JP5282543B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置に関する。
通常、固体撮像装置は、最終的に画像信号として用いられる有効な画素の領域(以下、「有効画素領域」と記述する)の周囲に、黒基準信号を出力するための遮光された画素の領域(以下、「光学的黒画素領域」と記述する)を有している。
光学的黒画素領域を有する固体撮像装置の場合、光学的黒画素領域の遮光部と有効画素領域の開口部とで上層の遮光層のレイアウトが異なるため、有効画素領域の中心部と光学的黒画素領域との境界部分とで遮光層の上層の膜厚が異なる。遮光層の上層としては、例えば、パッシベーション膜、カラーフィルタ、レンズ材などが挙げられる。
そして、遮光層の上層の膜厚の違いが光学特性に影響を与えるために、有効画素領域の周縁部に光学的なムラが発生する。また、有効画素領域の開口部と光学的黒画素領域の遮光メタルの形状の違いにより、パッシベーション膜からシリコン界面への水素基の供給に差異が発生するため、界面準位の終端の程度が異なり、暗電流やランダムノイズのムラが発生する。
これらの問題を避けるために、従来は、光学的黒画素領域と有効画素領域の境界部分、即ち遮光層の上層の膜厚が異なる領域にダミー画素を配する一方、当該ダミー画素の信号を画像信号として使わないようにしている。また、CCD(Charge Coupled Device)型固体撮像装置では、フレームインターライン方式の場合に限り、有効画素領域の上下のダミー画素の電荷を水平転送部外に排出し、転送周波数の増加を抑えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3321787号明細書
しかしながら、ダミー画素を配する構成を採ると、最終的に画像信号として用いられる有効画素数以上の信号を出力することになるため、フレームレートに対して駆動周波数を上げなくてはならなくなる。そのため、ノイズ、消費電力、回路面積等の面で不利となってしまう。
また、有効画素領域の上下のダミー画素の電荷については出力しないようにできても、有効画素領域の左右のダミー画素の電荷については出力しないようすることはできない。また、ダミー画素を配する技術は、フレームインターライン方式の場合に限られるので面積的に不利になる。
また、光学的なムラは、有効画素領域の全部の辺で発生する訳ではなく、ウェーハの外周側の辺で発生することが多い。これは、遮光層の上層の膜がスピンコーティングによって形成されるため、回転の外側が高くなる段差の場合に大きな影響を受けるからである。そのため、有効画素領域の全部の辺に対してダミー画素を配置する必要があるため、チップ面積の拡大につながる。
そこで、本発明は、フレームレートに対して駆動周波数を上げることなく、有効画素領域の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることが可能な固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光電変換素子と複数のトランジスタを含み、読み出しによって画像信号を出力する画素からなる有効画素領域と、読み出しによって黒基準信号を出力する、遮光された画素からなる光学的黒画素領域と、前記有効画素領域と前記光学的黒画素領域との間に設けられ、前記有効画素領域と同じ画素構造および遮光構造を有するダミー画素領域とを有する画素アレイ部を備える固体撮像装置の駆動に当たって、前記有効画素領域の垂直方向側の第1ダミー画素領域の各画素に対しては、前記複数のトランジスタの全てにパルスを出力しないように制御し、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行い、当該読み出し駆動によって読み出し選択された画素のうち、前記有効画素領域の水平方向側の第2ダミー画素領域の各画素の信号については読み飛ばし、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行い、前記第1ダミー画素領域と前記有効画素領域の各画素において前記光電変換素子とフローティングディフュージョン部と間に介在する転送トランジスタのゲート電圧について、当該第1ダミー画素領域の各画素の転送トランジスタにパルスが印加されていないときのゲート電圧を、前記有効画素領域の各画素の蓄積状態のときのゲート電圧よりも高く設定するようにする。
有効画素領域と光学的黒画素領域とを有する固体撮像装置において、有効画素領域と光学的黒画素領域との間は、遮光層の上層の膜厚の違いによって光学特性に影響が及ぶ部分となる。この光学特性に影響が及ぶ有効画素領域の光学的黒画素領域との境界部分に、有効画素領域と同じ遮光構造を有するダミー画素領域を設けることで、有効画素領域の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることができる。また、ダミー画素領域の各画素の信号を選択せずに読み飛ばすことで、最終的に画像信号として用いられる有効画素数の信号だけを出力することになるために、フレームレートに対して駆動周波数を上げなくて済む。
本発明によれば、フレームレートに対して駆動周波数を上げることなく、有効画素領域の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.本発明が適用される固体撮像装置
1−1.システム構成
1−2.実施形態の特徴部分
1−3.実施例1
1−4.実施例2
2.変形例
3.適用例(撮像装置)
<1.本発明が適用される固体撮像装置>
[1−1.システム構成]
図1は、本発明が適用される固体撮像装置、例えばX−Yアドレス型固体撮像装置の一種であるCMOSイメージセンサの構成の概略を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本適用例に係るCMOSイメージセンサ10は、半導体基板(チップ)18上に形成された画素アレイ部11と、当該画素アレイ部11と同じ半導体基板18上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部としては、例えば垂直駆動部12、カラム処理部13、水平駆動部14およびシステム制御部15が設けられている。
画素アレイ部11には、入射する可視光をその光量に応じた電荷量に光電変換する光電変換素子を含む図示せぬ単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)が行列状に2次元配置されている。単位画素の具体的な構成については後述する。
画素アレイ部11にはさらに、行列状の画素配列に対して行ごとに画素駆動線16が図の左右方向(画素行の画素配列方向/水平方向)に沿って形成され、列ごとに垂直信号線17が図の上下方向(画素列の画素配列方向/垂直方向)に沿って形成されている。図1では、画素駆動線16について1本として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線16の一端は、垂直駆動部12の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部12は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成されている。ここでは、具体的な構成については図示を省略するが、垂直駆動部12は、読出し走査系と掃出し走査系とを有する構成となっている。読出し走査系は、信号を読み出す単位画素について行単位で順に選択走査を行う。
一方、掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対し、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して当該読出し行の単位画素の光電変換素子から不要な電荷を掃き出す(リセットする)掃出し走査を行う。この掃出し走査系による不要電荷の掃き出し(リセット)により、いわゆる電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に入射した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の蓄積時間(露光時間)となる。
垂直駆動部12によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、垂直信号線17の各々を通してカラム処理部13に供給される。カラム処理部13は、画素アレイ部11の画素列ごとに、選択行の各画素20から出力されるアナログの画素信号に対してあらかじめ定められた信号処理を行う。
カラム処理部13での信号処理としては、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理が挙げられる。CDS処理は、選択行の各画素から出力されるリセットレベルと信号レベルとを取り込み、これらレベルの差を取ることによって1行分の画素の信号を得るとともに、画素の固定パターンノイズを除去する処理である。カラム処理部13に、アナログの画素信号をデジタル化するAD変換機能を持たせる場合もある。すなわち、カラム処理部13は、ノイズ除去機能およびAD変換機能の少なくとも一方を有する。
水平駆動部14は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部13の画素列に対応した回路部分を順番に選択走査する。この水平駆動部14による選択走査により、カラム処理部13で画素列ごとに信号処理された画素信号が順番に出力される。
システム制御部15は、半導体基板18の外部から与えられるクロックや、動作モードを指令するデータなどを受け取り、また、本CMOSイメージセンサ10の内部情報などのデータを出力する。システム制御部15はさらには、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有し、当該タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部12、カラム処理部13および水平駆動部14などの駆動制御を行う。
(単位画素の回路構成)
図2は、単位画素20の回路構成の一例を示す回路図である。図2に示すように、本回路例に係る単位画素20は、光電変換素子、例えばフォトダイオード21と、例えば転送トランジスタ22、リセットトランジスタ23、増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25の4つのトランジスタとを有する構成となっている。
ここでは、4つのトランジスタ22〜25として、例えばNチャネルのMOSトランジスタを用いている。ただし、ここで例示した転送トランジスタ22、リセットトランジスタ23、増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25の導電型の組み合わせは一例に過ぎず、これらの組み合わせに限られるものではない。
この単位画素20に対して、画素駆動線16として、例えば、転送線161、リセット線162および選択線163の3本の駆動配線が同一画素行の各画素について共通に設けられている。これら転送線161、リセット線162および選択線163の各一端は、垂直駆動部12の各画素行に対応した出力端に、画素行単位で接続されている。
フォトダイオード21は、アノード電極が負側電源(例えば、グランド)に接続されており、受光した光をその光量に応じた電荷量の光電荷(ここでは、光電子)に光電変換する。フォトダイオード21のカソード電極は、転送トランジスタ22を介して増幅トランジスタ24のゲート電極と電気的に接続されている。増幅トランジスタ24のゲート電極と電気的に繋がったノード26をFD(フローティングディフュージョン)部と呼ぶ。
転送トランジスタ22は、フォトダイオード21のカソード電極とFD部26との間に接続されている。転送トランジスタ22のゲート電極には、高レベル(例えば、Vddレベル)がアクティブ(以下、「Highアクティブ」と記述する)の転送パルスφTRFが転送線161を介して与えられる。これにより、転送トランジスタ22はオン状態となり、フォトダイオード21で光電変換された光電荷をFD部26に転送する。
リセットトランジスタ23は、ドレイン電極が画素電源Vddに、ソース電極がFD部26にそれぞれ接続されている。リセットトランジスタ23のゲート電極には、HighアクティブのリセットパルスφRSTがリセット線162を介して与えられる。これにより、リセットトランジスタ23はオン状態となり、フォトダイオード21からFD部26への信号電荷の転送に先立って、FD部26の電荷を画素電源Vddに捨てることによって当該FD部26をリセットする。
増幅トランジスタ24は、ゲート電極がFD部26に、ドレイン電極が画素電源Vddにそれぞれ接続されている。そして、増幅トランジスタ24は、リセットトランジスタ23によってリセットした後のFD部26の電位をリセット信号(リセットレベル)Vresetとして出力する。増幅トランジスタ24はさらに、転送トランジスタ22によって信号電荷を転送した後のFD部26の電位を光蓄積信号(信号レベル)Vsigとして出力する。
選択トランジスタ25は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ24のソース電極に、ソース電極が垂直信号線17にそれぞれ接続されている。選択トランジスタ25のゲート電極には、Highアクティブの選択パルスφSELが選択線163を介して与えられる。これにより、選択トランジスタ25はオン状態となり、単位画素20を選択状態として増幅トランジスタ24から出力される信号を垂直信号線17に中継する。
なお、選択トランジスタ25については、画素電源Vddと増幅トランジスタ24のドレインとの間に接続した回路構成を採ることも可能である。
また、単位画素20としては、上記構成の4つのトランジスタからなる画素構成のものに限られるものではない。例えば、増幅トランジスタ24と選択トランジスタ25とを兼用した3つのトランジスタからなる画素構成のものなどであっても良く、その画素回路の構成は問わない。
[1−2.本実施形態の特徴部分]
上記構成のCMOSイメージセンサ10等のX−Yアドレス型固体撮像装置は、前にも述べたように、最終的に画像信号として用いられる有効画素領域の周囲に、黒基準信号を出力するための遮光された光学的黒画素領域を有している。この光学的黒画素領域を有するX−Yアドレス型固体撮像装置において、本実施形態では、以下のような構成を採ることを特徴としている。
すなわち、光学的黒画素領域と有効画素領域との境界部分に、有効画素領域と同じ遮光構造のダミー画素(ダミー画素領域)を配する一方、当該ダミー画素の信号を走査の際に選択せずに読み飛ばして出力しないようにする駆動を行う。ダミー画素の信号を読み飛ばすための駆動は、X−Yアドレス型固体撮像装置であるが故に、垂直駆動部12による垂直走査および水平駆動部14による水平走査によって実現できる。
このように、光学的黒画素領域と有効画素領域との境界部分に有効画素領域と同じ遮光構造のダミー画素領域を配する一方、ダミー画素領域の各開口ダミー画素の信号を読み飛ばす駆動を行うことで、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、遮光層の上層の膜厚の違いによって光学特性に影響が及ぶ有効画素領域の光学的黒画素領域との境界部分に、有効画素領域と同じ遮光構造のダミー画素領域を配することで、有効画素領域の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることができる。
ここで、有効画素領域の中心部と光学的黒画素領域との境界部分とで遮光層の上層の膜厚に違いが生じるのは次の理由による。すなわち、前にも述べたように、光学的黒画素領域の遮光部と有効画素領域の開口部とで上層の遮光層のレイアウトが異なるために、有効画素領域の中心部と光学的黒画素領域との境界部分とで遮光層の上層の膜厚に違いが生じるのである。遮光層の上層としては、例えば、パッシベーション膜、カラーフィルタ、レンズ材などが挙げられる。
また、有効画素領域の上下左右のダミー画素領域の各開口ダミー画素の信号を選択せずに読み飛ばすことで、最終的に画像信号として用いられる有効画素数の信号だけを出力することになるために、フレームレートに対して駆動周波数を上げなくて済む。しかも、光学的黒画素領域と有効画素領域の境界部分にダミー画素を配することで、有効画素領域の開口部と光学的黒画素領域との遮光メタルの形状の違いに起因する界面準位による暗電流やランダムノイズのムラを抑えることができる。
以下に、ダミー画素領域の各開口ダミー画素の信号を走査の際に選択せずに読み飛ばして出力しない駆動を行うための具体的な実施例について説明する。
[1−3.実施例1]
図3は、実施例1に係るCMOSイメージセンサの構成の概略を示す平面図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
本実施例1に係るCMOSイメージセンサ10Aにおいて、画素アレイ部11は、最終的に画像信号として用いられる有効画素領域111と、当該有効画素領域111の外周部に設けられた黒基準信号を出力するための光学的黒画素領域112とを有している。有効画素領域111のサイズは、水平方向の画素数および垂直方向の画素数によってあらかじめ一定のサイズに定められている。
光学的黒画素領域112は、例えば、有効画素領域111の上下の光学的黒画素領域112a,112bと、有効画素領域111の左右の光学的黒画素領域112c,112dとからなり、これら領域112a〜112dの全面が遮光メタルにより遮光されている。光学的黒画素領域112については、必ずしも有効画素領域111の上下左右の全てに設ける構成を採らなくてもよい。
画素アレイ部11は有効画素領域111および光学的黒画素領域112に加えて、両領域111,112間に、上下左右の光学的黒画素領域112a〜112dに対応して設けられた上下左右のダミー画素領域113a〜113dを有している。光学的黒画素領域112が有効画素領域111の上下左右の全てに配されない場合には、ダミー画素領域113についても上下左右の全てに設けなくてもよい。ダミー画素領域113(113a〜113d)の各ダミー画素は、基本的に、有効画素領域111の各画素と同じ開口した(即ち、遮光されていない)画素構造となっている。
このように、遮光層の上層の膜厚の違いによって光学特性に影響が及ぶ有効画素領域111の光学的黒画素領域112との境界部分に、ダミー画素領域113を設けることで、有効画素領域111の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることができる。先述したように、ダミー画素領域113は、有効画素領域111と同じ遮光構造となっている。
ここで、有効画素領域111の光学的黒画素領域112との境界部分に光学的なムラが発生する原因の一つに、スピンコートによって塗布した膜を使うことが挙げられる。この場合、塗布膜がウェーハに放射状に塗られるので、ウェーハの外側に高い段差がある方向の辺で急峻な膜厚の傾きが出やすい傾向がある。したがって、図4に示すように、ウェーハの外側に当たる辺で光学的なムラが発生し易い。
このような場合、ダミー画素領域113の開口ダミー画素によって段差部の光学的なムラの発生を抑えるためには、各辺に対して同程度の数の開口ダミー画素を配置する必要がある。また、光学的なムラが発生し易い領域についてはある程度予測できる。この予想の下に、画素アレイ部11上の光学的なムラが発生し易い領域を避けた領域において、あらかじめ定められたサイズの有効画素領域111を設定する。そして、有効画素領域111の外側に、あらかじめ定められた画素数(サイズ)のダミー画素領域113(113a〜113d)を設定する。
図3の例では、有効画素領域111の左下隅の画素を走査開始画素(走査開始位置)とする。この走査開始画素のアドレス情報は、図1のシステム制御部15内の格納部、例えばメモリにあらかじめ格納される。また、ダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素の信号を選択せずに読み飛ばすために、ダミー画素領域113a〜113dの開始画素および終了画素のアドレス情報も、システム制御部15内のメモリにあらかじめ格納される。
システム制御部15内のメモリにあらかじめ格納されるアドレス情報は、一度設定したら変更することができず、固定された情報となる。すなわち、有効画素領域111の走査開始位置(図中、×印の位置)と、ダミー画素領域113(113a〜113d)の画素アレイ部11上における位置およびサイズについては変更することができない固定的なものとなる。
なお、アドレス情報が固定であることから、垂直駆動部12および水平駆動部14をアドレスデコーダで構成する場合には、ダミー画素を読み飛ばすようにアドレスデコーダのタイミングパターンを作成しておくようにすることも可能である。これにより、アドレス情報を格納しておくメモリが不要になる。
ダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素の信号を画像信号として用いないようにするために、当該開口ダミー画素の信号を選択せずに読み飛ばす駆動は、垂直駆動部12および水平駆動部14によって実現される。垂直駆動部12は、有効画素領域111の上下(垂直方向側)のダミー画素領域113a,113bの各開口ダミー画素の信号の読み飛ばし駆動を行う。また、水平駆動部14は、有効画素領域111の左右(水平方向側)のダミー画素領域113c,113dの各開口ダミー画素の信号の読み飛ばし駆動を行う。
図3において、下側のダミー画素領域113bの開始画素(開始行)アドレスをv1、終了画素アドレスをv2、上側のダミー画素領域113aの開始画素アドレスをv3、終了画素アドレスをv4とする。これらのアドレス情報v1〜v4がシステム制御部15内のメモリにあらかじめ格納されることになる。システム制御部15は、これらアドレス情報v1〜v4を基に垂直駆動部12による読み飛ばし制御を行う。
具体的には、有効画素領域111の上下のダミー画素領域113a,113bに属する画素行に対して、垂直駆動部12から転送パルスφTRF、リセットパルスφRSTおよび選択パルスφSELを出力しないように制御する。この制御により、ダミー画素領域113a,113bの各開口ダミー画素の信号を読み飛ばして出力しないようにすることができる。
また、図3において、左側のダミー画素領域113cの開始画素(開始列)アドレスをh1、終了画素アドレスをh2、右側のダミー画素領域113dの開始画素アドレスをh3、終了画素アドレスをh4とする。これらのアドレス情報h1〜h4がシステム制御部15内のメモリにあらかじめ格納されることになる。システム制御部15は、これらアドレス情報h1〜h4を基に水平駆動部14による読み飛ばし制御を行う。
水平駆動部14による読み飛ばし制御は次のようにして行われる。すなわち、画素アレイ部11から行単位で読み出され、カラム処理部13に一時的に保持される1行分の画素信号を、水平駆動部14によって選択する際に、左右のダミー画素領域113c,113dの各開口ダミー画素の信号については飛ばすように走査すればよい。
図5に、カラム処理部13の出力部分の回路構成の一例を示す。カラム処理部13の出力部分には、画素列に対応して設けられたデータ保持部131−1,131−2,…と、データ保持部131−1,131−2,…の各出力端と信号出力線19との間に設けられた水平選択スイッチ132−1,132−2,…とが設けられる。そして、画素アレイ部11から読み出される1行分の画素の信号がデータ保持部131−1,131−2,…に一時的に保持される。
データ保持部131−1,131−2,…に保持された画素信号は、水平駆動部14から順に出力される水平走査パルスφH1,φH2,…に応答して水平選択スイッチ132−1,132−2,…が順にオン状態になることによって信号出力線19に出力される。この水平走査の際に、システム制御部15は、左右のダミー画素領域113c,113dに属する画素列に対して水平駆動部14から水平走査パルスφHを出力しないように制御する。この制御により、ダミー画素領域113c,113dの各開口ダミー画素の信号を読み飛ばして出力しないようにすることができる。
ここでは、カラム処理部13の出力部分にデータ保持部131−1,131−2,…を設け、これらデータ保持部131−1,131−2,…に1行分の画素信号を一時的に保持するとしたが、これは一例に過ぎない。
カラム処理部13がCDS回路やAD変換器など、画素信号を一時的に保持可能な回路部分を有する場合には、当該回路部分をデータ保持部131−1,131−2,…として兼用することも可能である。
図6に、CDS回路の回路構成の一例を示す。図6において、図5と同等部分には同一符号を付して示している。本例に係るCDS回路133は、2つのコンデンサ1331,1332、サンプリングトランジスタ1333およびクランプトランジスタ1334を有し、垂直信号線17ごとに1つずつ配置されている。
コンデンサ1331は、一端が垂直信号線17に接続されている。サンプリングトランジスタ1333は、ドレイン電極がコンデンサ1331の他端に接続されており、ゲート電極に制御線1336を通してサンプリングパルスφSPが与えられる。コンデンサ1332は、一端がサンプリングトランジスタ1333のソース電極に接続され、他端がグランドに接続されている。
クランプトランジスタ1334は、ソース電極がサンプリングトランジスタ103のソース電極に接続されており、ドレイン電極にクランプ電圧Vclpが印加され、ゲート電極に制御線1337を通してクランプパルスφCLPが与えられる。ここで、サンプリングトランジスタ1333のソース電極、コンデンサ1332の一端およびクランプトランジスタ1334のソース電極が共通に接続されたノードをノードNと呼ぶ。
CDS回路133の出力側には、先述した水平選択スイッチ132が配置されている。すなわち、水平選択スイッチ132は、ドレイン電極がCDS回路133の出力端、即ちノードNに接続され、ソース電極が信号出力線19に接続されている。そして、水平選択スイッチ132のゲート電極には、水平駆動部14から水平走査に同期して順次出力される水平選択パルスφH(φH1,φH2,…)が与えられる。
上記構成のCDS回路133においては、コンデンサ1332に画素信号を一時的に保持することができる。したがって、CDS回路133をデータ保持部131−1,131−2,…として兼用することができる。これにより、データ保持部131−1,131−2,…を専用に設ける必要がないために、CDS回路133の回路規模、ひいてはカラム処理部13の回路規模を、データ保持部131−1,131−2,…を設ける場合に比べて小さくできる。
また、画素信号を読み飛ばす左右のダミー画素領域113c,113dに属する画素列iに対応するCDS回路133iについては、画素信号を読み出さない訳であるから、当該CDS回路133iの回路動作を停止する構成を採ることも可能である。これにより、ダミー画素領域113c,113dに属する画素列iに対応するCDS回路133iの回路動作を停止しない場合に比べて、カラム処理部13の低消費電力化、ひいては本CMOSイメージセンサ10Aの低消費電力化を図ることができる。
上述したように、光学的黒画素領域112a〜112dと有効画素領域111の境界部分にダミー画素領域113a〜113dを配する一方、開口ダミー画素の信号を読み飛ばす駆動を行うことで、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、遮光層の上層の膜厚の違いによって光学特性に影響が及ぶ有効画素領域111の光学的黒画素領域112a〜112dとの境界部分にダミー画素領域113a〜113dを配することで、有効画素領域111の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることができる。
また、上下左右のダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素の信号を選択せずに読み飛ばすことで、フレームレートに対して駆動周波数を上げなくて済む。すなわち、本CMOSイメージセンサ10Aからは開口ダミー画素の信号は出力されず、最終的に出力される画素信号は画像信号として用いられる有効画素数の信号だけとなるために、フレームレートに対して駆動周波数を上げなくて済む。
しかも、ダミー画素領域113a〜113dを設けることで、有効画素領域111の開口部と光学的黒画素領域112a〜112dの遮光メタルの形状の違いに起因する界面準位による暗電流やランダムノイズのムラを抑えることができる。これは、光学的黒画素領域112a〜112dと有効画素領域111との境界部分に設けられるダミー画素領域113a〜113dが有効画素領域111と同じ遮光構造であることによる。
以上では、有効画素領域111の各有効画素の信号を読み出し、ダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素の信号を読み出す場合について述べたが、光学的黒画素領域112a〜112dの各遮光された画素の信号も有効画素と同様に読み出される。この光学的黒画素領域112a〜112dの各遮光された画素の信号は、画像信号(映像信号)の黒基準信号として用いられる。
(ブルーミング対策)
ところで、ダミー画素領域113(113a〜113d)の各開口ダミー画素に強い光が入射すると、当該ダミー画素から電荷が溢れる。そして、開口ダミー画素から溢れた過剰電荷(余剰電荷)が隣接画素に流れ込むことによってブルーミングを引き起こされ、有効画素領域111の有効画素に悪影響が及ぶ。
ここで、本実施例1に係るCMOSイメージセンサ10Aでは、ダミー画素領域113a〜113dの位置が、あらかじめ決められた位置に固定である。このように、ダミー画素領域113a〜113dの位置が固定の場合には、単位画素20の画素構造に工夫を加えることにより、開口ダミー画素からの有効画素に対するブルーミングの影響を抑えることができる。
図7は、単位画素20の断面構造の一例を示す断面図であり、図中、図2と同等部分には同一符号を付して示している。
図7において、フォトダイオード21は、N型半導体基板31上のPウェル32と当該Pウェル32内に形成されたN型層33とのPN接合によって形成されており、N型層33の基板表面側にP型層、即ち正孔蓄積層34を有する構成となっている。なお、フォトダイオード21の下方には、Pウェル32に比べて不純物濃度が薄いセンサPウェル39が形成されている。
転送トランジスタ22は、FD部26となるN型層35をドレイン領域とし、フォトダイオード21のN型層33とN型層35との間のチャネル上方に絶縁膜(図示せず)を介してゲート電極36が形成された構成となっている。リセットトランジスタ23は、N型層37をドレイン領域とし、FD部26のN型層35とN型層37との間のチャネル上方に絶縁膜(図示せず)を介してゲート電極38が形成された構成となっている。
上記構成の単位画素20の画素構造において、ブルーミング対策として次のような手法を採ることで、ダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素からの有効画素に対するブルーミングの影響を抑えることができる。
第1の手法として、転送トランジスタ22のゲート長を変更する。具体的には、ゲート電極36の配線幅(図の左右方向の幅)を、ブルーミング対策を施す前の配線幅よりも狭くすることで転送ゲート長を短くする。転送ゲート長が短くなることで、FD部26となるN型層35の位置がフォトダイオード21側に近くなるために、フォトダイオード21からFD部26に至るいわゆる横型のオーバーフローパスが形成される。これにより、ダミー画素領域113a,113bの開口ダミー画素から溢れた電荷が横型のオーバーフローパスを経由してFD部26へ流れ込むために、開口ダミー画素からの有効画素に対するブルーミングの影響を抑えることができる。
第2の手法として、フォトダイオード21の下方の不純物プロファイル(ポテンシャルプロファイル)を変更する。具体的には、フォトダイオード21の下方のセンサPウェル38の不純物濃度を変更前の濃度よりも薄くするか、またはセンサPウェル38を省略するようにする。フォトダイオード21の下方の不純物プロファイルを変更することで、フォトダイオード21からN型半導体基板31に至るいわゆる縦型のオーバーフローパスが形成される。これにより、ダミー画素領域113a,113bの開口ダミー画素から溢れた電荷が縦型のオーバーフローパスを経由して半導体基板31へ流れ込むために、開口ダミー画素からの有効画素に対するブルーミングの影響を抑えることができる。
単位画素20の画素構造に工夫を加える上記第1,第2の手法は、有効画素領域111の上下左右のダミー画素領域113a〜113dの位置が固定的に決められているが故に採用することができる手法である。
[1−4.実施例2]
図8は、実施例2に係るCMOSイメージセンサの構成の概略を示す平面図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。
実施例1に係るCMOSイメージセンサ10Aでは、有効画素領域111の位置および当該有効画素領域111の上下左右のダミー画素領域113a〜113dの位置が固定的に決められる構成となっていた。ここに、固定的に決められる、ということは、位置が決められた後にその位置を変更できないことを意味する。したがって、有効画素領域111の走査開始位置(左下隅の画素位置)のアドレス情報も固定となっている。
これに対して、本実施例2に係るCMOSイメージセンサ10Bは、有効画素領域111の位置および当該有効画素領域111の上下のダミー画素領域113a〜113dの位置を任意に設定可能な構成を採っている。有効画素領域111の位置およびダミー画素領域113a〜113dの位置を任意に設定できるということは、有効画素領域111の走査開始位置(図中、×印の位置)のアドレス情報が可変となっている。ただし、水平方向の画素数および垂直方向の画素数によって決まる有効画素領域111のサイズは、実施例1の場合と同様に一定である。
そして、有効画素領域111の周縁部での光学的なムラの発生を抑えるためのダミー画素領域113a〜113dの位置およびサイズは次のようにして設定される。ここに、ダミー画素領域113a〜113dの位置は、画素アレイ部11上における絶対的な位置である。また、ダミー画素領域113a〜113dのサイズは、水平方向の画素数および垂直方向の画素数によって決まる。
ダミー画素領域113a〜113dは、有効画素領域111と同じ遮光構造になっている。そして、ダミー画素領域113a〜113dの画素は、開口している有効画素領域111の画素と基本的に同一構造を有している。これにより、画素アレイ部11の製造が容易になる。ただし、ダミー画素は、有効画素領域111の画素の連続性を崩さないこととする。すなわち、有効画素領域111の画素と同じ構造の概念には、射出瞳距離の短い場合にオンチップレンズ等の位置をシフト(瞳補正)してシェーディング特性を改善している画素構造の場合も含むものとする。
ダミー画素領域113a〜113dのサイズ(ダミー画素領域113a〜113dの開口ダミー画素の数)は、本CMOSイメージセンサ10Bの検査段階で行われる、仕様を満たしているか否かの測定結果を基に決定される。仕様を満たしているか否かの測定は、例えば、一定の強さの光を照射したときの各画素の信号レベルが規定レベルの範囲内にあるか否かをチェックすることによって行われる。この測定により、光学的黒画素領域112a〜112dを除く全領域において、信号レベルが規定レベルの範囲内にある画素領域が、あらかじめ定められたサイズの有効画素領域111として設定される。
そして、有効画素領域111と光学的黒画素領域112a〜112dとの間の残りの領域がダミー画素領域113a〜113dとして設定される。したがって、例えば光学的黒画素領域112a〜112dの各サイズが等しいと仮定した場合、有効画素領域111の中心が画素アレイ部11の中心と一致するときに、ダミー画素領域113a〜113dの各サイズが等しくなる。一方、有効画素領域111の中心が画素アレイ部11の中心からずれて有効画素領域111の位置が設定されたときは、有効画素領域111の位置に応じてダミー画素領域113a〜113dの各サイズが異なることになる。
このようにして先ず有効画素領域111の画素アレイ部11上における位置が決まることで、有効画素領域111の走査開始位置が決まる。そして、当該走査開始位置のアドレス情報は、図1のシステム制御部15内の格納部、例えばレジスタに例えば外部からの通信によって格納される。すなわち、システム制御部15内のレジスタに格納される走査開始位置のアドレス情報については、外部からの通信によって任意に設定・変更可能となっている。
また、有効画素領域111の画素アレイ部11上における位置が決まることで、ダミー画素領域113a〜113dの位置およびサイズが決まる。そして、ダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素の信号を選択せずに読み飛ばすために、ダミー画素領域113a〜113dの開始画素および終了画素のアドレス情報も、システム制御部15内のレジスタに例えば外部からの通信によって格納される。すなわち、システム制御部15内のレジスタに格納されるダミー画素領域113a〜113dのアドレス情報についても、外部からの通信によって任意に設定・変更可能となっている。
ダミー画素領域113a〜113dの各開口ダミー画素の信号を画像信号として用いないようにするために、当該開口ダミー画素の信号を選択せずに読み飛ばす駆動は、実施例1の場合と同様に、垂直駆動部12および水平駆動部14によって実現される。垂直駆動部12は、有効画素領域111の上下のダミー画素領域113a,113bの各開口ダミー画素の信号の読み飛ばし駆動を行う。水平駆動部14は、有効画素領域111の左右のダミー画素領域113c,113dの各開口ダミー画素の信号の読み飛ばし駆動を行う。
図8において、下側のダミー画素領域113bの開始画素(開始行)アドレスをv1、終了画素アドレスをv2、上側のダミー画素領域113aの開始画素アドレスをv3、終了画素アドレスをv4とする。これらのアドレス情報v1〜v4がシステム制御部15内のメモリにあらかじめ格納されることになる。システム制御部15は、これらアドレス情報v1〜v4を基に垂直駆動部12による読み飛ばし制御を行う。その具体的な読み飛ばし制御については、実施例1で述べた通りである。
また、図8において、左側のダミー画素領域113cの開始画素(開始列)アドレスをh1、終了画素アドレスをh2、右側のダミー画素領域113dの開始画素アドレスをh3、終了画素アドレスをh4とする。これらのアドレス情報h1〜h4がシステム制御部15内のメモリにあらかじめ格納されることになる。システム制御部15は、これらアドレス情報h1〜h4を基に水平駆動部14による読み飛ばし制御を行う。その具体的な読み飛ばし制御については、実施例1で述べた通りである。
上述したように、光学的黒画素領域112a〜112dと有効画素領域111の境界部分にダミー画素領域113a〜113dを配する一方、開口ダミー画素の信号を読み飛ばす駆動を行うことで、実施例1の場合と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、フレームレートに対して駆動周波数を上げることなく、有効画素領域111の周縁部での光学的なムラの発生を抑えることができるとともに、界面準位による暗電流やランダムノイズのムラを抑えることができる。
本実施例2の場合、実施例1の作用効果に加えて、次のような作用効果を得ることもできる。すなわち、有効画素領域111の画素アレイ部11上における位置を任意に設定可能であることで、光学的なムラだけでなく、画素として機能しない他の固定欠陥を持つ画素を避けて有効画素領域111の位置を設定することができるために、CMOSイメージセンサの歩留まりの向上を図ることができる。
因みに、実施例1の場合のように、有効画素領域111の画素アレイ部11上における位置が固定的に決められる場合には、有効画素領域111内に固定欠陥を持つ画素が存在するとそのCMOSイメージセンサを破棄せざるを得ないために、CMOSイメージセンサの歩留まりが低下することになる。
また、CMOSイメージセンサ10Bに搭載されたシステム制御部15内のレジスタに格納される走査開始位置のアドレス情報を、外部からの通信によって任意に設定・変更可能となっていることで、次のような作用効果を得ることもできる。すなわち、パッケージへのダイボンドの際またはオンチップレンズの位置を決める際に、光学的な位置の調整を容易にすることが可能になる。
(ブルーミング対策)
本実施例2の場合は、有効画素領域111の画素アレイ部11上における位置を任意に設定可能な構成を採っていることで、実施例1の場合のように、単位画素20の画素構造に工夫を加えることによってブルーミング対策を施すことができない。そこで、本実施例2は、ブルーミング対策として次のような手法を採るものとする。
有効画素領域111の左右のダミー画素領域113c,113dの開口ダミー画素に関しては、転送パルスφTRF、リセットパルスφRSTおよび選択パルスφSELが有効画素と同等に与えられるので、有効画素と同等の電子シャッタを切るようにする。これにより、ダミー画素領域113c,113dの開口ダミー画素から電荷が溢れるのを防ぐことができるために、開口ダミー画素からの有効画素に対するブルーミングの影響を抑えることができる。
一方、有効画素領域111の上下のダミー画素領域113a,113bの開口ダミー画素に関しては、転送パルスφTRFとして有効画素領域111の各画素行の蓄積状態(露光状態)のときよりも高い電圧値を与えるようにする。すなわち、フォトダイオード21とFD部26との間に転送ゲート(転送トランジスタ22)のゲート電圧を、有効画素の蓄積状態のときのゲート電圧よりも高く設定する。
これにより、図2において、転送トランジスタ22のゲート下のポテンシャルが有効画素領域111の各画素行の蓄積状態のときよりも深くなることで、フォトダイオード21からFD部26へ至るオーバーフローパスが形成される。その結果、ダミー画素領域113a,113bの開口ダミー画素から溢れた電荷がオーバーフローパスを経由してFD部26へ流れ込むために、開口ダミー画素からの有効画素に対するブルーミングの影響を抑えることができる。
なお、このブルーミング対策の手法は、有効画素領域111の画素アレイ部11上における位置を固定とした構成を採る実施例1に係るCMOSイメージセンサ10Aに対しても適用可能である。
また、上記実施例1,2において、有効画素領域111の画素としては、必ずしも有効画素領域111内の有効画素に限られるものではない。一例として、カラーフィルタを有するカラー表示対応のCMOSイメージセンサにおいて、エッジ強調、輪郭補正等の色処理を行う際に、有効画素領域111の端部の有効画素に近い、ダミー画素領域113内の同色のダミー画素の信号を用いる場合がある。このような場合には、ダミー画素領域113内の同色のダミー画素も有効画素領域111の画素に含まれるものとする。
<2.変形例>
上記実施形態では、可視光の光量に応じた電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明したが、CMOSイメージセンサへの適用に限られるものではない。また、本発明は、画素アレイ部の各画素を行単位で順に走査して選択行の各画素から信号を読み出す固体撮像装置に限らず、画素単位で任意の画素を選択して、当該選択画素から画素単位で信号を読み出すX−Yアドレス型の固体撮像装置にも適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本発明は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、撮像装置にも適用可能である。ここで、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、携帯電話機などの撮像機能を有する電子機器のことを言う。なお、電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
<3.適用例>
[撮像装置]
図9は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、本発明に係る撮像装置100は、レンズ群101等を含む光学系、撮像素子102、カメラ信号処理回路であるDSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108等を有している。そして、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108がバスライン109を介して相互に接続された構成となっている。
レンズ群101は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子102の撮像面上に結像する。撮像素子102は、レンズ群101によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この撮像素子102として、先述した実施例1〜3に係るカラム処理部を有するCMOSイメージセンサが用いられる。
表示装置105は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、撮像素子102で撮像された動画または静止画を表示する。記録装置106は、撮像素子102で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作系107は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系108は、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106および操作系107の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
本発明が適用されるCMOSイメージセンサの構成の概略を示すシステム構成図である。 単位画素の回路構成の一例を示す回路図である。 実施例1に係るCMOSイメージセンサの構成の概略を示す平面図である。 スピンコート時の光学的なムラの発生の説明図である。 カラム処理部の出力部分の回路構成の一例を示す回路図である。 CDS回路の回路構成の一例を示す回路図である。 単位画素の断面構造の一例を示す断面図である。 実施例2に係るCMOSイメージセンサの構成の概略を示す平面図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10,10A,10B…CMOSイメージセンサ、11…画素アレイ部、12…垂直駆動部、13…カラム処理部、14…水平駆動部、15…システム制御部、16…画素駆動線、17…垂直信号線、18…半導体基板(チップ)、20…単位画素、21…フォトダイオード、22…転送トランジスタ、23…リセットトランジスタ、24…増幅トランジスタ、25…選択トランジスタ、26…FD(フローティングディフュージョン)部、111…有効画素領域、112(112a〜112d)…光学的黒画素領域、113(113a〜113d)…ダミー画素領域

Claims (9)

  1. 光電変換素子と複数のトランジスタを含み、読み出しによって画像信号を出力する画素からなる有効画素領域と、読み出しによって黒基準信号を出力する、遮光された画素からなる光学的黒画素領域と、前記有効画素領域と前記光学的黒画素領域との間に設けられ、前記有効画素領域と同じ画素構造および遮光構造を有するダミー画素領域とを有する画素アレイ部と、
    前記有効画素領域の垂直方向側の第1ダミー画素領域の各画素に対しては、前記複数のトランジスタの全てにパルスを出力しないように制御し、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行う垂直駆動部と、
    前記垂直駆動部による駆動によって読み出し選択された画素のうち、前記有効画素領域の水平方向側の第2ダミー画素領域の各画素の信号については読み飛ばし、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行う水平駆動部と
    を備え
    前記垂直駆動部は、前記第1ダミー画素領域と前記有効画素領域の各画素において前記光電変換素子とフローティングディフュージョン部と間に介在する転送トランジスタのゲート電圧について、当該第1ダミー画素領域の各画素の転送トランジスタにパルスが印加されていないときのゲート電圧を、前記有効画素領域の各画素の蓄積状態のときのゲート電圧よりも高く設定する、
    固体撮像装置。
  2. 前記垂直駆動部による駆動によって読み出し選択された画素の信号を一時的に保持するカラム処理部を有し、
    前記水平駆動部は、前記カラム処理部に保持された画素の信号のうち、前記第2ダミー画素領域の各画素の信号を外部に出力しない、
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記カラム処理部において、前記有効画素領域の水平方向側の前記ダミー画素領域の各画素の信号を保持する回路部分についてはその動作を停止する
    請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記カラム処理部は、画素信号に含まれるノイズ成分を除去するノイズ除去機能および当該画素信号をデジタル化するAD変換機能の少なくとも一方を有する
    請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記画素アレイ部上における前記有効画素領域の位置および前記第1および第2ダミー画素領域の位置が固定である
    請求項1から4の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1および第2ダミー画素領域の各画素は、前記光電変換素子で発生した余剰電荷を基板またはフローティングディフュージョン部に捨てるオーバーフローパスを有している
    請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 前記画素アレイ部上における前記有効画素領域の位置および前記第1および第2ダミー画素領域の位置が可変である
    請求項1から4の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  8. 光電変換素子と複数のトランジスタを含み、読み出しによって画像信号を出力する画素からなる有効画素領域と、読み出しによって黒基準信号を出力する、遮光された画素からなる光学的黒画素領域と、前記有効画素領域と前記光学的黒画素領域との間に設けられ、前記有効画素領域と同じ画素構造および遮光構造を有するダミー画素領域とを有する画素アレイ部を備える固体撮像装置の駆動に当たって、
    前記有効画素領域の垂直方向側の第1ダミー画素領域の各画素に対しては、前記複数のトランジスタの全てにパルスを出力しないように制御し、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行い、
    当該読み出し駆動によって読み出し選択された画素のうち、前記有効画素領域の水平方向側の第2ダミー画素領域の各画素の信号については読み飛ばし、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行い、
    前記第1ダミー画素領域と前記有効画素領域の各画素において前記光電変換素子とフローティングディフュージョン部と間に介在する転送トランジスタのゲート電圧について、当該第1ダミー画素領域の各画素の転送トランジスタにパルスが印加されていないときのゲート電圧を、前記有効画素領域の各画素の蓄積状態のときのゲート電圧よりも高く設定する、
    固体撮像装置の駆動方法。
  9. 固体撮像装置を有し、
    前記固体撮像装置は、
    光電変換素子と複数のトランジスタを含み、読み出しによって画像信号を出力する画素からなる有効画素領域と、読み出しによって黒基準信号を出力する、遮光された画素からなる光学的黒画素領域と、前記有効画素領域と前記光学的黒画素領域との間に設けられ、前記有効画素領域と同じ画素構造および遮光構造を有するダミー画素領域とを有する画素アレイ部と、
    前記有効画素領域の垂直方向側の第1ダミー画素領域の各画素に対しては、前記複数のトランジスタの全てにパルスを出力しないように制御し、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行う垂直駆動部と、
    前記垂直駆動部による駆動によって読み出し選択された画素のうち、前記有効画素領域の水平方向側の第2ダミー画素領域の各画素の信号については読み飛ばし、前記有効画素領域および前記光学的黒画素領域の各画素の信号については読み出す駆動を行う水平駆動部と
    を備え
    前記垂直駆動部は、前記第1ダミー画素領域と前記有効画素領域の各画素において前記光電変換素子とフローティングディフュージョン部と間に介在する転送トランジスタのゲート電圧について、当該第1ダミー画素領域の各画素の転送トランジスタにパルスが印加されていないときのゲート電圧を、前記有効画素領域の各画素の蓄積状態のときのゲート電圧よりも高く設定する、
    固体撮像装置を用いた撮像装置。
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