JP5252004B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主走査方向に発光点が複数並んだ複数の露光装置を備える電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体をビームで露光することで、感光体上に静電潜像を形成する。この露光に用いられる露光装置として、近年、主走査方向(用紙が搬送される方向に直交する方向)にLEDなどによる発光点が複数並んだ露光ヘッドを有するものが用いられることがある。
このタイプの露光ヘッドは、カラー画像を形成する場合には、シアン、マゼンタなどの複数の印字色に応じて、複数設けられる。そして、各露光ヘッドによる印字の色ずれを防止するために、色ずれ補正をすることが行われている(特許文献1,2など)。
特開平10−272803号公報 特開平10−315545号公報
ところで、このタイプの露光ヘッドは、1つの半導体チップ内に半導体プロセスによりLEDの発光素子を精細に一列に配列したLEDアレイチップ(発光チップ)を、回路基板上において主走査方向に配列してなる。より詳細には、発光チップは、回路基板上において主走査方向に並ぶとともに、一の発光チップの一端の発光点と、これに隣接する発光チップの他端(一の発光チップに近い端)の発光点との主走査方向の隙間が発生するのを防止するため、隣接するLEDチップアレイ同士は、主走査方向に直交する副走査方向にずらして配置されている。
各LEDアレイチップは、半導体プロセスにより製造されるため、各発光点(LED)の配列は非常に正確であるが、LEDアレイチップの回路基板への配置の際には、組付上の誤差が生じる。また、露光ヘッドの画像形成装置本体への組付誤差も生じる。そのため、各露光ヘッドで、それぞれ同じ数の発光点だけ発光させた場合には、各露光ヘッドにより主走査方向において露光できる範囲が一致しないという問題がある。
そこで、本発明は、上記の背景に鑑みなされたもので、主走査方向における発光点の発光範囲を一致させて、良好なカラー画像の形成を可能にすることを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明は、主走査方向に発光点がそれぞれ複数並んだ複数の露光装置と、前記露光装置により露光されることで静電潜像が形成される感光体と、前記露光装置の発光を制御する制御装置とを備えて記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、前記制御装置は、前記複数の露光装置のそれぞれについて、印字幅に対応した所定数の発光点群の両端付近の2つを発光させて、当該2つの発光点による露光で前記感光体上に形成される露光点の主走査方向の位置を検出する端部画素位置検出手段と、前記端部画素位置検出手段で検出した露光点の位置に基づき、前記各露光装置で発光させた前記2つの発光点間の距離が最も大きい第1の露光装置を特定する最大幅露光装置特定手段と、前記最大幅露光装置特定手段で特定した第1の露光装置以外の第2の露光装置が、前記第1の露光装置の前記2つの発光点で特定される幅方向の範囲と同じ範囲で露光できるように、第2の露光装置で用いる発光点の範囲を特定する発光点特定手段と、前記第2の露光装置の前記発光点特定手段で特定された範囲の発光点を、入力される画像データの画素と対応させ、前記第1の露光装置で用いる発光点の数と前記第2の露光装置で用いる発光点の数の差をnとして、前記第2の露光装置の隣接する2つの発光点の組のうち、n組の発光点を、それぞれ、入力される画像データの1つの画素に対応させる発光対応点特定手段とを備えることを特徴とする。
このような画像形成装置によると、端部画素位置検出手段により検出された画素の位置に基づき、発光点特定手段が、各露光装置について同じ範囲で露光できるように用いる発光点を特定する。これにより、LEDアレイチップの配列誤差や、露光装置の画像形成装置本体への組付誤差があっても、主走査方向の露光範囲を各露光装置で合わせることができる。そして、このとき、発光点特定手段は、最も広い幅(主走査方向の範囲:記録シートの幅方向範囲)で発光する第1の露光装置(発光点のピッチが広い部分がある結果、同じ画素数だけ離れた2つの発光点を発光させるとその距離が最も大きくなる露光装置)を基準として、他の第2の露光装置の発光点を特定するので、第2の露光装置で露光しようとする画素が欠落することがない。すなわち、仮に、最も広い幅で発光する第1の露光装置以外の第2の露光装置を基準として、各露光装置が同じ幅で露光できるように発光点を特定すると、広い幅で発光する第1の露光装置において、一部の画素を欠落させなければ露光幅を基準の露光装置に合わせられないが、最も広い第1の露光装置で用いる発光点の主走査方向範囲を基準とする場合には、第2の露光装置の発光点の数を増やすことで第1の露光装置の発光点の範囲に第2の露光装置の発光点の範囲を合わせることができるので、画素を欠落させることなく画像を形成することができる。
本発明によれば、主走査方向における発光点の発光範囲を一致させて、良好なカラー画像を形成することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 LEDユニットおよびプロセスカートリッジの拡大図である。 LEDユニットを露光面側から見た図である。 LEDユニットの露光面に配置されたLEDアレイチップの配置および発光点を示す拡大図である。 制御装置とLEDユニットの機能ブロック図である。 発光対応点の決定の全体処理を示すフローチャートである。 両端付近の発光点の位置の一例を示す、LEDユニットを露光面側から見た図である。 中央位置の揃え方を説明する、LEDユニットを露光面側から見た図である。 発光点の範囲の調整を説明する、LEDユニットを露光面側から見た図である。 画像データの1つの画素に対応させる、2つの隣接する発光点を示す、LEDユニットを露光面側から見た図である。 画像データの1つの画素に対応させる、2つの隣接する発光点の配置方法の例を示す図(a)および(b)である 複数の第2のLEDユニット同士において、画像データ上の1つの画素に対応させる一組の発光点の位置を主走査方向で異ならせる場合を説明する図である。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、本発明の画像形成装置の一例としての電子写真方式のカラープリンタ1は、本体筐体10内に、用紙S(記録シート)を供給する給紙部20と、給紙された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90と、これらの各部の動作を制御する制御装置100とを備えている。なお、以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
本体筐体10の上部には本体筐体10に対し相対的に開閉自在なアッパーカバー12が、後側に設けられたヒンジ12Aを支点として上下に回動自在に設けられている。アッパーカバー12の上面は、本体筐体10から排出された用紙Sを蓄積する排紙トレイ13となっており、下面には露光装置の一例としてのLEDユニット40が設けられている。
また、本体筐体10内には、各プロセスカートリッジ50を着脱自在に収容するカートリッジドロア15が設けられている。カートリッジドロア15は、左右に一対設けられた金属製のサイドプレート15A(片側のみ図示)と、一対のサイドプレート15Aを連結するクロスメンバー15Bが前後に一対設けられている。サイドプレート15Aは、LEDユニット40が有する露光ヘッドとしてのLEDヘッド41の左右方向の両側に配置され、感光体ドラム53を直接的または間接的に支持し、位置決めする部材である。LEDヘッド41の発光は、制御装置100により制御される。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、本体筐体10に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Sを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を主に備えている。用紙供給機構22は、給紙トレイ21の前側に設けられ、給紙ローラ23、分離ローラ24および分離パッド25を主に備えている。
このように構成される給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Sが、一枚ずつ分離されて上方へ送られ、紙粉取りローラ26とピンチローラ27の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路28を通って後ろ向きに方向転換され、画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とから主に構成されている。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、図2に示すように、ドラムユニット51と、ドラムユニット51に対して着脱自在に装着される現像ユニット61とを備えている。サイドプレート15Aは、プロセスカートリッジ50を支持しており、プロセスカートリッジ50は、感光体ドラム53を支持している。なお、各プロセスカートリッジ50は、現像ユニット61のトナー収容室66に収容されるトナーの色が相違するのみであり、構成は同一である。
ドラムユニット51は、ドラムフレーム52と、ドラムフレーム52に回転可能に支持される感光体の一例としての感光体ドラム53と、スコロトロン型帯電器54とを主に備えている。
現像ユニット61は、現像フレーム62と、現像フレーム62に回転可能に支持される現像ローラ63および供給ローラ64と、層厚規制ブレード65とを備え、トナーを収容するトナー収容室66を有している。プロセスカートリッジ50は、現像ユニット61がドラムユニット51に装着され、これにより、現像フレーム62とドラムフレーム52との間に上方から感光体ドラム53を臨める露光穴55が形成される。この露光穴55には下端にLEDヘッド41を保持したLEDユニット40が挿入される。LEDヘッド41の詳細については後述する。
転写ユニット70は、図1に示すように、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を主に備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム53に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム53に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。搬送ベルト73の下方には、搬送ベルト73の下側の面に対面して、イメージセンサ105が設けられている。イメージセンサ105は、LEDとフォトトランジスタなどからなり、搬送ベルト73上にテスト(「パッチテスト」という)として載せられたトナーを読み取るセンサである。イメージセンサ105は、用紙Sの幅方向(主走査方向)の、画像形成領域の両端付近に載せられたトナーを検出するために、当該両端付近に対応して2つ設けられている。イメージセンサ105は、搬送ベルト73に対面していれば、必ずしも搬送ベルト73の下方にある必要はなく、前方や後方に配置されていてもよい。
定着ユニット80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の奥側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光体ドラム53の表面(感光面53A)が、スコロトロン型帯電器54により一様に帯電された後、各LEDヘッド41から照射されるLED光により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光体ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容室66内のトナーが、供給ローラ64の回転により現像ローラ63に供給され、現像ローラ63の回転により現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。
現像ローラ63上に担持されたトナーは、現像ローラ63が感光体ドラム53に対向して接触するときに、感光体ドラム53上に形成された静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム53上でトナーが選択的に担持されて静電潜像が可視像化され、反転現像によりトナー像が形成される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Sが各感光体ドラム53と搬送ベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム53上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。
そして、用紙Sが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙S上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に向かって延び、手前側に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Sを搬送する複数対の搬送ローラ92を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Sは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<LEDヘッドの構成>
LEDヘッド41は、主走査方向(用紙Sの搬送方向に直交する方向で、本実施形態においては左右方向)に発光点が複数並んだ部材である。LEDヘッド41の感光体ドラム53に対面する下向きの露光面は、図3に示すように、発光チップの一例としてのLEDアレイチップCHi(CH1〜CH20、iは、LEDアレイチップの番号)が複数配置された回路基板CBが設けられている。LEDアレイチップCHiは、それぞれ、半導体プロセスにより、表面に微細なLEDの素子が形成されたものである。本実施形態においては、回路基板CBに、20個のLEDアレイチップCHiが配置されている。LEDアレイチップCHiは、後述するLEDユニット駆動手段160により発光の信号が入力されることで、主走査方向の走査開始側(例えば、図7の左側)から走査終了側(例えば、図7の右側)へ向けて順次発光して、または、一斉に発光して感光体ドラム53を露光する。
各LEDアレイチップCHiは、図4に示すように、主走査方向にLEDの素子からなる発光点Pが一列に密に配列されている。LEDアレイチップCHiの製造上、発光点PはLEDアレイチップCHiの縁までは形成することができない。そのため、LEDアレイチップCHiは、主走査方向に一直線に配列されるのではなく、隣接するLEDアレイチップCHi同士が副走査方向にずれて配置されている。これにより、LEDアレイチップCHiの一端(右端)の発光点(例えば、図4の符号P1で示した発光点)と、このLEDアレイチップCHiに一端側で隣接するLEDアレイチップCHi+1の他端(左端)の発光点(例えば、図4の符号P2で示した発光点)とが、主走査方向の位置関係では、約1ピッチ分のずれとなるように配置することができる。本実施形態においては、隣接するLEDアレイチップCHi同士が前後に交互にずれて千鳥状(ジグザグ)に配置されているが、必ずしも千鳥状に並ぶ必要はなく、例えば、各LEDアレイチップCHiを前後にずれた3つの位置のうち、いずれかの位置を取るようにずらして配置してもよい。
各LEDアレイチップCHi内の各発光点Pは、半導体プロセスにより製造されるため、各発光点Pのピッチは非常に正確に配置されているが、回路基板CBに対するLEDアレイチップCHiの配置には組付上の誤差が生じるため、一のLEDアレイチップCHiの一端の発光点(例えば、図4の発光点P1)と一のLEDアレイチップCHiに一端側で隣接する他のLEDアレイチップCHi+1の他端側の発光点(例えば、図4の発光点P2)の主走査方向のピッチは、理想的な1ピッチから多少ずれる。
そのため、図7に示すように、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応するLEDヘッド41B,41Y,41M,41Cの両端のLEDチップアレイCH1,CH20の中央の発光点をそれぞれ光らせた場合、各LEDヘッド41B,41Y,41M,41Cにより、この2つの発光点間の距離(主走査方向の距離)が異なる。また、図7に示すように、装置本体(本体筐体10)の基準面(本体基準面BL)に対する各LEDヘッド41B,41Y,41M,41Cの主走査方向の位置も、誤差により異なる。この誤差は、各LEDヘッド41B,41Y,41M,41Cがアッパーカバー12に支持されていることから、主に、アッパーカバー12を開閉する度に、装置本体に対する各LEDヘッド41B,41Y,41M,41Cの位置が変化することに起因する。本実施形態のカラープリンタ1は、入力された画像データの主走査方向の座標に対し、対応させる発光点Pを調整することで、これらの発光点の主走査方向の位置の誤差を解消する。そのため、カラープリンタ1の制御装置100は、以下に示すような構成を有する。
<制御装置の構成>
図5に示すように、制御装置100は、本発明の特徴部分、すなわち、LEDユニット40の発光の制御に関係する機能部として、端部画素位置検出手段110、最大幅露光装置特定手段120、中央位置算出手段130、発光点特定手段140、発光対応点特定手段150、LEDユニット駆動手段160および記憶装置109を備える。制御装置100は、CPU、ROM、RAMおよび入出力インタフェースを有し、予め記憶されたプログラムを実行することで、各手段を実現する。
なお、以下の説明で用いる図7〜図9においては、LEDヘッド41の幅方向の大きさを理解できるように、搬送ベルト73を実際の見え方とは無関係に参考までに示している。また、図7〜図9においては、両端のLEDチップアレイCH1,CH20の中央の発光点間の距離を「通常」、「短い」、「長い」により示し、両端のLEDチップアレイCH1,CH20の中央の発光点の中心位置を中央点M,M,M,Mにより示している。
端部画素位置検出手段110は、4つのLEDユニット40のそれぞれについて、印字幅(カラープリンタ1で印刷する最大幅の用紙Sで印刷する場合の幅)に対応した所定数の発光点群の両端付近の2つを発光させて、当該2つの発光点Pによる露光で感光体ドラム53上に形成される露光点の主走査方向の位置を検出する手段である。この2つの発光点Pの一つ(図7の左側)を本実施形態において便宜上、開始発光点PXsと称し、もう一つ(図7の右側)を終了発光点PXeと称する(添え字Xは、色を示すB,Y,M,Cの一般文字とする)。開始発光点PXsと終了発光点PXeを含む、それらの間に位置する各発光点Pが、露光に用いられる発光点である。なお、開始発光点PXsおよび終了発光点PXeは、開始発光点PXsから終了発光点PXeに向けて順次発光させていく場合を想定して名前を付けているが、実際の露光時には、開始発光点PXsから終了発光点PXeまでのすべての発光点Pを同時に発光させてもよい。
端部画素位置検出手段110が発光させる開始発光点PXsおよび終了発光点PXeは、予め決められた特定の位置の発光点であり、本実施形態では、一例として、前記したLEDヘッド41B,41Y,41M,41Cの両端のLEDチップアレイCH1,CH20の中央の発光点とする。開始発光点PXsおよび終了発光点PXeは、後述するように、発光点特定手段140により実際の露光に用いられる発光点群が特定された後は、当該特定された発光点群の両端の発光点がそれぞれ対応することになる。
そして、端部画素位置検出手段110は、イメージセンサ105から入力された、搬送ベルト73上で検出された各色の画素(トナー)の位置に基づき、露光点の主走査方向の位置を特定する。
最大幅露光装置特定手段120は、端部画素位置検出手段110で検出した露光点の位置に基づき、各LEDユニット40で発光させた2つの開始発光点PXsおよび終了発光点PXe間の距離が最も大きい第1のLEDユニット40(第1の露光装置)を特定する手段である。すなわち、イメージセンサ105で検出された各色の開始発光点PXsおよび終了発光点PXeに対応する画素の位置の主走査方向の座標の差から、距離を求め、この距離が最も大きいLEDユニット40を判定する。なお、ここでの距離は、具体的な寸法(空間上の距離)として得る必要は無く、互いの大小関係が分かるように、開始発光点PXsおよび終了発光点PXeの露光により得られた画素の座標の差として得れば十分である。図7〜図9に示す例では、第1のLEDユニット40は、シアンに対応するLEDユニット40Cである。
中央位置算出手段130は、端部画素位置検出手段110で特定した各LEDユニット40の開始発光点PXsおよび終了発光点PXeによる露光で感光体ドラム53上に形成される2つの露光点の主走査方向における中央点M,M,M,Mの位置を算出するとともに、各LEDユニット40の中央点M,M,M,Mのうち、最も一端側(例えば、図7の左側)に位置する中央点Mと、最も他端(例えば、図7の右側)に位置する中央点Mとの主走査方向における中央点を画像形成範囲の中央点(基準中点M)として算出する手段である。ここでの各LEDユニット40の中央点M,M,M,Mは、空間上の絶対的位置を算出する意味ではなく、それらが、主走査方向においてどの程度の位置にあるかを相対的に比較するための値であればよい。例えば、各イメージセンサ105で検出した画素の主走査方向の座標の平均値を中央点M,M,M,Mの位置とすることができる。
発光点特定手段140は、最大幅露光装置特定手段120で特定した第1のLEDユニット40以外の第2のLEDユニット40(第2の露光装置)が、第1のLEDユニット40の2つの開始発光点PXsおよび終了発光点PXeで特定される幅方向の範囲と同じ範囲で露光できるように、第2のLEDユニット40で用いる発光点の範囲を特定する手段である。図7〜図9に示す例では、第2のLEDユニット40は、ブラック、イエロー、マゼンタに対応するLEDユニット40B,40Y,40Mである。
本実施形態においては、第1のLEDユニット40で用いる発光点Pが画像形成範囲(印字幅の領域)の中央点(基準中点M)を中心として主走査方向両側に同数の発光点Pが存在するように第1のLEDユニット40で用いる発光点Pを調整し、第2のLEDユニット40で用いる発光点Pの範囲を、この調整された第1のLEDユニット40で用いる発光点の範囲に合わせて特定する。例えば、図7では、最大幅のLEDユニット40は、シアンに対応するLEDユニット40Cであり、LEDユニット40Cは、基準中点Mと比較すると全体として左に寄っている。そのため、シアンに対応するLEDユニット40Cで用いる発光点Pの範囲を1つ右にずらすと、図8に示すように、シアンで用いる発光点Pが、基準中点Mに対し主走査方向両側に同数存在するようになる。
発光対応点特定手段150は、第2のLEDユニット40B,40Y,40Mの発光点特定手段140で特定された範囲の発光点Pを、入力される画像データの画素と対応させ、第1のLEDユニット40Cで用いる発光点Pの数と第2のLEDユニット40B,40Y,40Mのそれぞれで用いる発光点Pの数の差をn(n,n,n)として、第2のLEDユニット40B,40Y,40Mの隣接する2つの発光点Pの組のうち、n組の発光点を、それぞれ、入力される画像データの1つの画素に対応させる手段である。すなわち、第2のLEDユニット40B,40Y,40Mでは、第1のLEDユニット40Cよりも、それぞれ、n,n,nだけ多くの発光点Pを用いるので、いくつかの発光点Pについては、隣接する2つの発光点Pを、印刷すべき画像データの画素の1つと対応させ、これにより、画像データのその1つの画素をON(印字する)という指令があった場合には、その指令に応じて1組(隣接する2つ)の発光点Pを発光させる。
ここでの、画像データ上の1つの画素に対応させる1組の発光点Pの決め方は任意であるが、1組とされる発光点Pが主走査方向に連続すると、印刷された画像に乱れが生じやすいので、発光対応点特定手段150は、望ましくは、nが2以上である場合に、1つの画素に対応させる発光点の組同士の間に他の発光点Pが介在するように配置する。すなわち、2つの発光点Pを一つの画素として扱うような発光点Pの組は、主走査方向に連続させないのがよい。
本実施形態においては、画像データ上の1つの画素に対応させる1組の発光点Pの決め方は、記憶装置109に記憶してある各LEDユニット40ごとに予め測定しておいた各発光点Pの主走査方向の位置(リニアリティデータという)に基づき、最も長い第1のLEDユニット40Cの各発光点Pの位置に対する第2のLEDユニット40B,40Y,40Mの各発光点Pの相対的ずれ量を計算し、最もずれ量が大きい発光点Pから順に、隣接する発光点P同士を1つの画素に対応させる1組の発光点とする。
なお、リニアリティデータは、各発光点Pごとに、1つずつ主走査方向の位置を記憶させておいてもよいし、LEDアレイチップCHi内の発光点Pが正確に配列されていることを考慮すれば、各LEDアレイチップCHiの主走査方向の位置や、各LEDアレイチップCHi内の代表する一つの発光点Pについて主走査方向の位置を記憶しておいてもよい。また、各発光点Pの主走査方向の位置は、その位置の座標として記憶しておいてもよいし、理想的な位置からのずれ量として記憶しておいてもよい。
LEDユニット駆動手段160は、入力された印刷すべき画像データに基づき、LEDヘッド41の各発光点Pを発光させる手段である。この発光に際し、LEDユニット駆動手段160は、記憶装置109に記憶されている、主走査方向の画素(画像データに対応する画素)の座標と、当該画像データ上の画素に対応した感光体ドラム53上の画素を形成するために発光させる発光点Pの対応を参照して、当該対応に応じた発光を行うように構成されている。
記憶装置109は、制御装置100によるLEDユニット40の発光の制御に必要なデータを記憶している。記憶装置109は、例えば、前記したリニアリティデータや、画素の座標と対応する発光点Pの対応関係などを記憶している。
制御装置100は、上記の端部画素位置検出手段110、最大幅露光装置特定手段120、中央位置算出手段130、発光点特定手段140および発光対応点特定手段150による処理をカラー印刷の場合のみにおいて行い、モノクロ印刷の場合には行わない。すなわち、モノクロ印刷の場合には、一般的なモノクロプリンタと同様に画像データの画素に発光点Pを一対一で対応させ、所定の1つの発光点(例えばPBs)から順に画像データの画素を割り当てる。モノクロ印刷の場合には、LEDユニット40間の画素のずれは問題とならない一方、画像データ上の一つの画素に複数の発光点Pを対応させると、均一なトーンの印刷において縦縞が現れたり、一部の縦線が太くなったりするからである。
以上のように構成されたカラープリンタ1における、発光対応点の決定に関する動作および効果を図6のフローチャートおよび図7〜図10を参照しながら説明する。
カラープリンタ1は、所定のタイミングにおいて、図6に示す処理により発光対応点の決定を行う。この所定のタイミングは、LEDユニット40が装置本体の本体基準面BLに対しずれた可能性がある場合であることが好ましく、例えば、アッパーカバー12の開閉をセンサにより検出した場合であるとか、電源が入力された場合である。
このようなきっかけにしたがって発光対応点の決定を行う場合、図6に示すように、端部画素位置検出手段110は、すべてのLEDユニット40について、所定の開始発光点PXsおよび終了発光点PXeを発光させる。そして、この発光により感光体ドラム53が露光され、現像された画素の位置をイメージセンサ105が検出する。端部画素位置検出手段110は、イメージセンサ105から制御装置100に入力されたデータに基づき、開始発光点PXsおよび終了発光点PXeによる露光点の主走査方向の位置を特定する(S1)。これにより、例えば、図7に示すように、各開始発光点PXs(PBs,PYs,PMs,PCs)および終了発光点PXe(PBe,PYe,PMe,PCe)の本体基準面BLに対する位置が特定される。
そして、中央位置算出手段130は、端部画素位置検出手段110が特定した開始発光点PXsおよび終了発光点PXeによる露光点の主走査方向の位置に基づき、各LEDユニット40の開始発光点PXsと終了発光点PXeの中央点M,M,M,Mの位置を算出する(S2。図7参照。)。
次に、中央位置算出手段130は、中央点M,M,M,Mのうち、最も左寄りの中央点Mと最も右寄りの中央点Mを選択し、この2つの中央点の主走査方向の中央点を基準中点Mとして算出する(S3)。例えば、図7の例では、最も左寄りの中央点Mと最も右寄りの中央点Mの中央点を基準中点Mとする。
次に、発光点特定手段140は、第1のLEDユニット40と第2のLEDユニット40の発光点の範囲を合わせるのに先立ち、各LEDユニット40で用いる発光点群の範囲の中心合わせを行う。具体的には、各LEDユニット40の中央点Mと基準中点Mの位置の差に基づき、各LEDユニット40の開始発光点PXsおよび終了発光点PXeをずらす(S4)。例えば、図7の例では、基準中点Mに対しイエローに対応する中央点Mが右に半ピッチ(理想的な発光点P同士のピッチを1ピッチとする)以上ずれ、シアンに対応する中央点Mが左に半ピッチ以上ずれているので、このずれに応じた数だけ発光点群の位置を左右にずらす。これにより、図8に示すように、イエローについては1つ分発光点群を左にずらす。つまり、これまで用いることにしていた発光点群のうち右端の1つを用いないことにし、左端に用いる発光点を一つ増やす。同様にして、シアンについては、1つ分、発光点群を右にずらす。こうして、各中央点M,M,M,Mが、主走査方向において基準中点Mと略同じ位置(半ピッチ以内のずれ)になる。
次に、最大幅露光装置特定手段120は、各LEDユニット40について、開始発光点PXsと終了発光点PXeの位置を比較し、この2つの発光点の主走査方向の距離を得る。そして、この距離が最大となるLEDユニットを特定する(S5)。図8に示す例では、開始発光点PXsと終了発光点PXeの距離が最大であるのは、シアンに対応したLEDユニット40Cであると特定される。
次に、発光点特定手段140は、シアン以外の第2のLEDユニット40B,40Y,40Mについて、開始発光点PXsと中央点Mの距離および終了発光点PXeと中央点Mの距離から、補充する発光点Pの数を特定する(S6)。この2つの距離の和は、そのLEDユニット40における露光幅を意味するので、第1のLEDユニット40の露光幅と比較し、その差を発光点Pの理想的なピッチで割ることで、いくつの発光点Pを補充すればよいかを特定することができる。図8に示す例では、ブラックおよびイエローに対応するLEDユニット40B,40Yは1つの発光点Pを補充すればよく、マゼンタに対応するLEDユニット40Mは、2つの発光点Pを補充すればよい。具体的には、図9に示すように、ブラックとイエローでは、発光点群の右端に1つの発光点を補充し、マゼンタでは、発光点群の左右両端に1つずつ発光点を補充する。このように、左右どちらの端に発光点Pを補充するかは、第1のLEDユニット40Cの開始発光点PCsおよび終了発光点PCeの位置と、第2のLEDユニット40B,40Y,40Mの開始発光点PBs,PYs,PMsおよび終了発光点PBe,PYe,PMeの位置を比較して、それらの位置の差から判定する。
次に、発光対応点特定手段150は、最も長い第1のLEDユニット40Cのリニアリティデータを基準に、他の第2のLEDユニット40B,40Y,40Mのリニアリティデータを比較して、ずれ量が大きい発光点Pを検出する(S7)。すなわち、端部画素位置検出手段110による開始発光点PXsおよび終了発光点PXeの特定により、記憶装置109が記憶しているリニアリティデータを参照すれば、本体基準面BLに対する各発光点Pの主走査方向の位置が特定できる。そこで、各開始発光点PBs,PYs,PMs,PCsを画像データ上の左端の座標のデータに対応させるとして、終了発光点PXe側へ向けて順次発光点同士の位置を比較していくと、それぞれの発光点Pについて、主走査方向のずれ量を算出することができる。発光対応点特定手段150は、このずれ量が大きい発光点を、補充すべき発光点の数だけ検出する。
次に、発光対応点特定手段150は、当該ずれ量が大きい発光点から順に入力される画像データの1つの画素に対応させる隣接した1組の発光点を特定する(S8)。例えば、図10に示すように、シアンの発光点Pとマゼンタの発光点Pの主走査方向の位置を互いに対応させて、開始発光点PMs,PCsから順に右に比較していった場合、例えば、マゼンタの発光点PM3とシアンの発光点PC3が半ピッチ以上の大きなずれ量でずれていたとする。そこで、ずれ量が大きい発光点PC3については、隣接する発光点と合わせて2つを一組の発光点として(ハッチングを掛けた発光点を参照)、この一組の発光点を、画像データの一つの画素に対応させる。
このような処理により、画像データ上の一つの画素に対応させる組となる発光点をすべて決定したら、画像データの画素の主走査方向の座標と、その座標に対応させて発光させる発光点または発光点の組を記憶装置109に記憶させる。
このようにして、発光対応点の決定がなされると、制御装置100は、印字データが入力されたときにLEDユニット駆動手段160により、記憶装置109に記憶された画像データの画素の主走査方向の座標と、その座標に対応させて発光させる発光点または発光点の組との関係を参照しながら、各発光点の発光(点滅)を実行して、感光体ドラム53の露光を行う。
以上のようにして、本実施形態のカラープリンタ1によれば、発光点特定手段140により、各LEDユニット40で発光させる発光点Pの主走査方向の範囲が同じになるので、各色の主走査方向における露光範囲を一致させて良好なカラー画像を形成することができる。なお、本発明でいう、用いる発光点Pの主走査方向の範囲が同じであるとは、半ピッチ以内のずれを許容する意味である。そして、この露光範囲の調整の際に、発光点特定手段140は、開始発光点PXsと終了発光点PXeの距離が最も大きい第1のLEDユニット40を基準として、他の第2のLEDユニット40で補充する発光点の数を決定するので、結果として印字される画素に欠落がなく、精細なカラー画像を形成することができる。
また、本実施形態のカラープリンタ1は、カラー印刷時には、上記の端部画素位置検出手段110、最大幅露光装置特定手段120、中央位置算出手段130、発光点特定手段140および発光対応点特定手段150により発光点の補充などの処理を実行するが、モノクロ印刷時には、この処理を行わない。これにより、モノクロ印刷時における画像の乱れを防止することができる。
また、中央位置算出手段130により、各LEDユニット40の中央合わせを行い、このとき、最も左寄りの中央点Mと最も右寄りの中央点Mの中央点を基準中点Mとするので、発光点特定手段140による用いる発光点Pの特定の際に発光点Pが足りなくなるような破綻が生じにくい。そのため、主走査方向における印字幅の外側に余裕分として用意する余分な発光点Pの数を少なくしてコストダウンを図ることもできる。
さらに、あるLEDユニット40に補充する発光点Pの数nが2以上である場合に、画像データ上の1つの画素に対応させる発光点Pの組同士の間に他の発光点Pが介在するように当該発光点Pの組を配置することで、画像の乱れを防止することができる。
また、基準となる第1のLEDユニット40の発光点Pに対し、第2のLEDユニット40におけるずれが大きい発光点Pを、画像データ上の1つの画素に対応させる一組の発光点Pとして決定するので、カラー印刷のときの色ずれが生じにくく、良好なカラー画像を形成することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限らず、適宜変形して実施することができる。
例えば、発光対応点の決定方法は、前記した手法には限られない。図11は、画像データの1つの画素に対応させる、2つの隣接する発光点の配置方法の他の例を示す図である。図11(a)に示す例では、LEDユニット40において補充すべき発光点の数nが2以上である場合に、発光対応点特定手段150が、一定の間隔、例えば、100個の発光点ごとに、画像データ上の1つの画素に対応させる発光点の組を一組ずつ割り当てる場合を示している。
また、図11(b)に示す例では、発光対応点特定手段150が、LEDユニット40において補充すべき発光点の数nが2以上(例えばn=4)である場合に、用いる発光点の範囲を主走査方向でn個の範囲(例えば4個)に区分し(ブロックBL1〜BL4)、当該区分された各範囲に前記1つの画素に対応させる発光点の組を一組ずつ割り当てる場合を示している。この図11(b)の例では、発光点の組同士が隣り合わなければ、(間に他の発光点が介在すれば)、区分された各ブロックBL1〜BL4内のどこに発光点の組が位置してもよい。
また、前記した実施形態では、第2のLEDユニット40同士における、発光点の組の主走査方向の位置関係について考慮していなかったが、これを考慮して発光点の組の配置を決定するのが望ましい。すなわち、LEDユニット40が、少なくとも3つ設けられる場合に、発光対応点特定手段150は、一の第2のLEDユニット40において、画像データ上の1つの画素に対応させる発光点Pの組の位置と、他の第2のLEDユニット40において、画像データ上の1つの画素に対応させる発光点Pの組の位置とを異ならせることが望ましい。
このようにすれば、図12に示すように、シアンが第1のLEDユニット40C、ブラック、イエロー、マゼンタが第2のLEDユニット40B,40Y,40Mとして、ブラック、イエロー、マゼンタにおいて、組とする発光点P(ハッチングで示した発光点)の位置が主走査方向において互いに重ならないようになる。こうすると、発光点Pの組を主走査方向において分散させ、良好なカラー画像を形成することができる。
また、上記の変形例の他、本発明は、適宜な変形が可能である。例えば、記憶装置109は、画像形成装置の任意の部材に設けることができるし、記憶すべきデータを複数の記憶装置に分散して記憶させておいてもよい。例えば、記憶装置109に記憶させていたデータは、LEDユニット40が有する記憶装置49に記憶させてもよい(図5参照)。
前記実施形態においては、複数のLED素子を発光点として有する露光装置を例示したが、LED以外の発光素子を利用することもできる。
前記実施形態においては、感光体の一例として感光体ドラム53を示したが、感光体は、ベルト形状であってもよい。
前記実施形態においては、画像形成装置の一例としてカラープリンタ1を説明したが、本発明は、複写機、複合機などに適用することもできる。
1 カラープリンタ
10 本体筐体
12 アッパーカバー
40 LEDユニット
41 LEDヘッド
53 感光体ドラム
100 制御装置
105 イメージセンサ
109 記憶装置
110 端部画素位置検出手段
120 最大幅露光装置特定手段
130 中央位置算出手段
140 発光点特定手段
150 発光対応点特定手段
160 LEDユニット駆動手段
BL 本体基準面
CB 回路基板
CHi LEDアレイチップ
M 基準中点

Claims (6)

  1. 主走査方向に発光点がそれぞれ複数並んだ複数の露光装置と、前記露光装置により露光されることで静電潜像が形成される感光体と、前記露光装置の発光を制御する制御装置とを備えて記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    前記複数の露光装置のそれぞれについて、印字幅に対応した所定数の発光点群の両端付近の2つを発光させて、当該2つの発光点による露光で前記感光体上に形成される露光点の主走査方向の位置を検出する端部画素位置検出手段と、
    前記端部画素位置検出手段で検出した露光点の位置に基づき、前記各露光装置で発光させた前記2つの発光点間の距離が最も大きい第1の露光装置を特定する最大幅露光装置特定手段と、
    前記最大幅露光装置特定手段で特定した第1の露光装置以外の第2の露光装置が、前記第1の露光装置の前記2つの発光点で特定される幅方向の範囲と同じ範囲で露光できるように、第2の露光装置で用いる発光点の範囲を特定する発光点特定手段と、
    前記第2の露光装置の前記発光点特定手段で特定された範囲の発光点を、入力される画像データの画素と対応させ、前記第1の露光装置で用いる発光点の数と前記第2の露光装置で用いる発光点の数の差をnとして、前記第2の露光装置の隣接する2つの発光点の組のうち、n組の発光点を、それぞれ、入力される画像データの1つの画素に対応させる発光対応点特定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発光対応点特定手段は、nが2以上である場合に、前記1つの画素に対応させる発光点の組同士の間に他の発光点が介在するように配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記発光対応点特定手段は、nが2以上である場合に、前記第2の露光装置で用いる発光点の範囲を主走査方向でn個の範囲に区分し、当該区分された各範囲に前記1つの画素に対応させる発光点の組を一組ずつ割り当てることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記露光装置は、少なくとも3つ設けられ、
    前記発光対応点特定手段は、一の第2の露光装置において、前記1つの画素に対応させる発光点の組の位置と、他の第2の露光装置において、前記1つの画素に対応させる発光点の組の位置とを異ならせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記端部画素位置検出手段、前記最大幅露光装置特定手段、前記発光点特定手段および前記発光対応点特定手段による処理をカラー印刷の場合のみにおいて行い、モノクロ印刷の場合には画像データの画素に前記発光点を一対一で対応させ、所定の1つの発光点から順に画像データの画素を割り当てることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記端部画素位置検出手段で特定した各露光装置の前記2つの発光点による露光で前記感光体上に形成される2つの露光点の主走査方向における中央点の位置を算出するとともに、各露光装置の中央点のうち、主走査方向における最も一端側に位置する中央点と、最も他端側に位置する中央点との主走査方向における中央点を画像形成範囲の中央点として算出する中央位置算出手段を備え、
    前記発光点特定手段は、前記第1の露光装置で用いる発光点が前記画像形成範囲の中央点を中心として主走査方向の両側に同数が存在するように前記第1の露光装置で用いる発光点を調整し、前記第2の露光装置で用いる発光点の範囲を、この調整された第1の露光装置で用いる発光点の範囲に合わせて特定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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