JP5307420B2 - 処置システム - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーチューブを用いた病変部へのアプローチ工程を含む処置方法及び処置システムに係り、とくに、Roux-en-Y(ルーエン・ワイ)再建法が施された患者の膵胆処置に好適な処置システムに関する。
胆・膵疾患、例えば胆道癌や膵臓癌、胆石症、総胆管結石など、に対する内視鏡的検査や治療は急速に発展しつつある。これらは従来の外科的治療と比べて、低侵襲であり、患者の負担も少ない。これらの検査法及び治療法の中には、内視鏡的逆行性胆膵造影法(ERCP)や内視鏡的十二指腸乳頭括約筋切開術(Endoscopic sphincterotomy)がある。これらの内視鏡的検査及び治療は、胃切除後症例への適用も進みつつある。
従来、Roux-en-Y再建法が施された患者(被検体)にERCPにより膵胆処置を行なう場合、側視内視鏡や前方斜視鏡が使用されている。
例えば、非特許文献1には、Roux-en-Y再建例の総胆管結石治療において、小腸内視鏡用オーバーチューブを併用したERCPの成功例が報告されている。そこでは、ERCPには前方斜視鏡を用い、内視鏡のストレッチ動作で消化管を短縮した後、小腸オーバーチューブを推し進めることで短縮した消化管のたわみを抑えて、その上で内視鏡を進行させる、という操作を繰り返す。これにより、少数の症例ながら全ての例で十二指腸乳頭に到達できたことが報告されている。
「胃全摘Roux-en-Y再建術後の総胆管結石に対する小腸内視鏡用オーバーチューブ併用前方斜視鏡による切石術」平井律子、菊山正隆他、日本消化器内視鏡学会雑誌vol.48 (2006) pp.212-217
しかしながら、この側視内視鏡や前方斜視鏡を用いる手法は、その挿入部やオーバーチューブを空腸吻合屈曲部を通過させることが手技的に難しい。このため、ファーター乳頭部へのアプローチに時間がかかり、膵胆処置の時間も長期化する。また、内視鏡の挿入部やオーバーチューブを空腸吻合屈曲部をスムーズに通過させるには、医師に相当な熟練度が要求される。
本発明は、上述した従来の手技が抱えている問題に鑑みてなされたもので、とくにRoux-en-Y再建法が施された患者のファーター乳頭部へのアプローチの容易化を図ることができる処置システムを提供することを、その目的とする。
本発明によれば、その1つの態様として、Roux-en-Y再建法が施された患者の膵胆処置に好適な処置システムが提供される。この処置システムは、Roux-en-Y再建法が施された患者の膵胆処置に好適な処置システムであって、撮像に伴って信号を出力する撮像デバイスを具備したカテーテルと、前記カテーテルを挿通させるカテーテルチャンネルを有し被検体の内部に挿通されるオーバーチューブと、前記撮像デバイスから出力される信号に基づいて画像を表示する表示器と、前記カテーテルチャンネルに対する前記カテーテルの位置を固定する固定手段と、を備え、前記カテーテルは、制御力により湾曲可能な湾曲部と、この湾曲部に前記制御力を与える手段と、を有し、前記オーバーチューブは、処置具を挿通させる処置具チャンネルと、前記カテーテルチャンネルに挿通された前記カテーテル及び前記処置具チャンネルに挿通された前記処置具の向きを変える偏向デバイスと、前記湾曲部とは別の湾曲可能な湾曲部と、を備え、前記偏向デバイスは、前記カテーテルチャンネルの先端部位に位置する開口部に形成され且つ前記カテーテルの先端部分の載置を許容して、当該先端部分を、当該カテーテルチャンネルの軸方向から当該軸方向に直交する径方向までの角度の範囲で起上可能な起上台と、前記起上台を操作する操作器と、前記処置具チャンネルの先端部位に位置する開口部に形成され且つ前記処置具の先端部分の載置を許容して、当該先端部分を、当該処置具チャンネルの軸方向から当該軸方向に直交する径方向までの角度の範囲で起上可能な第2の起上台と、前記第2の起上台を操作する第2の操作器と、を有し、前記処置具チャンネルの先端部位の開口部は、スリット状に形成された有底溝であり、前記第2の起上台は、前記有底溝の底面にて固定軸の周りに回動可能に配置され、前記処置具チャンネルの軸方向における前記有底溝のサイズ及び前記固定軸の位置は、前記第2の起上台の起上角度の90°よりも大きい角度を許容するように設定され、前記カテーテルチャンネルの先端部位の開口部は、スリット状に形成された別の有底溝であり、前記起上台は、前記別の有底溝の底面にて別の固定軸の周りに回動可能に配置され、前記カテーテルチャンネルの軸方向における前記別の有底溝のサイズ及び前記別の固定軸の位置は、前記起上台の起上角度の少なくとも90°を許容するように設定され、前記カテーテルの湾曲部及び前記オーバーチューブの湾曲部は、当該カテーテルの軸方向において略一定の位置に存在し、前記カテーテルチャンネルの先端部位に形成された前記起上台は、前記撮像デバイスの視野が前記オーバーチューブの先端側に向けられた直視状態と、前記撮像デバイスの視野が前記オーバーチューブの側方に向けられた側視状態とを、前記固定手段により前記カテーテルチャンネルに対して前記カテーテルの位置が固定された状態において変更可能である処置システムである。
本発明の処置システムによれば、Roux-en-Y再建法が施された患者のファーター乳頭部へ容易にアプローチすることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る、Roux-en-Y再建法が施された患者のファーター乳頭部へのアプローチ工程を含む処置方法、及び、同法の基に膵胆処置を行なう処置システムについて、各種の実施例を説明する。
(第1の実施例)
図1〜16A,16Bを参照して第1の実施例を説明する。
この第1の実施例に係る処置システム1は、患者(被検体)の体腔内に挿入されるオーバーチューブ11、撮像手段を装備し且つオーバーチューブ11に挿入して使用されるカテーテル12、オーバーチューブ11に挿入して膵胆処置に使用される処置具13、吸引機14、コントローラ15、バルーンコントローラ16、及び送気・送水装置17を備える。
最初に、オーバーチューブ11について説明する。このオーバーチューブ11は、Roux-en-Y再建法が施された患者のファーター乳頭部への膵胆処置を容易に実行するために製造されている。ただ、この用途は膵胆処置に限定されるものではなく、Roux-en-Y再建法で再建された空腸吻合屈曲部のように、被検体内の屈曲した体腔部位を通過して処置具を所望の処置位置まで送り込むことを要する処置に適用可能である。
(オーバーチューブ)
図1に示すように、このオーバーチューブ11は全体に細長い形状を有し、内視鏡と似た形状になっている。
ここで、以下の説明に必要な方向関係の呼称を決めておく。オーバーチューブ11及びカテーテル12の被検体内に先に挿入される先頭部分(図1における左側の先端部分)を「先端」又は「先端側」と呼び、その反対側のオペレータが操作する部分(図1における右側の先端部分)を「基端」又は「基端側」と呼ぶ。また、オーバーチューブ11の細長形状の長手方向を「軸方向(場合によっては長手方向)」と呼び、その軸方向に直交する面の方向を「径方向」と呼ぶことにする。後述するように、オーバーチューブ11の軸方向の多くの部分は、体腔内に挿入されるため、自在に屈曲可能な可撓性を有している。
オーバーチューブ11は、その先端側から手元側に向けて、先端部11A、湾曲部11B、可撓管部11C、及び手元操作部11Dがこの順に一体に形成された略筒状の器具である。ただ、手元操作部11Dは、各種のポートやスイッチ類を装備するために、その他の部位に比べて太めに形成されている。このオーバーチューブ11の筒状部分は樹脂性材料(例えばシリコン、ポリウレタン、熱可塑性エラストーマ、フッ素系樹脂など)で形成されている。また、可撓管部11の湾曲部11Bに近接した位置における外表面にはバルーン20が装備されており、このバルーン20もオーバーチューブ11の一部を成している。
先端部11Aは、その先端面から所定長さの硬性部として形成されており、その内部を軸方向に向いて貫通するように処置具用開口部21、カテーテル用開口部22のほか、図示しない送水、送気、吸引などの各種の開口部が形成されている。処置具用及びカテーテル用の両開口部21、22は、図2に示すように、その一部として、径方向に形成したスリット21A、22Aを含んでいる。これにより、両開口部21、22はそれぞれ、その先端部において、軸方向のみならず、少なくとも、その軸方向と当該軸方向に直交する径方向との間の略90度の角度範囲に亘って外部に開口している。
この両開口部21、22のうち、一方の開口部21は、湾曲部11B,可撓管部11C,及び手元操作部11Dを挿通して形成されたチャンネル23を介して手元操作部11Dに形成されたポートに連通している。この挿通チャンネル23は、処置具13を挿通させるために形成されている。このため、この挿通チャンネル23に挿入された処置具13の先端部は開口部21に到達し、この開口部21を介して外部に臨むことができる。
他方の開口部22も同様に、湾曲部11B,可撓管部11C,及び手元操作部11Dを挿通して形成された別のチャンネル24を介して手元操作部11Dに形成された別のポートに連通している。この挿通チャンネル24は、カテーテル12を挿通させるために形成されている。このため、この挿通チャンネル24に挿入されたカテーテル12の先端部は開口部22に到達し、この開口部22を介して外部に臨むことができる。
図2〜4に示すように、両開口部21、22には、起上台25、26がそれぞれ設置されている。つまり、処置具用開口部21には処置具用の起上台25が設置され、この起上台25により、処置具チャンネル23を挿通してきた処置具13の先端部を起上させるようになっている(とくに図3(B)参照)。起上台25は固定ピン27を支点として回動可能な部材であり、この起上台25の先端側面の部分に取り付けたワイヤ28を引くことで、開口部21内において起上台25が固定ピン27を中心に回動、すなわち直立方向に起上するようになっている。ワイヤ28は、先端部11A、湾曲部11B及び可撓管部11Cを介して形成されたワイヤーチャンネル(図示せず)を介して手元操作部11Dに至る。このため、手元操作部11Dに設けた起上レバー(後述する)を回すことで、かかる引っ張り動作が可能になっている。
同様に、カテーテル用開口部22にはカテーテル用の起上台26が設置され、この起上台26により、カテーテルチャンネル24を挿通してきたカテーテル12の先端部を起上させるようになっている(とくに図3(A)、4参照)。起上台26は回定ピン30を支点として回動可能な部材であり、この起上台26の先端側面の部分に取り付けたワイヤ31を引くことで、開口部22内において起上台26が固定ピン30を中心に回動、すなわち直立方向に起上するようになっている。ワイヤ31は、先端部11A、湾曲部11B及び可撓管部11Cを介して形成されたワイヤーチャンネル(図示せず)を介して手元操作部11Dに至る。このため、手元操作部11Dに設けた起上レバー(後述する)を回すことで、かかる引っ張り動作が可能になっている。
なお、この両開口部21,22において両起上台25,26に起上される処置具13及びカテーテル12の起上パターンは、図6(A)〜6(C)のように分けられる。図6(A)に示す起上パターン1は、処置具13及びカテーテル12をその軸方向に沿ってそのまま上方に起上させるパターンである。この場合、処置具13及びカテーテル12は互いにほぼ平行な状態で起上させる。これに対して、図6(B)に示す起上パターン2は、カテーテル12をそのまま軸方向に沿って上方に起上させるが、処置具13をその軸方向よりも中心軸側、すなわちカテーテル12に接近するように斜め上方に起上させるパターンである。
さらに、図6(C)に示す起上パターン3は、カテーテル12及び処置具13をそれらの軸方向よりも中心軸側、すなわち処置具13及びカテーテル12にそれぞれ接近するように斜め上方に起上させるパターンである。これらの起上パターン2,3は、例えば、起上台25、26の起上角度を変える機構(図示せず)により得られる。
この起上パターン2、3によれば、カテーテル12及び処置具13それぞれの先端を観察中心により接近させて位置させることができ、より的確な観察及び処置が可能になる。
湾曲部11Bは、先端部11Aと可撓管部11Cとを一体に結合するように配置されている。この湾曲部11Bは、手元操作部11Dにおける指示に応答して、例えば軸方向に沿ってみたときの上下左右の4方向に自在に湾曲動作させることができるようになっている。この積極的な湾曲動作に必要な引っ張り動作及び弛緩動作は、手元操作部11Dに設けた後述する操作レバー58と湾曲部11Bとを繋ぐ例えば図示しない操作ワイヤが担っている。操作レバー58を回転操作することで、操作ワイヤが押し引きされ、その結果、湾曲部11Bを4方向のうちの所望の方向に湾曲させることができる。
可撓管部11Cは、湾曲部11Bと手元操作部11Dとを一体に繋ぐ管状部材であり、軸方向及び径方向に加わる力に応じて撓むことができるように形成されている。この可撓管部11Cの内部には、先端部11Aの各種の開口部から湾曲部11Bを介して延伸してくる各種のチャンネル(管路)(図5参照)が軸方向に挿通している。それらのチャンネルは手元操作部11Dに至る。
なお、図5において、符号SCは吸引チャンネルを示し、W1〜W4は湾曲部11Bを湾曲させるワイヤを挿通させるチャンネルを示す。
この可撓管部11Cの外表面には、前述したバルーン20が装着されている。この装着位置は、湾曲部11Bの近傍の所定位置に設定されている。なお、このバルーン20の装着位置は必ずしも可撓管部11Cの外表面に限定されず、例えば先端部11Aの外表面に設定してもよい。
バルーン20は、柔軟性を有する薄い樹脂性材料(例えば、シリコン、ラテックス、ポリウレタン、ナイロンなどの熱可塑性樹脂)で薄く形成され且つ膨張・収縮可能な袋体であり、この袋体の一部は可撓管部11Cの外表面に気密に装着されている。この袋体、すなわちバルーン20の内部は、可撓管部11Cの内部に形成したバルーン用送気チャンネル41(図3(C)参照)に連通している。この送気チャンネル41は、バルーンコントローラ16の動作の元に、流体としての例えば空気を供給・排気可能になっている。この空気を供給してバルーン20を膨張させることができ、排気することでバルーン20を収縮させることができる。この収縮状態は図3(A)〜3(C)の仮想線で表される。このバルーン20が収縮すると、可撓管部11Cのバルーン20の部分の外径はほぼフラットになる。膨張時のバルーン20は、可撓管部11Cの一部が径方向に所定長さだけ盛り上がるドーナッツ状の形になる。この膨張時の状態は、図3(A)〜3(C)の実線で表される。なお、このバルーン20の膨張・収縮は、術者がシリンジを使って行なってもよい。
さらに、手元操作部11Dは、操作者が手で持ち易い適度な径の略円筒状の円筒部50Aと、この円筒部50Aと一体に形成され且つ当該円筒部50Aの先端側の所定位置にて斜め側方に向けて隆起した略三角形状の隆起部50Bとを有する。このうち、隆起部50Bの前面は各種のポートを設置する面M1を提供している。この設置面M1は、前述したカテーテル12及び処置具13をオーバーチューブ11に挿通させるカテーテル用挿通ポート52及び処置具用挿通ポート53が突出して開口するようにそれぞれ形成されている。つまり、一方の挿通ポート52にはカテーテル12が挿入され、他方の挿通ポート53には様々なタイプの処置具13が挿入される。
処置具用挿通ポート53は、設置面M1に突設された柱体で形成されている。この柱体、すなわち挿通ポート53は、所定の内径を有し、かつ、オーバーチューブ11の内部のチャンネル23に連通している。このため、オペレータは、この挿通ポート53に処置具13を挿入することで、処置具13を内部のチャンネル23に進退可能に送り込むことができる。
また、カテーテル用挿通ポート52も同様に、設置面M1に突設された柱体で形成されている。この柱体、すなわち挿通ポート52の軸方向の長さは、処置具用挿通ポート53のそれよりも長い寸法に設定されている。この挿通ポート52は、図7〜図11に示す如く、設置面M1から延びる先端部52Aと、この先端部52Aの基端に冠設された基端部52Bとからなる。基端部52Bの外径は、先端部52Aのよりも拡げられている。先端部52A及び基端部52Bには、所定マージンを保持した状態でカテーテル12を遊挿可能な内径を有する共通の挿入孔THが穿設されている。また、図示のように、基端部52B及び先端部52Aの一部には、それらの軸方向に沿って所定長さのスリット54が形成されている。このスリット54はそれら基端部52B及び先端部52Aの肉厚部を貫通して形成されている。さらに、このスリット54の基端部52Bの途中には、スリット54の横方向にそれる溝、いわゆる逃げ溝54Aが連設されている。このため、オペレータは、この挿通ポート52にカテーテル12を挿入することで、カテーテル12を内部のチャンネル24に進退可能に送り込むことができる。さらに、そのカテーテル12を、挿通ポート52を介してチャンネル24に挿入した状態で、上述した逃げ溝54Aを利用してカテーテル12をオーバーチューブ11に、先端部同士を軸方向にて互いに位置合わせした状態で、ロックすることができる。これについては、さらに後述する。
また、手元操作部11Dの円筒部50Aには、その周囲に、バルーン送排気ボタン55、吸引ボタン57、湾曲部操作レバー58、処置具用起上レバー59、及びカテーテル起上レバー60がそれぞれ設置されている。このうち、バルーン送排気ボタン55及び吸引ボタン57は一例としては電気的なオンオフ信号を出力するスイッチであり、それらの出力線がユニバーサルコード61を介してコントローラ15に接続されている。なお、これらのボタン55,57は機械的に管路を切り換えるメカニカルスイッチであってもよい。
残りの湾曲部操作レバー58、処置具用起上レバー59、及びカテーテル起上レバー60はメカニカルに作動する操作器である。
このうち、バルーン送排気ボタン55は、バルーン20に又はバルーン20から送気チャンネル41(図3(C)参照)を介して空気を供給又は排出することを指示するスイッチである。送気チャンネル41は手元操作部11Dにおいて管63を介してバルーンコントローラ16に接続されており、このバルーンコントローラ16は、コントローラ15からの制御信号に応答して空気の送気及び排気を行なう。なお、バルーン20を膨張・収縮させるのに使用する媒体は、気体に限られず、液体を用いてもよい。
コントローラ15は、例えばCPU、メモリなどを備えたコンピュータとして構成され、CPUはメモリに予め格納したプログラムに沿って動作し、ボタンやレバーからの操作信号に応答して所望の機能を実現するように設定されている。このため、コントローラ15は、送気ボタン55からのスイッチ信号に応答して、上述した空気の供給及び排気を指示する制御信号をバルーンコントローラ16に供給する。
また、手元操作部11Dには、吸引ボタン57が設けられている。このボタン57を操作することで、バルーンコントローラ16との間でオーバーチューブ11を介して吸引を行なうことができる。
湾曲部操作レバー58を回わすと、そのレバーの回転方向及び回転角度がワイヤーを介して湾曲部11Bに伝えられ、これにより湾曲部11Bを上下左右(軸方向からみて)の所望方向に所望角度だけ湾曲させることができるようになっている。なお、この湾曲部操作レバー58には、ロック機構が設けられており(図示せず)、湾曲部11Bを所望の角度に湾曲させた状態でロック(固定)できるようになっている。
また、処置具用起上レバー59を軸方向に操作すると、その引っ張りの操作力がワイヤ28を介して処置具用起上台25に伝えられる。このため、その操作量に応じて起上台25は所望角度だけ直立方向(径方向)に向かって起上させられる。反対に、起上レバー59の回転を緩めると、弛緩する操作力がワイヤ28を介して起上台25に伝えられる。したがって、その操作量に応じて起上台25の起上角度は減じられ、起上台25は軸方向に戻される。オペレータは、処置具用起上レバー59を操作することで、処置具13の起上角度を所定範囲で自在に調整することができる。
同様に、カテーテル用起上レバー60を径方向に回転操作すると、その引っ張りの操作力がワイヤ31を介してカテーテル用起上台26に伝えられる。このため、その操作量に応じて起上台26は所望角度だけ直立方向(径方向)に向かって起上させられる。反対に、起上レバー60の回転を緩めると、弛緩する操作力がワイヤ31を介して起上台26に伝えられる。したがって、その操作量に応じて起上台26の起上角度は減じられ、起上台26は軸方向に戻される。オペレータは、カテーテル用起上レバー60を操作することで、カテーテル12の起上角度を所定範囲で自在に調整することができる。
なお、処置具13及びカテーテル12の起上角度の上限は、両開口部21、22のスリット21A,22Aの後端の軸方向における位置で決まる。本実施例では、図3(A)及び3(B)から分かるように、スリット21A、22Aの後端が固定ピン27、30の軸方向位置よりも所定距離Lだけ基端側に位置するようにテーパ面に形成されている。このため、起上角度は0(起上なし)からα(>90°)の範囲になる。
(カテーテル)
次いで、カテーテル12について説明する。
本実施例に係るカテーテル12は、前述したオーバーチューブ11に穿設されたカテーテルチャンネル24に挿入して使用され、しかも、被検体内部を直視で観察するための撮像デバイスを組み込んだ可撓性を有する管体である。このカテーテル12は、前述のオーバーチューブ11と同様に、その先端側から手元側に向けて、先端部12A、湾曲部12B、可撓管部12C、及び手元操作部12Dをこの順に一体に備える。
先端部12Aは、カテーテル12の先端部に所定距離にわたって形成された硬性の部位である。この先端部12Aの内部には、撮像デバイスとしてのCCDカメラ71と照明手段としてのLED72が埋設されている。CCDカメラ71を作動させるための制御線及び出力線は、湾曲部12B及び可撓管部12Cを軸方向に貫通して配線され、手元操作部12Dからユニバ−サルコード73を介してコントローラ15に送られる。このため、CCDカメラ71の出力信号は、コントローラ15に設けたビデオプロセッサ(図示せず)により信号処理されてモニタ74で表示される。このCCDカメラ71は直視及び側視の両方で使用可能になっている。
また、コントローラ15は光源部(図示せず)を備える。この光源部からの電力は、ユニバーサルコード73を介して手元操作部12Dに送られ、湾曲部12B及び可撓管部12Cを貫通して配線された電力線によりLED72に送られる。このため、LED72は発光して照明機能を発揮することができる。なお、この照明手段は必ずしもLEDを採用せずともよく、他には、例えば光ファイバを用いてもよい。
湾曲部12Bは、先端部12Aと可撓管部12Cとを一体に結合するように配管されている。この湾曲部12Bは、手元操作部12Dにおける指示に応答して、例えば軸方向に沿ってみたときの上下左右の4方向に自在に湾曲動作させることができるようになっている。この積極的な湾曲動作に必要な引っ張り動作及び弛緩動作は、手元操作部12Dに設けた後述する操作レバー75と湾曲部12Bとを繋ぐ例えば図示しない操作ワイヤーが担っている。操作レバー75を回転操作することで、操作ワイヤが押し引きされ、その結果、湾曲部11Bを所望方向に湾曲させることができる。
可撓管部12Cは可撓性を有する柔軟な管状部材である。また、手元操作部12Dは、オペレータが把持するのに適したサイズの略柱状部材であり、可撓管部12Cの基端部を成している。この手元操作部12Dには、湾曲部12Bを操作するための操作レバー75及び送気・送水ボタン77が備えられている。このため、オペレータが操作レバー75を回わすと、そのレバーの回転方向及び回転角度がワイヤを介して湾曲部12Bに伝えられ、これにより湾曲部12Bを上下左右(軸方向からみて)の所望方向に所望角度だけ湾曲させることができるようになっている。なお、この操作レバー75には、ロック機構が設けられており(図示せず)、湾曲部12Bを所望の角度に湾曲させた状態でロック(固定)できるようになっている。さらに、オペレータが送気・送水ボタン77を操作することで、送気・送水装置17からケーブル78を介して空気及び水の供給を受けることができる。この空気及び水は、図示しないチャンネルを介して可撓管部12C及び湾曲部12Bを介して先端部12Aに至り、先端部12Aに設けた対物レンズを洗浄及び乾燥させたり、臓器を膨張させたりすることができるようになっている。
さらに、可撓管部12Cの基端側の所定位置には、その外表面に突起76が突設されている。この突起76は、前述した挿通ポート52に設けたスリット54及びその逃げ溝54Aに嵌合可能なサイズに形成されている。このため、カテーテル12を挿通ポート52に挿入完了したときに回転させると、その突起76がスリット54に挿通し且つ逃げ溝54Aに嵌まり、ロックされるようになっている。
なお、カテーテル12は上述した構成に限定されるものではなく、例えば、上述の如く能動的に湾曲する湾曲部12Bを設けずに、先端部12A及び可撓管部12Cだけの構成であってもよい。
(膵胆処置のためのファーター乳頭部へのアプローチ)
本実施例に係る処置システム1は、Roux-en-Y再建法が施された患者の膵胆処置を処置対象としている。そのために、医師は、オーバーチューブ11にカテーテル12を挿通した状態で、かかるオーバーチューブ11を患者の小腸に経口的に挿入するという手技を行なう。
この手技を時系列的に説明する。
(1)まず、カテーテル12をオーバーチューブ11のカテーテル用挿通ポート52から挿入して、カテーテルチャンネル24内に挿通させる。この挿通において、カテーテル12の基端側に形成した突起76を、挿通ポート52に形成したスリット54を通過させる。次いで、突起76の位置がスリット54の逃げ溝54Aの位置まで到達したときに、カテーテル12をその逃げ溝54Aに向けて回転させ、突起76を逃げ溝54Aに嵌合させる(図12(A)〜12(C)参照)。この嵌合により、カテーテル12はオーバーチューブ11にロックされるとともに、オーバーチューブ11に対するカテーテル12の先端の初期位置及びカテーテル12の周方向(回転方向)の初期位置が決まる。
本実施例では、カテーテル12がオーバーチューブ11にロックされた初期位置のときに、カテーテル12の先端は少なくともオーバーチューブ11の先端に達しており、CCDカメラ71がその前方、すなわちカテーテル12から前方の視野を直視下で撮像する。この直視下画像はモニタ74に表示される。また、かかる初期位置においてカテーテル12の湾曲部12Bとオーバーチューブ11の湾曲部11Bの上下左右の湾曲方向が一致するように、回転方向も位置決めされる。
(2)次いで、医師は、カテーテル12を挿通した状態にあるオーバーチューブ11を、モニタ74に表示される画像(モニタ画像)を見ながら、経口的に被検体の体内に挿入する。これにより、オーバーチューブ11は患者の食道から胃C1を通過して再建された空腸C2に入る。
(3)モニタ画像が、オーバーチューブ11の先端が空腸・空腸吻合部C3を捉え、かつ、その先端位置がその空腸・空腸吻合部C3を臨む所定位置に達したときに(図13(A)参照)、医師はオーバーチューブ11の手元操作部11Dの操作レバー58を操作してオーバーチューブ11の先端部11Aの方向を空腸・空腸吻合部C3の側に曲げる(図13(B)参照)。
(4)この偏向の後、モニタ74の画像を見ながら、医師はオーバーチューブ11を進めて空腸吻合屈曲部C4を到達したときにも、空腸吻合屈曲部C4の湾曲に基づいてオーバーチューブ11の操作レバー58を操作して、オーバーチューブ11の先端部11Aの方向を加減する。この方向調整をしながら、オーバーチューブ11を空腸吻合屈曲部C4に沿って進める(図13(C)参照)。この空腸吻合屈曲部C4を通過した後、モニタ画像を見ながら、医師はオーバーチューブ11を、十二指腸C5を通過させ、ファーター乳頭部C6を探す(図13(D)参照)。
なお、オーバーチューブ11を空腸・空腸吻合部C3及び空腸吻合屈曲部C4を通過させるときに、オーバーチューブ11の湾曲部11Bのみならず、内蔵するカテーテル12の湾曲部12Bも一緒に又は補助的にそれらの部位C3、C4の湾曲に応じて曲げるようにしてもよい。これにより、湾曲動作がよりスムーズになり、湾曲角度がきつい空腸・空腸吻合部C3及び空腸吻合屈曲部C4をスムーズにかつ早く通過することができる。
(5)モニタ74の表示面面が前方に位置するファーター乳頭部C6を捉えると、医師はカテーテル起上レバー60を操作してカテーテル用の起上台26を起上させて、カテーテル12の先端部12Aをほぼ直立させる。つまり、図14(A)に示す如く、その先端部12Aがオーバーチューブ11の先端部の軸方向から約90°の角度で直立する。このときのモニタ画像は例えば図14(B)のように側視下で映し出される。なお、このモニタ画像の表示は側視に限らず、かかる先端部12Aを直視(0°)から側視(90°)までの角度範囲のうちの中間の角度に傾けて、斜視画像で表示するようにしてもよい。
この表示画像には、ファーター乳頭部C6を捉えている場合、その隆起部D1及び乳頭開口部D2が写る。図中、D3は膵管を、D4は胆管を仮想的に示す。
このため、医師は、この側視下画像を見ながら、オーバーチューブ11の先端位置を調整し、例えば乳頭開口部D2が画面のほぼ中央に位置するように位置決めする。
(6)この位置決めが終わると、医師は、オーバーチューブ11の手元操作部11Dに設けられたバルーン送排気ボタン55を操作してバルーン20を膨張させる。これにより、図15(A)に示す如く、バルーン20は十二指腸C5の壁面を押圧するように密着するので、バルーン20の先端部11A及び湾曲部11Bを含む先端部分の位置が体内で固定される。同図の場合は、直立するカテーテル12の先端部12Aの軸線方向(軸方向)の延長線上にファーター乳頭開口部D2が存在する。
(7)次いで、医師は、オーバーチューブ11の手元操作部11Dに設けられた処置具用挿通ポート53から膵胆処置に必要な処置具13を挿入する。既に、オーバーチューブ11が胃C1を通して空腸C2,空腸・空腸吻合部C3、空腸吻合屈曲部C4、十二指腸C5、及びファーター乳頭部C6まで達している。このため、処置具13はオーバーチューブ11の処置具チャンネル23に通すだけで、その先端部はファーター乳頭部C6までスムーズに案内される。
(8)この処置具13の挿入が終わると、医師は、手元操作部11Dに在る処置具用起上レバー59を操作して起上台25を起上させ、処置具13の先端をその軸方向から径方向に向けて湾曲(起上)させる。この処置具13を湾曲させる角度、すなわち起上台25の起上角度は、いまの例の場合、カテーテル12と同様に略90°に手動制御される(カテーテルの湾曲角度=処置具の湾曲角度=略90°)。このときのモニタ74の表示画面を図15(B)に例示する。
同図に示すように、ファーター乳頭開口部D2はカテーテル12の先端部12Aの軸方向に存在するように位置決めされているため、処置具13の起上角度もカテーテルのそれと同じでよく、処置具13はファーター乳頭開口部D2に向けてアプローチ可能になる。
(9)医師は、モニタ74の画面を見ながら、処置具13をファーター乳頭開口部D2にアプローチさせて必要な膵胆処置を行なう。
(10)膵胆処置が終わると、処置具13の後退、処置具13の起上状態からの復帰、処置具13の抜去、及び、カテーテル12の起上状態からの復帰を行なった後、バルーン20を収縮させる。この後、オーバーチューブ11が抜去される。
なお、バルーン20を膨張させて当該バルーン20の先端部分が体内で固定されたときに、図16(A)に例示するように、直立するカテーテル12の先端部12Aの軸線方向(軸方向)の延長線上にファーター乳頭開口部D2が存在しないことも想定される。つまり、軸線方向F1とファーター乳頭開口部D2の位置が一致せず、軸線方向F1、すなわちCCDカメラ71の位置がファーター乳頭開口部D2よりも前方に位置している場合である。この場合、処置具13の起上角度がカテーテル12のそれと同じ(略90°)にしていると、処置具13をファーター乳頭開口部D2にアプローチさせることができない。このため、かかる状況下においては、処置具13の湾曲角度が90°以上の角度にするように、起上台25の起上角度が手動で制御される。つまり、カテーテルの湾曲角度(=略90°)<処置具の湾曲角度に設定する。このときの画像例は、図16(B)に示すようになり、処置具13をファーター乳頭開口部D2にアプローチさせることができる。
(効果)
このように本実施例によれば、撮像デバイスであるCCDカメラ71を先端に装備したカテーテル12をオーバーチューブ11に挿通させる。このとき、前述したロック機構(突起76、スリット54、逃げ溝54A)により、オーバーチューブ11に対するカテーテル12の相対的な位置関係を所定状態に維持するようにロックすることができる。
このように、カテーテル12をオーバーチューブ11に挿通させた状態で、CCDカメラ71の撮像画像を案内役にしてオーバーチューブ11を体内に挿入できる。このとき、カテーテル12はオーバーチューブ11にロックされているため、オーバーチューブ11を体内に挿入することでカテーテル12も一緒に挿入され、医師はオーバーチューブ11の挿入作業に専念できる。このため、医師の挿入作業の労力も軽減される。
また、挿入時には、CCDカメラ71により撮像された直視(forward viewing)の元に、オーバーチューブ11の湾曲動作で空腸・空腸吻合部及び空腸吻合屈曲部を、スムーズに通過できる。そして、目的とするファーター乳頭部C6に到達すると、バルーン20を膨張させてオーバーチューブ11の先端部位の位置を固定できるので、オーバーチューブ11、すなわちカテーテル12及び処置具13の位置も安定する。また、処置中のオーバーチューブ11及びカテーテル12の十二指腸C5からの抜けも防止できる。
この安定した位置決め状態で、カテーテル12を湾曲(起上台26の起上)させてCCDカメラ71から側視画像を得る。この側視画像下で処置具13をオーバーチューブ11に挿入する。既にオーバーチューブ11はファーター乳頭部C6まで到達しているので、処置具13を容易にファーター乳頭部C6まで送り込むことができる。この後、処置具13の先端部位を湾曲(起上台25の起上)させることができる。この湾曲角度は、起上台25の起上角度の調整により、カテーテル12の先端部位の軸線方向とファーター乳頭開口部D2との位置関係に応じて調整できる。つまり、カテーテル12の先端部位の軸線方向は、側視画像を得るために略90°に設定することが望ましい。このため、かかるファーター乳頭開口部D2が軸線方向に無い場合でも、起上台25の起上角度を調整できるので、その角度を略90°の前後の所望角度に制御できる。このため、バルーン20で位置固定したときに、CCDカメラ71とファーター乳頭開口部D2との軸方向の位置ずれが生じても、その位置ずれを吸収して処置部13を乳頭開口部D2にアプローチさせることができる。
このように、側視下で実行される胆管内、膵管内、ファーター乳頭部C6の組織に対する的確な診断や膵胆処置に有効なアプローチ手技を提供することができる。
さらに、上述のように、カテーテル12とオーバーチューブ11を組み合わせることで、1つのカテーテル12を用いる構成でありながら、挿入時には直視に、診断処置時には側視にそれぞれ切り換えることができる。したがって、その汎用性が高められる。
(変形例)
図17〜図19を参照して、前述した実施例で用いたロック機構の変形例を説明する。これらの変形例は、突起76、スリット54、及び逃げ溝54Aに拠るロック機構に置換されるものである。
図17及び18(A)、および18(B)に、ロック機構の第1の変形例を示す。この例は、カテーテル用挿通ポート52にネジによりカテーテル12をロックさせる機構に関する。かかる挿通ポート52の先端には、同ポート52よりも広径の口金81が一体に取り付けられる。口金81の内側には、カテーテル13の可撓管部13Cの外表面に対して高い摩擦係数を示す弾性リング82が介在される。この弾性リング82を、口金81の内周面のネジと締結するツマミ83で着脱自在に押圧可能になっている。
このため、図18(A)に示すように、ツマミ83を緩めている状態で、カテーテル12をカテーテル用挿通ポート52に挿入してカテーテルチャンネル24に挿通する。このとき、弾性リング82は押圧されていないので、弾性リング82の内径は拡径されている。このため、カテーテル12は何等支障なく挿通ポート52を通過できる。この後、ツマミ83を締めることで、図18(B)に示す如く、弾性リング82の内径が縮まり、その内径部分がカテーテル12の表面を押圧する。このため、カテーテル12をオーバーチューブ11に対して所望の位置でロックすることができる。
この結果、カテーテル12をオーバーチューブ11に対して任意の位置で固定することができる。
図19に、ロック機構の第2の変形例を示す。この例の場合、カテーテル用挿通ポート52の先端に、リング84とエラストーマなど樹脂材料で形成されたグリップ85とが連設されている。リング84の内周側には、シール性を保つための弁86が設けられている。グリップ85の内周面は外側に至るほど拡径されたテーパ面になっている。カテーテル12の手元操作部12Dの一部として可撓管部12Cに繋がる折れ止め部12DAは、リング85の内周テーパ角度よりも大きいテーパ角度の外表面を有している。なお、固定した状態でのカテーテル12の突出長は、直視状態及び側視状態の何れにおいても、カテーテル12の先端部12Aがオーバーチューブ11の先端部11Aよりも外側又は少なくとも同じ面に位置するように設定されている。
このため、カテーテル12を挿通ポート52に弁86に当接させながら圧入することで、折れ止め部12DAがリング85の内周面に押圧固定される。これにより、カテーテル12をオーバーチューブ11にロックさせることができる。
さらに、第3の変形例として、バルーン20を膨張・収縮させる機構が挙げられる。この機構は必ずしもバルーンコントローラを用いる構成に限定されるものではない。例えば、シリンジで行なってもよい。
さらに、第4の変形例として、前述した膵胆処置のために行なうファーター乳頭部へのアプローチの手技に関する別の例を挙げることができる。具体的には、かかる手技のうちの、前述した図13(A)〜図13(B)に示す工程に関する。前述した実施例の場合、医師がオーバーチューブ11の操作レバー58を操作することで、カテーテル12の先端部12Aの方向を空腸・空腸吻合部C3に向けて曲げたが、これは更に以下のように変形可能である。すなわち、モニタ画像が、オーバーチューブ11の先端が空腸・空腸吻合部C3を捉え、かつ、その先端位置がその空腸・空腸吻合部C3を臨む所定位置に達したときに(図13(A)参照)、医師はカテーテル12の手元操作部12Dの操作レバー75を操作してカテーテル12の先端部12Aの方向を空腸・空腸吻合部C3に向けて曲げる(図13(B)参照)。この湾曲に連動して、オーバーチューブ11の先端部11Aが空腸・空腸吻合部C3の側に一緒に偏向させられる。これによっても、前述した実施例と同様に方向を容易に変えることができる。
(第2の実施例)
図20〜図22(B)を参照して、本発明に係る処置システムの第2の実施例を説明する。なお、以下の説明において、前述した第1の実施例と同一または同等の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略又は簡略化する。
この第2の実施例に係る処置システム2は、カテーテルチャンネルを除き前述のものと同様の構造を有するオーバーチューブ91、及び、撮像デバイスとしてのCCDカメラ71を有するカテーテル92を備え、この同一のカテーテル92のCCDカメラ71を直視及び側視の両方で使用可能にしたことを特徴とする。
オーバーチューブ91は、第1の実施例と同様に、先端部11A、湾曲部11B、可撓管部11C、及び手元操作部11Dを備える。先端部11Aには、前述した処置具用開口部21のほかに、図21に示す如く、カテーテル用開口部として先端開口部93と側方開口部94とが穿設されている。
このうち、先端開口部93は、第1のカテーテルチャンネル95に連通し、この第1のカテーテルチャンネル95がそのまま湾曲部11B及び可撓管部11Cを通過して手元操作部11Dの隆起部50Bの設置面M1に到達する。この設置面M1には直視用挿通ポート96が設けられ、第1のカテーテルチャンネル95が直視用挿通ポート96に連通している。このため、この直視用挿通ポート96と先端開口部93が互いに連通している。
また、先端部11Aにおける先端開口部93と近接した位置であって側面の所定位置には、側方開口部94が外側に開口(軸方向に対して略90度の角度で開口)するように形成されている。この側方開口部94は、第2のカテーテルチャンネル97に連通する。この第2のカテーテルチャンネル97は図22(A)から分かるように、開口部付近では径方向に向いているが、内側で湾曲して軸方向に沿うように方向つけられている。このため、この残りの第2のカテーテルチャンネル97は、そのまま湾曲部11B及び可撓管部11Cを通過して手元操作部11Dの隆起部50Bの設置面M1に到達する。この設置面M1には側視用挿通ポート98が設けられ、第2のカテーテルチャンネル97が側視用挿通ポート98に連通している。このため、この側視用挿通ポート98と側方開口部94が互いに連通している。
さらに、手元操作部11Dには、前述と同様に、湾曲部操作レバー58、処置具用起上レバー59、及びバルーン送排気ボタン55Sが設けられている。
一方、カテーテル92は、前述した第1の実施例と同様に、先端部12A,湾曲部12B,可撓管部12C,及び手元操作部12Dを備える。先端部12AにはCCDカメラ71がその視野を軸方向前方に向けて内蔵されている。手元操作部12Dには、湾曲操作レバー75の他に、送気・送水ボタン99及び吸引ボタン100が装備されている。
このように、この第2の実施例においては、オーバーチューブ91は吸引機能を有しておらず、カテーテル92が吸引機能を有している。
オーバーチューブ91及びカテーテル12において、上記以外の網或は第1の実施形態のものと同等又は同一である。
以上のように構成された処置システム2は、Roux-en-Y再建法が施された患者の膵胆処置を行なうために、被検体に経口的に挿入される。この挿入の際、図22(A)に示すように、オーバーチューブ91がファーター乳頭部C6の近傍に到達するまでのガイド工程においては、カテーテル92を直視用挿通ポート96から第1のカテーテルチャンネル95に挿通し、カテーテル92の先端をオーバーチューブ91の先端開口部93に位置させる。これにより、ガイド工程の間、モニタ画面には直視下で撮像画像が表示される。
オーバーチューブ91がファーター乳頭部C6の近傍に到達すると、医師は、カテーテル92を一度オーバーチューブ91から抜く。その後、そのカテーテル92を側視用挿通ポート98から第2のカテーテルチャンネル97に挿通し直し、カテーテル92の先端をオーバーチューブ91の側方開口部94に位置させる(図22(B)参照)。このため、今度はモニタ画面には側視下での画像が表示されるので、この側視画像を見ながら、前述したと同様に詳細な位置合わせ、バルーン20の膨張による位置固定、処置具13の挿入及び起上(湾曲)、及び、膵胆処置のための処置具13のファーター乳頭開口部D2へのアプローチ(位置固定及び処置の工程)が実行される。
このように本実施例によれば、前述した第1の実施例と同等の作用効果が得られるほか、CCDカメラ付きカテーテル92を2つのカテーテルチャンネル95、97に各別に挿入可能である。このため、1つのカテーテル92を直視画像及び側視画像の収集の両方に切り換えて使うことができる。この結果、第1の実施例に比べて、起上台が処置具用に1つだけで済むので、起上のための起上台やワイヤを減らして、構成を簡素化できるという利点も得られる。
(変形例)
統いて、上述した第1及び/又は第2の実施例の双方に適用可能な各種の変形例を説明する。
(第1の変形例)
図23、24を参照して第1の変形例を説明する。この第1の変形例は、オーバーチューブの先端部の別の構成に関するもので、第1の実施例に記載の構成に適用可能である。
図23に示すように、このオーバーチューブ111の先端部111Aには、その先端側の軟性部位112とその基端側の硬性部位113とが、同一径に形成されて軸方向に沿って一体に剛結されている。つまり、オーバーチューブ111は能動的に湾曲させる湾曲部を有しておらず、その代わりに、受動的に曲がる軟性部位112を有している。この軟性部位112は硬性部位113と同材質(例えば、ポリウレタン、シリコン、ナイロン、ラテックスなどの樹脂材)で形成されるが、硬性部位113よりも柔らかく、すなわち硬度が低くなるように製造されている。
軟性部位112には、カテーテル用開口部114が開口されている。なお、処置具用の開口部も同様に開口されているが、図示していない。
このカテーテル用開口部114には、前述と同様に、固定ピン115を中心に回動可能な起上台116が設置されている。なお、この起上のための引張及び弛緩の動作を伝えるワイヤも、図示しないが起上台116に繋がっている。この起上台116には、カテーテル12のCCDカメラ71を搭載した先端部位12Aが載置される。この載置がなされたときに、カテーテル12の湾曲部12Bが軟性部位112の開口部114側の壁面付近に位置するように、かかる壁面位置、すなわち軟性部位112の位置が設定されている。
このため、カテーテル12の操作レバー75を操作すると、図24に示すように、その湾曲部12Bを湾曲させ、その湾曲に伴う付勢力によってオーバーチューブ111の軟性部位112を同様に湾曲させる。このため、術者の進みたい方向のモニタ画像を確認しながら、カテーテル12を湾曲させるように操作することより、オーバーチューブ111の先端部111Aを偏向させるとともに、カテーテル12及びオーバーチューブ111を同時に挿入することができる。このため、術者が行なうべき操作が簡便化される。
(第2の変形例)
図25、26を参照して第2の変形例を説明する。この第2の変形例は、起上台の別の構成に関する。この変形例は第1及び第2の実施例に適用できる。
図25に示すように、オーバーチューブ121の先端部121Aには、カテーテル用開口部122が形成されている。なお、処置具用の開口部も同様に開口されているが、図示していない。
この開口部122は、底部122A及び壁部121Bを残すように、先端部121Aの角部がスリット状に穿設されている。底部122Aには、外部の流体源(図示せず)に繋がる送液用の流路123がオーバーチューブ121の内部にその軸方向に沿って形成されている。この流路123の基端側の端は、図示しない手元操作部か外部の管路に繋がり、この管路が流体源に結合されている。また、この流路123の先端側の端は、底部122Aで開口している。この底部122Aには、その開口123Aを塞ぐように、バルーン124が気密に取り付けられている。このため、バルーン124により開口123Aが封止されているため、流体源から例えば生理食塩水などの流体が流路123を介して送られてくると、その圧力によりバルーン124が膨張する。逆に、流体を戻すとバルーン124は収縮する。バルーン124は、例えばシリコン性、ラテックス性の樹脂材料で形成される。
すなわち、バルーン124の膨張及び収縮が前述した起上台の役割を果たすことができる。カテーテル12の先端部12Aは、収縮して殆どフラットな状態のバルーン124に載置され、その内蔵しているCCDカメラ71により直視画像が得られる。側視画像に切り換えるときには、図26に示す如く、バルーン124を膨張させる。これにより、カテーテル12の先端部12Aが持ち上がり、側視画像に切り換えられる。バルーン124の位置及び流体の供給に伴う膨張の程度により、先端部12Aの起上角を調整することができる。
このため、前述した各実施例におけるのと同様な作用効果が得られるとともに、部品点数が減るために製造コストも比較的低いというメリットがある。
(第3の変形例)
図27を参照して第3の変形例を説明する。この第3の変形例は、起上台の別の構成に関する。この変形例は第1及び第2の実施例に適用できる。
この第3の変形例は、オーバーチューブとカテーテルの先端同士の位置合わせに関する。図27に示すように、この変形例に係るカテーテル131は、その先端部131Aに撮像デバイスとしてのCCDカメラ71を内蔵する。また、このカテーテル131の可撓管路131Cにおける手元操作部131Dに近い所定位置には、その外表面にマーキング132が施されている。このマーキング132は、表面に塗布したカラー線であったり、表面に穿設した溝であってもよい。なお、図27において、131Bは湾曲部である。
このマーキング132の位置は、カテーテル131とオーバーチューブ134との両先端を位置合わせしたときに、オーバーチューブ134の先端からその手元操作部132Dに設けたカテーテル挿通ポート133の入りロまでの長さに相当するように決めてある。このため、オーバーチューブ134にその挿通ポート133からカテーテル131を挿入して、マーキング132が当該挿通ポート133の面に一致すると、医師は、カテーテル131の先端がオーバーチューブ134の先端まで達して、先端同士の位置が一致していることが分かる。つまり、所定の挿通状態になっていることが分かる。
このため、カテーテル131をオーバーチューブ134に挿通させるときの位置合わせの容易化が図られる。
(第4の変形例)
図28、29を参照して第4の変形例を説明する。この第4の変形例は、オーバーチューブの変形例に係り、第1の実施例に適用できる。
図28に示すように、この変形例に係るオーバーチューブ141は、モグラの鼻部に似たステップ状の先端部141Aを備える。この先端部141Aは、長くノズル状に伸びた第1の延伸部142と、その第1の延伸部142の上側に位置し且つ短いノズル状の第2の延伸部143とが一体に成形されている。
第1の延伸部142には、前述したCCDカメラ71を搭載したカテーテル12の先端部12Aが挿入されるための直視用の挿通チャンネル144が形成され、その先端は軸方向に向いて外部に開口している。このため、この挿通チャンネル144に挿入されたカテーテル12は、そのCCDカメラ71が直視画像を撮像することができる。
また、第2の延伸部143には、側視内視鏡145の先端部を挿通させるための側視用の挿通チャンネル146が形成され、その先端は斜めにカットされて外部に開口している。このため、側視内視鏡145の挿入部を、この挿通チャンネル146に挿入させたとき、内視鏡145の図示しない湾曲レバーを操作することで、その挿通チャンネル146の斜めカットの開口から挿入部の先端を出して且つその開口方向に沿って湾曲させることができる(図28の仮想線参照)。この湾曲をより容易にさせるため、図29に示す如く、挿通チャンネル146の開口方向側の肉厚Tは薄く形成されている。
このため、最初に、カテーテル12だけを直視用の挿通チャンネル144に挿入し、オーバーチューブ141をファーター乳頭部までアプローチして位置固定する。次いで、側視内視鏡145を側視用の挿通チャンネル146を介して挿通し、その挿入部の先端部を湾曲させて乳頭開口部に向かわせる。そして、側視内視鏡145の機能を使って膵胆処置を行うようにしたものである。これにより、既存の側視内視鏡145を使用することができ、側視内視鏡145とカテーテル12との間で直視・側視を切り換えて、前述の実施例と同様の膵胆処置を行なうことができる。
なお、本発明は前述した実施例及びその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の発明の要旨を逸脱しない範囲で、従来周知の構成と組み合わせて更に適宜な形態で実行することができる。
本発明の第1の実施例に係る処置システムの全体の概略を示す構成図。 処置システムに採用されたオーバーチューブの先端部の構成を示す平面図。 (A)は、図2中のA−Aに沿った、オーバーチューブの先端部の断面図、(B)は、図2中のA’−A’に沿った断面図、(C)は、図2中のA″−A″に沿った断面図である。 オーバーチューブの先端部の起上台の動作を説明ずる断面図。 図1中のF−F線に沿った断面図。 (A)、(B)、(C)は、オーバーチューブを、その先端部を軸方向に沿って先端側からみたときのカテーテル及び処置具13の起上パターンを模式的に説明する図。 オーバーチューブの手元操作部に設けたカテーテル挿通ポートを示す平面図。 図7中のB−B線に沿った断面図、 図7中のC−C線に沿った断面図。 図7中のD−D線に沿った断面図。 図7中のE−E線に沿った断面図。 (A)、(B)、(C)は、それぞれカテーテルのオーバーチューブに対するロック動作を説明する図。 (A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ、カテーテルを挿通したオーバーチューブをファーター乳頭部にアプローチさせる様子を説明する図。 (A)は、オーバーチューブの先端部の十二指腸内での位置固定とファーター乳頭部の側視の様子を説明する図であり、(B)は、図14(A)に示す位置関係で撮像されたモニタ画像の例示。 (A)は、オーバーチューブの先端部の十二指腸内での位置固定とファーター乳頭部の側視の別の様子を説明する図であり、(B)は、図15(A)に示す位置関係で撮像されたモニタ画像の例示。 (A)は、オーバーチューブの先端部の十二指腸内での位置固定とファーター乳頭部の側視の別の様子を説明する図であり、(B)は、図16(A)に示す位置関係で撮像されたモニタ画像の例示。 変形例に係るカテーテルのカテーテル挿通ポートヘのロック機構を説明する一部破断した側面図。 (A)及び(B)は、図17に示す変形例の動作を説明する部分断面図。 別の変形例に係るカテーテルのカテーテル挿通ポートヘのロック機構を説明する一部破断した側面図。 本発明の第2の実施例に係る処置システムの全体の概略を示す構成図。 第2の実施例に係る処置システムで採用されたオーバーチューブの先端部の部分断面図。 (A)及び(B)は、図21に示すオーバーチューブの先端部の動作を説明する図。 別の変形例に係るオーバーチューブの先端部の構成を示す部分断面図。 別の変形例に係るオーバーチューブの先端部の構成を示す部分断面図。 別の変形例に係るオーバーチューブの先端部の構成を示す部分断面図。 別の変形例に係るオーバーチューブの先端部の構成を示す部分断面図。 別の変形例に係るオーバーチューブに付したマーキングを説明する側面図。 別の変形例に係るオーバーチューブの先端部の外観を示す部分斜視図。 図28に示す先端部の軸方向に沿った部分断面図である。
符号の説明
1、2 処置システム
11、91、111、121、134、141 オーバーチューブ
11B、131B 湾曲部
12、92、131 カテーテル
12B 湾曲部
14 吸引機
16 バルーンコントローラ
20 バルーン
21 処置具用開口部
21A スリット
22、114、122 カテーテル用開口部
22A スリット
23 処置具用チャンネル
24、95、97 カテーテルチャンネル
25 処置具用起上台
26、116 カテーテル用起上台
41 送気チャンネル
59 処置具用起上レバー
60 カテーテル起上レバー
74 モニタ
95 第1のカテーテルチャンネル
97 第2のカテーテルチャンネル
124 バルーン
SC 吸引チャンネル

Claims (8)

  1. Roux-en-Y再建法が施された患者の膵胆処置に好適な処置システムであって、
    撮像に伴って信号を出力する撮像デバイスを具備したカテーテルと、
    前記カテーテルを挿通させるカテーテルチャンネルを有し被検体の内部に挿通されるオーバーチューブと、
    前記撮像デバイスから出力される信号に基づいて画像を表示する表示器と、
    前記カテーテルチャンネルに対する前記カテーテルの位置を固定する固定手段と、
    を備え、
    前記カテーテルは、
    制御力により湾曲可能な湾曲部と、
    この湾曲部に前記制御力を与える手段と、
    を有し、
    前記オーバーチューブは、
    処置具を挿通させる処置具チャンネルと、
    前記カテーテルチャンネルに挿通された前記カテーテル及び前記処置具チャンネルに挿通された前記処置具の向きを変える偏向デバイスと、
    前記湾曲部とは別の湾曲可能な湾曲部と、
    を備え、
    前記偏向デバイスは、
    前記カテーテルチャンネルの先端部位に位置する開口部に形成され且つ前記カテーテルの先端部分の載置を許容して、当該先端部分を、当該カテーテルチャンネルの軸方向から当該軸方向に直交する径方向までの角度の範囲で起上可能な起上台と、
    前記起上台を操作する操作器と、
    前記処置具チャンネルの先端部位に位置する開口部に形成され且つ前記処置具の先端部分の載置を許容して、当該先端部分を、当該処置具チャンネルの軸方向から当該軸方向に直交する径方向までの角度の範囲で起上可能な第2の起上台と、
    前記第2の起上台を操作する第2の操作器と、
    を有し、
    前記処置具チャンネルの先端部位の開口部は、スリット状に形成された有底溝であり、
    前記第2の起上台は、前記有底溝の底面にて固定軸の周りに回動可能に配置され、
    前記処置具チャンネルの軸方向における前記有底溝のサイズ及び前記固定軸の位置は、前記第2の起上台の起上角度の90°よりも大きい角度を許容するように設定され、
    前記カテーテルチャンネルの先端部位の開口部は、スリット状に形成された別の有底溝であり、
    前記起上台は、前記別の有底溝の底面にて別の固定軸の周りに回動可能に配置され、
    前記カテーテルチャンネルの軸方向における前記別の有底溝のサイズ及び前記別の固定軸の位置は、前記起上台の起上角度の少なくとも90°を許容するように設定され
    前記カテーテルの湾曲部及び前記オーバーチューブの湾曲部は、当該カテーテルの軸方向において略一定の位置に存在し、
    前記カテーテルチャンネルの先端部位に形成された前記起上台は、前記撮像デバイスの視野が前記オーバーチューブの先端側に向けられた直視状態と、前記撮像デバイスの視野が前記オーバーチューブの側方に向けられた側視状態とを、前記固定手段により前記カテーテルチャンネルに対して前記カテーテルの位置が固定された状態において変更可能である
    処置システム。
  2. 請求項1に記載の処置システムにおいて、前記開口部は、前記カテーテルチャンネルに連通し且つ前記軸方向から少なくとも前記径方向までに亘る角度の範囲で外部に開口するスリットを含む処置システム。
  3. 請求項1に記載の処置システムにおいて、
    前記開口部は、前記処置具チャンネルに連通し且つ前記処置具チャンネルの軸方向から少なくとも前記処置具チャンネルの径方向までに亘る角度の節目で外部に開口するスリットを含む処置システム。
  4. 請求項1に記載の処置システムにおいて、
    前記オーバーチューブの位置を処置対象の内部で固定するために作動するアクチュエータと、
    このアクチュエータによる前記固定のための動作を制御する制御手段と、
    を備える。
  5. 請求項4に記載の処置システムにおいて、前記アクチュエータは、前記オーバーチューブの外周部に取り付けられ流体の供給・排出により膨張・収縮可能なバルーンである。
  6. 請求項5に記載の処置システムにおいて、
    前記オーバーチューブはバルーン送気・排気用チャンネル及び吸引用チャンネルと、
    前記バルーン送気・排気用チャンネルを介して前記バルーンとの間で送気・排気を行なう手段と、
    前記吸引用チャンネルを介して吸引を行なう手段と、を備える。
  7. 請求項1に記載の処置システムにおいて、前記起上台は流体の供給・排出により駆動するバルーンである。
  8. 請求項1に記載の処置システムにおいて、
    前記カテーテルチャンネルは、前記オーバーチューブの軸方向に沿って伸び且つ当該オーバーチューブの前面に開口した直視用の第1の管路と、前記オーバーチューブの軸方向に沿って伸び且つ当該オーバーチューブの先端部分で当該先端部分の前記軸方向に直交する側面に開口した側視用の第2の管路とを含む。
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