JP5268674B2 - 制御盤運搬器具 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの制御盤の運搬を行う制御盤運搬器具に係り、とりわけ、底面の大きさが異なる種々の制御盤を効率良く運搬することができるとともに、保管スペースを削減することができる制御盤運搬器具に関する。
一般に、エレベータの制御盤は、直方体状に形成され、その仕様または設置される建屋の状況に応じて、その底面はさまざまな大きさを有している。このため、制御盤の底面の大きさに応じてパレットまたは台車などの運搬器具を多数種類、予め用意しておき、制御盤を運搬する際には、これら多数の種類の運搬器具から運搬する制御盤の底面の大きさに対応する運搬器具を選定している。
また、制御盤の運搬器具として、特許文献1に示すような運搬装置が知られている。この特許文献1に示す運搬装置は、台車と、台車に備わり車輪間の距離を変化させる車幅可変機構と、台車に備わり被搬送物を昇降するジャッキ機構とを備えており、このような運搬装置を2台用いて制御盤を運搬するようになっている。
特開2005−35320号公報
しかしながら、上述したように、エレベータの制御盤の底面の大きさは多岐にわたっている。このため、製造状況によっては、ある種の制御盤の底面の大きさに対応するパレットまたは台車などの運搬器具が不足する場合がある。この場合には、制御盤は、底面の大きさが異なる他の制御盤に対応する運搬器具を用いて運搬される。このことにより、制御盤をスムースに運搬することが難しくなり、その結果、制御盤の運搬効率が低下するとともに、制御盤運搬時の安全性を十分に確保することが困難になるという問題がある。
このことに対処するために、種々の制御盤の底面の大きさに対応する運搬器具をそれぞれ用意しておくという方法も考えられる。しかしながらこの場合、制御盤の種類に応じて運搬器具の種類を増やすことになり費用がかかる。また、このように運搬器具の種類を増やす場合、各運搬器具の大きさは多岐にわたるため、各運搬器具を効率良く保管することが困難になる。
また、特許文献1に示す運搬装置は、上述したように、制御盤を昇降するためのジャッキ機構を有している。このため、運搬装置を用意するために比較的多くの費用がかかるとともに、このような運搬装置を複数保管するためには多くのスペースが必要になるという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、底面の大きさが異なる種々の制御盤を効率良く運搬することができるとともに、保管スペースを削減することができる制御盤運搬器具を提供することを目的とする。
本発明は、エレベータの制御盤の運搬を行う制御盤運搬器具において、矩形状の平面を有し、前記制御盤が載置される複数の器具本体と、前記各器具本体の下面に取り付けられた複数の車輪と、前記各器具本体に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の底面に設けられた取付穴に挿入されて、当該制御盤を係止する複数の係止手段と、前記各器具本体の側面に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の側面を押圧自在な押圧手段と、を備えたことを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明は、前記各器具本体の上面に複数の嵌合穴が設けられ、前記各係止手段は、前記制御盤の前記取付穴に挿入される突起部と、前記突起部の下端に設けられ、前記嵌合穴に嵌合された摺動体と、前記嵌合穴内に設けられ、前記摺動体を上方に向けて付勢する係止弾性手段とを有し、前記各器具本体上に前記制御盤を載置した場合、前記各係止手段のうち当該制御盤の前記取付穴に対応する前記係止手段の前記突起部は、当該制御盤の前記取付穴に挿入されて当該制御盤を係止するとともに、残りの前記係止手段の前記突起部は、当該制御盤に押圧されて、前記器具本体の前記嵌合穴内に押し込まれることを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明は、前記係止手段は、前記制御盤の前記取付穴に挿入される突起部と、前記突起部の下端に設けられ、前記器具本体内に延びる係合部とを有し、前記各器具本体の上面に、前記係止手段の前記係合部が係合する案内溝が設けられ、各係止手段は前記各器具本体の前記案内溝に沿って摺動自在となることを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明は、前記各器具本体に、前記押圧手段と前記制御盤との間に介在されるアダプタが上下方向移動自在に設けられ、前記アダプタは、アダプタ弾性手段により上方へ付勢され、前記各器具本体上に前記制御盤を載置する際、前記アダプタが当該制御盤の下方に位置する場合には当該アダプタが当該制御盤により前記器具本体内へ押し込まれることを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明は、前記各器具本体は、中央部と、当該中央部の両側に設けられ、下面に前記車輪が取り付けられた一対の側部とを有し、前記各側部は、前記中央部に対して前記各器具本体の長手方向に摺動自在であることを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明は、前記各器具本体の角部に、水平断面がL字状に形成され、当該器具本体の上方に延びる案内板が設けられていることを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明は、エレベータの制御盤の運搬を行う制御盤運搬器具において、矩形状の平面を有し、前記制御盤が載置される複数の器具本体と、前記各器具本体の下面に取り付けられた複数の車輪と、前記各器具本体の上面に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の底面を磁力によって吸着して当該制御盤を保持する磁性手段と、前記各器具本体の側面に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の側面を押圧自在な押圧手段と、を備えたことを特徴とする制御盤運搬器具である。
本発明によれば、下面に車輪が取り付けられた複数の器具本体上に制御盤が載置され、この制御盤の底面に設けられた取付穴に係止手段が挿入されるとともに、制御盤の側面が押圧手段により押圧される。このことにより、器具本体に制御盤を確実に係止して、安定して保持することができる。また、この際、制御盤の底面の大きさに応じて複数の器具本体上に制御盤が載置される。このことにより、底面の大きさが異なる種々の制御盤を保持して運搬することができ、制御盤の底面の大きさに関わることなく、制御盤を効率良く運搬することができる。
また本発明によれば、上述したように、複数の器具本体上に制御盤を載置することにより、底面の大きさが異なる種々の制御盤を運搬することができる。すなわち、種々の制御盤を運搬するために用意しておくべき運搬器具の種類を削減することができる。このため、制御盤を運搬する運搬器具を用意するためにかかる費用を低減させることができるとともに、制御盤運搬器具を効率良く保管して、保管スペースを削減することができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明による制御盤運搬器具について、図1乃至図5を用いて説明する。ここで制御盤運搬器具は、直方体状に形成されたエレベータの制御盤の運搬を行うためのものである。
図1乃至図3および図5に示すように制御盤運搬器具1は、矩形状の平面を有し、制御盤50が載置される2つの器具本体2と、各器具本体2の下面に取り付けられた4つのキャスター(車輪)3とを備えている。すなわち、制御盤運搬器具1は、2つの運搬器具分割体1aにより構成されており、各運搬器具分割体1aは、1つの器具本体2と、2つのキャスター3とを備えている。
このうち、各器具本体2は、中央部4と、当該中央部4の両側に設けられ、下面にキャスター3が取り付けられた一対の側部5とを有し、各側部5は、中央部4に対して各器具本体2の長手方向に摺動自在に構成されている。なお、各側部5は、キャスター3が後述する押圧手段12に対応する位置まで摺動して、器具本体2の長手方向寸法を縮めることができるように構成されている。このことにより、制御盤50の底面51の大きさが比較的小さい場合には、各器具本体2の長手方向寸法を縮めて、狭い搬送路でも制御盤50を運搬することができる。なお、この場合においても、各キャスター3間の寸法が各押圧手段12間の寸法よりも小さくなることを防止して制御盤50を搬送する際の安定性を確保している。
また、各器具本体2の中央部4の上面に、後述する係止手段7の摺動体9が嵌合する複数の嵌合穴6(図4参照)が設けられている。
各器具本体2に、当該器具本体2上に載置される制御盤50の底面51に設けられた取付穴52に挿入されて、当該制御盤50を係止する複数の係止手段7が設けられている。ここで、制御盤50の取付穴52は、制御盤50を設置するために使用されるものであって、図5に示すように、制御盤50の底面51に4箇所設けられており、これら各取付穴52の位置は、制御盤50の底面51の大きさに応じて各種の制御盤ごとに異なっている。このため、底面51の大きさが異なる種々の制御盤50を載置可能とするために、図3に示すように、種々の制御盤50の取付穴52に対応して複数の係止手段7が設けられている。なお、本実施の形態においては、図に示すように、12個の係止手段7が設けられているが、この個数に限られることはない。
各係止手段7は、図4に示すように、制御盤50の底面51の取付穴52に挿入される突起部8と、突起部8の下端に設けられ、器具本体2の嵌合穴6に嵌合されるとともに摺動自在な円筒形状の摺動体9とを有している。嵌合穴6内の下方において、器具本体2に円筒形状の固定金具10が固定されており、摺動体9はこの固定金具10の外周面10aと摺動自在な内周面9aを有している。また、固定金具10の上面の周縁には、R面取り部10bが形成され、固定金具10を摺動体9にスムースに挿入可能になっている。
また、図4に示すように、嵌合穴6内であって、摺動体9と固定金具10との間に、摺動体9を上方に向けて付勢する係止ばね(係止弾性手段)11が連結されている。このようにして、係止手段7の突起部8は、摺動体9を介して係止ばね11により器具本体2に対して上方に付勢されている。このことにより、各器具本体2上に制御盤50を載置した場合、各係止手段7のうち当該制御盤50の取付穴52に対応する係止手段7の突起部8は当該制御盤50の取付穴52に挿入されて当該制御盤50を係止するとともに、制御盤50の取付穴52に対応することがない残りの係止手段7の突起部8は制御盤50に押圧されて係止ばね11が圧縮されることにより、嵌合穴6内に押し込まれるようになる。
また、図1乃至図3に示すように、各器具本体2の側面に、当該器具本体2上に載置される制御盤50の側面を押圧自在な2つのトグルクランプ(押圧手段)12が設けられている。このトグルクランプ12の先端には、ゴム部材13が取り付けられており、トグルクランプ12により制御盤50の側面を押圧した場合、制御盤50の側面が損傷することを防止している。
また、各器具本体2に、トグルクランプ12と制御盤50との間に介在されるアダプタ14が上下方向移動自在に設けられている。このアダプタ14は、制御盤50の底面51の大きさが比較的小さい場合に、トグルクランプ12と制御盤50との間に介在されてトグルクランプ12の押圧力を制御盤50の側面に伝達させるためのものである。アダプタ14は、略T字状に形成され、トグルクランプ12に当接される第1端部14aと、この第1端部14aの反対側に設けられ、制御盤50の側面に当接可能な第2端部14bとを有している。このうち第1端部14aには、トグルクランプ12の先端に取り付けられたゴム部材13を受け入れ可能とするために断面がコの字状に形成された受動部材15が取り付けられている。このことにより、アダプタ14を介在させてトグルクランプ12により制御盤50を押圧する際、トグルクランプ12先端のゴム部材13を確実に受け入れて、アダプタ14が傾斜することを防止し、トグルクランプ12による押圧力を、アダプタ14を介して制御盤50の側面に確実に伝達することができるように構成されている。またアダプタ14の第2端部14bには、ゴム部材16が取り付けられており、制御盤50の側面が損傷することを防止している。
このアダプタ14と器具本体2との間にアダプタばね(アダプタ弾性手段)17が連結されており、アダプタ14は、このアダプタばね17により上方へ付勢されている。このことにより、各器具本体2上に比較的大きな底面51を有する制御盤50を載置する際、アダプタ14が当該制御盤50の下方に位置する場合には、アダプタ14が制御盤50により押圧されてアダプタばね17が圧縮することによりアダプタ14が器具本体2内へ押し込まれるように構成されている。
また、図2および図3に示すように、各器具本体2の一つの角部に、水平断面がL字状に形成され、当該器具本体2の上方に延びる案内板18が取り付けられている。各案内板18は、少なくともキャスター3の高さに相当する高さを有していることが好ましい。このことにより、運搬器具分割体1a上に他の運搬器具分割体1aを段積みした場合に、上側の運搬器具分割体1aを安定して保持することができる。
また、図1に示すように、器具本体2に、下端部が床面に当接自在な支え金具19が取り付けられている。この支え金具19は、器具本体2に対して2つのナット20を用いて取り付けられており、器具本体2に対して上下方向に移動自在に構成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、2つの運搬器具分割体1aを準備する。この場合、まず、これから運搬する制御盤50の底面51の大きさに対応する位置に運搬器具分割体1aを床面上に置く。2つの運搬器具分割体1aは、直方体状に形成された制御盤50の底面51の短辺に対応する位置に配置することが好ましい。なお、このとき、例えば搬送路が狭い場合には、各側部5を中央部4に対して摺動させて、器具本体2の長手方向寸法を縮めるようにしてもよい。
次に、器具本体2に支え金具19を取り付けている2つのナット20を緩めて、支え金具19を上下方向に移動させて、支え金具19の下端部を床面に当接させるとともに器具本体2上面を略水平にさせる。その後、2つのナット20を締め付けて、器具本体2に支え金具19を固定する。このことにより、器具本体2の上面を略水平にして、各運搬器具分割体1を自立させることができ、後述する制御盤50を器具本体2上に載置した場合においても、制御盤50がトグルクランプ12により押圧される前に転倒することを防止することができる。
次に、クレーン(図示せず)などを用いて制御盤50が各器具本体2の上面に載置される。この際、各係止手段7のうち制御盤50の取付穴52に対応する係止手段7の突起部8は、制御盤50の取付穴52に挿入されて当該制御盤50が係止される。また、制御盤50の取付穴52に対応することがない残りの他の係止手段7は制御盤50に押圧されて、嵌合穴6内に押し込まれる。すなわち、このとき、当該残りの他の係止手段7の突起部8の上面に制御盤50の底面51が当接し、制御盤50の重さを受けて突起部8は下方に押圧される。このことにより、係止ばね11が圧縮されて、突起部8の下端に固定された摺動体9が、器具本体2の嵌合穴6に対して摺動するとともに、摺動体9の内周面9aが、器具本体2に固定された固定金具10の外周面10aに対して摺動し、突起部8の上面が器具本体2の上面と略面一となる位置まで摺動体9は下降する。このようにして、制御盤50の取付穴52に対応することがない係止手段7は、器具本体2の嵌合穴6内に押し込まれ、制御盤50を器具本体2上に安定して載置することができる。
また、制御盤50が各器具本体2の上面に載置された際、アダプタ14が当該制御盤50の下方に位置する場合(制御盤50の底面51の大きさが比較的大きい場合)には、制御盤50の重さを受けてアダプタばね17が圧縮され、アダプタ14が器具本体2内へ押し込まれる。
次に、トグルクランプ12により、制御盤50の側面が押圧される。このことにより、制御盤50を運搬器具分割体1aに確実に保持することができる。この場合、トグルクランプ12の先端に取り付けられたゴム部材13を介して制御盤50の側面が押圧される。このため、制御盤50の側面が損傷することを防止することができる。
ところで、制御盤50が各器具本体2の上面に載置された際、アダプタ14が当該制御盤50の下方に位置しない場合(制御盤50の底面51の大きさが比較的小さい場合)には、アダプタばね17により上方へ付勢されているアダプタ14は器具本体2内へ押し込まれることがない。このとき、アダプタ14を介在させてトグルクランプ12により制御盤50の側面が押圧される。すなわち、トグルクランプ12の先端に取り付けられたゴム部材13はアダプタ14の第1端部14aに取り付けられた受動部材15内に受け入れられて、トグルクランプ12による押圧力がアダプタ14に伝達される。このアダプタ14に伝達された押圧力は、アダプタ14の第2端部14bに取り付けられたゴム部材16を介して制御盤50の側面に伝達される。このことにより、制御盤50を運搬器具分割体1aに確実に保持することができる。このようにしてアダプタ14を介在させて制御盤50を押圧することにより、各運搬器具分割体1a間の間隔を大きくすることができ、運搬時の安定性を確保することができる。なお、この場合、アダプタ14の第2端部14bに取り付けられたゴム部材16を介して制御盤50の側面が押圧される。このため、制御盤50の側面が損傷することを防止することができる。
次に、器具本体2に設けられた支え金具19を2つのナット20を緩めて上方に移動させ、その後、この2つのナット20を締め付けて支え金具19を器具本体2に固定する。このことにより、キャスター3が床面上を転動自在になり、制御盤50を運搬することができる。
なお、制御盤50の運搬作業が終わり、制御盤運搬器具1を保管する場合、まず、所定の保管場所の床面に運搬器具分割体1aを配置させる。このとき、まず、支え金具19を取り付けている2つのナット20を緩めて、支え金具19の下端部を床面に当接させるとともに支え金具19を上下方向に移動させて、器具本体2上面を略水平にする。その後、この2つのナット20を締め付けて、器具本体2に対して支え金具19を固定する。
次に、この床面上に載置された下側の運搬器具分割体1a上に、上側となる他の運搬器具分割体1aが段積みされる。このとき、まず、上側の運搬器具分割体1aの器具本体2の角部が、下側の運搬器具分割体1aの器具本体2の角部に取り付けられた案内板18により案内されて、下側の運搬器具分割体1aの器具本体2上に、上側の運搬器具分割体1aのキャスター3が載る。次に、上側の運搬器具分割体1aの器具本体2に支え金具19を取り付けている2つのナット20を緩めて、支え金具19の下端部を下側の運搬器具分割体1aの器具本体2上面に当接させるとともに、支え金具19を上下方向に移動させて、上側の運搬器具分割体1aの器具本体2上面を略水平にする。その後、2つのナット20を締め付けて、器具本体2に対して支え金具19を固定する。このようにして、上側の運搬器具分割体1aを下側の運搬器具分割体1a上に段積みさせることができる。この際、上側の運搬器具分割体1aの器具本体2の角部は、下側の運搬器具分割体1aの器具本体2の角部に取り付けられた案内板18により支持されているため、下側の運搬器具分割体1aは、上側の運搬器具分割体1aを安定して保持することができる。
その後、同様にして、上側の運搬器具分割体1a上に、さらに他の運搬器具分割体1aを複数段積みして、複数の運搬器具分割体1aを段積みすることができる。
このように本実施の形態によれば、下面にキャスター3が取り付けられた2つの器具本体2上に制御盤50が載置され、この制御盤50の底面51に設けられた取付穴52に係止手段7が挿入されるとともに、制御盤50の側面がトグルクランプ12により押圧される。このことにより、器具本体2に対して制御盤50を確実に係止し、安定して保持することができる。また、この際、制御盤50の底面51の大きさに応じて2つの運搬器具分割体1aを配置して、この2つの運搬器具分割体1aに制御盤50が保持されている。このことにより、底面51の大きさが異なる種々の制御盤50を保持して運搬することができ、制御盤50の底面51の大きさに関わることなく、制御盤50を効率良く運搬することができる。
また、本実施の形態によれば、上述したように、2つの運搬器具分割体1aに制御盤50を保持することにより、底面51の大きさが異なる種々の制御盤50を運搬することができる。すなわち、種々の制御盤50を運搬するために用意しておくべき運搬器具の種類を削減することができる。このため、種々の制御盤50を運搬するために同一の制御盤運搬器具1を複数容易しておけば足り、このことにより制御盤50を運搬する運搬器具を用意するためにかかる費用を低減させることができるとともに、運搬器具分割体1aを段積みして効率良く保管することができ、制御盤運搬器具1の保管スペースを削減することができる。
なお、本実施の形態においては、直方体状に形成された制御盤50の底面51の短辺に対応する位置に2つの運搬器具分割体1aを配置させる例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、制御盤50の底面51の長辺に2つの運搬器具分割体1aを配置させても良い。
また、本実施の形態においては、運搬される制御盤50に対して2つの運搬器具分割体1aを用いたが、このことに限られることはなく、3つまたは4つの運搬器具分割体1aを用いて制御盤50を運搬するようにしても良い。このことにより、比較的大きな制御盤50を安定して保持して運搬することができる。この場合、3つまたは4つの運搬器具分割体1aのうち2つの運搬器具分割体1aは、制御盤50の短辺に配置させ、残りの1つまたは2つの運搬器具分割体1aを制御盤50の長辺に配置させることが好ましい。
第2の実施の形態
次に、図6および図7により、本発明の第2の実施の形態における制御盤運搬器具について説明する。
図6および図7に示す第2の実施の形態における制御盤運搬器具において、係止手段は、器具本体の上面に設けられた案内溝に係合する係合部を有し、係止手段が各器具本体の案内溝に沿って摺動自在である点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図6および図7おいて、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すように、各器具本体2に、当該器具本体2上に載置される制御盤50の底面51に設けられた取付穴52に挿入して、当該制御盤50を係止する2つの係止手段7が設けられている。各係止手段7は、制御盤50の底面51の取付穴52に挿入される突起部8と、突起部8の下端に設けられ、器具本体2内に延びる係合部30とを有している。また、係止手段7は、器具本体2に対して2つのナット31を用いて取り付けられている。
また、図7に示すように、各器具本体2の上面に、係止手段7の係合部30が係合する一対の案内溝32が設けられ、各係止手段7は各器具本体2の各案内溝32に沿って摺動自在となっている。なお、各案内溝32は、底面51の大きさが異なる種々の制御盤50の取付穴52に対応する位置に係止手段7を移動可能な形状を有していることが好ましい。
図6および図7に示す器具本体2上に制御盤50を載置する場合、2つの運搬器具分割体1aを床面上に置いた後、載置される制御盤50の底面51の取付穴52に対応する位置に各係止手段7を位置合わせする。この場合、まず、器具本体2に係止手段7を取り付けている2つのナット31を緩める。次に、係止手段7の係合部30を案内溝32に沿って摺動させて、制御盤50の底面51の取付穴52に対応する位置に突起部8を移動させる。その後、2つのナット31を締め付けて、器具本体2に係止手段7を固定する。
次に、クレーン(図示せず)などを用いて制御盤50が各器具本体2の上面に載置される。この際、上述したように各係止手段7は制御盤50の底面51の取付穴52に対応する位置に固定されているため、係止手段7の突起部8は、制御盤50の取付穴52に挿入されて当該制御盤50が係止される。
このように本実施の形態によれば、係止手段7の突起部8の下端に設けられた係合部30が、器具本体2の上面に設けられた案内溝32に係合して、係止手段7が案内溝32に沿って摺動自在に構成されている。このことにより、載置される制御盤50の底面51の取付穴52の位置に対応する位置に2つの係止手段7を位置合わせすることができる。このため、器具本体2上に制御盤50を載置した際、制御盤50を確実に係止することができる。
第3の実施の形態
次に、図8により、本発明の第3の実施の形態における制御盤運搬器具について説明する。
図8に示す第3の実施の形態における制御盤運搬器具において、係止手段の代わりに、各器具本体の上面に、当該器具本体上に載置される制御盤の底面を磁力によって吸着して当該制御盤を保持する磁性手段が設けられている点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図8おいて、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、各器具本体2の上面に、当該器具本体2上に載置される制御盤50の底面51(鋼材を用いて形成されている)を磁力によって吸着して当該制御盤50を保持するマグネットシート(磁性手段)40が貼り付けられている。
このように本実施の形態によれば、器具本体2上に制御盤50を載置した場合、器具本体2の上面に貼り付けられたマグネットシート40により、制御盤50の底面51が磁力によって吸着される。このことにより、運搬器具分割体1a上に制御盤50を容易かつ確実に保持することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における制御盤運搬器具を示す断面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態における制御盤運搬器具を示す側面図。 図3は、本発明の第1の実施の形態における制御盤運搬器具を示す上面図。 図4は、本発明の第1の実施の形態における制御盤運搬器具の係止手段を示す図。 図5は、本発明の第1の実施の形態における制御盤運搬器具に制御盤を載置した状態を示す上面図。 図6は、本発明の第2の実施の形態における制御盤運搬器具の係止手段を示す図。 図7は、本発明の第2の実施の形態における制御盤運搬器具を示す上面図。 図8は、本発明の第3の実施の形態における制御盤運搬器具を示す上面図。
1 制御盤運搬器具
1a 運搬器具分割体
2 器具本体
3 キャスター
4 中央部
5 側部
6 嵌合穴
7 係止手段
8 突起部
9 摺動体
9a 内周面
10 固定金具
10a 外周面
10b R面取り部
11 係止ばね
12 トグルクランプ
13 ゴム部材
14 アダプタ
14a 第1端部
14b 第2端部
15 受動部材
16 ゴム部材
17 アダプタばね
18 案内板
19 支え金具
20 ナット
30 係合部
31 ナット
32 案内溝
40 マグネットシート
50 制御盤
51 底面
52 取付穴

Claims (6)

  1. エレベータの制御盤の運搬を行う制御盤運搬器具において、
    矩形状の平面を有し、前記制御盤が載置される複数の器具本体と、
    前記各器具本体の下面に取り付けられた複数の車輪と、
    前記各器具本体に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の底面に設けられた取付穴に挿入されて、当該制御盤を係止する複数の係止手段と、
    前記各器具本体の側面に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の側面を押圧自在な押圧手段と、を備え
    前記各器具本体に、前記押圧手段と前記制御盤との間に介在されるアダプタが上下方向移動自在に設けられ、
    前記アダプタは、アダプタ弾性手段により上方へ付勢され、
    前記各器具本体上に前記制御盤を載置する際、前記アダプタが当該制御盤の下方に位置する場合には当該アダプタが当該制御盤により前記器具本体内へ押し込まれることを特徴とする制御盤運搬器具。
  2. 前記各器具本体の上面に複数の嵌合穴が設けられ、
    前記各係止手段は、前記制御盤の前記取付穴に挿入される突起部と、前記突起部の下端に設けられ、前記嵌合穴に嵌合された摺動体と、前記嵌合穴内に設けられ、前記摺動体を上方に向けて付勢する係止弾性手段とを有し、
    前記各器具本体上に前記制御盤を載置した場合、前記各係止手段のうち当該制御盤の前記取付穴に対応する前記係止手段の前記突起部は、当該制御盤の前記取付穴に挿入されて当該制御盤を係止するとともに、残りの前記係止手段の前記突起部は、当該制御盤に押圧されて、前記器具本体の前記嵌合穴内に押し込まれることを特徴とする請求項1に記載の制御盤運搬器具。
  3. 前記係止手段は、前記制御盤の前記取付穴に挿入される突起部と、前記突起部の下端に設けられ、前記器具本体内に延びる係合部とを有し、
    前記各器具本体の上面に、前記係止手段の前記係合部が係合する案内溝が設けられ、
    各係止手段は前記各器具本体の前記案内溝に沿って摺動自在となることを特徴とする請求項1に記載の制御盤運搬器具。
  4. 前記各器具本体は、中央部と、当該中央部の両側に設けられ、下面に前記車輪が取り付けられた一対の側部とを有し、
    前記各側部は、前記中央部に対して前記各器具本体の長手方向に摺動自在であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の制御盤運搬器具。
  5. 前記各器具本体の角部に、水平断面がL字状に形成され、当該器具本体の上方に延びる案内板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の制御盤運搬器具。
  6. エレベータの制御盤の運搬を行う制御盤運搬器具において、
    矩形状の平面を有し、前記制御盤が載置される複数の器具本体と、
    前記各器具本体の下面に取り付けられた複数の車輪と、
    前記各器具本体の上面に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の底面を磁力によって吸着して当該制御盤を保持する磁性手段と、
    前記各器具本体の側面に設けられ、当該器具本体上に載置される前記制御盤の側面を押圧自在な押圧手段と、を備え
    前記各器具本体に、前記押圧手段と前記制御盤との間に介在されるアダプタが上下方向移動自在に設けられ、
    前記アダプタは、アダプタ弾性手段により上方へ付勢され、
    前記各器具本体上に前記制御盤を載置する際、前記アダプタが当該制御盤の下方に位置する場合には当該アダプタが当該制御盤により前記器具本体内へ押し込まれることを特徴とする制御盤運搬器具。
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