JP5237608B2 - 医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動部の駆動力によって湾曲する湾曲部を挿入部に有する第1の医療機器及びその第1医療機器の挿入部に、駆動部の駆動力によって外力を付与して動作させる外力付与部を有する第2医療機器を備える医療装置に関する。
近年、細管の疾患部位、例えば膵胆管系にある疾患部分を、挿入部先端の側面に撮像光学系を配設した側視型内視鏡を用いて検査、処置する、所謂ERCP(Endoscopic Retrograde Cholangio-pancreatography)が行われている。側視型内視鏡を用いたERCPには、内視鏡により胆管や膵管を造影する検査の他、総胆管等に存在する胆石をバルーンや処置具により回収する治療的処置等がある。
ERCPに際し、膵管、胆管は非常に細い管故、内視鏡挿入部の先端部を、胆管や膵管に直接挿入することは困難である。そのため、通常、側視型内視鏡の挿入部先端部を十二指腸乳頭付近まで挿入した後、術者は、内視鏡観察下において、挿入部先端部の側面に開口された処置具挿通用管路から、カニュレーションチューブ等の各種内視鏡処置具(以下、処置具と略記する)を導出させて胆管または膵管に挿入している。
その際、術者は、処置具挿通用管路の先端開口近傍に設けられた所謂処置具起上台を用いることが知られている。処置具起上台は、手元操作によって起上台の起上角度を変化させることが可能であり、起上角度が変化されることによって開口から導出される処置具の導出方向が変更されて、胆管への誘導、或いは膵管への誘導が容易になる。
例えば、図32に示す内視鏡装置150は、側視内視鏡100と内視鏡処置具110とを備えて構成されている。この側視内視鏡100の挿入部101の先端部102に設けられている開口102aからは、例えば、造影チューブ,高周波処置具,バルーンカテーテルなどの内視鏡処置具110の挿入部(以下、側視内視鏡100の挿入部101と区別するため処置具挿入部と記載する)111が導出されるようになっている。
開口102aから処置具挿入部111を導出させて胆管内に挿通する場合、術者は、以下の手順で行う。
まず、術者は、操作部103に設けられている湾曲ノブ104を操作して図示しない湾曲部を湾曲させる手元操作、及び挿入部101を捩る手元操作等を行って先端部102を目的部位である例えば十二指腸乳頭120に所望の状態で対峙させる。
次に、術者は、側視内視鏡100の挿入部101内に設けられている図示しない処置具挿通用チャンネル、開口102aの近傍に配置されている処置具起上台(以下、起上台と略記する)105を介して処置具挿入部111を体腔内に導出させる。このとき、起上台105は起上されていない状態であるので、処置具挿入部111は破線、又は一点鎖線に示すように導出される。
なお、処置具挿入部111の導出量は、術者の手元側に位置する処置具挿入部111の押し込む量によって破線に示す状態、或いは一点鎖線に示す状態等に変化する。
処置具挿入部111を体腔内に導出させた後、術者は、起上台操作レバー106を手指(不図示)で操作する。すると、挿入部101内に挿通されている図示しない起上ワイヤが牽引されて、処置具起上台105の角度が変更されて、処置具挿入部111の導出方向が例えば一点鎖線に示す状態から実線に示す状態等に変更される。このことによって、処置具挿入部111の先端112が十二指腸乳頭120に略対峙する。
しかし、この状態では、処置具挿入部111の導出方向が膵管121方向であるため処置具挿入部111を胆管122内へ導入することは難しい。このため、術者は、再び、操作部103に設けられている湾曲ノブ104を操作する等の調整を行った後、処置具挿入部111を胆管122内に導入する。このように、術者にとって、手元操作で内視鏡100の挿入部101の先端部102を十二指腸乳頭120に対峙させて、処置具挿入部111を膵管121内或いは胆管122内にスムーズに導入させる作業は熟練を要する。
近年、術者の作業性の向上を図る目的で、前記起上ワイヤを例えば操作部に設けた駆動モータで牽引するように構成した、電動の起上台を備える側視型内視鏡が提案されている。また、特許文献1には操作部に駆動モータを設ける代わりに、内視鏡先端部の起上台収納部に起上台を回転駆動する処置具の駆動機構が提案されている。このような側視型内視鏡によれば、術者が操作部のスイッチ、或いはボタン等の入力部を操作することによって、起上台の角度が変化するので、術者の負担は軽減される。
また、処置具においても、近年、術者の操作性の向上を図る目的で、処置具挿入部に複数の能動関節を設けて構成した湾曲部を備える処置具マニュピュレータが提案されている。例えば、特許文献2には、駆動アクチュエータで駆動ワイヤを駆動する医療用マニピュレータが開示されている。この医療用マニピュレータによれば、術者がジョイスティックを傾倒操作すると、ジョイスティックで指示した位置がコントローラに入力され、コントローラではその位置を処置部の湾曲角と回転角とに変換し、湾曲駆動アクチュエータおよび回転駆動アクチュエータを駆動する。すると、医療用マニュピュレータの湾曲部が湾曲して処置部が術者の所望する方向に動作する。このことによって、処置具の先端を容易に処置部位に対峙させることが可能になる。
そして、図33に示すように電動処置具起上台を備えた側視型内視鏡130と、医療用マニュピュレータ140とで内視鏡装置150Aを構成することによって、術者の作業性を大幅に向上させることが可能になる。
なお、符号131は起上台角度指示入力部であり、起上台角度指示入力部131を例えば矢印a方向に傾倒させることによって、操作部103内の駆動モータ107が駆動して挿入部101内を挿通する図示しない起上ワイヤが牽引されて、起上台132が起上する。一方、符号141は湾曲操作用のジョイスティックであり、処置具操作部142に設けられている。ジョイスティック141は、例えば矢印c、d、e、f方向に傾倒操作可能であり、傾倒操作によって処置具操作部142内の駆動アクチュエータ143、144を駆動させて湾曲部113が例えば二点鎖線に示すように湾曲されて先端112の位置を変化させることが可能である。
特開平7−000350号公報 特開平8−224241号公報
しかしながら、前記図33に示すように構成した内視鏡装置150Aでは、処置具挿入部111の先端112を目的部位に対峙させる際、起上台角度指示入力部131とジョイスティック141との操作を術者一人、或いは介助者と行わなければならないので、術者にとって煩わしい作業であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電動操作可能な複数の医療機器に備えられているそれぞれの操作部を操作することなく、目標部位へのアプローチを容易にして、煩わしさを解消し、操作性に優れた医療装置を提供することを目的にしている。
医療装置は、曲部を備える挿入部と、前記湾曲部を湾曲させる駆動力を発生するための電気的に駆動される第1駆動部と、前記第1駆動部を駆動制御するための第1制御装置と、を備える能動処置具と、前記能動処置具の挿入部に外力を付与して挿入部を移動させるための外力付与部、この外力付与部を動作させる駆動力を発生するための電気的に駆動される第2駆動部、この第2駆動部を駆動制御するための第2制御装置と、を備える内視鏡と、前記内視鏡に設けられた外力付与部の外力が前記能動処置具の挿入部に付与可能な状態において、該処置具の挿入部の先端を目標位置、目標姿勢、又は目標方向に移動させる指示を行うための統合入力装置と、前記能動処置具の第1制御装置及び前記内視鏡の第2制御装置が接続され、前記統合入力装置からの指示に基づいて、前記第1制御装置及び前記第2制御装置をそれぞれ駆動制御する統合制御装置と、を具備する。
また、前記能動処置具は、前記第1駆動部を駆動させて該処置具の湾曲部を湾曲動作させて、前記挿入部の先端を目標位置、目標姿勢、又は目標方向に移動させる指示を行う第1入力部を備え、前記内視鏡は、前記第2駆動部を駆動させて該内視鏡の外力付与部を動作させて、この外力付与部の先端を目標位置、目標姿勢、又は目標方向に移動させる指示を行う第2入力部を備えている。
この構成によれば、能動処置具の備える湾曲部は、第1入力部の指示に基づいて任意の方向に湾曲する。一方、内視鏡の有する外力付与部は、第2入力部の操作に基づいて任意の方向に動作する。統合制御装置の有する統合入力部の操作に基づいて、能動処置具の湾曲部、及び内視鏡の外力付与部の少なくとも一方を動作させて、能動処置具の挿入部の先端を目標位置、目標姿勢又は目標方向に移動させられる。
本発明によれば、電動操作可能な複数の医療機器に備えられているそれぞれの操作部を操作することなく、目標部位へのアプローチを容易にして、煩わしさを解消し、操作性に優れた医療装置を実現できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1乃至図26を参照して医療装置の第1実施形態を説明する。
図1乃至図9は医療装置に係り、図1は医療装置の構成を説明する図、図2は医療用マニュピレータの処置具挿入部の構成を説明する図、図3は医療用マニュピレータの処置具挿入部の構成を説明する模式図、図4は側視型内視鏡の先端部を説明する図、図5は側視型内視鏡の挿入部に設けられる曲がり癖部を有する処置具チャンネルと処置具起上台とを説明する図、図6は医療用マニュピレータの処置具挿入部が処置具チャンネルに既定の姿勢で配置されたとき関節間の関係を説明する図、図7は医療用マニュピレータの処置具チャンネル内の挿通状態であって、医療用マニュピレータの曲がり癖部と処置具チャンネルの曲がり部とが略一致している状態を説明する図、図8は医療用マニュピレータの処置具チャンネル内の挿通状態であって、医療用マニュピレータの曲がり癖部が処置具チャンネルの曲がり部に対して長軸方向に位置ずれしている状態を説明する図、図9は医療用マニュピレータの処置具挿入部が既定の姿勢で配置されている状態を説明する図である。
図1に示すように本実施形態の医療装置1は、能動処置具である医療用マニュピュレータ(以下、処置具と略記する)2と、能動起上台(図4、5の符号35参照:以下、起上台と略記する)を備えた側視型内視鏡(以下、内視鏡と略記する)3と、周辺装置である処置具コントローラ4、起上台コントローラ5及び統合コントローラ6と、例えば傾倒操作可能な操作レバー7aを備える統合入力装置(以下、入力装置と略記する)7とで構成されている。
入力装置7は、例えばジョイスティックであり、操作レバー7aは、図中に示すOa座標系のYa軸方向である矢印F方向、−Ya軸方向である矢印B方向、−Za軸方向である矢印L方向、Za軸方向である矢印R方向に傾倒操作可能であり、操作レバー7aの基部を支点にして任意の方向に傾倒操作可能である。
処置具2は第1医療機器であって、処置具挿入部11と湾曲駆動部12とを備えている。湾曲駆動部12には第1駆動部である後述する駆動アクチュエータ17、18が内蔵されている。なお、処置具2は、造影チューブ、高周波処置具,バルーンカテーテル等である。
図2に示すように処置具挿入部11は、先端湾曲部13と可撓管部14とを備えている。可撓管部14には既定手段である曲がり癖部14aが設けられている。曲がり癖部14aは、所定の半径で所定の方向に湾曲するように構成され、先端湾曲部13の基端に設けられている。本実施形態において、可撓管部14の曲がり癖部14aは、後述する第1関節15の回転する方向に略一致して湾曲する湾曲形状である。
先端湾曲部13は、処置具挿入部11の先端側を構成する。先端湾曲部13は、例えば、先端湾曲駒13f、中央湾曲駒13m及び基端湾曲駒13rとを備えて構成されている。先端湾曲駒13fと中央湾曲駒13mとは第1関節15によって回動自在に連結され、中央湾曲駒13mと基端湾曲駒13rとは第2関節16によって回動自在に連結されている。
第1関節15は、図中破線で示す長軸に平行なOb座標系のXb軸に対して直交するZb軸に対して回動自在であり、第2関節16はOb座標系のYb軸に対して回動自在である。
即ち、第1関節15によって中央湾曲駒13mと連結された先端湾曲駒13fは、図3に示すようにXb軸を基準にYb軸方向に対して角度Yθb度、−Yb軸方向に角度−Yθb度、回転する構成になっている。そして、先端湾曲駒13fの所定位置には、先端湾曲駒用ワイヤ13fwの一端部及び他端部がそれぞれ固定されている。
なお、先端湾曲駒用ワイヤ13fwの中央部は、湾曲駆動部12内に設けられている図示しないプーリーに固設されている。プーリーは、湾曲駆動部12内に設けられている第1の駆動アクチュエータ17によって回動される。第1の駆動アクチュエータ17の駆動により、プーリーが例えば時計方向に回転されることによって、先端湾曲駒用ワイヤ13fwの一端部側が牽引される一方、他端部側が弛緩されて、先端湾曲駒13fが例えば角度Yθb度、回転する。これに対して、第1の駆動アクチュエータ17の駆動により、プーリーが反時計方向に回転されることによって、先端湾曲駒用ワイヤ13fwの他端部側が牽引される一方、一端部側が弛緩されて、先端湾曲駒13fが角度−Yθb度、回転する。
一方、第2関節16によって基端湾曲駒13rと連結された中央湾曲駒13mは、図3に示すようにXb軸を基準にZb軸方向に対して角度Zθb度、−Zb軸方向に角度−Zθb度、回転する構成になっている。そして、中央湾曲駒13mの所定位置には、中央湾曲駒用ワイヤ13mwの一端部及び他端部がそれぞれ固定されている。なお、図3においてZb軸方向は紙面から奥側に向かう方向であり、−Zb軸方向は紙面から手前側に向かう方向である。
図2、図3に示す符号19は既定手段である突出量検出用マーカ(以下、マーカと略記する)である。マーカ19は例えば帯状の周線で構成され、後述する処置具挿通口32の開口端にこのマーカ19が一致することによって、処置具挿入部11の先端11aが内視鏡3の後述する先端部24に設けられている起上台配置空間(図4の符号34、以下、台空間と略記する)の開口34aから所定量、外部に導出されていることを確認できるようになっている。
なお、中央湾曲駒用ワイヤ13mwの中央部は、湾曲駆動部12内に設けられている図示しないプーリーに固設されている。プーリーは、湾曲駆動部12内に設けられている第2の駆動アクチュエータ18によって回動される。第2の駆動アクチュエータ18の駆動により、プーリーが時計方向に回転されることによって、中央湾曲駒用ワイヤ13mwの一端部側が牽引される一方、他端部側が弛緩されて、中央湾曲駒13mが例えば角度Zθb度、回転する。これに対して、第2の駆動アクチュエータ18の駆動により、プーリーが反時計方向に回転されることによって、中央湾曲駒用ワイヤ13mwの他端部側が牽引される一方、一端部側が弛緩されて、中央湾曲駒13mが角度−Zθb度、回転する。
また、処置具挿入部11の先端面から第1関節15までの距離は予めL1に設定され、第1関節15から第2関節16までの距離は予めL2に設定されている。 さらに、実際の処置具2において、湾曲駒13f、13m、13rは露出されることなく、例えば外皮チューブによって覆われている。
図1に示す内視鏡3は、体腔内に挿入される挿入部21と、挿入部21の基端側に設けられた操作部22と、操作部22から延出するユニバーサルコード23とを備えて構成されている。ユニバーサルコード23の基端部には図示しない内視鏡コネクタが設けられている。
内視鏡コネクタは、例えば後述する照明窓を介して照明光を供給する光源装置に接続されるとともに、画像ケーブルを介して図示しないカメラコントロールユニットに接続されている。カメラコントロールユニットは、内視鏡3の先端部に備えられている図示しない撮像素子で光電変換された画像信号から映像信号を生成する画像処理回路等を備えている。カメラコントロールユニットで生成された映像信号は表示装置に出力される。そして、表示装置に映像信号が出力されることによって、表示装置の画面上に内視鏡画像が表示されるようになっている。
挿入部21は、先端側から順に、硬質な先端部24、例えば上下左右方向に湾曲自在な湾曲部25、及び可撓性を有する長尺な可撓管部26を連設して構成されている。
操作部22は把持部を兼ね、その操作部22には、湾曲部25を上下方向に湾曲させる上下用湾曲ノブ27及び左右方向に湾曲させる左右用湾曲ノブ28、送気送水ボタン29、吸引ボタン30、及び先端部24に設けられた図示しない撮像ユニット等の駆動制御等を指示する複数のリモートボタン31等が設けられている。なお、符号31aは起上台角度指示入力部あり、第2入力である。
また、操作部22には後述する処置具チャンネル(図5の符号33参照)の基端部を構成する処置具挿通口32が設けられている。処置具2は、処置具挿通口32、処置具チャンネル33、起上台35を介して先端部24の開口34aから外部に導出されるようになっている。
符号38は駆動モータであり、駆動モータ38は第2駆動部であって、起上台35を起上操作する図示しない起上ワイヤを進退移動する。符号39は電気的な接続口あり、第2接続コード9bに設けられているコネクタ9cが着脱自在に接続される。コネクタ9cを接続口39に接続することによって、内視鏡3と起上台コントローラ5とが電気的に接続される。本実施形態において内視鏡3は第2の医療機器である。
図4、図5に示すように先端部24には、起上台35、観察光学系を構成する観察窓36、照明光学系を構成する照明窓37等が備えられている。起上台35は外力付与部であり、先端部24に構成されている台空間34内に回動自在に配置されている。台空間34には処置具チャンネル33の先端開口33aが連通している。
起上台35は、起上台35の底側面35bが台空間34の底面34bに当接している状態が初期位置である。起上台35は、起上用関節40によって先端部24に回動自在に構成されている。起上台35は、この起上台35が初期位置に置いて処置具2が導出される処置具導出方向に平行なOc座標系のXc軸に対して直交するZc軸に対して回動自在であり、Xc軸を基準にしてYc軸方向に対して角度Yθc度、回転する構成になっている。そして、起上台35の所定位置には起上ワイヤの端部が固定されている。
起上台35は、挿入部21内に挿通されている起上ワイヤ(不図示)が駆動モータ38によって長軸方向に牽引されることによって、起上台35の起上角度が例えば破線に示すように角度Yθc度に変化する。この状態で、駆動モータ38によって牽引されていた起上ワイヤが弛緩されることによって、起上台35が起上ワイヤの弛緩に伴って徐々に初期位置方向に移動していく。
図5に示すように先端部24には、処置具チャンネル33を構成するチャンネル用孔33bが形成されている。チャンネル用孔33bの基端側には口金33eが固設される。口金33eにはチャンネル用チューブ33dの先端部が固設される。
チャンネル用孔33bの先端開口33a側には所定の半径で湾曲形状に構成された曲がり部33cが形成されている。曲がり部33cは既定手段であり、曲がり部33cの湾曲方向は、起上用関節40の回転する方向に略一致しており、湾曲形状は、起上用関節40の処置具挿入部11を構成する可撓管部14の曲がり癖部14aの湾曲形状と略一致している。
そのため、図6に示すように処置具挿入部11を処置具チャンネル33内に挿通させたとき、マーカ19が処置具挿通口32の開口端に一致することによって、曲がり癖部14aが曲がり部33cに配置される。このことによって、処置具挿入部11は、予め既定された姿勢で内視鏡3の開口34aから導出される。そして、起上用関節40と第2関節16との距離がL3に既定される。
また、本実施形態においては、第1関節15のOb座標系が、起上用関節40のOc座標系と略一致して、第1関節15と起上用関節40の回転方向が同方向に既定される。
なお、本実施形態においては、曲がり部33cをチャンネル用孔33bに形成した構成を示している。しかし、チャンネル用チューブ33dを先端開口33aまで延出する構成においては、そのチャンネル用チューブ33dの先端開口33a側に可撓管部14の曲がり癖部14aに対応する曲がり癖部を設けるようにしてもよい。
また、上述の説明において湾曲部25が上下方向及び左右方向に湾曲すると記載したが、上方向とは図4、図5に示すOo座標系のYo軸方向に対応し、下方向はYo軸方向と逆方向の−Yo軸方向に対応する。一方、右方向はOo座標系のZo軸方向に対応し、左方向はZo軸方向と逆方向である−Zo軸方向に対応する。この図5においてZo軸方向は紙面から奥側に向かう方向であり、−Zo軸方向は紙面から手前側に向かう方向である。
図1に示す処置具コントローラ4は第1制御装置であって、コントローラ中に備えられている制御部4aは、処置具2の処置具挿入部11に備えられているアクチュエータ17、18の駆動を制御して、先端11aを上下方向、或いは左右方向へ移動させる。
処置具コントローラ4は、第1接続コード9aを介して湾曲駆動部12と電気的に接続される。また、処置具コントローラ4には例えは入力装置7が接続可能である。処置具コントローラ4に入力装置7を接続した状態で、入力装置7に備えられている操作レバー7aを傾倒操作することによって、先端11aを上下方向、或いは左右方向、或いはそれらの合成方向へ移動させることが可能である。
具体的に、例えば術者が入力装置7の操作レバー7aを矢印F方向に傾倒操作することによって、処置具2に備えられている第1の駆動アクチュエータ17が駆動されて、Xb軸に平行に配置されていた先端湾曲駒13fがYb軸方向に傾倒角度に対応して回転する。これに対して、術者が操作レバー7aを矢印B方向に傾倒操作すると、第1の駆動アクチュエータ17の駆動に伴って、前記先端湾曲駒13fは−Yb軸方向に傾倒角度に対応して回転する。
一方、術者が操作レバー7aを矢印R方向に傾倒操作すると、第2の駆動アクチュエータ18の駆動に伴って、Xb軸に平行に配置されていた中央湾曲駒13mがZb軸方向に傾倒角度に対応して回転する。これに対して、術者が操作レバー7aを矢印L方向に傾倒操作すると、第2の駆動アクチュエータ18の駆動に伴って、前記中央湾曲駒13mが−Zb軸方向に傾倒角度に対応して回転する。
起上台コントローラ5は第2制御装置であって、コントローラ中に備えられている制御部5aは、内視鏡3に備えられている駆動モータ38の駆動を制御して、起上台35の起上角度を変化させる。
起上台コントローラ5は第2接続コード9bを介して操作部22内の駆動モータ38と電気的に接続される。起上台コントローラ5にも例えは入力装置7が接続可能である。起上台コントローラ5に入力装置7を接続した状態で、入力装置7に備えられている操作レバー7aが矢印F方向または矢印B方向に傾倒操作することによって、起上台35を動作させることが可能である。
具体的に、例えば術者が入力装置7の操作レバー7aを矢印F方向に傾倒操作することによって、内視鏡3に設けられている駆動モータ38を駆動させて挿入部21内に挿通されている起上ワイヤを牽引して、起上台35をYc軸方向に傾倒角度に対応して回転する。これに対して、術者が操作レバー7aを矢印B方向に傾倒操作すると、起上台35の底側面35bが台空間34の底面34bに当接していない状態において、駆動モータ38が逆回転に駆動され、起上ワイヤの弛緩に伴って、起上台35が−Yc軸方向に回転する。言い換えれば、術者が操作レバー7aを矢印B方向に傾倒操作したとき、起上台35の底側面35bが台空間34の底面34bに当接していた場合、駆動モータ38は停止状態である。
統合コントローラ6は統合制御装置であって、入力装置7と組み合わせて統合医療機器8を構成する。即ち、統合コントローラ6に入力装置7を接続した統合医療機器8に処置具コントローラ4と起上台コントローラ5とを接続することによって、コントローラ中に備えられている制御部6aは、処置具2に備えられているアクチュエータ17、18の駆動制御と、内視鏡3に備えられている駆動モータ38の駆動制御とを行う。
具体的には、術者が入力装置7の操作レバー7aを矢印F方向、又は矢印B方向に傾倒操作すると、制御部6aは第1の駆動アクチュエータ17又は駆動モータ38の少なくとも一方を駆動させる。一方、術者が操作レバー7aを矢印R方向、又は矢印L方向に傾倒操作すると、制御部6aは第2の駆動アクチュエータ18を駆動させる。
なお、本実施形態においては、統合コントローラ6に、入力装置7、処置具コントローラ4、起上台コントローラ5が接続されている状態のとき、内視鏡に備えられている起上台角度指示入力部31a、湾曲駆動部12に備えられている図示しない第入力部であるジョイスティックは機能オフ状態になる。
また、本実施形態においては、処置具コントローラ4と統合コントローラ6とを第1信号ケーブル9dで接続し、起上台コントローラ5と統合コントローラ6とを第2信号ケーブル9eで接続するとしている。しかし、処置具コントローラ4と統合コントローラ6、及び起上台コントローラ5と統合コントローラ6とをそれぞれ1種類の信号ケーブルで接続する構成にしてもよい。
上述のように構成した医療装置1の作用を説明する。
まず、医療従事者(以下、スタッフと記載する)は、図1に示される医療装置1を構成するため、処置具コントローラ4と処置具2の湾曲駆動部12とを接続する作業、起上台コントローラ5と内視鏡3とを接続する作業、処置具コントローラ4を統合コントローラ6に接続する作業、起上台コントローラ5を統合コントローラ6に接続する作業、及び統合コントローラ6に入力装置7を接続する作業を行う。このことによって、医療装置1が構成される。
次に、術者は、例えば胆管、膵管等の診断・処置を行うため、経口的に内視鏡3の挿入部21を十二指腸球部まで挿入する。その際、術者は、図示しない表示装置の画面上に表示される内視鏡画像を観察しつつ、湾曲ノブ27、28による湾曲部25の湾曲の操作、及び挿入部21の捩り操作等を適宜行い、先端部24を乳頭開口部近傍に誘導する。
次いで、術者は、例えばスタッフに処置具2を使用する旨の指示を行う。指示を受けたスタッフは、処置具2の処置具挿入部11の先端11aを処置具挿通口32に挿通させ、その後、処置具挿入部11の押し込み操作を行う。すると、処置具挿入部11が、処置具挿通口32に基端部が連通するチャンネル用チューブ33d内に挿通される。処置具挿入部11がチャンネル用チューブ33dの先端方向に挿通されていくと、可撓管部14の曲がり癖部14aが処置具挿通口32に当接する。
ここで、スタッフは、曲がり癖部14aの弾性力に抗して処置具挿入部11の押し込み操作を続行する。すると、曲がり癖部14aは変形されて、処置具挿通口32を通過して、チャンネル用チューブ33d内に挿通される。
このとき、図7に示すように曲がり癖部14aの一側部が弾性力によってチャンネル用チューブ33dの内面に接触した状態になる。この接触した状態で、スタッフは、処置具挿入部11の先端11aを先端開口33aに向けて押し進めていく。この作業中、スタッフは、突出量検出用マーカ19が処置具挿通口32の開口端近傍に到達するか否かの確認を行う。
そして、突出量検出用マーカ19が処置具挿通口32の開口端に近づいたとき、図7に示すように処置具挿入部11の曲がり癖部14aの湾曲形状と、処置具チャンネル33の曲がり部33cの湾曲形状とが略一致した状態であった場合、
スタッフの押し込み操作によって曲がり癖部14aが曲がり部33cに収まって前記図6で示したように処置具挿入部11が予め既定した姿勢で内視鏡3の外部に導出される。このとき、画面上には処置具挿入部11の先端11a及び先端湾曲部13の一部が所定の姿勢で表示される。このことによって、処置具挿入部11の処置具チャンネル33内への挿入が完了する。
なお、処置具挿入部11がチャンネル用チューブ33d内を通過中、図8に示すように処置具挿入部11の曲がり癖部14aの位置が、処置具チャンネル33の曲がり部33cの位置に対して位置ずれしていた場合、突出量検出用マーカ19が処置具挿通口32の開口端に近づくにしたがって、言い換えれば曲がり癖部14aが曲がり部33cに近づくにつれて、曲がり癖部14aの位置エネルギーが最も低くなるように、つまり、曲がり癖部14aが曲がり部33cの湾曲形状に略一致するように処置具挿入部11が長軸廻りに回転される。その結果、突出量検出用マーカ19が処置具挿通口32の開口端に一致したときには、上述と同様に曲がり癖部14aが曲がり部33cに配置されて、処置具挿入部11が既定の姿勢で内視鏡3の外部に導出される。
既定の姿勢で処置具挿入部11が内視鏡3の外部に導出した状態は、図9に示すように三関節15、16、40を備え、関節15、40の回転方向が同方向に構成された先端湾曲部13Aを有する処置具挿入部11Aが内視鏡3の外部に導出されている状態と見なせる。
処置具挿入部11が内視鏡3の外部に既定の姿勢で導出されたことを確認した術者は、入力装置7の操作レバー7aを操作して、処置具挿入部11の先端11aを乳頭開口部に案内する。
術者が操作レバー7aを傾倒操作することによって、統合コントローラ6の制御部6aに目標湾曲方向と目標角度とが入力される。制御部6aは、関節15、16、40を以下に示す制御方法にしたがって制御して、目標湾曲方向と目標角度とを達成する。
なお、統合コントローラ6には、駆動アクチュエー17、18、駆動モータ38に備えられているエンコーダ、ポテンショメータ等から出力される位置情報が入力され、制御部6aは、それら位置情報を用いて、操作レバー7aの操作に対応するように各関節15、16、40の制御を行う。
ここで、第1実施形態の医療装置1が備える統合コントローラ6の制御部6aによる制御例を、図10乃至図17を参照して説明する。
図10及び図11は制御部の第1の制御例を説明する図であり、図10は操作レバーの傾倒操作状態を示す図、図11は操作レバーの傾倒操作と各関節の動作状態とを説明する図である。
図10に示すように術者が操作レバー7aをF方向であるYa軸方向にXa軸に対して角度α、傾倒操作したとする。すると、本実施形態において、制御部6aは、関節15、40を予め設定した比率、例えばr1:r2に基づいて動作させる。
具体的には、統合コントローラ6の制御部6aから、処置具コントローラ4の制御部4a及び起上台コントローラ5の制御部5aに制御信号を出力して、図11に示すように例えば起上用関節40を回転角度θ1、回転させ、関節15を回転角度θ3、回転させる。ここで、回転角度θ1=(r1/(r1+r2))αであり、回転角度θ3=(r2/(r1+r2))αである。
このことにより、破線に示す既定の姿勢から処置具挿入部11の先端11aは、操作レバー7aの傾倒操作によって指定された目標湾曲方向に対して目標角度で移動する。
なお、本実施形態においては、上述したように操作レバー7aをF方向またはB方向に傾倒操作することによって、関節15、40が傾倒された角度だけ傾倒方向に対応して回転する。これに対して、操作レバー7aがR方向またはL方向に傾倒操作されたときには、第2関節16が例えは操作レバー7aの傾倒された角度だけ傾倒方向に対応して回転する。
図12及び図13は制御部の第2の制御例を説明する図であり、図12は操作レバーの傾倒操作状態を示す図、図13は操作レバーの傾倒操作と各関節の動作状態とを説明する図である。
図12に示すように術者が操作レバー7aをF方向であるYc軸方向に角度β、傾倒操作したとする。すると、本実施形態において、制御部6aは、関節15、40を予め設定した比率、操作レバー7aの傾倒角度(β)の操作レバー7aの最大湾曲角度(βmax)に対する比率に基づいて動作させる。
具体的には、統合コントローラ6の制御部6aから、処置具コントローラ4の制御部4a及び起上台コントローラ5の制御部5aに制御信号を出力して、図13に示すように例えば起上用関節40を回転角度θ1、回転させ、関節15を回転角度θ3、回転させる。ここで、回転角度θ1=(β/βmax)θ1maxであり、回転角度θ3=(β/βmax)θ3maxである。なお、θ1maxは起上用関節40の最大湾曲角度であり、θ3maxは関節15の最大湾曲角度である。
このことにより、処置具挿入部11の先端11aは、操作レバー7aの傾倒操作によって指定された目標湾曲方向に目標角度で移動する。
なお、本実施形態においても、操作レバー7aをR方向またはL方向に傾倒操作したときには、第2関節16が操作レバー7aの傾倒された角度だけ傾倒方向に対応して回転する。
図14乃至図17は制御部の第3の制御例を説明する図であり、図14は操作レバーを角度γ1、傾倒操作した状態を示す図、図15は操作レバーを角度γ1、傾倒操作した状態における各関節の動作状態を説明する図、図16は操作レバーがθ1maxを越えて、角度γ2、傾倒操作された状態を示す図、図17は操作レバーをθ1maxを越えて、角度γ2、傾倒操作した状態における各関節の動作状態を説明する図である。
図14に示すように術者が操作レバー7aをF方向であるYc軸方向に角度γ1、傾倒操作したとする。すると、本実施形態において、制御部6aは、まず、角度γ1がθ1maxより大きな値であるか否かを判定する。
図14に示す傾倒状態において、制御部6aは、角度γ1がθ1max以下であると判定する。そして、制御部6aは、その結果を基に、起上台コントローラ5の制御部5aに制御信号を出力して、図15に示すように起上用関節40だけを回転角度θ1、即ち回転角度θ1=角度γ1だけ回転させる。
一方、図16に示すように角度γ2がθ1max以上であると判定した場合、制御部6aは、角度γ2とθ1maxとの差分である角度γ3を求める。差分を演算した後、制御部6aは、処置具コントローラ4の制御部4a及び起上台コントローラ5の制御部5aに制御信号を出力して、図17に示すように、まず、起上用関節40をθ1max、回転させ、その後、関節15を回転角度θ3、即ち回転角度θ3=角度γ3、回転させる。
このことにより、処置具挿入部11の先端11aは、操作レバー7aの傾倒操作によって指定された目標湾曲方向に目標角度で移動する。
なお、本実施形態においても、操作レバー7aをR方向またはL方向に傾倒操作したときには、第2関節16が操作レバー7aの傾倒された角度だけ傾倒方向に対応して回転する。
このように、統合コントローラと、入力装置とを備える統合医療機器を設けることによって、入力装置によって指定された向き及び角度に対して、内視鏡の起上台及び処置具の湾曲部を電動駆動させて、より簡便な操作で、広範囲の目標向きと目標角度に、到達させる制御を行うことができる。言い換えれば、2つの医療機器が備える電動駆動部を1つの医療機器の備える電動駆動部として制御することができる。
また、処置具の処置具挿入部に所定の形状の曲がり癖部を設ける一方、内視鏡の処置具チャンネルに曲がり癖部の形状に一致する曲がり部を設けたことによって、長軸周りの回転と突出量とを既定の状態に一致させられる。このため、処置具挿入部の先端湾曲部の関節と起上台の関節との関係が既定されて、可動範囲を最大にする関係や、最大湾曲角度が必要な向きの関係等を毎回同じ状態にして、入力装置の操作を行うことができる。
なお、統合コントローラ6に切替スイッチを設け、この切替スイッチを切り替える操作を行うことによって、操作レバー7aの傾倒操作によって駆動制御される先端湾曲部13を備える医療機器及び駆動制御される起上台35を備える医療機器を操作することが可能な操作状態と、駆動制御される先端湾曲部13を備える医療機器だけを操作することが可能な操作状態と、駆動制御される起上台35を備える医療機器だけを操作することが可能な操作状態とに切り替える構成にしてもよい。この構成によれば、術者が、必要に応じて、手術途中で切替スイッチを適宜、切替操作することによって、処置具挿入部11の先端11aを、より容易に目標部位に湾曲させることが可能になる。
また、本実施形態においては、統合医療機器8を構成する統合コントローラ6に接続される入力装置7を、ジョイスティックとして内視鏡等とは別体に設ける構成を示している。しかし、入力装置7を内視鏡3の操作部22に設ける構成にしてもよい。この構成によれば、術者による操作性が大幅に向上する。また、入力装置7はジョイスティックに限定されるものではなく、トラックボール等であってもよい。
さらに、本実施形態においては、統合医療機器を構成する統合コントローラに、入力装置、処置具コントローラ、起上台コントローラを接続するとしている。しかし、統合コントローラの制御部に、処置具コントローラの制御部の機能、及び起上台コントローラの制御部の機能を持たせる構成にしてもよい。この構成によれば、医療装置のコントローラを統合コントローラの1つだけにして、医療装置の簡素化を実現できるとともに、コントローラ同士の接続を不要にして1つの統合コントローラで処置具挿入部の先端湾曲部の回転と、起上台の回転とを直接制御することができる。
又、関節を湾曲させるアクチュエータとしては、超音波アクチュエータ、圧電アクチュエータ、磁歪アクチュエータ、高分子アクチュエータ、空気や水等の流体圧アクチュエータ、或いは形状記憶合金、人工筋肉等であってもよい。
また、起上台の自由度、及び処置具挿入部の備える先端湾曲部の自由度は、上述した実施形態に示した以外の自由度であってもよい。
また、先端湾曲部の湾曲構造は、3つ以上の湾曲駒を連続的に回動自在に接続した構造であってよい。
また、起上台と、処置具挿入部の先端湾曲部とを湾曲駆動させる比率は、予め設定された比率に限定されるものではなく、統合コントローラに設定部を設け、その設定部によって比率を可変可能にする構成にしてもよい。
また、内視鏡は側視型内視鏡に限定されるものではなく、観察光学系が長軸方向の前方である直視内視鏡、硬性内視鏡等であってもよい。
また、図18に示すように直視観察窓36Aを備える直視内視鏡3Aに関節40を備える起上台35Aを設ける構成にしてもよい。この直視内視鏡3Aは先端部24A、湾曲部25A、図示しない可撓管部を備え構成される挿入部21Aを有する。挿入部21A内には処置具チャンネル33Aを構成するチャンネル用孔33b、チャンネル用チューブ33d、口金33eを備えている。チャンネル用孔33bには、処置具挿入部11に設けられた曲がり癖部14aに対応する曲がり部33cが設けられている。なお、処置具挿入部11の基端側には突出量検出用マーカ19を備えている。また、起上台35Aは、内視鏡に限らず、オーバーチューブに設ける構成であっても良い。図18は起上台を備える直視内視鏡と先端湾曲部を備える処置具との関係を説明する図である。
この構成の内視鏡によれば、内視鏡から突出される処置具挿入部の長軸周りと突出量とを既定の状態に一致させることができる。したがって、処置具挿入部の先端湾曲部の関節と、起上台の関節との関係が既定されて、可動範囲を最大にする関係や、最大湾曲角度が必要な向きの関係等を毎回同じ状態にして、入力装置の操作を行うことができる。
また、上述した実施形態においては既定手段を曲がり癖部14a、曲がり部33c、及び突出量検出用マーカ19としている。しかし、既定手段は、曲がり癖部14a、曲がり部33c、及び突出量検出用マーカ19に限定されるものではなく、例えば図19、図20に示す既定部材及び既定部を設ける構成、或いは図21、図22に示すように既定部を設ける構成等であってもよい。
図19、図20は既定手段の他の構成例を説明する図であって、図19は長軸周りの回転及び突出量を既定する既定部と既定部材とを説明する図、図20は既定部と既定部材とによって既定された状態を説明する図である。
図19に示すように処置具2の処置具挿入部11Bの例えば中途部41に平面42a及びテーパー面42bを備える凹部である係入部42を設ける一方、例えば内視鏡に備えられる処置具チャンネル33B近傍の所定位置に係入部42の平面42aに当接して配置される当接面43a、及びテーパー面42bに当接する斜面43bを備える既定部材43を設ける。既定部材43は、図示しないアクチュエータによって、例えば図19に示す矢印方向に摺動自在である。
この構成によれば、既定部材43か図20に示すように係入部42に配置されて、当接面43aが平面42aに当接した状態になることによって、処置具挿入部11Bの長軸が処置具チャンネル33Bの長手方向に対して既定状態で配置される。また、既定部材43か係入部42に配置されて、斜面43bがテーパー面42bに当接した状態になることによって、処置具挿入部11Aの例えば内視鏡からの突出量が既定された状態に配置される。
この配置状態において、処置具挿入部11は、予め既定された姿勢で、内視鏡の外部に導出される。言い換えれば、既定部材43か係入部42に配置されていない状態においては、処置具挿入部11が予め既定された姿勢で内視鏡の外部に導出されない。この場合、術者、又はスタッフは、処置具挿入部11が予め既定した姿勢で内視鏡の外部に導出されるように再調整作業を行う。
図21、図22は既定手段の別の構成例を説明する図であって、図21は長軸周りの回転及び突出量を既定する既定部を説明する図、図22は既定部材を説明するとともに、既定部材が既定部に配置された既定状態を説明する図である。
図21に示すように処置具2の処置具挿入部11Cの例えば曲がり癖部14aの側周面所定部位には略台形形状の凹部44が設けられている。凹部44は、一対の斜面45を凹部側部に備えている。凹部44の先端側には長部45aが備えられ、基端側には当接面を備える突起部45bが備えられている。突起部45bの幅寸法は後述する凸部46が係入する寸法に設定されている。なお、凹部44内には、図22に示す凸部46が配置される。
凸部46は、付勢部材である例えばバネ47によって孔48から突没自在に構成されている。凸部46は、内視鏡3Bに備えられる処置具チャンネル33Bの曲がり部33cの基端側に位置するように設けられている。
この構成によれば、処置具チャンネル内33Bに処置具挿入部11Cを挿通させた際、凸部46がバネ47の付勢力によって突出されているため、処置具挿入部11Aの先端11aが曲がり部33cに到達すると先端11aが凸部46に当接して、挿通が一端、停止される。このことによって、術者或いはスタッフは、処置具挿入部11Cの先端11aが曲がり部33cに到達したと判断する。
ここで、術者或いはスタッフは、バネ47の付勢力に抗する押し込み力量で処置具挿入部11Cを押し込み操作する。すると、凸部46が押し下げられて、処置具挿入部11Cが前進を開始する。そして、処置具挿入部11Cの先端湾曲部13が曲がり部33cを通過すると、画面上に処置具挿入部11Cの先端部分が表示される。この後、さらに押し込み操作を続ける。
このとき、処置具挿入部11Cが既定状態に近似して内視鏡3Bの外部に導出されている場合、凸部46が凹部44内に配置されて、挿入力量が軽減される。このことによって、術者或いはスタッフは、処置具挿入部11Cが既定の状態で処置具チャンネル33B内に挿通されていると判定できる。一方、処置具挿入部11Cが既定状態と異なる状態で処置具チャンネル33内に挿通されている場合には、挿入力量が軽減されることなく導出量が増大する。この場合、術者或いはスタッフは、処置具挿入部11が予め既定した姿勢で内視鏡の外部に導出されていないと判断して再挿入作業を行う。
凸部46が凹部44内に配置された状態において、凸部46が斜面45に当接することによって、処置具挿入部11Cの処置具チャンネル33Bに対する長軸方向の位置ずれが修正される。そして、凸部46が突起部45b内に配置させて、当接することによって、処置具挿入部11Cの挿入作業が完了する。
このとき、長軸周りの回転と突出量とが既定されているので、処置具挿入部11Aは内視鏡3Bの開口34aから既定した姿勢で導出される。
なお、凸部46が斜面45に当接することによって、挿入力量が僅かに増大する。このとき、術者或いはスタッフは、凸部46が斜面45に当接して抵抗が増大したためであると判断して、処置具挿入部の処置具チャンネル内への挿入を続行する。
図23、図24は既定手段のまた別の構成を説明する図であって、図23は画面上に表示される内視鏡画像と、既定状態判定枠とを説明する図、図24は内視鏡から導出された処置具挿入部が既定した姿勢であるときの判定枠とマーキング画像の関係を説明する図である。
図23に示すように本実施形態においては、内視鏡画像が表示される画面50中に既定状態判定枠である長軸廻り判定枠51と突出量判定枠52とが表示される構成になっている。
なお、符号53aは第1マーキング画像であり、処置具挿入部11の先端湾曲部13に設けられた長軸廻り判定用マーキング53の表示画像である。符号54aは第2マーキング画像54aであり、処置具挿入部11の先端湾曲部13に設けられた突出量判定用マーキング54の表示画像である。突出量判定用マーキング54は長軸廻り形成された所定幅寸法の周状マーキングである。
この構成において、処置具挿入部11が予め既定した姿勢で、内視鏡の外部に導出されていた場合、図24に示すように長軸廻り判定枠51内に長軸廻り判定用マーキング53の第1マーキング画像53aが配置され、突出量判定枠52内に突出量判定用マーキング54の第2マーキング画像54aが配置される。
つまり、長軸廻り判定枠51内に第1マーキング画像53aが配置され、突出量判定枠52内に第2マーキング画像54aが配置されているとき、処置具挿入部11が予め既定した姿勢で、内視鏡の外部に導出している。言い換えれば、図23に示すようにそれぞれの判定枠51、52内に対応するマーキング画像53a、54aが配置されていないとき、処置具挿入部11が予め既定された姿勢ではないと術者又はスタッフが判断できる。この場合、術者、又はスタッフは、処置具挿入部11を予め既定した姿勢で内視鏡3Bの外部に導出させる調整作業を行う。 なお、突出量を既定する必要がない場合、処置具挿入部の第2関節が起上台の関節より突出しているか否かを、目視、或いはセンサによって判定する。
図25は表示装置の画面上に表示される内視鏡画像から判定する方法であり、図に示す突出量判定用マーキング54のマーキング画像54aの有無を確認して処置具挿入部11の関節16が起上台35の関節40より突出しているか否かを判定する。そのため、突出量判定用マーキング54は処置具挿入部11Cの先端湾曲部13より所定量、後方側に設けられる。 図26は例えば、先端部にセンサを設けた構成例である。センサ55は、例えば処置具挿入部11の先端湾曲部13より後方側に例えば複数配列された長軸廻りの周状の磁性体56を検出する磁気センサである。センサ55が磁性体56を検出すると、例えば図示しない画面中に、処置具挿入部の関節が起上台の関節より突出している旨を報知する、文字等が表示される。
このように、処置具挿入部の関節が起上台の関節より突出していることが確認されている状態において、操作レバーの傾倒操作によって、関節15、16、40を動作制御して処置具挿入部の先端を移動させる操作を行うことが可能な状態である。
図27を参照して本発明の第1実施形態の変形例を説明する。図27は医療装置の変形例を説明する図である。
図27に示す医療装置1Aは、統合医療機器8Aを備えている。統合医療機器8Aはジョイスティックであった入力装置7の代わりに、入力装置7Bを備えている。入力装置7Bは、処置具2の処置具挿入部11の先端11aの目標先端位置(X,Y,Z)と目標先端姿勢(Roll、Pitch、Yaw)とを入力する入力部7cを備えている。入力部7cによって目標先端位置(X,Y,Z)及び目標先端姿勢(Roll、Pitch、Yaw)が設定されると、これら目標先端位置(X,Y,Z)及び目標先端姿勢(Roll、Pitch、Yaw)の中から3つが目標値となる。
そして、統合コントローラ6の制御部6aは、入力された目標値に対して、図9に示すように既定された位置と姿勢関係にある起上台と処置具の関節15、16、40の目標角度を、逆運動学によって算出し、各関節15、16、40を制御する。
その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
このように、統合コントローラと、目標先端位置と目標先端姿勢とを入力する入力部を備える入力装置とで統合医療機器を構成することによって、術者は、可動範囲内における任意の3次元的な位置に先端を移動できるようになる。
また、自由度を増やしたい時、所望する自由度を有する処置具を選択することができる。
さらに、目標先端位置と目標先端姿勢とを入力する入力部を備える入力装置とで統合医療機器を構成することによって、より簡便な操作で、内視鏡の起上台及び処置具の湾曲部を電動駆動させて、広範囲の目標先端位置と目標先端姿勢に、到達させることができる。
図28乃至図31は医療装置の第2実施形態に係り、図28は医療装置の他の構成を説明する図、図29は中央湾曲駒に設けた突出量取得マーカと回転量取得マーカとを説明する図、図30は画面に表示された処置具挿入部の突出量取得マーカ及び回転量取得マーカと突出量基準線及び長軸方向回転量基準線とを説明する図、図31は制御部の制御例を説明するフローチャートである。
図28の医療装置1Bは、統合医療機器8Bを備えている。統合コントローラ6Aは、統合コントローラ6Aと入力装置7とを備えて構成される。統合コントローラ6Aは、判定手段である画像データ取得部6bと計測指示スイッチ6cと制御部6dとを備えている。画像データ取得部6bは、前記カメラコントロールユニットに備えられている画像処理回路で生成された内視鏡画像の画像データを取得する。統合医療機器8Bにおいては、例えば、スタッフによって、計測指示スイッチ6cがON操作されることによって、制御部6dは、画像データ取得部6bで取得した画像データから処置具2の先端湾曲部13に設けられているマーカを読み取って、内視鏡3から導出される処置具挿入部11の姿勢及び位置関係を取得する。
図29に示すように処置具2を構成する中央湾曲駒13mの所定位置には判定手段である突出量を取得するための突出量取得マーカ61と、長軸方向の回転量を取得するための複数の回転量取得マーカ62とが設けられている。
突出量取得マーカ61は、中央湾曲駒13mの中央に長軸廻りに描かれた周線である。以下、突出量取得マーカを周線61と記載する。これに対して、回転量取得マーカ62は周線61に対して直交する長軸に平行な複数の直交線である。以下、回転量取得マーカを直交線62と記載する。複数の直交線62のうち、太線は既定位置を示す基線63である。
なお、識別を容易にする目的で、周線61と直交線62とを異なる色としてもよい。その他の構成は上述した第1実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
上述のように構成した医療装置1Bの作用を説明する。
まず、医療従事者(以下、スタッフはと記載する)は、図28に示される医療装置1Bを構成する。
次に、術者は、例えば胆管、膵管等の診断・処置を行うため、経口的に内視鏡3の挿入部21を十二指腸球部まで挿入する。その際、術者は、図示しない表示装置の画面上に表示される内視鏡画像を観察しつつ、湾曲ノブ27、28による湾曲部25の湾曲の操作、及び挿入部21の捩り操作等を適宜行い、先端部24を乳頭開口部近傍に誘導する。
次いで、術者は、例えばスタッフに処置具2を使用する旨の指示を行う。指示を受けたスタッフは、処置具の処置具挿入部11を処置具チャンネル33内に挿入する。そして、スタッフは、処置具挿入部11の押し込み操作を行って処置具挿入部11を、処置具挿通口32に基端部が連通するチャンネル用チューブ33d内に挿通させる。この後、スタッフは、突出量検出用マーカ19が処置具挿通口32の開口端近傍に到達するか否かの確認を行う。
そして、突出量検出用マーカ19が処置具挿通口32の開口端に近づくにつれて、図30に示すように処置具挿入部11が内視鏡3の開口34aの外部に導出されていく。すると、表示装置の画面60上に処置具挿入部11の先端11a及び先端湾曲部13の一部が表示される。ここで、術者は、第2関節16が起上用関節40より突出している状態であるか否かを例えば内視鏡画像中の突出量判定用マーキング54のマーキング画像54aで確認する。
なお、符号65は突出量基準線(以下、第1基準線と記載する)であり、符号66は長軸方向回転量基準線(以下、第2基準線と記載する)である。
マーキング画像54aを確認した後、術者は、計測指示スイッチ6cをオン状態にする。すると、図31のステップS1に示すように制御部6dは、内視鏡画像を取得する。続いて制御部6dは、ステップS2に移行して内視鏡画像から処置具2に設けられている周線61と、内視鏡画像上に表示される第1基準線65との距離から関節16の関節40からの突出量L5を取得する。また、制御部6dは、ステップS3に示すように内視鏡画像上に表示される第2基準線と、直交線62との距離によって既定の状態に対する長軸方向の回転量θ4を取得する。
これらのことによって、制御部6dには、内視鏡3の開口34aから体腔内に導出されている処置具挿入部11の姿勢及び位置データを取得する。なお、データ取得時、処置具挿入部11の関節15、16、40は回転されていない状態である。
次に、術者は、ステップS4に示すように操作レバー7aを傾倒操作して目標値を入力する。すると、ステップS5に移行して制御部6dは、ステップS2及びステップS3で取得した姿勢データと操作レバー7aによって入力された目標値とを基に、関節15、16、40の目標湾曲角度を算出する。続いて、制御部は、ステップS6に示すように関節15、16、40の現在角度とステップ4で算出した目標湾曲角度との差分を算出して、ステップS7に移行する。
ステップS7において、制御部6dは、駆動モータ38及び駆動アクチュエー17、18を駆動させる駆動制御信号を出力する。この結果、ステップS8に示すように起上台35、処置具挿入部11の先端湾曲部13が駆動されて、目標湾曲方向と目標角度とを達成して、駆動が停止される。
なお、ステップS5で操作レバー7aが、前記図12のように傾倒操作されて目標値が入力された場合、関節15の回転角度θ1は、前記第1実施形態と同様に、回転角度θ1=(β/βmax)θ1maxである。一方、関節16、40の回転角度θ2、θ3は回転量θ4を考慮して求められるので、回転角度θ2=cosθ4(β/βmax)θ2maxであり、回転角度θ3=sinθ4(β/βmax)θ3maxである。なお、θ1maxは起上用関節40の最大湾曲角度、θ2maxは関節16の最大湾曲角度、θ3maxは関節15の最大湾曲角度である。
また、前記突出量L5の長さの変化を、操作レバー7aの入力を起上台35と処置具2の先端湾曲部13とに振り分ける比率r1、r2に振り分けるパラメータとして用いるようにしてもよい。
このように、処置具を構成する処置具挿入部の先端湾曲部を構成する湾曲駒に、突出量取得マーカと、回転量取得マーカとを設けている。加えて、統合コントローラに、画像処理回路で生成された画像データを取得する画像データ取得部を設けている。また、統合コントローラに、画像データから処置具挿入部の姿勢データを取得するとともに、姿勢データと、各関節の現在の回転角度と目標値とを基に駆動モータ及び駆動アクチュエーを駆動させる駆動制御信号を生成する制御部とを設けている。このため、処置具の処置具挿入部の曲がり癖部と、内視鏡の処置具チャンネルの曲がり部とで構成される既定手段を設けることなく、操作レバーを傾倒操作して目標値を入力することにより、目標値に対応する目標湾曲方向と目標角度とを達成することができる。
このことによって、処置具の処置具挿入部に設けていた曲がり癖部、及び内視鏡の処置具チャンネルに設けていた曲がり部が不要になる。
なお、内視鏡画像からθ4とL5とを取得しているため、関節15、16、40が既定状態である0度以外のときは、正しい姿勢及び位置データを取得できなくなる。このため、例えば通電のパターン或いは抵抗値の変化でθ4を直接取得する回転センサ、或いは抵抗値の違い、光のONとOFFとの回数、通電のONとOFFとの回数によってL5を直接取得するリニアセンサを設けて、θ4、L5を常に測定可能にするようにしてもよい。
また、操作レバー7aの代わりに前記入力部7cを有する入力装置7Bを設けて、目標先端位置(X,Y,Z)及び目標先端姿勢(Roll、Pitch、Yaw)を設定して、関節15、16、40の目標角度を逆運動学によって算出し、各関節15、16、40を制御するようにしてもよい。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
図1乃至図26は医療装置の第1実施形態に係り、図1は医療装置の構成を説明する図 医療用マニュピレータの処置具挿入部の構成を説明する図 医療用マニュピレータの処置具挿入部の構成を説明する模式図 側視型内視鏡の先端部を説明する図 側視型内視鏡の挿入部に設けられる曲がり癖部を有する処置具チャンネルと処置具起上台とを説明する図 医療用マニュピレータの処置具挿入部が処置具チャンネルに既定の姿勢で配置されたとき関節間の関係を説明する図 医療用マニュピレータの処置具チャンネル内の挿通状態であって、医療用マニュピレータの曲がり癖部と処置具チャンネルの曲がり部とが略一致している状態を説明する図 医療用マニュピレータの処置具チャンネル内の挿通状態であって、医療用マニュピレータの曲がり癖部が処置具チャンネルの曲がり部に対して長軸方向に位置ずれしている状態を説明する図 医療用マニュピレータの処置具挿入部が既定の姿勢で配置さレ手いる状態を説明する図 図10及び図11は制御部の第1の制御例を説明する図であり、図10は操作レバーの傾倒操作状態を示す図 操作レバーの傾倒操作と各関節の動作状態とを説明する図 図12及び図13は制御部の第2の制御例を説明する図であり、図12は操作レバーの傾倒操作状態を示す図 操作レバーの傾倒操作と各関節の動作状態とを説明する図 図14乃至図17は制御部の第3の制御例を説明する図であり、図14は操作レバーを角度γ1、傾倒操作した状態を示す図 操作レバーを角度γ1、傾倒操作した状態における各関節の動作状態を説明する図 操作レバーが回転角度θ1maxを越えて、角度γ2、傾倒操作された状態を示す図 操作レバーを回転角度θ1maxを越えて、角度γ2、傾倒操作した状態における各関節の動作状態を説明する図 起上台を備える直視内視鏡と先端湾曲部を備える処置具との関係を説明する図 図19、図20は既定手段の他の構成例を説明する図であって、図19は長軸周りの回転及び突出量を既定する既定部と既定部材とを説明する図 既定部と既定部材とによって既定された状態を説明する図 図21、図22は既定手段の別の構成例を説明する図であって、図21は長軸周りの回転及び突出量を既定する既定部を説明する図 既定部材を説明するとともに、既定部材が既定部に配置された既定状態を説明する図 図23、図24は既定手段のまた別の構成を説明する図であって、図23は画面上に表示される内視鏡画像と、既定状態判定枠とを説明する図 内視鏡から導出された処置具挿入部が既定した姿勢であるときの判定枠とマーキング画像の関係を説明する図 先端湾曲部の関節が起上用関節より突出しているか否かを表示装置の画面上に表示される内視鏡画像から判定する方法を説明する図 先端湾曲部の関節が起上用関節より突出しているか検出するセンサを設けた医療装置の構成例を説明する図 医療装置の変形例を説明する図 図28乃至図31は医療装置の第2実施形態に係り、図28は医療装置の他の構成を説明する図 中央湾曲駒に設けた突出量取得マーカと回転量取得マーカとを説明する図 画面に表示された処置具挿入部の突出量取得マーカ及び回転量取得マーカと突出量基準線及び長軸方向回転量基準線とを説明する図 制御部の制御例を説明するフローチャート 側視型内視鏡と内視鏡処置具とを備えて構成される内視鏡装置を説明する図 電動処置具起上台を備えた側視型内視鏡と、医療用マニュピュレータとを備えて構成される内視鏡装置を説明する図
符号の説明
1…医療装置 2…処置具 3…内視鏡 4…処置具コントローラ
5…起上台コントローラ 6…統合コントローラ 7…入力装置
7a…操作レバー 8…統合医療機器 11…処置具挿入部 11a…先端
12…湾曲駆動部 13…先端湾曲部 13f…先端湾曲駒
13m…中央湾曲駒 13r…基端湾曲駒 14a…曲がり癖部
15…第1関節 16…第2関節 17…第1の駆動アクチュエータ
18…第2の駆動アクチュエータ 19…突出量検出用マーカ
32…処置具挿通口 33…処置具チャンネル 33c…曲がり部
35…起上台 40…起上用関節

Claims (9)

  1. 曲部を備える挿入部と、前記湾曲部を湾曲させる駆動力を発生するための電気的に駆動される第1駆動部と、前記第1駆動部を駆動制御するための第1制御装置と、を備える能動処置具と、
    前記能動処置具の挿入部に外力を付与して挿入部を移動させるための外力付与部、この外力付与部を動作させる駆動力を発生するための電気的に駆動される第2駆動部、この第2駆動部を駆動制御するための第2制御装置と、を備える内視鏡
    前記内視鏡に設けられた外力付与部の外力が前記能動処置具の挿入部に付与可能な状態において、該処置具の挿入部の先端を目標位置、目標姿勢、又は目標方向に移動させる指示を行うための統合入力装置と、
    前記能動処置具の第1制御装置及び前記内視鏡の第2制御装置が接続され、前記統合入力装置からの指示に基づいて、前記第1制御装置及び前記第2制御装置をそれぞれ駆動制御する統合制御装置と、
    を具備することを特徴とする医療装置。
  2. 前記能動処置具は、前記第1駆動部を駆動させて該処置具の湾曲部を湾曲動作させて、前記挿入部の先端を目標位置、目標姿勢、又は目標方向に移動させる指示を行う第1入力部を備え、
    前記内視鏡は、前記第2駆動部を駆動させて該内視鏡の外力付与部を動作させて、この外力付与部の先端を目標位置、目標姿勢、又は目標方向に移動させる指示を行う第2入力部を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  3. 内視鏡の外力付与部の外力が、前記能動処置具の挿入部に付与可能な状態において、
    前記内視鏡の外力付与部と、前記能動処置具の湾曲部の位置と姿勢の関係と既定する既定手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の医療装置。
  4. 記外力付与部は、内視鏡チャンネル先端に設けられた能動湾曲付与機構であり、
    前記既定手段は、前記能動湾曲付与機構に対する前記挿入部のこの挿入部長軸廻りの回転量と、前記能動湾曲付与機構から突出する前記挿入部の突出量とを既定することを特徴とする請求項3に記載の医療装置。
  5. 前記統合制御装置は、
    前記内視鏡の外力付与部の外力が、前記能動処置具の挿入部に付与可能な状態において、
    前記内視鏡から導出されている前能動処置具挿入部の位置と姿勢とを判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の医療装置。
  6. 前記判定手段は、前記能動湾曲付与機構に対する前記挿入部のこの挿入部長軸廻りの回転量と、前記能動湾曲付与機構から突出する前記挿入部の突出量とを判定することを特徴とする請求項5に記載の医療装置。
  7. 前記能動処置具は、前記挿入部に備えられた湾曲部を予め定めた軸を基準に一方向及び他方向に予め定めた角度回転させる関節を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。

  8. 前記内視鏡は、前記外力付与部を予め定めた軸を基準に回転させて、前記能動処置具の挿入部を湾曲させる、回動自在な関節を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療装置
  9. 前記既定手段は、
    前記能動処置具の挿入部の可撓管部に設けられた、予め定めた半径で、該処置具の第1関節の回転方向に一致した湾曲形状を有する曲がり癖部及び前記内視鏡から外部に導出される前記能動処置具の挿入部の突出量を既定する突出量検出用マークと、
    前記内視鏡が備える処置具チャンネルの先端開口側に設けられた、該処置具チャンネルに挿通された前記能動処置具の挿入部の曲がり癖部の湾曲形状に一致した曲がり部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の医療装置。
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