JP2004251590A - こんろ用バーナ - Google Patents

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Masao Aramatsu
政男 荒松
Kazuyuki Akagi
万之 赤木
Masanobu Inomata
匡順 猪股
Yasunobu Takemoto
安伸 竹本
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Rinnai Corp
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Abstract

【課題】バーナボディ(2)とこれに載置されるバーナヘッド(3)の上下対向部には互いに回動自在に遊嵌する中心軸部(28)と軸孔部(330)が各別に形成されており、中心軸部(28)から半径方向にずれた部分のバーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の上下対向部には互いに嵌合する位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が各別に形成されたこんろ用バーナに於いて、バーナヘッド(3)の確実な誤セット防止と、バーナヘッド(3)の不正常状態の目視確認の容易化を図ること。
【解決手段】前記中心軸(28)部の近傍部分のバーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の上下対向部には位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が上下に対向するときに上下に対向する補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)が設けられており、補助位置決め突起(D)が補助位置決め凹部(E)に対して非嵌合位置にあるとき、バーナヘッド(3)は、補助位置決め突起(D)で支持されることによって水平に対して傾斜姿勢となること。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロに用いられる、こんろ用バーナに関するものであり、バーナヘッドの誤セットを確実に防止できると共に、該誤セット状態が容易に認識できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のこんろ用バーナの分解斜視図である。
燃料ガスと一次空気を混合するベンチュリ(1)の下流端から屈曲起立する円筒状頭部(12)には、バーナボディ(2)が取付ビス(20)(20)で取付けられるようになっており、これらベンチュリ(1)とバーナボディ(2)によってバーナ本体(A)が構成されている。
【0003】
バーナボディ(2)の上面中央部には、円筒状のバーナヘッド装着筒(21)が隆起していると共に、該バーナヘッド装着筒(21)の上端面は中心に向かって低くなったバーナヘッド歯載置面(24)となっている。そして、このバーナヘッド歯載置面(24)には、バーナヘッド(3)が歯(31)部分で着座し、これにより、バーナ本体(A)にバーナヘッド(3)が着脱自在に載置された状態になっている。
【0004】
バーナボディ(2)のバーナヘッド歯載置面(24)の内周には、前記バーナヘッド(3)の周方向の位置決めを行なう為の位置決め凹部(22)と、後述の取付ビス(20)(20)の頭部を逃がす為のビス逃がし溝(23)(23)が設けられている。
【0005】
又、バーナボディ(2)の中心部には、ガス通過口(26)を跨ぐ中央ブリッジ(27)が立設されていると共に、該中央ブリッジ(27)の上面中央にはバーナヘッド(3)のセンタリングを行なう中心軸(28)が突出している。
【0006】
更に、バーナボディ(2)のバーナヘッド歯載置面(24)には、ベンチュリ(1)に固定された炎検知器(TC)や点火電極(I)を挿通させる為の挿通切欠(29)が上下に貫通形成され、その部分ではバーナヘッド歯載置面(24)は中心方向に退避した補助歯載置面(24a)となっている。
【0007】
バーナボディ(2)に装着されるバーナヘッド(3)の下面には、中央筒(33)と、その外側の炎孔形成用の歯(31)(31)と、点火及び炎監視用の炎孔を形成する補助歯(32)(32)と、前述の点火電極(I)に対応する放電用ターゲット(34)と、更に、円周方向の位置決めを行なう位置決め突起(35)と、が設けられている。
【0008】
上記こんろ用バーナを組み立てるには、先ず、ベンチュリ(1)の円筒状頭部(12)に形成されたネジ孔(13)(13)に対して、バーナボディ(2)の底壁(25)に貫設された取付ビス(20)用の挿通孔(250)(250)を合致させ、この部分に取付ビス(20)(20)を螺入して締め付ける。このとき、取付ビス(20)(20)の頭部外周は、バーナヘッド装着筒(21)の内周のビス逃がし溝(23)(23)に入り込み、これら取付ビス(20)(20)とバーナヘッド装着筒(21)の干渉が防止される。
【0009】
次に、バーナヘッド装着筒(21)に対してバーナヘッド(3)を同心状に載置する。具体的には、バーナヘッド(3)の下面の中央筒(33)をバーナボディ(2)の中心軸(28)に外嵌させるように載置する。
【0010】
このとき、バーナヘッド装着筒(21)の内周の位置決め凹部(22)に対して、バーナヘッド(3)の下面の位置決め突起(35)が嵌入すると、該バーナヘッド(3)が周方向に位置決め状態になり、これにより、バーナ本体(A)に取付けられた点火電極(I)や炎検知器(TC)に対して、バーナヘッド(3)下面の放電用ターゲット(34)や補助歯(32)(32)が正確に対応し、精度の高い点火動作や炎検知動作が担保できる。
【0011】
【特許文献1】
特許第2566714号公報
特開平7−217879号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、バーナヘッド(3)をバーナボディ(2)にセットするときには、先ず、バーナヘッド(3)の下面の中央筒(33)をバーナボディ(2)の中心軸(28)に遊嵌させると共に、バーナヘッド(3)の下面の位置決め突起(35)が、これに対応するバーナボディ(2)側の位置決め凹部(22)の形成位置近傍に着地するように感覚的に仮セットする。
【0013】
この仮セット状態では、位置決め凹部(22)の近傍のバーナヘッド歯載置面(24)に位置決め突起(35)が乗り上げた状態にあるから、バーナヘッド(3)が適正な水平姿勢にならず傾斜した状態になる。これにより、バーナヘッド(3)が適正にセットされていないことが目視確認できる。そこで、バーナヘッド(3)を自転させて位置決め突起(35)を位置決め凹部(22)に落とし込む。
しかしながら、上記従来のこんろ用バーナは次の問題点を有していた。
【0014】
[問題点1]
バーナヘッド(3)の下面に設けられた位置決め突起(35)の突出高さを大きくすることは、バーナヘッド装着筒(21)の深さ等の関係で限界がある。従って、上記従来のものでは、位置決め突起(35)がバーナヘッド歯載置面(24)に乗り上げた状態(バーナヘッド(3)が誤セットの位置にある状態)でのバーナヘッド(3)の傾斜角度が十分に大きくならない。このことから、バーナヘッド(3)が適正な水平姿勢にセットされているか否が視覚的に判断し難くなり、一見して適性にセットされたかのような外観を呈する。この状態では、バーナ本体(A)に配設された点火電極(I)に対してバーナヘッド(3)下面の放電用ターゲット(34)が対向せず、正確な点火動作が担保できなくなる。又、炎監視用の炎孔(補助歯(32)(32)の配設部)に炎検知器(TC)が対向せず、正確な炎監視ができなくなる。即ち、バーナヘッド(3)が誤セット状態になる。
【0015】
[問題点2]
前述のように、上記従来のものでは、バーナヘッド装着筒(21)に載置したバーナヘッド(3)を自転させたときに、バーナヘッド装着筒(21)の内周のビス逃がし溝(23)(23)や、点火電極(I),炎検知器(TC)用の挿通切欠(29)に、バーナヘッド(3)下面の位置決め突起(35)が落ち込んで該バーナヘッド(3)が水平姿勢になることがあり、かかる場合は、一見して適性にセットされたかのような外観を呈する。この状態では、上記問題点1で記載したのと同様に、点火電極(I)や炎検知器(TC)に対して放電用ターゲット(34)や炎監視用の炎孔(補助歯(32)(32)の配設部)が対向せず、バーナヘッド(3)が誤セット状態になる。
【0016】
請求項1の発明は、
『バーナボディ(2)の上面にバーナヘッド(3)が着脱自在に載置される形式のこんろ用バーナであって、
前記バーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)との上下対向部には互いに回動自在に遊嵌する中心軸部と軸孔部が各別に形成されており、
前記中心軸部から半径方向にずれた部分のバーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)の上下対向部には前記バーナヘッド(3)を前記中心軸部周りの方向に回り止めさせるために互いに嵌合する位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が各別に形成され、
前記バーナヘッド(3)に炎孔が形成される、こんろ用バーナ』に於いて、前記問題点1を解決する為、バーナヘッド(3)の誤セット状態を目視確認し易くして、確実な誤セット防止が図れるようにすることをその課題とする。
【0017】
又、請求項2の発明は、
『バーナボディ(2)の上面にバーナヘッド(3)が着脱自在に載置される形式のこんろ用バーナであって、
前記バーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)との上下対向部には互いに回動自在に遊嵌する中心軸部と軸孔部が各別に形成されており、
前記中心軸部から半径方向にずれた部分のバーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)の上下対向部には前記バーナヘッド(3)を前記中心軸部周りの方向に回り止めさせるために互いに嵌合する位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が各別に形成され、
前記位置決め凹部(C)の形成位置から周方向にずれた部分の前記バーナボディ(2)又はバーナヘッド(3)には前記位置決め突起(B)が周方向に係合する障害部が形成され、
前記バーナヘッド(3)に炎孔が形成された、こんろ用バーナ』に於いて、前記問題点2を解決する為、位置決め突起(B)が前記障害部に係合した状態に放置され難くし、これにより、バーナヘッド(3)の誤セット防止が図れるようにすることをその課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
[請求項1の発明]
上記課題を解決するための請求項1の発明の技術的手段は、
『前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の形成位置より前記中心軸部寄りの部分の前記バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の上下対向部には前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が上下に対向するときに上下に対向する補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)が設けられており、
前記位置決め突起(B)が前記位置決め凹部(C)に対して非嵌合位置にあるとき、前記バーナヘッド(3)は、前記補助位置決め突起(D)で支持されることによって水平に対して傾斜姿勢となる』ことである。
【0019】
上記技術的手段によれば、バーナヘッド(3)の外周側の位置決め突起(B)が位置決め凹部(C)から周方向にずれた非嵌合位置では、中心軸部寄りの補助位置決め突起(D)も補助位置決め凹部(E)から周方向にずれており、これにより、補助位置決め突起(D)によってバーナヘッド(3)が水平に対して傾斜した姿勢に支持される。
【0020】
又、上記技術的手段によれば、補助位置決め突起(D)は位置決め突起(B)より中心軸部寄りに設けられている。従って、補助位置決め凹部(E)に対する補助位置決め突起(D)の嵌入深さと、位置決め凹部(C)に対する位置決め突起(B)の嵌入深さが同一となるように、これら位置決め突起(B)と補助位置決め突起(D)の突出寸法が設定されていても、誤セット位置にあるバーナヘッド(3)を位置決め突起(B)で傾斜姿勢に支持する場合に比べ、前記傾斜姿勢にあるバーナヘッド(3)の傾斜角度が大きくなり、該バーナヘッド(3)が誤セット位置にあることが目視確認し易くなる。
【0021】
一方、位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が上下に対向したときには、これより中心軸部寄りの補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)も上下に対向するから、これらが上下に嵌合する。すると、前者の位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の嵌合により、バーナヘッド(3)が中心軸部周りに自転するのが阻止されて周方向に位置決めされる。
【0022】
尚、位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)を設けることなく、中心軸部寄りの補助位置決め突起(C)と補助位置決め凹部(D)のみで周方向の位置決めを行なうことも考えられるが、かかる場合に比べて、上記技術的手段によれば、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0023】
即ち、中心軸部寄りに設けられた補助位置決め突起(C)のみで周方向の位置決めを行なう場合は、該補助位置決め突起(C)と補助位置決め凹部(D)の嵌合部の周方向のガタツキが、バーナヘッド(3)の外周部で拡大されて現れる。具体的には、前記ガタツキは、「バーナヘッド(3)の半径/中心軸部と補助位置決め突起(C)の距離」の拡大率で拡大されてバーナヘッド(3)の外周に現れ、該バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が悪くなる。これに対し、上記技術的手段によれば、前記補助位置決め突起(D)より外周側の位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の嵌合で周方向の位置決めがされるから、前記拡大率が小さくなる。このことから、上記技術的手段によれば、位置決め突起(B)と位置決め凹部(22)のはめ合い公差と補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)のはめ合い公差が同一の場合には、補助位置決め突起(D)のみで位置決めする場合に比べて、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0024】
[請求項2の発明]
上記課題を解決するための請求項2の発明の技術的手段は、
『前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の形成位置より前記中心軸部寄りの部分の前記バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の上下対向部には前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が上下に対向するときに上下に対向する補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)が設けられており、
前記位置決め突起(B)が前記障害部に対応しているとき、前記バーナヘッド(3)は、前記補助位置決め突起(D)で支持されることによって水平に対して傾斜姿勢となる』ことである。
【0025】
上記技術的手段によれば、位置決め突起(B)が障害部に係合しているとき、バーナヘッド(3)が中心軸部寄りの補助位置決め突起(D)によって支持され、これにより、水平に対して傾斜姿勢に維持される。従って、かかる傾斜姿勢を目視することにより、バーナヘッド(3)が誤セット位置にあることを一見して確認することができ、該バーナヘッド(3)の誤セット防止が図れる。
【0026】
又、請求項1の発明と同様の理由により、位置決め突起(B)と補助位置決め突起(D)の加工精度が同一の場合、補助位置決め突起(D)のみで位置決めする場合に比べて、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0027】
[請求項3の発明]
請求項2に記載のこんろ用バーナに於いて、
『前記位置決め突起(B)は前記バーナヘッド(3)に設けられていると共に、前記位置決め凹部(C)は前記バーナボディ(2)に設けられており、
前記障害部は、前記位置決め凹部(C)から周方向にずれた位置のバーナボディ(2)に形成された凹部である』ものでは、位置決め突起(B)が障害部たる凹部に係合しているときには、請求項2の発明と同様に、バーナヘッド(3)が補助位置決め突起(D)で傾斜姿勢に支持される。従って、該バーナヘッド(3)が誤セット位置にあることが一見して確認できるようになる。
【0028】
[請求項4の発明]
請求項1から3に於いて、
『前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の嵌合位置は、
前記補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)の嵌合位置と前記中心軸部の中心を結ぶ半径線から、時計方向及び反時計方向に90度の角度範囲内に位置する』ものでは、位置決め突起(B)と補助位置決め突起(D)が前記中心を挟んで180度反対側に位置する場合に比べて、誤セット位置にあるバーナヘッド(3)の傾斜角度が大きくなる。即ち、位置決め突起(B)と補助位置決め突起(D)が前記中心を挟んで反対側に位置する場合には、補助位置決め突起(D)で支持された場合のバーナヘッド(3)の傾斜方向と、位置決め突起(B)で支持された場合のバーナヘッド(3)の傾斜方向とが逆になるから、これら両傾斜が互いに相殺し合って全体としての傾斜角度が小さくなる。これに対し、本発明では、位置決め突起(B)と補助位置決め突起(D)が前記中心を挟んで反対側に位置せず、前記角度範囲内に位置するから、前記傾斜角度が相殺し合う不都合がなく、誤セット位置にあるバーナヘッド(3)の傾斜角度を十分に確保することができる。
【0029】
[請求項5の発明]
請求項4に於いて、
『前記位置決め突起(B)及び補助位置決め突起(D)が前記バーナヘッド(3)又は前記バーナボディ(2)の一方に、前記位置決め凹部(C)及び補助位置決め凹部(D)が前記バーナヘッド(3)又は前記バーナボディ(2)の他方に設けられており、
前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の嵌合位置は、前記半径線を外側に延長した直線上に位置している』構成とするのが望ましい。
【0030】
このように構成すると、バーナヘッド(3)を自転させる際の位置決め突起(B)が、これに対向するバーナボディ(2)又はバーナヘッド(3)の表面に接触しにくくなり、バーナヘッド(3)を中心軸部周りに自転させ易くなる。
【0031】
即ち、バーナヘッド(3)が補助位置決め突起(D)で支持されて傾斜姿勢にあるとき、補助位置決め突起(D)の配設位置から周方向に離れるに従ってバーナボディ(2)とバーナヘッド(3)の間隔が小さくなる。よって、中心軸部の中心と補助位置決め突起(D)の配設位置とを通る半径の延長線上では、バーナボディ(2)とバーナヘッド(3)の間隔が最も大きくなる。従って、この最も大きな間隔が確保される部分に設けられる位置決め突起(B)は、これに対向する部分(バーナボディ(2)又はバーナヘッド(3)の表面)に接触しにくくなり、前記位置決め突起(B)が、バーナヘッド(3)を自転させる作業の障害になりにくいから、該バーナヘッド(3)を中心軸部周りに自転させ易くなる。
【0032】
[請求項6の発明]
前記請求項1〜5の発明に於いて、
『燃料ガスと一次空気との混合ガスを放出させるベンチュリ(1)のバーナボディ載置面(120)に前記バーナボディ(2)が載置され、
前記バーナボディ(2)は、前記バーナボディ載置面(120)に対して上方から取付ビス(20)で固定されており、
前記取付ビス(20)の挿通孔は、前記バーナボディ(2)に設けられた隆起部(251)に形成されている』ものでは、こんろ用バーナで加熱される調理鍋等からの煮こぼれが取付ビス(20)の近傍に侵入した場合、この煮こぼれは、環状隆起部で塞き止められて、取付ビス(20)の螺合部には侵入しにくくなる。従って、取付ビス(20)の螺合部が前記煮こぼれの乾燥によって固着する心配が少なくなり、こんろの修理点検時等にバーナボディ(2)とベンチュリ(1)の分解作業が円滑に行なえる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるからバーナヘッド(3)の誤セットを確実に防止することができる。
即ち、請求項1の発明では、適正にセットされていないバーナヘッド(3)の傾斜角度が既述従来のものに比べて大きくなるから、この状態の目視確認が容易に行なえ、これにより、バーナヘッド(3)の誤セットを確実に防止することができる。又、既述したように、補助位置決め突起(D)のみで位置決めする場合に比べて、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0034】
請求項2,3の発明では、位置決め突起(B)が障害部に対応する位置にあるときでも、バーナヘッド(3)が補助位置決め突起(D)で傾斜姿勢に維持される。従って、かかる傾斜姿勢を一見して確認することができ、該バーナヘッド(3)の誤セット防止が図れる。又、既述したように、補助位置決め突起(D)のみで位置決めする場合に比べて、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0035】
請求項4の発明では、位置決め突起(B)と補助位置決め突起(D)が前記中心を挟んで反対側に位置せず、前記角度範囲内に位置するから、既述したように、誤セット位置にあるバーナヘッド(3)の傾斜角度を十分に確保することができる。
【0036】
請求項5の発明では、既述したように、位置決め突起(B)がバーナヘッド(3)を自転させる作業の障害になりにくいから、該バーナヘッド(3)を中心軸部周りに自転させ易くなる。
【0037】
請求項6の発明では、前述したように、取付ビス(20)の螺合部が前記煮こぼれの乾燥によって固着する心配が少なくなり、本願発明のこんろ用バーナを適用したこんろの修理点検時にバーナボディ(2)とベンチュリ(1)の分解作業が円滑に行なえる。
【0038】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るこんろ用バーナは、既述従来例と同様に、ベンチュリ(1)と、これの下流端に連設固定されるバーナボディ(2)からなるバーナ本体(A)と、前記バーナボディ(2)に載置装着されるバーナヘッド(3)を備えている。
【0039】
上記こんろ用バーナは、ガスコンロに組み込まれるものであるが、該組み込みに当たっては、前記ベンチュリ(1)をコンロ本体内に配置すると共に、該ベンチュリ(1)の下流端の円筒状頭部(12)をコンロ天板(9)(コンロ本体の上端開放部を被覆する板)のバーナ用開口(90)から突出させ、該円筒状頭部(12)にバーナボディ(2)を取付ビス(20)(20)で固定し、更に、該バーナボディ(2)にバーナヘッド(3)を載置する。
【0040】
[ベンチュリ(1)について]
ベンチュリ(1)は、本実施の形態では鋳物で形成されていると共に、既述従来のものと同様の構造を有している。即ち、上流端がガス入り口(10)となった水平管部(11)と、該水平管部(11)の下流端から上方に屈曲する円筒状頭部(12)を具備しており、該円筒状頭部(12)の頂面にバーナボディ載置面(120)が形成されている。そして、円筒状頭部(12)の側壁から隆起する突出部(14)(14)にビス(15)(15)で固定されたブラケット(16)には、点火電極(I)と炎検知器(TC)が取付けられている。又、円筒状頭部(12)の上面には後述のバーナボディ(2)を固定する為のネジ孔(13)(13)が形成されている。
【0041】
[バーナボディ(2)について]
上記ベンチュリ(1)の円筒状頭部(12)に取付け固定されるバーナボディ(2)は、本実施の形態では真鍮等の金属で製作されており、該バーナボディ(2)のバーナヘッド歯載置面(24)及び補助歯載置面(24a)にバーナヘッド(3)を載置することにより後述の歯(31)や補助歯(32)で炎孔が形成されるようになっている。
【0042】
又、本実施の形態に用いられるバーナボディ(2)は、バーナボディ(3)のセンタリング機能を有する中心軸(28)(既述発明特定事項たる、「中心軸部」に対応する。)の近傍に張り出したフランジ(270)に位置出し用切欠き(K)が設けられている構成と、取付ビス(20)(20)の挿通孔(250)(250)が隆起部(251)(251)に形成されている構成を除いて、既述従来のものと同様に構成されている。
【0043】
即ち、バーナボディ(2)の中心部に開設されたガス通過口(26)を跨ぐ中央ブリッジ(27)には、これに立設された中心軸(28)の基端部外周に張り出し且つ前記中央ブリッジ(27)と面一に形成されたフランジ(270)が設けられている。そして、このフランジ(270)の外周部には、バーナヘッド装着筒(21)の内周に形成された位置決め凹部(22)(既述発明特定事項たる、位置決め凹部(C)に対応する)に対向する、既述補助位置決め凹部(E)たる位置出し用切欠(K)が形成されている。従って、これら位置決め凹部(22)と位置出し用切欠(K)は、中心軸(28)を通る共通の直線(半径線)上に位置している。従って、後述のように上記バーナヘッド(3)が適正にセットされた状態では、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)の嵌合位置と、補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)の嵌合位置とは、中心軸(28)の中心を通る共通の半径線上に位置する状態になる(請求項5の発明)。
【0044】
尚、上記位置決め凹部(22)と位置出し用切欠(K)は、必ずしも前記半径線上に位置する必要はない。即ち、位置出し用切欠(K)と中心軸(28)の中心を結ぶ半径線から時計方向及び反時計方向に90度の角度範囲内に位置決め凹部(22)が位置してもよい(請求項4の発明)。
【0045】
又、バーナヘッド装着筒(21)の底壁(25)には、隆起部(251)(251)が形成されていると共に、該隆起部(251)(251)にはバーナボディ(2)をベンチュリ(1)に固定する為の後述の取付ビス(20)(20)を挿入する為の挿通孔(250)(250)が開設されている。
【0046】
尚、既述従来のものと同様に、バーナヘッド歯載置面(24)には底壁(25)まで削られたビス逃がし溝(23)(23)(既述発明特定事項たる、「障害部」及び「凹部」に対応する。)が設けられている。又、バーナボディ(2)には、ベンチュリ(1)に固定された炎検知器(TC)や点火電極(I)を挿通させる為の挿通切欠(29)(既述発明特定事項たる、「障害部」及び「凹部」に対応する。)が上下に貫通し、この挿通切欠(29)の部分でバーナヘッド歯載置面(24)は中心方向に退避した補助歯載置面(24a)となっている。尚、バーナボディ(2)とベンチュリ(1)が一体形成されているものでは、ビス逃がし溝(23)(23)が設けられないから、この場合は既述発明特定事項たる障害部や凹部は、前記挿通切欠(29)のみとなり、更に、点火電極(I)に代えて種火バーナを備えた形式のバーナであれば、種々形成される加工用の孔や凹凸が前記凹部や障害部になると想定される。
【0047】
[バーナヘッド(3)について]
上記バーナボディ(2)に載置装着されるバーナヘッド(3)は、本実施の形態では真鍮等の金属で製作されている。このバーナヘッド(3)は、中央筒(33)の下面に補助位置決め突起(30)(既述発明特定事項たる、補助位置決め突起(D)に対応する)が突出している点を除いて、既述従来のものと同様に構成されている。
【0048】
即ち、バーナヘッド(3)の下面中央部からは、上記バーナボディ(2)の既述中心軸(28)の外径より若干大きな直径を有する軸孔(330)(既述発明特定事項たる、「中心孔部」に対応する。)を備えた中央筒(33)が突出している。そして、上記中央筒(33)の下面外周部には、補助位置決め突起(30)が突出していると共に、該補助位置決め突起(30)の横幅(周方向長さ)は、既述位置出し用切欠(K)に嵌入し得る寸法に設定されている。
【0049】
又、前記補助位置決め突起(30)とこれより外側の位置決め突起(35)(既述発明特定事項たる、位置決め突起(B)に対応する)は、軸孔(330)の中心から延びる共通の直線(半径線)上に位置していると共に、位置決め突起(35)の横幅(周方向長さ)は、これに対応するバーナボディ(2)側の位置決め凹部(22)に嵌入し得る寸法に設定されている。
【0050】
又、このものでは、図2に示すように、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)が合わず、位置決め突起(35)がバーナボディ(2)のバーナヘッド歯載置面(24)から浮き上がった状態にあっても、中央ブリッジ(27)に乗り上げる上記補助位置決め突起(30)によりバーナヘッド(3)は大きな傾斜状態となる。
【0051】
即ち、補助位置決め突起(30)は位置決め突起(35)より中心寄りに設けられているから、位置決め凹部(22)に対する位置決め突起(35)の嵌入深さと、位置出し用切欠き(K)に対する補助位置決め突起(30)の嵌入深さが同一となるように、これら位置決め突起(35)と補助位置決め突起(30)の突出寸法が設定されていても、補助位置決め突起(30)が中央ブリッジ(27)に乗り上げた状態(補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)が非嵌合状態ある場合)では、既述従来のものに比べてバーナヘッド(3)の傾斜角度が大きくなり、これにより、該バーナヘッド(3)が適正にセットされていないことが目視確認し易くなる。
【0052】
尚、本実施の形態に用いられるバーナヘッド(3)は、既述従来のものと同様に、炎孔形成用の歯(31)(31)と、点火及び炎監視用の炎孔を形成する補助歯(32)(32)と、前述の点火電極(I)に対応する放電用ターゲット(34)とを備えており、位置決め突起(35)が位置決め凹部(22)に嵌入したとき、炎検知器(TC)と補助歯(32),点火電極(I)と放電用ターゲット(34)が対向する状態に位置決めされる。
尚、バーナヘッド(3)の下面に形成された補助歯(32)は、補助歯載置面(24a)に載置される。
【0053】
[組み立て作業]
次に、上記各部品を用いて本実施の形態に係るこんろ用バーナを組み立てる作業を説明する。
先ず、ベンチュリ(1)の円筒状頭部(12)に形成されたネジ孔(13)(13)に対して、バーナボディ(2)に貫設された取付ビス(20)用の挿通孔(250)(250)を合致させ、この部分に取付ビス(20)(20)を螺入して締め付ける。この状態では、本実施の形態のこんろ用バーナで加熱される調理鍋等からの煮こぼれがバーナヘッド装着筒(21)内に侵入しても、この煮こぼれは、隆起部(251)で塞き止められ、取付ビス(20)の螺合部には侵入しにくくなる。よって、取付ビス(20)の螺合部が前記煮こぼれの乾燥によって固着する心配が少なくなる。
【0054】
次に、バーナヘッド(3)の下面の中央筒(33)をバーナボディ(2)の中心軸(28)に遊嵌させる。このとき、バーナヘッド(3)の下面外周側に突設された位置決め突起(35)と、下面中央の中央筒(33)の周縁に設けられた補助位置決め突起(30)が、これらに対応するバーナヘッド装着筒(21)側の位置決め凹部(22)や位置出し用切欠(K)の近傍に着地するように感覚的に仮セットする。
【0055】
位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)が合致していないこの状態では、図2に示すように、補助位置決め突起(30)が中心軸(28)の基端部のフランジ(270)に乗り上げている。これにより、バーナヘッド(3)が大きく傾斜した状態になる。これにより、既述したように、バーナヘッド(3)が適正な水平姿勢にセットされていないことが一見して解り易くなる。又、位置決め突起(35)がビス逃がし溝(23)や挿通切欠(29)に対応する位置にあっても、位置決め突起(35)がビス逃がし溝(23)や挿通切欠(29)内に落ち込むことがなく、バーナヘッド(3)の誤セット防止が図れる。補助位置決め突起(30)によってバーナヘッド(3)が支持されているからである。
【0056】
次に、補助位置決め突起(30)が位置出し用切欠(K)に一致するまでバーナヘッド(3)を中心軸部回りに自転させると、図3に示すように、補助位置決め突起(30)が位置出し用切欠(K)内に自然に落ち込む。又、これと同時に、バーナヘッド(3)の下面の外周近傍に設けられた位置決め突起(35)が位置決め凹部(22)内に落ち込む。すると、位置決め突起(35)は補助位置決め突起(30)に比べてバーナヘッド(3)の外周に近い位置に設けられているから、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)のはめあい公差と補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)とのはめあい公差が同じ等級であるならば、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)によって周方向の位置決めがされる場合の方が、補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)によって周方向の位置決めがされる場合に比べて、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0057】
即ち、バーナヘッド(3)の周方向への位置決めが補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)の係合のみによって確保される場合は、これら補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)の係合部の周方向のガタツキが、バーナヘッド(3)の外周部では拡大されるから、点火電極(I)と放電用ターゲット(34)との周方向のずれが大きくなる等の不具合が生じ、これにより、バーナヘッド(3)の正確な装着が担保できなくなる。又、図4に示すように、前記五徳爪(41)に対向する小炎孔(F1)(F1)(炎と五徳爪(41)との干渉を回避するために小さな炎を形成する為の炎孔)を形成している場合に、これら五徳爪(41)と小炎孔(F1)(F1)を高い精度で正確に対向させることができない。
【0058】
ところが、本実施の形態では、バーナヘッド(3)の下面の外周近傍に位置する位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)の係合によって、バーナヘッド(3)の周方向の位置決めがされるから、本発明の作用として既述したように、位置決め突起(B)と位置決め凹部(22)のはめ合い公差と補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)のはめ合い公差が同一の場合には、補助位置決め突起(30)のみで位置決めする場合に比べて、バーナヘッド(3)の周方向の位置決め精度が高くなる。
【0059】
尚、上記バーナヘッド(3)が適正にセットされた状態では、既述したように、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)の嵌合位置と、補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)の嵌合位置とは、中心軸(28)の中心を通る共通の半径線上に位置する状態になる。
【0060】
[その他]
▲1▼上記実施の形態では、上記したように、バーナヘッド(3)が適正にセットされた状態では、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)の嵌合位置と、補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠(K)の嵌合位置とは、中心軸(28)の中心を通る共通の半径線上に位置する。しなしながら、これら両嵌合位置は必ずしも一直線上に位置する必要はない。
【0061】
▲2▼上記実施の形態では、バーナヘッド(3)の下面に補助位置決め突起(30)と位置決め突起(35)を設け、これらに対応する位置出し用切欠(K)と位置決め凹部(22)をバーナボディ(2)の上面に形成した。これとは逆に、図5に示すように、バーナヘッド(3)の下面に補助位置決め凹部(E)たる位置出し用切欠(K’)と位置決め凹部(22’)(既述発明特定事項たる、位置決め凹部(C)に対応する)を形成する一方、これらに対応する補助位置決め突起(30’)(既述発明特定事項たる、補助位置決め突起(D)に対応する)と位置決め突起(35’)(既述発明特定事項たる、位置決め突起(B)に対応する)をバーナボディ(2)の上面に突設してもよい。
【0062】
尚、図5のものでは、補助歯(32)(32)の近傍には既述発明特定事項たる「障害部」に対応する半径方向に長いリブ(36)(36)が設けられている。ところが、このものでは、リブ(36)(36)の近傍に位置決め突起(35’)が位置している場合には、補助位置決め突起(30’)がバーナヘッド(3)の中央筒(33)の下面に乗り上げて該バーナヘッド(3)が傾斜し、これにより、該バーナヘッド(3)が誤セット位置にあることが一見して認識しやすくなる。
【0063】
▲3▼又、図1の構造を変更し、補助位置決め突起(30)と位置出し用切欠き(K)の形成位置を、バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)間で逆転させてもよい。これとは逆に、位置決め突起(35)と位置決め凹部(22)の形成位置を、バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)間で逆転させてもよい。
【0064】
▲4▼図6に示すように、バーナボディ(2)の中心に立設された筒体(2A)の外周に補助位置決め突起(2B)を突設する一方、バーナヘッド(3)の下面には、前記筒体(2A)内の軸孔部(2c)に遊嵌する既述中心軸部たる小径筒(3A)とその上方に連続する大径筒(3B)を突設し、この大径筒(3B)には前記補助位置決め突起(2B)に外嵌する補助位置決め凹部たる位置出し用切欠き(3C)を形成してもよい。このものでは、外周側の位置決め突起(35A)と位置決め凹部(22A)が非嵌合状態にあるときは、補助位置決め突起(2B)の頂面によって大径筒(3B)の下面が支持され、これにより、バーナヘッド(3)が傾斜姿勢に維持される。一方、位置出し用切欠き(3C)に補助位置決め突起(2B)が嵌合すると、これと同時に、外周側の位置決め突起(35A)と位置決め凹部(22A)が嵌合し、これら位置決め突起(35A)と位置決め凹部(22A)によって、バーナヘッド(3)の周方向の位置決めが行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るこんろ用バーナの分解斜視図
【図2】バーナヘッド(3)が適正状態にセットされていない状態を示す断面図
【図3】バーナヘッド(3)が適正姿勢にセットされた状態を示す断面図
【図4】バーナヘッド(3)を取り除いた状態を示すバーナボディ(2)とバーナヘッド(3)の組み立て体の平面図
【図5】バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の変形例の説明図
【図6】バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の変形例の説明図
【図7】従来例の説明図
【符号の説明】
(1)・・・ベンチュリ
(2)・・・バーナボディ
(3)・・・バーナヘッド
(B)・・・位置決め突起
(C)・・・位置決め凹部
(D)・・・補助位置決め突起
(E)・・・補助位置決め凹部

Claims (6)

  1. バーナボディ(2)の上面にバーナヘッド(3)が着脱自在に載置される形式のこんろ用バーナであって、
    前記バーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)との上下対向部には互いに回動自在に遊嵌する中心軸部と軸孔部が各別に形成されており、
    前記中心軸部から半径方向にずれた部分のバーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)の上下対向部には前記バーナヘッド(3)を前記中心軸部周りの方向に回り止めさせるために互いに嵌合する位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が各別に形成され、
    前記バーナヘッド(3)に炎孔が形成される、こんろ用バーナに於いて、
    前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の形成位置より前記中心軸部寄りの部分の前記バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の上下対向部には前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が上下に対向するときに上下に対向する補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)が設けられており、
    前記位置決め突起(B)が前記位置決め凹部(C)に対して非嵌合位置にあるとき、前記バーナヘッド(3)は、前記補助位置決め突起(D)で支持されることによって水平に対して傾斜姿勢となる、こんろ用バーナ。
  2. バーナボディ(2)の上面にバーナヘッド(3)が着脱自在に載置される形式のこんろ用バーナであって、
    前記バーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)との上下対向部には互いに回動自在に遊嵌する中心軸部と軸孔部が各別に形成されており、
    前記中心軸部から半径方向にずれた部分のバーナヘッド(3)と前記バーナボディ(2)の上下対向部には前記バーナヘッド(3)を前記中心軸部周りの方向に回り止めさせるために互いに嵌合する位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が各別に形成され、
    前記位置決め凹部(C)の形成位置から周方向にずれた部分の前記バーナボディ(2)又はバーナヘッド(3)には前記位置決め突起(B)が周方向に係合する障害部が形成され、
    前記バーナヘッド(3)に炎孔が形成された、こんろ用バーナに於いて、
    前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の形成位置より前記中心軸部寄りの部分の前記バーナヘッド(3)とバーナボディ(2)の上下対向部には前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)が上下に対向するときに上下に対向する補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)が設けられており、
    前記位置決め突起(B)が前記障害部に係合しているとき、前記バーナヘッド(3)は、前記補助位置決め突起(D)で支持されることによって水平に対して傾斜姿勢となる、こんろ用バーナ。
  3. 請求項2に記載のこんろ用バーナに於いて、
    前記位置決め突起(B)は前記バーナヘッド(3)に設けられていると共に、前記位置決め凹部(C)は前記バーナボディ(2)に設けられており、
    前記障害部は、前記位置決め凹部(C)から周方向にずれた位置のバーナボディ(2)に形成され凹部である、こんろ用バーナ。
  4. 請求項1から3の何れかに記載のこんろ用バーナに於いて、
    前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の嵌合位置は、
    前記補助位置決め突起(D)と補助位置決め凹部(E)の嵌合位置と前記中心軸部の中心を結ぶ半径線から、時計方向及び反時計方向に90度の角度範囲内に位置する、こんろ用バーナ。
  5. 請求項4に記載のこんろ用バーナに於いて、
    前記位置決め突起(B)及び補助位置決め突起(D)が前記バーナヘッド(3)又は前記バーナボディ(2)の一方に、前記位置決め凹部(C)及び補助位置決め凹部(D)が前記バーナヘッド(3)又は前記バーナボディ(2)の他方に設けられており、
    前記位置決め突起(B)と位置決め凹部(C)の嵌合位置は、前記半径線を外側に延長した直線上に位置している、こんろ用バーナ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のこんろ用バーナに於いて、
    燃料ガスと一次空気との混合ガスを放出させるベンチュリ(1)のバーナボディ載置面(120)に前記バーナボディ(2)が載置され、
    前記バーナボディ(2)は、前記バーナボディ載置面(120)に対して上方から取付ビス(20)で固定されており、
    前記取付ビス(20)の挿通孔は、前記バーナボディ(2)に設けられた隆起部(251)に形成されている、こんろ用バーナ。
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