JPH08280603A - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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Publication number
JPH08280603A
JPH08280603A JP7091082A JP9108295A JPH08280603A JP H08280603 A JPH08280603 A JP H08280603A JP 7091082 A JP7091082 A JP 7091082A JP 9108295 A JP9108295 A JP 9108295A JP H08280603 A JPH08280603 A JP H08280603A
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JP
Japan
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cover
endoscope
tube
tip
tubular member
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Withdrawn
Application number
JP7091082A
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English (en)
Inventor
Yorio Matsui
頼夫 松井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カバーを構成する端部材及びチューブの構成を
簡素化し、大量生産が可能な内視鏡カバーを備えたカバ
ー式内視鏡を提供すること。 【構成】チューブ28aの先端部分は、先端カバー15
の接続孔15aに挿入されている。接続孔15aに挿入
されたチューブ28aの先端部分の内腔28bには薄肉
で硬質の管状部材29が嵌入されている。管状部材29
の内径寸法とチューブ28aの自然状態における内径寸
法とは略同径であり直径φaで形成されている。また、
チューブ28aの自然状態における外径寸法は直径φb
で形成されている。一方、先端カバー15に形成されて
いる接続孔15aの内径寸法は、チューブ28の外径寸
法と略同径であり直径φbで形成されている。また、管
状部材29の外形寸法は直径φcで形成されている。な
お、直径φa,直径φb及び直径φcとの間にはφa<
φc<φbの関係が成り立っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内に挿入して観察
や処置などが行える内視鏡装置の特に、柔軟なカバーを
内視鏡に被覆して使用されるカバー式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は工業分野、或は、医療分野など
において広く用いられている。従来より使用されている
内視鏡は、複雑な形状の部位にも挿通することが可能な
ようにあらゆる湾曲操作に対して湾曲動作するように構
成されている。
【0003】医療分野で使用される内視鏡は、患者の体
腔内に挿入されたとき先端部や挿入部などに体液が付着
して汚染される。また、内視鏡の挿入部内に設けられて
いる処置具を挿通したり送気・送水を行うための管路を
形成するチューブにも体液など付着して汚染される。こ
のため、一度患者に使用した内視鏡を再使用する際には
内視鏡を介しての感染症を防ぐ必要から洗浄や滅菌処理
などを行っていた。しかし、内視鏡を完全に洗浄、消毒
するためには多くの労力と時間とがかかるので内視鏡の
使用効率を低下させる要因になっていた。
【0004】そこで、近年、これらの不便を軽減するた
め、洗浄・消毒済みのカバーに内視鏡を装着し、カバー
を装着した状態の内視鏡を体腔内に挿入して検査・処置
などを行い、検査・処置終了後にカバーだけを廃棄する
ようにした、いわゆる、カバー式内視鏡が提案されてい
る。このため、一症例毎に廃棄される前記カバーが安価
に供給されることが望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検査・
処置終了後に廃棄される使い捨てのカバーを安価に供給
することは難しかった。これは、使い捨てのカバーの内
部に配設される管路を形成するチューブが実開平2−5
8404号公報に示されるように、チューブを挿入部先
端の硬質部材に接続固定する際まず、前記硬質部材に設
けられている管状部にチューブを嵌合させ次に、この嵌
合部におけるチューブの外周に糸を複数回巻き接着材を
塗布して固定するようにしていた。このため、糸巻き作
業や接着剤の乾燥工程に時間を要し大量生産に不向き
で、コストダウンが難しかった。
【0006】また、前記チューブにフッ素樹脂を用いた
ものを使用する場合にはフッ素樹脂で形成されたチュー
ブの接着性を向上させるための表面処理などの前処理を
施さなければならないので、生産コストがさらに上昇す
るという不具合があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、カバーを構成する端部材及びチューブの構成を簡
素化し、大量生産が可能な内視鏡カバーを備えたカバー
式内視鏡を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカバー式内視鏡
は、可撓性を有する挿入部に少なくとも1つの管路を形
成するチューブが配設されている内視鏡カバーで被覆す
る構成のカバー式内視鏡であって、前記内視鏡カバーの
端部材に形成されている透孔に挿入されるチューブの内
腔に硬質な管腔部材を挿入している。
【0009】
【作用】この構成によれば、硬質な管腔部材を挿入した
チューブの端部が、端部材に形成した透孔に挿入され
て、チューブの内孔と端部材の透孔とが連通して接続さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡カバー方式の内視鏡装置の概略構成を示す図、
図2はカバーに内視鏡を挿入する状態を示す図、図3は
カバー式内視鏡の先端部の概略構成を説明する断面図、
図4は先端カバー及び先端カバーに配設されるチューブ
の構成を説明する断面図である。
【0011】図1に示すように内視鏡カバー方式の内視
鏡装置1は、内視鏡カバー方式内視鏡(以下、カバー式
内視鏡と略記する)2を有する装置である。
【0012】前記カバー式内視鏡2は、内視鏡カバー
(以下、カバーと略記する)3と、このカバー3が装着
される内視鏡カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と
略記する)4とを組み合わせて構成されている。前記カ
バー式内視鏡2を用いて内視鏡検査を行う際には、清潔
なカバー3によってカバー用内視鏡4の挿入部等は覆わ
れ、検査後にカバー3は破棄される。一方、カバー用内
視鏡4は、新しい清潔なカバー3によって覆われ、繰り
返し使用されることが特徴となる。これにより、検査後
における内視鏡の洗浄、消毒を不要にするものである。
【0013】前記内視鏡装置1は、前記カバー式内視鏡
2と、このカバー式内視鏡2が接続される各種周辺機器
等を内設したカート5と、前記カバー式内視鏡2を保持
するカバー保持具6とを有している。
【0014】前記カート5には、例えば光源装置7、ビ
デオプロセッサ8、流体制御装置9、カバー3にカバー
用内視鏡4を装着する際に使用する内視鏡カバー拡張器
(以下、拡張器と略記する)10等が収納されている。
また、前記カート5の上面部には、ビデオプロセッサ8
からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示するモニタ1
1が載置されている。
【0015】カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部
14の手元側基端部に太径の把持部を兼ねた操作部12
が連設され、操作部12の側部からユニバーサルコード
13が延出しており、このユニバーサルコード13の端
部にコネクタ19が設けられている。
【0016】光源装置7は、前記コネクタ19を介して
カバー用内視鏡4と着脱自在に接続され、内視鏡に照明
光を供給するようになっている。また、ビデオプロセッ
サ8は、前記コネクタ19の側部から延出する信号ケー
ブル21を介してカバー用内視鏡4と着脱自在に接続さ
れ、カバー用内視鏡4に内蔵された撮像手段の駆動、及
び撮像手段から出力される信号に対する信号処理を行
い、標準的な映像信号に変換してモニタ11へ出力する
ようになっている。
【0017】前記拡張器10は、拡張チューブ34が接
続され、この拡張チューブ34を介してカバー3内に空
気を送り込んで拡張するためのものであり、この拡張に
よりカバー3は、カバー用内視鏡4の装着あるいは抜去
が容易にできるようになっている。このカバー用内視鏡
4にカバー3を装着あるいは取り外す際にはカバー保持
具6を用い、例えばカバー保持具6によってカバー3の
基端側を保持してカバー用内視鏡4を挿入あるいは抜去
するようになっている。
【0018】カバー3は、軟性の挿入部カバー部22
と、薄肉で軟らかい例えば塩化ビニル等の高分子材料で
構成された操作部カバー部23及びユニバーサルコード
カバー部24を備えて構成されており、カバー用内視鏡
4の内視鏡挿入部14、操作部12、ユニバーサルコー
ド13をそれぞれ覆うようになっている。
【0019】流体制御装置9は、送気制御弁35、送水
制御弁36、吸引制御弁37が設けられ、送気、送水、
吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっている。送
気制御弁35、送水制御弁36、吸引制御弁37にはそ
れぞれ挿入部カバー部22から延出している送気管路2
6、送水管路27、吸引管路28が接続されている。
【0020】また、吸引制御弁37には吸引チューブ3
8が接続され、その端部には図示しない吸引器が接続さ
れ、内視鏡先端部より不用な体液等の吸引を行うように
なっている。送水制御弁36には送水チューブ39が接
続されており、その先端部には送水タンク33が接続さ
れている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気チ
ューブ40が延出しており、送気制御弁35と送水タン
ク33とに接続されている。
【0021】図2に示すように挿入部カバー22にはカ
バー用内視鏡4が挿入されるようになっている。前記挿
入部カバー22の先端にはカバー3を構成する端部材の
1つとして比較的硬質な樹脂部材などで形成された先端
カバー15が設けられている。前記先端カバー15は、
観察用窓16及び照明用窓17など複数の光学窓を有す
ると共に、図中破線にて示すように挿入部内を挿通する
複数のチャンネルチューブ(以下チューブと略記)が前
記先端カバー15に形成されている透孔に一体的に連通
するように接続されて送気管路26,送水管路27ある
いは吸引管路28を形成している。前記チューブは内腔
28bを有し、可撓性を有するように例えば架橋ポリエ
チレンやテフロン等のフッ素樹脂、または塩化ビニル等
の弾性樹脂素材で形成されている。
【0022】図3及び図4に示すように例えば、前記吸
引管路28を形成するチューブ28aの先端部分は、先
端カバー15に形成されている透孔である接続孔15a
に挿入されている。また、前記接続孔15aに挿入され
たチューブ28aの先端部分の内腔28bには薄肉の管
状部材29が嵌入されている。この管状部材29は、ス
テンレス鋼などの金属部材や十分な強度を有する樹脂部
材などで形成されている。
【0023】前記管状部材29の内径寸法とチューブ2
8aの自然状態における内径寸法とは略同径であり直径
φaで形成されている。また、前記チューブ28aの自
然状態における外径寸法は直径φbで形成されている。
一方、先端カバー15に形成されている接続孔15aの
内径寸法は、前記チューブ28の外径寸法と略同径であ
り直径φbで形成されている。また、前記管状部材29
の外形寸法は直径φcで形成されている。
【0024】なお、前記直径φa,直径φb及び直径φ
cとの間にはφa<φc<φbの関係が成り立ってい
る。また、前記管状部材29には必要に応じて絶縁のた
めのコーティング(例えばテフロンやパリレンなど)が
施されるようになっている。
【0025】ここで、前記チューブ28aの先端カバー
15の接続孔15aへの接続について説明する。まず、
チューブ28aを先端カバー15の接続孔15aへ接続
するため、前記チューブ28aの一端部の内腔28bへ
管状部材29を嵌入する。すると、前記直径φbのチュ
ーブ28aの端部は、直径φaの内腔28bに直径φc
の管状部材29が嵌入されたことにより、元の外径寸法
である直径φbより膨張する。
【0026】次に、前記管状部材29を嵌入して端部が
膨張したチューブ28aを先端カバー15に形成してあ
る直径φbの接続孔15aに挿入する。このとき、前記
チューブ28aの自然状態での肉厚は(b−a)/2で
あり、前記チューブ28aの内腔28bに管状部材29
を嵌入したときの肉厚も略(b−a)/2になる。一
方、前記管状部材29をチューブ28aの内腔28bに
嵌入したチューブ28aの端部を先端カバー15の接続
孔15aに挿入したときの肉厚は(b−c)/2にな
る。
【0027】すなわち、前記直径φa,直径φb,直径
φcとの間にはφa<φc<φbの関係が成り立ってい
るので、前記管状部材29を嵌入して端部が膨張したチ
ューブ28aの接続前の肉厚と、接続孔15aに接続後
のチューブ28aの肉厚との間には (b−a)/2>(b−c)/2 の関係が成り立つ。このことにより、前記管状部材29
を嵌入したチューブ28aの端部は先端カバー15の接
続孔15aに圧入されて一体的に接続される。
【0028】したがって、前記管状部材29を嵌入した
チューブ28aの端部は、このチューブ28aの端部を
前記先端カバー15の接続孔15aに圧入することによ
って、前記チューブ28aの肉厚を、(b−a)/2か
ら(b−c)/2に圧縮変形させて圧入固定されてい
る。
【0029】前記チューブ28aは、弾性樹脂素材で形
成されていることから圧縮変形を受けることによって反
力が生じる。その結果、前記先端カバー15の接続孔1
5aの内周面とチューブ28aの外表面との接触面及び
前記管状部材29の外表面とチューブ28aの内周面と
の接触面に大きな摩擦力が生じ、チューブ28aが接続
孔15aに一体的に接続されると共に、管状部材29が
チューブ28aの内腔28bに一体的に接続される。
【0030】なお、前記チューブ28aが先端カバー1
5の接続孔15aに一体的に接続される摩擦力及び管状
部材29がチューブ28aの内腔28bに一体的に接続
される摩擦力の大きさは、挿入部カバー22にカバー用
内視鏡4の挿入部14を着脱する際及び、装着している
使用状態で先端湾曲動作等の際、前記チューブ28aの
接続部分にかかる荷重でチューブ28aが抜けたり動い
てしまったりすることのないように耐性が保たれてい
る。また、前記チューブは吸引管路28のみならず、送
気管路26,送水管路27を形成するチューブについて
も同様に一体的に接続される。さらに、チューブの先端
側端部のみならず後端側端部も端部材に同様に一体的に
接続される。また、前記管状部材29の端面に面取り加
工を施しておくことにより、前記管状部材29をスムー
ズにチューブ28aの内腔28bに嵌入することができ
ると共に、前記管状部材29を嵌入したチューブ28a
の先端部を接続孔15aに圧入する際、管状部材29の
端面によってチューブ28aを傷つけることを防止する
ことができる。
【0031】このように、管路を形成するチューブ端部
の内腔にこの内腔の直径より太径の管腔部材を嵌入し、
この管腔部材を挿入したチューブ端部をカバーを構成す
る先端カバーに形成した接続孔に圧入することによっ
て、前記チューブの内腔と先端カバーの接続孔とを連通
するように、容易、且つ必要十分な接続強度を確保して
一体的に接続することができる。このことにより、従来
のチューブと端部材との接続に要した糸巻き作業やチュ
ーブの前処理及び接着剤の乾燥工程を省いて大量生産を
可能にして安価なカバーを提供することができる。
【0032】図5は前記実施例の変形例に係る先端カバ
ー及び先端カバーに配設されるチューブの構成を説明す
る断面図である。図に示すように本実施例においては先
端カバー15に形成した接続孔15aに斜面部15bを
設けている。すなわち、前記先端カバー15に形成され
る接続孔15aの内径寸法は、後端面側の開口部でチュ
ーブ28aの外径寸法と略同径の直径φbで形成されて
いるが、先端面側の開口部及び前記管状部材29が配置
される部分での内径寸法は前記直径φbより大きな直径
φdで形成されている。その他の構成及び作用は前記実
施例と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省
略する。
【0033】このように、先端カバーに形成する接続孔
の直径を途中で変化させて斜面部を設けることにより、
この接続孔に前述の構成と同様に管状部材が嵌入された
チューブの端部を圧入した際、チューブ端部を接続孔に
容易に圧入することができると共に、接続孔の直径φd
からφbに変化する斜面部においてチューブを絞りこむ
ことによってチューブの後方側への抜け強度を増大させ
ることができる。その他の効果は上述の実施例と同様で
ある。
【0034】また、図6Aに示すように前記管状部材2
9を短く形成したり、接続孔15aの直径φdからφb
に変化する斜面部15bの位置を、管状部材29の後端
位置より先端側にすることによって、管腔部材29の端
面によってチューブ28aを傷つけることをさらに効果
的に防止することができる。
【0035】さらに、図6Bに示すように前記管状部材
29を前記図6Aよりさらに短く形成し,この管状部材
29の先端面を前記チューブ28aの先端面より後方側
に位置ずれさせて配設することによって、先端カバー1
5と管状部材29との電気抵抗距離が離されので、チュ
ーブ内に挿通される処置具の電気安全性が確保される。
【0036】なお、図6Cに示すように管状部材29の
長さが前記図6Aと同じであるときにはチューブ28a
の先端面を前記管状部材29の先端面より突出させて構
成することにより、前記先端カバー15と管状部材29
との電気抵抗距離を離なして、チューブ内に挿通される
処置具の電気安全性を確保することができる。
【0037】図7は前記実施例の別の変形例に係る先端
カバー及び先端カバーに配設されるチューブの構成を説
明する断面図である。図に示すように本実施例の先端カ
バー15の接続孔15aは、この接続孔15aの先端面
側の形状を先端面側から後端面方向に向かって連続的に
小径に変化するテーパ状のテーパ孔15cとしている。
そして、前記チューブ28aの先端部分をテーパ孔15
cのテーパ面に位置させた状態で、直径寸法がチューブ
28aの内径寸法と同径の直径φaから連続的に変化し
て増大するテーパ状凸部25aを有する管状部材25を
チューブ28aの内腔28bの先端側から圧入し、前記
先端カバー15の先端面と管状部材25に設けられてい
る突き当て面25bとを接合させ、前記チューブ28a
を先端カバー15に一体的に接続している。その他の構
成及び作用は前述の実施例と同様であり、同部材には同
符号を付して説明を省略する。
【0038】このように、先端カバーの挿入部長手方向
の距離が短かい場合には、先端カバーにテーパ孔を設け
る一方、チューブをテーパ状の凸部を有する管状部材で
テーパ孔に密着するように変形させることによって、摩
擦力を生じる接触面を広くとってチューブの接続強度を
確保することができる。
【0039】なお、前記管状部材25をノズルなどと兼
ねるように形成してもよい。その他の作用及び効果は上
述の実施例と同様である。
【0040】ところで、洗浄・消毒が煩わしい管路内の
洗浄作業を廃し、かつ検査前あるいは検査後に容易な作
業で内視鏡の洗浄・消毒作業が行える内視鏡装置が望ま
れている。
【0041】図8ないし図10に示すように、本実施例
のカバー式内視鏡40は、可撓性を有する挿入部42
と、この挿入部42の後端側に連設された操作部43
と、この操作部43の側面部から延出して図示しない光
源装置に接続されるユニバーサルコード44とで内視鏡
本体45を構成している。そして、前記内視鏡本体45
の操作部43の外表面には、柔軟な樹脂薄膜部材で形成
した操作部カバー46が被覆されている。さらに、前記
内視鏡本体45の挿入部42の先端部41に固定され、
且つ前記挿入部42から操作部カバー46で被覆された
操作部43そしてユニバーサルコード44に沿って管路
部材46が取り付けられている。この管路部材46は、
例えば送気チューブ47、送水チューブ48,チャンネ
ルチューブ49などの3本のチューブである。
【0042】図8及び図9に示すようにこれら送気チュ
ーブ47、送水チューブ48,チャンネルチューブ49
は、内視鏡本体45の挿入部42の先端部41に固定さ
れる管路先端部材50に設けられる送気ノズル51,送
水ノズル52及びチャンネル開口部53を形成する透孔
にそれぞれ連通するように接続されている。また、前記
内視鏡本体45の挿入部42の先端部41は、前記管路
先端部材50に設けられている内視鏡挿通用開口部50
aに嵌入されるようになっている。
【0043】一方、図11に示す符号54の装置は、内
視鏡本体45の挿入部42を洗浄・消毒するための洗浄
装置であり、この洗浄装置54には前記内視鏡本体45
の挿入部42が挿入される洗浄口55が設けられてい
る。
【0044】図12に示すように前記洗浄口55の断面
形状は、前記内視鏡本体45の挿入部42と操作部43
とが接続された接続部に配設するテーパ状の弾性を有す
るゴム部材からなる折れ止め部材56に密着するように
テーパ形状に形成されている。このことにより、前記折
れ止め部材56が洗浄口55に密着嵌合して洗浄装置5
4と内視鏡本体45との水密が確保されるようになって
いる。
【0045】なお、前記内視鏡本体45には、観察光学
系を介して受像した内視鏡像を画像信号に変換して伝送
する信号伝送手段が設けられており、ユニバーサルコー
ド44の後端に設けられているコネクタ44aを図示し
ない光源装置及びビデオプロセッサーに接続することに
より、観察光学系でとらえた内視鏡画像をモニターに表
示して観察することができる構成になっている。また、
前記挿入部42の先端側に設けられている湾曲部を湾曲
動作させる湾曲機構が設けられている。
【0046】上述のカバー式内視鏡40の作用を説明す
る。前記カバー式内視鏡40を使用する際、まず、予め
洗浄・消毒されている内視鏡本体45に操作部カバー4
6を取り付ける。次に、管路部材46を挿入部先端の所
定位置に固定する。このとき、3本のチューブ47,4
8及び49を挿入部42に沿わせて操作部43まで延ば
し、操作部カバー46上においてチューブの中間部分を
固定する。それからさらに、ユニバーサルコード44に
沿わせて図示しない流体制御装置に接続し、この状態で
体腔内への挿入及び観察・処置などを行う。
【0047】前記カバー式内視鏡40は、内視鏡本体4
5の操作部43に操作部カバー46が被覆されているの
で、患者の体液などに触れた術者の手で操作部43を取
り扱ったとしても、前記操作部43を被覆している操作
部カバー46によって操作部表面に直接体液等が付着す
るのを防止している。
【0048】一方、術者が前記カバー式内視鏡40を用
いての観察・処置を終了すると、カバー式内視鏡40か
らまず、管路部材46が取り外されて廃棄される。次
に、操作部43に操作部カバー46を被覆した状態で挿
入部41を洗浄装置54の洗浄口55から挿入してい
き、前記図12に示したように挿入部42と操作部43
との接続部にある折れ止め部56を洗浄装置54の洗浄
口55に密着させた状態で、前記挿入部42の洗浄・消
毒作業を行なう。このとき、洗浄装置54の外表面には
カバー46の内表面を接触させている。そして、洗浄・
消毒作業中に洗浄装置54の外側に位置する操作部43
を被覆して、今まで使用されていた操作部カバー46を
取り外して廃棄し、新しい操作部カバー46に交換す
る。
【0049】なお、洗浄装置54で前記挿入部42の洗
浄・消毒作業が終了した時点で、内視鏡本体45を洗浄
装置54から取り外して新しい管路部材46を内視鏡本
体45に取り付けて再使用する。
【0050】このように、前記洗浄装置を使用すること
によって、症例間における洗浄・消毒作業を簡便に行う
ことができ、且つ複雑な構造を有する内視鏡装置の清潔
を確実に確保することができる。
【0051】なお、上記カバー式内視鏡40は、使用に
あたって管路部材46を取り付けないで使用することも
可能であり、このときは単に観察のみを行う。このた
め、検査用として、より細い挿入部を有する内視鏡を使
用することで患者の苦痛を和らげることができる。
【0052】また、上記洗浄装置による洗浄作業として
は流水による洗浄,洗浄ブラシによる洗浄、薬液への浸
漬等であり、これらを組み合わせて洗浄を行うようにし
てもよいことはいうまでもない。
【0053】ところで、カバー式内視鏡において従来操
作部とこの操作部から延出するユニバーサルコードに、
一体カバーを装着するようにしたものがあるが、カバー
形状が複雑になるばかりでなく操作部及びユニバーサル
コードへ一体カバーを着脱する作業が煩わしかった。ま
た、内視鏡本体においてもカバーの形状が複雑であるこ
とから取り扱いが難しくなるといった問題がある。そこ
で、 内視鏡の操作部及びユニバーサルコードに容易に
カバーを被覆することができ、且つ内視鏡の取り扱いが
容易なカバー式内視鏡が望まれていた。
【0054】図13に示すようにカバー式内視鏡60
は、前記図1に示したカバー式内視鏡2と同様、カバー
用内視鏡4の挿入部14,操作部12及びユニバーサル
コード13にそれぞれ挿入部カバー61,操作部カバー
62、そしてユニバーサルコードカバー63をそれぞれ
被覆して使用するものである。しかし、カバー用内視鏡
4の操作部12から延出して図示しない光源装置やビデ
オプロセッサーに接続されるユニバーサルコード13
は、前記操作部12に対して着脱自在な構成となってお
り、前記操作部12とユニバーサルコード13とを接続
するための接続部64が設けられている。このため、前
記操作部12に被覆される操作部カバー62には、前記
ユニバーサルコード13を操作部12に接続するための
開口部62aが接続部64に対応する位置に設けられ、
この開口部62aにユニバーサルコードカバー63が接
続されるように構成されている。
【0055】なお、離脱された操作部12及び挿入部1
4とユニバーサルコード13とは各々別々の単体として
洗浄作業を行うことができるように着脱自在な接続部6
4には水密を確保する防水キャップ(不図示)が取り付
けられるようになっている。このため、洗浄あるいは消
毒された操作部12及び挿入部14あるいはユニバーサ
ルコード13にそれぞれ別々に、カバー61,62,6
3を被覆し、その後に操作部12とユニバーサルコード
13及び操作部カバー62とユニバーサルコードカバー
63とを接続して使用する。
【0056】このように、カバー用内視鏡において操作
部とユニバーサルコードとを着脱自在に構成することに
よって洗浄・消毒作業において、操作部側とユニバーサ
ルコード側とを別々に分けて取り扱うことができるので
作業性が大幅に向上する。
【0057】また、操作部カバーとユニバーサルコード
カバーとを別体に構成する一方、前記操作部カバーとユ
ニバーサルコードカバーとを取り付け接続可能な構成に
することによってカバー用内視鏡へのカバーの取り付け
作業を容易に行うことができる。
【0058】ところで、図14あるいは図15に示すよ
うに内視鏡操作部65を左手で把持して操作するとき、
左手親指が自然な状態で内視鏡操作部65を把持するこ
とができるように斜傾面66を設けている。前記斜傾面
66には、十字形状で4つの電気接点を備えた電気スイ
ッチ(以下ジョイパッドと記載)67が設けられてい
る。このジョイパッド67は、内視鏡の挿入部内に内蔵
されている湾曲ワイヤー(不図示)を駆動する電動モー
ターの回動を制御するものであり、ジョイパッド67を
4つの電気接点にそれぞれ接触させることによって、挿
入部先端部側の湾曲部が上・下・左・右の4方向に自在
に湾曲操作されるようになっている。
【0059】このことにより、術者が内視鏡を使用する
場合、左手で操作部65を保持しながら右手で挿入部を
把持して体腔内への挿入操作を行い、操作部65を保持
する左手の親指pが自然に置かれる斜傾面66に位置す
るジョイパッド67を左手の親指pで操作して、体腔内
に位置する挿入部先端の方向を任意に変換させることが
できる。すなわち、ジョイパッド67で上・下・左・右
の4方向の湾曲操作を左手の親指1つで行うことができ
るので、操作部65に設けられている他の送気・送水及
び吸引操作スイッチを左手の人差し指もしくは中指など
で操作することが可能になる。
【0060】このように、術者は左手の親指の位置を大
きく移動させることなく、湾曲部の4方向の湾曲操作を
容易に行えるばかりでなく、送気・送水及び吸引操作も
左手の人差し指や中指で送気・送水及び吸引操作を行う
ことができる。
【0061】なお、上述の実施例の内容は、カバー式内
視鏡とカバーを被覆しないタイプの内視鏡とに適用でき
るものである。
【0062】また、図16に示すようにカバー式内視鏡
70において操作部71に送気・送水及び吸引動作を指
令する複数の電気接点72を設け、前記操作部71を被
覆する操作部カバー73の前記接点62に対応する位置
の内側部分に、前記操作部カバー73の外側からの押し
込み操作によって変形して、前記操作部71の電気接点
72に接触することで送気・送水動作が行われるように
なる作動部材75を設けるようにしてもよい。このこと
により、操作部カバー73に作動部材75を設け、この
作動部材75で接続される信号線をカバー用内視鏡の内
部に設けることができるのでカバーのコストダウンが可
能になる。
【0063】ところで、大腸に挿入補助具を用いて内視
鏡の挿入を行っていく場合、挿入補助具と内視鏡挿入部
との間から大腸内の便汁が手元側に流出して、検査台や
術者を汚染して検査に支障をきたすおそれがあった。こ
のため、挿入補助具と内視鏡挿入部との間から流出して
くる便汁によって検査台や術者が汚染されることなく、
円滑に検査が行える挿入補助具が望まれていた。
【0064】図17及び図18に示すように本実施例の
挿入補助具はカバー式挿入補助具80である。このカバ
ー式挿入補助具80は、可撓性を有する筒状部材81
と、その後端に接続される操作部材82とで構成され、
前記筒状部材81の内側面と外側面とにはカバー84が
被覆されている。前記カバー84の後端には内腔径が一
部大きく変化した内径変化部85が設けてある。
【0065】本実施例のカバー式挿入補助具80を大腸
鏡と組み合わせて使用する場合、カバー式挿入補助具8
0の筒状部材81と内視鏡挿入部(不図示)との間から
流れ出てくる便汁は、筒状部材81を被覆しているカバ
ー84の後端に配置されている内径変化部85に溜めら
れていく。このため、術者の手に便汁が付着したり患者
が横たわる検査台に流出することを防止することができ
る。
【0066】さらに、図19に示すように内径変化部8
5に便汁排出口87を有する接続口部86を設け、この
接続口部86にチューブ88を接続することによって、
内径変化部85に溜められた便汁を速やかに排出するこ
とができると共に、吸引による便汁の排泄が行えるので
円滑な検査を行うことができるようになる。。
【0067】ところで、従来の湾曲部を設けたカバー用
内視鏡では湾曲部を湾曲させるためのアングルワイヤー
は、CCDユニットの硬質部が位置する湾曲部を形成す
る湾曲駒第1駒にろう付けされていた。このため、前記
CCDユニットの硬質部とろう付け部とが干渉しないよ
うに、湾曲駒第1駒が太径に形成されていた。
【0068】図20に示すように本実施例のカバー用内
視鏡の挿入部90は、先端部に光学レンズ91や固体撮
像素子92(破線)が配設されている先端構成部材93
と、この先端構成部材93に連設する複数の湾曲駒9
4,94...で形成された湾曲部95と、この湾曲部
95に連設する可撓管96とで構成されている。
【0069】前記湾曲部95は、先端側に位置する最先
端の駒である第1駒94aと先端側から二番目である湾
曲駒94とがカバー用内視鏡4の長手軸方向に対して上
下方向にだけ湾曲動作するように接続されている。ま
た、前記第2駒以降の湾曲駒94同士はカバー用内視鏡
4の長手軸方向に対して前記上下方向及びこの上下方向
に対して垂直方向である左右方向に湾曲するように接続
されている。
【0070】一方、前記湾曲部95を上・下・左・右の
4方向にそれぞれ湾曲動作させる4本の湾曲ワイヤー9
7U,97D,97L,97Rのうち、上下方向に湾曲
動作を行わせる湾曲ワイヤー97U,97Dの先端部は
上下方向にだけ湾曲動作するように構成されている第1
駒94aに接合されている。そして、左右方向の湾曲動
作を行わせる湾曲ワイヤー97L,97Rは第2駒94
に接合されている。
【0071】このように、上・下・左・右の4方向に湾
曲動作させる湾曲ワイヤーを最先端の駒及び第2の駒に
別々に接合固定することにより、固体撮像素子が配設さ
れる先端部近傍の外径を細径化することができる。な
お、特にカバー用内視鏡においては湾曲駒の第1駒と第
2駒とが扇平断面形状に形成されているので、この湾曲
駒の第1駒と第2駒との内部に内蔵される固体撮像素子
と湾曲ワイヤーとの干渉を避けるため、扇平断面形状の
長軸方向をカバー用内視鏡の上下方向に規定して上述の
ような構成にすることによって細径化をさらに有効にお
こなうことができる。
【0072】ところで、図21及び図22に示すように
従来の鉗子起上装置付きの内視鏡カバー100には内視
鏡101及び処置具102が挿通されるようになってい
る。鉗子起上装置103としては、内視鏡カバー100
の先端に固定された可撓性チューブ104の先端部にワ
イヤー105を接合し、このワイヤー105を手元側に
牽引操作して可撓性チューブ104の先端部分を湾曲さ
せて処置具を起上させる構成になっていた。なお、前記
可撓性チューブ104の先端部分の一部には牽引操作に
よる曲げを容易に行うために複数のスリット106,1
06...が設けてある。
【0073】しかし、上述の構成の鉗子起上機構付きカ
バーでは、内視鏡を挿通するチャンネルや送気,送水な
どの管路用チューブを設けるほかに起上台や起上ワイ
ヤ,起上用パイプなどを設ける必要があるため、コスト
的に高くなるといった問題があった。このため、コスト
をおさえた鉗子起上機構付きカバーを備えたカバー式内
視鏡が望まれていた。
【0074】図23に示すように本実施例の鉗子起上機
構付きカバー110は、内視鏡カバー110に備わる可
撓性チューブであるチャンネルチューブ114が先端か
ら手元側に渡って長軸方向に進退自在に設けられてい
る。また、このチャンネルチューブ114の先端部分に
はスリット106,106...が設けられると共に、
先端部が予め起上方向に対して曲げられた形状になって
いる。さらに、前記チャンネルチューブ114の先端部
は、このチャンネルチューブ114の軸方向の動きを規
制する内視鏡カバー先端部112に設けられた軸113
によって規制されている。
【0075】図24に示すようにチャンネルチューブ1
14を長軸方向に進退させることによって前記チャンネ
ルチューブ114の先端部の形状が変化するようになっ
ている。すなわち、前記チャンネルチューブ114を先
端側に移動させることによって先端部が所定の形状に曲
げられ、このチャンネルチューブ114を挿通している
処置具(不図示)が起上するようになっている。
【0076】なお、前記チャンネルチューブ114の手
元側ではチャンネルチューブ114に連通する吸引チュ
ーブ115が内視鏡操作部に取り付けられる起上ノブ1
16に着脱自在となるよう接触しており、前記起上ノブ
116の操作に伴い、吸引チューブ115及びそれに連
結するチャンネルチューブ114及びチャンネルチュー
ブ114が軸方向に進退するよう構成されている。
【0077】この構成によれば、鉗子起上装置の部品点
数の削減が可能となり、その結果側視型タイプの使い捨
ての内視鏡カバーのコストを低くすることができる。
【0078】[付記] 1.可撓性を有する挿入部に少なくとも1つの管路を形
成するチューブが配設されている内視鏡カバーで被覆す
る構成のカバー式内視鏡において、前記内視鏡カバーの
端部材に形成されている透孔に挿入されるチューブの内
腔に硬質な管腔部材を挿入したカバー式内視鏡。
【0079】2.前記カバーの端部材に形成した透孔
と、前記管腔部材の外径との隙間が、前記チューブの肉
厚よりも小さい付記1記載のカバー式内視鏡。
【0080】3.前記管腔部材の外径寸法が前記チュー
ブの内径寸法より大きい付記2記載のカバー式内視鏡。
【0081】4.前記カバーの端部材の透孔の内径寸法
が連続的、あるいは段階的に変化している付記3記載の
カバー式内視鏡。
【0082】5.前記管腔部材と前記カバーの端部材と
により圧縮されたチューブの復元力が、カバーの端部材
からのチューブ抜け防止手段である付記2記載のカバー
式内視鏡。
【0083】6.前記管腔部材と前記カバーの端部材と
が電気的に絶縁されている付記1記載のカバー式内視
鏡。
【0084】7.前記管腔部材の先端面よりチューブの
先端面が突出している付記6記載のカバー式内視鏡。
【0085】8.可撓性を有する挿入部及び前記挿入部
の基端に接続される操作部とで構成される内視鏡本体
と、前記挿入部に沿って取り付けられ少なくとも挿入部
の先端において着脱自在に固定される管路部材と、前記
内視鏡本体の操作部を被覆するカバーとで構成されるカ
バー式内視鏡。
【0086】9.前記内視鏡本体に取り付けられる管路
部材は、前記内視鏡本体の操作部において、前記操作部
を被覆するカバーの外側に設けられる付記8記載のカバ
ー式内視鏡。
【0087】10.前記管路部材は、前記カバーが前記
内視鏡本体の操作部に被覆された状態で着脱自在である
付記9記載のカバー式内視鏡。
【0088】11.前記操作部を被覆するカバーの外側
に前記管路部材を着脱自在に固定する固定手段を設けて
いる付記10記載のカバー式内視鏡。
【0089】12.前記内視鏡本体の挿入部が収納さ
れ、前記挿入部と前記操作部との接続部近傍において水
密的に固定し、前記挿入部が収納されて閉ざされる空間
において、前記内視鏡本体の挿入部を洗浄する内視鏡洗
浄装置を備える内視鏡装置。
【0090】13.前記内視鏡洗浄装置に設けた内視鏡
本体を固定する部分が、前記内視鏡本体の操作部を被覆
するカバーが被覆される部分であると共に、前記内視鏡
本体を固定したとき前記カバーが操作部に被覆された状
態で、かつ内視鏡本体にのみ水密的に固定できる付記1
2記載の内視鏡装置。
【0091】14.可撓性を有する挿入部と、この挿入
部に接続される操作部とを有する内視鏡の少なくとも前
記操作部にカバーを被覆して使用するカバー式内視鏡に
おいて、前記内視鏡の操作部に光学伝送部材、あるいは
/または電気信号線を含むユニバーサルコードが着脱自
在であると共に、前記操作部を被覆する操作部カバーに
前記ユニバーサルコードを前記内視鏡操作部に接続する
ための開口部を設けたカバー式内視鏡。
【0092】15.前記ユニバーサルコードを被覆する
ユニバーサルコードカバーが前記操作部カバーに接続可
能である付記14記載のカバー式内視鏡。
【0093】16.前記操作部に設けられるユニバーサ
ルコードの接続部に水密的に接続できるキャップを設け
た付記14記載のカバー式内視鏡。
【0094】17.可撓性を有する内視鏡挿入部を挿通
可能な管状部材からなる内視鏡の挿入補助具において、
前記挿入補助具にその外表面を被覆するカバーを設ける
と共に、前記カバーの手元側端部に便汁を受ける内径変
化部が設けた内視鏡の挿入補助具。
【0095】18.前記内径変化部が前記挿入補助具の
外表面に被覆されるカバーと一体的に構成されている付
記17記載の内視鏡の挿入補助具。
【0096】19.前記内径変化部が前記挿入補助具の
外表面に被覆されるカバーに着脱自在である付記17記
載の内視鏡の挿入補助具。
【0097】20.前記内径変化部に便汁排泄口を設け
ると共に、前記便汁排泄口に吸引チューブが接続可能で
ある付記17記載の内視鏡の挿入補助具。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
バーを構成する端部材及びチューブの構成を簡素化し、
大量生産が可能な内視鏡カバーを備えたカバー式内視鏡
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の一実施例に係り、図
1は内視鏡カバー方式の内視鏡装置の概略構成を示す図
【図2】カバーに内視鏡を挿入する状態を示す図
【図3】カバー式内視鏡の先端部の概略構成を説明する
断面図
【図4】先端カバー及び先端カバーに配設されるチュー
ブの構成を説明する断面図
【図5】前記実施例の変形例に係る先端カバー及び先端
カバーに配設されるチューブの構成を説明する断面図
【図6】先端カバー及び先端カバーに配設されるチュー
ブのさらに別の構成を説明する断面図
【図7】前記実施例の別の変形例に係る先端カバー及び
先端カバーに配設されるチューブの構成を説明する断面
【図8】図8ないし図10はカバー式内視鏡の構成の1
例を示すものであり、カバー式内視鏡の概略構成を示す
説明図
【図9】先端部の構成を説明する斜視図
【図10】操作部近傍の構成を説明する図
【図11】前記図8ないし図10のカバー式内視鏡とこ
のカバー式内視鏡を洗浄する洗浄装置とを示す図
【図12】カバー式内視鏡を洗浄する洗浄装置の作用を
説明する断面図
【図13】カバー式内視鏡の構成の他の例を示す説明図
【図14】図14及び図15は内視鏡の操作部の構成に
係り、図14は概略構成を説明する斜視図
【図15】作用を示す説明図
【図16】カバー式内視鏡の操作部の概略構成を説明す
る断面図
【図17】図17及び図18はカバー式挿入補助具に係
り、図17はカバー式挿入補助具の外観を示す斜視図
【図18】カバー式挿入補助具の構成を説明する断面図
【図19】カバー式挿入補助具の別の構成を説明する断
面図
【図20】内視鏡の湾曲部の構成を示す説明図
【図21】図21及び図22は従来の側視型タイプの内
視鏡に用いるカバーに係り、図21はカバーの概略を示
す図
【図22】カバー先端部の概略構成を示す断面図
【図23】図23及び図25は側視型タイプの内視鏡に
用いるカバーに係り、図23はカバー先端部の概略構成
を示す断面図
【図24】カバー先端部の作用を説明する図
【図25】チャンネルチューブが接続される吸引チュー
ブと起上ノブとを示す図
【符号の説明】
15…先端カバー(端部材) 15a…接続孔(透孔) 28a…チューブ 28b…内腔 29…管状部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する挿入部に少なくとも1つ
    の管路を形成するチューブが配設されている内視鏡カバ
    ーで被覆する構成のカバー式内視鏡において、 前記内視鏡カバーの端部材に形成されている透孔に挿入
    されるチューブの内腔に硬質な管腔部材を挿入したこと
    を特徴とするカバー式内視鏡。
JP7091082A 1995-04-17 1995-04-17 カバー式内視鏡 Withdrawn JPH08280603A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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