JP5258206B2 - シートベルトの保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、チャイルドシートの如き各種のシートに関し、非固定状態のシートベルトを着座空間の妨げにならないような位置や角度に保持するための、シートベルトの保持構造に関する。
自動車用シートに着脱自在に取付けられるチャイルドシートは、概略的に、シート本体と、シートベルトとを備えて構成されている。シートベルトは、例えば、シート本体の前面に左右一対に設けられており、シート本体に着座した幼児の両肩上方から、幼児の側部下方に至るように形成されている。各シートベルトにはタング(留め具)が取り付けられており、このタングを、シート本体の前面下方に設けられたバックル(固定具)に着脱自在に係止させることで、幼児を上方2点と下方3点との5点によって確実に拘束することができる。
ここで、各シートベルトは、一般的にはポリエステル繊維を帯状に編むことによって形成されているため、高い柔軟性を有する。従って、留め具からバックルを取り外すことによってシートベルトを非固定状態とし、幼児をチャイルドシートから離席させた場合、各シートベルトがシート本体の前面に垂れ下った状態になる。この状態において幼児を再びチャイルドシートに座らせる場合、従来は、シート本体の前面に垂れ下がったシートベルトの上に幼児を一旦座らせた後、幼児の下敷きになったシートベルトを幼児の外側に引き出してから、シートベルトの固定を行う必要があった。
しかしながらこのような作業は、保護者にとって面倒であると共に、幼児の体を揺さぶることになるために当該幼児に不快感を与えるという問題があった。このような問題を解決するため、従来から、非固定状態のシートベルトを着座空間の妨げにならないように保持するための保持構造が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。この構造では、磁石を内蔵したアップリケをシート本体に固定し、この磁石によってシートベルトの先端のバックルを保持することで、着座空間を開放状としていた。
特開2001−158263号公報
しかしながら、上記従来の保持構造では、シートベルトの先端の保持しか行うことができず、その他の部分、例えばシートベルトの上端部は以前として垂れ下がったままであるため、着座空間を開放状とするためには不十分であった。また、シートベルトの先端に関しても、アップリケをシート本体に固定した場合には、当該アップリケが幼児の興味を不用意に引いていたずらの対象になってしまったり、アップリケを紛失してしまってシートベルトの保持ができなくなる等、問題が生じる可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シートベルトの全体を保持することによって着座空間の開放性を高めることができ、また器具が幼児によっていたずらされたり紛失することを防止できる、シートベルトの保持構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、着座者が着座するシート本体と、前記シート本体に着座した着座者を拘束するシートベルトと、前記シート本体の着座空間が開放状になる方向に前記シートベルトを保持するベルト保持手段と、前記シートベルトの少なくとも一部を覆うベルトカバーを備え、前記ベルト保持手段は、前記ベルトカバーにおける前記シート本体に近接する端部に設けられたものであって、前記シート本体を押圧することにより前記シートベルトを保持する押圧部を備え、前記シートベルトを、前記シート本体に着座した着座者の左右両側方に対応する位置にそれぞれ設け、前記ベルトカバーは、前記左右両側方のシートベルトの各々に対応するように配置された左右一対のカバー本体と、これら左右一対のカバー本体を相互に連結する連結手段とを備え、前記シート本体には左右一対の挿通孔を形成すると共に、当該左右一対の挿通孔を介して、前記連結手段の長手方向の両端部を前記シート本体の裏面側から前面側に引き出し、前記連結手段にて前記左右一対のカバー本体を相互に引き寄せることにより、前記押圧部を前記シート本体に密接保持し、前記左右一対のカバー本体の少なくとも一部を前記シート本体の前面側に配置すると共に、前記連結手段の少なくとも一部を前記シート本体の背面側に配置し、前記左右一対のカバー本体の各々は、前記着座空間に面する側部と、前記シート本体に面する側部を備え、前記着座空間に面する側部における長手方向の両端部のうち、前記挿通孔に近い方の端部を、前記シート本体に面する側部における長手方向の両端部のうち、前記挿通孔に近い方の端部よりも、前記シート本体に向けて延長することにより、前記押圧部を形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記シート本体の着座空間が開放状になる方向に前記シートベルトを保持する第2のベルト保持手段を備え、前記第2のベルト保持手段は、前記シート本体と前記シートベルトのうち、いずれか一方に配置された第1の磁石と、いずれか他方における当該第1の磁石に対応する位置に配置された第2の磁石又は磁性体を備えること、を特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の本発明において、前記シートベルトのうち、前記シート本体の座面に対する上方近傍に位置する部分を覆うベルトカバーを備え、前記ベルトカバーの内部に、前記第1の磁石、あるいは、前記第2の磁石又は前記磁性体を配置したこと、を特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項2又は3に記載の本発明において、前記シート本体は、シェルと、当該シェルの外面の少なくとも一部を覆うシートカバーとを備え、前記シートカバーにて覆われる前記シェルの外面に、前記第1の磁石、あるいは、前記第2の磁石又は前記磁性体を配置したこと、を特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の本発明において、前記シートベルトには、留め具を設け、前記シート本体には、前記留め具を着脱自在に固定するための固定具を設け、前記シートベルトの留め具を、前記第1の磁石としたこと、を特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、シート保持部を用いてシートベルトを開放方向に保持できるので、着座者の着座前の状態においても、シートベルトがシート本体の前方内側に垂れ下がることを防止でき、着座空間をシートベルトの介在がない開放空間に維持することができる。この結果、着座者を着座空間に着座させてもシートベルトが当該着座者の下敷きになることもなく、シートベルトを着座者の下から外側に引き出す手間が不要になると共に、幼児等の着座者を不用意に揺り動かす必要がなくなるので不快感を与えることもない。また、シートベルトを一定方向に保持することで、シートベルトの捻れを防止できると共に、シートベルトを捻れたまま固定してしまうような誤使用を防止できる。
また、ベルトカバーを取り付けるだけでシートベルトの上部を保持することができ、特にベルトカバー自体は従来から使用されているものであるため、新規な部品や操作を必要としないので、シートの製造や使用の簡便性を維持できると共に、製造コストを維持することができる。
また、連結手段にて押圧部をシート本体に密接保持することで、シート本体に対する押圧部の押圧力を高めてシートベルトの保持力を向上させることができるので、シート本体の前面の着座空間を一層開放状とすることができる。
また、連結手段の少なくとも一部をシート本体の背面側に配置することで、シートの意匠性を連結手段によって損なうことがないと共に、連結手段が着座者に不快感を与えるようなことを防止できる。
請求項2に記載の本発明によれば、第1の磁石及び第2の磁石又は磁性体を用いてシートベルトを保持できるので、着座者の着座前の状態においても、シートベルトの下部がシート本体の前方内側に垂れ下がることを防止でき、着座空間をシートベルトの介在がない開放空間に維持することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、第1の磁石、あるいは、第2の磁石又は磁性体はベルトカバーによって覆われて外部に非露出状になっているため、幼児等の着座者が当該第1の磁石、あるいは、当該第2の磁石又は当該磁性体第2の磁石をいたずらしたり、これらが着座者に不用意に接触して当該着座者に不快感を与えることを防止できる。さらに、幼児等の着座者をシートから持ち上げる際には、通常、シート本体の座面に対して上方かつ近傍の位置に手を差し入れることになり、この動作によってシートベルトの下部を自然に左右外側へ押し付けることになるので、左右外側へ押し付けられたシートベルトの下部が第1の磁石と第2の磁石又は磁性体によってそのまま保持される。従って、特殊な操作を行うことなく、第1の磁石と、第2の磁石又は磁性体とを相互に近接させて、シートベルトの下部を保持させることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、第1の磁石、あるいは、第2の磁石又は磁性体はシートカバーによって覆われて外部に非露出状になっているため、幼児等の着座者が当該第1の磁石、あるいは、当該第2の磁石又は当該磁性体第2の磁石をいたずらしたり、これらが着座者に不用意に接触して当該着座者に不快感を与えることを防止できる。
請求項5に記載の本発明によれば、シートベルトの留め具を第1の磁石としたので、従来から用いている留め具の材質を変更するだけでベルト保持部の一部を構成でき、別途に第1の磁石を固定等する必要がないので、シートベルトの保持構造を一層簡易に構成できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るシートベルトの保持構造の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係るシートベルトの保持構造は、シートベルトを、着座空間が開放状になる方向に保持するための構造である。シートベルトとは、例えば、シート(自動車や飛行機の如き乗り物のシートや、車椅子の如き各種の椅子を含む)に対して、着座者(幼児、年少者、大人、あるいは高齢者を含む)を着座状態で保持するためのものである。以下では、自動車のシートに取り付けられるチャイルドシートのシートベルトを一例として挙げ、幼児を着座者とした場合について説明する。
着座空間が開放状になる方向(以下「開放方向」)とは、ここでは、少なくとも着座者をシートに着座させる前の状態において、シートの前面にシートベルトが介在しない開放空間を形成するように、シートベルトを保持する方向を意味としている。例えば、シートベルトの上部を、シート本体の背もたれ面に対して直交状に保持したり、シート本体の背もたれ面に沿って外側(シート本体の前方中心位置から離れる方向であり、例えば、シートベルトを左右一対に設けた場合において、右側のシートベルトは右側、左側のシートベルトは左側)に向う角度に保持する。このような開放構造を採用することで、幼児の着座前の状態においても、シートベルトがシート本体の前方内側に垂れ下がることを防止でき、着座空間をシートベルトの介在がない開放空間に維持することができる。
ただし、この開放空間としては、必ずしもシートベルトが完全に介在していない空間のみに限定されるものではなく、従来に比べて、シートベルトの介在が若干でも低減できている全ての空間を含む。また、着座者をシートに着座させる前のみならず、着座者の着座後に、当該着座者のシートベルトの装着感や安全性を維持又は向上させるために、シートベルトを所定の角度や位置に保持することを含み得る。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。
〔実施の形態1〕
まず実施の形態1について説明する。この形態は、シートベルトを覆うベルトカバーによってシートベルトの上部を保持すると共に、磁力によってシートベルトの下部を保持する形態である。
(チャイルドシートの全体構成)
最初に本実施の形態に係るチャイルドシートの全体構成について説明する。図1は、幼児を着座させた状態のチャイルドシートの斜視図、図2はチャイルドシートの正面図であって、(a)は幼児を着座させる前の状態、(b)は幼児を着座させた直後の状態、図3は各ベルトの相互関係を示す斜視図(シート本体を想像線にて示す)、図4はシート本体の分解斜視図、図5はシート本体を背面側から見た斜視図である。概略的に、チャイルドシート1は、シート本体10とシートベルト20を備えて構成されている。
シート本体10は、シェル11と、シートカバー12とを備えて構成されている。シェル11は、チャイルドシート1の基本構造体であり、所要の剛性を有する硬質樹脂等の素材を用いて、幼児を着座状態で保持可能な形状にて形成されている。このシェル11の底面や背面には、当該チャイルドシート1を自動車のシート(図示を省略する)に固定するための公知の固定構造(図示を省略する)が設けられており、当該固定構造を用いて当該チャイルドシート1を自動車のシートに着脱自在に固定することができる。シートカバー12は、シェル11をその前面側から覆うもので、ウレタンの如き軟性の素材を用いて、シートカバー12の前面に略合致する形状にて形成されている。このシートカバー12をシェル11に着脱自在に取り付けることで、幼児の着座時の快適性を向上させることができる。
シートベルト20は、シート本体10に着座した幼児の左右両側方に対応する位置にそれぞれ設けられている。各シートベルト20は、例えば従来と同様にポリエステル繊維を帯状に編むことによって形成されており、高い柔軟性を有する。各シートベルト20は、概略的には、図2(b)に示すように、幼児の肩上方位置から臀部側方位置に至るように架け渡すことが可能であり、その長手方向の中央やや下方寄りの位置にはタング(留め具)21が取り付けられている。そして、図2(b)のように幼児をシート本体10に着座させた後、左右のシートベルト20の各々のタング21を相互に隣接させて一体に組み合わせ、この組み合わせ状態のタング21を、シート本体10の前面下部に設けたバックル(固定具)13に差し込んで係脱自在に係止させることで、シートベルト20の仮装着が完了する。
ここで、図4に示すように、各シートベルト20の下端部は、シート本体10のシートカバー12及びシェル11に形成した挿通孔(図示せず)を順次介してシート本体10の底面側に引き出され、当該底面においてシート本体10に公知の固定構造(図示せず)にて固定されている。このシートベルト20の下部のうち、シート本体10の座面に対する上方近傍位置には、ベルトカバー30が設けられている。このベルトカバー30は、主として当該シートベルト20が幼児の脚部に当接する際の不快感を軽減するためのものであり、ウレタンの如き軟性の素材にて形成された布体を筒状に縫製して構成されており、その内部の挿通孔31(後述する図10において図示)にシートベルト20を挿脱自在に挿通させることができる。
また、図5に示すように、各シートベルト20の上端部は、シート本体10のシートカバー12及びシェル11にそれぞれ形成した挿通孔14を介してシート本体10の背面側に引き出される。この挿通孔14は、シート本体10の背もたれ部における高さ方向の複数位置に並設されており、幼児の成長度に応じてその身長に合致した挿通孔14にシートベルト20を挿通させることで、シートベルト20の位置を調節することができる。このように挿通されたシートベルト20の上端部は、図3に示すように、当該背面側に配置された略T字状の固定金具15に係脱自在に係止されている。この固定金具15は調節ベルト16に固定されており、この調節ベルト16は、シート本体10の内部下方を通って、当該シート本体10の前面側に引き出されている。従って、図1に示すように、幼児をシート本体10に着座させ、シートベルト20を仮装着した後で、当該調節ベルト16の前端部を前面側に引っ張ると、この調節ベルト16に固定されている図3の固定金具15が下方に引っ張られ、これに伴ってシートベルト20の上端部が引っ張られるので、結果としてシートベルト20の緩みがなくなり、幼児に対してシートベルト20を密着させることができる。
図1に示すように、このシートベルト20の上方には、ベルトカバー40が設けられている。このベルトカバー40は、主として、事故時の安全性の向上と快適性の向上を目的としたものである。図6は、実施の形態1に係るベルトカバー40の斜視図、図7は、図6のA−A矢視断面図、図8は、シート本体10に対するベルトカバー40の取り付け方法を示す分解斜視図である。このベルトカバー40は、左右一対のカバー本体41、42と、これらカバー本体41、42を相互に連結する連結ベルト45を備えて構成されている。カバー本体41、42は、図7に示すように、ウレタンの如き軟性の素材にて形成された布体を2つ折り状にして構成されており、その内部の挿通孔43、44(挿通孔44は後述する図9に図示)にシートベルト20を挿脱自在に挿通させることができる。一方、連結ベルト45は、例えばシートベルト20と同様の素材及び製法にて構成されており、図7に示すように、その両端部を各カバー本体41、42の内部に通した状態で当該カバー本体41、42に縫合等されることで、当該カバー本体41、42に固定されている。
このベルトカバー40の取り付け手順は、例えば、図8に示すように、シートベルト20の上端部をシート本体10の挿通孔14に挿通させる前に、ベルトカバー40のカバー本体41、42を、シートベルト20の上端部を挿通させるのと同じ挿通孔14を介して、シート本体10の背面側から前面側に挿通する。この状態では、連結ベルト45のみがシート本体10の背面側に残る。そして、このカバー本体41、42の挿通孔14にシートベルト20の上端部を挿通させ、さらに当該上端部をシート本体10の挿通孔14を介して背面側に引き出すことで、シートベルト20の上方部をカバー本体41、42にて覆うことができる。
(チャイルドシート1の開放保持構造−上部)
次に、チャイルドシート1の開放保持構造について説明する。本実施形態では、シートベルト20の上部に関する構造と下部に関する構造の2つがあるが、最初に上部に関する構造について説明する。この構造は、概略的には、ベルトカバー40を用いてシートベルト20の上部を開放方向に保持するものである。具体的には、図6、7に示すように、ベルトカバー40のカバー本体41、42の一端部(シート本体10に近接する側の部分)のうち、着座空間Sに面する側の端部を従来よりも延長した押圧部46とし、この押圧部46でシート本体10を押圧することにより、シートベルト20を着座空間Sに対して離隔させる。すなわち、押圧部46は、特許請求の範囲におけるベルト保持部に対応する。
この押圧部46は、図7に示すように、カバー本体41、42(図7にはカバー本体41のみを示す)の端部を従来のカバー本体41、42よりも長さLだけ延長することによって形成されており、カバー本体41、42と同一の素材にて一体に形成されている。従って、この押圧部46は、カバー本体41、42と同様の弾性を有し、シート本体10に当接した場合には弾性反発することによってシート本体10を押圧し、結果として、シート本体10からカバー本体41、42を押し離す。図9には図2(a)のB−B矢視断面図を示す。ここでは、2つ折り状に形成したカバー本体41、42の各側部47、48のうち、着座空間Sに面する側の側部47にのみ押圧部46を設け、この着座空間Sに面する側をシート本体10から押し離す(着座空間Sに面しない側をシート本体10に近接させる)ことで、カバー本体41、42を着座空間Sから離隔させている。
この離隔の程度の調整は、押圧部46の長さや弾性を調整することで行うことができ、例えば、カバー本体41、42をシート本体10の背もたれ面に対して略直交するように立ち上げることもできる(正面から見て右側のカバー本体41、42については、右側やや上方にカバー本体41、42を立上げ、正面から見て左側のカバー本体41、42については、左側やや上方にカバー本体41、42を立上げる)。従って、図2(a)に示すように、幼児の着座前の状態においても、シートベルト20の上部を開放方向に維持でき、このシートベルト20の上部がシート本体10の前方内側に垂れ下がることを防止できるので、着座空間Sをシートベルト20の介在がない(少ない)開放空間に維持することができる。このため、幼児を着座空間Sに着座させてもシートベルト20が当該幼児の下敷きになることがなく、シートベルト20を幼児の下から外側に引き出す手間が不要になると共に、幼児を不用意に揺り動かす必要がなくなるので不快感を与えることもない。なお、図2(b)に示すように幼児を着座空間Sに着座させた後は、押圧部46の弾性反発に抗して、調節ベルト16を引っ張ることでシートベルト20の緩みを取ることができるので、シートベルト20の装着性に支障を来たすことがない。
(チャイルドシート1の開放保持構造−下部)
次に、チャイルドシート1の開放保持構造のうち、下部に関する構造について説明する。この構造は、概略的には、シートベルト20の下部を磁力によってシート本体10に近接させておくことで、シートベルト20の下部を開放方向に保持するものである。図10は、図2(a)のC−C矢視断面図、図11は、カバー本体41、42からベルトカバー30の一部を取り外した状態の斜視図である。上述のように、シートベルト20の下部のうち、シート本体10の座面に対する上方位置には、筒状のベルトカバー30が設けられており、このベルトカバー30の挿通孔31にシートベルト20が挿通されている。
ここで、ベルトカバー30とシートベルト20との相互間には、永久磁石である第1の磁石50が配置されている。具体的には、第1の磁石50を覆う取付け布51をベルトカバー30に縫製等することで、当該第1の磁石50がベルトカバー30に固定されている。この状態において、第1の磁石50はベルトカバー30によって覆われて外部に非露出状になっているため、幼児が当該第1の磁石50をいたずらしたり、第1の磁石50が幼児に不用意に接触して当該幼児に不快感を与えることを防止できる。
一方、シート本体10には、永久磁石である第2の磁石17が配置されている。具体的には、第2の磁石17は、シート本体10に形成された凹部18に収容されており、ボルト止めや接着等の方法にて当該シート本体10に固定されている。この状態において、第2の磁石17はシートカバー12によって覆われて外部に非露出状になっているため、幼児が当該第2の磁石17をいたずらしたり、第2の磁石17が幼児に不用意に接触して当該幼児に不快感を与えることを防止できる。
ここで、第2の磁石17の固定位置は、シートベルト20をシート本体10に沿わせた時に、第2の磁石17がシートベルト20の第1の磁石50に近接するような位置に決定されている。従って、このようにシートベルト20をシート本体10に沿わせることで、これら第1の磁石50と第2の磁石17とが相互に近接して引き合い、シートベルト20をシート本体10に沿わせた状態で保持することできる。すなわち、これら第1の磁石50と第2の磁石17とは、特許請求の範囲におけるベルト保持部に対応する。従って、図2(a)に示すように、幼児の着座前の状態においても、シートベルト20の下部を開放方向に保持でき、シートベルト20の下部がシート本体10の前方内側に垂れ下がることを防止できるので、着座空間Sをシートベルト20の介在がない(少ない)開放空間に維持することができる。このため、幼児を着座空間Sに着座させてもシートベルト20が当該幼児の下敷きになることがなく、シートベルト20を幼児の下から外側に引き出す手間が不要になると共に、幼児を不用意に揺り動かす必要がなくなるので不快感を与えることもない。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、シート保持部を用いてシートベルト20を所要状態に維持できるので、幼児の着座前の状態においても、シートベルト20がシート本体10の前方内側に垂れ下がることを防止でき、着座空間Sをシートベルト20の介在がない開放空間に維持することができる。
特に、ベルトカバー40の押圧部46をシート保持部としたので、従来と同様に当該ベルトカバー40をチャイルドシート1に取り付けるだけで、シートベルト20の上部を保持することができ、特別な部品や操作を必要としないので、チャイルドシート1の製造や使用の簡便性を維持できると共に、製造コストを維持することができる。
また、第1の磁石50及び第2の磁石17を用いてシートベルト20の下部を所要状態に維持できるので、幼児の着座前の状態においても、シートベルト20の下部がシート本体10の前方内側に垂れ下がることを防止でき、着座空間Sをシートベルト20の介在がない開放空間に維持することができる。
また、第1の磁石50はベルトカバー30によって覆われて外部に非露出状になっているため、幼児が当該第1の磁石50をいたずらしたり、第1の磁石50が幼児に不用意に接触して当該幼児に不快感を与えることを防止できる。
また、第2の磁石17はシートカバー12によって覆われて外部に非露出状になっているため、幼児が当該第2の磁石17をいたずらしたり、第2の磁石17が幼児に不用意に接触して当該幼児に不快感を与えることを防止できる。
特に、幼児をチャイルドシート1から持ち上げる際には、通常、シート本体10の座面に対して上方かつ近傍の位置に手を差し入れるので、この動作によってシートベルト20の下部を自然に左右外側へ押し付けることになるので、左右外側へ押し付けられたシートベルト20の下部が第1の磁石50と第2の磁石17とによってそのまま保持される。従って、特殊な操作を行うことなく、シートベルト20の下部を所要の開放状態とすることができる。
そして、このようにシートベルト20の上部と下部の両方がシート本体10の前方内側に垂れ下がることを防止できるので、着座空間Sをシートベルト20の介在がない(少ない)開放空間に維持することができ、幼児を着座空間Sに着座させてもシートベルト20が当該幼児の下敷きになることもなく、シートベルト20を幼児の下から外側に引き出す手間が不要になると共に、幼児を不用意に揺り動かす必要がなくなるので不快感を与えることもない。
また、このようにシートベルト20を一定方向に保持することで、シートベルト20の捻れを防止できると共に、シートベルト20を捻れたまま固定してしまうような誤使用を防止できる。
また、このようなベルトカバー30や磁石を用いた恒久的な構造によってシートベルト20の保持を行うことができるので、従来のようにアップリケを用いた構造のように、アップリケを紛失等するおそれを解消できる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、ベルトカバーのカバー本体を連結手段を介して相互に引き寄せる形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
図12は、実施の形態2に係るベルトカバーの斜視図、図13は、図12のD−D矢視断面図、図14は、図9に対応する切断面における、実施の形態2に係るベルトカバー等の断面図である。このベルトカバー60は、左右一対のカバー本体41、42と、これらカバー本体41、42を相互に連結する連結ベルト45に加えて、さらに第2の連結ベルト61を備えて構成されている。この第2の連結ベルト61は、特許請求の範囲における連結手段に対応するもので、例えば合成ゴムの如き弾性部材を用いて帯状に形成されており、その弾性力により、これら左右一対のカバー本体41、42を相互に引き寄せる。この第2の連結ベルト61は、連結ベルト45と同様にシート本体20の背面側に配置されているので、チャイルドシート1のの意匠性を損なうことがなく、また、幼児のいたずらの対象になったり、幼児に不快感を与えることがない。
この場合、図14に示すように、各カバー本体41、42をシート本体10に一層密着させることができ、これらカバー本体41、42とシートカバー12との相互間の摩擦を増加させて、押圧部46の弾性反発力を増大させてシートベルト20の立上げを促し、結果として、図9に示した実施の形態1の場合に比べて、シートベルト20をシート本体10の背もたれ面に対して一層大きな角度で立上げるように保持することができる。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、第2の連結ベルト61にて左右一対のベルトカバー60を相互に引き寄せることにより、シートベルト20をシート本体10に対して離隔させてその立上げ角度を増加させることができるので、シート本体10の前面の着座空間Sを一層開放状とすることができる。
特に、第2の連結ベルト61は、シート本体20の背面側に配置されているので、チャイルドシート1のの意匠性を損なうことがなく、また、幼児のいたずらの対象になったり、幼児に不快感を与えることがない。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この形態は、タングを第1の磁石とした形態である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
図15は、図10に対応する切断面における、実施の形態3に係るタング等の断面図、図16は、カバー本体41、42からベルトカバー60の一部を取り外した状態の斜視図である。実施形態1と同様に、各シートベルト20の長手方向における中央やや下方寄りの位置にはタング70が取り付けられており、これら各シートベルト20のそれぞれのタング70を相互に隣接させて一体に組み合わせた状態でバックル13に差し込むことで、シートベルト20の装着が完了する。
ここで、このタング70の全体又は少なくとも一部が第1の磁石として形成されている。従って、シートベルト20の非固定状態(ロック解除状態)において、各タング70を第2の磁石17の近傍位置に配置することで、シートベルト20をシート本体10に沿わせた状態で保持することできる。この場合においても、図2(a)と同様に、シートベルト20の下部を所要状態に維持できる。すなわち、本実施の形態3においては、すなわち、これらタング70と第2の磁石17とは、ベルト保持部として機能する。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、タング70及び第2の磁石17を用いてシートベルト20の下部を開放方向に保持できるので、幼児の着座前の状態においても、シートベルト20の下部がシート本体10の前方内側に垂れ下がることを防止でき、着座空間Sをシートベルト20の介在がない開放空間に維持することができる。
特に、タング70を第1の磁石としたので、従来から用いているタング70の材質を変更するだけでベルト保持部の一部を構成でき、実施の形態1のように別途に第1の磁石を固定等する必要がないので、シートベルトの保持構造を一層簡易に構成できる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(各実施の形態の相互の関係について)
上記説明した各実施の形態は、任意の組み合わせで相互に組み合わせることができる。例えば、実施の形態1の第1の磁石と実施の形態3におけるタングとを同時に設け、第1の磁石とタングのいずれか一方又は両方を、座席本体に引き付けるようにしてもよい。この場合には、例えば、座席本体の第2の磁石17についても、複数設けることができる。
(ベルト保持部について)
ベルト保持部は、シートベルト20の任意の位置に複数設けることができ、例えば、実施の形態1のベルトカバー40を、シートベルト20の下部に設けることもできる。あるいは、第1の磁石を、シートベルト20の上部に設けてもよい。また、第1の磁石や第2の磁石17の一方を、永久磁石ではなく、鉄片等の磁性体に代えてもよい。また、第2の連結ベルト61については、シート本体20の前面側に配置してもよい。あるいは、連結ベルト45を弾性部材にて形成することで、第2の連結ベルト61の機能を兼ねるようにしてもよい。
この発明に係るシートベルトの保持構造は、チャイルドシートの如き各種のシートに適用することができ、非固定状態のシートベルトを着座空間の妨げにならないように保持することに有用である。
幼児を着座させた状態のチャイルドシートの斜視図である。 チャイルドシートの正面図であって、(a)は幼児を着座させる前の状態、(b)は幼児を着座させた直後の状態を示す図である。 各ベルトの相互関係を示す斜視図である。 シート本体の分解斜視図である。 シート本体を背面側から見た斜視図である。 実施の形態1に係るベルトカバーの斜視図である。 図6のA−A矢視断面図である。 シート本体に対するベルトカバーの取り付け方法を示す分解斜視図である。 図(a)のB−B矢視断面図である。 図2(a)のC−C矢視断面図である。 カバー本体からベルトカバーの一部を取り外した状態の斜視図である。 実施の形態2に係るベルトカバーの斜視図である。 図12のD−D矢視断面図である。 図9に対応する切断面における、実施の形態2に係るベルトカバー等の断面図である。 図10に対応する切断面における、実施の形態3に係るタング等の断面図である。 カバー本体からベルトカバーの一部を取り外した状態の斜視図である。
符号の説明
1 チャイルドシート
10 シート本体
11 シェル
12 シートカバー
13 バックル
14、31、43、44 挿通孔
15 固定金具
16 調節ベルト
17 第2の磁石
18 凹部
20 シートベルト
21、70 タング
30、40、60 ベルトカバー
41、42 カバー本体
45 連結ベルト
46 押圧部
47、48 側部
50 第1の磁石
51 取付け布
61 第2の連結ベルト

Claims (5)

  1. 着座者が着座するシート本体と、
    前記シート本体に着座した着座者を拘束するシートベルトと、
    前記シート本体の着座空間が開放状になる方向に前記シートベルトを保持するベルト保持手段と、
    前記シートベルトの少なくとも一部を覆うベルトカバーを備え、
    前記ベルト保持手段は、前記ベルトカバーにおける前記シート本体に近接する端部に設けられたものであって、前記シート本体を押圧することにより前記シートベルトを保持する押圧部を備え、
    前記シートベルトを、前記シート本体に着座した着座者の左右両側方に対応する位置にそれぞれ設け、
    前記ベルトカバーは、前記左右両側方のシートベルトの各々に対応するように配置された左右一対のカバー本体と、これら左右一対のカバー本体を相互に連結する連結手段とを備え、
    前記シート本体には左右一対の挿通孔を形成すると共に、当該左右一対の挿通孔を介して、前記連結手段の長手方向の両端部を前記シート本体の裏面側から前面側に引き出し、
    前記連結手段にて前記左右一対のカバー本体を相互に引き寄せることにより、前記押圧部を前記シート本体に密接保持し、
    前記左右一対のカバー本体の少なくとも一部を前記シート本体の前面側に配置すると共に、前記連結手段の少なくとも一部を前記シート本体の背面側に配置し、
    前記左右一対のカバー本体の各々は、前記着座空間に面する側部と、前記シート本体に面する側部を備え、
    前記着座空間に面する側部における長手方向の両端部のうち、前記挿通孔に近い方の端部を、前記シート本体に面する側部における長手方向の両端部のうち、前記挿通孔に近い方の端部よりも、前記シート本体に向けて延長することにより、前記押圧部を形成したこと、
    を特徴とするシートベルトの保持構造。
  2. 前記シート本体の着座空間が開放状になる方向に前記シートベルトを保持する第2のベルト保持手段を備え、
    前記第2のベルト保持手段は、前記シート本体と前記シートベルトのうち、いずれか一方に配置された第1の磁石と、いずれか他方における当該第1の磁石に対応する位置に配置された第2の磁石又は磁性体を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載のシートベルトの保持構造。
  3. 前記シートベルトのうち、前記シート本体の座面に対する上方近傍に位置する部分を覆うベルトカバーを備え、
    前記ベルトカバーの内部に、前記第1の磁石、あるいは、前記第2の磁石又は前記磁性体を配置したこと、
    を特徴とする請求項2に記載のシートベルトの保持構造。
  4. 前記シート本体は、シェルと、当該シェルの外面の少なくとも一部を覆うシートカバーとを備え、
    前記シートカバーにて覆われる前記シェルの外面に、前記第1の磁石、あるいは、前記第2の磁石又は前記磁性体を配置したこと、
    を特徴とする請求項2又は3に記載のシートベルトの保持構造。
  5. 前記シートベルトには、留め具を設け、
    前記シート本体には、前記留め具を着脱自在に固定するための固定具を設け、
    前記シートベルトの留め具を、前記第1の磁石としたこと、
    を特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のシートベルトの保持構造。
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