搬送方向側には、帯電器6、レーザ書込み
系ユニット7による露光部、そして8から11に至る4種
の色のカラー現像剤を収容した各現像器が図の様に配設
されている。そして感光体ベルト1への帯電、露光、現
像が4回繰り返されて感光体ベルト1上にはカラーのト
ナー画像が形成され、転写器12によって転写紙上へ転写
が行われる。転写が行われた感光体ベルト1は、クリー
ニング装置13によってクリーニングが行なわれ、次の画
像が前述と同様のプロセスによって形成されることにな
る。一方、転写が行われた転写紙は、定着ローラ18によ
り転写紙上のトナー画像の定着が行なわれ、排紙ローラ
19を経て上蓋20に形成したトレイ上に排出される。
【0009】上記は、一般的な通常のフルカラー画像を
得る場合である。
【0010】カラー画像形成装置には、通常上記の様に
8から11に至る4種の色の黒色(BK)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のカラー現像
剤を収容した現像器が配設されている。そこで、4種の
色のカラー現像剤であるカラートナーを使った場合、カ
ラー画像形成装置は上記の一般的な通常のフルカラー画
像を含めて、次の様な画像形成が可能となっている。す
なわち、 (I)黒色(BK)トナーの1色のトナーを使用したモ
ノクロコピー、又はモノクロプリント。あるいは、シア
ン(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー
(Y)トナーのうちの1色のトナーを使用したモノカラ
ーコピー、又はモノカラープリント。
【0011】(II)黒色(BK)トナーの1色のトナー
を使用したモノクロ画像合成プリント。あるいは、シア
ン(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー
(Y)トナーのうち1色のトナーを使用したモノカラー
画像合成プリント。
【0012】(III)黒色(BK)トナー、シアン
(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)
トナーのうちの2色のトナーを使用したカラーコピー、
又はカラープリントで、例えば、黒色(BK)とシアン
(C)、又はマゼンタ(M)、又はイエロー(Y)の組
み合わせ、あるいは、青色、又は緑色、又は赤色による
カラーコピー、又はカラープリント、及び2色のトナー
による画像合成プリント。
【0013】(IV)黒色(BK)トナー、シアン(C)
トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー
のうち3色のトナーを使用したカラーコピー、又はカラ
ープリントで、例えば、黒色(BK)と青色、又は緑
色、又は赤色の組み合わせ、あるいは黒色(BK)を使
わないフルカラーのカラーコピー、又はカラープリン
ト、及び1色〜3色のトナーによる画像合成プリント。
【0014】(V)黒色(BK)トナー、シアン(C)
トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー
の全色のトナーを使用したカラーコピー、又はカラープ
リントで、いわゆるフルカラーコピー、又はフルカラー
プリント、すなわち上記の一般的な通常のフルカラー画
像を得るカラーコピー、又はカラープリント、及び1色
〜4色のトナーによる画像合成プリント、あるいは1色
〜4色のトナーによる4画像以上の画像合成プリント。
【0015】といったカラー画像形成である。
【0016】上記(I)〜(V)で示したカラー画像形成
は、カラー画像形成装置で形成するカラー画像形成の1
つの代表的な例である。
【0017】ところで、上記(I)〜(V)で説明した画
像形成は、いずれにしろ感光体ベルト1上に上記(I)
〜(V)で説明したトナー画像が現像により形成され、
これらトナー画像が転写器12によって転写紙上に転写さ
れ、定着ローラ18によって定着され、排紙ローラ19を経
て上蓋20に形成したトレイの上に排出されて完了するの
は上記で説明した通りである。そしてこれらの画像形成
は、カラー画像形成装置の電源がONされ、定着ローラヒ
ータに通電され、定着ローラ温度がトナー画像を転写紙
に溶着可能な所定定着温度に達するWUT(ウオーミン
グアップタイム)完了により、画像形成が開始される様
になっていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記の様にカラー画像
形成装置の、その感光体ベルト上に現像により形成され
るトナー画像は、1つの色トナーによる1つのトナー画
像から、1つの色トナーあるいは複数の色トナーによる
複数のトナー画像まで各種あることになる。
【0019】そして、これら感光体ベルト上の現像によ
るトナー画像の形成に先立つ潜像の形成の前の感光体ベ
ルトの作動開始は、カラー画像形成装置の電源がONされ
定着ローラ温度がトナー画像を転写紙に溶着可能な所定
定着温度に達するWUT完了により開始される。すなわ
ち、形成画像が複数のトナー画像により形成されている
場合も、これらの画像形成はすべて定着ローラが所定定
着温度に達するWUT完了後に開始されることになる。
従って、コピー画像、あるいはプリント画像を得るため
に、カラー画像形成装置の電源をONして最初の1枚目の
コピー画像、あるいはプリント画像を得るまでの時間
は、定着ローラが所定定着温度に達するWUTと、感光
体ベルト上に潜像が形成され、現像によりトナー画像が
形成され、転写紙上にトナー画像が転写され、定着ロー
ラによる定着、排紙ローラによるトレイ上への排紙迄の
時間が足された時間がかかることになる。従って多数の
カラートナー(しかし最多で4色)を使ったカラーコピ
ーを行なう程、あるいはプリントを行なう程、あるいは
多数の画像合成プリントを行なう程画像を得るまでの時
間は長くかかってしまうことになった。
【0020】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものである。すなわち、多数のカラートナー(し
かし最多で4色)を使ったカラーコピー、あるいはカラ
ープリントを行なう場合、あるいは多数の画像合成プリ
ントを行なう場合でも、1色のみのコピー又はプリント
の場合と同じか、あるいは若干時間が伸びる程度で最初
の1枚目のコピー画像、又はプリント画像を得ることが
可能な、簡単で安価なカラー画像形成装置を提供するこ
とを目的としたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、1つのトナ
ー像を感光体上に形成した後転写する第1のモードと、
複数のトナー像を感光体上に形成した後転写する第2の
モードとを有し、前記1つ又は複数の転写像を所定定着
温度で定着する定着手段とを有するカラー画像形成装置
において、前記第1のモードの感光体上での像形成の開
始は、前記定着手段の所定定着温度を検出の後スタート
させ、前記第2モードの感光体上での像形成の開始は、
前記定着手段が所定定着温度になる以前にスタートさせ
る制御手段を有することを特徴とするカラー画像形成装
置によって達成されるものである。
【0022】
【実施例】本発明のカラー画像形成装置の一実施例を図
1から図4に示す図面により説明する。
【0023】図1は、本発明に基づくカラー画像形成装
置の構成概要図である。
【0024】1は可撓性の感光体ベルトで、該感光体ベ
ルト1は回動ローラ2および3の間に張架されていて回
動ローラ2の駆動により時計方向に搬送される。
【0025】4は前記感光体ベルト1に内接するよう装
置本体に固定した支持体すなわちガイド部材であって、
前記感光体ベルト1は回動ローラ3の外側への付勢作用
によって緊張状態とされることによりその内周面を前記
ガイド部材4に摺擦させる。従って前記感光体ベルト1
の外周面の感光体は搬送中にも常に前記ガイド部材4の
表面に対し一定の関係位置に保たれ、安定した画像形成
面を構成することを可能としている。
【0026】6は帯電手段たるスコロトロン帯電器、7
は像露光手段たるレーザ書込み系ユニット、8から11は
それぞれ特定色の現像剤を収容した複数の現像手段すな
わち現像器であって、これ等の各像形成手段はガイド部
材4を背面にした前記感光体ベルト1の外周面に対向し
て配設される。
【0027】前記レーザ書込み系ユニット7には図示の
光学系のものの他に、LEDアレイなどのような発光部
と収束性光伝送体を一体とした光学系等も使用される。
【0028】前記各現像器8,9,10,11は例えば黒色、
シアン、マゼンタ、イエローの各現像剤をそれぞれ収容
するもので前記感光体ベルト1と所定の間隙を保つ各現
像スリーブ8A,9A,10A,11Aを備え、感光体ベルト
1上の潜像を非接触現像法により顕像化する機能を有し
ている。この非接触現像は接触現像と異なり、現像器へ
のトナー混入や、感光体上のトナー像を乱すことがない
ばかりでなく現像時においても非現像時においても感光
体ベルトのスムースな移動に対して、不安定な負荷変動
を与えることがないという長所を有する。
【0029】12は転写器、13はクリーニング装置で該ク
リーニング装置13のブレード13Aおよびクリーニングロ
ーラ13B(以下ローラともいう)は画像形成中には感光
体ベルト1の表面より離間した位置に保たれ画像転写後
のクリーニング時のみ図示の如く感光体ベルト1の表面
に圧接される。
【0030】前記カラー画像形成装置によるカラー画像
形成のプロセスは次のようにして行われる。
【0031】まず本実施例による多色像の形成は、次の
像形成システムに従って遂行される。即ちオリジナル画
像を光学的に走査し、撮像素子により光電変換して得ら
れたカラー画像データを、画像データ処理部で演算処理
して記録画像データが作成された後、一旦画像メモリに
格納される。次いで記録時該画像メモリから、読み出さ
れて記録部である例えば図1の実施例で示したカラー画
像形成装置へと出力される。
【0032】すなわち記録部とは別体の画像読取装置か
ら出力されるカラー画像データが記録部の半導体レーザ
変調回路部に入力される。レーザ書込み系ユニット7に
おいては変調回路部から出力された変調信号により変調
駆動された半導体レーザ(図示せず)で発生されたレー
ザビームは駆動モータ7Aにより回転されるポリゴンミ
ラー7Bにより回転走査され、fθレンズ7Cを経てミ
ラー7Dおよび7Eにより光路を曲げられて、予め帯電
手段たる帯電器6によって電荷を付与された感光体ベル
ト1の周面上に投射され輝線を形成する。
【0033】一方では走査が開始されるとビームがイン
デックスセンサによって検知され、第1の色信号による
ビームの変調が開始され、変調されたビームが前記感光
体ベルト1の周面上を走査する。従ってレーザビームに
よる主走査と感光体ベルト1の搬送による副走査により
感光体ベルト1の周面上に第1の色に対応する潜像が形
成されていく。この潜像は現像手段の内黒色(BK)の
トナー(顕像媒体)の装填された現像器8により現像さ
れて、感光体ベルト表面にトナー像が形成される。得ら
れたトナー像は感光体ベルト面に保持されたまま感光体
ベルト1の周面より引き離されている清掃手段たるクリ
ーニング装置13の横を通過し、つぎの像形成サイクルに
入る。なお、黒色(BK)のトナーは半導体レーザ光を透
過するように赤外に透過性を有する分光特性を有してい
る。
【0034】前記感光体ベルト1は前記帯電器6により
再び帯電され、次いで信号処理部から出力された第2の
色信号が前記レーザ書込み系ユニット7に入力され、前
述した第1の色信号の場合と同様にして感光体ベルト表
面への書込みが行われ潜像が形成される。潜像は第2の
色としてシアン(C)のトナーを装填した現像器9によ
って現像される。
【0035】このシアン(C)のトナー像はすでに形成
されている前述の黒色(BK)のトナー像の上に重ねて
形成される。
【0036】以下同様にして、信号処理部で発生される
制御信号に基づいて感光体ベルト表面にマゼンタ(M)
の潜像が形成される。そして潜像は第3の色としてマゼ
ンタ(M)のトナーを装填した現像器10によって現像さ
れ、前述のトナー像の上に重ねてマゼンタ(M)のトナ
ー像を形成する。
【0037】さらに11はイエロー(Y)のトナーを有す
る現像器であって、同様の処理により感光体ベルト表面
にイエロー(Y)のトナー像を重ね合わせて形成する。
これ等各現像器8,9,10および11の各スリーブには直流
あるいはさらに交流のバイアスが印加され、顕像手段で
ある2成分現像剤によるジャンピング現像が行われ、基
体が接地された感光体ベルト1には非接触で現像が行わ
れるようになっている。なお現像としては、一成分非磁
性現像剤を用いた非接触現像を用いることもできる。
【0038】かくして感光体ベルト1の周面上に形成さ
れたカラーのトナー画像は、転写部において給紙カセッ
ト14より給紙ガイド15を経て送られてきた転写紙に転写
される。
【0039】すなわち、給紙カセット14に収容された転
写紙は給紙ローラ16の回転によって最上層の一枚が搬出
されてタイミングローラ17を介し感光体ベルト1上の像
形成とタイミングを合わせて転写器12へと供給される。
【0040】画像の転写を受けた転写紙は、前記回動ロ
ーラ2に沿って急に方向転換をする感光体ベルト1より
確実に分離して上方に向かい、定着ローラ18によって画
像を溶着したのち排紙ローラ19を経て上部の外装部材た
る上蓋20に形成したトレイ上に排出される。
【0041】一方、転写紙への転写を終えた感光体ベル
ト1はさらに搬送を続けて、ブレード13Aとローラ13B
を圧接状態とした前記クリーニング装置13において残留
したトナーの除去を行い、その終了をまって再び前記ブ
レード13Aを引き離し、それより少し後にローラ13Bが
ブレード13Aの先端部によって感光体ベルト1上に堆積
したトナーをならした後に、ローラ13Bを引き離し新た
な画像形成のプロセスに入る。
【0042】上記は、本発明のカラー画像形成装置によ
る一般的な通常の、いわゆるフルカラー画像を得る場合
についての、カラー画像形成プロセスの詳細な説明であ
る。カラー画像形成装置によるカラー画像形成について
は、「従来の技術」の項において既に述べた様に、次の
(I)〜(V)のカラー画像形成がある。
【0043】すなわち、 (I)黒色(BK)トナーの1色のトナーを使用したモ
ノクロコピー、又はモノクロプリント。あるいは、シア
ン(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー
(Y)トナーのうちの1色のトナーを使用したモノカラ
ーコピー、又はモノカラープリント。
【0044】(II)黒色(BK)トナーの1色のトナー
を使用したモノクロ画像合成プリント。あるいは、シア
ン(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー
(Y)トナーのうち1色のトナーを使用したモノカラー
画像合成プリント。
【0045】(III)黒色(BK)トナー、シアン
(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)
トナーのうちの2色のトナーを使用したカラーコピー、
又はカラープリントで、例えば、黒色(BK)とシアン
(C)、又はマゼンタ(M)、又はイエロー(Y)の組
み合わせ、あるいは、青色、又は緑色、又は赤色による
カラーコピー、又はカラープリント、及び2色のトナー
による画像合成プリント。
【0046】(IV)黒色(BK)トナー、シアン(C)
トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー
のうち3色のトナーを使用したカラーコピー、又はカラ
ープリントで、例えば、黒色(BK)と青色、又は緑
色、又は赤色の組み合わせ、あるいは黒色(BK)を使
わないフルカラーのカラーコピー、又はカラープリン
ト、及び1色〜3色のトナーによる画像合成プリント。
【0047】(V)黒色(BK)トナー、シアン(C)
トナー、マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー
の全色のトナーを使用したカラーコピー、又はカラープ
リントで、いわゆるフルカラーコピー、又はフルカラー
プリント、すなわち上記の一般的な通常のフルカラー画
像を得るカラーコピー、又はカラープリント、及び1色
〜4色のトナーによる画像合成プリント、あるいは1色
〜4色のトナーによる4画像以上の画像合成プリント。
【0048】といったカラー画像形成である。本発明の
カラー画像形成装置も、カラー画像形成の種類そのもの
については、上記(I)〜(V)で述べた従来のものと同
じである。
【0049】そして、本発明のカラー画像形成装置のブ
ロック回路図を図2により、画像形成プロセスのフロー
チャートを図3により、そして上記(I)〜(V)のカラ
ー画像形成のタイミングチャートを図4により示す。
【0050】そこで、以下図2より順に図の説明を行な
って本発明のカラー画像形成装置を説明する。
【0051】図2は、上で述べた様に本発明のカラー画
像形成装置のブロック回路図である。
【0052】図2において、E11は本カラー画像形成装
置の電源スイッチである。電源スイッチE11をONする
と、カラー画像形成装置は作動を開始して、定着ローラ
ヒータE41がマイクロコンピュータ(以後マイコンと言
う)E36を介して通電する。定着ローラE41は、定着ロ
ーラ温度検出回路E42により定着ローラE41の温度が常
に検出され、定着ローラE41の温度情報はマイコンE36
にインプットされ、定着ローラE41の温度はマイコンE
36により制御される。
【0053】使用者が、コピー画像又はプリント画像を
急いで必要とする時は、電源スイッチE11をONした後直
ちにコピー又はプリント釦E32をONすることが本カラー
画像形成装置では必要である。そこでこの様な場合は、
使用者は電源スイッチE11をONした後すぐにコピー又は
プリント釦E32をONすることになる。
【0054】本発明のカラー画像形成装置においては、
黒色(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)トナーの中の1色のトナーによる1つのトナー
画像を感光体上に形成して転写する第1のモードか、あ
るいは複数のトナー画像を感光体上に形成して転写する
第2のモードかは、使用者がどの様な色でコピーするか
又はプリントするか、使用者が選ぶカラー釦(E21〜E
31)によって決まる。
【0055】そして、カラー釦には次の様な種類の釦が
ある。
【0056】感光体ベルト上に1つのトナー像を形成し
た後転写する第1のモードとして、黒色(BK)トナ
ー、シアン(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエ
ロー(Y)トナーのうちの1色のトナーを使用してコピ
ー、又はプリントする釦。すなわち、黒色(BK)釦E
21、シアン(C)釦E22、マゼンタ(M)釦E23、イエ
ロー(Y)釦E24である。
【0057】感光体ベルト上に複数のトナー像を形成し
た後転写する第2のモードとして、黒色(BK)トナ
ー、シアン(C)トナー、マゼンタ(M)トナー、イエ
ロー(Y)トナーのうちの1色のトナーを使用して画像
合成を行なう1色釦E25。シアン(C)トナー、マゼン
タ(M)トナーによる青色でコピー、又はプリントする
青色釦E26。シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナ
ーによる緑色でコピー、又はプリントする緑色釦E27。
マゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナーによる赤
色でコピー、又はプリントする赤色釦E28。黒色(B
K)トナー、シアン(C)トナー、マゼンタ(M)トナ
ー、イエロー(Y)トナーのうちの2色のトナーを使用
してコピー、又はプリント、又は画像合成を行なう2色
釦E29。3色のトナーを使用してコピー、又はプリン
ト、又は画像合成を行なう3色釦E30。4色のトナーを
使用してコピー、又はプリント、又は画像合成を行なう
4色釦E31である。従って、使用者が、黒色(BK)釦
E21、シアン(C)釦E22、マゼンタ(M)釦E23、イ
エロー(Y)釦E24のうちのどれか1つのカラー釦を選
べば第1のモードで画像形成が行なわれる。使用者が、
1色釦E25、青色釦E26、緑色釦E27、赤色釦E28、2
色釦E29、3色釦E30、4色釦E31のうちのどれか1つ
のカラー釦を選べば第2のモードで画像形成が行なわれ
ることになる。
【0058】E43は感光体ベルト駆動装置回路で、第1
のモードの時は定着ローラE41が、トナー画像を転写紙
に溶着可能な所定定着温度に達して、WUT完了信号を
定着ローラ温度検出回路E42がマイコンE36にインプッ
トする。このWUT完了信号のマイコンE36へのインプ
ットにより、直ちにマイコンからの信号により感光体ベ
ルト駆動装置回路E43が作動して感光体ベルトは駆動を
開始する。第2のモードの時は、定着ローラE41がWU
T完了の所定の温度に達する前の、定着ローラ温度検出
回路E42よりの温度信号がマイコンE36にインプットさ
れることにより、マイコンE36からの信号で感光体ベル
ト駆動装置回路E43が作動して感光体ベルトは駆動を開
始する。第2のモードの時の感光体ベルトが駆動を開始
する定着ローラ温度は、感光体ベルト上に幾つのトナー
画像を形成するかによってそれぞれ変化した温度となる
が、これは使用者がE25〜E31のどのカラー釦を押すか
によってマイコンが判断することになる。
【0059】E44はレーザ書込み系ユニット回路、E45
〜E48はBK(黒色)、C(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)の各現像装置回路、E49は転写紙
給送装置回路、E50は転写装置回路で、既に詳細に述べ
たプロセスに従ってレーザ書込み系ユニットによる感光
体ベルト上への潜像の形成、現像装置によるトナー画像
の形成、そして転写紙給送装置及び転写装置による転写
紙へのトナー画像の転写が、マイコンE36の制御によっ
て上記各装置回路の正確な作動が行なわれて画像が形成
される。
【0060】そして、所定定着温度に達した定着ローラ
E41により、転写紙上のトナー画像の定着が行なわれて
画像形成は完了することになる。更に、各現像装置への
各色トナーBK(黒色)、C(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)トナーの補給を行なうトナー補給
装置回路E51を含めて、上記各装置回路と同様に、マイ
コン36によりその作動は制御される。
【0061】この様にマイコンE36は、E21〜E31の各
カラー釦の信号により、1つのトナー像を感光体上に形
成する第1のモードか、あるいは複数のトナー像を感光
体上に形成する第2のモードかを判別する。そして、マ
イコンE36は、第1のモードの時は定着ローラE41が所
定の定着温度に達するWUT完了を検出して、第2のモ
ードの時はWUT完了の所定定着温度に達する前の定着
ローラE41の温度を検出して、感光体ベルトの駆動タイ
ミングを制御し、更に潜像の形成、現像によるトナー画
像の形成、転写紙への転写、定着といった一連の画像形
成を、更には各色トナーの補給といったことも含めてカ
ラー画像形成装置を制御する制御手段である。
【0062】図3は、上で述べた様に、本発明のカラー
画像形成装置の画像形成プロセスのフローチャートであ
る。
【0063】図3において、カラー画像形成装置の電源
スイッチがONされる(F−1)。使用者が、コピー画
像、又はプリント画像を急いで必要とする時は、電源ON
に続いてコピー、又はプリント釦がONされる(F−
2)。そして、どの様な色でコピーするか、又はプリン
トするか、使用者は選んだカラー釦を押す(F−3)。
続いてBK(黒色)、C(シアン)、M(マゼンタ)、
Y(イエロー)トナーの中の1色のトナーによる1つの
トナー画像を感光体上に形成する第1のモードか、ある
いは複数のトナー画像を感光体上に形成する第2のモー
ドかが、使用者が選んだカラー釦によって判定される
(F−4)。
【0064】第1のモードと判定されると、定着ローラ
温度が(F−5)で検出される。そして、定着ローラ温
度Teがトナー画像を転写紙に溶着可能な所定定着温度
Te1に達しているか否かが判定される(F−6)。定
着ローラ温度Teが所定定着温度Te1に達していない
時は、ルーチンは定着ローラ温度検出(F−5)の前迄
戻り、所定定着温度Te1に達するまでルーチンは繰り
返されて、所定定着温度に達すると、いわゆるWUT完
了となり、感光体ベルト回転が開始される(F−7)。
【0065】次に、潜像の形成、現像によるトナー画像
の形成といった像形成が開始され(F−8)、転写紙へ
の転写が行なわれ(F−9)、所定定着温度の定着ロー
ラによる定着が行なわれ(F−10)、トレイ上に排紙さ
れる(F−11)。そして、コピー又はプリントされた画
像枚数が設定枚数に達していない時は、ルーチンはBK
(黒色)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)の1つのトナー像モードかの判定(F−4)の前迄
戻り、設定の画像枚数に達するまでルーチンは繰り返さ
れて、設定の枚数に達すると一連のコピー、又はプリン
トは完了する。
【0066】又、(F−4)の判定において、複数のト
ナー画像を感光体上に形成する第2のモードと判定され
ると、定着ローラ温度が(S−5)で検出される。そし
て、定着ローラ温度Teが、上記WUT完了の所定定着
温度であるTe1に達する前のTeNに達しているか否
かが判定される(S−6)。定着ローラ温度TeがTe
Nに達していない時は、ルーチンは定着ローラ温度検出
(S−5)の前迄戻り、TeNの温度に達する迄ルーチ
ンは繰り返されて、TeNの温度に達すると、感光体ベ
ルト回転が開始される(F−7)。なお、複数のトナー
画像を感光体上に形成する第2のモードにおける定着ロ
ーラ温度TeNは、感光体ベルト上に幾つのトナー画像
を形成するかによってそれぞれ変化した温度となる。
【0067】そして、(F−8)以降は第1のモードの
時と同じフローにより画像が形成され、一連のコピー、
又はプリントが完了するので説明は省略する。
【0068】図4は、上で述べた様に、本発明のカラー
画像形成装置の上記(I)〜(V)のカラー画像形成の
タイミングチャートである。
【0069】図4において、タイミングチャートは一番
上に時間の目盛をとり、その下に定着ローラヒータ、そ
して画像形成(I)〜(V)の各々について、感光体ベ
ルト、像露光、転写紙のそれぞれのタイミングチャート
を示している。画像形成(I)は今迄に説明した様に感
光体ベルト上に1つのトナー画像を形成する第1のモー
ドであり、画像形成(II)〜(V)は感光体ベルト上に
複数のトナー画像を形成する第2のモードである。
【0070】まず、第1のモードである画像形成(I)
について説明する。
【0071】画像形成(I)は、BK(黒色)トナーの
1色のトナーを使用したモノクロコピー、又はモノクロ
プリント、あるいは、C(シアン)トナー、M(マゼン
タ)トナー、Y(イエロー)トナーのうちの1色のうち
のトナーを使用したモノカラーコピー、又はモノカラー
プリントである。
【0072】本発明のカラー画像形成装置の電源がONさ
れると、定着ローラヒータは通電される。この時のタイ
ミングチャートの時間目盛をT0とする。使用者が、コ
ピー画像、又はプリント画像を急いで必要とする時は、
電源ONに続いてコピー、又はプリント釦がONされる。こ
の時のタイミングチャートの時間目盛はT1としてあ
る。そして、タイミングチャートは、定着ローラ温度が
トナー画像を転写紙に溶着可能な所定定着温度に達して
時間目盛T4においてWUT完了となっていることを示
している。WUT完了と同時に感光体ベルトは、感光体
ベルト駆動装置回路がマイコンよりの信号によりONされ
て、時間目盛T4より駆動が開始される。これを感光体
ベルトの時間目盛ではb1として表わしている。(以下
同じ)そして、感光体ベルトの帯電等の若干の予備動作
後レーザ書込み系ユニット回路がマイコンよりの信号に
よりONされて、e11より例えばBK(黒色)に対する感
光体ベルトへの像露光E、すなわち潜像の形成が始ま
る。一方、転写紙の給送が同じくe11より開始される。
そして、転写直前の位置で転写紙は待機されることにな
る。なお、転写紙の給送開始は転写紙の時間目盛ではS
(スタート)として表わしている。そして、このBK
(黒色)に対する像露光Eに対応するBK(黒色)トナ
ーによる現像Dがd11から始まる。そしてBK(黒色)
に対する像露光Eがe12で終了し、このBK(黒色)に
対する像露光に対応するBK(黒色)トナーによる現像
Dがd12で終了する。
【0073】一方、待機されていた転写紙は、感光体ベ
ルト上のトナー画像の移動にタイミングを合わせて再び
給送が始まり、転写紙に対する転写Tは、転写紙の時間
目盛でt1で始まり、定着Fはf1で始まる。そしてt
2で転写Tは終了し、f2で定着Fは終了し、ej(排
紙完了)で一連のコピー、又はプリントは完了すること
になる。この完了と同時に感光体ベルトの駆動もej
(排紙完了)と同じb2において終了する。この様にし
てBK(黒色)トナーの1色を使用したモノクロコピ
ー、又はモノクロプリントは完成する。
【0074】同様にしてC(シアン)、又はM(マゼン
タ)、又はY(イエロー)トナーのうちの1色に対する
感光体ベルトへの像露光が行なわれて、それぞれの色に
対する像露光に対応する色のトナーにより現像が行なわ
れればモノカラーコピー、又はモノカラープリントが行
なわれることになる。
【0075】そして、この時のコピー、又はプリント釦
が押されてから最初の1枚目のコピー、又はプリントが
完成する迄の時間FCOT(ファーストコピータイム)は
(T5−T1)である。
【0076】次に、第2のモードである画像形成(II)
について説明する。
【0077】画像形成(II)は、BK(黒色)トナーの
1色のトナーを使用したモノクロ画像合成プリント、あ
るいはC(シアン)トナー、M(マゼンタ)トナー、Y
(イエロー)トナーのうちの1色のトナーを使用したモ
ノカラー画像合成プリントである。
【0078】図4において、電源がONされて定着ローラ
ヒータが通電される所迄は上記画像形成(I)と同じで
ある。そして時間目盛T3において、感光体ベルトが、
感光体ベルト駆動装置回路がマイコンよりの信号により
ONされて、駆動が開始される。この時間目盛T3はやが
て転写紙上に転写されたトナー像が定着された時には、
定着ローラの温度がトナー画像を転写紙に溶着可能な所
定定着温度に充分到達する様になる時間である。
【0079】すなわち、本発明のカラー画像形成装置に
おいて、上記画像形成(I)での排紙完了時間目盛ej
と画像形成(II)での排紙完了時間目盛ejが同じにな
る様に、WUT完了のT4より前のT3において感光体
ベルトの駆動が開始され、最初の画像の画像形成が始ま
る様に設定されているわけである。
【0080】すなわち、タイミングチャートの時間目盛
ではT3である感光体ベルトの時間目盛b1において感
光体ベルトの駆動が開始され、上記画像形成(I)の場
合と同様に感光体ベルトの帯電等の若干の予備動作後、
最初の画像がレーザ書込み系ユニットによりe11より例
えばBK(黒色)に対する感光体ベルトへの像露光E、
すなわち潜像の形成が始まる。そして、このBK(黒
色)に対する像露光Eに対応するBK(黒色)トナーに
よる現像Dがd11から始まり、像露光Eがe12で終了
し、現像Dがd12で終了する。
【0081】そして感光体ベルトの最初の画像部が再び
戻って来て帯電等が行なわれた後、2色目の画像がレー
ザ書込み系ユニットによってe21より例えば最初の画像
と同じBK(黒色)に対する感光体ベルトへの像露光
E、すなわち潜像の形成が始まる。この場合の画像は画
像合成であるため、画像メモリに格納された別の画像が
読み出されて感光体ベルトに露光されることになる。一
方転写紙の給送が上記画像形成(I)の場合と同様に、
同じくe21より開始される。そして、転写直前の位置で
転写紙は待機されることになる。転写紙の給送開始は転
写紙の時間目盛ではS(スタート)として表わされる。
そして、BK(黒色)トナーによる現像Dがd21から始
まり、像露光Eがe22で終了し、現像Dがd22で終了す
る。
【0082】そして、待機されていた転写紙は、感光体
ベルト上のトナー画像の移動にタイミングを合わせて再
び給送が始まり、転写紙への転写Tは時間目盛t1で始
まり、定着Fはf1で始まる。そして、t2で転写Tが
終了し、f2で定着Fは終了し,ej(排紙完了)で一
連の画像合成プリントは完了することになる。この完了
と同時に感光体ベルトの駆動もej(排紙完了)と同じ
b2において終了する。この様にしてBK(黒色)トナ
ーの1色を使用したモノクロ画像合成プリントは完成す
る。
【0083】同様にしてC(シアン)、又はM(マゼン
タ)、又はY(イエロー)トナーのうちの1色に対する
感光体ベルトの像露光が2回行なわれて画像合成が行な
われ、それぞれの色に対する像露光に対応する色のトナ
ーによる現像が行なわれればモノカラー画像合成プリン
トが行なわれることになる。
【0084】そして、この時のコピー、又はプリント釦
が押されてから最初の1枚目のプリントが完成する迄の
時間FCOTは、画像形成が1つ多かったのにもかかわらず
(T5−T1)であり、画像形成(I)の場合と同じで
ある。これは、上で述べた様に、感光体ベルト上に1つ
のトナー画像を形成した後に転写する第1のモードであ
る画像形成(I)の場合は、WUT完了のT4より画像
形成のために感光体ベルトの駆動を開始したのに対し、
感光体ベルト上に複数のトナー画像を形成した後に転写
する第2のモードである画像形成(II)では、WUT完了
のT4より前のT3において画像形成のための感光体ベ
ルトの駆動を開始したためである。もし、画像形成(I
I)の感光体ベルトの駆動開始を、画像形成(I)と同じ
様にWUT完了のT4から開始したとすると、最初の1枚
目のプリント完成は、2点鎖線で示す様に伸びてきて、
T7でプリント完了ということになる。すなわち、(T
7−T5)だけFCOTは時間が短縮されることになる。
【0085】以下同様にして、第2のモードである画像
形成(III)について説明する。
【0086】画像形成(III)はBK(黒色)トナー、
C(シアン)トナー、M(マゼンタ) トナー、Y(イ
エロー)トナーのうちの2色のトナーを使用したカラー
コピー、又はカラープリント、及び2色のトナーによる
画像合成プリントである。画像形成(III)は、画像形
成(II)が1色のトナーによる2回の画像形成でモノク
ロ、又はモノカラー画像合成プリントを行なうのに対
し、図示の様に2色のトナーによるカラーコピー、又は
カラープリント、及び画像合成プリントである。従って
トナーが2色である以外は、画像形成(III)は画像形
成(II)と全く同じである。すなわち、感光体ベルトの
駆動開始はT3で始まり、コピー、又はプリントの完成
はT5である。従ってFCOTは画像形成(I),(II)と
同じ(T5−T1)であり、画像形成(II)と同じ様に
従来方式に比べて(T7−T5)だけFCOTは時間が短縮
される。
【0087】次に、同じく第2のモードである画像形成
(IV)について説明する。
【0088】画像形成(IV)は、BK(黒色)トナー、
C(シアン)トナー、M(マゼンタ)トナー、Y(イエ
ロー)トナーのうちの3色のトナーを使用したカラーコ
ピー、又はカラープリント、及び1色〜3色のトナーに
よる画像合成プリントである。
【0089】画像合成(IV)は、図示の様に画像合成
(II),(III)の場合の感光体ベルトの駆動が開始され
るT3より前のT2において感光体ベルトの駆動が開始
される。そしてトナーの色は変るが画像形成(II)にお
いて述べたと同じ露光E、現像Dが3回繰り返され、転
写T、定着Fが行なわれて、画像形成(I),(II),(I
II)と同じT5においてコピー、又はプリントが完了す
る。従ってFCOTは画像形成(I),(II),(III)と同じ
(T5−T1)であり、従来方式に比べて(T8−T
5)だけFCOTは時間が短縮される。
【0090】次に同じく、第2のモードである画像形成
(V)について説明する。
【0091】画像形成(V)は、BK(黒色)トナー、
C(シアン)トナー、M(マゼンタ)トナー、Y(イエ
ロー)トナーの全色のトナーを使用したカラーコピー、
又はカラープリント、及び1色〜4色のトナーによる画
像形成プリント、あるいは1色〜4色のトナーによる4
画像以上の画像合成プリントである。
【0092】画像形成(V)は、図示の様に画像形成(I
V)の場合の感光体ベルトの駆動が開始されるT2より
前の、コピー、又はプリント釦ONのT1において感光体
ベルトの駆動が開始される。そして上記の露光E、現像
Dが4回繰り返され、転写T、定着Fが行なわれて、T
6においてコピー、又はプリントが完了する。従ってFC
OTは画像形成(I),(II),(III),(IV)よりは若干
長いT6である。しかし、従来方式に比べて(T9−T
6)だけFCOTは時間が短縮される。
【0093】4画像以上の画像合成プリントの場合は、
FCOTは1画像増すごとに1画像分づつ、すなわち露光か
ら次の露光迄、感光体ベルトの時間目盛りで言えばe11
〜e21、あるいはe21〜e31、あるいはe31〜e41の時
間だけ伸びることになる。しかし、従来方式に比べての
FCOTの時間短縮は(T9−T6)で変らない。
【0094】
【発明の効果】本発明により、多数のカラートナー(し
かし最多で4色)を使ったカラーコピー、あるいはカラ
ープリントを行なう場合、あるいは多数の画像合成プリ
ントを行なう場合でも、1色のみのコピー又はプリント
の場合と同じか、あるいは若干時間が伸びる程度で最初
の1枚目のコピー画像、又はプリント画像を得ることが
可能な、簡単で安価なカラー画像形成装置が提供される
こととなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくカラー画像形成装置の構成概要
図。
【図2】本発明に基づくカラー画像形成装置のブロック
回路図。
【図3】本発明に基づくカラー画像形成装置の画像形成
プロセスのフローチャート。
【図4】本発明に基づくカラー画像形成装置の画像形成
のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 6 帯電器 7 レーザ書込み系ユニット 8,9,10,11 現像器 12 転写器 18 定着ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 忠義 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 審査官 瀧本 十良三 (56)参考文献 特開 平3−211568(JP,A) 特開 昭52−113744(JP,A) 特開 平3−107184(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 376 G03G 15/01 111 G03G 15/16 G03G 15/20 109 G03G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのトナー像を感光体上に形成した後
    転写する第1のモードと、複数のトナー像を感光体上に
    形成した後転写する第2のモードとを有し、前記1つ又
    は複数の転写像を所定定着温度で定着する定着手段とを
    有するカラー画像形成装置において、前記第1のモード
    の感光体上での像形成の開始は、前記定着手段の所定定
    着温度を検出の後スタートさせ、前記第2モードの感光
    体上での像形成の開始は、前記定着手段が所定定着温度
    になる以前にスタートさせる制御手段を有することを特
    徴とするカラー画像形成装置。
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