JP3721114B2 - 台車及び台車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台車及び台車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パレットに積んだ荷物を、パレット(荷役作業台)ごと載置して運搬するようにした従来の台車には、図24に示すように、パレット92を載置する載置台93と載置台93の下面に取り付けた複数の車輪94とを備えたものがある。
また、他の従来の台車には、図25に示すように、パイプ材等のにより枠状に形成した載置台93と載置台93の下面に取り付けた複数の車輪94とを備え、載置台93の外周縁部に、複数のスットパー片95を上方突設し、載置台93上に、パレットや荷物等の被載置物を載置して、持ち運ぶようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図24に示す従来の台車91は、荷物を載せたパレット92を載置台93に載せた場合、台車61の載置台93に対してパレット92が不測に動くため、パレット92乃至荷物が不安定になり、台車91の載置台93からパレット92がずれて落ちるおそれが大であった。
また、図25に示す従来の台車91についても、載置台93に載せたパレットや荷物等の被載置物が、ストッパー片95間等で、大きくガタ付いたりずれたりするおそれがあり、荷物等を載置台93に安定に保持して持ち運ぶことができなかった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑み、載置台に載せるパレットを、載置台に対して簡単に位置決め固定できるようにして、載置台に載せたパレットが載置台からずれて落ちないようにし、また、載置台上に載せたパレットや荷物等の被載置物を載置台に対して安定に保持できるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決する本発明の技術手段は、パレット等の荷役作業台2を載せる載置台3と、載置台3を移動自在に支持する車輪4とを備えた台車において、載置台3に、パレット等の荷役作業台2のホーク挿入孔16にパレット2の一端側から係脱自在に係合する第1係合爪12と、パレット等の荷役作業台2のホーク挿入孔16にパレット等の荷役作業台2の他端側から係脱自在に係合する第2係合爪21とが設けられ、前記第1係合爪12および第2係合爪21は、前記荷役作業台2を吊り上げたときにこの荷役作業台2に対して装着されたままに保持されるように、鉤形に突出形成されており、少なくとも第2係合爪21は、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持され、第2係合爪21を前記接離方向の接近側に付勢する付勢部材24が設けられている点にある。
【0006】
本発明の他の技術手段は、前記載置台3の下面に固定された一対の保持筒19と、この保持筒19に内嵌保持された一対の支持杆18と前記支持杆18の外端部同士を連結する連結杆22とを備え、前記第2係合爪21は、一対とされていて前記支持杆18の外端部から上側に鉤形に突出されている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記連結杆22に下方突設した取っ手23を有している点にある。
本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪12と第2係合爪21とは、それぞれ一対ずつ設けられ、一対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされ、一対の第2係合爪21は、第2係合爪21同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされている点にある。
【0007】
本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪12と第2係合爪21とが上下方向に移動調整自在とされている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪12が載置台3に固定されている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪12が、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持され、第1係合爪12を前記接離方向の接近側に付勢するバネ等の付勢部材24が設けられている点にある。
【0008】
本発明の他の技術手段は、前記載置台3は細長い長方形状に形成され、載置台3の長手方向の一端部に、前記第1係合爪12が設けられ、他端部に、前記第2係合爪21が設けられている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記車輪4は載置台3の下面に3個以上設けられ、各車輪4は、一直線状に並ばないように、載置台3の下面に配置されている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記載置台3の第2係合爪21側の端部に、ストッパー体41が上方突設されている点にある。
【0009】
本発明の他の技術手段は、台車を、左右一対備え、左右一対の台車が、連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結されている点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に従って説明する。
図1〜図4は本発明の一実施の形態を示している。図1及び図2において、台車1は、パレット等の荷役作業台2を載せる載置台3と、載置台3を移動自在に支持する車輪4とを備える。ここで、載置台3に載置される荷役作業台2とは、図25等に示すパレットの他に、図26に示すように、ホーク挿入孔16を有するパレット体2aにサポート枠2b等を一体に取り付けたものや、図27に示すように、パレット体2aにフレーム枠2cを一体に取り付けたものも含まれ、また、ホーク挿入孔16を有するコンテナやカーゴ等もパレット類として含まれる。要するに、荷役作業台2は、ホーク挿入孔16を有し、フォークリフトを用いて荷役作業に用いられる作業台であればよい。
【0011】
載置台3は、鉄板等により、(前後方向に)細長い長方形状であって水平な板状に形成されている。載置台3は、例えば長手方向の長さが1000mmで幅方向の長さが250mm程度に形成されている。載置台3の幅方向(左右方向)両端に、下方に突出した折曲縁部5が折り曲げ形成されている。
車輪4は縦軸廻りに回転自在のキャスターにより構成され、載置台3の下面の長手方向両側に一対設けられ、各車輪4は載置台3の幅方向中央部に配置され、車輪4により載置台3を安定に支持できるようになっている。
【0012】
載置台3の長手方向一端側に第1係合機構7が設けられ、載置台3の長手方向他端側に第2係合機構8が設けられている。
第1係合機構7は、左右一対の固定杆11と左右一対の第1係合爪12とを一体に有し、左右一対の固定杆11は、載置台3の下面の幅方向両側に、その先端部が載置台3から外方突出すように配置されて、溶接等により載置台3の下面に固定されている。左右一対の第1係合爪12は、固定杆11の外方突出部から上側に鉤形に突出されている。また、一対の固定杆11の外方突出部は連結杆14により一体に連結されている。
【0013】
而して、第1係合爪12は、載置台3上に載せる荷役作業台(パレット)2のホーク挿入孔16に係脱自在に係合するように、載置台3の長手方向の一端部に上方突出状に左右一対設けられ、各第1係合爪12が固定杆11等を介して載置台3の下面に固定されている。
第2係合機構8は、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、一対の支持杆18の外端部から上側に鉤形に突出された左右一対の第2係合爪21と、左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結杆22と、連結杆22に下方突設したコの字状の取っ手23とを有している。左右一対の保持筒19は、載置台3の下面の幅方向両側に配置されて、溶接等により載置台3の下面に固定されている。左右一対の支持杆18は各保持筒19に長手方向摺動自在に内嵌保持されている。載置台3の下面にバネ(付勢部材)24が左右一対設けられ、左右一対のバネ24を、左右一対の支持杆18と載置台3の下面に取り付けた連結片25との間に連結して、左右一対のバネ24により、左右一対の支持杆18をそれぞれ載置台3の長手方向の内方側即ち第1係合爪12側に付勢している。
【0014】
従って、第2係合爪21は、左右一対の第1係合爪12に対向するように、左右一対設けられていて、各第2係合爪21は、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持され、各第2係合爪21をバネ24によってそれぞれ前記接離方向の接近側に付勢している。
上記実施の形態によれば、載置台3に載せた被載置物(パレット等の荷役作業台2)を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機構7(第1係合爪12)と第2係合機構8(第2係合爪21)とにより構成されており、荷役作業台(パレット)2に載せた荷物等を荷役作業台2ごと運搬等する場合には、例えば図3及び図4に示すように2個の台車1を互いに左右方向に離間した状態で、荷役作業台2の下面側に装着すればよい。
【0015】
各台車1の荷役作業台2への装着は、まず、図2に示すように、ホークリフト等によって、荷物等を載せた荷役作業台2を持ち上げておき、この状態で、左右一対の第1係合爪12を荷役作業台2の一端側から荷役作業台2のホーク挿入孔16に係合し、その後、取っ手23を外方に引っ張って、左右一対の支持杆18、連結杆14乃至第2係合爪21を、バネ24に抗して矢印a方向(第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向の離間側)に移動した後、台車1の第2係合爪21側を矢印b方向に持ち上げて、鎖線で示す如く載置台3の上面を荷役作業台2の下面に接当させ、その後、取っ手23の引っ張りを解除すればよく、バネ24により左右一対の第2係合爪21が接離方向の接近側に付勢されて、矢印a方向とは反対側に戻り、左右一対の第2係合爪21が荷役作業台2の他端側から荷役作業台2のホーク挿入孔16に係合する。
【0016】
その結果、台車1の左右一対の第1係合爪12が荷役作業台2の一端側からホーク挿入孔16に係合すると共に、左右一対の第2係合爪21が荷役作業台2の他端側からホーク挿入孔16に係合し、左右一対の第1係合爪12と左右一対の第2係合爪21とで、バネ24の付勢力により荷役作業台2を両側から挟持した状態になって、台車1は荷役作業台2に対して大きくガタ付いたり、ずれたりするおそれもなく確実かつ簡単に装着される。
上記ようにして、図3及び図4に示すように、荷役作業台2に対して2台の台車1を互いに左右方向に離間させて装着することにより、荷役作業台2が2台の台車1の各載置台3上に載置された状態になると共に、左右一対の台車1に対して荷役作業台2が前後及び左右に大きくガタ付いたりずれたりするおそれがなくなり、台車1によって荷役作業台2を安定に支持することができる。従って、台車1によって、荷役作業台2に積んだ荷物等を不測に落下したり、運搬中に大きくガタ付かせたりすることなく、スムーズに運搬することができる。
【0017】
図3に示すように、左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21の離間幅を、荷役作業台2のホーク挿入孔16の左右幅に適合するように設定しておくことにより、荷役作業台2のホーク挿入孔16に対して左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21がホーク挿入孔16の幅方向両端部に位置するように、係合させることができ、これにより、荷役作業台2のホーク挿入孔16に左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21を係合させた状態で、ホーク挿入孔16にホークリフトのホーク29を差し込む際に、各第1係合爪12及び第2係合爪21が邪魔にならないようになすことができ、運搬等に非常に便利である。
【0018】
また、図4に示すように、例えば荷役作業台2のホーク挿入孔16に吊り紐27を通して、吊り下げ用フック28で荷物等を荷役作業台2ごと吊り上げて、倉庫等に積み重ねて保管した場合でも、各台車2は荷役作業台2に対して装着されたままに保持することができるし、その後、再び荷物等を荷役作業台2ごと降ろしても、2台の台車1によって荷役作業台2を載置して安定に支持することができ、荷役作業台2を再度台車1に載置したりする作業を省略することができ、非常に便利である。
【0019】
また、台車1は、前後方向に細長い長方形状に形成しておけばよく、台車1をこれに載置する荷役作業台2の大きさに合わせて、左右の幅を大きく形成する必要がなくなり、各台車1を極力小型化及び軽量化することができ、持ち運びや保管に非常に便利である。
また、台車1で荷役作業台2を支持する場合、左右幅の大きい荷役作業台2に対しては、2台の台車1の左右方向に離間幅を大にすれば、2台の台車1で大きな荷役作業台2を安定に支持することができる。しかも、左右幅の小の荷役作業台2に対しては、2台の台車1を左右方向に離間幅を狭くして装着し、或いは1台の台車1のみを荷役作業台2に装着することにより、荷役作業台2に台車1を装着して、荷役作業台2を簡単かつ確実に支持することができ、台車1の荷役作業台2に対する汎用性が非常に大である。また、左右に長い荷役作業台2や複数の荷役作業台2を左右に連結して、電柱等の長尺物を運搬するような場合でも、台車2を2台又は3台以上使用して、電柱等の長尺物を容易に運搬することも可能になる。
【0020】
図5〜図7は他の実施形態を示し、左右一対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされ、左右一対の第2係合爪21は、第2係合爪21同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされている。また、左右一対の第1係合爪12と左右一対の第2係合爪21とがそれぞれ上下方向に移動調整自在とされている。
即ち、第1係合機構7は、左右一対の固定杆11と、左右一対の第1係合爪12と、固定杆11の外端部同士を連結する連結筒31と、L字状に屈曲した左右一対の取付筒32とを有し、左右一対の固定杆11は載置台3の下面に溶接等により固定されている。左右一対の取付筒32はL字状に屈曲していて、固定筒部32aと支持筒部32bとを有し、左右一対の取付筒32の各固定筒部32aは、連結筒31の左右両側にそれぞれ左右方向摺動自在に内嵌保持されると共に、連結筒31に螺合するユリヤねじやボルト等の締結具33によって、各固定筒部32aが連結筒31に対して着脱自在に固定され、支持筒部32bは固定筒部32aから上方に突出されている。左右一対の第1係合爪12の基部が、取付筒32の支持筒部32bに上下方向摺動自在に内嵌され、取付筒32の支持筒部32bに螺合するユリヤねじやボルト等の締結具34により、第1係合爪12が取付筒32の支持筒部32bに着脱自在に締め付け固定されている。
【0021】
従って、左右一対の取付筒32は締結具33の締弛により、左右方向に移動調整可能であり、この左右一対の取付筒32の移動調整により、左右一対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされている。また、左右一対の第1係合爪21は締結具34の締弛により、上下方向に位置調整自在とされている。
第2係合機構8は、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、左右一対の第2係合爪21と、左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結筒37と、L字状に屈曲した左右一対の取付筒38と、連結筒38に下方突設したコの字状の取っ手23とを有している。
【0022】
左右一対の保持筒19は、載置台3の下面に溶接等により固定されている。左右一対の支持杆18は各保持筒19に長手方向摺動自在に内嵌保持されている。左右一対の支持杆18は、バネ24によって載置台3の長手方向の内方側即ち第1係合爪12側に付勢されている。
そして、前記第1係合機構8の場合と同様に、左右一対の取付筒38はL字状に屈曲していて、固定筒部38aと支持筒部38bとを有し、左右一対の取付筒38の各固定筒部38aは、連結筒37の左右両側にそれぞれ左右方向摺動自在に内嵌保持されると共に、連結筒37に螺合するユリヤねじやボルト等の締結具39によって、各固定筒部38aが連結筒37に対して着脱自在に固定され、支持筒部38bは固定筒部38aから上方に突出されている。左右一対の第2係合爪21の基部が、取付筒38の支持筒部38bに上下方向摺動自在に内嵌され、取付筒38の支持筒部38bに螺合するユリヤねじやボルト等の締結具40により、第2係合爪21が取付筒38の支持筒部38bに着脱自在に締め付け固定されている。
【0023】
従って、前記実施の形態の場合と同様に、第2係合爪21は、左右一対の第1係合爪12に対向するように、左右一対設けられていて、各第2係合爪21は、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持され、各第2係合爪21をバネ24によってそれぞれ前記接離方向の接近側に付勢している。
そして、第1係合機構7の場合と同様に、左右一対の取付筒38は締結具39の締弛により、左右方向に移動調整可能であり、この左右一対の取付筒38の移動調整により、左右一対の第2係合爪21は、第2係合爪21同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされている。また、左右一対の第2係合爪21は締結具40の締弛により、上下方向に位置調整自在とされている。
【0024】
また、載置台3の長手方向の第2係合爪21側の端部に、ストッパー体41が上方突設されている。
上記実施の形態によれば、載置台3に載せた被載置物(荷役作業台2等)を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機構7(第1係合爪12)と第2係合機構8(第2係合爪21)とにより構成されており、前記図1〜図4の実施の形態の場合と同様の作用効果を有すると共に、次のような作用効果を有している。
【0025】
即ち、左右一対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされ、左右一対の第2係合爪21は、第2係合爪21同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされているので、載置して運ぶ荷役作業台2の種類によって荷役作業台2のホーク挿入孔16の左右幅が大きく異なる場合であっても、左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21の離間幅を、ホーク挿入孔16の左右幅に適合するように調整することができる。従って、台車1の荷役作業台2に対する汎用性をさらに増大させることができる。しかも、荷役作業台2のホーク挿入孔16に対して左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21がホーク挿入孔16の幅方向両端部に位置するように、左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21を接離調整することができ、これにより、荷役作業台2のホーク挿入孔16に左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21を係合させた状態で、ホーク挿入孔16にホークリフトのホークを差し込む際に、各第1係合爪12及び第2係合爪21が邪魔にならないようになすことができ、非常に便利である。
【0026】
また、左右一対の第1係合爪12と左右一対の第2係合爪21とが上下方向に移動調整自在とされているので、載置して運ぶ荷役作業台2が、荷役作業台2の種類によって荷役作業台2の下面からホーク挿入孔16までの長さが大きく異なる場合であっても、各第1係合爪12及び第2係合爪21を上下方向に移動調整することにより、各第1係合爪12及び第2係合爪21を荷役作業台2のホーク挿入孔16に適合させることができ、小型から大型までの多くの種類の荷役作業台2を台車1に積んでスムーズに持ち運ぶことができるようになり、台車1の荷役作業台2に対する汎用性をより一層増大させることができる。
【0027】
また、ストッパー体41があるため、載置台3に載せた荷役作業台2が載置台3の第2係合爪21側から長手方向に外方突出するのをストッパー体41で阻止することができ、台車1に載置した荷役作業台2が前後方向等にガタ付くのをより確実に防止できるようになる。
図8は他の実施形態を示し、第1係合爪12についても、第2係合爪21の場合と同様に、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持され、第1係合爪12を前記接離方向の接近側に付勢するバネ24が設けられている。
【0028】
即ち、第1係合機構7は、第2係合機構8と同様に構成されており、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、左右一対の第1係合爪12と、左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結筒37と、L字状に屈曲した左右一対の取付筒38と、連結筒38に下方突設したコの字状の取っ手23とを有し、左右一対の保持筒19は、載置台3の下面に溶接等により固定され、左右一対の支持杆18は各保持筒19に長手方向摺動自在に内嵌保持され、左右一対の支持杆18は、バネ24によって載置台3の長手方向の内端側即ち第2係合爪21側に付勢されている。また、左右一対の取付筒38は締結具39の締弛により、左右方向に移動調整可能であり、これにより、左右一対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされている。また、左右一対の第1係合爪12は締結具40の締弛により、上下方向に位置調整自在とされている。その他の点は前記図5〜図7の実施の形態の場合と同様の構成である。
【0029】
上記実施の形態によれば、載置台3に載せた被載置物(荷役作業台2等)を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機構7(第1係合爪12)と第2係合機構8(第2係合爪21)とにより構成されており、前記図1〜図4の実施の形態の場合及び図5〜図7の実施の形態の場合と同様の作用効果を有すると共に、次のような作用効果を有している。即ち、左右一対の第1係合爪12と左右一対の第2係合爪21との両方を、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移動変更させることができるようになるため、荷役作業台2の前後方向の幅が大きく異なっている場合であっても、各第1係合爪12と第2係合爪21の離間幅を荷役作業台2の前後幅に適合させることができるようになり、前後方向の幅が相当異なる荷役作業台2に対しても、載置台3上に荷役作業台2を確実かつ安定に載せて、第1係合爪12と第2係合爪21とで不測に動かないように確実に係合乃至挟持することができるようになる。
【0030】
図9、図10及び図11は、それぞれ車輪4の個数及び配置を変更した他の実施の形態を示すものであり、図9の場合は、載置台3の下面に車輪4を4個設け、4個の車輪4が載置台3の下面に一直線上に並ばないように、載置台3の長手方向両端部に車輪4を1個ずつ配置すると共に、長手方向中央部に2個の車輪4を左右に離間して配置している。また、図10の場合は、載置台3の下面に車輪4を4個設け、4個の車輪4が載置台3の下面に一直線上に並ばないように、各車輪4をジグザグ状に配置している。また、図11の場合は、載置台3の下面に車輪4を3個設け、載置台3の長手方向の両端部の幅方向一端側に配置し、1個の車輪4を、載置台3の長手方向中央部の幅方向の他端側に配置し、これにより3個の車輪4が載置台3の下面に一直線上に並ばないようにジグザグ状に配置している。その他の点は、前記図1〜図4の実施の形態、図5〜図7の実施の形態又は図7の実施の形態の場合と同様の構成である。
【0031】
図9、図10及び図11の各実施の形態の場合、(前後方向に)細長い長方形状に形成された載置台3に対して、3個以上の車輪4を一直線上に並ばないように配置しており、車輪4によって載置台3を自立させた状態に安定に支持することができ、台車1に対する荷役作業台2の取付けや取外しが容易になる。
図12は他の実施の形態を示し、前記図5〜図7に示す実施の形態における台車1が左右一対備えられ、左右一対の台車1が、前後一対の連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結されている。各連結部材43は、一方の台車1の載置台3から左右方向に突出した連結筒体45と、他方の台車1の載置台3から左右方向に突出した連結杆44とを有し、連結筒体45に対して連結杆46を左右方向摺動自在に内嵌すると共に、連結筒体45に螺合したユリヤねじやボルト等の締結具47により、連結筒体45に対して連結杆46を締め付けて固定しており、締結具47の締弛によって、連結部材43を左右方向に伸縮調整することができ、これにより、左右一対の台車1は、連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結されている。
【0032】
この実施の形態おける台車装置では、使用する荷役作業台2の左右幅に対応して、左右一対の台車1の離間幅を調整して、使用する荷役作業台2に適応させることができ、台車装置の荷役作業台2に対する汎用性を大になし得る。
なお、前記図12の実施の形態では、前記図5〜図7に示す実施の形態における台車1を、前後一対の連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結しているが、これに代え、前記図1〜図3、図7、図8、図9、図10のいずれかに示す台車1を、連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結するようにしてもよいことは、勿論である。さらに、後述する図13及び図14、図15、図16及び図17のいずれかに示す台車1を、連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結するようにしてもよい。
【0033】
図13及び図14は他の実施の形態を示し、載置台3の長手方向の両端部に、鉄板等により構成した板状のガイド体51を下方突設している。これは、台車1を自動倉庫用に使用できるようにしたもので、図14に示すように、自動倉庫のコンベア53上に台車1を配置したとき、左右一対のガイド体51が、コンベア53の左右一対のガイドレール54間に位置しており、台車1がコンベア53の左右方向の一方側に片寄ったときに、ガイド体51の下端部がガイドレール54に接当し、これにより台車1がコンベア53上から外れないように規制するようになっている。なお、各ガイド体51には、第1係合機構7(連結筒31、取付筒32等)又は第2係合機構8(連結筒37、取付筒38、取っ手23等)との干渉をさけるための切り欠き凹部52が形成されている。その他の点は、前記図1〜図4の実施の形態、図5〜図7の実施の形態又は図8の実施の形態の場合と同様の構成である。
【0034】
図15は他の実施の形態を示し、前記ガイド体51を、板材に代えて、コの字状の枠部材又は棒材により構成したものである。その他の点は前記図13及び図14の実施の形態の場合と同様の構成である。
図16及び図17は他の実施の形態を示し、載置台3に載置した被載置物57を、載置台3に対して保持するように両側から着脱自在に挟持する第1挟持体58と第2挟持体59とが設けられ、第1挟持体58は、前記左右一対の第1係合爪12に着脱自在に装着され、第2挟持体59は、前記左右一対の第2係合爪21に着脱自在に装着されている。
【0035】
即ち、第1挟持体58は、左右一対の第1係合爪12に着脱自在に嵌合する左右一対の嵌合筒61と左右一対の嵌合筒61の先端部に固設された挟持板62とを有し、第1挟持体58は左右一対の嵌合筒61を介して左右一対の第1係合爪12に着脱自在に装着可能である。
また、第2挟持体59は、第1挟持体58と同様の構成であって、左右一対の第2係合爪21に着脱自在に嵌合する左右一対の嵌合筒61と左右一対の嵌合筒61の先端部に固設された挟持板62とを有し、第2挟持体59は左右一対の嵌合筒61を介して左右一対の第2係合爪21に着脱自在に装着可能である。その他の点は前記図1及び図2の実施の形態の場合と同様の構成である。なお、ここで、載置台3に載せた被載置物57とは、載置台3に載置したパレット等の荷役作業台2であってもよいし、載置台3にパレット等を介さず直接に載置した荷物その他であってもよい。
【0036】
上記実施の形態では、載置台3に載せた被載置物(荷役作業台2、荷物等)を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機構7(第1係合爪12又は第1挟持体58)と第2係合機構8(第2係合爪21又は第2挟持体59)とにより構成されており、左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21から第1挟持体58及び第2挟持体59を取り外しておくことにより、前記図1及び図2の実施の形態の場合と同様の作用効果を有すると共に、次のような作用効果を奏する。
【0037】
即ち、左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21に第1挟持体58及び第2挟持体59を装着することにより、左右方向に互いに離間して配置した台車1の各載置台3間に跨るように、パレット等を使用することなく直接の載置した荷物等の被載置物57を、(前後)両側から第1挟持体58と第2挟持体59とで挟持することができ、これにより、左右一対の台車1の各載置台3に対して被載置物57を安定に保持することができ、載置台3に載せた荷物等の被載置物57が、載置台3上で大きくガタ付いたりずれたりするのを防止でき、荷物等の被載置物57を載置台3に安定に保持して持ち運ぶことができるようになる。
【0038】
なお、前記図16及び図17の実施の形態では、前記図1及び図2に示す実施の形態における台車1の左右一対の第1係合爪12及び第2係合爪21に、第1挟持体56及び第2挟持体59を着脱自在に装着するようにしているが、これに代え、前記図1及び図2に示す台車1に代えて、前記図5〜図7、図7、図8、図9、図10、図13及び図14、図15、図16及び図17のいずれかに示す台車1の左右一対の第1係合爪12及び第2係合爪21に、第1挟持体58及び第2挟持体59を着脱自在に装着するようにしてもよいことは、勿論である。
【0039】
図18、図19は、前記図16及び図17の実施の形態の変形例を示すものであり、図18の場合は、第1挟持体58及び第2挟持体59の挟持板62を上下方向に高い長方板形に形成したものである。図19の場合は、第1挟持体58及び第2挟持体59の挟持板62をそれぞれ円板形状に形成したものである。
図20及び図21は参考例を示し、前記図1及び図2の実施の形態における左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21に代えて、第1挟持体58及び第2挟持体59を設けたもので、第2挟持体59は、第1挟持体12と第2挟持体21との接離方向に移動自在に保持され、第2挟持体59を前記接離方向の接近側に付勢するバネ(付勢部材)24が設けられ、載置台3に載せた被載置物57を載置台3に対して保持するように、第1挟持体58と第2挟持体59とで、両側から着脱自在に挟持するように構成されている。
【0040】
即ち、第1係合機構7は、左右一対の固定杆11と第1挟持体58とを一体に有し、第1挟持体58は、左右一対の支持体64と、左右一対の支持体64の先端に固設された挟持板62とを一体に有している。左右一対の支持体64は、固定杆11の外方突出部から上側に鉤形に突出されている。
また、第2係合機構8は、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、一対の支持杆18に突設された第2挟持体59と、左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結杆22と、連結杆22に下方突設したコの字状の取っ手23とを有し、第2挟持体59は、支持杆18の外端部から上側に鉤形に突出した左右一対の支持体64と、左右一対の支持体64の先端に固設された挟持板62とを一体に有している。第2挟持体59は、第1挟持体58に対向するように設けられていて、第2挟持体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持され、第2挟持体59をバネ24によってそれぞれ前記接離方向の接近側に付勢している。
【0041】
また、保持筒19に螺合するユリヤねじやボルト等の締結具66によって、各支持杆18が保持筒19に対して着脱自在に固定され、これにより、第2挟持体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動した任意の移動位置で固定できるようになっており、その結果、バネ24の付勢力によって、載置台3に載せた被載置物57を、第1挟持体58と第2挟持体59とで、両側から挟持した状態のときに、締結具66を締め付けことにより、バネ24の弾性によって第1挟持体58と第2挟持体59と離間幅が変動しないように第2挟持体59を固定して、被載置物57を第1挟持体58と第2挟持体59とで両側から挟持した状態に確実に保持できるようにしている。
【0042】
その他の点は前記図1及び図2の実施の形態の場合と同様の構成である。
上記実施の形態によれば、載置台3に載せた被載置物57を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機構7(第1挟持体58)と第2係合機構8(第2挟持体59)とにより構成されており、載置台3にパレット等を使用することなく直接の載置した荷物等の被載置物57を、(前後)両側から第1挟持体58と第2挟持体59とで挟持することができ、これにより、載置台3に対して被載置物57を安定に保持することができ、載置台3に載せた荷物等の被載置物57が、載置台3上で大きくガタ付いたりずれたりするのを防止できる。しかも、この状態で締結具66を締め付けることにより、被載置物57を第1挟持体58と第2挟持体59とで両側から挟持した状態に確実に保持することができ、荷物等の被載置物57を載置台63に安定に保持して持ち運ぶことができるようになる。
【0043】
図22及び図23は参考例を示し、前記図8の実施の形態における左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21に代えて、第1挟持体58及び第2挟持体59を設けたもので、第2挟持体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持され、第2挟持体59を前記接離方向の接近側に付勢するバネ24が設けられ、第1挟持体58についても、第2挟持体59の場合と同様に、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持され、第1挟持体58を前記接離方向の接近側に付勢するバネ24が設けられ、載置台3に載せた被載置物57を載置台3に対して保持するように、第1挟持体58と第2挟持体59とで、両側から着脱自在に挟持するように構成されている。
【0044】
即ち、第2係合機構8は、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、左右一対の支持杆18に突設された第2挟持体59と、左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結杆22と、連結杆22に下方突設したコの字状の取っ手23とを有し、第2挟持体59は、左右一対の支持杆18の外端部から上側に鉤形に突出された左右一対の支持体64と、左右一対の支持体64の先端に固設された挟持板62とを一体に有している。第2挟持体59は、第1挟持体58に対向するように設けられていて、第2挟持体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持され、第2挟持体59をバネ24によってそれぞれ前記接離方向の接近側に付勢している。
【0045】
また、第1係合機構7は、第2係合機構8と同様に構成されており、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、第1挟持体58と、左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結筒37と、L字状に屈曲した左右一対の取付筒38と、連結筒38に下方突設したコの字状の取っ手23とを有し、第1挟持体58は、左右一対の支持杆18の外端部から上側に鉤形に突出された左右一対の支持体64と、左右一対の支持体64の先端に固設された挟持板62とを一体に有している。第1挟持体58は、第2挟持体59に対向するように設けられていて、第1挟持体58は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持され、第1挟持体58をバネ24によってそれぞれ前記接離方向の接近側に付勢している。
【0046】
また、第1係合機構7及び第2係合機構8において、各保持筒19に螺合するユリヤねじやボルト等の締結具66によって、各支持杆18が保持筒19に対して着脱自在に固定され、これにより、第1挟持体58及び第2挟持体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動した任意の移動位置で固定できるようになっており、その結果、バネ24の付勢力によって、載置台3に載せた被載置物57を、第1挟持体58と第2挟持体59とで、両側から挟持した状態のときに、締結具66を締め付けことにより、バネ24の弾性によって第1挟持体58と第2挟持体59と離間幅が変動しないように第1挟持体58及び第2挟持体59を固定して、被載置物57を第1挟持体58と第2挟持体59とで両側から挟持した状態に確実に保持できるようにしている。
【0047】
その他の点は前記図8の実施の形態の場合と同様の構成である。
上記実施の形態によれば、載置台3に載せた被載置物57を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機構7(第1挟持体58)と第2係合機構8(第2挟持体59)とにより構成されており、前記図20及び図21の参考例の場合と同様の作用効果を有すると共に、次のような作用効果を有している。即ち、第1挟持体58と第2挟持体59との両方を、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動変更させることができるようになるため、載置台3に載置する荷物等の被載置物の前後方向の幅が大きく異なっている場合であっても、第1挟持体58と第2挟持体59の離間幅を被載置物57の前後幅に適合させることができるようになり、前後方向の幅が相当異なる被載置物57に対しても、載置台3上に被載置物57を確実かつ安定に載せて、第1挟持体58と第2挟持体59とで不測に動かないように安定に保持することができるようになる。
【0048】
なお、前記実施の形態では、車輪4をキャスターにより構成しているが、これに代え、車輪4を、空気入りタイヤを有する車輪その他の車輪で構成するようにしてもよく、車輪4を空気入りタイヤを有する車輪で構成した場合には、柔軟な地道でも台車1をスムーズに走行させることができるようになる。
また、前記実施の形態では、載置台3は、鉄板等により細長い長方板形状に形成されているが、載置台3はこのようなものに限定されず、載置台3は荷役作業台2を載置できる構造のものであればよく、例えば丸パイプ等により矩形の枠状、骨状乃至格子状に形成したものであってもよい。
【0049】
また、前記実施の形態では、載置台3の下面にバネ24を左右一対設け、左右一対のバネ24を、左右一対の支持杆18と載置台3の下面との間に連結して、各バネ24により、支持杆18を介して第2係合爪21を第1係合爪12側に付勢するようにしているが、これに代え、図1に鎖線で示すように、第2係合機構8の連結杆22と載置台3の下面との間に連結し、この1個のバネ24により連結杆22を介して第2係合爪21を第1係合爪12側に付勢するようにしてもよく、要するに、第2係合爪21を第1係合爪12に接近させる方向に付勢するバネ24があればよい。
【0050】
また、前記実施の形態では、第1係合爪12(第1挟持体58)又は第2係合爪21(第2挟持体59)を、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向の接近側に付勢する付勢部材として、バネ24を使用しているが、バネ24に代えて、ゴム等の弾性体、伸縮動作するシリンダ等のアクチュエータその他を使用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、第1係合爪12及び第2係合爪21を左右一対ずつ設けているが、第1係合爪12及び第2係合爪21の個数はこれに限定されず、第1係合爪12又は第2係合爪21を3個以上設けるようにしてもよいし、第1係合爪12及び第2係合爪21を1個ずつ設けるようにしてもよい。また、この場合、第1係合爪12及び第2係合爪21を左右方向に幅の広い板状にもので形成するようにしてもよい。さらに、第1係合爪12及び第2係合爪21を支持する位置は、載置台3の下面側に限定されず、例えば載置台3に上面側に、第1係合爪12及び第2係合爪21を設けるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、載置台3に載せたパレット等の荷役作業台2や荷物等の被載置物57を、載置台3に対して簡単に位置決め固定して、荷役作業台2や被載置物57を載置台3に対して安定に保持することができ、荷物等を容易かつスムーズに運搬することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す台車の底面図である。
【図2】 同パレットに台車を装着する工程を示す側面図である。
【図3】 同パレットに台車を装着した状態を示す正面図である。
【図4】 同台車に載置したパレットを吊り下げる状態を示す正面図である。
【図5】 他の実施形態を示す台車の底面図である。
【図6】 同パレットに台車を装着する工程を示す側面図である。
【図7】 同台車の正面図である。
【図8】 同他の実施形態を示す底面図である。
【図9】 他の実施の形態を示す台車の平面図である。
【図10】 他の実施の形態を示す台車の平面図である。
【図11】 他の実施の形態を示す台車の平面図である。
【図12】 他の実施の形態を示す台車装置の平面図である。
【図13】 他の実施の形態を示す台車の正面図である。
【図14】 他の実施の形態を示す台車の側面図である。
【図15】 他の実施の形態を示す台車の正面図である。
【図16】 他の実施の形態を示す台車の側面図である。
【図17】 同第1挟持体又は第2挟持体を示す斜視図である。
【図18】 他の実施の形態を示す第1挟持体又は第2挟持体の正面図である。
【図19】 他の実施の形態を示す第1挟持体又は第2挟持体の正面図である。
【図20】 参考例を示す台車の側面図である。
【図21】 同台車の台車の底面図である。
【図22】 参考例を示す台車の側面図である。
【図23】 同台車の台車の底面図である。
【図24】 従来例を示す台車の斜視図である。
【図25】 他の従来例を示す台車の斜視図である。
【図26】 荷役作業台の例を示す斜視図である。
【図27】 荷役作業台の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 台車
2 パレット(荷役作業台)
3 載置台
4 車輪
12 第1係合爪
21 第2係合爪
24 バネ(付勢部材)
43 連結部材
58 第1挟持体
59 第2挟持体

Claims (12)

  1. パレット等の荷役作業台(2)を載せる載置台(3)と、載置台(3)を移動自在に支持する車輪(4)とを備えた台車において、
    載置台(3)に、パレット等の荷役作業台(2)のホーク挿入孔(16)にパレット(2)の一端側から係脱自在に係合する第1係合爪(12)と、パレット等の荷役作業台(2)のホーク挿入孔(16)にパレット等の荷役作業台(2)の他端側から係脱自在に係合する第2係合爪(21)とが設けられ、
    前記第1係合爪(12)および第2係合爪(21)は、前記荷役作業台(2)を吊り上げたときにこの荷役作業台(2)に対して装着されたままに保持されるように、鉤形に突出形成されており、
    少なくとも第2係合爪(21)は、第1係合爪(12)と第2係合爪(21)との接離方向に移動自在に保持され、第2係合爪(21)を前記接離方向の接近側に付勢する付勢部材(24)が設けられていることを特徴とする台車。
  2. 前記載置台(3)の下面に固定された一対の保持筒(19)と、この保持筒(19)に内嵌保持された一対の支持杆(18)と、前記支持杆(18)の外端部同士を連結する連結杆(22)とを備え、前記第2係合爪(21)は、一対とされていて前記支持杆(18)の外端部から上側に鉤形に突出されていることを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記連結杆(22)に下方突設した取っ手(23)を有していることを特徴とする請求項2に記載の台車。
  4. 前記第1係合爪(12)と第2係合爪(21)とは、それぞれ一対ずつ設けられ、一対の第1係合爪(12)は、第1係合爪(12)同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされ、一対の第2係合爪(21)は、第2係合爪(21)同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の台車。
  5. 前記第1係合爪(12)と第2係合爪(21)とが上下方向に移動調整自在とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の台車。
  6. 前記第1係合爪(12)が載置台(3)に固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の台車。
  7. 前記第1係合爪(12)が、第1係合爪(12)と第2係合爪(21)との接離方向に移動自在に保持され、第1係合爪(12)を前記接離方向の接近側に付勢する付勢部材(24)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の台車。
  8. 前記載置台(3)は細長い長方形状に形成され、載置台(3)の長手方向の一端部に、前記第1係合爪(12)が設けられ、他端部に、前記第2係合爪(21)が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の台車。
  9. 前記車輪(4)は載置台(3)の下面に3個以上設けられ、各車輪(4)は、一直線状に並ばないように、載置台(3)の下面に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の台車。
  10. 前記載置台(3)の第2係合爪(21)側の端部に、ストッパー体(41)が上方突設されていることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の台車。
  11. 載置台(3)に載せた被載置物を、載置台(3)に対して保持するように両側から着脱自在に挟持する第1挟持体(58)と第2挟持体(59)とが設けられ、第1挟持体(58)は、前記第1係合爪(12)に着脱自在に装着され、第2挟持体(59)は、前記第2係合爪(21)に着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の台車。
  12. 前記請求項1〜11のいずれかに記載の台車を、左右一対備え、左右一対の台車が、連結部材(43)により左右方向に接離調整自在に連結されていることを特徴とする台車装置。
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