JP5980255B2 - コンロ用バーナ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに用いられるコンロ用バーナに関する。
この種のコンロ用バーナは、燃料ガスと一次空気との混合ガスを供給する混合管と、混合管に連設されて内部に分布室が形成されたバーナボディと、該バーナボディ上に載置されて外周に沿って主炎孔(本明細書では、形状や大きさが異なる複数の炎孔により構成される調理加熱用の火炎を形成するための炎孔を言う)及び点火炎孔を形成する環状のバーナヘッドと、前記点火炎孔の近傍に火花放電を発生させる点火プラグとを備えている。
そして、この種のコンロ用バーナにおいては、バーナボディの外周部の一部に点火プラグを収容したものが知られている(下記特許文献1参照)。点火プラグをバーナボディの一部に収容することにより、点火プラグの上方はバーナヘッドの一部に覆われる。更に、バーナボディにおける点火プラグを収容した部分の奥側には点火炎孔が形成される。
これにより、点火プラグがバーナボディの外側に配設されている場合に比べて、点火プラグや点火炎孔への煮こぼれ汁の付着を少なくすることができる。
ところで、主炎孔と点火炎孔は、何れもバーナヘッドの下面外周又はバーナヘッドの上面外周に形成された溝であり、バーナヘッドをバーナボディに載置したときに形成される。そして、点火炎孔は、主炎孔に比べて小さな点火用の火炎を形成するために、混合ガスを点火に最適な比較的少量に制限する形状とされている。
特開平4−64807号公報
この種のコンロ用バーナにおいては、バーナヘッドとバーナボディとの間に異物の噛み込みによる所謂バーナヘッドの浮き等が生じることがある。この場合に、従来のように、点火炎孔によって混合ガスを適量に制限する構成では、バーナヘッドの浮き等により点火炎孔の溝が僅かに開放されると、点火炎孔による混合ガスの制限が不十分となり点火用の火炎が大きく形成されてしまう。このため、点火プラグに対する過剰な炙りが生じて損傷するおそれがある。更に、点火のための混合ガスの供給量が過剰となると燃料ガスの消費量も増加して不経済である。
上記の点に鑑み、本発明は、バーナヘッドの浮き等の影響を殆ど受けることなく点火のための混合ガスの供給を最適に維持することができるコンロ用バーナを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、燃料ガスと一次空気との混合ガスを生成する混合管と、該混合管に連設されて内側に混合ガスの分布室を形成する筒状のバーナボディと、該バーナボディ上に載置して外周に多数の主炎孔を形成するバーナヘッドと、前記炎孔に点火するための点火プラグとを備え、前記バーナボディは、前記バーナヘッドを載置する環状の載置部と、前記点火プラグを収容して上端が開口された点火プラグ収容部とを備え、前記バーナヘッドは、前記点火プラグ収容部に収容された点火プラグの上方を所定の空隙を存して覆う点火部を備え、前記点火プラグ収容部は、前記バーナボディの周方向に対向する一対の第1側壁と、両第1側壁の奥端に連続する第1後壁とを備え、前記点火部は、前記点火プラグ収容部の両第1側壁の外側面に当接して下方に延びる一対の第2側壁と、両第2側壁の奥端に連続して形成されて前記第1後壁の奥側面に対向して下方に延びる第2後壁とを備え、前記点火プラグ収容部の上方を前記点火部が覆ったとき、前記点火部の下面と前記第1後壁の上端面とが当接して当該当接部に点火炎孔が形成されると共に、前記第1後壁と前記第2後壁との間に、前記分布室の混合ガスを前記点火炎孔に供給する点火用ガス案内路が形成されるコンロ用バーナにおいて、前記点火プラグ収容部の上方を前記点火部が覆ったとき、前記点火炎孔と前記第2側壁の側面との間に、前記点火用ガス案内路から前記点火炎孔に向かう混合ガスの一部を用いて火移り用の火炎を形成する火移り炎孔が形成されると共に、前記火移り炎孔の火炎を、前記第1側壁の上端面と前記第2側壁の側面とで構成される前記点火部の上隅部に沿って前記バーナヘッドの径方向外側に導出する火移り火炎導出部が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、バーナヘッドの点火部が備える下方に延びる第2側壁及び第2後壁により、点火プラグ収容部の第1側壁及び第1後壁がその外側から包囲され、点火プラグ収容部の第1後壁と点火部の第2後壁との間に、混合ガスを点火炎孔に案内する点火用ガス案内路が形成される。これにより、分布室の混合ガスは、点火用ガス案内路を介してのみ点火炎孔に供給される。点火用ガス案内路は、第1後壁と第2後壁と間の間隔寸法による流路断面積を点火に最適な混合ガスの供給量に対応させておくことができる。
上記構成によって、万一バーナヘッドの浮き等が生じたときには、第2側壁及び第2後壁が第1側壁及び第1後壁を包囲した状態を維持して上方(バーナヘッドの軸線方向)に位置ずれするだけであり、点火部の内側には、点火用ガス案内路以外からの混合ガスの侵入が生じない。しかも、バーナヘッドの浮き等が生じても、第1後壁に対して第2後壁が上方向にスライドするだけであるため、第1後壁と第2後壁と間の間隔寸法による点火用ガス案内路の流路断面積が殆ど変化しない。従って、点火炎孔によって点火するために必要な最適な混合ガス量に制限する構成を採用した場合と異なり、バーナヘッドの浮き等の影響を殆ど受けることなく点火のための混合ガスの供給を最適に維持することができ、点火用の火炎による点火プラグの過剰な炙りや、燃料ガスの消費量の増加を防止することができる。
ところで、点火炎孔に確実に火炎が形成されるのであれば、前記点火用ガス案内路によって点火炎孔に供給する混合ガスの量を極めて少なく制限することができる。しかし、例えば、主炎孔の数が少ない小型のコンロ用バーナでは、混合管に供給される燃料ガスの量が全体的に少ない。このような小型のコンロ用バーナにおいて、混合ガスの量を点火用の火炎が形成される最小量に制限すると、点火炎孔で形成される火炎が極度に小さくなり、主炎孔への火移り性が低下することが考えられる。
そこで、本発明においては、前記点火プラグ収容部の上方を前記点火部が覆ったとき、前記点火炎孔と前記第2側壁の側面との間に、前記点火用ガス案内路から前記点火炎孔に向かう混合ガスの一部を用いて火移り用の火炎を形成する火移り炎孔が形成されると共に、前記火移り炎孔の火炎を、前記第1側壁の上端面と前記第2側壁の側面とで構成される前記点火部の上隅部に沿って前記バーナヘッドの径方向外側に導出する火移り火炎導出部が形成される構成とした
本発明においては、点火部が点火プラグ収容部の上方を覆った状態で点火炎孔の側方には火移り炎孔が形成され、点火部の内側の上隅部には火移り火炎導出部が形成される。火移り炎孔は、点火部の内側に形成されていることによって点火炎孔が点火されると点火炎孔と共に火炎を形成する。このときに火移り炎孔に供給される混合ガスは、点火用ガス案内路から点火炎孔に向かう混合ガスの一部を分岐させたものであるため、点火のために供給される混合ガスの量は増加しない。
火移り炎孔で形成された火炎は、火移り火炎導出部を伝ってバーナヘッドの径方向外側に導出される。通常、火炎は壁面に沿って延びる性質がある。火移り火炎導出部は、第1側壁の上端面と第2側壁の側面とで構成されているので、火移り炎孔で形成された火炎を確実にバーナヘッドの外側に導出させることができる。そして、バーナヘッドの外側に導出された火移り用の火炎は点火部に隣接する主炎孔に火移りする。
このように、本発明によれば、点火炎孔に供給する混合ガス量を増加させることなく点火部から主炎孔への火移り性を向上させることができ、供給される燃料ガスの量が全体的に少ない小型のコンロ用バーナであっても円滑に火移りさせることができる。
更に、本発明においては、火移り火炎導出部に、前記バーナヘッドの径方向外側に導出した火移り用の火炎を前記点火部に隣接する主炎孔に向けて案内する火移り火炎案内部を設けることが好ましい。これによれば、火移り火炎導出部によってバーナヘッドの外側に導出された火移り用の火炎は、火移り火炎案内部を介して主炎孔に向けられるので、点火部から主炎孔への火移り性を一層向上させることができる。
本発明の実施形態のコンロ用バーナを示す側面図。 コンロ用バーナの要部断面図。 スペーサを示す斜視図。 バーナヘッドの底面を示す斜視図。 点火部の一部を破断して点火プラグ収容部を平面視した説明図。 点火部及び点火プラグ収容部の説明的断面図。 バーナヘッドの要部の正面図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のコンロ用バーナは、図1に示すように、混合管1と、バーナボディ2と、バーナヘッド3と、バーナキャップ4とを備えている。
混合管1は、図示しないガスノズルから噴出する燃料ガスを一次空気と共に取り入れることにより燃料ガスと一次空気との混合ガスを生成する。
図2に示すように、混合管1の下流端には、バーナボディ2が連設されている。バーナボディ2は、金属製板材により形成された基体部5と、ダイカストにより形成されたスペーサ6とを備えている。スペーサ6の内部には点火プラグ7が設けられている。
バーナボディ2の基体部5は、外筒8と、外筒8の内側に設けられた内筒9とを備え、外筒8と内筒9との間に形成される環状の空間が混合管1に連通する混合ガス通路10を構成している。
図2に示すように、基体部5の外筒8は、点火プラグ7が配置されている側が内筒9に接近する方向に偏心して設けられている。また、基体部5には、環状の底部隆起部11が形成されている。内筒9は、その下端が底部隆起部11の上端に連結されている。
スペーサ6は、図2及び図3に示すように、その底部12に形成された連通用の開口である連結部13に外筒8の上端を挿入した状態で基体部5に連結されている。スペーサ6は、その上端面にバーナヘッド3を載置する環状の載置部14を備えている。
図1に示すように、スペーサ6は、コンロ本体(図示しない)の上面を閉塞する天板15から露出する。天板15には、バーナ用開口16が形成されており、バーナ用開口16とスペーサ6との間に形成される間隙を閉塞する環状の閉塞板17が設けられている。また、閉塞板17の外周の天板15上には五徳18が載置される。
スペーサ6はダイカストによって形成されているので、美観が高く、また、変形強度も高いことにより天板15から露出させるのに好適である。
また、図2及び図3に示すように、スペーサ6の外周壁19の内側には、点火プラグ7を収容する点火プラグ収容部20が設けられている。点火プラグ収容部20は、スペーサ6の外周壁19の内面に沿って形成された縦長の空間であり、その上端が載置部14の一部を横切るようにして開口されている。この開口は後述のプラグ用開口26である。
図3に示すように、点火プラグ7は、その上端の電極側が点火プラグ収容部20の奥側に傾く姿勢で点火プラグ収容部20の内部に収容されている。これによって、点火プラグ7の上端から下端までの長さ寸法が比較的大きくても、点火プラグ7の高さ方向の寸法を抑えて点火プラグ収容部20の内部に収容することができ、点火プラグ7の電極を点火プラグ収容部20の上縁よりも低位置に収めることができる。
図2に示すように、点火プラグ収容部20は、基体部5の外筒8を内筒9に対して偏心させることによって形成した比較的広いスペースに設けられる。点火プラグ7は、スペーサ6の外周壁19の一部から下方に延びる支持片21にねじ止めされることによってスペーサ6に取り付けられている。
なお、本実施形態においては、図3に示すように、スペーサ6の点火プラグ収容部20に隣接する位置に熱電対22が組み込まれている。熱電対22は、図3に一部を示す支持部材23を介してスペーサ6に支持されている。
点火プラグ収容部20は、図2及び図3に示すように、載置部14の周方向に所定間隔を存して互いに対向する一対の縦壁部24(第1側壁)と、両縦壁部24の奥側に連続する背面壁部25(第1後壁)とを備え、その上端には、点火プラグ7の上方を開放するプラグ用開口26が形成されている。また、プラグ用開口26の奥側に位置する背面壁部25の上端には平坦面27が形成されており、プラグ用開口26の外側(スペーサ6の径方向外側)には、スペーサ6の上面から上方に突出してプラグ用開口26の外側周縁に沿って湾曲する形状の凸条28が設けられている。
点火プラグ7が点火プラグ収容部20に収容されていることにより、掃除等の際に図3に示すようにバーナヘッド3を取り外しても、点火プラグ7の上端にある電極が点火プラグ収容部20のプラグ用開口26から突出しない。これにより、掃除等の際に誤って点火プラグ7に接触することがなく、点火プラグ7の電極等の損傷を確実に防止できる。
また、点火プラグ収容部20のプラグ用開口26の外側周縁に沿って形成されている凸条28は、スペーサ6の載置部14の外側に流れてきた煮こぼれ汁を堰き止める。これにより、煮こぼれ汁が点火プラグ収容部20に流れ込み難くなっている。
バーナヘッド3は、図4に示すように環状に形成され、その下面外周部に垂設された環状壁29を備えている。環状壁29には、大小多数の溝が形成されており、これらの溝により、図2に示すようにスペーサ6の載置部14に当接したとき、バーナヘッド3の外周に沿って大小多数の調理用炎孔30(主炎孔)が形成される。調理用炎孔30は、夫々、形状や大きさが異なるものが火炎形成に好適な配列で設けられている。
バーナヘッド3の内周には、環状壁29と同心の垂下筒31が設けられている。図2に示すように、垂下筒31は、バーナヘッド3をスペーサ6の載置部14に載置したとき、バーナボディ2の基体部5の内筒9に挿着される。このとき、垂下筒31と内筒9とによって、バーナボディ2とバーナヘッド3との中央部を上下に貫く空洞部分32が形成される。そして、この空洞部分32には、鍋底温度センサ33が設けられる。バーナヘッド3の上部には環状のバーナキャップ4が設けられることにより、空洞部分32への異物の侵入が防止される。
バーナヘッド3の垂下筒31とスペーサ6の内面との間に形成される環状の空間は、混合ガス通路10に連通する分布室34を構成している。混合管1から混合ガス通路10を経て分布室34に入った混合ガスは、バーナヘッド3の周方向に分布して調理用炎孔30から噴出する。
また、バーナヘッド3には、点火プラグ収容部20に収容されている点火プラグ7の上方を覆う点火部35が形成されている。更に、バーナヘッド3には、点火部35から連続してバーナヘッド3の径方向外方に張り出す張出部36が形成されている。
張出部36は、図4に示すように、点火プラグ収容部20の上方に対向する上壁43と、上壁43におけるバーナヘッド3の周方向両側縁から下方に延びる一対の側方垂下壁44と、両側方垂下壁44に連続して上壁43の張り出し方向先端縁から下方に延びる前方垂下壁45とを備えている。点火プラグ収容部20の上方が張出部36により覆われることで、点火部35の内側や点火プラグ収容部20の内部への煮こぼれ汁の侵入が確実に防止される。
点火部35は、図2及び図4に示すように、その裏面に点火プラグ収容部20の背面壁部25の上端に形成された平坦面27に当接する当接面37(当接部)と、当接面37の両側から下方に延びる一対の側壁部38(第2側壁)とを備えている。また、点火部35の両側壁部38は、その奥端縁が垂下筒31から連続しており、両側壁部38の間に位置する垂下筒31の一部の面が点火部35の後壁部39(第2後壁)とされている。
バーナヘッド3をスペーサ6の載置部14に載置したとき、図5に示すように、点火部35の両側壁部38は、夫々、点火プラグ収容部20の両縦壁部24の外側に気密に当接し、点火部35の後壁部39は空隙を存して点火プラグ収容部20の背面壁部25に対向する。
更に、図4に示すように、点火部35の当接面37には点火炎孔40となる複数の溝と、火移り炎孔46となる一対の溝と、下方に突出する突起による放電用ターゲット41とが形成されている。
図6に示すように、当接面37が点火プラグ収容部20の平坦面27に当接すると、点火炎孔40及び火移り炎孔46が当接面37上に形成される。火移り炎孔46は、点火炎孔40と側壁部38の内側面38aとの間に形成される。
そして、図2及び図5に示すように、点火部35の後壁部39と点火プラグ収容部20の背面壁部25との間の空隙により、分布室34の混合ガスを点火炎孔40と火移り炎孔46とに供給する点火用ガス案内路42が形成される。点火用ガス案内路42は、点火部35の後壁部39と点火プラグ収容部20の背面壁部25との間の間隔寸法による流路断面積が、点火に最適な混合ガスの供給量に対応している。
点火プラグ収容部20の縦壁部24の外側には点火部35の側壁部38が気密に当接していることにより、分布室34の混合ガスは、点火用ガス案内路42を介してのみ点火炎孔40に供給される。
そして、万一、バーナヘッド3の浮き(バーナボディ2との間に僅かに隙間がきた状態)が生じた場合、点火プラグ収容部20縦壁部24と点火部35の側壁部38との当接状態が維持されるので、点火用ガス案内路42以外からの混合ガスの侵入が生じない。しかも、バーナヘッド3の浮きが生じても、点火プラグ収容部20の背面壁部25に対して点火部35の後壁部39が高さ方向にずれるだけであるので、点火用ガス案内路42の流路断面積は殆ど変化しない。これにより、バーナヘッド3の浮きの影響を殆ど受けることなく点火のための混合ガスの供給を最適に維持することができ、点火炎孔40からの火炎による点火プラグ7の過剰な炙りや、燃料ガスの消費量の増加を防止することができる。
また、図6に一部を示すように、火移り炎孔46からの混合ガスの吹き出し方向に沿った点火部35の上隅部には、点火部35の内側天面と、点火プラグ収容部20の縦壁部24の上端面24aと、点火部35の側壁部38の内側面38aとによる火移り火炎導出部47が形成される。火移り火炎導出部47は、火移り炎孔46の火炎をバーナヘッド3の径方向外側に導出する。
更に、図7に示すように、点火部35と調理用炎孔30との間には、点火部35の側壁部38の外側端部を切欠くことにより火移り火炎案内部48が形成されている。
火移り炎孔46は、点火炎孔40への点火によって点火炎孔40と共に火炎を形成する。このとき火移り炎孔46には、点火用ガス案内路42から点火炎孔40に向かう混合ガスの一部が供給される。従って、火移り炎孔46が設けられていても、点火のために点火用ガス案内路42を通って供給される混合ガスの量は増加しない。
火移り炎孔46での火炎は、火移り火炎導出部47により案内されてバーナヘッド3の径方向外側に向かう。このとき、火移り火炎導出部47が、点火部35の内側天面と、点火プラグ収容部20の縦壁部24の上端面24aと、点火部35の側壁部38の内側面38aとで構成されていることにより、壁面を伝って延びる火炎の性質を利用することができ、火移り用の火炎をバーナヘッド3の外側に円滑に導出することができる。
バーナヘッド3の外側に導出された火炎は、更に、火移り火炎案内部48によって調理用炎孔30に向かって案内される。これによって、調理用炎孔30から噴出する混合ガスに確実に火移りさせることができ、火移り性が一層向上する。
また、点火部35に火移り火炎導出部47が形成されていることにより、点火炎孔40で形成される火炎を小さく抑えても確実に火移り用の火炎をバーナヘッド3の外側に確実に導出することができる。これにより、点火炎孔40の火炎を大きく形成する必要がないので、点火プラグ7の過剰な炙りを防止することができると共に、点火のために使用する燃料ガスの量も少なくすることができる。そして、本実施形態の点火部35の構成は、点火のために使用する燃料ガスの量が少なくても良好な火移り性が得られるので、例えば、供給される燃料ガスの量が全体的に少ない小型のコンロ用バーナに好適に採用することができる。
1…混合管、2…バーナボディ、3…バーナヘッド、7…点火プラグ、14…載置部、20…点火プラグ収容部、24…縦壁部(第1側壁)、25…背面壁部(第1後壁)、30…調理用炎孔(主炎孔)、34…分布室、35…点火部、37…当接面(当接部)、38…側壁部(第2側壁)、39…後壁部(第2後壁)、40…点火炎孔、42…点火用ガス案内路、46…火移り炎孔、47…火移り火炎導出部、48…火移り火炎案内部。

Claims (2)

  1. 燃料ガスと一次空気との混合ガスを生成する混合管と、該混合管に連設されて内側に混合ガスの分布室を形成する筒状のバーナボディと、該バーナボディ上に載置して外周に多数の主炎孔を形成するバーナヘッドと、前記炎孔に点火するための点火プラグとを備え、
    前記バーナボディは、前記バーナヘッドを載置する環状の載置部と、前記点火プラグを収容して上端が開口された点火プラグ収容部とを備え、
    前記バーナヘッドは、前記点火プラグ収容部に収容された点火プラグの上方を所定の空隙を存して覆う点火部を備え、
    前記点火プラグ収容部は、前記バーナボディの周方向に対向する一対の第1側壁と、両第1側壁の奥端に連続する第1後壁とを備え、
    前記点火部は、前記点火プラグ収容部の両第1側壁の外側面に当接して下方に延びる一対の第2側壁と、両第2側壁の奥端に連続して形成されて前記第1後壁の奥側面に対向して下方に延びる第2後壁とを備え、
    前記点火プラグ収容部の上方を前記点火部が覆ったとき、前記点火部の下面と前記第1後壁の上端面とが当接して当該当接部に点火炎孔が形成されると共に、前記第1後壁と前記第2後壁との間に、前記分布室の混合ガスを前記点火炎孔に供給する点火用ガス案内路が形成されるコンロ用バーナにおいて、
    前記点火プラグ収容部の上方を前記点火部が覆ったとき、前記点火炎孔と前記第2側壁の側面との間に、前記点火用ガス案内路から前記点火炎孔に向かう混合ガスの一部を用いて火移り用の火炎を形成する火移り炎孔が形成されると共に、前記火移り炎孔の火炎を、前記第1側壁の上端面と前記第2側壁の側面とで構成される前記点火部の上隅部に沿って前記バーナヘッドの径方向外側に導出する火移り火炎導出部が形成されることを特徴とするコンロ用バーナ。
  2. 請求項記載のコンロ用バーナにおいて、
    火移り火炎導出部は、前記バーナヘッドの径方向外側に導出した火移り用の火炎を前記点火部に隣接する主炎孔に向けて案内する火移り火炎案内部を備えることを特徴とするコンロ用バーナ。
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