JPH10276967A - 挿入用可撓体 - Google Patents

挿入用可撓体

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JPH10276967A
JPH10276967A JP9090843A JP9084397A JPH10276967A JP H10276967 A JPH10276967 A JP H10276967A JP 9090843 A JP9090843 A JP 9090843A JP 9084397 A JP9084397 A JP 9084397A JP H10276967 A JPH10276967 A JP H10276967A
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JP
Japan
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catheter
endoscope
channel
diameter portion
distal end
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JP9090843A
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Hideyuki Adachi
英之 安達
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、カテーテルの全長にわたる、スコー
プや処置具等の器具の抜き換え作業が不要であり、複数
の器具を効率よく簡単に使用することができるようにし
たカテーテルを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は十二指腸用内視鏡2に形成された
チャンネル33内に挿入されて使用されるカテーテルに
おいて、手元側太径部61と、これにより、より細い、
中空の可撓性細径部62とを備え、上記太径部61の外
周表面には窪み部64を形成し、上記窪み部64の溝空
間によって上記内視鏡2のチャンネル33内において他
の器具を導入する器具誘導路を形成したものである。上
記器具誘導路に使用する器具を退避させておけるので、
その器具を必要とするとき、他の器具を抜き取って換え
ることなく、直ちに使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体管腔内やプラ
ント配管等の管路に挿入して使用されるカテーテルや内
視鏡等の挿入用可撓体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平8−252319号公報に
おいて知られるように、十二指腸に挿入した十二指腸用
内視鏡のチャンネルを通じて十二指腸から総胆管或いは
膵管内に挿入するようにしたカテーテルが提案されてい
る。このカテーテルの内孔を通じて極細の内視鏡を総胆
管或いは膵管内に誘導するようにしている。このカテー
テルは先端側付近部分に湾曲部が設けられており、この
湾曲部はカテーテルの全長にわたり挿通した湾曲操作ワ
イヤを介して牽引されることにより湾曲させられるよう
になっている。しかし、この種のカテーテルは全長にわ
たり細く長いものであるがため、そのカテーテルの全長
にわたり挿通した湾曲操作ワイヤを通じての牽引力が先
端の湾曲部まで十分に伝わらず、湾曲部を軽く湾曲させ
ることは困難であった。そこで、特開平8−25231
9号公報においてのカテーテルはその湾曲部近くの挿入
部に形状記憶合金ワイヤ(以下、SMAワイヤと呼ぶ)
を組み込み、このSMAワイヤによって湾曲部を湾曲駆
動するようにしている。
【0003】ところが、SMAワイヤは一般に太いもの
であるため、これを設置する部位はかなり太いものでな
ければならない。十二指腸乳頭部の切開を行わずに総胆
管或いは膵管内に挿入させるためにはその挿入部分を細
く、外径が2mm以下に形成しなければならない。また、
SMAワイヤは通電された際に発熱するため、その放熱
により生体に熱的影響を与えないように、SMAワイヤ
は十二指腸用内視鏡のチャンネル内に位置する部位に配
設することが望ましい。
【0004】このような理由で、従来のカテーテルは十
二指腸用内視鏡のチャンネル内に残る基端側挿入部分を
太く、十二指腸用内視鏡のチャンネルから突き出して総
胆管或いは膵管内に挿入する先端側挿入部分を細径なも
のとしている。そして、総胆管或いは膵管内にカテーテ
ルを挿入させた状態で、そのカテーテル内を通じて、別
の極細スコープを挿入して生体内を観察するようにして
いる。
【0005】ところが、カテーテルの内孔はかなり狭い
ので、このカテーテルの内孔に極細スコープとこれの他
の処置具を同時に挿入することができない。このため、
結石等を除去する場合にはその極細スコープを引き抜
き、その代わりにバスケット鉗子をあらためて挿入して
処置することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカテーテルを用
いて、経内視鏡的に膵胆管内の観察や処置を行うには、
カテーテルに極細スコープのみを挿入し、処置具を使用
する場合にはカテーテルの全長にわたる極細スコープを
十二指腸用内視鏡の外部まで引き抜き、その上で、代わ
りの器具を挿入するという抜き換え作業を頻繁に行う必
要がある。このような作業は繁雑で非常に面倒であり、
作業効率を悪くする。また、このような器具の抜き換え
作業は術者一人では到底行うことができず、このための
補助者を必要とするものであった。
【0007】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、全長にわたる、スコープ
や処置具等の器具の抜き換え作業が不要であり、複数の
器具を効率よく簡単に使用することができるようにした
挿入用可撓体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡やカテー
テル等の他の挿入器具に形成されたチャンネル内に挿入
されて使用される挿入用可撓体において、手元側挿入部
と、この手元側挿入部の先端に接続されその手元側挿入
部の外径より細い、中空の可撓性細径部と、上記手元側
挿入部の外周表面にその手元側挿入部の軸方向に沿って
形成された窪み部とを具備し、上記窪み部の溝空間によ
って上記挿入器具のチャンネル内において他の器具を導
入する器具誘導路を形成したものである。上記器具誘導
路に使用する器具を退避させておけるので、その器具を
必要とするとき、他の器具を抜き取って換えることな
く、直ちに使用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]図1ないし図8に基づいて本発明の
第1の実施形態を説明する。図1は第1の実施形態に係
る挿入ガイド用可撓管(体)としてのカテーテルと、こ
れと共に使用される周辺装置を概略的に示したものであ
る。図1中、1はそのカテーテルを示すものであり、こ
のカテーテル1は十二指腸用内視鏡2のチャンネル内を
通じて体腔内に挿入されるチューブ状の挿入部3を有す
る。挿入部3の基端には体腔内に挿入されない分岐部4
が接続されている。分岐部4は極細内視鏡6等をカテー
テル1内に挿入するための挿入口部7と、通電ケーブル
8を接続する端部9を有する。通電ケーブル8はSMA
ワイヤ駆動コントローラ11に接続されている。SMA
ワイヤ駆動コントローラ11には湾曲操作用ジョイステ
ック12がケーブル13を介して接続されている。
【0010】湾曲操作用ジョイステック12は図4で示
す如く、ステック14を備えたステックユニット15が
ケースボディ16にベアリング17を介して、ステック
14の軸まわりに回転自在に保持されている。ステック
ユニット15と内部回路部18との間は柔軟なケーブル
19で接続されている。
【0011】極細内視鏡6はカテーテル1内に通じて体
腔内に挿入する挿入部21と手元部22からなり、その
手元部22にはカメラコントロールユニット23と光源
24が接続されている。カメラコントロールユニット2
3にはTVモニタ25が接続されている。光源24で発
生した照明光は挿入部21に組み込まれた図示しないラ
イトガイドを通じて体腔内に照射される。カメラコント
ロールユニット23は挿入部21の先端部に組み込まれ
た撮像素子を制御して照明視野内を撮像する制御を行
い、TVモニタ25はその観察像を表示する。
【0012】上記十二指腸用内視鏡2は挿入部31と操
作部32とからなり、操作部32にはチャンネル33に
通じた鉗子口部34が設けられている。この鉗子口部3
4からチャンネル33内に上記カテーテル1の挿入部3
を挿入するようになっている。十二指腸用内視鏡2の挿
入部31には湾曲部36が構成され、この湾曲部36を
湾曲させることにより先端部37の向きを変える。湾曲
部36の湾曲は操作部32に設けた湾曲操作ノブ38に
よる操作によって行われる。十二指腸用内視鏡2のチャ
ンネル33は先端部37に形成されたチャンネル口39
に接続されており、チャンネル口39から上記チャンネ
ル33を通じて導入した上記カテーテル1や処置具等の
他の器具を体腔内に導出させるようになっている。チャ
ンネル口39には図6で示す如く、そのカテーテル1や
他の処置具等の導出する向きを調節する起上台41が設
けられている。起上台41の起上は十二指腸用内視鏡2
の操作部32に設けた起上操作ノブ42による操作によ
って行う。
【0013】十二指腸用内視鏡2のチャンネル33を通
じて体腔内に導入される器具の例としては図1で示す如
くのバスケット鉗子43がある。バスケット鉗子43は
そのシース44の先端部分にバスケット部45を設け、
シース44の基端に設けた操作部46の操作ノブ47を
移動することにより開閉する操作を行うことができるよ
うになっている。
【0014】ここでの十二指腸用内視鏡2の鉗子口部3
4には図5で示す如く、鉗子口アダプタ50が設けられ
ている。鉗子口アダプタ50は2つに分岐し、一方の分
岐部分を上記カテーテル1を挿入させる第1の口部51
とし、他方の分岐部分は送気・送水ポンプ52に通じる
チューブ53を接続する第2の口部54としたものであ
る。鉗子口アダプタ50における各口部51,54には
これに挿入するカテーテル1やチューブ53をシールす
る弾性栓55が設けられている。また、十二指腸用内視
鏡2の鉗子口部34に接続する端部にはシール用パッキ
ング56が設けられている。
【0015】上記カテーテル1の挿入部3は基端側挿入
部としての太径部61と先端側挿入部としての細径部6
2とからなり、それぞれ可撓性のある樹脂製の多孔チュ
ーブによって連続的に形成されている。基端側の太径部
61はこれを挿入する十二指腸用内視鏡2のチャンネル
33(例えば2.8〜3.2mm)に挿通される外径を有
し、ここでは図2(c)で示す如く、周囲に僅かに隙間
ができる程度の外径に設定されている。また、先端側の
細径部62はその基端側の太径部61の外径より細く、
ここでは十二指腸乳頭部の切開を行わずに総胆管或いは
膵管内に挿入させることが可能な、例えば2mmの外径で
形成されている。さらに、図2で示す如く、細径部62
から太径部61にわたりその内部には内径が例えば1.
3mmの1本のカテーテルチャンネル63が形成されてい
る。このカテーテルチャンネル63には前述した極細内
視鏡6や処置具等の、例えば外径が0.8mmのものを挿
通できるようになっている。
【0016】また、カテーテル1の挿入部3における太
径部61の外側面部には溝状に形成された窪み部64が
その太径部61の軸方向に沿って太径部61の先端から
略全長にわたり形成されている。この窪み部64の横断
面形状は図2(c)で示す如く円弧状に窪んで形成され
る。そして、この窪み部64はそのカテーテル1を挿入
した他の器具である十二指腸用内視鏡2のチャンネル3
3の内周面との間に溝空間を形成し、処置具、例えば外
径が1.2mmのバスケット鉗子43をガイドする器具誘
導路を形成している。
【0017】尚、カテーテル1の挿入部3における細径
部62は太径部61に対して窪み部64のある位置とは
反対側に偏って位置している。細径部62においてのカ
テーテルチャンネル63はその中央に位置するが、太径
部61においては窪み部64のある位置とは反対側に偏
って位置する。また、窪み部64の内面には滑りをよく
するためにフッ素コート等のコーティングを施してもよ
い。窪み部64の溝部の断面形状は円弧なものに限ら
ず、三角や四角等でもよい。
【0018】上記カテーテル1の挿入部3における先端
側に位置する細径部62は最先端部分65を硬質な部分
とし、これよりも基端側部分を湾曲自在な湾曲部66と
し、これよりも基端側部分を可撓性のある可撓部67と
して、これらを一列に連結して構成されている。この細
径部62の肉厚内にはその多孔チューブのルーメンを利
用して、図2(b)で示す如く、その周方向において1
20度の角間隔で3本の細いアングルワイヤ68が軸方
向に沿って配設されている。このアングルワイヤ68は
電気ノイズが乗らないようにするために非導電性ワイヤ
部材からなり、特に非伸展性繊維、例えばポリイミド繊
維(いわゆるケブラー)で作られている。
【0019】アングルワイヤ68の先端は最先端部分6
5に固定されており、アングルワイヤ68の後端側は基
端側の太径部61に導かれ、その太径部61に組み込ま
れた対応するSMAワイヤ69にそれぞれ接続されてい
る。各SMAワイヤ69は例えばNi−Ti合金やNi
−Ti−Cu合金等の形状記憶合金によって形成された
複数の素線をワイヤ状に撚合して形成されている。図3
で示す如く、各SMAワイヤ69は途中で折り曲げてな
るものであり、その両側部分は太径部61における肉厚
内に形成された隣接する2つのルーメンに別々に挿通さ
れている。図3で示す如く、SMAワイヤ69の折曲げ
ループ先端には前述したアングルワイヤ68の後端部分
が掛けられ、そのアングルワイヤ68の後端部分を糸で
縛り付けることにより連結されている。SMAワイヤ6
9は両側部分の後端はリング状のかしめ部材71により
通電用リード線72の先端に接続されている。SMAワ
イヤ69の両側部分における後端部分はかしめ部材71
をカテーテル1の挿入部3における本体部材に固定する
ことにより移動しないように固定されている。
【0020】以上の如く、各SMAワイヤ69はカテー
テル1の挿入部3における太径部61内に配設され、通
電用リード線72を通じて個別に通電させられることに
よりその長さが縮み、これに連結したアングルワイヤ6
8を牽引して細径部62における湾曲部66を牽引する
側の向きに湾曲させるようになっている。そして、この
通電用リード線72を通じての個別的な通電は湾曲操作
用ジョイステック12を操作したときの向きに応じてS
MAワイヤ駆動コントローラ11により制御される。
【0021】次に、この第1の実施形態の作用について
説明する。まず、図6(a)で示す如く、十二指腸用内
視鏡2の挿入部3を経口的に十二指腸75まで挿入し、
その湾曲部36を湾曲するなどの操作によって、先端部
37にあるチャンネル口39を十二指腸乳頭部76に向
ける。十二指腸用内視鏡2のチャンネル33を通じてカ
テーテル1の挿入部3を挿入し、起上台41を通じてチ
ャンネル口39からカテーテル1の挿入部3における先
端側に位置する細径部62のみを突き出すと共に、起上
台41の起上量を調節し、十二指腸用内視鏡2の湾曲部
36を湾曲操作する等によって、カテーテル1の挿入部
3における細径部62の先端部分を十二指腸乳頭部76
内に差し込み、図6(a)で示す如く、例えば総胆管7
7内まで挿入する。この作業のとき、カテーテル1のカ
テーテルチャンネル63を通じて極細内視鏡6を挿通
し、カテーテル1の先端からの前方を観察しながらカテ
ーテル1の先端部を総胆管77内に導入してもよい。
【0022】一方、図6(a)で示す如く、十二指腸用
内視鏡2のチャンネル33内に挿通されたカテーテル1
における太径部61の窪み部64によって形成された器
具誘導路を通じてバスケット鉗子43を導入し、カテー
テル1の細径部62を受けている起上台41を通じてバ
スケット鉗子43の先端を僅かに十二指腸75内に導出
させておく。
【0023】そして、上記カテーテル1のカテーテルチ
ャンネル63を通じて挿通した極細内視鏡6の先端部
を、カテーテル1の先端から突き出して総胆管77内を
観察する。この観察によって結石78が見つかったと
き、図6(b)で示す如く、カテーテル1の先端を、十
二指腸75まで一旦、引き戻し、その位置に待機させ
る。
【0024】そこで、起上台41で受けて待機させてお
いたバスケット鉗子43を図6(b)で示す如く、十二
指腸乳頭部76に差し込んで総胆管77まで挿入する。
そして、バスケット鉗子43で結石78を把持し、破砕
または総胆管77から引き出して回収する。また、膵管
79についても同様に、カテーテル1とバスケット鉗子
43を出し入れして同様の処置を行うことができる。
【0025】このように、カテーテル1における太径部
61の窪み部64によって形成された器具誘導路を通じ
て処置具を導入し、カテーテル1の細径部62を起上台
41を通じて先端を十二指腸75内に僅かに導出させて
待機させておけるので、カテーテル1から極細内視鏡6
を引き抜き、その極細内視鏡6の代わりに処置具を差し
込む面倒な作業が不要であり、術者一人でも処置作業を
能率的に行うことができる。
【0026】また、処置具誘導路を、カテーテル1にお
ける外周面部に形成した溝状の窪み部64によって十二
指腸用内視鏡2のチャンネル33内に確保できるので、
カテーテル1内に複数のチャンネル、或いは太径のチャ
ンネルを形成して極細内視鏡6と他の処置具を同時に挿
入させるようにした場合に比べて、カテーテル1の外径
が大きくなったりすることがなく、またルーメン同士の
の肉切れを起こりにくくしてカテーテル1の耐久性を向
上でき、さらに器具誘導路を余裕をもって大きく形成で
きる。また、カテーテル1における太径部61の肉厚の
余裕を利用し、この太径部61の外周面部に窪み部64
を成して処置具誘導路を確保できるので、カテーテル1
の占有スペースの無駄がなくなり、コンパクトなものと
なる。処置具誘導路から細径部62に沿って前方へ導出
させることできる。さらに、カテーテル1内に複数のチ
ャンネルを形成するためにそのカテーテル本体を異形に
する必要もなく、従って、十二指腸用内視鏡2のチャン
ネル33との適合を図ることができる。
【0027】ところで、極細内視鏡6は細長く可撓性の
ものであるため、カテーテル1のカテーテルチャンネル
63に挿通したとき、捩じれることがある。すると、図
7で示すTVモニタ25の画面における指標58付きの
視野59の上下方向が実際の天地方向と異なることが起
こり得る。例えば、ジョイステック12のステック14
をA矢視方向に倒して図7中のイ方向に動かそうとして
も逆のロ方向に動くこともあり得る。このような場合に
はカテーテル1は別の予想できない向きに傾き、術者は
非常に操作し難い。そこで、この実施形態では予め、カ
テーテル1を通じて十二指腸75まで極細内視鏡6を挿
入したところで、カテーテル1に試しの湾曲をかけ、極
細内視鏡6の視野がどの方向に向くのかを確認する。そ
して、ステックユニット15をステック14の軸まわり
に回転し、操作し易いように湾曲方向と視野を合わせ
る。これは観察中にずれを生じても再び調整する。
【0028】この第1の実施形態では十二指腸用内視鏡
2の鉗子口部34に、2つに分岐した鉗子口アダプタ5
0を装着し、その第1の口部51を通じてカテーテル1
を挿入させ、第2の口部52を通じて送気・送水ポンプ
52に通じるチューブ53を挿入して接続したものであ
る。そして、送気・送水ポンプ52からチューブ53を
通じて十二指腸用内視鏡2のチャンネル33に冷却水を
流し込み、カテーテル1のSMAワイヤ69を内蔵した
太径部61の部位を冷却する。太径部61の過熱を防止
できる。流し込んだ冷却水は図8で示す如く、十二指腸
用内視鏡2のチャンネル口39から十二指腸75内に流
下し排出される。
【0029】この冷却方式によれば、カテーテル1内に
冷却水を流し込む必要がないので、冷却水を膵胆管内に
たれ流しにならない。また、膵胆管内に洗浄等のために
送水する必要がある場合にはカテーテル1内を通じて送
水すればよい。
【0030】[第2の実施形態]図9ないし図11に基
づいて本発明の第2の実施形態を説明する。この第2の
実施形態はカテーテル1の変形例を示すものである。こ
の実施形態のカテーテル1はその挿入部3の細径部62
内に複数のSMAワイヤ69を配設し、そのSMAワイ
ヤ69の先端は細径部62の最先端部分65に固定され
ている。SMAワイヤ69の後端は細径部62の後端部
分においてかしめ部材71を介して通電用リード線72
の先端に接続されている。各通電用リード線72はカテ
ーテル1の太径部61内に形成した小孔(ルーメン)8
1に一緒に挿通されている。各通電用リード線72は電
気的に絶縁被覆されている。
【0031】さらに、この実施形態のカテーテル1では
太径部61の外側面部には2つの窪み部64a,64b
がその太径部61の軸方向に沿って、太径部61の先端
から略全長にわたり形成されている。この窪み部64
a,64bの横断面形状は図9(c)で示す如く、いず
れも円弧状に窪んで溝状に形成されている。この各窪み
部64a,64bは前述した十二指腸用内視鏡2のチャ
ンネル33の内周面との間にスペースを形成し、細胞診
ブラシ処置具83等の処置具や極細内視鏡6をそれぞれ
ガイドする処置具誘導路を形成している。そして、各窪
み部64a,64bの先端部分は細径部62内に形成さ
れたカテーテルチャンネル63に向き、窪み部64a,
64bの先端はカテーテルチャンネル63に連通するよ
うになっている。カテーテルチャンネル63の後端には
各窪み部64a,64bの先端開口部分に向くテーパ状
の導入案内面84が太径部61の径まで広がって形成さ
れている。他の構成は前述した第1の実施形態と略同様
である。
【0032】次に、この第2の実施形態のカテーテル1
の使用方法を説明する。まず図11(a)で示す如く、
経口的に十二指腸75まで挿入した十二指腸用内視鏡2
のチャンネル33を通じてカテーテル1を挿入し、起上
台41を介してカテーテル1の細径部62の先端を十二
指腸乳頭部76に向けながらその十二指腸乳頭部76内
に差し込み、さらに総胆管77まで挿入する。このと
き、一方の窪み部64aを通じて導入しておいた極細内
視鏡6を、カテーテル1の細径部62におけるカテーテ
ルチャンネル63を通じてカテーテル1の先端に導き、
この極細内視鏡6によってカテーテル1の前方を観察し
ながら上記の導入作業を行ってもよい。カテーテル1の
先端を総胆管77まで挿入したところで、極細内視鏡6
によって総胆管77内を観察する。
【0033】この診断の結果、患部80と思われる部位
の細胞診を行う場合には、カテーテル1の細径部62を
総胆管77内に挿入させたまま、図11(b)で示す如
く、極細内視鏡6を一方の窪み部64aまで引き込み待
機させておく。そして、図11(b)で示す如く、他方
の窪み部64bを通じて細胞診ブラシ処置具83を導入
し、或いは予め導入しておいた細胞診ブラシ処置具83
を細径部62のカテーテルチャンネル63を通じてカテ
ーテル1の先端から総胆管77内に突き出して細胞採取
を行う。
【0034】この第2の実施形態によれば、カテーテル
1の細径部62を総胆管77内に挿入させたまま、カテ
ーテル1の太径部61にある2つの窪み部64a,64
bに極細内視鏡6や細胞診ブラシ処置具83を導入して
退避させておき、カテーテル1の細径部62を通じて必
要なものを挿通させることができる。この場合も、カテ
ーテル1から極細内視鏡6やこの代わりの処置具を差し
換える面倒な作業が不要であり、処置作業を能率的に行
うことができる。
【0035】[第3の実施形態]図12及び図13に基
づいて本発明の第3の実施形態を説明する。この第3の
実施形態はカテーテル1の変形例を示すものである。こ
の実施形態のカテーテル1は全長にわたり等径のチュー
ブ状のカテーテル本体85を有し、このカテーテル本体
85の先端側部分を除き、後端側外周部分に、突き出し
た2条のスカート部86a,86bを軸方向に沿って平
行に設け、2条のスカート部86a,86bの間で誘導
用窪み部64を形成する。そして、2条のスカート部8
6a,86bによって窪み部64からなる器具誘導路を
形成し、処置具や極細内視鏡、例えば超音波プローブ8
7等の器具をガイドするようになっている。2条のスカ
ート部86a,86bの間に位置する、カテーテル本体
85の外周部分には僅かに窪む溝部88が形成されてい
る。スカート部86a,86bはその全長にわたり連続
する立上り壁部であってもよいが、カテーテル本体85
の軸方向に部分的に設けてもよい。また、スカート部8
6a,86bは弾性的に変形できるように形成してもよ
いものである。
【0036】そして、この第3の実施形態はカテーテル
1はスカート部86a,86bのない、カテーテル本体
85の先端側部分を、カテーテル1の細径部62とし、
スカート部86a,86bのある、カテーテル本体85
の基端側部分を太径部61としてある。
【0037】上記超音波プローブ87はシース91の先
端に超音波探部92を設けてなり、超音波探部92によ
り超音波を送受信して生体深部の断層像を得るようにな
っている。
【0038】次に、この第3の実施形態のカテーテル1
の使用方法を説明する。まず、図13で示す如く、経口
的に十二指腸75まで挿入した十二指腸用内視鏡2のチ
ャンネル33を通じてカテーテル1を挿入し、起上台4
1を介してカテーテル1の先端を十二指腸乳頭部76に
向けながらその十二指腸乳頭部76内に差し込み、膵管
79まで挿入する。カテーテル1のカテーテルチャンネ
ル63に挿入した極細内視鏡6によって膵管79内を観
察する。
【0039】一方、この後、或いは予め、十二指腸用内
視鏡2のチャンネル33内にあるカテーテル1の誘導用
窪み部64を通じて十二指腸75内に超音波プローブ8
7を導出し、図13で示す如く、その超音波探部92を
十二指腸75の膵管79側に位置する壁面部分に押し当
て保持する。そして、膵管79の周辺組織部を超音波断
層像によって診断する。従って、極細内視鏡6によって
観察しきれない組織部位まで観察することができる。こ
のために、生体深部まで浸潤している患部等の総合的な
診断も可能となる。
【0040】[第4の実施形態]図14乃至図16に基
づいて本発明の第4の実施形態を説明する。この第4の
実施形態は上記カテーテル1の挿入深さを規制するスト
ッパ手段の例を示すものである。このストッパ手段はカ
テーテル1の挿入部3の外周にストッパ95を装着し、
ストッパ95を鉗子口部34の端面、或いは鉗子口部3
4に鉗子口アダプタ50を設けたときにはその鉗子口ア
ダプタ50の第1の口部51の端面に当て、それ以上の
カテーテル1の挿入を阻止するものである。
【0041】上記ストッパ95は弾性部材96からな
り、その中央部分にはカテーテル1の挿入部3を通すた
めのスリット97を形成してある。スリット97はカテ
ーテル1を通さないときには図16(a)で示す如く直
線的に閉じており、カテーテル1を通したときには図1
6(b)で示す如く閉じてカテーテル1を締め付け、そ
のカテーテル1に任意の位置に固定的に係着する。ま
た、図16(b)で示す如く矢印の向きに押し潰すとス
リット97が開き、カテーテル1の周面部上をストッパ
95を容易に移動させることができる。また、カテーテ
ル1の挿入部3の周面にはストッパ95の固定位置を指
示する指標98をマーキングした。
【0042】このようなストッパ95を用いれば、挿入
長の異なる複数種の十二指腸用内視鏡2と組み合わせて
カテーテル1を使用する場合でも、SMAワイヤ69を
組み込んだ太径部61がその十二指腸用内視鏡2のチャ
ンネル33内に必ず位置させるようにすることができ
る。
【0043】<付記> 1.内視鏡やカテーテル等の他の挿入器具に形成された
チャンネル内に挿入されて使用される挿入用可撓体にお
いて、手元側挿入部と、この手元側挿入部の先端に接続
されその手元側挿入部の外径より細い、中空の可撓性細
径部と、上記手元側挿入部の外周表面にその手元側挿入
部の軸方向に沿って形成された窪み部とを具備し、上記
窪み部の溝空間によって上記挿入器具のチャンネル内に
おいて他の器具を導入する器具誘導路を形成したことを
特徴とした挿入用可撓体。
【0044】2.内視鏡やカテーテル等の他の挿入器具
に形成されたチャンネル内に挿入されて使用される挿入
用可撓体において、手元側挿入部と、この手元側挿入部
の先端に接続され、その手元側挿入部の外径より細く、
かつ湾曲部を形成した中空の可撓性細径部と、この可撓
性細径部に配置され、上記湾曲部を湾曲する湾曲操作ワ
イヤと、上記手元側挿入部に配置され、上記湾曲操作ワ
イヤに伝達する牽引力を発生する湾曲操作用形状記憶合
金部材と、上記手元側挿入部の外周表面にその手元側挿
入部の軸方向に沿って形成された窪み部とを具備し、上
記窪み部の溝空間によって上記チャンネル内において他
の処置具を導入する処置具誘導路を形成することを特徴
とした挿入用可撓体。
【0045】3.内視鏡やカテーテル等の他の挿入器具
に形成されたチャンネル内に挿入されて使用される挿入
用可撓体において、手元側挿入部と、この手元側挿入部
の先端に接続され、その手元側挿入部の外径より細く、
かつ湾曲部を形成した中空の可撓性細径部と、この可撓
性細径部に配置され、上記湾曲部を湾曲する力を発生す
る湾曲操作用形状記憶合金部材と、上記手元側挿入部に
配置され、上記形状記憶合金部材に駆動電流を供給する
通電用リード線と、上記手元側挿入部の外周表面にその
手元側挿入部の軸方向に沿って形成された窪み部とを具
備し、上記窪み部の溝空間によって上記チャンネル内に
おいて他の処置具を導入する処置具誘導路を形成するこ
とを特徴とした挿入用可撓体。
【0046】4.手元側挿入部と可撓性細径部にわたり
連通するカテーテルチャンネルを形成したことを特徴と
した第1、2、3項に記載の挿入用可撓体。 5.手元側挿入部の外周表面にその手元側挿入部の軸方
向に沿って形成された2つ以上の窪み部とを具備し、上
記各窪み部の溝空間によって別の、他の処置具をそれぞ
れ導入する処置具誘導路を形成することを特徴とした第
1、2、3項に記載の挿入用可撓体。
【0047】6.可撓性細径部に、各窪み部の溝空間に
よってそれぞれ導入された処置具を誘導するカテーテル
チャンネルを形成したことを特徴とした第5項に記載の
挿入用可撓体。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、他
の器具の使用を必要とするとき、挿入用可撓体の全長に
わたる器具の抜き換え作業が不要であり、複数の器具を
用いる処置作業を簡単かつ能率的に行うことができる。
挿入用可撓体の手元側挿入部の肉厚部分を有効に利用で
き、挿入用可撓体の内部に複数のチャンネルを形成する
必要もなく挿入用可撓体の細径化を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るカテーテルと周辺装置を
概略的に示した説明図。
【図2】第1の実施形態に係るカテーテルの説明図。
【図3】第1の実施形態に係るカテーテルのSMAワイ
ヤとアングルワイヤとの接続部の斜視図。
【図4】湾曲操作用ジョイステックの説明図。
【図5】十二指腸用内視鏡の鉗子口部に装着した鉗子口
アダプタの断面図。
【図6】第1の実施形態に係るカテーテルの使用説明
図。
【図7】TVモニタの画面の説明図。
【図8】同じくカテーテルの使用説明図。
【図9】第2の実施形態に係るカテーテルの説明図。
【図10】第2の実施形態に係るカテーテルの縦断面
図。
【図11】第2の実施形態に係るカテーテルの使用説明
図。
【図12】第3の実施形態に係るカテーテルの説明図。
【図13】第3の実施形態に係るカテーテルの使用説明
図。
【図14】第4の実施形態に係るカテーテルの説明図。
【図15】第4の実施形態に係るカテーテルの使用説明
図。
【図16】第4の実施形態におけるストッパの説明図。
【符号の説明】
1…カテーテル、2…十二指腸用内視鏡、3…挿入部、
6…極細内視鏡、33…十二指腸用内視鏡のチャンネ
ル、43…バスケット鉗子、61…太径部、62…細径
部、64…窪み部、68…アングルワイヤ、69…SM
Aワイヤ、72…通電用リード線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡やカテーテル等の他の挿入器具に形
    成されたチャンネル内に挿入されて使用される挿入用可
    撓体において、 手元側挿入部と、この手元側挿入部の先端に接続されそ
    の手元側挿入部の外径より細い、中空の可撓性細径部
    と、上記手元側挿入部の外周表面にその手元側挿入部の
    軸方向に沿って形成された窪み部とを具備し、上記窪み
    部の溝空間によって上記挿入器具のチャンネル内におい
    て他の器具を導入する器具誘導路を形成したことを特徴
    とした挿入用可撓体。
JP9090843A 1997-04-09 1997-04-09 挿入用可撓体 Withdrawn JPH10276967A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348947A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Unitika Ltd 血管内留置用カテーテル
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