JP5256574B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5256574B2
JP5256574B2 JP2005284470A JP2005284470A JP5256574B2 JP 5256574 B2 JP5256574 B2 JP 5256574B2 JP 2005284470 A JP2005284470 A JP 2005284470A JP 2005284470 A JP2005284470 A JP 2005284470A JP 5256574 B2 JP5256574 B2 JP 5256574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
ceramic powder
manufacturing
electrode
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005284470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007096052A (ja
Inventor
誠志 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005284470A priority Critical patent/JP5256574B2/ja
Publication of JP2007096052A publication Critical patent/JP2007096052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5256574B2 publication Critical patent/JP5256574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、電子部品の製造方法に関し、特に積層型の電子部品に適用するための製造方法に関するものである。
電子部品の代表的なものの一つとして圧電部品が知られている。圧電部品は、圧電層と電極層とを含む電子部品であり、代表的な圧電部品としては、圧電アクチュエータ、圧電ブザー、発音体、圧電センサなどが挙げられる。そして、近年、小型であり、しかも小さな電圧で大きな機械的/物理的変位が得られるという利点が、今日の工業的要求に適合するものであるために、積層型の圧電部品の開発が急速に進められている。このような積層型圧電部品は、例えば、下記特許文献1に開示されている。
このような積層型圧電部品(圧電アクチュエータ)は、自動車等の内燃機関の燃料噴射制御用のアクチュエータのような大きな変位量が要求されるアクチュエータにも用いられ、その際の積層数は300〜400層にも及ぶ。また、1つの圧電部品の中に個別変位部位をマトリクス状に形成した、いわゆるアレー構造の積層型圧電部品も知られている。
以上のような積層型圧電部品を作製する一般的な方法としては、まず、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分としたセラミック粉体をスラリー化すると共にシート化して、グリーンシートを準備する。次に、このグリーンシートの上に、金属成分としてAg−Pb合金を含む電極ペーストを塗布する。そして、この電極ペーストが塗布された上記グリーンシートを複数枚重ねて、グリーンシートと電極ペースト層とが交互に積層された積層体を作製する。その後、得られた積層体を焼成し、最後に電圧を印加するための外部電極を設けることにより、圧電層と電極層とが交互に積層された積層型圧電部品の作製が完了する。
特開2002−171002号公報
しかしながら、前述した従来の圧電部品の製造方法には、次のような課題が存在している。すなわち、上記積層体を焼成している間に、電極ペースト中の金属成分がグリーンシート中に拡散してしまう。特に、電極ペーストの金属成分にAgやCuが含まれている場合には、このような拡散は著しいものとなる。そして、電極ペースト中の金属成分がグリーンシート中に拡散して、PZT中に固溶した場合には、拡散した金属成分がグリーンシート中のセラミック粉体のPbと置換するため、圧電層の粒界近傍や層表面にPbの偏析が生じる。このPbの偏析はPbOとして存在し、このPbOの吸湿により圧電部品の絶縁抵抗が劣化してしまうという問題があった。
なお、このようなPbO偏析の吸湿に起因する絶縁抵抗の劣化は、圧電部品に限ったものではなく、Pbを含むグリーンシートを焼成して得られる層を機能層として含む他の電子部品に関しても同様である。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、絶縁抵抗の劣化の抑制が図られた電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子部品の製造方法は、Pbを含む第1のセラミック粉体を有し、且つ、機能層となるべきグリーンシートを準備する工程と、第1のセラミック粉体よりもPb含有率の低い第2のセラミック粉体を含み、且つ、電極層となるべき電極ペーストを準備する工程と、グリーンシート上に、電極ペーストを塗布する工程と、電極ペーストが塗布されたグリーンシートを複数枚積層した積層体を形成する工程と、積層体を焼成する工程とを備えることを特徴とする。
この電子部品の製造方法においては、積層体の焼成時にグリーンシートの第1のセラミック粉体から放出されたPbは、電極ペースト中の第2のセラミック粉体に吸収される。それにより、PbOの偏析の発生が抑制され、PbOに起因する電子部品の絶縁抵抗の劣化が抑えられる。
また、第1のセラミック粉体がペロブスカイト構造であることが好ましい。この場合、十分に実用的な特性を有する電子部品を得ることができる。
また、第1のセラミック粉体の構成元素の種類と、第2のセラミック粉体の構成元素の種類とが同一であることが好ましい。この場合、焼成時におけるグリーンシートと電極ペーストとの間の収縮率の相違が緩和される。
また、電極ペーストがAg又はCuの少なくとも一方を含んでいる。この場合、絶縁抵抗の劣化抑制の効果がより顕著となる。
本発明によれば、絶縁抵抗の劣化の抑制が図られた電子部品の製造方法が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明に係る電子部品の製造方法を実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
図1に、本発明の実施形態に係る電子部品の概略断面図を示す。図1に示すように、電子部品の一種である積層型圧電アクチュエータ10は、最外層である2層の表層11,11と、表層11,11に挟まれた20層の圧電層(機能層)12と、上下に配置された圧電層12のそれぞれの間に介在する内部電極層14とを有する六面体形状のアクチュエータ素体16を備えている。すなわち、アクチュエータ素体16は積層構造を有しており、圧電層12と内部電極層14とが交互に積層されている。また、アクチュエータ素体16の端面のうち、アクチュエータ素体16の厚さ方向に延在し、互いに対向する一対の端面16a,16bそれぞれには、その端面16a,16bの全領域を覆うように一対の外部電極18,18が設けられている。
さらに、上下に配置された内部電極層14同士は、圧電層12により互いに電気的に絶縁されており、また、互いに異なる一方の外部電極18に接続されている。従って、一対の外部電極18,18間に所定の電圧を印加した場合には、上下で対向する内部電極層14の間に挟まれた各圧電層12には圧電効果によりその厚さ方向の変形が生じる。そして、圧電アクチュエータ10においては、複数の圧電層12がその厚さ方向に重ねられているため、大きな変形が得られるようになっている。
表層11及び圧電層12は共に、一般式がPb[(Zn1/3Nb2/30.1Ti0.435Zr0.465]Oで表される圧電材料を主成分とする層であり、各表層11の厚さはおよそ60μm、各圧電層12の厚さはおよそ30μmである。これら表層11及び圧電層12は、後述するグリーンシートを焼成して形成される。また、内部電極層14は、Ag及びPdを主金属成分として含有する金属層である。
各外部電極18は、Auをスパッタ成膜したものである。外部電極18の構成材料には、Auの他に、AgやCuを用いることもできる。
以下、上述した圧電アクチュエータ10を作製する方法について、図2〜図5を参照しつつ説明する。
まず、圧電アクチュエータ10を作製する手順の説明に先立ち、圧電アクチュエータ10の作製に必要な2種類のセラミック粉体を準備する手順について、図2のフロー図を参照しつつ説明する。
セラミック粉体の準備には、主原料としてPbO、ZrO、TiO、ZnO及びNbを用意して、所定量だけ秤量する。そして、これらの酸化物原料をボールミルで湿式混合した後(ステップ1)、乾燥させる(ステップ2)。その後、仮焼成をおこない(ステップ3)、仮焼成後にボールミルにて湿式粉砕による微粉砕をおこなう(ステップ4)。最後に、混合され微粉砕化された上記酸化物原料を乾燥させることで(ステップ5)、圧電アクチュエータ10の作製に必要な一般式Pb[(Zn1/3Nb2/30.1Ti0.435Zr0.465]Oで表される第1のセラミック粉体が得られる。
また、上記第1のセラミック粉体と同様の手順により、第1のセラミック粉体とPb含有率のみ異なる第2のセラミック粉体を準備する。この第2のセラミック粉体は、原料の秤量の際にPbOの量を減らすことにより、第1のセラミック粉体よりもPb含有率を低減させたものであるが、この第2のセラミック粉体もやはり一般式Pb[(Zn1/3Nb2/30.1Ti0.435Zr0.465]Oで表される。
続いて、圧電アクチュエータ10を作製する手順について、図3のフロー図を参照しつつ説明する。
まず、上記第1のセラミック粉体と有機バインダ・有機溶剤等とを混合してスラリー化する(ステップ11)。そのスラリー化により得られたペーストを、例えばPETフィルム等のキャリアフィルム上にドクターブレード法を用いてシート成形し、所定厚さのグリーンシート20を20枚作製する(ステップ12)。併せて、グリーンシート20よりも厚さの厚い、表層11となるべきグリーンシート21を2枚準備する。
なお、グリーンシート20,21の作製と並行して、内部電極層14となるべき電極ペースト22も準備しておく。この電極ペースト22は、AgとPdとが7:3の割合で配合された金属粉体と、有機バインダ・有機溶剤等とを混合したものであり、さらに共材として第2のセラミック粉体を添加したものである。このように、電極ペースト22への第2のセラミック粉体の添加により、電極ペースト22とグリーンシート20との間における収縮率及び焼結開始温度の相違が緩和される。なお、第2のセラミック粉体の添加量は、金属粉体の総重量に対して10質量%の量である。また、上記金属粉体はAg−Pd合金の他、AgのみやCuのみのものに適宜変更可能である。
そして、図4に示すように、グリーンシート20の表面20aに、スクリーン印刷法により所定パターンの電極ペースト22を塗布して乾燥させる(ステップ13)。すなわち、グリーンシート表面20aの、1個の圧電アクチュエータに対応する矩形領域24(例えば、3mm×12mm)のうち3辺の縁領域以外の領域に、電極ペースト22が塗布される。
そして、以上のような電極ペースト22が塗布されたグリーンシート20を、図5(a)に示すように、電極ペースト22が上になるようにしてグリーンシート21上に積層する。また、同様の製法で作製された20枚のグリーンシート20を、電極ペースト22の位置が交互に変わるように順次積層する(図5(b)参照)。そして、積層されたグリーンシート20上に何も塗布されていないグリーンシート21を被せると共に、積層方向からおよそ60℃、100MPaの条件下でプレスして、隣り合うグリーンシート21、グリーンシート20及び電極ペースト22を互いに圧着させる。このようにして、グリーンシート20と電極ペースト22とが交互に積層された積層体26が作製される(ステップ14)。
そして、この積層体26に対して、大気雰囲気中で、400℃、10時間の脱脂処理をおこなう。続いて、1個の圧電アクチュエータに対応する矩形領域24ごとに切断してチップ化する(図5(c)参照)。その後、チップ化した積層体26を密閉匣鉢(さや)中で例えば1050℃程度で2時間焼成することにより、グリーンシート21、グリーンシート20及び電極ペースト22はそれぞれ上述した表層11、圧電層12及び内部電極層14になり、積層体26は圧電層12と内部電極層14とが交互に積層されたアクチュエータ素体16になる。なお、電極ペースト22の金属成分がCuである場合には、積層体26を低酸素雰囲気中で脱脂/焼成する必要がある。
続いて、アクチュエータ素体16の端面のうち、積層方向に延在し互いに対向する一対の端面16a,16bを覆うように、外部電極18をスパッタ成膜して、圧電アクチュエータ10を完成させる(図5(d)参照)。なお、外部電極18の形成には、焼付や蒸着、無電解メッキ法などを用いることも可能である。
外部電極18を形成した後、所定の条件下で分極処理(例えば、120℃の温度条件下で、3分間程度、電界強度2〜3kV/mmの電界を印加)することにより、圧電アクチュエータ10が圧電部品として機能するようになる。
以上で説明した圧電アクチュエータ10の製造方法に用いる第1のセラミック粉体及び第2のセラミック粉体について説明する。
上述した第1のセラミック粉体及び第2のセラミック粉体は、その仮焼成(図2のステップ3)の際にペロブスカイト型の結晶構造となる。ただし、第1のセラミック粉体は、一般式Pb[(Zn1/3Nb2/30.1Ti0.435Zr0.465]Oで表される圧電材料の化学量論的組成に略一致させた組成となっているのに対し、第2のセラミック粉体は、その化学量論的組成に対してPb含有量を低減させた組成となっている。このような第2のセラミック粉体を、共材として電極ペースト22中に添加すると、積層体26を焼成している最中にPbOの偏析が発生する事態が抑制される。これは、電極ペースト22中の第2のセラミック粉体が、焼成時に圧電層12から追い出されたPbと固溶することによりPbを吸収し、圧電層12の粒界近傍に単独のPbOの偏析が発生するのを防ぐというメカニズムに基づくものであると考えられる。
このようにしてPbOの偏析が抑制されることで、上述した圧電アクチュエータ10の製造方法によれば、PbOの吸湿に起因する圧電アクチュエータ10の絶縁抵抗の劣化や駆動中の素子特性の劣化が抑えられる。
なお、拡散する電極材料(例えば、Agなど)の量を考慮した上で、第1のセラミック粉体のPb含有量を化学量論的組成に対して予め低くしておくという方法も考えられるが、この場合には圧電層12の焼成温度が高くなるため、融点の高い(例えば、Pdの多い)電極材料を用いなければならず、製造コストが増大する点で好ましくない。
その上、第1のセラミック粉体がペロブスカイト構造であるため、上述した製造方法では、十分に実用的な圧電特性を有する圧電アクチュエータ10を得ることができる。さらに、第1のセラミック粉体の構成元素の種類と、共材として用いられる第2のセラミック粉体の構成元素の種類とが同一となっているため、焼成時におけるグリーンシート20,21と電極ペースト22との間の収縮率の相違が効果的に緩和されている。
また、電極ペースト22がAgを含んでいるため、圧電アクチュエータ10は本来ならばPbOの偏析が生じやすくなっているものの、上述した製造方法を用いることでPbOの偏析が抑制されているため、絶縁抵抗の劣化抑制の効果がより顕著となっている。なお、電極ペースト22がAg又はCuの少なくとも一方を含んでいれば、絶縁抵抗の劣化抑制の効果が顕著なものとなる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、電子部品は、圧電アクチュエータに限らず、その他の圧電部品(例えば、圧電ブザー、圧電センサ、発音体など)であってもよく、また圧電層の代わりに誘電層を機能層として含む電子部品(例えば、Pb(Mg1/3Nb2/3)O−PbTiO系のセラミックコンデンサなど)であってもよい。また、第2のセラミック粉体を含む共材の結晶構造は、ペロブスカイト構造に限らず、パイロクロア構造(例えば、PbNbなど)であってもよい。さらに、電子部品の積層数は、20層に限定されず、必要に応じて増減させることができる。
以下、本発明の効果をより一層明らかなものとするため、実施例および比較例を用いて説明する。
実施例に用いた圧電アクチュエータ試料は、上述した圧電アクチュエータ10と同様の製造方法により作製した12mm×3mmの角板状のものであり、厚さ30μmの圧電層を20層積層したものである。
試料としては、電極ペースト中に混錬した共材(上述した第2のセラミック粉体に相当)のPb含有量が異なる2種類の試料#1、試料#2をそれぞれ20個ずつ用意した。すなわち、試料#1(比較例)には、共材としてPb[(Zn1/3Nb2/30.1Ti0.435Zr0.465]Oの化学量論的組成に対して一致させたものを用い、一方、試料#2では、共材としてPb[(Zn1/3Nb2/30.1Ti0.435Zr0.465]Oの化学量論的組成に対して任意の量だけPb含有量を低減させたものを用いた。
両試料#1,#2について、粒界近傍と粒子内をエネルギー分散型蛍光X線分析(EDS)機能付の電子顕微鏡で観察し、それぞれについてPbOの濃度を測定した。その結果、比較例である試料#1に比べて、Pb含有量を0.05%低減させた共材を用いた試料#2では、明かに粒界近傍のPbO濃度が減少していることが確認された。また、Pb量を0.15%低減させた共材を用いた試料#2では、粒界近傍と粒子内のPbの濃度差がほぼ解消できることが確認された。
また、各試料#1,#2について、60℃、95%RHの環境中において1000時間放置した後、その前後における絶縁抵抗値を測定して比較した。その結果、試料#2では変化が見られなかったが、試料#1では絶縁抵抗値が試験前に比べて低くなっていた。これは、比較例の試料#1では、粒界近傍に生じた過剰なPbO偏析が吸湿をおこし絶縁抵抗値の劣化を招いたものと考えられる。
なお、Pb含有量を0.15%を超えて低減させることでより大きな効果が得られるが、内部電極層と圧電層と間の境界付近の焼結性が悪くなって内部電極層と圧電層との間の密着強度が低下する点を考慮すると、共材に用いるPb低減量は15%以下(より好ましくは10%以下)とすることが好ましい。
なお、本実施例に使用した共材は、圧電層を構成する圧電材料(第1のセラミック粉体に相当)と同一組成系であるが、圧電材料の主成分(この場合はPZT)を含んでいる圧電材料であれば、共材は圧電層と全く同一の組成系にしなくても、Pb含有量が低減していれば上記効果と同様の効果が得られる。
本発明の実施形態に係る圧電アクチュエータの概略断面図である。 図1に示した圧電アクチュエータの作製に用いられるセラミック粉体を作製する手順を示したフロー図である。 図1に示した圧電アクチュエータを作製する手順を示したフロー図である。 グリーンシートの印刷パターンを示した部分拡大図である。 図1に示した圧電アクチュエータを作製する手順を示した図である。
符号の説明
10…圧電アクチュエータ、12…圧電層、14…内部電極層、18…外部電極、20,21…グリーンシート、22…電極ペースト、26…積層体。

Claims (2)

  1. Pbを含む第1のセラミック粉体を有し、且つ、機能層となるべきグリーンシートを準備する工程と、
    前記第1のセラミック粉体よりもPb含有率の低く、かつ、構成元素の種類が前記第1のセラミック粉体の構成元素の種類と同一である第2のセラミック粉体を含むとともに、酸化されていないAgを含み、且つ、電極層となるべき電極ペーストを準備する工程と、
    前記グリーンシート上に、前記電極ペーストを塗布する工程と、
    前記電極ペーストが塗布された前記グリーンシートを複数枚積層した積層体を形成する工程と、
    前記積層体を焼成する工程と、
    を備え、
    前記電極層を還元する工程を備えない、電子部品の製造方法。
  2. 前記第1のセラミック粉体がペロブスカイト構造である、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
JP2005284470A 2005-09-29 2005-09-29 電子部品の製造方法 Active JP5256574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284470A JP5256574B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 電子部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284470A JP5256574B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 電子部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007096052A JP2007096052A (ja) 2007-04-12
JP5256574B2 true JP5256574B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=37981378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284470A Active JP5256574B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 電子部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5256574B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7144151B2 (ja) 2018-02-07 2022-09-29 シチズン時計株式会社 電子時計

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009116548A1 (ja) * 2008-03-21 2009-09-24 日本碍子株式会社 圧電/電歪素子及びその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04299588A (ja) * 1991-03-28 1992-10-22 Nec Corp 電歪効果素子
JPH08288607A (ja) * 1995-04-18 1996-11-01 Nippon Cement Co Ltd 圧電体の製造方法および圧電体の導体形成用ペースト
US5851732A (en) * 1997-03-06 1998-12-22 E. I. Du Pont De Nemours And Company Plasma display panel device fabrication utilizing black electrode between substrate and conductor electrode
JP3881474B2 (ja) * 1999-05-31 2007-02-14 京セラ株式会社 積層型圧電アクチュエータ
JP2002171002A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Kyocera Corp 積層型圧電素子および噴射装置
JP2003258328A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Kyocera Corp 積層型圧電アクチュエータ
JP4393841B2 (ja) * 2002-11-05 2010-01-06 株式会社デンソー 積層型誘電素子及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7144151B2 (ja) 2018-02-07 2022-09-29 シチズン時計株式会社 電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007096052A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7227690B2 (ja) 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
JP4877232B2 (ja) 積層型圧電素子およびその製造方法
JP5751259B2 (ja) 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法
JP2019102766A (ja) セラミック電子部品およびその製造方法
EP2267808A1 (en) Piezoelectric/electrostrictive element and manufacturing method thereof
JP4197494B2 (ja) 多層型圧電素子、及びその製造方法
JP2002260951A (ja) 積層型誘電素子及びその製造方法,並びに電極用ペースト材料
US20050120528A1 (en) Method of manufacturing piezoelectric ceramic device
KR100657194B1 (ko) 압전자기 조성물, 압전소자 및 이들의 제조방법
JP5435144B2 (ja) 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
US7305743B2 (en) Method of producing piezoelectric ceramic device
US5300852A (en) Piezoelectric ceramic laminate device
JP5256574B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP2007188963A (ja) 導電ペースト及びそれを用いた積層型セラミック素子の製造方法
JP4992192B2 (ja) 圧電磁器の製造方法及び圧電素子
JPH05299286A (ja) 積層型セラミック素子およびその製造方法
JP2001250994A (ja) 積層型圧電素子
US6370014B1 (en) Monolithic ceramic electronic component and method for manufacturing the same
JP5018649B2 (ja) 圧電磁器、圧電素子及び積層型圧電素子
JP5303823B2 (ja) 圧電素子
JP2006108546A (ja) 積層型圧電セラミックス素子およびその製造方法
JP2006196717A (ja) 積層型圧電セラミックス素子およびその製造方法
JP5028834B2 (ja) 積層型圧電素子の製造方法
JP5103859B2 (ja) 積層圧電セラミックス素子及びその製造方法
JP4736585B2 (ja) 圧電磁器組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5256574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150