JP2003127862A - 台車及び台車装置 - Google Patents

台車及び台車装置

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JP2003127862A JP2001324187A JP2001324187A JP2003127862A JP 2003127862 A JP2003127862 A JP 2003127862A JP 2001324187 A JP2001324187 A JP 2001324187A JP 2001324187 A JP2001324187 A JP 2001324187A JP 2003127862 A JP2003127862 A JP 2003127862A
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茂弘 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置台に載せるパレットを、載置台に対して
簡単に位置決め固定できるようにする。 【解決手段】 載置台3と、載置台3を移動自在に支持
する車輪4とを備えた台車において、載置台3に載せた
被載置物を、載置台3に対して安定に保持するように係
脱自在に係止する係止手段21が設けられている。ま
た、載置台3に、荷役作業台2のホーク挿入孔16に荷
役作業台2の一端側から係脱自在に係合する第1係合爪
12と、荷役作業台2のホーク挿入孔16に荷役作業台
2の他端側から係脱自在に係合する第2係合爪21とが
設けられ、少なくとも第2合爪21は、第1係合爪12
と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持され、
第2係合爪21を前記接離方向の接近側に付勢する付勢
部材24が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台車及び台車装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パレットに積んだ荷物を、パレ
ット(荷役作業台)ごと載置して運搬するようにした従
来の台車には、図24に示すように、パレット92を載
置する載置台93と載置台93の下面に取り付けた複数
の車輪94とを備えたものがある。また、他の従来の台
車には、図25に示すように、パイプ材等のにより枠状
に形成した載置台93と載置台93の下面に取り付けた
複数の車輪94とを備え、載置台93の外周縁部に、複
数のスットパー片95を上方突設し、載置台93上に、
パレットや荷物等の被載置物を載置して、持ち運ぶよう
にしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図24に示す
従来の台車91は、荷物を載せたパレット92を載置台
93に載せた場合、台車61の載置台93に対してパレ
ット92が不測に動くため、パレット92乃至荷物が不
安定になり、台車91の載置台93からパレット92が
ずれて落ちるおそれが大であった。また、図25に示す
従来の台車91についても、載置台93に載せたパレッ
トや荷物等の被載置物が、ストッパー片95間等で、大
きくガタ付いたりずれたりするおそれがあり、荷物等を
載置台93に安定に保持して持ち運ぶことができなかっ
た。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、載置台に載せ
るパレットを、載置台に対して簡単に位置決め固定でき
るようにして、載置台に載せたパレットが載置台からず
れて落ちないようにし、また、載置台上に載せたパレッ
トや荷物等の被載置物を載置台に対して安定に保持でき
るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
る本発明の技術手段は、載置台3と、載置台3を移動自
在に支持する車輪4とを備えた台車において、載置台3
に載せたパレット等の荷役作業台や荷物等の被載置物
を、載置台3に対して安定に保持するように係脱自在に
係止する係止手段21が設けられている点にある。本発
明の他の技術手段は、パレット等の荷役作業台2を載せ
る載置台3と、載置台3を移動自在に支持する車輪4と
を備えた台車において、載置台3に、パレット等の荷役
作業台2のホーク挿入孔16にパレット等の荷役作業台
2の一端側から係脱自在に係合する第1係合爪12と、
パレット等の荷役作業台2のホーク挿入孔16にパレッ
ト等の荷役作業台2の他端側から係脱自在に係合する第
2係合爪21とが設けられ、少なくとも第2合爪21
は、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移
動自在に保持され、第2係合爪21を前記接離方向の接
近側に付勢するバネ等の付勢部材24が設けられている
点にある。
【0006】本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪
12と第2係合爪21とは、それぞれ一対ずつ設けら
れ、一対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離
間幅を変更できるように接離調整自在とされ、一対の第
2係合爪21は、第2係合爪21同士の離間幅を変更で
きるように接離調整自在とされている点にある。本発明
の他の技術手段は、前記第1係合爪12と第2係合爪2
1とが上下方向に移動調整自在とされている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪12が載置台
3に固定されている点にある。
【0007】本発明の他の技術手段は、前記第1係合爪
12が、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向
に移動自在に保持され、第1係合爪12を前記接離方向
の接近側に付勢するバネ等の付勢部材24が設けられて
いる点にある。本発明の他の技術手段は、前記載置台3
は細長い長方形状に形成され、載置台3の長手方向の一
端部に、前記第1係合爪12が設けられ、他端部に、前
記第2係合爪21が設けられている点にある。本発明の
他の技術手段は、前記車輪4は載置台3の下面に3個以
上設けられ、各車輪4は、一直線状に並ばないように、
載置台3の下面に配置されている点にある。
【0008】本発明の他の技術手段は、前記載置台3の
第2係合爪21側の端部に、ストッパー体41が上方突
設されている点にある。本発明の他の技術手段は、載置
台3に載せた被載置物を、載置台3に対して保持するよ
うに両側から着脱自在に挟持する第1挟持体58と第2
挟持体59とが設けられ、第1挟持体58は、前記第1
係合爪12に着脱自在に装着され、第2挟持体59は、
前記第2係合爪21に着脱自在に装着されている点にあ
る。本発明の他の技術手段は、載置台3と、載置台3を
移動自在に支持する車輪4とを備えた台車において、載
置台3に載せた被載置物を、載置台3に対して保持する
ように両側から着脱自在に挟持する第1挟持体58と第
2挟持体59とが設けられ、少なくとも第2挟持体59
は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移
動自在に保持され、第2挟持体59を前記接離方向の接
近側に付勢する付勢部材24が設けられている点にあ
る。
【0009】本発明の他の技術手段は、台車を、左右一
対備え、左右一対の台車が、連結部材43により左右方
向に接離調整自在に連結されている点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に従って説明する。図1〜図4は本発明の一実施の形態
を示している。図1及び図2において、台車1は、パレ
ット等の荷役作業台2を載せる載置台3と、載置台3を
移動自在に支持する車輪4とを備える。ここで、載置台
3に載置される荷役作業台2とは、図25等に示すパレ
ットの他に、図26に示すように、ホーク挿入孔16を
有するパレット体2aにサポート枠2b等を一体に取り
付けたものや、図27に示すように、パレット体2aに
フレーム枠2cを一体に取り付けたものも含まれ、ま
た、ホーク挿入孔16を有するコンテナやカーゴ等もパ
レット類として含まれる。要するに、荷役作業台2は、
ホーク挿入孔16を有し、フォークリフトを用いて荷役
作業に用いられる作業台であればよい。
【0011】載置台3は、鉄板等により、(前後方向
に)細長い長方形状であって水平な板状に形成されてい
る。載置台3は、例えば長手方向の長さが1000mm
で幅方向の長さが250mm程度に形成されている。載
置台3の幅方向(左右方向)両端に、下方に突出した折
曲縁部5が折り曲げ形成されている。車輪4は縦軸廻り
に回転自在のキャスターにより構成され、載置台3の下
面の長手方向両側に一対設けられ、各車輪4は載置台3
の幅方向中央部に配置され、車輪4により載置台3を安
定に支持できるようになっている。
【0012】載置台3の長手方向一端側に第1係合機構
7が設けられ、載置台3の長手方向他端側に第2係合機
構8が設けられている。第1係合機構7は、左右一対の
固定杆11と左右一対の第1係合爪12とを一体に有
し、左右一対の固定杆11は、載置台3の下面の幅方向
両側に、その先端部が載置台3から外方突出すように配
置されて、溶接等により載置台3の下面に固定されてい
る。左右一対の第1係合爪12は、固定杆11の外方突
出部から上側に鉤形に突出されている。また、一対の固
定杆11の外方突出部は連結杆14により一体に連結さ
れている。
【0013】而して、第1係合爪12は、載置台3上に
載せる荷役作業台(パレット)2のホーク挿入孔16に
係脱自在に係合するように、載置台3の長手方向の一端
部に上方突出状に左右一対設けられ、各第1係合爪12
が固定杆11等を介して載置台3の下面に固定されてい
る。第2係合機構8は、左右一対の支持杆18と、左右
一対の保持筒19と、一対の支持杆18の外端部から上
側に鉤形に突出された左右一対の第2係合爪21と、左
右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結杆22
と、連結杆22に下方突設したコの字状の取っ手23と
を有している。左右一対の保持筒19は、載置台3の下
面の幅方向両側に配置されて、溶接等により載置台3の
下面に固定されている。左右一対の支持杆18は各保持
筒19に長手方向摺動自在に内嵌保持されている。載置
台3の下面にバネ(付勢部材)24が左右一対設けら
れ、左右一対のバネ24を、左右一対の支持杆18と載
置台3の下面に取り付けた連結片25との間に連結し
て、左右一対のバネ24により、左右一対の支持杆18
をそれぞれ載置台3の長手方向の内方側即ち第1係合爪
12側に付勢している。
【0014】従って、第2係合爪21は、左右一対の第
1係合爪12に対向するように、左右一対設けられてい
て、各第2係合爪21は、第1係合爪12と第2係合爪
21との接離方向に移動自在に保持され、各第2係合爪
21をバネ24によってそれぞれ前記接離方向の接近側
に付勢している。上記実施の形態によれば、載置台3に
載せた被載置物(パレット等の荷役作業台2)を、載置
台3に対して安定に保持するように係脱自在に係止する
係止手段が、第1係合機構7(第1係合爪12)と第2
係合機構8(第2係合爪21)とにより構成されてお
り、荷役作業台(パレット)2に載せた荷物等を荷役作
業台2ごと運搬等する場合には、例えば図3及び図4に
示すように2個の台車1を互いに左右方向に離間した状
態で、荷役作業台2の下面側に装着すればよい。
【0015】各台車1の荷役作業台2への装着は、ま
ず、図2に示すように、ホークリフト等によって、荷物
等を載せた荷役作業台2を持ち上げておき、この状態
で、左右一対の第1係合爪12を荷役作業台2の一端側
から荷役作業台2のホーク挿入孔16に係合し、その
後、取っ手23を外方に引っ張って、左右一対の支持杆
18、連結杆14乃至第2係合爪21を、バネ24に抗
して矢印a方向(第1係合爪12と第2係合爪21との
接離方向の離間側)に移動した後、台車1の第2係合爪
21側を矢印b方向に持ち上げて、鎖線で示す如く載置
台3の上面を荷役作業台2の下面に接当させ、その後、
取っ手23の引っ張りを解除すればよく、バネ24によ
り左右一対の第2係合爪21が接離方向の接近側に付勢
されて、矢印a方向とは反対側に戻り、左右一対の第2
係合爪21が荷役作業台2の他端側から荷役作業台2の
ホーク挿入孔16に係合する。
【0016】その結果、台車1の左右一対の第1係合爪
12が荷役作業台2の一端側からホーク挿入孔16に係
合すると共に、左右一対の第2係合爪21が荷役作業台
2の他端側からホーク挿入孔16に係合し、左右一対の
第1係合爪12と左右一対の第2係合爪21とで、バネ
24の付勢力により荷役作業台2を両側から挟持した状
態になって、台車1は荷役作業台2に対して大きくガタ
付いたり、ずれたりするおそれもなく確実かつ簡単に装
着される。上記ようにして、図3及び図4に示すよう
に、荷役作業台2に対して2台の台車1を互いに左右方
向に離間させて装着することにより、荷役作業台2が2
台の台車1の各載置台3上に載置された状態になると共
に、左右一対の台車1に対して荷役作業台2が前後及び
左右に大きくガタ付いたりずれたりするおそれがなくな
り、台車1によって荷役作業台2を安定に支持すること
ができる。従って、台車1によって、荷役作業台2に積
んだ荷物等を不測に落下したり、運搬中に大きくガタ付
かせたりすることなく、スムーズに運搬することができ
る。
【0017】図3に示すように、左右一対の第1係合爪
12及び左右一対の第2係合爪21の離間幅を、荷役作
業台2のホーク挿入孔16の左右幅に適合するように設
定しておくことにより、荷役作業台2のホーク挿入孔1
6に対して左右一対の第1係合爪12及び左右一対の第
2係合爪21がホーク挿入孔16の幅方向両端部に位置
するように、係合させることができ、これにより、荷役
作業台2のホーク挿入孔16に左右一対の第1係合爪1
2及び左右一対の第2係合爪21を係合させた状態で、
ホーク挿入孔16にホークリフトのホーク29を差し込
む際に、各第1係合爪12及び第2係合爪21が邪魔に
ならないようになすことができ、運搬等に非常に便利で
ある。
【0018】また、図4に示すように、例えば荷役作業
台2のホーク挿入孔16に吊り紐27を通して、吊り下
げ用フック28で荷物等を荷役作業台2ごと吊り上げ
て、倉庫等に積み重ねて保管した場合でも、各台車2は
荷役作業台2に対して装着されたままに保持することが
できるし、その後、再び荷物等を荷役作業台2ごと降ろ
しても、2台の台車1によって荷役作業台2を載置して
安定に支持することができ、荷役作業台2を再度台車1
に載置したりする作業を省略することができ、非常に便
利である。
【0019】また、台車1は、前後方向に細長い長方形
状に形成しておけばよく、台車1をこれに載置する荷役
作業台2の大きさに合わせて、左右の幅を大きく形成す
る必要がなくなり、各台車1を極力小型化及び軽量化す
ることができ、持ち運びや保管に非常に便利である。ま
た、台車1で荷役作業台2を支持する場合、左右幅の大
きい荷役作業台2に対しては、2台の台車1の左右方向
に離間幅を大にすれば、2台の台車1で大きな荷役作業
台2を安定に支持することができる。しかも、左右幅の
小の荷役作業台2に対しては、2台の台車1を左右方向
に離間幅を狭くして装着し、或いは1台の台車1のみを
荷役作業台2に装着することにより、荷役作業台2に台
車1を装着して、荷役作業台2を簡単かつ確実に支持す
ることができ、台車1の荷役作業台2に対する汎用性が
非常に大である。また、左右に長い荷役作業台2や複数
の荷役作業台2を左右に連結して、電柱等の長尺物を運
搬するような場合でも、台車2を2台又は3台以上使用
して、電柱等の長尺物を容易に運搬することも可能にな
る。
【0020】図5〜図7は他の実施形態を示し、左右一
対の第1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を
変更できるように接離調整自在とされ、左右一対の第2
係合爪21は、第2係合爪21同士の離間幅を変更でき
るように接離調整自在とされている。また、左右一対の
第1係合爪12と左右一対の第2係合爪21とがそれぞ
れ上下方向に移動調整自在とされている。即ち、第1係
合機構7は、左右一対の固定杆11と、左右一対の第1
係合爪12と、固定杆11の外端部同士を連結する連結
筒31と、L字状に屈曲した左右一対の取付筒32とを
有し、左右一対の固定杆11は載置台3の下面に溶接等
により固定されている。左右一対の取付筒32はL字状
に屈曲していて、固定筒部32aと支持筒部32bとを
有し、左右一対の取付筒32の各固定筒部32aは、連
結筒31の左右両側にそれぞれ左右方向摺動自在に内嵌
保持されると共に、連結筒31に螺合するユリヤねじや
ボルト等の締結具33によって、各固定筒部32aが連
結筒31に対して着脱自在に固定され、支持筒部32b
は固定筒部32aから上方に突出されている。左右一対
の第1係合爪12の基部が、取付筒32の支持筒部32
bに上下方向摺動自在に内嵌され、取付筒32の支持筒
部32bに螺合するユリヤねじやボルト等の締結具34
により、第1係合爪12が取付筒32の支持筒部32b
に着脱自在に締め付け固定されている。
【0021】従って、左右一対の取付筒32は締結具3
3の締弛により、左右方向に移動調整可能であり、この
左右一対の取付筒32の移動調整により、左右一対の第
1係合爪12は、第1係合爪12同士の離間幅を変更で
きるように接離調整自在とされている。また、左右一対
の第1係合爪21は締結具34の締弛により、上下方向
に位置調整自在とされている。第2係合機構8は、左右
一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19と、左右一
対の第2係合爪21と、左右一対の支持杆18の外端部
同士を連結する連結筒37と、L字状に屈曲した左右一
対の取付筒38と、連結筒38に下方突設したコの字状
の取っ手23とを有している。
【0022】左右一対の保持筒19は、載置台3の下面
に溶接等により固定されている。左右一対の支持杆18
は各保持筒19に長手方向摺動自在に内嵌保持されてい
る。左右一対の支持杆18は、バネ24によって載置台
3の長手方向の内方側即ち第1係合爪12側に付勢され
ている。そして、前記第1係合機構8の場合と同様に、
左右一対の取付筒38はL字状に屈曲していて、固定筒
部38aと支持筒部38bとを有し、左右一対の取付筒
38の各固定筒部38aは、連結筒37の左右両側にそ
れぞれ左右方向摺動自在に内嵌保持されると共に、連結
筒37に螺合するユリヤねじやボルト等の締結具39に
よって、各固定筒部38aが連結筒37に対して着脱自
在に固定され、支持筒部38bは固定筒部38aから上
方に突出されている。左右一対の第2係合爪21の基部
が、取付筒38の支持筒部38bに上下方向摺動自在に
内嵌され、取付筒38の支持筒部38bに螺合するユリ
ヤねじやボルト等の締結具40により、第2係合爪21
が取付筒38の支持筒部38bに着脱自在に締め付け固
定されている。
【0023】従って、前記実施の形態の場合と同様に、
第2係合爪21は、左右一対の第1係合爪12に対向す
るように、左右一対設けられていて、各第2係合爪21
は、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方向に移
動自在に保持され、各第2係合爪21をバネ24によっ
てそれぞれ前記接離方向の接近側に付勢している。そし
て、第1係合機構7の場合と同様に、左右一対の取付筒
38は締結具39の締弛により、左右方向に移動調整可
能であり、この左右一対の取付筒38の移動調整によ
り、左右一対の第2係合爪21は、第2係合爪21同士
の離間幅を変更できるように接離調整自在とされてい
る。また、左右一対の第2係合爪21は締結具40の締
弛により、上下方向に位置調整自在とされている。
【0024】また、載置台3の長手方向の第2係合爪2
1側の端部に、ストッパー体41が上方突設されてい
る。上記実施の形態によれば、載置台3に載せた被載置
物(荷役作業台2等)を、載置台3に対して安定に保持
するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合機
構7(第1係合爪12)と第2係合機構8(第2係合爪
21)とにより構成されており、前記図1〜図4の実施
の形態の場合と同様の作用効果を有すると共に、次のよ
うな作用効果を有している。
【0025】即ち、左右一対の第1係合爪12は、第1
係合爪12同士の離間幅を変更できるように接離調整自
在とされ、左右一対の第2係合爪21は、第2係合爪2
1同士の離間幅を変更できるように接離調整自在とされ
ているので、載置して運ぶ荷役作業台2の種類によって
荷役作業台2のホーク挿入孔16の左右幅が大きく異な
る場合であっても、左右一対の第1係合爪12及び左右
一対の第2係合爪21の離間幅を、ホーク挿入孔16の
左右幅に適合するように調整することができる。従っ
て、台車1の荷役作業台2に対する汎用性をさらに増大
させることができる。しかも、荷役作業台2のホーク挿
入孔16に対して左右一対の第1係合爪12及び左右一
対の第2係合爪21がホーク挿入孔16の幅方向両端部
に位置するように、左右一対の第1係合爪12及び左右
一対の第2係合爪21を接離調整することができ、これ
により、荷役作業台2のホーク挿入孔16に左右一対の
第1係合爪12及び左右一対の第2係合爪21を係合さ
せた状態で、ホーク挿入孔16にホークリフトのホーク
を差し込む際に、各第1係合爪12及び第2係合爪21
が邪魔にならないようになすことができ、非常に便利で
ある。
【0026】また、左右一対の第1係合爪12と左右一
対の第2係合爪21とが上下方向に移動調整自在とされ
ているので、載置して運ぶ荷役作業台2が、荷役作業台
2の種類によって荷役作業台2の下面からホーク挿入孔
16までの長さが大きく異なる場合であっても、各第1
係合爪12及び第2係合爪21を上下方向に移動調整す
ることにより、各第1係合爪12及び第2係合爪21を
荷役作業台2のホーク挿入孔16に適合させることがで
き、小型から大型までの多くの種類の荷役作業台2を台
車1に積んでスムーズに持ち運ぶことができるようにな
り、台車1の荷役作業台2に対する汎用性をより一層増
大させることができる。
【0027】また、ストッパー体41があるため、載置
台3に載せた荷役作業台2が載置台3の第2係合爪21
側から長手方向に外方突出するのをストッパー体41で
阻止することができ、台車1に載置した荷役作業台2が
前後方向等にガタ付くのをより確実に防止できるように
なる。図8は他の実施形態を示し、第1係合爪12につ
いても、第2係合爪21の場合と同様に、第1係合爪1
2と第2係合爪21との接離方向に移動自在に保持さ
れ、第1係合爪12を前記接離方向の接近側に付勢する
バネ24が設けられている。
【0028】即ち、第1係合機構7は、第2係合機構8
と同様に構成されており、左右一対の支持杆18と、左
右一対の保持筒19と、左右一対の第1係合爪12と、
左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結筒3
7と、L字状に屈曲した左右一対の取付筒38と、連結
筒38に下方突設したコの字状の取っ手23とを有し、
左右一対の保持筒19は、載置台3の下面に溶接等によ
り固定され、左右一対の支持杆18は各保持筒19に長
手方向摺動自在に内嵌保持され、左右一対の支持杆18
は、バネ24によって載置台3の長手方向の内端側即ち
第2係合爪21側に付勢されている。また、左右一対の
取付筒38は締結具39の締弛により、左右方向に移動
調整可能であり、これにより、左右一対の第1係合爪1
2は、第1係合爪12同士の離間幅を変更できるように
接離調整自在とされている。また、左右一対の第1係合
爪12は締結具40の締弛により、上下方向に位置調整
自在とされている。その他の点は前記図5〜図7の実施
の形態の場合と同様の構成である。
【0029】上記実施の形態によれば、載置台3に載せ
た被載置物(荷役作業台2等)を、載置台3に対して安
定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、第
1係合機構7(第1係合爪12)と第2係合機構8(第
2係合爪21)とにより構成されており、前記図1〜図
4の実施の形態の場合及び図5〜図7の実施の形態の場
合と同様の作用効果を有すると共に、次のような作用効
果を有している。即ち、左右一対の第1係合爪12と左
右一対の第2係合爪21との両方を、第1係合爪12と
第2係合爪21との接離方向に移動変更させることがで
きるようになるため、荷役作業台2の前後方向の幅が大
きく異なっている場合であっても、各第1係合爪12と
第2係合爪21の離間幅を荷役作業台2の前後幅に適合
させることができるようになり、前後方向の幅が相当異
なる荷役作業台2に対しても、載置台3上に荷役作業台
2を確実かつ安定に載せて、第1係合爪12と第2係合
爪21とで不測に動かないように確実に係合乃至挟持す
ることができるようになる。
【0030】図9、図10及び図11は、それぞれ車輪
4の個数及び配置を変更した他の実施の形態を示すもの
であり、図9の場合は、載置台3の下面に車輪4を4個
設け、4個の車輪4が載置台3の下面に一直線上に並ば
ないように、載置台3の長手方向両端部に車輪4を1個
ずつ配置すると共に、長手方向中央部に2個の車輪4を
左右に離間して配置している。また、図10の場合は、
載置台3の下面に車輪4を4個設け、4個の車輪4が載
置台3の下面に一直線上に並ばないように、各車輪4を
ジグザグ状に配置している。また、図11の場合は、載
置台3の下面に車輪4を3個設け、載置台3の長手方向
の両端部の幅方向一端側に配置し、1個の車輪4を、載
置台3の長手方向中央部の幅方向の他端側に配置し、こ
れにより3個の車輪4が載置台3の下面に一直線上に並
ばないようにジグザグ状に配置している。その他の点
は、前記図1〜図4の実施の形態、図5〜図7の実施の
形態又は図7の実施の形態の場合と同様の構成である。
【0031】図9、図10及び図11の各実施の形態の
場合、(前後方向に)細長い長方形状に形成された載置
台3に対して、3個以上の車輪4を一直線上に並ばない
ように配置しており、車輪4によって載置台3を自立さ
せた状態に安定に支持することができ、台車1に対する
荷役作業台2の取付けや取外しが容易になる。図12は
他の実施の形態を示し、前記図5〜図7に示す実施の形
態における台車1が左右一対備えられ、左右一対の台車
1が、前後一対の連結部材43により左右方向に接離調
整自在に連結されている。各連結部材43は、一方の台
車1の載置台3から左右方向に突出した連結筒体45
と、他方の台車1の載置台3から左右方向に突出した連
結杆44とを有し、連結筒体45に対して連結杆46を
左右方向摺動自在に内嵌すると共に、連結筒体45に螺
合したユリヤねじやボルト等の締結具47により、連結
筒体45に対して連結杆46を締め付けて固定してお
り、締結具47の締弛によって、連結部材43を左右方
向に伸縮調整することができ、これにより、左右一対の
台車1は、連結部材43により左右方向に接離調整自在
に連結されている。
【0032】この実施の形態おける台車装置では、使用
する荷役作業台2の左右幅に対応して、左右一対の台車
1の離間幅を調整して、使用する荷役作業台2に適応さ
せることができ、台車装置の荷役作業台2に対する汎用
性を大になし得る。なお、前記図12の実施の形態で
は、前記図5〜図7に示す実施の形態における台車1
を、前後一対の連結部材43により左右方向に接離調整
自在に連結しているが、これに代え、前記図1〜図3、
図7、図8、図9、図10のいずれかに示す台車1を、
連結部材43により左右方向に接離調整自在に連結する
ようにしてもよいことは、勿論である。さらに、後述す
る図13及び図14、図15、図16及び図17、図2
0及び図21、図22及び図23のいずれかに示す台車
1を、連結部材43により左右方向に接離調整自在に連
結するようにしてもよい。
【0033】図13及び図14は他の実施の形態を示
し、載置台3の長手方向の両端部に、鉄板等により構成
した板状のガイド体51を下方突設している。これは、
台車1を自動倉庫用に使用できるようにしたもので、図
14に示すように、自動倉庫のコンベア53上に台車1
を配置したとき、左右一対のガイド体51が、コンベア
53の左右一対のガイドレール54間に位置しており、
台車1がコンベア53の左右方向の一方側に片寄ったと
きに、ガイド体51の下端部がガイドレール54に接当
し、これにより台車1がコンベア53上から外れないよ
うに規制するようになっている。なお、各ガイド体51
には、第1係合機構7(連結筒31、取付筒32等)又
は第2係合機構8(連結筒37、取付筒38、取っ手2
3等)との干渉をさけるための切り欠き凹部52が形成
されている。その他の点は、前記図1〜図4の実施の形
態、図5〜図7の実施の形態又は図8の実施の形態の場
合と同様の構成である。
【0034】図15は他の実施の形態を示し、前記ガイ
ド体51を、板材に代えて、コの字状の枠部材又は棒材
により構成したものである。その他の点は前記図13及
び図14の実施の形態の場合と同様の構成である。図1
6及び図17は他の実施の形態を示し、載置台3に載置
した被載置物57を、載置台3に対して保持するように
両側から着脱自在に挟持する第1挟持体58と第2挟持
体59とが設けられ、第1挟持体58は、前記左右一対
の第1係合爪12に着脱自在に装着され、第2挟持体5
9は、前記左右一対の第2係合爪21に着脱自在に装着
されている。
【0035】即ち、第1挟持体58は、左右一対の第1
係合爪12に着脱自在に嵌合する左右一対の嵌合筒61
と左右一対の嵌合筒61の先端部に固設された挟持板6
2とを有し、第1挟持体58は左右一対の嵌合筒61を
介して左右一対の第1係合爪12に着脱自在に装着可能
である。また、第2挟持体59は、第1挟持体58と同
様の構成であって、左右一対の第2係合爪21に着脱自
在に嵌合する左右一対の嵌合筒61と左右一対の嵌合筒
61の先端部に固設された挟持板62とを有し、第2挟
持体59は左右一対の嵌合筒61を介して左右一対の第
2係合爪21に着脱自在に装着可能である。その他の点
は前記図1及び図2の実施の形態の場合と同様の構成で
ある。なお、ここで、載置台3に載せた被載置物57と
は、載置台3に載置したパレット等の荷役作業台2であ
ってもよいし、載置台3にパレット等を介さず直接に載
置した荷物その他であってもよい。
【0036】上記実施の形態では、載置台3に載せた被
載置物(荷役作業台2、荷物等)を、載置台3に対して
安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段が、
第1係合機構7(第1係合爪12又は第1挟持体58)
と第2係合機構8(第2係合爪21又は第2挟持体5
9)とにより構成されており、左右一対の第1係合爪1
2及び左右一対の第2係合爪21から第1挟持体58及
び第2挟持体59を取り外しておくことにより、前記図
1及び図2の実施の形態の場合と同様の作用効果を有す
ると共に、次のような作用効果を奏する。
【0037】即ち、左右一対の第1係合爪12及び左右
一対の第2係合爪21に第1挟持体58及び第2挟持体
59を装着することにより、左右方向に互いに離間して
配置した台車1の各載置台3間に跨るように、パレット
等を使用することなく直接の載置した荷物等の被載置物
57を、(前後)両側から第1挟持体58と第2挟持体
59とで挟持することができ、これにより、左右一対の
台車1の各載置台3に対して被載置物57を安定に保持
することができ、載置台3に載せた荷物等の被載置物5
7が、載置台3上で大きくガタ付いたりずれたりするの
を防止でき、荷物等の被載置物57を載置台3に安定に
保持して持ち運ぶことができるようになる。
【0038】なお、前記図16及び図17の実施の形態
では、前記図1及び図2に示す実施の形態における台車
1の左右一対の第1係合爪12及び第2係合爪21に、
第1挟持体56及び第2挟持体59を着脱自在に装着す
るようにしているが、これに代え、前記図1及び図2に
示す台車1に代えて、前記図5〜図7、図7、図8、図
9、図10、図13及び図14、図15、図16及び図
17、図20及び図21、図22及び図23のいずれか
に示す台車1の左右一対の第1係合爪12及び第2係合
爪21に、第1挟持体58及び第2挟持体59を着脱自
在に装着するようにしてもよいことは、勿論である。
【0039】図18、図19は、前記図16及び図17
の実施の形態の変形例を示すものであり、図18の場合
は、第1挟持体58及び第2挟持体59の挟持板62を
上下方向に高い長方板形に形成したものである。図19
の場合は、第1挟持体58及び第2挟持体59の挟持板
62をそれぞれ円板形状に形成したものである。図20
及び図21は他の実施の形態を示し、前記図1及び図2
の実施の形態における左右一対の第1係合爪12及び左
右一対の第2係合爪21に代えて、第1挟持体58及び
第2挟持体59を設けたもので、第2挟持体59は、第
1挟持体12と第2挟持体21との接離方向に移動自在
に保持され、第2挟持体59を前記接離方向の接近側に
付勢するバネ(付勢部材)24が設けられ、載置台3に
載せた被載置物57を載置台3に対して保持するよう
に、第1挟持体58と第2挟持体59とで、両側から着
脱自在に挟持するように構成されている。
【0040】即ち、第1係合機構7は、左右一対の固定
杆11と第1挟持体58とを一体に有し、第1挟持体5
8は、左右一対の支持体64と、左右一対の支持体64
の先端に固設された挟持板62とを一体に有している。
左右一対の支持体64は、固定杆11の外方突出部から
上側に鉤形に突出されている。また、第2係合機構8
は、左右一対の支持杆18と、左右一対の保持筒19
と、一対の支持杆18に突設された第2挟持体59と、
左右一対の支持杆18の外端部同士を連結する連結杆2
2と、連結杆22に下方突設したコの字状の取っ手23
とを有し、第2挟持体59は、支持杆18の外端部から
上側に鉤形に突出した左右一対の支持体64と、左右一
対の支持体64の先端に固設された挟持板62とを一体
に有している。第2挟持体59は、第1挟持体58に対
向するように設けられていて、第2挟持体59は、第1
挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に
保持され、第2挟持体59をバネ24によってそれぞれ
前記接離方向の接近側に付勢している。
【0041】また、保持筒19に螺合するユリヤねじや
ボルト等の締結具66によって、各支持杆18が保持筒
19に対して着脱自在に固定され、これにより、第2挟
持体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離
方向に移動した任意の移動位置で固定できるようになっ
ており、その結果、バネ24の付勢力によって、載置台
3に載せた被載置物57を、第1挟持体58と第2挟持
体59とで、両側から挟持した状態のときに、締結具6
6を締め付けことにより、バネ24の弾性によって第1
挟持体58と第2挟持体59と離間幅が変動しないよう
に第2挟持体59を固定して、被載置物57を第1挟持
体58と第2挟持体59とで両側から挟持した状態に確
実に保持できるようにしている。
【0042】その他の点は前記図1及び図2の実施の形
態の場合と同様の構成である。上記実施の形態によれ
ば、載置台3に載せた被載置物57を、載置台3に対し
て安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段
が、第1係合機構7(第1挟持体58)と第2係合機構
8(第2挟持体59)とにより構成されており、載置台
3にパレット等を使用することなく直接の載置した荷物
等の被載置物57を、(前後)両側から第1挟持体58
と第2挟持体59とで挟持することができ、これによ
り、載置台3に対して被載置物57を安定に保持するこ
とができ、載置台3に載せた荷物等の被載置物57が、
載置台3上で大きくガタ付いたりずれたりするのを防止
できる。しかも、この状態で締結具66を締め付けるこ
とにより、被載置物57を第1挟持体58と第2挟持体
59とで両側から挟持した状態に確実に保持することが
でき、荷物等の被載置物57を載置台63に安定に保持
して持ち運ぶことができるようになる。
【0043】図22及び図23は他の実施の形態を示
し、前記図8の実施の形態における左右一対の第1係合
爪12及び左右一対の第2係合爪21に代えて、第1挟
持体58及び第2挟持体59を設けたもので、第2挟持
体59は、第1挟持体58と第2挟持体59との接離方
向に移動自在に保持され、第2挟持体59を前記接離方
向の接近側に付勢するバネ24が設けられ、第1挟持体
58についても、第2挟持体59の場合と同様に、第1
挟持体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に
保持され、第1挟持体58を前記接離方向の接近側に付
勢するバネ24が設けられ、載置台3に載せた被載置物
57を載置台3に対して保持するように、第1挟持体5
8と第2挟持体59とで、両側から着脱自在に挟持する
ように構成されている。
【0044】即ち、第2係合機構8は、左右一対の支持
杆18と、左右一対の保持筒19と、左右一対の支持杆
18に突設された第2挟持体59と、左右一対の支持杆
18の外端部同士を連結する連結杆22と、連結杆22
に下方突設したコの字状の取っ手23とを有し、第2挟
持体59は、左右一対の支持杆18の外端部から上側に
鉤形に突出された左右一対の支持体64と、左右一対の
支持体64の先端に固設された挟持板62とを一体に有
している。第2挟持体59は、第1挟持体58に対向す
るように設けられていて、第2挟持体59は、第1挟持
体58と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持
され、第2挟持体59をバネ24によってそれぞれ前記
接離方向の接近側に付勢している。
【0045】また、第1係合機構7は、第2係合機構8
と同様に構成されており、左右一対の支持杆18と、左
右一対の保持筒19と、第1挟持体58と、左右一対の
支持杆18の外端部同士を連結する連結筒37と、L字
状に屈曲した左右一対の取付筒38と、連結筒38に下
方突設したコの字状の取っ手23とを有し、第1挟持体
58は、左右一対の支持杆18の外端部から上側に鉤形
に突出された左右一対の支持体64と、左右一対の支持
体64の先端に固設された挟持板62とを一体に有して
いる。第1挟持体58は、第2挟持体59に対向するよ
うに設けられていて、第1挟持体58は、第1挟持体5
8と第2挟持体59との接離方向に移動自在に保持さ
れ、第1挟持体58をバネ24によってそれぞれ前記接
離方向の接近側に付勢している。
【0046】また、第1係合機構7及び第2係合機構8
において、各保持筒19に螺合するユリヤねじやボルト
等の締結具66によって、各支持杆18が保持筒19に
対して着脱自在に固定され、これにより、第1挟持体5
8及び第2挟持体59は、第1挟持体58と第2挟持体
59との接離方向に移動した任意の移動位置で固定でき
るようになっており、その結果、バネ24の付勢力によ
って、載置台3に載せた被載置物57を、第1挟持体5
8と第2挟持体59とで、両側から挟持した状態のとき
に、締結具66を締め付けことにより、バネ24の弾性
によって第1挟持体58と第2挟持体59と離間幅が変
動しないように第1挟持体58及び第2挟持体59を固
定して、被載置物57を第1挟持体58と第2挟持体5
9とで両側から挟持した状態に確実に保持できるように
している。
【0047】その他の点は前記図8の実施の形態の場合
と同様の構成である。上記実施の形態によれば、載置台
3に載せた被載置物57を、載置台3に対して安定に保
持するように係脱自在に係止する係止手段が、第1係合
機構7(第1挟持体58)と第2係合機構8(第2挟持
体59)とにより構成されており、前記図20及び図2
1の実施の形態の場合と同様の作用効果を有すると共
に、次のような作用効果を有している。即ち、第1挟持
体58と第2挟持体59との両方を、第1挟持体58と
第2挟持体59との接離方向に移動変更させることがで
きるようになるため、載置台3に載置する荷物等の被載
置物の前後方向の幅が大きく異なっている場合であって
も、第1挟持体58と第2挟持体59の離間幅を被載置
物57の前後幅に適合させることができるようになり、
前後方向の幅が相当異なる被載置物57に対しても、載
置台3上に被載置物57を確実かつ安定に載せて、第1
挟持体58と第2挟持体59とで不測に動かないように
安定に保持することができるようになる。
【0048】なお、前記実施の形態では、車輪4をキャ
スターにより構成しているが、これに代え、車輪4を、
空気入りタイヤを有する車輪その他の車輪で構成するよ
うにしてもよく、車輪4を空気入りタイヤを有する車輪
で構成した場合には、柔軟な地道でも台車1をスムーズ
に走行させることができるようになる。また、前記実施
の形態では、載置台3は、鉄板等により細長い長方板形
状に形成されているが、載置台3はこのようなものに限
定されず、載置台3は荷役作業台2を載置できる構造の
ものであればよく、例えば丸パイプ等により矩形の枠
状、骨状乃至格子状に形成したものであってもよい。
【0049】また、前記実施の形態では、載置台3の下
面にバネ24を左右一対設け、左右一対のバネ24を、
左右一対の支持杆18と載置台3の下面との間に連結し
て、各バネ24により、支持杆18を介して第2係合爪
21を第1係合爪12側に付勢するようにしているが、
これに代え、図1に鎖線で示すように、第2係合機構8
の連結杆22と載置台3の下面との間に連結し、この1
個のバネ24により連結杆22を介して第2係合爪21
を第1係合爪12側に付勢するようにしてもよく、要す
るに、第2係合爪21を第1係合爪12に接近させる方
向に付勢するバネ24があればよい。
【0050】また、前記実施の形態では、第1係合爪1
2(第1挟持体58)又は第2係合爪21(第2挟持体
59)を、第1係合爪12と第2係合爪21との接離方
向の接近側に付勢する付勢部材として、バネ24を使用
しているが、バネ24に代えて、ゴム等の弾性体、伸縮
動作するシリンダ等のアクチュエータその他を使用する
ようにしてもよい。また、前記実施の形態では、第1係
合爪12及び第2係合爪21を左右一対ずつ設けている
が、第1係合爪12及び第2係合爪21の個数はこれに
限定されず、第1係合爪12又は第2係合爪21を3個
以上設けるようにしてもよいし、第1係合爪12及び第
2係合爪21を1個ずつ設けるようにしてもよい。ま
た、この場合、第1係合爪12及び第2係合爪21を左
右方向に幅の広い板状にもので形成するようにしてもよ
い。さらに、第1係合爪12及び第2係合爪21を支持
する位置は、載置台3の下面側に限定されず、例えば載
置台3に上面側に、第1係合爪12及び第2係合爪21
を設けるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、載置台3に載せたパレ
ット等の荷役作業台2や荷物等の被載置物57を、載置
台3に対して簡単に位置決め固定して、荷役作業台2や
被載置物57を載置台3に対して安定に保持することが
でき、荷物等を容易かつスムーズに運搬することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す台車の底面図であ
る。
【図2】同パレットに台車を装着する工程を示す側面図
である。
【図3】同パレットに台車を装着した状態を示す正面図
である。
【図4】同台車に載置したパレットを吊り下げる状態を
示す正面図である。
【図5】他の実施形態を示す台車の底面図である。
【図6】同パレットに台車を装着する工程を示す側面図
である。
【図7】同台車の正面図である。
【図8】同他の実施形態を示す底面図である。
【図9】他の実施の形態を示す台車の平面図である。
【図10】他の実施の形態を示す台車の平面図である。
【図11】他の実施の形態を示す台車の平面図である。
【図12】他の実施の形態を示す台車装置の平面図であ
る。
【図13】他の実施の形態を示す台車の正面図である。
【図14】他の実施の形態を示す台車の側面図である。
【図15】他の実施の形態を示す台車の正面図である。
【図16】他の実施の形態を示す台車の側面図である。
【図17】同第1挟持体又は第2挟持体を示す斜視図で
ある。
【図18】他の実施の形態を示す第1挟持体又は第2挟
持体の正面図である。
【図19】他の実施の形態を示す第1挟持体又は第2挟
持体の正面図である。
【図20】他の実施の形態を示す台車の側面図である。
【図21】同台車の台車の底面図である。
【図22】他の実施の形態を示す台車の側面図である。
【図23】同台車の台車の底面図である。
【図24】従来例を示す台車の斜視図である。
【図25】他の従来例を示す台車の斜視図である。
【図26】荷役作業台の例を示す斜視図である。
【図27】荷役作業台の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 台車 2 パレット(荷役作業台) 3 載置台 4 車輪 12 第1係合爪 21 第2係合爪 24 バネ(付勢部材) 43 連結部材 58 第1挟持体 59 第2挟持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 茂弘 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 近藤 和幸 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA01 AA35 BB09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台(3)と、載置台(3)を移動自
    在に支持する車輪(4)とを備えた台車において、 載置台(3)に載せた被載置物を、載置台(3)に対し
    て安定に保持するように係脱自在に係止する係止手段
    (21)が設けられていることを特徴とする台車。
  2. 【請求項2】 パレット等の荷役作業台(2)を載せる
    載置台(3)と、載置台(3)を移動自在に支持する車
    輪(4)とを備えた台車において、 載置台(3)に、パレット等の荷役作業台(2)のホー
    ク挿入孔(16)にパレット(2)の一端側から係脱自
    在に係合する第1係合爪(12)と、パレット等の荷役
    作業台(2)のホーク挿入孔(16)にパレット等の荷
    役作業台(2)の他端側から係脱自在に係合する第2係
    合爪(21)とが設けられ、 少なくとも第2係合爪(21)は、第1係合爪(12)
    と第2係合爪(21)との接離方向に移動自在に保持さ
    れ、第2係合爪(21)を前記接離方向の接近側に付勢
    する付勢部材(24)が設けられていることを特徴とす
    る台車。
  3. 【請求項3】 前記第1係合爪(12)と第2係合爪
    (21)とは、それぞれ一対ずつ設けられ、一対の第1
    係合爪(12)は、第1係合爪(12)同士の離間幅を
    変更できるように接離調整自在とされ、一対の第2係合
    爪(21)は、第2係合爪(21)同士の離間幅を変更
    できるように接離調整自在とされていることを特徴とす
    る請求項2に記載の台車。
  4. 【請求項4】 前記第1係合爪(12)と第2係合爪
    (21)とが上下方向に移動調整自在とされていること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の台車。
  5. 【請求項5】 前記第1係合爪(12)が載置台(3)
    に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の台
    車。
  6. 【請求項6】 前記第1係合爪(12)が、第1係合爪
    (12)と第2係合爪(21)との接離方向に移動自在
    に保持され、第1係合爪(12)を前記接離方向の接近
    側に付勢する付勢部材(24)が設けられていることを
    特徴とする請求項2に記載の台車。
  7. 【請求項7】 前記載置台(3)は細長い長方形状に形
    成され、載置台(3)の長手方向の一端部に、前記第1
    係合爪(12)が設けられ、他端部に、前記第2係合爪
    (21)が設けられていることを特徴とする請求項2に
    記載の台車。
  8. 【請求項8】 前記車輪(4)は載置台(3)の下面に
    3個以上設けられ、各車輪(4)は、一直線状に並ばな
    いように、載置台(3)の下面に配置されていることを
    特徴とする請求項7に記載の台車。
  9. 【請求項9】 前記載置台(3)の第2係合爪(21)
    側の端部に、ストッパー体(41)が上方突設されてい
    ることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の台
    車。
  10. 【請求項10】 載置台(3)に載せた被載置物を、載
    置台(3)に対して保持するように両側から着脱自在に
    挟持する第1挟持体(58)と第2挟持体(59)とが
    設けられ、第1挟持体(58)は、前記第1係合爪(1
    2)に着脱自在に装着され、第2挟持体(59)は、前
    記第2係合爪(21)に着脱自在に装着されていること
    を特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の台車。
  11. 【請求項11】 載置台(3)と、載置台(3)を移動
    自在に支持する車輪(4)とを備えた台車において、 載置台(3)に載せた被載置物を、載置台(3)に対し
    て保持するように両側から着脱自在に挟持する第1挟持
    体(58)と第2挟持体(59)とが設けられ、 少なくとも第2挟持体(59)は、第1挟持体(58)
    と第2挟持体(59)との接離方向に移動自在に保持さ
    れ、第2挟持体(59)を前記接離方向の接近側に付勢
    する付勢部材(24)が設けられていることを特徴とす
    る台車。
  12. 【請求項12】 前記請求項1〜11のいずれかに記載
    の台車を、左右一対備え、左右一対の台車が、連結部材
    (43)により左右方向に接離調整自在に連結されてい
    ることを特徴とする台車装置。
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JP2023028192A (ja) * 2021-08-19 2023-03-03 株式会社大同機械 台車およびパレット

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