JP2021149003A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021149003A
JP2021149003A JP2020050209A JP2020050209A JP2021149003A JP 2021149003 A JP2021149003 A JP 2021149003A JP 2020050209 A JP2020050209 A JP 2020050209A JP 2020050209 A JP2020050209 A JP 2020050209A JP 2021149003 A JP2021149003 A JP 2021149003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat generating
generating elements
current
transfer belt
heater elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020050209A
Other languages
English (en)
Inventor
剛 遠藤
Takeshi Endo
剛 遠藤
大輔 平野
Daisuke Hirano
大輔 平野
春夫 志田
Haruo Shida
春夫 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2020050209A priority Critical patent/JP2021149003A/ja
Publication of JP2021149003A publication Critical patent/JP2021149003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】並列接続される複数の発熱素子の数が多くなった場合でも、発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子の故障を的確に検知可能とする画像形成装置を提供する。【解決手段】本発明は、発熱して媒体に画像を定着させる複数の発熱素子と、前記複数の発熱素子に流れる電流をオンまたはオフする点灯制御素子と、前記発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、前記発熱素子の故障を検知する故障検知部と、を備え、前記複数の発熱素子へ電流を流す電流接続経路において、前記発熱素子を基準として電流の供給元側で、前記複数の発熱素子が、互いに並列接続される第1発熱素子と、互いに並列接続される第2発熱素子に分割され、かつ、前記第1発熱素子の数と前記第2発熱素子の数の差が1以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置等に使用される発熱素子(ヒータ)の故障を、当該発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて検知する技術が開発されている。具体的には、画像形成装置の一例であるサーマルプリンタに用いられるサーマルヘッドに含まれる複数の発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて発熱素子の故障を検知する故障検知部と、複数の発熱素子のそれぞれに流れる電流をオンまたはオフする複数の点灯制御素子と、を備えることにより、発熱素子の異常(故障)による印字不良を的確に検知する技術が開発されている。
しかしながら、上記の技術では、並列接続される発熱素子の数が多くなると、複数の発熱素子間の抵抗値のバラつきが大きくなるため、発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子の故障を検知することが困難な場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、並列接続される複数の発熱素子の数が多くなった場合でも、発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子の故障を的確に検知可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、発熱して媒体に画像を定着させる複数の発熱素子と、前記複数の発熱素子に流れる電流をオンまたはオフする点灯制御素子と、前記発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、前記発熱素子の故障を検知する故障検知部と、を備え、前記複数の発熱素子へ電流を流す電流接続経路において、前記発熱素子を基準として電流の供給元側で、前記複数の発熱素子が、互いに並列接続される第1発熱素子と、互いに並列接続される第2発熱素子に分割され、かつ、前記第1発熱素子の数と前記第2発熱素子の数の差が1以下である。
本発明によれば、並列接続される複数の発熱素子の数が多くなった場合でも、発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子の故障を的確に検知できる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置を適用した複写機の全体構成の一例を示す図である。 図2は、本実施の形態にかかる複写機が有するカラープリンタの構成の一例を示す図である。 図3は、本実施の形態にかかるカラープリンタが有する定着器の構成の一例を示す図である。 図4は、従来の定着器の構成の一例を示す図である。 図5は、従来の定着器による発熱素子の故障の検知処理の一例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置を適用した複写機の全体構成の一例を示す図である。まず、図1を用いて、本実施の形態にかかる複写機MF1の全体構成の一例について説明する。
本実施の形態にかかる複写機MF1は、所謂、フルカラーデジタル複合機能複写機である。本実施の形態にかかる複写機MF1は、図1に示すように、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)120と、操作ボード110と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200と、を有する。また、本実施の形態にかかる複写機MF1は、PBX(Private Branch eXchange)やPC(Personal Computer)等の外部装置と接続されている。
操作ボード110およびカラースキャナ100は、カラープリンタ200から分離可能なユニットである。また、カラースキャナ100には、自動原稿送り装置120が含まれている。また、カラースキャナ100は、各種の動力機器のドライバや、各種センサ、コントローラ等を含む制御基板を有する。当該制御基板は、エンジンコントローラと直接または間接的に通信を行って、原稿の画像のタイミングや当該画像の読み取りを制御する。
図2は、本実施の形態にかかる複写機が有するカラープリンタの構成の一例を示す図である。次に、図2を用いて、本実施の形態にかかるカラープリンタ200の構成の一例について説明する。
本実施の形態にかかるカラープリンタ200は、レーザプリンタである。カラープリンタ200は、図2に示すように、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、およびブラック(K)の各色の画像を形成する4組の画像形成ユニットa,b,c,dが、第1転写ベルト208の移動方向に沿って配置されている。本実施の形態にかかるカラープリンタ200では、第1転写ベルト208の移動方向に沿って、画像形成ユニットa、画像形成ユニットb、画像形成ユニットc、画像形成ユニットdの順に配置されている。すなわち、本実施の形態にかかるカラープリンタ200は、所謂、フルカラー画像形成装置である。また、本実施の形態にかかるカラープリンタ200は、当該カラープリンタ200全体の動作を制御する制御部20を有する。
画像形成ユニットa,b,c,dは、回転可能に支持されて矢印x方向に回転する感光体201を有する。本実施の形態では、感光体201として感光体ドラムを用いているが、これに限定するものではなく、ベルト上の感光体を用いることも可能である。また、画像形成ユニットa,b,c,dは、感光体201の外周に、除電装置、クリーニング装置、帯電装置202、および現像装置204が配設されている。帯電装置202と現像装置204との間には、露光装置203から発せられる光(光情報)が通過するスペースが設けられている。4組の画像形成ユニットa,b,c,dのそれぞれが感光体201を有し、各画像形成ユニットa,b,c,dの感光体201の周囲に設けられる画像形成用の部品の構成は同様である。ただし、各画像形成ユニットa,b,c,dが有する現像装置204が扱う色材(すなわち、画像の現像に用いるトナー)の色は異なる。
感光体201の一部は、第1転写ベルト208に接している。第1転写ベルト208は、矢印y方向に移動可能に、支持ローラおよび駆動ローラに支持および張架されている。また、第1転写ベルト208の裏側(第1転写ベルト208のループの内側)には、第1転写ローラが、感光体201近傍に配設されている。また、第1転写ベルト208の表側(第1転写ベルト208のループの外側)には、当該第1転写ベルト208用のクリーニング装置が設けられている。当該クリーニング装置は、第1転写ベルト208によって用紙(転写紙)または後述する第2転写ベルト215にトナー像を転写した後に、当該第1転写ベルト208の表面に残留する不要のトナーを拭い去る。
露光装置203は、公知のレーザ方式で、フルカラー画像に対応する光(光情報)を、一様に帯電された感光体201の表面に照射して、感光体201の表面に潜像を形成する。露光装置203には、LED(Light Emitting Diode)アレイと結像手段とを含む露光装置を採用可能である。
第1転写ベルト208の右方向には、第2転写ベルト215が配設されている。第1転写ベルト208と第2転写ベルト215は、接触し、予め定められる転写ニップを形成する。第2転写ベルト215は、矢印z方向に移動可能に、支持ローラおよび駆動ローラ間に支持および張架されており、その裏側(第2転写ベルト215のループの内側)には、第2転写手段が配設されている。また、第2転写ベルト215の表側(第2転写ベルト215のループの外側)には、第2転写ベルト215用のクリーニング装置やチャージャ等が配設されている。当該クリーニング装置は、用紙にトナー像を転写した後、第2転写ベルト215の表面に残留する不要のトナーを拭い去る。
転写紙(用紙)は、給紙カセット209,210に収納されており、最上の用紙から順に、給紙ローラによって1枚ずつ、複数の用紙ガイドを経てレジストローラ233に搬送される。第2転写ベルト215の上方には、定着器214、排紙ガイド224、排紙ローラ225、排紙スタック226等が配設されている。また、第1転写ベルト208の上方かつ排紙スタック226の下方には、補給用のトナーが収納可能な収納部227が配設されている。トナーの色は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、およびブラック(K)の4色である。収納部227は、カートリッジの形態にて、補給用のトナーを収納する。そして、収納部227に収納されるトナーは、紛体ポンプ等によって、各色に対応する現像装置204に適宜補給される。
ここで、本実施の形態にかかるカラープリンタ200によって両面印刷を行う際の各部の動作の一例について説明する。
まず、カラープリンタ200は、感光体201の表面に対してトナー像の作像を行う。具体的には、カラープリンタ200は、露光装置203の作動によって、LD(Laser Diode)光源からの光が、光学部品を経て、帯電装置202によって一様に帯電された感光体201のうち、画像形成ユニットaの感光体201上に至り、書込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像(静電潜像)を感光体201上に形成する。感光体201上に形成される潜像は、現像装置204によって現像化され、トナーによる顕像(トナー像)が感光体201の表面に形成される。このトナー像は、第1転写ローラ205によって、感光体201と同期して移動する第1転写ベルト208の表面に転写される。感光体201の表面に残存するトナーは、当該感光体201の外周に配設されるクリーニング装置206によって除去される。また、感光体201の表面は、当該感光体201の外周に配設される除去装置によって除電され、次の作像サイクルに備える。
第1転写ベルト208は、その表面に転写されるトナー像を担持しながら、矢印y方向に移動する。画像形成ユニットbの感光体201には、別の色に対応する潜像が形成され、現像装置204によって、当該色に対応するトナーによって現像化されてトナー像が形成される。このトナー像は、第1転写ベルト208の表面に既に形成されている色のトナー像に重ねられ、第1転写ベルト208には、最終的に、4色が重ねられたトナー像が形成される。なお、単色(例えば、黒色)のみのトナー像が、第1転写ベルト208に形成される場合もある。
第2転写ベルト215は、第1転写ベルト208に同期して、矢印x方向に移動しており、第2転写手段207によって、当該第2転写ベルト215の表面に対して、第1転写ベルト208上に形成されたトナー像が転写される。すなわち、カラープリンタ200は、タンデム形式の4組の画像形成ユニットa,b,c,dの各感光体201上に画像が形成されながら、当該画像が、第1転写ベルト208および第2転写ベルト215に転写されて、画像の形成が進められるので、画像の形成に要する時間を短縮できる。
そして、第1転写ベルト208が予め設定される位置まで移動すると、用紙の別の面に形成するトナー像が、上述した工程と同様にして感光体201に形成され、同時に、用紙の給紙が開始される。給紙カセット121または給紙カセット122の最上の用紙から順に引き出され、レジストローラ233に搬送される。用紙は、レジストローラ233を経て、第1転写ベルト208と第2転写ベルト215の間に搬送され、その片側の面に対して、第1転写ベルト208上に形成されるトナー像が第2転写手段207によって転写される。その後、用紙は、上方に搬送され、第2転写ベルト215上に形成されるトナー像が、チャージャによって、反対側の面に対して転写される。カラープリンタ200は、用紙へのトナー像の転写に際し、用紙に転写されるトナー像の位置が予め設定される位置に転写されるように、用紙の搬送のタイミングを制御する。
トナー像が両面に転写された用紙は、定着器214に送られ、用紙上に転写された両面のトナー像が、一度に溶融および定着され、排紙ガイド224を経て、排紙ローラ225によって、本体フレームの上部の排紙スタック226に排出される。図5に示すように排紙部224〜226を構成した場合、用紙の両面のうち、後からトナー像が転写される面、すなわち、第1転写ベルト208からトナー像が転写される面が下面となって、排紙スタック226に載置される。そのため、排紙スタック226に対してページを揃えて用紙を載置する場合、2ページ目の画像を先に作成して、その画像のトナー像を第2転写ベルト215に保持させ、1ページ目の画像のトナー像を第1転写ベルト208に保持させる。そして、第1転写ベルト208に保持されるトナー像は、用紙に対して直接転写する。
第1転写ベルト208から用紙に対して直接転写されるトナー像は、正像となるように、感光体102上に形成される。一方、第2転写ベルト215から用紙に転写されるトナー像は、鏡像となるように、感光体102上に形成される。このようなページ揃えのための作像の順番や、感光体102に形成するトナー像の正像または鏡像への切り替え等の画像処理は、カラープリンタ200が有するコントローラによるメモリへの画像データの書込みおよび当該メモリからの画像データの読み出しの制御によって実現される。
第2転写ベルト215から用紙に対してトナー像が転写された後、ブラシローラや、回収ローラ、ブレード等を備えたクリーニング装置211が、第2転写ベルト215上に残留する不要なトナーを除去する。本実施の形態では、第2転写ベルト215用のクリーニング装置211が有するブラシローラは、第2転写ベルト215の表面から離れた状態で設けられ、かつ支点を中心として揺動することによって、第2転写ベルト215の表面に接離可能な構造となっている。具体的には、第2転写ベルト215のクリーニング装置211は、第2転写ベルト215から用紙にトナー像を転写する前であって、第2転写ベルト215がトナー像を担持している時には、ブラシローラを第2転写ベルト215から離し、クリーニングを行う際は、ブラシローラを揺動させることによって、当該ブラシローラを第2転写ベルト215の表面に接触させる。第1転写ベルト208用のクリーニング装置206および第2転写ベルト215用のクリーニング装置211によって除去され不要なトナーは、トナー収納部に集められる。両面印刷を行う場合には、常に、上述の作像プロセスによって、用紙に対して画像が印刷される。
カラープリンタ200は、片面印刷を行う場合、第2転写ベルト215に形成されるトナー像を用紙に転写する片面転写モードと、第1転写ベルト208に形成されるトナー像を用紙に転写する片面転写モードと、を有する。
カラープリンタ200は、前者の片面転写モードが設定された場合、3色、4色、または単色(例えば、黒色)で第1転写ベルト208に形成されるトナー像が、第2転写ベルト215に転写され、その後、第2転写ベルト215に転写されたトナー像が用紙の一方の面に転写され、用紙の他方の面にはトナー像を転写しない。この場合、排紙スタック226に排紙される用紙の上面が、印刷面、すなわち、画像が形成される面となる。
カラープリンタ200は、後者の片面転写モードが設定された場合、3色、4色、または単色(例えば、黒色)で第1転写ベルト208に形成されるトナー像が、第2転写ベルト215に転写されずに、用紙の一方の面に直接転写され、用紙の他方の面にはトナー像を転写しない。この場合、排紙スタック226に排紙される用紙の下面が、印刷面、すなわち、画像が形成される面となる。
図3は、本実施の形態にかかるカラープリンタが有する定着器の構成の一例を示す図である。次に、図3を用いて、本実施の形態にかかるカラープリンタ200が有する定着器214(定着装置の一例)の構成の一例について説明する。
本実施の形態では、定着器214は、図3に示すように、複数の発熱素子H1〜H7を有する。そして、定着器214には、図3に示すように、中央トライアック301、端部トライアック302、および電流計303,304が接続されている。また、定着器214は、図3に示すように、電源接続経路305,306を介して、外部の電源と接続されている。
複数の発熱素子H1〜H7は、並列接続される発熱素子の一例である。また、複数の発熱素子H1〜H7は、発熱して、用紙等の媒体に画像を定着させる。以下の説明では、発熱素子H1〜H7を区別する必要が無い場合には、発熱素子Hと記載する。本実施の形態では、定着器214が、7個の発熱素子Hを有する例について説明するが、複数の発熱素子Hを有するものであれば、これに限定するものではなく、6個以下または8個以上の発熱素子Hを有していても良い。
中央トライアック301は、複数の発熱素子H1〜H7のうち、発熱素子H1〜H5に流れる電流をオンまたはオフする点灯制御素子(スイッチ)の一例である。
端部トライアック302は、複数の発熱素子H1〜H7のうち、発熱素子H6,H7に流れる電流をオンまたはオフする点灯制御素子(スイッチ)の一例である。したがって、本実施の形態では、中央トライアック301および端部トライアック302が、複数の発熱素子Hに流れる電流をオンまたはオフする点灯制御素子の一例として機能する。
また、本実施の形態では、複数の点灯制御素子(中央トライアック301および端部トライアック302)によって、複数の発熱素子Hに対して流れる電流をオンまたはオフしているが、これに限定するものではなく、1つの点灯制御素子によって、複数の発熱素子Hに対して流れる電流をオンまたはオフすることも可能である。
電源接続経路305,306は、複数の発熱素子Hに電流を流す電源接続経路の一例である。電源接続経路305は、複数の発熱素子Hのうち、発熱素子H1〜H3,H6に電流を流す電源接続経路である。電源接続経路306は、複数の発熱素子Hのうち、発熱素子H4,H5,H7に電流を流す電源接続経路である。
電流計303は、電源接続経路305に流れる電流の電流値を検知する。電流計304は、電源接続経路306に流れる電流の電流値を検知する。そして、制御部20は、電流計303,304により検知される電流値に基づいて、発熱素子H1〜H7の故障を検知する故障検知部の一例として機能する。
ところで、このような定着器214において、並列接続される発熱素子Hの数が多くなった場合に、複数の発熱素子H間においてその抵抗値のバラつきが大きくなるため、発熱素子Hに流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子Hの故障を高精度に検知することが困難な場合がある。
そこで、本実施の形態では、複数の発熱素子Hへ電流を流す電源接続経路において、発熱素子Hを基準として供給元側(L側)において、複数の発熱素子H1〜H7が、互いに並列接続される発熱素子H1〜H3,H6(第1発熱素子の一例)と、互いに並列接続される発熱素子H4,H5,H7(第2発熱素子の一例)と、に分割されている。そして、発熱素子H1〜H3,H6の数と、発熱素子H4,H5,H7の数と、の差が1以下とする。すなわち、本実施の形態では、発熱素子Hを基準として電流の供給元側の電源接続経路が、電源接続経路305および電源接続経路306に分割されている。そして、電源接続経路305によって電流が供給される発熱素子H1〜H3,H6の数と、電源接続経路306によって電流が供給される発熱素子H4,H5,H7の数と、の差が1以下とする。
これにより、複数の発熱素子H1〜H7に電流を流す電流接続経路において、発熱素子Hを基準として供給元側において複数の発熱素子H1〜H7を分割した第1発熱素子H1〜H3,H6と第2発熱素子H4,H5,H7のそれぞれの数が均一化され(互いに並列接続される発熱素子Hの数が、中央であるか端部であるかを問わずに均一化され)、電流の供給元側で並列接続される複数の発熱素子H間におけるその抵抗値のバラつきを抑制することができる。その結果、故障を検知する発熱素子Hの数が増えた場合でも、発熱素子Hに流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子Hの故障を高精度に検知することができる。また、故障を検知する発熱素子Hの数を増やすことも可能である。
また、本実施の形態では、制御部20は、中央トライアック301および端部トライアック302をそれぞれ個別に動作させて、複数の発熱素子H1〜H7の故障を検知する。これにより、発熱素子Hの故障を検知する際に電流を流す発熱素子Hの数を減らすことができ、複数の発熱素子H間における抵抗値のバラつきをより抑制できる。その結果、その結果、故障を検知する発熱素子Hの数が増えた場合でも、発熱素子Hに流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子Hの故障を容易かつより高精度に検知することができる。
図4は、従来の定着器の構成の一例を示す図である。図5は、従来の定着器による発熱素子の故障の検知処理の一例を説明するための図である。図5において、縦軸は、発熱素子Hに流す電流の電流値の検知結果を表し、横軸は、発熱素子Hに印加されるAC電圧の検知結果を表す。次に、図4および図5を用いて、従来の定着器による発熱素子Hの故障の検知処理の一例について説明する。
従来の定着器は、図4に示すように、複数の発熱素子Hに電流を流す電流接続経路において、発熱素子Hを基準として電流の供給先側においては複数の発熱素子Hが2つに分割されているが、発熱素子Hを基準として電流の供給元側では複数の発熱素子Hが分割されていない。すなわち、複数の発熱素子Hに電流を流す電流接続経路において、発熱素子Hを基準として電流の供給先側においてのみ、中央トライアック301により電流のオンまたはオフが制御されかつ互いに並列接続される発熱素子H1〜H5と、端部トライアック302により電流のオンまたはオフが制御されかつ互いに並列接続される発熱素子H6,H7と、に分割されている。この場合、複数の発熱素子H1〜H7間の抵抗値のバラつきが大きくなると、中央トライアック301に接続されている発熱素子H1〜H5の故障の検知精度が低下する場合がある。
具体的には、中央トライアック301は、図5に示すように、中央トライアック301に接続される発熱素子H1〜H5のうち1つの発熱素子Hの故障を検知する場合、電流計303により検知される最大の電流値(故障時のヒータ電流値max、すなわち、4個の発熱素子Hが正常である場合の最大の電流値)が、5個の発熱素子H1〜H5が正常である場合に電流計303により検知される最小の電流値(正常時のヒータ電流値min)を下回った場合に、発熱素子H1〜H5の故障を検知する。
しかしながら、並列接続されている発熱素子Hの数が多い場合、複数の発熱素子H1〜H7間における抵抗値のバラつきが大きくなり、発熱素子Hの故障の検知精度が低下する場合がある。電流計303による電流値の検出結果だけでなく、発熱素子Hの温度を検出可能な温度センサ等も用いて、発熱素子Hの故障を検知する方法もあるが、発熱素子Hの故障の検知するための構成が複雑化する。
そこで、本実施の形態では、図3に示すように、複数の発熱素子H1〜H7に電流を流す電流接続経路において、発熱素子Hを基準として電流の供給先側に加えて、電流の供給元側においても、複数の発熱素子H1〜H7を複数に分割する。そして、図3に示すように、電流接続経路の供給元側において、互いに並列接続される一方の発熱素子H1〜H3,H6の数と、互いに並列接続される他方の発熱素子H4,H5,H7の数と、の差を1以下とする。すなわち、本実施の形態では、電源接続経路305によって電流を供給する発熱素子H1〜H3,H6の数と、電源接続経路306によって電流を供給する発熱素子H4,H5,H7の数と、の差を1以下とする。
このように、本実施の形態にかかる複写機MF1によれば、複数の発熱素子H1〜H7に電流を流す電流接続経路において、発熱素子Hを基準として供給元側において複数の発熱素子H1〜H7を分割した第1発熱素子H1〜H3,H6と第2発熱素子H4,H5,H7のそれぞれの数が均一化され、電流の供給元側で並列接続される複数の発熱素子H間におけるその抵抗値のバラつきを抑制することができる。その結果、故障を検知する発熱素子Hの数が増えた場合でも、発熱素子Hに流れる電流の電流値に基づいて、発熱素子Hの故障を高精度に検知することができる。また、故障を検知する発熱素子Hの数を増やすことも可能である。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
MF1 複写機
200 カラープリンタ
214 定着器
301 中央トライアック
302 端部トライアック
303,304 電流計
305,306 電源接続経路
H1〜H7 発熱素子
特開2019−159312号公報

Claims (4)

  1. 発熱して媒体に画像を定着させる複数の発熱素子と、
    前記複数の発熱素子に流れる電流をオンまたはオフする点灯制御素子と、
    前記発熱素子に流れる電流の電流値に基づいて、前記発熱素子の故障を検知する故障検知部と、を備え、
    前記複数の発熱素子へ電流を流す電流接続経路において、前記発熱素子を基準として電流の供給元側で、前記複数の発熱素子が、互いに並列接続される第1発熱素子と、互いに並列接続される第2発熱素子に分割され、かつ、前記第1発熱素子の数と前記第2発熱素子の数の差が1以下である、画像形成装置。
  2. 前記点灯制御素子は、前記複数の発熱素子に流れる電流をオンまたはオフする複数の点灯制御素子を含む請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記故障検知部は、前記複数の点灯制御素子をそれぞれ個別に動作させて、前記発熱素子の故障を検知する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記発熱素子は、面状ヒータである請求項1から3のいずれか一に記載の画像形成装置。
JP2020050209A 2020-03-19 2020-03-19 画像形成装置 Pending JP2021149003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020050209A JP2021149003A (ja) 2020-03-19 2020-03-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020050209A JP2021149003A (ja) 2020-03-19 2020-03-19 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021149003A true JP2021149003A (ja) 2021-09-27

Family

ID=77848639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020050209A Pending JP2021149003A (ja) 2020-03-19 2020-03-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021149003A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7778560B2 (en) Image forming apparatus and method of adjusting charge bias
US11513456B2 (en) Heater and heating apparatus
EP3260925B1 (en) Heater and heating apparatus
US20100165398A1 (en) Image forming device and image forming method
JP5521765B2 (ja) 画像形成装置
JP3501964B2 (ja) 画像出力処理装置
JP4102794B2 (ja) 画像形成装置、画像処理装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP3532434B2 (ja) 画像形成装置
JP4431595B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2021149003A (ja) 画像形成装置
JP2010175711A (ja) 画像形成装置
JP2007223740A (ja) 画像形成装置
JP2011154109A (ja) 画像形成装置
JP2006192772A (ja) 画像形成装置
JP2021096427A (ja) 画像形成装置
JP2007210137A (ja) 露光装置及び露光幅調整方法
JP2007017483A (ja) 画像形成装置
JP2019164197A (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
JP6599519B2 (ja) 定着装置および定着装置の定着温度制御プログラム
JP2007210139A (ja) ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP5074778B2 (ja) 画像形成装置
JP2019161893A (ja) 電源装置、画像形成装置及び電源制御方法
JP2009128875A (ja) 画像形成装置
JP2006162745A (ja) 画像形成装置
JP2007057557A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240319