JP7144151B2 - 電子時計 - Google Patents

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本発明は、電子時計に関する。
従来、発振器から出力される信号を調整する技術がある。特許文献1には、水晶発振器の信号を受けて基準周期信号を形成する分周器、該周期信号に同期し、温度で幅の変化するパルス信号を形成する回路、2つの信号を受けてゲート信号を形成する回路、該ゲート信号により、リアクタンス素子がスイッチングされる水晶発振器から構成される温度補正型の時間標準器の技術が開示されている。
特許文献2には、基準クロックを出力する発振手段と、基準クロックが入力され順次分周する分周手段と、所定の論理緩急データを設定する論理緩急データ設定手段と、論理緩急データ設定手段に設定された論理緩急データをもとに所定の周期毎に分周手段の状態を操作するための論理緩急手段と、論理緩急手段の緩急範囲を任意にシフトする論理緩急シフト手段と、を有する論理緩急回路の技術が開示されている。
特開昭50-131747号公報 特開平9-127272号公報
特許文献1は発振器のコンデンサ容量の増減を時分割的に切り換えて一定周期(例えば10秒)の周期を調整するため、微小な精度の調整が出来るが、大きな周波数調整を行う場合、発振器のコンデンサ容量が大きくなり、発振器の消費電流が増大する。
特許文献2は発振器から出力される信号の分周回数を変更することによって一定周期(例えば10秒)の周期を調整するため、発振器の消費電流の増大はないが、発振器から出力される信号周期以下の調整が出来ないため、微小な精度の調整が出来ない。
発振器から出力される信号の周波数および周期の両方を調整する場合に、二つの調整が重なると特許文献1の周波数の調整方法の調整値によっては特許文献2の周期の調整によって発振器のコンデンサ容量の増減比率が変化する。
また、特許文献2の周期の調整方法においても特許文献1の周波数の調整によって発振器から出力される信号周期が異なるため、分周回数の変更による影響量が異なり、歩度の補正精度が低下してしまう可能性がある。
本発明の目的は、歩度の補正精度を向上させることができる電子時計を提供することである。
本発明の電子時計は、基板上に配置され、クロック信号を出力する発振器および前記クロック信号の周波数を調整する補償手段がパッケージ化された発振器パッケージと、前記基板上において前記発振器パッケージと離間して配置されており、前記クロック信号を分周する第一論理回路を有する第一カウンターと、前記第一論理回路において生成される第一分周信号の周期を調整する第一調整手段と、を有する時計回路と、前記補償手段が前記周波数を調整する期間と、前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間とが重複することを規制する規制手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る電子時計は、基板上に配置され、クロック信号を出力する発振器およびクロック信号の周波数を調整する補償手段がパッケージ化された発振器パッケージと、基板上において発振器パッケージと離間して配置されており、クロック信号を分周する第一論理回路を有する第一カウンターと、第一論理回路において生成される第一分周信号の周期を調整する第一調整手段と、を有する時計回路と、補償手段が周波数を調整する期間と、第一調整手段が第一分周信号の周期を調整する期間とが重複することを規制する規制手段と、を備える。本発明に係る電子時計によれば、周波数の調整と周期の調整とが重なることが規制され、歩度の補正精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の電子時計を示す正面図である。 図2は、第1実施形態の電子時計の内部構成を示す平面図である。 図3は、第1実施形態の発振器パッケージの断面図である。 図4は、第1実施形態の電子時計のブロック図である。 図5は、第1実施形態の電子時計の概略構成を示す図である。 図6は、第1実施形態の電子時計の動作を示すフローチャートである。 図7は、補正値のセット方法を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態における補正値の一覧を示す図である。 図9は、第1実施形態の電子時計の動作を示すタイムチャートである。 図10は、第1実施形態の発振器パッケージの動作を示すフローチャートである。 図11は、第1実施形態の時計回路の動作を示すフローチャートである。 図12は、第2実施形態の電子時計のブロック図である。 図13は、第3実施形態の電子時計のブロック図である。
以下に、本発明の実施形態に係る電子時計につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図11を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、電子時計に関する。図1は、第1実施形態の電子時計を示す正面図、図2は、第1実施形態の電子時計の内部構成を示す平面図、図3は、第1実施形態の発振器パッケージの断面図、図4は、第1実施形態の電子時計のブロック図、図5は、第1実施形態の電子時計の概略構成を示す図、図6は、第1実施形態の電子時計の動作を示すフローチャート、図7は、補正値のセット方法を示すフローチャート、図8は、第1実施形態における補正値の一覧を示す図、図9は、第1実施形態の電子時計の動作を示すタイムチャート、図10は、第1実施形態の発振器パッケージの動作を示すフローチャート、図11は、第1実施形態の時計回路の動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、第1実施形態の電子時計1は、物理的な指針24によって時刻を表示するアナログ電子時計である。電子時計1は、外装ケース2、文字板23、指針24、日板25、およびリューズ27を有する。外装ケース2は、例えば、チタンやチタン合金などの材料で形成されている。外装ケース2は、略円筒形状に形成されている。外装ケース2の外周面からは、かん21が突出している。かん21には、ベルト22が連結される。
文字板23は、外装ケース2の内部に配置されている。文字板23は、インデックス23aを有する。本実施形態のインデックス23aは、文字板23の周縁部に形成された目盛りである。インデックス23aは、文字板23の周方向に沿って等間隔で配置されている。文字板23には、日板25の文字を露出させる日窓が形成されている。
指針24は、文字板23の前面側に配置されている。指針24は、秒針24a、分針24b、および時針24cを有する。秒針24a、分針24b、および時針24cは、同軸上に配置されており、外装ケース2の中心軸線X1を回転中心として回転する。
図2には、外装ケース2の内部における構成要素の配置が示されている。図2では、文字板23および日板25の図示が省略されている。図2に示すように、外装ケース2の内部には、基板7、電池26、モータ28、駆動機構29等が配置されている。基板7上には、発振器パッケージ3、時計回路4、制御回路5等が配置されている。電池26は、発振器パッケージ3、時計回路4、制御回路5、モータ28等に対して電力を供給する。電池26は、例えば、充電可能な二次電池である。
モータ28は、電池26から供給される電気エネルギーを機械的な動力に変換する。モータ28は、例えば、ステッピングモータである。駆動機構29は、モータ28と指針24の回転軸とを接続する輪列29aを有する。輪列29aは、モータ28の回転を減速させて指針24の回転軸に伝達する。輪列29aは、日板25に対して接続されており、日板25を回転させる。また、駆動機構29には、リューズ27が接続されている。駆動機構29は、リューズ27に対する操作に応じて、輪列29aの回転を規制し、あるいは輪列29aの回転を許容する。
本実施形態の電子時計1では、発振器パッケージ3と時計回路4とが基板7上において隣接して配置されている。また、発振器パッケージ3は、時計回路4と電池26との間に配置されている。より詳しくは、発振器パッケージ3は、中心軸線X1を中心とする周方向において、時計回路4と電池26との中間部に配置されている。
また、本実施形態の電子時計1では、電池26、輪列29a、およびリューズ27は、直線的に配置されている。本実施形態では、電池26、輪列29a、およびリューズ27は、中心軸線X1と直交する直線L1に沿って並んでいる。例えば、電池26の中心26a、輪列29aの出力軸29b、およびリューズ27の中心軸27aが直線L1上に配置される。直線L1は、例えば、電子時計1の中心軸線X1から三時方向および九時方向に延在する直線である。
モータ28と、発振器パッケージ3および時計回路4とは、直線L1に対して対照的に配置される。言い換えると、モータ28は、直線L1に対して一方側に配置され、発振器パッケージ3および時計回路4は、直線L1に対してモータ28側とは反対側に配置されている。このような配置により、モータ28から発生する電磁波が発振器パッケージ3および時計回路4に与える影響が低減される。
図3に示すように、発振器パッケージ3は、筐体31、発振器32、および発振回路33を有する。筐体31は、セラミックス等によって形成された収容部材である。発振器32および発振回路33は、筐体31の内部に封止されている。発振器32と発振回路33とは筐体31の内部において電気的に接続されている。発振器パッケージ3では、筐体31の内部において、発振器32と発振回路33とが高さ方向において対向して配置されている。これにより、発振器パッケージ3の小型化が実現されている。
図4に示すように、発振器パッケージ3は、発振器(OSC)32および発振回路33に加えて、温度計測回路34、第二カウンター35、および第二調整手段36を有する。発振器32は、例えば、水晶振動子である。発振器32は、所定の周波数f1のクロック信号を出力するように構成されている。以下の説明では、クロック信号の周波数f1を単に「クロック周波数f1」と称する。
発振回路33は、発振器32に対して電圧を印加して発振器32を駆動する回路である。発振回路33は、補償手段(CF調回路)33aを含む。補償手段33aは、発振器32から出力されるクロック周波数f1を制御回路5から指示されたCFデータに従って調整する手段である。補償手段33aは、発振器32に接続される負荷の容量を変化させることにより、クロック周波数f1を調整する。補償手段33aは、例えば、調整用のコンデンサが発振器32に接続された状態と、調整用のコンデンサが発振器32に接続されていない状態とを切り替える。調整用のコンデンサが発振器32に接続されることで、当該コンデンサが接続されていない場合と比較してクロック周波数f1が低周波数側の周波数となる。温度計測回路34は、発振器パッケージ3の温度を検出する回路である。温度計測回路34の検出結果を示す信号は、制御回路5に送られる。
第二カウンター35は、クロック周波数f1を分周し、制御回路5から指示されたDFデータに従って分周信号の周期を縮め、あるいは伸ばす論理緩急を行い、論理緩急処理を実施しないタイミング信号を発振回路33に出力する。
時計回路4は、モータ回路41、第一カウンター42、および第一調整手段43を有する。発振器32から出力されるクロック周波数f1は、クロック信号線52を介して第一カウンター42に入力される。第一カウンター42は、クロック周波数f1を分周し、制御回路5から指示されたDFデータに従って分周信号の周期を縮め、あるいは伸ばす論理緩急を行う。第一カウンター42において生成される分周信号の周波数のうち最も低い周波数は、例えば、1[Hz]であり、制御回路5は第一カウンター42から1[Hz]の信号を受け取り、モータ回路41に駆動命令を送る。
モータ回路41は、モータ28の動作を制御する回路である。制御回路5は第一カウンター42から1[Hz]の信号を受け取り、モータ回路41へ駆動命令を送り、1秒ごとに秒針24aを運針させるようにモータ28を制御する。モータ28の回転は、輪列29aを介して秒針24a、分針24b、および時針24cに伝達され、秒針24a、分針24b、および時針24cを運針させる。
制御回路5は、発振器パッケージ3および時計回路4を統合制御する回路である。制御回路5は、例えば、マイクロコンピュータである。制御回路5は、通信手段51を介して発振器パッケージ3および時計回路4と通信可能に接続されている。制御回路5は、発振器パッケージ3および時計回路4のそれぞれとシリアル通信等の通信を行う。制御回路5は、発振器パッケージ3に対して、補償手段33aによる周波数調整に関するデータ(CFデータ)を送る。また、制御回路5は、時計回路4に対して、第一調整手段(DF調回路)43による周期調整に関するデータ(DFデータ)を送る。更に、制御回路5は、発振器パッケージ3に対して、第二調整手段(DF調回路)36による周期調整に関するデータ(DFデータ)を送る。本実施形態では、第一調整手段43による周期調整量と、第二調整手段36による周期調整量とが等しい。
また、制御回路5は、第一カウンター42および第二カウンター35に対してリセット信号を送る。第一カウンター42のカウント値および第二カウンター35のカウント値は、リセット信号によってリセットされることによって第一カウンター42と第二カウンター35の周期調整などの動作は同期する。
図5に示すように、時計回路4には、電圧作成用コンデンサ44、針位置検出回路45、歩度出力端子46、ソーラーセル61、入力手段62等が接続されている。電圧作成用コンデンサ44は、発振器パッケージ3や時計回路4において使用される電圧を生成する。針位置検出回路45は、指針24の回転位置を検出する回路である。針位置検出回路45は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子の光を利用して、指針24の位置を検出する。
歩度出力端子46は、時計回路4による歩度を外部の測定機器に出力するための端子である。本実施形態の電子時計1では、歩度出力端子46の電位変化を利用して歩度を検出できるように構成されている。歩度出力端子46は、例えば、外装ケース2の内部に配置された金属板に接続される。この金属板として、本実施形態では、ソーラーセル61の受け板が用いられる。歩度を測定する測定機器は、受け板に対応する電極を有する。受け板と、測定機器の電極とを対向させることで、コンデンサが構成される。歩度出力端子46には、1秒毎に、モータ28を駆動する駆動パルスが出力される。測定機器は、駆動パルスが出力されるときの電極の電位の変化に基づいて歩度を測定する。本実施形態の歩度測定方法によれば、駆動パルスが出力されるときの測定波形の立ち上がりが急峻となるため、高精度で歩度を測定可能である。
ソーラーセル61は、太陽光等の外光によって発電する。ソーラーセル61によって発電された電力は、時計回路4によって消費されることも、電池26に蓄電されることもできる。入力手段62は、例えば、外装ケース2に設けられるプッシュボタンやリューズ27等の操作部材に接続されている。ユーザーによって操作部材に対する操作がなされると、その操作が入力手段62によって検出される。入力手段62による検出結果は、時計回路4に送られる。制御回路5は、電源切断手段55と接続されている。電源切断手段55は、電池26から時計回路4に対する電力の供給を遮断することができる。制御回路5は、例えば、時計回路4の機能を停止させる場合に、電源切断手段55によって電力の供給を遮断させる。
本実施形態の電子時計1では、上記のように、時計回路4に第一カウンター42および第一調整手段43が設けられ、かつ発振器パッケージ3に第二カウンター35および第二調整手段36が設けられている。これにより、以下に説明するように、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間と、第一調整手段43が、第一理論回路42aで生成される第一分周信号の周期を調整する期間とが重ならないようにされる。なお、第一理論回路42aは、第一カウンター42に備えられている。以下の説明では、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間を「周波数調整期間」と称し、第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間を「周期調整期間」と称する。
本実施形態では、図9に示すように、10秒間を一つの周期T1として、周波数の調整および周期の調整がなされる。周期T1には、周波数調整期間Tfおよび周期調整期間Tpが設けられている。周波数調整期間Tfは、第一の周波数調整期間Tf1および第二の周波数調整期間Tf2を有する。周期調整期間Tpは、第一の周期調整期間Tp1および第二の周期調整期間Tp2を有する。周波数調整期間Tfおよび周期調整期間Tpは、互いに異なる期間である。
本実施形態では、第一の周波数調整期間Tf1と第二の周波数調整期間Tf2との間に第一の周期調整期間Tp1が設けられている。また、第二の周波数調整期間Tf2の後に第二の周期調整期間Tp2が設けられている。第一の周波数調整期間Tf1は、周期T1の開始から4秒目までの期間である。第一の周期調整期間Tp1は、4秒目から5秒目までの期間である。第二の周波数調整期間Tf2は、5秒目から9秒目までの期間である。第二の周期調整期間Tp2は、9秒目から10秒目までの期間である。
周波数調整期間Tfでは、補償手段33aによるクロック周波数f1の調整が許可される。一方、周波数調整期間Tfでは、第一調整手段43による第一分周信号の周期調整が禁止される。周期調整期間Tpでは、補償手段33aによるクロック周波数f1の調整が禁止される。一方、周期調整期間Tpでは、第一調整手段43による第一分周信号の周期調整が許可される。
ここで、図6乃至図11を参照して、本実施形態の電子時計1による歩進補正の方法について説明する。図6に示すように、ステップS1では、制御回路5により、リューズ27が0段であるか否かが判定される。制御回路5は、入力手段62からリューズ27の状態を取得する。リューズ27が最も奥まで押し込まれている場合、ステップS1で肯定判定がなされてステップS2に進む。ステップS1で否定判定がなされると、ステップS1の判定が繰り返される。
ステップS2では、制御回路5により補正値がセットされる。図8を参照して、各補正値の決定方法について説明する。図8には、周期調整(DF)および周波数調整(CF)の調整分解能[ppm]が示されている。周期調整には、0段(DF1_0,DF2_0)から5段(DF1_5,DF2_5)までの6段の調整段が設けられている。0段から4段(DF1_4,DF2_4)までは運針を遅らせる側の調整がなされ、5段では運針を進める側の調整がなされる。周期調整では、論理回路35a,42aのどのゲートの出力値を調整するかが調整段に応じて異なる。0段(DF1_0,DF2_0)の調整分解能は、3.05[ppm]であり、周期の調整幅が最も小さい。5段(DF1_5,DF2_5)の調整分解能は、-97.6[ppm]であり、周期の調整幅が最も大きい。
周波数調整には、0段(CF0)から4段(CF4)までの5段の調整段が設けられている。0段から4段までの全ての段は運針を遅らせる側の調整を行う。周波数調整(CF)による調整分解能の絶対値は、周期調整(DF)による調整分解能の絶対値よりも小さい。周波数調整の0段(CF0)では、補償手段33aによる周波数調整が250[ms]実行される。この場合の調整分解能は、0.0953125[ppm]である。周波数調整の4段(CF4)では、補償手段33aによる周波数調整が4,000[ms]実行される。この場合の調整分解能は、1.525[ppm]である。
補正値のセット方法について、図7のフローチャートを参照して説明する。ステップS11において、制御回路5は、温度計測回路34から発振器32の現在の温度を取得する。ステップS11が実行されると、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御回路5は、周波数調整(CF)による補正値および周期調整(DF)による補正値を算出する。より詳しくは、制御回路5は、温度および発振器32の特性に基づいて、周期調整による補正値および周波数調整による補正値を算出する。電子時計1には、予め温度と補正値との対応関係を示すデータが記憶されている。この対応関係は、発振器32の個別の特性に基づいて予め算出されたものである。制御回路5は、上記の対応関係と、温度計測回路34から取得した温度情報と、に基づいて必要な総補正値を決定する。制御回路5は、総補正値を周期調整による補正値(以下、単に「DF補正値」と称する。)と、周波数調整による補正値(以下、単に「CF補正値」と称する。)とに振り分ける。
制御回路5は、DF補正値を、第一の周期調整期間Tp1における補正値(以下、単に「第一DF補正値」と称する。)と、第二の周期調整期間Tp2における補正値(以下、単に「第二DF補正値」と称する。)とに振り分ける。制御回路5は、第一DF補正値に基づいて、六つの調整段(DF1_0~DF1_5)までの何れの調整段による調整を行うかを決定する。単一の調整段による調整がなされても、複数の調整段の組み合わせによる調整がなされてもよい。一例として、第一DF補正値が94.55[ppm]であるとする。この場合、0段(DF1_0)~4段(DF1_4)までの五つの調整段によって周期の調整がなされる。つまり、各調整段の調整分解能の和が、第一DF補正値と等しくなる組み合わせが選択される。
制御回路5は、第二DF補正値に基づいて、六つの調整段(DF2_0~DF2_5)までの何れの調整段による調整を行うかを決定する。単一の調整段による調整がなされても、複数の調整段の組み合わせによる調整がなされてもよい。一例として、第二DF補正値が73.2[ppm]であるとする。この場合、3段(DF2_3)および4段(DF2_4)によって周期の調整がなされる。つまり、3段と4段の調整分解能の和が、第二DF補正値と等しくなる組み合わせが選択される。
制御回路5は、CF補正値に基づいて、補償手段33aによるクロック周波数f1の補正時間を決定する。クロック周波数f1の補正時間は、五つの調整段(CF0~CF4)の組み合わせによって得られる値から選択される。すなわち、五つの調整段(CF0~CF4)の組み合わせのうち、調整分解能の和が、必要なCF補正値と最も近くなる組み合わせが選択される。一例として、CF補正値が2.382813[ppm]であるとする。この場合、0段(CF0)、3段(CF3)、および4段(CF4)の組み合わせが選択される。その結果、合計で6,250[ms]の期間で周波数調整が補償手段33aによって実行される。CF補正値およびDF補正値が算出されると、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御回路5は、ステップS12で算出されたCF補正値およびDF補正値を発振器パッケージ3に送る。ステップS13が実行されると、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御回路5は、ステップS12で算出されたDF補正値を時計回路4に送る。ステップS14が実行されると、図6のステップS2における補正値のセットが完了する。ステップS2が実行されると、ステップS3に進む。
ステップS3では、制御回路5がリセット信号を発振器パッケージ3および時計回路4に送る。リセット信号によって、発振器パッケージ3において第二カウンター35のカウント値がリセットされると共に、時計回路4において第一カウンター42のカウント値がリセットされる。ステップS3が実行されると、ステップS4に進む。
ステップS4では、時計回路4において歩進が開始される。ステップS4が実行されると、ステップS5に進む。ここで、第一カウンター42および第二カウンター35が実質的に同時にリセットされていることから、第一カウンター42のカウント値と第二カウンター35のカウント値とは実質的に同じとなっている。
ステップS5において、時計回路4は、1秒が経過したか否かを判定する。時計回路4は、第一カウンター42のカウント値に基づいてステップS5の判定を行う。時計回路4は、歩進の開始または前回の運針から1秒経過した場合にステップS5で肯定判定し、ステップS6に進む。ステップS5において否定判定がなされると、ステップS5の判定が繰り返される。
ステップS6において、時計回路4は、モータ運針を実行する。時計回路4は、モータ回路41によってモータ28を駆動し、運針させる。この運針により、秒針24aが1秒進められる。また、分針24bおよび時針24cもそれぞれ進められる。ステップS6が実行されると、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御回路5は、1分が経過したか否かを判定する。制御回路5は、例えば、時計回路4から第一カウンター42のカウント値を取得し、取得した値に基づいて1分が経過したか否かを判定する。ステップS7において1分が経過したと判定された場合にはステップS8に進み、否定判定された場合にはステップS5に進む。
ステップS8において、制御回路5は、補正値をセットする。制御回路5は、ステップS2で説明した方法と同様の方法によって、新たなDF補正値およびCF補正値を決定する。制御回路5は、新たなDF補正値およびCF補正値を発振器パッケージ3に送り、新たなDF補正値を時計回路4に送る。ステップS8が実行されると、ステップS5に進む。
時計回路4は、上記のようにして運針を行いつつ、第一調整手段43によって周期補正を実行する。また、発振器パッケージ3は、第一調整手段43が周期補正を行っていない期間を第二カウンターより判断し、補償手段33aによって周波数補正を行う。以下に、図10を参照して、発振器パッケージ3における動作について説明する。図10のフローチャートは、図6のステップS3においてリセット信号を受信すると開始される。
ステップS21において、第二カウンター35で経過時間を計数するカウント値COUNT、第二調整手段35で2つの周期調整の実行を判断する周期調整フラグDF_FLAG、および補償手段33aで周波数調整を実行する時間を計数するカウント値COUNT_CFに値がセットされる。具体的には第二カウンター35のカウント値COUNTには0、周期調整フラグDF_FLAGには1、周波数調整カウント値COUNT_CFには、0が設定される。ステップS21が実行されると、ステップS22に進む。
ステップS22において、第二カウンター35は、カウント値COUNTが327,680であるか否かを判定する。すなわち、第二カウンター35は、カウント値COUNTがリセットされてから10秒が経過したか否かを判定する。ステップS22において、10秒が経過したと肯定判定された場合には、ステップS21に進む。一方、10秒が経過していないと否定判定された場合には、ステップS23に進む。
ステップS23において、第二カウンター35は、10秒カウンターをカウントアップする。10秒カウンターのカウントアップは、例えば、クロック信号のパルスに応じてなされる。ステップS23が実行されると、ステップS24に進む。
ステップS24において、発振回路33は、周波数調整カウント値COUNT_CFが周波数調整の設定値(CF補正値に対応するカウント数)よりも小さいか否かを判定する。ステップS24では、周期T1において目標の周波数調整が完了したか否かが判定される。周波数調整カウント値COUNT_CFがCF補正値から決まる値よりも小さい場合には、周波数調整が完了していない。周波数調整カウント値COUNT_CFが周波数調整の設定値よりも小さいと肯定判定された場合には、ステップS25に進む。一方、否定判定された場合には、ステップS28に進む。
ステップS25において、カウント値COUNTが131,072から163,840までの値であるか否かが判定される。ステップS25では、現在が第一の周期調整期間Tp1であるか否かが判定される。周期T1の開始後4秒から5秒の間は、第一の周期調整期間Tp1である。ステップS25において、現在が第一の周期調整期間Tp1であると肯定判定された場合には、ステップS28に進む。一方、否定判定された場合、すなわち現在が第一の周期調整期間Tp1ではないとして否定判定されると、ステップS26に進む。
ステップS26において、カウント値COUNTが294,912から327,680までの値であるか否かが判定される。ステップS26では、現在が第二の周期調整期間Tp2であるか否かが判定される。周期T1の開始後9秒から10秒の間は、第二の周期調整期間Tp2である。ステップS26において、現在が第二の周期調整期間Tp2であると肯定判定された場合には、ステップS28に進む。一方、否定判定された場合、すなわち、現在が第二の周期調整期間Tp2ではないとして否定判定されると、ステップS27に進む。
ステップS27において、周波数の調整がONとされ、周波数調整カウント値COUNT_CFがカウントアップされる。補償手段33aは、発振器32に接続される回路の負荷容量を通常時よりも増加させてクロック周波数f1を調整する。ステップS27が実行されると、ステップS22に進む。
ステップS28では、周波数の調整がOFFとされる。補償手段33aは、発振器32に接続される回路の負荷容量を通常時の値とし、クロック周波数f1の調整を行わない。ステップS28が実行されると、ステップS29に進む。
ステップS29において、周期調整フラグDF_FLAGが1であり、かつカウント値COUNTが147,456であるか否かが判定される。ステップS29では、第一の周期調整期間Tp1における周期の調整を実行する条件が成立したか否かが判定される。この条件は、周期調整フラグDF_FLAGの値が1であること、および周期T1の開始から4.5秒が経過した時点であることの二つである。つまり、本実施形態では、第一の周期調整期間Tp1における中間のタイミングにおいて周期の調整(論理緩急)が実行される。言い換えると、論理緩急の前後にマージンの期間が設けられて、周波数調整と周期調整とが重ならないようにされる。ステップS29において、周期調整を実行する条件が成立したと肯定判定された場合には、ステップS30に進む。一方、周期調整を実行する条件が成立していないと否定判定されると、ステップS31に進む。
ステップS30では、第二調整手段36によって、周期調整が実行される。第二調整手段36は、第一DF補正値に基づいて、第二論理回路35aに対して論理緩急のための指令信号を出力する。また、周期調整フラグDF_FLAGの値として2を設定する。ステップS30が実行されると、ステップS22に進む。
ステップS31において、周期調整フラグDF_FLAGが2であり、かつカウント値COUNTが311,296であるか否かが判定される。ステップS31では、第二の周期調整期間Tp2における周期の調整を実行する条件が成立したか否かが判定される。この条件は、周期調整フラグDF_FLAGの値が2であること、および周期T1の開始から9.5秒が経過した時点であることの二つである。つまり、本実施形態では、第二の周期調整期間Tp2における中間のタイミングにおいて周期の調整(論理緩急)が実行される。言い換えると、論理緩急の前後にマージンの期間が設けられて、周波数調整と周期調整とが重ならないようにされる。ステップS31において、周期調整を実行する条件が成立したと肯定判定された場合には、ステップS32に進む。一方、周期調整を実行する条件が成立していないと否定判定されると、ステップS22に進む。
ステップS32では、第二調整手段36によって、周期調整が実行される。第二調整手段36は、第二DF補正値に基づいて、第二論理回路35aに対して論理緩急のための指令信号を出力する。また、第二調整手段36は、周期調整フラグDF_FLAGの値として1を設定する。ステップS32が実行されると、ステップS22に進む。
次に、図11を参照して、時計回路4における動作について説明する。図11のフローチャートは、図6のステップS3においてリセット信号を受信すると開始される。
ステップS41において、第一カウンター42で経過時間を計数するカウント値COUNTおよび第一調整手段43で2つの周期調整の実行を判断する周期調整フラグDF_FLAGに値がセットされる。具体的には第一カウンター42のカウント値COUNTには0、周期調整フラグDF_FLAGには1が設定される。なお、第一カウンター42のカウント値COUNTは、第二カウンター35のカウント値COUNTに対して独立した値である。また、時計回路4の周期調整フラグDF_FLAGは、発振器パッケージ3の周期調整フラグDF_FLAGに対して独立したフラグである。ステップS41が実行されると、ステップS42に進む。
ステップS42において、第一カウンター42は、カウント値COUNTが327,680であるか否かを判定する。ステップS42で肯定判定がなされると、ステップS41に進み、否定判定がなされるとステップS43に進む。
ステップS43において、第一カウンター42は、10秒カウンターをカウントアップする。ステップS43が実行されると、ステップS44に進む。
ステップS44において、周期調整フラグDF_FLAGが1であり、かつカウント値COUNTが147,456であるか否かが判定される。ステップS44では、第一の周期調整期間Tp1における周期の調整を実行する条件が成立したか否かが判定される。この条件は、周期調整フラグDF_FLAGの値が1であること、および周期T1の開始から4.5秒が経過した時点であることの二つである。発振器パッケージ3における周期調整と同様に、時計回路4において論理緩急の前後にマージンの期間が設けられている。ステップS44において、周期調整を実行する条件が成立したと肯定判定された場合には、ステップS45に進む。一方、周期調整を実行する条件が成立していないと否定判定されると、ステップS46に進む。
ステップS45では、第一調整手段43によって、周期調整が実行される。第一調整手段43は、第一DF補正値に基づいて、第一論理回路42aに対して論理緩急のための指令信号を出力する。また、第一調整手段43は、周期調整フラグDF_FLAGの値として2を設定する。ステップS45が実行されると、ステップS42に進む。
ステップS46において、周期調整フラグDF_FLAGが2であり、かつカウント値COUNTが311,296であるか否かが判定される。ステップS46では、第二の周期調整期間Tp2における周期の調整を実行する条件が成立したか否かが判定される。この条件は、周期調整フラグDF_FLAGの値が2であること、および周期T1の開始から9.5秒が経過した時点であることの二つである。ステップS46において、周期調整を実行する条件が成立したと肯定判定された場合には、ステップS47に進む。一方、周期調整を実行する条件が成立していないと否定判定されると、ステップS42に進む。
ステップS47では、第一調整手段43によって、周期調整が実行される。第一調整手段43は、第二DF補正値に基づいて、第一論理回路42aに対して論理緩急のための指令信号を出力する。また、第一調整手段43は、周期調整フラグDF_FLAGの値として1を設定する。ステップS47が実行されると、ステップS42に進む。
発振器パッケージ3および時計回路4が上記の動作を実行することで、発振器パッケージ3が周期調整を実行するタイミングと、時計回路4が周期調整を実行するタイミングとが同期される。発振器パッケージ3のDF補正値と時計回路4のDF補正値とが等しいことで、第一カウンター42のカウント値COUNTと第二カウンター35のカウント値COUNTとが実質的に同じ値で推移する。その結果、発振器パッケージ3および時計回路4が同じタイミングで周期調整を実行し続けることができる。
発振器パッケージ3が、周期調整の期間(周期調整期間Tp)を除く期間(周波数調整期間Tf)に周波数調整を実行することで、時計回路4における周期調整(DF調整)と、発振器パッケージ3における周波数調整(CF調整)とが重なってしまうことが抑制される。
このように、本実施形態の電子時計1では、周波数調整がなされる期間と周期調整がなされる期間とが別の期間とされる。よって、本実施形態の電子時計1によれば、歩度の補正精度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の電子時計1は、発振器パッケージ3と、時計回路4と、周波数調整の期間と周期調整の期間とが重複することを規制する規制手段と、を有する。発振器パッケージ3は、基板7上に配置され、クロック信号を出力する発振器32および補償手段33aがパッケージ化されている。補償手段33aは、クロック周波数f1を調整する手段である。
時計回路4は、基板7上において発振器パッケージ3と離間して配置されている。時計回路4は、第一カウンター42と、第一調整手段43と、を有する。第一カウンター42は、クロック信号を分周する第一論理回路42aを有するカウンターである。第一調整手段43は、第一論理回路42aにおいて生成される第一分周信号の周期を調整する手段である。本実施形態の電子時計1は、規制手段を有することで、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間と、第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間とが重複してしまうことが規制される。よって、本実施形態の電子時計1によれば、歩度の補正精度を向上させることができる。
また、本実施形態の規制手段は、発振器パッケージ3に含まれる第二カウンター35および第二調整手段36を有する。第二カウンター35は、クロック信号を分周する第二論理回路35aを有する。第二調整手段36は、第二論理回路35aにおいて生成される第二分周信号の周期を調整する。
第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間と、第二調整手段36が第二分周信号の周期を調整する期間とは同期されている。二つの期間を同期させる手段として、例えば、第一カウンター42および第二カウンター35のリセットが実質的に同時になされる。また、本実施形態では、第一調整手段43および第二調整手段36に対して、同じDF補正値による周期の補正が指令される。
補償手段33aは、第一の周期調整期間Tp1および第二の周期調整期間Tp2の両方を除く期間にクロック周波数f1を調整する。第一の周期調整期間Tp1および第二の周期調整期間Tp2は、第二調整手段36が第二分周信号の周期を調整する期間である。本実施形態の電子時計1によれば、発振器パッケージ3において、時計回路4と同期を行うための端子を増設する必要が無い。よって、発振器パッケージ3の大型化が抑制される。
ここで、周波数調整と周期調整とが重畳しないように、発振器パッケージ3と時計回路4とを合わせて一つのパッケージとすることも考えられる。しかしながら、この場合、パッケージの大型化により配置の自由度が低下し、電子時計1の大型化を招くことがある。これに対して、本実施形態の電子時計1によれば、発振器パッケージ3と時計回路4とを分けたままで、周波数調整と周期調整との重畳を規制することができる。発振器パッケージ3と時計回路4とを分けて基板7上に配置することが可能となり、電子時計1の小型化が可能となる。
本実施形態の電子時計1では、発振器パッケージ3と時計回路4とが基板7上において隣接して配置されている。これにより、発振器パッケージ3と時計回路4とを接続する回路の長さを低減させ、省電力や低ノイズを図ることができる。
また、本実施形態の電子時計1では、発振器パッケージ3は、時計回路4と電池26との間に配置されている。発振器パッケージ3は、電池26に隣接している。このような配置により、電池26から発振器パッケージ3に対する電力供給が安定し、発振器パッケージ3の発振動作が安定する。
また、本実施形態の電子時計1では、電池26、輪列29a、およびリューズ27が直線L1上に配置されている。モータ28と、発振器パッケージ3および時計回路4とは、直線L1に対して互いに異なる側に配置されている。このようにモータ28が発振器パッケージ3から離れて配置されることで、モータ28の電磁波が発振器パッケージ3の動作に影響を与えにくい。また、電池26は、その他のメカ機構の配置スペースを考慮して、リューズ27および中心軸線X1の延長線上に配置される。これにより、電子時計1のスペース効率が向上し、より電子時計1の更なる小型化が可能となる。
[第2実施形態]
図12を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図12は、第2実施形態に係る電子時計1のブロック図である。第2実施形態の電子時計1は、上記第1実施形態の第二カウンター35および第二調整手段36に代えて、通信手段56を有する。通信手段56は、発振器パッケージ3に設けられた通信インタフェース、時計回路4に設けられた通信インタフェース、および通信線を有する。
通信手段56は、CF許可信号を時計回路4から発振器パッケージ3に送信する。CF許可信号は、補償手段33aによるクロック周波数f1の調整を許可する信号である。時計回路4の第一カウンター42は、カウント値COUNTに基づいて、CF許可信号を送信する。より詳しくは、第一カウンター42は、例えば、現在が第一の周期調整期間Tp1および第二の周期調整期間Tp2の何れでもない場合に、CF許可信号を送信する。補償手段33aは、CF許可信号を受信している間にクロック周波数f1の周波数調整を実行する。一方、補償手段33aは、CF許可信号を受信していない場合はクロック周波数f1の周波数調整を実行しない。
通信手段56は、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間と、第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間とが重複してしまうことを規制する規制手段に相当する。第2実施形態の電子時計1は、上記第1実施形態の電子時計1と同様に、歩度の補正精度を向上させることができる。
なお、通信手段56は、CF禁止信号を送信してもよい。CF禁止信号は、補償手段33aによるクロック周波数f1の調整を禁止する信号である。第一カウンター42は、現在が第一の周期調整期間Tp1または第二の周期調整期間Tp2である場合に、CF禁止信号を送信する。補償手段33aは、CF禁止信号を受信している間はクロック周波数f1の周波数調整を実行しない。一方、補償手段33aは、CF禁止信号を受信していない間にクロック周波数f1の周波数調整を実行する。
このように、第2実施形態の電子時計1において、規制手段は、第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間に関する情報を時計回路4から発振器パッケージ3に送信する。送信される情報は、例えば、CF許可信号やCF禁止信号である。補償手段33aは、受信した情報に基づき、第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間を除く期間にクロック周波数f1を調整する。
[第3実施形態]
図13を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図13は、第3実施形態に係る電子時計1のブロック図である。第3実施形態の電子時計1は、上記第1実施形態の電子時計1の第二カウンター35および第二調整手段36に代えて、通信手段57を有する。通信手段57は、発振器パッケージ3に設けられた通信インタフェース、時計回路4に設けられた通信インタフェース、および通信線を有する。
通信手段57は、DF許可信号を発振器パッケージ3から時計回路4に送信する。DF許可信号は、第一調整手段43による第一分周信号の周期調整を許可する信号である。発振器パッケージ3の発振回路33は、クロック周波数f1の周波数調整を行っていない場合にDF許可信号を送信する。第一調整手段43は、DF許可信号を受信している間に第一分周信号の周期調整を実行する。
通信手段57は、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間と、第一調整手段43が第一分周信号の周期を調整する期間とが重複してしまうことを規制する規制手段に相当する。第3実施形態の電子時計1は、上記第1実施形態の電子時計1と同様に、歩度の補正精度を向上させることができる。
なお、通信手段57は、DF禁止信号を送信してもよい。DF禁止信号は、第一調整手段43による周期調整を禁止する信号である。発振回路33は、クロック周波数f1の周波数調整を実行している間はDF禁止信号を送信する。第一調整手段43は、DF禁止信号を受信していない間に第一分周信号の周期調整を実行する。
このように、第3実施形態の電子時計1において、規制手段は、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間に関する情報を発振器パッケージ3から時計回路4に送信する。送信される情報は、例えば、DF許可信号やDF禁止信号である。第一調整手段43は、補償手段33aがクロック周波数f1を調整する期間を除く期間に第一分周信号の周期を調整する。
[各実施形態の変形例]
上記第1実施形態乃至第3実施形態の変形例について説明する。基板7上における発振器パッケージ3や時計回路4の配置は、例示した配置には限定されない。また、電池26、リューズ27、モータ28、駆動機構29等の配置についても例示した配置には限定されない。
周期T1の長さや、周期T1における各周期調整期間Tp1,Tp2や各周波数調整期間Tf1,Tf2の設定は、例示したものには限定されない。例えば、周期調整期間Tp1,Tp2の始期と終期は、適宜変更されてもよい。周期調整期間Tpの数は、二つには限定されない。周期T1において三つ以上の周期調整期間Tpが設定されてもよい。周波数調整の調整段数や周期調整の調整段数は、例示した段数には限定されない。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 電子時計
2 外装ケース
21 カン
22 ベルト
23 文字板
24 指針
24a 秒針
24b 分針
24c 時針
25 日板
26 電池
27 リューズ
28 モータ
29 駆動機構
29a 輪列
3 発振器パッケージ
31 筐体
32 発振器
33 発振回路
33a 補償手段
34 温度計測回路
35 第二カウンター
35a 第二論理回路
36 第二調整手段
4 時計回路
41 モータ回路
42 第一カウンター
42a 第一論理回路
43 第一調整手段
44 電圧作成用コンデンサ
45 針位置検出回路
46 歩度出力端子
5 制御回路
51 通信手段
52 クロック信号線
55 電源切断手段
56,57 通信手段
61 ソーラーセル
62 入力手段
7 基板
f1 クロック周波数
COUNT カウント値
COUNT_CF 周波数調整カウント値
DF_FLAG 周期調整フラグ
X1 中心軸線

Claims (9)

  1. 基板上に配置され、クロック信号を出力する発振器および前記クロック信号の周波数を調整する補償手段がパッケージ化された発振器パッケージと、
    前記基板上において前記発振器パッケージと離間して配置されており、前記クロック信号を分周する第一論理回路を有する第一カウンターと、前記第一論理回路において生成される第一分周信号の周期を調整する第一調整手段と、を有する時計回路と、
    前記発振器パッケージの温度および前記発振器の特性に基づいて総補正値を決定し、前記総補正値を第一補正値および第二補正値に振り分ける制御回路と、
    規制手段と、を備え、
    前記第一調整手段は、前記第一補正値に応じて論理緩急により前記第一分周信号の周期を調整し、
    前記補償手段は、前記第二補正値に応じて前記クロック信号の周波数を調整し、
    前記規制手段は、前記補償手段が前記周波数を調整する期間と、前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間とが重複することを規制する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記規制手段は、前記発振器パッケージに含まれ、前記クロック信号を分周する第二論理回路を有する第二カウンターと、前記発振器パッケージに含まれ、前記第二論理回路において生成される第二分周信号の周期を調整する第二調整手段と、を有し、
    前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間と、前記第二調整手段が前記第二分周信号の周期を調整する期間とは同期しており、
    前記補償手段は、前記第二調整手段が前記第二分周信号の周期を調整する期間を除く期間に前記クロック信号の周波数を調整する
    請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記規制手段は、前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間に関する情報を前記時計回路から前記発振器パッケージに送信し、
    前記補償手段は、受信した前記情報に基づき、前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間を除く期間に前記クロック信号の周波数を調整する
    請求項1に記載の電子時計。
  4. 前記規制手段は、前記補償手段が前記クロック信号の周波数を調整する期間に関する情報を前記発振器パッケージから前記時計回路に送信し、
    前記第一調整手段は、前記補償手段が前記クロック信号の周波数を調整する期間を除く期間に前記第一分周信号の周期を調整する
    請求項1に記載の電子時計。
  5. 前記発振器パッケージと前記時計回路とが前記基板上において隣接して配置されている
    請求項1から4の何れか1項に記載の電子時計。
  6. 前記発振器に電力を供給する電池を備え、
    前記発振器パッケージは、前記時計回路と前記電池との間に配置されている
    請求項1から5の何れか1項に記載の電子時計。
  7. 更に、時刻表示機構、操作部材、およびモータを備え、
    前記電池、前記時刻表示機構、および前記操作部材が直線上に配置されており、
    前記モータと、前記発振器パッケージおよび前記時計回路とは、前記直線に対して互いに異なる側に配置されている
    請求項6に記載の電子時計。
  8. 基板上に配置され、クロック信号を出力する発振器および前記クロック信号の周波数を調整する補償手段がパッケージ化された発振器パッケージと、
    前記基板上において前記発振器パッケージと離間して配置されており、前記クロック信号を分周する第一論理回路を有する第一カウンターと、前記第一論理回路において生成される第一分周信号の周期を調整する第一調整手段と、を有する時計回路と、
    前記補償手段が前記周波数を調整する期間と、前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間とが重複することを規制する規制手段と、
    を備え、
    前記規制手段は、前記発振器パッケージに含まれ、前記クロック信号を分周する第二論理回路を有する第二カウンターと、前記発振器パッケージに含まれ、前記第二論理回路において生成される第二分周信号の周期を調整する第二調整手段と、を有し、
    前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間と、前記第二調整手段が前記第二分周信号の周期を調整する期間とは同期しており、
    前記補償手段は、前記第二調整手段が前記第二分周信号の周期を調整する期間を除く期間に前記クロック信号の周波数を調整する
    ことを特徴とする電子時計。
  9. 基板上に配置され、クロック信号を出力する発振器および前記クロック信号の周波数を調整する補償手段がパッケージ化された発振器パッケージと、
    前記基板上において前記発振器パッケージと離間して配置されており、前記クロック信号を分周する第一論理回路を有する第一カウンターと、前記第一論理回路において生成される第一分周信号の周期を調整する第一調整手段と、を有する時計回路と、
    前記補償手段が前記周波数を調整する期間と、前記第一調整手段が前記第一分周信号の周期を調整する期間とが重複することを規制する規制手段と、
    前記発振器に電力を供給する電池と、
    時刻表示機構、操作部材、およびモータと、
    を備え、
    前記発振器パッケージは、前記時計回路と前記電池との間に配置されており、
    前記電池、前記時刻表示機構、および前記操作部材が直線上に配置されており、
    前記モータと、前記発振器パッケージおよび前記時計回路とは、前記直線に対して互いに異なる側に配置されている
    ことを特徴とする電子時計。
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