JP5242190B2 - コンロバーナ - Google Patents
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Description
一方、バーナ本体を金属板でプレス成形すると、バーナヘッドが載置される炎孔形成面の精度が低下しやすく、バーナヘッドを載置した状態でバーナヘッドが浮き上がりを起こすおそれもあった。
図1は、コンロバーナの一例を示す分解斜視図、図2はコンロバーナの平面図及びA−A線断面図である。
このコンロバーナ1は、内部に混合室6を有し、上面に後述するバーナヘッドが載置されるバーナ本体2と、そのバーナ本体2から半径方向へ突出し、混合室6へ燃料ガスと燃焼用空気との混合気を供給する混合管3とを備える点は従来と同様であるが、ここでは両者が夫々別体で作製されて組み付けられる構造となっている。
また、外筒4と内筒5との間には、両者を連結する複数の内リブ8,8・・が、内筒5の外面から平面視放射状となるように設けられている。ここでは内筒5の下端が外筒4の下端よりも下方へ突出する長さとなって、内筒5の下面には、周方向に等間隔で4つのネジ孔9,9・・が、内筒5の中心側へやや突出した状態で形成されている。
また、壁部11には、下端から上下方向の中間位置まで側面を開放させる一対の切欠部13,13が、点対称に形成されており、その切欠部13,13の開口縁を含む壁部11の下端全周には、フランジが形成されている。このうち切欠部13,13を除く最下端に位置する点対称部分は、器体側への取付フランジ14,14となり、取付フランジ14,14より上段となる切欠部13,13の上縁部分は、器体への取付状態で天板の裏面に当接する位置決めフランジ15,15となっている。なお、各取付フランジ14には、等間隔で取付孔16,16・・が穿設されている。
また、外筒4の下面で内周側には、下方へ突出するリング状の段部18が周設されると共に、内周面には、段部18と連続して段部18よりも下方へ突出する3つの突起19,19・・が、周方向へ等間隔で形成されている。
従って、同じコンロバーナ1でも、混合管3の向きを変えることでコンロ側のレイアウトに対応した使用が可能となる。また、単一の混合管3でなく、先端部24に設ける透孔29の位相が異なるタイプを複数用意して、混合管3のみを交換しても、コンロ側のレイアウトに対応した使用が可能となる。
器体51内には、バーナ台52が設けられて、コンロバーナ1はバーナ台52に取り付けられる。しかし、器体51内の制御回路に電気的接続される点火電極39及び熱電対40との位置が固定となるため、バーナ本体2の向きは左右とも一定となるが、前パネル53側に設けられる点火機構部54の位置が異なるため、バーナ本体2に対する混合管3の向きが左右で異なる。そこで、ここではバーナ本体2に対する混合管3の突出角度を互いに90°変えることで、左右共に同じタイプのコンロバーナ1を使用可能としている。
よって、噴きこぼれた煮汁等が外筒4の内壁を伝って下方へ垂れることがあっても、ゴムパッキン26側へ浸入することなく段部18及び突起19の下端から混合室3内に落下する。同様に外筒4の外面側では、外筒4の外壁を伝った煮汁等は外リブ17を介してさらに低い水平面17bや突起41側へ流れて落下し、ゴムパッキン26の位置にとどまらない。
従って、煮汁等によるゴムパッキン26の腐食を効果的に防止することができる。
また、混合管3を、プレス成形した上板20と下板21とから形成し、バーナ本体2に、上板20上に載置される外筒4と、その外筒4の内側で同心円上に配設されて外筒4との間に混合室6を形成し、上板20に設けた連通孔27を貫通して下板21に連結される内筒5とを設けて、内筒5と下板21とをネジ止めする構成としたことで、混合管3の組付けが容易となり、バーナ本体2と別体であっても組付けに係る作業性を低下させることがない。
また、バーナ本体と混合管との組付けにはネジ止め以外に、両者に設けたフランジ同士をクリップで挟持したり、一方に設けたフックを他方に係止させたり等、他の連結手段が採用できる。勿論このような連結手段を用いなくても、例えばバーナ本体とバーナヘッドとの組付け態様のように、混合管の先端部に、内筒や外筒が嵌合する筒部を一体に形成して、当該筒部にバーナ本体を嵌合させてシール部材を介して載置する単純な構造とすることも考えられる。さらに、両者の組付け部分で充分なシールが可能であれば、シール部材は省略することもできる。
一方、混合管においても、プレス成形した上板と下板とで形成する形態に限らず、ダイカスト成形等によって一体に形成する等、適宜変更して差し支えない。但し、材料に耐熱性の高いステンレスを使用すれば、バーナヘッドのセットが不充分であったり、バーナ本体内でゴミ詰まりが生じたりして混合管内で燃焼することがあっても、アルミの薄板のように変形するおそれがなく、信頼性の高い混合管が得られる。
Claims (1)
- 混合室を内設し、上面にバーナヘッドが載置される筒状のバーナ本体と、そのバーナ本体から半径方向へ突出し、前記混合室へ燃料ガスと燃焼用空気との混合気を供給する混合管とからなるコンロバーナであって、
前記バーナ本体を、前記混合管と別体にしてダイカスト成形によって作製する一方、前記混合管を、プレス成形した上板と下板とから形成すると共に、
前記バーナ本体に、前記上板上に載置される外筒と、その外筒の内側で同心円上に配設されて前記外筒との間に混合室を形成し、前記上板に設けた連通孔を貫通して前記下板に連結される内筒とを設け、さらに前記外筒の下面でその内周側に、下方へ突出するリング状の段部を周設し、前記段部を前記連通孔へ嵌合させた状態で前記バーナ本体を前記混合管の先端部上に載置して、前記内筒と下板とをネジ止めする一方、
前記バーナ本体と混合管との間でのネジ止め位置を前記バーナ本体の同心円上に複数設け、前記ネジ止め位置の変更により、前記混合管を、前記バーナ本体に平面視での突出角度を選択して組付け可能としたことを特徴とするコンロバーナ。
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