JP5296287B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
p半導体基板1の表面層にnウェル領域2を形成し、nウェル領域2の表面に電極14を形成する。nウェル領域2の表面層にpウェル領域3を形成し、そのpウェル領域3の表面層にnソース領域4とpコンタクト領域5を形成する。さらにnソース領域4とpコンタクト領域5の表面にソース電極11を形成する。
また、pウェル領域3表面層にnソース領域4と離してnオフセット領域9を形成し、nオフセット領域の表面層にnドレイン領域8を形成し、その表面にドレイン電極10を形成する。このドレイン電極10を通常、電極14と同電位に接続する。
nオフセット領域9とnソース領域4に挟まれたpウェル領域3表面にはゲート酸化膜6を介してゲート電極7を形成し、このゲート電極7はLOCOS酸化膜12上まで延在し、フィールドプレート7aとなる。
図12において、ソース電極11に対しドレイン電極10に正の電圧を印加する場合について説明する。
ゲート電極7にゲート閾値以下の電圧が印加されている場合は、pウェル領域3とnオフセット領域9間のpn接合が逆バイアスされた状態であるため電流は流れない。つまりオフ状態となる。
一方、ゲート電極7にゲート閾値以上の電圧を印加するとゲート電極7直下のpウェル領域3表面には反転層が形成され、nドレイン領域8からnオフセット領域9およびpウェル領域3の表面反転層を順に経由してnソース領域4に至る経路で電流が流れ、よく知られたMOSFETのスイッチング動作を行うことができる。
したがって、数100V以上の高耐圧の場合はもとより、数10V以下の比較的低耐圧の場合でも単位面積あたりの不純物総量を適量にするいわゆるRESURF(Reduced Surface Field)構造を適用することが有効である。この場合、nオフセット領域9の単位面積あたりの不純物総量はRESURF条件である1.0×1012cm-2程度である。
また、pウェル領域3も十分深く形成できない場合は、pウェル領域3とnオフセット領域9間と、pウェル領域3とnウェル領域2間のpn接合からそれぞれ伸びる空乏層によりnオフセット領域9直下のpウェル領域3を完全に空乏化するいわゆるダブルRESURF条件にすることが有効である。この場合nオフセット領域9直下のpウェル領域3の不純物総量は2.0×1012cm-2程度である。
また、図13に低オン抵抗および高サージ耐量を兼ね備えた横型MOSFETの断面構造を示す(特許文献1など)。
基本的な構造は、前記の図12の横型MOSFETと同様であるが、異なるのはnドレイン領域8下にpウェル領域3が形成されておらず、nオフセット領域9とnウェル領域2が接続されている点である。この様な構造の横型MOSFETの動作は前記の図12に示す横型MOSFETと同じである。
また、前記の図13に示す横型MOSFETではnドレイン領域8下でnオフセット領域9とnウェル領域2を接する様に形成されていることから、高いサージ電圧が印加された場合にそのエネルギーをp半導体基板1とnウェル領域2からなる寄生pnダイオードで吸収することでサージ耐量の向上を果たしていると考えられる。
しかし、車載用に用いられるパワーICに要求されるESD耐量を満たすには不十分なため同一基板上にダイオードなどの保護素子を形成し横型MOSFETの保護を行う必要がある。
また、保護素子の動作抵抗を小さくすることでサージ電圧を吸収し、横型MOSFETの耐圧以下に抑えたり、アバランシェ電流を負性抵抗の領域まで流さない様にすることはできるが、その場合は大きな面積の保護素子が必要となる。
図16は、図12の横型MOSFETの耐圧波形図である。
図15および図16において、横型MOSFETのソース側(pウェル領域3とnオフセット領域9のpn接合)で電界が高いことに加え、nオフセット領域9が空乏化した状態ではドレイン側(nオフセット領域9とnドレイン領域8の接合)でも電界が高くなる。
この状態でアバランシェ電流が増加すると、電界のピーク位置は変わらず特にドレイン側の電界が上昇しdE/dXが増加する(図15のeからgへ向かってdE/dXが増加する)。dE/dXが増加すると、ドレイン側(ドレイン領域8付近のnオフセット領域9)では衝突電離速度が増加してアバランシェ電流が増加する。このアバランシェ電流のうち、nオフセット領域9に流入する正孔でnオフセット領域9中央付近の正味の電荷量(電子量−正孔量)が減少して、nオフセット領域9中央付近の電界はポアソンの方程式に従って低くなる。
さらに、アバランシェ電流を増加させると寄生バイポーラトランジスタの2次降伏による第2の負性抵抗領域(図16)を示す。
従来の横型MOSFETでは前記の第1の負性抵抗を示すアバランシェ電流が小さく、サージ電圧が印加されると、横型MOSFETは第1の負性抵抗領域に突入し、引き続き第2の負性抵抗領域に突入して破壊する。
また、図13の横型MOSFETの場合は、図12の横型MOSFETと比べてサージ耐量は向上しているが、第1の負性抵抗領域があるため、二次降伏による第2の負性抵抗領域に突入する前に第1の負性抵抗領域に突入して、大きなアバランシェ電流を流すことはできないため、前記したような車載用素子に要求されるESD耐量などのサージ耐量を満足させることは困難である。
前記第1のオフセット領域が、前記ソース領域側に不純物濃度の低い第1の箇所を有し、前記第2のオフセット領域の前記第1のオフセット領域と重なる領域には、前記第1の箇所側に不純物濃度が第1の箇所より高く、且つ、前記ドレイン領域側に向かって不純物濃度が増加し、前記ドレイン領域に接して形成される濃度勾配領域からなる第2の箇所を有し、前記第2の箇所の横方向の長さが前記ドレイン領域の縦方向の拡散深さより大きく、前記第2の箇所が前記第2ウェル領域の上方に位置しており、前記第2の箇所は、前記第2のオフセット領域の横方向拡散領域である構成とする。
第1の負性抵抗領域をなくすることで、サージ電圧が素子に印加されたとき、大きなアバランシェ電流を流すことができて、横型MOSFETのESD耐量などのサージ耐量を向上させることができる。
また、ダイオードなどをサージ保護素子として用いて、本発明の横型MOSFETと組合せて形成したパワーICなどの場合、本発明の横型MOSFETと保護素子との耐圧差が大きくなることでサージ耐量を向上させることができると共に、横型MOSFETに過大な電圧が印加されても負性抵抗領域に至るまでのアバランシェ電流を大きくできるため、パワーICとしてのサージ耐量を向上させることができる。
以下の実施例では第1導電型をp型、第2導電型をn型としているがこれらを逆にしても構わない。また、図12および図13と同一部位には同一符号を付した。
p半導体基板1の表面にnウェル領域2を形成し、nウェル領域2の表面層にpウェル領域3を形成し、pウェル領域3表面層にnソース領域4とpコンタクト領域5を形成する。さらに、nソース領域4とpコンタクト領域5上に渡ってソース電極11を形成する。
また、pウェル領域3の表面層からnウェル領域2の表面層に渡ってnオフセット領域9を形成し、このnオフセット領域9の表面層にnドレイン領域8を形成し、このnドレイン領域8と接してnオフセット領域9上にLOCOS酸化膜12を形成する。nドレイン領域8上にドレイン電極10を形成する。
つまり、nオフセット領域9は、nソース領域4側に形成され、不純物濃度が一定で低い第1のnオフセット領域9aと、nドレイン領域8側に向かって不純物濃度が高くなる第2のnオフセット領域15で構成される。
さらに、第1のnオフセット領域9aとnソース領域4に挟まれたpウェル3領域上にゲート酸化膜6を介してゲート電極7を形成する。このゲート電極7はLOCOS酸化膜12上まで延在し、フィールドプレート7aとなる。
第2のオフセット領域の長さMをnドレイン領域8の縦方向の拡散深さNより大きくすることで、後述するようにサージ耐量を向上させることができる。
図2は、図1の半導体装置の製造方法を示す図で、同図(a)から同図(c)は工程順に示した要部製造工程断面図である。図中の第1マスク21、第2マスク22および第3マスク23は実際はp半導体基板1の表面に形成されるレジストマスクや窒化膜マスクであるが、ここでは基板上での開口部の位置関係を示すためにp半導体基板1の上方に太い横線で示した。
つぎに、nドレイン領域8上にドレイン電極10を形成し、nソース領域4上とpコンタクト領域5上に渡ってソース電極11を形成し、p半導体基板1の裏面に図示しない裏面電極13を形成する(同図(c))。
同図(a)において、pウェル領域3を形成するためのp型不純物は横方向にも拡散し、第1マスク21下のpウェル領域3は横方向に不純物濃度が小さくなる。この横方向の拡散深さLは通常縦方向拡散の拡散深さTの0.8倍程度である。
pウェル領域3の不純物濃度は3×1016cm-3であり、第1のnオフセット領域9aの不純物濃度は5×1016cm-3であり、第2のnオフセット領域15のnドレイン領域8側の端部の不純物濃度は8×1016cm-3であり、nドレイン領域8とnソース領域4の不純物濃度は9×1019cm-3である。
第1のnオフセット領域9の不純物濃度は、nオフセット領域9を形成するためのn型不純物の濃度(8×1016cm-3)からpウェル領域3を形成するためのp型不純物の濃度(3×1016cm-3)を差し引いた濃度となる。pウェル領域3を形成するp型不純物の濃度は第1マスクの開口部端21aからドレイン形成領域側に向かって(横方向で)3×1016cm-3から0cm-3まで減少する。そのため、反対に第2のnオフセット領域15の不純物濃度は第1マスクの開口部端21aからドレイン形成領域側に向かって5×1016cm-3から8×1016cm-3に増大することになる。
この第2のオフセット領域の長さMは、図2(b)に示すようにpウェル領域3の横方向拡散が始まる位置3aからnドレイン領域8の端部8aまでの距離であり、これはpウェル領域3の横方向拡散深さWとほぼ等しくなる。この第2のオフセット領域の長さMをnドレイン領域8の縦方向の拡散深さNより大きくすることで、第2のnオフセット領域3の不純物濃度をnドレイン領域8側に向かって、nドレイン領域8の横方向拡散濃度の勾配Gより、緩い勾配Hで徐々に増大する。第2のnオフセット領域15の不純物濃度が緩い勾配Hで増加することで、第2のnオフセット領域15内での電界のピークをnドレイン領域8側に移動させてそのピーク値を抑制し、図5で示す第1の負性抵抗領域を無くして、2次降伏による第2の負性抵抗領域に突入するまで大きなアバランシェ電流を流せるようにする。負性抵抗領域に突入するアバランシェ電流が増大することで、高サージ耐量の横型MOSFETとすることができる。また、負性抵抗領域に突入するアバランシェ電圧も高くすることができる。
図4は、図1の横型MOSFETの電界分布を示す図である。これは、ゲート電圧をしきい電圧以下としてドレイン電極10に正の電圧を印加した場合の電界分布図である。比較のために点線で図12の横型MOSFETの電界分布も示した。
図5は、図1の横型MOSFETの耐圧波形図である。比較のために、点線で図12の横型MOSFETの耐圧波形も示した。
図4、図5において、図1の横型MOSFETは、nオフセット領域9のドレイン側に濃度勾配を持たせることでnドレイン側に電界のピーク位置が移動することで、電界のピークを抑え、dE/dXを大きく増加させることがなくなる。dE/dXが大きく増加せずに電界のピーク位置がh点からj点へとドレイン側に移動することで、nオフセット領域9の中央付近の電界の低下が少なくなる。また、高電界領域がドレイン側に広がることで、図5のように電圧を増大しながらアバランシェ電流をh点からj点へと増大させることができる。さらにアバランシェ電流を増大させると、寄生バイポーラトランジスタの二次降伏による第2の負性抵抗領域に突入する。
本発明の横型MOSFETは単体でのサージ耐量を向上させることができると共に、ダイオードなどのサージ保護素子と本発明の横型MOSFETとを組合せてパワーICを形成する場合においても、保護素子との耐圧差(=本発明の横型MOSFETの耐圧−保護素子の耐圧)が大きくなりサージ耐量を向上させることができる。
また、保護素子の動作抵抗が大きく保護素子の耐圧(アバランシェ電圧)が横型MOSFETの耐圧(アバランシェ電圧)より高くなって、本発明の横型MOSFETに過大な電圧が印加された場合でも、本発明の横型MOSFETは負性抵抗領域に突入するアバランシェ電流が大きく、またアバランシェ電圧を大きくできることから、パワーICとしてのサージ耐量を向上させることができる。
第1実施例と異なる点は、LOCOS酸化膜12aと離してnドレイン領域8を形成し、LOCOS酸化膜12aが形成されない箇所に、nドレイン領域8側に向かって不純物濃度が高くなる第2のnオフセット領域15をnドレイン領域8と接するように形成している点である。尚、LOCOS酸化膜12aの先端と第2のnオフセット領域15の左側の端部が重なっても構わない。
図7は、図6の半導体装置の製造方法を示す図で、同図(a)から同図(c)は工程順に示した要部製造工程断面図である。図中の第4マスク24、第5マスク25、第6マスク26および第7マスク27は実際はp半導体基板1の表面に形成されるレジストマスクや窒化膜マスクであるが、ここでは基板上での開口部の位置関係を示すためにp半導体基板1の上方に太い横線で示した。
つぎに、LOCOS酸化膜12を形成し、ゲート絶縁膜6を形成し、このゲート絶縁膜6を介してゲート電極7を形成し、このゲート電極7をLOCOS酸化膜12上に延在させてフィールドプレート7aを形成し、このLOCOS酸化膜12aに接しないないように、またnドレイン領域8の横方向拡散深さの先端部8aとpウェル領域3の横方向拡散深さの先端部3bの位置がほぼ一致するように形成された第7マスク27(例えば、レジストマスク)を用いてnドレイン領域8を形成し、nオフセット領域9と離してpウェル領域3の表面層に第7マスクとゲート電極7をマスクとしてnソース領域4を形成し、このnソース領域と接してpコンタクト領域5を形成する(同図(b))。
通常知られているように、LOCOS酸化膜があるとその下の半導体領域の不純物がLOCOS酸化膜に引き寄せられて場所的に不純物濃度に乱れが生じる。第2実施例のようにLOCOS酸化膜12aがない第2のnオフセット領域15の不純物濃度は場所的に乱れることがなく、第1実施例と比べて高サージ耐量化を図ることができる。
基本的な構造は第1実施例と同様であるが、第1実施例と異なる点はnドレイン領域8を含む様に第1のnオフセット領域9aよりも不純物濃度が高い高濃度のnオフセット領域16を形成し、このnオフセット領域16形成時の不純物の横方向拡散により第2のオフセット領域16aが濃度勾配領域となる点である。第2のnオフセット領域16aの不純物濃度がpウェル領域3の不純物濃度とは独立して決定できる。そのため、第2のnオフセット領域16aの不純物濃度の範囲を広く設定することができて、第1実施例と比べて、電界分布・耐圧特性およびサージ耐量の向上を図ることが容易になる。
また、図12に示したように、pウェル領域3を点線18のように延ばし、この延ばしたpウェル領域の表面層にnオフセット領域9を形成しても構わない。この場合は、nウェル領域2の表面に電極14を形成し、ドレイン電極10と電気的に接続する。
図9は、図8の半導体装置の製造方法を示す図で、同図(a)から同図(c)は工程順に示した要部製造工程断面図である。図中の第8マスク28、第9マスク29、第10マスク30および第11マスク31は実際はp半導体基板1の表面に形成されるレジストマスクや窒化膜マスクであるが、ここでは基板上での開口部の位置関係を示すためにp半導体基板1の上方に太い横線で示した。
p半導体基板1の表面層にnウェル領域2を形成し、nウェル領域2の表面層に第8マスク28(例えば、レジストマスク)を用いてイオン注入と熱処理でpウェル領域3を形成し、pウェル領域3の表面層とnウェル領域2の表面層に渡って第9マスク29(例えば、レジストマスク)を用いてnオフセット領域9を形成するための第1のイオン注入と熱処理と、第10マスク(例えば、レジストマスク)を用いて、高濃度のnオフセット領域16を形成するためのイオン注入と熱処理を行う。nオフセット領域9の表面および高濃度のnオフセット領域16の表面に第11マスク31(窒化膜マスク)を用いてLOCOS酸化膜12を形成する(同図(a))。
つぎに、nドレイン領域8上にドレイン電極10を形成し、nソース領域4上とpコンタクト領域5上に渡ってソース電極11を形成し、p半導体基板1の裏面に図示しない裏面電極13を形成する(同図(c))。
pウェル領域3の不純物濃度は3×1016cm-3であり、第1のnオフセット領域9aの不純物濃度は3×1016cm-3であり、第2のnオフセット領域15のnドレイン領域8側の端部の不純物濃度は1×1017cm-3であり、nドレイン領域8とnソース領域4の不純物濃度は9×1019cm-3である。
第1のnオフセット領域9より高濃度のnオフセット領域16を形成するとき、この高濃度のnオフセット領域16の第10マスクの下に横方向拡散で形成された第2のnオフセット領域16aは第1のnオフセット領域9aに向かって不純物濃度は低下する。
第1実施例の場合は、pウェル領域3の不純物濃度の低下によって、第2のnオフセット領域15の不純物濃度を増大させるため、その増大幅を大きくすることが困難であったが、第3実施例の場合は、pウェル領域3の不純物濃度と独立して第2のnオフセット領域16aの不純物濃度を任意に決めることができる利点がある。また、第2のnオフセット領域16aを、場所をずらして第1のnオフセット領域9a側からnドレイン領域8側に向かってドーズ量を増大させて複数回イオン注入を行い、その後熱処理することで形成すると、図10の点線18で示すように、緩やかにnドレイン領域8側に向かって不純物濃度を増大させることができる。
基本的な構造は第2実施例と同様であるが、第2実施例と異なる点はnドレイン領域8を含む様に第1のnオフセット領域9aよりも不純物濃度が高い高濃度のnオフセット領域16を形成し、このnオフセット領域16形成時の不純物の横方向拡散により第2のオフセット領域16aが濃度勾配領域となる点である。第2のnオフセット領域16aの不純物濃度がpウェル領域3の不純物濃度とは独立して決定できる。そのため、第2のnオフセット領域16aの不純物濃度の範囲を広く設定することができ、第2実施例と比べて、電界分布・耐圧特性およびサージ耐量の向上を図ることが容易になる。
第2実施例で説明したように、LOCOS酸化膜12aがない第2のnオフセット領域16aの不純物濃度は、場所的に乱れることがなく、高サージ耐量化を図ることができる。
2 nウェル領域
3 pウェル
4 nソース領域
5 pコンタクト領域
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
7a フィールドプレート
8 nドレイン領域
9 nオフセット領域
9a 第1のnオフセット領域
10 ソース電極
11 ドレイン電極
12、12a LOCOS酸化膜
13 裏面電極
14 電極
15、16a 第2のオフセット領域
16 高濃度のnオフセット領域
M 第2のオフセット領域の長さ
N nドレイン領域の縦方向の拡散深さ
W pウェル領域の横方向の拡散深さ
T pウェル領域の縦方向の拡散深さ
Claims (2)
- 第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の表面層に選択的に形成される第2導電型の第1ウェル領域と、前記第1ウェル領域の表面層に選択的に形成される第1導電型の第2ウェル領域と、前記第2ウェル領域の表面層から前記第1ウェル領域の表面層に渡って選択的に形成される第2導電型の第1のオフセット領域と、前記第1のオフセット領域と重なる領域を有しドレイン側に形成された第2導電型の第2のオフセット領域と、前記第2のオフセット領域の表面層に選択的に形成される第2導電型のドレイン領域と、前記第1のオフセット領域と離れて前記第2ウェル領域の表面層に選択的に形成される第2導電型のソース領域と、前記ソース領域と前記第1のオフセット領域に挟まれた前記第2ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記ドレイン領域上に形成される第1主電極と、前記ソース領域上に形成される第2主電極とを有する半導体装置において、
前記第1のオフセット領域が、前記ソース領域側に不純物濃度の低い第1の箇所を有し、前記第2のオフセット領域の前記第1のオフセット領域と重なる領域には、前記第1の箇所側に不純物濃度が第1の箇所より高く、且つ、前記ドレイン領域側に向かって不純物濃度が増加し、前記ドレイン領域に接して形成される濃度勾配領域からなる第2の箇所を有し、前記第2の箇所の横方向の長さが前記ドレイン領域の縦方向の拡散深さより大きく、前記第2の箇所が前記第2ウェル領域の上方に位置しており、
前記第2の箇所は、前記第2のオフセット領域の横方向拡散領域であることを特徴とする半導体装置。 - 前記第2の箇所が前記第1の箇所に隣接して形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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