JP5273159B2 - 非水電解質二次電池用電極体、及び、非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池用電極体、及び、非水電解質二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、非水電解質二次電池用電極体、及び、これを用いた非水電解質二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池は、携帯機器の電源として、また、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両の駆動用電源として注目されている。例えば、非水電解質二次電池として、正極板、負極板、及び、正極板と負極板との間に介在するセパレータ、を有する電極体であって、正極板、負極板、及び、セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う電極体を備える非水電解質二次電池が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平6−150900号公報 特開2004−95382号公報 特開2006−278245号公報
ところで、上述のような非水電解質二次電池では、過充電などにより電池が発熱して高温となり、これによってセパレータが幅方向に熱収縮することがある。セパレータが幅方向に熱収縮すると、幅方向端部の位置で正極板と負極板との間にセパレータが介在しなくなり、正極板と負極板とが接触して短絡する虞があった。さらには、この内部短絡によって、電池の発熱が促進される虞があった。
これに対し、特許文献1には次のような非水電解質二次電池が開示されている。正極板と、負極板と、これらの電極板よりも幅の広いセパレータとを用い、セパレータの幅方向端部(幅方向について一方端側に位置する第1端部及び他方端側に位置する第2端部)が、電極体の一方端側(上端側)及び他方端側(下端側)から外方に突出するようにして、正極板と負極板とセパレータとを捲回して捲回電極体を構成する。次いで、この捲回電極体の一方端側(上端側)及び他方端側(下端側)から外方に突出したセパレータの余剰端部(セパレータの第1端部と第2端部)を加熱して熱収縮させる。このように、セパレータの余剰端部を予め熱収縮させておくことで、電池の発熱時においてセパレータの余剰端部が熱収縮するのを抑制して、幅方向端部(上下端部)の位置で正極板と負極板とが接触するのを防止できると記載されている。
また、特許文献2には、次のような非水電解質二次電池が開示されている。この電池は、正極集電部材(アルミニウム箔)の表面に正極合材層を塗工した正極板と、負極集電部材(銅箔)の表面に負極合材層を塗工した負極板と、これらの電極板よりも幅の広いセパレータとを用い、セパレータの幅方向端部(幅方向について一方端側に位置する第1端部及び他方端側に位置する第2端部)が、電極体の一方端側及び他方端側から外方に突出するようにして、正極板と負極板とセパレータとを捲回した捲回電極体を備えている。このうち、正極板の幅方向両端部には、500℃以上の耐熱性を有する粉体(アルミナなど)がバインダ樹脂で結着された絶縁性被膜を固定している。さらに、負極板の幅方向両端部にも、500℃以上の耐熱性を有する粉体(アルミナなど)がバインダ樹脂で結着された絶縁性被膜を固定している。これにより、電池の発熱によってセパレータが幅方向に熱収縮して、幅方向端部の位置で正極板と負極板との間にセパレータが介在しなくなった場合でも、正極板及び負極板の絶縁性被膜同士が接触するので、正負極間の内部短絡を防止できると記載されている。
ところで、特許文献3の非水電解質二次電池では、セパレータの第1端部(幅方向について一方端側に位置する端部)を、幅方向について、正極一方端部(正極板のうち幅方向について一方端側に位置する端部)よりも内側に配置させると共に、セパレータの第2端部(幅方向について他方端側に位置する端部)を、幅方向について、負極他方端部(負極板のうち幅方向について他方端側に位置する端部)よりも内側に配置させた捲回電極体を備えている。換言すれば、幅方向について、正極一方端部をセパレータの第1端部よりも外側に配置すると共に、負極他方端部をセパレータの第2端部よりも外側に配置して、捲回した捲回電極体を備えている。正極一方端部は、正極板のうち正極合材層が塗工されていない正極未塗工部(その一部)により構成され、この正極一方端部を正極端子部材に溶接することで、正極板と正極端子部材とを電気的に接続している。負極他方端部は、負極板のうち負極合材層が塗工されていない負極未塗工部(その一部)により構成され、負極他方端部を負極端子部材に溶接することで、負極板と負極端子部材とを電気的に接続している。
このような非水電解質二次電池でも、前述のように、電池の発熱等に伴ってセパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して短絡する虞がある。しかしながら、セパレータが捲回電極体の一方端側及び他方端側から外方に突出していない(セパレータの余剰端部が存在しない)ので、特許文献1のように、セパレータの余剰端部を加熱して熱収縮させることができなかった。また、特許文献2の手法は、絶縁性樹脂を作製し、その絶縁性樹脂を正極板及び負極板の幅方向両端部に塗布しなければならず、製造工程が複雑となり高コストになるため、採用できなかった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、「セパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して短絡する不具合」を防止することができる非水電解質二次電池用電極体、及び、非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、正極板、負極板、及び、上記正極板と上記負極板との間に介在するセパレータ、を有し、上記正極板、上記負極板、及び、上記セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う非水電解質二次電池用の電極体であって、上記正極板は、正極集電部材と、その表面に塗工された正極合材層と、を有し、上記負極板は、負極集電部材と、その表面に塗工された負極合材層と、を有し、上記セパレータは、上記幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、上記第1端部と上記第2端部との間に位置する中間部と、を有し、上記セパレータの第1端部は、上記幅方向について、上記正極板のうち上記幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置し、上記正極板のうち上記正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極板のうち上記負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端よりも外側に位置し、上記中間部の厚みよりも厚くされてなり、上記セパレータの第2端部は、上記幅方向について、上記負極板のうち上記幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置し、上記正極塗工部の他方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極塗工部の他方端よりも外側に位置し、上記中間部の厚みよりも厚くされてなる非水電解質二次電池用電極体である。
上述の非水電解質二次電池用電極体では、セパレータが、その幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、第1端部と第2端部との間に位置する中間部とを有している。
このうち、セパレータの第1端部は、幅方向について、正極板のうち幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置している。換言すれば、正極一方端部が、幅方向について、セパレータの第1端部よりも外側に位置している。この正極一方端部は、例えば、正極板のうち正極合材層が塗工されていない正極未塗工部(その一部)により構成される。この場合、この正極一方端部を正極端子部材に溶接することで、正極板と正極端子部材とを電気的に接続することができる。
さらに、セパレータの第2端部は、幅方向について、負極板のうち幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置している。換言すれば、負極他方端部が、幅方向について、セパレータの第2端部よりも外側に位置している。この負極他方端部は、例えば、負極板のうち負極合材層が塗工されていない負極未塗工部(その一部)により構成される。この場合、この負極他方端部を負極端子部材に溶接することで、負極板と負極端子部材とを電気的に接続することができる。
さらに、セパレータの第1端部は、幅方向について、正極板のうち正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、負極板のうち負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端(負極板の一方端に一致する)よりも外側に位置している。しかも、セパレータの第1端部は、中間部の厚みよりも厚くされている。
さらに、セパレータの第2端部は、幅方向について、正極塗工部の他方端(正極板の他方端に一致する)よりも外側に位置し、且つ、負極塗工部の他方端よりも外側に位置している。しかも、セパレータの第2端部は、中間部の厚みよりも厚くされている。
このため、上述の電極体を非水電解質二次電池に用いることで、「セパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
具体的には、例えば、セパレータが幅方向に熱収縮し、セパレータの第1端部が幅方向について内側に移動(他方端側に移動)してゆくと共に、第2端部が幅方向について内側に移動(一方端側に移動)してゆくような場合でも、セパレータの第1端部及び第2端部は中間部の厚みよりも厚くされているので、セパレータの第1端部は、正極塗工部の一方端及び負極塗工部の一方端の少なくともいずれか一方の端面に突き当たり、それ以上幅方向内側に移動(他方端側に移動)できなくなる。さらに、セパレータの第2端部は、正極塗工部の他方端及び負極塗工部の他方端の少なくともいずれか一方の端面に突き当たり、それ以上幅方向内側に移動(一方端側に移動)できなくなる。これにより、幅方向について、正極板と負極板との間にセパレータを介在させた状態を保持し、正極板と負極板との電気的絶縁を保つことができる。
なお、セパレータの第1端部及び第2端部を、中間部の厚みよりも厚くした形態としては、例えば、セパレータの第1端部及び第2端部を折り重ね(例えば、2重に折り重ね)て、中間部の厚みよりも厚く(例えば、中間部の2倍の厚みに)した形態が挙げられる。
本発明の他の態様は、正極板、負極板、及び、上記正極板と上記負極板との間に介在するセパレータ、を有し、上記正極板、上記負極板、及び、上記セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う非水電解質二次電池用の電極体であって、上記正極板は、正極集電部材と、その表面に塗工された正極合材層と、を有し、上記負極板は、負極集電部材と、その表面に塗工された負極合材層と、を有し、上記セパレータは、上記幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、上記第1端部と上記第2端部との間に位置する中間部と、を有し、上記セパレータの第1端部は、上記幅方向について、上記正極板のうち上記幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置し、上記正極板のうち上記正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極板のうち上記負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端よりも外側に位置し、上記セパレータの第1端部を、予め、加熱により熱収縮させてなり、上記セパレータの第2端部は、上記幅方向について、上記負極板のうち上記幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置し、上記正極塗工部の他方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極塗工部の他方端よりも外側に位置し、上記セパレータの第2端部を、予め、加熱により熱収縮させてなる非水電解質二次電池用電極体である。
上述の非水電解質二次電池用電極体では、セパレータの第1端部が、幅方向について、正極板のうち幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置している。換言すれば、正極一方端部が、幅方向について、セパレータの第1端部よりも外側に位置している。この正極一方端部は、例えば、正極板のうち正極合材層が塗工されていない正極未塗工部(その一部)により構成される。この場合、この正極一方端部を正極端子部材に溶接することで、正極板と正極端子部材とを電気的に接続することができる。
さらに、セパレータの第2端部は、幅方向について、負極板のうち幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置している。換言すれば、負極他方端部が、幅方向について、セパレータの第2端部よりも外側に位置している。この負極他方端部は、例えば、負極板のうち負極合材層が塗工されていない負極未塗工部(その一部)により構成される。この場合、この負極他方端部を負極端子部材に溶接することで、負極板と負極端子部材とを電気的に接続することができる。
さらに、セパレータの第1端部は、幅方向について、正極板のうち正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、負極板のうち負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端(負極板の一方端に一致する)よりも外側に位置している。しかも、セパレータの第1端部を、予め、加熱により熱収縮させている(電極体を製造する過程で、セパレータの第1端部を、加熱により熱収縮させている)。
さらに、セパレータの第2端部は、幅方向について、正極塗工部の他方端(正極板の他方端に一致する)よりも外側に位置し、且つ、負極塗工部の他方端よりも外側に位置している。しかも、セパレータの第2端部を、予め、加熱により熱収縮させている(電極体を製造する過程で、セパレータの第1端部を、加熱により熱収縮させている)。
このため、上述の電極体を非水電解質二次電池に用いることで、「セパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
具体的には、電池の発熱によりセパレータが幅方向に熱収縮する温度になったとしても、セパレータの第1端部及び第2端部は、予め、加熱により熱収縮させているので、それ以上幅方向に熱収縮しない。これにより、幅方向について、正極板と負極板との間にセパレータを介在させた状態を維持し、正極板と負極板との電気的絶縁を保つことができる。
さらに、本発明の他の態様は、正極板、負極板、及び、上記正極板と上記負極板との間に介在するセパレータ、を有し、上記正極板、上記負極板、及び、上記セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う非水電解質二次電池用の電極体であって、上記正極板は、正極集電部材と、その表面に塗工された正極合材層と、を有し、上記負極板は、負極集電部材と、その表面に塗工された負極合材層と、を有し、上記セパレータは、上記幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、上記第1端部と上記第2端部との間に位置する中間部と、を有し、上記セパレータの第1端部は、上記幅方向について、上記正極板のうち上記幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置し、上記正極板のうち上記正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極板のうち上記負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端よりも外側に位置し、上記正極板のうち上記セパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着してなり、上記セパレータの第2端部は、上記幅方向について、上記負極板のうち上記幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置し、上記正極塗工部の他方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極塗工部の他方端よりも外側に位置し、上記負極板のうち上記セパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着してなる非水電解質二次電池用電極体である。
上述の非水電解質二次電池用電極体では、セパレータの第1端部が、幅方向について、正極板のうち幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置している。換言すれば、正極一方端部が、幅方向について、セパレータの第1端部よりも外側に位置している。この正極一方端部は、例えば、正極板のうち正極合材層が塗工されていない正極未塗工部(その一部)により構成される。この場合、この正極一方端部を正極端子部材に溶接することで、正極板と正極端子部材とを電気的に接続することができる。
さらに、セパレータの第2端部は、幅方向について、負極板のうち幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置している。換言すれば、負極他方端部が、幅方向について、セパレータの第2端部よりも外側に位置している。この負極他方端部は、例えば、負極板のうち負極合材層が塗工されていない負極未塗工部(その一部)により構成される。この場合、この負極他方端部を負極端子部材に溶接することで、負極板と負極端子部材とを電気的に接続することができる。
さらに、セパレータの第1端部は、幅方向について、正極板のうち正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、負極板のうち負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端(負極板の一方端に一致する)よりも外側に位置している。しかも、セパレータの第1端部を、正極板のうちセパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着している(電極体を製造する過程で、セパレータの第1端部を、正極板のうちセパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着している)。
さらに、セパレータの第2端部は、幅方向について、正極塗工部の他方端(正極板の他方端に一致する)よりも外側に位置し、且つ、負極塗工部の他方端よりも外側に位置している。しかも、セパレータの第2端部を、負極板のうちセパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着している(電極体を製造する過程で、セパレータの第2端部を、負極板のうちセパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着している)。
このため、上述の電極体を非水電解質二次電池に用いることで、「セパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
具体的には、電池の発熱によりセパレータが幅方向に熱収縮する温度になったとしても、セパレータの第1端部及び第2端部は、熱溶着時の加熱により既に熱収縮しているので、それ以上幅方向に熱収縮し難くなっている。しかも、セパレータの第1端部及び第2端部を、正極板及び負極板の対向する部位に接着(溶着)しているので、熱収縮によってセパレータの第1端部及び第2端部が幅方向内側に移動しようとしても、セパレータの第1端部及び第2端部が幅方向内側に移動することを防止できる。これにより、幅方向について、正極板と負極板との間にセパレータを介在させた状態を維持し、正極板と負極板との電気的絶縁を保つことができる。
さらに、上記の非水電解質二次電池用電極体であって、前記正極板のうち前記セパレータの前記第1端部が熱溶着されている部位は、上記正極板のうち前記正極合材層が塗工されていない正極未塗工部の少なくとも一部であり、前記負極板のうち上記セパレータの前記第2端部が熱溶着されている部位は、上記負極板のうち前記負極合材層が塗工されていない負極未塗工部の少なくとも一部である非水電解質二次電池用電極体とすると良い。
上述の非水電解質二次電池用電極体では、正極板のうちセパレータの第1端部が熱溶着されている部位が、正極板のうち正極合材層が塗工されていない正極未塗工部(正極集電部材が露出する部位)の少なくとも一部である。換言すれば、正極板のうち正極合材層が塗工されていない正極未塗工部(その少なくとも一部)に、セパレータの第1端部を熱溶着している。これにより、セパレータの第1端部を、正極板に対し、適切に接着(溶着)することができる。
さらに、上述の非水電解質二次電池用電極体では、負極板のうちセパレータの第2端部が熱溶着されている部位が、負極板のうち負極合材層が塗工されていない負極未塗工部(負極集電部材が露出する部位)の少なくとも一部である。換言すれば、負極板のうち負極合材層が塗工されていない負極未塗工部(その少なくとも一部)に、セパレータの第2端部を熱溶着している。これにより、セパレータの第2端部を、負極板に対し、適切に接着(溶着)することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記いずれかの非水電解質二次電池用電極体、を備える非水電解質二次電池である。
上述の非水電解質二次電池は、前述したいずれかの非水電解質二次電池用電極体を備えている。このため、上述の非水電解質二次電池では、「セパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
実施例1〜3にかかる非水電解質二次電池の上面図である。 同非水電解質二次電池の正面図である。 同非水電解質二次電池の縦断面図であり、図1のC−C矢視断面図に相当する。 同非水電解質二次電池の縦断面図であり、図1のD−D矢視断面図に相当する。 同非水電解質二次電池の電極体の斜視図である。 実施例1の電極体の横断面図であり、図3のE−E矢視断面図に相当する。 実施例1〜3にかかる正極板の上面図である。 同正極板の断面図であり、図7のF−F矢視断面図に相当する。 実施例1〜3にかかる負極板の上面図である。 同負極板の断面図であり、図9のG−G矢視断面図に相当する。 実施例1のセパレータの上面図である。 同セパレータの断面図であり、図11のH−H矢視断面図に相当する。 実施例1の電極体を製造する工程を説明する図である。 実施例2の電極体の横断面図であり、図3のE−E矢視断面図に相当する。 実施例2のセパレータの上面図である。 実施例2の熱処理工程を説明する図である。 実施例2の電極体を製造する工程を説明する図である。 実施例3の電極体の横断面図であり、図3のE−E矢視断面図に相当する。 実施例3の電極体を製造する工程を説明する図である。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
本実施例1の非水電解質二次電池100は、図1〜図4に示すように、直方体形状の電池ケース110と、正極端子部材120と、負極端子部材130とを備える、角形密閉式のリチウムイオン二次電池である。このうち、電池ケース110は、直方体形状の収容空間をなす金属製の角形収容部111と金属製の蓋部112とを有するハードケースである。電池ケース110(角形収容部111)の内部には、電極体150などが配置されている。なお、非水電解質二次電池100の定格容量(公称容量)は5.5Ahである。
電極体150は、断面長円状をなし、正極板155、負極板156、及びセパレータ157を扁平形状に捲回した扁平型の捲回体である(図4〜図13参照)。正極板155、負極板156、及びセパレータ157は、それぞれの幅方向を一致させて重なり合っている(図6、図13参照)。なお、正極板155、負極板156、及びセパレータ157の長手方向(幅方向に直交する方向)が、捲回方向に一致している。また、図6及び図13の左右方向が、正極板155、負極板156、及びセパレータ157のそれぞれの幅方向に一致し、電極体150の幅方向にも一致する。
正極板155は、帯状をなし、アルミニウム箔からなる正極集電部材151と、その表面(両面)に塗工された正極合材層152(正極活物質153を含む合材層)を有している(図7、図8参照)。この正極板155は、正極集電部材151の表面に正極合材層152が塗工された正極塗工部155dと、正極集電部材151の表面に正極合材層152が塗工されていない正極未塗工部155bとを有している。正極未塗工部155bは、正極集電部材151のみからなり、正極板155の幅方向について一方端側(図7及び図8において右端側)に位置し、正極板155の長手方向に延びている。なお、図7及び図8の左右方向が、正極板155の幅方向に一致している。また、図7の上下方向が、正極板155の長手方向に一致している。また、図8の上下方向が、正極板155の厚み方向に一致している。
負極板156は、帯状をなし、銅箔からなる負極集電部材158と、その表面に塗工された負極合材層159(負極活物質154を含む合材層)を有している(図9、図10参照)。この負極板156は、負極集電部材158の表面に負極合材層159が塗工された負極塗工部156dと、負極集電部材158の表面に負極合材層159が塗工されていない負極未塗工部156bとを有している。負極未塗工部156bは、負極集電部材158のみからなり、負極板156の幅方向について他方端側(図9及び図10において左端側)に位置し、負極板156の長手方向に延びている。なお、図9及び図10の左右方向が、負極板156の幅方向に一致している。また、図9の上下方向が、負極板156の長手方向に一致している。また、図10の上下方向が、負極板156の厚み方向に一致している。
セパレータ157は、ポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン3層構造複合体多孔質シートからなり、帯状をなしている(図11、図12参照)。このセパレータ157は、正極板155と負極板156との間に介在して、両電極板間を電気的に絶縁している(図6参照)。なお、図11及び図12の左右方向が、セパレータ157の幅方向に一致している。また、図9の上下方向が、負極板156の長手方向に一致している。また、図10の上下方向が、負極板156の厚み方向に一致している。
セパレータ157は、幅方向について、一方端側(図11及び図12において右端側)に位置する第1端部157bと、他方端側(図11及び図12において左端側)に位置する第2端部157cと、第1端部157bと第2端部157cとの間に位置する中間部157dとを有している。
本実施例1の電極体150では、図6に示すように、セパレータ157の第1端部157bが、幅方向(図6において左右方向)について、正極板155のうち幅方向について一方端側(図6において右端側)に位置する正極一方端部155cよりも内側(幅方向について電極体150の中心側)に位置している。換言すれば、正極一方端部155cが、幅方向について、セパレータ157の第1端部157bよりも外側(幅方向について電極体150の中心から遠い側)に位置している。この正極一方端部155cは、正極板155の正極未塗工部155b(その一部)により構成されている。このため、後述するように、正極一方端部155cを正極端子部材120の正極集電部122に溶接することで、正極板155と正極端子部材120とを電気的に接続することができる(図3参照)。
さらに、セパレータ157の第2端部157cは、幅方向(図6において左右方向)について、負極板156のうち幅方向について他方端側(図6において左端側)に位置する負極他方端部156cよりも内側(幅方向について電極体150の中心側)に位置している。換言すれば、負極他方端部156cが、幅方向について、セパレータ157の第2端部157cよりも外側(幅方向について電極体150の中心から遠い側)に位置している。この負極他方端部156cは、負極板156の負極未塗工部156b(その一部)により構成される。このため、後述するように、負極他方端部156cを負極端子部材130の負極集電部132に溶接することで、負極板156と負極端子部材130とを電気的に接続することができる(図3参照)。
さらに、本実施例1の電極体150では、図6に示すように、セパレータ157の第1端部157bが、幅方向(図6において左右方向)について、正極板155の正極塗工部155dの一方端155fよりも外側(図6において右側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの一方端156f(負極板156の一方端に一致する)よりも外側(図6において右側)に位置している。しかも、セパレータ157の第1端部157bは、中間部157dの厚みよりも厚くされている(図6、図12参照)。詳細には、セパレータ157の第1端部157bを2重に折り重ねて、中間部157dの厚みよりも厚く(中間部157dの2倍の厚み)している。
さらに、セパレータ157の第2端部157cは、幅方向(図6において左右方向)について、正極板155の正極塗工部155dの他方端155g(正極板155の他方端に一致する)よりも外側(図6において左側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの他方端156gよりも外側(図6において左側)に位置している。しかも、セパレータ157の第2端部157cは、中間部157dの厚みよりも厚くされている(図6、図12参照)。詳細には、セパレータ157の第2端部157cを2重に折り重ねて、中間部157dの厚みよりも厚く(中間部157dの2倍の厚み)している。
本実施例1の非水電解質二次電池100では、上述のような電極体150を備えているため、「セパレータ157が幅方向(図6において左右方向)に熱収縮することに因って、幅方向端部(図6において、正極塗工部155d及び負極塗工部156dの左右端部)の位置で正極板155と負極板156とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
具体的には、例えば、何らかの原因で非水電解質二次電池100が高温になると、樹脂からなるセパレータ157が幅方向に熱収縮する。このとき、セパレータ157の第1端部157bが、幅方向について内側に移動(図6において左側に移動)しようとする共に、第2端部157cが、幅方向について内側に移動(図6において右側に移動)しようとする。
しかしながら、本実施例1のセパレータ157では、第1端部157b及び第2端部157cが中間部157dの厚みよりも厚くされているので、セパレータ157の第1端部157bは、正極塗工部155dの一方端155fまたは負極塗工部156dの一方端156fの端面に突き当たり、それ以上幅方向内側(図6において左側)に移動できなくなる。これにより、「セパレータ157の第1端部157bが、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)との間に入り込んで、正極塗工部155dの一方端155fと負極塗工部156dの一方端156fとが接触する」不具合を防止できる。なお、セパレータ157を2重に折り重ねた第1端部157bは、熱により軟化して一体(塊)となる。
さらに、セパレータ157の第2端部157cは、正極塗工部155dの他方端155gまたは負極塗工部156dの他方端156gの端面に突き当たり、それ以上幅方向内側(図6において右側)に移動できなくなる。これにより、「セパレータ157の第2端部157cが、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)との間に入り込んで、正極塗工部155dの他方端155gと負極塗工部156dの他方端156gとが接触する」不具合を防止できる。なお、セパレータ157を2重に折り重ねた第2端部157cは、熱により軟化して一体(塊)となる。
従って、本実施例1の非水電解質二次電池100は、セパレータ157が熱収縮する温度(例えば、150℃)にまで上昇した場合でも、電極体150の幅方向(図6において左右方向)について、正極板155と負極板156との間にセパレータを介在させた状態を維持し、正極板155と負極板156との電気的絶縁を保つことができる。
次に、非水電解質二次電池100の製造方法について説明する。
まず、図7及び図8に示すように、帯状の正極集電部材151の表面に正極合材層152が塗工された正極板155を用意する。さらに、図9及び図10に示すように、帯状の負極集電部材158の表面に負極合材層159が塗工された負極板156を用意する。さらに、図11及び図12に示すように、幅方向両端部(第1端部157b及び第2端部157c)を2重に折り重ねて、中間部157dの厚みよりも厚く(中間部157dの2倍の厚み)したセパレータ157を用意する。
次に、図13に示すように、正極板155、負極板156、及びセパレータ157が重なるようにして、これらを扁平形状に捲回して、電極体150を形成する(図5参照)。但し、セパレータ157の第1端部157bが、幅方向(図13において左右方向)について、正極板155の正極一方端部155cよりも内側(図13において左側)に位置し、正極板155の正極塗工部155dの一方端155fよりも外側(図13において右側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの一方端156fよりも外側(図13において右側)に位置し、さらに、セパレータ157の第2端部157cが、幅方向について、負極板156の負極他方端部156cよりも内側(図13において右側)に位置し、正極板155の正極塗工部155dの他方端155gよりも外側(図13において左側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの他方端156gよりも外側(図13において左側)に位置するように、正極板155、負極板156、及びセパレータ157を配置して捲回する。
次いで、電極体150の正極一方端部155cの上端部に、正極端子部材120の正極集電部122を溶接する(図3参照)。また、電極体150の負極他方端部156cの上端部に、負極端子部材130の負極集電部132を溶接する。その後、この電極体150を、角形収容部111内に収容すると共に、蓋部112で角形収容部111の開口を閉塞する。次いで、蓋部112と角形収容部111とを溶接する。次いで、蓋部112に形成されている図示しない注液口から、角形収容部111内に非水電解液を注入する(このとき、電極体150内に非水電解液を含浸させる)。その後、注液口を封止して、本実施例1の非水電解質二次電池100が完成する。
(実施例2)
本実施例2の非水電解質二次電池200は、実施例1の非水電解質二次電池100と比較して、電極体のセパレータのみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施例1と異なる点を中心に説明し、同様な点については説明を省略または簡略化する。
本実施例2のセパレータ257は、実施例1と同様に、ポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン3層構造複合体多孔質シートからなり、帯状をなしている(図15参照)。このセパレータ257は、幅方向について、一方端側(図15において右端側)に位置する第1端部257b(図15においてハッチングした部分)と、他方端側(図15において左端側)に位置する第2端部257c(図15においてハッチングした部分)と、第1端部257bと第2端部257cとの間に位置する中間部257dとを有している。なお、図15の左右方向が、セパレータ157の幅方向に一致し、図15の上下方向が、セパレータ157の長手方向に一致している。
本実施例2の電極体250では、図14に示すように、セパレータ257の第1端部257bが、幅方向(図14において左右方向)について、正極板155のうち幅方向について一方端側(図14において右端側)に位置する正極一方端部155cよりも内側(図14において左側)に位置している。換言すれば、正極一方端部155cが、幅方向について、セパレータ257の第1端部257bよりも外側(図14において右側)に位置している。この正極一方端部155cは、正極板155の正極未塗工部155b(その一部)により構成されている。このため、本実施例2でも、正極一方端部155cを正極端子部材120の正極集電部122に溶接することで、正極板155と正極端子部材120とを電気的に接続することができる(図3参照)。
さらに、セパレータ257の第2端部257cは、幅方向(図14において左右方向)について、負極板156のうち幅方向について他方端側(図14において左端側)に位置する負極他方端部156cよりも内側(幅方向について電極体250の中心側)に位置している。換言すれば、負極他方端部156cが、幅方向について、セパレータ257の第2端部257cよりも外側(幅方向について電極体250の中心から遠い側)に位置している。この負極他方端部156cは、負極板156の負極未塗工部156b(その一部)により構成される。このため、本実施例2でも、負極他方端部156cを負極端子部材130の負極集電部132に溶接することで、負極板156と負極端子部材130とを電気的に接続することができる(図3参照)。
さらに、本実施例2の電極体250では、図14に示すように、セパレータ257の第1端部257bが、幅方向(図14において左右方向)について、正極板155の正極塗工部155dの一方端155fよりも外側(図14において右側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの一方端156f(負極板156の一方端に一致する)よりも外側(図14において右側)に位置している。
しかも、本実施例2では、セパレータ257の第1端部257bを、予め、加熱により熱収縮させている。具体的には、後述するように、電極体250を製造する過程(熱処理工程)で、セパレータ250の第1端部257bを200℃に加熱し、熱収縮させている。
さらに、セパレータ257の第2端部257cは、幅方向(図14において左右方向)について、正極板155の正極塗工部155dの他方端155g(正極板155の他方端に一致する)よりも外側(図14において左側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの他方端156gよりも外側(図14において左側)に位置している。
しかも、本実施例2では、セパレータ257の第2端部257cを、予め、加熱により熱収縮させている。具体的には、後述するように、電極体250を製造する過程(熱処理工程)で、セパレータ250の第2端部257cを200℃に加熱し、熱収縮させている。
本実施例2の非水電解質二次電池200では、上述のような電極体250を備えているため、「セパレータ257が幅方向(図14において左右方向)に熱収縮することに因って、幅方向端部(図14において、正極塗工部155d及び負極塗工部156dの左右端部)の位置で正極板155と負極板156とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
具体的には、非水電解質二次電池200の温度が、セパレータ257が熱収縮する温度(例えば、150℃)に上昇したとしても、セパレータ257の第1端部257b及び第2端部257cは、予め、加熱により熱収縮させているので、それ以上幅方向に熱収縮しない。詳細には、セパレータ257の第1端部257bが、幅方向について内側(図14において左側)に縮んでゆくのを防止できる。さらに、第2端部257cが、幅方向について内側(図14において右側)に縮んでゆくのを防止できる。
これにより、「セパレータ257の第1端部257bが、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)との間に入り込んで、正極塗工部155dの一方端155fと負極塗工部156dの一方端156fとが接触する」不具合を防止できる。さらに、「セパレータ257の第2端部257cが、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)との間に入り込んで、正極塗工部155dの他方端155gと負極塗工部156dの他方端156gとが接触する」不具合を防止できる。
従って、本実施例2の非水電解質二次電池200は、セパレータ257が熱収縮する温度(例えば、150℃)にまで上昇した場合でも、電極体250の幅方向(図14において左右方向)について、正極板155と負極板156との間にセパレータを介在させた状態を維持し、正極板155と負極板156との電気的絶縁を保つことができる。なお、セパレータ257の中間部257dは、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)とに挟まれて押圧されているので、セパレータ257が熱収縮する温度(例えば、150℃)にまで上昇した場合でも、幅方向に収縮し難くなっている。
次に、非水電解質二次電池200の製造方法について説明する。
まず、図7及び図8に示すように、帯状の正極集電部材151の表面に正極合材層152が塗工された正極板155を用意する。さらに、図9及び図10に示すように、帯状の負極集電部材158の表面に負極合材層159が塗工された負極板156を用意する。
また、熱処理工程において、セパレータ257の幅方向両端部(第1端部257b及び第2端部257c)を、加熱により熱収縮させる。
具体的には、図16に示すように、200℃に加熱した熱ローラ11と熱ローラ12とで、セパレータ257の第1端部257bをその厚み方向に挟むと共に、200℃に加熱した熱ローラ13と熱ローラ14とで、セパレータ257の第2端部257cをその厚み方向に挟み、熱ローラ11〜14を回転させながらセパレータ257をその長手方向に移動させてゆく。これにより、セパレータ257の第1端部257b及び第2端部257cを熱収縮させることができる。このようにして、第1端部257b及び第2端部257cが熱収縮したセパレータ257を製造することができる。
次に、図17に示すように、正極板155、負極板156、及びセパレータ257が重なるようにして、これらを扁平形状に捲回して、電極体150を形成する(図5参照)。但し、セパレータ257の第1端部257bが、幅方向(図17において左右方向)について、正極板155の正極一方端部155cよりも内側(図17において左側)に位置し、正極板155の正極塗工部155dの一方端155fよりも外側(図17において右側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの一方端156fよりも外側(図17において右側)に位置し、さらに、セパレータ257の第2端部257cが、幅方向について、負極板156の負極他方端部156cよりも内側(図17において右側)に位置し、正極板155の正極塗工部155dの他方端155gよりも外側(図17において左側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの他方端156gよりも外側(図17において左側)に位置するように、正極板155、負極板156、及びセパレータ257を配置して捲回する。
次いで、電極体250の正極一方端部155cの上端部に、正極端子部材120の正極集電部122を溶接する(図3参照)。また、電極体250の負極他方端部156cの上端部に、負極端子部材130の負極集電部132を溶接する。その後、この電極体250を、角形収容部111内に収容すると共に、蓋部112で角形収容部111の開口を閉塞する。次いで、蓋部112と角形収容部111とを溶接する。次いで、蓋部112に形成されている図示しない注液口から、角形収容部111内に非水電解液を注入する(このとき、電極体250内に非水電解液を含浸させる)。その後、注液口を封止して、本実施例2の非水電解質二次電池200が完成する。
(実施例3)
本実施例3の非水電解質二次電池300は、実施例1の非水電解質二次電池100と比較して、電極体のみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施例1と異なる点を中心に説明し、同様な点については説明を省略または簡略化する。
本実施例3の電極体350では、図18に示すように、セパレータ357の第1端部357bが、幅方向(図18において左右方向)について、正極板155のうち幅方向について一方端側(図18において右端側)に位置する正極一方端部155cよりも内側(図18において左側)に位置している。換言すれば、正極一方端部155cが、幅方向について、セパレータ357の第1端部357bよりも外側(図18において右側)に位置している。この正極一方端部155cは、正極板155の正極未塗工部155b(その一部)により構成されている。このため、本実施例3でも、正極一方端部155cを正極端子部材120の正極集電部122に溶接することで、正極板155と正極端子部材120とを電気的に接続することができる(図3参照)。
さらに、セパレータ357の第2端部357cは、幅方向(図18において左右方向)について、負極板156のうち幅方向について他方端側(図18において左端側)に位置する負極他方端部156cよりも内側(幅方向について電極体350の中心側)に位置している。換言すれば、負極他方端部156cが、幅方向について、セパレータ357の第2端部357cよりも外側(幅方向について電極体350の中心から遠い側)に位置している。この負極他方端部156cは、負極板156の負極未塗工部156b(その一部)により構成される。このため、本実施例3でも、負極他方端部156cを負極端子部材130の負極集電部132に溶接することで、負極板156と負極端子部材130とを電気的に接続することができる(図3参照)。
さらに、本実施例3の電極体350では、図18に示すように、セパレータ357の第1端部357bが、幅方向(図18において左右方向)について、正極板155の正極塗工部155dの一方端155fよりも外側(図18において右側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの一方端156f(負極板156の一方端に一致する)よりも外側(図18において右側)に位置している。
しかも、本実施例3では、セパレータ357の第1端部357bを、正極板155のうちセパレータ357とその厚み方向(図18において下方)について対向する部位に、熱溶着している。具体的には、後述するように、電極体350を製造する過程で、セパレータ357の第1端部357bを、正極板155のうちセパレータ357とその厚み方向について対向する部位(正極未塗工部155b)に、熱溶着している。なお、図18において負極板156(負極塗工部156d)の上面と接触するセパレータ357は、その第1端部357bが、図18において自身の下方に位置する第1端部357bと一体となって、正極未塗工部155bに熱溶着している。
また、本実施例3では、セパレータ357の第1端部357bを、正極未塗工部155b(その一部)に、熱溶着している。このため、セパレータ357の第1端部357bを、正極板155に対し、適切に接着(溶着)することができる。
さらに、セパレータ357の第2端部357cは、幅方向(図18において左右方向)について、正極板155の正極塗工部155dの他方端155g(正極板155の他方端に一致する)よりも外側(図18において左側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの他方端156gよりも外側(図18において左側)に位置している。
しかも、本実施例3では、セパレータ357の第2端部357cを、負極板156のうちセパレータ357とその厚み方向(図18において上下方向)について対向する部位に、熱溶着している。具体的には、後述するように、電極体350を製造する過程で、セパレータ357の第2端部357cを、負極板156のうちセパレータ357とその厚み方向について対向する部位(負極未塗工部156b)に、熱溶着している。
なお、本実施例3では、セパレータ357の第2端部357cを、負極未塗工部156b(その一部)に、熱溶着している。このため、セパレータ357の第2端部357cを、負極板156に対し、適切に接着(溶着)することができる。
本実施例3の非水電解質二次電池300では、上述のような電極体350を備えているため、「セパレータ357が幅方向(図18において左右方向)に熱収縮することに因って、幅方向端部(図18において、正極塗工部155d及び負極塗工部156dの左右端部)の位置で正極板155と負極板156とが接触して短絡する不具合」を防止することができる。
具体的には、非水電解質二次電池300の温度が、セパレータ357が熱収縮する温度(例えば、150℃)に上昇したとしても、セパレータ357の第1端部357b及び第2端部357cは、熱溶着時の加熱により既に熱収縮しているので、それ以上幅方向に熱収縮し難くなっている。
しかも、セパレータ357の第1端部357bを、正極板155のうち厚み方向に対向する部位に接着(溶着)しているので、熱収縮によってセパレータ357の第1端部357bが幅方向内側(図18において左側)に移動しようとしても、セパレータ357の第1端部357bが幅方向内側に移動することを防止できる。これにより、「セパレータ357の第1端部357bが、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)との間に入り込んで、正極塗工部155dの一方端155fと負極塗工部156dの一方端156fとが接触する」不具合を防止できる。
さらに、セパレータ357の第2端部357cを、負極板156のうち厚み方向に対向する部位に接着(溶着)しているので、熱収縮によってセパレータ357の第2端部357cが幅方向内側(図18において右側)に移動しようとしても、セパレータ357の第2端部357cが幅方向内側に移動することを防止できる。これにより、「セパレータ357の第2端部357cが、正極板155(正極塗工部155d)と負極板156(負極塗工部156d)との間に入り込んで、正極塗工部155dの他方端155gと負極塗工部156dの他方端156gとが接触する」不具合を防止できる。
従って、本実施例3の非水電解質二次電池300は、セパレータ357が熱収縮する温度(例えば、150℃)にまで上昇した場合でも、電極体350の幅方向(図18において左右方向)について、正極板155と負極板156との間にセパレータを介在させた状態を維持し、正極板155と負極板156との電気的絶縁を保つことができる。
次に、非水電解質二次電池300の製造方法について説明する。
まず、図7及び図8に示すように、帯状の正極集電部材151の表面に正極合材層152が塗工された正極板155を用意する。さらに、図9及び図10に示すように、帯状の負極集電部材158の表面に負極合材層159が塗工された負極板156を用意する。さらに、ポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン3層構造複合体多孔質シートからなる帯状のセパレータ357を用意する。
次に、図19に示すように、正極板155、負極板156、及びセパレータ357を重ね合わせる。但し、セパレータ357の第1端部357bが、幅方向(図19において左右方向)について、正極板155の正極一方端部155cよりも内側(図19において左側)に位置し、正極板155の正極塗工部155dの一方端155fよりも外側(図19において右側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの一方端156fよりも外側(図19において右側)に位置し、さらに、セパレータ357の第2端部357cが、幅方向について、負極板156の負極他方端部156cよりも内側(図19において右側)に位置し、正極板155の正極塗工部155dの他方端155gよりも外側(図19において左側)に位置し、且つ、負極板156の負極塗工部156dの他方端156gよりも外側(図19において左側)に位置するように、正極板155、負極板156、及びセパレータ357を配置する。
このように、正極板155、負極板156、及びセパレータ357を重ね合わせ状態で、200℃に加熱した熱ローラ11と熱ローラ12とで、セパレータ357の第1端部357b及び正極板155の正極未塗工部155bをその厚み方向に挟む(圧接する)と共に、200℃に加熱した熱ローラ13と熱ローラ14とで、セパレータ357の第2端部357c及び負極板156の負極未塗工部156bをその厚み方向に挟み(圧接して)、熱ローラ11〜14を回転させながら、正極板155、負極板156、及びセパレータ357をその長手方向(図19において上方)に移動させてゆく。なお、熱ローラ12は、図19において熱ローラ11の裏側(紙面に直交する方向に見て奥側)に位置し、熱ローラ14は、図19において熱ローラ13の裏側(紙面に直交する方向に見て奥側)に位置している。
これにより、セパレータ350の第1端部357bを、正極板155のうちセパレータ357とその厚み方向について対向する部位(正極未塗工部155b)に、熱溶着することができる。さらには、セパレータ350の第2端部357cを、負極板156のうちセパレータ357とその厚み方向について対向する部位(負極未塗工部156b)に、熱溶着することができる。そして、熱溶着後、これら(正極板155、負極板156、及びセパレータ357)を扁平形状に捲回して、電極体350を形成する(図5参照)。
なお、本実施例3では、正極板155のうちセパレータ357の第1端部357bと厚み方向について対向する部位(正極未塗工部155b)に、予め、接着剤(例えば、ポリオレフィン系接着剤)を塗布している。また、負極板156のうちセパレータ357の第2端部357cと厚み方向について対向する部位(負極未塗工部156b)にも、予め、接着剤(例えば、ポリオレフィン系接着剤)を塗布している。
次いで、電極体350の正極一方端部155cの上端部に、正極端子部材120の正極集電部122を溶接する(図3参照)。また、電極体350の負極他方端部156cの上端部に、負極端子部材130の負極集電部132を溶接する。その後、この電極体350を、角形収容部111内に収容すると共に、蓋部112で角形収容部111の開口を閉塞する。次いで、蓋部112と角形収容部111とを溶接する。次いで、蓋部112に形成されている図示しない注液口から、角形収容部111内に非水電解液を注入する(このとき、電極体250内に非水電解液を含浸させる)。その後、注液口を封止して、本実施例3の非水電解質二次電池300が完成する。
(加熱試験)
次に、実施例1〜3の非水電解質二次電池100〜300を、それぞれ5個ずつ用意した。また、比較例として、実施例2の非水電解質二次電池200と比較して、セパレータの第1端部及び第2端部を熱収縮させていない(熱処理工程を行っていない)点のみが異なる非水電解質二次電池を、5個用意した。そして、これらの電池(合計20個の電池)について、加熱試験を行い、内部短絡の発生を調査した。
具体的には、まず、加熱試験を行う前に、実施例1〜3及び比較例の電池(合計20個の電池)について、25℃の温度環境下で、電池容量を測定した。具体的には、各電池の電圧が4.2Vに達するまで、1C(5.5A)の定電流で充電を行い、引き続き、電池の電圧を4.2Vに保ちつつ、電流値が0.1C(0.55A)になるまで充電を行った。これにより、非水電解質二次電池100をSOC100%にした。
なお、1Cは、定格容量値(公称容量値)の容量を有する電池を定電流放電して、1時間で放電終了となる電流値である。実施例1〜3の非水電解質二次電池100〜300、及び比較例の非水電解質二次電池は、いずれも、定格容量(公称容量)が5.5Ahであるので、1C=5.5Aとなる。
また、SOCは、State Of Charge(充電状態、充電率)の略である。
その後、各電池の電圧が2.5Vに達するまで、1C(5.5A)の定電流で放電を行った。これにより、各電池をSOC0%にした。このときの放電電気量を、各電池の電池容量として測定し、実施例及び比較例毎に、その平均値(平均容量)を算出した。その結果を表1に示す。
Figure 0005273159
表1に示すように、実施例1の電池では、平均容量(5個の電池の電池容量の平均値)が5.48Ahとなった。実施例2の電池では、平均容量が5.50Ahとなった。実施例3の電池では、平均容量が5.47Ahとなった。比較例の電池では、平均容量が5.52Ahとなった。
次に、各電池について、加熱試験を行った。具体的には、まず、各電池をSOC80%(電池電圧3.8V)に調整し、これらを加熱試験装置の試験室内に配置した。そして、試験室内の温度を毎分5℃ずつ昇温させてゆき、試験室内の温度を160℃とした。その後、試験室内の温度を160℃に保ち、各電池を160℃の試験室内に30分間放置した。その間、各電池について電池温度を測定し、各電池の最高到達温度を検出した。なお、160℃は、セパレータが熱収縮する温度である。
さらに、加熱試験の間、各電池について電池電圧を測定し、加熱試験後の電池電圧を検出した。ところで、内部短絡(セパレータの幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触)が発生した電池は、電池電圧が0Vにまで低下してしまう。従って、加熱試験により電池電圧が0Vとなった電池は、セパレータの熱収縮によって、セパレータの幅方向端部(第1端部及び第2端部)の位置で正極板と負極板とが接触し、内部短絡が発生したと考えることができる。これらの結果を表1に示す。
表1に示すように、比較例の電池は、いずれも、加熱試験によって電池電圧が0Vとなった。さらに、加熱試験における最高到達温度が210℃となり、試験室内の温度(160℃)よりも50℃も高くなった。この結果より、比較例の電池では、セパレータの熱収縮によって、セパレータの幅方向端部(第1端部及び第2端部)の位置で正極板と負極板とが接触し、内部短絡が発生した考えられる。そして、この内部短絡によって、電池の発熱が促進されて、電池温度が210℃まで上昇したと考えられる。
これに対し、実施例1〜3の電池は、いずれも、電池電圧が3.8Vに保たれた。さらに、加熱試験における最高到達温度が160℃となり、試験室内の温度(160℃)と変わらなかった。この結果より、実施例1〜3の電池では、加熱試験(セパレータが熱収縮する温度まで加熱する試験)を行っても、電極体の幅方向について、正極板と負極板との間にセパレータを介在させた状態を維持し、正極板と負極板との電気的絶縁を保つことができたといえる。すなわち、「セパレータが幅方向に熱収縮することに因って、幅方向端部の位置で正極板と負極板とが接触して内部短絡する不具合」を防止することができたといえる。その理由は、各実施例において説明した通りである。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
100,200,300 非水電解質二次電池
110 電池ケース
150,250,350 電極体(非水電解質二次電池用電極体)
155 正極板
155b 正極未塗工部
155c 正極一方端部
155d 正極塗工部
151 正極集電部材
152 正極合材層
156 負極板
156b 負極未塗工部
156c 負極他方端部
156d 負極塗工部
158 負極集電部材
159 負極合材層
157,257,357 セパレータ
157b,257b,357b セパレータの第1端部
157c,257c,357c セパレータの第2端部
157d,257d,357d セパレータの中間部

Claims (5)

  1. 正極板、負極板、及び、上記正極板と上記負極板との間に介在するセパレータ、を有し、上記正極板、上記負極板、及び、上記セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う
    非水電解質二次電池用の電極体であって、
    上記正極板は、正極集電部材と、その表面に塗工された正極合材層と、を有し、
    上記負極板は、負極集電部材と、その表面に塗工された負極合材層と、を有し、
    上記セパレータは、上記幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、上記第1端部と上記第2端部との間に位置する中間部と、を有し、
    上記セパレータの第1端部は、
    上記幅方向について、上記正極板のうち上記幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置し、上記正極板のうち上記正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極板のうち上記負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端よりも外側に位置し、
    上記中間部の厚みよりも厚くされてなり、
    上記セパレータの第2端部は、
    上記幅方向について、上記負極板のうち上記幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置し、上記正極塗工部の他方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極塗工部の他方端よりも外側に位置し、
    上記中間部の厚みよりも厚くされてなる
    非水電解質二次電池用電極体。
  2. 正極板、負極板、及び、上記正極板と上記負極板との間に介在するセパレータ、を有し、上記正極板、上記負極板、及び、上記セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う
    非水電解質二次電池用の電極体であって、
    上記正極板は、正極集電部材と、その表面に塗工された正極合材層と、を有し、
    上記負極板は、負極集電部材と、その表面に塗工された負極合材層と、を有し、
    上記セパレータは、上記幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、上記第1端部と上記第2端部との間に位置する中間部と、を有し、
    上記セパレータの第1端部は、
    上記幅方向について、上記正極板のうち上記幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置し、上記正極板のうち上記正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極板のうち上記負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端よりも外側に位置し、
    上記セパレータの第1端部を、予め、加熱により熱収縮させてなり、
    上記セパレータの第2端部は、
    上記幅方向について、上記負極板のうち上記幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置し、上記正極塗工部の他方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極塗工部の他方端よりも外側に位置し、
    上記セパレータの第2端部を、予め、加熱により熱収縮させてなる
    非水電解質二次電池用電極体。
  3. 正極板、負極板、及び、上記正極板と上記負極板との間に介在するセパレータ、を有し、上記正極板、上記負極板、及び、上記セパレータが、それぞれの幅方向を一致させて重なり合う
    非水電解質二次電池用の電極体であって、
    上記正極板は、正極集電部材と、その表面に塗工された正極合材層と、を有し、
    上記負極板は、負極集電部材と、その表面に塗工された負極合材層と、を有し、
    上記セパレータは、上記幅方向について、一方端側に位置する第1端部と、他方端側に位置する第2端部と、上記第1端部と上記第2端部との間に位置する中間部と、を有し、
    上記セパレータの第1端部は、
    上記幅方向について、上記正極板のうち上記幅方向について一方端側に位置する正極一方端部よりも内側に位置し、上記正極板のうち上記正極合材層が塗工された正極塗工部の一方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極板のうち上記負極合材層が塗工された負極塗工部の一方端よりも外側に位置し、
    上記正極板のうち上記セパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着してなり、
    上記セパレータの第2端部は、
    上記幅方向について、上記負極板のうち上記幅方向について他方端側に位置する負極他方端部よりも内側に位置し、上記正極塗工部の他方端よりも外側に位置し、且つ、上記負極塗工部の他方端よりも外側に位置し、
    上記負極板のうち上記セパレータとその厚み方向について対向する部位に、熱溶着してなる
    非水電解質二次電池用電極体。
  4. 請求項3に記載の非水電解質二次電池用電極体であって、
    前記正極板のうち前記セパレータの前記第1端部が熱溶着されている部位は、上記正極板のうち前記正極合材層が塗工されていない正極未塗工部の少なくとも一部であり、
    前記負極板のうち上記セパレータの前記第2端部が熱溶着されている部位は、上記負極板のうち前記負極合材層が塗工されていない負極未塗工部の少なくとも一部である
    非水電解質二次電池用電極体。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池用電極体、を備える
    非水電解質二次電池。
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