JP5766677B2 - コンロ用バーナ - Google Patents

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本発明は、ガスコンロに用いられるコンロ用バーナに関する。
この種のコンロ用バーナは、一般に、燃料ガスと一次空気との混合ガスを供給する混合管と、混合管に連設されたバーナボディと、該バーナボディ上に載置されて外周に沿って多数の炎孔を形成する環状のバーナヘッドと、前記炎孔に点火するための点火プラグとを備えている(例えば下記特許文献1参照)。
この種のコンロ用バーナにおいては、バーナヘッドの下面に突起を設け、バーナボディに、バーナヘッドの前記突起に対応する凹部を設けることにより、バーナヘッドに載置した状態でバーナヘッドを位置決めしている。
特開平6−185707号公報
ところで、この種のコンロ用バーナは、掃除等の手入れの際に、バーナボディからバーナヘッドを取り外すことが行われる。そして、手入れ終了後、再びバーナボディ上にバーナヘッドが載置される。このとき、バーナヘッドの突起をバーナボディの凹部に嵌め合わせる作業が行われる。
しかし、上記従来のコンロ用バーナのようにバーナヘッドの下面に突起が形成されているものでは、使用者が当該突起を視認し難く、バーナボディの凹部に嵌め合っていない状態(誤セット状態)でバーナボディ上にバーナヘッドが載置される場合がある。そして、調理の際に、バーナヘッドが誤セット状態でコンロ用バーナに点火されると、良好な火炎が得られず、コンロ用バーナの燃焼効率が著しく悪化する不都合がある。
上記の点に鑑み、本発明は、バーナボディに対してバーナヘッドが誤セットされた状態で使用されるのを防止することができるコンロ用バーナを提供することを目的とする。
本発明は、混合管と、該混合管に連設されたバーナボディと、該バーナボディ上に載置されて外周に沿って多数の炎孔を形成する環状のバーナヘッドと、前記炎孔に点火するための点火プラグとを備えるコンロ用バーナにおいて、前記バーナボディは、前記バーナヘッドを載置する環状の載置部と、前記点火プラグを収容する点火プラグ収容部と、前記点火プラグの上方を覆って前記載置部から上方に突出する突出部とを備え、前記バーナヘッドは、該バーナヘッドを前記バーナボディの載置部の所定の位置に載置したときに前記突出部を受け入れる受け部を備え、前記受け部が前記突出部を受け入れたとき、前記突出部と前記受け部との間に点火用炎孔が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、バーナボディに形成された載置部の所定の位置にバーナヘッドが載置されているときには、バーナヘッドの前記受け部が前記載置部から上方に突出する前記突出部を受け入れる。
このことから、前記突出部が前記受け部から外れている場合には、バーナヘッドはバーナボディに対して誤セットされた状態となっている。そして、このとき、受け部から外れている状態の突出部が露出するため、使用者は誤セットを容易に視認することができ、誤セットされた状態での使用を防止することができる。しかも、突出部は載置部から突出して設けられているため、誤セットされた状態のバーナヘッドは、バーナボディ状で不安定な姿勢(例えば大きく傾く姿勢)となり、使用者にとって目視による誤セットの確認が極めて容易となる。
また、受け部が突出部を受け入れたとき、突出部と受け部との間に点火用炎孔が形成されるように構成されているので、受け部が突出部を受け入れていないときには点火用炎孔が形成されず、点火プラグが点火動作を行っても点火用の火炎を形成することができない。従って、バーナボディに形成された載置部の所定の位置にバーナヘッドが載置されていない状態での点火を防止することができ、バーナヘッドが誤セットされた状態の使用を確実に防止することができる。
更に、前記突出部が点火プラグを覆っているので、点火プラグへの不用意な接触が防止される。これにより、例えば、使用者が上記誤セットに気付いてバーナヘッドを正しくセットし直すとき等にも、受け部が点火プラグに接触することがなく、点火プラグの損傷を防止することができる。
また、本発明において、前記突出部は、前記点火プラグを介して前記載置部の周方向に所定間隔を存して互いに対向する一対の縦壁部と、両縦壁部の間に位置する前記点火プラグの上方を覆う上壁部とを備え、前記受け部は、前記突出部に対応する凹状に形成されて、前記突出部の上壁部を覆う上壁覆部と、前記突出部の両縦壁部をその外方から覆う一対の側部内面とを備え、前記受け部の側部内面が前記突出部の縦壁部の外側面に当接することにより、前記バーナヘッドが前記バーナボディに対して位置決めされることが好ましい。これによれば、バーナボディに対するバーナヘッドの位置決め状態が確実に維持でき、調理器具等がバーナヘッドに接触したとき等の不用意なバーナヘッドの位置ずれが防止できる。
また、本発明においては、前記受け部が前記突出部を受け入れたとき、前記受け部の側部内面の一部と前記突出部の前記縦壁部の外側面の一部との間に火移り用炎孔が形成されるように構成することができる。
本発明の実施形態のコンロ用バーナを示す斜視図。 本実施形態のコンロ用バーナの要部断面図。 本実施形態におけるバーナボディの平面図。 本実施形態における突出部を正面視した図。 本実施形態におけるバーナヘッドの斜視図。 本実施形態におけるバーナヘッドの底面図。 本実施形態における突出部及び受け部を正面視した図。 図2における突出部及び受け部を拡大して示す説明的断面図。 受け部の変形例を示す図。 図9の受け部の説明的断面図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のコンロ用バーナは、図1に示すように、混合管1と、バーナボディ2と、バーナヘッド3とを備えている。
混合管1は、図示しないガスノズルから噴出する燃料ガスを一次空気と共に取り入れることにより燃料ガスと一次空気との混合ガスを生成する。
図2に示すように、混合管1の下流端には、バーナボディ2が連設されている。バーナボディ2は、金属製板材により形成された基体部4と、ダイカストにより形成されたスペーサ5とを備えている。スペーサ5の内部には点火プラグ6が設けられている。
バーナボディ2の基体部4は、外筒7と、外筒の内側に設けられた内筒8とを備え、外筒7と内筒8との間に形成される環状の空間が混合管1に連通する混合気通路9を構成している。
図2及び図3に示すように、基体部4の外筒7は、点火プラグ6が配置されている側が内筒8に接近する方向に偏心して設けられている。また、図2に示すように、基体部4には、環状の底部隆起部10が形成されている。内筒8は、その下端が底部隆起部10の上端にカシメ連結されている。そして、内筒8の上端は、外筒7の上端よりも上方に突出している。
外筒7の上端には、スペーサ5が連結されている。図3に示すように、スペーサ5は、その底部11に形成された連通用の開口である連結部12に外筒7の上端を挿入し、外筒7の上端部を拡開させるように曲げ加工を施して形成した曲げ部13により基体部4に連結されている。
スペーサ5は、その上端面にバーナヘッド3を載置する環状の載置部14を備えている。載置部14は基体部4の内筒8と同心に形成されているが、スペーサ5の連結部12は、基体部4の外筒7に対応させるべく載置部14に対して偏心した位置に設けられている。
図2に示すように、スペーサ5は、コンロ本体(図示しない)の上面を閉塞する天板15から露出する。天板15には、バーナ用開口16が形成されており、バーナ用開口16とスペーサ5との間に形成される間隙を閉塞する環状の閉塞板17が設けられている。スペーサ5はダイカストによって形成されているので、美観が高く、また、変形強度も高いことにより天板15から露出させるのに好適である。
また、スペーサ5の外周壁18の内側には、点火プラグ6を収容する点火プラグ収容部19が設けられている。点火プラグ収容部19は、スペーサ5の外周壁18の内面に沿って縦長の空間を形成している。点火プラグ収容部19の内部には、点火プラグ6のプラグ本体20が収容されている。これにより、点火プラグ6を殆ど露出させることなく設けることができ、外観を向上させることができる。
点火プラグ収容部19は、基体部4の外筒7を内筒8に対して偏心させることによって形成した比較的広いスペースに設けられる。点火プラグ6は、スペーサ5の外周壁18の一部から下方に延びる支持片21にねじ止めされることによってスペーサ5に取り付けられている。
なお、本実施形態においては、図1及び図3に一部を示すように、スペーサ5の点火プラグ収容部19に隣接する位置に熱電対22が組み込まれている。熱電対22は支持部材23を介してスペーサ5に支持されている。外筒7を内筒8に対して偏心させたことにより点火プラグ6だけでなく熱電対22を設けるスペースも十分に確保することができる。
更に、図2〜図4に示すように、点火プラグ収容部19の上方に連続して載置部14から突出する中空の突出部24が設けられている。図4に示すように、突出部24は、載置部14の周方向に所定間隔を存して互いに対向する一対の縦壁部25と、点火プラグ6の上方を覆う上壁部26と、背面壁部27(図2参照)とからなり、これらに包囲された空間内に点火プラグ6の電極28が収容される。
また、載置部14の径方向外側となる突出部24の外側面(背面壁部27に対向する側)は、窓部29により開放されている。突出部24の上壁部26の上面には、後述する点火用炎孔30となる複数の溝が形成されている。
点火プラグ6の電極28が突出部24に収容されていることにより、掃除等の際に図3に示すようにバーナヘッド3を取り外しても、点火プラグ6の電極28が露出しない。これにより、掃除等の際に誤って電極28に接触することがなく、電極28の損傷を確実に防止できる。また、点火プラグ6とその電極28への煮こぼれ汁の付着も防止することができ、電極28の腐食等の発生を抑えて高い点火性能を長期に亘り維持することができる。
バーナヘッド3は、図5に示すように環状に形成され、図2に示すように下面外周部に垂設された環状壁31を備えている。環状壁31には、図6に示すように周方向に沿って配設されて径方向に延びる多数の溝が形成されている。これらの溝により、図2に示すようにスペーサ5の載置部14に当接したとき、バーナヘッド3に外周に沿って多数の調理用炎孔32が形成される。
また、バーナヘッド3には、スペーサ5の載置部14に載置したときに、スペーサ5の突出部24を上方及び周囲を覆うようにして受け入れる受け部33が形成されている。受け部33は、図5及び図6に示すように、バーナヘッド3の環状壁31(調理用炎孔32が形成された外周端)よりも外方に向かって張り出して形成されている。受け部33は、バーナヘッド3の周方向に沿った幅寸法が張り出し方向に向かって次第に小さくなる形状に形成されている。
バーナヘッド3の内周には、環状壁31と同心の垂下筒34が設けられている。図2に示すように、垂下筒34は、バーナヘッド3をスペーサ5の載置部14に載置したとき、バーナボディ2の基体部4の内筒8に挿着される。このとき、垂下筒34と内筒8とによって、バーナボディ2とバーナヘッド3との中央部を上下に貫く空洞部分35が形成される。そして、この空洞部分35には、鍋底温度センサ36が設けられる。なお、バーナヘッド3の上部には環状のカバー板37が設けられ、空洞部分35への異物の侵入が防止される。
バーナヘッド3の垂下筒34とスペーサ5の内面との間に形成される環状の空間は、混合気通路9に連通する分布室38を構成している。混合管1から混合気通路9を経て分布室38に入った混合ガスは、バーナヘッド3の周方向に分布して調理用炎孔32から噴出する。
なお、図2に示すように、バーナボディ2の基体部4において、外筒7を内筒8に対して偏心させると、混合気通路9の径方向の一方側が広くなる分、他方側(点火プラグ6側)が狭くなる。そこで、本実施形態では、基体部4を金属製板材により形成した。これにより、外筒7及び内筒8が肉薄となり、偏心によって混合気通路9が狭くなることが軽減される。
しかも、本実施形態では、基体部4の外筒7がスペーサ5によって実質的に上方に拡大され、それに対向する基体部4の内筒8が外筒7よりも上方に延びていることにより、混合ガスの分布スペースを十分に確保でき、調理用炎孔32に対する混合ガスの分布不良が防止される。
更に、基体部4において、内筒8が外筒7よりも上方に延びていることにより、バーナヘッド3の垂下筒34の上下方向の長さ寸法を短く形成することができ、バーナヘッド3の軽量化が可能となる。
受け部33は、図6及び図7に示すように、突出部24に対応する凹状に形成され、図2に示すように、上壁覆部39によって突出部24の上壁部26を覆う。突出部24の外周面は、バーナヘッド3の環状壁31の外周面と同一円周上に位置している。これに対し、上壁覆部39は、突出部24よりも外側まで延びている。
そして、図8に示すように、上壁部26に形成されている溝の上部が上壁覆部39の下面により閉塞され、点火用炎孔30が形成される。このようにして突出部24の上壁部26と受け部33の上壁覆部39との間に形成された点火用炎孔30は、点火プラグ6よりも上方に位置する。
更に、上壁覆部39の先端には、下方に延びる先端垂下部40が設けられている。先端垂下部40の内面は、バーナヘッド3の径方向外側に向かって突出部から次第に離反する方向に傾斜する傾斜面となっている。先端垂下部40の内面には点火プラグ6の電極28との間で火花放電を形成するためのターゲット41が形成されている。
図8に示すように、先端垂下部40は、点火用炎孔30を流れる混合ガスを下方に案内する。これにより、点火用炎孔30の出口は、実質的に、先端垂下部40の下端部と突出部24の上壁部26の外側端面との間により形成される。そして、点火用炎孔30の出口は、突出部24と先端垂下部40との間で下方を向くように開口された状態となる。このように構成した点火用炎孔30の出口から形成される火炎は、調理用炎孔32よりも外側に位置する。
また、先端垂下部40の内面が上記傾斜面となっていることで、点火用炎孔30の出口の開口面積が大きくなっている。これにより、点火用炎孔30の出口からの火炎の離反を防止して点火時の火炎を安定して得ることができる。
混合ガスは、分布室38の一部である垂下筒34と背面壁部27との間から、突出部24の上面側の点火用炎孔30の通路を流れることにより突出部24の内部の電極28の上方を越え、電極28よりもバーナヘッド3の径方向外方の高い位置から下方に向かって噴出される。このように、混合ガスは、点火プラグ収容部19と全く別の通路を通って点火プラグ6の電極28の方向に向かうことにより、コンロ本体内部が負圧になった場合の影響等により点火プラグ収容部19が負圧になっていても、点火用炎孔30の出口で確実に点火することができる。また、先端垂下部40の内面にターゲット41を形成したことにより、点火プラグ6の電極28による火花放電は、点火用炎孔30の出口を横切って形成される。これにより、点火用炎孔30の出口から噴出される混合ガスに確実に点火することができる。
更に、受け部33の上壁覆部39が、突出部24よりも外側まで延びていることから、調理用炎孔32よりも外側に点火用炎孔30の出口からの火炎が形成される。これにより、点火用炎孔30の出口で形成される火炎が小さくても、調理用炎孔32に確実に火移りさせることができる。
図4〜図7に示すように、バーナヘッド3の周方向に沿った上壁覆部39の両側には、突出部24の略上半部を覆うように下方に延びる側方垂下部42が形成されている。側方垂下部42の内面(側部内面の一部)は、突出部24の両縦壁部25に外方から当接する。
このように、受け部33は、上壁覆部39に設けた先端垂下部40及び側方垂下部42により点火用炎孔30を包囲しているので、煮こぼれ汁等が点火用炎孔30に侵入し難く、点火用炎孔30の目詰まりを防止して点火不良の発生を防止することができる。しかも、先端垂下部40及び側方垂下部42が点火用炎孔30を包囲することにより、混合ガスの拡散が防止され、比較的少量の混合ガスで点火することができる。
更に、図7に示すように、受け部33の側方垂下部42より下方に位置する側部内面と、突出部24の両縦壁部25の下半部外側面との間に形成される隙間によって、前記点火用炎孔30よりも大きい火炎を形成する火移り用炎孔43が形成される。
このように、突出部24と受け部33との間に、点火用炎孔30と火移り用炎孔43とを形成するので、構造が簡単で製造容易である。また、火移り用炎孔43が点火用炎孔30と調理用炎孔32との間に形成されるので、点火用炎孔30から調理用炎孔32への火移りを一層円滑に行うことができる。
また、受け部33は、上部側の寸法が小となるように側方垂下部42の外表面が傾斜しており(図7参照)、先端垂下部40の外表面も下方側がバーナヘッド3の外周から次第に離れる方向に傾斜する形状とされている(図8参照)。
ところで、図2に示すように、バーナヘッド3の外周から張り出す受け部33においては、点火用の火炎が下方に向かって形成されることにより、調理用炎孔32のような上向き炎が得られない。このため、バーナヘッド3の外周に形成される調理用の火炎が受け部33(点火用炎孔30)の部分で途切れ、受け部33の部分で熱量の低下が生じるおそれがある。この場合であっても、本実施形態においては、火移り用炎孔43によって受け部33の両側に比較的大きな火炎を形成することができるので、受け部33の部分での熱量の低下を補って、バーナヘッド3の外周の熱分布を均一化することができる。
更に、受け部33は、図5及び図6に示すように、バーナヘッド3の周方向に沿った幅寸法が張り出し方向に向かって次第に小さくなる形状に形成されていることにより、調理用炎孔32や火移り用炎孔43からの火炎による受け部33の炙りを軽減できる。従って、受け部33を設けたことによる熱効率低下が防止でき、熱分布を改善することができる。更に、本実施形態の受け部33は、図7及び図8に示すように、側方垂下部42の外表面及び先端垂下部40の外表面が傾斜していることで、受け部33の炙りが軽減されるだけでなく、煮こぼれ汁の付着も軽減でき、しかも美観の高い外観が得られる。
また、図2に示すように、スペーサ5の載置部14上にバーナヘッド3が正しく載置されたときには、突出部24が受け部33に嵌り、突出部24が受け部33に設けた一対の側方垂下部42の間に挟み込まれることにより、スペーサ5に設けた載置部14上にバーナヘッド3を載置したとき、バーナヘッド3が位置決めされる。
一方、図示しないが、突出部24が受け部33に受け入れられていない誤セット状態のときには、バーナボディ2上のバーナヘッド3の姿勢が斜めになるため、誤セット状態を容易に視認できる。このとき、図示しないが、突出部24がコンロの前側に位置するようにコンロ用バーナを設置することにより、使用者にとって受け部33が突出部24の上部から外れている状態を見えやすくすることができ、誤セットの判断が確実となる。
しかも、本実施形態においては、突出部24の上壁部26と受け部33の上壁覆部39とによって点火用炎孔30が形成されるので、誤セット状態では、点火用炎孔30が形成されない。従って、上記の構成によれば、バーナボディ2に対してバーナヘッド3が誤セット状態でコンロ用バーナが使用されることを確実に防止することができる。
なお、バーナボディ2は、図3に示すように平面視したとき、混合管1と同一直線上(図外のガスノズルの噴出軸線と同一の直線である)に突出部24が位置するように形成されていることが好ましい。これによれば、混合管1を経てバーナボディ2の分布室38(図2参照)に流れ込んだ混合ガスは、点火用炎孔30に到達するまでの間に充分に分散され、各調理用炎孔32からの燃焼炎が均一になるため良好な熱分布を得ることができる。
また、本実施形態においては、図2に示すように、上壁覆部39に先端垂下部40を設けることによって、点火用炎孔30の出口を実質的に下向きに開口するようにした例を示したが、これ以外に、先端垂下部40を設けることなく、図9及び図10に示すように、上壁覆部39を突出部24の外方に張り出すように設けてもよい。更にこの場合には、点火プラグ6の電極28を突出部24の窓部29から外方に延出させ、上壁覆部39の先端部下面にターゲット41を設ける。これにより、点火用炎孔30の出口はバーナヘッド3の径方向外側に向かって開口されるが、この開口から噴出される混合ガスを横切って点火プラグ6の電極28からの火花放電が形成されるから、確実に点火することができる。また、上壁覆部39によって煮こぼれ汁等の点火用炎孔30への侵入を抑制することができる。
また、本実施形態においては、図3及び図6に示すように、突出部24の上壁部26の上面に溝を設け、この溝の上面を受け部33の上壁覆部39の下面で覆うことにより点火用炎孔30を形成した例を示したが、これ以外に、図示しないが、受け部33の上壁覆部39の下面に溝を設け、この溝の下面を突出部24の上面に当接して点火用炎孔30を形成してもよい。
1…混合管、2…バーナボディ、3…バーナヘッド、6…点火プラグ、14…載置部、19…点火プラグ収容部、24…突出部、25…縦壁部、26…上壁部、28…電極、30…点火用炎孔、32…調理用炎孔(炎孔)、33…受け部、39…上壁覆部、43…火移り用炎孔

Claims (3)

  1. 混合管と、該混合管に連設されたバーナボディと、該バーナボディ上に載置されて外周に沿って多数の炎孔を形成する環状のバーナヘッドと、前記炎孔に点火するための点火プラグとを備えるコンロ用バーナにおいて、
    前記バーナボディは、前記バーナヘッドを載置する環状の載置部と、前記点火プラグを収容する点火プラグ収容部と、前記点火プラグの上方を覆って前記載置部から上方に突出する突出部とを備え、
    前記バーナヘッドは、該バーナヘッドを前記バーナボディの載置部の所定の位置に載置したときに前記突出部を受け入れる受け部を備え
    前記受け部が前記突出部を受け入れたとき、前記突出部と前記受け部との間に点火用炎孔が形成されることを特徴とするコンロ用バーナ。
  2. 前記突出部は、前記点火プラグを介して前記載置部の周方向に所定間隔を存して互いに対向する一対の縦壁部と、両縦壁部の間に位置する前記点火プラグの上方を覆う上壁部とを備え、
    前記受け部は、前記突出部に対応する凹状に形成されて、前記突出部の上壁部を覆う上壁覆部と、前記突出部の両縦壁部をその外方から覆う一対の側部内面とを備え、
    前記受け部の側部内面が前記突出部の縦壁部の外側面に当接することにより、前記バーナヘッドが前記バーナボディに対して位置決めされることを特徴とする請求項1記載のコンロ用バーナ。
  3. 前記受け部が前記突出部を受け入れたとき、前記受け部の側部内面の一部と前記突出部の前記縦壁部の外側面の一部との間に火移り用炎孔が形成されることを特徴とする請求項2記載のコンロ用バーナ。
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