JP2009198031A - コンロバーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンロバーナ1において、バーナ本体2を、混合管3と別体にしてダイカスト成形によって作製し、混合管3を、金属板によるプレス成形品として、バーナ本体2の内筒5のネジ孔9に、混合管3の先端部24の下板21をネジ32で連結する構造としている。また、バーナ本体2の外筒4の外側には、コンロ側への取付用の壁部11が同心円上に延設され、外筒4の外周と壁部11の内周との間に、平面視放射状の外リブ17が設けられている。
【選択図】図1
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、バーナ本体の外側に、コンロ側への取付用の壁部を同心円上に延設したものにあって、変形や溶融の防止に加えてダイカスト成形時のいわゆる湯流れも良好とするために、リブをバーナ本体の外周と壁部の内周との間に設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、バーナ本体が、内側に同心円上の内筒を有して、内筒との間に混合室を形成するものにあって、同様に変形や溶融を効果的に防止するために、バーナ本体の内周と内筒の外周との間にリブを設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、壁部を設けた場合でも、ダイカスト成形時にはリブを介してバーナ本体と壁部との間の湯流れが良好に行われる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、内筒を有した場合でも同様に変形や溶融が効果的に抑えられ、良好な湯流れも維持できる。
図1は、コンロバーナの一例を示す分解斜視図、図2はコンロバーナの平面図及びA−A線断面図である。
このコンロバーナ1は、内部に混合室6を有し、上面に後述するバーナヘッドが載置されるバーナ本体2と、そのバーナ本体2から半径方向へ突出し、混合室6へ燃料ガスと燃焼用空気との混合気を供給する混合管3とを備える点は従来と同様であるが、ここでは両者が夫々別体で作製されて組み付けられる構造となっている。
また、外筒4と内筒5との間には、両者を連結する複数の内リブ8,8・・が、内筒5の外面から平面視放射状となるように設けられている。ここでは内筒5の下端が外筒4の下端よりも下方へ突出する長さとなって、内筒5の下面には、周方向に等間隔で4つのネジ孔9,9・・が、内筒5の中心側へやや突出した状態で形成されている。
また、壁部11には、下端から上下方向の中間位置まで側面を開放させる一対の切欠部13,13が、点対称に形成されており、その切欠部13,13の開口縁を含む壁部11の下端全周には、フランジが形成されている。このうち切欠部13,13を除く最下端に位置する点対称部分は、器体側への取付フランジ14,14となり、取付フランジ14,14より上段となる切欠部13,13の上縁部分は、器体への取付状態で天板の裏面に当接する位置決めフランジ15,15となっている。なお、各取付フランジ14には、等間隔で取付孔16,16・・が穿設されている。
また、外筒4の下面で内周側には、下方へ突出するリング状の段部18が周設されると共に、内周面には、段部18と連続して段部18よりも下方へ突出する3つの突起19,19・・が、周方向へ等間隔で形成されている。
従って、同じコンロバーナ1でも、混合管3の向きを変えることでコンロ側のレイアウトに対応した使用が可能となる。また、単一の混合管3でなく、先端部24に設ける透孔29の位相が異なるタイプを複数用意して、混合管3のみを交換しても、コンロ側のレイアウトに対応した使用が可能となる。
器体51内には、バーナ台52が設けられて、コンロバーナ1はバーナ台52に取り付けられる。しかし、器体51内の制御回路に電気的接続される点火電極39及び熱電対40との位置が固定となるため、バーナ本体2の向きは左右とも一定となるが、前パネル53側に設けられる点火機構部54の位置が異なるため、バーナ本体2に対する混合管3の向きが左右で異なる。そこで、ここではバーナ本体2に対する混合管3の突出角度を互いに90°変えることで、左右共に同じタイプのコンロバーナ1を使用可能としている。
よって、噴きこぼれた煮汁等が外筒4の内壁を伝って下方へ垂れることがあっても、ゴムパッキン26側へ浸入することなく段部18及び突起19の下端から混合室3内に落下する。同様に外筒4の外面側では、外筒4の外壁を伝った煮汁等は外リブ17を介してさらに低い水平面17bや突起41側へ流れて落下し、ゴムパッキン26の位置にとどまらない。
従って、煮汁等によるゴムパッキン26の腐食を効果的に防止することができる。
特にここでは、外リブ17を外筒4の外周と壁部11の内周との間に設けているため、壁部11を有したものであっても、ダイカスト成形時に外リブ17を介して外筒4と壁部11との間の湯流れが良好に行われる。
さらに、外筒4の内周と内筒5の外周との間に平面視放射状の内リブ8を設けているため、内筒5を有した場合でも同様に変形や溶融が効果的に抑えられ、良好な湯流れも維持できる。
さらに、壁部の形態も上記形態に限らず、周方向や下方への長さ等は変更して差し支えないし、コンロへの組付け態様によっては壁部の省略も可能である。この場合はバーナ本体の外周にリブのみが放射状に突出することになる。
一方、混合管においても、プレス成形した上板と下板とで形成する形態に限らず、ダイカスト成形等によって一体に形成する等、適宜変更して差し支えない。
Claims (3)
- 混合室を内設し、上面にバーナヘッドが載置される筒状のバーナ本体と、そのバーナ本体から半径方向へ突出し、前記混合室へ燃料ガスと燃焼用空気との混合気を供給する混合管とからなるコンロバーナであって、
少なくとも前記バーナ本体をダイカスト成形で作製すると共に、前記バーナ本体に平面視放射状のリブを設けたことを特徴とするコンロバーナ。 - 前記バーナ本体の外側に、コンロ側への取付用の壁部を同心円上に延設したものにあっては、前記リブを前記バーナ本体の外周と壁部の内周との間に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンロバーナ。
- 前記バーナ本体が、内側に同心円上の内筒を有して、前記内筒との間に前記混合室を形成するものにあっては、前記バーナ本体の内周と内筒の外周との間に前記リブを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンロバーナ。
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2008
- 2008-02-19 JP JP2008037833A patent/JP5279292B2/ja not_active Expired - Fee Related
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