JP6842957B2 - コンロバーナ - Google Patents

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    • F23D14/04Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner
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Description

本発明は、コンロバーナ、特に、バーナヘッドの下面に混合管が連設されたコンロバーナに関する。
従来、ガスコンロに組み込まれるコンロバーナにおいて、複数の炎孔を有する中空円柱状のバーナヘッドと、バーナヘッドの下面に連設され、ガス噴出ノズルから噴出された燃料ガスを空気と混合してバーナヘッドの内部空間に導く混合管とを備え、上記燃料ガスと空気の混合気が、バーナヘッドの内側底面に開設された混合気入口からバーナヘッドの内部空間に導入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
詳述すると、図4に示すように、上記従来のコンロバーナ7は、中空円柱状のバーナヘッド71と、ガス噴出ノズルPから噴出される燃料ガスを空気と混合し、バーナヘッド71の内部空間80へ導く略L字管状の混合管72とを備えている。また、混合管72の側端部721のガス導入口81には、ガス噴出ノズルPが対向して配設されており、混合管72の上端部722は、バーナヘッド71の下面711に連結固定されている。
混合管72の上端部722の混合気入口82は、バーナヘッド71の内側底面71Bに開設されている。バーナヘッド71の上面713には、混合管72を通じてバーナヘッド71の内部空間80に送り込まれる燃料ガスと空気の混合気を噴出する炎孔83が複数形成されている。従って、ガス導入口81から混合管72内に導入された燃料ガスと空気の混合気は、混合気入口82を通じてバーナヘッド71の内部空間80に送り込まれた後、各炎孔83から外部上方へ向けて噴出され、図示しない点火プラグの火花放電やパイロットバーナの燃焼炎によって着火される。
バーナヘッド71の外側方で且つ炎孔83の近傍位置には、炎孔83の外側に適切な燃焼炎が形成されているか否かを検知する炎検知センサ91が配設されており、何らかの原因で失火し、炎検知センサ91にて燃焼炎が検知されなくなった場合は、ガス噴射ノズルPへの燃料ガスの供給が遮断されるようになっている。
特開平11−159761号公報
しかしながら、上記従来のコンロバーナ7では、調理時に鍋やフライパン等の調理容器から多量に煮こぼれが生じ、バーナヘッド71の上部に流下すれば、上記煮こぼれが炎孔83からバーナヘッド71の内壁を伝って内部空間80に浸入し、次第にバーナヘッド71の内側底面71Bや混合管72の内部に溜まってくる。そしてさらに煮こぼれなどの汚れDが混合気入口82の周縁部や混合管72の内部に固着堆積し、上記内部空間80への混合気の供給流路が狭くなってくると、使用中に混合管72内に導入された混合気の一部がガス導入口81側へ逆流し、ガス漏れや逆火などの不具合を招く虞があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、バーナヘッドの下面に混合管が連設されたコンロバーナにおいて、混合気供給流路の汚れの蓄積に起因する不具合を防止することにある。
本発明は、複数の炎孔を有する中空のバーナヘッドと、バーナヘッドの下面に連設され、ガス供給部から供給される燃料ガスを空気と混合してバーナヘッドの内部空間へ導く混合管と、特定の炎孔に近接対向して設けられ、前記特定の炎孔の外側における燃焼炎の有無を検知する炎検知センサとを備えたコンロバーナであって、バーナヘッドの内側底面に、上端が開口し且つ前記特定の炎孔の下端高さ以上の高さを有する内筒部が混合管から連続して立設され、前記特定の炎孔は、特定の炎孔以外の他の炎孔より下方位置に設けられ、前記内筒部の外周外側と前記バーナヘッドの内周面との間、且つ、前記特定の炎孔の下端より下方に煮こぼれなどの汚れを堆積させることが可能な空間を備えているものである。
このものでは、炎孔からバーナヘッドの内壁を伝ってバーナヘッドの内部に煮こぼれが浸入しても、その煮こぼれは、内筒部の外側の空間に蓄積され、混合気入口となる内筒部の上端開口の周縁部に付着残留したり混合管の内部に浸入したりし難い。即ち、長期間使用されても、混合気の供給流路に煮こぼれなどの汚れが固着堆積し難く、それら汚れの固着堆積によって混合管に導入される混合気の一部が上流側へ逆流する虞が少ない。また、内筒部の外周外側の空間に多量の汚れが堆積された場合には、上記汚れが内筒部の上端開口を通じて混合管の内部に流入するより前に特定の炎孔を閉塞させ、炎検知センサにて失火を検知させる。よって、煮こぼれなどの汚れによって混合気の供給流路が狭くなる前に、混合管への燃料ガスの供給を停止させることが可能である。前記特定の炎孔は、特定の炎孔以外の他の炎孔より下方位置に設けられるので、内筒部の外周外側の空間に多量の汚れが堆積された場合に、上記汚れが他の炎孔を閉塞させるより前に特定の炎孔を閉塞させ、炎検知センサにて失火を検知させるから、より適切な時期に混合管への燃料ガスの供給を停止させることが可能である。
好ましくは、上記コンロバーナにおいて、炎孔は、バーナヘッドにおける内筒部の外周より外側の位置に設けられる。
このものでは、炎孔から流下した煮こぼれが内筒部の上端開口を通じて混合管の内部へ直接的に浸入しないから、混合気の供給流路に汚れがより固着堆積し難い。従って、上記混合気の逆流が一層生じ難い。
好ましくは、上記コンロバーナにおいて、特定の炎孔の上縁部に、バーナヘッドの外向きに突出する突片が設けられる。
このものでは、バーナヘッドの上部に煮こぼれが流下した場合に、特定の炎孔へ向かって流れてくる煮こぼれは、突片に接触して特定の炎孔から離れる方向へ変向されるから、内筒部の外周外側の空間に未だ多量に煮こぼれが堆積していない状態であるにもかかわらず、バーナヘッドの上面を伝って流れてくる煮こぼれによって特定の炎孔が外側から閉塞されるのを防止できる。即ち、混合気の供給流路が十分確保されている状態であるにもかかわらず、炎検知センサにて失火が検知され、混合管への燃料ガスの供給が強制的に停止されるのを防止できる。
以上のように、本発明によれば、長期間使用されても、混合気の供給流路に汚れが固着堆積し難いから、ガス漏れや逆火などの不具合が生じ難い。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンロバーナの斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るコンロバーナの側方視概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るコンロバーナのバーナヘッド周辺の後方視概略縦断面である。 図4は、従来のコンロバーナの側方視概略縦断面図である。
次に、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1から図3に示すように、本発明の実施の形態に係るコンロバーナ1は、円環状のバーナヘッド41を有する主バーナ4と一体で構成される所謂親子バーナの副バーナであり、キッチンのテーブルに載置して使用されるテーブルコンロやカウンタトップの取付孔に落とし込み状態で装着されるビルトインコンロなど、ガスコンロに組み込まれ、五徳の上面に載置された鍋やフライパン等の調理容器を下方から加熱するのに用いられる。
主バーナ4は、所定の凹没形状に絞り加工された二つの金属板半体を上下に重ね合わせて構成されたバーナであり、中空円環状のバーナヘッド41と、ガス噴出ノズル(ガス供給部)P4から噴出される燃料ガスを空気と混合してバーナヘッド41の内部空間(以下、「ヘッド内部」という)50へ導く略直管状の混合管42とを備えている。
混合管42は、バーナヘッド41の外側面412から略水平に延出形成されており、混合管42の開放端部421の開口(以下、「ガス導入口」という)51には、図示しないガス配管から供給される燃料ガスをガス導入口51へ向けて噴出するガス噴出ノズルP4が対向して配設される。尚、本明細書では、バーナヘッド41の中心を通る軸線方向を上下方向、上記軸線と交差する方向を側方、或いは水平方向という。
バーナヘッド41の上面413には、内周縁および外周縁に沿ってそれぞれ傾斜面が形成されており、上記各傾斜面の略全周に亘って、混合管42からヘッド内部50に導入された燃料ガスと空気の混合気を上方へ向けて噴出する炎孔53が複数形成されている。このように、炎孔53をバーナヘッド41の上面413に設けたことで、調理容器の底面に対する熱分布が比較的均一になるから、調理容器を効率的に加熱することができる。
バーナヘッド41の外側面412より外側方へ所定距離離れた位置には、炎孔53の周辺へ向けて混合気を噴出し、その燃焼炎により主バーナ4及び副バーナ(本発明の実施の形態に係るコンロバーナ)1を着火させるパイロットバーナFが配設されている。パイロットバーナFのガス噴出口F1の近傍位置には、点火プラグSが配設されており、ガスコンロの図示しない点消火操作部にて点火操作がなされた際に、ガス噴出口F1の近傍で火花放電し、上記ガス噴出口F1から噴出される燃料ガスと空気の混合気を着火させる。尚、本実施形態では、パイロットバーナFの燃焼炎によって各バーナ1,4を着火させるように構成されているが、各バーナ1,4の炎孔近傍にそれぞれ点火プラグSを配設し、点火プラグSの火花放電によって各バーナ1,4を着火させるように構成されたものとしてもよい。
バーナヘッド41の内側面414には、バーナヘッド41の中心へ向かって略水平に連結フランジ43が延設されており、副バーナである本発明の実施の形態に係るコンロバーナ(以下、「副バーナ」という)1は、バーナヘッド11を連結フランジ43の中央に開設された略円形状の副バーナ挿通孔44に挿通させた状態で支持固定される。
副バーナ1は、中空円柱状のバーナヘッド11と、ガス噴出ノズルP1から噴出される燃料ガスを空気と混合し、バーナヘッド11の内部空間(以下、「ヘッド内部」という)20へ導く略L字管状の混合管12とを備えている。
バーナヘッド11は、金属板を絞り加工により有底円筒状に形成した上半体と、上半体の下端開口部を被蓋する金属円板状の下半体とを上下に重ね合わせて構成されたものであり、上記下半体がバーナヘッド11の下面111を構成している(図2および図3参照)。混合管12は、所定長さの直管体を略L字状に曲成したものであり、バーナヘッド11の下面111の中央部から下方へ延出し、さらに中間部で円弧状に折曲して略水平方向(ここでは、主バーナ4の混合管42と略同一方向)に延出している。
混合管12の開放端部121の開口(以下、「ガス導入口」という)21には、図示しないガス配管から供給される燃料ガスをガス導入口21へ向けて噴出するガス噴出ノズルP4が対向して配設される。一方、混合管12の上端部122は、バーナヘッド11の下面111に連結固定されている。
バーナヘッド11の上面113には、外周縁に沿って傾斜面11Rが形成されており、上記傾斜面11Rの略全周に亘って、混合管12からヘッド内部20に送り込まれる燃料ガスと空気の混合気を外部上方へ向けて噴出する加熱用の炎孔(以下、「加熱用炎孔」という)23が複数形成されている。
加熱用炎孔23は、傾斜面11Rの上縁側から下縁側へ向かって放射状に延在する細幅のスリット状に形成されている。従って、バーナヘッド11の上面113に煮こぼれが流下しても、煮こぼれは、加熱用炎孔23の長縁部に沿って傾斜面11Rの外周下方へ導かれ、ヘッド内部20にまでは容易に浸入しない。また、加熱用炎孔23をバーナヘッド11の上面113に設けたことで、主バーナ4と同様、調理容器の底面に対する熱分布が比較的均一になるから、調理容器を効率的に加熱することもできる。
図1および図3に示すように、バーナヘッド11の外側面114で且つ傾斜面11Rの下縁寄りの位置、即ち、加熱用炎孔23の下方位置には、ヘッド内部20に送り込まれた混合気を外部側方へ向けて噴出する特定の炎孔として、着火検知用の炎孔(以下、「着火検知用炎孔」という)24が形成されている。
着火検知用炎孔24は、バーナヘッド11の外側面114に沿って略水平に延在する細幅のスリット状に形成されている。また、着火検知用炎孔24の上縁部には、着火検知用炎孔24と略同一の横幅を有する突片25がバーナヘッド11の外側方へ向かって略水平に突出形成されている。尚、突片25は、例えば、バーナヘッド11に着火検知用炎孔24を穿設する際の切り起こしによって形成される。
バーナヘッド11の外側面114は、主バーナ4のバーナヘッド41の内側面414と所定の間隙10を存して対向しており、上記間隙10には、着火検知用炎孔23の外側における燃焼炎の有無を検知する炎検知センサ31が配設されている。炎検知センサ31は、上端の検知部310を着火検知用炎孔24の外側方に近接対向させた状態で上記間隙10に立設されている。
尚、図示しないが、炎検知センサ31は、ガスコンロの内部に組み込まれたバーナ制御回路に電気配線を通じて接続されている。また、バーナ制御回路には、着火検知用炎孔24の外側に形成されていた燃焼炎が、バーナヘッド11への混合気の供給不良や後述する混合気の供給流路の閉塞などを起因として失火し、或いは、加熱用炎孔23の閉塞によって着火検知用炎孔24からの混合気の噴出量が増加(燃焼炎が延伸)し、炎検知センサ31の起電力が変化した場合に、ガス噴射ノズルP1,P4への燃料ガスの供給を強制的に遮断する失火制御回路が組み込まれている。
図2および図3に示すように、混合管12の上端部122は、バーナヘッド11の下面111の中央に開設された連結孔26を通じてヘッド内部20の上域まで貫挿されており、バーナヘッド11の内側底面(以下、「ヘッド内底面」という)11Bに、バーナヘッド11より小径の内筒部13を構成している。即ち、内筒部13は、ヘッド内部20から連結孔26を通って混合管12の開放端部121まで連続して一体形成されており、上端開口22がヘッド内部20への混合気の導入口となる。また、混合管12は、上端部122の外周面が連結孔26の内周縁に対してカシメ加工により接合固定されている。
図3に示すように、内筒部13は、ヘッド内底面11Bから着火検知用炎孔24の下端高さ以上で且つバーナヘッド11の内側上面(以下、「ヘッド内上面」という)11Tより下方位置まで延設されており、上端開口22とヘッド内上面11Tとの間には、上端開口22からヘッド内部20に送り込まれた混合気が加熱用炎孔23および着火検知用炎孔24へ円滑に流通可能な空間が確保されている。ヘッド内底面11Bからヘッド内上面11Tまでの上下間距離は、例えば23mmに設定され、ヘッド内底面11Bから内筒部13の上端開口22までの上下間距離、即ち、内筒部13の高さは、例えば17mmに設定される。また、内筒部13の上端と着火検知用炎孔24の下端との高低差は、例えば1mmに設定される。
バーナヘッド11の上面113における傾斜面11Rより内側の領域(以下、「上面中央部」という)11Cは、内筒部13の外周直径より大径の円形平面状に形成されており、内筒部13の上端開口22に上方から対向して配設されている。内筒部13の外周直径は、例えば18mmに設定され、バーナヘッド11の上面中央部11Cの外周直径は、例えば33mmに設定される。即ち、加熱用炎孔23は、バーナヘッド11を垂直上方から見たときに、内筒部13の外周より外側の位置に配設されている。従って、上端開口22からヘッド内部20の上方へ向けて導出された混合気は、上面中央部11Cの下面にぶつかった後、外周側へ広がるような気流となって加熱用炎孔23や着火検知用炎孔24に案内される。
このように、副バーナ1のヘッド内底面11Bには、着火検知用炎孔24の下端高さ以上の高さを有する内筒部13が混合管12から連続して立設されているから、たとえ調理容器から多量に煮こぼれが生じてバーナヘッド11の上面113に流下し、さらに加熱用炎孔23からバーナヘッド11の内周面11Sを伝ってヘッド内部20に浸入しても、煮こぼれは、内筒部13の外周外側の空間に溜まるだけであって、内筒部13の上端開口22の周縁部に付着残留したり混合管12の内部に浸入したりはしない。即ち、長期間使用されても、混合気の供給流路に煮こぼれなどの汚れが固着堆積し難く、それら汚れの固着堆積によって混合管12に導入される混合気の一部が上流側へ逆流する虞が少ない。従って、上記逆流に起因するガス漏れや逆火などの不具合が生じ難い。
また、ヘッド内部20に浸入した煮こぼれなどの汚れが内筒部13の外周外側の空間に多量に堆積した場合には、上記汚れが内筒部13の上端開口22を通じて混合管12の内部に流入するより前に着火検知用炎孔24を閉塞させ、着火検知用炎孔24からの混合気の噴出を遮断する。その結果、炎検知センサ31によって失火が検知される。即ち、煮こぼれなどの汚れによって混合気の供給流路が狭くなる前に、混合管12への燃料ガスの供給が停止される。従って、上記逆流に起因するガス漏れや逆火などの不具合が一層生じ難い。
しかも、このものでは、バーナヘッド11の上面113における内筒部13の外周より外側の位置に加熱用炎孔23が配設されていることで、加熱用炎孔23から流下した煮こぼれが内筒部13の上端開口22を通じて混合管12の内部へ直接的に浸入しないから、混合気の供給流路に汚れがより固着堆積し難い。よって、ガス漏れや逆火などの不具合が一層生じ難い。
さらに、このものでは、着火検知用炎孔24が加熱用炎孔23より下方位置に設けられているから、ヘッド内部20に浸入した煮こぼれなどの汚れが内筒部13の外周外側の空間に多量に堆積した場合に、上記汚れが加熱用炎孔23を閉塞させるより前に着火検知用炎孔24を閉塞させ、炎検知センサ31にて失火を検知させる。これにより、より適切な時期に混合管12への燃料ガスの供給を停止させることが可能である。従って、上記逆流に起因するガス漏れや逆火などの不具合が一層生じ難い。
また、このものでは、着火検知用炎孔24の上縁部に、バーナヘッド11の外向きに突出する着火検知用炎孔24と略同一幅の突片25が設けられているから、上記傾斜面11Rを伝って着火検知用炎孔24の開設部へ向かって流れてくる煮こぼれは、突片25に接触して着火検知用炎孔24から離れる方向へ変向される。これにより、内筒部13の外周外側の空間に煮こぼれが未だ多量に堆積していない状態であるにもかかわらず、傾斜面11Rを伝って流れてくる煮こぼれによって着火検知用炎孔24が外側から閉塞されるのを防止できる。即ち、混合気の供給流路が十分確保されている状態であるにもかかわらず、炎検知センサ31にて失火が検知され、混合管12への燃料ガスの供給が強制的に停止されるのを防止できる。よって、使い勝手も向上する。
尚、上記実施の形態では、加熱用炎孔23とは別に着火検知用炎孔24を備えたものを説明したが、着火検知用炎孔24を別途備えておらず、加熱用炎孔23のうちの特定の一つを着火検知用の炎孔として、その特定の炎孔23の外側方に炎検知センサ31の検知部310を近接対向させて配置し、内筒部13の上端高さが上記特定の炎孔23の下端高さ以上に設定されたものとしてもよい。
また、上記実施の形態では、内筒部13が混合管12の上端部122をヘッド内部20に突出させて構成されたものを説明したが、内筒部13および混合管12が別体で連結構成されたものとしてもよいし、ヘッド内底面11Bにおける連結孔26の周縁上部に、内筒部13に相当する筒体が立設形成され、連結孔26に混合管12の上端部122を下方から連結するように構成されたものとしてもよい。また、混合管12は、上端部122がバーナヘッド11の下面111における中央より外側へ偏心した位置に連結されたものとしてもよい。
バーナヘッド11は、楕円柱状に形成されたものであってもよいし、矩形柱状に形成されたものであってもよいし、略半球状に形成されたものであってもよい。また、鋳造によって一体的に形成されたものであってもよい。
加熱用炎孔23は、バーナヘッド11の上面113の傾斜面11Rに限らず、上面中央部11Cに設けられたものであってもよいし、外側面114に設けられたものであってもよい。また、それら何れか二以上の面のそれぞれに設けられたものであってもよい。
突片25は、着火検知用炎孔24の上縁部に限らず、着火検知用炎孔24の上縁部から側縁部に亘って形成されたものであってもよいし、着火検知用炎孔24の全周縁に亘って形成されたものであってもよい。
上記実施の形態では、主バーナ4と一体で構成される親子バーナの副バーナに本発明の構成を適用したものを説明したが、本発明は、一つの中空柱状のバーナヘッドと、バーナヘッドの下面に連接される混合管とで構成された単バーナにも適用できる。
1 副バーナ(コンロバーナ)
11 バーナヘッド
111 バーナヘッドの下面
11B バーナヘッドの内側底面
12 混合管
13 内筒部
20 バーナヘッドの内部空間
23 加熱用炎孔
24 炎検知用炎孔(特定の炎孔)
26 連結孔(混合管の接続部)
31 炎検知センサ
P1 ガス噴出ノズル(ガス供給部)

Claims (3)

  1. 複数の炎孔を有する中空のバーナヘッドと、バーナヘッドの下面に連設され、ガス供給部から供給される燃料ガスを空気と混合してバーナヘッドの内部空間へ導く混合管と、特定の炎孔に近接対向して設けられ、前記特定の炎孔の外側における燃焼炎の有無を検知する炎検知センサとを備えたコンロバーナであって、
    バーナヘッドの内側底面に、上端が開口し且つ前記特定の炎孔の下端高さ以上の高さを有する内筒部が混合管から連続して立設され
    前記特定の炎孔は、特定の炎孔以外の他の炎孔より下方位置に設けられ、
    前記内筒部の外周外側と前記バーナヘッドの内周面との間、且つ、前記特定の炎孔の下端より下方に煮こぼれなどの汚れを堆積させることが可能な空間を備えている、コンロバーナ。
  2. 請求項1に記載のコンロバーナにおいて、
    炎孔は、バーナヘッドにおける内筒部の外周より外側の位置に設けられた、コンロバーナ。
  3. 請求項1又は2に記載のコンロバーナにおいて、
    特定の炎孔の上縁部に、バーナヘッドの外向きに突出する突片が設けられた、コンロバーナ。
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