JP5289348B2 - 車載用電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、特にハイブリッド自動車や電気自動車で使用されるトラクションモータや発電用モータに供される車載用電力変換装置に関するものである。
従来、電気動力源である電動回転機の駆動制御装置として、半導体モジュールと、半導体モジュールの構成要素である半導体スイッチ素子の駆動や保護等の制御を行う制御基板とを備えた電力変換装置が用いられている。
電力変換装置には直流電力を交流電力へ変換するインバータや、直流電力を異なる電圧の直流電力へ変換するDC-DCコンバータがあり、それぞれインバータ単体、DC-DCコンバータ単体、あるいはこれらを組み合わせて一体としたもの等が実用化されている。
この従来の電力変換装置として、ベースと絶縁パッケージからなる外囲器の内部に半導体チップを収納した半導体モジュールを、上面が平面状の共通のヒートシンクの上に配置したものが知られている(従来例1 特許文献1参照)。
この従来例1の各半導体モジュールは、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)の半導体チップとダイオードとを並列に接続して構成されており、導体取付ボルト用の貫通穴を設けた複数の主端子(大電流導通端子)をベースと平行に配置してパッケージの外部に突出させている。
また、パッケージを挟んで主端子と反対の側に信号端子(ゲート端子)が配置されている。各半導体モジュールはベースの四隅に形成した取付穴を通して取付ボルトによりヒートシンクに固定されている。
また、電力変換装置として三相インバータを構成するために六個の半導体モジュールを備えており、各半導体モジュールの主端子に取付ボルトを貫通させて導体(バスバー)と電気接合しインバータ主回路としての配線を施している。
また、別な従来の電力変換装置として、半導体モジュールは、上記従来例1での半導体モジュールと同様に、内部に半導体チップを収納しており、モジュール本体の絶縁パッケージから主端子及び主端子とは略180度異なる方向へ信号端子が突出するよう配置され、パッケージの主面(端子が突出しておらず相対的に面積が大きい面)の両面に放熱板が露出したものが知られている(従来例2 特許文献2参照)。
この従来例2の半導体モジュールは、ヒートシンクとして機能する一対の冷媒チューブの間に複数個並んで狭持されている。パッケージから突出した主端子は、パッケージの主面と略直角の平面上に配置される導体(バスバー)と電気接合し電力変換器の主回路としての配線を施されている。
また、信号端子が突出する側は、パッケージの主面と略直角に制御基板が配置されており、複数の接続穴に信号端子を挿入することで基板上の制御回路部品と半導体モジュールの信号端子とを電気的に接続している。
特開2001−168278号公報(段落番号0018,0027,0028及び0034)。 特開2005−73374号公報(段落番号0011,0017-0024)。
しかしながら、従来例1の電力変換装置では、後述する図5に示すように、複数の半導体モジュールが同一の平面上に配置されており、電力変換装置の外形サイズが大型化し、その結果、製品コスト、重量が増加する等の問題点があった。
即ち、従来例1は各半導体モジュールを共通のヒートシンクに平面状に配置することから、使用する半導体モジュールの数量に応じてヒートシンクが大型化する。
また、半導体モジュールは、ベースの四隅に設けた取付穴を通して取付ボルトによりヒートシンクに固定されることから、取付穴を設置するためのスペースを確保する必要があり、その結果半導体モジュール自体の設置投影面積が広がる。
さらに、ヒートシンクは、その冷却性能及び構造強度要件によって金属材料で構成されるため、ヒートシンクの大型化によって重量が著しく増加する。
また、従来例2の電力変換装置では、各半導体モジュールを一対の冷媒チューブで狭持し、半導体モジュールの主端子の突出側に導体(バスバー)を、信号端子の突出側に制御基板をそれぞれ配置する形態としている。
複数の半導体モジュールとヒートシンクとは積層状で立体的な形状であることから、従来例1に開示される電力変換装置と比較して、半導体モジュール及びヒートシンクの投影面積を小型に構成することができ、高出力容量の電力変換装置とする場合には、半導体モジュールとヒートシンクの積層体を積層方向に多数並べることによって実現可能である。
しかしながら、従来例2の電力変換装置は、後述する図7(a),(b)に示すように、半導体モジュールを挟んで一方側に導体の配線を、他方側に信号端子を集約して配置しているため、主端子・導体配線部、半導体モジュール・ヒートシンク及び制御基板が必要とする容積のとりあいの調整が困難であり、またその組立性も悪いという問題点があった。
特に、ヒートシンクとして極めて薄型のものを適用した場合、ヒートシンクを挟んで並ぶ半導体モジュールから突出する信号端子同士の距離は短縮されるのに対して、制御基板部品の規模は同等であって制御基板面積は縮小できないため、主端子・導体配線部、半導体モジュール・ヒートシンク、制御基板の全体を包絡する容積は必ずしも低減されない。
また、高出力容量の電力変換装置を得るために半導体モジュールとヒートシンクとを多数積層する場合には、積層方向の長さと制御基板の長辺長さとの差が縮まるため、上記容積のとりあいの調整に関わる課題は多少とも緩和される。
しかしながら、出力容量が小さく半導体モジュールとヒートシンクの積層数が少なくてよい場合、即ち、本来小型に実現すべき電力変換装置に対しては、依然として上記問題点は解消されない。
また、従来例2においては、半導体モジュールの信号端子の配置が、半導体モジュールの動作に伴う発生磁場と略垂直方向となるため、半導体モジュールから発生する磁束が信号端子に鎖交し、半導体モジュールの制御において誤動作が発生すると考えられる。そのため、ノイズ対策実施が必要となり、部品点数の増加、コストの上昇等の問題点も生じる。
電力変換装置を小型にするためには、ヒートシンク、半導体モジュール及び制御基板のそれぞれが小型化、軽量化されるのが望ましい。
しかしながら、装置の小型化は、単に寸法の縮小によっては達成できない。
その制約となる事柄の一例として、高電圧が印加され、高電位差が生じる部分において絶縁距離を確保する必要がある。
電力変換装置が正常に動作するためには、漏電、絶縁破壊を防止する必要があり、適用すべき技術仕様が、例えば国際規格IEC60950(情報処理機器の安全性)、日本工業規格JIS C5014(多層プリント配線板)、JIS D5305-3(電気自動車−安全に関する仕様−第3部:電気危害に対する人の保護)等で規定されている。
これらに基づけば、制御基板上で外部に露出した導電パターンや電子部品の電極間に電位差を持つ場合、所定の距離を空けて配置する、即ち所定の沿面距離、空間距離を設ける必要がある。
例えば、電力変換装置の動作電圧に合わせて半導体モジュールの耐圧を選定するが、その耐圧には1200V、1800V等がある。制御基板の絶縁距離をこの耐圧の電圧値に基づき設計する場合、図29に示すように、電位差1200Vで沿面距離 約6mm、1800Vで沿面距離 約9mmにも達する。
これに関し、従来例2の電力変換装置では、後述する図7(b)に示すように、例えヒートシンクや半導体モジュールを薄型に実現できたとしても、半導体モジュールから突出した信号端子同士には電力変換装置の動作電圧範囲に応じた電位差を持つため、この信号端子と電気的に接続される制御基板上の導電パターンや電子部品の電極間などが電位差に対応して沿面距離を確保できるよう、導電パターンや電子部品を配置しなければならない。
従って、薄型のヒートシンクを適用した場合でも、電力変換装置全体を包絡する容積は十分に削減されず、また、制御基板上で沿面距離を確保するように半導体モジュールから突出する信号端子を屈曲させるなど、加工の追加、コストの上昇等の問題点が生じる。
さらに、従来例2にあっては、制御基板と半導体モジュール・ヒートシンクとの固定は、低剛性の信号端子による接合とは別に、高剛性の構造部材による固定が必要となることから、制御基板の振動を抑制可能な強度を持った保持構造部材を設けるため、装置重量の増加、組立て作業性の悪化等の問題点もある。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、小型化、軽量化等がなされる車載用電力変換装置を得ることを目的とする。
この発明に係る車載用電力変換装置は、半導体素子が樹脂封止されモジュール本体、及び入力端子、出力端子を有し、モジュール本体が配列される方向と直交する方向の側面に入力端子、出力端子が設けられた、複数の半導体モジュールと、この半導体モジュールを冷却する、対向した両面に冷却主面をそれぞれ有する単一の直方体形状のヒートシンクと、前記半導体モジュールの駆動を制御し、半導体モジュールと電気的に接続される複数の制御基板と、前記ヒートシンクの側面側に前記入力端子に接続される接続用端子、前記出力端子に接続される負荷接続端子と、を備え、各前記半導体モジュールは、前記モジュール本体の主面が前記ヒートシンクの前記冷却主面にそれぞれ面接触し、各前記制御基板は、前記モジュール本体の前記主面と反対側の面に対向している。
この発明に係る車載用電力変換装置によれば、各半導体モジュールは、モジュール本体の主面がヒートシンクの冷却主面にそれぞれ面接触し、各制御基板は、モジュール本体の主面と反対側の面に対向しているので、小型、軽量等の電力変換装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1の車載用電力変換装置を示す構成説明図である。 図1の側面図である。 図1の平面図である。 図4(a)は図1のヒートシンクと半導体モジュールとの配置関係を示す説明図、図4(b)は図4(a)の側面図である。 図5(a)は従来例1に対応したヒートシンクと半導体モジュールとの配置関係を示す説明図、図5(b)は図5(a)の側面図である。 図1のヒートシンク、半導体モジュール及び制御基板の配置関係を示す説明図である。 図7(a)は従来例2に対応したヒートシンク、半導体モジュール及び制御基板の配置関係を示す説明図、図7(b)は図7(a)のヒートシンクが薄型の場合の配置関係を示す説明図である。 図8(a)は図1のヒートシンクと半導体モジュールとの締結を説明する図、図8(b)は図8(a)のA-A線に沿った矢視断面図である。 図1のヒートシンクを示す構成断面図である。 鋳造または押出し成型によるヒートシンクを示す構成断面図である。 図10のヒートシンクの分解図である。 この発明の実施の形態2の車載用電力変換装置の内部を示す斜視図である。 図13(a)は図12のヒートシンクと半導体モジュールとの締結を説明する図、図13(b)は図13(a)のA-A線に沿った矢視断面図である。 図14(a)は図12の車載用電力変換装置を示す断面図、図14(b)は図14(a)のA-A線に沿った矢視断面図である。 図12の平滑コンデンサモジュールを示す全体斜視図である。 図12の車載用電力変換装置の半導体モジュールを示す回路接続図である。 図12の車載用電力変換装置における、制御基板、半導体モジュール及び端子台を示す分解斜視図である。(負荷二台を駆動する場合) 図17の車載用電力変換装置における回路接続図(負荷二台を駆動する場合)である。なお、半導体モジュールの構成要素である、温度検出手段、通電電流検出手段は省略されている。 この発明の実施の形態2の車載用電力変換装置において、大容量負荷一台を駆動する場合の、制御基板、半導体モジュール及び端子台を示す分解斜視図である。 図19の車載用電力変換装置における回路接続図(大容量負荷一台を駆動する場合)である。なお、半導体モジュールの構成要素である、温度検出手段、通電電流検出手段は省略されている。 この発明の実施の形態3の車載用電力変換装置の内部を示す斜視図である。 図21の車載用電力変換装置を示す断面図である。 図21の車載用電力変換装置における、制御基板、半導体モジュール及び端子台を示す分解斜視図である。(負荷二台を駆動する場合) 図21の車載用電力変換装置における回路接続図(負荷二台を駆動する場合)である。なお、半導体モジュールの構成要素である、温度検出手段、通電電流検出手段は省略されている。 図25(a)は図21の端子台を入力端子台側から視た図、図25(b)は図25(a)の端子台の平面図、図25(c)は図21の端子台を出力端子台側から視た図である。 図26(a)は図25(a)のA-A線に沿った矢視断面図、図26(b)は図25(a)のB-B線に沿った矢視断面図、図26(c)は図25(a)のC-C線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態3の車載用電力変換装置において、制御基板、半導体モジュール及び端子台の分解斜視図である。(大容量負荷一台を駆動する場合) 図27の車載用電力変換装置における回路接続図(大容量負荷一台を駆動する場合)である。なお、半導体モジュールの構成要素である、温度検出手段、通電電流検出手段は省略されている。 車載用電力変換装置において必要とされる絶縁沿面距離と電位差との関係を示す図である。
以下、この発明の各実施の形態について説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の車載用電力変換装置を示す構成説明図、図2は図1の側面図、図3は図1の平面図である。
この車載用電力変換装置(以下、電力変換装置と略称する。)は、複数個の半導体モジュール1と、この半導体モジュール1を冷却する直方体形状のヒートシンク2と、半導体モジュール1の駆動を制御する、制御基板3とを備えている。
半導体モジュール1は、樹脂成型された直方体形状のモジュール本体1aと、このモジュール本体1aの一側面から突出し、電源と接続する入力端子4aと、この一側面に対向したモジュール本体1aの他側面から突出し負荷と接続する出力端子4bと、モジュール本体1aの側面から突出し制御基板3と電気的に接続される信号端子とを備えている。
モジュール本体1aは、半導体チップ温度を検出する温度検出手段、通電電流を検出する通電電流検出手段、電流をスイッチングするための半導体素子であるIGBT及びIGBTに逆並列に接続された還流ダイオードをそれぞれ二組有し、この二組のものが直列に接続されて、樹脂封止されている。
全部で六個の半導体モジュール1のうち、三個の半導体モジュール1は、モジュール本体1aの主面(入力端子4a、出力端子4b及び信号端子が突出してなく、表面積が最大の面)がヒートシンク2の一方の冷却主面(表面積が最大の面)と面接触し、かつ隣接して一列に配置されている。
残りの三個の半導体モジュール1も、主面がヒートシンク2の他方の冷却主面と面接触し、かつ隣接して一列に配置されている。
また、ヒートシンク2の冷却主面は切削加工されてなく、半導体モジュール1のモジュール本体1aの主面と同程度の平面度を有している。
一対の上記制御基板3は、それぞれヒートシンク2と反対側のモジュール本体1aの主面側に配置されている。
上記ヒートシンク2は、厚さTがモジュール本体1aの幅W(入力端子4aが突出する側面と出力端子4bが突出する側面との間の寸法)よりも小さい薄型である。
また、ヒートシンク2は、冷却主面に対して垂直であって対向した両側面には、それぞれ冷媒が出入りする冷媒出入口50が設けられている。
また、図3から分るように、ヒートシンク2の四隅には、外側に突出した筐体接続部51が設けられている。筐体5内に収納された、半導体モジュール1、ヒートシンク2及び制御基板3は、この筐体接続部51を介して筐体5に固定されている。
この実施の形態の電力変換装置によれば、図4(a),(b)に示すように、ヒートシンク2の両冷却主面に半導体モジュール1が配置されている。
従って、図5(a),(b)に示す、先に説明した従来例1の電力変換装置と比較して、半導体モジュール1が占有する床面積を半減することができ、電力変換装置の小型化が可能となる。
また、図6に示すように、半導体モジュール1がヒートシンク2と接する主面の反対側に、制御回路部品7を有する制御基板3が配置されている。
先に説明した従来例2の電力変換装置では、図7(a),(b)に示すように、制御基板3上の沿面絶縁距離Lと回路実装面積はヒートシンク2の厚さTの影響を受ける。例えば、ヒートシンク2の厚さTが半導体モジュール1のモジュール本体1aの幅Wよりも十分小さい、非常に薄型のヒートシンク2を採用する場合には、制御基板3は十分な制御回路部品7間の沿面絶縁距離Lと回路実装面積を確保することが困難である。
これに対して、この実施の形態の電力変換装置では、制御基板3の電力変換装置の使用電圧や回路規模の影響を受けずにヒートシンク2の厚さを薄くすることができ、ひいては半導体モジュール1の占有床面積半減と相俟って、大幅に小型化される。
また、従来例2の電力変換装置では、図7(b)に示すように、制御基板3を含む主構成部の全体形状は、部分的に突出した形状である。
これに対して、この実施の形態の電力変換装置では、モジュール本体1a、ヒートシンク2及び基板本体3aはそれぞれ直方体形状である。
従って、モジュール本体1a、ヒートシンク2及び基板本体3aからなる、電力変換装置の主構成部6は、全体形状が直方体形状であり、筐体5を含めた電力変換装置の車両への搭載性が高まるほか、筐体5との固定が容易かつ強固に行えるため、電力変換装置の耐振性も向上する。
また、制御基板3は半導体モジュール1の上方に配置されており、信号端子は、モジュール本体1aから突出した入力端子4a及び出力端子4bの突出方向に対して垂直方向に突出している。
従って、信号端子は短くできるとともに、信号端子の大部分を、半導体モジュール1の動作に伴う発生磁場に対して略水平方向に構成できる。この結果、信号端子に鎖交する半導体モジュール1から発生する磁束を低減でき、ノイズ対策に必要な部品点数を少なくすることができ、ひいては、電力変換装置の小型化、低コスト化が可能となる。
また、ヒートシンク2の冷却主面を切削加工することなく、半導体モジュール1のモジュール本体1aの主面である底面と同程度の平面度を有して接触しているので、接触面での接触熱抵抗が低減し、半導体モジュール1の放熱性が向上する。
このことは、ヒートシンク2や半導体モジュール1の小型化、低コスト化をもたらし、ひいては、電力変換装置全体を小型、低コストとする効果がある。
次に、上記ヒートシンク2の構造について、図8(a),(b)に基づいて詳述する。
図8(a)は図1のヒートシンク2と半導体モジュール1との締結を説明する図、図8(b)は図8(a)のA-A線に沿った矢視断面図である。
このヒートシンク2は、対向して設けられ縁部がロウ付けにより接合された一対のヒートシンク本体である天板8と、この金属で構成された天板8の内部に構成された冷媒との接触面積を拡大する冷却フィン9と、冷媒の出入口となる冷媒出入口50とを備えている。なお、ロウ付けされた、天板8及び冷却フィン9は、それぞれ金属構造体である。
また、半導体モジュール1のモジュール本体1aの主面に面接触する、天板8の両冷却主面には、それぞれ三本のスタッドボルト10がロウ付けにより接合されている。このスタッドボルト10の先端部は、モジュール本体1aに形成された穴11を貫通してナット12が螺着されて、半導体モジュール1は、ヒートシンク2に固定されている。
図10,11は、鋳造、押出し成型等により製造されたヒートシンク2Aの断面図である。
これらで製造されたヒートシンク2Aは、冷却性能の優れた放熱面積の大きいフィン9Aを形成するには、鋳造時の湯流れや、押出しに用いる金型強度の制約等により、フィン9Aだけでなく天板8Aも厚肉とする必要がある。
また、フィン9Aと冷媒の接触面積を確保するにはフィン9Aの長さを増す必要がある。
また、鋳造や押出し成型では半導体モジュール1を両面に配置するには二つ以上の部品を成型し、冷媒の漏出を防止するシール手段15を介して組み立てる必要があった。
これに対して、図9に示す、この実施の形態のヒートシンク2によれば、中空上の流路を持つ薄型のヒートシンク2を容易に製造することができ、電力変換装置が小型化される。
また、図10,11では、半導体モジュール1とヒートシンク2Aとは、天板8Aに形成された雌ネジ13に、穴11を貫通したボルト14を螺着して固定している。
従って、天板8Aは、必要な固定強度を得るために所定の長さの雌ネジ13を形成するために、厚くする必要があり、この点からもヒートシンク2Aの薄型化が困難であった。 これに対して、図9に示す、この実施の形態のヒートシンク2によれば、天板8の両面にスタッドボルト10が立設されており、このスタッドボルト10の先端部に螺着されたナット12を螺着することで、半導体モジュール1をヒートシンク2に押圧固定することができる。
即ち、ヒートシンク2Aに半導体モジュール1を固定のための高強度の雌ネジ13を構成する必要がなく、ヒートシンク2を薄型にすることができ、電力変換装置が小型化される。
また、スタッドボルト10の天板8に対するロウ付け接合は、一対の天板8の縁部でのロウ付け接合と合わせて行えばよく、ヒートシンク2の製造工程において、スタッドボルト10追加のための追加工程は不要となり、容易に薄型のヒートシンク2を製造することができる。
なお,各図1,2,6は、説明図であり、実際には半導体モジュール1と制御基板3とは離間している。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2の電力変換装置について説明するが、以下の説明では、実施の形態1の電力変換装置と異なる構成を中心に説明する。
図12は、この発明の実施の形態2の電力変換装置の内部を示す斜視図、図13(a)は図12のヒートシンク2Bと半導体モジュール1との締結を説明する図、図13(b)は図13(a)のA-A線に沿った矢視断面図、図14(a)は図12の電力変換装置を示す断面図、図14(b)は図14(a)のA-A線に沿った矢視断面図である。
この実施の形態の電力変換装置では、各半導体モジュール1は、略中央に穴11が形成されている。ヒートシンク2Bは、この穴11に相対する部位に穴18が形成されている。
一対の半導体モジュール1とヒートシンク2Bとは、穴11,18を貫通したボルト14の先端部にナット12を螺着させることで、ヒートシンク2Bの両冷却主面がそれぞれ半導体モジュール1の主面と面接触して、固定されている。
実施の形態1のヒートシンク2は、スタッドボルト10を用いて半導体モジュール1と固定することで、従来の電力変換装置よりも薄型のヒートシンク2を用いることができる。
しかしながら、スタッドボルト10を天板8にロウ付け接合する際に、高温加熱によりスタッドボルト10の強度が低下するので、半導体モジュール1をヒートシンク2に強固に押圧固定する必要がある場合には、必要な強度を確保することが困難であるため、複数のスタッドボルト10を用いなければならす、それだけ大きな締結スペースが必要となり、電力変換装置の小型化が困難である。
これに対して、この実施の形態2の電力変換装置では、一対の半導体モジュール1とヒートシンク2Bとは、穴11,18を貫通したボルト14の先端部にナット12を螺着して、固定しているので、実施の形態1のようにロウ付け時の高温加熱によるスタッドボルト10の強度低下が生じないため、最小限のボルト14本数で、締結に必要なスペースで半導体モジュール1をヒートシンク2Bに固定することができる。
このため、半導体モジュール1を強固にヒートシンク2Bに押圧固定する必要がある場合においても、大きな締結スペースを必要とせず、電力変換装置を小型化することができる。
また、この発明の実施の形態2の電力変換装置は、筐体5(図12では底面のみ示されている。)内に、半導体モジュール1の入力端子4aに接続され、半導体モジュール1の入力電圧を平滑する平滑コンデンサモジュール17が収納されている。平滑コンデンサとしては、例えばフィルムコンデンサが適用される。
この平滑コンデンサモジュール17は、図15に示すように、複数のフィルムコンデンサ素子30と、複数のフィルムコンデンサ素子30と半導体モジュール1の入力端子4aを固定する端子台16とを接続する低インダクタンス端子34とを備えている。
低インダクタンス端子34は、正極板31と負極板32とが絶縁材33を介して近接配置されて構成されている。
また、平滑コンデンサモジュール17は、低インダクタンス端子34側に開口部35を有する箱型のケース36と、ケース36と一体化され、ケース36と筐体5とを接続するための取り付け脚37と、ケース36と一体化され、ケース36とヒートシンク2Bとを接続するためのヒートシンク取り付け部38とを備え、ケース36内に配置されたフィルムコンデンサ素子30、端子は、樹脂封止され,ケース36と一体化されている。
この平滑コンデンサモジュール17は、四箇所の取り付け脚37で締結部材により筐体5に締結固定されている。
また、平滑コンデンサモジュール17は、八箇所のヒートシンク取り付け部38で締結部材によりヒートシンク2Bを固定し、対向した一対の制御基板3のうちの下側の制御基板3の下面に接近して配置されている。
上記実施の形態1のヒートシンク2Bでは、ヒートシンク2の両冷却主面に半導体モジュール1が搭載されており、ヒートシンク2Bを薄型化することで電力変換装置を小型化することができる。
しかしながら、電力変換装置を小型にするために、さらにヒートシンク2Bを薄型とする場合、ヒートシンク2Bの長さ(入力端子4a及び出力端子4bが突出していない対向した側面間の距離)L2に対してヒートシンク2Bの厚さTが小さく、ヒートシンク2Bの長さ方向の剛性が低く、電力変換装置の実使用時に加えられる振動等の外力により変形する可能性がある。
しかしながら、この実施の形態2の電力変換装置によれば、ヒートシンク2Bは、ヒートシンク2Bよりも大きな断面を持ち箱型のケース36内にフィルムコンデンサ素子30が樹脂封止された、ヒートシンク2Bよりも剛性が高い平滑コンデンサモジュール17に、複数箇所のヒートシンク取り付け部38を介して締結されているので、ヒートシンク2Bの変形が防止され、耐振性が向上する。
なお、ヒートシンク2Bは、平滑コンデンサモジュール17の下方に設けられたものでもこの発明は適用できる。
また、一体である、半導体モジュール1、ヒートシンク2B及び制御基板3は、平滑コンデンサモジュール17を介して取り付け脚37で筐体5に固定されているので、電力変換装置を組み立てる際には、平滑コンデンサモジュール17を土台にして電力変換装置を組み立てることが可能である。
これにより、筐体5の形状が筐体5の取り付け箇所の制約で複数となる仕様においても、電力変換装置の組み立て方法や電力変換装置の主構成部品には影響がなく、電力変換装置の汎用性向上、部品、組立設備流用による低コスト化、開発期間の短縮が可能となる。
また、この実施の形態2の半導体モジュール1は、実施の形態1の半導体モジュール1と同様に、図16に示すように、半導体チップ温度を検出する温度検出手段21と、通電電流を検出する通電電流検出手段22と、電流をスイッチングするためのパワー半導体素子であるIGBT19と、IGBT19に逆並列に接続された還流ダイオード20とを二組有し、この二組が直列に接続されたものが樹脂封止されて構成されている。
また、半導体モジュール1の略中央にヒートシンク2Bとの固定に用いる穴11を有している。
しかしながら、実施の形態1の半導体モジュール1と異なり、入力端子4a及び出力端子4bをそれぞれモジュール本体1aの同じ側面に配置し、信号端子4cを入力端子4a、出力端子4bが配置された側面と対向する側面に配置している。
この実施の形態2の半導体モジュール1によれば、実施の形態1と同様に、ヒートシンク2Bの片面に配置された三個の半導体モジュール1で一つの三相インバータが構成され、ヒートシンク2Bの両面合わせて二つの負荷を駆動する、二つの三相インバータが構成されている。
図17は図12の車載用電力変換装置における、制御基板3、半導体モジュール1及び端子台16を示す分解斜視図、図18は図12の車載用電力変換装置における回路接続図である。
この電力変換装置では、電源24、平滑コンデンサモジュール17、半導体モジュール1を介して第1の負荷23a及び第2の負荷23bは電気的に接続されており、六個の半導体モジュール1で第1の負荷23a及び第2の負荷23bの駆動が制御される。
また、入力端子4a、出力端子4bが電力変換装置の一つの面に配置されているので、入力端子4aと平滑コンデンサモジュール17の端子、出力端子4bと第1負荷接続端子56、第2負荷接続端子57とを接続するために用いる大電流対応の端子台16が二つの三相インバータ合わせて一組で済むため、入力端子4a、出力端子4bがそれぞれ別の方向に配置されている、実施の形態1の半導体モジュール1と比べ、部品点数の削減が可能である。
なお、符号55は、端子台16に平滑コンデンサモジュール17を接続するための接続用端子である。
また、図17に示すように、制御基板3と半導体モジュール1の信号端子4cをはんだ付けにて接続する部分が制御基板3の片側の部位イに集約しているため、組立性の向上やはんだ付け作業の制約上部品搭載できない面積の縮小による制御基板3の小型化、ひいては電力変換装置の小型化が可能となる。
なお、端子台16内部の端子構成を変更し、図19、図20に示すように、半導体モジュール1と電源24、負荷23cとの接続を組み変え、半導体モジュール1を二並列化(図20の符号ロ参照)することで、出力端子4b、負荷接続端子58を介して接続された、一台の大容量負荷23cを制御する大容量の電力変換装置に変更することもできる。
この実施の形態の半導体モジュール1によれば、半導体モジュール1の全ての入力端子4a、出力端子4bが一つの端子台16に集約され接続されているので、電力変換装置の仕様の変化や機種の追加などに伴う新たな部品の追加や削減、組立工程の変更を少なくでき、電力変換装置の汎用性向上や、部品共通化によるコストの低減、開発期間の短縮が可能となる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3の電力変換装置について説明する。
以下の説明では、実施の形態2の電力変換装置と異なる構成を中心に説明する。
図21は、この発明の実施の形態3の電力変換装置の内部を示す斜視図、図22は図21の車載用電力変換装置を示す断面図である。
この実施の形態3の電力変換装置では、各半導体モジュール1は、略中央に穴11が形成されている。ヒートシンク2Bは、この穴11に相対する部位に穴18が形成されている。ヒートシンク2Bの両面には、それぞれ三台の半導体モジュール1が配設されている。ヒートシンク2Bの上面側の半導体モジュール1には、押さえバネ26を介してヒートシンク2Bの長さ方向に延びた断面コ字形状の補強梁25aが設けられている。
ヒートシンク2Bの下面側の半導体モジュール1には、押さえバネ26を介してヒートシンク2Bの長さ方向に延びた補強梁25bが設けられている。
一対の半導体モジュール1とヒートシンク2Bとは、補強梁25aの穴、押さえバネ26の穴、半導体モジュール1の穴11、ヒートシンク2Bの穴18、半導体モジュール1の穴11及び押さえバネ26の穴を貫通したボルト14の先端部を補強梁25bに螺着して、ヒートシンク2Bの両冷却主面がそれぞれ半導体モジュール1の主面と面接触して、固定されている。
この実施の形態の電力変換装置では、押さえバネ26、穴構造を有する補強梁25a、雌ネジ構造を有する補強梁25bによって、ボルト14の軸力を補強梁25a、25bでヒートシンク2Bの長さ方向に分散し、さらに押さえバネ26で半導体モジュール1の幅W方向に分散し、より強固に半導体モジュール1を押圧している。
また、実施の形態2のナット12の代わりに補強梁25bに設けた雌ネジ構造を用いてナット12の一体化、部品点数の削減を行っている。
また、この実施の形態3の半導体モジュール1では、ヒートシンク2Bの冷却主面と接する主面に略垂直な一対の側面のうち一方の側面に入力端子4aと信号端子4cを配置し、対向した他方の側面に出力端子4b及び信号端子4cを配置している。
また、ヒートシンク2Bの片側に配置された平滑コンデンサモジュール17は、端子が半導体モジュール1の入力端子4aと直接接続されている。
この実施の形態の電力変換装置によれば、入力端子4a、出力端子4bが半導体モジュール1の両側に別々に配置されており、出力端子4bの配置の影響を受けることなく、入力端子4aの配置、形状を決定できる。
また、平滑コンデンサモジュール17が半導体モジュール1と近接配置されており、半導体モジュール1の入力端子4aと平滑コンデンサモジュール17の端子が直接接続されているので、実施の形態2のように平滑コンデンサモジュール17が半導体モジュール1と離れて配置されているものと比較して、入力端子4aと平滑コンデンサモジュール17との間の距離を大幅に短くすることが可能となる。
また、半導体モジュール1の入力端子4aと、平滑コンデンサモジュール17の端子間距離を短くすると、配線インダクタンスを小さくすることができ、半導体モジュール1内のIGBT19等のパワー半導体素子のスイッチング時に生じるスイッチングサージを小さくすることができる。
また、半導体モジュール1の耐圧が十分大きく、スイッチングサージが許容できる場合は、パワー半導体素子のスイッチング速度を高めることによりパワー半導体素子に生じるスイッチング損失の低減が可能となり、ヒートシンク2Bの小型化または半導体モジュール1の小型化、低コスト化が可能となり、ひいては電力変換装置の小型化が可能となる。
また、この実施の形態3の電力変換装置は、図25、図26に示すように、ヒートシンク2Bの平滑コンデンサモジュール17側の縁部であって両面には、入力端子4aと接続される入力端子台16bが、ヒートシンク2Bの長さ方向に延びて配置されている。
ヒートシンク2Bの反平滑コンデンサモジュール17側の縁部であって両面には、出力端子4bと接続される出力端子台16cが、ヒートシンク2Bの長さ方向に延びて配置されている。
入力端子台16b及び出力端子台16cは、それぞれ断面の一部が略L字型となっている金属性端子27を内蔵している。この金属性端子27は、一片部がヒートシンク2Bの冷却主面と略平行、他片部がヒートシンク2Bの冷却主面と略垂直となるように折曲されている。
なお、図中、60は入力端子接続部、61は出力端子接続部である。
実施の形態2の電力変換装置では、薄型で剛性の低下が懸念されるヒートシンク2Bを剛性の高い平滑コンデンサモジュール17で支持して補強しているのに対して、この実施の形態3の電力変換装置では、平滑コンデンサモジュール17をヒートシンク2Bの片側に配置しており、平滑コンデンサモジュール17によるヒートシンク2Bの補強ができない。
これに対しては、この実施の形態3の電力変換装置では、薄いヒートシンク2Bの長さ方向に沿って、左右表裏両面に、略L字型の金属性端子27が内蔵された端子台16b,16cを配置することで、ヒートシンク2Bの長さ方向の剛性を高めている。
これにより薄型ヒートシンク2Bの変形を防止し、耐振性を向上させることができる。 また、端子台16b,16c内部の金属性端子27の一部がヒートシンク2Bと近接しているため、金属性端子27の冷却も可能である。
従って、金属性端子27の通電による温度上昇を抑制することができ、ひいては金属性端子27の断面積の小型化による電力変換装置の小型化、低コスト化が可能となる。
また、この実施の形態3の電力変換装置も実施の形態2の電力変換装置と同じように、六個の半導体モジュール1が搭載されており、図23、図24に示すように、この電力変換装置では、六個の半導体モジュール1で第1の負荷23a及び第2の負荷23bの駆動が制御される。
なお、入力端子台16b、出力端子台16c内部の端子構成を変更し、図27、図28に示すように、半導体モジュール1と電源24、負荷23cとの接続を組み変え、半導体モジュール1を二並列化することで、出力端子4b、負荷接続端子58を介して接続された、一台の大容量負荷23cを制御する大容量の電力変換装置に変更することもできる。
この実施の形態3の半導体モジュール1は、図27に示すとおり、実施の形態2のものと異なり、半導体モジュール1の入力端子4a、出力端子4bがそれぞれ異なる方向に出力されているが、入力端子4aは半導体モジュール1の片側の側面に集中配置されているので、入力端子台16b、平滑コンデンサモジュール17はいずれの構成の電力変換装置であっても部品を流用することが可能である。
これにより実施の形態2の電力変換装置と比較して、電力変換装置の汎用性向上、部品流用による低コスト化、開発期間の短縮が劣るわけではなく、実施の形態3においても実施の形態2と同様の効果を有する。
1 半導体モジュール、1a モジュール本体、2,2A,2B ヒートシンク、3 制御基板、3a 基板本体、4a 入力端子、 4b 出力端子、 4c 信号端子、5 筐体、6 主構成部、7 制御回路部品、8 天板(ヒートシンク本体)、9 冷却フィン、10 スタッドボルト、11 穴、12 ナット、13 雌ねじ、14 ボルト、15 シール手段、16a 端子台、16b 入力端子台、16c 出力端子台、17 平滑コンデンサモジュール、18 穴、19 IGBT、20 還流ダイオード、21 チップ温度検出手段、22 通電電流検出手段、23a 第1の負荷、23b 第2の負荷、23c 大容量負荷、24 電源、25a 補強梁、25b 補強梁、26 押さえばね、27 金属性端子、T ヒートシンク厚、W 半導体モジュール幅、L1 沿面絶縁距離、L2 ヒートシンク長さ、50 冷媒出入口、51 筐体接続部、55 接続用端子,56 第1負荷接続端子、57 第2負荷接続端子、58 負荷接続端子、60 入力端子接続部、61 出力端子接続部。

Claims (12)

  1. 半導体素子が樹脂封止されモジュール本体、及び入力端子、出力端子を有し、モジュール本体が配列される方向と直交する方向の側面に入力端子、出力端子が設けられた、複数の半導体モジュールと、
    この半導体モジュールを冷却する、対向した両面に冷却主面をそれぞれ有する単一の直方体形状のヒートシンクと、
    前記半導体モジュールの駆動を制御し、半導体モジュールと電気的に接続される複数の制御基板と、
    前記ヒートシンクの側面側に前記入力端子に接続される接続用端子、前記出力端子に接続される負荷接続端子と、を備え、
    各前記半導体モジュールは、前記モジュール本体の主面が前記ヒートシンクの前記冷却主面にそれぞれ面接触し、
    各前記制御基板は、前記モジュール本体の前記主面と反対側の面に対向していることを特徴とする車載用電力変換装置。
  2. 前記ヒートシンクの厚さは、前記入力端子が突出した前記モジュール本体の側面とこの側面に対向した側面との間の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の車載用電力変換装置。
  3. 全体が直方体形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の車載用電力変換装置。
  4. 前記ヒートシンクは、ロウ付けにより複数の金属構造体を接合したものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  5. 前記モジュール本体の前記主面の平面度と、前記ヒートシンクの前記冷却主面の平面度とは、等しいことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  6. 前記ヒートシンクの前記冷却主面には、前記半導体モジュールを固定するためのスタッドボルトが立設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  7. 前記ヒートシンクは,前記モジュールを固定するための穴を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  8. 前記入力端子及び前記出力端子は、前記ヒートシンクの片側面側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  9. 前記入力端子は、前記ヒートシンクの両側面方向のうち一方の側面側に配置されており、前記出力端子は、前記側面と対向した他方の側面側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  10. 前記ヒートシンクは、前記冷却主面に対して上方又は下方に配置された、前記半導体モジュールの入力電圧を平滑する平滑コンデンサモジュールに固定されることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  11. 前記ヒートシンクの前記冷却主面に沿った方向に、前記半導体モジュールの入力電圧を平滑する平滑コンデンサが並設されることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
  12. 前記ヒートシンクの側面側に、金属端子を樹脂モールドした端子台を配置し、この端子台をヒートシンクに固定していることを特徴とする請求項1ないし請求項11の何れか1項に記載の車載用電力変換装置。
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