JP4709589B2 - こんろ用バーナ - Google Patents

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本発明は、こんろ用バーナに関するものである。
従来のこんろ用バーナは、図8に示すように混合室4を有するバーナ本体5にバーナキャップ6を載設して周縁に多数の炎口を備えるように形成されている。炎口は図8、図9に示すように主炎口1と保炎口3とからなり、主炎口1はバーナキャップ6の周縁に間隔をあけて設けられ、保炎口3はバーナキャップ6の外周の下縁とバーナ本体5の上面との間に周方向に亙るように設けられるものである。
バーナキャップ6の下面には放射状に複数の主炎口用溝1aが凹設してあり、燃料と一次空気とを混合した混合ガスは混合室4から主炎口用溝1aを通って主炎口1に流れて主炎F(図10参照)として燃焼するものである。また、バーナキャップ6の下面の主炎口用溝1a間には、図10に示すように混合ガスの溜まり空間となる凹部20が形成してあり、混合室4からの混合ガスが流入部19より凹部20内に流入し、保炎口3にて保炎Fとして燃焼するものである。
このような従来例のこんろ用バーナにおいては、凹部20内に流入した混合ガスが保炎口3にて保炎Fとして燃焼する際、凹部20内の中央部を流れる混合ガス量が多いため保炎口3の中央部での燃焼量が多くなって保炎Fは図10に示すようにバーナキャップ6周方向の中央部で大きくなる。このため、中央部の大きい保炎Fにより二次空気の流れが悪くなって主炎Fの燃焼が悪化すると共に、保炎Fの主炎Fに接する部分が小さいため保炎Fとしての機能が低いものであり、また、保炎Fとしての機能が低い中央部での燃焼量が多いと保炎Fの燃焼量が多くなり熱効率が悪化してしまう。
特開2003−214606号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、保炎口の中央部での燃焼量を小さくすることで、二次空気の流れが悪くなって主炎の燃焼が悪化するのを防止すると共に少ない混合ガスで保炎としての機能を発揮することができるこんろ用バーナを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明のこんろ用バーナは、混合室4を有するバーナ本体5の上にバーナキャップ6を載設して周縁に多数の炎口(主炎口1、保炎口3)を備え、バーナキャップ6の下面の主炎口用溝1a間に下方に開口して内部が燃料と一次空気との混合ガスの溜まり空間となる凹部20を設け、該凹部20の内方側の壁部に前記混合室4から該凹部20へ混合ガスを流入させる流入部19を設け、該凹部20のバーナキャップ外周側の壁部の下端とバーナ本体5の上面との間に保炎口3を形成し、前記流入部19及び前記凹部20を介して流量が絞られ且つ流速が減速された混合ガスが、前記保炎口3に供給されるこんろ用バーナAにおいて、凹部20内のバーナキャップ6周方向の中央部に柱部20aを設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、保炎口3の中央部での燃焼量を小さくすることができて、二次空気の流れが悪くなって主炎の燃焼が悪化するのを防止すると共に少ない混合ガスで保炎としての機能を発揮することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の発明において、バーナ本体5の上面にバーナキャップ6の外径と略同じ外径をした円環状のバーナベース16を設けて該バーナベース16の上面とバーナキャップ6の下面との間に炎口を形成するこんろ用バーナにおいて、バーナベース16上面の保炎口3に対応する部分に外方に突出するテラス部Tを形成して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、テラス部Tによって保炎口3への二次空気の供給量が減少して保炎口3での燃焼量を小さくすると共に主炎F及び保炎Fを安定させることができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、バーナベース16の上面に段差17を形成し、該バーナベース16上に載置されたバーナキャップ6の下面と段差17の上面との間に保炎口3を形成して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、簡単な構成で保炎口3を形成することが可能となる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に係る発明において、隣接する主炎口用溝1aの間の外周面を他の部分の外周面より内周側に凹没した形状の連通凹部9を形成して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、大火で燃焼するときは各主炎口1で夫々独立して火炎が形成されるように燃焼し、小火で燃焼するとき隣接する主炎口1に形成される火炎が連通凹所9で繋がって燃焼することで小火になっても消火することがなくて小火性能が向上する。
本発明は叙述の如く構成されているので、保炎口の中央部での燃焼量を小さくすることができて、二次空気の流れが悪くなって主炎の燃焼が悪化するのを防止すると共に少ない混合ガスで保炎としての機能を発揮することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。こんろ用バーナAは、図1に示すようにバーナ本体5の混合室4の上にバーナキャップ6を着脱自在に載置して主体が構成されている。このこんろ用バーナAには大バーナA1と標準バーナA2と小バーナA3とがあり、図2、図3に示すガスこんろBの場合、大バーナA1と標準バーナA2と小バーナA3とを1個づづ合計3個のこんろ用バーナAを設置してある。このこんろ用バーナAはガラス天板のような天板10の開口11から天板10上に露出させてあり、バーナ本体5と天板10の開口11縁との間に円環状のバーナリング12を介装してあり、天板10から煮汁等が下に落ちるのを防止している。またこんろ用バーナAの天板10上に露出する部分を囲むように天板10上に五徳8を載置してあり、五徳8の上に鍋等を載せて支持できるようになっている。標準バーナA2は鍋底温度センサーを具備しており、後述するカバー30の中央の透孔から上方に露出している。この鍋底温度センサーは標準バーナA2に鍋を設置したとき鍋底に接触して鍋底の温度を検出し、この検出した温度に応じて標準バーナA2の燃焼の各種制御ができるようになっている。
こんろ用バーナAには大バーナA1、標準バーナA2及び小バーナA3があるが、これらのバーナは基本的に同じ構造であり、以下に本発明のこんろ用バーナを適用する大バーナA1について説明する。バーナ本体5は図1、図3に示すように混合管15を一体に有するものであり、本例の場合、このバーナ本体5及び混合管15はADC12等のアルミダイキャスト成形品である。混合管15の基端には燃料としてのガスを吐出するガスノズル14が配置され、ガスノズル14からガスを吐出すると、混合管15の基端から一次空気が吸入されて混合管15内でガスと一次空気とが混合されて混合ガスが生成されるようになっている。バーナ本体5は円環状に形成されており、バーナ本体5の内周側の空間18aを通っても燃焼用の二次空気が供給されるようになっている。このバーナ本体5には円環状の混合室4を設けてあり、この混合室4は混合管15に連通している。バーナ本体5の上面には円環状をしたバーナベース16が設けてあると共に、このバーナベース16上には円環状をしたバーナキャップ6が載設される。本例の場合、バーナキャップ6はバーナ本体5と同様にADC12等のアルミダイキャスト成形品でその外径は約φ60mmとなっており、このバーナキャップ6が載設されるバーナベース16の外径もバーナキャップ6の外径と略同じに形成してある。なお、標準バーナA2のバーナベース16及びバーナキャップ6の外径も大バーナA1と同様に約φ60mmであるが、小バーナA3についてはこれよりも小径となっている。(図2参照)そして、以下に説明するように大バーナA1に本実施形態を適用することで、バーナキャップ6及びバーナベース16の外径を従来の約φ76mmから前記φ60mmに小型化したにもかかわらずガス消費量約4.2kWの大出力が実現できるものである。
バーナキャップ6は、バーナキャップ6の下面の外周部がバーナベース16に載置され、これにより混合室4は概ね密閉された空間となる。すなわち、バーナ本体5のバーナベース16の内側には円筒状をした内筒部18が配設されると共にバーナベース16自体が外筒となって二重筒状となり、一方、バーナキャップ6においては、その円環状をした形状の内端縁から下方に向けてキャップ筒部61が設けてあって、バーナキャップ6の外周部をバーナベース16上に載置した時に図3に示すようにバーナ本体5の内筒部18内にバーナキャップ6のキャップ筒部61が略嵌入される状態となり、これにより、バーナ本体5の内筒部18と外側のバーナベース16との空間がバーナキャップ6によって上方が閉じられて混合室4となる。
本例ではこの混合室4の密閉度を向上させるため、図3(b)に示すダブルシールを採用している。バーナキャップ6をバーナベース16上に載置すると、バーナ本体5の内筒部18の上端部がバーナキャップ6のキャップ筒部61を突設する下面の近傍に位置するが、この時、内筒部18の上端部をバーナキャップ6の下面に当接させることは密閉度向上の観点からは好ましいが製作上困難であった。つまり、バーナキャップ6はその下面の外周部がバーナベース16上に載置されるため、これと同時にバーナ本体5の内筒部18の上端部がバーナキャップ6の下面に当接するように設計すると、製作誤差によりバーナ本体5の内筒部18の上端部がバーナキャップ6の下面に当接した際にバーナキャップ6の下面の外周部がバーナベース16から上方に浮いた状態となる惧れがある。また、上述したようにバーナ本体5の内筒部18内に略嵌入されるバーナキャップ6のキャップ筒部61についても同様で、密閉度向上の観点からは内筒部18とキャップ筒部61とが隙間無く嵌合するのが好ましいが、若干の隙間を有する設計にしなければ製作誤差により嵌入されない惧れがあるものであった。これを解決するには研削工程を導入して製作精度を向上させて製作誤差を小さくすることが考えられるが、この場合にはコスト増大となってしまう。そこで、製作誤差をそのままにして、シールをダブルシールとするものである。
本例のダブルシールは、バーナ本体5の内筒部18の上端部がキャップ筒部61の外側面に沿ってバーナキャップ6の下面に近接した際、バーナキャップ6の下面の前記内筒部18の上端部の内側の部分から下方に向けて突出する円環状をしたシールリブRを設けて形成してある。これにより、従来のものにあってはバーナ本体5の内筒部18とバーナキャップ6のキャップ筒部61との間の隙間を小さくすることでのみ行っていたシールを、本例ではこれに加えてキャップ筒部61の反対側のシールリブRと内筒部18とでも行うことができて、バーナ本体5の内筒部18の内外両側でシールすることが可能となる。上記混合室4と二次空気の供給路となるバーナ本体5の内筒部18内の空間18aとの間の圧力差は1.5mmHO程であるが、ダブルシールにより混合室4から空間18aへの漏れ量は従来のシールリブRを設けないものと比較して1/√2に低減される。
バーナキャップ6の下面の外周のバーナベース16に載置される部分には、周方向に放射状に複数の主炎口用溝1aを凹設してあり、バーナキャップ6をバーナ本体5のバーナベース16の上に載置した際、主炎口用溝1aによってバーナベース16及びバーナキャップ6の当接部分の外側の大気と内側の混合室4とが連通し、混合室4の混合ガスが主炎口用溝1aを通って外側へと流れ、主炎口用溝1aの外側の開口が前記混合ガスが燃焼する主炎口1となっている。本例では、隣接する2個の主炎口1で1組となるツイン炎口を形成してある。図6に示すように、各ツイン炎口では隣接する主炎口1間の外周面を他の部分の外周面より内周側に凹没して連通凹所9を形成してある。言い換えれば、周方向の1つ置きに隣接する主炎口1間の外周面に他の部分の外周面より内周側に凹没した連通凹所9を形成することでツイン炎口を形成してある。このようにツイン炎口にしてあると、大火で燃焼するときは各主炎口1で夫々独立して火炎が形成されるように燃焼するが、小火で燃焼するとき隣接する主炎口1に形成される火炎が連通凹所9で繋がって燃焼することで小火になっても消火することがなくて小火性能が向上し、本例ではターンダウン比13.6を達成している。
またバーナベース16の上面には全周に亙って段部17を設けてあって、バーナベース16にバーナキャップ6を載置することにより段部17にて全周に亙るように保炎口3を形成してある。本例では、バーナキャップ6の主炎口用溝1a間に下方に開口する凹部20が形成してあり、この凹部20内が混合ガスが溜まって減圧される溜まり空間となると共に、凹部20の内方側(バーナキャップ6の中心側)の壁部に混合室15から前記凹部20へ混合ガスを流入させる一つ又は複数の溝や開口からなる流入部19を設けてあり、保炎口3には、混合室4から前記流入部19、凹部20を介して流量が絞られ且つ流速が減速された混合ガスが供給されるようになっている。混合室4から混合ガスを供給して点火すると、主炎口1に火炎の大きな主炎が形成されると共に保炎口3に火炎の小さな保炎が全周に亙って形成されるようになっている。
またバーナキャップ6の上面には隣り合う主炎口1の間の位置で放射状に二次空気供給用の凹溝29を凹設してあり、バーナ本体5の内筒部18内から供給された燃焼用の二次空気が凹溝29を介して主炎口1の両側に供給されるようになっている。これにより天板10の上でバーナ本体5の外周から供給される燃焼用の二次空気の量が少なくとも凹溝29を介して内周側からも二次空気が供給されることにより充分に二次空気が供給されて安定した燃焼をする。またバーナキャップ6の上面にはバーナキャップ6の上面に煮汁等が付着するのを防止するためのカバー30が設置され、カバー30から鋲、リベット等の固着具31をバーナキャップ6の取り付けボス32に打入することでカバー30が取り付けられている。
そして本発明においては、この凹部20の左右方向(バーナキャップ6の周方向)の中央部に柱部20aを設けてある。主炎口1間の保炎は、凹部20内に流入して保炎口3から流出した混合ガスが燃焼して形成されるものであるが、この時、凹部20内に柱部20aが無い場合には、混合ガスはその多くが凹部20の中央部を流れて図10に示す従来例ように主炎口1間の保炎Fは左右方向の中央部が大きくなる。この場合、中央部の大きい保炎Fによって二次空気の流れが悪くなり、主炎Fの燃焼が悪化すると共に保炎Fの主炎Fに接する部分が小さくなって保炎Fとしての機能が低下してしまう。そこで、本発明のように凹部20の左右方向の中央部に柱部20aを設けるものである。柱部20aは、バーナキャップ6をバーナベース16上に載置した際に図5(b)に示すように柱部20aの下面がバーナベース16の段差17の内側の上面に当接又は近接するように位置して、凹部20の中央部を流れる混合ガスをなくして保炎口3の中央部での燃焼量を小さくするものである。これにより、図7に示すように保炎Fは中央部が小さくなると共に両端部の主炎Fに接する部分が大きくなって、主炎Fの燃焼の悪化を防止すると共に保炎としての機能が損なわれず、少ない混合ガスによって保炎の機能を維持することができる。
五徳8は本例の場合、図2に示すように6個の五徳爪8aを等間隔に設けてあり、6箇所のうち5箇所は隣り合う主炎口1間の間隔を広くしてあり、この広い間隔を隔てて隣り合う主炎口1間は保炎口3で保炎だけが形成されるようになっている。残りの1箇所でも隣り合う主炎口1間の間隔を広くしてあり、この隣り合う主炎口1間に点火用炎口21を形成してある。この点火用炎口21は点火炎を形成して保炎口3や主炎口1から出る混合ガスに点火できるようになっている。この点火用炎口21を設ける部分ではバーナキャップ6の外周面に凹曲面22を設けてあり、この凹曲面22の中央部に対応する位置に点火用炎口21を設けてある。
この点火用炎口21に対応する部分には点火スパークを発生して点火用炎口21から出る混合ガスに点火する点火装置23を付設してある。点火装置23は点火プラグ24と点火スパークターゲット25とで主体が構成されている。点火プラグ24はバーナ本体5に装着してあり、点火プラグ24の電極24aが上方に突出している。バーナキャップ6の点火用炎口21を設けた部分の上方には点火用炎口21に煮汁等が侵入するのを阻止する庇部26を外方に突出するように設けてあり、庇部26の下面には点火スパークターゲット25を設けてあり、点火プラグ24の電極24aと点火スパークターゲット25が所定のギャップを隔てて対向している。そして点火用炎口21から混合ガスを吐出すると共に点火装置23で点火スパークを発生すると、点火用炎口21から吐出する混合ガスに点火されて点火炎が形成されるようになっている。また点火用炎口21と混合室4との間に滞留用空間27を設けてあり、この滞留用空間27と混合室4とを連通孔28を介して連通させてあり、混合室4から供給される混合ガスを連通孔28から滞留用空間27に流入させて滞留用空間27に一旦滞留させて点火用炎口21から吐出させるようになっている。
五徳8の6個の五徳爪8aのうち5個の五徳爪8aに対応する部分では隣り合う主炎口1の間隔を他の部分の標準の間隔より広くしてあり、この隣り合う主炎口1の間隔を広くした部分ではこれらの間に保炎口3を設けて保炎だけが形成されるようになっている。これにより主炎口1に形成される火炎が五徳爪8aを炙るようなことがなくなり、この部分で燃焼が悪くならず、無駄な熱の消費にて熱効率が悪くなることがない。本発明ではこの五徳爪8aを跨いて隣り合う一対の主炎口1に次の構造を採用している。つまり、図6に示すように隣り合う主炎口1間の保炎口3と主炎口1との間の角部に面取り7を形成している。このように面取り7を設けたことにより主炎口1に形成される火炎は保炎口3にはみ出すように形成され、隣り合う主炎口1に形成される火炎が近付くために火移りしやすくなる。
また本例では、上記五徳爪8aに対応する部分にある保炎口3において、バーナベース16の上面がその上に載置されたバーナキャップ6の外面よりも外方に突出するようにテラス部Tを形成してある。バーナベース16にバーナキャップ6を載置した状態では、上述したようにバーナベース16とバーナキャップ6の外径を略同じに形成してあるため、テラス部Tを形成していない部分では図5(a)に示すようにバーナベース16とバーナキャップ6の外面が略面一となり、この外面の下方から多くの二次空気が主炎口1、保炎口3に供給されるが、上記のようにバーナベース16にテラス部Tを形成した部分においては、図5(b)に示すようにテラス部Tによって下方からの二次空気が妨げられて保炎口3への供給量が減少し、この保炎口3での燃焼量を小さくすると共に主炎F及び保炎Fを安定させることができる。これにより、五徳爪8aが炙られるのをより一層抑えることが可能となる。
本発明のこんろ用バーナの一例を示す分解斜視図である。 同上のこんろ用バーナを設置したガスこんろを示す平面図である。 (a)は同上のこんろ用バーナを設置した状態の断面図であり、(b)は(a)のA部拡大図である。 同上のバーナキャップの下面図である。 バーナ本体にバーナキャップを載設した状態を示し、(a)は主炎口部分の断面図であり、(b)は保炎口部分の断面図である。 バーナ本体にバーナキャップを載設した状態の正面拡大図である。 主炎および保炎の燃焼状態を説明する説明図である。 従来例のこんろ用バーナの分解斜視図である。 従来例のバーナ本体にバーナキャップを載設した状態の正面拡大図である。 従来例の主炎および保炎の燃焼状態を説明する説明図である。
符号の説明
1 主炎口
1a 主炎口用溝
19 流入部
20 凹部
20a 柱部
3 保炎口
4 混合室
5 バーナ本体
6 バーナキャップ
A こんろ用バーナ

Claims (4)

  1. 混合室を有するバーナ本体の上にバーナキャップを載設して周縁に多数の炎口を備え、
    バーナキャップの下面側に放射状に穿設した主炎口用溝にてバーナキャップとバーナ本体との間に周方向に複数個の主炎口を形成し、
    バーナキャップの下面の主炎口用溝間に下方に開口して内部が燃料と一次空気との混合ガスの溜まり空間となる凹部を設け
    該凹部の内方側の壁部に前記混合室から該凹部へ混合ガスを流入させる流入部を設け、
    該凹部のバーナキャップ外周側の壁部の下端とバーナ本体の上面との間に保炎口を形成し、
    前記流入部及び前記凹部を介して流量が絞られ且つ流速が減速された混合ガスが、前記保炎口に供給されるこんろ用バーナにおいて、
    凹部内のバーナキャップ周方向の中央部に柱部を設けて成る
    ことを特徴とするこんろ用バーナ。
  2. バーナ本体の上面にバーナキャップの外径と略同じ外径をした円環状のバーナベースを設けて該バーナベースの上面とバーナキャップの下面との間に炎口を形成するこんろ用バーナにおいて、バーナベース上面の保炎口に対応する部分に外方に突出するテラス部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載のこんろ用バーナ。
  3. バーナベースの上面に段差を形成し、該バーナベース上に載置されたバーナキャップの下面と段差の上面との間に保炎口を形成して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のこんろ用バーナ。
  4. 隣接する主炎口用溝の間の外周面を他の部分の外周面より内周側に凹没した形状の連通凹部を形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のこんろ用バーナ。
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