JP5239253B2 - フード跳ね上げ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フード跳ね上げ装置に関する。
従来、車両が前面衝突等した際にエンジンルームのフードを上方に跳ね上げるフード跳ね上げ装置が知られている。さらに、この種の跳ね上げ装置において、車体とフード後端部との間にワイヤを架設し、このワイヤによってフード後端部を折り曲げて後方突出量を小さくし、フロントウインドウガラスを割りにくくしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−198860号公報
ところで、この種のフード跳ね上げ装置では、アクチュエータの作動によるフードの跳ね上げによって、フードに振動が生じる場合がある。
フードに振動が生じると、フードの振動状態によって、フードに衝突する衝突物からフードに与えられる衝撃力が変化することになる。
すなわち、フードの振動による下方移動中に衝突物が衝突した際には、フードとその下方に位置する構造部品との間隙が小さくなって、フードが当該構造部品に衝突する虞があり、フードの振動による上方移動中に衝突物が衝突した際には、衝突物からフードへの衝撃力が増大してしまう虞がある。このため、このようなフードの振動が生じる場合には、フードを設計し難くなってしまうという問題があった。
なお、上記特許文献1のように、車体とフード後端部との間にただ単にワイヤを架設しただけでは、このようなフードの振動を抑制することは難しい。
そこで、本発明は、跳ね上げたフードの振動をより効果的に減殺することが可能なフード跳ね上げ装置を得ようとするものである。
本発明は、フード跳ね上げ装置に、跳ね上げによって生じたフードの振動である当初振動を減殺する減殺振動を前記フードに加える振動減殺手段を設け、該振動減殺手段は、前記当初振動の位相角が(2nπ−π/3<φ<2nπ+π/3)の範囲にあり、かつ、前記当初振動が上向きの変位となるときに、前記フードの上方移動を規制することによって生じる下向きの規制力を加えることによって、前記当初振動の変位の向きと逆向きの変位である前記減殺振動をフードに加えてフードの振動を減殺前記減殺振動の振動変位の所定時間内での時間積分値の絶対値と、前記当初振動の振動変位の所定時間内での時間積分値の絶対値とを、略一致させたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、フードに減殺振動を生じさせることで、跳ね上げられる際に生じた振動を効果的に減殺することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態にかかる装置は、同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)図1、図2は、本発明の第1実施形態を示している。図1は、フードヒンジの側面図であって、(a)は伸展状態、(b)は伸展途中を示す図、図2は、フードヒンジの伸展状態を前方から見た斜視図である。
本実施形態にかかるフードヒンジ5Eでは、下方リンクアーム5dと上方リンクアーム5fとの間にストッパー機構24を設け、このストッパー機構24を、振動減殺手段20Eとして用いている。なお、このフードヒンジ5Eは、図6に示すフードヒンジ5に替えて用いるものであり、本実施形態では、このフードヒンジ5Eに設けられたストッパー機構24を振動減殺手段20Eとして使うため、図6に示された後述するピストン20a、シリンダ20b、およびワイヤ20cを有する振動減殺手段20(第2実施形態)を用いることなく、後述する効果を得られるものである。
ストッパー機構24は、上方リンクアーム5fのピン5gから突出する先端部を下方リンクアーム5dの先端部の外側に沿って内側に折り曲げたフランジ部24aと、下方リンクアーム5dの先端部に形成したストッパー部24bと、によって構成してある。そして、フードヒンジ5Eがフード跳ね上げに伴って伸展し、図1(a)および図2に示すように、フードヒンジ5Eの上死点(フード跳ね上げ終了位置)近傍でフランジ部24aの側面がストッパー部24bに当接するようになっている。これらフランジ部24aとストッパー部24bとの係止によって、フードの動作が規制され、もって、フード4の慣性およびこれに応じてフードヒンジ5Eからフード4に作用する規制力によって、フード4に減殺振動が生じる。
このとき、ストッパー機構24は、跳ね上げによって生じたフード4の振動の変位の向きと逆向きの変位を与える規制力をフード4に加えている。そして、跳ね上げによって生じたフード4の振動が上向きの変位となるフード跳ね上げ位置で、跳ね上げられたフード4の上方移動を規制することによって生じる下向きの規制力を加えている。すなわち、本実施形態では、ストッパー機構24が、振動減殺手段20Eに相当する。
また、フランジ部24aは、ストッパー部24bとの当接(係止)によって変形するようにして、このフランジ部24aの変形によって、規制力、ひいては減殺振動を調整できるようになっている。すなわち、本実施形態では、フランジ部24aが規制力調整機構30Eに相当する。
ここで、振動減殺手段20Eによるフード4の振動の減殺について、図4および図5を参照しながら説明する。図4および図5は、各減殺開始時刻Aで印加した逆向きの減殺振動によってフードの振動が減殺される様子を示す図である。これら各図では、跳ね上げによってフード4に生じた振動を実線で示し(当初振動)、振動減殺手段20Eによって生じさせた減殺振動を破線で示し(減殺振動)、当初振動と減殺振動との合成振動を太い実線で示す。また、ここでは、説明をわかりやすくするため、フード4の一次振動を正弦波の単振動とし、減殺振動の振幅および周期を当初振動と一致させた場合について考察する。
まず、フード跳ね上げによって生じたフード4の振動の位相角φが2nπ(n=1,2,…)にある時に、当該フード4の振動と逆向きの振動をフード4に生じさせることで、当該フード4の振動を減殺する場合について説明する。この場合には、図4(a)に示すように、理想的には当初振動は消滅することになる。すなわち、逆向きの減殺振動の印加開始時刻(減殺開始時刻A)は、位相角φが2nπ(n=1,2,…)となる時点が最適であることがわかる。
図4は、減殺開始時刻Aを早めた場合を示しており、図4(b)は、減殺開始時刻Aを2nπよりもπ/6だけ早めて2nπ−π/6とした場合、図4(c)は、減殺開始時刻Aを2nπよりもπ/3だけ早めて2nπ−π/3とした場合、図4(d)は、減殺開始時刻Aを2nπよりもπ/2だけ早めて2nπ−π/2とした場合の波形である。図4(c)に示すように2nπ−π/3の場合に合成振動の振幅が当初振動の振幅と一致している。そして、減殺振動を印加する位相角φが2nπ−π/3より早い場合には図4(d)に示すように合成振動の振幅が当初振動の振幅より大きくなって減殺効果が無くなるが、2nπ−π/3より遅い場合には図4(b)に示すように合成振動の振幅が当初振動の振幅より小さくなって減殺効果が得られることがわかる。
図5は、減殺開始時刻Aを遅くした場合を示しており、図5(e)は、減殺開始時刻Aを2nπよりもπ/6だけ遅くして2nπ+π/6とした場合、図5(f)は、減殺開始時刻Aを2nπよりもπ/3だけ遅くして2nπ+π/3とした場合、図5(g)は、減殺開始時刻Aを2nπよりもπ/2だけ遅くして2nπ+π/2とした場合の波形である。図5(f)に示すように2nπ+π/3の場合に合成振動の振幅が当初振動の振幅と一致している。そして、減殺振動を印加する位相角φが2nπ+π/3より遅い場合には図5(g)に示すように合成振動の振幅が当初振動の振幅より大きくなって減殺効果が無くなるが、2nπ+π/3より早い場合には図5(e)に示すように合成振動の振幅が当初振動の振幅より小さくなって減殺効果が得られることがわかる。
以上より、逆向きの減殺振動をフード4に生じさせる位相角φは、2nπの前後π/3の範囲(2nπ−π/3<φ<2nπ+π/3)に設定するのが好適であることがわかる。
そして、規制力調整機構30Eを用いて、当初振動と減殺振動とで、振動変位の所定時間内(例えば一周期分の)時間積分値の絶対値を略等しくすれば、当初振動を効果的に減殺できることは、図4,図5等に示す波形を見ても容易に理解できよう。理想的には、当初振動とほぼ同等の波形の減殺振動を生成すれば良い。
以上の構成により本実施形態では、アクチュエータ6によって車体に対してフード4が上方に跳ね上げられる際に(いずれも図6等参照)、振動減殺手段20Eによって、車体に対するフード4の動作を規制することで、当該跳ね上げられる際にフード4に生じた振動を減殺する減殺振動を当該フード4に生じさせるようにした。よって、この減殺振動によって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができる。
また、本実施形態のように、振動減殺手段20Eによって、跳ね上げによって生じたフード4の振動の変位の向きと逆向きの変位を与える規制力をフード4に加えることでフードの振動を減殺することができる。この場合、比較的簡素な構成の振動減殺手段20Eによって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができる。
また、本実施形態のように、振動減殺手段20Eによって、跳ね上げによって生じたフード4の振動が上向きの変位となるフード跳ね上げ位置で、跳ね上げられたフード4の上方移動を規制することによって生じる下向きの規制力を加えることができる。この場合、比較的簡素な構成の振動減殺手段20Eによって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができる。
また、本実施形態のように、フードヒンジ5Eに、振動減殺手段20Eおよび規制力調整機構30Eを装備することができる。この場合、全体として装置構成が簡素化され、コンパクトにできる上、製造コストの削減に資する。
そして、振動減殺手段20Eによって逆向きの減殺振動を印加する場合には、跳ね上げによって生じたフード4の当初振動の位相角φが2nπ(n=1,2,…)にある時に、当初振動と逆向きの減殺振動をフード4に生じさせるのが最適で、2nπの前後π/3の範囲(2nπ−π/3<φ<2nπ+π/3)に設定するのが好適であり、こうすることで、効果的に当初振動を減殺することができる。
また、減殺振動の振動変位の所定時間内での時間積分値の絶対値と、跳ね上げによって生じたフード4の当初振動の振動変位の所定時間内での時間積分値の絶対値と略一致させることで、効果的に当初振動を減殺することができる。
図3は、フードヒンジに設けたストッパー機構の変形例を示す拡大側面図である。本変形例にかかるストッパー機構25は、上方リンクアーム5fに直列に配置された二つの舌片25b,25cを備え、フードヒンジの伸展時に、下方リンクアーム5dに設けたストッパー部25aが、これら二つの舌片25b,25cに順次当接するようにしてある。このとき、ストッパー部25aに最初に当接する舌片25bは塑性変形させるようにし、次の舌片25cの剛性を舌片25bより高めて、当該舌片25cとストッパー部25aとの係止によって最終的にフードヒンジの伸展が規制されるようになっている。すなわち、本実施形態では、舌片25bが規制力調整機構30Fに相当し、ストッパー機構25が振動減殺手段20Fに相当する。
したがって、本変形例によっても、上記第1実施形態と同様、減殺振動によって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができるとともに、フードヒンジに、振動減殺手段20Fおよび規制力調整機構30Fを装備した分、装置構成が簡素化され、コンパクトにできる上、製造コストの削減に資する。
(第2実施形態)図6は、本発明の第2実施形態にかかるフード跳ね上げ装置を示している。図6は、フードが跳ね上げられた状態での車体前部の側面図(一部断面図)である。
図6に示すように、エンジンルーム3の車幅方向両側には、車両前後方向(図中左右方向)に延在するフロントサイドメンバ7を配置し、それら左・右のフロントサイドメンバ7のそれぞれの略上方にフードリッジメンバ2が略平行に延在している。フードリッジメンバ2の車幅方向外側はダッシュサイドパネル8で覆ってあり、フードリッジメンバ2の前端部を、連結メンバ2aを介してフロントサイドメンバ7の前端部に連結して支持してある。また、エンジンルーム3の前端部にはラジエータコアサポート9を設け、そのラジエータコアサポート9に図外のラジエータやラジエータファン等を取り付けてある。
フード4は、表面側を形成するフードアウタパネル4aと、裏面側を形成するフードインナパネル4bと、の二重構造として形成してある。そして、フード4の中央部ではそれら両パネル4a,4bによって閉断面を形成するとともに、周縁部では両パネル4a,4bを重ね合わせてヘミング接合してある。
フード跳ね上げ装置1は、フードリッジメンバ2と、エンジンルーム3の上方開口部を開閉するフード4の後端部4Eとの間に設けてある。このフード跳ね上げ装置1は、フードヒンジ5と、エアーシリンダを含むアクチュエータ6と、を備えている。アクチュエータ6は、通常時(非衝突状態)には短縮されて、閉止したフード4とフードリッジメンバ2との間に格納される。
フードヒンジ5は、左・右のフードリッジメンバ2に対応して左・右一対設けてあり、それらフードリッジメンバ2の上面に固定する車体側取付部5aと、フードインナパネル4bに固定するフード側取付部5bと、を備える。そして、車体側取付部5aにピン5cを介して下方リンクアーム5dを回動可能に連結し、フード側取付部5bにピン5eを介して上方リンクアーム5fを回動可能に連結してある。
下方リンクアーム5dと上方リンクアーム5fとは、ピン5gを介して回動可能に連結されており、それら下方リンクアーム5dと上方リンクアーム5fは、車体側取付部5aとフード側取付部5bとの間で折り畳みおよび伸展できるようになっている。
したがって、通常時(非衝突状態)には、下方リンクアーム5dと上方リンクアーム5fは折り畳まれて、車体側取付部5aとフード側取付部5bとが近接状態となり、フードヒンジ5を中心としてフード4の前端部が開閉自在となる。
なお、フード4の前端部とラジエータコアサポート9の上部中央との間にはフードロック10を設けてあり、このフードロック10のロックが解除された場合に、フード4の前端部が開放可能となる。
これに対し、衝突時には、図外の制御装置がその衝突を検知若しくは予知してアクチュエータ6を作動させ、当該アクチュエータ6が図6に示す状態まで瞬時に突出する。すると、フードヒンジ5の下方リンクアーム5dと上方リンクアーム5fとの伸展を伴って、フード4の後端部が、前端部のフードロック10を中心とし跳ね上げられるようになっている。
このとき、フード4には、跳ね上げ開始時からの加速度変化(慣性)によって振動が生じる場合がある。かかる振動は、フード4の耐衝撃性、耐久性等の設計を難しくしてしまう。そこで、本実施形態では、アクチュエータ6によってフードリッジメンバ2等の車体に対してフード4が上方に跳ね上げられる際に、当該車体に対するフード4の動作を規制することで、当該跳ね上げられる際にフード4に生じた振動を減殺する減殺振動を当該フード4に生じさせる、フード4の振動減殺手段20を、設けてある。
この振動減殺手段20は、フード4と車体としてのフードリッジメンバ2との間に架設されるワイヤ20cと、ワイヤ20cの一端が固定されるピストン20aと、ピストン20aが収容されるシリンダ20bとを備えており、基本的には、ワイヤ20cによってフード4の動作(跳ね上がり動作)を規制することで、フード4の慣性に対抗してワイヤ20cからフード4に作用する力(衝撃的な力)により、減殺振動を生じさせるものである。したがって、ワイヤ20cの長さや、ワイヤ20cやワイヤ20cのフード4との接続点(作用点)Pの位置を、適宜に設定することが肝要である。減殺振動を生じさせるタイミング(減殺開始時刻A,B)は、ワイヤ20cの長さ等で調整することができる。
本実施形態にかかる振動減殺手段20は、流体の粘性抵抗を利用してフード4に与える規制力を調整する規制力調整機構30を備えている。すなわち、ピストン20aを収納したシリンダ20b内に粘性流体を封入し、シリンダ20bをフードリッジメンバ2に固定する一方、ピストン20aにワイヤ20cを固定している。したがって、フード4には、ピストン20aがシリンダ20b内で移動(本実施形態では上昇)する際に作用する抗力が作用することになる。かかる規制力調整機構30を用いることで、減殺振動の時間波形の形状(立ち上がり)や、振幅等を適宜に調整することができる。
また、この場合には、フード4に対する規制力の作用点Pを、アクチュエータ6とフード4との接触点Q近傍と同相に振動している領域に設定することで、効果的に当初振動を減殺することができる。
以上のように、本実施形態では、振動減殺手段20を、フード4と車体としてのフードリッジメンバ2との間に架設されるワイヤ20cと、ワイヤ20cの一端が固定されるピストン20aと、ピストン20aが収容されるシリンダ20bとを備え、基本的には、ワイヤ20cによってフード4の動作を規制することで、フード4の慣性に対抗してワイヤ20cからフード4に作用する力により、減殺振動を生じさせるものとして構成した。したがって、振動減殺手段20を比較的簡素に構成することができる。
また、本実施形態では、流体の抵抗を利用して振動減殺手段20から印加される規制力を調整できるようにした。このため、より効果的に当初振動を減殺することができるようになる。
(第3実施形態)図7は、本発明の第3実施形態を示しており、フードが跳ね上げられた状態での車体前部の側面図(一部断面図)である。
本実施形態では、振動減殺手段20Aとしてフードリッジメンバ2とフード4とを点P,点R間で接続するワイヤ21を設けるとともに、このワイヤ21を規制力調整機構30Aとしても利用する点が、上記第2実施形態と異なっている。すなわち、ワイヤ21の弾性変形や塑性変形を利用して、ワイヤ21の架設によるフード4の動作規制によって生じる減殺振動の振動変位の時間積分値を、フード4の当初振動の振動変位の時間積分値に近付くように調整している。
したがって、本実施形態によっても、上記実施形態と同様、減殺振動によって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができる。また、ワイヤ21を、振動減殺手段20Aとしてのみならず規制力調整機構30Aとしても利用できるため、装置構成が簡素化され、製造コストの削減に資する。
(第4実施形態)図8は、本発明の第4実施形態を示しており、(a)は、アクチュエータ上端でフードを跳ね上げた状態、(b)は、フードの動作がアクチュエータ上端で規制された状態をそれぞれ示すアクチュエータ先端部およびフードの拡大断面図である。
この図8に示すように、本実施形態では、アクチュエータ6の先端部(上端部)に鍔部6kを設け、その上端鍔部6kをフードインナパネル4bに固定することなく当接させた状態としてある。そして、フードインナパネル4bの下面に所定距離Dをもってストッパー面4cを設けてある。このとき、距離Dは鍔部6kの厚さTよりも大きく(D>T)してある。
したがって、本実施形態によれば、フード跳ね上げ時には、図8(a)に示すように、アクチュエータ6の鍔部6kがフードインナパネル4bの下面に接触して、上向きの押し上げ力を付加される。そして、図8(b)に示すように、鍔部6kをストッパー面4cに接触させることで、フード4の動作(上昇)を規制し、これにより減殺振動を生じさせる。したがって、本実施形態の場合は、ストロークd(=D−T)の調整によって、減殺開始時刻A,Bを好適に設定することができる。
以上の本実施形態によっても、上記各実施形態と同様、減殺振動によって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができる。また、アクチュエータ6に振動減殺手段20Bを設けた分、装置構成をよりコンパクトにできる。
(第5実施形態)図9,図10は、本発明の第5実施形態を示している。図9は、フードが跳ね上げられた状態での車体前部の側面図(一部断面図)、図10は、アクチュエータの内部構造を示す断面図である。
本実施形態では、フード跳ね上げ装置1Cのアクチュエータ6Cに、振動減殺手段20Cおよび規制力調整機構30Cを装備してある。
この場合、アクチュエータ6Cとしては、図10(a)〜(c)にそれぞれ示すアクチュエータ6CA,6CBを用いることができる。いずれも、伸展規制フランジを有する入れ子状のシリンダ6c1,6c2,6c3を備えており、これらの伸展が規制されることで、フード4の動作が規制されることになる。
図10(a)に示すアクチュエータ6CAは、多段となったシリンダ6c1,6c2,6c3間にエネルギー吸収材(EA材)22を介在させ、アクチュエータ6CAの伸展に伴ってEA材22を圧縮変形させるものである。この場合は、エネルギー吸収材22の介在の有無や、エネルギー吸収材22のスペック等の調整によって、規制力、ひいては減殺振動を調整することができる。
また、図10(b)に示すアクチュエータ6CBは、多段となったシリンダ6c1,6c2,6c3…に先細りのテーパを付けて、アクチュエータ6CBが伸展する際に摩擦力を生じさせるものである。この場合は、テーパ形状の傾斜角度や摺動区間等の調整によって、規制力、ひいては減殺振動を調整することができる。
したがって、本実施形態によっても、上記各実施形態と同様、減殺振動によって、跳ね上げられる際に生じた当初振動を効果的に減殺することができる。また、アクチュエータ6Cに振動減殺手段20Cおよび規制力調整機構30Cを統合させた分、装置構成をよりコンパクトにできる。
(第6実施形態)図11は、本発明の第6実施形態を示しており、フードが跳ね上げられた状態での車体前部の側面図(一部断面図)である。
本実施形態では、振動減殺手段20Dおよび規制力調整機構30Dとして、アクチュエータ6と同様の構成を備えて逆向きに設置されたシリンダ装置23を設けてある。
このシリンダ装置23は、フードリッジメンバ2とフードインナパネル4bとに固定され、通常時は閉止したフード4とフードインナパネル4bとの間に短縮して格納されており、フード跳ね上げに伴って伸展するようになっている。
よって、シリンダ装置23の伸展が規制されたときに、フード4の動作が規制される。そして、例えば図10の(a)や(b)に示した構成等によって、シリンダ装置23内の複数のシリンダ同士の相対移動に抵抗を生じさせ、これにより、シリンダ装置23によるフード4の動作の規制力、ひいてはフード4の減殺振動を調整することができる。
次に、規制力調整機構の変形例について説明する。図12および図13は、規制力調整機構の変形例を示す図である。
図12(a)に示す規制力調整機構30Gは、ポリプロピレン(PP)の発泡体で形成されるPPパッド等を用いたEA(エネルギー吸収)材26で構成したもので、EA材26をフードリッジメンバ2の下面に取り付けてある。そして、フード4に取り付けたワイヤ26aをEA材26の下面を覆う基板26bに結合して、フード跳ね上げに伴ってワイヤ26aに引っ張られる基板26bによってEA材26を圧縮し、この圧縮によって規制力を調整するものである。
図12(b)に示す規制力調整機構30Hは、中空体27で構成したもので、中空体27をフードリッジメンバ2の下面に取り付けて、フード4に取り付けたワイヤ27aを中空体27に挿通してある。そして、中空体27の下部にワイヤ27aを係止して、フード跳ね上げに伴って引っ張られるワイヤ27aで中空体27を潰し、この潰し変形によって規制力を調整するものである。なお、中空体27の断面形状は円形に限らず、矩形状やその他の多角形状であってもよい。
図12(c)に示す規制力調整機構30Iは、中空管28で構成したもので、中空管28をフードリッジメンバ2の下面に縦方向に取り付けて、フード4に取り付けたワイヤ28aを中空管28の内部に挿通してある。そして、中空管28の下面にワイヤ28aを係止して、フード跳ね上げに伴って引っ張られるワイヤ28aで中空管28を軸方向に潰し、この潰し変形によって規制力を調整するものである。
図12(d)に示す規制力調整機構30Jは、断面逆台形状のクラッシュボックス29で構成したもので、クラッシュボックス29をフードリッジメンバ2の下面に取り付けて、フード4に取り付けたワイヤ29aをクラッシュボックス29の下面に結合してある。そして、フード跳ね上げに伴って引っ張られるワイヤ29aでクラッシュボックス29を潰し、この潰し変形によって規制力を調整するものである。
図12(e)に示す規制力調整機構30Kは、中空管33aおよびこの中空管33aの外側に螺旋状に巻回したワイヤ33bの組み合わせ体33で構成したもので、中空管33aをフードリッジメンバ2の下面に縦方向に取り付けるとともに、ワイヤ30bをフード4に取り付けてある。そして、フード跳ね上げに伴って引っ張られるワイヤ33bで中空管30aを締め付けて潰し、この潰し変形によって規制力を調整するものである。
なお、もちろん、これら図12(a)〜(e)に示す各例にあっては、ワイヤ26a,27a,28a,29a,30b自体の弾性変形や塑性変形によっても規制力を調整することができる。
図13の各例は、弾性変形や塑性変形を利用して抵抗力を発生する弾塑性変形体31と、粘性抵抗を利用して抵抗力を発生する粘性抵抗発生体32と、を各種組み合わせて規制力調整機構を構成してある。なお、弾塑性変形体31にはワイヤが含まれるとともに、粘性抵抗発生体32にはダッシュポット(すなわち、第2実施形態と同様に流体が封入されたシリンダ20bおよびシリンダ20b内で摺動するピストン20aを含む構成)が含まれる。
図13(a)に示す規制力調整機構30Lは、弾塑性変形体31のみによって構成してある。
図13(b)に示す規制力調整機構30Mは、弾塑性変形体31と粘性抵抗発生体32とを並列配置して構成してある。
図13(c)に示す規制力調整機構30Nは、弾塑性変形体31と粘性抵抗発生体32とを直列配置して構成してある。
図13(d)に示す規制力調整機構30Pは、粘性抵抗発生体32と、並列配置した弾塑性変形体31と粘性抵抗発生体32と、を直列配置して構成してある。
なお、弾塑性変形体31および粘性抵抗発生体32の組み合わせは、図13(a)〜(d)には限定されず、その他の組み合わせ構造を各種採用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々に変形可能である。例えば、振動減殺手段および規制力調整機構を支持する車体部材は、フードリッジメンバ以外の他の部材や、車体に結合したブラケットとすることができる。また、フード跳ね上げ用のアクチュエータは、エアバッグやその他の跳ね上げ力発生装置を用いることができる。さらに、フードヒンジも上記実施形態には限定されず、通常時にはフードの回動支点となり、衝突時にはフードの跳ね上げ機能を備えた構造であればよい。
本発明の第1実施形態にかかる振動減殺手段が装備されたフードヒンジの側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる振動減殺手段が装備されたフードヒンジの伸展状態を前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例にかかる振動減殺手段が装備されたフードヒンジの一部の拡大側面図である。 本発明の実施形態にかかる振動減殺手段による振動減殺効果を示す振動波形の模式図であって、減殺開始時刻を変化させた各例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる振動減殺手段による振動減殺効果を示す振動波形の模式図であって、減殺開始時刻を変化させた各例を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる振動減殺手段が装備された車体前部のフードが跳ね上げられた状態での側面図(一部断面図)である。 本発明の第3実施形態にかかる振動減殺手段が装備された車体前部のフードが跳ね上げられた状態での側面図(一部断面図)である。 本発明の第4実施形態にかかる振動減殺手段が装備されるアクチュエータ先端部およびフードの拡大断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる振動減殺手段が装備された車体前部のフードが跳ね上げられた状態での側面図(一部断面図)である。 本発明の第5実施形態にかかる振動減殺手段が装備されたアクチュエータの内部構造を(a),(b)にそれぞれ示す断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる振動減殺手段が装備された車体前部のフードが跳ね上げられた状態での側面図(一部断面図)である。 本発明の実施形態にかかる規制力調整機構の変形例を(a)〜(e)にそれぞれ示す概略構成図である。 本発明の実施形態にかかる規制力調整機構の他の変形例を(a)〜(d)にそれぞれ示す概略構成図である。
符号の説明
1,1A,1C フード跳ね上げ装置
2 フードリッジメンバ(車体)
4 フード
5 フードヒンジ
6,6C,6CA,6CB アクチュエータ
20,20A〜20F 振動減殺手段
30,30A〜30P 規制力調整機構
P 作用点

Claims (4)

  1. 衝突時または衝突を予知した際に、車体上方にフードを跳ね上げる際に、跳ね上げによって生じた前記フードの振動である当初振動を減殺する減殺振動を前記フードに加える振動減殺手段を設けたフード跳ね上げ装置において、
    前記振動減殺手段は、前記当初振動の位相角が(2nπ−π/3<φ<2nπ+π/3)の範囲にあり、かつ、前記当初振動が上向きの変位となるときに、前記フードの上方移動を規制することによって生じる下向きの規制力を加えることによって、前記当初振動の変位の向きと逆向きの変位である前記減殺振動をフードに加えてフードの振動を減殺前記減殺振動の振動変位の所定時間内での時間積分値の絶対値と、前記当初振動の振動変位の所定時間内での時間積分値の絶対値とを、略一致させたことを特徴とするフード跳ね上げ装置。
  2. 前記規制力を調整する規制力調整機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のフード跳ね上げ装置。
  3. 前記規制力調整機構は、流体の抵抗を利用して規制力を調整することを特徴とする請求項2に記載のフード跳ね上げ装置。
  4. 前記規制力調整機構は、材料の変形を利用して規制力を調整することを特徴とする請求項2に記載のフード跳ね上げ装置。
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